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JPH0918219A - アンテナ取付方法、および、アンテナ取付構造 - Google Patents

アンテナ取付方法、および、アンテナ取付構造

Info

Publication number
JPH0918219A
JPH0918219A JP16368595A JP16368595A JPH0918219A JP H0918219 A JPH0918219 A JP H0918219A JP 16368595 A JP16368595 A JP 16368595A JP 16368595 A JP16368595 A JP 16368595A JP H0918219 A JPH0918219 A JP H0918219A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
case
exciter
antenna element
frequency circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16368595A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Nakase
一彦 仲瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sansei Denki KK
Original Assignee
Sansei Denki KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sansei Denki KK filed Critical Sansei Denki KK
Priority to JP16368595A priority Critical patent/JPH0918219A/ja
Publication of JPH0918219A publication Critical patent/JPH0918219A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 無線機本体ケースにアンテナユニットを取り
付け、アンテナ素子を無線機本体ケースに対して機械的
に支承するとともに、該アンテナ素子を無線機本体の高
周波回路に対して電気的に接続する技術を改良し、前記
無線機本体ケースの防水性を向上させるとともに、アン
テナユニットの製造コストおよび取付所要工数を節減す
る。 【構成】 無線機の高周波回路に接続されたλ/4励振
器15が密閉ケース11′内に封入されている。λ/2
アンテナ素子12aが支軸12bによってユニットベー
ス12dに軸支されてアンテナユニット12を形成して
いる。上記アンテナユニット12を矢印c,c′,c″
のように無線機ケース11′の外周面に装着する。励振
器15とアンテナ素子12aとは無線機ケース11′の
壁を隔てて対向し、静電容量結合される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、携帯無線機用のアンテ
ナを該携帯無線機のケースによって機械的に支承すると
ともに上記携帯無線機の高周波回路に対して該アンテナ
を電気的に接続して取り付ける方法、および、同取付構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】携帯型電話器を含めて移動式通信機に関
する最近の技術的研究は、第2世代コードレス電話と通
称されるデジタルコードレス電話システムの実用化に指
向されている。このシステムでは、例えば1.9GHz
というように、従来方式に比して2倍以上の周波数が用
いられるものと予測されている。斯うした技術開発の傾
向に鑑みて、携帯無線電話の通話機本体に対して、アン
テナを起立・収納可能に支持するとともに電気的に接続
する方法において、λ/2で共振するアンテナ素子と、
λ/4で共振して、上記アンテナ素子を給電線に結合・
整合させる励振器と、を設けるとともに、上記アンテナ
素子の電圧が最大となる側の端部と、前記励振器の開放
端とを、微小結合静電容量を介して結合し、上記の励振
器と給電線との接続部にλ/4のグランドラジエータを
配置し、かつ、前記アンテナ素子と励振器との間を結合
する微小静電容量部において、該アンテナ素子を通信機
本体のケースに対して軸により傾動可能に支持する技術
が提案されている。上記の構成によれば、λ/2で共振
するアンテナ素子が通信機本体に対して、機械的には傾
動可能に軸着されていて起立使用・折畳み収納に便利で
あり、電気的には非接触で結合されているので、接触不
良による導通不良を生じる虞れが無い。上述の技術は、
本発明者が創作して本出願人によって既に出願中の発明
(特願平4−288948号)であって、以下、先願の
発明という。図6は上記先願の発明の基本的原理の説明
図である。(A)図に示すようにλ/2アンテナ1を立
てるとともに、該アンテナ1の下端に整合回路を含むλ
/4励振器2のオープン側を対向させる。破線で描いた
IaおよびIexはそれぞれ電流分布カーブであり、図
示を省略するが電圧分布状態は上記電流分布に反比例
し、大小の傾向が反対になる。上記(A)図においてλ
/2アンテナ1とλ/4励振器2との電流最小部が対向
しているということは、電圧最大部が対向しているとい
うことである。このような状態では両者の間に微小静電
容量Cが存在することによって、上記の波長λの高周波
信号は励振器からアンテナに効率良く信号が受渡され
る。すなわち、非接触で電気的に接続されることにな
る。図6(B)に示すごとく、上記λ/2アンテナ1を
支軸7によって傾動可能に支持すると、円弧矢印uのよ
うに起立させて使用し、円弧矢印dのように倒して収納
することができる。図示の4は通信機の回路(図示せ
ず)と、励振器2を含むアンテナとを接続するための動
軸ケーブルである。この構成は、有効,確実なアースの
存在を前提として成立するが、携帯無線機では十分なア
ース部分が確保できないのでλ/4の地線よりなるグラ
ンドラジエータ3を設ける。前記の微小静電容量Cは諸
条件によって異なるが、通常の場合、十分の数pFで充
分であり、準マイクロ波携帯用無線機の場合でも1pF
を必要としないので、この微小静電容量を形成する具体
的手段について格別の困難を生じない。
【0003】図6(B)に示した構成をさらに小形化す
るため、図6(C)のように改良することが有効であ
る。すなわち、前記の線形アンテナ1を繰り返し折り曲
げた形のジグザグ型アンテナ素子5を構成して、アンテ
ナケース6内に収納するとともに、このアンテナケース
6を支軸7によって傾動可能に支持する。(B)図に示
したλ/4の励振器2をジグザグ型に折り曲げて、ジグ
ザグ型励振器2′を構成し、そのオープン側の端に前記
の支軸7を接続する。この支軸7を前記アンテナケース
6内のジグザグ型アンテナ素子5に接触させることなく
対向離間させると所要の静電容量が得られ、上記ジグザ
グ型アンテナ素子5と励振器2′とが容量結合される。
【0004】図7は先願の発明に係るアンテナの支持・
接続構造の1実施例を描いた分解斜視図であって、該先
願の添付図面における図3(A)の符号の一部を修正し
た、実質的に同様の図である。本図7に符号8を付して
示したのは、先に述べたアンテナ素子5(図6(A)参
照)、励振器2′、および支軸7を具備するアンテナユ
ニットであって、同軸ケーブル4が取り付けられてい
る。本体ケース9には、上記アンテナユニット8の外周
形状をネガティブにした凹部9aが形成されていて、前
記アンテナユニット8は上記凹部9aを埋める形に装着
される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、前記先願
の発明を創作,出願した後、工業的量産化および実用試
験を行なった結果、この先願の発明を適用すると、準マ
イクロ波の携帯通信機に好適なVSWR性能を有するア
ンテナを、物理的な接触を必要とせずに接続し、かつ、
折り畳み収納と起立使用とを迅速,容易に操作すること
ができ、今後のデジタルコードレス電話技術の進歩に貢
献するところ多大であることを確認したが、さらに次に
述べるような改善の余地が有ることを確認した。
【0006】先願の発明を描いた図7を例として考察す
ると、アンテナユニット8を本体ケース9に取り付ける
際、該本体ケース9に設けられたケーブル挿通孔9bに
同軸ケーブル4を差し込んで、該同軸ケーブルの先端に
取り付けられているコネクタ4aを本体ケース9内の高
周波回路(図示せず)に接続しなければならない。この
ため、本体ケース9に設けられているケーブル挿通孔9
bから該本体ケース内に雨水などが浸入する虞れが有
り、防水性が不充分である。その上、アンテナユニット
8を本体ケース9に取り付ける際、同軸ケーブル4をケ
ーブル挿通孔9bに挿通する作業と、コネクタ4aをソ
ケット(図において隠れている)に差し込む作業が必要
である。上記コネクタ4aの差し込みはワンタッチで出
来るが、このコネクタ4aを差し込む作業は本体ケース
9の裏蓋9cを取り外した状態でないと行なえないの
で、コネクタ4aを差し込んだ後に上記裏蓋9cの取付
作業が必要である。これらを総合して、アンテナユニッ
ト8の取付作業に多大の時間とを必要とする。その上、
コネクタ付きの同軸ケーブルの製造コストが高いので、
アンテナ装置の価格を上昇させている。
【0007】本発明は上述の事情に鑑みて為されたもの
であって、前記先願に係る発明の長所(優れた同調特性
・迅速,容易な収納,起立操作)を損なうことなく、本
体ケースの防水性を完全ならしめ、かつ、該本体ケース
にアンテナユニットを装着する作業を迅速,容易に行な
い得るように改善して、高性能のアンテナを低価格で供
給することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに創作した本発明の基本的原理について、先願の発明
の1例を描いた図6(C)と、本発明の1実施例に対応
する図2とを対比して略述すると、先願の発明において
は図6(C)に仮想線で囲んで示したアンテナ素子5と
アンテナケース(別称:アンテナカバー)6と支軸7と
励振器2′とグランドラジエータ3とを具備するアンテ
ナユニット8を構成するとともに、このアンテナユニッ
ト8に同軸ケーブル4が取り付けられていた。これと比
較して本発明は、例えば図2のようにアンテナ素子12
eを支軸12bによってベース部材12dに軸支したア
ンテナユニット12′を構成し、励振器15′はケース
11′内に設置してある。上記アンテナ素子12eと励
振器15′とはケースの壁を隔てて静電容量結合され
る。このため、本発明においては接続用の同軸ケーブル
を必要としない。従って、ケースに同軸ケーブル挿通用
の孔を穿つ必要が無く、同軸ケーブル取付作業も必要と
しない。上述の原理に基づく本発明方法の具体的な構成
について、その1実施例に対応する図1を参照して述べ
ると、合成樹脂製ケース内に収納されている無線機の高
周波回路に対してアンテナを電気的に接続するとともに
上記のケースによって該アンテナを機械的に支承して取
り付ける方法において、アンテナユニットのベース(1
2d)に対してλ/2アンテナ素子(12a)を回動可
能に支承してアンテナユニット(12)を構成し、無線
機のケース(11)の中に高周波回路(16)およびλ
/4励振器(15)を設置し、前記アンテナユニットの
ベースを前記無線機のケースの外周面に固定して、前記
λ/2アンテナ素子の給電端近傍と前記λ/4励振器の
開放端とを静電容量結合することを特徴とする。上述し
た特徴の中で重要な点は(イ)該無線機ケースの中にλ
/4励振器を収納し、(ロ)無線機ケースの壁を隔てて
λ/2アンテナ素子とλ/4励振器とを静電容量結合し
たことであって、アンテナ素子の支承方法や励振器の設
置方法については必ずしも限定されない。しかし、本発
明方法を実施する際、前記λ/2アンテナ素子(12
a)の給電端付近を、導電性の支軸(12b)により合
成樹脂製のベース(12d)に対して回動可能に軸支
し、上記の軸支と前記λ/4励振器(15)の開放端と
を、ケース(11)の壁を隔てて対向せしめて静電容量
結合すると、λ/2アンテナ素子を回動させる際に結合
静電容量が変化せず、該結合静電容量を制御し易い。ま
た、前記の無線機ケースを密閉式に構成すると、アンテ
ナ取付部から浸水する虞れが無いので完全な防水性が得
られる。さらに、前記高周波回路(16)を構成してい
る基板(13)の片方の面に金属膜を成膜して地板(1
4)を形成し、上記金属膜の一部分をエッチング加工し
てジグザグ形のλ/4励振器(15)を構成し、上記の
基板を前記のケース(11)に対して固定すると、上記
λ/4励振器を容易かつ小形に構成できる上に、該λ/
4励振器をケースに対して容易かつ確実に位置決めする
ことができる。
【0009】また、先に図6(C)と図2とを参照して
説明した本発明の原理に基づいて構成した本発明のアン
テナ取付構造は、合成樹脂製ケース内に収納されている
無線機の高周波回路に対してアンテナを電気的に接続す
るとともに上記のケースによって該アンテナを機械的に
支承して取り付ける構造において、ベース部材(12
d)に対してλ/2アンテナ素子(12a)が回動可能
に支承されているアンテナユニット(12)と、高周波
回路(16)およびλ/4励振器(15)が収納,設置
されている無線機のケース(11)とを具備しており、
前記のベース部材が前記のケースの外周面に取り付けら
れて、前記λ/2アンテナ素子の給電端付近と前記λ/
4励振器の開放端との間に静電容量が形成されているこ
とを特徴とする。本発明のアンテナ取付構造について以
上に説明した特徴の中で重要な点は(イ)アンテナ素子
をベース部材に支承したアンテナユニットが構成されて
いること、(ロ)ケース内に励振器が収納されているこ
と、(ハ)アンテナユニットが密閉ケースの外周面に取
り付けられていること、(ニ)アンテナユニットと励振
器との間に静電容量が形成されていること、であって、
アンテナ素子の支持構造や、支持部材と静電容量との関
係は必ずしも限定されないが、前記のλ/2アンテナ素
子(12a)が導電材料製の支軸(12b)に固着され
るとともに該支軸により合成樹脂製のベース部材(12
d)に対して回動可能に支承されており、上記の支軸が
ケース(11)の壁を隔てて前記λ/4励振器(15)
の開放端に対向していると、上記λ/2アンテナ素子が
支軸を介してλ/4励振器の開放端に対して安定した結
合静電容量を形成する(アンテナ素子が回動する際に静
電容量が変化しない)。
【0010】本発明に係るアンテナ取付構造における上
記のλ/2アンテナ素子として、線条アンテナ,板状ア
ンテナ、ヘリカルアンテナ,もしくはジグザグアンテナ
の何れかを選定して適用することができる。線条アンテ
ナは小形,安価に構成するこことができ、板状アンテナ
は薄形に構成することができて支軸による支承に好都合
であり、ヘリカルアンテナは長さ寸法の短縮に有効であ
り、ジグザグアンテナは長さの短縮に有効で薄形に構成
することができる。これらのアンテナ素子を合成樹脂製
アンテナカバーで覆っておくと、電気的特性に悪影響を
及ぼさずに機械的,化学的に保護することができる。こ
のアンテナカバーはλ/2アンテナ素子と一緒に回動す
る。
【0011】上記アンテナカバーの回動に、ボールスプ
リング手段によって節度を与えるとアンテナの起立状
態,収納状態の保持が確実になる。前記のλ/4励振器
を、高周波回路基板上のパターンとして形成すると製造
コストが安い上にケースに対する位置決めが容易であ
る。
【0012】
【作用】以上に説明した課題を達成するための手段にお
けるアンテナ取付方法に従ってアンテナ取付構造を構成
すると、高周波回路およびλ/4励振器が無線機のケー
ス内に収納され、上記高周波回路とアンテナ素子との接
続に機械的接触を必要としないので該無線機ケースの壁
に透孔を穿って同軸ケーブルを挿通する必要が無い。こ
のように、無線機ケースに透孔を穿つ必要が無いので防
水性を完全にすることが可能となり、同軸ケーブルを透
孔に挿通したり該同軸ケーブルのコネクタを差し込んだ
りする作業を必要としないのでアンテナを取り付ける作
業を迅速,容易に遂行することができる。さらに、前記
の同軸ケーブルに関する作業を必要としないことによ
り、組立所要工数が節減されるのみでなく、作業に伴う
人為的ミスが発生しなくなって無線機全体の信頼性を向
上させる。以上を総合して高性能,高品質のアンテナが
低コストで製造,供給され、携帯無線機産業の発達に貢
献するところ多大である。前記の無線機ケースとして密
閉形のケースを用いると、完全水密式の携帯無線機を構
成できるが、非密閉形のケースを用いても防水性が向上
して防滴式の携帯無線機の構成に好適である。
【0013】本発明を実施する際、前記λ/2アンテナ
素子の給電端付近を導電性の支軸によって合成樹脂製の
ベースに対して回動可能に軸支するとともに、該支軸と
λ/4励振器の開放端とを合成樹脂製ケースの壁を隔て
て対向せしめると、該ケースの壁を誘電体として静電容
量が形成され、この静電容量値はλ/2アンテナ素子が
回動してもほとんど変化しないのでアンテナ性能が安定
する。前記のλ/2アンテナ素子を線条アンテナによっ
て構成すると安価に製造することができる。また、板状
アンテナによって構成すると該板状アンテナを前記の支
軸によって確実,容易に支承することができ、薄形の部
材に形成することができる。前記のλ/2アンテナ素子
をヘリカルアンテナによって構成すると、線条アンテナ
や板状アンテナに比して機械的長さ寸法を短縮すること
ができる。また、ジグザグアンテナによって構成すると
機械的長さ寸法を短縮することができる上に、板状アン
テナと同程度の薄形に形成することができる。前記のλ
/2アンテナ素子を合成樹脂製のアンテナカバーによっ
て覆うと、該λ/2アンテナ素子を機械的に保護(変
形,折損防止など)することもでき、化学的に保護(発
錆防止など)することもできる上に、該λ/2アンテナ
素子を指先で起立させたり転倒させたりする操作が容易
になり、意匠的にも向上する。さらに、上記の合成樹脂
製アンテナカバーを設けると、このアンテナカバーを支
軸によって回動可能に支承することが可能になってλ/
2アンテナ素子の支持に関する設計的自由度が大きく、
力学的安全係数を大きくとることができる。その上、ボ
ールスプリング手段によって前記アンテナカバーの回動
に節度を与えると、アンテナの起立(使用)状態および
転倒(収納)状態の保持が確実になる。
【0014】上述の構成を実施する際、高周波回路用の
基板に金属膜を成膜するとともにエッチング加工を施し
てλ/4励振器を形成すると、製造コストが安い上に、
該λ/4励振器が基板を介してケースに対して自動的に
位置決めされるので好都合である。このように、λ/4
励振器を高周波回路基板上に設けるという構成は、本発
明の基本的構成においてλ/4励振器を無線機本体のケ
ース内に収納,設置したことを前提として可能になった
ものであって、先願の発明(図6(C)参照)における
がごとく励振器2′をアンテナユニット8の中に組み込
んでいては適用することのできない構成である。
【0015】
【実施例】次に、図1ないし図4を順次に参照しつつ、
本発明の実施例を説明する。図1は本発明に係るアンテ
ナ取付方法を適用して構成したアンテナ取付構造の1実
施例を示し、アンテナ素子の支軸を通る面による断面図
と、そのB−B断面矢視図とを描いた2面図である。1
1は合成樹脂製の密閉式のケースであって、その中に高
周波回路16用の電子部品を実装した基板13が固定さ
れている。上記の基板13の、高周波回路16から見て
裏側に銅メッキが施されて地板14が形成されている。
そして、上記銅メッキの一部をエッチング加工してジグ
ザグ形のλ/4励振器15が形成されている。本図1に
おいては(A)図にその断面が現れている。その全体的
な形状は図2について後述する。
【0016】12aはよジグザグ形のλ/2アンテナ素
子であって、本図1(B)において図の左端が給電端,
右端が開放端である。上記λ/2アンテナ素子12aの
給電端付近に金属製の支軸12bが貫通固着されて導通
している。前記λ/2アンテナ素子12aは合成樹脂製
のアンテナカバー12cの中にインサート成形されてお
り、前記支軸の両端は該アンテナカバー12cから突出
している。12dはアンテナユニット12を構成するベ
ース部材であって合成樹脂材料によって成形され、前記
の支軸12bを回動自在に支承している。これにより、
前記のλ/2アンテナ素子12aは前記のユニットベー
ス12dに対して回動可能に支承され、上記λ/2アン
テナ素子12aと支軸12bとアンテナカバー12cと
ユニットベース12dとによってアンテナユニット12
が構成されている。
【0017】上記のアンテナユニット12は前記密閉式
のケース11の外周面に取り付けられる。図1(B)に
おいて、λ/2アンテナ素子12aを埋設したアンテナ
カバー12cを指先で円弧矢印a方向に90度回動させ
ると仮想線で描いたアンテナカバー起立位置12c′と
なり、これに伴ってλ/2アンテナ素子12aも起立し
て使用状態となる。前記ユニットベース12dにボール
スプリング17が半ば埋設されていて、ボールの一部が
アンテナカバー12cに向けて突出している。該アンテ
ナカバー12cには前記のボールに係合する凹部が形成
されていて、該アンテナカバー12cが矢印a方向に回
動されて仮想線で示した起立位置12c′になったとき
と、矢印b方向に回動して実線で描いた収納位置になっ
たときとに該凹部とボールとが係合して回動に節度が与
えられる。これにより、アンテナカバー12cに埋設さ
れているλ/2アンテナ素子12aは起立・使用状態
と、転倒・収納状態とのそれぞれにおいて弾性的に回動
を係止され、その位置を保持する。
【0018】本発明を実施する際、λ/2アンテナ素子
12aの給電端とλ/4励振器15の開放端とを、他の
導電性部材を介在させることなく密閉ケースの壁を隔て
て対向させて静電容量を形成することも可能であるが、
本実施例(図1)のように導電性の支軸12bを介して
静電容量を形成すると、λ/2アンテナ素子12aが回
動しても支軸12bの位置が変わらないので上記静電容
量の値が一定に保たれ、電気的性能が安定する。携帯式
無線機のユーザーは、必ずしもアンテナを正確に起立さ
せず、半ば引き起こした状態で使用する場合も有るの
で、λ/2アンテナ素子12aの回動角の如何に拘らず
静電容量の値が一定であることは望ましい特性の一つで
ある。
【0019】本発明を実施する際、λ/4励振器を高周
波回路の基板13と別体に構成して密閉ケース11内に
設置することも可能であるが、本実施例のように基板1
3上にエッチング加工されたλ/4励振器15を構成す
ると、λ/4励振器の製造コストが安価である上に、前
記の基板13を密閉ケース11内の所定の位置に装着す
ると、その上に設けられているλ/4励振器15が自動
的に位置決めされるので、組立作業の所要工数が低減さ
れるとともに、取付位置に関する人為的ミスを発生する
虞れが少ない。
【0020】本発明を実施する際、λ/2アンテナ素子
12aをアンテナカバーで覆うことなく露出させた構造
にすることも可能である。しかし、本実施例のように該
λ/2アンテナ素子12aをアンテナカバー12c内に
埋設すると、アンテナ素子の補強効果と保護効果とが得
られる。すなわち、図1(A)の断面図に表されている
ようにジグザグ形のλ/2アンテナ素子12aは薄形の
部材であって外部障害物と衝突したりすると変形,折損
の虞れ無しとしないが、本実施例のように合成樹脂製の
アンテナカバー12cで覆われていると、通常の使用条
件において折れたり曲がったりする虞れが無い。特に図
1(A)に表されているように、本例における支軸12
bはアンテナカバー12cを介してλ/2アンテナ素子
12aを支承している。この実施例においてアンテナカ
バー12cを省略すると支軸12bによってλ/2アン
テナ素子12aを回動可能に支承することは容易ではな
い。
【0021】図2は、前掲の図1に示した実施例と類似
する実施例を示し、アンテナユニットを密閉ケースに装
着する前の状態を描いた斜視図に組付作業を表す矢印お
よび寸法記号を付記した図である。本例のアンテナユニ
ット12は前記実施例におけると同様の構成部分であ
る。本例の密閉ケース11′は前記実施例における密閉
ケース11に対応する部材であって、その横幅寸法をL
1とする。この寸法L1と、アンテナユニット12の長さ
寸法L2とがほぼ同じになるように設定される。そし
て、密閉ケース11′の上端部付近に、前記アンテナユ
ニットの外形(すなわちユニットベース12dの外形)
をネガティブにした形状の凹部11aが形成されてい
る。この凹部は前記アンテナユニット12を取り付ける
ためのものであって、該アンテナユニット12を矢印
c,c′,c″のように密閉ケース11′に装着する
と、丁度凹部が補われて通信機全体の外形が整うように
なっている。ここで電気的性能に関係することは、アン
テナユニット12の装着位置が密閉ケース11′の上端
部付近に設定されていることである。このように構成す
ると、密閉ケース11を掌の中に握り込んでもアンテナ
部分が掌に包込まれず、電気的性能に影響を被らない。
特に、アンテナを転倒させた収納状態で着信待ちしてい
る場合に、掌の影響を受けないことの実用的メリットが
有る。
【0022】図3は上記実施例におけるアンテナの指向
特性/利得を1.9GHzで測定した結果を表す図表で
あって、(A)はアンテナ起立時、(B)は収納時を描
いてあり、(C)は上記の図表に表されている極座標を
説明するために付記した垂直面前後パターンである。起
立時におけるアンテナ利得が約0dBdであって高利得
であること、および、収納時のアンテナ利得が約−3d
Bdであって、条件によっては収納状態のままでも使用
し得ることが理解される。図4は前記実施例におけるS
WRグラフを示し、(A)は起立時を、(B)は収納時
を、それぞれ表している。特に起立時において1.9G
Hz付近で優れた広帯域性を示していることが理解され
る。図5は前記と異なる実施例を示し、前記実施例にお
ける図1に対応する、切断して描いた2面図である。前
記実施例と異なるところは、ジグザグ形のλ/2アンテ
ナ素子12aを板状のλ/2アンテナ素子12eで代替
したことである。板状アンテナ素子はジグザグ形アンテ
ナ素子に比して、同一の電気的長さの場合の機械的長さ
が長いという短所を有しているが、構造が簡単で安価で
ある。本発明の実施例においては、板状のλ/2アンテ
ナ素子12eのL字状立ち上がり部12fや支軸12b
も電気的長さを伸ばすことを助けたため、1.9GHz
に共振するように構成した場合のアンテナカバー長さ寸
法L3が50mmであった。この値は携帯用電話器に装
着される転倒式アンテナとして充分に実用価値を有して
いる。
【0023】図示を省略するが、図5に示した板状λ/
2アンテナ素子を線条アンテナで代替することもでき
る。線条アンテナは板状アンテナに比して作動原理が類
似であり、電気的特性も類似している。線条アンテナを
用いると、板状アンテナに比してアンテナカバー12c
の図示の寸法Hを縮小することができるが、支軸12b
との接続は板状アンテナよりも困難である。図示を省略
するが、図1に示した実施例におけるジグザグ形のλ/
2アンテナ素子12aをヘリカルアンテナ素子で代替す
ることもできる。ヘリカルアンテナ素子を用いるとアン
テナカバー12cの図示の寸法Wが増加するが、ジグザ
グ形アンテナと同等以上の電気的特性が得られる。
【0024】前掲の図2において、λ/4ジグザグ形励
振器15は、先に説明したように基板上に形成されて該
基板と共に密閉ケース11′内に収納されているので、
本図においては隠れ線で描かれている。またλ/2ジグ
ザグ形アンテナ素子12aはアンテナカバー12cで覆
われているので隠れ線で描かれている。このように、本
実施例の主要な電気的構成部材は合成樹脂製部材によっ
て保護されているので、外的な力によって傷つけられた
り、雨滴に濡れて発錆したりする虞れが無い。特に、λ
/4ジグザグ形励振器が密閉ケース11′内に収納さ
れ、該密閉ケース11′には同軸ケーブル挿通用の孔が
穿たれていないので防水性が完全である。上記λ/4励
振器とλ/2アンテナ素子12aとの電気的接続は静電
容量結合によって非接触で行なわれるので、アンテナの
取付作業はきわめて簡単であり、アンテナユニット12
のユニットベース12dを密閉ケース11′のユニット
取付用の凹部11aに合わせて取り付けるだけであるか
ら、別段の熟練を要せず、迅速かつ容易に行なうことが
できる。
【0025】
【発明の効果】本発明に係るアンテナ取付方法を適用し
て本発明のアンテナ取付構造を適用すると、高周波回路
およびλ/4励振器が密閉式のケース内に収納され、上
記高周波回路とアンテナ素子との接続に機械的接触を必
要としないので該密閉式ケースの壁に透孔を穿って同軸
ケーブルを挿通する必要が無い。このように、密閉式ケ
ースに透孔を穿つ必要が無いので防水性を完全にするこ
とが可能となり、同軸ケーブルを透孔に挿通したり該同
軸ケーブルのコネクタを差し込んだりする作業を必要と
しないのでアンテナを取り付ける作業を迅速,容易に遂
行することができる。さらに、前記の同軸ケーブルに関
する作業を必要としないことにより、組立所要工数が低
減されるのみでなく、作業に伴う人為的ミスが発生しな
くなって無線機全体の信頼性を向上させる。以上を総合
して高性能,高品質のアンテナが低コストで製造,供給
され、携帯無線機産業の発達に貢献するところ多大であ
る。本発明を実施する際、前記λ/2アンテナ素子の給
電端付近を導電性の支軸によって合成樹脂製のベースに
対して回動可能に支軸するとともに、該支軸とλ/4励
振器の開放端とを合成樹脂製ケースの壁を隔てて対向せ
しめると、該ケースの壁を誘電体として静電容量が形成
され、この静電容量値はλ/2アンテナ素子が回動して
もほとんど変化しないのでアンテナ性能が安定する。前
記のλ/2アンテナ素子を線条アンテナによって構成す
ると安価に製造することができる。また、板状アンテナ
によって構成すると該板状アンテナを前記の支軸によっ
て確実,容易に支承することができ、薄形の部材に形成
することができる。前記のλ/2アンテナ素子をヘリカ
ルアンテナによって構成すると、線条アンテナや板状ア
ンテナに比して機械的長さ寸法を短縮することができ
る。また、ジグザグアンテナによって構成すると機械的
長さ寸法を短縮することができる上に、板状アンテナと
同程度の薄形に構成することができる。前記のλ/2ア
ンテナ素子を合成樹脂製のアンテナカバーによって覆う
と、該λ/2アンテナ素子を機械的に保護(変形,折損
防止など)することもでき、化学的に保護(発錆防止な
ど)することもできる上に、該λ/2アンテナ素子を指
先で起立させたり転倒させたりする操作が容易になり、
意匠的にも向上する。さらに、上記の合成樹脂製アンテ
ナカバーを設けると、このアンテナカバーを支軸によっ
て回動可能に支承することが可能になってλ/2アンテ
ナ素子の支持に関する設計的自由度が大きく、力学的安
全係数を大きくとることができる。その上、ボールスプ
リング手段によって前記アンテナカバーの回動に節度を
与えると、アンテナの起立(使用)状態および転倒(収
納)状態の保持が確実になる。
【0026】上述の構成を実施する際、高周波回路用の
基板に金属膜を成膜するとともにエッチング加工を施し
てλ/4励振器を形成すると、製造コストが安い上に、
該λ/4励振器が基板を介してケースに対して自動的に
位置決めされるので好都合である。このように、λ/4
励振器を高周波回路基板上に設けるという構成は、本発
明の基本的構成においてλ/4励振器を無線機本体のケ
ース内に収納,設置したことを前提として可能になった
ものであって、先願の発明(図6(C)参照)における
がごとく励振器2′をアンテナユニット8の中に組み込
んでいては適用することのできない構成である。以上を
総括して、本発明の基本的構成による主要な効果は、無
線機本体ケースの防水性を完全ならしめることが可能に
なること、および、アンテナユニットの取付作業を迅
速,容易に遂行し得るようになったことによる大幅な製
造コストの低減である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアンテナ取付方法を適用して構成
したアンテナ取付構造の1実施例を示し、アンテナ素子
の支軸を通る面による断面図と、そのB−B断面矢視図
とを描いた2面図である。
【図2】前掲の図1に示した実施例と類似する実施例を
示し、アンテナユニットを密閉ケースに装着する前の状
態を描いた斜視図に組付作業を表す矢印および寸法記号
を付記した図である。
【図3】上記実施例におけるアンテナの指向特性/利得
を1.9GHzで測定した結果を表す図表であって、
(A)はアンテナ起立時、(B)は収納時を描いてあ
り、(C)は上記の図表に表されている極座標を説明す
るために付記した垂直面前後パターンである。
【図4】前記実施例におけるSWRグラフを示し、
(A)は起立時を、(B)は収納時を、それぞれ表して
いる。
【図5】前記と異なる実施例を示し、前記実施例におけ
る図1に対応する、切断して描いた2面図である。
【図6】先願の発明(特願平4−288948号)の原
理的説明図であって、該先願の添付図面における図1に
補助線および符号並びに引出線を追記した、実質的に同
様の図である。
【図7】先願の発明に係るアンテナの支持・接続構造を
描いた分解斜視図であって、該先願の添付図面における
図3(A)の符号の一部を修正した、実質的に同様の図
である。
【符号の説明】
1…線形アンテナ、2,2′励振器、3…グランドラジ
エータ、4…同軸ケーブル、5…ジグザグ型アンテナ素
子、6…アンテナケース、7…支軸、8…アンテナユニ
ット、9…本体ケース、9a…凹部、9b…ケーブル挿
通孔、9c…裏蓋、11,11′…密閉ケース、11a
…凹部、12…アンテナユニット、12a…λ/2アン
テナ素子、12b…支軸、12c…アンテナカバー、1
2d…ユニットベース、13…基板、14…地板、15
…λ/4ジグザグ形励振器、16…高周波回路。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製ケース内に収納されている無
    線機の高周波回路に対してアンテナを電気的に接続する
    とともに、上記のケースによって該アンテナを機械的に
    支承して取り付ける方法において、 アンテナユニットのベース(12d)に対してλ/2ア
    ンテナ素子(12a)を回動可能に支承してアンテナユ
    ニット(12)を構成し、 無線機のケース(11)の中に高周波回路(16)およ
    びλ/4励振器(15)を設置し、 前記アンテナユニットのベースを前記無線機のケースの
    外周面に固定して、前記λ/2アンテナ素子の給電端近
    傍と前記λ/4励振器の解放端とを静電容量結合するこ
    とを特徴とするアンテナの取付方法。
  2. 【請求項2】 前記無線機のケース(11)を密閉形に
    構成することを特徴とする、請求項1に記載したアンテ
    ナ取付方法。
  3. 【請求項3】 前記λ/2アンテナ素子(12a)の給
    電端付近を、導電性の支軸(12b)により合成樹脂製
    のベース(12d)に対して回動可能に軸支し、 上記の支軸と前記λ/4励振器(15)の開放端とを、
    ケース(11)の壁を隔てて対向せしめて静電容量結合
    することを特徴とする、請求項1もしくは請求項2に記
    載のアンテナ取付方法。
  4. 【請求項4】 前記高周波回路(16)を構成している
    基板(13)の片方の面に金属膜を成膜して地板(1
    4)を形成し、上記金属膜の一部分をエッチング加工し
    てジグザグ形のλ/4励振器(15)を構成し、上記の
    基板を前記のケース(11)に対して固定することを特
    徴とする、請求項1ないし請求項3の何れかに記載のア
    ンテナ取付方法。
  5. 【請求項5】 合成樹脂製のケース内に収納されている
    無線機の高周波回路に対してアンテナを電気的に接続す
    るとともに、上記のケースによって該アンテナを機械的
    に支承して取り付ける構造において、 ベース部材(12d)に対してλ/2アンテナ素子(1
    2a)が回動可能に支承されているアンテナユニット
    (12)と、 高周波回路(16)およびλ/4励振器(15)が収
    納,設置されている無線機のケース(11)とを具備し
    ており、 前記のベース部材が前記のケースの外周面に取り付けら
    れて、前記λ/2アンテナ素子の給電端付近と前記λ/
    4励振器の開放端との間に静電容量が形成されているこ
    とを特徴とするアンテナ取付構造。
  6. 【請求項6】 前記無線機のケース(11)が密閉式の
    ケースであることを特徴とする、請求項5に記載のアン
    テナ取付構造。
  7. 【請求項7】 前記のλ/2アンテナ素子(12a)
    が、導電材料製の支軸(12b)に固着されるとともに
    該支軸により合成樹脂製のベース部材(12d)に対し
    て回動可能に支承されており、上記の支軸がケース(1
    1)の壁を隔てて前記λ/4励振器(15)の開放端に
    対向していることを特徴とする、請求項5若しくは請求
    項6に記載のアンテナ取付構造。
  8. 【請求項8】 前記のλ/2アンテナ素子が、ヘリカル
    アンテナ素子であることを特徴とする、請求項5ないし
    請求項7の何れかに記載のアンテナ取付構造。
  9. 【請求項9】 前記のλ/2アンテナ素子が、ジグザグ
    式のアンテナ素子であることを特徴とする、請求項5な
    いし請求項7の何れかに記載のアンテナ取付構造。
  10. 【請求項10】 前記無線機のケース(11)の上端部
    付近に、前記アンテナユニット(12)のベース部材
    (12d)の外形の一部をネガティブにした形状の凹部
    が形成されていて、上記ベース部材が上記の凹部に固定
    されていることを特徴とする、請求項5ないし請求項9
    の何れかに記載のアンテナ取付構造。
  11. 【請求項11】 前記のλ/2アンテナ素子が、合成樹
    脂製アンテナカバー(12c)内に埋設されており、前
    記の支軸(12b)は上記アンテナカバーを貫通してそ
    の両端を前記のベース部材(12d)によって回動可能
    に支承されていることを特徴とする、請求項7ないし請
    求項10の何れかに記載のアンテナ取付構造。
  12. 【請求項12】 前記のベース部材(12d)にボール
    スプリング手段(17)が半ば埋設されてボール部分が
    突出しているとともに、前記のアンテナカバー(12
    c)に上記ボールに係合する凹部が形成されていて、λ
    /2アンテナ素子を埋設したアンテナカバーの回動に節
    度が付されていることを特徴とする、請求項11に記載
    のアンテナ取付構造。
  13. 【請求項13】 前記の高周波回路用の電子部品が実装
    されている基板(13)の片側の金属膜が成膜されて地
    板(14)を形成しており、上記金属膜の一部分がエッ
    チング加工されてジグザグ形のλ/4励振器(15)が
    形成されていて、上記の基板が前記密閉式ケース(1
    1)内に固定され、上記λ/4励振器の開放端が前記の
    支軸(12b)に対して密閉式ケースの壁を介して対向
    していることを特徴とする、請求項7ないし請求項12
    の何れかに記載のアンテナ取付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5000902A (en) * 1986-01-10 1991-03-19 Group Lotus Plc Method of moulding an article
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