JPH09201481A - 内装用積層体 - Google Patents
内装用積層体Info
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- JPH09201481A JPH09201481A JP8011785A JP1178596A JPH09201481A JP H09201481 A JPH09201481 A JP H09201481A JP 8011785 A JP8011785 A JP 8011785A JP 1178596 A JP1178596 A JP 1178596A JP H09201481 A JPH09201481 A JP H09201481A
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- JP
- Japan
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- polyester
- sheet
- laminate
- interior
- skin material
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- Pending
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- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 快適性、風合い、熱成形加工性およびリサイ
クル性に優れた内装用積層体を提供する。 【解決手段】 (1)非弾性ポリエステル系捲縮短繊維
集合体をマトリックスとし、該短繊維集合体中には、短
繊維を構成するポリエステルの融点よりも40℃以上低
い融点を有する熱可塑性ポリエステルエラストマーと、
非弾性ポリエステルとからなり、前者が少なくとも繊維
表面に露出した弾性複合繊維が分散・混入されかつ該熱
可塑性ポリエステルエラストマーの融着により該短繊維
集合体が一体化した、0.01〜0.5g/cm3の密度
を有しかつ1〜20mmの厚みを有するシート状物
(A)、および(2)表皮材(B)よりなり、シート状
物(A)と表皮材(B)とは接着剤により接着して一体
化されかつ0〜50cc/cm2・秒の通気度を有する
内装用積層体。
クル性に優れた内装用積層体を提供する。 【解決手段】 (1)非弾性ポリエステル系捲縮短繊維
集合体をマトリックスとし、該短繊維集合体中には、短
繊維を構成するポリエステルの融点よりも40℃以上低
い融点を有する熱可塑性ポリエステルエラストマーと、
非弾性ポリエステルとからなり、前者が少なくとも繊維
表面に露出した弾性複合繊維が分散・混入されかつ該熱
可塑性ポリエステルエラストマーの融着により該短繊維
集合体が一体化した、0.01〜0.5g/cm3の密度
を有しかつ1〜20mmの厚みを有するシート状物
(A)、および(2)表皮材(B)よりなり、シート状
物(A)と表皮材(B)とは接着剤により接着して一体
化されかつ0〜50cc/cm2・秒の通気度を有する
内装用積層体。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内装用積層体に関
する。さらに詳しくは、例えば車輌や航空機における天
井、ドア、シートバック、リアーパーセル等の内装材と
して適した薄いクッション性を有する内装用積層体に関
する。
する。さらに詳しくは、例えば車輌や航空機における天
井、ドア、シートバック、リアーパーセル等の内装材と
して適した薄いクッション性を有する内装用積層体に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、内装材、殊に車輌用の内装材は、
クッション材を中心として発泡ウレタンシートを貼り合
せた表皮材の構造体を積層して用いられることが多い。
例えば車輌、特に自動車においては、ドアトリム、天
井、ダッシュサイレンサーおよびフロアバーツ等にクッ
ション性内装材が使用されている。
クッション材を中心として発泡ウレタンシートを貼り合
せた表皮材の構造体を積層して用いられることが多い。
例えば車輌、特に自動車においては、ドアトリム、天
井、ダッシュサイレンサーおよびフロアバーツ等にクッ
ション性内装材が使用されている。
【0003】この発泡ウレタンシートを表皮材に貼り合
せた構造体は、具体的には織物の目ズレ防止やトリコッ
トの糸抜け防止のために、樹脂をバックコーティングし
た側地に発泡ウレタンシート表面を炎による高温で溶融
させるか接着剤を用いてバックコート面に接着させ、次
いで発泡ウレタンシートの接着面と反対面を再び炎によ
る高温で溶融させるか接着剤を使用して低目付のトリコ
ットやスパンボンド等の裏基布を貼り合せた複雑な構造
を有している。すなわち、発泡ウレタンシートを貼り合
せた表皮材は、表面から見て、表皮材−バックコート−
発泡ウレタンシート−裏基布という構造を有しており、
多くの場合この発泡ウレタンシートの両側は溶融接着の
ためウレタンが薄いポリマー層を形成している。そのた
め前記構造体はその製造コストを低減することが現状必
要多層構造を形成している製造プロセスの煩雑さから極
めて困難となっている。
せた構造体は、具体的には織物の目ズレ防止やトリコッ
トの糸抜け防止のために、樹脂をバックコーティングし
た側地に発泡ウレタンシート表面を炎による高温で溶融
させるか接着剤を用いてバックコート面に接着させ、次
いで発泡ウレタンシートの接着面と反対面を再び炎によ
る高温で溶融させるか接着剤を使用して低目付のトリコ
ットやスパンボンド等の裏基布を貼り合せた複雑な構造
を有している。すなわち、発泡ウレタンシートを貼り合
せた表皮材は、表面から見て、表皮材−バックコート−
発泡ウレタンシート−裏基布という構造を有しており、
多くの場合この発泡ウレタンシートの両側は溶融接着の
ためウレタンが薄いポリマー層を形成している。そのた
め前記構造体はその製造コストを低減することが現状必
要多層構造を形成している製造プロセスの煩雑さから極
めて困難となっている。
【0004】またウレタンシートは長期間使用すると光
や水分、ガス等の影響で劣化し、クッション性が次第に
低下する。さらにウレタンシートを貼り合せた構造体
は、バックコート、溶融接着面および裏基布が積層され
ているため、全体として柔らかさに欠け、風合いも満足
しうるものとは云えなかった。さらにシートを被覆する
ときにシート形状に追従することができずカバー材とし
て満足な材料とは云えなかった。
や水分、ガス等の影響で劣化し、クッション性が次第に
低下する。さらにウレタンシートを貼り合せた構造体
は、バックコート、溶融接着面および裏基布が積層され
ているため、全体として柔らかさに欠け、風合いも満足
しうるものとは云えなかった。さらにシートを被覆する
ときにシート形状に追従することができずカバー材とし
て満足な材料とは云えなかった。
【0005】ウレタンシートは、ポリウレタンを素材と
して使用しているのでさらに別の問題を有している。す
なわち、ウレタンシートは、可燃性であり、燃焼すると
シアンガスや一酸化水素ガス等の有毒ガスを発生するの
で難燃化が必要となる。しかし難燃化基準を満足する程
度に難燃剤を混入するとコストが高くなったり、密度が
高く重くなったりして、ウレタンシートは硬くなり柔軟
性の低下は避けられない。またウレタンの使用は、廃棄
する場合ウレタン架橋結合のため溶融して再生すること
はできず、劣化して物性の低下も起しており、かつ崇高
であるために埋め立てることも困難を併っている。一方
焼却しようとしても発生する有毒ガスのため簡単には焼
却できないという面倒な問題が生じる。
して使用しているのでさらに別の問題を有している。す
なわち、ウレタンシートは、可燃性であり、燃焼すると
シアンガスや一酸化水素ガス等の有毒ガスを発生するの
で難燃化が必要となる。しかし難燃化基準を満足する程
度に難燃剤を混入するとコストが高くなったり、密度が
高く重くなったりして、ウレタンシートは硬くなり柔軟
性の低下は避けられない。またウレタンの使用は、廃棄
する場合ウレタン架橋結合のため溶融して再生すること
はできず、劣化して物性の低下も起しており、かつ崇高
であるために埋め立てることも困難を併っている。一方
焼却しようとしても発生する有毒ガスのため簡単には焼
却できないという面倒な問題が生じる。
【0006】このように発泡ウレタンシートを側地に貼
り合せた内装材は、その製造プロセスの煩雑性、コスト
高、使用上の快適性と風合い、シートの形状追従性不
足、難燃性および使用後の廃棄処理の困難性等多くの問
題を有している。殊に最近の環境保護重視の観点から、
リサイクル使用可能な製品の開発が要望されているが、
この要望にウレタン製品は適していない。
り合せた内装材は、その製造プロセスの煩雑性、コスト
高、使用上の快適性と風合い、シートの形状追従性不
足、難燃性および使用後の廃棄処理の困難性等多くの問
題を有している。殊に最近の環境保護重視の観点から、
リサイクル使用可能な製品の開発が要望されているが、
この要望にウレタン製品は適していない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の第1の
目的は、発泡ウレタンシートを使用した場合の前記した
種々の併害や諸問題を生じない内装用積層体を提供する
ことにある。本発明の第2の目的は、快適性および風合
いが優れたシート形状に追従性のよい内装用積層体を提
供することにある。本発明の第3の目的は、用済後リサ
イクル使用可能でしかも廃棄処理に面倒な問題を生じる
ことが少ない内装用積層体を提供することにある。本発
明の他の目的は、発泡ウレタンシートの場合に配合され
るような量の難燃剤を使用しないでも、車輌用の難燃性
の基準を満足する内装用積層体を提供することにある。
目的は、発泡ウレタンシートを使用した場合の前記した
種々の併害や諸問題を生じない内装用積層体を提供する
ことにある。本発明の第2の目的は、快適性および風合
いが優れたシート形状に追従性のよい内装用積層体を提
供することにある。本発明の第3の目的は、用済後リサ
イクル使用可能でしかも廃棄処理に面倒な問題を生じる
ことが少ない内装用積層体を提供することにある。本発
明の他の目的は、発泡ウレタンシートの場合に配合され
るような量の難燃剤を使用しないでも、車輌用の難燃性
の基準を満足する内装用積層体を提供することにある。
【0008】
【発明を解決するための手段】本発明者らの研究によれ
ば、前記本発明の目的は、(1)非弾性ポリエステル系
捲縮短繊維集合体をマトリックスとし、該短繊維集合体
中には、短繊維を構成するポリエステルの融点よりも4
0℃以上低い融点を有する熱可塑性ポリエステルエラス
トマーと、非弾性ポリエステルとからなり、前者が少な
くとも繊維表面に露出した弾性複合繊維が分散・混入さ
れかつ該熱可塑性ポリエステルエラストマーの融着によ
り該短繊維集合体が一体化した、0.01〜0.5g/c
m3の密度を有しかつ1〜20mmの厚みを有するシー
ト状物(A)、および(2)表皮材(B)よりなり、シ
ート状物(A)と表皮材(B)とは一体化されかつ0〜
50cc/cm2・秒の通気度を有する内装用積層体に
よって達成される。以下、本発明の内装用積層体につい
て、さらに具体的に説明する。本発明の内装用積層体
は、前記シート状物(A)と表皮材(B)より主として
構成され、両者は一体化されている。このシート状物
(A)について先に説明する。シート状物(A)は、非
弾性ポリエステル系捲縮短繊維集合体をマトリックス
し、該短繊維集合体中には、短繊維を構成するポリエス
テルの融点よりも40℃以上低い融点を有する熱可塑性
ポリエステルエラストマーと非弾性ポリエステルとから
なり、前者が少なくとも繊維表面に露出した弾性複合繊
維が分散・混入されかつ該熱可塑性ポリエステルエラス
トマーの融着により該短繊維集合体が一体化した構造を
有している。
ば、前記本発明の目的は、(1)非弾性ポリエステル系
捲縮短繊維集合体をマトリックスとし、該短繊維集合体
中には、短繊維を構成するポリエステルの融点よりも4
0℃以上低い融点を有する熱可塑性ポリエステルエラス
トマーと、非弾性ポリエステルとからなり、前者が少な
くとも繊維表面に露出した弾性複合繊維が分散・混入さ
れかつ該熱可塑性ポリエステルエラストマーの融着によ
り該短繊維集合体が一体化した、0.01〜0.5g/c
m3の密度を有しかつ1〜20mmの厚みを有するシー
ト状物(A)、および(2)表皮材(B)よりなり、シ
ート状物(A)と表皮材(B)とは一体化されかつ0〜
50cc/cm2・秒の通気度を有する内装用積層体に
よって達成される。以下、本発明の内装用積層体につい
て、さらに具体的に説明する。本発明の内装用積層体
は、前記シート状物(A)と表皮材(B)より主として
構成され、両者は一体化されている。このシート状物
(A)について先に説明する。シート状物(A)は、非
弾性ポリエステル系捲縮短繊維集合体をマトリックス
し、該短繊維集合体中には、短繊維を構成するポリエス
テルの融点よりも40℃以上低い融点を有する熱可塑性
ポリエステルエラストマーと非弾性ポリエステルとから
なり、前者が少なくとも繊維表面に露出した弾性複合繊
維が分散・混入されかつ該熱可塑性ポリエステルエラス
トマーの融着により該短繊維集合体が一体化した構造を
有している。
【0009】前記シート状物(A)は、密度が0.01
〜0.5g/cm3、好ましくは0.02〜0.4g/cm
3であり、柔軟な圧縮特性を有し、クッション性および
通気性に優れている。このシート状物(A)は1〜20
mm、好ましくは2〜15mmの厚さが適している。厚
さが1mmより薄くなるとクッション性が低下し、一方
20mmよりも厚くなると内装用積層体として柔軟性と
シート形状追従性が不足し不適当になる。
〜0.5g/cm3、好ましくは0.02〜0.4g/cm
3であり、柔軟な圧縮特性を有し、クッション性および
通気性に優れている。このシート状物(A)は1〜20
mm、好ましくは2〜15mmの厚さが適している。厚
さが1mmより薄くなるとクッション性が低下し、一方
20mmよりも厚くなると内装用積層体として柔軟性と
シート形状追従性が不足し不適当になる。
【0010】以下、シート状物(A)についてさらに詳
しく説明する。シート状物(A)のマトリックスを形成
するポリエステル系捲縮短繊維とは、通常のポリエチレ
ンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリ
ヘキサメチレンテレフタレート、ポリテトラメチレンテ
レフタレート、ポリ−1,4−ジメ チルシクロヘキサン
テレフタレート、ポリピバロラクトンまたはこれらの共
重合体エステルからなる短繊維ないしそれら繊維の混綿
体、または上記のポリマーのうち2種以上からなる複合
繊維等である。短繊維の断面形状は円形、偏平、異形ま
または中空のいずれであってもよい。とりわけポリエチ
レンテレフタレートまたはその共重合体からなる短繊維
が好ましい。
しく説明する。シート状物(A)のマトリックスを形成
するポリエステル系捲縮短繊維とは、通常のポリエチレ
ンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリ
ヘキサメチレンテレフタレート、ポリテトラメチレンテ
レフタレート、ポリ−1,4−ジメ チルシクロヘキサン
テレフタレート、ポリピバロラクトンまたはこれらの共
重合体エステルからなる短繊維ないしそれら繊維の混綿
体、または上記のポリマーのうち2種以上からなる複合
繊維等である。短繊維の断面形状は円形、偏平、異形ま
または中空のいずれであってもよい。とりわけポリエチ
レンテレフタレートまたはその共重合体からなる短繊維
が好ましい。
【0011】該ポリエステル系捲縮短繊維は低融点繊維
による融着されクッション材の骨組みとなるマトリック
スを形成するため、該ポリエステル系短繊維単独でも嵩
高いこと、反溌性が発揮されることが要求される。単独
の嵩高性(JIS L−1097)は、0.5g/cm2
の荷重下で50cm3/g以上、10g/cm2の荷重下
で20cm3/g以上であることが好ましく、さらに好
ましくは、それぞれ、60 cm3以上、25cm3/g
以上であることが必要である。これらの嵩高性が低い
と、得られた内装用積層体の弾力性や圧縮反溌性が低い
といった問題が顕著になってくる。
による融着されクッション材の骨組みとなるマトリック
スを形成するため、該ポリエステル系短繊維単独でも嵩
高いこと、反溌性が発揮されることが要求される。単独
の嵩高性(JIS L−1097)は、0.5g/cm2
の荷重下で50cm3/g以上、10g/cm2の荷重下
で20cm3/g以上であることが好ましく、さらに好
ましくは、それぞれ、60 cm3以上、25cm3/g
以上であることが必要である。これらの嵩高性が低い
と、得られた内装用積層体の弾力性や圧縮反溌性が低い
といった問題が顕著になってくる。
【0012】該短繊維は、その平均繊度が2デニール以
上であればよく、2〜100デニールの範囲が好まし
く、更に好ましくは、4〜80デニールである。繊度が
2デニールより小さいと嵩高性が発揮されず、クッショ
ン性や反溌力が乏しくなる。一方100デニールよりも
大きくなると該繊維のウェッブ化が難しく、得られたシ
ート状物の構成本数が少なく成り過ぎてクッション性が
乏しくなる。
上であればよく、2〜100デニールの範囲が好まし
く、更に好ましくは、4〜80デニールである。繊度が
2デニールより小さいと嵩高性が発揮されず、クッショ
ン性や反溌力が乏しくなる。一方100デニールよりも
大きくなると該繊維のウェッブ化が難しく、得られたシ
ート状物の構成本数が少なく成り過ぎてクッション性が
乏しくなる。
【0013】一方、該ポリエステル系捲縮短繊維の捲縮
数は、4〜25個/インチ、捲縮度は20〜40%が好
ましい。この捲縮数や捲縮度が小さ過ぎるとウェッブの
嵩が出にくくなったり、ウェッブ化が困難になったりし
て好ましくない。またクッション性や反溌性に乏しかっ
たり、耐久性の低いのもしか得られない。また、逆に捲
縮数や捲縮度が大きすぎるとウェッブの嵩高性が大きく
ならず高密度のシート状物しか得られなかったり、ウェ
ッブ化の際に繊維の絡みが強く筋状のムラ等が出来て好
ましくない。
数は、4〜25個/インチ、捲縮度は20〜40%が好
ましい。この捲縮数や捲縮度が小さ過ぎるとウェッブの
嵩が出にくくなったり、ウェッブ化が困難になったりし
て好ましくない。またクッション性や反溌性に乏しかっ
たり、耐久性の低いのもしか得られない。また、逆に捲
縮数や捲縮度が大きすぎるとウェッブの嵩高性が大きく
ならず高密度のシート状物しか得られなかったり、ウェ
ッブ化の際に繊維の絡みが強く筋状のムラ等が出来て好
ましくない。
【0014】前記ポリエステル系短繊維の繊維長は5m
m以上、好ましくは10〜100mm、特に好ましくは
15mm〜90mmが有利である。シート状物中におけ
るポリエステル系短繊維の含有割合は90〜50重量
%、好ましくは85〜55重量%が適当である。
m以上、好ましくは10〜100mm、特に好ましくは
15mm〜90mmが有利である。シート状物中におけ
るポリエステル系短繊維の含有割合は90〜50重量
%、好ましくは85〜55重量%が適当である。
【0015】一方、本発明のシート状物(A)において
前記マトリックスとしての短繊維集合体を融着させる弾
性複合繊維は、マトリックスとしての非弾性ポリエステ
ル系短繊維の融点より40℃以上低い融点を有する低融
点の熱可塑性ポリエステルエラストマーが少なくとも一
部特に繊維表面に有する弾性複合繊維であり、加熱によ
り少なくともその表面の一部が溶融しポリエステル系短
繊維または弾性複合繊維同志と融着しうる短繊維のこと
を言う。この融点差が40℃以下であると、加工する温
度がポリエステル系短繊維の融点に近くなってしまい、
ポリエステル系短繊維の物性や捲縮特性が悪くなってク
ッション性能が低下したり、成型時の収縮が大きくなっ
てしまう。この意味から、低融点の熱可塑性エラストマ
ーの融点は、該短繊維を構成するポリマーの融点より4
0℃以上、特に60℃以上低いことが好ましい。かかる
熱可塑性ポリエステルエラストマーの融点は、例えば1
30〜220℃の範囲の温度であることができる。
前記マトリックスとしての短繊維集合体を融着させる弾
性複合繊維は、マトリックスとしての非弾性ポリエステ
ル系短繊維の融点より40℃以上低い融点を有する低融
点の熱可塑性ポリエステルエラストマーが少なくとも一
部特に繊維表面に有する弾性複合繊維であり、加熱によ
り少なくともその表面の一部が溶融しポリエステル系短
繊維または弾性複合繊維同志と融着しうる短繊維のこと
を言う。この融点差が40℃以下であると、加工する温
度がポリエステル系短繊維の融点に近くなってしまい、
ポリエステル系短繊維の物性や捲縮特性が悪くなってク
ッション性能が低下したり、成型時の収縮が大きくなっ
てしまう。この意味から、低融点の熱可塑性エラストマ
ーの融点は、該短繊維を構成するポリマーの融点より4
0℃以上、特に60℃以上低いことが好ましい。かかる
熱可塑性ポリエステルエラストマーの融点は、例えば1
30〜220℃の範囲の温度であることができる。
【0016】シート状物(A)において、重要な役割を
果たす可撓性熱固着点を形成するために用いられる弾性
複合繊維は、熱可塑性ポリエステルエラストマーと非弾
性ポリエステルとで形成される。その際、前者が繊維表
面の少なくとも1/2を占めるものが好ましい。重量割
合でいえば、前者と後者が複合比率で30/70〜70
/30の範囲にあるのが適当である。弾性複合繊維の形
態としては、サイド・バイ・サイド、シース・コア型の
いずれであってもよいが、好ましいのは後者である。こ
のシース・コア型においては、勿論非弾性ポリエステル
がコアとなるが、このコアは同心円状あるいは偏心状に
あってもよい。特に偏心型のものにあっては、コイル状
弾性捲縮が発現するので、より好ましい。
果たす可撓性熱固着点を形成するために用いられる弾性
複合繊維は、熱可塑性ポリエステルエラストマーと非弾
性ポリエステルとで形成される。その際、前者が繊維表
面の少なくとも1/2を占めるものが好ましい。重量割
合でいえば、前者と後者が複合比率で30/70〜70
/30の範囲にあるのが適当である。弾性複合繊維の形
態としては、サイド・バイ・サイド、シース・コア型の
いずれであってもよいが、好ましいのは後者である。こ
のシース・コア型においては、勿論非弾性ポリエステル
がコアとなるが、このコアは同心円状あるいは偏心状に
あってもよい。特に偏心型のものにあっては、コイル状
弾性捲縮が発現するので、より好ましい。
【0017】かくして、本発明のシート状物(A)は、
使用時において、熱融着成型後繰り返し圧縮変形され、
しかもその圧縮量即ち変形量が大きい(例えば、厚みの
50%)クッション用途では、上記熱固着点が変形応力
が加わった時変形し易く、変形応力が無くなったとき
は、歪みを残さず元の位置に戻り易いことが必要であ
る。繊維成型クッション体に大きな変形量が加わってい
ることは、その繊維構造体を構成している繊維の低融点
ポリマーで構成される交絡点はさらに大きく角度の変化
や引き延ばされたり、捩れたり等の変形が加わる。従っ
て、この熱固着ポリマーは大きく変形回復する特性が必
要になってくるため、破壊伸度が大きく、伸長回復特性
の良い熱可塑性エラストマーによって構成されることが
好ましい。熱固着する相手のマトリックス繊維がポリエ
ステル系繊維であることからポリエステル系エラストマ
ーが特に好ましい。
使用時において、熱融着成型後繰り返し圧縮変形され、
しかもその圧縮量即ち変形量が大きい(例えば、厚みの
50%)クッション用途では、上記熱固着点が変形応力
が加わった時変形し易く、変形応力が無くなったとき
は、歪みを残さず元の位置に戻り易いことが必要であ
る。繊維成型クッション体に大きな変形量が加わってい
ることは、その繊維構造体を構成している繊維の低融点
ポリマーで構成される交絡点はさらに大きく角度の変化
や引き延ばされたり、捩れたり等の変形が加わる。従っ
て、この熱固着ポリマーは大きく変形回復する特性が必
要になってくるため、破壊伸度が大きく、伸長回復特性
の良い熱可塑性エラストマーによって構成されることが
好ましい。熱固着する相手のマトリックス繊維がポリエ
ステル系繊維であることからポリエステル系エラストマ
ーが特に好ましい。
【0018】ポリエステル系エラストマーとしては熱可
塑性ポリエステルをハードセグメントとし、ポリ(アル
キレンオキシド)グリコールをソフトセグメントとして
共重合してなるポリエーテルエステルブロック共重合
体、より具体的にはテレフタル酸、イソフタル酸、フタ
ル酸、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸、ナフタレン
2,7−ジカルボン酸、ジフェニル−4,4−ジカルボン
酸、ジフェノキシエタンジカルボン酸、3−スルフォイ
ソフタル酸ナトリウム等の芳香族ジカルボン酸、1,4
−シクロヘキサンジカルボン酸等の脂環族ジカルボン
酸、コハク酸、シュウ酸、アジピン酸、セバシン酸、ド
デカンジ酸、ダイマー酸等の脂肪族ジカルボン酸、また
はこれらのエステル形成誘導体等から選ばれたジカルボ
ン酸の少なくとも一種と、1,4−ブタンジオール、エ
チレングリコール、トリメチレングリコール、テトラメ
チレングリコール、ペンタメチレングリコール、ヘキサ
メチレングリコール、ネオペンチレングリコール、デカ
メチレングリコール等の脂肪族ジオール、あるいは1,
1−シクロヘキサジメタノール、1,4−シクロヘキサ
ンジメタノール、トリシクロデカンジメタノール等の脂
環族ジオール、またはこれらのエステル形成誘導体等か
ら選ばれたジオール成分の少なくとも一種、および平均
分子量が約400〜5000程度の、ポリエチレングリ
コール、ポリ(1,2−および1,3−プロピレンオキシ
ド)グリコール、ポリ(テトラメチレンオキシド)グリ
コール、エチレンオキシドとプロピレンオキシドとの共
重合体、エチレンオキシドとテトラヒドロフランとの共
重合体等のポリ(アルキレンオキシド)グリコールのう
ち少なくとも一種から構成される三元共重合体である。
塑性ポリエステルをハードセグメントとし、ポリ(アル
キレンオキシド)グリコールをソフトセグメントとして
共重合してなるポリエーテルエステルブロック共重合
体、より具体的にはテレフタル酸、イソフタル酸、フタ
ル酸、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸、ナフタレン
2,7−ジカルボン酸、ジフェニル−4,4−ジカルボン
酸、ジフェノキシエタンジカルボン酸、3−スルフォイ
ソフタル酸ナトリウム等の芳香族ジカルボン酸、1,4
−シクロヘキサンジカルボン酸等の脂環族ジカルボン
酸、コハク酸、シュウ酸、アジピン酸、セバシン酸、ド
デカンジ酸、ダイマー酸等の脂肪族ジカルボン酸、また
はこれらのエステル形成誘導体等から選ばれたジカルボ
ン酸の少なくとも一種と、1,4−ブタンジオール、エ
チレングリコール、トリメチレングリコール、テトラメ
チレングリコール、ペンタメチレングリコール、ヘキサ
メチレングリコール、ネオペンチレングリコール、デカ
メチレングリコール等の脂肪族ジオール、あるいは1,
1−シクロヘキサジメタノール、1,4−シクロヘキサ
ンジメタノール、トリシクロデカンジメタノール等の脂
環族ジオール、またはこれらのエステル形成誘導体等か
ら選ばれたジオール成分の少なくとも一種、および平均
分子量が約400〜5000程度の、ポリエチレングリ
コール、ポリ(1,2−および1,3−プロピレンオキシ
ド)グリコール、ポリ(テトラメチレンオキシド)グリ
コール、エチレンオキシドとプロピレンオキシドとの共
重合体、エチレンオキシドとテトラヒドロフランとの共
重合体等のポリ(アルキレンオキシド)グリコールのう
ち少なくとも一種から構成される三元共重合体である。
【0019】しかしながら、ポリエステル系短繊維との
接着性や温度特性、強度、物性の面等から、ポリブチレ
ン系テレフタレートをハードセグメントとし、ポリオキ
シテトラメチレングリコールをソフトセグメントとする
ブロック共重合ポリエーテルポリエステルが好ましい。
この場合、ハードセグメントを構成するポリエステル部
分は、主たる酸成分がテレフタル酸、主たるジオール成
分がブチレングリコール成分であるポリブチレンテレフ
タレートである。勿論、この酸成分の一部(通常30モ
ル% 以下)は他のジカルボン酸成分やオキシカルボン
酸成分で置換されていてもよく、同様にグリコール成分
の一部はブチレングコリール成分以外のジオキシ成分に
置換されてもよい。また、ソフトセグメントを構成する
ポリエーテル成分は、テトラメチレングリコール以外の
ジオキシ成分で置換されたポリエーテルであってもよ
い。なお、ポリマー中には、各種安定剤、紫外線吸収
剤、増粘分枝剤、艶消剤、着色剤、その他各種の改良剤
等も必要に応じて配合されていてもよい。
接着性や温度特性、強度、物性の面等から、ポリブチレ
ン系テレフタレートをハードセグメントとし、ポリオキ
シテトラメチレングリコールをソフトセグメントとする
ブロック共重合ポリエーテルポリエステルが好ましい。
この場合、ハードセグメントを構成するポリエステル部
分は、主たる酸成分がテレフタル酸、主たるジオール成
分がブチレングリコール成分であるポリブチレンテレフ
タレートである。勿論、この酸成分の一部(通常30モ
ル% 以下)は他のジカルボン酸成分やオキシカルボン
酸成分で置換されていてもよく、同様にグリコール成分
の一部はブチレングコリール成分以外のジオキシ成分に
置換されてもよい。また、ソフトセグメントを構成する
ポリエーテル成分は、テトラメチレングリコール以外の
ジオキシ成分で置換されたポリエーテルであってもよ
い。なお、ポリマー中には、各種安定剤、紫外線吸収
剤、増粘分枝剤、艶消剤、着色剤、その他各種の改良剤
等も必要に応じて配合されていてもよい。
【0020】一方、前記弾性複合繊維において、前記エ
ラストマーの相手方成分として用いられる非弾性ポリエ
ステルとしては、前記マトリックスを形成する捲縮短繊
維を構成するポリエステル中から採用されるが、なかで
もポリブチレンテレフタレートがより好ましく使用され
る。
ラストマーの相手方成分として用いられる非弾性ポリエ
ステルとしては、前記マトリックスを形成する捲縮短繊
維を構成するポリエステル中から採用されるが、なかで
もポリブチレンテレフタレートがより好ましく使用され
る。
【0021】弾性複合繊維は、繊維成型シート状物
(A)を製造する際に、混綿されることや、繊維構造体
に構成するときの接着成分であることから、デニール
は、2〜100デニールであることが好ましく、特に4
〜100デニールが好ましい。デニールが小さいと結合
点が増えすぎてクッション性が出にくい。また太すぎる
と、結合点は少なすぎて反撥性が低すぎたり、使用中に
ばらけ易くなる。カット長さ38〜255mm、捲縮数
は4〜50個/インチであることが好ましい。この範囲
から外れると、混綿しにくくなったり、ウェッブ化が難
しくなる。また、成型物のクッション性能や圧縮耐久性
も低くなる。
(A)を製造する際に、混綿されることや、繊維構造体
に構成するときの接着成分であることから、デニール
は、2〜100デニールであることが好ましく、特に4
〜100デニールが好ましい。デニールが小さいと結合
点が増えすぎてクッション性が出にくい。また太すぎる
と、結合点は少なすぎて反撥性が低すぎたり、使用中に
ばらけ易くなる。カット長さ38〜255mm、捲縮数
は4〜50個/インチであることが好ましい。この範囲
から外れると、混綿しにくくなったり、ウェッブ化が難
しくなる。また、成型物のクッション性能や圧縮耐久性
も低くなる。
【0022】この低融点の弾性複合繊維の混綿比率は1
0〜70重量%であることが適当である。低融点複合繊
維の比率が10重量%より少ないと繊維構造体の接着点
が少なく成りすぎて、圧縮反撥性が低すぎることや圧縮
耐久性が低すぎたりしてしまう。一方比率が70重量%
より高くなってしまうと、繊維構造体の結合点の数が多
すぎて、硬いクッション性しか得られなかったり、低融
点繊維の収縮のため(一般的に低融点繊維は、その低融
点ポリマーの熱融着性のため製造上熱固定しにくく収縮
が高い)、予め設計した成型物の形状が得られにくくな
る。
0〜70重量%であることが適当である。低融点複合繊
維の比率が10重量%より少ないと繊維構造体の接着点
が少なく成りすぎて、圧縮反撥性が低すぎることや圧縮
耐久性が低すぎたりしてしまう。一方比率が70重量%
より高くなってしまうと、繊維構造体の結合点の数が多
すぎて、硬いクッション性しか得られなかったり、低融
点繊維の収縮のため(一般的に低融点繊維は、その低融
点ポリマーの熱融着性のため製造上熱固定しにくく収縮
が高い)、予め設計した成型物の形状が得られにくくな
る。
【0023】特に本発明のシート状物(A)としては、
特許再公表3−819082号公報に記載されたポリエ
ステル系捲縮短繊維集合体をマトリックスとし、該短繊
維集合体中には短繊維を構成するポリエステルの融点よ
り40℃以上低い融点を有する熱可塑性ポリエステルエ
ラストマーと、ポリエステルとからなり、前者が少なく
とも繊維表面に露出した弾性複合繊維が分散・混入さ
れ、その際、該クッションかつ該熱可塑性ポリエステル
エラストマーの融着により該短繊維集合体が一体化した
構造体であることが好ましい。その具体的な内容と製造
法は、上記公報に記載されている。
特許再公表3−819082号公報に記載されたポリエ
ステル系捲縮短繊維集合体をマトリックスとし、該短繊
維集合体中には短繊維を構成するポリエステルの融点よ
り40℃以上低い融点を有する熱可塑性ポリエステルエ
ラストマーと、ポリエステルとからなり、前者が少なく
とも繊維表面に露出した弾性複合繊維が分散・混入さ
れ、その際、該クッションかつ該熱可塑性ポリエステル
エラストマーの融着により該短繊維集合体が一体化した
構造体であることが好ましい。その具体的な内容と製造
法は、上記公報に記載されている。
【0024】本発明の前記シート状物(A)は、種々の
方法で製造することができる。次にそのいくつかについ
て説明する。すなわち、シート状物(A)は、ポリエス
テル系短繊維と低融点の弾性複合繊維とを混綿しカード
等で開繊しウェッブ化した後、ウェッブやそれらウェッ
ブを積層し、所定形状のモールドに所定量のウェッブを
詰め込んで圧縮・加熱成型することにより得られる。ま
たパチングプレートで構成される平板やキャタピラー式
の上下パンチングプレートによるコンベアーに積層ウェ
ッブ等を挟み込み、弾性複合繊維の融点より高い温度で
ポリエステル系短繊維の融点よりも低い温度で加圧、加
熱処理を行い、さらに加熱中や加熱直後の冷却まえに縦
・横に圧縮して弾性複合繊維とポリエステル系短繊維と
の交絡点や弾性複合繊維どうしとの交絡点の少なくとも
一部を加圧・加熱処理し熱融着するとともに所定形状の
シート状物(A)を得る方法がある。
方法で製造することができる。次にそのいくつかについ
て説明する。すなわち、シート状物(A)は、ポリエス
テル系短繊維と低融点の弾性複合繊維とを混綿しカード
等で開繊しウェッブ化した後、ウェッブやそれらウェッ
ブを積層し、所定形状のモールドに所定量のウェッブを
詰め込んで圧縮・加熱成型することにより得られる。ま
たパチングプレートで構成される平板やキャタピラー式
の上下パンチングプレートによるコンベアーに積層ウェ
ッブ等を挟み込み、弾性複合繊維の融点より高い温度で
ポリエステル系短繊維の融点よりも低い温度で加圧、加
熱処理を行い、さらに加熱中や加熱直後の冷却まえに縦
・横に圧縮して弾性複合繊維とポリエステル系短繊維と
の交絡点や弾性複合繊維どうしとの交絡点の少なくとも
一部を加圧・加熱処理し熱融着するとともに所定形状の
シート状物(A)を得る方法がある。
【0025】本発明の内装用積層体は、前記シート状物
(A)に表皮材(B)を積層したものであり、両者は一
体化されている。この表皮材(B)は、通常内装材用の
表皮として使用されているものであればよく、布帛の形
態のものが有利である。その表皮材(B)としては、縦
方向および横方向の伸度がそれぞれ1%〜100%、好
ましくは5%〜50%の範囲であるのが望ましい。伸度
が1%よりも低いと、内装材として表面に凹凸形状を付
与した場合あるいはクッション性を利用する場合のいず
れにも、その形状変化に追従することが困難である。一
方、伸度が100%を越えると、それ以上伸度が増加す
ることによる利点が増えるわけではない。
(A)に表皮材(B)を積層したものであり、両者は一
体化されている。この表皮材(B)は、通常内装材用の
表皮として使用されているものであればよく、布帛の形
態のものが有利である。その表皮材(B)としては、縦
方向および横方向の伸度がそれぞれ1%〜100%、好
ましくは5%〜50%の範囲であるのが望ましい。伸度
が1%よりも低いと、内装材として表面に凹凸形状を付
与した場合あるいはクッション性を利用する場合のいず
れにも、その形状変化に追従することが困難である。一
方、伸度が100%を越えると、それ以上伸度が増加す
ることによる利点が増えるわけではない。
【0026】表皮材(B)としては、織物、編物および
不織布等の布帛が適当であり、それらの素材としては、
ポリエステル繊維、ポリアミド繊維等の合成繊維が挙げ
られるが、ポリエステル繊維が好適である。表皮材
(B)の布帛としての目付は50〜500g/m2の範
囲が望ましい。表皮材(B)の具体例を示すと、例えば
モケットに代表されるパイル織物、ジャガード、ドビー
の如き織物;例えばダブルラッセル、トリコット、丸編
の如き編物が挙げられる。
不織布等の布帛が適当であり、それらの素材としては、
ポリエステル繊維、ポリアミド繊維等の合成繊維が挙げ
られるが、ポリエステル繊維が好適である。表皮材
(B)の布帛としての目付は50〜500g/m2の範
囲が望ましい。表皮材(B)の具体例を示すと、例えば
モケットに代表されるパイル織物、ジャガード、ドビー
の如き織物;例えばダブルラッセル、トリコット、丸編
の如き編物が挙げられる。
【0027】前記したシート状物(A)と表皮材(B)
との一体化は、ニードルパンチ方式あるいは熱によって
溶融する低融点タイプの接着剤の使用があるが、後者の
方が有利である。その場合使用される接着剤としては、
パウダー、繊維状ウェブあるいはフィルムのいずれの形
態でもよく、接着剤の融点は50〜250℃、好ましく
は100〜230℃の範囲が適当である。接着剤は、シ
ート状物(A)の弾性複合繊維を形成している熱可塑性
ポリエステルエラストマーの融点よりも20℃以上低い
融点を有しているものが一層有利である。
との一体化は、ニードルパンチ方式あるいは熱によって
溶融する低融点タイプの接着剤の使用があるが、後者の
方が有利である。その場合使用される接着剤としては、
パウダー、繊維状ウェブあるいはフィルムのいずれの形
態でもよく、接着剤の融点は50〜250℃、好ましく
は100〜230℃の範囲が適当である。接着剤は、シ
ート状物(A)の弾性複合繊維を形成している熱可塑性
ポリエステルエラストマーの融点よりも20℃以上低い
融点を有しているものが一層有利である。
【0028】接着剤を形成しているポリマーの種類は、
ポリエステル系、ポリアミド系、ポリウレタン系または
ポリビニルアルコール系が例示されるが、これらに限定
されるわけではない。
ポリエステル系、ポリアミド系、ポリウレタン系または
ポリビニルアルコール系が例示されるが、これらに限定
されるわけではない。
【0029】シート状物(A)と表皮材(B)とを接着
剤を使用して一体化するには、両者の界面に前記接着剤
を介在させて加熱し接着剤を溶融することにより実施さ
れる。殊に接着は、後述する内装用積層体の成形と一緒
に行うことができる。
剤を使用して一体化するには、両者の界面に前記接着剤
を介在させて加熱し接着剤を溶融することにより実施さ
れる。殊に接着は、後述する内装用積層体の成形と一緒
に行うことができる。
【0030】本発明の内装用積層体は、その通気度が0
〜500cc/cm2・秒、好ましくは0〜30cc/
cm2・秒の範囲を有している。前記シート状物(A)
および表皮材(B)は、いずれもそれら自体としては通
気性は良好であり、それらを積層しても依然として通気
性は良好である。そのような通気性の良い積層体を内装
材として使用すると、使用の時間の経過と共に内装材表
面にほこりや汚れが高積し美感を損なうようになる。
〜500cc/cm2・秒、好ましくは0〜30cc/
cm2・秒の範囲を有している。前記シート状物(A)
および表皮材(B)は、いずれもそれら自体としては通
気性は良好であり、それらを積層しても依然として通気
性は良好である。そのような通気性の良い積層体を内装
材として使用すると、使用の時間の経過と共に内装材表
面にほこりや汚れが高積し美感を損なうようになる。
【0031】従って、本発明の内装用積層体は、その通
気度を前記範囲に抑えることが望ましい。その通気度を
前記範囲に抑える方法としては、前記したように接着剤
として、例えば繊維状ウェブやフィルムを使用してシー
ト状物(A)と表皮材(B)とを接着させると同時に、
両者の界面に接着剤による層を形成させることに達成す
ることができる。しかも最も簡単な方法は、シート状物
(A)および表皮材(B)に対して、さらにフィルム層
を形成させて積層体とする方法である。このフィルム層
は、シート状物(A)と表皮層(B)との間にあるいは
シート状物(A)の表皮層(B)と接触していない面に
積層することができる。つまり、フィルム層を積層する
場合、(i)表皮層(B)/フィルム層/シート状物
(A)または(ii)表皮層(B)/シート状物(A)/
フィルム層のいずれかの積層形態であることができる。
気度を前記範囲に抑えることが望ましい。その通気度を
前記範囲に抑える方法としては、前記したように接着剤
として、例えば繊維状ウェブやフィルムを使用してシー
ト状物(A)と表皮材(B)とを接着させると同時に、
両者の界面に接着剤による層を形成させることに達成す
ることができる。しかも最も簡単な方法は、シート状物
(A)および表皮材(B)に対して、さらにフィルム層
を形成させて積層体とする方法である。このフィルム層
は、シート状物(A)と表皮層(B)との間にあるいは
シート状物(A)の表皮層(B)と接触していない面に
積層することができる。つまり、フィルム層を積層する
場合、(i)表皮層(B)/フィルム層/シート状物
(A)または(ii)表皮層(B)/シート状物(A)/
フィルム層のいずれかの積層形態であることができる。
【0032】本発明の内装用積層体に使用することがで
きる前記フィルムとしては、厚さが1μ〜500μ、好
ましくは20μ〜100μの範囲のものが適当であり、
そのフィルムを構成するポリマーは、ポリエステル系、
ポリアミド系、ポリウレタン系等が挙げられる。フィル
ムとシート状物(A)または表皮材(B)との接着は、
前記した接着剤を使用することによって行うことができ
る。
きる前記フィルムとしては、厚さが1μ〜500μ、好
ましくは20μ〜100μの範囲のものが適当であり、
そのフィルムを構成するポリマーは、ポリエステル系、
ポリアミド系、ポリウレタン系等が挙げられる。フィル
ムとシート状物(A)または表皮材(B)との接着は、
前記した接着剤を使用することによって行うことができ
る。
【0033】本発明の内装用積層体は、シート状物
(A)、表皮材(B)および必要によりフィルムまたは
接着剤を所定の順序に配置して、成形機中にて加熱圧縮
して接着と一体化を行い、同時に目的とする形状に成形
することができる。また、所定の積層構造を予め作って
おき、それを加熱圧縮して希望の形状に成形することも
可能である。殊に、本発明の積層体中のシート状物
(A)は、適当なクッション性を有していると共に、成
形性および形態保持性を有しており、そのことを利用し
て積層体は基本的には板状形態であるが、内装材として
その利用目的に応じて全体か湾曲した形態、さらに厚み
の変化を有する形態とすることが容易である。厚みの変
化は、最大厚みを100%とした場合、最小の厚みが3
0%〜90%の範囲、好ましくは40%〜80%の範囲
であることができる。厚みの変化により表皮材(B)の
面から見て凹凸形状を有する内装用積層体となる。
(A)、表皮材(B)および必要によりフィルムまたは
接着剤を所定の順序に配置して、成形機中にて加熱圧縮
して接着と一体化を行い、同時に目的とする形状に成形
することができる。また、所定の積層構造を予め作って
おき、それを加熱圧縮して希望の形状に成形することも
可能である。殊に、本発明の積層体中のシート状物
(A)は、適当なクッション性を有していると共に、成
形性および形態保持性を有しており、そのことを利用し
て積層体は基本的には板状形態であるが、内装材として
その利用目的に応じて全体か湾曲した形態、さらに厚み
の変化を有する形態とすることが容易である。厚みの変
化は、最大厚みを100%とした場合、最小の厚みが3
0%〜90%の範囲、好ましくは40%〜80%の範囲
であることができる。厚みの変化により表皮材(B)の
面から見て凹凸形状を有する内装用積層体となる。
【0034】本発明の内装用積層体は、全体の厚みが
1.5〜20mm、好ましくは2〜15mmの範囲であ
って、前述のように厚みの変化を有し、その厚みの変化
は表皮材(B)の面から見て凹凸形状を有していること
が望ましい。全体の形状および表面の厚さの変化は、内
装用積層体の目的並びに用途に応じて適宜決定される。
例えば自動車の天井、ドア、シートバックまたはリアー
パーセルの内装材として使用される場合には、それぞれ
の形状に応じた形に成形され、かつ凹凸形状が賦与され
る。
1.5〜20mm、好ましくは2〜15mmの範囲であ
って、前述のように厚みの変化を有し、その厚みの変化
は表皮材(B)の面から見て凹凸形状を有していること
が望ましい。全体の形状および表面の厚さの変化は、内
装用積層体の目的並びに用途に応じて適宜決定される。
例えば自動車の天井、ドア、シートバックまたはリアー
パーセルの内装材として使用される場合には、それぞれ
の形状に応じた形に成形され、かつ凹凸形状が賦与され
る。
【0035】本発明の内装用積層体は、シート状物
(A)、表皮材(B)および必要によりフィルムは、実
質的に全てポリエステル、殊にポリエチレンテレフタレ
ートまたはそれを主体とする共重合ポリエステルを素材
として構成することが容易であり、積層体全体の95重
量%以上、好適には98重量%以上をポリエステルによ
って形成することが可能である。かくして本発明の積層
体は、用済後、リサイクルしてポリマーとして回収する
ことが容易であり、またその再利用も簡単である。従っ
て、本発明の積層体は、リサイクル使用が容易に可能で
あり、環境にも悪い影響を与えるものでないという優れ
た利点を有している。
(A)、表皮材(B)および必要によりフィルムは、実
質的に全てポリエステル、殊にポリエチレンテレフタレ
ートまたはそれを主体とする共重合ポリエステルを素材
として構成することが容易であり、積層体全体の95重
量%以上、好適には98重量%以上をポリエステルによ
って形成することが可能である。かくして本発明の積層
体は、用済後、リサイクルしてポリマーとして回収する
ことが容易であり、またその再利用も簡単である。従っ
て、本発明の積層体は、リサイクル使用が容易に可能で
あり、環境にも悪い影響を与えるものでないという優れ
た利点を有している。
【0036】
【実施例】以下、実施例を掲げて本発明を詳述する。実
施例中、“通気性”および“熱成型性”の評価は、それ
ぞれ下記の方法に従って行われた。 (1)通気性の評価:フランジール法によって測定され
た。単位はcc/cm2・secで示した。 (2)熱成型性の評価:積層体(厚さ10mm)をホッ
トプレス法で(250℃×3分)で加熱圧縮して部分的
に4mmの厚さとした(厚みの変化率40%)ときの得
られた積層体の形態保持性および外観を観察し、良好で
あるものを○で示した。
施例中、“通気性”および“熱成型性”の評価は、それ
ぞれ下記の方法に従って行われた。 (1)通気性の評価:フランジール法によって測定され
た。単位はcc/cm2・secで示した。 (2)熱成型性の評価:積層体(厚さ10mm)をホッ
トプレス法で(250℃×3分)で加熱圧縮して部分的
に4mmの厚さとした(厚みの変化率40%)ときの得
られた積層体の形態保持性および外観を観察し、良好で
あるものを○で示した。
【0037】実施例1〜6 (i)シート状物(A)の作成 ポリエチレンテレフタレートを主成分とする繊度12デ
ニール繊維長64mm捲縮数8ケ/インチ捲縮率13%
の中空丸断面の非弾性繊維と融点が173℃のポリエー
テルエステルエラストマーを鞘成分としポリブチレンフ
レートを芯成分とする繊度9デニール繊維長64mmの
芯鞘型弾性複合繊維を重量比率70:30の割合で混綿
し、ホッパフィーダで開綿しローラーカードで開繊クロ
スレイヤーでウェブとし、190℃の乾熱雰囲気中で圧
縮成形することによって、厚さ10mm、密度0.05
g/cm3のシート状物(A)を作成した。
ニール繊維長64mm捲縮数8ケ/インチ捲縮率13%
の中空丸断面の非弾性繊維と融点が173℃のポリエー
テルエステルエラストマーを鞘成分としポリブチレンフ
レートを芯成分とする繊度9デニール繊維長64mmの
芯鞘型弾性複合繊維を重量比率70:30の割合で混綿
し、ホッパフィーダで開綿しローラーカードで開繊クロ
スレイヤーでウェブとし、190℃の乾熱雰囲気中で圧
縮成形することによって、厚さ10mm、密度0.05
g/cm3のシート状物(A)を作成した。
【0038】(ii)表皮材(B)の作成 ポリエチレンテレフタレート繊維(繊度3デニール、繊
維長51mm)100%をニードルパンチ方式により不
織布化し、目的200g/m2の表皮材(B)を作成し
た。 (iii)フィルム 下記のフィルムを使用した。 (a)厚さ70μ(質量50g/m2)のポリエチレン
テレフタレートフィルム (b)厚さ70μ(質量50
g/m2)のポリウレタンフィルム (iv)積層体 前記(i)シート状物(A)、(ii)表皮材(B)およ
び任意に(iii)フィルムを使用して、それぞれ下記構
成により積層し、それぞれ熱成型して一体化された積層
体を得た。
維長51mm)100%をニードルパンチ方式により不
織布化し、目的200g/m2の表皮材(B)を作成し
た。 (iii)フィルム 下記のフィルムを使用した。 (a)厚さ70μ(質量50g/m2)のポリエチレン
テレフタレートフィルム (b)厚さ70μ(質量50
g/m2)のポリウレタンフィルム (iv)積層体 前記(i)シート状物(A)、(ii)表皮材(B)およ
び任意に(iii)フィルムを使用して、それぞれ下記構
成により積層し、それぞれ熱成型して一体化された積層
体を得た。
【0039】試作−1:シート状物(A)および表皮材
(B)をニードルパンチにより一体化した。試作−2: シート状物(A)および表皮材(B)とを、
その界面にホットメルトフィルム[融点140℃のポリ
エステルよりなる厚さ50μ(質量30g/m2)のフ
ィルム]をはさんで重ねた。試作−3: シート状物(A)および表皮材(B)とを、
その界面にホットメルトパウダー[融点140℃のポリ
エステル粒子(粒径100μ)]を20g/m2の充填
密度で分散して重ねた。試作−4: 前記試作−1の一体化物のシート状物(A)
側の面にポリエステルフィルムを重ね、その間に試作−
3で使用したものと同じホットメルトパウダーを同じ密
度で分散させた。試作−5: 前記試作−1の一体化物のシート状物(A)
側の面にポリエステルフィルムを重ねた。試作−6: 前記試作−1の一体化物のシート状物(A)
側の面にポリウレタンフィルムを重ね、その間に試作−
3で使用したものと同じホットメルトパウダーを同じ密
度で分散させた。前記試作−1〜6のそれぞれを205
℃で3分間、部分的に4mmの厚さになるように熱成形
した。
(B)をニードルパンチにより一体化した。試作−2: シート状物(A)および表皮材(B)とを、
その界面にホットメルトフィルム[融点140℃のポリ
エステルよりなる厚さ50μ(質量30g/m2)のフ
ィルム]をはさんで重ねた。試作−3: シート状物(A)および表皮材(B)とを、
その界面にホットメルトパウダー[融点140℃のポリ
エステル粒子(粒径100μ)]を20g/m2の充填
密度で分散して重ねた。試作−4: 前記試作−1の一体化物のシート状物(A)
側の面にポリエステルフィルムを重ね、その間に試作−
3で使用したものと同じホットメルトパウダーを同じ密
度で分散させた。試作−5: 前記試作−1の一体化物のシート状物(A)
側の面にポリエステルフィルムを重ねた。試作−6: 前記試作−1の一体化物のシート状物(A)
側の面にポリウレタンフィルムを重ね、その間に試作−
3で使用したものと同じホットメルトパウダーを同じ密
度で分散させた。前記試作−1〜6のそれぞれを205
℃で3分間、部分的に4mmの厚さになるように熱成形
した。
【0040】(v)積層体の評価 得られた積層体のそれぞれを評価した結果を下記表1に
示した。
示した。
【0041】
【表1】
【0042】
【発明の効果】本発明の内装用積層体は、快適性、風合
いおよび熱成形加工性に優れ、また実質的にポリエステ
ルより構成することが可能であり、用済後、リサイクル
使用が容易であるので、車輌、航空機用の内装材、殊に
天井、ドア、シートバック、リアーパーセル等のクッシ
ョン性内装材として利用価値が高い。
いおよび熱成形加工性に優れ、また実質的にポリエステ
ルより構成することが可能であり、用済後、リサイクル
使用が容易であるので、車輌、航空機用の内装材、殊に
天井、ドア、シートバック、リアーパーセル等のクッシ
ョン性内装材として利用価値が高い。
Claims (8)
- 【請求項1】 (1)非弾性ポリエステル系捲縮短繊維
集合体をマトリックスとし、該短繊維集合体中には、短
繊維を構成するポリエステルの融点よりも40℃以上低
い融点を有する熱可塑性ポリエステルエラストマーと、
非弾性ポリエステルとからなり、前者が少なくとも繊維
表面に露出した弾性複合繊維が分散・混入されかつ該熱
可塑性ポリエステルエラストマーの融着により該短繊維
集合体が一体化した、0.01〜0.5g/cm3の密度
を有しかつ1〜20mmの厚みを有するシート状物
(A)、および(2)表皮材(B)よりなり、シート状
物(A)と表皮材(B)とは一体化されかつ0〜50c
c/cm2・秒の通気度を有する内装用積層体。 - 【請求項2】 該シート状物(A)と該表皮材(B)と
は接着剤により接着して一体化されている請求項1記載
の内装用積層体。 - 【請求項3】 該シート状物(A)と該表皮材(B)と
の間または該シート状物(A)の表皮材(B)との接触
していない面にフィルムが積層されている請求項1また
は2記載の内装用積層体。 - 【請求項4】 該表皮材(B)は、縦および横方向の伸
度が、それぞれ1〜100%である請求項1〜3のいず
れか記載の内装用積層体。 - 【請求項5】 全素材の95重量%以上がポリエステル
で形成されている請求項1〜4のいずれか記載の内装用
積層体。 - 【請求項6】 加熱圧縮による成形によって得られた請
求項1〜5のいずれか記載の内装用積層体。 - 【請求項7】 全体の厚みが1.5〜20mmであっ
て、厚みの変化を有する請求項1〜6のいずれか記載の
内装用積層体。 - 【請求項8】 車輌用もしくは航空機用の請求項1記載
の内装用積層体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8011785A JPH09201481A (ja) | 1996-01-26 | 1996-01-26 | 内装用積層体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8011785A JPH09201481A (ja) | 1996-01-26 | 1996-01-26 | 内装用積層体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09201481A true JPH09201481A (ja) | 1997-08-05 |
Family
ID=11787601
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8011785A Pending JPH09201481A (ja) | 1996-01-26 | 1996-01-26 | 内装用積層体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09201481A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007030297A (ja) * | 2005-07-26 | 2007-02-08 | Teijin Fibers Ltd | 車両内装材および天井材 |
JP2012026068A (ja) * | 2010-07-28 | 2012-02-09 | Teijin Fibers Ltd | 複合繊維シートおよびその製造方法、ならびに繊維製品 |
JP2014214390A (ja) * | 2013-04-24 | 2014-11-17 | 日本バイリーン株式会社 | 成形用表皮材 |
JP2015101265A (ja) * | 2013-11-27 | 2015-06-04 | 株式会社ジャムコ | 航空機の内装品用のシート材及びその製造方法 |
CN114589977A (zh) * | 2022-03-09 | 2022-06-07 | 安通林汽车配件制造(上海)有限公司 | 一种汽车顶棚材料 |
-
1996
- 1996-01-26 JP JP8011785A patent/JPH09201481A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007030297A (ja) * | 2005-07-26 | 2007-02-08 | Teijin Fibers Ltd | 車両内装材および天井材 |
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CN114589977A (zh) * | 2022-03-09 | 2022-06-07 | 安通林汽车配件制造(上海)有限公司 | 一种汽车顶棚材料 |
CN114589977B (zh) * | 2022-03-09 | 2024-02-09 | 上海安通林汽车饰件有限公司 | 一种汽车顶棚材料 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030623 |