JPH09201265A

JPH09201265A - 装身寝具

Info

Publication number: JPH09201265A
Application number: JP1075996A
Authority: JP
Inventors: Kohei Umagami; 光平馬上
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1996-01-25
Filing date: 1996-01-25
Publication date: 1997-08-05

Abstract

(57)【要約】【課題】就寝時に頭から被って装身する装身寝具であ
り、頭から肩までを覆う袋体に構成している為、この袋
体を頭から被るだけで肩まで覆うように装身でき非常に
使い易く、頭から首まで確実に覆うため、体が冷えずト
イレが近い人でも朝方トイレをもようさず朝まで熟睡で
きる画期的な装身寝具を提供すること。【解決手段】就寝時に頭から被って装着する装身寝具
であって、頭を覆う頭覆い部１と，首を覆う首覆い部２
と，肩を覆う肩覆い部３とを連設した袋体Ａに構成し、
この袋体Ａを頭から被って肩まで覆うように装身した
際、少なくとも目と口とを露出する顔露出窓４を前記頭
覆い部１に設けたことを特徴とする装身寝具。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、就寝時に頭から被
って装身する装身寝具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】布団に
入った際、頭まら肩までの部分はどうしても露出してし
まい、冬にはこの部分より寒さを肌で感じ熟睡を妨げる
原因となる。

【０００３】また、体が冷えるために朝方になるとどう
してもトイレに行きたくなってしまう人も多く、このよ
うな人は冬になるとトイレのせいで熟睡できない。この
朝方トイレに行きたくなる原因は単に体が冷えるためと
考えられ、いくら布団を被っても体が冷えるのだからし
かたのないこととされていた点に着眼し、出願人はこの
原因が布団から露出してる頭や首や肩の冷えから生じる
ものであることを見い出し、本発明を完成した。

【０００４】即ち、本発明は、このような就寝時に布団
から露出する頭から首・肩を寒さから保護し、寒い日で
もトイレに行きたくなることを押さえ、朝まで快適に睡
眠を取ることができる装身寝具を提供するものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。

【０００６】就寝時に頭から被って装着する装身寝具で
あって、頭を覆う頭覆い部１と，首を覆う首覆い部２
と，肩を覆う肩覆い部３とを連設した袋体Ａに構成し、
この袋体Ａを頭から被って肩まで覆うように装身した
際、少なくとも目と口とを露出する顔露出窓４を前記頭
覆い部１に設けたことを特徴とする装身寝具に係るもの
である。

【０００７】また、前記袋体Ａを頭から被って装身した
際、この袋体Ａの下端が胸の位置に達するように袋体Ａ
を構成したことを特徴とする装身寝具に係るものであ
る。

【０００８】また、前記袋体Ａを保温性の高い布材で形
成したことを特徴とする請求項１，２のいずれか１項に
記載の装身寝具に係るものである。

【０００９】また、前記肩覆い部３に腕を通す腕覆い部
５を連設したことを特徴とする請求項１〜３のいずれか
１項に記載の装身寝具に係るものである。

【００１０】

【発明の実施の形態】好適と考える本発明の実施の形態
（発明をどのように実施するか）を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して簡単に説明する。

【００１１】就寝時に頭覆い部１と，首覆い部２と，肩
覆い部３とを連設した袋体Ａを頭から被り、頭から肩ま
で覆われるように装身し、布団に入る。

【００１２】この際、顔露出部４により視界は確保さ
れ、また呼吸困難にもならない。

【００１３】また、前記袋体Ａを頭から被って装身した
際、この袋体Ａの下端が胸の位置まで達するように袋体
Ａを構成すれば、肩全体を確実に覆うことができ、また
着脱が容易であり、装着後も身動きがさほど規制されな
い。

【００１４】

【実施例】本発明の具体的な実施例について図面に基づ
いて説明する。

【００１５】図１，図２は第一実施例を示すもので、就
寝時に頭から被って装身する装身寝具であって、頭を覆
う頭覆い部１と，首を覆う首覆い部２と，肩を覆う肩覆
い部３とを連設した袋体Ａに形成し、人間の頭から首，
肩の形（径）に嵌合（合致）する形に形成し、頭から
首，肩までさほどぶかつかず、強く締め付けることもな
く、適正にフィットするように構成している。

【００１６】また、この袋体Ａを頭から被って肩，胸ま
で覆うように装身した際、少なくとも目と口を露出する
顔露出窓４を前記頭覆い部１に例えば円形の大きな穴を
形成して設けることにより使用者の視界を確保し、また
呼吸困難を防いでいる。

【００１７】勿論、目に合致する大きさの穴や、鼻に合
致する大きさの穴や、口に合致する大きさの穴に分けて
形成しても良いし、耳に合致する穴を設けても良い。

【００１８】また、前記袋体Ａを頭から被って装身した
際、この袋体Ａの下端を胸の位置まで達する長さ寸法に
構成している。従って、肩全体を覆うことができ、また
シンプルな構造（長さの短い構成）となるため着脱が簡
単になり、また、低コストで製品を提供することが可能
となる。また、装着後も身動きがさほど規制されず、使
い易く極めて実用性に秀れる。

【００１９】また、前記袋体Ａを保温性の高い布材、例
えば綿や毛やアクリルなどを使用することにより布団か
ら露出する頭から肩を外の寒さから一層保護することが
でき、またニットの様に伸縮性がある素材とすれば、一
層使い易くなる。

【００２０】また、前記袋体Ａを防火効果があるように
構成すれば、火災がたとえ就寝時に発生してもこのまま
防火頭巾として機能することができ、また前記袋体Ａの
内部に衝撃吸収材になり得るものを設けておくことによ
り、例えば地震などの災害が就寝時に発生しても、その
まま防災頭巾として機能するので、よって就寝時の急な
災害に対して素早く対応することが可能となる。

【００２１】また、図３は第二実施例を図示している。
本実施例では、できるだけ保温性を高めるため、前記顔
露出窓４を目に合致する部分と口に合致する部分とを別
々に分けて開口形成している。従って、頭，頬（鼻
頭），両耳，襟首回りから肩にかけて露出せず被覆さ
れ、また、肩覆い部３に連設した腕覆い部５に腕を通す
ことで腕部分も被覆され、一層体が冷えることが防止さ
れるように構成している。また、この袋体Ａの下端は本
実施例ではアンダーバストラインより数センチ下方に位
置するように設定している。

【００２２】この寸法が保温効果が十分に発揮され、且
つ装身が厄介となったり、身動きが規制されたりしない
理想的なものとなる。

【００２３】しかも、本実施例は第一実施例と異なり、
腕を腕覆い部５に通すように構成しているから、寝返り
をうっても、布団が出たり入ったりするなど上下ズリ動
しても装身した袋体Ａがズレたりしにくい。

【００２４】また、本実施例では頬も鼻頭も耳も体の末
端部分が確実に覆われて冷気から保護されるから、一層
熟睡効果が発揮される。

【００２５】以上、本発明は、これまで靴下などを履い
て足を温めると体が冷えないが、頭などは冷やす方が良
いと言われて来たことをくつがえし、布団から出ている
頭を冷やさないようにすると共に、首から肩，腕に至る
まで冷気から保護し、これにより体が冷えず熟睡でき、
トイレももよおさない画期的な装身寝具である。このこ
とは試作実験により実際に確認された。

【００２６】また、室内を暖房して眠ると、湿気がなく
喉が乾いたり体に良くないが、本発明によれば自然の外
気温・湿度で眠っても、体の露出する末端部が冷気から
守られ熟睡できるもので、この意味で省エネにも適し、
また老人や病人・子供に最適な安眠具となる。

【００２７】

【発明の効果】本発明は上述のように、就寝時に頭から
被って装身する装身寝具であり、頭から肩までを覆う袋
体に構成している為、この袋体を頭から被るだけで肩ま
で覆うように装身でき非常に使い易く、頭から首まで確
実に覆うため、体が冷えずトイレが近い人でも朝方トイ
レをもようさず朝まで熟睡できる画期的な装身寝具とな
る。このように単に頭だけでなく、また単に肩だけでも
なく、被るだけで頭も肩も首も覆うものはなく、これに
より体が冷えずトイレを催しにくくなり、ぐっすりと熟
睡できる画期的な装身寝具を提供できることとなる。

【００２８】また、袋体の頭覆い部に少なくとも目と口
とを露出する顔露出窓を設けていることにより、視界を
確保し、呼吸困難ともならず、また、前述のように装着
し易く、また製作コストもかからないため、低価格で提
供でき、非常に実用性に秀れた装身寝具となる。

【００２９】また、請求項２記載の発明においては、肩
を完全に覆うことができ、またシンプルな構造のため着
脱が一層容易で装着後も身動きにさほどの支障を与えな
いため、寝返りなども違和感なくうてるから、非常に実
用性に秀れ、また余分に体を覆うこともないから、効率
良く前記熟睡効果を発揮でき、また低コストで製品を提
供することができる。

【００３０】また、請求項３記載の発明においては、布
団から露出する頭から肩を外の寒さから一層保護するこ
とができるから、一層秀れた装身寝具となる。

【００３１】また、請求項４記載の発明においては、腕
部まで被覆されるから、装身後寝返りをうっても位置ズ
レしにくく、また一層体が冷えず、一層前記秀れた熟睡
効果を発揮する。

【図面の簡単な説明】

【図１】第一実施例の使用状態を示す斜視図である。

【図２】第一実施例の使用状態を示す正面図である。

【図３】第二実施例の使用状態を示す正面図である。

【符号の説明】

１頭覆い部２首覆い部３肩覆い部４顔露出窓５腕覆い部Ａ袋体

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】就寝時に頭から被って装着する装身寝具
であって、頭を覆う頭覆い部と，首を覆う首覆い部と，
肩を覆う肩覆い部とを連設した袋体に構成し、この袋体
を頭から被って肩まで覆うように装身した際、少なくと
も目と口とを露出する顔露出窓を前記頭覆い部に設けた
ことを特徴とする装身寝具。
【請求項２】前記袋体を頭から被って装身した際、こ
の袋体の下端が胸の位置に達するように袋体を構成した
ことを特徴とする装身寝具。
【請求項３】前記袋体を保温性の高い布材で形成した
ことを特徴とする請求項１，２のいずれか１項に記載の
装身寝具。
【請求項４】前記肩覆い部に腕を通す腕覆い部を連設
したことを特徴とする請求項１〜３のいずれか１項に記
載の装身寝具。