JPH09175137A - 車両懸架装置 - Google Patents
車両懸架装置Info
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- JPH09175137A JPH09175137A JP7339137A JP33913795A JPH09175137A JP H09175137 A JPH09175137 A JP H09175137A JP 7339137 A JP7339137 A JP 7339137A JP 33913795 A JP33913795 A JP 33913795A JP H09175137 A JPH09175137 A JP H09175137A
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- JP
- Japan
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- component
- acceleration
- vehicle
- damping force
- bounce
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G17/00—Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load
- B60G17/015—Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load the regulating means comprising electric or electronic elements
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2400/00—Indexing codes relating to detected, measured or calculated conditions or factors
- B60G2400/10—Acceleration; Deceleration
- B60G2400/102—Acceleration; Deceleration vertical
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2400/00—Indexing codes relating to detected, measured or calculated conditions or factors
- B60G2400/20—Speed
- B60G2400/204—Vehicle speed
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2400/00—Indexing codes relating to detected, measured or calculated conditions or factors
- B60G2400/20—Speed
- B60G2400/208—Speed of wheel rotation
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2400/00—Indexing codes relating to detected, measured or calculated conditions or factors
- B60G2400/30—Propulsion unit conditions
- B60G2400/34—Accelerator pedal position
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2500/00—Indexing codes relating to the regulated action or device
- B60G2500/10—Damping action or damper
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】車両の加速もしくは減速時に発生する車両の傾
斜および前後方向加減速度に基づく信号ドリフトを防止
し、ショックアブソーバにおける減衰力特性の制御性の
悪化を防止して車両の乗り心地、操縦安定性を確保でき
る車両懸架装置の提供。 【解決手段】ばね上上下加速度検出手段cと、少なくと
もバウンス・ピッチ・ロール成分検出手段dで検出され
たバウンス成分とピッチ成分とロール成分とに基づいて
各ショックアブソーバbの制御信号を作成する制御信号
作成手段eと、各制御信号に基づいて各ショックアブソ
ーバbの減衰力特性を可変制御する減衰力特性制御手段
fと、車両の加速および/または減速状態を検出する加
・減速状態検出手段gと、加・減速状態検出手段gで車
両の加速および/または減速状態が検出された時は制御
信号作成手段eにおいて制御信号を作成する際の構成要
素のうちバウンス成分を0とする補正制御手段hと、を
備える。
斜および前後方向加減速度に基づく信号ドリフトを防止
し、ショックアブソーバにおける減衰力特性の制御性の
悪化を防止して車両の乗り心地、操縦安定性を確保でき
る車両懸架装置の提供。 【解決手段】ばね上上下加速度検出手段cと、少なくと
もバウンス・ピッチ・ロール成分検出手段dで検出され
たバウンス成分とピッチ成分とロール成分とに基づいて
各ショックアブソーバbの制御信号を作成する制御信号
作成手段eと、各制御信号に基づいて各ショックアブソ
ーバbの減衰力特性を可変制御する減衰力特性制御手段
fと、車両の加速および/または減速状態を検出する加
・減速状態検出手段gと、加・減速状態検出手段gで車
両の加速および/または減速状態が検出された時は制御
信号作成手段eにおいて制御信号を作成する際の構成要
素のうちバウンス成分を0とする補正制御手段hと、を
備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ばね上上下加速
度センサで得られる車両挙動に基づき、各ショックアブ
ソーバの減衰力特性を最適制御する車両懸架装置に関す
る。
度センサで得られる車両挙動に基づき、各ショックアブ
ソーバの減衰力特性を最適制御する車両懸架装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の車両懸架装置としては、
例えば、特表平4−500191号公報に記載されたも
のが知られている。この従来の車両懸架装置は、ばね上
上下速度とばね上−ばね下間相対速度の両方向判別符号
が一致する制振領域の時は、ショックアブソーバの減衰
力特性をハードに制御することにより、制振力を高めて
車体の振動を抑制し、両方向判別符号が不一致となる加
振領域の時には、ショックアブソーバの減衰力特性をソ
フトに制御することにより、加振力を弱めてばね下入力
のばね上への伝達を抑制する、というスカイフック理論
に基づいた減衰力特性制御を行なうようにしたものであ
った。そして、前記ばね上上下速度は、車体ばね上に設
けられた上下加速度センサでばね上上下加速度を検出す
ると共に、この検出されたばね上上下加速度信号を演算
することによって求めるようになっている。
例えば、特表平4−500191号公報に記載されたも
のが知られている。この従来の車両懸架装置は、ばね上
上下速度とばね上−ばね下間相対速度の両方向判別符号
が一致する制振領域の時は、ショックアブソーバの減衰
力特性をハードに制御することにより、制振力を高めて
車体の振動を抑制し、両方向判別符号が不一致となる加
振領域の時には、ショックアブソーバの減衰力特性をソ
フトに制御することにより、加振力を弱めてばね下入力
のばね上への伝達を抑制する、というスカイフック理論
に基づいた減衰力特性制御を行なうようにしたものであ
った。そして、前記ばね上上下速度は、車体ばね上に設
けられた上下加速度センサでばね上上下加速度を検出す
ると共に、この検出されたばね上上下加速度信号を演算
することによって求めるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来装
置では、上述のように構成されるため、以下に述べるよ
うな問題点があった。即ち、上下加速度センサは、その
検出方向が走行路面に対し垂直方向となるように車体に
取り付けられていて、走行路面および車両が水平状態を
維持している状態においては、走行路面に対し垂直方向
の加速度成分だけを正確に検出することができるが、車
両の加速もしくは減速により発生する車両のピッチ方向
の姿勢変化(スカット、ダイブ)によって走行路面に対
し車両が前後方向に傾斜した状態においては、走行路面
に対する上下加速度センサの検出方向も走行路面に対し
前後方向に傾斜した状態となることから、この傾斜状態
で加速もしくは減速による前後方向の加減速度が車両に
作用すると、走行路面に対し平行に作用する前後方向加
減速度の分力が上下加速度センサの検出方向にも作用す
るようになるため、前後方向加減速度の分力の分だけ上
下加速度信号をドリフトさせ、これにより、車両の乗り
心地および操縦安定性を害する結果となる。
置では、上述のように構成されるため、以下に述べるよ
うな問題点があった。即ち、上下加速度センサは、その
検出方向が走行路面に対し垂直方向となるように車体に
取り付けられていて、走行路面および車両が水平状態を
維持している状態においては、走行路面に対し垂直方向
の加速度成分だけを正確に検出することができるが、車
両の加速もしくは減速により発生する車両のピッチ方向
の姿勢変化(スカット、ダイブ)によって走行路面に対
し車両が前後方向に傾斜した状態においては、走行路面
に対する上下加速度センサの検出方向も走行路面に対し
前後方向に傾斜した状態となることから、この傾斜状態
で加速もしくは減速による前後方向の加減速度が車両に
作用すると、走行路面に対し平行に作用する前後方向加
減速度の分力が上下加速度センサの検出方向にも作用す
るようになるため、前後方向加減速度の分力の分だけ上
下加速度信号をドリフトさせ、これにより、車両の乗り
心地および操縦安定性を害する結果となる。
【0004】本発明は、上述の従来の問題点に着目して
なされたもので、車両の加速もしくは減速時に発生する
車両の傾斜および前後方向加減速度に基づく信号ドリフ
トを防止し、これにより、ショックアブソーバにおける
減衰力特性の制御性の悪化を防止して車両の乗り心地お
よび操縦安定性を確保することができる車両懸架装置を
提供することを目的とするものである。
なされたもので、車両の加速もしくは減速時に発生する
車両の傾斜および前後方向加減速度に基づく信号ドリフ
トを防止し、これにより、ショックアブソーバにおける
減衰力特性の制御性の悪化を防止して車両の乗り心地お
よび操縦安定性を確保することができる車両懸架装置を
提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明請求項1記載の車両懸架装置は、図1のク
レーム対応図に示すように、車体側と各車輪側の間に介
在されていて減衰力特性変更手段aにより減衰力特性を
変更可能なショックアブソーバbと、各車輪位置のばね
上上下加速度を検出するばね上上下加速度検出手段c
と、該各ばね上上下加速度検出手段cで検出された各車
輪位置のばね上上下加速度信号から車両のバウンス成分
とピッチ成分とロール成分とをそれぞれ求めるバウンス
・ピッチ・ロール成分検出手段dと、少なくとも前記バ
ウンス・ピッチ・ロール成分検出手段dで検出されたバ
ウンス成分とピッチ成分とロール成分とに基づいて各シ
ョックアブソーバbの制御信号を作成する制御信号作成
手段eと、該制御信号作成手段eで作成された各制御信
号に基づいて各ショックアブソーバbの減衰力特性を可
変制御する減衰力特性制御手段fと、車両の加速および
/または減速状態を検出する加・減速状態検出手段g
と、該加・減速状態検出手段gで車両の加速および/ま
たは減速状態が検出された時は前記制御信号作成手段e
において制御信号を作成する際の構成要素のうちバウン
ス成分を0とする補正制御手段hと、を備えている手段
とした。
めに、本発明請求項1記載の車両懸架装置は、図1のク
レーム対応図に示すように、車体側と各車輪側の間に介
在されていて減衰力特性変更手段aにより減衰力特性を
変更可能なショックアブソーバbと、各車輪位置のばね
上上下加速度を検出するばね上上下加速度検出手段c
と、該各ばね上上下加速度検出手段cで検出された各車
輪位置のばね上上下加速度信号から車両のバウンス成分
とピッチ成分とロール成分とをそれぞれ求めるバウンス
・ピッチ・ロール成分検出手段dと、少なくとも前記バ
ウンス・ピッチ・ロール成分検出手段dで検出されたバ
ウンス成分とピッチ成分とロール成分とに基づいて各シ
ョックアブソーバbの制御信号を作成する制御信号作成
手段eと、該制御信号作成手段eで作成された各制御信
号に基づいて各ショックアブソーバbの減衰力特性を可
変制御する減衰力特性制御手段fと、車両の加速および
/または減速状態を検出する加・減速状態検出手段g
と、該加・減速状態検出手段gで車両の加速および/ま
たは減速状態が検出された時は前記制御信号作成手段e
において制御信号を作成する際の構成要素のうちバウン
ス成分を0とする補正制御手段hと、を備えている手段
とした。
【0006】また、請求項2記載の車両懸架装置では、
前記補正制御手段hにおいて前記制御信号の構成要素の
うちバウンス成分を0とすると同時に、ピッチ成分の構
成比率を高めるようにした。また、請求項3記載の車両
懸架装置では、前記加・減速状態検出手段gを、ブレー
キ操作による車両の減速状態を検出するブレーキスイッ
チg1 で構成した。また、請求項4記載の車両懸架装置
では、アンチスキッド制御装置iを備え、前記加・減速
状態検出手段gを、アンチスキッド制御作動による車両
の減速状態を検出するアンチスキッド制御状態検出手段
g2 で構成した。また、請求項5記載の車両懸架装置で
は、前記加・減速状態検出手段gを、車速の変化率によ
り車両の加速および/または減速状態を検出する車速セ
ンサg3で構成した。また、請求項6記載の車両懸架装
置では、前記加・減速状態検出手段gを、車輪速の変化
率により車両の加速および/または減速状態を検出する
車輪速センサg4 で構成した。また、請求項7記載の車
両懸架装置では、前記加・減速状態検出手段gを、アク
セルの踏み込みによる車両の加速状態を検出するアクセ
ル踏込速度検出手段g5 で構成した。また、請求項8記
載の車両懸架装置では、前記バウンス・ピッチ・ロール
成分検出手段dで検出されたばね上上下加速度のバウン
ス成分とピッチ成分とロール成分とをばね上上下速度の
バウンス成分とピッチ成分とロール成分とに変換する速
度変換手段jを備え、前記制御信号作成手段eが、前記
速度変換手段jにより速度変換されたバウンス成分とピ
ッチ成分とロール成分とに基づいて各ショックアブソー
バbの制御信号を作成するように構成され、前記各ショ
ックアブソーバbの減衰力特性変更手段aが、伸行程側
および圧行程側の減衰力特性が共にソフト特性となるソ
フト領域(SS)を中心とし、圧行程側はソフト特性に
保持されたままで伸行程側の減衰力特性だけをハード特
性側に可変制御可能な伸側ハード領域(HS)と、伸行
程側はソフト特性に保持されたままで圧行程側の減衰力
特性だけをハード特性側に可変制御可能な圧側ハード領
域(SH)とを備え、前記減衰力特性制御手段fが、前
記制御信号作成手段eで作成されたばね上上下速度に基
づく制御信号の方向判別符号が0付近である時はショッ
クアブソーバbをソフト領域(SS)に制御し、上向き
の正である時は伸側ハード領域(HS)側において伸行
程側の減衰力特性を、また下向きの負である時は圧側ハ
ード領域(SH)側において圧行程側の減衰力特性をそ
れぞれその時の制御信号に応じたハード特性に可変制御
するように構成されている。
前記補正制御手段hにおいて前記制御信号の構成要素の
うちバウンス成分を0とすると同時に、ピッチ成分の構
成比率を高めるようにした。また、請求項3記載の車両
懸架装置では、前記加・減速状態検出手段gを、ブレー
キ操作による車両の減速状態を検出するブレーキスイッ
チg1 で構成した。また、請求項4記載の車両懸架装置
では、アンチスキッド制御装置iを備え、前記加・減速
状態検出手段gを、アンチスキッド制御作動による車両
の減速状態を検出するアンチスキッド制御状態検出手段
g2 で構成した。また、請求項5記載の車両懸架装置で
は、前記加・減速状態検出手段gを、車速の変化率によ
り車両の加速および/または減速状態を検出する車速セ
ンサg3で構成した。また、請求項6記載の車両懸架装
置では、前記加・減速状態検出手段gを、車輪速の変化
率により車両の加速および/または減速状態を検出する
車輪速センサg4 で構成した。また、請求項7記載の車
両懸架装置では、前記加・減速状態検出手段gを、アク
セルの踏み込みによる車両の加速状態を検出するアクセ
ル踏込速度検出手段g5 で構成した。また、請求項8記
載の車両懸架装置では、前記バウンス・ピッチ・ロール
成分検出手段dで検出されたばね上上下加速度のバウン
ス成分とピッチ成分とロール成分とをばね上上下速度の
バウンス成分とピッチ成分とロール成分とに変換する速
度変換手段jを備え、前記制御信号作成手段eが、前記
速度変換手段jにより速度変換されたバウンス成分とピ
ッチ成分とロール成分とに基づいて各ショックアブソー
バbの制御信号を作成するように構成され、前記各ショ
ックアブソーバbの減衰力特性変更手段aが、伸行程側
および圧行程側の減衰力特性が共にソフト特性となるソ
フト領域(SS)を中心とし、圧行程側はソフト特性に
保持されたままで伸行程側の減衰力特性だけをハード特
性側に可変制御可能な伸側ハード領域(HS)と、伸行
程側はソフト特性に保持されたままで圧行程側の減衰力
特性だけをハード特性側に可変制御可能な圧側ハード領
域(SH)とを備え、前記減衰力特性制御手段fが、前
記制御信号作成手段eで作成されたばね上上下速度に基
づく制御信号の方向判別符号が0付近である時はショッ
クアブソーバbをソフト領域(SS)に制御し、上向き
の正である時は伸側ハード領域(HS)側において伸行
程側の減衰力特性を、また下向きの負である時は圧側ハ
ード領域(SH)側において圧行程側の減衰力特性をそ
れぞれその時の制御信号に応じたハード特性に可変制御
するように構成されている。
【0007】
【作用】本発明請求項1記載の車両懸架装置では、車両
の急激な加速や減速が行なわれると、加・減速状態検出
手段gで車両の加速および/または減速状態が検出さ
れ、これを受けた補正制御部hでは、前記制御信号の構
成要素のうちドリフト成分が含まれたバウンス成分を0
とする補正制御が行なわれ、これにより、ドリフト成分
がキャンセルされた状態のピッチ成分とロール成分に基
づいて各ショックアブソーバbの制御信号が形成され
る。従って、信号ドリフトに基づく制御性の悪化が防止
される。
の急激な加速や減速が行なわれると、加・減速状態検出
手段gで車両の加速および/または減速状態が検出さ
れ、これを受けた補正制御部hでは、前記制御信号の構
成要素のうちドリフト成分が含まれたバウンス成分を0
とする補正制御が行なわれ、これにより、ドリフト成分
がキャンセルされた状態のピッチ成分とロール成分に基
づいて各ショックアブソーバbの制御信号が形成され
る。従って、信号ドリフトに基づく制御性の悪化が防止
される。
【0008】また、請求項2記載の車両懸架装置では、
補正制御手段hにおいて前記制御信号の構成要素のうち
バウンス成分を0とすると同時に、ピッチ成分の構成比
率が高められるもので、これにより、信号ドリフトに基
づく制御性の悪化が防止されると共に、より最適な姿勢
制御が行なわれる。
補正制御手段hにおいて前記制御信号の構成要素のうち
バウンス成分を0とすると同時に、ピッチ成分の構成比
率が高められるもので、これにより、信号ドリフトに基
づく制御性の悪化が防止されると共に、より最適な姿勢
制御が行なわれる。
【0009】また、請求項8記載の車両懸架装置では、
減衰力特性制御手段fにおいて、ばね上上下速度に基づ
く制御信号の方向判別符号が、0付近である時はショッ
クアブソーバbがソフト領域(SS)に制御され、上向
きの正である時は伸行程側の減衰力特性が、また下向き
の負である時は圧行程側の減衰力特性が、その時の制御
信号に応じたハード特性に可変制御される一方で、その
逆行程側の減衰力特性はそれぞれソフト特性に固定制御
された状態となるものであり、このため、ばね上上下速
度とばね上−ばね下間相対速度の方向判別符号が一致す
る制振域においては、その時のショックアブソーバbの
行程側の減衰力特性をハード特性側で可変制御すること
で車両の制振力を高めると共に、両者の方向判別符号が
不一致となる加振域においては、その時のショックアブ
ソーバbの行程側の減衰力特性をソフト特性にすること
で車両の加振力を弱める、といったスカイフック制御理
論に基づいた基本的な減衰力特性の切り換え制御が行な
われることになる。
減衰力特性制御手段fにおいて、ばね上上下速度に基づ
く制御信号の方向判別符号が、0付近である時はショッ
クアブソーバbがソフト領域(SS)に制御され、上向
きの正である時は伸行程側の減衰力特性が、また下向き
の負である時は圧行程側の減衰力特性が、その時の制御
信号に応じたハード特性に可変制御される一方で、その
逆行程側の減衰力特性はそれぞれソフト特性に固定制御
された状態となるものであり、このため、ばね上上下速
度とばね上−ばね下間相対速度の方向判別符号が一致す
る制振域においては、その時のショックアブソーバbの
行程側の減衰力特性をハード特性側で可変制御すること
で車両の制振力を高めると共に、両者の方向判別符号が
不一致となる加振域においては、その時のショックアブ
ソーバbの行程側の減衰力特性をソフト特性にすること
で車両の加振力を弱める、といったスカイフック制御理
論に基づいた基本的な減衰力特性の切り換え制御が行な
われることになる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図2は、本発明の実施の形態の車両懸架
装置を示す構成説明図であり、車体と4つの車輪との間
に介在されて、4つのショックアブソーバSAFL,SA
FR,SARL,SARR(なお、ショックアブソーバを説明
するにあたり、これら4つをまとめて指す場合、および
これらの共通の構成を説明する時にはただ単にSAと表
示する。また、右下の符号は車輪位置を示すもので、FL
は前輪左,FRは前輪右,RLは後輪左,RRは後輪右をそれ
ぞれ示している。)が設けられている。
いて説明する。図2は、本発明の実施の形態の車両懸架
装置を示す構成説明図であり、車体と4つの車輪との間
に介在されて、4つのショックアブソーバSAFL,SA
FR,SARL,SARR(なお、ショックアブソーバを説明
するにあたり、これら4つをまとめて指す場合、および
これらの共通の構成を説明する時にはただ単にSAと表
示する。また、右下の符号は車輪位置を示すもので、FL
は前輪左,FRは前輪右,RLは後輪左,RRは後輪右をそれ
ぞれ示している。)が設けられている。
【0011】そして、前輪左右の各ショックアブソーバ
SAFL,SAFRおよび後輪右のショックアブソーバSA
RRの近傍位置(以後、各車輪位置という)の車体には、
ばね上の上下方向加速度G(上向きで正の値、下向きで
負の値)を検出する左右前輪側ばね上上下加速度センサ
1FL,1FRおよび左右後輪側ばね上上下加速度センサ
(以後、上下Gセンサという)1RL,1RRが設けられ、
また、この図においては図示を省略したがアンチスキッ
ド制御装置の作動状態を検出するABSセンサ2が設け
られ、さらに、運転席の近傍位置には、各上下Gセンサ
1(1FL,1FR,1RL,1RR)およびABSセンサ2か
らの信号に基づき、各ショックアブソーバSAのパルス
モータ3に駆動制御信号を出力するコントロールユニッ
ト4が設けられている。
SAFL,SAFRおよび後輪右のショックアブソーバSA
RRの近傍位置(以後、各車輪位置という)の車体には、
ばね上の上下方向加速度G(上向きで正の値、下向きで
負の値)を検出する左右前輪側ばね上上下加速度センサ
1FL,1FRおよび左右後輪側ばね上上下加速度センサ
(以後、上下Gセンサという)1RL,1RRが設けられ、
また、この図においては図示を省略したがアンチスキッ
ド制御装置の作動状態を検出するABSセンサ2が設け
られ、さらに、運転席の近傍位置には、各上下Gセンサ
1(1FL,1FR,1RL,1RR)およびABSセンサ2か
らの信号に基づき、各ショックアブソーバSAのパルス
モータ3に駆動制御信号を出力するコントロールユニッ
ト4が設けられている。
【0012】以上の構成を示すのが図3のシステムブロ
ック図であって、コントロールユニット4は、インタフ
ェース回路4a,CPU4b,駆動回路4cを備え、前
記インタフェース回路4aに、前記各上下Gセンサ
1FL,1FR,1RL,1RRからのばね上上下加速度GFL,
GFR,GRL,GRR信号、および、ABSセンサ2からの
信号が入力される。
ック図であって、コントロールユニット4は、インタフ
ェース回路4a,CPU4b,駆動回路4cを備え、前
記インタフェース回路4aに、前記各上下Gセンサ
1FL,1FR,1RL,1RRからのばね上上下加速度GFL,
GFR,GRL,GRR信号、および、ABSセンサ2からの
信号が入力される。
【0013】次に、図4は、ショックアブソーバSAの
構成を示す断面図であって、このショックアブソーバS
Aは、シリンダ30と、シリンダ30を上部室Aと下部
室Bとに画成したピストン31と、シリンダ30の外周
にリザーバ室32を形成した外筒33と、下部室Bとリ
ザーバ室32とを画成したベース34と、ピストン31
に連結されたピストンロッド7の摺動をガイドするガイ
ド部材35と、外筒33と車体との間に介在されたサス
ペンションスプリング36と、バンパラバー37とを備
えている。
構成を示す断面図であって、このショックアブソーバS
Aは、シリンダ30と、シリンダ30を上部室Aと下部
室Bとに画成したピストン31と、シリンダ30の外周
にリザーバ室32を形成した外筒33と、下部室Bとリ
ザーバ室32とを画成したベース34と、ピストン31
に連結されたピストンロッド7の摺動をガイドするガイ
ド部材35と、外筒33と車体との間に介在されたサス
ペンションスプリング36と、バンパラバー37とを備
えている。
【0014】次に、図5は前記ピストン31の部分を示
す拡大断面図であって、この図に示すように、ピストン
31には、貫通孔31a,31bが形成されていると共
に、各貫通孔31a,31bをそれぞれ開閉する圧側減
衰バルブ20および伸側減衰バルブ12が設けられてい
る。また、ピストンロッド7の先端に螺合されたバウン
ドストッパ41には、ピストン31を貫通したスタッド
38が螺合して固定されていて、このスタッド38に
は、貫通孔31a,31bをバイパスして上部室Aと下
部室Bとを連通する流路(後述の伸側第2流路E,伸側
第3流路F,バイパス流路G,圧側第2流路J)を形成
するための連通孔39が形成されていて、この連通孔3
9内には前記流路の流路断面積を変更するための調整子
40が回動自在に設けられている。また、スタッド38
の外周部には、流体の流通の方向に応じて前記連通孔3
9で形成される流路側の流通を許容・遮断する伸側チェ
ックバルブ17と圧側チェックバルブ22とが設けられ
ている。なお、この調整子40は、前記パルスモータ3
によりコントロールロッド70を介して回転されるよう
になっている(図4参照)。また、スタッド38には、
上から順に第1ポート21,第2ポート13,第3ポー
ト18,第4ポート14,第5ポート16が形成されて
いる。
す拡大断面図であって、この図に示すように、ピストン
31には、貫通孔31a,31bが形成されていると共
に、各貫通孔31a,31bをそれぞれ開閉する圧側減
衰バルブ20および伸側減衰バルブ12が設けられてい
る。また、ピストンロッド7の先端に螺合されたバウン
ドストッパ41には、ピストン31を貫通したスタッド
38が螺合して固定されていて、このスタッド38に
は、貫通孔31a,31bをバイパスして上部室Aと下
部室Bとを連通する流路(後述の伸側第2流路E,伸側
第3流路F,バイパス流路G,圧側第2流路J)を形成
するための連通孔39が形成されていて、この連通孔3
9内には前記流路の流路断面積を変更するための調整子
40が回動自在に設けられている。また、スタッド38
の外周部には、流体の流通の方向に応じて前記連通孔3
9で形成される流路側の流通を許容・遮断する伸側チェ
ックバルブ17と圧側チェックバルブ22とが設けられ
ている。なお、この調整子40は、前記パルスモータ3
によりコントロールロッド70を介して回転されるよう
になっている(図4参照)。また、スタッド38には、
上から順に第1ポート21,第2ポート13,第3ポー
ト18,第4ポート14,第5ポート16が形成されて
いる。
【0015】一方、調整子40は、中空部19が形成さ
れると共に、内外を連通する第1横孔24および第2横
孔25が形成され、さらに、外周部に縦溝23が形成さ
れている。
れると共に、内外を連通する第1横孔24および第2横
孔25が形成され、さらに、外周部に縦溝23が形成さ
れている。
【0016】従って、前記上部室Aと下部室Bとの間に
は、伸行程で流体が流通可能な流路として、貫通孔31
bを通り伸側減衰バルブ12の内側を開弁して下部室B
に至る伸側第1流路Dと、第2ポート13,縦溝23,
第4ポート14を経由して伸側減衰バルブ12の外周側
を開弁して下部室Bに至る伸側第2流路Eと、第2ポー
ト13,縦溝23,第5ポート16を経由して伸側チェ
ックバルブ17を開弁して下部室Bに至る伸側第3流路
Fと、第3ポート18,第2横孔25,中空部19を経
由して下部室Bに至るバイパス流路Gの4つの流路があ
る。また、圧行程で流体が流通可能な流路として、貫通
孔31aを通り圧側減衰バルブ20を開弁する圧側第1
流路Hと、中空部19,第1横孔24,第1ポート21
を経由し圧側チェックバルブ22を開弁して上部室Aに
至る圧側第2流路Jと、中空部19,第2横孔25,第
3ポート18を経由して上部室Aに至るバイパス流路G
との3つの流路がある。
は、伸行程で流体が流通可能な流路として、貫通孔31
bを通り伸側減衰バルブ12の内側を開弁して下部室B
に至る伸側第1流路Dと、第2ポート13,縦溝23,
第4ポート14を経由して伸側減衰バルブ12の外周側
を開弁して下部室Bに至る伸側第2流路Eと、第2ポー
ト13,縦溝23,第5ポート16を経由して伸側チェ
ックバルブ17を開弁して下部室Bに至る伸側第3流路
Fと、第3ポート18,第2横孔25,中空部19を経
由して下部室Bに至るバイパス流路Gの4つの流路があ
る。また、圧行程で流体が流通可能な流路として、貫通
孔31aを通り圧側減衰バルブ20を開弁する圧側第1
流路Hと、中空部19,第1横孔24,第1ポート21
を経由し圧側チェックバルブ22を開弁して上部室Aに
至る圧側第2流路Jと、中空部19,第2横孔25,第
3ポート18を経由して上部室Aに至るバイパス流路G
との3つの流路がある。
【0017】即ち、ショックアブソーバSAは、調整子
40を回動させることにより、伸側・圧側のいずれとも
図6に示すような特性で減衰力特性を多段階に変更可能
に構成されている。つまり、図7に示すように、伸側・
圧側いずれもソフトとした状態(以後、ソフト領域SS
という)から調整子40を反時計方向に回動させると、
伸側のみ減衰力特性を多段階に変更可能で圧側が低減衰
力特性に固定の領域(以後、伸側ハード領域HSとい
う)となり、逆に、調整子40を時計方向に回動させる
と、圧側のみ減衰力特性を多段階に変更可能で伸側が低
減衰力特性に固定の領域(以後、圧側ハード領域SHと
いう)となる構造となっている。
40を回動させることにより、伸側・圧側のいずれとも
図6に示すような特性で減衰力特性を多段階に変更可能
に構成されている。つまり、図7に示すように、伸側・
圧側いずれもソフトとした状態(以後、ソフト領域SS
という)から調整子40を反時計方向に回動させると、
伸側のみ減衰力特性を多段階に変更可能で圧側が低減衰
力特性に固定の領域(以後、伸側ハード領域HSとい
う)となり、逆に、調整子40を時計方向に回動させる
と、圧側のみ減衰力特性を多段階に変更可能で伸側が低
減衰力特性に固定の領域(以後、圧側ハード領域SHと
いう)となる構造となっている。
【0018】ちなみに、図7において、調整子40を
,,のポジションに配置した時の、図5における
K−K断面,L−L断面およびM−M断面,N−N断面
を、それぞれ、図8,図9,図10に示し、また、各ポ
ジションの減衰力特性を図11,12,13に示してい
る。
,,のポジションに配置した時の、図5における
K−K断面,L−L断面およびM−M断面,N−N断面
を、それぞれ、図8,図9,図10に示し、また、各ポ
ジションの減衰力特性を図11,12,13に示してい
る。
【0019】次に、コントロールユニット4における減
衰力特性制御作動の内容を、図14のブロック図に基づ
いて説明する。まず、B1では、左右前輪側の上下Gセ
ンサ1FL,1FRで検出された左右前輪位置におけるばね
上上下加速度GFL、GFRから、次式(1) に基づいて、前
輪側中央位置におけるバウンス成分GB-F を求める。
衰力特性制御作動の内容を、図14のブロック図に基づ
いて説明する。まず、B1では、左右前輪側の上下Gセ
ンサ1FL,1FRで検出された左右前輪位置におけるばね
上上下加速度GFL、GFRから、次式(1) に基づいて、前
輪側中央位置におけるバウンス成分GB-F を求める。
【0020】 GB-F =(GFL+GFR)/2 ・・・・・・・・・・(1) B2では、左右後輪側の上下Gセンサ1RL,1RRで検出
された左右後輪位置におけるばね上上下加速度GRL、G
RRから、次式(2) に基づいて、後輪側中央位置における
バウンス成分GB-R を求める。
された左右後輪位置におけるばね上上下加速度GRL、G
RRから、次式(2) に基づいて、後輪側中央位置における
バウンス成分GB-R を求める。
【0021】 GB-R =(GRL+GRR)/2 ・・・・・・・・・・(2) B3では、左右前輪側の上下Gセンサ1FL,1FRで検出
された左右前輪位置におけるばね上上下加速度GFL、G
FRおよび左右後輪側の上下Gセンサ1RL,1RRで検出さ
れた左右後輪位置におけるばね上上下加速度GRL、GRR
から、次式(3)に基づいて、車両のピッチ成分GP を求
める。
された左右前輪位置におけるばね上上下加速度GFL、G
FRおよび左右後輪側の上下Gセンサ1RL,1RRで検出さ
れた左右後輪位置におけるばね上上下加速度GRL、GRR
から、次式(3)に基づいて、車両のピッチ成分GP を求
める。
【0022】 GP =((GFL+GFR)−(GRL+GRR))/4 ・・・・・・・・・・(3) B4では、前後右側の上下Gセンサ1FR+1RRで検出さ
れた前後右輪位置におけるばね上上下加速度GFR+GRR
および前後左側の上下Gセンサ1FL+1RLで検出された
前後左輪位置におけるばね上上下加速度GFL+GRLか
ら、次式(4) に基づいて、車両のロール成分GR を求め
る。
れた前後右輪位置におけるばね上上下加速度GFR+GRR
および前後左側の上下Gセンサ1FL+1RLで検出された
前後左輪位置におけるばね上上下加速度GFL+GRLか
ら、次式(4) に基づいて、車両のロール成分GR を求め
る。
【0023】 GR =((GFR+GRR)−(GFL+GRL))/4 ・・・・・・・・・・(4) 即ち、前記B1〜B4で請求の範囲のバウンス・ピッチ
・ロール成分検出手段を構成させている。前記B1〜B
4に続くB5(速度変換部)では、前記ばね上上下加速
度による前輪側中央位置におけるバウンス成分GB-F 、
後輪側中央位置におけるバウンス成分GB-R 、ピッチ成
分GP 、ロール成分GR を、それぞればね上上下速度に
よる前輪側中央位置におけるバウンス成分VB-F 、後輪
側中央位置におけるバウンス成分VB-R 、ピッチ成分V
P 、ロール成分VR に変換する。
・ロール成分検出手段を構成させている。前記B1〜B
4に続くB5(速度変換部)では、前記ばね上上下加速
度による前輪側中央位置におけるバウンス成分GB-F 、
後輪側中央位置におけるバウンス成分GB-R 、ピッチ成
分GP 、ロール成分GR を、それぞればね上上下速度に
よる前輪側中央位置におけるバウンス成分VB-F 、後輪
側中央位置におけるバウンス成分VB-R 、ピッチ成分V
P 、ロール成分VR に変換する。
【0024】なお、この変換には、位相遅れ補償式を用
いるもので、この位相遅れ補償の一般式は、次の伝達関
数式(5) で表わすことができる。
いるもので、この位相遅れ補償の一般式は、次の伝達関
数式(5) で表わすことができる。
【0025】 G(S) =(AS+1)/(BS+1)・・・・・・・・(5) (A<B) そして、減衰力特性制御に必要な周波数帯(0.5 Hz〜 3
Hz )において積分(1/S)する場合と同等の位相お
よびゲイン特性を有し、低周波(〜0.05 Hz )側でのゲ
インを下げるための位相遅れ補償式として、次の伝達関
数式(6) が用いられる。
Hz )において積分(1/S)する場合と同等の位相お
よびゲイン特性を有し、低周波(〜0.05 Hz )側でのゲ
インを下げるための位相遅れ補償式として、次の伝達関
数式(6) が用いられる。
【0026】 G(S) =(0.001 S+1)/(10S+1)×γ・・・・・・・・(6) なお、γは、積分(1/S)により速度変換する場合の
信号とゲイン特性を合わせるためのゲインであり、この
発明の実施の形態ではγ=10に設定されている。その
結果、図15の(イ) における実線のゲイン特性、およ
び、図15の(ロ) における実線の位相特性に示すよう
に、減衰力特性制御に必要な周波数帯(0.5 Hz〜 3 Hz
)における位相特性を悪化させることなく、低周波側
のゲインだけが低下した状態となる。なお、図15の
(イ),(ロ) の点線は、積分(1/S)により速度変換され
たばね上上下速度信号のゲイン特性および位相特性をそ
れぞれ示している。
信号とゲイン特性を合わせるためのゲインであり、この
発明の実施の形態ではγ=10に設定されている。その
結果、図15の(イ) における実線のゲイン特性、およ
び、図15の(ロ) における実線の位相特性に示すよう
に、減衰力特性制御に必要な周波数帯(0.5 Hz〜 3 Hz
)における位相特性を悪化させることなく、低周波側
のゲインだけが低下した状態となる。なお、図15の
(イ),(ロ) の点線は、積分(1/S)により速度変換され
たばね上上下速度信号のゲイン特性および位相特性をそ
れぞれ示している。
【0027】続くB6(不要周波数成分除去部)では、
制御を行なう目標周波数帯以外の信号の絶縁性を高める
ためのバンドパスフィルタBPF処理を行なう。
制御を行なう目標周波数帯以外の信号の絶縁性を高める
ためのバンドパスフィルタBPF処理を行なう。
【0028】即ち、両バウンス成分VB-F ,VB-R につ
いては、2次のハイパスフィルタHPF(0.7 Hz)と2
次のローパスフィルタLPF(0.8 Hz)が用いられるこ
とにより処理された前輪側中央位置におけるバウンス成
分Vbfおよび後輪側中央位置におけるバウンス成分Vbr
が求められ、また、ピッチ成分VP およびロール成分V
R については、2次のハイパスフィルタHPF(0.5 H
z)と2次のローパスフィルタLPF(0.5 Hz)が用い
られることにより、処理されたピッチ成分Vp およびロ
ール成分Vr が求められる。
いては、2次のハイパスフィルタHPF(0.7 Hz)と2
次のローパスフィルタLPF(0.8 Hz)が用いられるこ
とにより処理された前輪側中央位置におけるバウンス成
分Vbfおよび後輪側中央位置におけるバウンス成分Vbr
が求められ、また、ピッチ成分VP およびロール成分V
R については、2次のハイパスフィルタHPF(0.5 H
z)と2次のローパスフィルタLPF(0.5 Hz)が用い
られることにより、処理されたピッチ成分Vp およびロ
ール成分Vr が求められる。
【0029】なお、前記各成分信号は、上向が正の値
で、下向が負の値で与えられる。
で、下向が負の値で与えられる。
【0030】続くB7(制御信号算出部)では、前輪側
と後輪側とでそれぞれ独立したバウンスゲインαf ,α
r と、ピッチゲインβ、ロールゲインrを設定すると共
に、次式 (7)〜(10)に基づいて、各車輪位置の制御信号
V(VFR,VFL,VRR,VRL)を求める演算処理が行な
われる。
と後輪側とでそれぞれ独立したバウンスゲインαf ,α
r と、ピッチゲインβ、ロールゲインrを設定すると共
に、次式 (7)〜(10)に基づいて、各車輪位置の制御信号
V(VFR,VFL,VRR,VRL)を求める演算処理が行な
われる。
【0031】 前輪右 VFR=αf・Vbf+β・ VP +r・ VR ・・・・・・・・・・・・・(7) 前輪左 VFR=αf・Vbf+β・ VP −r・ VR ・・・・・・・・・・・・・(8) 後輪右 VRR=αr・Vbr−β・ VP +r・ VR ・・・・・・・・・・・・・(9) 後輪左 VRR=αr・Vbr−β・ VP −r・ VR ・・・・・・・・・・・・(10) 即ち、このB7で請求の範囲の制御信号作成手段を構成
させている。
させている。
【0032】続くB8(目標減衰力特性ポジション算出
部)では、各制御信号V(VFR,VFL,VRR,VRL)か
ら、図16に示すフローチャートに基づいて各ショック
アブソーバSAの目標減衰力特性ポジションP(PT ,
PC )が算出される。
部)では、各制御信号V(VFR,VFL,VRR,VRL)か
ら、図16に示すフローチャートに基づいて各ショック
アブソーバSAの目標減衰力特性ポジションP(PT ,
PC )が算出される。
【0033】図16のフローチャートのステップ101
では、制御信号Vが正の値であるか否かを判定し、YE
Sであればステップ102に進んで各ショックアブソー
バSAを伸側ハード領域HSに制御し、NOであればス
テップ103に進む。
では、制御信号Vが正の値であるか否かを判定し、YE
Sであればステップ102に進んで各ショックアブソー
バSAを伸側ハード領域HSに制御し、NOであればス
テップ103に進む。
【0034】ステップ103では、制御信号Vが負の値
であるか否かを判定し、YESであればステップ104
に進んで各ショックアブソーバSAを圧側ハード領域S
Hに制御し、NOであればステップ105に進む。
であるか否かを判定し、YESであればステップ104
に進んで各ショックアブソーバSAを圧側ハード領域S
Hに制御し、NOであればステップ105に進む。
【0035】ステップ105は、ステップ101および
ステップ103でNOと判断された時、即ち、制御信号
Vの値が、0である時の処理ステップであり、この時
は、各ショックアブソーバSAをソフト領域SSに制御
する。
ステップ103でNOと判断された時、即ち、制御信号
Vの値が、0である時の処理ステップであり、この時
は、各ショックアブソーバSAをソフト領域SSに制御
する。
【0036】即ち、制御信号Vが、図17のタイムチャ
ートに示すように変化した場合、図に示すように、制御
信号Vの値が0である時には、ショックアブソーバSA
をソフト領域SSに制御する。
ートに示すように変化した場合、図に示すように、制御
信号Vの値が0である時には、ショックアブソーバSA
をソフト領域SSに制御する。
【0037】また、制御信号Vの値が正の値になると、
伸側ハード領域HSに制御して、圧側の減衰力特性をソ
フト特性に固定する一方、制御信号を構成する伸側の減
衰力特性(目標減衰力特性ポジションPT )を、次式(1
1)に基づき、制御信号Vに比例させて変更する。 PT =δT ・V ・・・・・・・・・・・・・・・・(11) なお、δT は、伸側の定数である。
伸側ハード領域HSに制御して、圧側の減衰力特性をソ
フト特性に固定する一方、制御信号を構成する伸側の減
衰力特性(目標減衰力特性ポジションPT )を、次式(1
1)に基づき、制御信号Vに比例させて変更する。 PT =δT ・V ・・・・・・・・・・・・・・・・(11) なお、δT は、伸側の定数である。
【0038】また、制御信号Vの値が負の値になると、
圧側ハード領域SHに制御して、伸側減衰力特性をソフ
ト特性に固定する一方、制御信号を構成する圧側の減衰
力特性(目標減衰力特性ポジションPC )を、次式(12)
に基づき、制御信号Vに比例させて変更する。 PC =δC ・V ・・・・・・・・・・・・・・・・(12) なお、δC は、圧側の定数である。
圧側ハード領域SHに制御して、伸側減衰力特性をソフ
ト特性に固定する一方、制御信号を構成する圧側の減衰
力特性(目標減衰力特性ポジションPC )を、次式(12)
に基づき、制御信号Vに比例させて変更する。 PC =δC ・V ・・・・・・・・・・・・・・・・(12) なお、δC は、圧側の定数である。
【0039】図14の戻り、B9(パルスモータ駆動回
路)では、前記B8で算出された目標減衰力特性Pに向
け、パルスモータ3に駆動信号が出力される。即ち、前
記B8およびB9で請求の範囲の減衰力特性制御手段を
構成させている。
路)では、前記B8で算出された目標減衰力特性Pに向
け、パルスモータ3に駆動信号が出力される。即ち、前
記B8およびB9で請求の範囲の減衰力特性制御手段を
構成させている。
【0040】次に、コントロールユニット4の減衰力特
性制御作動のうち、主にショックアブソーバSAの制御
領域の切り換え作動状態を図17のタイムチャートに基
づいて説明する。
性制御作動のうち、主にショックアブソーバSAの制御
領域の切り換え作動状態を図17のタイムチャートに基
づいて説明する。
【0041】図17のタイムチャートにおいて、領域a
は、ばね上上下速度に基づく制御信号Vが負の値(下向
き)から正の値(上向き)に逆転した状態である、この
時はまだばね上−ばね下間相対速度は負の値(ショック
アブソーバSAの行程は圧行程側)となっている領域で
あるため、この時は、制御信号Vの方向に基づいてショ
ックアブソーバSAは伸側ハード領域HSに制御されて
おり、従って、この領域ではその時のショックアブソー
バSAの行程である圧行程側がソフト特性となる。
は、ばね上上下速度に基づく制御信号Vが負の値(下向
き)から正の値(上向き)に逆転した状態である、この
時はまだばね上−ばね下間相対速度は負の値(ショック
アブソーバSAの行程は圧行程側)となっている領域で
あるため、この時は、制御信号Vの方向に基づいてショ
ックアブソーバSAは伸側ハード領域HSに制御されて
おり、従って、この領域ではその時のショックアブソー
バSAの行程である圧行程側がソフト特性となる。
【0042】また、領域bは、制御信号Vが正の値(上
向き)のままで、ばね上−ばね下間相対速度は負の値か
ら正の値(ショックアブソーバSAの行程は伸行程側)
に切り換わった領域であるため、この時は、制御信号V
の方向に基づいてショックアブソーバSAは伸側ハード
領域HSに制御されており、かつ、ショックアブソーバ
の行程も伸行程であり、従って、この領域ではその時の
ショックアブソーバSAの行程である伸行程側が、制御
信号Vの値に比例したハード特性となる。
向き)のままで、ばね上−ばね下間相対速度は負の値か
ら正の値(ショックアブソーバSAの行程は伸行程側)
に切り換わった領域であるため、この時は、制御信号V
の方向に基づいてショックアブソーバSAは伸側ハード
領域HSに制御されており、かつ、ショックアブソーバ
の行程も伸行程であり、従って、この領域ではその時の
ショックアブソーバSAの行程である伸行程側が、制御
信号Vの値に比例したハード特性となる。
【0043】また、領域cは、制御信号Vが正の値(上
向き)から負の値(下向き)に逆転した状態であるが、
この時はまだばね上−ばね下間相対速度は正の値(ショ
ックアブソーバSAの行程は伸行程側)となっている領
域であるため、この時は、制御信号Vの方向に基づいて
ショックアブソーバSAは圧側ハード領域SHに制御さ
れており、従って、この領域ではその時のショックアブ
ソーバSAの行程である伸行程側がソフト特性となる。
向き)から負の値(下向き)に逆転した状態であるが、
この時はまだばね上−ばね下間相対速度は正の値(ショ
ックアブソーバSAの行程は伸行程側)となっている領
域であるため、この時は、制御信号Vの方向に基づいて
ショックアブソーバSAは圧側ハード領域SHに制御さ
れており、従って、この領域ではその時のショックアブ
ソーバSAの行程である伸行程側がソフト特性となる。
【0044】また、領域dは、制御信号Vが負の値(下
向き)のままで、ばね上−ばね下間相対速度は正の値か
ら負の値(ショックアブソーバSAの行程は伸行程側)
になる領域であるため、この時は、制御信号Vの方向に
基づいてショックアブソーバSAは圧側ハード領域SH
に制御されており、かつ、ショックアブソーバの行程も
圧行程であり、従って、この領域ではその時のショック
アブソーバSAの行程である圧行程側が、制御信号Vの
値に比例したハード特性となる。
向き)のままで、ばね上−ばね下間相対速度は正の値か
ら負の値(ショックアブソーバSAの行程は伸行程側)
になる領域であるため、この時は、制御信号Vの方向に
基づいてショックアブソーバSAは圧側ハード領域SH
に制御されており、かつ、ショックアブソーバの行程も
圧行程であり、従って、この領域ではその時のショック
アブソーバSAの行程である圧行程側が、制御信号Vの
値に比例したハード特性となる。
【0045】以上のように、この発明の実施の形態で
は、制御信号Vとばね上−ばね下間相対速度とが同符号
の時(領域b,領域d)は、その時のショックアブソー
バSAの行程側をハード特性に制御し、異符号の時(領
域a,領域c)は、その時のショックアブソーバSAの
行程側をソフト特性に制御するという、スカイフック制
御理論に基づいた減衰力特性制御と同一の制御が、制御
信号V信号のみに基づいて行なわれることになる。そし
て、さらに、この発明の実施の形態では、ショックアブ
ソーバSAの行程が切り換わった時点、即ち、領域aか
ら領域b,および領域cから領域d(ソフト特性からハ
ード特性)へ移行する時には、切り換わる行程側の減衰
力特性ポジションは前の領域a,cで既にハード特性側
への切り換えが行なわれているため、ソフト特性からハ
ード特性への切り換えが時間遅れなく行なわれるもの
で、これにより、高い制御応答性が得られると共に、ハ
ード特性からソフト特性への切り換えはパルスモータ3
を駆動させることなしに行なわれるもので、これによ
り、パルスモータ3の耐久性向上と、消費電力の節約が
成されることになる。
は、制御信号Vとばね上−ばね下間相対速度とが同符号
の時(領域b,領域d)は、その時のショックアブソー
バSAの行程側をハード特性に制御し、異符号の時(領
域a,領域c)は、その時のショックアブソーバSAの
行程側をソフト特性に制御するという、スカイフック制
御理論に基づいた減衰力特性制御と同一の制御が、制御
信号V信号のみに基づいて行なわれることになる。そし
て、さらに、この発明の実施の形態では、ショックアブ
ソーバSAの行程が切り換わった時点、即ち、領域aか
ら領域b,および領域cから領域d(ソフト特性からハ
ード特性)へ移行する時には、切り換わる行程側の減衰
力特性ポジションは前の領域a,cで既にハード特性側
への切り換えが行なわれているため、ソフト特性からハ
ード特性への切り換えが時間遅れなく行なわれるもの
で、これにより、高い制御応答性が得られると共に、ハ
ード特性からソフト特性への切り換えはパルスモータ3
を駆動させることなしに行なわれるもので、これによ
り、パルスモータ3の耐久性向上と、消費電力の節約が
成されることになる。
【0046】次に、車両の減速時における補正制御への
切り換え制御作動の内容を、図18のフローチャートお
よび図19のタイムチャートに基づいて説明する。ま
ず、図18のフローチャートにおいて、そのステップ2
01では、ABSセンサ2からの信号により、ABS作
動中であるか否かを判定し、NO(アンチスキッド制御
装置の非作動)である時は、ステップ203に進み、前
輪側バウンスゲインαf 、後輪側バウンスゲインαr 、
ピッチゲインβ、ロールゲインγを通常の値に設定した
状態に維持させる。
切り換え制御作動の内容を、図18のフローチャートお
よび図19のタイムチャートに基づいて説明する。ま
ず、図18のフローチャートにおいて、そのステップ2
01では、ABSセンサ2からの信号により、ABS作
動中であるか否かを判定し、NO(アンチスキッド制御
装置の非作動)である時は、ステップ203に進み、前
輪側バウンスゲインαf 、後輪側バウンスゲインαr 、
ピッチゲインβ、ロールゲインγを通常の値に設定した
状態に維持させる。
【0047】一方、YES(アンチスキッド制御装置の
作動中)である時は、車両が減速状態にあるため、ステ
ップ202に進み、前記図14の制御信号算出部B7に
おいて用いられる構成要素のうち前輪側バウンスゲイン
αf および後輪側バウンスゲインαr を共に0に補正設
定すると共に、ピッチゲインβを通常設定値より大きな
値に補正設定する。
作動中)である時は、車両が減速状態にあるため、ステ
ップ202に進み、前記図14の制御信号算出部B7に
おいて用いられる構成要素のうち前輪側バウンスゲイン
αf および後輪側バウンスゲインαr を共に0に補正設
定すると共に、ピッチゲインβを通常設定値より大きな
値に補正設定する。
【0048】次に、車両の減速時における補正制御作動
の内容を、図20に基づいて説明する。 (イ)定速走行時 車両が一定の速度で走行している時は、ABSセンサ2
による信号がABS非作動状態となっているため、この
時は、前輪側バウンスゲインαf 、後輪側バウンスゲイ
ンαr 、ピッチゲインβ、ロールゲインγを通常の値に
設定した状態に維持させることにより、各ショックアブ
ソーバSAの減衰力特性が最適制御される。
の内容を、図20に基づいて説明する。 (イ)定速走行時 車両が一定の速度で走行している時は、ABSセンサ2
による信号がABS非作動状態となっているため、この
時は、前輪側バウンスゲインαf 、後輪側バウンスゲイ
ンαr 、ピッチゲインβ、ロールゲインγを通常の値に
設定した状態に維持させることにより、各ショックアブ
ソーバSAの減衰力特性が最適制御される。
【0049】(ロ)減速時 車両走行中に急ブレーキをかけた場合等のように、車両
が減速状態にある時は、図20に示すように、車両のフ
ロント側が沈み込んでリア側が浮き上がる、いわゆるダ
イブが発生し、車両が走行路面に対して傾斜した状態と
なることから、各上下Gセンサ1の検出方向軸Qも走行
路面に対する垂直方向線Hから傾斜した状態となり、こ
の傾斜状態で前後方向加速度−Gh が車両に作用する
と、走行路面に対し平行に作用する前後方向加速度−G
h の分力(Ghv)が上下Gセンサ1(1FL,1RL)の検
出方向軸Q方向にも作用し、前後方向加減速度の分力
(Ghv)の分だけ上下加速度信号を負の方向にドリフト
させることになる。
が減速状態にある時は、図20に示すように、車両のフ
ロント側が沈み込んでリア側が浮き上がる、いわゆるダ
イブが発生し、車両が走行路面に対して傾斜した状態と
なることから、各上下Gセンサ1の検出方向軸Qも走行
路面に対する垂直方向線Hから傾斜した状態となり、こ
の傾斜状態で前後方向加速度−Gh が車両に作用する
と、走行路面に対し平行に作用する前後方向加速度−G
h の分力(Ghv)が上下Gセンサ1(1FL,1RL)の検
出方向軸Q方向にも作用し、前後方向加減速度の分力
(Ghv)の分だけ上下加速度信号を負の方向にドリフト
させることになる。
【0050】そこで、この発明の実施の形態では、制御
信号Vの作成式(7) 〜(10)において、前後方向加減速度
の分力(Ghv)を含んだ両バウンス成分GB-F
(Vbf),GB-R (Vbr)の構成比率を0にすべく、バ
ウンスゲインαf ,αr の値を0に切り換え設定するこ
とにより、前後方向加減速度成分(Ghv)をキャンセル
することができる。
信号Vの作成式(7) 〜(10)において、前後方向加減速度
の分力(Ghv)を含んだ両バウンス成分GB-F
(Vbf),GB-R (Vbr)の構成比率を0にすべく、バ
ウンスゲインαf ,αr の値を0に切り換え設定するこ
とにより、前後方向加減速度成分(Ghv)をキャンセル
することができる。
【0051】また、この減速時における前後方向加速度
−Gh は、全ての上下Gセンサ1FL,1FR,1RL,1RR
に同じ大きさで働くため、前記式(3) に示すように、左
右前輪側ばね上上下加速度の和(GFL+GFR)と左右後
輪側ばね上上下加速度の和(GRL+GRR)との差である
ピッチ成分GP (Vp )、および、前記式(4) に示すよ
うに、前後右側ばね上上下加速度の和(GFR+GRR)と
前後左側ばね上上下加速度の和(GFL+GRL)との差で
あるロール成分GR (Vr )には、前後方向加減速度成
分(Ghv)がキャンセルされた状態となっている。
−Gh は、全ての上下Gセンサ1FL,1FR,1RL,1RR
に同じ大きさで働くため、前記式(3) に示すように、左
右前輪側ばね上上下加速度の和(GFL+GFR)と左右後
輪側ばね上上下加速度の和(GRL+GRR)との差である
ピッチ成分GP (Vp )、および、前記式(4) に示すよ
うに、前後右側ばね上上下加速度の和(GFR+GRR)と
前後左側ばね上上下加速度の和(GFL+GRL)との差で
あるロール成分GR (Vr )には、前後方向加減速度成
分(Ghv)がキャンセルされた状態となっている。
【0052】そこで、この発明の実施の形態では、ロー
ルゲインγを通常の値に設定した状態に維持させる一方
で、ピッチゲインβの値を通常時より大きな値に切り換
え設定することにより、バウンス成分GB-F (Vbf),
GB-R (Vbr)を用いないようにした分をピッチ成分G
P (Vp )の構成比率を高めることで補うようにしたも
のである。
ルゲインγを通常の値に設定した状態に維持させる一方
で、ピッチゲインβの値を通常時より大きな値に切り換
え設定することにより、バウンス成分GB-F (Vbf),
GB-R (Vbr)を用いないようにした分をピッチ成分G
P (Vp )の構成比率を高めることで補うようにしたも
のである。
【0053】従って、減速時においても、信号のドリフ
トが防止され、これにより、定速走行時とほぼ同じ条件
で各ショックアブソーバSAの減衰力特性制御が行なわ
れることになる。
トが防止され、これにより、定速走行時とほぼ同じ条件
で各ショックアブソーバSAの減衰力特性制御が行なわ
れることになる。
【0054】次に、余分な低周波入力による信号ドリフ
ト防止作用について説明する。
ト防止作用について説明する。
【0055】車両の制動時においては、フロント側が沈
み込んでリア側が浮き上がるいわゆる車体のダイブ現象
により車体が傾斜すると共に、この傾斜状態で車体速度
が減速されることで、減速度の分力分を、上下Gセンサ
1が下向き(負)のばね上上下加速度成分として検出
し、この継続的に入力される低周波の下向きばね上加速
度成分により、信号をドリフトさせる原因となる。
み込んでリア側が浮き上がるいわゆる車体のダイブ現象
により車体が傾斜すると共に、この傾斜状態で車体速度
が減速されることで、減速度の分力分を、上下Gセンサ
1が下向き(負)のばね上上下加速度成分として検出
し、この継続的に入力される低周波の下向きばね上加速
度成分により、信号をドリフトさせる原因となる。
【0056】なお、以上のことは、スカット現象を生じ
させる車両の急加速時や、車両が長い上り坂で加速走行
する時(この場合は、上向きのばね上上下加速度成分を
検出する)、または、長い下り坂で加速走行する時にお
いても生じ、さらには、上下Gセンサ1の信号に低周波
のDC成分が入力されることによっても生じる。
させる車両の急加速時や、車両が長い上り坂で加速走行
する時(この場合は、上向きのばね上上下加速度成分を
検出する)、または、長い下り坂で加速走行する時にお
いても生じ、さらには、上下Gセンサ1の信号に低周波
のDC成分が入力されることによっても生じる。
【0057】ところが、この発明の実施の形態では、各
上下Gセンサ1で検出された各ばね上上下加速度Gを、
各車輪位置のばね上上下速度信号に変換する速度変換手
段として、位相遅れ補償式を用いることにより、減衰力
特性制御に必要な周波数帯(0.5 Hz〜 3 Hz )における
位相特性を悪化させることなしに、低周波側のゲインだ
けを低下させたばね上上下速度信号が得られる。
上下Gセンサ1で検出された各ばね上上下加速度Gを、
各車輪位置のばね上上下速度信号に変換する速度変換手
段として、位相遅れ補償式を用いることにより、減衰力
特性制御に必要な周波数帯(0.5 Hz〜 3 Hz )における
位相特性を悪化させることなしに、低周波側のゲインだ
けを低下させたばね上上下速度信号が得られる。
【0058】従って、制動時等のように、上下Gセンサ
1の信号に余分な低周波成分が加算されるような状況に
おいても、低周波側ゲインの低下により、減衰力特性制
御作動への影響をなくすことができる。
1の信号に余分な低周波成分が加算されるような状況に
おいても、低周波側ゲインの低下により、減衰力特性制
御作動への影響をなくすことができる。
【0059】以上説明してきたように、この発明の実施
の形態の車両懸架装置では、以下に列挙する効果が得ら
れる。 バウンスゲインαf ,αr の値を0に切り換え設定
することにより、車両の減速時に発生する車両の傾斜お
よび前後方向加減速度に基づく信号ドリフトを防止する
ことができ、これにより、ショックアブソーバSAにお
ける減衰力特性の制御性の悪化を防止して車両の乗り心
地および操縦安定性を確保することができるようにな
る。
の形態の車両懸架装置では、以下に列挙する効果が得ら
れる。 バウンスゲインαf ,αr の値を0に切り換え設定
することにより、車両の減速時に発生する車両の傾斜お
よび前後方向加減速度に基づく信号ドリフトを防止する
ことができ、これにより、ショックアブソーバSAにお
ける減衰力特性の制御性の悪化を防止して車両の乗り心
地および操縦安定性を確保することができるようにな
る。
【0060】 ピッチゲインβの値を通常時より大き
な値に切り換え設定することで、より最適な姿勢制御が
可能となる。
な値に切り換え設定することで、より最適な姿勢制御が
可能となる。
【0061】 ばね上上下加速度からばね上上下速度
に変換するための手段として位相遅れ補償式を用いたこ
とで、制動時等におけるように、余分な低周波信号入力
に基づく信号ドリフトを防止し、これにより、減衰力特
性制御作動への影響をなくすことができるようになる。
に変換するための手段として位相遅れ補償式を用いたこ
とで、制動時等におけるように、余分な低周波信号入力
に基づく信号ドリフトを防止し、これにより、減衰力特
性制御作動への影響をなくすことができるようになる。
【0062】 スカイフック理論に基づいた減衰力特
性制御において、ソフト特性からハード特性への切り換
えが時間遅れなく行なわれるもので、これにより、高い
制御応答性が得られると共に、ハード特性からソフト特
性への切り換えはアクチュエータを駆動させることなし
に行なわれるもので、これにより、パルスモータ3の耐
久性向上と、消費電力の節約が可能になる。
性制御において、ソフト特性からハード特性への切り換
えが時間遅れなく行なわれるもので、これにより、高い
制御応答性が得られると共に、ハード特性からソフト特
性への切り換えはアクチュエータを駆動させることなし
に行なわれるもので、これにより、パルスモータ3の耐
久性向上と、消費電力の節約が可能になる。
【0063】以上、発明の実施の形態について説明して
きたが具体的な構成はこの発明の実施の形態に限られる
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変
更等があっても本発明に含まれる。
きたが具体的な構成はこの発明の実施の形態に限られる
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変
更等があっても本発明に含まれる。
【0064】例えば、発明の実施の形態では、加・減速
状態検出手段を、ABSセンサ(アンチスキッド制御状
態検出手段)で構成させた例を示したが、その他、ブレ
ーキ操作による車両の減速状態を検出するブレーキスイ
ッチ、車速の変化率により車両の加速および/または減
速状態を検出する車速センサ、車輪速の変化率により車
両の加速および/または減速状態を検出する車輪速セン
サ、アクセルの踏み込みによる車両の加速状態を検出す
るアクセル踏込速度検出手段等で構成することができ
る。
状態検出手段を、ABSセンサ(アンチスキッド制御状
態検出手段)で構成させた例を示したが、その他、ブレ
ーキ操作による車両の減速状態を検出するブレーキスイ
ッチ、車速の変化率により車両の加速および/または減
速状態を検出する車速センサ、車輪速の変化率により車
両の加速および/または減速状態を検出する車輪速セン
サ、アクセルの踏み込みによる車両の加速状態を検出す
るアクセル踏込速度検出手段等で構成することができ
る。
【0065】また、発明の実施の形態では、制御信号が
0の時のみソフト領域SSに制御するようにしたが、0
を中心とする所定の不感帯を設けこの不感帯の範囲内で
制御信号が推移している間は減衰力特性をソフト領域S
Sに維持させることにより、制御ハンチングを防止する
ことができる。
0の時のみソフト領域SSに制御するようにしたが、0
を中心とする所定の不感帯を設けこの不感帯の範囲内で
制御信号が推移している間は減衰力特性をソフト領域S
Sに維持させることにより、制御ハンチングを防止する
ことができる。
【0066】また、発明の実施の形態では、伸行程また
は圧行程のうちのいずれか一方の減衰力特性をハード側
で可変制御する時は、その逆工程側の減衰力特性がソフ
トに固定される構造のショックアブソーバを用いる場合
を示したが、伸行程と圧行程の減衰力特性が同時に変化
する構造のショックアブソーバを用いるシステムにも本
発明を適用することももちろん可能である。
は圧行程のうちのいずれか一方の減衰力特性をハード側
で可変制御する時は、その逆工程側の減衰力特性がソフ
トに固定される構造のショックアブソーバを用いる場合
を示したが、伸行程と圧行程の減衰力特性が同時に変化
する構造のショックアブソーバを用いるシステムにも本
発明を適用することももちろん可能である。
【0067】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明請求項1
記載の車両懸架装置では、上述のように、車体側と各車
輪側の間に介在されていて減衰力特性変更手段により減
衰力特性を変更可能なショックアブソーバと、各車輪位
置のばね上上下加速度を検出するばね上上下加速度検出
手段と、該各ばね上上下加速度検出手段で検出された各
車輪位置のばね上上下加速度信号から車両のバウンス成
分とピッチ成分とロール成分とをそれぞれ求めるバウン
ス・ピッチ・ロール成分検出手段と、少なくとも前記バ
ウンス・ピッチ・ロール成分検出手段で検出されたバウ
ンス成分とピッチ成分とロール成分とに基づいて各ショ
ックアブソーバの制御信号を作成する制御信号作成手段
と、該制御信号作成手段で作成された各制御信号に基づ
いて各ショックアブソーバの減衰力特性を可変制御する
減衰力特性制御手段と、車両の加速および/または減速
状態を検出する加・減速状態検出手段と、該加・減速状
態検出手段で車両の加速および/または減速状態が検出
された時は前記制御信号作成手段において制御信号を作
成する際の構成要素のうちバウンス成分を0とする補正
制御手段と、を備えている構成としたことで、ドリフト
成分がキャンセルされた状態のピッチ成分とロール成分
に基づいて各ショックアブソーバの制御信号が形成され
るため、車両の加速もしくは減速時に発生する車両の傾
斜および前後方向加減速度に基づく信号ドリフトが防止
され、これにより、ショックアブソーバにおける減衰力
特性の制御性の悪化を防止して車両の乗り心地および操
縦安定性を確保することができるようになるという効果
が得られる。
記載の車両懸架装置では、上述のように、車体側と各車
輪側の間に介在されていて減衰力特性変更手段により減
衰力特性を変更可能なショックアブソーバと、各車輪位
置のばね上上下加速度を検出するばね上上下加速度検出
手段と、該各ばね上上下加速度検出手段で検出された各
車輪位置のばね上上下加速度信号から車両のバウンス成
分とピッチ成分とロール成分とをそれぞれ求めるバウン
ス・ピッチ・ロール成分検出手段と、少なくとも前記バ
ウンス・ピッチ・ロール成分検出手段で検出されたバウ
ンス成分とピッチ成分とロール成分とに基づいて各ショ
ックアブソーバの制御信号を作成する制御信号作成手段
と、該制御信号作成手段で作成された各制御信号に基づ
いて各ショックアブソーバの減衰力特性を可変制御する
減衰力特性制御手段と、車両の加速および/または減速
状態を検出する加・減速状態検出手段と、該加・減速状
態検出手段で車両の加速および/または減速状態が検出
された時は前記制御信号作成手段において制御信号を作
成する際の構成要素のうちバウンス成分を0とする補正
制御手段と、を備えている構成としたことで、ドリフト
成分がキャンセルされた状態のピッチ成分とロール成分
に基づいて各ショックアブソーバの制御信号が形成され
るため、車両の加速もしくは減速時に発生する車両の傾
斜および前後方向加減速度に基づく信号ドリフトが防止
され、これにより、ショックアブソーバにおける減衰力
特性の制御性の悪化を防止して車両の乗り心地および操
縦安定性を確保することができるようになるという効果
が得られる。
【0068】また、請求項2記載の車両懸架装置では、
補正制御手段において前記制御信号の構成要素のうちバ
ウンス成分を0とすると同時に、ピッチ成分の構成比率
を高めるようにしたことにより、信号ドリフトに基づく
制御性の悪化が防止されると共に、より最適な姿勢制御
を行なうことができるようになる。
補正制御手段において前記制御信号の構成要素のうちバ
ウンス成分を0とすると同時に、ピッチ成分の構成比率
を高めるようにしたことにより、信号ドリフトに基づく
制御性の悪化が防止されると共に、より最適な姿勢制御
を行なうことができるようになる。
【0069】また、請求項8記載の車両懸架装置では、
前記バウンス・ピッチ・ロール成分検出手段で検出され
たばね上上下加速度のバウンス成分とピッチ成分とロー
ル成分とをばね上上下速度のバウンス成分とピッチ成分
とロール成分とに変換する速度変換手段を備え、前記制
御信号作成手段が、前記速度変換手段により速度変換さ
れたバウンス成分とピッチ成分とロール成分とに基づい
て各ショックアブソーバの制御信号を作成するように構
成され、前記ショックアブソーバの減衰力特性変更手段
が、伸行程側および圧行程側の減衰力特性が共にソフト
特性となるソフト領域(SS)を中心とし、圧行程側は
ソフト特性に保持されたままで伸行程側の減衰力特性だ
けをハード特性側に可変制御可能な伸側ハード領域(H
S)と、伸行程側はソフト特性に保持されたままで圧行
程側の減衰力特性だけをハード特性側に可変制御可能な
圧側ハード領域(SH)とを備え、前記減衰力特性制御
手段が、前記ばね上上下速度検出手段で検出されたばね
上上下速度信号の方向判別符号が0付近である時はショ
ックアブソーバをソフト領域(SS)に制御し、上向き
の正である時は伸側ハード領域(HS)側において伸行
程側の減衰力特性を、また下向きの負である時は圧側ハ
ード領域(SH)側において圧行程側の減衰力特性をそ
れぞれその時のばね上上下速度に応じたハード特性に可
変制御するように構成されている手段としたことで、ス
カイフック制御理論に基づいた減衰力特性制御を行なう
ことができるようになる。
前記バウンス・ピッチ・ロール成分検出手段で検出され
たばね上上下加速度のバウンス成分とピッチ成分とロー
ル成分とをばね上上下速度のバウンス成分とピッチ成分
とロール成分とに変換する速度変換手段を備え、前記制
御信号作成手段が、前記速度変換手段により速度変換さ
れたバウンス成分とピッチ成分とロール成分とに基づい
て各ショックアブソーバの制御信号を作成するように構
成され、前記ショックアブソーバの減衰力特性変更手段
が、伸行程側および圧行程側の減衰力特性が共にソフト
特性となるソフト領域(SS)を中心とし、圧行程側は
ソフト特性に保持されたままで伸行程側の減衰力特性だ
けをハード特性側に可変制御可能な伸側ハード領域(H
S)と、伸行程側はソフト特性に保持されたままで圧行
程側の減衰力特性だけをハード特性側に可変制御可能な
圧側ハード領域(SH)とを備え、前記減衰力特性制御
手段が、前記ばね上上下速度検出手段で検出されたばね
上上下速度信号の方向判別符号が0付近である時はショ
ックアブソーバをソフト領域(SS)に制御し、上向き
の正である時は伸側ハード領域(HS)側において伸行
程側の減衰力特性を、また下向きの負である時は圧側ハ
ード領域(SH)側において圧行程側の減衰力特性をそ
れぞれその時のばね上上下速度に応じたハード特性に可
変制御するように構成されている手段としたことで、ス
カイフック制御理論に基づいた減衰力特性制御を行なう
ことができるようになる。
【図1】本発明の車両懸架装置を示すクレーム対応図で
ある。
ある。
【図2】本発明の実施の形態の車両懸架装置を示す構成
説明図である。
説明図である。
【図3】本発明の実施の形態の車両懸架装置を示すシス
テムブロック図である。
テムブロック図である。
【図4】発明の実施の形態に適用したショックアブソー
バを示す断面図である。
バを示す断面図である。
【図5】前記ショックアブソーバの要部を示す拡大断面
図である。
図である。
【図6】前記ショックアブソーバのピストン速度に対応
した減衰力特性図である。
した減衰力特性図である。
【図7】前記ショックアブソーバのパルスモータのステ
ップ位置に対応した減衰力特性図である。
ップ位置に対応した減衰力特性図である。
【図8】前記ショックアブソーバの要部を示す図5のK
−K断面図である。
−K断面図である。
【図9】前記ショックアブソーバの要部を示す図5のL
−L断面およびM−M断面図である。
−L断面およびM−M断面図である。
【図10】前記ショックアブソーバの要部を示す図5の
N−N断面図である。
N−N断面図である。
【図11】前記ショックアブソーバの伸側ハード時の減
衰力特性図である。
衰力特性図である。
【図12】前記ショックアブソーバの伸側・圧側ソフト
状態の減衰力特性図である。
状態の減衰力特性図である。
【図13】前記ショックアブソーバの圧側ハード状態の
減衰力特性図である。
減衰力特性図である。
【図14】発明の実施の形態におけるコントロールユニ
ットの制御内容を示すブロック図である。
ットの制御内容を示すブロック図である。
【図15】発明の実施の形態における位相遅れ補償式を
用いて変換されたばね上上下速度信号のゲイン特性(イ)
および位相特性(ロ) を示す図である。
用いて変換されたばね上上下速度信号のゲイン特性(イ)
および位相特性(ロ) を示す図である。
【図16】発明の実施の形態におけるコントロールユニ
ットの減衰力特性制御作動の内容を示すフローチャート
である。
ットの減衰力特性制御作動の内容を示すフローチャート
である。
【図17】発明の実施の形態におけるコントロールユニ
ットの減衰力特性制御作動の内容を示すタイムチャート
である。
ットの減衰力特性制御作動の内容を示すタイムチャート
である。
【図18】発明の実施の形態におけるコントロールユニ
ットの制御作動のうち車両減速時における補正制御への
切り換え制御作動の内容を示すフローチャートである。
ットの制御作動のうち車両減速時における補正制御への
切り換え制御作動の内容を示すフローチャートである。
【図19】発明の実施の形態におけるコントロールユニ
ットの制御作動のうち車両減速時における補正制御への
切り換え制御作動の内容を示すタイムチャートである。
ットの制御作動のうち車両減速時における補正制御への
切り換え制御作動の内容を示すタイムチャートである。
【図20】発明の実施の形態における補正制御の内容を
説明するための減速時の車両状態を示す側面図である。 a 減衰力特性変更手段 b ショックアブソーバ c ばね上上下速度検出手段 d バウンス・ピッチ・ロール成分検出手段 e 制御信号作成手段 f 減衰力特性制御手段 g 加・減速状態検出手段 g1 ブレーキスイッチ g2 アンチスキッド制御状態検出手段 g3 車速センサ g4 車輪速センサ g5 アクセル踏込速度検出手段 h 補正制御手段 i アンチスキッド制御装置 J 速度変換手段
説明するための減速時の車両状態を示す側面図である。 a 減衰力特性変更手段 b ショックアブソーバ c ばね上上下速度検出手段 d バウンス・ピッチ・ロール成分検出手段 e 制御信号作成手段 f 減衰力特性制御手段 g 加・減速状態検出手段 g1 ブレーキスイッチ g2 アンチスキッド制御状態検出手段 g3 車速センサ g4 車輪速センサ g5 アクセル踏込速度検出手段 h 補正制御手段 i アンチスキッド制御装置 J 速度変換手段
Claims (8)
- 【請求項1】車体側と各車輪側の間に介在されていて減
衰力特性変更手段により減衰力特性を変更可能なショッ
クアブソーバと、 各車輪位置のばね上上下加速度を検出するばね上上下加
速度検出手段と、 該各ばね上上下加速度検出手段で検出された各車輪位置
のばね上上下加速度信号から車両のバウンス成分とピッ
チ成分とロール成分とをそれぞれ求めるバウンス・ピッ
チ・ロール成分検出手段と、 少なくとも前記バウンス・ピッチ・ロール成分検出手段
で検出されたバウンス成分とピッチ成分とロール成分と
に基づいて各ショックアブソーバの制御信号を作成する
制御信号作成手段と、 該制御信号作成手段で作成された各制御信号に基づいて
各ショックアブソーバの減衰力特性を可変制御する減衰
力特性制御手段と、 車両の加速および/または減速状態を検出する加・減速
状態検出手段と、 該加・減速状態検出手段で車両の加速および/または減
速状態が検出された時は前記制御信号作成手段において
制御信号を作成する際の構成要素のうちバウンス成分を
0とする補正制御手段と、を備えていることを特徴とす
る車両懸架装置。 - 【請求項2】前記補正制御手段において前記制御信号の
構成要素のうちバウンス成分を0とすると同時に、ピッ
チ成分の構成比率を高めることを特徴とする請求項1記
載の車両懸架装置。 - 【請求項3】前記加・減速状態検出手段が、ブレーキ操
作による車両の減速状態を検出するブレーキスイッチで
構成されていることを特徴とする請求項1または2に記
載の車両懸架装置。 - 【請求項4】アンチスキッド制御装置を備え、前記加・
減速状態検出手段が、アンチスキッド制御作動による車
両の減速状態を検出するアンチスキッド制御状態検出手
段で構成されていることを特徴とする請求項1または2
に記載の車両懸架装置。 - 【請求項5】前記加・減速状態検出手段が、車速の変化
率により車両の加速および/または減速状態を検出する
車速センサで構成されていることを特徴とする請求項1
または2に記載の車両懸架装置。 - 【請求項6】前記加・減速状態検出手段が、車輪速の変
化率により車両の加速および/または減速状態を検出す
る車輪速センサで構成されていることを特徴とする請求
項1または2に記載の車両懸架装置。 - 【請求項7】前記加・減速状態検出手段が、アクセルの
踏み込みによる車両の加速状態を検出するアクセル踏込
速度検出手段で構成されていることを特徴とする請求項
1または2に記載の車両懸架装置。 - 【請求項8】前記バウンス・ピッチ・ロール成分検出手
段で検出されたばね上上下加速度のバウンス成分とピッ
チ成分とロール成分とをばね上上下速度のバウンス成分
とピッチ成分とロール成分とに変換する速度変換手段を
備え、 前記制御信号作成手段が、前記速度変換手段により速度
変換されたバウンス成分とピッチ成分とロール成分とに
基づいて各ショックアブソーバの制御信号を作成するよ
うに構成され、 前記各ショックアブソーバの減衰力特性変更手段が、伸
行程側および圧行程側の減衰力特性が共にソフト特性と
なるソフト領域(SS)を中心とし、圧行程側はソフト
特性に保持されたままで伸行程側の減衰力特性だけをハ
ード特性側に可変制御可能な伸側ハード領域(HS)
と、伸行程側はソフト特性に保持されたままで圧行程側
の減衰力特性だけをハード特性側に可変制御可能な圧側
ハード領域(SH)とを備え、 前記減衰力特性制御手段が、前記制御信号作成手段で作
成されたばね上上下速度に基づく制御信号の方向判別符
号が0付近である時はショックアブソーバをソフト領域
(SS)に制御し、上向きの正である時は伸側ハード領
域(HS)側において伸行程側の減衰力特性を、また下
向きの負である時は圧側ハード領域(SH)側において
圧行程側の減衰力特性をそれぞれその時の制御信号に応
じたハード特性に可変制御するように構成されているこ
とを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の車両懸
架装置。
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