JPH09183147A - 多層積層体の製造方法 - Google Patents
多層積層体の製造方法Info
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- JPH09183147A JPH09183147A JP7343780A JP34378095A JPH09183147A JP H09183147 A JPH09183147 A JP H09183147A JP 7343780 A JP7343780 A JP 7343780A JP 34378095 A JP34378095 A JP 34378095A JP H09183147 A JPH09183147 A JP H09183147A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/25—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C48/36—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die
- B29C48/50—Details of extruders
- B29C48/695—Flow dividers, e.g. breaker plates
- B29C48/70—Flow dividers, e.g. breaker plates comprising means for dividing, distributing and recombining melt flows
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- B29C48/16—Articles comprising two or more components, e.g. co-extruded layers
- B29C48/18—Articles comprising two or more components, e.g. co-extruded layers the components being layers
- B29C48/21—Articles comprising two or more components, e.g. co-extruded layers the components being layers the layers being joined at their surfaces
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 2個の分割層流を対として対称的に移動させ
ることにより、各分割層流の動きを均質化し、また拡幅
薄層化したのち積層一体化することにより、拡幅薄層化
の際の分割層流の不均質を防止し、さらに2個の薄層層
流を積層一体化することにより、押圧力を均一にかけて
各層の密着性を高くすることができ、これにより均質で
密着性の高い多層積層体を製造する方法を得る。 【解決手段】 少なくとも2種の樹脂層2、3が積層さ
れた層流1を積層界面4と交差する長手方向の分割面5
で分割し、2個の分割層流6a、6bを互に対称的に平
行移動させ、積層界面4が平行に対向するように上下に
再配置し、各分割層流6a、6bを間隔を保った状態で
積層界面4の延長方向に拡幅するとともに薄層化して薄
層層流7a、7bを形成したのち、2個の薄層層流7
a、7bを積層一体化して積層層流8を形成し、上記各
工程を繰返すことにより、薄膜層が多層に積層する。
ることにより、各分割層流の動きを均質化し、また拡幅
薄層化したのち積層一体化することにより、拡幅薄層化
の際の分割層流の不均質を防止し、さらに2個の薄層層
流を積層一体化することにより、押圧力を均一にかけて
各層の密着性を高くすることができ、これにより均質で
密着性の高い多層積層体を製造する方法を得る。 【解決手段】 少なくとも2種の樹脂層2、3が積層さ
れた層流1を積層界面4と交差する長手方向の分割面5
で分割し、2個の分割層流6a、6bを互に対称的に平
行移動させ、積層界面4が平行に対向するように上下に
再配置し、各分割層流6a、6bを間隔を保った状態で
積層界面4の延長方向に拡幅するとともに薄層化して薄
層層流7a、7bを形成したのち、2個の薄層層流7
a、7bを積層一体化して積層層流8を形成し、上記各
工程を繰返すことにより、薄膜層が多層に積層する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は異種の層が多層積層
された多層積層体、特に高分子量重合体からなる異種の
薄膜層が多層積層されて一体化した多層積層体の製造方
法に関するものである。
された多層積層体、特に高分子量重合体からなる異種の
薄膜層が多層積層されて一体化した多層積層体の製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高分子量重合体を多層積層した積層体の
製造方法として、多重押出成形が知られている。この多
重押出成形は異種の層を共押出成形することにより多重
複合体を形成するものであり、各層の特性を併せもつ積
層体が得られる。しかし共押出の場合は、積層される各
層の厚さに限度があり、薄膜状の積層体を得ることがで
きない。
製造方法として、多重押出成形が知られている。この多
重押出成形は異種の層を共押出成形することにより多重
複合体を形成するものであり、各層の特性を併せもつ積
層体が得られる。しかし共押出の場合は、積層される各
層の厚さに限度があり、薄膜状の積層体を得ることがで
きない。
【0003】ところで特開平4−278323号公報に
は、異種の層が積層された層流を分割、再配置して積層
し、得られた積層流を薄くしてさらに分割、積層、薄肉
化し、この分割−接合−積層−薄層化を何回も繰返すこ
とにより薄膜層の積層体を形成する方法が提案されてい
る。このような薄膜層の積層体は、各層が薄い層で均一
に分布するため、共押出による積層体とは異なる特性を
有する複合体が得られる。
は、異種の層が積層された層流を分割、再配置して積層
し、得られた積層流を薄くしてさらに分割、積層、薄肉
化し、この分割−接合−積層−薄層化を何回も繰返すこ
とにより薄膜層の積層体を形成する方法が提案されてい
る。このような薄膜層の積層体は、各層が薄い層で均一
に分布するため、共押出による積層体とは異なる特性を
有する複合体が得られる。
【0004】しかしこのような製造方法では、分割前の
最初の層流は比較的高温高圧下での共押出成形によって
形成されるため、各層の密着性は高いのに対し、その後
分割、積層を繰返すに従って温度および圧力が低下する
ため、積層される異種の層の密着性が低くなる傾向を有
するが、上記公報では4個の分割層流を積層一体化する
ので、積層一体化のための押圧力がすべての積層界面に
均一にかからず、すべての積層界面における密着性を高
くすることができない。
最初の層流は比較的高温高圧下での共押出成形によって
形成されるため、各層の密着性は高いのに対し、その後
分割、積層を繰返すに従って温度および圧力が低下する
ため、積層される異種の層の密着性が低くなる傾向を有
するが、上記公報では4個の分割層流を積層一体化する
ので、積層一体化のための押圧力がすべての積層界面に
均一にかからず、すべての積層界面における密着性を高
くすることができない。
【0005】また上記公報では、4個の分割層流は再配
置、積層一体化に際して同一または対称的な動きをせ
ず、個々の分割層流の流線方向が全く異なる動きをする
ため、積層一体化する際の各分割層流に微妙な動きの差
が生じ、その結果、各層を均一に分布させることができ
ず、均質な多層積層体を得ることができない。
置、積層一体化に際して同一または対称的な動きをせ
ず、個々の分割層流の流線方向が全く異なる動きをする
ため、積層一体化する際の各分割層流に微妙な動きの差
が生じ、その結果、各層を均一に分布させることができ
ず、均質な多層積層体を得ることができない。
【0006】特に上記公報では、4個の分割層流を積層
したのち拡幅薄層化を行うようにしているが、各分割層
流の流線方向の違いにより上記の通り微妙な動きの差が
あるため、拡幅薄層化に際して各層は慣性により偏った
分布となり、各層の厚さが不均一になる。このため、こ
のような操作を繰返すことにより不均一性が増大し、結
果として均質性の高い多層積層体を製造することができ
ないなどの問題点がある。
したのち拡幅薄層化を行うようにしているが、各分割層
流の流線方向の違いにより上記の通り微妙な動きの差が
あるため、拡幅薄層化に際して各層は慣性により偏った
分布となり、各層の厚さが不均一になる。このため、こ
のような操作を繰返すことにより不均一性が増大し、結
果として均質性の高い多層積層体を製造することができ
ないなどの問題点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
問題点を解決するため、2個の分割層流を対として対称
的に移動させることにより、各分割層流の動きを均質化
し、また拡幅薄層化したのち積層一体化することによ
り、拡幅薄層化の際の分割層流の不均質を防止し、さら
に2個の薄層層流を積層一体化することにより、押圧力
を均一にかけて各層の密着性を高くすることができ、こ
れにより均質で密着性の高い多層積層体を製造すること
が可能な方法を提案することである。
問題点を解決するため、2個の分割層流を対として対称
的に移動させることにより、各分割層流の動きを均質化
し、また拡幅薄層化したのち積層一体化することによ
り、拡幅薄層化の際の分割層流の不均質を防止し、さら
に2個の薄層層流を積層一体化することにより、押圧力
を均一にかけて各層の密着性を高くすることができ、こ
れにより均質で密着性の高い多層積層体を製造すること
が可能な方法を提案することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は次の多層積層体
の製造方法である。 (1) 少なくとも2種の層が積層された層流を形成す
る工程と、前記層流を積層界面と交差する長手方向の分
割面で分割して分割層流を形成する工程と、2個の分割
層流を互に対称的に移動させ、間隔を保って再配置する
工程と、それぞれの分割層流を間隔を保った状態で積層
界面の延長方向に拡幅するとともに薄層化して薄層層流
を形成する工程と、2個の薄層層流を積層一体化して積
層層流を形成する工程とを含むことを特徴とする多層積
層体の製造方法。 (2) 2の累乗個の分割層流を形成する工程と、2個
の分割層流を再配置、拡幅薄層化および積層一体化して
形成される積層層流を2個ずつ対称的に移動させて積層
一体化する工程とを含むことを特徴とする上記(1)記
載の方法。 (3) 積層層流を移動後拡幅薄層化して積層一体化す
るようにしたことを特徴とする上記(2)記載の方法。 (4) 各工程を繰返し行うことを特徴とする上記
(1)ないし(3)のいずれかに記載の方法。 (5) 繰返し回数が1〜10回であることを特徴とす
る上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の方法。
の製造方法である。 (1) 少なくとも2種の層が積層された層流を形成す
る工程と、前記層流を積層界面と交差する長手方向の分
割面で分割して分割層流を形成する工程と、2個の分割
層流を互に対称的に移動させ、間隔を保って再配置する
工程と、それぞれの分割層流を間隔を保った状態で積層
界面の延長方向に拡幅するとともに薄層化して薄層層流
を形成する工程と、2個の薄層層流を積層一体化して積
層層流を形成する工程とを含むことを特徴とする多層積
層体の製造方法。 (2) 2の累乗個の分割層流を形成する工程と、2個
の分割層流を再配置、拡幅薄層化および積層一体化して
形成される積層層流を2個ずつ対称的に移動させて積層
一体化する工程とを含むことを特徴とする上記(1)記
載の方法。 (3) 積層層流を移動後拡幅薄層化して積層一体化す
るようにしたことを特徴とする上記(2)記載の方法。 (4) 各工程を繰返し行うことを特徴とする上記
(1)ないし(3)のいずれかに記載の方法。 (5) 繰返し回数が1〜10回であることを特徴とす
る上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の方法。
【0009】本発明において多層積層体を形成する層と
しては、熱可塑性高分子量重合体からなるものがあげら
れ、例えば熱可塑性樹脂、エラストマーなどが広く用い
られ、特性の異なる異種のものを少なくとも2種組合せ
て交互に積層する。このような層を形成する材料として
は、例えばポリカーボネート(PC)、線状低密度ポリ
エチレン(LLDPE)、高密度ポリエチレン(HDP
E)、ポリプロピレン(PP)、エチレン・シクロオレ
フィンコポリマー(COC)、エチレン・ビニルアルコ
ール共重合体(EVOH)、アイオノマー、ポリエチレ
ンテレフタレートなどのポリエステル、ポリアミド、さ
らに他の公知の分解性ポリマー、導電性ポリマー、圧電
性ポリマーなどからそれぞれ適宜選んで用いることがで
きる。
しては、熱可塑性高分子量重合体からなるものがあげら
れ、例えば熱可塑性樹脂、エラストマーなどが広く用い
られ、特性の異なる異種のものを少なくとも2種組合せ
て交互に積層する。このような層を形成する材料として
は、例えばポリカーボネート(PC)、線状低密度ポリ
エチレン(LLDPE)、高密度ポリエチレン(HDP
E)、ポリプロピレン(PP)、エチレン・シクロオレ
フィンコポリマー(COC)、エチレン・ビニルアルコ
ール共重合体(EVOH)、アイオノマー、ポリエチレ
ンテレフタレートなどのポリエステル、ポリアミド、さ
らに他の公知の分解性ポリマー、導電性ポリマー、圧電
性ポリマーなどからそれぞれ適宜選んで用いることがで
きる。
【0010】異種の層を積層する場合、例えばEVOH
/PP、LLDPE/PP、COC/PPで形成された
積層体があげられる。またこれらの層には、染料、顔料
あるいは発泡剤、充填剤、安定剤などが配合されていて
もよい。例えば染料(または顔料)を含有する層と、染
料(または顔料)を含有しない層との組合わせ、あるい
はそれぞれ異なる色の染料(または顔料)を含有する2
層の組合せなどが例示される。また発泡剤を含有する層
と、発泡剤を含有しない層との組合わせなどが例示され
る。
/PP、LLDPE/PP、COC/PPで形成された
積層体があげられる。またこれらの層には、染料、顔料
あるいは発泡剤、充填剤、安定剤などが配合されていて
もよい。例えば染料(または顔料)を含有する層と、染
料(または顔料)を含有しない層との組合わせ、あるい
はそれぞれ異なる色の染料(または顔料)を含有する2
層の組合せなどが例示される。また発泡剤を含有する層
と、発泡剤を含有しない層との組合わせなどが例示され
る。
【0011】本発明の多層積層体の製造方法では、まず
少なくとも2種の異種の層が積層された層流を形成す
る。このような層流は通常共押出成形により、比較的高
温、高圧下に形成されるので、各層の密着性は高い。次
に上記の層流を積層界面と交差する長手方向の分割面で
分割して分割層流を形成する。分割層流の数は2とする
のが最も典型的な例であるが、4、8、16・・・・のよう
な2の累乗個であってもよい。
少なくとも2種の異種の層が積層された層流を形成す
る。このような層流は通常共押出成形により、比較的高
温、高圧下に形成されるので、各層の密着性は高い。次
に上記の層流を積層界面と交差する長手方向の分割面で
分割して分割層流を形成する。分割層流の数は2とする
のが最も典型的な例であるが、4、8、16・・・・のよう
な2の累乗個であってもよい。
【0012】分割層流が2個の場合について説明する
と、分割後2個の層流を互に対称的に移動させ、間隔を
保つように再配置する。移動の方向は、任意の方向に移
動可能であり、それぞれの分割層流が互に干渉しないよ
うに対称的に移動させる。対称的に移動させることによ
り、それぞれの分割層流の移動距離、移動角度等が等し
くなり、層流の流動条件が均等になる。
と、分割後2個の層流を互に対称的に移動させ、間隔を
保つように再配置する。移動の方向は、任意の方向に移
動可能であり、それぞれの分割層流が互に干渉しないよ
うに対称的に移動させる。対称的に移動させることによ
り、それぞれの分割層流の移動距離、移動角度等が等し
くなり、層流の流動条件が均等になる。
【0013】次に間隔を保った状態で、それぞれの分割
層流を積層界面の延長方向に拡幅するとともに、薄層化
して薄層層流を形成する。このとき横断面積が変わらな
いように成形を行うことにより、層流速は一定に保たれ
る。ここで形成する薄層層流は、分割前の層流と同じ幅
で、1/2の厚さを有するのが好ましい。この場合、対
称移動により流動条件が均一になった分割層流が同じ条
件で拡幅薄層化されるため、形成されるそれぞれの薄層
層流は同形状で均等な流動条件の層流が得られる。
層流を積層界面の延長方向に拡幅するとともに、薄層化
して薄層層流を形成する。このとき横断面積が変わらな
いように成形を行うことにより、層流速は一定に保たれ
る。ここで形成する薄層層流は、分割前の層流と同じ幅
で、1/2の厚さを有するのが好ましい。この場合、対
称移動により流動条件が均一になった分割層流が同じ条
件で拡幅薄層化されるため、形成されるそれぞれの薄層
層流は同形状で均等な流動条件の層流が得られる。
【0014】次に上記のように対向した状態で形成され
た薄層層流を互に近づくように対称的に移動させて積層
一体化すると、同じ横断面形状かつ同じ流動条件の薄層
層流が接合されて一体化するため、均質な層形状、層厚
を有する積層層流が形成される。この場合、2個の薄層
層流を積層一体化することにより、多数のものを同時に
積層一体化する場合に比べて押圧力が直接的かつ均一に
かかるため、温度および圧力が低下する場合でも密着性
に優れた積層層流が得られる。
た薄層層流を互に近づくように対称的に移動させて積層
一体化すると、同じ横断面形状かつ同じ流動条件の薄層
層流が接合されて一体化するため、均質な層形状、層厚
を有する積層層流が形成される。この場合、2個の薄層
層流を積層一体化することにより、多数のものを同時に
積層一体化する場合に比べて押圧力が直接的かつ均一に
かかるため、温度および圧力が低下する場合でも密着性
に優れた積層層流が得られる。
【0015】従来のように分割層流の拡幅薄層化を積層
一体化したのちに行うと、層流の偏在化により均質な積
層層流が得られないが、拡幅薄層化後に積層一体化する
ことにより、同形状に拡幅薄層化された薄層層流を単に
積層して接合することができ、これにより均質な積層層
流が得られる。特に従来のように多層の分割層流を積層
後に拡幅薄層化すると層流の偏在化が増幅されるが、2
個の分割層流を拡幅薄層化後に積層一体化することによ
り層流の偏在化が防止された状態で、直接かつ均一な押
圧力で積層一体化するため、得られる積層層流の均質性
はより高くなる。
一体化したのちに行うと、層流の偏在化により均質な積
層層流が得られないが、拡幅薄層化後に積層一体化する
ことにより、同形状に拡幅薄層化された薄層層流を単に
積層して接合することができ、これにより均質な積層層
流が得られる。特に従来のように多層の分割層流を積層
後に拡幅薄層化すると層流の偏在化が増幅されるが、2
個の分割層流を拡幅薄層化後に積層一体化することによ
り層流の偏在化が防止された状態で、直接かつ均一な押
圧力で積層一体化するため、得られる積層層流の均質性
はより高くなる。
【0016】分割層流が4以上の2の累乗個の場合につ
いて説明すると、分割は常に2個の分割層流を形成する
ように逐次分割を行うのが好ましいが、一度に4以上の
2の累乗個の分割層流を形成したのち、2個ずつの対に
分け、それぞれ対称的に移動するように操作を行うこと
もできる。いずれの場合も2個ずつの分割層流の対につ
いて、前記の通り対称的に平行移動する再配置、拡幅薄
層化および積層一体化を行って積層層流を形成する。
いて説明すると、分割は常に2個の分割層流を形成する
ように逐次分割を行うのが好ましいが、一度に4以上の
2の累乗個の分割層流を形成したのち、2個ずつの対に
分け、それぞれ対称的に移動するように操作を行うこと
もできる。いずれの場合も2個ずつの分割層流の対につ
いて、前記の通り対称的に平行移動する再配置、拡幅薄
層化および積層一体化を行って積層層流を形成する。
【0017】こうして形成された複数の積層層流は、2
個ずつ対称的に移動させて、間隔を保つように再配置
し、積層一体化してさらに多層の積層層流とすることが
できる。この場合は最終的に形成される積層層流は前記
薄層層流が多層に積層された構造を有する。
個ずつ対称的に移動させて、間隔を保つように再配置
し、積層一体化してさらに多層の積層層流とすることが
できる。この場合は最終的に形成される積層層流は前記
薄層層流が多層に積層された構造を有する。
【0018】また複数の積層層流は2個づつ対称的に移
動させて間隔を保つように再配置し、前記と同様に拡幅
薄層化したのち積層一体化して積層層流を形成し、同様
の操作を繰返して多層化された積層層流を形成すること
ができる。この場合は拡幅薄層化された薄層層流が多層
に積層された積層層流が得られる。
動させて間隔を保つように再配置し、前記と同様に拡幅
薄層化したのち積層一体化して積層層流を形成し、同様
の操作を繰返して多層化された積層層流を形成すること
ができる。この場合は拡幅薄層化された薄層層流が多層
に積層された積層層流が得られる。
【0019】上記のようにして形成されるいずれの積層
層流も、さらに分割、再配置、拡幅薄層化、積層一体化
の工程を繰返すことにより各層は薄膜化し、薄膜層が多
層積層されて均一に分布する多層積層体が製造される。
層流も、さらに分割、再配置、拡幅薄層化、積層一体化
の工程を繰返すことにより各層は薄膜化し、薄膜層が多
層積層されて均一に分布する多層積層体が製造される。
【0020】上記の最初の層流は2層でも3層以上でも
よく、また表面側の層と裏面側の層は同種の層でも異種
の層でもよい。各層は、最終的に積層される層が目的と
する割合となるように最初の厚さを決める。最初の層流
の積層数は2〜10、好ましくは2〜4が好適である。
各工程の繰返し回数は1〜10回、好ましくは2〜6回
とするのが好適である。そして最終的に形成される多層
積層体の各薄膜層の厚さは0.01〜500μm、好ま
しくは0.05〜300μm、薄膜層の積層数は10〜
20000、好ましくは20〜5000とすることがで
きる。
よく、また表面側の層と裏面側の層は同種の層でも異種
の層でもよい。各層は、最終的に積層される層が目的と
する割合となるように最初の厚さを決める。最初の層流
の積層数は2〜10、好ましくは2〜4が好適である。
各工程の繰返し回数は1〜10回、好ましくは2〜6回
とするのが好適である。そして最終的に形成される多層
積層体の各薄膜層の厚さは0.01〜500μm、好ま
しくは0.05〜300μm、薄膜層の積層数は10〜
20000、好ましくは20〜5000とすることがで
きる。
【0021】上記の製造方法では、共押出成形により形
成された層流を、加熱軟化状態において成形型を通過さ
せることにより各工程の操作を行うのが好ましい。この
場合、前記各工程の1サイクルを1個の成形型で行える
ようにすると、同じ形状の成形型を多数直列に接続する
ことにより各工程を繰返すことができる。
成された層流を、加熱軟化状態において成形型を通過さ
せることにより各工程の操作を行うのが好ましい。この
場合、前記各工程の1サイクルを1個の成形型で行える
ようにすると、同じ形状の成形型を多数直列に接続する
ことにより各工程を繰返すことができる。
【0022】上記により得られる多層積層体はフィルム
状、シート状、ブロック状など、任意の形状の成形体と
して得られる。そして各層の材質を選択することによ
り、それぞれの特性の複合による特有の特性が得られ
る。例えばガスバリヤー性と剛性を組合せることによ
り、両者の複合特性を有する成形体が得られる。このよ
うに目的とする成形体の特性に合わせて各層の種類、材
質、組合せ、層数、形状等を選択し、目的とする用途に
用いることができる。
状、シート状、ブロック状など、任意の形状の成形体と
して得られる。そして各層の材質を選択することによ
り、それぞれの特性の複合による特有の特性が得られ
る。例えばガスバリヤー性と剛性を組合せることによ
り、両者の複合特性を有する成形体が得られる。このよ
うに目的とする成形体の特性に合わせて各層の種類、材
質、組合せ、層数、形状等を選択し、目的とする用途に
用いることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態による
多層積層体の製造方法を示す部分的に切欠いた斜視図、
図2(a)、(b)、(c)、(d)、(e)はそれぞ
れ図1のA−A、B−B、C−C、D−D、E−E断面
図、(f)は次のサイクルにおけるD−D相当断面図で
あり、図1における切断面は端面として図示されてい
る。
に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態による
多層積層体の製造方法を示す部分的に切欠いた斜視図、
図2(a)、(b)、(c)、(d)、(e)はそれぞ
れ図1のA−A、B−B、C−C、D−D、E−E断面
図、(f)は次のサイクルにおけるD−D相当断面図で
あり、図1における切断面は端面として図示されてい
る。
【0024】図1および図2において、層流1は図1の
A部、図2(a)に示すように平板状の層流で、異種の
樹脂層2、3が溶融状態で積層されており、矢印X方向
に移動する。層流1は比較的高温、高圧下に共押出成形
により得られ、樹脂層2、3の積層界面4における密着
性は高い。
A部、図2(a)に示すように平板状の層流で、異種の
樹脂層2、3が溶融状態で積層されており、矢印X方向
に移動する。層流1は比較的高温、高圧下に共押出成形
により得られ、樹脂層2、3の積層界面4における密着
性は高い。
【0025】層流1は積層界面と交差する長手方向の分
割面5によって均等に分割し、分割層流6a、6bを形
成する。分割層流6a、6bは積層界面4と交差する方
向および積層界面4と平行な方向に、互に対称的に平行
移動し、図1のB部および図2の(b)に示す通り、積
層界面5が平行に対向するように上下に間隔を保って再
配置する。このとき分割層流6a、6bは対称的に平行
移動させることにより、元の層流1の中央部に再配置さ
れる。そしてそれぞれの移動距離、移動角度等は等しく
なるため、再配置位置における流動条件は等しくなる。
割面5によって均等に分割し、分割層流6a、6bを形
成する。分割層流6a、6bは積層界面4と交差する方
向および積層界面4と平行な方向に、互に対称的に平行
移動し、図1のB部および図2の(b)に示す通り、積
層界面5が平行に対向するように上下に間隔を保って再
配置する。このとき分割層流6a、6bは対称的に平行
移動させることにより、元の層流1の中央部に再配置さ
れる。そしてそれぞれの移動距離、移動角度等は等しく
なるため、再配置位置における流動条件は等しくなる。
【0026】次に対向位置に配置し間隔を保った状態
で、それぞれの分割層流6a、6bを積層界面4の延長
方向に拡幅するとともに薄層化して図1のC部および図
2(c)に示すように、薄層層流7a、7bを形成す
る。このとき分割層流6a、6bの横断面積が変わらな
いように成形を行うことにより、それぞれの層流速は一
定に保たれる。ここで形成する薄層層流7a、7bは、
分割前の層流1と同じ幅で、1/2の厚さを有するもの
である。この場合、対称移動により流動条件が均一にな
った分割層流6a、6bが同じ条件で拡幅薄層化される
ため、形成されるそれぞれの薄層層流7a、7bは同形
状で均等な流動条件の層流が得られる。
で、それぞれの分割層流6a、6bを積層界面4の延長
方向に拡幅するとともに薄層化して図1のC部および図
2(c)に示すように、薄層層流7a、7bを形成す
る。このとき分割層流6a、6bの横断面積が変わらな
いように成形を行うことにより、それぞれの層流速は一
定に保たれる。ここで形成する薄層層流7a、7bは、
分割前の層流1と同じ幅で、1/2の厚さを有するもの
である。この場合、対称移動により流動条件が均一にな
った分割層流6a、6bが同じ条件で拡幅薄層化される
ため、形成されるそれぞれの薄層層流7a、7bは同形
状で均等な流動条件の層流が得られる。
【0027】次に上記のように対向した状態で形成され
た薄層層流7a、7bを互に近づくように対称的に移動
させて積層一体化すると、同じ横断面形状かつ同じ流動
条件の薄層層流7a、7bが接合されて一体化するた
め、図1のD部および図2(d)に示すように、均質な
層形状、層厚を有する積層層流8が形成される。この場
合、2個の薄層層流7a、7bを積層一体化することに
より、多数のものを同時に積層一体化する場合に比べて
押圧力が直接的かつ均一にかかるため、温度および圧力
が低下する場合でも新たに形成される積層界面4aにお
ける密着性に優れた積層層流8が得られる。
た薄層層流7a、7bを互に近づくように対称的に移動
させて積層一体化すると、同じ横断面形状かつ同じ流動
条件の薄層層流7a、7bが接合されて一体化するた
め、図1のD部および図2(d)に示すように、均質な
層形状、層厚を有する積層層流8が形成される。この場
合、2個の薄層層流7a、7bを積層一体化することに
より、多数のものを同時に積層一体化する場合に比べて
押圧力が直接的かつ均一にかかるため、温度および圧力
が低下する場合でも新たに形成される積層界面4aにお
ける密着性に優れた積層層流8が得られる。
【0028】従来のように分割層流6a、6bの拡幅薄
層化を積層一体化したのちに行うと、層流の偏在化によ
り均質な積層層流8が得られないが、上記のように拡幅
薄層化した後に積層一体化することにより、同形状に拡
幅薄層化された薄層層流7a、7bを単に積層して接合
することができ、これにより均質な積層層流8が形成さ
れる。特に従来のように多層の分割層流を積層後に拡幅
薄層化すると層流の偏在化が増幅されるが、上記のよう
に2個の分割層流を拡幅薄層化した後に積層一体化する
ことにより、層流の偏在化が防止された状態で、直接か
つ均一な押圧力で押圧して積層一体化するため、得られ
る積層層流8の均質性はより高くなる。
層化を積層一体化したのちに行うと、層流の偏在化によ
り均質な積層層流8が得られないが、上記のように拡幅
薄層化した後に積層一体化することにより、同形状に拡
幅薄層化された薄層層流7a、7bを単に積層して接合
することができ、これにより均質な積層層流8が形成さ
れる。特に従来のように多層の分割層流を積層後に拡幅
薄層化すると層流の偏在化が増幅されるが、上記のよう
に2個の分割層流を拡幅薄層化した後に積層一体化する
ことにより、層流の偏在化が防止された状態で、直接か
つ均一な押圧力で押圧して積層一体化するため、得られ
る積層層流8の均質性はより高くなる。
【0029】上記により得られた積層層流8を新しい分
割面5aで均等に分割すると、図1のE部および図2
(e)に示すような分割層流9a、9bが形成されるの
で、前記と同様の再配置、拡幅薄層化、積層一体化の各
工程を繰返すと、図2(f)に示すようなさらに薄層化
および多層化された多層積層層流9が得られる。こうし
て上記の各工程を繰返すことにより、各層は薄層化して
積層され、これにより薄膜層が多層積層されて均一に分
布する多層積層体が製造される。
割面5aで均等に分割すると、図1のE部および図2
(e)に示すような分割層流9a、9bが形成されるの
で、前記と同様の再配置、拡幅薄層化、積層一体化の各
工程を繰返すと、図2(f)に示すようなさらに薄層化
および多層化された多層積層層流9が得られる。こうし
て上記の各工程を繰返すことにより、各層は薄層化して
積層され、これにより薄膜層が多層積層されて均一に分
布する多層積層体が製造される。
【0030】上記の各工程は、図1のA部からD部に至
る層流1−分割層流6a、6b−薄層層流7a、7b−
積層層流8の形状に相当する樹脂流路を有する成形型1
0に層流1を加熱軟化状態で通過させることにより、共
押出成形から連続して行うことができる。そして同形状
の成形型10aを多数個直列に接続して各工程を繰返す
ことにより、連続して多層積層体が製造される。
る層流1−分割層流6a、6b−薄層層流7a、7b−
積層層流8の形状に相当する樹脂流路を有する成形型1
0に層流1を加熱軟化状態で通過させることにより、共
押出成形から連続して行うことができる。そして同形状
の成形型10aを多数個直列に接続して各工程を繰返す
ことにより、連続して多層積層体が製造される。
【0031】図3(a)は他の実施形態による製造方法
を示す平面図、(b)はその正面図である。この実施形
態ではY方向に移動する層流1を4分割して拡幅薄層化
および積層一体化する例を示している。
を示す平面図、(b)はその正面図である。この実施形
態ではY方向に移動する層流1を4分割して拡幅薄層化
および積層一体化する例を示している。
【0032】まず層流1を中央の分割面5aにより分割
層流6c、6dに分割し、積層界面4の延長方向に互に
離れる方向に対称的に平行移動させたのち、それぞれ分
割面5により均等に2分割し、2対の分割層流6a、6
bに分割する。2対の分割層流6a、6bは図1、図2
の場合と同様に積層界面4と交差する方向および積層界
面4と平行な方向に対称的に平行移動させ、上下に間隔
を保って対向するように再配置したのち、拡幅薄層化し
て薄層層流7a、7bを形成する。
層流6c、6dに分割し、積層界面4の延長方向に互に
離れる方向に対称的に平行移動させたのち、それぞれ分
割面5により均等に2分割し、2対の分割層流6a、6
bに分割する。2対の分割層流6a、6bは図1、図2
の場合と同様に積層界面4と交差する方向および積層界
面4と平行な方向に対称的に平行移動させ、上下に間隔
を保って対向するように再配置したのち、拡幅薄層化し
て薄層層流7a、7bを形成する。
【0033】各薄層層流7a、7bは上下に接近する方
向に対称的に移動させて積層一体化し、1対の積層層流
8a、8bを形成する。このとき押圧力が直接的かつ均
等にかかるため、新たに形成される積層界面4aの密着
性が高くなる。こうして別々に形成された積層層流8
a、8bを積層界面4aと交差する方向および平行な方
向に平行移動させ、上下に間隔を保って平行に対向位置
に再配置したのち、拡幅薄層化して薄層層流7c、7d
を形成する。この薄層層流7c、7dは上下方向に平行
移動させて積層一体化し、多層積層層流9を形成する。
このとき押圧力が直接的かつ均等にかかるため、新たに
形成される界面4bにおける密着性は高い。
向に対称的に移動させて積層一体化し、1対の積層層流
8a、8bを形成する。このとき押圧力が直接的かつ均
等にかかるため、新たに形成される積層界面4aの密着
性が高くなる。こうして別々に形成された積層層流8
a、8bを積層界面4aと交差する方向および平行な方
向に平行移動させ、上下に間隔を保って平行に対向位置
に再配置したのち、拡幅薄層化して薄層層流7c、7d
を形成する。この薄層層流7c、7dは上下方向に平行
移動させて積層一体化し、多層積層層流9を形成する。
このとき押圧力が直接的かつ均等にかかるため、新たに
形成される界面4bにおける密着性は高い。
【0034】こうして得られる多層積層層流9は分割面
5cにより分割層流9c、9dに分割し、前記と同様に
分割、再配置、拡幅薄層化、積層一体化、再配置、拡幅
薄層化、積層一体化の各工程を繰返すことにより、各層
はさらに薄層化して積層され、これにより薄膜層が多層
に積層された多層積層体が製造される。
5cにより分割層流9c、9dに分割し、前記と同様に
分割、再配置、拡幅薄層化、積層一体化、再配置、拡幅
薄層化、積層一体化の各工程を繰返すことにより、各層
はさらに薄層化して積層され、これにより薄膜層が多層
に積層された多層積層体が製造される。
【0035】図3の製造方法では、層流1から多層積層
層流9の形成に至るまでの樹脂流路を有する成形型に層
流1を加熱軟化状態で通過させることにより多層積層層
流9を形成することができ、このような成形型を多数直
列に接続することにより、薄膜層が多数積層された多層
積層体を連続して製造することができる。なお図3にお
ける分割層流6a、6b、積層層流8a、8b等は実際
には捻れた層流となるが、図3では簡略化のため同一面
を保ったまま幅方向に平行移動するように図示されてい
る。
層流9の形成に至るまでの樹脂流路を有する成形型に層
流1を加熱軟化状態で通過させることにより多層積層層
流9を形成することができ、このような成形型を多数直
列に接続することにより、薄膜層が多数積層された多層
積層体を連続して製造することができる。なお図3にお
ける分割層流6a、6b、積層層流8a、8b等は実際
には捻れた層流となるが、図3では簡略化のため同一面
を保ったまま幅方向に平行移動するように図示されてい
る。
【0036】図3の例では積層層流8a、8bを形成し
たのち、拡幅薄層化により薄層層流7c、7dを形成し
たが、ここで拡幅薄層化を省略して積層層流8a、8b
を直接積層一体化することもできる。この場合、分割層
流6a、6bの拡幅薄層化に際して、元の層流1の幅ま
で拡幅し、図3の1/2の厚さまで薄層化して薄層層流
7a、7bを形成すると、図3と同等の幅、層厚を有す
る多層積層層流9が形成される。このとき幅の広い薄層
層流7a、7bを幅方向に平行移動させるのは困難であ
るから、予め分割層流6a、6bが上下方向に重なるよ
うに再配置しておくこともできる。
たのち、拡幅薄層化により薄層層流7c、7dを形成し
たが、ここで拡幅薄層化を省略して積層層流8a、8b
を直接積層一体化することもできる。この場合、分割層
流6a、6bの拡幅薄層化に際して、元の層流1の幅ま
で拡幅し、図3の1/2の厚さまで薄層化して薄層層流
7a、7bを形成すると、図3と同等の幅、層厚を有す
る多層積層層流9が形成される。このとき幅の広い薄層
層流7a、7bを幅方向に平行移動させるのは困難であ
るから、予め分割層流6a、6bが上下方向に重なるよ
うに再配置しておくこともできる。
【0037】以上の方法ではいずれも1対の分割層流を
対称的に平行移動させ、同等の条件で処理を行うように
しており、拡幅薄層化した1対の薄層層流を積層一体化
するため、各層は均等な条件で接合一体化され、均質で
層間密着性の高い多層積層体が製造される。
対称的に平行移動させ、同等の条件で処理を行うように
しており、拡幅薄層化した1対の薄層層流を積層一体化
するため、各層は均等な条件で接合一体化され、均質で
層間密着性の高い多層積層体が製造される。
【0038】なお図3において分割層流は2個ずつ順次
形成したが、同時に形成してもよい。この場合は2個ず
つ対称的な動きで移動させればよい。また分割数は2n
(nは自然数)であれば、上記のような2個ずつの処理
が可能になる。分割層流6c、6dは上下に移動させて
分離してもよく、また拡幅薄層化は平行に対向しない状
態で行ってもよい。
形成したが、同時に形成してもよい。この場合は2個ず
つ対称的な動きで移動させればよい。また分割数は2n
(nは自然数)であれば、上記のような2個ずつの処理
が可能になる。分割層流6c、6dは上下に移動させて
分離してもよく、また拡幅薄層化は平行に対向しない状
態で行ってもよい。
【0039】上記の多層積層体は樹脂層2、3の材質を
任意に組合せることにより、それぞれの特性の複合され
た特有の特性が得られる。例えばガスバリヤー性のある
樹脂と剛性を有する樹脂を組合せることにより、両者の
複合された特性が得られ、容器、包装材その他の用途に
使用することができる。
任意に組合せることにより、それぞれの特性の複合され
た特有の特性が得られる。例えばガスバリヤー性のある
樹脂と剛性を有する樹脂を組合せることにより、両者の
複合された特性が得られ、容器、包装材その他の用途に
使用することができる。
【0040】上記の多層積層体は樹脂層2、3の積層界
面4は共押出成形により高い密着性を有しており、その
後接合される界面は2個の薄層層流の接合であるため、
押圧力が直接かつ均等にかかり、高い密着性を示す。従
って多層積層体を構成する樹脂層の層間密着性が高くな
り、各層は均一に分布し、特性が均質化する。なお上記
の実施形態では層流1の樹脂層として2層の例を示した
が、3層以上でもよい。
面4は共押出成形により高い密着性を有しており、その
後接合される界面は2個の薄層層流の接合であるため、
押圧力が直接かつ均等にかかり、高い密着性を示す。従
って多層積層体を構成する樹脂層の層間密着性が高くな
り、各層は均一に分布し、特性が均質化する。なお上記
の実施形態では層流1の樹脂層として2層の例を示した
が、3層以上でもよい。
【0041】
【発明の効果】以上の通り本発明によれば、少なくとも
2層が積層された層流を分割し、2個の分割層流を互に
対称的に移動させて再配置するとともに、間隔を保った
状態で拡幅薄層化したのち、2個の薄層層流を積層−各
分割層流の動きを均質化し、また拡幅薄層化したのち積
層一体化することにより、拡幅薄層化の際の分割層流の
不均質を防止し、さらに2個の薄層層流を積層一体化す
ることにより、押圧力を均一にかけて各層の密着性を高
くすることができ、これにより均質で密着性の高い多層
積層体を製造することができる。
2層が積層された層流を分割し、2個の分割層流を互に
対称的に移動させて再配置するとともに、間隔を保った
状態で拡幅薄層化したのち、2個の薄層層流を積層−各
分割層流の動きを均質化し、また拡幅薄層化したのち積
層一体化することにより、拡幅薄層化の際の分割層流の
不均質を防止し、さらに2個の薄層層流を積層一体化す
ることにより、押圧力を均一にかけて各層の密着性を高
くすることができ、これにより均質で密着性の高い多層
積層体を製造することができる。
【図1】一実施形態による多層積層体の製造方法を示す
部分的に切欠いた斜視図である。
部分的に切欠いた斜視図である。
【図2】(a)、(b)、(c)、(d)、(e)はそ
れぞれ図1のA−A、B−B、C−C、D−D、E−E
断面図、(f)は次のサイクルにおけるD−D相当断面
図である。
れぞれ図1のA−A、B−B、C−C、D−D、E−E
断面図、(f)は次のサイクルにおけるD−D相当断面
図である。
【図3】他の実施形態を示し、(a)は平面図、(b)
は正面図である。
は正面図である。
1 層流 2、3 樹脂層 4、4a、4b 積層界面 5、5a、5b、5c 分割面 6a、6b、6c、6d、9a、9b、9c、9d 分
割層流 7a、7b、7c、7d 薄層層流 8、8a、8b 積層層流 9 多層積層層流 10、10a 成形型
割層流 7a、7b、7c、7d 薄層層流 8、8a、8b 積層層流 9 多層積層層流 10、10a 成形型
Claims (5)
- 【請求項1】 少なくとも2種の層が積層された層流を
形成する工程と、 前記層流を積層界面と交差する長手方向の分割面で分割
して分割層流を形成する工程と、 2個の分割層流を互に対称的に移動させ、間隔を保って
再配置する工程と、 それぞれの分割層流を間隔を保った状態で積層界面の延
長方向に拡幅するとともに薄層化して薄層層流を形成す
る工程と、 2個の薄層層流を積層一体化して積層層流を形成する工
程とを含むことを特徴とする多層積層体の製造方法。 - 【請求項2】 2の累乗個の分割層流を形成する工程
と、 2個の分割層流を再配置、拡幅薄層化および積層一体化
して形成される積層層流を2個ずつ対称的に移動させて
積層一体化する工程とを含むことを特徴とする請求項1
記載の方法。 - 【請求項3】 積層層流を移動後拡幅薄層化して積層一
体化するようにしたことを特徴とする請求項2記載の方
法。 - 【請求項4】 各工程を繰返し行うことを特徴とする請
求項1ないし3のいずれかに記載の方法。 - 【請求項5】 繰返し回数が1〜10回であることを特
徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7343780A JPH09183147A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 多層積層体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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