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JPH09171333A - 画像形成方法及びその装置 - Google Patents

画像形成方法及びその装置

Info

Publication number
JPH09171333A
JPH09171333A JP8289383A JP28938396A JPH09171333A JP H09171333 A JPH09171333 A JP H09171333A JP 8289383 A JP8289383 A JP 8289383A JP 28938396 A JP28938396 A JP 28938396A JP H09171333 A JPH09171333 A JP H09171333A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photoconductor
image
toner
image forming
intermediate transfer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8289383A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunori Numao
和則 沼尾
Kisho Kojima
紀章 小島
Masao Okubo
雅夫 大久保
Nobukazu Takahashi
延和 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP8289383A priority Critical patent/JPH09171333A/ja
Priority to US08/730,760 priority patent/US5729799A/en
Publication of JPH09171333A publication Critical patent/JPH09171333A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G21/00Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge
    • G03G21/06Eliminating residual charges from a reusable imaging member

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導電性中間転写体を通じて感光体への一次
転写による注入電荷を完全に除去し、かつ、半導電性中
間転写体への放電生成物の付着に伴う二次転写不良を回
避し、濃度差や白抜けなどの画質欠陥の発生を防止す
る。 【解決手段】 感光体1と、これに対向配設される半導
電性中間転写体2と、感光体1を帯電する帯電手段3
と、感光体1上に静電潜像を形成する露光手段4と、感
光体1と同極性のトナーで静電潜像を可視化する現像手
段5と、感光体1と逆極性のバイアスを印加してトナー
像Tを中間転写体2に転写する一次転写手段6と、転写
材7に中間転写体2上のトナー像Tを転写する二次転写
手段8とを備えたタイプにおいて、感光体1を光除電す
る光除電手段9と一次転写手段6との間に接触除電手段
10(バイアス印加手段12によるバイアスが印加され
た導電性部材11)を設け、一次転写時に感光体1に注
入された電荷を完全に除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真技術を用
いた複写機やプリンタ等の画像形成方法及びその装置に
関するもので、特に半導電性中間転写体を使用するタイ
プにおける画像形成方法及びその装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の画像形成装置としては、例
えば特開昭62−206567号公報所載のものが知ら
れている。この画像形成装置は、例えば図18に示すよ
うに、感光ドラム101の周囲に、一様帯電器102
と、レーザ露光器103と、ブラック(BK)、イエロ
(Y)、マゼンタ(M)及びシアン(C)の各色に対応
した現像器104と、半導電性の中間転写べルト105
と、一次転写用コロナ放電器106と、感光ドラム10
1上の残留トナー除去用のドラムクリーナ107と、感
光ドラム101上の残留電荷除去用のイレーズランプ1
08とを備えている。
【0003】このような画像形成装置における作像プロ
セスは、一様帯電器102にて一様帯電された感光ドラ
ム101上にレーザ露光器103にて一回転毎に各色の
トナー像Tを形成すると共に、これらのトナー像Tを感
光ドラム101と同期回転する中間転写べルト105上
で重ね合わせ、この重ね合わされた多重トナー像Tを改
めて中間転写べルト105から転写紙109へ二次転写
して所望の画像を転写紙109上に形成するというもの
である。
【0004】また、この作像プロセスに係る一次転写工
程は、一次転写部位において、コロナ放電器106を用
いて半導電性の中間転写べルト105の裏面側からトナ
ーの帯電極性と逆極性の電圧が印加されて、感光ドラム
101上トナー像Tが中間転写べルト105に静電的に
吸引されることにより行なわれる。
【0005】ところで、本従来例において、中間転写べ
ルト105としては、絶縁性でなく半導電性のものが用
いられているが、これは以下のような理由によるもので
ある。
【0006】仮に、中間転写べルト105として絶縁性
のものを用いるとすると、一次転写時に中間転写ベルト
105の内側からコロナ放電器により印加される電荷
が、逃げずに中間転写ベルト105の裏面側に貯えられ
ることになる。従って、中間転写ベルト105の内側に
前記コロナ放電器と逆極性の電圧が印加できる除電器を
設ける必要がある。
【0007】ところが、除電器を設けて、仮に各像形成
サイクル毎に除電するようにすると、前記除電器による
印加電圧の極性と、中間転写ベルト105上に一次転写
されるトナー像の極性とが同極性である故に反発電界が
生じるため、中間転写ベルト105上の一次転写トナー
像が像破壊を起こすことになってしまう。
【0008】一方、仮に中間転写ベルト105上の一次
転写トナー像が存在しないタイミング、例えば、設定枚
数分のコピージョブ毎に除電するようにすると、複数回
分のコロナ放電器による印加電圧が、中間転写ベルト1
05の裏面側に貯えられてチャージアップするため、大
型且つ高価な除電器を設けなければならず、結局、絶縁
性の中間転写ベルト105は実用化することが困難であ
る。
【0009】これに対し、半導電性の中間転写ベルト1
05を用いるようにすれば、コロナ放電器による印加電
圧が、逃げずに中間転写ベルト105の裏面側に貯えら
れるようなことはなく、また、コロナ放電器と別に除電
器を設ける必要もない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このような訳で、中間
転写ベルト105として半導電性のものが用いられるよ
うになったのであるが、中間転写ベルト105が半導電
性であるが故に、感光ドラム101への電荷注入による
画質欠陥が生ずるという新たな技術的課題が見出され
た。
【0011】この画質欠陥は、中間転写ベルト105が
半導電性である場合にコロナ放電器からの放電電荷が中
間転写ベルト105を通り抜けることに起因していると
考えられる。即ち、図19に示すように、中間転写ベル
ト105が絶縁性であるか半導電性であるか、又は、感
光ドラム101上が非画像部であるか画像部であるかの
差異によって、同じバイアス電圧が印加されても、感光
ドラム101表面への電荷注入量に差ができる。同図に
よれば、中間転写ベルト105が半導電性である場合の
方が絶縁性である場合に比べ、より多くコロナ放電器か
らの放電電荷が通り抜け、また、非画像部の方が画像部
に比べ、より多くコロナ放電器からの放電電荷が通り抜
けるものと推察される。
【0012】図20は、一次転写前後における感光ドラ
ム101の電位変動を調べたものであり、具体的には一
次転写前における感光ドラム101の電位を約−600
V〜約−200Vの間で変動させた場合の一次転写後の
感光ドラム101の電位の動きを示している。同図によ
れば、半導電性中間転写ベルト105を用いた場合(折
れ線A)は、絶縁性中間転写ベルト105を用いた場合
(折れ線B)に比べて、感光ドラム101表面にかなり
多くの電荷が注入されていることが示されている。
【0013】また、図21は、画像部及び非画像部にお
ける感光ドラム101の経時的電位変動を調べたもので
あり、具体的には帯電後、露光後、転写印加後、再帯電
後、再露光後の各時点における感光ドラム101表面の
電位の動きを示している。同図によれば、感光ドラム1
01表面に対する非画像部の注入電荷量(図示矢線B)
は、画像部の注入電荷量(図示矢線A)に比べて、相当
大きくなっており、また、感光ドラム101一周後の再
帯電時においては、非画像部であった部分は帯電目標値
まで上昇しない点が示されている。
【0014】更に、図22は、図20の場合において、
一次転写電流値Idynを20μA〜35μAの範囲で
段階的に変動させた場合に対する影響を調べた結果を示
している。同図によれば、一次転写電流値をIdyn=
20μA〜35μAの範囲で段階的に上昇させるのに伴
い、一次転写後の感光ドラム101の電位は、感光体特
性が負極性である場合にあっては、更に正極側に変化す
る点が示されている。
【0015】従って、感光ドラム101上のトナー像を
順次中間転写ベルト105上に多重転写して多重トナー
像を得るカラー画像形成装置において、通常行なわれる
方法である、一次転写で印加する転写電流値を各色サイ
クル毎に順次上昇させていく場合、一次転写電流値を上
昇させるのに伴い、感光体特性と逆極性の電荷が感光ド
ラム101上に残留し易くなるものであり、逆極性電荷
の残留に伴う画質欠陥が顕著に現れ易くなる。
【0016】ここで、図23を用いて、このような画質
欠陥が発生する過程のメカニズムについて、より具体的
に述べる。
【0017】同図は、本従来例において、例えば感光ド
ラム101が二回転する間にA3サイズの画像を形成す
る場合について模式的に示したものであり、A3サイズ
の画像を形成するために、(a)トナー像形成工程(帯
電、露光、現像)、(b)一次転写工程、(c)除電工
程、(d)帯電工程、(e)露光工程にて画像形成が行
なわれるようになっている。以下、各工程について説明
する。
【0018】(a)トナー像形成工程(帯電、露光、現
像) 一様帯電器102により電位VHに一様に帯電された感
光ドラム101上の画像部に対応する部位にレーザ露光
器103が露光すると、電位の最も低い箇所で電位VL
の静電潜像が形成される。この静電潜像は、直ちに現像
器104により、可視化されてトナー像Tが形成され
る。
【0019】(b)一次転写工程 感光ドラム101一周目において、このトナー像Tを一
次転写すべく、一次転写部位で、コロナ放電器106に
より半導電性の中間転写べルト105の裏面側から感光
ドラム101表面の帯電極性と逆極性の電圧が印加され
ると、前記印加電圧が中間転写べルト105を通り抜け
て感光ドラム101表面の感光体層に注入される。
【0020】この時、非画像部に対応する部位にはトナ
ーがないために感光ドラム101表面に直接電荷注入さ
れるのに対し、画像部に対応する部位(静電潜像部)に
はトナーがあるため感光ドラム101表面に電荷注入さ
れる量が非画像部に比べて少ない。
【0021】従って、感光ドラム101表面の画像部に
対応する部位における電位は、電位VLから電位VL’
へわずかに変動するのに対し、非画像部に対応する部位
では、電位VHから電位VH’へと大きく変動する。
【0022】(c)除電工程 感光ドラム101の回動に伴いイレーズランプ108に
より光除電される。この時、マイナス電荷をもつ前記画
像部に対応する部位における電位は、略0Vまで除電さ
れるが、プラスの電荷をもつ前記画像部に対応する部位
における電位はそのまま残留することになる。
【0023】(d)帯電工程 感光ドラム101が二周目に入り、感光ドラム101表
面を規定のVHに一様に帯電すべく、再び一様帯電器1
02にて帯電するが、一周目の非画像部においてプラス
電位が残留するため、電位VHを目標に帯電するが、目
標値に届かず、帯電電位にムラが発生する。
【0024】(e)露光工程 帯電電位にムラがあるまま、レーザ露光器103により
露光すると露光後の電位に帯電電位のムラがそのまま含
まれた状態で電位が形成されるため、非画像部と画像部
とで濃度差(所謂現像ゴースト)ができ、画質欠陥が発
生することになる。
【0025】上述したような画質欠陥を防止するため
に、例えば図18に示すように、感光ドラム101に対
向して除電用コロナ放電器110を配設し、この除電用
コロナ放電器110の放電ワイヤに感光ドラム101の
帯電極性と同極性のバイアス電圧を印加することによっ
て、画質欠陥の原因となる感光ドラム101表面の感光
体層に注入された電荷を除去するようにしたものが考え
られる。
【0026】しかしながら、除電用コロナ放電器110
を用いて、感光ドラム101表面を除電する方式におい
て、同一画像(例えばSOLID部及び周辺背景部(白紙部
分))をランニングした後に全面ハーフトーン画像を形
成するという実験を行ったところ、画像部だった所と非
画像部だった所(背景部)とで濃度差が発生(非画像部
だった所で濃度低下が発生)し、極端な場合には出力画
像の一部が白抜けするという新たな技術的課題が見い出
された。この種の技術的課題の原因としては、感光ドラ
ム101へのコロナ放電照射により多量のオゾンが発生
し、このオゾンによる放電生成物(NOxなど)が非画
像部に対応する中間転写べルト105表面に付着し、そ
の付着部分では中間転写ベルト105表面とトナーの付
着力とが増大してトナー像の転写性が悪化し、二次転写
不良につながるものと考えられる。
【0027】本発明は、以上の技術的課題を解決するた
めになされたものであって、半導電性中間転写体を通じ
て感光体層に注入された電荷を確実に除去することによ
り、感光体を再帯電する際における帯電ムラをなくし、
しかも、半導電性中間転写体への放電生成物の付着に伴
う二次転写不良を回避し、もって、濃度差や白抜けとい
う画質欠陥のない良好な画像を形成することが可能な画
像形成方法及びその装置を提供するものである。
【0028】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明に係る画
像形成方法は、図1に示すように、表面が光導電性層か
らなる感光体1上を帯電手段3にて一様に帯電する帯電
工程と、前記感光体1上に露光手段4にて画情報に応じ
た静電潜像を形成する露光工程と、感光体1の極性と同
極性のトナーが収容された現像手段5にて前記静電潜像
を可視化してトナー像Tを形成する現像工程と、一次転
写手段6にて前記感光体1の極性と逆極性の電位に半導
電性中間転写体2を帯電して前記トナー像Tを前記中間
転写体2に転写する一次転写工程と、二次転写手段8に
て転写材7に前記中間転写体2上の前記トナー像Tを転
写する二次転写工程とを備えた画像形成方法において、
バイアス印加手段12にてバイアスが印加される導電性
部材11を感光体1上に接触させて一次転写後の感光体
1に残留する電位を除電する接触除電工程の後に、光除
電手段9にて光除電する光除電工程を備えたことを特徴
としている。
【0029】このような画像形成方法を具現化する装置
発明は、図1に示すように、表面が光導電性層からなる
感光体1と、この感光体1に対向して配設される半導電
性中間転写体2と、前記感光体1上を一様に帯電する帯
電手段3と、前記感光体1上に画情報に応じた静電潜像
を形成する露光手段4と、感光体1の極性と同極性のト
ナーで前記静電潜像を可視化してトナー像Tを形成する
現像手段5と、前記感光体1の極性と逆極性の電位に前
記中間転写体2を帯電することにより前記トナー像Tを
中間転写体2に転写する一次転写手段6と、転写材7に
前記中間転写体2上の前記トナー像Tを転写する二次転
写手段8とを備えた画像形成装置において、感光体1に
近接する部位であって前記一次転写手段6に対応する部
位の感光体1回動方向下流側に配設される光除電手段9
と、感光体1の近傍であって前記一次転写手段6に対応
する部位と光除電手段9との間に接触除電手段10とを
備え、前記接触除電手段10は、感光体1上に接触する
導電性部材11と、この導電性部材11に一次転写後の
感光体1に残留する電位を除電するためのバイアスが印
加されるバイアス印加手段12とからなることを特徴と
している。
【0030】このような技術的手段において、感光体1
は、その帯電特性が負極性であるか、正極性であるかは
問わず、また、その構成についても、ドラム状、ベルト
状などの形態、露光方法等の形式を問わない。
【0031】また、半導電性中間転写体2としては、ト
ナー像を一時的に保持することができる半導電性(10
6〜1014Ω・cm程度)のものであれば、ドラム状、
べルト状などの形態は問わない。尚、弾性材料からなる
無端状のベルトを用いる場合、例えばアクリル、塩化ビ
ニル、ポリイミド、ポリカーボネイト、ポリウレタン、
ポリエステル、ナイロン、PVdF等の樹脂又は各種ゴ
ムにカーボンブラック等の帯電防止剤を適当量含有させ
たものが用いられる。
【0032】更に、現像手段5としては、帯電手段3及
び露光手段4により感光体1上に形成される静電潜像を
トナーにより可視化できれば、単色画像形成装置である
か、多色画像形成装置であるかは問わない。
【0033】更にまた、一次転写手段6としては、半導
電性中間転写体2の裏面側から感光体1に向けてバイア
ス電圧を印加することにより、感光体1上のトナー像T
を半導電性中間転写体2上に転写できるものであればよ
く、通常、コロナ放電器等が用いられる。
【0034】また、接触除電手段10のうち、導電性部
材11は、感光体1にバイアス電圧を印加するための電
極部材として機能すればよいが、感光体1表面に極力傷
をつけないようにする観点からすれば、導電性部材11
としてポリイミド又はポリカーボネイトを材料とする導
電性フィルムを用い、且つ、感光体1との接触幅が3m
m以下となるようにするか、又は、導電性部材11の先
端部を除く腹部が感光体1と接触するようにすることが
好ましい。
【0035】更に、導電性部材11がより安定した機能
性を発揮する電極部材として構成される観点からすれ
ば、導電性部材11の表面抵抗率が102〜1011Ω/
□であることが好ましい。
【0036】更にまた、感光体1上の残留トナーを剥
離、除去するクリーニング手段が設けられている場合に
おいて、画像形成装置を小型化及び低価格化する観点か
らすれば、別に導電性部材11を用いないで、従前のク
リーニング手段に付設されるトナー受け部材を導電性部
材11として兼用するようにすることが好ましい。この
ようにすれば、部品点数の低減のみならず、クリーニン
グ手段で回収する廃トナーをも除電することが可能であ
る。
【0037】また、接触除電手段10のうち、バイアス
印加手段12は、直流バイアスのみ印加できるものでも
よいし、直流バイアスに交流バイアスを重畳印加するよ
うにしてもよい。ここで、画質欠陥が生じないようにす
る観点からすれば、例えば負極性感光体1を使用するタ
イプにおいて、直流バイアスのみ印加する場合にあって
は−0.8kV〜−2.0kVの直流電圧とし、又は、
直流バイアスに交流バイアスを重畳印加する場合にあっ
てはpeak to peak電圧が1.0kV〜4.
1kVの交流電圧と−0.6kV〜−2.0kVの直流
電圧を合わせることが好ましい。尚、正極性感光体1を
使用するタイプにおいては、同極性の直流電圧、又は、
交流電圧重畳の直流電圧を所定の範囲で用いるようにす
ればよい。
【0038】更に、感光体1の経時的疲労を助長させな
いようにする観点からすれば、バイアス印加手段12を
用いて、導電性部材11にバイアス電圧を印加するタイ
ミングは、例えば一次転写手段6による帯電時のみとす
ることが好ましい。
【0039】更にまた、導電性部材11に印加するバイ
アス電圧は一定でもよいが、感光体1の疲労に応じて除
電が不十分になり易く、特に、バイアス電圧を最初から
大きく設定しすぎると、感光体1の疲労の程度が大きい
点で好ましくない。そこで、感光体1の疲労程度を最小
限に抑えながら、より確実且つ十分に感光体1の除電を
行なおうとする観点からすれば、導電性部材11に印加
するバイアス電圧は、感光体1が経時的に疲労していく
のに伴って大きくしていくことが好ましい。
【0040】また、コロナ放電器のような感光体に非接
触であるタイプの除電手段を用いる代わりに、感光体に
接触であるタイプの除電手段を用いること自体は公知と
言えるかも知れない。
【0041】しかしながら、本発明に係る「接触除電手
段」は公知の接触除電技術とは全く無関係であり、この
関係について補足する。即ち、接触除電技術について
は、例えば特開平5−224575号公報、特開平5−
31540号公報に開示されている。
【0042】特開平5−224575号公報は、クリー
ニングブレード及びフィルムシールの少なくとも一方を
導電性として、感光体表面に接触配置することで、輸
送、移動時における振動や衝撃による感光体とクリーニ
ングブレード及びフィルムシールとの摩擦による静電気
が感光体に注入されないようにすることにより、画質欠
陥を防止しようとするものである。
【0043】また、特開平5−313540号公報は、
感光体に導電性フィルムを接触配置した上で、感光体の
クリーニング装置に達する以前のタイミングにて電圧を
印加し、感光体上に残留するキャリアの電荷を除去する
ことにより、感光体表面とキャリアとの電気的付着力を
低減させ、クリーニング時における剥離動作を容易に
し、クリーニング性能を向上させることを目的としたも
のである。
【0044】これらは、いずれも感光体に導電性部材を
接触配置して、感光体上の静電気を除電するものである
が、除電の対象が、特開平5−224575号公報では
振動や衝撃による生ずる静電気であり、また、特開平5
−313540号公報では感光体上のキャリアの電荷で
ある。従って、従来公知の接触除電技術には、一次転写
時における半導電性中間転写体を通じての感光体への注
入電荷をリセットし、かつ、半導電性中間転写体への放
電生成物の付着による二次転写不良を回避するという本
発明の前提となる課題認識はなく、よって、従来の接触
除電技術は本発明の「接触除電手段」とは無関係であ
る。
【0045】上述したような技術的手段において、図1
の装置発明の作用を説明する。但し、ここでは説明の便
宜上、感光体1が負帯電する特性をもっているものとす
る。
【0046】先ず、感光体1の回動に伴い、帯電手段3
が感光体1上を負極性に帯電すると、露光手段4は、感
光体1上に静電潜像を形成する。すると、前記静電潜像
が現像手段5にて可視化され、感光体1上にトナー像T
が形成される。
【0047】次に、前記トナー像Tは、感光体1の回動
に伴い一次転写部位近傍に搬送されると、一次転写手段
6にて半導電性中間転写体2の裏面側から正極性の電圧
が印加されて半導電性中間転写体2上に転写される。
【0048】すると、中間転写体2が半導電性であるた
め、この一次転写手段6による転写電圧が中間転写体2
を通過して感光体1に注入される。この時、負極性であ
った感光体1に正極性の電圧が注入されて、比較的注入
量の多いトナーが載っていない非画像部等では、正極性
の電荷が残留する。
【0049】続いて、感光体1上の転写電圧が注入され
た部位が、感光体1の回動に伴い、接触除電手段10の
導電性部材11近傍に搬送されると、バイアス印加手段
12により負極性のバイアス電圧が導電性部材11を介
して感光体1に印加される。すると、一部の領域におい
て、正極性の電荷が残留する感光体1の電位が、再び負
極性に戻される。更に、全て負極性になった感光体1上
の電位は、光除電手段9にて光除電されて全ての領域が
リセットされる。
【0050】また、半導電性中間転写体2上のトナー像
Tは二次転写手段8にて転写材7に二次転写される。こ
のとき、接触除電手段10はコロナ放電方式を用いてい
ないので、多量のオゾンが発生することはなく、非画像
部に対応する半導電性中間転写体2にオゾンによる放電
生成物(NOxなど)が付着することはない。このた
め、同一画像をランニングした後に全面ハーフトーン画
像を形成するとしても、半導電性中間転写体2上の全面
ハーフトーン画像のトナーの付着力が同一画像の非画像
部に対応した箇所に応じて局部的に増大することはな
く、全面ハーフトーン画像は均一な濃度差で白抜けする
ことなく転写材7に転写される。
【0051】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の形態
に基づいてこの発明を詳細に説明する。 ◎実施の形態1 図2はこの発明が適用されたカラー画像形成装置の実施
の形態1を示す。同図において、符号21は負極性の感
光ドラム(OPC−IR)、22は感光ドラム21を予
め帯電する一様帯電器、23は帯電された感光ドラム2
1上に静電潜像を書き込むレーザ露光器、24〜27は
前記感光ドラム21に対向する現像位置に離接自在な現
像器(24はブラック用現像器、25はイエロ用現像
器、26はマゼンタ用現像器、27はシアン用現像器)
である。
【0052】また、符号28は感光ドラム21表面に当
接するように配設され、且つ、複数のロール(図示符号
なし)に張架されて矢印B方向へ回動する中間転写べル
トであり、本実施の形態では、例えばポリカーボネイト
にカーボンブラック、即ち、帯電防止剤を適当量含有さ
せ、厚さ0.1mm、体積抵抗率は1010Ω・cmのも
のを用いている。
【0053】更に、符号29は感光ドラム21上の各色
トナー像Tを中間転写べルト28に一次転写させるため
のコロナ放電器、30は感光ドラム21上の残留トナー
を除去するドラムクリーナ、31は感光ドラム21の帯
電極性と同極性の電圧を印加して感光ドラム21上の残
留電位を除電する接触除電装置、32は最終的に感光ド
ラム21上の電位を光照射により略0にするイレーズラ
ンプである。
【0054】更にまた、符号33は二次転写用のバイア
スが印加される転写ロール、33aは前記転写ロール3
3に常時当接して転写ロール33表面の付着トナーを剥
離するポリウレタンゴム製のクリーニングブレード、3
4は中間転写べルト28の裏面側に配設されて前記転写
ロール33の対向電極をなす導電性ロール、35は転写
紙、36は転写紙35を所定のタイミングで二次転写部
位に搬出するフィードロール、37はフィードロール3
6により搬出された転写紙35を二次転写部位へ搬送案
内する搬送ガイドロール、38は所定サイズの転写紙3
5を供給する転写紙供給トレイ、39は中間転写ベルト
28に静電付着した転写紙35を強制剥離する剥離爪、
40は中間転写べルト28上に残留する残留トナーを剥
離、除去するためのべルトクリーナである。
【0055】図2において、接触除電装置31は、感光
ドラム21の周囲であって、中間転写べルト28が感光
ドラム21に対向する一次転写部位と一様帯電器22と
の間に配設されるイレーズランプ32に対して、感光ド
ラム21の回動方向上流側に配設されている。
【0056】この接触除電装置31は、図3に示すよう
に、導電性フィルム43にスイッチ42を介して直流電
源41を接続したものであり、スイッチ42を開閉する
ことにより、導電性フィルム43にバイアス電圧が選択
的に印加されるようになっている。
【0057】同図において、導電性フィルム43は、断
面が略L型の形状をしており、横方向に延びる部分のう
ち先端部を除く腹部が感光ドラム21に当接して配置さ
れている。
【0058】本実施の形態において、導電性フィルム4
3としては、例えば、厚さ50〜300μm、表面抵抗
率106Ω/□のポリカーボネイトにカーボンブラック
等の帯電防止剤を適当量含有させたものを用いている。
【0059】ここで、導電性フィルム43にポリカーボ
ネイトを用いた理由は、表1(感光体傷による画質上の
スジ:発生せず…○、若干発生…△、発生…×)に示す
ように、導電性フィルムとして数種類の材料毎に感光ド
ラム21表面の傷による画質欠陥(スジ)を調べたとこ
ろ、最も良好な結果が得られたこと、また、表2に示す
ように、導電性フィルム43の機械特性として、感光ド
ラム21に対する経時的弾性劣化を防止する上で充分な
もの、具体的には、ヤング率200(kg/mm2)以
上且つ引張強度550(kg/cm2)以上が必要なこ
とに基づくものである。
【0060】
【表1】
【0061】
【表2】
【0062】また、導電性フィルム43の表面抵抗率と
して、106Ω/□のものを用いた理由は、図4に示す
実験データに基づくものである。同図において、直線A
は低抵抗のため感光ドラム21にリークする表面抵抗率
の限度であり、直線Bは、高抵抗のため感光ドラム21
に注入した電荷を除電できるだけの電流が流れない表面
抵抗率の限度である。即ち、同図において、導電性フィ
ルム43の表面抵抗率の許容範囲が、102〜1011Ω
/□であることを示している。従って、本実施の形態に
おいて、導電性フィルム43の表面抵抗率としては、前
記許容範囲内である例えば106Ω/□のものを用いる
こととした。
【0063】また、本実施の形態において、この当接部
における接触幅は、L=3mm以下となるように設定さ
れているが、これは、図5に示すように、感光ドラム2
1表面の傷レベルの許容範囲に対応する前記接触幅が3
mmであるという実験データに基づくものである。
【0064】更に、本実施の形態において、感光ドラム
21表面に印加するバイアス電圧は、−0.8〜−2.
0kVにする必要があるが、その理由は、図6に示す実
験データに基づくものである。
【0065】同図は、導電性フィルム43への印加電圧
の変化に対する元画像部と元非画像部の濃度差を新品と
経時的に劣化した感光ドラム21の夫々について測定し
たものであり、詳しくは、感光ドラム一周目において、
感光ドラム21上で可視化した画像部と非画像部を併せ
持つトナー像Tを中間転写べルト28上に一次転写し、
更に、一次転写で感光ドラム21表面に注入された電荷
を導電性フィルム43により除電した後、感光ドラム2
1二周目において、新たにハーフトーンのトナー像を現
像、一次転写した場合における元画像部と元非画像部と
の濃度差を測定したものである。
【0066】同図において、直線Aは、目視で濃度差判
別可能な限度を示しており、直線Bは、感光ドラム21
表面に印加可能な電位の限度を示しており、直線Cは、
新品感光ドラム21で濃度差判別不可能な限度を示して
おり、直線Dは、経時的劣化感光ドラム21で濃度差判
別不可能な限度を示している。
【0067】従って、直流バイアスを用いる場合におけ
る導電性フィルム43への印加電圧は、感光ドラム21
の帯電極性と同極性の直流電圧を新品感光ドラム21で
−0.8kV〜−2.0kVとすれば許容範囲に入るも
のである。
【0068】更にまた、図7に示すように、感光ドラム
21に高電圧を印加する場合、感光ドラム21の使用サ
イクルが長くなるのに伴い経時的疲労が助長されること
になる。そこで、本実施の形態において、感光ドラム2
1をロングライフ化する観点から、導電性フィルム43
への電圧印加タイミングは、コロナ放電器による一次転
写電圧の印加時のみと設定した。
【0069】次に、図2及び図3並びに図8を用いて、
この実施の形態に係るカラー画像形成装置の作像プロセ
スについて説明する。但し、感光ドラム21表面の電位
が初期状態(全面領域に亘って略0V)になっているも
のと想定して、説明を開始する。
【0070】先ず、例えばA3サイズの画像形成をする
際、感光ドラム21一周目において、感光ドラム21
は、矢印A方向に回動しながら一様帯電器22によりそ
の表面を電位VHに一様にマイナス帯電される。次に、
レーザ露光器23により、一色目、例えばブラック画像
に対応する像露光がなされ、感光ドラム21の表面には
ブラック画像に対する電位VLの静電潜像が形成され
る。
【0071】また、前記ブラック画像に対応する静電潜
像の先端が現像位置に到達する以前のタイミングにて、
ブラック用現像器24が、感光ドラム21に近接配置さ
れ、その後磁気ブラシが静電潜像を摺擦して前記感光ド
ラム21上にブラックトナー像Tを形成する(以上帯
電、露光、現像工程については、図8(a)トナー像形
成工程参照)。
【0072】このブラックトナー像は、感光ドラム21
と前記中間転写べルト28とが当接する一次転写部位で
感光ドラム21から中間転写べルト28の表面に転写さ
れる。
【0073】即ち、一次転写部位において、コロナ放電
器29が、中間転写べルト28の裏面側から感光ドラム
21に向かって、トナーの帯電極性と逆極性のプラスの
電荷を放電すると、感光ドラム21上のブラックトナー
像Tは中間転写べルト28上に静電的に吸引されると共
に、前記放電電荷が中間転写べルト28を通り抜けて感
光ドラム21表面の感光体層に注入される。
【0074】この時、非画像部に対応する部位にはトナ
ーがないために感光ドラム21表面に直接プラス電荷が
注入されるのに対し、画像部に対応する部位にはトナー
があるため感光ドラム21表面に対するプラス電荷の注
入量が非画像部に比べて相当少ない。
【0075】従って、感光ドラム21表面の画像部に対
応する部位における電位は、電位VLから電位VL’へ
僅かに変動するのに対し、非画像部に対応する部位で
は、電位VHから電位VH’へと大きく変動し、且つ、
プラス極性の電荷が残留することになる(図8(b)一
次転写工程参照)。
【0076】続いて、感光ドラム21の回動に伴い、感
光ドラム21の潜像形成領域(トナー像形成領域)部分
が導電性フィルム43近傍に搬送されると、スイッチ4
2が閉じて、直流電源41のマイナスのバイアス電圧が
導電性フィルム43を介して感光ドラム21表面の感光
体層に印加される。すると、プラス極性の電荷が残留す
る感光体層の電位が、再び全てマイナス極性に戻される
(図8(c)接触除電工程参照)。
【0077】更に、全てマイナス極性となった感光体層
の電位は、感光ドラム21の回動に伴いイレーズランプ
32にて光除電されて全ての領域が漏れなくリセットさ
れる(図8(d)光除電工程参照)。
【0078】また、ブラックトナー像の転写を終えた前
記感光ドラム21については、その後、ドラムクリーナ
30により表面に残ったブラックトナーが掻き取られ
る。
【0079】次に、感光ドラム21が二周目に入り、二
色目、例えばイエロの画像形成工程のため、一様帯電器
22により、全ての領域が漏れなくリセットされた感光
ドラム21表面の電位は、目標電位である電位VHに一
様に帯電される。そして、レーザ露光器23によりイエ
ロ画像に対応する像露光がなされ、感光ドラム21の表
面にはイエロ画像の静電潜像が形成される。
【0080】また、ブラックトナー像の形成が終了した
後で、ブラック用現像器24の替わりにイエロ用現像器
25が前記感光ドラム21に近接配設されるように切換
えられており、前記イエロ画像に対応する静電潜像はイ
エロ用の磁気ブラシで現像される。そして、感光体ドラ
ム21と前記中間転写べルト28とが当接する一次転写
部位でコロナ放電器29の作用で、今度はブラックトナ
ー像の上にイエロトナー像が多重転写される。
【0081】イエロトナー像の転写を終えた前記感光ド
ラム21については、その後、ブラック画像形成工程と
同様にして、表面の残留トナーのクリーニングが行われ
た後、図8の除電プロセス、即ち、(a)トナー像形成
工程〜(e)帯電工程により、感光ドラム21表面の全
ての領域が漏れなくリセットされる。
【0082】一方、中間転写べルト28は、ブラック及
びイエロの多重トナー像を保持したまま次の工程に備え
る。
【0083】その後、イエロの画像形成工程同様、三色
目、例えばマゼンタの画像形成工程が行われ、最後に四
色目、例えばシアンの画像形成工程が行われるわけだ
が、各色の一次転写後毎に前記除電プロセスにより、感
光ドラム21表面が全て漏れなくリセットされるため、
リセット後の帯電電位にムラができることはない。
【0084】このようにして、最後のシアンの画像形成
工程の一次転写工程が終わると直ちに、四色の多重トナ
ー像は、中間転写べルト28が回動して転写紙35の搬
送経路に面した二次転写部位へ搬送される。
【0085】前記二次転写部位においては、転写ロール
33が中間転写べルト28に当接しており、転写紙35
は、フィードロール36により所定のタイミングで転写
紙供給トレイ38から搬出され、この転写ロール33と
中間転写べルト28との間に挟み込まれる。
【0086】すると、前記転写ロール33にトナーの帯
電極性と逆極性のバイアスが印加されて、中間転写べル
ト28に担持された多重トナー像Tは前記二次転写部位
において転写紙35に静電的に吸引され、二次転写が終
了する。
【0087】そして、多重トナー像Tが転写された転写
紙35は剥離爪39により中間転写べルト28から剥が
され、定着器(図示外)に送り込まれて多重トナー像T
の定着処理がなされる。一方、二次転写が終了した中間
転写べルト28は、べルトクリーナ40によって残留ト
ナーが剥離、除去される。
【0088】このような構成においては、前記転写ロー
ル33、剥離爪39及びべルトクリーナ40は、中間転
写べルト28と接離自在に配設されており、カラー画像
の最終色のトナー像が中間転写べルト28に一次転写さ
れる迄、これら部材は中間転写べルト28から離間して
いる。
【0089】尚、カラー画像を形成する場合は、上述し
たとおり、カラー色数分の回数繰り返すことにより多重
トナー像Tを一旦中間転写べルト28上に重ね合わせた
後に転写紙35に一括二次転写するようにしたが、単色
画像を形成する場合あっては、中間転写べルト28上に
一次転写された一色分のトナー像Tを直ちに転写紙35
に二次転写するようにすればよい。
【0090】以上のような本実施の形態に係る作像プロ
セスによれば、一次転写後に必ず除電プロセスを実行し
て感光ドラム21表面を全て漏れなくリセットすること
とし、その後に再帯電するようにしたので、帯電電位に
ムラができることはなく、画質欠陥の発生が防止され
る。
【0091】また、本実施の形態によれば、接触除電装
置31にコロナ放電方式を採用していないため、オゾン
の発生に伴う放電生成物(NOxなど)が中間転写ベル
ト28に付着することはなく、放電生成物の付着による
二次転写不良は有効に回避される。
【0092】この点の性能評価を行うために、本実施の
形態の実施モデル及び二つの比較モデルを用い、同一画
像をランニングした後に全面ハーフトーン画像を形成
し、画像部(SOLID部)と非画像部(背景部)との間の
濃度差をコピー枚数をパラメータとして測定するという
実験を行った。ここで、図9(a)は本実施の形態の実
施モデル(接触除電装置31(導電性フィルム43)を
使用)を示し、図9(b)は除電手段としてコロトロン
60を使用した比較モデル1であり、更に、図9(c)
は除電手段としてコロトロン60を使用し、更に、コロ
トロン60のシールド61の一部に補助シールド板62
を付設し、シールド61と感光ドラム21との間の隙間
を閉塞し、コロトロン60からのイオンを中間転写ベル
ト28側へ照射しないようにした比較モデル2である。
尚、図9(a)〜図9(c)は、いずれも一次転写器側
のコロナ放電の影響を完全に除く意味で、一次転写器と
して、コロナ放電器29に代えて転写ロール29’を用
いた。
【0093】実験結果を図10に示す。尚、図10中、
SOLID部と周辺部との濃度差は濃度計(X−Rite社
製404)にて測定したものである。同図において、実
施モデル(図9(a))にあっては、図10に太線で示
すように、SOLID部と周辺部との濃度差はコピー枚数が
10,000枚(10kCV)になっても、0.015
程度であり、目視で濃度差が分かるレベル(0.02
5)に至らないことが確認された。即ち、この実施モデ
ルにあっては、図11(a)に示すように、コピー枚数
が10,000枚に達しても、中間転写ベルト28上に
形成された同一画像(SOLID像及び背景部)ランニング
後に形成された転写紙35上の全面ハーフトーン画像に
濃度差が見られないことが確認された。
【0094】これに対し、比較モデル1(図9(b))
にあっては、図10に点線(N=2回)で示すように、
SOLID部と周辺部との濃度差はコピー枚数が1,500
枚(1.5kCV)前後に至った時点で目視で濃度差が
分かるレベル(0.025)に至ったことが確認され
た。即ち、この比較モデル1にあっては、図11(b)
に示すように、コピー枚数が1,500枚程度で、中間
転写ベルト28上に形成された同一画像(SOLID像及び
背景部)ランニング後に形成された転写紙35上の全面
ハーフトーン画像に濃度差が見られることが確認され
た。
【0095】また、比較モデル2(図9(c))にあっ
ては、図10に細線で示すように、SOLID部と周辺部と
の濃度差はコピー枚数が7,000枚(7kCV)前後
に至った時点で目視で濃度差が分かるレベル(0.02
5)に至ったことが確認され、実施モデルに比べて、放
電生成物の付着による二次転写不良の回避効果が少ない
ことが理解される。
【0096】◎実施の形態2 図12は、この発明が適用されたカラー画像形成装置の
実施の形態2を示すものである。尚、実施の形態1と同
様な構成要素については実施の形態1と同様な符号を付
してここではその詳細な説明を省略する。
【0097】この実施の形態2に係るカラー画像形成装
置の基本的構成は実施の形態1と略同様であるが、実施
の形態1と異なり、ドラムクリーナ30は、ハウジング
内にブレード51とトナー受け部材52とを備えてお
り、本実施の形態では、トナー受け部材52は、接触除
電装置31である導電性フィルム53として機能する。
【0098】同図において、導電性フィルム53は、感
光ドラム21の周囲であって、中間転写べルト28が感
光ドラム21に対向する一次転写部位と一様帯電器22
との間に配設されるイレーズランプ32に対して、感光
ドラム21の回動方向上流側に配設されている。
【0099】また、図13は、この実施の形態2に係る
導電性フィルム53の詳細を示したものである。同図に
おいて、導電性フィルム53は、断面が略円弧形状をし
ており、その先端部を除く腹部が感光ドラム21に当接
して配置されている。本実施の形態において、この当接
部における接触幅は、実施の形態1と同様の理由から、
L=3mm以下となるように設定されている。
【0100】また、ここで、導電性フィルム53の断面
を略円弧形状とした理由は、導電性フィルム53の感光
ドラム21に対する接触幅が、L=3mm以下であって
も、例えば図14(a)に示すように、導電性フィルム
53の先端部分が感光ドラム21に接触している、又
は、図14(b)に示すように、導電性フィルム53の
折り曲げられた腹の部分で接触している態様では、接触
面積が極めて狭い場合、感光ドラム21に傷が付き易い
ことを考慮したものである。
【0101】更に、本実施の形態に係る接触除電装置3
1は、図13に示すように、前記導電性フィルム53
に、電源54によるバイアス電圧がスイッチ55を介し
て選択的に印加され、導電性フィルム53と感光ドラム
21とが接触する部分から感光ドラム21表面にバイア
ス電圧が印加されるようになっている。
【0102】ここで、本実施の形態2においても、実施
の形態1と同様の理由から、導電性フィルム53とし
て、例えば、厚さ50〜300μm、表面抵抗率106
Ω/□のポリカーボにカーボンブラック等の帯電防止剤
を適当量含有させたものを用いている。
【0103】また、本実施の形態では、導電性フィルム
53に印加するバイアス電圧は、peak to pe
ak電圧が1.0kV〜4.1kVの交流バイアスと−
0.6kV〜−2.0kVの直流電圧とを重畳したもの
が用いられており、このような交流重畳直流バイアスを
使用する理由は、図15に示す実験データに基づくもの
である。
【0104】同図は、任意の交流バイアスに重畳する直
流成分(DC)の値の組合せを夫々変動させ、感光ドラ
ム21上の元画像部であった部位に、中間調画像を形成
した場合におけるゴーストの発生状況を実験したもので
あり、その一例を図16に示す。尚、図15において、
○,△,×はゴーストの発生状況の評価であり、○は
「未発生」、△は「軽微に発生」、×は「はっきりと発
生」を夫々意味する。
【0105】同図において、導電性フィルム53に印加
する交流重畳直流バイアス電圧が、曲線Aより小さくな
ると、画質欠陥が発生が認められるようになる。また、
直流成分が直線C(−2.0kV)以上になると、感光
ドラム21の帯電電位が−1000Vを越えてしまうこ
とになり、通常のカラー画像形成装置で用いられるOP
C−IR系の感光ドラム21では、−1000V以上の
帯電電位で感光ドラム21に悪影響を及ぼす可能性が生
じる点を考慮すれば、好ましい状況ではない。更に、交
流電圧が直線B(peak to peak電圧が4.
1kV)以上になると、導電性フィルム53が、材料の
性質上絶縁破壊を起こすことになり、穴があいたり感光
ドラム21に悪影響を及ぼすことがある。
【0106】そこで、本実施の形態では、peak t
o peak電圧が1.0kV〜4.1kVの交流バイ
アスと−0.6kV〜−2.0kVの直流成分とを合わ
せたものを用いることとした。
【0107】尚、周波数としては、図17に示すよう
に、通常、周波数が画質欠陥悪化に影響していない点を
考慮して、600Hzに設定した。
【0108】従って、この実施の形態2によれば、実施
の形態1と同様な作用を奏する他、従前よりドラムクリ
ーナ30に付設されるトナー受け部材52を導電性フィ
ルム53と兼用し、この導電性フィルム53をバイアス
が印加される接触除電装置31とすることにより、廃ト
ナーがドラムクリーナ30外部へ落下することを防止す
るだけでなく、一次転写後に感光ドラム21上に残留す
る残留トナー及びキャリアと共に、感光ドラム21に注
入される電荷の除電をすることができる。
【0109】更に、上述したバイアス電圧をトナー受け
部材52(導電性フィルム53)に印加する事で一次転
写工程によってプラスに帯電した未転写トナーもマイナ
スの電荷に再び戻される。これによリ、トナー除去部材
(ブレード51)に付着しているトナーがプラスの状態
で感光ドラム21と接触する状態が保たれる事がないの
で、感光ドラム21に悪影響を与える事はない。
【0110】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、感光体上のトナー像を半導電性中間転写体に一次転
写した後の一次転写による感光体への注入電荷を、接触
除電手段(バイアス電圧が印加される導電性部材)を感
光体表面に接触させた後、更に、光除電することにより
完全に除去するようにしたので、半導電性中間転写体を
通じて感光体に注入される電荷を確実に除去することが
可能になり、その分、感光体を再帯電する際における帯
電ムラを防止でき、帯電ムラに伴う濃度差(現像ゴース
ト)などの画像欠陥のない良好な画像を形成することが
できる。
【0111】また、本発明によれば、感光体に対する除
電手段としてコロナ放電方式を用いていないため、オゾ
ン発生による放電生成物が半導電性中間転写体表面に付
着し、付着部分の転写性が悪化する事態を有効に回避す
ることができる。このため、半導電性中間転写体への放
電生成物の付着に伴う二次転写不良を回避でき、もっ
て、濃度差や白抜けという画質欠陥のない良好な画像を
形成することができる。
【0112】更に、本発明において、導電性部材として
既存のクリーニング手段に付設されるトナー受け部材を
兼用するようにすれば、別に導電性部材を設ける必要が
ないため、画像欠陥の発生することがない安定した画像
形成が可能なだけでなく、低価格化、小型化に有利な画
像形成装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像形成方法及びその装置の概略図
である。
【図2】 実施の形態1におけるカラー画像形成装置の
概略図である。
【図3】 実施の形態1における導電性フィルムの動作
説明図である。
【図4】 実施の形態1における導電性フィルムの表面
抵抗率の許容範囲を示すグラフである。
【図5】 実施の形態1における感光体層と導電性フィ
ルムとの接触幅による感光体層の傷レベルを示すグラフ
である。
【図6】 実施の形態1における導電性フィルムに印加
する電圧に対する元画像部と元非画像部との濃度差を示
すグラフである。
【図7】 実施の形態1における感光ドラムの使用サイ
クルに対する印加電圧の増加分を示すグラフである。
【図8】 実施の形態1における除電プロセスの説明図
である。
【図9】 (a)〜(c)は実施モデル及び比較モデル
1,2を示す説明図である。
【図10】 実施モデル及び比較モデル1,2によるSO
LID部と周辺部との濃度差の関係をコピー枚数に応じて
示すグラフ図である。
【図11】 (a)は実施モデルによる同一画像ランニ
ング後の全面ハーフトーン画像の生成具合を示す説明
図、(b)は比較モデル1による同一画像ランニング後
の全面ハーフトーン画像の生成具合を示す説明図であ
る。
【図12】 実施の形態2におけるカラー画像形成装置
の概略図である。
【図13】 実施の形態2におけるトナー受け部材の動
作説明図である。
【図14】 実施の形態2におけるトナー受け部材の比
較例である。
【図15】 実施の形態2におけるトナー受け部材の印
加可能な交流重畳直流バイアスの範囲を示すグラフであ
る。
【図16】 実施の形態2における画質欠陥の一例を示
す説明図である。
【図17】 実施の形態2における画質欠陥に対する周
波数の効果を示すグラフである。
【図18】 従来例である画像形成装置の概略図であ
る。
【図19】 従来例である画像形成装置の電荷注入の原
理説明図である。
【図20】 従来例である画像形成装置の感光体層の一
次転写前後における電位変動を示すグラフである。
【図21】 従来例である画像形成装置の感光体層の経
時的電位変動を示すグラフである。
【図22】 従来例である画像形成装置の感光体層への
電荷注入における一次転写電流値の影響を示すグラフで
ある。
【図23】 従来例である画像形成装置の画質欠陥発生
メカニズムを示すグラフである。
【符号の説明】
1…感光体、2…半導電性中間転写体、3…帯電手段、
4…露光手段、5…現像手段、6…一次転写手段、7…
転写材、8…二次転写手段、9…光除電手段、10…接
触除電手段、11…導電性部材、12…バイアス印加手
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 延和 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面が光導電性層からなる感光体(1)
    上を帯電手段(3)にて一様に帯電する帯電工程と、前
    記感光体(1)上に露光手段(4)にて画情報に応じた
    静電潜像を形成する露光工程と、感光体(1)の極性と
    同極性のトナーが収容された現像手段(5)にて前記静
    電潜像を可視化してトナー像(T)を形成する現像工程
    と、一次転写手段(6)にて前記感光体(1)の極性と
    逆極性の電位に半導電性中間転写体(2)を帯電して前
    記トナー像(T)を前記中間転写体(2)に転写する一
    次転写工程と、二次転写手段(8)にて転写材(7)に
    前記中間転写体(2)上の前記トナー像(T)を転写す
    る二次転写工程とを備えた画像形成方法において、 一次転写後の感光体(1)に残留する電荷のうち、主と
    して感光体(1)と逆極性の電荷が感光体(1)に接触
    する導電性部材(11)を介して除去される接触除電工
    程の後に、光除電手段(9)にて光除電する光除電工程
    を備えたことを特徴とする画像形成方法。
  2. 【請求項2】 表面が光導電性層からなる感光体(1)
    と、この感光体(1)に対向して配設される半導電性中
    間転写体(2)と、前記感光体(1)上を一様に帯電す
    る帯電手段(3)と、前記感光体(1)上に画情報に応
    じた静電潜像を形成する露光手段(4)と、感光体
    (1)の極性と同極性のトナーで前記静電潜像を可視化
    してトナー像(T)を形成する現像手段(5)と、前記
    感光体(1)の極性と逆極性の電位に前記中間転写体
    (2)を帯電することにより前記トナー像(T)を中間
    転写体(2)に転写する一次転写手段(6)と、転写材
    (7)に前記中間転写体(2)上の前記トナー像(T)
    を転写する二次転写手段(8)とを備えた画像形成装置
    において、 感光体(1)に近接する部位であって前記一次転写手段
    (6)に対応する部位の感光体(1)回動方向下流側に
    配設される光除電手段(9)と、 感光体(1)の近傍であって前記一次転写手段(6)に
    対応する部位と光除電手段(9)との間に配設される接
    触除電手段(10)とを備え、 前記接触除電手段(10)には、感光体(1)上に接触
    する導電性部材(11)と、この導電性部材(11)に
    一次転写後の感光体(1)に残留する電位を除電するた
    めのバイアスが印加されるバイアス印加手段(12)と
    を具備させたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のものにおいて、導電性部
    材(11)は、導電性フィルムであることを特徴とする
    画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のもののうち、負極性の感
    光体(1)を用いたタイプにおいて、バイアス印加手段
    (12)にて印加されるバイアス電圧は、−0.8kV
    〜−2.0kVの直流電圧であるか、又は、peak
    to peak電圧が1.0kV〜4.1kVの交流電
    圧と−0.6kV〜−2.0kVの直流成分を合わせた
    直流重畳交流電圧であることを特徴とする画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項2記載のもののうち、感光体
    (1)上の残留トナーを剥離、除去するクリーニング手
    段が設けられているタイプにおいて、導電性部材(1
    1)が前記クリーニング手段のトナー受け部材を兼用し
    ていることを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項2記載のものにおいて、導電性部
    材(11)の先端部を除く腹部が感光体(1)と接触す
    るようになっていることを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 請求項2記載のものにおいて、導電性部
    材(11)がポリイミド樹脂又はポリカーボネイト樹脂
    である態様で、導電性部材(11)と感光体(1)との
    接触幅が3mm以下であることを特徴とする画像形成装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項2記載のものにおいて、導電性部
    材(11)の表面抵抗率が102〜1011Ω/□である
    ことを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 請求項2記載のものにおいて、バイアス
    印加手段(12)にて導電性部材(11)にバイアス電
    圧が印加されるタイミングは、一次転写手段(6)によ
    る帯電時のみとすることを特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】 請求項2記載のものにおいて、導電性
    部材(11)へ印加されるバイアス電圧は、感光体
    (1)が経時的に疲労していくのに伴い大きく可変設定
    されることを特徴とする画像形成装置。
JP8289383A 1995-10-17 1996-10-11 画像形成方法及びその装置 Pending JPH09171333A (ja)

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