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JPH09169400A - 給油装置 - Google Patents

給油装置

Info

Publication number
JPH09169400A
JPH09169400A JP33232095A JP33232095A JPH09169400A JP H09169400 A JPH09169400 A JP H09169400A JP 33232095 A JP33232095 A JP 33232095A JP 33232095 A JP33232095 A JP 33232095A JP H09169400 A JPH09169400 A JP H09169400A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refueling
oil supply
preset
oil
nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33232095A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuharu Yoyasu
光晴 与安
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokico Ltd filed Critical Tokico Ltd
Priority to JP33232095A priority Critical patent/JPH09169400A/ja
Publication of JPH09169400A publication Critical patent/JPH09169400A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は一の給油系統でプリセット給油が行
われる際、他の給油系統で2回の給油中断が行われる
と、他の給油系統の給油が終了したものと間違えてしま
ったり、給油時間が延長されるといった問題を解決する
ものである。 【解決手段】 制御装置24は、プリセットスイッチ3
7,38が操作されると、当該給油系統をプリセット給
油モードに設定すると共に、入力された数値をプリセッ
ト給油量としてメモリに記憶させる。そして、一方の給
油系統2でプリセット給油モードが設定されると、他方
の給油系統1で通常給油している場合、給油系統1の電
磁弁17と給油系統2の電磁弁18を開弁させたままポ
ンプ14のポンプモータ14aを間欠運転させてプリセ
ットされた所定の給油量が給油されるようにプリセット
調整を行う。プリセット給油終了後の給油系統2の給油
ノズル28のオープンチェックは、給油系統2の電磁弁
18の開閉により行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は給油所等において使
用され、例えば自動車の燃料タンク等へガソリンや軽油
等の油液をプリセット給油する給油装置に関する。
【0002】
【従来の技術】給油所等においては、ガソリンあるいは
軽油等の油液を自動車の燃料タンクに給油するための給
油装置が設置されている。この種の給油装置では、給油
ノズル毎にポンプを設置していたが、給油ノズル数の増
加と共にポンプ数も増加してしまって製造コストが高価
になるため、同一油種の給油ノズルであればポンプを共
用することによりポンプ数を削減していた。そのため、
従来の給油装置には、1ポンプ・2メータ方式と呼ばれ
る構成、すなわち1台のポンプから2系統の給油ノズル
に油液を送液する構成が採用されている。
【0003】この1ポンプ・2メータ方式の給油装置に
おいては、2系統の給油ノズルで同時に給油を行ってい
るとき、一の給油系統でプリセット給油が行われると、
他の給油系統で2回の給油中断が行われていた。この2
回の給油中断のうち1回目は、一の給油系統でプリセッ
ト調整を行う間他の給油系統の電磁弁を閉弁させる場
合、2回目の給油中断はプリセット給油終了後に給油ノ
ズルのノズルレバーが開弁操作位置に保持されたままか
否かを判定する間他の給油系統の電磁弁を閉弁させる場
合である。
【0004】すなわち、1ポンプ・2メータ方式の給油
装置では、一の給油系統でプリセット給油が設定される
と、給油量がプリセット値に達する直前に他の給油系統
の電磁弁を閉弁させると共にポンプの起動、停止の繰り
返しにより一の給油系統のプリセット調整を行ってい
た。そして、プリセット給油終了後に一の給油ノズルが
ノズル掛けに戻されると他の給油系統の電磁弁を閉弁さ
せると共に一の給油系統の電磁弁を所定時間開弁させて
一の給油系統の流量変化の有無から一の給油ノズルが開
弁されたままの状態であるか否かを判定していた。
【0005】図9は従来の電磁弁及びポンプモータの動
作を示すタイミングチャートである。図9において、給
油系統1で満タン給油を行い、給油系統2でプリセット
給油を行っている場合、ポンプモータはプリセット調整
及び給油ノズルのオープンチェックを行う間だけ間欠運
転される。そして、給油系統1の電磁弁は、給油系統2
でプリセット調整及び給油ノズルのオープンチェックを
行う間給油中であっても閉弁されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の給油装
置では、上記のように一の給油系統でプリセット給油が
行われる際、他の給油系統で2回の給油中断が行われて
いたため、この給油中断のときに給油所の作業者が給油
終了と判断して給油ノズルを給油口から引き抜いてしま
うことがある。その場合、給油所の作業者が給油ノズル
を持った状態でポンプの起動、停止の繰り返しが行われ
てしまうと、給油所の敷地に油液が吐出されたり、プリ
セット給油が行われていた場合は、プリセット値に達す
る前にノズル掛けに戻してしまうことがあった。
【0007】また、1回の給油中断が4〜5秒程度かか
るため、2回の給油中断が行われるとその分他の給油系
統の給油時間が延長されることになると共に、他の給油
系統の顧客から給油量表示器が見えるので、給油終了ま
での待ち時間が長く感じられるといった問題がある。
【0008】そこで、本発明は上記課題を解決した給油
装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は以下のような特徴を有する。上記請求項1
の発明は、油液を車両タンクに給油する給油ノズルを先
端に有する給油ホースと該給油ホースの基端に接続され
途中に開閉弁、流量計を有する給油配管とからなる給油
系統が複数設けられ、該複数の給油系統に接続され該複
数の給油系統に対して同時に油液を送液しうる送液手段
と、前記流量計に接続され所望の給油量の油液を車両タ
ンクに給油するために前記送液手段を駆動及び停止を繰
り返すプリセット制御手段とからなる給油装置におい
て、前記プリセット制御手段は、前記複数の給油系統に
対して同時に給油を行っているときに、一の給油系統に
対してプリセット動作を行う場合、他の給油系統の前記
開閉弁を開弁状態に維持することを特徴とするものであ
る。
【0010】従って、請求項1によれば、複数の給油系
統に対して同時に給油を行っているときに、一の給油系
統に対してプリセット動作を行う場合、他の給油系統の
開閉弁を開弁状態に維持するため、一の給油系統のプリ
セット調整を行うために他の給油系統の給油が中断され
ることを回避でき、給油中断により他の給油系統の給油
時間が延長されることを防止できる。
【0011】また、請求項2の発明は、内部に弁機構を
有し油液を車両タンクに給油するための給油ノズルと、
該給油ノズルを先端に有する給油ホースと該給油ホース
の基端に接続され途中に開閉弁、流量計を有する給油配
管とからなる給油系統が複数設けられ、該複数の給油系
統に接続され該複数の給油系統に対して同時に油液を送
液しうる送液手段と、前記給油ノズルの操作に基づき給
油作業の開始及び終了を検出して給油作業開始信号若し
くは給油作業終了信号を出力する給油作業検出手段と、
該給油作業検出手段から給油作業開始信号若しくは給油
作業終了信号が出力されたときに前記送液手段を微小時
間駆動し前記給油ノズルの弁機構が開弁しているか否か
を検知する開弁検知制御手段とからなる給油装置におい
て、前記開弁検知制御手段は、前記複数の給油系統に対
して同時に給油を行っているときに一の給油系統に対し
て開弁検知動作を行う場合、他の給油系統の前記開閉弁
を開弁状態に維持することを特徴とするものである。
【0012】従って、請求項2によれば、複数の給油系
統に対して同時に給油を行っているときに一の給油系統
に対して開弁検知動作を行う場合、他の給油系統の開閉
弁を開弁状態に維持するため、一の給油系統の開弁検知
動作を行うために他の給油系統の給油が中断されること
を回避でき、給油中断により他の給油系統の給油時間が
延長されることを防止できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明になる給
油装置の一実施例を説明する。図1は本発明になる給油
装置の一実施例の構成図、図2は給油装置に設けられた
各機器のブロック図である。
【0014】給油装置11は、1ポンプ・2メータ方式
の給油装置であり、装置本体12の内部には1台のポン
プ14と、2台の流量計15,16と、2台の電磁弁1
7,18が配設されている。また、地下タンク19に挿
入された管路20の上端は、装置本体12内に延在して
ポンプ14の吸い込み口に接続されている。そして、ポ
ンプ14の吐出口に接続された管路21は、給油系統1
の送液管路22と給油系統2の送液管路23とに分岐し
て2つの給油系統を形成している。
【0015】給油系統1の送液管路22には、流量計1
5と電磁弁17とが配設され、給油系統2の送液管路2
3には、流量計16と電磁弁18とが配設されている。
また、ポンプ14のポンプモータ14a及び流量計1
5,16のパルス発振器15a,16a及び電磁弁1
7,18のソレノイド17a,18aは、夫々制御装置
24に接続されている。
【0016】装置本体12の両側面には、送液管路2
2,23に結合された給油ホース25,26が引き出さ
れており、各給油ホース25,26の先端には給油ノズ
ル27,28が接続されている。給油ノズル27,28
は、吐出パイプ27a,28aの先端開口に超音波セン
サ等からなる液面検知センサ29,30が設けられてい
る。液面検知センサ29,30は、夫々信号線31,3
2を介して制御装置24に接続されている。
【0017】また、装置本体12は、両側面に給油ノズ
ル27,28を掛止するノズル掛け33,34を有す
る。このノズル掛け33,34には、給油ノズル27,
28が掛けられているときに信号を出力するノズルスイ
ッチ33a,34aが設けられている。そして、装置本
体12の上部の見やすい位置には、給油された流量(給
油量)や給油金額を表示する表示器35,36が配設さ
れている。尚、ノズルスイッチ33a,34a及び表示
器35,36も制御装置24に接続されている。
【0018】また、装置本体12の両側面には、プリセ
ット給油量を設定するためのプリセットスイッチ37,
38が設けられている。制御装置24は、後述するよう
にテンキー等からなるプリセットスイッチ37,38が
操作されると、当該給油系統をプリセット給油モードに
設定すると共に、入力された数値をプリセット給油量と
してメモリに記憶させる。そして、一方の給油系統でプ
リセット給油モードが設定されると、他方の給油系統で
通常給油している場合、電磁弁17,18を開弁させた
ままポンプ14のポンプモータ14aを制御してプリセ
ットされた所定の給油量が給油されるようにプリセット
調整を行う。また、プリセット給油終了後の給油ノズル
のオープンチェックは、一方の給油系統の電磁弁17又
は18の開閉により行う。
【0019】ここで、制御装置24が実行する給油処理
につき図3乃至図7のフローチャートを併せ参照して説
明する。尚、図3はメイン処理のフローチャートであ
り、図4〜図7はメイン処理により設定されたモードに
応じて適宜各モード毎の割り込み処理を実行するサブル
ーチンのフローチャートである。
【0020】図3のメイン処理において、制御装置24
はステップS1(以下「ステップ」を省略する)で給油
系統1のノズルスイッチ33aがオフになったか否かを
判定する。そして、S1でノズルスイッチ33aがオン
であるときは、S2に移行して給油系統2のノズルスイ
ッチ34aがオフになったか否かを判定する。そして、
S2でノズルスイッチ34aがオンであるときは、再び
S1に戻る。
【0021】従って、給油ノズル27,28が共にノズ
ル掛け33,34に掛けられたままであるときはS1,
S2を繰り返しており、ノズルスイッチ33a,34a
を監視している。今、給油所の作業者が給油系統1の給
油ノズル27をノズル掛け33から外すと、ノズルスイ
ッチ33aがオフに切り換わり、S3に進む。
【0022】S3では、給油系統1のプリセットスイッ
チ37からプリセット入力が有ったか否かを判定する。
そして、S3でプリセット入力が有った場合には、S4
に進み、給油系統1のプリセット給油モードを設定す
る。しかし、S3でプリセット入力が無かった場合に
は、S5に進み、給油系統1の満タン給油モードを設定
する。
【0023】S4又はS5で給油モードが設定される
と、S6に進み、給油系統1のノズルスイッチ33aが
オンになったか否かを判定する。そして、S6でノズル
スイッチ33aがオフであるときは、上記S1に戻り、
ノズルスイッチ33aがオンであるときは、一連のメイ
ン処理を終了させる。
【0024】また、今、給油所の作業者が給油系統2の
給油ノズル28をノズル掛け34から外すと、ノズルス
イッチ34aがオフに切り換わり、S7に進む。S7で
は、給油系統2のプリセットスイッチ38からプリセッ
ト入力が有ったか否かを判定する。そして、S7でプリ
セット入力が有った場合には、S8に進み、給油系統2
のプリセット給油モードを設定する。しかし、S7でプ
リセット入力が無かった場合には、S9に進み、給油系
統2の満タン給油モードを設定する。
【0025】S8又はS9で給油モードが設定される
と、S10に進み、給油系統2のノズルスイッチ34a
がオンになったか否かを判定する。そして、S10でノ
ズルスイッチ34aがオフであるときは、上記S1に戻
り、ノズルスイッチ34aがオンであるときは、一連の
メイン処理を終了させる。
【0026】制御装置24は上記メイン処理により各給
油系統の給油モードが設定されると、各給油系統毎に図
4〜図7の割り込み処理を実行する。次に図4に示す給
油系統1のプリセット給油モードの処理につき説明す
る。図4のS11では、給油系統1のノズルスイッチ3
3aがオフになったか否かを判定する。そして、給油所
の作業者が給油作業を行うため、給油系統1の給油ノズ
ル27をノズル掛け33から外すと、ノズルスイッチ3
3aがオフに切り換わる。そのため、S11でノズルス
イッチ33aがオフになると、S12に進み、ポンプ1
4のポンプモータ14aを起動させる。そして、S13
で給油系統1の電磁弁17を開弁させる。
【0027】次のS14では、プリセットスイッチ37
から入力されたプリセット値をメモリに記憶させる。給
油所の作業者が給油ノズル27の吐出パイプ27aを自
動車の給油口(図示せず)に挿入してノズルレバーを開
弁操作すると、ポンプ14から送液された油液が自動車
の燃料タンクに給油される。そのため、S15では給油
開始と共に流量計15のパルス発振器15aから出力さ
れた流量パルスを読み込む。
【0028】次のS16では、燃料タンクに給油された
給油量がプリセット値の0.3リットル手前に達したか
否かをみており、給油量がプリセット値の0.3リット
ル手前以下であればS15,S16の処理を繰り返す。
そして、給油量がプリセット値の0.3リットル手前に
達した時点でS17に進み、ポンプ14のポンプモータ
14aを停止させる。
【0029】S18では、予め設定された待機時間t1
が経過したか否かを判定しており、待機時間t1 が経過
した時点でS19に進み、ポンプ14のポンプモータ1
4aを再起動させる。そして、S20では、予め設定さ
れた給油時間t2 が経過したか否かを判定しており、給
油時間t2 が経過した時点でS21に進み、燃料タンク
に給油された給油量がプリセット値に達したか否かをみ
ており、給油量がプリセット値に達していなければ上記
S17〜S21の処理を繰り返す。
【0030】このようにS17〜S21の処理を繰り返
すことにより、ポンプ14が間欠運転され、給油量がプ
リセット値に達するまでプリセット調整のための間欠給
油が行われる。そして、給油量がプリセット値に達した
時点でS22に進み、給油系統1の電磁弁17を閉弁さ
せる。
【0031】次のS23では、給油系統1のノズルスイ
ッチ33aがオンになったか否かを判定する。そして、
プリセット給油終了後、給油所の作業者が給油系統1の
給油ノズル27をノズル掛け33に戻すと、ノズルスイ
ッチ33aがオンに切り換わる。そのため、S23でノ
ズルスイッチ33aがオンになると、S24に進み、給
油ノズル27が閉弁状態でノズル掛け33に戻されてい
ることをチェックするため、給油系統1の電磁弁17を
開弁させる。
【0032】そして、S25では、予め設定されたオー
プンチェック時間t3 が経過したか否かを判定してお
り、オープンチェック時間t3 が経過した時点でS26
に進み、給油系統1の電磁弁17を閉弁させる。次のS
27では、その間に流量計15のパルス発振器15aか
ら出力されたパルス数nをカウントしてパルス数nが設
定値N未満であることを確認する。このS27におい
て、パルス数nが設定値N未満であるときは給油ノズル
27が閉弁されているものと判断し、パルス数nが設定
値N以上である場合には、給油ノズル27が開弁してい
るものと判断してS28に進み、警報を発して作業者に
知らせる。
【0033】次にS29では他方の給油系統2が給油中
か否かを判定する。すなわち、給油系統2のノズルスイ
ッチ34aがオフであるときは、給油系統2が給油中で
あると判断して給油系統1のプリセット給油モードの処
理を終了させる。しかし、給油系統2のノズルスイッチ
34aがオンであるときは、給油系統2が給油中でない
と判断してS30に進み、ポンプ14のポンプモータ1
4aを停止させる。
【0034】次に図5に示す給油系統1の満タン給油モ
ードの処理につき説明する。図5のS31で給油ノズル
27がノズル掛け33から外されてノズルスイッチ33
aがオフになると、S32に進み、ポンプ14のポンプ
モータ14aを起動させる。そして、S33で給油系統
1の電磁弁17を開弁させる。
【0035】給油所の作業者が給油ノズル27の吐出パ
イプ27aを自動車の給油口(図示せず)に挿入してノ
ズルレバーを開弁操作すると、ポンプ14から送液され
た油液が自動車の燃料タンクに給油される。そのため、
S34では給油開始と共に流量計15のパルス発振器1
5aから出力された流量パルスを読み込む。
【0036】次のS35では、給油ノズル27の吐出パ
イプ27a先端に設けられた液面検知センサ29が給油
口の液面上昇により液面を検知したか否かを判定してお
り、液面検知センサ29により液面が検知されるまで給
油が行われる。そして、液面検知センサ29が給油口の
液面を検知した時点でS36に進み、給油系統1の電磁
弁17を閉弁させる。
【0037】このように、満タン給油モードにおいて
は、電磁弁17は閉弁させるのは満タン給油が終了した
ときだけであり、他の給油系統2でプリセット調整のた
めの間欠給油を行う間及び給油ノズルのオープンチェッ
クを行う間も開弁されたままである。そのため、給油系
統2で間欠給油を行う際、給油系統1では同様に間欠給
油が行われることになる。
【0038】しかも、給油ノズルのオープンチェックを
行う際は上記S24〜26のように電磁弁17の開閉動
作により行うため、ポンプモータ14aは運転されたま
まである。そのため、給油ノズルのオープンチェックを
行う場合、通常給油を行っている給油系統の給油が一時
的に中断することがない。
【0039】すなわち、従来のように他の給油系統2で
プリセット調整のための間欠給油を行う間及び給油ノズ
ルのオープンチェックを行う間だけ通常給油中の電磁弁
17を閉弁させると、給油系統1の給油が中断するた
め、その分給油時間が延長されてしまうという問題があ
った。
【0040】しかしながら、本実施例のように給油系統
2でプリセット調整のための間欠給油を行う間は、給油
系統1の電磁弁17を開弁させてあり、給油系統1では
給油が中断されず、断続的に給油が行われる。また、給
油ノズルのオープンチェックを行う間は、ポンプモータ
14aを運転させたまま給油系統2の電磁弁18を開閉
させるため、給油系統1の給油が中断されることはな
い。そのため、従来の方式に比べて給油系統1側の給油
時間を短縮することができる。
【0041】尚、給油系統2のプリセット給油モード及
び満タン給油モードは、図6、図7に示すように上記給
油系統1の場合と同様であるため、その図6、図7の処
理の説明は省略する。また、給油系統1と給油系統2と
が同時に給油する場合の組み合わせとしては、プリセ
ット給油モードと満タン給油モード、プリセット給油
モードとプリセット給油モード、満タン給油モードと
プリセット給油モード、満タン給油モードと満タン給
油モードの4種類がある。これらの組み合わせのうち
を除く〜のケースでは、一方の給油系統が通常給油
中であるときに他方の給油系統がプリセット調整及びオ
ープンチェックのためにポンプモータ14aを間欠運転
させることになる。
【0042】その場合の各給油系統の電磁弁17,18
及びポンプモータ14aは、上記図4〜図7のフローチ
ャートによって制御される。そして、プリセット調整及
びオープンチェックを行うときの制御動作は、図8に示
すタイムチャートのようになる。すなわち、給油系統1
が通常給油状態のときは、図8(A)に示すように電磁
弁17が開弁されたままである。
【0043】そして、給油系統2がプリセット調整中で
ある場合、図8(B)に示すようにポンプモータ14a
はプリセット調整中の間のみ間欠運転され、プリセット
調整終了後は通常運転を継続する。また、給油系統2の
電磁弁18は、図8(C)に示すようにプリセット調整
及び給油ノズル28のオープンチェックを行う間開弁さ
れる。従って、プリセット調整の間欠給油はポンプモー
タ14aの間欠運転により行われ、オープンチェックは
電磁弁18の開閉動作により行われる。そのため、給油
系統1では、給油系統2でプリセット調整及び給油ノズ
ル28のオープンチェックを行う間も給油が行われるた
め、給油時間が短縮されると共に、従来のように給油が
中断されて給油終了と間違えてしまうことがない。
【0044】尚、上記実施例では、自動車の燃料タンク
に給油する給油装置を一例として挙げたが、これに限ら
ず、他のタンクに油液を給油する構成の給油装置にも適
用できるのは勿論である。
【0045】
【発明の効果】上述の如く、上記請求項1によれば、複
数の給油系統に対して同時に給油を行っているときに、
一の給油系統に対してプリセット動作を行う場合、他の
給油系統の開閉弁を開弁状態に維持するため、一の給油
系統のプリセット調整を行うために他の給油系統の給油
が中断されることを回避でき、給油中断により他の給油
系統の給油時間が延長されることを防止できる。
【0046】また、請求項2によれば、複数の給油系統
に対して同時に給油を行っているときに一の給油系統に
対して開弁検知動作を行う場合、他の給油系統の開閉弁
を開弁状態に維持するため、一の給油系統の開弁検知動
作を行うために他の給油系統の給油が中断されることを
回避でき、給油中断により他の給油系統の給油時間が延
長されることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる給油装置の一実施例の概略構成を
示す構成図である。
【図2】給油装置の各機器のブロック図である。
【図3】制御装置が実行するメイン処理のフローチャー
トである。
【図4】給油系統1のプリセット給油モードのフローチ
ャートである。
【図5】給油系統1の満タン給油モードのフローチャー
トである。
【図6】給油系統2のプリセット給油モードのフローチ
ャートである。
【図7】給油系統2の満タン給油モードのフローチャー
トである。
【図8】プリセット調整及びオープンチェックを行うと
きの制御動作を説明するためのタイムチャートである。
【図9】従来のプリセット調整及びオープンチェックを
行うときの制御動作を説明するためのタイムチャートで
ある。
【符号の説明】
11 給油装置 14 ポンプ 14a ポンプモータ 15,16 流量計 15a,16a パルス発振器 17,18 電磁弁 17a,18a ソレノイド 19 地下タンク 15a,16a パルス発振器 24 制御装置 25,26 給油ホース 27,28 給油ノズル 29,30 液面検知センサ 33,34 ノズル掛け 33a,34a ノズルスイッチ 35,36 表示器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油液を車両タンクに給油する給油ノズル
    を先端に有する給油ホースと該給油ホースの基端に接続
    され途中に開閉弁、流量計を有する給油配管とからなる
    給油系統が複数設けられ、該複数の給油系統に接続され
    該複数の給油系統に対して同時に油液を送液しうる送液
    手段と、前記流量計に接続され所望の給油量の油液を車
    両タンクに給油するために前記送液手段を駆動及び停止
    を繰り返すプリセット制御手段とからなる給油装置にお
    いて、 前記プリセット制御手段は、前記複数の給油系統に対し
    て同時に給油を行っているときに、一の給油系統に対し
    てプリセット動作を行う場合、他の給油系統の前記開閉
    弁を開弁状態に維持することを特徴とする給油装置。
  2. 【請求項2】 内部に弁機構を有し油液を車両タンクに
    給油するための給油ノズルと、該給油ノズルを先端に有
    する給油ホースと該給油ホースの基端に接続され途中に
    開閉弁、流量計を有する給油配管とからなる給油系統が
    複数設けられ、該複数の給油系統に接続され該複数の給
    油系統に対して同時に油液を送液しうる送液手段と、前
    記給油ノズルの操作に基づき給油作業の開始及び終了を
    検出して給油作業開始信号若しくは給油作業終了信号を
    出力する給油作業検出手段と、該給油作業検出手段から
    給油作業開始信号若しくは給油作業終了信号が出力され
    たときに前記送液手段を微小時間駆動し前記給油ノズル
    の弁機構が開弁しているか否かを検知する開弁検知制御
    手段とからなる給油装置において、 前記開弁検知制御手段は、前記複数の給油系統に対して
    同時に給油を行っているときに一の給油系統に対して開
    弁検知動作を行う場合、他の給油系統の前記開閉弁を開
    弁状態に維持することを特徴とする給油装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009154802A3 (en) * 2008-06-20 2010-03-25 Graco Minnesota Inc. Trigger release mechanism for fluid metering device

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009154802A3 (en) * 2008-06-20 2010-03-25 Graco Minnesota Inc. Trigger release mechanism for fluid metering device
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