[go: up one dir, main page]

JPH0916898A - 駐車場の予約管理装置及び予約管理方法 - Google Patents

駐車場の予約管理装置及び予約管理方法

Info

Publication number
JPH0916898A
JPH0916898A JP18805395A JP18805395A JPH0916898A JP H0916898 A JPH0916898 A JP H0916898A JP 18805395 A JP18805395 A JP 18805395A JP 18805395 A JP18805395 A JP 18805395A JP H0916898 A JPH0916898 A JP H0916898A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reservation
vehicle
parking lot
time
lot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18805395A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Yamazaki
実 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP18805395A priority Critical patent/JPH0916898A/ja
Publication of JPH0916898A publication Critical patent/JPH0916898A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)
  • Time Recorders, Dirve Recorders, Access Control (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 利用者の予約要求に対し可能な限りその要求
に応えられるようにして予約サービス性を向上し、また
予約した駐車場への利用者の到着を援助するようにした
駐車場の予約管理システム及び予約管理方法を提供する
こと。 【構成】 複数のロットを備えた駐車棟80と管理コン
ピュータ1とを有する駐車場にその利用状況及び予約状
況を記憶する状態ファイルを備え、駐車場利用者から予
定入場時刻と予定使用時間とを含む予約要求があったと
きにその要求内容と状態ファイル及び他のファイルの記
憶内容とを対比して予約受付の可否を判断し、受付可と
判断した場合にその予約を実行することとし、更に利用
者の希望により駐車場への誘導を行うようにした。ま
た、超過滞在車がある場合には以後の車両の重複を防ぐ
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、駐車場の予約管理を行
うシステムに適用される装置及び方法に関し、さらに詳
細には、駐車場の予約に関するサービス性を向上させる
ための駐車場の予約管理装置及び予約管理方法に関する
ものである。なお本明細書では、駐車スペースと管理部
門とを含めた駐車施設全体を「駐車場」といい、その駐
車場内の個々の駐車スペースを「ロット」ということと
する。
【0002】
【従来の技術】従来の駐車場の予約管理の方法として
は、特公昭60−24515号公報に開示されている電
話交換局における駐車場予約サービス処理方法が挙げら
れる。ここに開示されている方法は、概略、駐車場の空
塞状況の情報を電話交換局に蓄積し、駐車場を予約しよ
うとする者からの予約要求を電話交換局が受信した場合
に、駐車場の空塞情報に従い予約しようとする者に予約
券を発行すると共に駐車場に対し予約控券を発行するこ
とをその内容とするものである。そしてこの空塞情報
は、今現在まさに利用中であるロット及び予約が入って
いるロットの数と、いずれにも該当しない空きロットの
数とを示し、空きロットがある場合に限り新たな予約が
可能である。
【0003】この方法は、利用者が個々の駐車場の電話
番号を知らなくても予約することを可能とし利用者が安
心して駐車場を利用できるようにすると共に、予約券お
よび予約控券を発行することにより予約のトラブルをな
くすことを目的としたものである。このため電話交換局
に駐車場の空塞情報を蓄積すると共に、この電話交換局
に予約受付装置や予約券および予約控券を発行する装置
等を備えることとしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この駐車場予
約サービス処理方法には、次のような問題点があった。
即ちこの方法では、予約時点から直ちには駐車場を使用
しない利用者が予約を成立させてしまうと、その利用者
が車両を入場させそして退場させた後でないとそのロッ
トに次の予約を入れることができない。
【0005】例えば現時点(予約時点)がn日の12:
00として、n+1日の12:00からの利用を希望す
る者甲が予約を成立させてしまうと、そのロットは甲が
駐車場を利用して退出するまでは使用できないこととな
る。すると例えば、n日の13:00から19:00ま
での利用を希望する者乙は、甲による駐車場の利用には
何ら影響しないのに、そのロットには予約を入れること
ができないことになる。そして他に予約可能なロットが
なければ結局乙はその駐車場を利用できず、また駐車場
としても稼動率の低下となる。このため予約に関し非常
に制約があり、駐車場の予約サービス性が発揮できない
可能性があった。
【0006】またこの方法では、利用者が知らない駐車
場を割り当てられることもありうる。この場合には知ら
ない駐車場を割り当てられた利用者がその駐車場を捜し
て右往左往する事態も予想され、利用者にとってかえっ
て使いにくいという問題もある。
【0007】そこで本発明は、このような問題点を解決
し、利用者が安心して利用できる駐車場の予約管理装置
及び予約管理方法を提供するためになされたものであ
る。従って本発明は、利用者の予約要求に対し可能な限
りその要求に応えられるようにして予約サービス性の向
上を図ることを目的とする。また本発明は、予約した駐
車場への利用者の到着を援助することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
(1)この目的を達成するため本発明は、複数のロット
を有する駐車場の予約管理装置であって、その駐車場の
使用状況及び予約状況を記憶する駐車場状況記憶手段
と、利用者から予定入場時刻と予定使用時間とを含む予
約要求があったときに、要求内容と前記駐車場状況記憶
手段の記憶内容とを対比して予約受付の可否を判断する
受付判断手段と、前記受付判断手段により予約受付可と
判断された場合にその予約を実行する予約実行手段とを
備え、前記受付判断手段が、予約済み車両の予約入場時
刻及び予約使用時間と予約要求に係る予定入場時刻及び
予定使用時間との間の重複の有無を判別してその予約要
求の受け入れ可否を判定する判定部を含むことをその要
旨とする。
【0009】(2)また本発明は、前記(1)の駐車場
の予約管理装置であって、前記予約実行手段による予約
が完了した利用者の希望により、車両搭載のナビゲーシ
ョン装置を介して予約した駐車場への車両の誘導を援助
する車両誘導補助手段を備えたことをその要旨とする。
【0010】(3)また本発明は、前記(1)又は
(2)の駐車場の予約管理装置であって、前記受付判断
手段の判定部が、予約済み車両の予約入場時刻及び予約
使用時間と予約要求に係る予定入場時刻及び予定使用時
間との間に予め定めた所定時間以上の余白時間があるロ
ットに対し予約受け入れ可の判定を行うことを特徴とす
るものである。
【0011】(4)また本発明は、前記(1)又は
(2)又は(3)の駐車場の予約管理装置であって、前
記駐車場状況記憶手段の記憶内容に基づいて予定退場時
刻を超過しても退場していない超過滞在車両を発見する
超過滞在車両発見手段と、その超過滞在車両発見手段に
より超過滞在車両が発見された場合に、既にそのロット
に割り付けられた予約を割付可能な他のロットに変更す
る超過対処手段とを有することを特徴とするものであ
る。
【0012】(5)あるいは本発明は、複数のロットを
有する駐車場の予約管理方法であって、その駐車場の使
用状況及び予約状況を記憶する駐車場状況記憶手段を備
え、利用者から予定入場時刻と予定使用時間とを含む予
約要求があったときにその要求内容を前記駐車場状況記
憶手段の記憶内容と対比し、予約済み車両の予約入場時
刻及び予約使用時間と予約要求に係る予定入場時刻及び
予定使用時間との間の重複の有無を判別してその予約要
求の受付可否を判断し、受付可と判断された場合にその
予約を実行することをその要旨とする。
【0013】(6)また本発明は、前記(5)の駐車場
の予約管理方法であって、利用者の車両にナビゲーショ
ン装置を備えさせ、予約が完了した利用者の希望により
前記ナビゲーション装置を介してその駐車場への車両の
誘導を援助することをその特徴とする。
【0014】(7)また本発明は、前記(5)又は
(6)の駐車場の予約管理方法であって、利用者から予
約要求があったときに、予約済み車両の予約入場時刻及
び予約使用時間と予約要求に係る予定入場時刻及び予定
使用時間との間に予め定めた所定時間以上の余白時間が
あるロットに対し予約受け入れ可の判定を行うことをそ
の特徴とする。
【0015】(8)また本発明は、前記(5)又は
(6)又は(7)の駐車場の予約管理方法であって、前
記駐車場状況記憶手段の記憶内容に基づいて予定退場時
刻を所定時間以上超過しても退場していない超過滞在車
両の有無を確認し、超過滞在車両が発見された場合に、
その超過滞在車両のロットへの以後の予約割付を禁止す
ると共に既にそのロットに割り付けられた予約を割付可
能な他のロットに変更することをその特徴とする。
【0016】
【作用】
(1)かかる構成を有する本発明の駐車場の予約管理装
置によれば、駐車場の各ロットの使用状況及び予約状況
は常に駐車場状況記憶手段に記憶されている。即ち駐車
場状況記憶手段は、現状での車両の有無及び予約の割付
の有無を把握している。そして駐車場を利用する者(以
下、単に「利用者」という)が駐車場に対し予定入場時
刻と予定使用時間とを含めて予約要求をすると、受付判
断手段によりその要求内容と駐車場状況記憶手段の記憶
内容とが対比される。ここで判定部により、予約済み車
両の予約入場時刻及び予約使用時間と予約要求に係る予
定入場時刻及び予定使用時間との間の重複の有無が判別
され、重複がなければ受付判断手段が受付可と判断して
予約実行手段によりその予約が実行される。かくして予
約要求をした利用者のためにロットが確保される。
【0017】(2)また本発明の駐車場の予約管理装置
によれば、予約を完了した利用者が駐車場への誘導を希
望すると、車両誘導補助手段により車両搭載のナビゲー
ション装置を介してその車両の駐車場への誘導を援助す
る。
【0018】(3)また本発明の駐車場の予約管理装置
によれば、予約要求があったときに受付判断手段の判定
部が、予約済み車両の予約入場時刻及び予約使用時間と
予約要求に係る予定入場時刻及び予定使用時間との間に
予め定めた所定時間以上の余白時間があるロットに対し
予約受け入れ可の判定を行い、車両の入退場時刻に若干
の変動があってもロットの使用に影響しないようにす
る。
【0019】(4)また本発明の駐車場の予約管理装置
によれば、駐車場状況記憶手段の記憶内容が超過滞在車
両発見手段により調査され、超過滞在車両の発見が行わ
れる。即ち予定退場時刻を超過しても退場していない車
両の有無が調査される。超過滞在車両が発見されると、
既にそのロットに割り付けられた予約がある場合には超
過対処手段により割付可能な他のロットにその予約が変
更され、車両の重複を防止する。このとき、予約したロ
ットが変更された旨を利用者に知らせるようにしてもよ
い。
【0020】(5)そして本発明の駐車場の予約管理方
法によれば、駐車場状況記憶手段に駐車場の各ロットの
利用状況及び予約状況、即ち現状での車両の有無及び予
約の割付の有無が記憶されており、利用者駐車場に対し
予定入場時刻と予定使用時間とを含めて予約要求をする
と、要求内容と駐車場状況記憶手段の記憶内容とが対比
される。そして、予約済み車両の予約入場時刻及び予約
使用時間と予約要求に係る予定入場時刻及び予定使用時
間との間の重複の有無が判別され、重複がなければその
予約が実行される。かくして予約要求をした利用者のた
めにロットが確保される。
【0021】(6)また本発明の駐車場の予約管理方法
によれば、利用者の車両にナビゲーション装置が搭載さ
れている場合に、予約を完了した利用者が駐車場への誘
導を希望すると、車両搭載のナビゲーション装置を介し
てその車両の駐車場への誘導援助がなされ、利用者がそ
の駐車場を知らなくても到着できるようにされる。
【0022】(7)また本発明の駐車場の予約管理方法
によれば、利用者からの予約要求があると、予約済み車
両の予約入場時刻及び予約使用時間と予約要求に係る予
定入場時刻及び予定使用時間との間に予め定めた所定時
間以上の余白時間があるロットに対し予約受け入れ可と
判定し、そのロットについて予約が実行される。かくし
て、車両の入退場時刻に若干の変動があっても車両の重
複が生じないようにし、ロットの使用に影響しないよう
にされる。
【0023】(8)また本発明の駐車場の予約管理方法
によれば、駐車場状況記憶手段の記憶内容に基づいて予
定退場時刻を超過しても退場していない超過滞在車両の
有無を確認する。超過滞在車両が発見されると、既にそ
のロットに割り付けられた予約がある場合には割付可能
な他のロットにその予約を変更し、これにより車両の重
複を防止する。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、予約要求があると、予
約済み車両との使用時間の重複がないロットについて予
約を実行するので、ロットを有効に活用して駐車場の稼
動率を向上し、利用者に対する駐車場予約のサービス性
も向上することができる。また、予約要求が受け付けら
れ予約が完了すると、利用者の希望によりその駐車場へ
の誘導援助を行うようにしたので、利用者がその駐車場
を知らなくても短時間で迷わず到着することができる。
更に、予定退場時刻を超えても退場しない車両によりそ
のロットの使用に支障が出ると予測される場合にはその
ロットに既にされている予約を他のロットに変更するの
で、ロット使用の支障が防止できる。
【0025】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。本実施例における駐車場は、図1に示すよ
うに、複数階を有し各階に多数のロットを備える駐車棟
80と、この駐車棟80と公道とを結ぶ出入口部81と
を有している。駐車棟80の各階には、下階からの入口
に表示機22が備えつけられており、そしてその各ロッ
トには各々ロット番号が付されている。出入口部81は
入場路82及び退場路83を有し、それぞれに通路の開
閉を行う入口ゲート5及び出口ゲート15と、後述する
課金タグの操作を行うタグ機4、14とが設けられてい
る。
【0026】そして入口ゲート5及びタグ機4を備える
入口部には更に、駐車場の満空等の状態を一般車両に表
示する表示機6、公道から入場路82への車両の進入を
検知するスタートセンサ9、入場した車両が課金タグを
持参している場合にこれと交信するアンテナ10、入場
した車両のナンバープレートを読み取るとともに車種
(大型、普通、軽、等の区分、以下同じ)を判別するた
めのカメラ11、入場した車両が入口ゲート5を通過し
たことを検知するエンドセンサ12、及び入口ゲート5
を通過した入場車両に駐車すべき階及びロット番号を表
示する表示機7、が設けられている。
【0027】一方、出口ゲート15及びタグ機14を備
える出口部には、駐車棟80から退場路83への車両の
退出を検知するスタートセンサ18、退場する車両の課
金タグが車両持参のものである場合にこれと交信するア
ンテナ19、退場する車両のナンバープレートを読み取
るカメラ20、及び退場する車両に駐車料金その他のメ
ッセージを表示する表示機16、が設けられている。
【0028】続いてこの駐車場の管理システムを図2の
ブロック図により説明する。図2に示すようにこの駐車
場には、全体の管理を行う管理コンピュータ1が備えら
れている。管理コンピュータ1は、駐車場の各部を統括
管理する機能の他、駐車場を予約しようとする利用者か
らの予約要求に応じて予約を実行する予約機能、駐車場
利用者に利用料金を課する課金機能、その他の機能を有
している。このため管理コンピュータ1は、駐車場の各
部分と接続されるばかりでなく公衆回線30とも接続さ
れ、予約しようとする利用者や金融機関との交信が可能
となっている。
【0029】図2の管理システムについて更に説明す
る。駐車場の入口部においては前記したタグ機4、入口
ゲート5、表示機6、7が管理コンピュータ1に接続さ
れている。そして入口部にはこれらのほか入口端末3が
設けられており、この入口端末3はタグ機4、入口ゲー
ト5、表示機6、7を管理コンピュータ1とは別に操作
することもできるようになっている。入口端末3は、公
道から入場路82へ進入してきた車両と交信して入口ゲ
ート5の開閉その他の操作を実行するためのコンピュー
タであり、前記したスタートセンサ9、アンテナ10、
カメラ11、及びエンドセンサ12は、この入口端末3
の制御下にある。
【0030】そして駐車場の出口部においては前記した
タグ機14、出口ゲート15、表示機16が管理コンピ
ュータ1に接続されている。更に出口部にはこれらのほ
か出口端末13が設けられており、この出口端末13は
タグ機14、出口ゲート15、表示機16を管理コンピ
ュータ1とは別に操作することもできるようになってい
る。出口端末13は駐車棟80から退場路83へ退出し
てきた車両と交信して出口ゲート15の開閉その他の操
作を実行するためのコンピュータであり、前記したスタ
ートセンサ18、アンテナ19、及びカメラ20は、こ
の出口端末13の制御下にある。
【0031】これらの他、駐車棟80の各階の表示機2
2も管理コンピュータ1に接続されており、表示機22
の制御下にスタートセンサ23、アンテナ24、及びエ
ンドセンサ25が設けられている。また、駐車棟80内
のロットのいずれかに車両を駐車した利用者が自己の車
両を捜し出すための検索端末28が設けられ、管理コン
ピュータ1に接続されている。
【0032】次に、この管理システムでは駐車場の予約
等の管理を円滑に行うための各種のデータファイルを設
けているのでこれについて説明する。まず管理コンピュ
ータ1のデータファイルを説明する。管理コンピュータ
1に設けられているデータファイルには、ロットファイ
ル、現状車ファイル、予約車ファイル、状態ファイル、
がある。
【0033】
【表1】
【0034】表1に示すロットファイルは、駐車棟80
の各ロットの基本設定を格納したものである。表1の
「ロット番号」の欄には、駐車棟80のすべてのロット
の番号が記録されている。そして「車種」の欄には、各
ロットにおける駐車可能な車種が記録されている。例え
ば001番ロットでは、「軽」とあるので軽自動車しか
駐車できない。一方002番ロットでは、「普」とあり
これは普通自動車を意味するので、普通自動車(小型自
動車を含む)又は軽自動車が駐車可能である。この「ロ
ット番号」及び「車種」のデータは固定データであり書
換えは行われない。
【0035】そして「利用」の欄には「可」又は「不」
のいずれかが記録されている。「可」は、一般車両によ
る駐車利用が可能なロットであることを意味する。これ
に対し「不」は、例えば月極契約車専用であるため等の
理由により一般車両の駐車ができないロットであること
を意味する。この「利用」のデータは書換え可能ではあ
るが、後述する状態ファイル等のデータと異なり通常は
書換えしないで運用される。即ちこのロットファイルの
データは基本的には固定データである。
【0036】
【表2】
【0037】表2に示す現状車ファイルは、現状車、即
ち駐車棟80内に現に駐車している車両のデータを記録
するものである。表2の「現状車ポインタ」欄のデータ
は、現状車が入場した際に割り振った番号である。ここ
では、2台の現状車がありXXX1番ポインタとXXX
2番ポインタが割り振られている状態を示している。従
ってXXX3番以降のポインタは未だ割り振られていな
い。「貸しタグ」の欄は、各現状車の課金タグが車両持
参のものか入口のタグ機4で貸し出したもの(以下、
「貸しタグ」という)かの区別を記録する欄である。X
XX1番ポインタではこの欄が「否」となっており、車
両持参の課金タグであることを示している。一方XXX
2番ポインタでは「貸」となっており、貸しタグが使用
されていることを示している。
【0038】「ナンバープレート」の欄には、各現状車
のナンバープレートに記載された番号が記録される。こ
の欄のデータは、課金タグを持参した車両の場合にはそ
の課金タグから読み出され、課金タグを持参しない車両
の場合には入口のカメラ11で読み取られて記録される
ものである。「ID」の欄には、各現状車の課金タグの
識別番号が記録される。貸しタグを使用する車両の場合
でもその貸しタグの識別番号が記録される。「車種」の
欄には、各現状車の車種区分が記録される。
【0039】「入場実績」の欄には、各現状車が入場し
た日及び時刻が記録される。「退場予定」の欄には、予
約の際又は入場の際に退場予定を申告した車両について
その退場予定日及び時刻が記録される。XXX1番ポイ
ンタでは退場予定日及び時刻が記録されているが、XX
X2番ポインタではこの欄が空白となっており、退場予
定が不明な車両であることを示している。「遅れる可能
性」の欄は、退場予定とともにその予定退場時刻から遅
れる可能性があることを申告した車両についてその遅れ
うる日数又は時間が記録される。XXX1番ポインタで
は4時間遅れうる旨が記録されている。この現状車ファ
イルのデータは、車両の入場時に現状車ポインタの割り
振りとともにファイルに書き込まれ、退場時に消去され
るものである。
【0040】
【表3】
【0041】表3に示す予約車ファイルは、予約車、即
ち管理コンピュータ1で予約を受け付けた車両(既に入
場したものを除く)のデータを記録するものである。表
3の「予約車ポインタ」欄のデータは、予約が受け付け
られた際に割り振った番号である。ここでは、2件の予
約があり、YYY1番ポインタとYYY2番ポインタが
割り振られている状態を示している。従ってYYY3番
以降のポインタは未だ割り振られていない。
【0042】「ナンバープレート」の欄には、各予約車
のナンバープレートに記載された番号が記録される。こ
の欄のデータは、予約時に申告されて記録されるもので
ある。「ID」の欄には、各予約車が使用する課金タグ
の識別番号が記録される。尚、駐車場の予約を予め固有
の課金タグの発給を受けた利用者が行う場合にはこの識
別番号が予約時に申告されて記録され、固有の課金タグ
を持たない利用者が予約する場合にはこの欄は空白とさ
れる。また表2の現状車ファイルのような「貸しタグ」
の欄はない。「車種」の欄には、各予約車の車種区分が
記録される。
【0043】「入場予定」の欄には、各予約車が入場を
予定する日及び時刻が記録される。ここで入場予定時刻
にA、Bの2つがあるのは、車両の実際の到着時刻が周
囲の交通状況等により変動することを考慮してある程度
の幅を設けたものである。「退場予定」の欄には、各予
約車が退場を予定する日及び時刻が記録される。「遅れ
る可能性」の欄は、予定退場時刻から遅れる可能性があ
ることを申告した車両についてその遅れうる日数又は時
間が記録される。YYY1番ポインタでは5日間遅れう
る旨が記録されている。
【0044】この予約車ファイルのデータは、予約時に
予約車ポインタの割り振りとともにファイルに書き込ま
れ、当該予約車の入場があったときに消去されると共に
現状車ファイルに移送されるものである。あるいは、予
約の取消があった場合又は入場予定時刻Bを所定時間超
過して入場がない場合には現状車ファイルへの移送なく
して消去される。
【0045】
【表4】
【0046】表4に示す状態ファイルは、各ロットの利
用及び予約の状況をロットごとに記録するものである。
表4の「ロット番号」は表1のロットファイルの「ロッ
ト番号」と同じであり従って固定データである。「現状
有無」の欄はそのロットにおける現状車の有無を示す。
即ち001番ロットと002番ロットとで「有」、即ち
現状車の存在を示しており、それ以外のロットでは
「無」、即ち現在空きであることを示している。「現状
車ポインタ」の欄には、そのロットの現状車の表2の現
状車ファイルの現状車ポインタが記録される。即ち、0
01番ロットの現状車がXXX1番ポインタの車両であ
り、同様に002番ロットの現状車がXXX2番ポイン
タの車両であることを示している。
【0047】「予約車ポインタ」の欄には、そのロット
に割り付けられている予約に係る、表3に示す予約車フ
ァイルの予約車ポインタが記録される。即ち、001番
ロットにYYY1番ポインタの予約が、003番ロット
にYYY2番ポインタの予約が、それぞれ割り付けられ
ていることを示している。
【0048】「予約可否」の欄は、そのロットへの予約
の割付が可能か否かを示している。ここでは、002番
ロット及び005番ロットで「不」となっており予約割
付ができないことを示している。002番ロットにはX
XX2番ポインタの現状車があり、表2の現状車ファイ
ルによればこの現状車は退場予定が不明だからである。
005番ロットについては、表1のロットファイルの
「利用」欄が「不」であり一般車の利用が許されていな
いためである。
【0049】一方、001番ロット、003番ロット、
004番ロットでは「可」となっており予約割付が可能
であることを示している。001番ロットには現状車及
び予約車があり、003番ロットには予約車があるが、
これらはいずれも退場予定時刻が記録されているので、
重複しない時間帯であれば予約の割付が可能だからであ
る。そして004番ロットは、現状車も予約車もない完
全に空いたロットであるので、予約割付が可能なことは
勿論である。この状態ファイルのデータは、固定データ
である「ロット番号」を除いて、現状車ファイルや予約
車ファイルの変更に伴い変更されるものである。
【0050】次に、入口端末3及び出口端末13のデー
タファイルを説明する。これらの端末は、入場車や退場
車とのやりとりをなるべく迅速に行い出入口渋滞を防止
するために、データの一部を自ら持っているのである。
【0051】
【表5】
【0052】表5に示す入口端末ファイルは、予約車が
入場してきたときの照合と予約なしの車両が入場してき
たときのロットの割付とを迅速に行うことを目的とする
ものである。このため、ロット番号ごとに、「車種」、
「現状有無」、「割付可否」、「予約車」のデータを有
している。このうち「車種」は表1のロットファイルの
「車種」であり固定データである。「現状有無」は表4
の状態ファイルの「現状有無」であり、表4の書換えに
伴い変更される。
【0053】「割付可否」は、予約なしの車両が入場し
てきたときに管理コンピュータ1に問い合わせることな
く直ちにロットを割り付けるための欄であり、この欄が
「可」となっているロットのみが、予約なしの入場車に
割り付けてよいロットである。この欄は、表1のロット
ファイルの「利用」の欄が「可」であって、現状車がな
く、かつ予約割付もされていないロットのみが「可」と
される。理由は、予約なしの入場車については入口ゲー
ト5を迅速に通過させるため退場予定の申告をさせない
ので、完全に空いたロットに割り付ける必要があるから
である。
【0054】「予約車」は、予約車が入場してきたとき
に管理コンピュータ1に問い合わせることなく直ちに車
両の照合を行うための欄であり、予約割付がされている
ロットの欄に、その予約車のナンバープレートに記載さ
れた番号とその予約車が使用する課金タグの識別番号と
が記録される。この欄は、入場予定時刻Aが所定時間
(例えば30分)まで近づいた予約に係るデータが管理
コンピュータ1から転送されて書き込まれる。そして表
5には「入場実績」の欄もあり、現状車に関するデータ
が記録されている。
【0055】
【表6】
【0056】表6に示す出口端末ファイルは、退場車が
あるときに課金等の操作を管理コンピュータ1に問い合
わせることなく迅速に行うことを目的とするものであ
り、このため現状車に関するデータがロットごとに記録
されている。表6の「車種」は現状車の車種区分であ
り、表1の「車種」とは必ずしも一致しない。普通車ま
で駐車可能なロットに軽自動車が駐車していることもあ
りうるからである。「貸しタグ」の欄は表2の現状車フ
ァイルの「貸しタグ」欄に相当する。そして「入場実
績」の欄には、各現状車のナンバープレートに記載され
た番号と課金タグの識別番号と入場した年月日及び時刻
とが記録されている。
【0057】続いて、かかる駐車場に利用者も含めた利
用システム全体について図3の概念図により説明する。
前記のように駐車場の管理コンピュータ1は、公衆回線
30に接続され利用者との交信ができるようになってい
る。また、駐車場の管理コンピュータ1は公衆回線30
を介して金融機関50とも交信可能であり、駐車場料金
の自動課金ができるようになっている。
【0058】そして利用者は、車両34に搭載されたナ
ビゲーション装置37及び携帯電話(自動車電話でもよ
い、以下同じ)38を用いて車中から駐車場の管理コン
ピュータ1と交信することができる。このための公衆回
線30から車両34のナビゲーション装置37への発信
には道路交通情報システム(以下、VICSという)3
2が用いられ、車両34にはこれを受信するための電波
受信機36が備えられている。ここでVICS32から
発信され電波受信機36で受信できる情報には駐車場の
位置情報も含まれており、車両34のナビゲーション装
置37を用いて駐車場への誘導を行う際に使用される。
【0059】あるいは、家庭40又はオフィス41の電
話43、パソコン44、ファクス45を用いて駐車場の
管理コンピュータ1と交信することもできる。尚パソコ
ン44の場合はパソコン通信等により公衆回線30に接
続されたものでなければならないことはいうまでもな
い。
【0060】ここで課金タグについて説明する。課金タ
グは、駐車料金の徴収を円滑に行うことと、駐車場の予
約があった場合の予約に係る車両と実際に入場した車両
との照合とを目的とするものであり、磁気カード又はI
Cカードを受発信機と組み合わせてこれに識別番号を記
録したものである。課金タグは、プリペイド方式又は口
座落し方式により予め利用者に発給されるものである。
口座落し方式の場合には、金融機関のキャッシュカード
や信販機関のクレジットカードをもってこの磁気カード
又はICカードとすることができる。また課金タグに
は、入口ゲート5を通過する際にロット番号と入場日時
とを記録する記憶エリアが設けられている。
【0061】尚、課金タグの発給を受けていない利用者
でも利用可能とするべく、駐車場には貸しタグが備えら
れており課金タグを有しない入場車が入口ゲート5を通
過する際に貸与するようにしている。課金タグなしで予
約した利用者が入場する際の車両の照合は入口部のカメ
ラ11でナンバープレートを読み取りその記載番号を識
別することにより行われる。
【0062】次に、作用を説明する。この駐車場では、
最新の駐車状態を公衆回線30を介して随時発信してい
る。利用者が駐車場の状態を把握して駐車場へ向かうか
否か、あるいは予約を取るか否かを決定できるようにす
るためである。具体的には、管理コンピュータ1が状態
ファイル(表4)から駐車場が満車であるか否かを判断
してその判断結果を発信する。この場合、利用者がこの
情報を受信してから実際に駐車場に到着するまである程
度の時間を要することを考慮して、30分乃至1時間程
度先の予約状況をも考慮して満車か否かを判断するよう
にしてもよい。そしてこの情報に加えて当該駐車場の電
話番号も発信する。利用者がその電話番号を覚えていな
くても予約できるようにするためである。
【0063】この情報は公衆回線30を介して発信さ
れ、そしてVICS32からも発信される。従って利用
者は、車両34に搭載されたナビゲーション装置37又
は携帯電話38を用いて車中でこの情報を受信すること
ができ、また家庭40又はオフィス41の電話43、パ
ソコン44、ファクス45でこの情報を受信することも
できる。そして管理コンピュータ1は、常時最新の情報
を提供するため、5乃至10分程度の短い時間間隔で発
信内容を更新する。
【0064】続いて利用者による予約取りについて、図
4のフローチャートを参照して説明する。このフロー
は、車中からナビゲーション装置37及び携帯電話38
を用いて予約を取る場合を示している。まずS1におい
ては、ナビゲーション装置37に通常画面(地図等)が
表示されている。この状態では種々のオプション機能の
選択が可能であり、そのオプション機能の1つとして駐
車場情報がある。乗員が駐車場情報を選択すると(S
2:Yes)、ナビゲーション装置37に駐車場情報が
表示され同時に音声でもその内容が伝えられる(S
3)。
【0065】このとき表示される駐車場情報には、図5
の例に示すように、駐車場の名称、利用状況、電話番
号、予約車数、位置コードが含まれている。利用状況と
しては空きの有無、使用されているロットの数、総ロッ
ト数が表示されている。位置コードは、駐車場の位置を
検索するためのコードであり、後述する車両の駐車場へ
の誘導の際に使用される。この情報は、駐車場の管理コ
ンピュータ1により発信された最新の駐車状態の情報で
あり、即ち、公衆回線30からVICS32により発信
され、車両34の電波受信機36により受信されたもの
である。
【0066】そして表示された情報を確認した乗員が予
約を取るか否かを判断する(S4)。例えば駐車場が非
常にすいているのであえて予約するまでもないと判断し
た場合等には(S4:No)、ナビゲーション装置37
は通常画面に戻る(S1)。乗員が予約しようと判断し
てその旨の指令をすると(S4:Yes)、ナビゲーシ
ョン装置37が携帯電話38を操作して駐車場の管理コ
ンピュータ1をコールさせる。このときの電話番号はV
ICS32から提供されS2で表示した情報に含まれて
いる。そして管理コンピュータ1とつながり対話可能な
状態になると、ナビゲーション装置37には予約画面が
表示される(S5)。
【0067】この予約画面を図6に示す。この画面にお
いて、「駐車場到着予定」、「ナンバープレート」、
「ID(課金タグの識別番号)」、「車種」は、自動的
に表示される。「駐車場到着予定」は、車両の現在位置
と駐車場の位置とによりナビゲーション装置37が自動
的に所要時間を所定の幅をもって算出し、これを現在時
刻に加算して表示するものである。所要時間に幅をもた
せるのは、交通状況等による変動があるからである。
「ナンバープレート」、「ID」、「車種」は、ナビゲ
ーション装置37に予め登録されている。ただし課金タ
グを有しない車両の場合は「ID」欄は空白とされる。
「駐車場退場予定」と「利用延長可能性」については空
白のデータが表示される。この画面の内容も表示される
だけでなく音声でも伝えられる。
【0068】そして乗員が予約を要求するデータを入力
する(S6)。S5で自動表示された「駐車場到着予
定」、「ナンバープレート」、「ID」、「車種」の項
目については変更の必要がなければ特に入力する必要は
ない。また、「駐車場退場予定」と「利用延長可能性」
については不明であれば空白のままでかまわない。この
場合には駐車場の予定使用時間は無限大であるものとし
て扱われる。入力が完了すると(S7:Yes)、管理
コンピュータ1と交信してその要求内容での予約が可能
が否かを問い合わせる(S8)。このとき管理コンピュ
ータ1においては、要求された内容と状態ファイル(表
4)等の内容とを対比して割付可能か否かを判断してそ
の結果を返信する。その詳細は後述する。
【0069】問い合わせの結果が不良であった場合には
(S9:No)、再入力して問い合わせるか否かをナビ
ゲーション装置37が乗員に表示及び音声で問い合わせ
る(S10)。再入力する場合には(S10:Ye
s)、S6に戻って別の要求内容を入力して再度問い合
わせることになる。予約を断念する場合には(S10:
No)、S1の通常画面表示状態に戻る。
【0070】S9で問い合わせの結果が良好であった場
合には(S9:Yes)、当該駐車場への誘導を希望す
るか否かを、ナビゲーション装置37が乗員に表示及び
音声で問い合わせる(S11)。誘導を希望する場合に
は(S11:Yes)、ナビゲーション装置37は誘導
モードへ移行し、当該駐車場への道順を乗員に示す。即
ちこの誘導モードでは、ナビゲーション装置37には車
両34の現在位置を含む地図が表示され、道路渋滞等の
交通状況も考慮した駐車場への道順が示される。従って
これを頼りに当該駐車場へ向かうことができる。車両3
4が駐車場に近づくと、より詳細な地図が表示され駐車
場の入口への最適な道順が示される。
【0071】尚、駐車場までの誘導は、VICS32に
より提供される駐車場位置コード(図5)から検索され
てなされるのが通例であるが、VICS32から駐車場
位置コードが送信されない場合はナビゲーション装置3
7に記憶された地図メモリに駐車場の電話番号を対応さ
せておき、予約した駐車場の電話番号により位置を検索
して誘導することもできる。
【0072】誘導を希望しない場合には(S11:N
o)、ナビゲーション装置37は通常画面に戻る。ただ
しS1の通常状態と異なりオプション機能の中に誘導機
能が加わっており、誘導が必要になった場合にはいつで
もこれを選択できるようになっている。
【0073】このフローでは車中からナビゲーション装
置37及び携帯電話38を用いて予約する場合を説明し
たが、家庭40又はオフィス41の電話43、パソコン
44、ファクス45で予約する場合も基本的手順は同様
である。ただしその場合には、「駐車場到着予定」、
「ナンバープレート」、「ID」、「車種」の項目につ
いても自動入力されないので利用者がこれらを入力する
必要がある。また、予約が受け付けられても(S9:Y
es)、直ちに誘導モードを選択することはできず、必
要なら車両34に乗車してからナビゲーション装置37
で誘導モードを選択することになる。
【0074】続いて管理コンピュータ1における予約割
付について、図7のフローチャートを用いて説明する。
利用者から予約要求があると(S21:Yes)、管理
コンピュータ1は予約割付の作業を開始する。前記図4
のフロー中のS4:Yesがこれに相当する。そして、
図4のフロー中のS8の問い合わせ交信により、管理コ
ンピュータ1が要求データを受信する(S22)。受信
する要求データの内容は図6の画面に示すものであり、
少なくとも到着予定日時とナーバープレートと退場予定
日時とを含んでおり、更にIDと利用延長可能性とを含
みうる。
【0075】すると管理コンピュータ1は、受信した要
求データを状態ファイル(表4)の「予約可否」欄及び
ロットファイル(表1)の「車種」欄と比較し、割付可
能か否かの一次的判断を行う(S23)。即ち、要求に
係る車種を駐車可能なロットであって(表1の車種)、
かつ表4の予約可否が「可」であるロット(以下、「対
象ロット」という)の有無を判断する。ただし、ここで
参照する状態ファイルの「予約可否」欄は、完全に塞が
っているロット(002番と005番)以外はすべて
「可」の表示となっているので、ここでYesと判断さ
れても結局は予約できないこともありうる。対象ロット
がない場合には(S23:No)、後述するS31へ進
む。
【0076】対象ロットがある場合には(S23:Ye
s)、対象ロットであってかつ現状車のあるロットへの
割付の可否を判断する(S24)。即ち、「可」であっ
てかつ状態ファイル(表4)の「現状車ポインタ」欄に
データのあるロットについて、S22の要求データを現
状車ファイル(表2)の当該現状車ポインタの「退場予
定」及び「遅れる可能性」と比較し、重複時間の有無を
判断する。そしてそのロットに現状車だけでなく既に予
約車が割り付けられている場合にはその予約車ポインタ
についての予約車ファイル(表3)のデータも参照して
割付の可否を判断する。
【0077】尚、ここで判断対象となる現状車は予約し
て入場したものに限られる。予約なしで入場する場合は
後述するように退場予定を申告させないので、予約なし
で入場した車両のロットは必ず「予約可否」欄が「不」
となり、対象ロットになり得ないからである。
【0078】現状車のある対象ロットへの割付ができな
い場合には(S24:No)、現状車はないが既に予約
車が割り付けられている対象ロットへの割付の可否を判
断する(S25)。即ち、対象ロットであり状態ファイ
ルの「現状車ポインタ」欄にデータがなく、かつ「予約
車ポインタ」欄にデータのあるロットについて、S22
の要求データを予約車ファイルの当該予約車ポインタの
「入場予定」、「退場予定」及び「遅れる可能性」と比
較し、重複時間の有無を判断する。
【0079】現状車のある対象ロットへの割付ができる
場合(S24:Yes)又は現状車はないが予約車があ
る対象ロットへの割付ができる場合(S25:Yes)
には、その割付可能とされた対象ロットについて、安全
を見込んでもなお割付に問題がないか否かを判断する
(S26)。車両の退場が予定時刻より遅れることもあ
りうるからである。具体的には、現状車、既に割り付け
た予約車、そして要求されたデータのすべてについて、
退場予定時刻(遅れる可能性が申告されている場合には
それも含める)に予め設定した安全マージン(例えば3
0分)を加算し、なお重複時間が生じない場合のみ安全
と判断される。
【0080】安全である場合には(S26:Yes)、
後述するS29へ進む。安全でない場合には(S26:
No)、S23に戻り、残りの対象ロットについて同様
に判断を行う。このS24、S25、S26の判断は、
新たな予約を可能な限り既に現状車又は予約車のあるロ
ットに割り付けることにより、完全に空いたロットをな
るべく残すことを目的とするものである。退場予定が不
明な車両(予約なしの入場車及び退場予定の申告のない
予約要求)に対処しやすくするためである。
【0081】S25で現状車はないが予約車がある対象
ロットへの割付ができない場合には(S25:No)、
S27へ進む。この場合には現状車も既に割り付けた予
約車もない、即ち完全に空いたロットしか選択枝がない
ので、S27では完全に空いたロットの有無を判断す
る。尚、前記S23の判断では、完全に空いたロットが
ない場合でもYesと判断されうるので、ここで改めて
判断を要するのである。S27で完全に空いたロットが
ない場合には(S27:No)、S23ではYesと判
断されたものの結局その予約要求は受け付けられないこ
ととなり、S31へ進む。
【0082】完全に空いたロットがある場合には(S2
7:Yes)、割付に問題がないかどうかを入口端末3
に問い合わせる(S28)。入口端末3では入口渋滞を
防ぐため、入口端末ファイル(表5)を有し、予約なし
の入場車があったときに直ちに完全に空いたロットに割
り付けるので、その直後に予約要求があったときには状
態ファイル(表4)のデータがまだ修正されていない場
合があり、二重割付が生じうるので、これを防ぐためで
ある。入力端末3からの返答が不良である場合には(S
28:No)、S27に戻り完全に空いたロットが残っ
ているか否かを判断する。入力端末3からの返答が良好
である場合には(S28:Yes)、S29へ進む。
【0083】S29(S26:Yes又はS28:Ye
s)では、その予約要求を実行する。即ち、予約車ファ
イル(表3)に要求されたデータを記録する。具体的に
は、図6の画面中の到着予定の日付を「入場予定」欄の
「年月日」に記録し、到着予定の時刻の早い方(図6中
左側)を「時刻A」に記録し、遅い方(図6中右側)を
「時刻B」に記録する。そしてナンバープレート、I
D、車種も該当する欄に記録する。更に、退場予定が入
力されている場合には「退場予定」の欄にそのデータを
記録し、利用延長可能性が入力されている場合には「遅
れる可能性」の欄にそのデータを記録する。
【0084】そして記録したデータに予約車ポインタを
付し、その予約車ポインタを状態ファイル(表4)の割
り付けたロットの「予約車ポインタ」欄に記録する。更
に入力端末3に指令して、入口端末ファイル(表5)の
そのロットの「割付可否」欄を「不」に変更させる。ま
たそのデータの「入場予定時刻A」が現在時刻から予め
設定した所定時間(例えば30分)以内であるときに
は、「予約車」欄にナンバープレートとID(空白の場
合は空白のまま)とを記録させる。そして、利用者に予
約を受け付けた旨を返信すると(S30)、処理は終了
する。
【0085】そしてS31(S23:No又はS27:
No)では、利用者にその予約要求は受け付けられない
旨を返信する。そして、利用者から再度の要求があるか
どうかを判断する(S32)。再要求があった場合には
(S32:Yes、図4のフローのS10:Yesの後
のS8に相当)、S23に戻り再要求に係るデータにつ
いて同様の判断を繰り返す。再要求がない場合には(S
32:No、図4のフローのS10:Noに相当)、処
理は終了する。尚、S31の返信では、他の駐車場の紹
介等を合わせ行ってもよい。
【0086】ここで、駐車場への車両の入退場があった
ときの処理を説明する。まず、入場路82への進入車両
があった場合を説明する。スタートセンサ9が車両の進
入を検知すると、アンテナ10及びカメラ11が作動す
る。アンテナ10は課金タグとの交信を行い、カメラ1
1は進入車両のナンバープレートを読み取り車種を判別
する。これにより、進入車両が課金タグを持っているか
否かを判別し、そして課金タグを持っていればそのデー
タにより予約車かそうでないかを判別する。また課金タ
グを持っていない場合にはカメラ11で読み取ったナン
バープレートにより予約車か否かを判別する。
【0087】入口端末ファイル(表5)の「予約車」欄
と照合した結果予約車であった場合には、入口ゲート5
を開くと共に管理コンピュータ1に予約車の入場を伝達
する。そして入口端末ファイルの「現状有無」欄が
「有」とされ、「予約車」欄が消去され、「入場実績」
欄に入場車のデータが記録される。更に、その予約車が
課金タグ有りの場合にはアンテナ10により車両の課金
タグに入場日時が記録され、課金タグなしの場合にはタ
グ機4により貸しタグに入場日時を記録して貸し出すと
共に「ID」欄にその貸しタグの識別番号が記録され
る。
【0088】一方管理コンピュータ1では、予約車ファ
イル(表3)及び状態ファイル(表4)を検索して該当
する予約車のロット番号を表示機7、22に表示させ
る。そして、予約車ファイルの該当する予約車ポインタ
のデータを消去し、代わりに現状車ファイル(表2)に
入場車両のデータを記録して現状車ポインタを付す。状
態ファイルもこれに伴い書き換えられる。更に出口端末
13にも入場車両のデータが送られ、出口端末ファイル
(表6)の該当するロット番号にそのデータが記録され
る。
【0089】進入車両が予約車でない場合には、入口端
末3が、入口端末ファイル(表5)の「割付可否」欄が
「可」であるロットを進入車両の車種も考慮して割り付
ける。ここでは、入口渋滞防止のため入口端末3は管理
コンピュータ1に問い合わせることなく独自に割付を行
う。ただし、直前に入場したばかりの別の車両がある場
合には、その直前入場車のロットとは離れていてかつそ
のロットの前を通過しないで到達できるロットを優先し
て割り付ける。直前入場車が自分のロットに入ろうとし
て切り返しをしていることが考えられるので、場内渋滞
を防止するためである。また、同様に入口渋滞防止のた
め、退場予定の問い合わせはしない。なるべく速やかに
入口を通過させるためである。
【0090】そして課金タグ持参車の場合はアンテナ1
0によりその課金タグに入場日時を記録し、課金タグの
ない車両の場合はタグ機4により貸しタグに入場日時を
記録して貸し出す。そして入口ゲート5を開き、割り付
けたロット番号を表示機7、22に表示させる。更に入
口端末ファイルの「現状有無」欄を「有」とし、「割付
可否」欄を「不」とし、「入場実績」欄に入場車のデー
タを記録し、管理コンピュータ1にそのデータを伝送す
る。
【0091】このため管理コンピュータ1では、現状車
ファイル(表2)に入場車両のデータを記録して現状車
ポインタを付し、状態ファイルもこれに伴い書き換え、
出口端末13にも指令して出口端末ファイルにそのデー
タを記録させる。尚、入場車両がエンドセンサ12を通
過すると、アンテナ10及びカメラ11の作動が停止さ
れ、所定時間経過後に入口ゲート5が閉じられる。
【0092】続いて退場路83への退出車両があった場
合を説明する。スタートセンサ18が退出車両を検知す
るとアンテナ19が作動し、課金タグとの交信を行っ
て、出口端末ファイルと参照してどのロットからの車両
であるかを判別する。課金タグの読み取りに失敗した場
合にはカメラ20により退出車両のナンバープレートを
読み取って車両の識別を行う。
【0093】そして表示機16に駐車料金を表示し、そ
の車両の課金タグが車両持参の口座落し方式のものであ
る場合にはアンテナ19により課金タグに利用実績を記
録して出口ゲート15を開く。その車両の課金タグが車
両持参のプリペイド方式のものである場合にはアンテナ
19によりその駐車料金を残高から差し引いて出口ゲー
ト15を開く。残高不足の場合にはタグ機14により差
額を徴収してから出口ゲート15を開く。その車両の課
金タグが貸しタグである場合にはそれを返却すべき旨の
メッセージを駐車料金と共に表示機16に表示し、タグ
機14により貸しタグの回収と料金徴収とを行ってから
出口ゲート15を開く。
【0094】そして出口端末ファイルの該当するロット
番号のデータを消去し、車両の退出があった旨を管理コ
ンピュータ1に伝送する。このため管理コンピュータ1
では、状態ファイル(表4)の該当するロット番号の
「現状有無」欄を「無」とし、「現状車ポインタ」欄を
消去し、「予約可否」欄が「不」であれば「可」とす
る。現状車ファイル(表2)についても該当する現状車
ポインタのデータを消去する。更に入口端末3にも指令
し、入口端末ファイル(表5)の該当するロット番号に
ついて「現状有無」欄を「無」とさせ、「入場実績」欄
のデータを消去させる。そしてそのロットに以後の予約
割付がない場合には「割付可否」欄を「可」とさせる。
【0095】この駐車場では上記のように予約管理及び
入退場管理をしているが、車両が予定通りに入退場しな
いこともあるので、定期的に(例えば5分毎等)これを
チェックしている。まず、予約があったにもかかわらず
その予約車の入場がない場合(以下、「欠場」という)
を説明する。管理コンピュータ1が予約車ファイル(表
3)をチェックし、「入場予定」の「時刻B」を既に経
過しているのに消去されていない予約車ポインタがある
と、欠場と判断する。この場合にはその予約は取り消さ
れたものと見なし、予約車ファイルの当該予約車ポイン
タのデータを消去し、状態ファイル(表4)及び入口端
末ファイル(表5)も必要なデータの書換えを行う。ロ
ットの無意味な占拠が続くのを防ぐためである。
【0096】続いて現状車に退場予定が記録されている
にもかかわらずその退場予定時刻を超えても退場しない
場合(以下、「超過」という)を説明する。管理コンピ
ュータ1が現状車ファイル(表2)をチェックし、「退
場予定」の「時刻」(ただし「遅れる可能性」のデータ
がある場合にはそれを加算)を経過しているのに消去さ
れていない現状車ポインタがあると、超過と判断する。
管理コンピュータ1では、現状車や既予約車の入退場予
定を考慮して予約要求を割り付け(図7のS24、S2
5)、更に安全を見込んで(同S26)車両の重複を防
止しているが、超過があると重複発生のおそれが生ずる
ので、既にロット割付をした予約について割付の変更を
して重複のおそれを排除する。この処理を図8のフロー
チャートにより説明する。
【0097】超過車が発見された場合には(S41:Y
es)、以後のそのロットへの予約割付を禁止する処理
を行う(S42)。即ち、現状車ファイルの当該現状車
ポインタについて、「退場予定」及び「遅れる可能性」
のデータを消去し、状態ファイル(表4)の当該ロット
番号の「予約可否」の欄を「不」とする。ついでそのロ
ットに既に割り付けられた予約があるか否かを、状態フ
ァイルの「予約車ポインタ」の欄により判断する。その
ロットに予約が割り付けられていない場合には(S4
3:No)、それ以上問題ないので処理は終了する。そ
のロットに予約が割り付けられている場合には(S4
3:Yes)、放置しておくと重複が生じうるので、割
付の変更を行う(S44)。
【0098】具体的には、その予約を割付できる他のロ
ットがあればそのロットに割付を移行する。これにより
重複は回避される。割付できるロットがない場合には、
当該超過車両又は他の退場予定なしの現状車が退場する
まで重複は回避できないが、重複の生じうる時間帯をな
るべく先送りするように割付の変更をして、現実に重複
が生じる以前に解消されるようにする。
【0099】以上詳細に説明したようにこの駐車場にお
いては、駐車棟80の各ロットについての利用状況及び
予約状況を記録する状態ファイル(表4)を管理コンピ
ュータ1に備え、これから駐車場の最新の満空情報を公
衆回線30を介して常時発信するので、駐車場を利用す
る者は家庭40やオフィス41の電話43、パソコン4
4、ファクス45あるいは携帯電話38を用いて随時こ
の情報を受信し、駐車場の満空情報を知ることができ
る。またこの情報はVICS32からも発信されるの
で、車両34に搭載されたナビゲーション装置37を用
いて車中で受信することもできる。従って、この情報を
受信して駐車場の満空情報を知った利用者は、駐車場へ
向かうか否か、また予約をするか否かを決定することが
できる。
【0100】そして、管理コンピュータ1が公衆回線3
0及びVICS32と接続されていることから、利用者
は前記の各機器を用いて管理コンピュータ1と交信して
予約要求をすることができる。また、管理コンピュータ
1から提供される情報には、駐車場の電話番号を含める
こととしたので、利用者が予め電話番号を知らなくても
予約要求ができ、特に車中から予約する場合にはナビゲ
ーション装置37により携帯電話38を操作して管理コ
ンピュータ1とコネクトさせることができる。また、そ
の予約要求の内容に少なくとも予定入場時刻を含めるこ
ととしたので、直ちに駐車場へ向かおうとする場合以外
でも予約をすることができる。
【0101】そして予約した利用者が希望すればナビゲ
ーション装置37により駐車場への道順を示して車両3
4を駐車場へ誘導することとしたので、駐車場の位置を
知らない利用者でも安心して予約を取り駐車場を利用す
ることができる。更に、ナビゲーション装置37の用途
を拡大してその利用促進も図られる。
【0102】そして管理コンピュータ1には状態ファイ
ル及び予約車ファイル(表3)等が備えられているの
で、予約要求の内容とこれらとを対比してその予約要求
の受付の可否を判断し、受付可能な場合のみその予約を
実行することができる。また、現状車又は既予約車のあ
るロットであって、その予定滞在時間と予約要求に係る
予定滞在時間との間に所定の余白時間のあるロットに優
先的にその予約を割り付けるようにしたので、現状車も
予約車もない完全に空いたロットをなるべく残して予約
なしで入場する車両に対処しやすくすることができる。
また、予約を完全に空いたロットに割り付ける場合には
入口端末3に確認させるようにしたので、予約なしの車
両が入場した直後に予約要求があった場合でも二重割付
を防止し、かつ予約なしの入場車両が迅速に入口を通過
することができる。
【0103】更に、管理コンピュータ1により定期的に
現状車ファイル(表2)をチェックするようにしたの
で、予定退場時刻Bを過ぎても退場していない超過車両
を発見することができ、これが発見された場合にはその
ロットへの以後の予約割付を禁止すると共に既にそのロ
ットに割り付けた予約がある場合には、これを割付変更
して車両の重複を未然に防止することができる。
【0104】以上実施例により本発明を説明したが、本
発明は上記実施例に何ら限定されるものではなく、その
趣旨を逸脱しない範囲で種々の改良や変更ができること
は当然である。例えば前記実施例では1つの駐車場の管
理を行うシステムとしたが、複数の駐車場を同様の手法
でまとめて管理するようにしてもよい。また、駐車場の
予約管理だけでなく、場内の入退場車の誘導等の機能を
加えてもよい。あるいは、駐車場の最新の満空情報を公
衆回線30により発信することとしたが、仮にラジオ帯
あるいは光帯の電波の使用が許されるならば、これを使
用し利用者がラジオ受信機でその情報を受信できるよう
にしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る駐車場の構成を説明する概略図で
ある。
【図2】駐車場の管理システムの構成を示すブロック図
である。
【図3】駐車場の利用システム全体を説明する概念図で
ある。
【図4】駐車場利用者が予約をとる際のフローチャート
である。
【図5】ナビゲーション装置に表示される駐車場情報の
例を示す図である。
【図6】駐車場利用者が予約をとる際にナビゲーション
装置に表示される予約画面である。
【図7】駐車場の管理コンピュータによる予約割付のフ
ローチャートである。
【図8】超過車が発見された場合のフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 管理コンピュータ 30 公衆回線 37 ナビゲーション装置 38 電話 80 駐車棟

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のロットを有する駐車場の予約管理
    装置において、 その駐車場の使用状況及び予約状況を記憶する駐車場状
    況記憶手段と、 利用者から予定入場時刻と予定使用時間とを含む予約要
    求があったときに、要求内容と前記駐車場状況記憶手段
    の記憶内容とを対比して予約受付の可否を判断する受付
    判断手段と、 前記受付判断手段により予約受付可と判断された場合に
    その予約を実行する予約実行手段とを備え、 前記受付判断手段が、予約済み車両の予約入場時刻及び
    予約使用時間と予約要求に係る予定入場時刻及び予定使
    用時間との間の重複の有無を判別してその予約要求の受
    け入れ可否を判定する判定部を含むことを特徴とする駐
    車場の予約管理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載する駐車場の予約管理装
    置において、 前記予約実行手段による予約が完了した利用者の希望に
    より、車両搭載のナビゲーション装置を介して予約した
    駐車場への車両の誘導を援助する車両誘導補助手段を備
    えたことを特徴とする駐車場の予約管理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載する駐車場の予約
    管理装置において、 前記受付判断手段の判定部が、予約済み車両の予約入場
    時刻及び予約使用時間と予約要求に係る予定入場時刻及
    び予定使用時間との間に予め定めた所定時間以上の余白
    時間があるロットに対し予約受け入れ可の判定を行うこ
    とを特徴とする駐車場の予約管理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2又は3に記載する駐車場
    の予約管理装置において、 前記駐車場状況記憶手段の記憶内容に基づいて予定退場
    時刻を超過しても退場していない超過滞在車両を発見す
    る超過滞在車両発見手段と、 その超過滞在車両発見手段により超過滞在車両が発見さ
    れた場合に、既にそのロットに割り付けられた予約を割
    付可能な他のロットに変更する超過対処手段とを有する
    ことを特徴とする駐車場の予約管理装置。
  5. 【請求項5】 複数のロットを有する駐車場の予約管理
    方法において、 その駐車場の使用状況及び予約状況を記憶する駐車場状
    況記憶手段を備え、 利用者から予定入場時刻と予定使用時間とを含む予約要
    求があったときにその要求内容を前記駐車場状況記憶手
    段の記憶内容と対比し、 予約済み車両の予約入場時刻及び予約使用時間と予約要
    求に係る予定入場時刻及び予定使用時間との間の重複の
    有無を判別してその予約要求の受付可否を判断し、 受付可と判断された場合にその予約を実行することを特
    徴とする駐車場の予約管理方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載する駐車場の予約管理方
    法において、 利用者の車両にナビゲーション装置を備えさせ、 予約が完了した利用者の希望により前記ナビゲーション
    装置を介してその駐車場への車両の誘導を援助すること
    を特徴とする駐車場の予約管理方法。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6に記載する駐車場の予約
    管理方法において、 利用者から予約要求があったときに、予約済み車両の予
    約入場時刻及び予約使用時間と予約要求に係る予定入場
    時刻及び予定使用時間との間に予め定めた所定時間以上
    の余白時間があるロットに対し予約受け入れ可の判定を
    行うことを特徴とする駐車場の予約管理方法。
  8. 【請求項8】 請求項5又は6又は7に記載する駐車場
    の予約管理方法において、 前記駐車場状況記憶手段の記憶内容に基づいて予定退場
    時刻を所定時間以上超過しても退場していない超過滞在
    車両の有無を確認し、 超過滞在車両が発見された場合に、その超過滞在車両の
    ロットへの以後の予約割付を禁止すると共に既にそのロ
    ットに割り付けられた予約を割付可能な他のロットに変
    更することを特徴とする駐車場の予約管理方法。
JP18805395A 1995-06-30 1995-06-30 駐車場の予約管理装置及び予約管理方法 Pending JPH0916898A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18805395A JPH0916898A (ja) 1995-06-30 1995-06-30 駐車場の予約管理装置及び予約管理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18805395A JPH0916898A (ja) 1995-06-30 1995-06-30 駐車場の予約管理装置及び予約管理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0916898A true JPH0916898A (ja) 1997-01-17

Family

ID=16216869

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18805395A Pending JPH0916898A (ja) 1995-06-30 1995-06-30 駐車場の予約管理装置及び予約管理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0916898A (ja)

Cited By (35)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11175893A (ja) * 1997-12-10 1999-07-02 Nippon Signal Co Ltd:The 駐車場情報提供装置
JPH11328589A (ja) * 1998-05-18 1999-11-30 Nippon Signal Co Ltd:The 駐車予約方法及びその装置
JP2001084418A (ja) * 1999-09-13 2001-03-30 Chushajo Sogo Kenkyusho:Kk 駐車場管理方法及び駐車場管理システム
JP2001250007A (ja) * 1999-12-27 2001-09-14 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 駐車場情報提供装置および駐車場情報提供システム
JP2001250196A (ja) * 2000-03-03 2001-09-14 Shimizu Corp フリーアドレス駐車場システム
JP2001296135A (ja) * 2000-04-18 2001-10-26 Aisin Aw Co Ltd ナビゲーション装置および記憶媒体
JP2001357147A (ja) * 2000-06-14 2001-12-26 Sony Corp 情報処理装置および情報処理方法、駐車場管理システム並びに記録媒体
JP2002157354A (ja) * 2000-11-20 2002-05-31 Nec Infrontia Corp 駐車施設検索及び予約システム、及び探索車輌自動通報システム
JP2002227448A (ja) * 2000-12-01 2002-08-14 Yokohama Tokushu Senpaku Co Ltd 車輌の識別システム及び車輌の識別方法
JP2002230193A (ja) * 2001-02-02 2002-08-16 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 施設予約管理システムおよび駐車場予約管理システムと施設予約管理方法
JP2002245505A (ja) * 2001-02-15 2002-08-30 Toshiba Tec Corp フロント業務データ処理用の装置及びシステム
JP2002257566A (ja) * 2001-02-28 2002-09-11 Mitsubishi Electric Corp カーナビゲーションと通信を用いるサービスシステム
JP2002288526A (ja) * 2001-03-26 2002-10-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 情報収集装置、施設情報提供装置、情報提供装置、情報収集方法、施設情報提供方法、及び情報提供方法
JP2002296059A (ja) * 2001-03-30 2002-10-09 Mazda Motor Corp 情報配信システム
JP2002297801A (ja) * 2001-03-30 2002-10-11 Fujitsu Ltd 駐車場貸借管理システム、管理装置、借り手装置、及び駐車場貸借管理方法
JP2002539569A (ja) * 1999-03-17 2002-11-19 シュラムバーガー システムズ 車両の駐車管理方法
JP2003036499A (ja) * 2001-07-24 2003-02-07 Hitachi Ltd 駐車レーン予約サービスシステム
JP2003506770A (ja) * 1999-07-30 2003-02-18 フランス テレコム 駐車料金の支払いを管理するためのプロセスとこのための確認証拠書類および確認端末
JP2003508839A (ja) * 1999-09-01 2003-03-04 モデュル − システム スウェーデン アクチボラゲット 車両駐車制御システム
JP2003123195A (ja) * 2001-10-17 2003-04-25 Ntt Data Corp 駐車管理システム及びコンピュータプログラム
JP2003319086A (ja) * 2002-04-19 2003-11-07 Jfe Engineering Kk 駐車場装置
JP2004518212A (ja) * 2001-01-19 2004-06-17 プッチオーニ、バンニ 電話ネットワークを介して都市交通を管理する方法とシステム
JP2006079558A (ja) * 2004-09-13 2006-03-23 Toyota Tsusho Corp エリア情報表示方法、駐車場内案内システム、dsrc車載機、車載コンピュータ、駐車場内案内画面表示装置
US7181426B2 (en) 2000-12-14 2007-02-20 International Business Machines Corporation Method and systems for space reservation on parking lots with mechanisms for space auctioning, over-booking, reservation period extensions, and incentives
JP2009139983A (ja) * 2007-12-03 2009-06-25 Toyota Motor Corp 駐車場管理システム
WO2010074128A1 (ja) * 2008-12-26 2010-07-01 Ihi運搬機械株式会社 駐車装置
CN104183154A (zh) * 2014-07-24 2014-12-03 兰州交通大学 一种全自动立体停车库车位预约及取车预约实现方法
CN104835352A (zh) * 2015-06-05 2015-08-12 湖南泰安智能立体车库设备有限公司 一种提高机械式立体车库存取吞吐能力的方法与系统
CN105094094A (zh) * 2015-08-10 2015-11-25 北京熔煜科技发展有限公司 一种高效机械停车库及其控制系统
JP2016014935A (ja) * 2014-06-30 2016-01-28 日本信号株式会社 駐車場管理システム
CN105931486A (zh) * 2016-04-20 2016-09-07 安徽优步智能科技有限公司 基于云平台的网络智能立体车库系统
JP2017091428A (ja) * 2015-11-17 2017-05-25 オムロン株式会社 予約車両優先システム
JP2018146560A (ja) * 2017-03-08 2018-09-20 エル・エス・アイ ジャパン株式会社 入出庫検知装置及び駐車管理システム
WO2021209780A1 (ja) 2020-04-17 2021-10-21 日産自動車株式会社 車両制御方法、車両制御装置、及び車両制御システム
CN114267194A (zh) * 2021-12-16 2022-04-01 青岛创智融信数字科技集团有限公司 一种停车位智能管理方法及系统

Cited By (40)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11175893A (ja) * 1997-12-10 1999-07-02 Nippon Signal Co Ltd:The 駐車場情報提供装置
JPH11328589A (ja) * 1998-05-18 1999-11-30 Nippon Signal Co Ltd:The 駐車予約方法及びその装置
JP2002539569A (ja) * 1999-03-17 2002-11-19 シュラムバーガー システムズ 車両の駐車管理方法
JP2003506770A (ja) * 1999-07-30 2003-02-18 フランス テレコム 駐車料金の支払いを管理するためのプロセスとこのための確認証拠書類および確認端末
JP2003508839A (ja) * 1999-09-01 2003-03-04 モデュル − システム スウェーデン アクチボラゲット 車両駐車制御システム
JP2001084418A (ja) * 1999-09-13 2001-03-30 Chushajo Sogo Kenkyusho:Kk 駐車場管理方法及び駐車場管理システム
JP2001250007A (ja) * 1999-12-27 2001-09-14 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 駐車場情報提供装置および駐車場情報提供システム
JP2001250196A (ja) * 2000-03-03 2001-09-14 Shimizu Corp フリーアドレス駐車場システム
JP2001296135A (ja) * 2000-04-18 2001-10-26 Aisin Aw Co Ltd ナビゲーション装置および記憶媒体
JP2001357147A (ja) * 2000-06-14 2001-12-26 Sony Corp 情報処理装置および情報処理方法、駐車場管理システム並びに記録媒体
JP2002157354A (ja) * 2000-11-20 2002-05-31 Nec Infrontia Corp 駐車施設検索及び予約システム、及び探索車輌自動通報システム
JP2002227448A (ja) * 2000-12-01 2002-08-14 Yokohama Tokushu Senpaku Co Ltd 車輌の識別システム及び車輌の識別方法
US7181426B2 (en) 2000-12-14 2007-02-20 International Business Machines Corporation Method and systems for space reservation on parking lots with mechanisms for space auctioning, over-booking, reservation period extensions, and incentives
JP2004518212A (ja) * 2001-01-19 2004-06-17 プッチオーニ、バンニ 電話ネットワークを介して都市交通を管理する方法とシステム
JP2002230193A (ja) * 2001-02-02 2002-08-16 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 施設予約管理システムおよび駐車場予約管理システムと施設予約管理方法
JP2002245505A (ja) * 2001-02-15 2002-08-30 Toshiba Tec Corp フロント業務データ処理用の装置及びシステム
JP2002257566A (ja) * 2001-02-28 2002-09-11 Mitsubishi Electric Corp カーナビゲーションと通信を用いるサービスシステム
JP2002288526A (ja) * 2001-03-26 2002-10-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 情報収集装置、施設情報提供装置、情報提供装置、情報収集方法、施設情報提供方法、及び情報提供方法
JP2002296059A (ja) * 2001-03-30 2002-10-09 Mazda Motor Corp 情報配信システム
JP2002297801A (ja) * 2001-03-30 2002-10-11 Fujitsu Ltd 駐車場貸借管理システム、管理装置、借り手装置、及び駐車場貸借管理方法
JP2003036499A (ja) * 2001-07-24 2003-02-07 Hitachi Ltd 駐車レーン予約サービスシステム
JP2003123195A (ja) * 2001-10-17 2003-04-25 Ntt Data Corp 駐車管理システム及びコンピュータプログラム
JP2003319086A (ja) * 2002-04-19 2003-11-07 Jfe Engineering Kk 駐車場装置
JP2006079558A (ja) * 2004-09-13 2006-03-23 Toyota Tsusho Corp エリア情報表示方法、駐車場内案内システム、dsrc車載機、車載コンピュータ、駐車場内案内画面表示装置
JP2009139983A (ja) * 2007-12-03 2009-06-25 Toyota Motor Corp 駐車場管理システム
WO2010074128A1 (ja) * 2008-12-26 2010-07-01 Ihi運搬機械株式会社 駐車装置
JP2010156116A (ja) * 2008-12-26 2010-07-15 Ihi Transport Machinery Co Ltd 駐車装置
CN102264988A (zh) * 2008-12-26 2011-11-30 Ihi运搬机械株式会社 停车装置
JP2016014935A (ja) * 2014-06-30 2016-01-28 日本信号株式会社 駐車場管理システム
CN104183154A (zh) * 2014-07-24 2014-12-03 兰州交通大学 一种全自动立体停车库车位预约及取车预约实现方法
CN104835352A (zh) * 2015-06-05 2015-08-12 湖南泰安智能立体车库设备有限公司 一种提高机械式立体车库存取吞吐能力的方法与系统
CN105094094A (zh) * 2015-08-10 2015-11-25 北京熔煜科技发展有限公司 一种高效机械停车库及其控制系统
JP2017091428A (ja) * 2015-11-17 2017-05-25 オムロン株式会社 予約車両優先システム
WO2017086162A1 (ja) * 2015-11-17 2017-05-26 オムロン株式会社 予約車両優先システム
CN105931486A (zh) * 2016-04-20 2016-09-07 安徽优步智能科技有限公司 基于云平台的网络智能立体车库系统
JP2018146560A (ja) * 2017-03-08 2018-09-20 エル・エス・アイ ジャパン株式会社 入出庫検知装置及び駐車管理システム
WO2021209780A1 (ja) 2020-04-17 2021-10-21 日産自動車株式会社 車両制御方法、車両制御装置、及び車両制御システム
US11869362B2 (en) 2020-04-17 2024-01-09 Nissan Motor Co., Ltd. Vehicle control method, vehicle control device, and vehicle control system
CN114267194A (zh) * 2021-12-16 2022-04-01 青岛创智融信数字科技集团有限公司 一种停车位智能管理方法及系统
CN114267194B (zh) * 2021-12-16 2023-01-06 青岛创智融信数字科技集团有限公司 一种停车位智能管理方法及系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0916898A (ja) 駐車場の予約管理装置及び予約管理方法
US9213957B2 (en) Computer-implemented system and method for providing just-in-time loading zone parking
US20170140586A1 (en) Vehicle parking system and method
JP4679286B2 (ja) レンタカーの管理システム、管理方法、会社サーバ、及びプログラム
EP2711875A1 (en) Computer-implemented system and method for controlling interchangeable parking spaces
JP2003044979A (ja) 車両共同利用システム
JP2019028630A (ja) 施設管理装置、施設管理方法及びプログラム
CN112150859A (zh) 一种基于wifi的共享停车系统及方法
CN111369692A (zh) 智能停车系统
KR20220152972A (ko) 통합 교통 서비스 제공 시스템 및 방법
JP2004150989A (ja) 駐車場予約システム、及び、車両用ナビゲーション装置
JP2002216184A (ja) 駐車場予約システム
JP2007290638A (ja) 旅客誘導システム
JP2001084418A (ja) 駐車場管理方法及び駐車場管理システム
JPH0916899A (ja) 駐車場の場内管理装置及び場内管理方法
JP2003036499A (ja) 駐車レーン予約サービスシステム
JP4128403B2 (ja) 顧客紹介システムおよび顧客紹介方法
JP2010033566A (ja) 駐車料金精算機およびコンピュータプログラム
JP4678925B2 (ja) Icカード旅客輸送券及び改札システム
US20200273338A1 (en) Municipal parking space reservation
JP2001256521A (ja) 駐車場の料金管理方法及びその装置
JPH10275299A (ja) 駐車場用車両位置認識装置及び駐車場管理システム
KR102480779B1 (ko) 주차 관리 시스템 및 방법
KR20070109529A (ko) 주차장 온라인 관리 장치와 주차 관리 장치 및 그 방법과그를 이용한 주차장 온라인 운영 시스템
KR100426610B1 (ko) 주차장의 요금징수 서비스방법