JPH09177771A - 密封形複列円筒ころ軸受 - Google Patents
密封形複列円筒ころ軸受Info
- Publication number
- JPH09177771A JPH09177771A JP7343513A JP34351395A JPH09177771A JP H09177771 A JPH09177771 A JP H09177771A JP 7343513 A JP7343513 A JP 7343513A JP 34351395 A JP34351395 A JP 34351395A JP H09177771 A JPH09177771 A JP H09177771A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylindrical roller
- ring
- roller
- row
- bearing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
- F16C33/46—Cages for rollers or needles
- F16C33/48—Cages for rollers or needles for multiple rows of rollers or needles
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/22—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings
- F16C19/24—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for radial load mainly
- F16C19/28—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for radial load mainly with two or more rows of rollers
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
- F16C33/46—Cages for rollers or needles
- F16C33/49—Cages for rollers or needles comb-shaped
- F16C33/494—Massive or moulded comb cages
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C43/00—Assembling bearings
- F16C43/04—Assembling rolling-contact bearings
- F16C43/06—Placing rolling bodies in cages or bearings
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
- F16C33/58—Raceways; Race rings
- F16C33/60—Raceways; Race rings divided or split, e.g. comprising two juxtaposed rings
- F16C33/605—Raceways; Race rings divided or split, e.g. comprising two juxtaposed rings with a separate retaining member, e.g. flange, shoulder, guide ring, secured to a race ring, adjacent to the race surface, so as to abut the end of the rolling elements, e.g. rollers, or the cage
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な構造により、完全なシール性を確保し
得ることにある。 【解決手段】 内外輪1,2間に円筒ころ3を保持器4
により円周等間隔に保持した状態で複列に配置すると共
に、外輪2の両端部に形成された外側鍔部6で円筒ころ
3の外側端面を接触案内し、外輪2の外側鍔部6にシー
ル部材10の外径周縁11を封着した密封形複列円筒こ
ろ軸受において、外輪2の一方の外側鍔部6の内径面1
2に、シール部材10の外径周縁11よりも内側部位で
軸方向に対して傾斜したころ挿入溝16を形成する。
得ることにある。 【解決手段】 内外輪1,2間に円筒ころ3を保持器4
により円周等間隔に保持した状態で複列に配置すると共
に、外輪2の両端部に形成された外側鍔部6で円筒ころ
3の外側端面を接触案内し、外輪2の外側鍔部6にシー
ル部材10の外径周縁11を封着した密封形複列円筒こ
ろ軸受において、外輪2の一方の外側鍔部6の内径面1
2に、シール部材10の外径周縁11よりも内側部位で
軸方向に対して傾斜したころ挿入溝16を形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は密封形複列円筒ころ
軸受に関し、詳しくは、外部からの塵埃の侵入防止、及
び内部に充填した潤滑剤の漏洩防止等を目的としたシー
ル構造を有する密封形複列円筒ころ軸受に関する。
軸受に関し、詳しくは、外部からの塵埃の侵入防止、及
び内部に充填した潤滑剤の漏洩防止等を目的としたシー
ル構造を有する密封形複列円筒ころ軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】工作機械の主軸、圧延機械のロールや印
刷機械の印刷胴などに使用される複列円筒ころ軸受は、
ラジアル荷重の負荷能力が大きく、構造上、高速回転に
適するものであり、例えば、図4に示すように外部から
の塵埃の侵入防止、及び内部に充填した潤滑剤の漏洩防
止等を目的としたシール構造を有するものがある。
刷機械の印刷胴などに使用される複列円筒ころ軸受は、
ラジアル荷重の負荷能力が大きく、構造上、高速回転に
適するものであり、例えば、図4に示すように外部から
の塵埃の侵入防止、及び内部に充填した潤滑剤の漏洩防
止等を目的としたシール構造を有するものがある。
【0003】具体的に、この密封形複列円筒ころ軸受
は、同図に示すように回転軸(図示せず)に固定した内
輪1と、ハウジング(図示せず)に固定した外輪2と、
内外輪1,2間に複列に配置した円筒ころ3と、それら
円筒ころ3を円周等間隔に保持する保持器4とで主要部
を構成する。
は、同図に示すように回転軸(図示せず)に固定した内
輪1と、ハウジング(図示せず)に固定した外輪2と、
内外輪1,2間に複列に配置した円筒ころ3と、それら
円筒ころ3を円周等間隔に保持する保持器4とで主要部
を構成する。
【0004】前述した外輪2は、その軸方向中央部に円
筒ころ3の内側端面を接触案内する鍔部5が形成され、
軸方向両端部に円筒ころ3の外側端面を接触案内する外
側鍔部6が形成されている。また、内輪1は、平坦な軌
道面を有し、その両端部に円筒ころ3の外側端面を接触
案内する鍔輪7を別体で固着する。更に、保持器4は、
図5(a)に示すようにころ収容部8を両側に千鳥状に
形成した櫛状を有し、各収容部8の断面形状は、円筒こ
ろ3を回転自在に保持するために、同図(b)に示すよ
うに円筒ころ3の断面形状に対応させて円弧状凹曲面の
壁面9を有する。
筒ころ3の内側端面を接触案内する鍔部5が形成され、
軸方向両端部に円筒ころ3の外側端面を接触案内する外
側鍔部6が形成されている。また、内輪1は、平坦な軌
道面を有し、その両端部に円筒ころ3の外側端面を接触
案内する鍔輪7を別体で固着する。更に、保持器4は、
図5(a)に示すようにころ収容部8を両側に千鳥状に
形成した櫛状を有し、各収容部8の断面形状は、円筒こ
ろ3を回転自在に保持するために、同図(b)に示すよ
うに円筒ころ3の断面形状に対応させて円弧状凹曲面の
壁面9を有する。
【0005】また、この軸受のシール構造は、外輪2の
外側鍔部6と内輪1の鍔輪7との間に設けられ、その具
体的構造は、例えば、図4に示すようにシール部材10
の外径周縁11を軸方向外側に屈曲させて外輪2の外側
鍔部6の内径面12に嵌着させると共に、シール部材1
0の内径周縁に装着された弾性体リップ13を内輪1の
鍔輪7の外径面14に摺接させたものである。
外側鍔部6と内輪1の鍔輪7との間に設けられ、その具
体的構造は、例えば、図4に示すようにシール部材10
の外径周縁11を軸方向外側に屈曲させて外輪2の外側
鍔部6の内径面12に嵌着させると共に、シール部材1
0の内径周縁に装着された弾性体リップ13を内輪1の
鍔輪7の外径面14に摺接させたものである。
【0006】前述した密封形複列円筒ころ軸受の製造に
おいて、外輪2に対して保持器4及び円筒ころ3を組み
付けるに際しては、以下の要領でもって行なわれる。
おいて、外輪2に対して保持器4及び円筒ころ3を組み
付けるに際しては、以下の要領でもって行なわれる。
【0007】即ち、図6に示すように一方の列(図中の
左列)の円筒ころ3を外輪2の鍔部5と外側鍔部6との
間の溝に挿入して整列させる。その状態で、保持器4を
外輪2の軸方向外側から挿入し、そのころ収容部8に円
筒ころ3を収納する。
左列)の円筒ころ3を外輪2の鍔部5と外側鍔部6との
間の溝に挿入して整列させる。その状態で、保持器4を
外輪2の軸方向外側から挿入し、そのころ収容部8に円
筒ころ3を収納する。
【0008】その後、他方の列(図中の右列)の円筒こ
ろ3を保持器4のころ収容部8に挿入する。この場合、
既に一方のころ収容部8に円筒ころ3が挿入されている
ので、外輪2の軸方向外側から円筒ころ3を保持器4の
他方のころ収容部8に挿入しようとしても、外輪2の外
側鍔部6が障害となって円筒ころ3の挿入が困難であ
る。
ろ3を保持器4のころ収容部8に挿入する。この場合、
既に一方のころ収容部8に円筒ころ3が挿入されている
ので、外輪2の軸方向外側から円筒ころ3を保持器4の
他方のころ収容部8に挿入しようとしても、外輪2の外
側鍔部6が障害となって円筒ころ3の挿入が困難であ
る。
【0009】そこで、図7に示すように外輪2の外側鍔
部6の内径面12の一箇所にころ挿入溝15を形成し、
このころ挿入溝15を利用することにより、保持器4の
他方のころ収容部8に、図6に示す右列の円筒ころ3を
容易に挿入できるようにしている。
部6の内径面12の一箇所にころ挿入溝15を形成し、
このころ挿入溝15を利用することにより、保持器4の
他方のころ収容部8に、図6に示す右列の円筒ころ3を
容易に挿入できるようにしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の場
合、外輪2の外側鍔部6の内径面12の一箇所に形成し
たころ挿入溝15は、図7に示すように外側鍔部6の外
側端面から内側端面まで貫通したものである。そのた
め、図8に示すようにシール部材10の外径周縁11を
屈曲させて外輪2の外側鍔部6の内径面12に嵌着させ
たとしても、ころ挿入溝15が形成された部位で、外輪
2の外部と内部とがころ挿入溝15で連通することにな
り、シール構造が不完全となる。
合、外輪2の外側鍔部6の内径面12の一箇所に形成し
たころ挿入溝15は、図7に示すように外側鍔部6の外
側端面から内側端面まで貫通したものである。そのた
め、図8に示すようにシール部材10の外径周縁11を
屈曲させて外輪2の外側鍔部6の内径面12に嵌着させ
たとしても、ころ挿入溝15が形成された部位で、外輪
2の外部と内部とがころ挿入溝15で連通することにな
り、シール構造が不完全となる。
【0011】そこで、本発明は上記問題点に鑑みて提案
されたもので、その目的とするところは、簡単な構造に
より、良好なシール性を確保し得るようにした密封形複
列円筒ころ軸受を提供することにある。
されたもので、その目的とするところは、簡単な構造に
より、良好なシール性を確保し得るようにした密封形複
列円筒ころ軸受を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の技術的手段として、本発明は、軌道輪に円筒ころを保
持器により円周等間隔に保持した状態で複列に配置する
と共に、前記軌道輪の両端部に形成された外側鍔部で各
円筒ころの外側端面を接触案内し、軌道輪の外側鍔部に
シール部材の周縁を封着した密封形複列円筒ころ軸受に
おいて、前記軌道輪の一方の外側鍔部のシール部材封着
面に、シール部材の封着周縁よりも内側部位で軸方向に
対して傾斜したころ挿入溝を形成したことを特徴とす
る。
の技術的手段として、本発明は、軌道輪に円筒ころを保
持器により円周等間隔に保持した状態で複列に配置する
と共に、前記軌道輪の両端部に形成された外側鍔部で各
円筒ころの外側端面を接触案内し、軌道輪の外側鍔部に
シール部材の周縁を封着した密封形複列円筒ころ軸受に
おいて、前記軌道輪の一方の外側鍔部のシール部材封着
面に、シール部材の封着周縁よりも内側部位で軸方向に
対して傾斜したころ挿入溝を形成したことを特徴とす
る。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明に係る密封形複列円筒ころ
軸受の実施形態を図1乃至図3に示して説明する。尚、
図4乃至図8と同一又は相当部分には同一参照符号を付
す。
軸受の実施形態を図1乃至図3に示して説明する。尚、
図4乃至図8と同一又は相当部分には同一参照符号を付
す。
【0014】本発明を適用する密封形複列円筒ころ軸受
は、図1に示すように平坦な軌道面を有し、両端部に複
列配置の円筒ころ3の外側端面を接触案内する鍔輪7を
別体で固着した内輪1と、軸方向中央部に複列配置の円
筒ころ3の内側端面を接触案内する鍔部5が形成され、
軸方向両端部に円筒ころ3の外側端面を接触案内する外
側鍔部6が形成された外輪2と、円筒ころ3の断面形状
と対応させて円弧状凹曲面の壁面9を持つころ収容部8
を両側に千鳥状に形成した櫛状を有し、円筒ころ3を円
周等間隔に保持する保持器4〔図5(a)(b)参照〕
とで主要部を構成する。
は、図1に示すように平坦な軌道面を有し、両端部に複
列配置の円筒ころ3の外側端面を接触案内する鍔輪7を
別体で固着した内輪1と、軸方向中央部に複列配置の円
筒ころ3の内側端面を接触案内する鍔部5が形成され、
軸方向両端部に円筒ころ3の外側端面を接触案内する外
側鍔部6が形成された外輪2と、円筒ころ3の断面形状
と対応させて円弧状凹曲面の壁面9を持つころ収容部8
を両側に千鳥状に形成した櫛状を有し、円筒ころ3を円
周等間隔に保持する保持器4〔図5(a)(b)参照〕
とで主要部を構成する。
【0015】また、この密封形複列円筒ころ軸受は、例
えば、シール部材10の外径周縁11を軸方向外側に屈
曲させて外輪2の外側鍔部6の内径面に嵌着させると共
に、シール部材10の内径周縁に装着された弾性体リッ
プ13を内輪1の鍔輪7の外径面14に摺接させたシー
ル構造を有する(図4参照)。
えば、シール部材10の外径周縁11を軸方向外側に屈
曲させて外輪2の外側鍔部6の内径面に嵌着させると共
に、シール部材10の内径周縁に装着された弾性体リッ
プ13を内輪1の鍔輪7の外径面14に摺接させたシー
ル構造を有する(図4参照)。
【0016】本発明の密封形複列円筒ころ軸受の特徴
は、図1及び図2に示すように外輪2の一方の外側鍔部
6の内径面12に、シール部材10の外径周縁11より
も内側部位で軸方向に対して傾斜したころ挿入溝16を
形成したことにある。ころ挿入溝16は、外輪2の外側
鍔部6の内径面12の少なくとも一箇所に設けられ、そ
の外側鍔部6の内側端面のみに開口して外側端面に開口
しないものとする。
は、図1及び図2に示すように外輪2の一方の外側鍔部
6の内径面12に、シール部材10の外径周縁11より
も内側部位で軸方向に対して傾斜したころ挿入溝16を
形成したことにある。ころ挿入溝16は、外輪2の外側
鍔部6の内径面12の少なくとも一箇所に設けられ、そ
の外側鍔部6の内側端面のみに開口して外側端面に開口
しないものとする。
【0017】本発明の密封形複列円筒ころ軸受の製造に
おいて、外輪2に対して保持器4及び円筒ころ3を組み
付けるに際しては、以下の要領でもって行なわれる。
おいて、外輪2に対して保持器4及び円筒ころ3を組み
付けるに際しては、以下の要領でもって行なわれる。
【0018】即ち、図3に示すように一方の列(図中の
左列)の円筒ころ3を外輪2の鍔部5と外側鍔部6との
間の溝に挿入して整列させる。その状態で、保持器4を
外輪2の軸方向外側から挿入し、そのころ収容部8に円
筒ころ3を収納する。次に、他方の列(図中の右列)の
円筒ころ3を保持器4のころ収容部8に挿入する。この
場合、外輪2の外側鍔部6の内径面12の一箇所に形成
されたころ挿入溝16を利用することにより、保持器4
の他方のころ収容部8に円筒ころ3を順次挿入する。
左列)の円筒ころ3を外輪2の鍔部5と外側鍔部6との
間の溝に挿入して整列させる。その状態で、保持器4を
外輪2の軸方向外側から挿入し、そのころ収容部8に円
筒ころ3を収納する。次に、他方の列(図中の右列)の
円筒ころ3を保持器4のころ収容部8に挿入する。この
場合、外輪2の外側鍔部6の内径面12の一箇所に形成
されたころ挿入溝16を利用することにより、保持器4
の他方のころ収容部8に円筒ころ3を順次挿入する。
【0019】その後、シール部材10の外径周縁11を
軸方向外側に屈曲させて外輪2の外側鍔部6の内径面1
2に嵌着させると共に、シール部材10の内径周縁に装
着された弾性体リップ13を内輪1の鍔輪7の外径面1
4に摺接させることにより、シール部材10を軸受に組
み付ける。この時、ころ挿入溝16がシール部材10の
外径周縁11よりも内側部位に形成されているため、外
側鍔部6の内側端面と外側端面との間で連通することが
ないので、シール性が確保できる。
軸方向外側に屈曲させて外輪2の外側鍔部6の内径面1
2に嵌着させると共に、シール部材10の内径周縁に装
着された弾性体リップ13を内輪1の鍔輪7の外径面1
4に摺接させることにより、シール部材10を軸受に組
み付ける。この時、ころ挿入溝16がシール部材10の
外径周縁11よりも内側部位に形成されているため、外
側鍔部6の内側端面と外側端面との間で連通することが
ないので、シール性が確保できる。
【0020】尚、前述した実施形態では、外輪2の外側
鍔部6の内径面12にころ挿入溝16を形成した場合に
ついて説明したが、本発明はこれに限定されることな
く、内輪の両端部に外側鍔部を有する密封形複列円筒こ
ろ軸受にも適用可能で、その場合には、内輪の外側鍔部
の外径面にころ挿入溝を形成すればよい。
鍔部6の内径面12にころ挿入溝16を形成した場合に
ついて説明したが、本発明はこれに限定されることな
く、内輪の両端部に外側鍔部を有する密封形複列円筒こ
ろ軸受にも適用可能で、その場合には、内輪の外側鍔部
の外径面にころ挿入溝を形成すればよい。
【0021】
【発明の効果】本発明に係る密封形複列円筒ころ軸受に
よれば、軌道輪の一方の外側鍔部のシール部材封着面
に、シール部材の封着周縁よりも内側部位で軸方向に対
して傾斜したころ挿入溝を形成したことにより、簡単な
手段でもって、軌道輪の外側鍔部の内側端面と外側端面
とを連通させることなく、良好なシール性が確保できて
信頼性が大幅に向上し、優れた商品的価値を有する軸受
を提供できる。
よれば、軌道輪の一方の外側鍔部のシール部材封着面
に、シール部材の封着周縁よりも内側部位で軸方向に対
して傾斜したころ挿入溝を形成したことにより、簡単な
手段でもって、軌道輪の外側鍔部の内側端面と外側端面
とを連通させることなく、良好なシール性が確保できて
信頼性が大幅に向上し、優れた商品的価値を有する軸受
を提供できる。
【図1】本発明の密封形複列円筒ころ軸受を示す要部拡
大断面図
大断面図
【図2】ころ挿入溝を外側鍔部に形成した図1の外輪を
示す部分斜視図
示す部分斜視図
【図3】本発明の密封形複列円筒ころ軸受でころ挿入溝
を利用して円筒ころを保持器に装着する状態を示す断面
図
を利用して円筒ころを保持器に装着する状態を示す断面
図
【図4】密封形複列円筒ころ軸受の具体的構造を示す部
分拡大断面図
分拡大断面図
【図5】(a)はころ収容部を千鳥状に配置した保持器
を示す部分展開平面図、(b)は保持器の断面図
を示す部分展開平面図、(b)は保持器の断面図
【図6】従来の密封形複列円筒ころ軸受でころ挿入溝を
利用して円筒ころを保持器に装着する状態を示す断面図
利用して円筒ころを保持器に装着する状態を示す断面図
【図7】ころ挿入溝を外側鍔部に形成した図6の外輪を
示す部分斜視図
示す部分斜視図
【図8】従来の密封形複列円筒ころ軸受でころ挿入溝を
形成した箇所での断面図
形成した箇所での断面図
1 軌道輪(内輪) 2 軌道輪(外輪) 3 円筒ころ 4 保持器 6 外側鍔部 10 シール部材 11 外径周縁 12 シール部材封着面(内径面) 16 ころ挿入溝
Claims (1)
- 【請求項1】 軌道輪に円筒ころを保持器により円周等
間隔に保持した状態で複列に配置すると共に、前記軌道
輪の両端部に形成された外側鍔部で各円筒ころの外側端
面を接触案内し、軌道輪の外側鍔部にシール部材の周縁
を封着した密封形複列円筒ころ軸受において、前記軌道
輪の一方の外側鍔部のシール部材封着面に、シール部材
の封着周縁よりも内側部位で軸方向に対して傾斜したこ
ろ挿入溝を形成したことを特徴とする密封形複列円筒こ
ろ軸受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7343513A JPH09177771A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 密封形複列円筒ころ軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7343513A JPH09177771A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 密封形複列円筒ころ軸受 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09177771A true JPH09177771A (ja) | 1997-07-11 |
Family
ID=18362102
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7343513A Withdrawn JPH09177771A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 密封形複列円筒ころ軸受 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09177771A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100424334B1 (ko) * | 2001-07-10 | 2004-03-30 | 주식회사 한일하이테크 | 베어링 |
JP2009008215A (ja) * | 2007-06-29 | 2009-01-15 | Jtekt Corp | 複列ころ軸受 |
US7530743B2 (en) | 2001-09-10 | 2009-05-12 | Nsk Ltd. | Double row cylindrical roller bearing |
JP2011169366A (ja) * | 2010-02-17 | 2011-09-01 | Jtekt Corp | ころ組立体、ころ軸受、および、ころ軸受からころを取り去る方法 |
JP2011174538A (ja) * | 2010-02-24 | 2011-09-08 | Nsk Ltd | ころ軸受 |
EP3081823A1 (fr) * | 2015-04-14 | 2016-10-19 | NTN-SNR Roulements | Unite de roulement et procede pour fabriquer une telle unite de roulement |
-
1995
- 1995-12-28 JP JP7343513A patent/JPH09177771A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100424334B1 (ko) * | 2001-07-10 | 2004-03-30 | 주식회사 한일하이테크 | 베어링 |
US7530743B2 (en) | 2001-09-10 | 2009-05-12 | Nsk Ltd. | Double row cylindrical roller bearing |
JP2009008215A (ja) * | 2007-06-29 | 2009-01-15 | Jtekt Corp | 複列ころ軸受 |
JP2011169366A (ja) * | 2010-02-17 | 2011-09-01 | Jtekt Corp | ころ組立体、ころ軸受、および、ころ軸受からころを取り去る方法 |
JP2011174538A (ja) * | 2010-02-24 | 2011-09-08 | Nsk Ltd | ころ軸受 |
EP3081823A1 (fr) * | 2015-04-14 | 2016-10-19 | NTN-SNR Roulements | Unite de roulement et procede pour fabriquer une telle unite de roulement |
FR3035161A1 (fr) * | 2015-04-14 | 2016-10-21 | Ntn-Snr Roulements | Unite de roulement et procede pour fabriquer une telle unite de roulement |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2691264B2 (ja) | 密封装置付複列球面ころ軸受 | |
JP4139462B2 (ja) | 圧延機の作業ロールのための密封四列円錐ころ軸受 | |
JPH0617824A (ja) | 密封四列円錐ころ軸受 | |
JPH09177771A (ja) | 密封形複列円筒ころ軸受 | |
US4422698A (en) | Bearing assembly | |
JP2599906Y2 (ja) | 円すいころ軸受 | |
JP3728493B2 (ja) | プーリユニット | |
US4676671A (en) | Seals for bearing with circulating outer ring | |
JPS645131Y2 (ja) | ||
JP2004084813A (ja) | 転がり軸受 | |
JP3682594B2 (ja) | ロ−ルネック用軸受の密封装置とこれを用いた圧延機用ロール | |
JPS63270916A (ja) | 転がり軸受 | |
JP3646951B2 (ja) | 圧延機における密封形ころ軸受 | |
JP2513590Y2 (ja) | 複列球面ころ軸受 | |
JPH0429131Y2 (ja) | ||
JPH09157966A (ja) | トップローラ | |
JP2002276670A (ja) | 冠形保持器、冠形保持器を組み込んだ転がり玉軸受 | |
JP2000110839A (ja) | 複列玉軸受 | |
JPH0988977A (ja) | 複列円筒ころ軸受 | |
JPH0266721U (ja) | ||
JP2004052793A (ja) | 転がり軸受 | |
JPS5911211Y2 (ja) | ころがり軸受用合成樹脂製保持器 | |
JPH11218135A (ja) | 円筒ころ軸受用保持器 | |
JPS59488Y2 (ja) | ころがり軸受 | |
JPH08184319A (ja) | ころ軸受用保持器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030304 |