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JPH09185344A - Led発光表示装置の輝度調整装置 - Google Patents

Led発光表示装置の輝度調整装置

Info

Publication number
JPH09185344A
JPH09185344A JP7353229A JP35322995A JPH09185344A JP H09185344 A JPH09185344 A JP H09185344A JP 7353229 A JP7353229 A JP 7353229A JP 35322995 A JP35322995 A JP 35322995A JP H09185344 A JPH09185344 A JP H09185344A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
lighting data
led light
brightness
light emitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7353229A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanobu Miura
正信 三浦
Takayuki Nagayasu
隆幸 永安
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takiron Co Ltd
Original Assignee
Takiron Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takiron Co Ltd filed Critical Takiron Co Ltd
Priority to JP7353229A priority Critical patent/JPH09185344A/ja
Publication of JPH09185344A publication Critical patent/JPH09185344A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Control Of El Displays (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 LED発光素子の点灯電圧を変化させて輝度
を調整する場合には、電源回路を別途設ける必要があ
る。また、点灯パルスのデューティ比を変化させて輝度
を調整する場合には、特別の輝度調整回路を設ける必要
がある。 【解決手段】 コントローラ3がLEDユニット1…に
点灯データを送出する際に、最初の垂直走査期間にデー
タ記憶装置3cに記憶された本来の点灯データを1画面
分送出すると(S1)、次の1以上の垂直走査期間に無
表示の点灯データを1画面分ずつ送出する(S3,S
5,S6)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイナミック点灯
方式によりLED([Light Emitting Diode]発光ダイオ
ード)発光素子を点灯表示させるLED発光表示装置に
おいて、各LED発光素子の発光輝度を一括して調整す
る輝度調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】多数のLED発光素子をドットマトリク
ス状に配置したLEDパネルをダイナミック点灯方式に
よって駆動するLED発光表示装置は、画像や文字メッ
セージ等の表示メディア等として広く使用されている。
このLED発光表示装置は、設置場所が野外か屋内か等
の使用環境に応じて、また、昼間か夜間か等の使用時間
等の設置環境に応じて、LED発光素子の輝度を調整で
きることが好ましい。そこで、従来のLED発光表示装
置は、各LED発光素子に供給する点灯電圧を変化させ
て発光輝度を調整したり、各LED発光素子の点灯デー
タとなる点灯パルスのデューティ比を変化させて本来の
点灯期間(1水平走査期間)中の一部の期間のみ実際に
点灯させることにより見掛けの発光輝度を調整してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、LED発光
素子の点灯電圧を変化させる場合には、この点灯電圧を
供給するための電源回路を別途設ける必要があるという
問題があった。しかも、LEDパネルとその点灯駆動回
路(ドライバー)部分を備えたLEDユニットを複数個
組み合わせてより大きな表示画面として使用する場合に
は、LEDユニットごとの表示輝度のバラツキを少なく
するために、組み立て時に各LEDユニットごとに点灯
電圧を調整するようになっている。従って、これに加え
て全てのLEDユニットの点灯電圧を一括して調整した
としても、各LEDユニットの表示輝度を均一な割り合
いで調整することはできないという問題もあった。
【0004】また、点灯パルスのデューティ比を変化さ
せる場合には、LEDパネルのドライバ部分にデューテ
ィ比を変化させるための特別の輝度調整回路を設ける必
要があり、このような輝度調整回路を持たない既存のL
EDユニットの輝度を調整することはできないという問
題があった。
【0005】本発明は、上記事情に鑑み、複数画面の点
灯データのうち一部の画面を無表示の点灯データに差し
替えることにより、既存のLED発光表示装置について
も簡単に輝度の調整を行うことができる輝度調整装置を
提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、1画面分ずつの点灯データに基
づいてダイナミック点灯方式によりLED発光素子を発
光表示させるLED発光表示装置において、順次転送さ
れて来るN(Nは2以上の整数)画面分の点灯データの
うちM(Mは1以上N未満の整数)画面分を無表示の点
灯データに差し替える輝度調整手段が設けられたことを
特徴とする。
【0007】上記課題を解決するために、請求項2の発
明は、1画面分ずつの点灯データに基づいてダイナミッ
ク点灯方式によりLED発光素子を発光表示させるLE
D発光表示装置において、輝度調整値を設定する輝度調
整値設定手段と、コンピュータ装置のソフトウエアによ
って点灯データを1画面分ずつ順次生成するコントロー
ラと、このコントローラが生成するN(Nは2以上の整
数)画面分の点灯データのうち、輝度調整値設定手段に
設定された輝度調整値に応じて定めたM(Mは1以上N
未満の整数)画面分を無表示の点灯データに差し替える
輝度調整手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】上記課題を解決するために、請求項3の発
明は、1画面分ずつの点灯データに基づいてダイナミッ
ク点灯方式によりLED発光素子を発光表示させるLE
D発光表示装置において、輝度調整値を設定する輝度調
整値設定手段と、順次転送されて来る点灯データをより
走査速度の速い点灯データに変換する走査速度変換手段
と、この走査速度変換手段が順次変換するN(Nは2以
上の整数)画面分の点灯データのうち、輝度調整値設定
手段に設定された輝度調整値に応じて定めたM(Mは1
以上N未満の整数)画面分を無表示の点灯データに差し
替える輝度調整手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】以下、作用について説明する。
【0010】ダイナミック点灯方式のLED発光表示装
置では、コントローラ等によって生成された点灯データ
が走査期間(ドットマトリクス方式の場合には垂直走査
期間)ごとに1画面分ずつ順次転送される。そして、通
常は各画面の点灯データがシリアルに転送される。ただ
し、1画面分の点灯データやドットマトリクス方式の場
合には例えば1行分ずつの点灯データをパラレルに転送
することも可能である。また、各画面の点灯データをシ
リアルに転送する場合にも、表示色ごとの点灯データや
階調表示の場合の階調表示データはパラレルに転送され
ることが多い。
【0011】請求項1の発明によれば、N走査期間の間
に表示されるN画面の表示のうち、M画面が無表示(全
てのLED発光素子が消灯)となるので、走査速度が十
分に速ければ(例えば50HzのN倍以上であれば)、
点灯するLED発光素子の輝度がM/Nに減光されて見
える。即ち、例えばN=2,M=1とすれば、LED発
光表示装置全体の表示輝度を1/2(50%)に減少さ
せ、N=3,M=1の場合には1/3(約33%)に減
少させ、N=4,M=1の場合には1/4(25%)に
減少させることができる。また、N=4,M=3の場合
には3/4(75%)に減少させ、N=3,M=2の場
合には2/3(約66%)に減少させることができる。
従って、本発明のLED発光表示装置の輝度調整装置に
よれば、LED発光表示装置全体の表示輝度をM/Nに
段階的に減少させて輝度調整を行うことができるように
なる。
【0012】請求項2の発明によれば、コントローラが
点灯データを生成する際に、本来の点灯データに代えて
無表示の点灯データに生成させることにより請求項1の
場合と同様の輝度調整を行うことができる。
【0013】ところで、元の点灯データの走査速度が遅
い場合に、N画面分の点灯データからM画面分を間引い
て無表示の点灯データに差し替えると、見掛け上、表示
にちらつきが生じるおそれがある。しかし、請求項3の
発明によれば、走査速度変換手段が走査速度を高速に変
換してから、輝度調整手段がN画面分の点灯データから
M画面分を間引くので、輝度調整によりLED発光素子
が点滅する速度を速めることができ、見掛け上、表示に
ちらつきが生じるのを防止することができる。また、こ
のような輝度調整装置は、点灯データを生成するコント
ローラ等とこの点灯データの表示を行うLEDユニット
等との間に挿入すればよいので、輝度調整機能のない既
存のLED発光表示装置に簡単に接続して使用すること
ができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施形態を詳述する。
【0015】図1乃至図6は本発明の第1実施形態を示
すものであって、図1はコントローラの動作を示すフロ
ーチャート、図2はLED発光表示装置の構成を示すブ
ロック図、図3は輝度100%表示時の各表示画面の変
化を示す図、図4は輝度50%表示時の各表示画面の変
化を示す図、図5は輝度33%表示時の各表示画面の変
化を示す図、図6は輝度25%表示時の各表示画面の変
化を示す図である。
【0016】本実施形態は、図2に示すように、LED
発光素子を例えば16×16ドットや24×24ドット
のドットマトリクス状に配置したLEDパネルとその駆
動回路を備えたLEDユニット1を複数連接して使用す
るLED発光表示装置について説明する。これら複数の
LEDユニット1…は、前段のLEDユニット1の出力
端子1aにケーブル2を介して後段のLEDユニット1
の入力端子1bを順次接続することによりカスケード接
続される。また、最初の段のLEDユニット1の入力端
子1bは、ケーブル2を介してコントローラ3の出力端
子3aに接続される。これら各LEDユニット1には、
それぞれLED用電源4が接続され、コントローラ3に
は、制御用電源5が接続されている。
【0017】コントローラ3は、CPU([Central Pro
cessing Unit]中央処理装置)3bがデータ記憶装置3
cに記憶された表示パターンを表示行ごとに順に読み出
し、これを点灯データとして各種タイミング信号と共に
出力ポート3dを介して出力端子3aから各LEDユニ
ット1…に出力するようになっている。データ記憶装置
3cは、EPROM([Erasable Programmable Read-On
ly Memory]電気的消去書き込み可能型読み出し専用メモ
リ)等からなり、パーソナルコンピュータ等を利用して
作成した表示パターンをPROMライタ等によって記憶
させたものである。なお、このコントローラ3は、例え
ばデータ記憶装置3cに文字等のコードデータを記憶さ
せておき、このコードデータに応じてCG([Character
Generator]文字発生器)によって生成した表示パター
ンに基づいて点灯データを出力するように構成すること
もできる。
【0018】コントローラ3の出力端子3aからは、ま
ず1水平走査期間に全てのLEDユニット1…の第1行
目の点灯データが順にシリアルに出力され、次に以降の
各水平走査期間ごとに第2行目〜最終行の点灯データが
順次出力される。各行の点灯データは、最終段のLED
ユニット1で表示する分から順に出力され、最後に最初
の段のLEDユニット1で表示する分が出力される。各
LEDユニット1では、これらの点灯データを順次シフ
トレジスタに入力してシフト動作させると共に、このシ
フトレジスタからあふれ出た点灯データを次段のLED
ユニット1に送るようになっている。従って、コントロ
ーラ3が1行分の点灯データの出力を完了すると、各L
EDユニット1のシフトレジスタには、当該LEDユニ
ット1で表示する1行分の点灯データが格納されること
になり、これが各LEDユニット1のLEDパネルにお
ける当該行のLED発光素子に送られ点灯表示される。
このようにして1垂直走査期間に1画面分の点灯データ
が全て出力されると、次の1垂直走査期間に同じ表示パ
ターン又は異なる表示パターンの点灯データが再び1画
面分出力されて、以降この動作が繰り返される。
【0019】上記コントローラ3には、外部から操作さ
れるスイッチ群6が設けられている。このスイッチ群6
は、輝度調整値を設定するための第1スイッチ6a及び
第2スイッチ6bと、その他の各種制御スイッチ6c…
とからなる。そして、CPU3bは、これらのスイッチ
6a〜6cのON/OFF状態を入力ポート3eを介し
て読み込むと共に、この読み込み結果に応じて表示パタ
ーンの出力動作を制御するようになっている。即ち、第
1スイッチ6aと第2スイッチ6bのON/OFF状態
に基づいて各LEDユニット1…の表示輝度を調整す
る。また、他の制御スイッチ6cのON/OFF状態に
基づいて表示パターンを選択したりその他の表示制御を
行う。
【0020】上記構成のコントローラ3の動作を図1に
示すフローチャートに基づいて説明する。まずステップ
(以下「S」という)1で、CPU3bがデータ記憶装
置3cから所定の表示パターンを読み出し、最初の1垂
直走査期間にこの表示パターンの点灯データをLEDユ
ニット1…に1画面分送出して表示させる。そして、第
1スイッチ6aのON/OFF状態を判定し(S2)、
ONの場合には次の1垂直走査期間に無表示の点灯デー
タをLEDユニット1…に1画面分送出して表示させる
(S3)。無表示の点灯データは、各LEDユニット1
の全てのLED発光素子が消灯する点灯データであり、
この点灯データが送出される垂直走査期間は、LEDユ
ニット1…の表示が全て無表示になる。また、第1スイ
ッチ6aがOFFの場合には、このS3の無表示の点灯
データの送出処理をスキップする。
【0021】次に、第2スイッチ6bのON/OFF状
態を判定し(S4)、ONの場合には次の2垂直走査期
間に無表示の点灯データを2画面分連続して送出し表示
させる(S5,S6)。また、第2スイッチ6bがOF
Fの場合には、これらS5,S6の無表示の点灯データ
の送出処理をスキップする。そして、S1の本来の表示
パターンの送出処理に戻り、次の1垂直走査期間に表示
パターンの点灯データを1画面分送出して表示させると
共に、以降これらの処理を繰り返す。
【0022】ここで、各LEDユニット1のLEDパネ
ルが16×16ドット構成であるとして、1つのLED
ユニット1の表示パターンが「あ」の文字である場合
(点灯するLED発光素子を黒丸で示す)の上記処理に
よる表示結果を例示する。第1スイッチ6aと第2スイ
ッチ6bが共にOFFの場合には、図3に示すように、
各垂直走査期間ごとにそれぞれ「あ」の文字が表示され
て、LED発光素子の発光輝度が100%利用される。
しかし、第1スイッチ6aのみがONの場合には、図4
に示すように、1垂直走査期間ごとに「あ」の文字の表
示と無表示とが交互に繰り返されるので、2垂直走査期
間中の1垂直走査期間にのみLED発光素子が点灯し見
掛け上の発光輝度が50%となる。また、第2スイッチ
6bのみがONの場合には、図5に示すように、1垂直
走査期間の「あ」の文字の表示と2垂直走査期間の無表
示とが繰り返されるので、3垂直走査期間中の1垂直走
査期間にのみLED発光素子が点灯し見掛け上の発光輝
度が約33%となる。さらに、第1スイッチ6aと第2
スイッチ6bが共にONの場合には、図6に示すよう
に、1垂直走査期間の「あ」の文字の表示と3垂直走査
期間の無表示とが繰り返されるので、4垂直走査期間中
の1垂直走査期間にのみLED発光素子が点灯し見掛け
上の発光輝度が25%となる。
【0023】この結果、本実施形態のLED表示装置で
は、第1スイッチ6aと第2スイッチ6bを操作してこ
れらのON/OFF状態に応じた輝度調整値を設定する
ことにより、表1に示すように、各LEDユニット1の
表示輝度を段階的に調整することができる。しかも、コ
ントローラ3に輝度調整値設定手段として第1スイッチ
6aと第2スイッチ6bを設けると共に、CPU3bに
よって実行されるソフトウエアを修正するだけで、各L
EDユニット1…の表示輝度を一括して調整することが
でき、従来からの既存のLEDユニット1をそのまま使
用することができる。
【0024】なお、上記LED表示装置は、点灯データ
を送出する垂直走査速度を例えば240Hzに設定すれ
ば、表示輝度が25%の場合にも、本来の点灯データが
4分の1の60Hzで繰り返し表示されるので、見掛け
上の表示がちらつくようなおそれは生じない。
【0025】また、上記LED表示装置では、表示輝度
を50%と33%と25%に減光する場合について説明
したが、例えば4垂直走査期間中の3垂直走査期間に本
来の点灯データを送出し、1垂直走査期間のみ無表示の
点灯データを送出するようにすれば、表示輝度を75%
に減光することができ、3垂直走査期間中の2垂直走査
期間に本来の点灯データを送出し、1垂直走査期間のみ
無表示の点灯データを送出するようにすれば、表示輝度
を約66%に減光することができる。また、垂直走査速
度が十分に高ければ、さらに多くの垂直走査期間中に本
来の点灯データと無表示の点灯データを適宜数の垂直走
査期間ずつ組み合わせて送出することにより、表示輝度
をより細かい段階で調整することも可能である。しか
も、この際に無表示の点灯データができるだけ連続しな
いように、本来の点灯データを間に挟んで送出するよう
にすれば、表示のちらつきを抑制することもできる。
【0026】さらに、上記LED表示装置では、輝度調
整値を第1スイッチ6aと第2スイッチ6bの操作によ
って設定したが、コントローラ3が使用環境の明るさを
光センサで検出してソフトウエアにより自動的に設定し
たり、外部からのリモートコントロール等によって設定
することも可能である。
【0027】図7及び図8は本発明の第2実施形態を示
すものであって、図7はLED発光表示装置の構成を示
すブロック図、図8は輝度調整装置の構成を示すブロッ
ク図である。なお、図2に示した第1実施形態と同様の
機能を有する構成部材には同じ番号を付記して説明を省
略する。
【0028】本実施形態のLED表示装置は、コントロ
ーラ3と最初の段のLEDユニット1との間に輝度調整
器7を接続することにより、輝度調整機能を持たない従
来からのコントローラ3と従来からのLEDユニット1
…をそのまま使用する場合について説明する。
【0029】コントローラ3の出力端子3aには、ケー
ブル2を介して輝度調整器7の入力端子7aが接続され
る。また、輝度調整器7の出力端子7bは、ケーブル2
を介して最初の段のLEDユニット1の入力端子1bに
接続される。この輝度調整器7には、外部から操作され
るスイッチ群6が設けられている。このスイッチ群6
は、輝度調整値を設定するための第1スイッチ6a及び
第2スイッチ6bからなる。なお、図2に示した制御ス
イッチ6cは、ここでは特に図示しないが、必要に応じ
てコントローラ3に設けられる。また、この輝度調整器
7には、コントローラ3と同様の制御用電源5が接続さ
れる。
【0030】上記輝度調整器7は、図8に示すように、
1画面分の点灯データを記憶するフィールドメモリ11
を備えた走査速度変換器である。なお、ここでは、赤色
発光のLED発光素子用の点灯データと緑色発光のLE
D発光素子用の点灯データとを用いる場合について説明
し、以下ではこれらの点灯データをRGデータと称す
る。
【0031】コントローラ3から各色ごとに1ビットず
つシリアルに送られて来るRGデータは、それぞれシリ
アル−パラレル変換器12に送られ、ここで8ビットの
パラレルデータに変換されて順次フィールドメモリ11
に記憶される。シリアル−パラレル変換器12は、書き
込みシフトクロック信号に基づいてRGデータをそれぞ
れシフトレジスタに入力すると共に、8ビット分ずつ一
括してパラレルに出力することによりシリアル−パラレ
ル変換を行う回路である。
【0032】また、コントローラ3から送られて来るラ
ッチ信号は、水平同期信号検出器13で水平同期信号と
して検出され水平同期PLL([Phase Locked Loop]位
相同期ループ)14に送られる。水平同期PLL14
は、この水平同期信号に同期し、かつ、スイッチ15で
設定された表示桁数倍の周波数を持つ書き込みシフトク
ロック信号を発生させる回路である。表示桁数は、各L
EDユニット1の1行の表示桁数にLEDユニット1の
接続個数を乗算した値であり、数値入力装置等からなる
スイッチ15に設定される。従って、書き込みシフトク
ロック信号は、RGデータにおける1ドットずつの点灯
データに同期した信号となり、これによってシリアル−
パラレル変換器12がシリアル−パラレル変換を行うこ
とができる。この書き込みシフトクロック信号は、書き
込みタイミングコントローラ16にも送られるようにな
っている。そして、コントローラ3から送られて来るリ
セット信号を垂直同期信号検出器17で検出した垂直同
期信号も、この書き込みタイミングコントローラ16に
送られる。
【0033】書き込みタイミングコントローラ16は、
書き込みシフトクロック信号をカウントすることによ
り、シリアル−パラレル変換器12でシリアル−パラレ
ル変換された8ビットのパラレル信号が順次フィールド
メモリ11に記憶されるように書き込みのタイミングを
制御する回路である。また、この書き込みタイミングコ
ントローラ16は、フィールドメモリ11が8ビットの
パラレル信号を記憶するたびに書き込みアドレスを増分
すると共に、垂直同期信号に同期してこのアドレスを初
期値に戻すようになっている。従って、フィールドメモ
リ11には、1画面分のRGデータが画面上の表示位置
に対応したアドレスに記憶され、次の画面のRGデータ
が前の画面のRGデータと順次書き換えられることにな
る。
【0034】上記フィールドメモリ11に記憶されたR
Gデータは、8ビットのパラレル信号として順次読み出
される。そして、パラレル−シリアル変換器18によっ
てパラレル−シリアル変換されて元の1ビットずつのR
Gデータに戻され、バッファ19を介して出力される。
この際、フィールドメモリ11からのRGデータの読み
出しは、読み出しタイミングコントローラ20によって
制御される。また、この読み出しタイミングコントロー
ラ20は、発振器21が発振する読み出し信号に基づい
て読み出しのタイミングを定める。発振器21は、スイ
ッチ22で設定された周波数の読み出し信号を発振する
回路である。そして、この読み出し信号は、フィールド
メモリ11への書き込みよりも速いタイミング(例えば
2倍や3倍等の整数倍)でRGデータが読み出されるよ
うな周波数に設定される。この周波数を設定するスイッ
チ22は、操作によって設定を行う数値入力装置等によ
って構成してもよいが、後に説明する輝度調整値に応じ
て設定値を変更できるようにすることも可能である。
【0035】発振器21が発振する読み出し信号は、P
LL23と表示タイミングコントローラ24にも送られ
るようになっている。PLL23は、読み出し信号に同
期し、かつ、これの4倍の周波数を持つ読み出しシフト
クロック信号を発生させる回路である。そして、この読
み出しシフトクロック信号は、パラレル−シリアル変換
器18に送られてシフトレジスタからRGデータをシリ
アルに出力する際のシフトクロック信号として使用され
ると共に、バッファ25を介してクロック信号として出
力される。また、表示タイミングコントローラ24は、
読み出し信号を分周することによりラッチ信号とリセッ
ト信号を生成して、これらをそれぞれバッファ26,2
7を介して出力する。
【0036】また、読み出しタイミングコントローラ2
0には、上記スイッチ群6の第1スイッチ6aと第2ス
イッチ6bで設定された輝度調整値が入力されるように
なっている。そして、まず読み出し信号に同期する最初
の垂直走査期間にフィールドメモリ11に記憶された1
画面分のRGデータを順に読み出すと共に、この輝度調
整値に応じて以降の0〜3垂直走査期間にRGデータの
読み出しを停止する。このようにRGデータの読み出し
が停止されると、その垂直走査期間には輝度調整器7か
ら無表示の点灯データが出力されることになる。ここで
は、例えば第1実施形態の場合と同様に、第1スイッチ
6aと第2スイッチ6bが共にOFFの場合には、各垂
直走査期間ごとにそれぞれRGデータを読み出し、第1
スイッチ6aのみがONの場合には、1垂直走査期間ご
とにRGデータの読み出しと無表示とが交互に繰り返さ
れ、第2スイッチ6bのみがONの場合には、1垂直走
査期間のRGデータの読み出しと2垂直走査期間の無表
示とが繰り返され、第1スイッチ6aと第2スイッチ6
bが共にONの場合には、1垂直走査期間のRGデータ
の読み出しと3垂直走査期間の無表示とが繰り返される
ものとする。
【0037】上記構成の輝度調整器7は、コントローラ
3から送られて来たRGデータを1画面分ずつ順次フィ
ールドメモリ11に記憶させると共に、この際の垂直走
査速度よりも速い垂直走査速度でRGデータを読み出し
各LEDユニット1…に送出することができる。また、
同時に各LEDユニット1…に送出するクロック信号,
ラッチ信号及びリセット信号からなるタイミング信号
も、この読み出したRGデータの垂直走査速度に同期す
る信号に変換される。スイッチ群6の第1スイッチ6a
と第2スイッチ6bが共にOFFの場合には、この輝度
調整器7は、単に垂直走査速度を高速に変換する走査速
度変換手段としてのみ動作する。しかし、少なくとも第
1スイッチ6aと第2スイッチ6bのいずれか一方がO
Nの場合には、2〜4垂直走査期間中の1垂直走査期間
にのみフィールドメモリ11から読み出したRGデータ
を点灯データとして送出し、残りの垂直走査期間には無
表示の点灯データを送出する。従って、各LEDユニッ
ト1では、RGデータが読み出された垂直走査期間にの
みLED発光素子が点灯し見掛け上の発光輝度が減光さ
れる。
【0038】この結果、本実施形態のLED表示装置に
おいても、第1スイッチ6aと第2スイッチ6bを操作
してこれらのON/OFF状態に応じた輝度調整値を設
定することにより、上記表1に示したように、LEDユ
ニット1…の表示輝度を段階的に調整することができ
る。しかも、本来の垂直走査速度を高速に変換して表示
するので、この本来の垂直走査速度が遅い場合や、輝度
調整をより細かく段階付けした場合にも、画面にちらつ
きが生じるようなおそれがなくなる。
【0039】なお、発振器21のスイッチ22によって
設定される周波数を固定にして、輝度調整器7が変換す
る垂直走査速度を一定にすることもできるが、第1スイ
ッチ6aと第2スイッチ6bによって設定される輝度調
整値に応じてこの周波数を変更することも可能である。
即ち、例えば表1に示した輝度調整を行う場合、輝度1
00%表示時には垂直走査速度を入力側と同じにし、輝
度50%表示時には垂直走査速度を2倍にし、輝度33
%表示時には垂直走査速度を3倍にし、輝度25%表示
時には垂直走査速度を4倍にすれば、RGデータは常に
元の垂直走査速度の周期で表示されることになる。
【0040】また、本実施形態のLED表示装置では、
輝度調整器7を追加して接続するだけで、従来からの既
存のコントローラ3やLEDユニット1をそのまま使用
することができるという利点も有する。
【0041】さらに、上記第1実施形態と第2実施形態
では、ドットマトリクス方式のLED発光表示装置につ
いて説明したが、ダイナミック点灯方式LED発光表示
装置であれば他の方式のLED発光表示装置についても
同様に実施することができる。
【0042】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のLED発光表示装置の輝度調整装置によれば、周期的
に複数画面のうちの一部画面がLED発光素子の全く点
灯しない無表示となるので、画面全体の表示輝度を段階
的に減少させて輝度調整を行うことができるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示すものであって、コ
ントローラの動作を示すフローチャートである。
【図2】本発明の第1実施形態を示すものであって、L
ED発光表示装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1実施形態を示すものであって、輝
度100%表示時の各表示画面の変化を示す図である。
【図4】本発明の第1実施形態を示すものであって、輝
度50%表示時の各表示画面の変化を示す図である。
【図5】本発明の第1実施形態を示すものであって、輝
度33%表示時の各表示画面の変化を示す図である。
【図6】本発明の第1実施形態を示すものであって、輝
度25%表示時の各表示画面の変化を示す図である。
【図7】本発明の第2実施形態を示すものであって、L
ED発光表示装置の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の第2実施形態を示すものであって、輝
度調整装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
3 コントローラ 3b CPU 3c データ記憶装置 6a 第1スイッチ 6b 第2スイッチ 7 輝度調整器
【表1】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1画面分ずつの点灯データに基づいてダイ
    ナミック点灯方式によりLED発光素子を発光表示させ
    るLED発光表示装置において、 順次転送されて来るN(Nは2以上の整数)画面分の点
    灯データのうちM(Mは1以上N未満の整数)画面分を
    無表示の点灯データに差し替える輝度調整手段が設けら
    れたことを特徴とするLED発光表示装置の輝度調整装
    置。
  2. 【請求項2】1画面分ずつの点灯データに基づいてダイ
    ナミック点灯方式によりLED発光素子を発光表示させ
    るLED発光表示装置において、 輝度調整値を設定する輝度調整値設定手段と、 コンピュータ装置のソフトウエアによって点灯データを
    1画面分ずつ順次生成するコントローラと、 このコントローラが生成するN(Nは2以上の整数)画
    面分の点灯データのうち、輝度調整値設定手段に設定さ
    れた輝度調整値に応じて定めたM(Mは1以上N未満の
    整数)画面分を無表示の点灯データに差し替える輝度調
    整手段とを備えたことを特徴とするLED発光表示装置
    の輝度調整装置。
  3. 【請求項3】1画面分ずつの点灯データに基づいてダイ
    ナミック点灯方式によりLED発光素子を発光表示させ
    るLED発光表示装置において、 輝度調整値を設定する輝度調整値設定手段と、 順次転送されて来る点灯データをより走査速度の速い点
    灯データに変換する走査速度変換手段と、 この走査速度変換手段が順次変換するN(Nは2以上の
    整数)画面分の点灯データのうち、輝度調整値設定手段
    に設定された輝度調整値に応じて定めたM(Mは1以上
    N未満の整数)画面分を無表示の点灯データに差し替え
    る輝度調整手段とを備えたことを特徴とするLED発光
    表示装置の輝度調整装置。
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