JPH09201020A - 多重回転子電気機械式トランスジューサ、及び、この種トランスジューサの制御方法 - Google Patents
多重回転子電気機械式トランスジューサ、及び、この種トランスジューサの制御方法Info
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- JPH09201020A JPH09201020A JP8356752A JP35675296A JPH09201020A JP H09201020 A JPH09201020 A JP H09201020A JP 8356752 A JP8356752 A JP 8356752A JP 35675296 A JP35675296 A JP 35675296A JP H09201020 A JPH09201020 A JP H09201020A
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- G04C3/14—Electromechanical clocks or watches independent of other time-pieces and in which the movement is maintained by electric means incorporating a stepping motor
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Abstract
なトランスジューサを提案することにある。 【解決手段】 トランスジューサ(1)は、2つの主要
部分(3,4)及び2N+1個の横断部分(5〜13)
を備える固定子(2)を有する。その各々を貫通して回
転子を配置するN個の開口部(14〜17)は、それぞ
れ、主要部分の1つの、偶数列横断部分のうちの1つの
延長線上に配置される。N+1個の巻線の各々は、奇数
列横断部分のうちの1つに巻かれる。これにより、幾つ
かの可動要素を選択的に駆動することが出来る。
Description
のインジケータ、日付、週日、時間の実測期間、警報時
刻、等々のような時計器の各種インジケータを駆動する
ために使用できる1つの単一の固定子と数個の回転子を
有する電気機械式トランスジューサに関する。
は、コンパクトかつ比較的安価な構造の各種回転子が、
これらの各種回転子の2つの回転方向のうちの一方向に
選択的に回転可能であるように、相互に独立して制御可
能なタイプのトランスジューサを提案することにある。
本発明の他の目的は、種々の回転子が相互に独立して、
それらの2つの回転方向のうちの一方の方向に選択的に
回転するようにトランスジューサを制御する方法を提案
することにある。
題であるトランスジューサの備える特徴によって達成さ
れる。すなわち、Nが2以上の任意の数のとき、中心軸
を備え、円筒形のN個の開口部が配置された固定子と、
複数の巻線と、N個の回転子とを有し、各回転子は開口
部の1つを通して配置され、各回転子は、それが通され
た開口部の中心軸と同じ回転軸を有し、更に、当該開口
部内にあって、前記回転軸に垂直な磁化軸を有する二極
式永久磁石を有し、更に、固定子が2つの主要部分を有
し、各主要部分が2つの終端部およびそれぞれ一方と他
方の主要部を磁気的に結合する2N+1個の連結部分を
有し、その2N+1個の連結部分の各々は、トランスジ
ューサ内において1から2N+1までの所定のランクを
割り当てられていて、N個の開口部の各々は、偶数ラン
クの連結部分のうちの1つの延長線上の主要部分に配置
され、そして、3個の固定子極で囲まれ、各開口部は極
拡張部において終結し、前記固定子極のうちの2個は当
該主要部分の一部分によって形成され、そして、前記固
定子極のうちの第3の固定子極はそれぞれの偶数ランク
の連結部分によって形成され、N個の開口部がランク1
からランクNの開口部となるとき、ランク1の開口部は
ランク2の連結部分の延長線上に配置され、ランク2の
開口部はランク4の連結部分の延長線上に配置され、こ
のようにして、ランクNの開口部はランク2Nの連結部
分の延長線上に配置され、N個の回転子の各々が当該回
転子が貫通する開口部のランクに等しいランクが割り当
てられ、複数の巻線はN+1個の巻線を有し、それぞれ
の巻線は異なる連結部分に巻かれ、それぞれの巻線にラ
ンク1からランクN+1までを割り当てるとき、ランク
1の巻線は、ランク1またはランク2の連結部分の一方
に巻かれ、ランクN+1の巻線はランク2Nまたは2N
+1の連結部分の一方に巻かれ、そして、それ以外の巻
線の各々はそれぞれ異なる奇数ランクの連結部分の1つ
に巻かれることを特徴とする。
の1つを部分的に囲む2つの固定子極は、2つの巻線に
よってそれぞれ巻かれた芯を形成する2つの連結部分の
第1の端部に直接接続され、更に、前記開口部を部分的
に囲む第3の固定子極は、巻線を備えた2個の連結部分
の第2の端部に接続され、そして、巻線を備えていない
連結部分に直接接続される。
おいて、ランクiの回転子をその第1の回転方向に回転
させるために、交互に極性が変わる駆動パルスをランク
iの巻線に供給し、そして、iが1より大きい場合に、
同時に、これらの駆動パルスと同位相の補償パルスをi
よりも番号の小さいランクの各巻線に供給する過程と、
ランクiの前記回転子をその第2の回転方向に回転させ
るために交互に極性の変わる駆動パルスをランクi+1
の巻線に供給し、そして、i+1がNより小さい場合
に、同時に、これらの駆動パルスと同位相の補償パルス
を高い方のランクの各巻線に供給する過程と、
利点については、以下に示す幾つかの実施形態について
の説明によって、明瞭になる筈である。制限的な意味を
持たないこれらの実施形態については、次の添付図面に
おいて概略的に示される。図1に示す実施形態におい
て、全体的に参照番号1によって示される本発明の電気
機械式トランスジューサは1個の固定子、4個の回転
子、及び、5個の巻線を有する。
れぞれが第1の端部3a、4a、及び、第2の端部3
b、4bを備える2つの主要部分3及び4を有する。類
推によって、主要部分3及び4の第1端部3a及び4a
が位置する固定子2の端部は前記の固定子の第1端部と
称し、そして、この種の主要部分3及び4の端部3a及
び4aが位置する端部を固定子2の第2端部と称する。
更に、固定子2は、相互に隣り合っていて、それぞれ第
1主要部分3と第2主要部分4とに連結された、それぞ
れが第1と第2の端部を含む9個の連結部分5から13
までを有する。主要部分3、4の第1端部3a、4aと
第2端部3b、4bとは連結部分5と13を経てそれぞ
れ接続される。
5から13までは、相互に区別し、本記述を簡素化する
ために、単に主要部分および連結部分と称することに注
意されたい。これらの部分には各々名称が与えられてい
るが、後続する記述によって解明されるように、これら
の各部分は、トランスジューサ1の構成および動作の観
点から他の全ての部分と全く同様に重要かつ不可欠であ
る。再度、本記述を簡素化するために、任意の方法によ
り、固定子2の第1端部に最も近い連結部分5から始ま
り、そして、これらの連結部分が固定子2において配置
されている順序に従って、それぞれの連結部分5から1
3までにランクが割り当てられる。従って、ランク1は
連結部分5に、ランク2は連結部分6に、このようにし
て、固定子2の第2端部に最も近い連結部分13にラン
ク9が割り当てられる。従って、奇数ランク連結部分、
即ち、参照番号5、7、9、11、及び、13によって
示される部分と、偶数ランク連結部分、即ち、参照番号
6、8、10、及び、12によって示される部分とを区
別することができるはずである。連結部分5から13ま
で個数は奇数であるので、ランク1を連結部分13に割
り当て、そして、ランク9を連結部分5に割り当てた場
合であっても、この奇数ランク連結部分と偶数ランク連
結部分への配分は変わらないことに注意されたい。
れぞれ偶数ランク連結部分6、8、10、12のうちの
1つの延長線上の主要部分3に4つの開口部14から1
7までが配置されている。開口部14から17までは、
それぞれ中心軸14a、15a、16a、及び、17a
を有する全体的に円筒形である。同様に、トランスジュ
ーサ1は、それぞれ開口部14から17までのなかの1
つを貫く4個の回転子18−21を有する。これらの回
転子18−21は、回転子がそこを貫く開口部14から
17までの軸と同じ軸のまわりに自由に回転する。この
場合、回転子の回転軸と開口部の軸とは同一参照番号で
表示される。
刻表示針をドライブするために電子式時計器において特
に使用される周知のステッピングモータ回転子と全く同
じなので、ここでは詳細に説明しない。簡単に述べる
と、この種の回転子18−21の各々は、これらの回転
子がそこを貫く開口部14から17までの中に位置する
半径方向に磁化された二極永久磁石を有する。それぞれ
参照番号18a−21aによって示されるこれらの永久
磁石のみを図1に示す。それぞれの回転軸14aから1
7aまでに垂直な磁石18a−21aの磁化軸はそれぞ
れ参照番号18b−21bによって示され、実線矢印に
よって象徴される。
定子2の奇数ランク連結部分5、7、9、11、13の
うちの1つを巻く5個の巻線22−26を有する。これ
らの巻線は、図示されていない接続部を経て、トランス
ジューサ1の同じく図示されていない電子式制御回路に
接続される。これらの電子式制御回路の動作については
後で説明する。
に理解できるように、偶数ランク連結部分6、8、1
0、12は、主要部分3及び4と一体構造であることが
好ましく、また、これらの部分は、例えば従来のステッ
ピングモータの固定子を製造するためにしばしば使用さ
れる材料のうちの1つであるような高い磁気透磁率の材
料によって作られる。当該技術分野における熟達者であ
れば容易に理解できるように、それぞれ巻線22−26
の芯(コア)を構成する奇数ランク連結部分5、7、
9、11、13は固定子2の残りの部分に付加された部
分であり、そして、例えば、図示されていないネジ又は
リベットのような固定手段によって主要部分3及び4に
磁気的に結合されることが好ましい。
分3の2つの部分、及び、各々の開口部14から17ま
でを囲む連結部分6、8、10、12のうちの1つの部
分は固定子極と呼ばれ、そして、この種の開口部14か
ら17までの内部壁の一部を構成するこの種の固定子極
の端部は極拡張部と呼ばれる。開口部14から17まで
を囲む固定子極は、それぞれ参照番号27−29、30
−32、33−35、36−38で示され、固定子極2
8、31、34、及び、37はそれぞれ連結部分6、
8、10、及び、12の一部分であり、そして、他の固
定子極は全て主要部分3の一部分である。固定子極27
から38までの端部によって形成された極拡張部は、そ
れぞれ参照番号27aから38aまでによって示され
る。
要部分3の一部分である固定子極、及び、固定子極が終
結する極拡張部は主固定子極、及び、主極拡張部と称す
る。同様に、偶数ランク連結部分の一部分である固定子
極、及び、連結部分が終結する極拡張を横断固定子極、
及び、極拡張部と称する。
8、10及び12の寸法、及び、これら種々の部分、及
び、開口部14から17までの相対的配置は、各々のこ
の種の開口部を囲む3個の固定子極が、それらの磁気抵
抗が固定子2の他の部分の磁気抵抗よりも遥かに高くな
るように断面積が十分に小さい領域により対を構成する
ように分離され、前記の3個の固定子極を磁気的に絶縁
するような方法によって選定される。この種の磁気抵抗
の高い領域はしばしば首部(ネック)と呼ばれる。更
に、これらの寸法および配置は、各開口部14から17
までを部分的に囲む2つの主極拡張部分が当該開口部の
軸14aから17aまでを含み、そして、同一開口部を
同様に部分的に囲む横断極拡張部の中央を通過する平面
に対して相互に対称的であり、従って、この種の横断極
拡張部自体が当該同一平面に対して対称的であるような
方法によって選定される。開口部14から17までの4
個の対称平面はそれぞれ参照番号AからDによって示さ
れ、そして、図1の平面におけるこれら対称平面の断面
図(トレース)は鎖線によって表される。
を形成する横断部、即ち、図1に示す例における奇数ラ
ンク横断部のうちの1つの第1端部に直接結合されてい
ることが分かる。更に、全ての横断固定子極は、巻線を
備えない、即ち、図1に示す例における偶数ランク連結
部分のうちの1つの第1端部に直接結合される。
−21を位置決めするための手段を有する。これらの回
転子の各々は2つの休止位置、或いは、最小エネルギ位
置を持つように配置され、そして、これら2つの位置
は、磁石18a−21aの磁化軸18b−21bが、そ
れぞれ既に定義済みの対称平面A、B、C、D内にある
位置である。換言すれば、各回転子18−21の位置決
め手段は、その回転子の2つの休止位置において、その
磁石の磁化軸の方向が、回転子が配置される開口部を囲
む3個の固定子極のなかの1つの巻線の芯に直接接続さ
れない固定子極の端部に位置する極拡張部の中央を通過
するように配置される。この例において、各回転子18
−21の位置決め手段は2つのノッチによって形成さ
れ、各ノッチは当該回転子を部分的に囲む主極拡張部の
うちの1つに配置され、更に、これら2つのノッチは、
それぞれの対称面A、B、C、または、Dに対して相互
に対称的である。
8a−21aは、全て、これらの回転子が2つの休止位
置に有る状態を示し、それらの磁化軸18b−21b
は、それぞれの横断極拡張部28a、31a、34a、
37aの直径的に反対の位置にある首部(ネック)に向
かって方向づけされる。回転子18−21のこの休止位
置は、第1休止位置と呼ばれることがある。回転子18
−21のもう一方の休止位置、即ち、これらの磁石18
a−21aの磁化軸18b−21bが、それぞれの横断
極拡張部28a、31a、34a、または、37aの中
央部に向かって方向づけされる位置は、明らかに第2休
止位置と呼ばれる。
ーサ1の動作について説明する。図示されていないトラ
ンスジューサ1の電子制御回路は、巻線22−26、ま
たは、その内の幾つかを、以下に詳細に示すように特定
の限られた期間に亙って、同様に図示されていない電源
に接続するように構成される。換言すれば、トランスジ
ューサ1の制御回路は、通常制御パルスと呼ばれるパル
スを巻線22−26に供給するように構成される。以下
に更に詳細に説明するように、これらの制御パルスのう
ちの幾つかは、回転子18−21のうちのいずれか1つ
を回転させることを意図するものであり、駆動パルスと
呼ばれる。更に、これらのパルスのうちの駆動パルス以
外の幾つかは、必要に応じて、駆動パルスの望ましくな
い影響を補償することを意図するものであり、補償パル
スと呼ばれる。更に、不要な説明の繰返しを防止するた
めに、駆動パルス又は補償パルスの継続期間中におい
て、所要の効果を得るために十分な電力が巻線22−2
6のうちのいずれか1つに供給されるものと仮定しても
差し支えない。
線を流れる電流は、当該巻線の芯を構成する固定子2の
連結部分に磁界を誘導する。この場合の磁界の方向は明
らかに電流の方向に依存し、従って、当該制御パルスの
極性に依存する。以下の説明における制御パルスの極性
は、当該制御パルスを巻線に供給した場合に巻線の芯に
誘導される磁界の方向が芯の一方の端部、即ち、主要部
分3に接続された端部に向かって主要部分4に接続され
た当該芯のもう一方の端部から出て行く方向であり、こ
の場合のパルスを正の制御パルスと呼ぶこととする。上
記の方向と反対方向の磁界に応答する制御パルスを負の
制御パルスと呼ぶこととする。
巻線に供給される制御パルスに応答して巻線22−26
を流れる電流が当該パルスの継続期間全体に亙って実質
的に一定であるようにトランスジューサ1の制御回路が
構成されるものと仮定しても差し支えない。ただし、当
該技術分野における熟達者であれば、これが、トランス
ジューサ1が正しく作動するための必要条件でないこ
と、及び、トランスジューサの制御回路が、例えば、巻
線22−26に供給される電圧を制御パルスの全継続期
間に亙って一定であるように構成可能であることを理解
する筈である。更に、当該技術分野における熟達者であ
れば、特に時計学において、例えば、最小限度の電力消
費のような種々の利点を持ち、更に、本発明に従ってト
ランスジューサを制御するために実現可能であるような
種々のトランスジューサ用電源手段について熟知してい
る筈である。
よって示される磁界を連結部分5に誘導する。固定子2
におけるその結果を破線によって図2に略図的に示す。
磁界51は、連結部分5に加えて、固定子極27、開口
部14と磁石18a、並ランク配置された固定子極28
と連結部分6、及び、固定子極29と連結部分7、そし
て、最終的に主要部分4の一部で構成される閉回路を通
過する。
51の結果磁界は参照番号51aによって示される。磁
界51のこの種の結果磁界51aは、開口部14の対称
平面Aに対して鈍角を形成する。この角度の値は、一方
においては極拡張部27a及び29aが、更に、他方に
おいては極拡張部28aが広がっている中心に対する角
度の値に依存する。実際上、この鈍角は約110度から
約160度までの範囲内の値であり、その精密な値は、
従来のステッピングモータの場合と同様に、以下に説明
する方法においてトランスジューサ1が作動する場合
に、回転子18によって供給しようとする駆動トルクの
値の関数として選定される。
抵抗よりもかなり高いことに注意されたい。従って、巻
線22を流れる電流に応答してこの開口部15を通過す
る磁界は無視できる程度に極めて弱い。
の第1休止位置に在る状態から作動開始するものと仮定
しても差し支えない筈である。トランスジューサ1の制
御回路によって巻線22に正の駆動パルスが供給された
場合の磁界51の方向は、前記の磁界を象徴する破線に
付記された矢印によって示される。これら状態におい
て、磁界51と磁石18aの磁界との開口部14におけ
る相互作用によって、磁石18a、ひいては回転子18
に、当該回転子18を矢印52の方向、即ち、全体的に
負の方向と称する方向に回転させるトルクが作用するこ
とが分かる。従って、この駆動パルスの終端部におい
て、回転子18は、180度回転したその第2休止位置
に到達する。
先行パルスと逆の極性を持つ別の駆動パルス、即ち、負
の駆動パルスが巻線22に供給されると、回転子18は
再び負の方向に180度だけ回転し、そして、この負の
駆動パルスが終わった後で、再びその第1休止位置を占
めることは、詳細に説明する必要もなく、理解される筈
である。従って、交互に極性の異なる駆動パルスを巻線
22に供給すると、回転子18は負の方向に連続段階的
に180度だけ回転させられる。既に述べたように、巻
線22に供給される制御パルスに応答して開口部15及
び磁石19aを通過する磁界は無視しても差し支えな
い。既に説明したように、回転子18を負の方向に回転
させるために巻線22に駆動パルスを供給した場合、回
転子19には影響を及ぼさず、回転子20及び21に対
する影響は更に小さい。要約すれば、交互に極性の変わ
る駆動パルスを巻線22のみに供給することにより、回
転子18、しかも、巻線22の回転子のみが負の方向に
回転させられることが分かる。
って示される磁界を連結部分7に誘導し、その結果とし
ての固定子2における磁界は図3に破線によって表され
る。参照番号531によって示される磁界53の第1の
部分は、連結部分7に加えて、固定子極30、開口部1
5と磁石19a、固定子極31と連結部分8、これらと
並ランク配置された固定子極32と連結部分9、最終的
に主要部分4の一部によって構成される閉回路を通過す
る。磁界53の前記第1部分531の開口部15におけ
る参照番号基準531aによって示される結果磁界は、
対称平面Bに対して鈍角を形成する。実際には、この鈍
角の値は約110度から約160度までの間である。
53の第2の部分は、連結部分7に加えて、固定子極2
9、開口部17と磁石18a、固定子極27と連結部分
5、これらと並ランク配置された固定子極28と連結部
分6、最終的に主要部分4によって構成される別の閉回
路を通過する。磁界53の前記第2部分532の開口部
14における参照番号基準532aによって示される結
果磁界は、対称平面Aに対して鈍角を形成する。この鈍
角は、前記の平面Aに対して、図2に示す場合において
磁界51の結果磁界51aによって形成される鈍角に対
して対称である。
ぞれ通過する回路の磁気抵抗は実質的に等しいので、こ
れら2つの部分531及び532も同様に実質的に等し
いことに注意されたい。他方、開口部16の磁気抵抗は
連結部分9の磁気抵抗よりもかなり高い。従って、巻線
23を流れる電流に応答して前記開口部9を通過する磁
界は無視しても差し支えない。
線23に正の駆動パルスが供給された場合における磁界
53の方向は、磁界を表す破線に付記した矢印によって
示される。
転子19がその第1休止位置に在る場合には、開口部1
5における磁界53の一部分531と磁石19aの磁界
との相互作用によって、磁石19a、ひいては回転子1
9には、回転子19を矢印54の方向、即ち、再び負の
方向に回転させようとするトルクが働く。従って、この
駆動パルスの終了時点において、回転子19は、180
度だけ回転した後で、その第2休止位置に到達する。ト
ランスジューサ1の制御回路によって巻線23に負の駆
動パルスが供給された場合には、回転子19は再び負の
方向に回転し、そして、負の駆動パルスが終了した後
で、回転子19は再びその第1の休止位置を占める。従
って、交互に極性の変わる駆動パルスが巻線23に供給
されると、回転子19は負の方向に連続段階的に180
度だけ回転させられる。更に、前記巻線23を流れる電
流に応答して開口部16を通過する磁界は非常に弱いの
で、これらの駆動パルスを巻線23に供給しても回転子
20には影響を及ぼさず、また、回転子21に及ぼす影
響は更に小さい。
531と532は実質的に等しい。巻線23に駆動パル
スを供給して、回転子19を作動させた場合、これらの
駆動パルスによって回転子18が同時に回転することは
全く可能であるし、実際に起こる。ただし、開口部14
における磁界53の結果磁界532aは、巻線22に流
れる電流によって生成される磁界51の結果磁界51a
に対し、平面Aに関して対称である(図2参照)。従っ
て、巻線23に供給される駆動パルスに応答して回転子
18に作用するトルクの方向は、巻線22に駆動パルス
が供給された場合の方向と反対である。従って、巻線2
3に駆動パルスが供給されると、図3に矢印55によっ
て示される正の方向に回転子18が回転させられる。
流によって固定子2の連結部分5に磁界が誘導される。
この磁界は、図3に一点鎖線によって示され、この場合
には、参照番号56によって示される。磁界56が通過
する回路は、図2の場合の磁界51が通過する回路と明
らかに同じであるので、ここで再度説明はしない。開口
部14におけるこの磁界56と磁石18aの磁界の結果
磁界は参照番号56aによって示されるということだけ
を付記しておく。この結果磁界56が図2の磁界51の
結果磁界51aと同じ方向であることは明白であり、従
って、この方向は、平面Aに関して磁界53の結果磁界
532aの方向と対称である。
させるために、例えば正のパルスである駆動パルスを巻
線23に供給し、そして、同じく正の制御パルスが巻線
22に同時に供給された場合、開口部14における磁界
53及び56のそれぞれの結果磁界532a及び56a
は、平面Aに関して相互に対称方向を持つ。更に、これ
らの結果磁界532a及び56aの方向は、前記の平面
Aに垂直な方向に関して反対である。更に、2つの磁界
532と56の絶対値が等しい場合には、開口部14に
おける、磁石18aの磁界とこれらの磁界532及び5
6との相互作用の結果としてそれぞれ得られるトルク
は、絶対値が等しく、方向が反対である。従って、これ
ら2つのトルクは相互に相殺し、その結果、回転子18
は、占有している位置には無関係に、動かない状態を維
持する。従って、この場合、巻線22に供給される制御
パルスは、回転子19を回転させるために巻線23に供
給された駆動パルスが回転子18に及ぼす影響を補償す
る補償パルスである。
の休止位置まで回転させるために、トランスジューサ1
の制御回路によって負の駆動パルスが供給される場合、
回転子18の一切の回転を防止するために、この制御回
路によって、巻線22に負の補償パルスが同時に供給さ
れなければならないことは明白である。要約すれば、回
転子19を負の方向に回転させるためには、トランスジ
ューサ1の制御回路によって、極性が交互に変わる駆動
パルスを巻線23に供給する。これらの駆動パルスに応
答して前記回転子19を1つだけ回転させようとする場
合には、これらの駆動パルスと同じ極性の補償パルス
が、トランスジューサ1の制御回路によって、これらの
駆動パルスと同期して巻線22に供給される。換言すれ
ば、巻線22に供給される補償パルスは、巻線23に供
給される駆動パルスと同位相である。
回転させるには、交互に極性の変わる駆動パルスがトラ
ンスジューサ1の制御回路によって巻線24に供給され
ることが、更に詳細な説明を要することなく、当該技術
分野における熟達者にとって容易に理解できるはずであ
る。これらの駆動パルスは、回転子21には影響を及ぼ
さない。他方では、これらの駆動パルスは、回転子19
に作用し、そして、この回転子を正方向に回転させよう
とする。この影響を防止するためには、トランスジュー
サ1の制御回路によって、これらの駆動パルスと同位相
の補償パルスを巻線23に供給しなければならない。
償パルスは、回転子18にも作用し、そして、この回転
子を同様に正の方向に回転させようとする。この影響を
防ぐためには、巻線23に供給されるパルスと同位相で
あり、従って、巻線24に供給される駆動パルスとも同
位相の他の補償パルスを、トランスジューサ1の制御回
路によって巻線22に供給しなければならない。
転子21を負の方向に回転させるためには、トランスジ
ューサ1の制御回路によって、交互に極性の変わる駆動
パルスが巻線25に供給されることが理解されるはずで
ある。更に、回転子21をただ1つだけ回転させなけれ
ばならばない場合には、トランスジューサ1の制御回路
により、巻線22、23、及び、24に、これらの駆動
パルスと同位相の補償パルスを供給する。
照番号61によって示される磁界を誘導し、この磁界の
結果磁界は、図4に破線によって略図的に表される。磁
界61は、連結部分13に加えて固定子極38、開口部
17と磁石21a、固定子極37と連結部分12、固定
子極36と連結部分11、そして、最終的に主要部分4
によって構成される閉回路を通過する。開口部17にお
ける磁界61及び磁石21aの結果磁界は参照番号61
aによって示される。この磁界61の結果磁界61a
は、対称平面Dに対して鈍角を形成し、この鈍角の値
は、一方では極拡張部36a及び38aが、他方におい
ては37aが広がっている中心に対する角度に依存す
る。
における結果磁界の方向の平面Dに関して、巻線25を
流れる電流によって固定子2に誘導される、図4には図
示されていない磁界の方向と対称であることに注意され
たい。更に、開口部16の磁気抵抗は連結部分11の磁
気抵抗よりもかなり高いことに注意されたい。従って、
巻線26を流れる電流に応答してこの開口部16を通る
磁界は無視できる程度である。
線26に正の駆動パルスが供給された場合における磁界
61の方向は、前記の磁界を象徴する破線に付記された
矢印によって示される。回転子21がその第1休止位置
に在る場合には、磁界61と磁石21aの磁界との開口
部17における相互作用により、磁石21a、ひいては
回転子21に、矢印62の方向、即ち、正の方向に当該
回転子21を回転させようとするトルクが作用すること
が分かる。従って、回転子21は、正方向に180度回
転した後で、この駆動パルスの終了時点において、その
第2休止位置に到達する。
って巻線26に負の駆動パルスが供給された場合には、
回転子21は、再び正方向に180度回転し、そして、
当該駆動パルスが終了した後で、再びその第1休止位置
を占めることが分かる。従って、交互に極性が変化する
駆動パルスが巻線26に供給されると、回転子21は、
連続段階的に正方向に180度だけ回転させられる。更
に、巻線26にこれらの駆動パルスを供給することによ
って、回転子20には影響を及ぼさず、回転子18及び
19への影響は更に小さい。
法、及び、回転子21を正方向に回転させる方法につい
ては以上の説明から容易に推論できるので、回転子18
から20までが正方向に回転するようにトランスジュー
サ1を制御する方法については、ここで詳細には説明し
ない。
は、トランスジューサ1の制御回路によって、交互に極
性の変化する駆動パルスが巻線25に供給されることだ
けを付記するにとどめる。前記回転子20を1つだけ回
転させなければならない場合には、巻線25に供給され
る駆動パルスと同位相の補償パルスが、制御回路によっ
て巻線26に供給される。
ためには、制御回路により、交互に極性の変化する駆動
パルスを巻線24に供給し、そして、回転子19を1つ
だけ回転させなければならない場合には、これらの駆動
パルスと同位相の補償パルスを制御回路によって巻線2
5及び26に供給する。
るためには、交互に極性の変化する駆動パルスを制御回
路によって巻線23に供給し、そして、当該回転子18
を1つだけ回転させなければならない場合には、これら
の駆動パルスと同位相の補償パルスが制御回路によって
巻線24、25、及び、26に供給される。
上の教示に基づいて、複数回転子の所定方向における同
時回転を可能にするために、本発明に基づくトランスジ
ューサの各種コマンドを考案できる筈であることに注意
されたい。
1によって示される本発明に基づいた電気機械式トラン
スジューサは、図1のトランスジューサ1と同様に、参
照番号72で示す固定子ステータ、4個の回転子及び5
個の巻線を有する。更に、固定子72は、参照番号73
及び74によって示される2つの主要部分、及び、9個
の連結部分を有する。これらの連結部分は、図1の固定
子2の連結部分5から13までに類似し、そして、同じ
参照番号によって示される。更に、一方における主要部
分73及び74、及び、他方における連結部分5から1
3までは、図1の固定子2の対応する部分と同じ方法に
おいて配ランクされ、そして、相互に接続される。更
に、固定子72は、参照番号75−78によって示され
る4個の開口部を備える。これらの開口部は全て全体的
に円形円筒形状である。これらの円筒の軸は参照番号7
5aから78aによって示される。
要部分73に配置され、他の2個の開口部76及び78
は第2主要部分74に配置される。ただし、図1の場合
と同様に、4個の開口部75−78は、それぞれ、偶数
ランクの連結部分6、8、10、及び、12の延長線上
に配置される。更に、トランスジューサ71は、それぞ
れ開口部75−78のうちの1つを貫いて配置され、そ
して、前記開口部の軸75a−78aのまわりに自由に
回転可能な4個の回転子を有する。これらの回転子は、
図1のトランスジューサ1の回転子18−21に類似
し、図1の場合と同じ参照番号によって示される。
8−21の永久磁石18a−21aのみが図5において
見ることが出来る。この場合、これらの永久磁石が生成
する磁界の結果磁界は、それぞれ参照番号18b−21
bによって示される実線に付記された矢印によって同様
に表される。同様に、トランスジューサ71は、トラン
スジューサ1の巻線22−26に類似し、これらと同じ
参照番号によって示される5個の巻線を有し、そして、
各巻線は、奇数ランク連結部分5、7、9、11、及
び、13のうちの1つを巻く。図1の場合の固定子2と
同様に、巻線22−26の芯を構成するこれらの奇数ラ
ンク連結部分は固定子72の残りの部分に付加された部
分であることが好ましく、一方、偶数ランク連結部分
6、8、10、及び、12は主要部分73及び74と一
体構造であることが好ましいことは明白である。
に、開口部75−78の各々は、それぞれ参照番号79
−81、82−84、85−87、88−90によって
示される3個の固定子極で囲まれる。固定子極79、8
1、85、87は、主要部分73の一部分、固定子極8
2、84、88、90は、主要部分74の一部分によっ
て形成され、そして、固定子極80、83、86、89
は、それぞれ偶数ランク連結部分6、8、10、12の
一部分によって形成される。
ん既に述べた特定の要素を除き、その構造が図1のトラ
ンスジューサ1の場合と完全に同じであるので、ここで
は詳細に説明しない。トランスジューサ71も同様に回
転子18−21を位置決めするための手段を有するこ
と、及び、これらの手段は、磁石18a−21aの磁化
軸18b−21bが各々開口部75−78の対称平面A
からD内に位置するように配置されている。同様に、既
に述べた図1のトランスジューサ1の動作から容易に推
論できるので、トランスジューサ71の動作についても
詳細に説明しない。
に、トランスジューサ71のそれぞれの巻線22、2
3、24、または、25に駆動パルスが供給されると、
回転子18、19、20、21を第1の方向に回転させ
ること、さらに、前記のトランスジューサ71の巻線2
3、24、25、または、26に駆動パルスが供給され
ると、回転子18、19、20、21を第2の方向に回
転させることを注記するにとどめる。回転子18及び2
0のこれら第1方向および第2方向は、それぞれ、トラ
ンスジューサ1の場合における負方向および正方向であ
る。他方において、回転子19及び21の場合には、こ
れらの第1方向および第2方向は、それぞれ、正方向お
よび負方向であり、従って、図1のトランスジューサ1
の場合の逆である。
スによって他の回転子も回転することを防止するため
に、図1のトランスジューサ1の場合と同じ方法におい
て、補償パルスを特定の巻線に供給しなければならない
ことは同様に明白である。当該技術分野における熟達者
であれば、トランスジューサ71の代替実施形態におい
て、固定子に配置される開口部が、図5に示す方法と異
なる方法において配分可能であることは容易に理解でき
る筈である。従って、例えば、2個の開口部は、最初の
2つの偶数ランク連結部分6及び8の延長線上における
主要部分のうちの1つに設けても差し支えなく、他の2
個の開口部は、最後の2つの偶数ランク連結部分10及
び12に面したもう一方の主要部分に設けても差し支え
ない。更に、別の一例として、2個の開口部は、最初と
最後の偶数ランク連結部分6及び12の延長線上におけ
る主要部分のうちの1つに設けても差し支えなく、他の
2個の開口部は、第2と第3の連結部分8及び10の延
長線上のもう一方の主要部分に設けても差し支えない。
同様に、3個の開口部は主要部分のうちの1つに配置
し、そして、第4の開口部はもう一方の主要部分に配置
しても差し支えない。
照番号101で示す本発明の電気機械式トランスジュー
サは、同様に、参照番号102で示す固定子、4個の回
転子、及び、5個の巻線を有する。更に、固定子102
は、2つの主要部分103と104、及び、図1のトラ
ンスジューサ1の連結部分5から13までに類似し、同
じ参照番号で示される9個の連結部分を有する。一方に
おいては主要部分103と104、及び、他方において
は前記の連結部分5から13までは、図1の固定子2の
対応する部分と同じ方法において配置され、そして、相
互に接続される。
8によって示される4個の開口部を備える。この場合、
全ての開口部は全体的に円形円筒形状であり、それらの
軸はそれぞれ参照番号105a−108aによって示さ
れる。これら4個の開口部105−108は全て主要部
分103に配置され、各開口部は偶数ランク連結部分
6、8、10、及び、12のうちの1つの延長線上に位
置する。 トランスジューサ1の4個の回転子は、図1
のトランスジューサ1の回転子18−21に類似し、図
1の場合と同じ参照番号によって示される。これらの回
転子18−21の各々は開口部105−108のうちの
1つを貫いて配置され、それぞれの軸105a−108
bのまわりで不動である。
回転子18−21の永久磁石18a−21aだけが見え
る。これらの磁石の各々によって生成された磁界の結果
磁界も、それぞれ参照番号18b−21bによって示さ
れる実線に付記された矢印によって表される。
スジューサ1の巻線22から26に類似し、この場合と
同じ参照番号によって示される。再び、トランスジュー
サ1の場合と同様に、トランスジューサ101の巻線2
3、24、25はそれぞれ奇数ランク連結部分7、9、
11の1つを巻く。他方において、巻線22及び26は
それぞれ偶数ランク連結部分6及び12を巻く。この場
合において、各々巻線22−26の芯を構成する連結部
分6、7、9、11、12は 固定子102の残りの部
分に付加された部分であることが好ましいことは明白で
あり、他方の連結部分5、8、10、及び、13は主要
部分103及び104と一体構造であることが好まし
い。
109−120、及び、それらの各末端部に位置する極
拡張部109a−120aについてはここで詳細に説明
しない。理由は、これらの構成および配置が、図1にお
ける固定子極27から38まで、及び、固定子2の極拡
張部27a−38aと全く同じであることによる。特
に、図1の固定子2の場合と同様に、それぞれが開口部
105−108を囲む3個の固定子極は、非常に磁気抵
抗の高い首部(ネック)によって対を構成するように分
離される。図6に示す実施形態の固定子102は、特
に、2個の固定子極109及び120が第3主要部分1
40を経て磁気的に結合されている点において、図1に
示す固定子と区別される。この場合、第3主要部分は、
第1主要部分103とこの第3主要部分140との間に
開口部142を形成する。従って、固定子102は、特
に本発明に基づくトランスジューサ用装置の各種要素の
取付けに使用するために、全ての方向に拡張可能であ
る。
的に囲む2つの主極拡張部は、この開口部の軸105a
−108aを含む1つの平面に対して相互に対称であ
り、そして、同様にこの同じ開口部を部分的に囲み、更
に、この平面に関してそれ自体が対称であるような横断
極拡張部の中央を経て通過する。これら4つの対称平面
は参照番号AからDまでによって示され、そして、それ
らのトレース(断面形跡)は図6に鎖線によって部分的
に示される。
子18−21の位置を決めるための手段を有する。回転
子19及び21の各々の位置決め手段を構成する2つの
ノッチは、図1のトランスジューサ1の場合と同様に、
それぞれの対称平面BおよびCに関して相互に対称であ
る。従って、前記の回転子19及び20がそれらの休止
位置のいずれか一方の位置に在る場合に、これらの回転
子19及び20の磁石19a及び20aの磁化軸19b
及び20bは、それぞれ、平面B及びC内に位置する。
図1に示す場合からの類推により、磁化軸19b及び2
0bがそれぞれ横断極拡張部113a及び116aの直
径的に反対側にある首部(ネック)に向けられるような
前記回転子19及び20の位置は、随意に第1休止位置
と呼ばれる。回転子19及び20の第2休止位置は、磁
化軸19b及び20bがそれぞれこれらの極拡張部11
3a及び116aの中央部に向けられているような位置
であることは明白である。
を位置決めするための手段を構成するノッチは、開口部
105の軸105aを含み、極拡張部109aの中央部
を通過する平面に関して相互に対称である。この平面は
参照記号A’によって示され、そして、図6の平面内に
おけるそのトレース(断面形跡)は鎖線によって部分的
に示される。従って、回転子18がその2つの休止位置
のいずれかに所在する場合、その磁石18aの磁化軸1
8bはこの平面A’内に位置する。
部109aの中央部に対して直径的に反対側の点を向く
ような回転子18の位置は、第1休止位置と呼ばれるこ
とがある。同様に、前記の磁化軸18bが前記極拡張部
109aの中央部に向けられるような位置は第2休止位
置と呼ばれる。同様の方法において、この例において回
転子21の位置決め手段を構成するノッチは、開口部1
08の軸108aを含み、そして、極拡張部120aの
中央部を通過する平面に関して相互に対称である。この
平面は、参照記号D’によって示され、そして、そのト
レース(断面形跡)は図6の平面内において鎖線によっ
て部分的に示される。従って、回転子21がその2つの
休止位置のいずれかにある場合に、その磁石21の磁化
軸21bはこの平面D’内に位置する。
部120aの中央部に対して直径的に反対側の点に向け
られるような回転子21の位置は、第1休止位置と呼ば
れることがある。同様に、磁化軸21bが極拡張部12
0aの中央部に向けられるような回転子21の位置は、
第2休止位置と呼ばれる。
る電流は連結部分6に磁界131を誘導し、この磁界の
結果磁界は破線によって図7に略図的に表される。磁界
131は、固定子極110を通過し、そして、開口部1
05内に浸透し、ここで2つの部分131a及び131
bに分離される。磁界131の部分131aは、固定子
極109を通って開口部105の外に出て、そして、連
結部分5および主要部分104の一部分を経て連結部分
6において再結合する。磁界131の部分131bは、
固定子極11を通って開口部105の外に出て、そし
て、連結部分7および主要部分104の一部分を経て連
結部分6において再結合する。開口部105におけるこ
の磁界131および磁石18aの結果磁界は参照番号1
31cによって示され、開口部105の対称平面A内に
位置する。
て正の駆動パルスが巻線22に供給された場合における
磁界131の方向は、前記磁界を表す鎖線に付記された
矢印によって示される。回転子18がその第1休止位置
に在る場合には、当該回転子を矢印132の方向、即
ち、正方向に回転させようとするトルクが回転子18に
作用する。従って、回転子18が正方向に180度だけ
回転した後で、この正の駆動パルスの終端部において、
回転子18はその第2休止位置に到達する。従って、ト
ランスジューサ101の制御回路によって、巻線22に
負の駆動パルスが供給された場合、回転子18は、再び
正方向に180度だけ回転し、そして、当該駆動パルス
の終端部において、再びその第1休止位置を占める。
回転子22に供給されると、回転子18は正方向に18
0度づつ回転させられることが分かる。以上に述べたよ
うに駆動パルスが巻線22に供給された場合、図2に示
す理由と同じ理由により、回転子19にも、勿論、回転
子20及び21にも影響を及ぼさない。
に誘導される磁界は、図3において説明した磁界53の
場合と全く同じ回路を通る。従って、この回路について
は、ここで再び説明はしない。図3に示す場合と同様
に、トランスジューサ101の巻線23に交互に極性の
変わる駆動パルスを供給することによって、回転子19
を負方向に回転させる。ただし、これらの駆動パルスに
応答して連結部分7に誘導される磁界の開口部105に
おける結果磁界は同様に、回転子18がその2つの休止
位置のうちのいずれかに所在する場合に、磁石18aの
磁化軸18bがその中に含まれる平面A’に対して鈍角
を形成する。従って、回転子18は、この場合にも、巻
線23に供給されるこれらの駆動パルスに応答して負方
向に回転可能である。
を1つだけ回転させようとする場合には、図3に示す場
合と同様に、トランスジューサ101の制御回路によっ
て、巻線23に供給される駆動パルスと同位相の補償パ
ルスを供給しなければならない。交互に極性が変わる駆
動パルスをトランスジューサ101の制御回路によって
巻線24に供給した場合、回転子20は負方向に回転す
ることは、以上の説明から容易に類推することが出来
る。更に、前記回転子20を1つだけ回転させなければ
ならない場合には、トランスジューサ101の制御回路
により、巻線24に供給されるこれらの駆動パルスと同
位相の補償パルスを巻線22及び23に供給しなければ
ならない。
ジューサ101の制御回路によって巻線25に供給する
場合には、回転子21は正方向に回転すること、及び、
回転子21を1つだけ回転させなければならない場合に
は、トランスジューサ101の制御回路により、巻線2
5に供給されるこれらの駆動パルスと同位相の補償パル
スを巻線22、23、及び、24に供給しなければなら
ないことが、同様に理解される。
る電流は連結部分12に磁界133を誘導し、この磁界
の結果磁界もまた図7において鎖線によって略図的に表
される。磁界133は固定子極119を通過し、そし
て、開口部108に入り、ここで、2つの部分133a
及び133bに分離する。磁界133の部分133a
は、固定子極120を通って開口部108の外に出て、
そして、連結部分13および主要部分104の一部分を
通って連結部分12において再結合する。磁界133の
部分133bは、固定子極118を通って開口部108
の外に出て、そして、連結部分11および主要部分10
4の一部分を通って連結部分12において再結合する。
1aの磁界との結果磁界は、参照番号133cによって
示され、そして、開口部108の対称平面D内に所在す
る。トランスジューサ101の制御回路によって、巻線
26に正の駆動パルスが供給される場合における磁界1
33の方向は、前記の磁界を表す破線に付記された矢印
によって示される。
場合には、回転子21を矢印134の方向、即ち、負方
向に回転させようとするトルクが作用する。回転子21
は、負の方向に180度回転した後で、この駆動パルス
の終端部において、その第2の休止位置に到達する。ト
ランスジューサ101の制御回路によって、巻線26に
負駆動パルスが供給される場合には、回転子21は、再
び、負方向に180度だけ回転し、そして、この駆動パ
ルスの終端部において、再びその第1休止位置に位置す
る。従って、交互に極性の変わる駆動パルスが巻線26
に供給されると、回転子21は、180度づつ負の方向
に回転させられることが分かる。図2に示す場合に説明
した理由と同じ理由により、以上に説明したように巻線
26に駆動パルスが供給されることによって、回転子2
0にも、回転子18、及び、19にも影響を及ぼさな
い。回転子19及び20が正方向に回転し、そして、回
転子18が負方向に回転するようにトランスジューサ1
01を制御する方法は、以上の説明から容易に推論され
るので、これについては、ここでは詳細には説明しな
い。
おいては、巻線22及び26のうちの一方だけが、それ
ぞれの偶数ランクの連結部分6又は12に配置され、こ
れらの2つの巻線22及び26のうちのいま一方の巻線
は、図1及び5の例に示すように、それぞれの奇数ラン
クの連結部分5又は13に配置されることに注意された
い。更に、開口部105−108のうちの1つ又は複数
の開口部は、固定子102の第2主要部分104に同様
に配置されても差し支えない。この種の場合において、
第2主要部分104に配置された前記開口部のうちの1
つの中に所在する各回転子の回転方向は上記の例の場合
と逆である。
発明の適用範囲から逸脱することなく、電気機械式トラ
ンスジューサに多数の改造を実施することが可能であ
る。特に、本発明に基づくトランスジューサの固定子
は、4個以外の多数の開口部を備えていても差し支えな
い。この場合の開口部の個数は、2以上の任意の数であ
っても差し支えない。
ランスジューサの固定子の2つの主要部分のうちのいず
れか一方に配置される開口部の個数を「N」で表す場
合、この種の数Nは、勿論、この種のトランスジューサ
の回転子の個数であり、従って、前記トランスジューサ
は(N+1)個の巻線を備え、そして、その固定子は
(2N+1)個の連結部分を有する。ここに、Nは偶数
ランクであり、(N+1)は奇数ランクである。N個の
開口部の各々は、偶数(N)ランクの連結部分のうちの
1つの延長線上に配置される。
ランスジューサの固定子に割り当てられるN個の開口部
の各々、従って、これらの開口部を貫通するN個の回転
子にそれぞれ1つのランクを割り当てることが可能であ
る。
ューサの第1端部に最も近い開口部に割り当てられる。
この開口部は、最も低い偶数ランク、即ち、ランク2を
有する連結部分の延長線上に配置された開口部である。
ランク1は、勿論、前記のランク1開口部を貫く回転子
にも割り当てられる。従って、ランク2の開口部は、ラ
ンク4の連結部分、即ち、2番目の偶数ランク連結部分
の延長線上に配置された開口部に割り当てられ、このよ
うにして、必要に応じて、ランクNまで割り当てられ
る。この場合、ランクNは、固定子の2番目の端部に最
も近い開口部に割り当てられる。即ち、N番目の偶数ラ
ンクの連結部分の延長線上に配置される。回転子に対し
てのランク2からNまでは、それぞれ、ランク2からN
までのこれらの開口部を貫通する回転子に割り当てられ
ることは明白である。
た全ての例においては、従って、回転子18−21は、
それぞれ、ランク1から4までの回転子である。
個の巻線の各々に対して同じ方法において割り当てても
差し支えない。従って、ランク1は、前記トランスジュ
ーサの固定子の第1端部の最も近くに位置する巻線に割
り当てられ、ランク2はその次の巻線に割り当てられ、
このようにして、固定子の第2の端部に最も近い位置を
占める巻線にランク(N+l)が割り当てられるまで、
割り当てられる。以上に説明した全ての例において、巻
線22−26はそれぞれランク1から5までを形成す
る。
実施形態において,各回転子はそれぞれ3個の固定子極
の端部に位置する3個の極拡張部で囲まれることに注意
されたい。これらの固定子極のうちの2個は、巻線の芯
を構成する連結部分に直接接続され、そして、第3の固
定子極は巻線を備えない連結部分に直接接続される。
つの休止位置を備え、そして、これら2つの休止位置の
それぞれにおいて、それらの磁石の磁化軸の方向が上記
の第3の固定子極の端部に位置する極拡張部の中央部を
通るように配置される。
に基づくトランスジューサを制御するための方法は次の
ように要約することが出来る。
子をその第1の方向に回転させるためには、トランスジ
ューサの制御回路によって、交互に極性が変わる駆動パ
ルスを同じランクiの巻線に供給する。i>1であり、
そして、ランクiの当該回転子をただ1つだけ回転させ
なければならない場合には、同様に、制御回路によっ
て、ランクiの巻線に供給される駆動パルスと同位相の
補償パルスをiより小さい番号のランクの各巻線に供給
する。
させるには、トランスジューサの制御回路により、交互
に極性の変わる駆動パルスをランク(i+1)の巻線に
供給する。i<Nであり、そして、ランクiの当該回転
子をただ1つだけ回転させなければならない場合には、
同様に、制御回路により、ランク(i+1)の巻線に供
給される駆動パルスと同位相の補償パルスを(i+1)
より大きい番号のランクの各巻線に供給する。
ジューサ要素の配置、前記トランスジューサにおける回
転子の位置、及び、当該回転子に割り当てられたランク
の第1端部として選定された固定子の端部に応じて、負
方向または正方向のいずれであっても差し支えない。
えば正方向であっても差し支えなく、この場合には、同
一トランスジューサの他の回転子の第1回転方向は負方
向である。
るあらゆる改造の中から、図1から7までに示す固定子
と異なる一般的な形状の固定子を使用する改造例が挙げ
られる。この場合の一般的形状とは任意の形状であって
差し支えなく、また、当該固定子の各種部分が相互に平
行である、なしにかかわらない異なる平面内に含まれて
も差し支えないことは容易に理解出来る。
トランスジューサの固定子に配置された開口部の一方ま
たは他方を部分的に囲む2つの主要極拡張部がそこを通
って伸延する中心における角度が、以上に示した例の場
合の角度と等しくないことを保証するような改造方法が
挙げられる。
施形態を示す。
の実施形態を示す。
の実施形態を示す。
Claims (8)
- 【請求項1】 電気機械式トランスジューサにおいて、 Nが2以上の任意の数のとき、中心軸(14a−17
a;75a−78a;105a−108a)を備え、円
筒形のN個の開口部(14−17;75−78;105
−108)が配置された固定子(2;72;102)
と、 複数の巻線(22−26)と、 N個の回転子(18−21)とを有し、各回転子は開口
部(14−17;75−78;105−108)の1つ
を通して配置され、各回転子は、それが通された開口部
の中心軸(14a−17a;75a−78a;105a
−108a)と同じ回転軸を有し、更に、当該開口部内
にあって、前記回転軸に垂直な磁化軸を有する二極式永
久磁石(18a−21a)を有し、 更に、 固定子(2;72;102)が2つの主要部分(3,
4;73,74;103,104)を有し、各主要部分
が2つの終端部およびそれぞれ一方と他方の主要部
(3,4;73,74;103,104)を磁気的に結
合する2N+1個の連結部分(5−13)を有し、その
2N+1個の連結部分(5−13)の各々は、トランス
ジューサ内において1から2N+1までの所定のランク
を割り当てられていて、 N個の開口部(14−17;75−78;105−10
8)の各々は、偶数ランクの連結部分(6,8,10,
12)の1つの延長線上の主要部分(3,4;73,7
4;103,104)に配置され、そして、3個の固定
子極(27−38;79−90;109−120)で囲
まれ、各開口部は極拡張部(27a−38a;79a−
90a;109a−120a)において終結し、前記固
定子極のうちの2個は当該主要部分(3,4;73,7
4;103;104)の一部分によって形成され、そし
て、前記固定子極のうちの第3の固定子極はそれぞれの
偶数ランクの連結部分(6,8,10,12)の一部に
よって形成され、N個の開口部(14−17;75−7
8;105−108)がランク1からランクNの開口部
とされたとき、ランク1の開口部はランク2の連結部分
の延長線上に配置され、ランク2の開口部はランク4の
連結部分の延長線上に配置され、このようにして、ラン
クNの開口部はランク2Nの連結部分の延長線上に配置
され、N個の回転子(18−21)の各々は当該回転子
が貫通する開口部のランクに等しいランクが割り当てら
れ、 複数の巻線(22−26)はN+1個の巻線を有し、そ
れぞれの巻線は異なる連結部分(5−13)に巻かれ、
それぞれの巻線をランク1からランクN+1まで割り当
てるとき、ランク1の巻線は、ランク1またはランク2
の連結部分の一方に巻かれ、ランクN+1の巻線はラン
ク2Nまたは2N+1の連結部分の一方に巻かれ、そし
て、それ以外の巻線の各々はそれぞれ異なる奇数ランク
の連結部分の1つに巻かれる、 ことを特徴とするトランスジューサ。 - 【請求項2】 N個の開口部(14−17;105−1
08)が全て同一主要部分(3;103)に配置される
ことを特徴とする請求項1記載の電気機械式トランスジ
ューサ。 - 【請求項3】 開口部(75,77)の少なくとも1つ
が主要部分(73)の1つに配置され、そして、他の開
口部(76,78)がもう一方の主要部分(74)に配
置されることを特徴とする請求項1記載の電気機械式ト
ランスジューサ。 - 【請求項4】 ランク1の巻線がランク1の連結部分に
巻かれていることを特徴とする請求項1記載の電気機械
式トランスジューサ。 - 【請求項5】 ランク1の巻線がランク2の連結部分に
巻かれることを特徴とする請求項1記載の電気機械式ト
ランスジューサ。 - 【請求項6】 各回転子が2つの休止位置を有するよう
に配置された回転子(18−21)を位置決めするため
の手段を有し、 各休止位置において、永久磁石の磁化軸が、回転軸を含
み、そして、3個の固定子極の1つを終結させ、前記回
転子が貫通する開口部を囲み、巻線を備えない連結部分
に直接接続される極拡張部の中央を実質的に通る平面内
にあることを特徴とする請求項1記載の電気機械式トラ
ンスジューサ。 - 【請求項7】 電気機械式トランスジューサを制御する
方法において、 1≦i≦Nである場合において、ランクiの回転子をそ
の第1の回転方向に回転させるために、交互に極性が変
わる駆動パルスをランクiの巻線に供給し、そして、i
が1より大きい場合に、同時に、これらの駆動パルスと
同位相の補償パルスをiよりも番号の小さいランクの各
巻線に供給する過程と、 ランクiの前記回転子をその第2の回転方向に回転させ
るために交互に極性の変わる駆動パルスをランクi+1
の巻線に供給し、そして、i+1がNより小さい場合
に、同時に、これらの駆動パルスと同位相の補償パルス
を高い方のランクの各巻線に供給する過程と、 を有することを特徴とする請求項1記載の制御方法。 - 【請求項8】 制御方法において、 iが1より大きい場合においてランクiの巻線に駆動パ
ルスが供給される場合に、ランクiの回転子をその第1
の回転方向に回転させるために前記駆動パルスと同位相
の補償パルスをiより小さい番号のランクの各巻線に供
給する過程と、iがNより小さい場合において駆動パル
スがランク(i+1)の巻線に供給される場合に、ラン
クiの回転子をその第2の回転方向に回転させるために
前記駆動パルスと同位相の補償パルスをiより大きい番
号のランクの各巻線に供給する過程とを有することを特
徴とする請求項7記載の制御方法。
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