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JPH0919271A - 攪拌卵、それを製造する卵攪拌方法及び卵攪拌装置 - Google Patents

攪拌卵、それを製造する卵攪拌方法及び卵攪拌装置

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Publication number
JPH0919271A
JPH0919271A JP7172272A JP17227295A JPH0919271A JP H0919271 A JPH0919271 A JP H0919271A JP 7172272 A JP7172272 A JP 7172272A JP 17227295 A JP17227295 A JP 17227295A JP H0919271 A JPH0919271 A JP H0919271A
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JP
Japan
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egg
container
stirred
stirring
lid
Prior art date
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Application number
JP7172272A
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English (en)
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JP2774462B2 (ja
Inventor
Kenichi Nariyama
健一 成山
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Original Assignee
Individual
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  • Food-Manufacturing Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】割る前に殻内で卵白と卵黄とが、泡立つことな
く十分に攪拌された状態の卵(攪拌卵)、並びにそれを
製造する方法及び装置を提案する。 【解決手段】卵保持容器1は、有底円筒形で合成樹脂製
の容器11と、容器11にかぶせる円筒形で合成樹脂製
の蓋12とから成っている。卵4を中央に孔があけられ
た卵受台13に載せ、上部分中央に孔があけられそこに
ゴムリング16が巻かれた蓋12をかぶせる。そして、
卵保持容器1をモータ2で正回転続いて逆回転させ、そ
れを所定時間繰り返す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、卵白と卵黄を殻内
で攪拌した卵、及びそれを製造する方法,装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】卵を素材として使う料理において、割っ
た卵の卵白と卵黄とを分けず、そのまま使う料理は目玉
焼きくらいのもので、殆どの卵料理は、卵の殻を割って
卵白と卵黄とを取り出し、それをかき混ぜたものを材料
として使うものであった。例えば、卵焼きや茶碗蒸し
等、いずれも卵白と卵黄とを十分にかき混ぜたものを用
いる必要があった。
【0003】このため従来は、卵の殻を割って卵白と卵
黄とを一旦容器に入れ、それを箸やかきまぜ道具を使っ
て手でかき混ぜていた。また、卵が多く必要なときに
は、殻を割って取り出した卵白と卵黄とを、次々にミキ
サー等に入れ、それでかきまぜる方法もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、卵白と卵黄と
をかき混ぜるには、それを入れる容器やかき混ぜる道具
または機械が必要で、かき混ぜるだけの作業のために、
普通の状態でも狭い台所や調理場が、よけい狭くなると
いう問題点があった。また、これらの品物を使わないと
きに収納しておくスペースも無駄であった。
【0005】また、道具を使って手でかき混ぜるにして
も、機械でかき混ぜるにしても、手間がかかる割りに、
卵黄と卵白とが完全には混ざることは少なく、しかも混
ぜる過程で空気が入って不要な泡が生じ、料理のできあ
がりが見苦しくなることもあった。
【0006】本発明の攪拌卵、それを製造する卵攪拌方
法及び卵攪拌装置は、上記の問題点にかんがみて提案さ
れたもので、割る前に殻内で卵白と卵黄とが、泡立つこ
となく十分に攪拌された状態の卵(攪拌卵)、並びにそ
れを製造する方法及び装置を提案することを目的として
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の攪拌卵においては、卵黄と卵白とを殻内
で攪拌するという手段を用いた。また、請求項2の卵攪
拌方法においては、卵の長手方向の軸を回転軸として、
卵を一方向に回転させた後逆方向に回転させる正逆回転
動作を、所定時間繰り返し、卵白と卵黄とを殻内で攪拌
するという手段を用いた。
【0008】また、請求項3の卵攪拌装置は、卵の長手
方向の軸を回転軸として卵を保持する卵保持手段と、こ
の卵保持手段を前記回転軸回りに回転させる駆動手段
と、この駆動手段に一方向に回転させる動作と逆方向に
回転させる動作とを所定時間繰り返させる制御手段と、
から構成するという手段を用いた。
【0009】
【発明の実施の形態】請求項1の攪拌卵においては、卵
黄と卵白とを殻内で攪拌する。また、請求項2の卵攪拌
方法においては、卵の長手方向の軸を回転軸として、卵
を一方向に回転させた後逆方向に回転させる正逆回転動
作を所定時間繰り返して卵白と卵黄とを殻内で攪拌す
る。
【0010】また、請求項3の卵攪拌装置においては、
卵保持手段は卵を保持し、卵の長手方向の軸を回転軸と
して回転する。そして、駆動手段が卵保持手段を前記回
転軸回りに回転させる。更に、制御手段は駆動手段が一
方向に回転させる動作と逆方向に回転させる動作とを所
定時間繰り返すよう制御する。
【0011】
【実施例】以下に本発明を、実施例を示した図面に基づ
いて、詳細に説明する。
【0012】(実施例1)図1は本発明に係る卵攪拌装
置の実施例1の斜視図,図2は図1の側断面図である。
図1及び図2に示すように、実施例1の卵攪拌装置は、
卵を縦置きに保持する卵保持容器1と、この卵保持容器
1を保持し回転させるモータ2と、モータ2を支える基
台3と、モータ2の回転方向と回転速度とその継続時間
を制御する制御装置8とから構成されている。
【0013】先ず、卵保持容器1は、有底円筒形で合成
樹脂製の容器11と、容器11にかぶせる円筒形で合成
樹脂製の蓋12とから成っている。容器11の底部に
は、上部中央に卵4の先端部が少し入るくらいの径の孔
がくり抜かれた卵受台13が、軸方向に摺動自在に挿入
されている。そして、外周部には短寸で棒状の回転止め
金具14がねじ込まれている。また、容器11の下部の
軸心部には後述するモータの回転軸が挿入されるモータ
軸取付穴15が形成されている。さらに、蓋12の上部
分中央には孔があけられ、この孔の内周部に断面がコ字
状のゴムリング16が嵌められており、側面には回転止
め金具14がスライド自在となる縦長の切り込み17が
設けられている。
【0014】モータ2の回転軸21は、容器11のモー
タ軸取付穴15に挿入され、更に空転止め用のネジ(図
示せず)で容器11に確実に係止されている。モータ2
を保持する基台3は、円形の金属製底板31に取り付け
られた4本の金属支柱32・・32が、外側環状板33
・34を支えた形で形成されている。ここで、モータ2
の上部は、外側環状板33・34の間の切り欠き部に遊
嵌されて回転可能な内側環状板35に取り付けられ、下
部は回転自在なベアリング36で支持されている。ま
た、図1で分かるようにコイルバネ37は、両端が上側
の外側環状板33にネジ止めされ、中央部が内側環状板
35にネジ止めされているので、内側環状板35は、常
に所定位置に復元するようにされている。
【0015】ここで、卵保持容器1が卵保持手段に、モ
ータ2が駆動手段に、制御装置8が制御手段に対応して
いる。
【0016】次に、卵攪拌装置の動作について説明す
る。まず、蓋12を外し、卵4の両端部のいずれか一方
を下にして、卵受台13の孔の部分に載せる。次に、回
転止め金具14を切り込み17の位置に合わせて、蓋1
2を静かにかぶせる。蓋12が下がることによって、ゴ
ムリング16は卵4のもう一方の端部外周を押さえ、卵
4は自然に卵保持容器1の中心部にセットされて、卵4
の長手方向の軸と卵保持容器1の回転軸とがほぼ一致す
る。卵4はゴムリング16によって押さえられているの
で、卵保持容器1の中で空転することはない。この後、
制御装置8でモータ2の動作を制御して、卵保持容器1
及びその中の卵4を回転又は逆転させる。回転している
卵4は、回っている独楽と同じで水平のバランスがとれ
ている。モータ2の回転速度はおよそ1500rpm以
上で、同方向の継続時間は1秒から2秒間、次に逆方向
に同回転速度,同継続時間だけ回転させる。これを1分
30秒以上繰り返して行う。コイルバネ37は、モータ
2が正回転から逆回転又は逆回転から正回転に切り換わ
るとき、卵保持容器1及び卵4がスムーズに停止させる
もので、モータ2を支えるベアリング36と共に緩衝装
置として働く。
【0017】以上の動作で、卵4の殻の中の卵白と卵黄
とはムラなく完全にかき混ぜられた状態になる。この
後、蓋12を持ち上げ、中の卵4を取り出して割り、卵
料理に用いる。
【0018】(実施例2)図3は、本発明に係る卵攪拌
装置の実施例2である攪拌卵量産装置の説明図である。
図3に示すように、実施例2の攪拌卵量産装置は、卵保
持容器51とこの卵保持容器51を正逆回転させるエア
モータ52が中心から等距離等間隔で十数個設けられた
ターンテーブル5と、卵4・・・4を一列に搬送する卵
搬送装置6と、卵4を卵搬送装置6から負圧空気で吸い
上げターンテーブル5の容器51aに配置する卵配給装
置7と、卵4を入れた容器51aに蓋をかぶせる蓋かぶ
せ装置(図示せず)と、容器51aから蓋を取る蓋取り
装置(図示せず)と、殻内で攪拌された卵4を容器51
aから取り上げ箱詰めする卵回収装置7(図示せず)と
から構成されている。
【0019】実施例2の攪拌卵量産装置においては、先
ずカム機構とクランク機構によって所定の動作をする卵
配給装置7が、負圧空気によって卵搬送装置6から吸着
盤71で卵61を吸い上げ、ターンテーブル5の容器5
1aに載せる。ターンテーブル5が回転した次の段階で
は、蓋かぶせ装置によって容器51aの卵61に、蓋5
1bがかぶせられる。続いて、卵保持容器51はエアモ
ータ52によって、正逆回転が所定時間繰り返される。
その後、蓋取り装置によって卵保持容器51から蓋51
bが取られ、卵回収装置によって容器51aから卵61
が取り上げられ箱詰めされる。
【0020】なお、エアモータ52の正逆回転の制御
は、別に設けた圧縮空気制御装置(図示せず)による圧
縮空気によって行われ、その圧縮空気はターンテーブル
5の回転軸に設けた管を経由して供給される。ターンテ
ーブル7に替えてベルトコンベアを用い、ベルト上に設
けた卵保持容器が、移動するに従って正回転と逆回転を
繰り返すようにしてもよい。
【0021】また、圧縮空気によって容器51aの下部
空間を負圧にし、卵4を吸着すると、蓋51bは不要に
なる。
【0022】
【発明の効果】請求項1に係る攪拌卵は、卵白と卵黄と
をかき混ぜる必要がないので、割ってすぐに調理するこ
とができる。また、請求項2に係る卵攪拌方法及び請求
項3に係る卵攪拌装置によれば、確実に卵の卵白と卵黄
とをかき混ぜることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る卵攪拌装置の実施例1の斜視図で
ある。
【図2】図1の卵攪拌装置の側断面図である。
【図3】本発明に係る卵攪拌装置の実施例2の攪拌卵量
産装置の説明図である。
【符号の説明】
1,51 卵保持容器(卵保持手段) 11,51a 容器 12,51b 蓋 2 モータ(駆動手段) 3 基台 4,61 卵 5 ターンテーブル 6 卵搬送装置 7 卵配給装置 8 制御装置(制御手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】卵黄と卵白とが殻内で攪拌されていること
    を特徴とする攪拌卵。
  2. 【請求項2】卵の長手方向の軸を回転軸として、卵を一
    方向に回転させたあと逆方向に回転させる正逆回転動作
    を所定時間繰り返して、卵白と卵黄とを殻内で攪拌する
    ことを特徴とする卵攪拌方法。
  3. 【請求項3】卵の長手方向の軸を回転軸として卵を保持
    する卵保持手段と、この卵保持手段を前記回転軸回りに
    回転させる駆動手段と、この駆動手段に一方向に回転さ
    せる動作と逆方向に回転させる動作とを所定時間繰り返
    させる制御手段と、から構成されていることを特徴とす
    る卵攪拌装置。
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