JPH09197854A - 誘導加熱定着装置 - Google Patents
誘導加熱定着装置Info
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- JPH09197854A JPH09197854A JP485096A JP485096A JPH09197854A JP H09197854 A JPH09197854 A JP H09197854A JP 485096 A JP485096 A JP 485096A JP 485096 A JP485096 A JP 485096A JP H09197854 A JPH09197854 A JP H09197854A
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Landscapes
- Fixing For Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 昇温に対する応答性に優れ、誘導コイルや中
空金属体の過昇温を確実に防止でき、しかも、中空金属
体の損傷を招くことがない誘導加熱定着装置を提供す
る。 【解決手段】 この誘導加熱定着装置は、ホルダ24の
内部に配置され誘導コイル22の温度を検出するコイル
温度検出手段30と、コイル温度検出手段30で検出し
たコイル温度が所定の設定温度を超えたときに誘導コイ
ル22への通電を遮断する通電遮断手段31と、を有す
る。前記コイル温度検出手段30および通電遮断手段3
1は、誘導コイル22の巻線21に接続され設定温度を
超えると溶断する感温動作部材としての温度ヒューズ3
2から一体的に構成してある。
空金属体の過昇温を確実に防止でき、しかも、中空金属
体の損傷を招くことがない誘導加熱定着装置を提供す
る。 【解決手段】 この誘導加熱定着装置は、ホルダ24の
内部に配置され誘導コイル22の温度を検出するコイル
温度検出手段30と、コイル温度検出手段30で検出し
たコイル温度が所定の設定温度を超えたときに誘導コイ
ル22への通電を遮断する通電遮断手段31と、を有す
る。前記コイル温度検出手段30および通電遮断手段3
1は、誘導コイル22の巻線21に接続され設定温度を
超えると溶断する感温動作部材としての温度ヒューズ3
2から一体的に構成してある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真式の複写
機、プリンタおよびファクシミリなどの画像形成装置に
用いられる定着装置に関し、さらに詳しくは、誘導加熱
を利用してトナー像を記録媒体に定着する定着装置に関
する。
機、プリンタおよびファクシミリなどの画像形成装置に
用いられる定着装置に関し、さらに詳しくは、誘導加熱
を利用してトナー像を記録媒体に定着する定着装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】電子写真式の複写機などには、記録媒体
である記録紙ないし転写材などのシート上に転写された
トナー像をシートに定着させる定着装置が設けられてい
る。この定着装置は、例えば、シート上のトナーを熱溶
融させる加熱ローラとも指称される定着ローラと、当該
定着ローラに圧接してシートを挟持する加圧ローラとを
有している。定着ローラは中空状に形成され、この定着
ローラの中心軸上には、発熱体が保持手段により保持さ
れている。発熱体は、例えば、ハロゲンランプなどの管
状発熱ヒータより構成され、所定の電圧が印加されるこ
とにより発熱するものである。このハロゲンランプは定
着ローラの中心軸に位置しているため、ハロゲンランプ
から発せられた熱は定着ローラ内壁に均一に輻射され、
定着ローラの外壁の温度分布は円周方向において均一と
なる。定着ローラの外壁は、その温度が定着に適した温
度(例えば、150〜200℃)になるまで加熱され
る。この状態で定着ローラと加圧ローラは摺接しながら
互いに逆方向へ回転し、トナーが付着したシートを挟持
する。定着ローラと加圧ローラとの摺接部(以下、ニッ
プ部という)において、シート上のトナーは定着ローラ
の熱により溶解し、両ローラから作用する圧力によりシ
ートに定着される。トナーが定着した後、定着ローラお
よび加圧ローラの回転に伴い、シートは、排紙ローラに
よって搬送され、排紙トレイ上に排出される。
である記録紙ないし転写材などのシート上に転写された
トナー像をシートに定着させる定着装置が設けられてい
る。この定着装置は、例えば、シート上のトナーを熱溶
融させる加熱ローラとも指称される定着ローラと、当該
定着ローラに圧接してシートを挟持する加圧ローラとを
有している。定着ローラは中空状に形成され、この定着
ローラの中心軸上には、発熱体が保持手段により保持さ
れている。発熱体は、例えば、ハロゲンランプなどの管
状発熱ヒータより構成され、所定の電圧が印加されるこ
とにより発熱するものである。このハロゲンランプは定
着ローラの中心軸に位置しているため、ハロゲンランプ
から発せられた熱は定着ローラ内壁に均一に輻射され、
定着ローラの外壁の温度分布は円周方向において均一と
なる。定着ローラの外壁は、その温度が定着に適した温
度(例えば、150〜200℃)になるまで加熱され
る。この状態で定着ローラと加圧ローラは摺接しながら
互いに逆方向へ回転し、トナーが付着したシートを挟持
する。定着ローラと加圧ローラとの摺接部(以下、ニッ
プ部という)において、シート上のトナーは定着ローラ
の熱により溶解し、両ローラから作用する圧力によりシ
ートに定着される。トナーが定着した後、定着ローラお
よび加圧ローラの回転に伴い、シートは、排紙ローラに
よって搬送され、排紙トレイ上に排出される。
【0003】ハロゲンランプなどから構成される発熱体
を備えた上記定着装置においては、電源を投入した後、
定着ローラの温度が定着に適した所定温度に達するまで
の時間(以下、「予熱時間」という)に、比較的長時間
を要していた。その間、使用者は複写機を使用すること
ができず、長時間の待機を強いられるという問題があっ
た。その一方、予熱時間の短縮を図ってユーザの操作性
を向上すべく多量の電力を定着ローラに印加したので
は、定着装置における消費電力が増大し、省エネルギ化
に反するという問題が生じていた。このため、複写機な
どの商品の価値を高めるためには、定着装置の省エネル
ギ化(低消費電力化)と、ユーザの操作性向上(クイッ
クプリント)との両立を図ることが一層注目され重視さ
れてきている。
を備えた上記定着装置においては、電源を投入した後、
定着ローラの温度が定着に適した所定温度に達するまで
の時間(以下、「予熱時間」という)に、比較的長時間
を要していた。その間、使用者は複写機を使用すること
ができず、長時間の待機を強いられるという問題があっ
た。その一方、予熱時間の短縮を図ってユーザの操作性
を向上すべく多量の電力を定着ローラに印加したので
は、定着装置における消費電力が増大し、省エネルギ化
に反するという問題が生じていた。このため、複写機な
どの商品の価値を高めるためには、定着装置の省エネル
ギ化(低消費電力化)と、ユーザの操作性向上(クイッ
クプリント)との両立を図ることが一層注目され重視さ
れてきている。
【0004】かかる要請に応える装置として、特開昭5
4−39645号公報に示されるように、高周波誘導を
利用して電気−熱変換効率を向上させ、予熱時間の短縮
化を図るようにした誘導加熱方式の定着装置が提案され
ている。この誘導加熱定着装置は、金属導体からなる中
空の定着ローラの内部に誘導コイルが同心状に配置され
ており、この誘導コイルに高周波電流を流して生じた高
周波磁界により定着ローラに誘導渦電流を発生させ、定
着ローラ自体の表皮抵抗によって定着ローラそのものを
ジュール発熱させるようになっている。
4−39645号公報に示されるように、高周波誘導を
利用して電気−熱変換効率を向上させ、予熱時間の短縮
化を図るようにした誘導加熱方式の定着装置が提案され
ている。この誘導加熱定着装置は、金属導体からなる中
空の定着ローラの内部に誘導コイルが同心状に配置され
ており、この誘導コイルに高周波電流を流して生じた高
周波磁界により定着ローラに誘導渦電流を発生させ、定
着ローラ自体の表皮抵抗によって定着ローラそのものを
ジュール発熱させるようになっている。
【0005】誘導加熱される中空金属体の形態として
は、上記定着ローラのようにローラの形態をなすものの
他、ベルトの形態をなすものや、可撓性を有する薄肉の
スリーブの形態をなすものなどがある。このような中空
金属体内に誘導コイルが配置される誘導加熱定着装置で
は、誘導コイルは加熱された中空金属体からの輻射熱や
伝導熱を受けて加熱されるばかりでなく、誘導コイル自
身に電流が流れるためにジュール熱で発熱している。こ
のため長時間に亘って中空金属体を加熱すると、コイル
温度が次第に上昇していき、コイルの耐熱温度を超える
虞がある。また、コイルの巻線を巻回するためのボビン
や、誘導コイル全体を収納して保持するホルダなどの周
辺部材は一般に樹脂素材から形成されているが、コイル
温度が前記樹脂素材の耐熱温度を超える虞もある。
は、上記定着ローラのようにローラの形態をなすものの
他、ベルトの形態をなすものや、可撓性を有する薄肉の
スリーブの形態をなすものなどがある。このような中空
金属体内に誘導コイルが配置される誘導加熱定着装置で
は、誘導コイルは加熱された中空金属体からの輻射熱や
伝導熱を受けて加熱されるばかりでなく、誘導コイル自
身に電流が流れるためにジュール熱で発熱している。こ
のため長時間に亘って中空金属体を加熱すると、コイル
温度が次第に上昇していき、コイルの耐熱温度を超える
虞がある。また、コイルの巻線を巻回するためのボビン
や、誘導コイル全体を収納して保持するホルダなどの周
辺部材は一般に樹脂素材から形成されているが、コイル
温度が前記樹脂素材の耐熱温度を超える虞もある。
【0006】かかる事態を防止するために、前記公報
(特開昭54−39645号)に示される誘導加熱定着
装置では、誘導コイル内部に軸方向に沿って風を送り、
コイル温度の上昇を抑えるようにしている。
(特開昭54−39645号)に示される誘導加熱定着
装置では、誘導コイル内部に軸方向に沿って風を送り、
コイル温度の上昇を抑えるようにしている。
【0007】また、コイル自身の発熱を低減することに
より、コイル温度の上昇カーブをより低い温度で飽和状
態に至らせることも可能である。具体的には、巻線の
径を太くしたり、複数本束ねた巻線を巻回してコイルを
形成したりすることで、抵抗を減らす。電気−熱変換
効率の高い材料で中空金属体を形成することで、少ない
電流で高出力を得る。などがある。
より、コイル温度の上昇カーブをより低い温度で飽和状
態に至らせることも可能である。具体的には、巻線の
径を太くしたり、複数本束ねた巻線を巻回してコイルを
形成したりすることで、抵抗を減らす。電気−熱変換
効率の高い材料で中空金属体を形成することで、少ない
電流で高出力を得る。などがある。
【0008】上記の方策でコイル温度の上昇を抑えるこ
とができるが、何らかの原因でコイルへ電流を流す制御
回路に異常が発生した場合には、大電流がコイルへ長時
間流れ続けることがある。例えば、ウォームアップ時に
温度検出機能が故障したときには、定着ローラが目標温
度に達していない誤認され大電力が印加され続ける。こ
のような場合には、送風による強制冷却のような手段を
講じていても、誘導コイルの温度上昇を十分に抑えるこ
とができなくなり、中空金属体の温度が異常に上昇した
り、コイルの被覆の破壊による短絡、定着装置の故障や
損傷などを招来したりする虞がある。
とができるが、何らかの原因でコイルへ電流を流す制御
回路に異常が発生した場合には、大電流がコイルへ長時
間流れ続けることがある。例えば、ウォームアップ時に
温度検出機能が故障したときには、定着ローラが目標温
度に達していない誤認され大電力が印加され続ける。こ
のような場合には、送風による強制冷却のような手段を
講じていても、誘導コイルの温度上昇を十分に抑えるこ
とができなくなり、中空金属体の温度が異常に上昇した
り、コイルの被覆の破壊による短絡、定着装置の故障や
損傷などを招来したりする虞がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ハロゲンランプ加熱方
式の定着装置では、従来より一般的に、定着ローラの過
昇温防止のスイッチ素子として、サーモスタットや温度
ヒューズなどが設けられている。例えば、サーモスタッ
トは、定着ローラなどの表面に圧接され、予め設定され
た温度になると接点を開放してハロゲンランプへの通電
を切断し、定着ローラが所定温度以上の高温となること
を防止している。
式の定着装置では、従来より一般的に、定着ローラの過
昇温防止のスイッチ素子として、サーモスタットや温度
ヒューズなどが設けられている。例えば、サーモスタッ
トは、定着ローラなどの表面に圧接され、予め設定され
た温度になると接点を開放してハロゲンランプへの通電
を切断し、定着ローラが所定温度以上の高温となること
を防止している。
【0010】ところが、誘導加熱定着装置では、その方
式上、金属体を使用しなければならないことから、温度
ヒューズを用いる場合には、短絡防止のために中空金属
体から離間させなければならない。また、サーモスタッ
トを中空金属体の表面に当接させて中空金属体の温度を
検出する場合には、中空金属体の外表面を損傷する虞が
あり、中空金属体の耐久性が悪くなるばかりでなく、傷
を要因とする画像みだれを招くという問題がある。ここ
に、中空金属体の損傷を回避するため、温度ヒューズを
用いる場合と同様に、サーモスタットを中空金属体から
離間させて配置する形態も考えられる。
式上、金属体を使用しなければならないことから、温度
ヒューズを用いる場合には、短絡防止のために中空金属
体から離間させなければならない。また、サーモスタッ
トを中空金属体の表面に当接させて中空金属体の温度を
検出する場合には、中空金属体の外表面を損傷する虞が
あり、中空金属体の耐久性が悪くなるばかりでなく、傷
を要因とする画像みだれを招くという問題がある。ここ
に、中空金属体の損傷を回避するため、温度ヒューズを
用いる場合と同様に、サーモスタットを中空金属体から
離間させて配置する形態も考えられる。
【0011】しかしながら、サーモスタットや温度ヒュ
ーズを中空金属体から離間させて温度検出を行う構成で
は、エアギャップの存在により温度検出に時間遅れが生
じ、昇温に対する応答性が悪くなってしまう。ハロゲン
ランプ加熱方式のように昇温速度が比較的遅い場合に
は、応答性が多少悪くとも問題とならないが、中空金属
体の昇温速度が速いことを利点とする誘導加熱方式にと
って、誘導コイルや中空金属体の温度上昇に追従してこ
れらの温度を検出できないことは、定着装置を安定して
作動させる観点からみて好ましくない。
ーズを中空金属体から離間させて温度検出を行う構成で
は、エアギャップの存在により温度検出に時間遅れが生
じ、昇温に対する応答性が悪くなってしまう。ハロゲン
ランプ加熱方式のように昇温速度が比較的遅い場合に
は、応答性が多少悪くとも問題とならないが、中空金属
体の昇温速度が速いことを利点とする誘導加熱方式にと
って、誘導コイルや中空金属体の温度上昇に追従してこ
れらの温度を検出できないことは、定着装置を安定して
作動させる観点からみて好ましくない。
【0012】なお、時間遅れが生じることを見越して設
定温度を低くしておくことも考えられるが、この構成で
は、定常運転を行っているにも拘らず誘導コイルへの通
電が遮断される事態が生じる虞がある。
定温度を低くしておくことも考えられるが、この構成で
は、定常運転を行っているにも拘らず誘導コイルへの通
電が遮断される事態が生じる虞がある。
【0013】本発明は、上記従来技術に伴う課題を解決
するためになされたものであり、昇温に対する応答性に
優れ、誘導コイルや中空金属体の過昇温を確実に防止で
き、しかも、中空金属体の損傷を招くことがない誘導加
熱定着装置を提供することを目的とする。
するためになされたものであり、昇温に対する応答性に
優れ、誘導コイルや中空金属体の過昇温を確実に防止で
き、しかも、中空金属体の損傷を招くことがない誘導加
熱定着装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、加熱される中空金属体
と、巻線を巻回して形成され前記中空金属体に誘導電流
を誘起させて加熱する誘導コイルと、前記誘導コイルを
収納して保持する保持部材と、を有する誘導加熱定着装
置において、前記保持部材の内部に配置され前記誘導コ
イルの温度を検出するコイル温度検出手段と、前記コイ
ル温度検出手段で検出したコイル温度が所定の設定温度
を超えたときに前記誘導コイルへの通電を遮断する通電
遮断手段と、を有することを特徴とする誘導加熱定着装
置である。
に、請求項1に記載の発明は、加熱される中空金属体
と、巻線を巻回して形成され前記中空金属体に誘導電流
を誘起させて加熱する誘導コイルと、前記誘導コイルを
収納して保持する保持部材と、を有する誘導加熱定着装
置において、前記保持部材の内部に配置され前記誘導コ
イルの温度を検出するコイル温度検出手段と、前記コイ
ル温度検出手段で検出したコイル温度が所定の設定温度
を超えたときに前記誘導コイルへの通電を遮断する通電
遮断手段と、を有することを特徴とする誘導加熱定着装
置である。
【0015】上記構成の誘導加熱装置では、誘導コイル
に通電すると、中空金属体に誘導電流が誘起され、中空
金属体そのものがジュール発熱し、コイル温度も次第に
上昇していく。このコイル温度を、保持部材の内部に配
置したコイル温度検出手段により検出している。そし
て、誘導コイルのコイル温度が何らかの原因で異常に上
昇し、所定の設定温度を超えたときには、通電遮断手段
が作動して誘導コイルへの通電が遮断される。これによ
り、誘導コイルおよび中空金属体の過昇温が防止され、
定着装置や周辺部材の損傷がなくなる。
に通電すると、中空金属体に誘導電流が誘起され、中空
金属体そのものがジュール発熱し、コイル温度も次第に
上昇していく。このコイル温度を、保持部材の内部に配
置したコイル温度検出手段により検出している。そし
て、誘導コイルのコイル温度が何らかの原因で異常に上
昇し、所定の設定温度を超えたときには、通電遮断手段
が作動して誘導コイルへの通電が遮断される。これによ
り、誘導コイルおよび中空金属体の過昇温が防止され、
定着装置や周辺部材の損傷がなくなる。
【0016】このように保持部材の内部においてコイル
温度を直接検出しているため、誘導コイルの温度上昇に
追従して当該コイル温度を正確に検出できる。昇温に対
する応答性が優れていることから、昇温速度が速いこと
を利点とする誘導加熱方式の定着器でも、誘導コイルお
よび中空金属体の過昇温を確実に防止できる。したがっ
て、定着装置の損傷が未然に防止され、この定着装置が
組み込まれる画像形成装置内の温度上昇も抑えられる。
さらに、コイル温度の検出を保持部材の内部で行うの
で、中空金属体の表面に圧接する部材はなく、中空金属
体の損傷を回避でき、中空金属体の傷を要因とする画像
みだれを招くこともない。
温度を直接検出しているため、誘導コイルの温度上昇に
追従して当該コイル温度を正確に検出できる。昇温に対
する応答性が優れていることから、昇温速度が速いこと
を利点とする誘導加熱方式の定着器でも、誘導コイルお
よび中空金属体の過昇温を確実に防止できる。したがっ
て、定着装置の損傷が未然に防止され、この定着装置が
組み込まれる画像形成装置内の温度上昇も抑えられる。
さらに、コイル温度の検出を保持部材の内部で行うの
で、中空金属体の表面に圧接する部材はなく、中空金属
体の損傷を回避でき、中空金属体の傷を要因とする画像
みだれを招くこともない。
【0017】なお、中空金属体としては、ローラ、ベル
ト、可撓性を有する薄肉のスリーブなどの形態がある。
ト、可撓性を有する薄肉のスリーブなどの形態がある。
【0018】また、請求項2に記載の発明は、前記コイ
ル温度検出手段および前記通電遮断手段は、前記誘導コ
イルの巻線に接続され前記設定温度を超えると溶断する
感温動作部材から一体的に構成されていることを特徴と
する。
ル温度検出手段および前記通電遮断手段は、前記誘導コ
イルの巻線に接続され前記設定温度を超えると溶断する
感温動作部材から一体的に構成されていることを特徴と
する。
【0019】上記構成の誘導加熱装置では、誘導コイル
の熱は巻線に接続されている感温動作部材に直ぐに伝導
され、誘導コイルのコイル温度を検出している。このと
きには感温動作部材がコイル温度検出手段として機能す
る。そして、誘導コイルのコイル温度が何らかの原因で
異常に上昇し、所定の設定温度を超えたときには、感温
動作部材が溶断して誘導コイルへの通電が遮断される。
これにより、誘導コイルおよび中空金属体の過昇温が防
止され、定着装置や周辺部材の損傷がなくなる。このと
きには感温動作部材が通電遮断手段として機能する。
の熱は巻線に接続されている感温動作部材に直ぐに伝導
され、誘導コイルのコイル温度を検出している。このと
きには感温動作部材がコイル温度検出手段として機能す
る。そして、誘導コイルのコイル温度が何らかの原因で
異常に上昇し、所定の設定温度を超えたときには、感温
動作部材が溶断して誘導コイルへの通電が遮断される。
これにより、誘導コイルおよび中空金属体の過昇温が防
止され、定着装置や周辺部材の損傷がなくなる。このと
きには感温動作部材が通電遮断手段として機能する。
【0020】この請求項2に記載の発明も、請求項1に
記載の発明と同様に、誘導コイルおよび中空金属体の過
昇温を確実に防止でき、中空金属体の損傷を回避でき
る。しかも、コイル温度検出手段および通電遮断手段を
感温動作部材から一体的に構成したので部品点数を削減
でき、また、感温動作部材を収納部材の内部に配置する
ので当該感温動作部材と中空金属体との短絡の虞もな
い。
記載の発明と同様に、誘導コイルおよび中空金属体の過
昇温を確実に防止でき、中空金属体の損傷を回避でき
る。しかも、コイル温度検出手段および通電遮断手段を
感温動作部材から一体的に構成したので部品点数を削減
でき、また、感温動作部材を収納部材の内部に配置する
ので当該感温動作部材と中空金属体との短絡の虞もな
い。
【0021】また、請求項3に記載の発明は、前記コイ
ル温度検出手段および前記通電遮断手段は、それぞれ別
個独立に設けられ、前記通電遮断手段は、前記コイル温
度検出手段で検出したコイル温度と前記設定温度とを比
較する比較手段と、前記比較手段での比較結果に基づい
て、前記誘導コイルへの通電を遮断するスイッチ手段
と、を備えることを特徴とする。
ル温度検出手段および前記通電遮断手段は、それぞれ別
個独立に設けられ、前記通電遮断手段は、前記コイル温
度検出手段で検出したコイル温度と前記設定温度とを比
較する比較手段と、前記比較手段での比較結果に基づい
て、前記誘導コイルへの通電を遮断するスイッチ手段
と、を備えることを特徴とする。
【0022】上記構成の誘導加熱装置では、誘導コイル
のコイル温度を、保持部材の内部に配置したコイル温度
検出手段により検出している。また、検出したコイル温
度と設定温度とを、比較手段で比較している。そして、
誘導コイルのコイル温度が何らかの原因で異常に上昇
し、所定の設定温度を超えたときには、比較手段での比
較結果に基づいてスイッチ手段が作動し、誘導コイルへ
の通電が遮断される。これにより、誘導コイルおよび中
空金属体の過昇温が防止され、定着装置や周辺部材の損
傷がなくなる。
のコイル温度を、保持部材の内部に配置したコイル温度
検出手段により検出している。また、検出したコイル温
度と設定温度とを、比較手段で比較している。そして、
誘導コイルのコイル温度が何らかの原因で異常に上昇
し、所定の設定温度を超えたときには、比較手段での比
較結果に基づいてスイッチ手段が作動し、誘導コイルへ
の通電が遮断される。これにより、誘導コイルおよび中
空金属体の過昇温が防止され、定着装置や周辺部材の損
傷がなくなる。
【0023】この請求項3に記載の発明も、請求項1に
記載の発明と同様に、誘導コイルおよび中空金属体の過
昇温を確実に防止でき、中空金属体の損傷を回避でき
る。しかも、比較手段での比較結果に基づいて警報を発
するなどの制御も行い得る。
記載の発明と同様に、誘導コイルおよび中空金属体の過
昇温を確実に防止でき、中空金属体の損傷を回避でき
る。しかも、比較手段での比較結果に基づいて警報を発
するなどの制御も行い得る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【0025】《実施の形態1》図1は、本発明の実施の
形態1に係る誘導加熱定着装置を概略で示す断面図であ
る。
形態1に係る誘導加熱定着装置を概略で示す断面図であ
る。
【0026】図1に示すように、プリンタなどに組み込
まれた誘導加熱定着装置は、矢印a方向に回転駆動可能
に設けられた加熱ローラつまり定着ローラ10と、当該
定着ローラ10に圧接して設けられ定着ローラ10の回
転に伴って従動回転する加圧ローラ11とを有する。
まれた誘導加熱定着装置は、矢印a方向に回転駆動可能
に設けられた加熱ローラつまり定着ローラ10と、当該
定着ローラ10に圧接して設けられ定着ローラ10の回
転に伴って従動回転する加圧ローラ11とを有する。
【0027】定着ローラ10は、導電体の中空パイプで
あり、その内部には、当該定着ローラ10に誘導電流
(渦電流)を誘起させてジュール発熱させるために、高
周波磁界を生じるコイル・アセンブリ12が配設されて
いる。このコイル・アセンブリ12はホルダ24に保持
され、全体としてホルダユニット13を構成している。
誘導電流により発熱するのは定着ローラ10自身であ
り、この定着ローラ10が中空金属体に相当する。ま
た、ホルダ24が保持部材に相当する。なお、中空金属
体としては、上記定着ローラ10の他、ベルトや、可撓
性を有する薄肉の金属スリーブなどの形態がある。
あり、その内部には、当該定着ローラ10に誘導電流
(渦電流)を誘起させてジュール発熱させるために、高
周波磁界を生じるコイル・アセンブリ12が配設されて
いる。このコイル・アセンブリ12はホルダ24に保持
され、全体としてホルダユニット13を構成している。
誘導電流により発熱するのは定着ローラ10自身であ
り、この定着ローラ10が中空金属体に相当する。ま
た、ホルダ24が保持部材に相当する。なお、中空金属
体としては、上記定着ローラ10の他、ベルトや、可撓
性を有する薄肉の金属スリーブなどの形態がある。
【0028】定着ローラ10は、その両端に軸受部が形
成され、図示しない定着ユニットフレームに回転自在に
取り付けられている。さらに、定着ローラ10は、その
片端に図示しない駆動ギアが固定され、この駆動ギアに
接続されたモータなどの図示しない駆動源によって回転
駆動される。また、ホルダ24は、定着ユニットフレー
ムに固定されて非回転となっており、定着ローラ10の
内周面との間に所定寸法の隙間を隔ててローラ10内部
に収納されている。
成され、図示しない定着ユニットフレームに回転自在に
取り付けられている。さらに、定着ローラ10は、その
片端に図示しない駆動ギアが固定され、この駆動ギアに
接続されたモータなどの図示しない駆動源によって回転
駆動される。また、ホルダ24は、定着ユニットフレー
ムに固定されて非回転となっており、定着ローラ10の
内周面との間に所定寸法の隙間を隔ててローラ10内部
に収納されている。
【0029】未定着のトナー像が転写されているトナー
担持体つまりシート14は、図1中矢印bで示すように
左方向から搬送され、定着ローラ10と加圧ローラ11
との間のニップ部に向けて送り込まれる。シート14
は、加熱された定着ローラ10の熱と、両ローラ10、
11から作用する圧力とが加えられながら、ニップ部を
搬送される。これにより、未定着トナーが定着されて、
シート14上には定着トナー像が形成される。ニップ部
を通過したシート14は、定着ローラ10の曲率によっ
て当該定着ローラ10から自然に分離し、あるいは、図
1に示すように先端部が定着ローラ10の表面に摺接す
るように設けられた分離爪15によって定着ローラ10
から強制的に分離され、図1中右方向に搬送される。こ
のシート14は、図示しない排紙ローラによって搬送さ
れ、排紙トレイ上に排出される。
担持体つまりシート14は、図1中矢印bで示すように
左方向から搬送され、定着ローラ10と加圧ローラ11
との間のニップ部に向けて送り込まれる。シート14
は、加熱された定着ローラ10の熱と、両ローラ10、
11から作用する圧力とが加えられながら、ニップ部を
搬送される。これにより、未定着トナーが定着されて、
シート14上には定着トナー像が形成される。ニップ部
を通過したシート14は、定着ローラ10の曲率によっ
て当該定着ローラ10から自然に分離し、あるいは、図
1に示すように先端部が定着ローラ10の表面に摺接す
るように設けられた分離爪15によって定着ローラ10
から強制的に分離され、図1中右方向に搬送される。こ
のシート14は、図示しない排紙ローラによって搬送さ
れ、排紙トレイ上に排出される。
【0030】定着ローラ10は、鉄、ステンレス合金
管、ニッケル、炭素鋼管あるいはアルミニウム合金管な
どの導電性部材から形成され、その外周面にフッ素樹脂
をコーティングして、表面に耐熱性の離型層が形成され
ている。定着ローラ10は、導電性磁性部材から形成す
ることがさらに好ましい。加圧ローラ11の軸芯18の
周囲には、表面離型性耐熱ゴム層であるシリコンゴム層
19が形成されている。また、軸受部や分離爪15は、
耐熱摺動性エンジニアリング・プラスチックなどから形
成されている。
管、ニッケル、炭素鋼管あるいはアルミニウム合金管な
どの導電性部材から形成され、その外周面にフッ素樹脂
をコーティングして、表面に耐熱性の離型層が形成され
ている。定着ローラ10は、導電性磁性部材から形成す
ることがさらに好ましい。加圧ローラ11の軸芯18の
周囲には、表面離型性耐熱ゴム層であるシリコンゴム層
19が形成されている。また、軸受部や分離爪15は、
耐熱摺動性エンジニアリング・プラスチックなどから形
成されている。
【0031】図2にも示すように、ホルダユニット13
は、前述したようにコイル・アセンブリ12と、ホルダ
24とから構成され、コイル・アセンブリ12は、磁性
材からなるコア23と、コア23を挿入するための通孔
が形成されたボビン25と、このボビンの周囲に銅線2
1を巻回して形成され定着ローラ10に誘導電流を誘起
させて加熱する誘導コイル22とを有する。ボビン25
は、コア23と誘導コイル22とを絶縁する絶縁部とし
て機能している。そして、コイル・アセンブリ12は、
ボビン25とは別体に形成された前記ホルダ24内に、
外部に露呈しないように収納されている。ホルダ24の
両端には誘導コイル22ヘ電流を流すためのリード線2
6が引き出されている。
は、前述したようにコイル・アセンブリ12と、ホルダ
24とから構成され、コイル・アセンブリ12は、磁性
材からなるコア23と、コア23を挿入するための通孔
が形成されたボビン25と、このボビンの周囲に銅線2
1を巻回して形成され定着ローラ10に誘導電流を誘起
させて加熱する誘導コイル22とを有する。ボビン25
は、コア23と誘導コイル22とを絶縁する絶縁部とし
て機能している。そして、コイル・アセンブリ12は、
ボビン25とは別体に形成された前記ホルダ24内に、
外部に露呈しないように収納されている。ホルダ24の
両端には誘導コイル22ヘ電流を流すためのリード線2
6が引き出されている。
【0032】ホルダ24およびボビン25は、いずれも
耐熱絶縁性エンジニアリング・プラスチックから形成さ
れている。また、コイル22としては表面に融着層と絶
縁層を持つ単一またはリッツ銅線を用いることが好まし
い。また、コア23は、例えば、フェライトコアまたは
積層コアからなる。このコア23は、比較的長尺の板形
状を有し、誘導コイル22の銅線21と直交するように
配置されて磁路を形成する。
耐熱絶縁性エンジニアリング・プラスチックから形成さ
れている。また、コイル22としては表面に融着層と絶
縁層を持つ単一またはリッツ銅線を用いることが好まし
い。また、コア23は、例えば、フェライトコアまたは
積層コアからなる。このコア23は、比較的長尺の板形
状を有し、誘導コイル22の銅線21と直交するように
配置されて磁路を形成する。
【0033】誘導加熱方式の定着装置では、誘導コイル
22および中空金属体10の過昇温に注意しなければな
らない。そこで、本願発明者は、誘導コイル22および
中空金属体10の過昇温を確実に防止し得る誘導加熱定
着装置を提供すべく鋭意研究した結果、以下の点に着目
して、本発明を完成させるに至った。
22および中空金属体10の過昇温に注意しなければな
らない。そこで、本願発明者は、誘導コイル22および
中空金属体10の過昇温を確実に防止し得る誘導加熱定
着装置を提供すべく鋭意研究した結果、以下の点に着目
して、本発明を完成させるに至った。
【0034】誘導加熱方式では、加熱される中空金属
体(ローラ10、ベルト、スリーブなど種々の形態を含
む)の発熱量が大きくなると、誘導コイル22の発熱量
が大きくなる関係があるため、中空金属体10の表面温
度を検出する必要は必ずしもなく、ホルダ24内部の温
度を検出しても、誘導コイル22および中空金属体10
の異常昇温を検出することは可能であること。
体(ローラ10、ベルト、スリーブなど種々の形態を含
む)の発熱量が大きくなると、誘導コイル22の発熱量
が大きくなる関係があるため、中空金属体10の表面温
度を検出する必要は必ずしもなく、ホルダ24内部の温
度を検出しても、誘導コイル22および中空金属体10
の異常昇温を検出することは可能であること。
【0035】誘導コイル22に温度検出手段を当接さ
せて当該誘導コイル22の昇温を検出しても、サーモス
タットの場合と異なり傷などの発生を招くことがなく、
何ら支障がないこと。
せて当該誘導コイル22の昇温を検出しても、サーモス
タットの場合と異なり傷などの発生を招くことがなく、
何ら支障がないこと。
【0036】上記の点に着目して完成された誘導加熱定
着装置は、ホルダ24の内部に配置され誘導コイル22
の温度を検出するコイル温度検出手段30と、コイル温
度検出手段30で検出したコイル温度が所定の設定温度
を超えたときに誘導コイル22への通電を遮断する通電
遮断手段31とを有する。
着装置は、ホルダ24の内部に配置され誘導コイル22
の温度を検出するコイル温度検出手段30と、コイル温
度検出手段30で検出したコイル温度が所定の設定温度
を超えたときに誘導コイル22への通電を遮断する通電
遮断手段31とを有する。
【0037】特に、本実施の形態1では、コイル温度検
出手段30および通電遮断手段31は、誘導コイル22
の巻線21に接続され前記設定温度を超えると溶断する
感温動作部材32から一体的に構成してある。
出手段30および通電遮断手段31は、誘導コイル22
の巻線21に接続され前記設定温度を超えると溶断する
感温動作部材32から一体的に構成してある。
【0038】さらに詳述すれば、図2に示すように、感
温動作部材32としての温度ヒューズが誘導コイル22
の銅線21の途中または端部に直列に接続されている。
温度ヒューズ32は、公知のように所定の設定温度(例
えば、定着温度+30℃)に達すると溶断するように動
作するものであり、温度ヒューズ32の溶断により誘導
コイル22への通電が遮断される。
温動作部材32としての温度ヒューズが誘導コイル22
の銅線21の途中または端部に直列に接続されている。
温度ヒューズ32は、公知のように所定の設定温度(例
えば、定着温度+30℃)に達すると溶断するように動
作するものであり、温度ヒューズ32の溶断により誘導
コイル22への通電が遮断される。
【0039】なお、感温動作部材32としては、温度ヒ
ューズの他に、バイメタル、形状記憶合金バネなどがあ
る。
ューズの他に、バイメタル、形状記憶合金バネなどがあ
る。
【0040】本実施の形態1は次ぎのように作用する。
【0041】誘導コイル22に高周波電流を流すと、高
周波磁界により定着ローラ10に誘導渦電流が発生し、
当該定着ローラ10自体の表皮抵抗によって定着ローラ
10そのものがジュール発熱する。長時間に亘って定着
ローラ10を加熱すると、コイル温度が次第に上昇して
いくが、このコイル22の熱は当該コイル22に接続さ
れている温度ヒューズ32に直ぐに伝導され、誘導コイ
ル22の温度を検出している。このときには温度ヒュー
ズ32がコイル温度検出手段30として機能している。
周波磁界により定着ローラ10に誘導渦電流が発生し、
当該定着ローラ10自体の表皮抵抗によって定着ローラ
10そのものがジュール発熱する。長時間に亘って定着
ローラ10を加熱すると、コイル温度が次第に上昇して
いくが、このコイル22の熱は当該コイル22に接続さ
れている温度ヒューズ32に直ぐに伝導され、誘導コイ
ル22の温度を検出している。このときには温度ヒュー
ズ32がコイル温度検出手段30として機能している。
【0042】そして、誘導コイル22のコイル温度が何
らかの原因で異常に上昇し、所定の設定温度を超えたと
きには、温度ヒューズ32が溶断する。これにより、誘
導コイル22への通電が遮断され、誘導コイル22およ
び定着ローラ10の過昇温が防止され、定着装置や周辺
部材の損傷がなくなる。このときには温度ヒューズ32
が通電遮断手段31として機能している。
らかの原因で異常に上昇し、所定の設定温度を超えたと
きには、温度ヒューズ32が溶断する。これにより、誘
導コイル22への通電が遮断され、誘導コイル22およ
び定着ローラ10の過昇温が防止され、定着装置や周辺
部材の損傷がなくなる。このときには温度ヒューズ32
が通電遮断手段31として機能している。
【0043】上記のように銅線21に接続した温度ヒュ
ーズ32でコイル温度を直接検出しているため、誘導コ
イル22の温度上昇に追従して当該コイル温度を正確に
検出できる。このようにコイル温度の昇温に対する応答
性が優れているので、昇温速度が速いことを利点とする
誘導加熱方式の定着器でも、誘導コイル22および定着
ローラ10の過昇温を確実に防止できる。したがって、
定着装置の損傷が未然に防止され、この定着装置が組み
込まれる画像形成装置内の温度上昇も抑えられる。ま
た、故障によって交換する部品を最小限にすることがで
きる。
ーズ32でコイル温度を直接検出しているため、誘導コ
イル22の温度上昇に追従して当該コイル温度を正確に
検出できる。このようにコイル温度の昇温に対する応答
性が優れているので、昇温速度が速いことを利点とする
誘導加熱方式の定着器でも、誘導コイル22および定着
ローラ10の過昇温を確実に防止できる。したがって、
定着装置の損傷が未然に防止され、この定着装置が組み
込まれる画像形成装置内の温度上昇も抑えられる。ま
た、故障によって交換する部品を最小限にすることがで
きる。
【0044】さらに、コイル温度の検出をホルダ24の
内部で行うので、定着ローラ10の表面に圧接する部材
はなく、定着ローラ10の損傷を回避でき、定着ローラ
10の傷を要因とする画像みだれを招くこともない。
内部で行うので、定着ローラ10の表面に圧接する部材
はなく、定着ローラ10の損傷を回避でき、定着ローラ
10の傷を要因とする画像みだれを招くこともない。
【0045】しかも、コイル温度検出手段30および通
電遮断手段31を温度ヒューズ32から一体的に構成し
たので部品点数を削減でき、また、温度ヒューズ32を
ホルダ24の内部に配置するので温度ヒューズ32と定
着ローラ10との短絡の虞もない。
電遮断手段31を温度ヒューズ32から一体的に構成し
たので部品点数を削減でき、また、温度ヒューズ32を
ホルダ24の内部に配置するので温度ヒューズ32と定
着ローラ10との短絡の虞もない。
【0046】《実施の形態2》図3は、本発明の実施の
形態2に係る誘導加熱定着装置のホルダユニットを示す
透視図である。
形態2に係る誘導加熱定着装置のホルダユニットを示す
透視図である。
【0047】本実施の形態2も、実施の形態1と同様
に、誘導コイル22および中空金属体10の過昇温を確
実に防止するため、ホルダ24の内部に配置され誘導コ
イル22の温度を検出するコイル温度検出手段30と、
コイル温度検出手段30で検出したコイル温度が所定の
設定温度を超えたときに誘導コイル22への通電を遮断
する通電遮断手段31とを有する。
に、誘導コイル22および中空金属体10の過昇温を確
実に防止するため、ホルダ24の内部に配置され誘導コ
イル22の温度を検出するコイル温度検出手段30と、
コイル温度検出手段30で検出したコイル温度が所定の
設定温度を超えたときに誘導コイル22への通電を遮断
する通電遮断手段31とを有する。
【0048】特に、本実施の形態2では、コイル温度検
出手段30および電流遮断手段31がそれぞれ別個独立
に設けられている点で、前述した実施の形態1と相違し
ている。
出手段30および電流遮断手段31がそれぞれ別個独立
に設けられている点で、前述した実施の形態1と相違し
ている。
【0049】さらに詳述すれば、図2に示すように、コ
イル温度検出手段30としてのサーミスタ35が、誘導
コイル22に接触ないし当接するようにホルダ24の内
部に配置され、コイル温度を電圧に変換して検出してい
る。本実施の形態2におけるコイル温度検出手段30と
しては、温度によって電気抵抗が変化したり、温度に応
じた電圧が発生したりするものであれば使用でき、サー
ミスタ35の他に、熱電対、感温磁気素子などがある。
イル温度検出手段30としてのサーミスタ35が、誘導
コイル22に接触ないし当接するようにホルダ24の内
部に配置され、コイル温度を電圧に変換して検出してい
る。本実施の形態2におけるコイル温度検出手段30と
しては、温度によって電気抵抗が変化したり、温度に応
じた電圧が発生したりするものであれば使用でき、サー
ミスタ35の他に、熱電対、感温磁気素子などがある。
【0050】図4は、過昇温の防止を制御する制御系の
概略回路図である。
概略回路図である。
【0051】誘導加熱定着装置では、加熱効率を高める
ために周波数の高い電流を流す必要があることから、商
用電源40の交流を一旦整流平滑し、インバータ回路4
1で高周波にインバートする手段が採られ、このインバ
ータ回路41から、高周波電流が誘導コイル22に供給
されている。制御回路42は、マイクロプロセッサやメ
モリなどから構成され、コイル温度を監視しながら、イ
ンバータ回路41へオン/オフ信号を出力し、定着ロー
ラ10の温度制御を行う。
ために周波数の高い電流を流す必要があることから、商
用電源40の交流を一旦整流平滑し、インバータ回路4
1で高周波にインバートする手段が採られ、このインバ
ータ回路41から、高周波電流が誘導コイル22に供給
されている。制御回路42は、マイクロプロセッサやメ
モリなどから構成され、コイル温度を監視しながら、イ
ンバータ回路41へオン/オフ信号を出力し、定着ロー
ラ10の温度制御を行う。
【0052】サーミスタ35で検出したコイル温度は、
電圧信号に変換されて比較器43に入力される。この比
較器43は、設定温度(例えば、定着温度+30℃)に
関する所定の基準値(電圧値)が予め設定されており、
入力された電圧値と基準値とを比較して、誘導コイル2
2の温度上昇が異常であるか否かが判断される。入力さ
れた電圧値が基準値を超えていれば、誘導コイル22の
温度上昇が異常であると判断される。また、インバータ
回路41と誘導コイル22との間には、誘導コイル22
への通電を遮断するためのリレー44が入っている。
電圧信号に変換されて比較器43に入力される。この比
較器43は、設定温度(例えば、定着温度+30℃)に
関する所定の基準値(電圧値)が予め設定されており、
入力された電圧値と基準値とを比較して、誘導コイル2
2の温度上昇が異常であるか否かが判断される。入力さ
れた電圧値が基準値を超えていれば、誘導コイル22の
温度上昇が異常であると判断される。また、インバータ
回路41と誘導コイル22との間には、誘導コイル22
への通電を遮断するためのリレー44が入っている。
【0053】比較器43が比較手段に相当し、リレー4
4がスイッチ手段に相当する。また、比較器43および
リレー44が電流遮断手段31を構成する。なお、スイ
ッチ手段としては、リレー44の他、半導体などでもよ
い。
4がスイッチ手段に相当する。また、比較器43および
リレー44が電流遮断手段31を構成する。なお、スイ
ッチ手段としては、リレー44の他、半導体などでもよ
い。
【0054】本実施の形態2は次ぎのように作用する。
【0055】誘導コイル22に高周波電流を流し、長時
間に亘って定着ローラ10を加熱すると、コイル温度が
次第に上昇していくが、このコイル22の熱は当該コイ
ル22に接触しているサーミスタ35に直ぐに伝導さ
れ、誘導コイル22の温度を検出している。
間に亘って定着ローラ10を加熱すると、コイル温度が
次第に上昇していくが、このコイル22の熱は当該コイ
ル22に接触しているサーミスタ35に直ぐに伝導さ
れ、誘導コイル22の温度を検出している。
【0056】サーミスタ35で検出したコイル温度は、
電圧信号に変換されて比較器43に入力される。この比
較器43は、入力された電圧値と予め設定されている基
準値とを比較し、誘導コイル22の温度上昇が異常であ
るか否かを判断する。
電圧信号に変換されて比較器43に入力される。この比
較器43は、入力された電圧値と予め設定されている基
準値とを比較し、誘導コイル22の温度上昇が異常であ
るか否かを判断する。
【0057】そして、誘導コイル22のコイル温度が何
らかの原因で異常に上昇し、所定の設定温度を超えたと
きには、入力された電圧値が基準値を超えるので、比較
器43での比較の結果、誘導コイル22の温度上昇が異
常であると判断される。すると、比較器43がオフ信号
をリレー44に出力し、この出力に基づいてリレー44
が作動して接点を開放する。これにより、誘導コイル2
2への通電が遮断され、誘導コイル22および定着ロー
ラ10の過昇温が防止され、定着装置や周辺部材の損傷
がなくなる。
らかの原因で異常に上昇し、所定の設定温度を超えたと
きには、入力された電圧値が基準値を超えるので、比較
器43での比較の結果、誘導コイル22の温度上昇が異
常であると判断される。すると、比較器43がオフ信号
をリレー44に出力し、この出力に基づいてリレー44
が作動して接点を開放する。これにより、誘導コイル2
2への通電が遮断され、誘導コイル22および定着ロー
ラ10の過昇温が防止され、定着装置や周辺部材の損傷
がなくなる。
【0058】本実施の形態2にあっても、誘導コイル2
2に接触させたサーミスタ35でコイル温度を直接検出
していることから、上述した実施の形態1と同様に、定
着装置の損傷が未然に防止され、この定着装置が組み込
まれる画像形成装置内の温度上昇も抑えられる。また、
故障によって交換する部品を最小限にすることができ
る。
2に接触させたサーミスタ35でコイル温度を直接検出
していることから、上述した実施の形態1と同様に、定
着装置の損傷が未然に防止され、この定着装置が組み込
まれる画像形成装置内の温度上昇も抑えられる。また、
故障によって交換する部品を最小限にすることができ
る。
【0059】さらに、定着ローラ10の損傷を回避で
き、画像みだれを招くこともない。
き、画像みだれを招くこともない。
【0060】しかも、比較器43において誘導コイル2
2の温度上昇が異常であると判断した信号を制御回路4
2に入力し、制御回路42が、オペレータに異常の発生
を表示したり、警報音を発したり、音声で報知させたり
するなどの制御を簡単に行い得る。
2の温度上昇が異常であると判断した信号を制御回路4
2に入力し、制御回路42が、オペレータに異常の発生
を表示したり、警報音を発したり、音声で報知させたり
するなどの制御を簡単に行い得る。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明によれば、保持部材の内部においてコイル温度を直接
検出しているので昇温に対する応答性に優れ、昇温速度
が速いことを利点とする誘導加熱方式の定着器において
誘導コイルおよび中空金属体の過昇温を確実に防止で
き、しかも、中空金属体の損傷を回避して画像みだれを
招くこともないという効果を奏する。
明によれば、保持部材の内部においてコイル温度を直接
検出しているので昇温に対する応答性に優れ、昇温速度
が速いことを利点とする誘導加熱方式の定着器において
誘導コイルおよび中空金属体の過昇温を確実に防止で
き、しかも、中空金属体の損傷を回避して画像みだれを
招くこともないという効果を奏する。
【0062】また、請求項2に記載の発明によれば、請
求項1に記載の発明による上記効果に加えて、コイル温
度検出手段および通電遮断手段を感温動作部材から一体
的に構成したので部品点数を削減できるという効果を奏
する。
求項1に記載の発明による上記効果に加えて、コイル温
度検出手段および通電遮断手段を感温動作部材から一体
的に構成したので部品点数を削減できるという効果を奏
する。
【0063】また、請求項3に記載の発明によれば、請
求項1に記載の発明による上記効果に加えて、比較手段
での比較結果に基づいて警報を発するなどの制御を簡単
に行い得るという効果を奏する。
求項1に記載の発明による上記効果に加えて、比較手段
での比較結果に基づいて警報を発するなどの制御を簡単
に行い得るという効果を奏する。
【図1】 本発明の実施の形態1に係る誘導加熱定着装
置を概略で示す断面図である。
置を概略で示す断面図である。
【図2】 本発明の実施の形態1に係る誘導加熱定着装
置のホルダユニットを示す透視図である。
置のホルダユニットを示す透視図である。
【図3】 本発明の実施の形態2に係る誘導加熱定着装
置のホルダユニットを示す透視図である。
置のホルダユニットを示す透視図である。
【図4】 過昇温の防止を制御する制御系の概略回路図
である。
である。
10…定着ローラ(中空金属体) 12…コイル・アセンブリ 21…銅線(巻線) 22…誘導コイル 23…コア 24…ホルダ(保持部材) 25…ボビン 30…コイル温度検出手段 31…通電遮断手段 32…温度ヒューズ(感温動作部材、コイル温度検出手
段、通電遮断手段) 35…サーミスタ(コイル温度検出手段) 43…比較器(比較手段、通電遮断手段) 44…リレー(スイッチ手段、通電遮断手段)
段、通電遮断手段) 35…サーミスタ(コイル温度検出手段) 43…比較器(比較手段、通電遮断手段) 44…リレー(スイッチ手段、通電遮断手段)
Claims (3)
- 【請求項1】 加熱される中空金属体と、巻線を巻回し
て形成され前記中空金属体に誘導電流を誘起させて加熱
する誘導コイルと、前記誘導コイルを収納して保持する
保持部材と、を有する誘導加熱定着装置において、 前記保持部材の内部に配置され前記誘導コイルの温度を
検出するコイル温度検出手段と、 前記コイル温度検出手段で検出したコイル温度が所定の
設定温度を超えたときに前記誘導コイルへの通電を遮断
する通電遮断手段と、を有することを特徴とする誘導加
熱定着装置。 - 【請求項2】 前記コイル温度検出手段および前記通電
遮断手段は、前記誘導コイルの巻線に接続され前記設定
温度を超えると溶断する感温動作部材から一体的に構成
されていることを特徴とする請求項1に記載の誘導加熱
定着装置。 - 【請求項3】 前記コイル温度検出手段および前記通電
遮断手段は、それぞれ別個独立に設けられ、 前記通電遮断手段は、 前記コイル温度検出手段で検出したコイル温度と前記設
定温度とを比較する比較手段と、 前記比較手段での比較結果に基づいて、前記誘導コイル
への通電を遮断するスイッチ手段と、を備えることを特
徴とする請求項1に記載の誘導加熱定着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP485096A JPH09197854A (ja) | 1996-01-16 | 1996-01-16 | 誘導加熱定着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP485096A JPH09197854A (ja) | 1996-01-16 | 1996-01-16 | 誘導加熱定着装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09197854A true JPH09197854A (ja) | 1997-07-31 |
Family
ID=11595160
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP485096A Withdrawn JPH09197854A (ja) | 1996-01-16 | 1996-01-16 | 誘導加熱定着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09197854A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002221864A (ja) * | 2001-01-29 | 2002-08-09 | Konica Corp | 定着装置及び画像形成装置 |
US6438335B1 (en) | 1999-09-24 | 2002-08-20 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Fixing device with improved heat control for use in an image forming apparatus |
US7139495B2 (en) | 2003-12-23 | 2006-11-21 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Fixing apparatus and image forming apparatus |
JP2008197475A (ja) * | 2007-02-14 | 2008-08-28 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 定着装置 |
US7456375B2 (en) | 2003-01-24 | 2008-11-25 | Canon Kabushiki Kaisha | Image heating apparatus of induction heating type and excitation coil unit adapted for the use therein |
JP2011138690A (ja) * | 2009-12-28 | 2011-07-14 | Kyocera Mita Corp | 誘導加熱装置及び画像形成装置 |
-
1996
- 1996-01-16 JP JP485096A patent/JPH09197854A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6438335B1 (en) | 1999-09-24 | 2002-08-20 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Fixing device with improved heat control for use in an image forming apparatus |
JP2002221864A (ja) * | 2001-01-29 | 2002-08-09 | Konica Corp | 定着装置及び画像形成装置 |
US7456375B2 (en) | 2003-01-24 | 2008-11-25 | Canon Kabushiki Kaisha | Image heating apparatus of induction heating type and excitation coil unit adapted for the use therein |
US7139495B2 (en) | 2003-12-23 | 2006-11-21 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Fixing apparatus and image forming apparatus |
JP2008197475A (ja) * | 2007-02-14 | 2008-08-28 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 定着装置 |
JP2011138690A (ja) * | 2009-12-28 | 2011-07-14 | Kyocera Mita Corp | 誘導加熱装置及び画像形成装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030401 |