JPH09197814A - 現像装置及びプロセスカートリッジ並びに画像形成装置 - Google Patents
現像装置及びプロセスカートリッジ並びに画像形成装置Info
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- JPH09197814A JPH09197814A JP2343396A JP2343396A JPH09197814A JP H09197814 A JPH09197814 A JP H09197814A JP 2343396 A JP2343396 A JP 2343396A JP 2343396 A JP2343396 A JP 2343396A JP H09197814 A JPH09197814 A JP H09197814A
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Landscapes
- Dry Development In Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、弾性ブレードによる現像スリーブ
上のトナー薄層形成を安定して良好に行い、特に球形で
表面の平滑性の高いトナーを用いた場合においても現像
ブレードのニップ下流側の電極板にトナー付着が発生し
ない現像装置及びプロセスカートリッジ並びに画像形成
装置を提供することを目的としている。 【解決手段】 現像ブレード7の現像スリーブ5の回転
方向に対してニップ部下流側におけるゴム弾性層16を
ニップ部上流側に比べて薄くするか、またはニップ部下
流側にゴム弾性層16を設けない構成にすることで、電
極層17と現像スリーブ5との間隙を広くすることによ
り、それらの間に発生する交番電界の現像スリーブ5上
のトナー8に対する飛翔力・吸引力を緩和する。
上のトナー薄層形成を安定して良好に行い、特に球形で
表面の平滑性の高いトナーを用いた場合においても現像
ブレードのニップ下流側の電極板にトナー付着が発生し
ない現像装置及びプロセスカートリッジ並びに画像形成
装置を提供することを目的としている。 【解決手段】 現像ブレード7の現像スリーブ5の回転
方向に対してニップ部下流側におけるゴム弾性層16を
ニップ部上流側に比べて薄くするか、またはニップ部下
流側にゴム弾性層16を設けない構成にすることで、電
極層17と現像スリーブ5との間隙を広くすることによ
り、それらの間に発生する交番電界の現像スリーブ5上
のトナー8に対する飛翔力・吸引力を緩和する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電子写真複
写機、電子写真プリンター等の画像形成装置、及びこれ
に用いられる現像装置並びにプロセスカートリッジに関
するものである。
写機、電子写真プリンター等の画像形成装置、及びこれ
に用いられる現像装置並びにプロセスカートリッジに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の画像形成装置において
は、像担持体上に形成した静電潜像を、現像装置により
トナー像として可視化することを行っており、このよう
な現像装置の一つとして、乾式一成分現像装置が種々提
案され、また実用化されている。しかし、いずれの現像
装置でも現像剤担持体上に一成分現像剤であるトナーの
薄層を形成するのは困難である。
は、像担持体上に形成した静電潜像を、現像装置により
トナー像として可視化することを行っており、このよう
な現像装置の一つとして、乾式一成分現像装置が種々提
案され、また実用化されている。しかし、いずれの現像
装置でも現像剤担持体上に一成分現像剤であるトナーの
薄層を形成するのは困難である。
【0003】然るに画像の解像力、鮮明度等の向上が求
められている現在、トナーの薄層形成方法及びその装置
に間する開発は必須となっておりまたこれに対していく
つかの方策が提案されている。
められている現在、トナーの薄層形成方法及びその装置
に間する開発は必須となっておりまたこれに対していく
つかの方策が提案されている。
【0004】例えば特開昭54−43038号公報に示
されるように、現像剤担持体としての現像スリーブにゴ
ムまたは金属製の弾性規制ブレードを当接させ、この弾
性規制ブレードと現像スリーブとの当接部の間にトナー
を通過させて規制することにより、現像スリーブ上にト
ナーの薄層を形成し、かつ当接での摩擦でトナーに十分
なトリボを付与させるものである。
されるように、現像剤担持体としての現像スリーブにゴ
ムまたは金属製の弾性規制ブレードを当接させ、この弾
性規制ブレードと現像スリーブとの当接部の間にトナー
を通過させて規制することにより、現像スリーブ上にト
ナーの薄層を形成し、かつ当接での摩擦でトナーに十分
なトリボを付与させるものである。
【0005】この場合、上記の弾性規制ブレードにより
非磁性トナーを規制するときには、現像スリーブ上にト
ナーを供給するトナー供給部材が別途必要になる。これ
は、磁性トナーの場合には現像スリーブ内の磁石の磁力
により現像スリーブ上にトナーを保持することが出来る
ので敢えてトナー供給部材を必要としないが、非磁性ト
ナーの場合には磁力によるトナーの保持が行えないため
である。
非磁性トナーを規制するときには、現像スリーブ上にト
ナーを供給するトナー供給部材が別途必要になる。これ
は、磁性トナーの場合には現像スリーブ内の磁石の磁力
により現像スリーブ上にトナーを保持することが出来る
ので敢えてトナー供給部材を必要としないが、非磁性ト
ナーの場合には磁力によるトナーの保持が行えないため
である。
【0006】この問題を解消するべく、特開昭58−1
16149号公報に開示されているように、図7に示す
現像装置が提案されている。この提案の従来の現像装置
では、一成分現像剤として非磁性トナー8を収容した現
像容器14内に、弾性規制ブレード22と現像スリーブ
5の当接部よりも現像スリーブ5の回転方向上流側の位
置で現像スリーブ5に当接するファーブラシ構造の弾性
ローラ6を設置して、現像スリーブ5上の現像に消費さ
れずに残存したトナー8を弾性ローラ6により剥ぎ取る
とともに現像スリーブ5上に新たなトナー8を供給する
ようにしている。
16149号公報に開示されているように、図7に示す
現像装置が提案されている。この提案の従来の現像装置
では、一成分現像剤として非磁性トナー8を収容した現
像容器14内に、弾性規制ブレード22と現像スリーブ
5の当接部よりも現像スリーブ5の回転方向上流側の位
置で現像スリーブ5に当接するファーブラシ構造の弾性
ローラ6を設置して、現像スリーブ5上の現像に消費さ
れずに残存したトナー8を弾性ローラ6により剥ぎ取る
とともに現像スリーブ5上に新たなトナー8を供給する
ようにしている。
【0007】上述した構成をとることにより、現像スリ
ーブ5上に非磁性トナー8の薄層を良好に形成するがで
き、像担持体上の静電潜像を良好に現像することが可能
となった。
ーブ5上に非磁性トナー8の薄層を良好に形成するがで
き、像担持体上の静電潜像を良好に現像することが可能
となった。
【0008】また、弾性規制ブレードの当接方向に関し
ても、現像スリーブの回転方向に対して順当接するより
は、図7で示すように逆当接する方がより好ましいこと
が知られている。即ち、順当接する場合には現像動作回
数が増すと共に現像スリーブと弾性規制ブレードの間に
トナーが凝集し、その凝集したトナーの固まりが現像ス
リーブの回転に伴って弾性規制ブレードを押し上げ、均
一な薄層トナーコートを維持しきれずに凝集したままの
状態で現像スリーブ上を搬送されるので、それが画像欠
陥となって現れてくるからである。この減少を解消する
ためには弾性規制ブレードの現像スリーブに対する当接
圧を大きくすることが考えられるが、その場合には弾性
規制ブレード及びトナーに対するダメージが顕著にな
り、弾性ブレードに関してはトナー融着、トナーに関し
てはトナー劣化が発生してしまう。
ても、現像スリーブの回転方向に対して順当接するより
は、図7で示すように逆当接する方がより好ましいこと
が知られている。即ち、順当接する場合には現像動作回
数が増すと共に現像スリーブと弾性規制ブレードの間に
トナーが凝集し、その凝集したトナーの固まりが現像ス
リーブの回転に伴って弾性規制ブレードを押し上げ、均
一な薄層トナーコートを維持しきれずに凝集したままの
状態で現像スリーブ上を搬送されるので、それが画像欠
陥となって現れてくるからである。この減少を解消する
ためには弾性規制ブレードの現像スリーブに対する当接
圧を大きくすることが考えられるが、その場合には弾性
規制ブレード及びトナーに対するダメージが顕著にな
り、弾性ブレードに関してはトナー融着、トナーに関し
てはトナー劣化が発生してしまう。
【0009】それに反して、逆当接の場合には弾性規制
ブレードの当接圧を大きくすることもなく、また凝集ト
ナーによって弾性規定ブレードを押し上げられることも
ないので常に安定した薄層トナーコートが維持できるの
である。
ブレードの当接圧を大きくすることもなく、また凝集ト
ナーによって弾性規定ブレードを押し上げられることも
ないので常に安定した薄層トナーコートが維持できるの
である。
【0010】さらに、非磁性トナーの薄層を長期に亘り
安定して維持するためには特開昭60−103371号
公報及び実開昭62−27314号公報に開示されてい
るように、弾性規制ブレードと現像剤担持体である現像
スリーブとの間の空間に交番電界を発生させることが知
られている。
安定して維持するためには特開昭60−103371号
公報及び実開昭62−27314号公報に開示されてい
るように、弾性規制ブレードと現像剤担持体である現像
スリーブとの間の空間に交番電界を発生させることが知
られている。
【0011】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例の構成で現像動作を多数回繰り返した場合、現
像スリーブと弾性規制ブレードのニップ下流側に位置す
る、弾性規制ブレードの加圧部材としても用いられる導
電層としての電極板と現像スリーブとの間に形成される
交番電界によって、薄層に規制された現像スリーブ上の
トナーの一部が弾性規制ブレードの電極板に付着し、や
がて堆積したトナーが現像スリーブ上に引き戻されたり
するために、そのトナーがそのまま画像上に現れるとい
う画像欠陥が発生してしまうことがあった。
記従来例の構成で現像動作を多数回繰り返した場合、現
像スリーブと弾性規制ブレードのニップ下流側に位置す
る、弾性規制ブレードの加圧部材としても用いられる導
電層としての電極板と現像スリーブとの間に形成される
交番電界によって、薄層に規制された現像スリーブ上の
トナーの一部が弾性規制ブレードの電極板に付着し、や
がて堆積したトナーが現像スリーブ上に引き戻されたり
するために、そのトナーがそのまま画像上に現れるとい
う画像欠陥が発生してしまうことがあった。
【0012】さらにこの現象は、像担持体から転写材に
転写手段(図示せず)によって転写する際の転写性にす
ぐれ、転写されずに像担持体上に残存した転写残トナー
をブレード、ファーブラシ等のクリーニング手段によっ
てクリーニングする際に潤滑性が高いことから像担持体
の摩耗の少ないなどの利点を有するトナー、即ち球形で
ありかつ表面が平滑であるものを用いることにより顕著
に見られ、トナーの潤滑性が高くかつ凝集しやすいため
にトナーが弾性規制ブレードを通過しやすくなり、通過
したトナーが弾性規制ブレードの電極板に付着してしま
うことがあった。
転写手段(図示せず)によって転写する際の転写性にす
ぐれ、転写されずに像担持体上に残存した転写残トナー
をブレード、ファーブラシ等のクリーニング手段によっ
てクリーニングする際に潤滑性が高いことから像担持体
の摩耗の少ないなどの利点を有するトナー、即ち球形で
ありかつ表面が平滑であるものを用いることにより顕著
に見られ、トナーの潤滑性が高くかつ凝集しやすいため
にトナーが弾性規制ブレードを通過しやすくなり、通過
したトナーが弾性規制ブレードの電極板に付着してしま
うことがあった。
【0013】そこで、本発明は、弾性規制ブレードによ
る現像スリーブ上のトナー薄層形成を安定して良好に行
い、特に球形で表面の平滑性の高いトナーを用いた場合
においても弾性規制ブレードのニップ下流側の電極板に
トナー付着が発生しない現像装置及びプロセスカートリ
ッジ並びに画像形成装置を提供することを目的としてい
る。
る現像スリーブ上のトナー薄層形成を安定して良好に行
い、特に球形で表面の平滑性の高いトナーを用いた場合
においても弾性規制ブレードのニップ下流側の電極板に
トナー付着が発生しない現像装置及びプロセスカートリ
ッジ並びに画像形成装置を提供することを目的としてい
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本出願に係る第1の発明
によれば、上記目的は、現像剤を収容する現像容器と、
該現像容器の開口部に延在する回転する現像剤担持体
と、該現像剤担持体に対し現像剤を介して当接した弾性
規制ブレードと、該弾性規制ブレードの該現像剤担持体
との当接部に対し該現像剤担持体の回転方向上流側に当
接して設けられた回転自在な弾性ローラとを有し、上記
弾性規制ブレードが少なくとも上記現像剤担持体との当
接部で長手方向にわたりゴム弾性層を介して導電層を備
え、該導電層と上記現像剤担持体間に交番電界を形成す
る現像装置において、上記弾性規制ブレードのゴム弾性
層は、上記弾性規制ブレードと上記現像剤担持体の当接
部よりも上記現像剤担持体の回転方向の下流側では、当
接部における厚みよりも薄く形成され上記現像剤担持体
と所定の間隙を有していることにより達成される。
によれば、上記目的は、現像剤を収容する現像容器と、
該現像容器の開口部に延在する回転する現像剤担持体
と、該現像剤担持体に対し現像剤を介して当接した弾性
規制ブレードと、該弾性規制ブレードの該現像剤担持体
との当接部に対し該現像剤担持体の回転方向上流側に当
接して設けられた回転自在な弾性ローラとを有し、上記
弾性規制ブレードが少なくとも上記現像剤担持体との当
接部で長手方向にわたりゴム弾性層を介して導電層を備
え、該導電層と上記現像剤担持体間に交番電界を形成す
る現像装置において、上記弾性規制ブレードのゴム弾性
層は、上記弾性規制ブレードと上記現像剤担持体の当接
部よりも上記現像剤担持体の回転方向の下流側では、当
接部における厚みよりも薄く形成され上記現像剤担持体
と所定の間隙を有していることにより達成される。
【0015】また、本出願に係る第2の発明によれば、
上記目的は、現像剤を収容する現像容器と、該現像容器
の開口部に延在する回転する現像剤担持体と、該現像剤
担持体に対し現像剤を介して当接した弾性規制ブレード
と、該弾性規制ブレードの該現像剤担持体との当接部に
対し該現像剤担持体の回転方向上流側に当接して設けら
れた回転自在な弾性ローラとを有し、上記弾性規制ブレ
ードが少なくとも上記現像剤担持体との当接部で長手方
向にわたりゴム弾性層を介して導電層を備え、該導電層
と上記現像剤担持体間に交番電界を形成する現像装置に
おいて、上記弾性規制ブレードのゴム弾性層は、上記弾
性規制ブレードと上記現像剤担持体の当接部よりも上記
現像剤担持体の回転方向の下流側には設けられておら
ず、上記導電層が上記現像剤担持体と所定の間隙を有し
ていることにより達成される。
上記目的は、現像剤を収容する現像容器と、該現像容器
の開口部に延在する回転する現像剤担持体と、該現像剤
担持体に対し現像剤を介して当接した弾性規制ブレード
と、該弾性規制ブレードの該現像剤担持体との当接部に
対し該現像剤担持体の回転方向上流側に当接して設けら
れた回転自在な弾性ローラとを有し、上記弾性規制ブレ
ードが少なくとも上記現像剤担持体との当接部で長手方
向にわたりゴム弾性層を介して導電層を備え、該導電層
と上記現像剤担持体間に交番電界を形成する現像装置に
おいて、上記弾性規制ブレードのゴム弾性層は、上記弾
性規制ブレードと上記現像剤担持体の当接部よりも上記
現像剤担持体の回転方向の下流側には設けられておら
ず、上記導電層が上記現像剤担持体と所定の間隙を有し
ていることにより達成される。
【0016】さらに、本出願に係る第3の発明によれ
ば、上記目的は、上記第2の発明によれば、弾弾性規制
ブレードのゴム弾性層を設けていない部分の導電層の形
状は、ゴム弾性層を有する部分よりも現像剤担持体から
離間する方向へ傾きを有していることにより達成され
る。
ば、上記目的は、上記第2の発明によれば、弾弾性規制
ブレードのゴム弾性層を設けていない部分の導電層の形
状は、ゴム弾性層を有する部分よりも現像剤担持体から
離間する方向へ傾きを有していることにより達成され
る。
【0017】また、本出願に係る第4の発明によれば、
上記目的は、上記第1の発明ないし第3の発明のいずれ
か一において、現像剤は非磁性一成分現像剤であり、形
状係数SF−1は100〜180、形状係数SF−2は
100〜140であることにより達成される。
上記目的は、上記第1の発明ないし第3の発明のいずれ
か一において、現像剤は非磁性一成分現像剤であり、形
状係数SF−1は100〜180、形状係数SF−2は
100〜140であることにより達成される。
【0018】さらに、本出願に係る第5の発明によれ
ば、上記目的は、少なくとも上記第1の発明ないし第4
の発明のいずれか一の現像装置を抱合し、画像形成装置
に対して着脱可能なプロセスカートリッジとすることに
より達成される。
ば、上記目的は、少なくとも上記第1の発明ないし第4
の発明のいずれか一の現像装置を抱合し、画像形成装置
に対して着脱可能なプロセスカートリッジとすることに
より達成される。
【0019】また、本出願に係る第6の発明によれば、
上記目的は、少なくとも上記第5の発明のプロセスカー
トリッジを備えている画像形成装置とすることにより達
成される。
上記目的は、少なくとも上記第5の発明のプロセスカー
トリッジを備えている画像形成装置とすることにより達
成される。
【0020】つまり、本出願に係る第1の発明において
は、弾性規制ブレードのゴム弾性層は、弾性規制ブレー
ドと現像剤担持体の当接部よりも現像剤担持体の回転方
向の下流側では、当接部における厚みよりも薄く形成さ
れ現像剤担持体と所定の間隙を有しているので、弾性規
制ブレードと現像剤担持体との当接部下流側に発生する
交番電界強度を減少させ、その空間における交番電界に
起因する現像剤飛翔を抑制し、弾性規制ブレードの導電
層への現像剤付着を軽減する。
は、弾性規制ブレードのゴム弾性層は、弾性規制ブレー
ドと現像剤担持体の当接部よりも現像剤担持体の回転方
向の下流側では、当接部における厚みよりも薄く形成さ
れ現像剤担持体と所定の間隙を有しているので、弾性規
制ブレードと現像剤担持体との当接部下流側に発生する
交番電界強度を減少させ、その空間における交番電界に
起因する現像剤飛翔を抑制し、弾性規制ブレードの導電
層への現像剤付着を軽減する。
【0021】また、本出願に係る第2の発明において
は、弾性規制ブレードのゴム弾性層は、弾性規制ブレー
ドと現像剤担持体の当接部よりも現像剤担持体の回転方
向の下流側では設けられておらず、現像剤担持体と所定
の間隙を有しているので、弾性規制ブレードと現像剤担
持体との当接部下流側に発生する交番電界強度を減少さ
せ、その空間における交番電界に起因する現像剤飛翔を
抑制し、弾性規制ブレードの導電層への現像剤付着を軽
減する。
は、弾性規制ブレードのゴム弾性層は、弾性規制ブレー
ドと現像剤担持体の当接部よりも現像剤担持体の回転方
向の下流側では設けられておらず、現像剤担持体と所定
の間隙を有しているので、弾性規制ブレードと現像剤担
持体との当接部下流側に発生する交番電界強度を減少さ
せ、その空間における交番電界に起因する現像剤飛翔を
抑制し、弾性規制ブレードの導電層への現像剤付着を軽
減する。
【0022】さらに、本出願に係る第3の発明において
は、上記第2の発明の弾弾性規制ブレードのゴム弾性層
を設けていない部分の導電層を、ゴム弾性層を有する部
分よりも現像剤担持体から離間する方向へ傾きを有する
形状とするので、弾性規制ブレードと現像剤担持体との
当接部下流側に発生する交番電界強度を上記第2の発明
よりも減少させ、その空間における交番電界に起因する
現像剤飛翔を抑制し、弾性規制ブレードの導電層への現
像剤付着を軽減する。
は、上記第2の発明の弾弾性規制ブレードのゴム弾性層
を設けていない部分の導電層を、ゴム弾性層を有する部
分よりも現像剤担持体から離間する方向へ傾きを有する
形状とするので、弾性規制ブレードと現像剤担持体との
当接部下流側に発生する交番電界強度を上記第2の発明
よりも減少させ、その空間における交番電界に起因する
現像剤飛翔を抑制し、弾性規制ブレードの導電層への現
像剤付着を軽減する。
【0023】また、本出願に係る第4の発明において
は、上記第1の発明ないし第3の発明のいずれか一にお
いて、現像剤は非磁性一成分現像剤であり、形状係数S
F−1は100〜180、形状係数SF−2は100〜
140であるので、転写性に優れ、クリーニングの際の
像担持体の摩耗の少ない現像剤による現像を、弾性規制
ブレードの導電層への現像剤付着を軽減しつつ実行す
る。
は、上記第1の発明ないし第3の発明のいずれか一にお
いて、現像剤は非磁性一成分現像剤であり、形状係数S
F−1は100〜180、形状係数SF−2は100〜
140であるので、転写性に優れ、クリーニングの際の
像担持体の摩耗の少ない現像剤による現像を、弾性規制
ブレードの導電層への現像剤付着を軽減しつつ実行す
る。
【0024】さらに、本出願に係る第5の発明において
は、少なくとも上記第1の発明ないし第4の発明のいず
れか一の現像装置を抱合し、画像形成装置に対して着脱
可能なプロセスカートリッジとすることにより、弾性規
制ブレードの導電層への現像剤付着を軽減して良好な現
像を行うと共に、メンテナンス性を向上させる。
は、少なくとも上記第1の発明ないし第4の発明のいず
れか一の現像装置を抱合し、画像形成装置に対して着脱
可能なプロセスカートリッジとすることにより、弾性規
制ブレードの導電層への現像剤付着を軽減して良好な現
像を行うと共に、メンテナンス性を向上させる。
【0025】また、本出願に係る第6の発明において
は、少なくとも上記第5の発明のプロセスカートリッジ
を備えている画像形成装置とすることにより、弾性規制
ブレードの導電層への現像剤付着を軽減して良好な画像
形成を行うと共に、メンテナンス性を向上させる。
は、少なくとも上記第5の発明のプロセスカートリッジ
を備えている画像形成装置とすることにより、弾性規制
ブレードの導電層への現像剤付着を軽減して良好な画像
形成を行うと共に、メンテナンス性を向上させる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
図面に基づいて説明する。
【0027】(第1の実施形態)まず、本発明の第1の
実施の形態を図1ないし図4に基づいて説明する。図1
及び図2は、本実施形態の画像形成装置及び現像装置の
断面図である。図1において、像担持体としての感光ド
ラム1は、矢印A方向に回転し、感光ドラム1を帯電処
理するための帯電装置2によって一様に帯電され、感光
ドラム1に静電潜像を書き込む露光手段であるレーザ光
3により、その表面に静電潜像が形成される。
実施の形態を図1ないし図4に基づいて説明する。図1
及び図2は、本実施形態の画像形成装置及び現像装置の
断面図である。図1において、像担持体としての感光ド
ラム1は、矢印A方向に回転し、感光ドラム1を帯電処
理するための帯電装置2によって一様に帯電され、感光
ドラム1に静電潜像を書き込む露光手段であるレーザ光
3により、その表面に静電潜像が形成される。
【0028】この静電潜像を、感光ドラム1に対して近
接配置され、プロセスカートリッジとして画像形成装置
に対し着脱可能である現像装置4によって現像し、トナ
ー像として可視化する。なお、本実施形態では露光部に
トナー像を形成するいわゆる反転現像を行っている。
接配置され、プロセスカートリッジとして画像形成装置
に対し着脱可能である現像装置4によって現像し、トナ
ー像として可視化する。なお、本実施形態では露光部に
トナー像を形成するいわゆる反転現像を行っている。
【0029】可視化された感光ドラム1上のトナー像
は、転写ローラ9によって記録媒体である紙13に転写
され、転写されずに感光ドラム1上に残存した転写残ト
ナーはクリーニングブレード10により掻き取られ、廃
トナー容器11に収納され、クリーニングされた感光ド
ラム1は上述作用を繰り返し画像形成を行う。
は、転写ローラ9によって記録媒体である紙13に転写
され、転写されずに感光ドラム1上に残存した転写残ト
ナーはクリーニングブレード10により掻き取られ、廃
トナー容器11に収納され、クリーニングされた感光ド
ラム1は上述作用を繰り返し画像形成を行う。
【0030】一方トナー像を転写された紙13は定着装
置12により定着処理され、装置外に排紙されプリント
動作が終了する。
置12により定着処理され、装置外に排紙されプリント
動作が終了する。
【0031】次に、以上のような本実施例装置における
現像装置4について図2に基づいてさらに詳しく説明す
る。
現像装置4について図2に基づいてさらに詳しく説明す
る。
【0032】図2において、14は一成分現像剤として
非磁性トナー8を収容した現像容器で、本現像装置4
は、現像容器14内の長手方向に延在する開口部に位置
し感光ドラム1に対向設置された現像剤担持体としての
現像スリーブ5を備え、感光ドラム1上の静電潜像を現
像して可視化するようになっている。
非磁性トナー8を収容した現像容器で、本現像装置4
は、現像容器14内の長手方向に延在する開口部に位置
し感光ドラム1に対向設置された現像剤担持体としての
現像スリーブ5を備え、感光ドラム1上の静電潜像を現
像して可視化するようになっている。
【0033】上記現像装置4において、該現像スリーブ
5は、上記開口部にて図に示す右略半周面を現像容器1
4内に突入し、左略半周面を現像容器14外に露出して
横設されている。この現像容器14外へ露出した面は、
現像容器14の左方に位置する感光ドラム1にわずかな
微小間隔を有して対向している。現像スリーブ5は矢印
B方向に回転駆動され、その表面は、トナー8との摺擦
確率を高くし、かつ、トナー8の搬送を良好に行うため
の適度な凹凸を有している。
5は、上記開口部にて図に示す右略半周面を現像容器1
4内に突入し、左略半周面を現像容器14外に露出して
横設されている。この現像容器14外へ露出した面は、
現像容器14の左方に位置する感光ドラム1にわずかな
微小間隔を有して対向している。現像スリーブ5は矢印
B方向に回転駆動され、その表面は、トナー8との摺擦
確率を高くし、かつ、トナー8の搬送を良好に行うため
の適度な凹凸を有している。
【0034】そして、その上方位置には、弾性規制ブレ
ード7が、押さえ板金15に支持され自由端側の先端近
傍を現像スリーブ5の外周面に面接触にて当接されるよ
う設けられており、当接方向としては、当接部に対して
先端側が現像スリーブ5の回転方向上流側に位置するい
わゆるカウンター(逆)方向になっている。
ード7が、押さえ板金15に支持され自由端側の先端近
傍を現像スリーブ5の外周面に面接触にて当接されるよ
う設けられており、当接方向としては、当接部に対して
先端側が現像スリーブ5の回転方向上流側に位置するい
わゆるカウンター(逆)方向になっている。
【0035】この弾性規制ブレード7は、少なくとも現
像スリーブ5との当接部分において、ゴム弾性層16を
介して導電層17を有しており、本実施形態において
は、ゴム弾性層16として反発弾性20%以上のウレタ
ンゴム、シリコーンゴム等を用いており、導電層17と
して、バネ弾性を有する、ステンレス鋼またはリン青銅
の金属薄板を設けている。つまりこの金属薄板は、現像
スリーブ5に対する弾性規制ブレード7の圧接力を維持
するとともに、本発明における現像スリーブ5との間に
交番電界を形成する際の電極としての働きを兼ねてい
る。
像スリーブ5との当接部分において、ゴム弾性層16を
介して導電層17を有しており、本実施形態において
は、ゴム弾性層16として反発弾性20%以上のウレタ
ンゴム、シリコーンゴム等を用いており、導電層17と
して、バネ弾性を有する、ステンレス鋼またはリン青銅
の金属薄板を設けている。つまりこの金属薄板は、現像
スリーブ5に対する弾性規制ブレード7の圧接力を維持
するとともに、本発明における現像スリーブ5との間に
交番電界を形成する際の電極としての働きを兼ねてい
る。
【0036】この電極としての金属薄板にはAC(交
番)及びDC電圧を印加可能な電源18が接続されてお
り、現像スリーブ5との間で所定の交番電界を形成する
ように制御されている。
番)及びDC電圧を印加可能な電源18が接続されてお
り、現像スリーブ5との間で所定の交番電界を形成する
ように制御されている。
【0037】この現像スリーブ5と弾性規制ブレード7
間に形成する交番電界の印加方法及び作用効果に関して
は後に詳述する。
間に形成する交番電界の印加方法及び作用効果に関して
は後に詳述する。
【0038】また、弾性ローラ6は、上記弾性規制ブレ
ード7の現像スリーブ5表面との当接部に対し現像スリ
ーブ回転方向上流側に当接され、かつ回転可能に支持さ
れている。
ード7の現像スリーブ5表面との当接部に対し現像スリ
ーブ回転方向上流側に当接され、かつ回転可能に支持さ
れている。
【0039】以上のような本現像装置4において、現像
動作時に、現像容器14内のトナー8は、撹拌部材19
の矢印C方向の回転に伴い弾性ローラ6方向に送られ
る。さらにトナー8は弾性ローラ6が矢印D方向に回転
することにより、現像スリーブ5近傍に運ばれ、現像ス
リーブ5と弾性ローラ6との当接部において、弾性ロー
ラ6上に担持されているトナー8は、現像スリーブ5と
摺擦されることによって、摩擦帯電を受け、現像スリー
ブ5上に付着する。
動作時に、現像容器14内のトナー8は、撹拌部材19
の矢印C方向の回転に伴い弾性ローラ6方向に送られ
る。さらにトナー8は弾性ローラ6が矢印D方向に回転
することにより、現像スリーブ5近傍に運ばれ、現像ス
リーブ5と弾性ローラ6との当接部において、弾性ロー
ラ6上に担持されているトナー8は、現像スリーブ5と
摺擦されることによって、摩擦帯電を受け、現像スリー
ブ5上に付着する。
【0040】その後、現像スリーブ5の矢印B方向の回
転に伴い、電源18によって直流を重畳した交流電圧
(ブレードACバイアス)を印加された弾性規制ブレー
ド7の圧接下に送られ、ここで適正なトリボ(摩擦帯電
量)をうけるとともに現像スリーブ5上に薄層形成され
た後感光ドラム1との対向部である現像部へ搬送され
る。
転に伴い、電源18によって直流を重畳した交流電圧
(ブレードACバイアス)を印加された弾性規制ブレー
ド7の圧接下に送られ、ここで適正なトリボ(摩擦帯電
量)をうけるとともに現像スリーブ5上に薄層形成され
た後感光ドラム1との対向部である現像部へ搬送され
る。
【0041】現像部において消費されなかった未現像ト
ナーは、現像スリーブ5の回転とともに現像スリーブ5
の下部より回収される。この回収部分にはシール部材2
0が設けられ、未現像トナーの現像容器14内への通過
を許容すると共に、現像容器14内のトナー8が現像ス
リーブ5の下部から漏出するのを防止する。
ナーは、現像スリーブ5の回転とともに現像スリーブ5
の下部より回収される。この回収部分にはシール部材2
0が設けられ、未現像トナーの現像容器14内への通過
を許容すると共に、現像容器14内のトナー8が現像ス
リーブ5の下部から漏出するのを防止する。
【0042】この回収された現像スリーブ5上の未現像
トナーは、弾性ローラ6と現像スリーブ5との当接部に
おいて、現像スリーブ5表面から剥ぎ取られる。この剥
ぎ取られたトナーの大部分は、弾性ローラ6の回転に伴
い搬送され現像容器14内のトナー8と混ざり合い、ト
ナーの帯電電荷が分散される。同時に弾性ローラ6の回
転により現像スリーブ5上に新たなトナーが供給され上
述の作用を繰り返す。
トナーは、弾性ローラ6と現像スリーブ5との当接部に
おいて、現像スリーブ5表面から剥ぎ取られる。この剥
ぎ取られたトナーの大部分は、弾性ローラ6の回転に伴
い搬送され現像容器14内のトナー8と混ざり合い、ト
ナーの帯電電荷が分散される。同時に弾性ローラ6の回
転により現像スリーブ5上に新たなトナーが供給され上
述の作用を繰り返す。
【0043】上記現像部において感光ドラム1上の潜像
は、現像スリーブ5と感光ドラム1の両者間に電源21
によって印加された直流を重畳した交流電圧(現像AC
バイアス)によって生じた電界により、トナー像として
現像される。
は、現像スリーブ5と感光ドラム1の両者間に電源21
によって印加された直流を重畳した交流電圧(現像AC
バイアス)によって生じた電界により、トナー像として
現像される。
【0044】次に本実施形態における現像装置4におけ
る各構成要素の具体例を以下に述べる。
る各構成要素の具体例を以下に述べる。
【0045】現像スリーブ5は、直径16mmのアルミ
ニウム製スリーブ表面にガラスビーズ(#600)によ
る定型ブラスト処理を施し、表面粗さRz(JIS10
点平均粗さ JIS B0601による)が約3μmと
したものを用い、感光ドラム1との間隙が300μmに
なるように対向し、感光ドラム1の周速50mm/sに
対して若干早めた周速80mm/sで回転させた。
ニウム製スリーブ表面にガラスビーズ(#600)によ
る定型ブラスト処理を施し、表面粗さRz(JIS10
点平均粗さ JIS B0601による)が約3μmと
したものを用い、感光ドラム1との間隙が300μmに
なるように対向し、感光ドラム1の周速50mm/sに
対して若干早めた周速80mm/sで回転させた。
【0046】トナー8は、非磁性一成分現像剤であり、
前述したように転写性に優れ、転写されずに感光ドラム
1上に残存した転写残トナーをブレード、ファーブラシ
等のクリーニング手段によってクリーニングする際に潤
滑性が高いことから感光ドラム1の摩耗の少ないなどの
利点を有するトナー、即ちトナーとして球形でありかつ
表面が平滑であるものを用いている。具体的には形状係
数として、SF−1が100〜180であり、SF−2
が100〜140であるものを用いている。このSF−
1、SF−2は、日立製作所FE−SEM(S−80
0)を用いトナー像を無作為に100個サンプリング
し、その画像情報をインターフェイスを介してニコレ社
製画像解析装置(Luzex3)に導入し解析を行い下
式より算出し得られた値を定義している。
前述したように転写性に優れ、転写されずに感光ドラム
1上に残存した転写残トナーをブレード、ファーブラシ
等のクリーニング手段によってクリーニングする際に潤
滑性が高いことから感光ドラム1の摩耗の少ないなどの
利点を有するトナー、即ちトナーとして球形でありかつ
表面が平滑であるものを用いている。具体的には形状係
数として、SF−1が100〜180であり、SF−2
が100〜140であるものを用いている。このSF−
1、SF−2は、日立製作所FE−SEM(S−80
0)を用いトナー像を無作為に100個サンプリング
し、その画像情報をインターフェイスを介してニコレ社
製画像解析装置(Luzex3)に導入し解析を行い下
式より算出し得られた値を定義している。
【0047】SF−1=(MXLNG)2/AREA×
π/4×100 SF−2=(PERI) /AREA×π/4×100 (AREA:トナー投影面積、MXLNG:絶対最大
長、PERI:周長)
π/4×100 SF−2=(PERI) /AREA×π/4×100 (AREA:トナー投影面積、MXLNG:絶対最大
長、PERI:周長)
【0048】このトナーの形状係数SF−1は球形度合
を示し、100から大きくなるにつれて球形から徐々に
不定形となる。SF−2は凹凸度合を示し、100から
大きくなるにつれてトナー表面の凹凸が顕著になる。
を示し、100から大きくなるにつれて球形から徐々に
不定形となる。SF−2は凹凸度合を示し、100から
大きくなるにつれてトナー表面の凹凸が顕著になる。
【0049】トナーの製造方法としては、上記形状係数
の範囲内になればいわゆる粉砕方法による製造方法の他
に、特開昭36−10231号公報、特開昭59−78
56号公報に開示されている懸濁重合方法を用いて直接
トナーを生成する方法や、単量体には可溶で得られる重
合体が不溶な水系有機溶剤を用い直接トナーを生成する
分散重合方法又は水溶性極性重合開始剤存在下で直接重
合しトナーを生成するソープフリー重合方法に代表され
る乳化重合方法等を用いてトナーを製造することは可能
である。
の範囲内になればいわゆる粉砕方法による製造方法の他
に、特開昭36−10231号公報、特開昭59−78
56号公報に開示されている懸濁重合方法を用いて直接
トナーを生成する方法や、単量体には可溶で得られる重
合体が不溶な水系有機溶剤を用い直接トナーを生成する
分散重合方法又は水溶性極性重合開始剤存在下で直接重
合しトナーを生成するソープフリー重合方法に代表され
る乳化重合方法等を用いてトナーを製造することは可能
である。
【0050】本実施形態においては、トナー形状係数S
F−1を100〜180に、SF−2を100〜140
に容易にコントロールでき、比較的容易に粒度分布がシ
ャープで4〜8μm粒径の微粒子トナーが得られる常圧
下での、または加圧下での懸濁重合方法を用い、モノマ
ーとしてスチレンとn−ブチルアクリレート、荷電制御
剤としてサリチル酸金属化合物、極性レジンとして飽和
ポリエステル、さらに着色剤を加え、重量平均粒径7μ
mの着色懸濁粒子を製造した。
F−1を100〜180に、SF−2を100〜140
に容易にコントロールでき、比較的容易に粒度分布がシ
ャープで4〜8μm粒径の微粒子トナーが得られる常圧
下での、または加圧下での懸濁重合方法を用い、モノマ
ーとしてスチレンとn−ブチルアクリレート、荷電制御
剤としてサリチル酸金属化合物、極性レジンとして飽和
ポリエステル、さらに着色剤を加え、重量平均粒径7μ
mの着色懸濁粒子を製造した。
【0051】そして、これに疎水性シリカを1.5wt
%外添えすることによって、前述したような転写性に優
れ、感光ドラム1のクリーニング時における摩耗の少な
い負極性のトナー8を製造した。
%外添えすることによって、前述したような転写性に優
れ、感光ドラム1のクリーニング時における摩耗の少な
い負極性のトナー8を製造した。
【0052】弾性ローラ6は、発泡骨格状スポンジ構造
や芯金上にレーヨン、ナイロン等の繊維を植毛したファ
ーブラシ構造のものが、現像スリーブ5へのトナー8の
供給及び未現像トナーの剥ぎ取りの点から好ましく、本
実施形態においては、芯金上にプリウレタンフォームを
設けた直径12mmの弾性ローラ6を用いた。この弾性
ローラ6の現像スリーブ5に対する当接幅としては、1
〜8mmが有効で、また現像スリーブ5に対してその当
接部において相対速度をもたせることが好ましく、本実
施形態においては、当接幅を3mmに設定し、弾性ロー
ラ6の周速として現像動作時に50mm/s(現像スリ
ーブ5との相対速度は130mm/s)となるように駆
動手段(図示せず)により所定のタイミングで回転駆動
させた。
や芯金上にレーヨン、ナイロン等の繊維を植毛したファ
ーブラシ構造のものが、現像スリーブ5へのトナー8の
供給及び未現像トナーの剥ぎ取りの点から好ましく、本
実施形態においては、芯金上にプリウレタンフォームを
設けた直径12mmの弾性ローラ6を用いた。この弾性
ローラ6の現像スリーブ5に対する当接幅としては、1
〜8mmが有効で、また現像スリーブ5に対してその当
接部において相対速度をもたせることが好ましく、本実
施形態においては、当接幅を3mmに設定し、弾性ロー
ラ6の周速として現像動作時に50mm/s(現像スリ
ーブ5との相対速度は130mm/s)となるように駆
動手段(図示せず)により所定のタイミングで回転駆動
させた。
【0053】次に現像スリーブ5と弾性規制ブレード7
間に形成する交番電界の印加方法及び作用効果に関して
詳述する。
間に形成する交番電界の印加方法及び作用効果に関して
詳述する。
【0054】上述したように現像スリーブ5と弾性規制
ブレード7には、それぞれAC(交番)電圧とDC電圧
を印加可能な電源21,18が接続されており、現像動
作時において、現像バイアスとして電源21から現像ス
リーブ5にAC(交番)成分として矩形波でピーク−ピ
ーク間電圧2000V、周波数2000Hzを印加し、
DC成分として−400Vを印加している。これによっ
て感光ドラム1の露光部の潜像電位部分−150V(非
露光部の電位は−600Vとしている)に対して負極性
のトナー8を現像させるいわゆる反転現像を行ってい
る。
ブレード7には、それぞれAC(交番)電圧とDC電圧
を印加可能な電源21,18が接続されており、現像動
作時において、現像バイアスとして電源21から現像ス
リーブ5にAC(交番)成分として矩形波でピーク−ピ
ーク間電圧2000V、周波数2000Hzを印加し、
DC成分として−400Vを印加している。これによっ
て感光ドラム1の露光部の潜像電位部分−150V(非
露光部の電位は−600Vとしている)に対して負極性
のトナー8を現像させるいわゆる反転現像を行ってい
る。
【0055】弾性規制ブレード7の電極層17に印加す
るブレードバイアスは、DC成分として現像バイアスと
同じ−400Vとし、AC(交番)成分として現像バイ
アスと同位相の矩形波でピーク−ピーク間電圧1400
V、周波数2000Hzを印加している。
るブレードバイアスは、DC成分として現像バイアスと
同じ−400Vとし、AC(交番)成分として現像バイ
アスと同位相の矩形波でピーク−ピーク間電圧1400
V、周波数2000Hzを印加している。
【0056】ここでゴム弾性層16は、現像スリーブ5
と導電層17間でのリーク防止の点で所定値以上の抵抗
を持つことは勿論であり、体積抵抗として1010Ω・c
m以上とするのが好ましい。
と導電層17間でのリーク防止の点で所定値以上の抵抗
を持つことは勿論であり、体積抵抗として1010Ω・c
m以上とするのが好ましい。
【0057】しかし、以上のような弾性規制ブレードを
用いた場合でも、画像形成動作を繰り返すことにより現
像スリーブ5上のトナー8が弾性規制ブレード7のニッ
プ部下流側に付着することがあった。
用いた場合でも、画像形成動作を繰り返すことにより現
像スリーブ5上のトナー8が弾性規制ブレード7のニッ
プ部下流側に付着することがあった。
【0058】そこで、本発明においては、例えば図3ま
たは図4に示すように、現像ブレード7の現像スリーブ
5の回転方向に対してニップ部下流側におけるゴム弾性
層16がニップ部上流側に比べて薄くするか、またはニ
ップ部下流側にゴム弾性層16がない構成にすること
で、電極層17と現像スリーブ5との間隙を広くするこ
とにより、それらの間に発生する交番電界の現像スリー
ブ5上のトナー8に対する飛翔力・吸引力を緩和するよ
うにした。
たは図4に示すように、現像ブレード7の現像スリーブ
5の回転方向に対してニップ部下流側におけるゴム弾性
層16がニップ部上流側に比べて薄くするか、またはニ
ップ部下流側にゴム弾性層16がない構成にすること
で、電極層17と現像スリーブ5との間隙を広くするこ
とにより、それらの間に発生する交番電界の現像スリー
ブ5上のトナー8に対する飛翔力・吸引力を緩和するよ
うにした。
【0059】従来の弾性規制ブレードに対する、本実施
形態の図3及び図4で挙げた弾性規制ブレードの効果に
ついて比較検討した結果を表1に示す。
形態の図3及び図4で挙げた弾性規制ブレードの効果に
ついて比較検討した結果を表1に示す。
【0060】評価の方法としては、印字可能領域に対し
て画像比率がほぼ4%となる文字パターン(パターンに
ついては特に限定せず)をの画像形成を行いつつ、所定
枚数の画像形成後に現像スリーブ5と弾性規制ブレード
7のニップ部下流側のトナーの付着状態を観察し、さら
に形成された画像上にそれらの付着トナーに起因する画
像欠陥の有無で判断した。
て画像比率がほぼ4%となる文字パターン(パターンに
ついては特に限定せず)をの画像形成を行いつつ、所定
枚数の画像形成後に現像スリーブ5と弾性規制ブレード
7のニップ部下流側のトナーの付着状態を観察し、さら
に形成された画像上にそれらの付着トナーに起因する画
像欠陥の有無で判断した。
【0061】
【表1】
【0062】表1に結果からも分かるとおり、従来の弾
性規制ブレードでは画像形成初期からトナーの付着が認
められ、画像形成数十枚後から徐々に付着トナーの弾性
規制ブレードからの離散による画像欠陥が現れてきた。
性規制ブレードでは画像形成初期からトナーの付着が認
められ、画像形成数十枚後から徐々に付着トナーの弾性
規制ブレードからの離散による画像欠陥が現れてきた。
【0063】それに対して、ニップ部下流側のゴム弾性
層を徐々に薄くしていったタイプの弾性規制ブレード7
は1000枚までの画像形成に対して、ニップ部下流側
へのトナー付着は軽微なものであり、そのトナー付着に
起因する画像欠陥は発生しなかった。
層を徐々に薄くしていったタイプの弾性規制ブレード7
は1000枚までの画像形成に対して、ニップ部下流側
へのトナー付着は軽微なものであり、そのトナー付着に
起因する画像欠陥は発生しなかった。
【0064】さらに、ニップ部下流側にゴム弾性層がな
いタイプの場合には繰り返しの画像形成に対してもトナ
ー付着は認められず、勿論それに起因する画像欠陥は発
生しなかった。
いタイプの場合には繰り返しの画像形成に対してもトナ
ー付着は認められず、勿論それに起因する画像欠陥は発
生しなかった。
【0065】また、現像スリーブ5と弾性規制ブレード
7間の電界強度E(V/m)は、従来例を例にとって表
すと、弾性規制ブレード7への印加バイアスによってお
よそ2×105(V/m)〜9×105(V/m)の間で
変化するが、これらの範囲の電界強度に対して本実施形
態で示したうちの最適な構成を取ることで本発明の効果
を十分に発揮することができる。
7間の電界強度E(V/m)は、従来例を例にとって表
すと、弾性規制ブレード7への印加バイアスによってお
よそ2×105(V/m)〜9×105(V/m)の間で
変化するが、これらの範囲の電界強度に対して本実施形
態で示したうちの最適な構成を取ることで本発明の効果
を十分に発揮することができる。
【0066】以上のように、本発明に基づいた構成の弾
性規制ブレードを用いることにより、非磁性一成分現像
剤を用いた現像装置又は少なくともそれを用いた画像形
成装置において、弾性規制ブレードを現像スリーブに対
してカウンター方向に当接させたまま弾性規制ブレード
に現像スリーブとは異なる振幅のバイアスを印加させて
も、従来までのトナーコーティングを損なうことなく弾
性規制ブレードの現像スリーブとのニップ部下流側への
トナー付着を回避することが可能になり、それに起因し
ていた欠陥も発生することはなくなった。
性規制ブレードを用いることにより、非磁性一成分現像
剤を用いた現像装置又は少なくともそれを用いた画像形
成装置において、弾性規制ブレードを現像スリーブに対
してカウンター方向に当接させたまま弾性規制ブレード
に現像スリーブとは異なる振幅のバイアスを印加させて
も、従来までのトナーコーティングを損なうことなく弾
性規制ブレードの現像スリーブとのニップ部下流側への
トナー付着を回避することが可能になり、それに起因し
ていた欠陥も発生することはなくなった。
【0067】(第2の実施形態)次に本発明の第2の実
施形態を図5及び図6を用いて説明する。なお、第1の
実施形態との共通箇所には同一符号を付して説明を省略
する。
施形態を図5及び図6を用いて説明する。なお、第1の
実施形態との共通箇所には同一符号を付して説明を省略
する。
【0068】本実施形態においては、弾性規制ブレード
の現像スリーブへの当接部材をも兼ねる導電層としての
電極板の形状が第1の実施形態とは異なるところで、弾
性層を保持しない部分の電極板をその境界となる部分で
電極板を現像スリーブが位置する側とは反対の方向に折
り曲げ加工を施してある。
の現像スリーブへの当接部材をも兼ねる導電層としての
電極板の形状が第1の実施形態とは異なるところで、弾
性層を保持しない部分の電極板をその境界となる部分で
電極板を現像スリーブが位置する側とは反対の方向に折
り曲げ加工を施してある。
【0069】つまり本実施形態においては、弾性規制ブ
レードの電極板自体を現像スリーブからなるべく遠ざか
る方向に構成することで、弾性規制ブレードと現像スリ
ーブとの間に発生する交番電界の影響が少しでも現像ス
リーブ上のトナーに対して影響を及ぼさないようにさせ
ていることを特徴とするものである。
レードの電極板自体を現像スリーブからなるべく遠ざか
る方向に構成することで、弾性規制ブレードと現像スリ
ーブとの間に発生する交番電界の影響が少しでも現像ス
リーブ上のトナーに対して影響を及ぼさないようにさせ
ていることを特徴とするものである。
【0070】本実施形態の構成を施すことにより、第1
の実施形態と同様の効果をもたらす。
の実施形態と同様の効果をもたらす。
【0071】なお、本実施形態では図4と図5で若干の
形状の違いが存在するが、現像スリーブに対して所定の
圧接力で当接できればよいので形状に対しては何等制約
はなく、本実施形態で規定する範囲内であればいかなる
形状をとっても良い。
形状の違いが存在するが、現像スリーブに対して所定の
圧接力で当接できればよいので形状に対しては何等制約
はなく、本実施形態で規定する範囲内であればいかなる
形状をとっても良い。
【0072】また、本実施形態における形状を採用する
ことにより、従来例とは違い現像装置を有するカートリ
ッジ構成に対する設計の自由度が増し、より小型化も可
能となる。
ことにより、従来例とは違い現像装置を有するカートリ
ッジ構成に対する設計の自由度が増し、より小型化も可
能となる。
【0073】さらに第1及び第2の実施形態においては
画像形成装置本体に着脱可能な現像装置からなるプロセ
スカートリッジとして用いたが、画像形成装置本体内に
固定され、トナーのみを補給するような構成の現像装置
としても用いてよく、また現像装置と感光ドラム、クリ
ーニングブレード、廃トナー収容容器、帯電装置を一体
で形成し画像形成装置本体に対し着脱可能なプロセスカ
ートリッジとして用いてもよい。
画像形成装置本体に着脱可能な現像装置からなるプロセ
スカートリッジとして用いたが、画像形成装置本体内に
固定され、トナーのみを補給するような構成の現像装置
としても用いてよく、また現像装置と感光ドラム、クリ
ーニングブレード、廃トナー収容容器、帯電装置を一体
で形成し画像形成装置本体に対し着脱可能なプロセスカ
ートリッジとして用いてもよい。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本出願に係る第1
の発明において、弾性規制ブレードのゴム弾性層は、弾
性規制ブレードと現像剤担持体の当接部よりも現像剤担
持体の回転方向の下流側では、当接部における厚みより
も薄く形成され現像剤担持体と所定の間隙を有している
ので、弾性規制ブレードと現像剤担持体との当接部下流
側に発生する交番電界強度を減少させ、その空間におけ
る交番電界に起因する現像剤飛翔を抑制し、弾性規制ブ
レードの導電層への現像剤付着を軽減させることができ
る。その結果、弾性規制ブレードへの過度の現像剤付着
に起因していた画像の乱れは発生することなく、常に安
定した現像剤コーティングが実現できる。
の発明において、弾性規制ブレードのゴム弾性層は、弾
性規制ブレードと現像剤担持体の当接部よりも現像剤担
持体の回転方向の下流側では、当接部における厚みより
も薄く形成され現像剤担持体と所定の間隙を有している
ので、弾性規制ブレードと現像剤担持体との当接部下流
側に発生する交番電界強度を減少させ、その空間におけ
る交番電界に起因する現像剤飛翔を抑制し、弾性規制ブ
レードの導電層への現像剤付着を軽減させることができ
る。その結果、弾性規制ブレードへの過度の現像剤付着
に起因していた画像の乱れは発生することなく、常に安
定した現像剤コーティングが実現できる。
【0075】また、本出願に係る第2の発明において
は、弾性規制ブレードのゴム弾性層は、弾性規制ブレー
ドと現像剤担持体の当接部よりも現像剤担持体の回転方
向の下流側では設けられておらず、現像剤担持体と所定
の間隙を有しているので、弾性規制ブレードと現像剤担
持体との当接部下流側に発生する交番電界強度を減少さ
せ、その空間における交番電界に起因する現像剤飛翔を
抑制し、弾性規制ブレードの導電層への現像剤付着を軽
減させることができる。その結果、弾性規制ブレードへ
の過度の現像剤付着に起因していた画像の乱れは発生す
ることなく、常に安定した現像剤コーティングが実現で
きる。
は、弾性規制ブレードのゴム弾性層は、弾性規制ブレー
ドと現像剤担持体の当接部よりも現像剤担持体の回転方
向の下流側では設けられておらず、現像剤担持体と所定
の間隙を有しているので、弾性規制ブレードと現像剤担
持体との当接部下流側に発生する交番電界強度を減少さ
せ、その空間における交番電界に起因する現像剤飛翔を
抑制し、弾性規制ブレードの導電層への現像剤付着を軽
減させることができる。その結果、弾性規制ブレードへ
の過度の現像剤付着に起因していた画像の乱れは発生す
ることなく、常に安定した現像剤コーティングが実現で
きる。
【0076】さらに、本出願に係る第3の発明において
は、上記第2の発明の弾弾性規制ブレードのゴム弾性層
を設けていない部分の導電層を、ゴム弾性層を有する部
分よりも現像剤担持体から離間する方向へ傾きを有する
形状とするので、弾性規制ブレードと現像剤担持体との
当接部下流側に発生する交番電界強度を上記第2の発明
よりも減少させ、その空間における交番電界に起因する
現像剤飛翔を抑制し、弾性規制ブレードの導電層への現
像剤付着を軽減させることができる。その結果、弾性規
制ブレードへの過度の現像剤付着に起因していた画像の
乱れは発生することなく、常に安定した現像剤コーティ
ングが実現できる。
は、上記第2の発明の弾弾性規制ブレードのゴム弾性層
を設けていない部分の導電層を、ゴム弾性層を有する部
分よりも現像剤担持体から離間する方向へ傾きを有する
形状とするので、弾性規制ブレードと現像剤担持体との
当接部下流側に発生する交番電界強度を上記第2の発明
よりも減少させ、その空間における交番電界に起因する
現像剤飛翔を抑制し、弾性規制ブレードの導電層への現
像剤付着を軽減させることができる。その結果、弾性規
制ブレードへの過度の現像剤付着に起因していた画像の
乱れは発生することなく、常に安定した現像剤コーティ
ングが実現できる。
【0077】また、本出願に係る第4の発明において
は、上記第1の発明ないし第3の発明のいずれか一にお
いて、現像剤は非磁性一成分現像剤であり、形状係数S
F−1は100〜180、形状係数SF−2は100〜
140であるので、転写性に優れ、クリーニングの際の
像担持体の摩耗の少ない現像剤による現像を、弾性規制
ブレードの導電層への現像剤付着を軽減しつつ実行する
ことができる。
は、上記第1の発明ないし第3の発明のいずれか一にお
いて、現像剤は非磁性一成分現像剤であり、形状係数S
F−1は100〜180、形状係数SF−2は100〜
140であるので、転写性に優れ、クリーニングの際の
像担持体の摩耗の少ない現像剤による現像を、弾性規制
ブレードの導電層への現像剤付着を軽減しつつ実行する
ことができる。
【0078】さらに、本出願に係る第5の発明において
は、少なくとも上記第1の発明ないし第4の発明のいず
れか一の現像装置を抱合し、画像形成装置に対して着脱
可能なプロセスカートリッジとすることにより、弾性規
制ブレードの導電層への現像剤付着を軽減して良好な現
像を行うことができると共に、メンテナンス性を向上さ
せることができる。
は、少なくとも上記第1の発明ないし第4の発明のいず
れか一の現像装置を抱合し、画像形成装置に対して着脱
可能なプロセスカートリッジとすることにより、弾性規
制ブレードの導電層への現像剤付着を軽減して良好な現
像を行うことができると共に、メンテナンス性を向上さ
せることができる。
【0079】また、本出願に係る第6の発明において
は、少なくとも上記第5の発明のプロセスカートリッジ
を備えている画像形成装置とすることにより、弾性規制
ブレードの導電層への現像剤付着を軽減して良好で安定
した画像形成を行うことができると共に、メンテナンス
性を向上させることができる。
は、少なくとも上記第5の発明のプロセスカートリッジ
を備えている画像形成装置とすることにより、弾性規制
ブレードの導電層への現像剤付着を軽減して良好で安定
した画像形成を行うことができると共に、メンテナンス
性を向上させることができる。
【図1】本発明に係る第1の実施形態の画像形成装置の
概略断面図である。
概略断面図である。
【図2】本発明に係る第1の実施形態の現像装置の概略
断面図である。
断面図である。
【図3】本発明に係る第1の実施形態の弾性規制ブレー
ドの概略断面図である。
ドの概略断面図である。
【図4】本発明に係る第1の実施形態の弾性規制ブレー
ドの概略断面図である。
ドの概略断面図である。
【図5】本発明に係る第2の実施形態の弾性規制ブレー
ドの概略断面図である。
ドの概略断面図である。
【図6】本発明に係る第2の実施形態の弾性規制ブレー
ドの概略断面図である。
ドの概略断面図である。
【図7】従来例の非磁性一成分現像装置の概略断面図で
ある。
ある。
4 現像装置 5 現像スリーブ(現像剤担持体) 6 弾性ローラ 7 弾性規制ブレード 8 トナー(現像剤) 14 現像容器 16 ゴム弾性層 17 導電層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木下 正英 東京都大田区下丸子三丁目30番2号キヤノ ン株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 現像剤を収容する現像容器と、該現像容
器の開口部に延在する回転する現像剤担持体と、該現像
剤担持体に対し現像剤を介して当接した弾性規制ブレー
ドと、該弾性規制ブレードの該現像剤担持体との当接部
に対し該現像剤担持体の回転方向上流側に当接して設け
られた回転自在な弾性ローラとを有し、上記弾性規制ブ
レードが少なくとも上記現像剤担持体との当接部で長手
方向にわたりゴム弾性層を介して導電層を備え、該導電
層と上記現像剤担持体間に交番電界を形成する現像装置
において、上記弾性規制ブレードのゴム弾性層は、上記
弾性規制ブレードと上記現像剤担持体の当接部よりも上
記現像剤担持体の回転方向の下流側では、当接部におけ
る厚みよりも薄く形成され上記現像剤担持体と所定の間
隙を有していることを特徴とする現像装置。 - 【請求項2】 現像剤を収容する現像容器と、該現像容
器の開口部に延在する回転する現像剤担持体と、該現像
剤担持体に対し現像剤を介して当接した弾性規制ブレー
ドと、該弾性規制ブレードの該現像剤担持体との当接部
に対し該現像剤担持体の回転方向上流側に当接して設け
られた回転自在な弾性ローラとを有し、上記弾性規制ブ
レードが少なくとも上記現像剤担持体との当接部で長手
方向にわたりゴム弾性層を介して導電層を備え、該導電
層と上記現像剤担持体間に交番電界を形成する現像装置
において、上記弾性規制ブレードのゴム弾性層は、上記
弾性規制ブレードと上記現像剤担持体の当接部よりも上
記現像剤担持体の回転方向の下流側には設けられておら
ず、上記導電層が上記現像剤担持体と所定の間隙を有し
ていることを特徴とする現像装置。 - 【請求項3】 弾弾性規制ブレードのゴム弾性層を設け
ていない部分の導電層の形状は、ゴム弾性層を有する部
分よりも現像剤担持体から離間する方向へ傾きを有して
いることとする請求項2に記載の現像装置。 - 【請求項4】 現像剤は非磁性一成分現像剤であり、形
状係数SF−1は100〜180、形状係数SF−2は
100〜140であることとする請求項1ないし請求項
3のいずれか一項に記載の現像装置。 - 【請求項5】 少なくとも請求項1ないし請求項4のい
ずれか一項に記載の現像装置を抱合し、画像形成装置に
対して着脱可能であることを特徴とするプロセスカート
リッジ。 - 【請求項6】 少なくとも請求項5に記載のプロセスス
カートリッジを備えていることを特徴とする画像形成装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2343396A JPH09197814A (ja) | 1996-01-18 | 1996-01-18 | 現像装置及びプロセスカートリッジ並びに画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2343396A JPH09197814A (ja) | 1996-01-18 | 1996-01-18 | 現像装置及びプロセスカートリッジ並びに画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09197814A true JPH09197814A (ja) | 1997-07-31 |
Family
ID=12110376
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2343396A Pending JPH09197814A (ja) | 1996-01-18 | 1996-01-18 | 現像装置及びプロセスカートリッジ並びに画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09197814A (ja) |
-
1996
- 1996-01-18 JP JP2343396A patent/JPH09197814A/ja active Pending
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