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JPH09167240A - ディジタル画像信号処理装置および方法 - Google Patents

ディジタル画像信号処理装置および方法

Info

Publication number
JPH09167240A
JPH09167240A JP34798595A JP34798595A JPH09167240A JP H09167240 A JPH09167240 A JP H09167240A JP 34798595 A JP34798595 A JP 34798595A JP 34798595 A JP34798595 A JP 34798595A JP H09167240 A JPH09167240 A JP H09167240A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pixel
difference
value
digital image
image signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34798595A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Takahashi
健治 高橋
Tetsujiro Kondo
哲二郎 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP34798595A priority Critical patent/JPH09167240A/ja
Publication of JPH09167240A publication Critical patent/JPH09167240A/ja
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハードを軽減するために、画素の差分値によ
りエッジを検出する。 【解決手段】 画素抽出回路42では、ディジタル画像
データから(3×3)ブロックの画素が抽出される。差
分検出回路43a〜43hでは、注目画素と画素a〜画
素hから差分a〜差分hとその方向が最大差分検出回路
44へ供給される。最大差分検出回路44では、絶対値
化された最大差分とその方向が検出され、最大差分は、
しきい値処理回路46へ供給され、最大差分の方向は、
選択回路45へ供給される。選択回路45では、最大差
分の方向の反対方向となる差分が選択され、しきい値処
理回路47へ供給される。しきい値処理回路46では、
最大差分がしきい値T1と比較され、しきい値処理回路
47では、反対方向となる差分がしきい値T2と比較さ
れる。エッジ検出回路48では、それらの比較結果に基
づいて、エッジデータが出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディジタル化さ
れた画像データの画素差分の組み合わせにより、画像の
エッジ抽出を行うことができるディジタル画像信号処理
装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像のエッジ抽出は、画像に対し
てDCT、FFTを行うことによってなされていた。D
CT、FFTの結果、エッジ部の周波数特性が高い周波
数部分に偏ることを利用してエッジ部を求めていた。ま
た、1次微分特性を調べることによって、画像データの
変動を求め、それによってエッジを検出することもなさ
れていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、DC
T、FFTなどの周波数展開を行ったり、1次微分特性
を調べるために大規模なハードウェアが必要とされると
いう問題があった。
【0004】従って、この発明の目的は、画素差分を調
べることにより、1次微分や周波数展開などのための大
規模なハードウェアを必要とせずに、より簡単なハード
ウェアによって、エッジ判定を行うことができるディジ
タル画像信号処理装置および方法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、ディジタル化された画像データから画素が抽出され
る画素抽出手段と、抽出された注目画素と周辺画素との
差分が算出され、算出された差分を絶対値に変換し、最
大となる第1の差分絶対値を検出する第1の最大差分検
出手段と、第1の差分絶対値の反対方向の第2の差分絶
対値を検出する第2の最大差分検出手段と、第1および
第2の差分絶対値にに対してそれぞれしきい値判定を行
うことによって、エッジの有無とエッジの方向を検出す
るための比較手段とからなることを特徴とするディジタ
ル画像信号処理装置である。
【0006】さらに、請求項2に記載のはめいは、ディ
ジタル画像信号をサンプリングし、サンプリングによっ
て画素数が減少された信号を受け取り、間引かれた画素
を補間するようにしたディジタル画像信号処理装置にお
いて、受け取ったディジタル画像信号中に存在する注目
画素の周辺画素に関して、エッジの有無を検出し、エッ
ジの有無と周辺画素のレベル分布とによって、注目画素
のクラスを決定するためのクラス分類手段と、入力ディ
ジタル画像信号中に含まれ、注目画素の近傍に複数の画
素の値と係数の線形一次結合によって、注目画素の値を
作成した時に、作成された値と注目画素の真値との誤差
を最小とするような係数をクラス毎に発生するための係
数発生手段と、係数と注目画素の近傍の複数の画素の値
との線形一次結合によって、注目画素の値を生成するた
めの演算手段とからなることを特徴とするディジタル画
像信号処理装置である。
【0007】そして、請求項4に記載の発明は、ディジ
タル化された画像データから画素が抽出されるステップ
と、抽出された注目画素と周辺画素との差分が算出さ
れ、算出された差分を絶対値に変換し、最大となる第1
の差分絶対値を検出するステップと、第1の差分絶対値
の反対方向の第2の差分絶対値を検出するステップと、
第1および第2の差分絶対値にに対してそれぞれしきい
値判定を行うことによって、エッジの有無とエッジの方
向を検出するためのステップとからなることを特徴とす
るディジタル画像信号処理方法である。
【0008】また、請求項5に記載の発明は、ディジタ
ル画像信号をサンプリングし、サンプリングによって画
素数が減少された信号を受け取り、間引かれた画素を補
間するようにしたディジタル画像信号処理方法におい
て、受け取ったディジタル画像信号中に存在する注目画
素の周辺画素に関して、エッジの有無を検出し、エッジ
の有無と周辺画素のレベル分布とによって、注目画素の
クラスを決定するためのステップと、入力ディジタル画
像信号中に含まれ、注目画素の近傍に複数の画素の値と
係数の線形一次結合によって、注目画素の値を作成した
時に、作成された値と注目画素の真値との誤差を最小と
するような係数をクラス毎に発生するためのステップ
と、係数と注目画素の近傍の複数の画素の値との線形一
次結合によって、注目画素の値を生成するためのステッ
プとからなることを特徴とするディジタル画像信号処理
方法である。
【0009】ディジタル化された画像データの画素値の
差分を求め、それぞれの差分の組み合わせによって、エ
ッジ検出が行われるため、ハードウェアの軽減化を達成
できる。また、差分の絶対値が最大となる方向と反対方
向の差分の絶対値をしきい値と比較することによって、
エッジ検出の精度を向上することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施例につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。この発明が適用
できるMUSEデコーダの一例を図1に示す。11で示
す入力端子からMUSEのベースバンド信号が供給さ
れ、供給されたベースバンド信号は、LPF(ローパス
フィルタ)12へ供給される。LPF12では、供給さ
れたベースバンド信号に対して、所定の帯域制限が施さ
れた後、A/D変換回路13によって、ディジタル化が
なされる。このA/D変換回路13のサンプリング周波
数は、16.2MHzを使用し、ディジタル化がなされ
る。
【0011】ディジタル化がなされたベースバンド信号
から画像データがディエンファシス回路14へ供給さ
れ、ディエンファシス回路14によってディエンファシ
ス処理が施された後、逆γ補正(γ-1)回路15へ供給
され、逆γ補正がなされる。逆γ補正回路15からの画
像データは、動き部分・動き量検出回路18、フレーム
間内挿回路19およびクラス分類適応補間回路23へ供
給される。
【0012】動き部分・動き量検出回路18では、端子
17から供給された画面全体の動きベクトルに基づい
て、供給された画像データの動き領域および動き量が検
出される。この動き部分・動き量検出回路18で検出さ
れる動き領域および動き量は、混合(MIX)回路25
において、静止領域と動き領域との画素毎の混合比の基
準となるものである。検出された動き領域および動き量
は、混合回路25へ供給される。
【0013】画像データからの静止領域は、フレーム間
内挿回路19により1フレーム前の画像データを使用し
たフレーム間内挿がなされる。但し、カメラのパニング
のように、画像の全体が動く時には、コントロール信号
として伝送される動きベクトルに応じて1フレーム前の
画像を動かして重ね合わせる処理がなされる。フレーム
間内挿回路19の出力信号がLPF20へ供給される。
LPF20では、供給された画像データに対して12M
Hzの帯域制限が施され、周波数変換回路21では、画像
データのサンプリング周波数が32.4MHzから24.
3MHzへ周波数変換される。フィールド間内挿回路22
では、フレーム間内挿回路19と同様に、1フィールド
前の画像データを使用したフィールド間内挿がなされ
る。フィールド間内挿回路22の出力信号は、混合回路
25へ供給される。
【0014】画像データからの動き領域は、クラス分類
適応補間回路23により、エッジデータと共に後述する
ように空間的内挿、すなわちフレーム内内挿またはフィ
ールド内内挿がなされる。クラス分類適応補間回路23
の出力信号が周波数変換回路24へ供給される。周波数
変換回路24では、画像データのサンプリング周波数が
32.4MHzから48.6MHzへ周波数変換される。そ
の出力信号が混合回路25へ供給される。この混合回路
25は、動き部分・動き量検出回路18からの信号に基
づいて、静止画像と動き画像の混合比が制御される。こ
の混合回路25の出力信号は、図示しないがTCIデコ
ーダに供給され、Y、Pr、Pbの各信号に分離され
る。さらに、D/A変化され、逆マトリクス演算され、
γ補正がなされた後、R、G、B信号が得られる。
【0015】ここで、この発明が適用されるクラス分類
適応補間回路23の一例を図2に示す。入力端子31か
ら画像データの動き領域が供給される。この画像データ
の動き領域は、上述したように逆γ補正回路15から供
給されたものである。その動き領域は、レベル検出回路
32および補間回路36へ供給される。レベル検出回路
32では、供給された動き領域、例えば3画素×3ライ
ン(以下、(3×3)ブロックと称する)毎のレベル分
布のパターンが検出される。ブロック毎のレベル分布の
パターンは、一例として(3×3)ブロックの各画素の
レベルを、例えばそのブロックの平均値と比較すること
によって2値化し、検出される。
【0016】クラス作成回路34では、端子33から供
給されるエッジデータと、検出された(3×3)ブロッ
ク毎のレベル分布のパターンとからクラスが作成され
る。具体的には、この一例において、エッジデータは、
エッジ量(2ビット)、エッジの方向(3ビット)から
なり、レベル分布のパターン(9ビット)と共に合計1
4ビットでブロックのクラスが作成される。ここで、エ
ッジ量(2ビット)とは、検出されたエッジの方向に関
する差分値を段階的に分けたものであり、例えば`00'
はエッジ無し、 `01' は差分値が小、 `10' は差分値が
中、 `11' は差分値が大となる。これらの14ビットか
らなるクラスがクラス作成回路34から係数ROM35
へ供給される。
【0017】係数ROM35では、供給されたクラスを
アドレスとして、そのアドレスに対応する係数データが
読み出される。この係数データは、後述するように予め
演算により求められている。読み出された係数データ
は、係数ROM35から補間回路36へ供給される。補
間回路36では、供給された係数データから補間データ
を作成するために、例えば線形一次結合式が用いられ、
空間内内挿、すなわちフレーム内内挿またはフィールド
内内挿が行われる。補間が行われた画像データは、出力
端子37を介して周波数変換回路24へ供給される。
【0018】この発明によるディジタル画像信号処理装
置のエッジ検出回路の一実施例を図3に示す。41で示
す入力端子からディジタル画像データが供給される。画
素抽出回路42では、図4に示すように入力された画像
データに対して、各画素毎にa〜hの8方向、すなわち
注目画素を中心として、例えば(3×3)ブロックの9
画素が抽出される。抽出された注目画素は、画素抽出回
路42から差分検出回路43a〜43hへ供給され、注
目画素の周辺に位置する画素a〜画素hは、それぞれ差
分検出回路43a〜43hへ供給される。
【0019】差分検出回路43a〜43hでは、注目画
素と画素a〜画素hの差分Δa〜Δhが検出され、その
差分Δa〜Δhは、差分検出回路43a〜43hから最
大差分検出回路44へ供給される。この差分Δaは、注
目画素のレベルをLyとし、画素aのレベルをLaとす
ると Δa=Ly−La (1) で求められる。差分Δb〜Δhも、同様に注目画素yの
値から画素b〜画素hの値をそれぞれ減算することによ
って得られる。
【0020】最大差分検出回路44では、差分検出回路
43a〜43hからの差分Δa〜Δhを絶対値に変換
し、|Δa|〜|Δh|の中から最大となる差分とその
方向が求められる。求められた最大差分は、最大差分検
出回路44からしきい値処理回路46へ供給され、最大
差分の方向は、選択回路45へ供給される。しきい値処
理回路46では、図5Aに示すように供給された最大差
分が設定されたしきい値T1を用いてエッジか否かが判
断され、しきい値T1より大きいと判断される(差分
A)と、エッジであると判断され、しきい値T1より小
さいと判断される(差分B)と、エッジでないと判断さ
れる。選択回路45では、最大差分検出回路44からの
最大差分の方向と反対方向の差分が選択される。すなわ
ち、差分検出回路43a〜43hからの差分Δa〜Δh
から最大差分の方向と反対方向の差分が選択され、しき
い値処理回路47へ供給される。
【0021】しきい値処理回路47では、図5Bに示す
ように供給された差分が設定されたしきい値T2を用い
てエッジが否かが判断され、しきい値T2より大きいと
判断される(差分C)と、エッジでないと判断され、し
きい値T2より小さいと判断される(差分D)と、エッ
ジであると判断される。ただし、しきい値処理回路46
において、エッジでないと判断されたものに関しては、
しきい値処理回路47の判断結果と無関係にエッジでな
いものとする。エッジ検出回路48では、しきい値処理
回路46および47からの判断結果が供給され、それら
の判断結果からエッジの有無、エッジの方向、差分量な
どがエッジデータとして検出される。検出されたエッジ
データは、出力端子49から出力される。
【0022】具体的には、例えば注目画素と画素cとの
|Δc|が最大差分とすると、その|Δc|が最大差分
検出回路44からしきい値処理回路46へ供給される。
さらに、その|Δc|の方向が最大差分検出回路44か
ら選択回路45へ供給される。選択回路45では、画素
cと反対方向となる差分絶対値|Δg|がしきい値処理
回路47へ供給される。しきい値処理回路46では、供
給された|Δc|としきい値T1が比較され、しきい値
処理回路47では、供給された|Δg|としきい値T2
が比較される。これらのしきい値処理回路46および4
7の比較結果は、|Δc|がしきい値T1より大きく、
且つ|Δg|がしきい値T2より小さい場合、注目画素
と画素cの間にエッジがあると判断される。その他の場
合は、エッジでないと判断される。
【0023】次に、上述した係数ROM35に記憶され
る係数データの学習方法の一例を図6のフローチャート
を用いて説明する。このフローチャートは、ステップS
1から学習処理の制御が始まり、ステップS1の学習デ
ータ形成では、既知の画像に対応した学習データが形成
される。フィールド内またはフレーム内の周辺画素の値
が学習データとして採用される。注目画素の真値と複数
の周辺画素の値とが一組の学習データである。
【0024】ここで、周辺画素で構成されるブロックの
ダイナミックレンジが所定のしきい値より小さいもの
は、学習データとして扱わない制御がなされる。ダイナ
ミックレンジが小さいものは、ノイズの影響を受けやす
く、正確な学習結果が得られないおそれがあるからであ
る。ステップS2のデータ終了では、入力された全デー
タ、例えば1フレームのデータの処理が終了していれ
ば、ステップS5の予測係数決定へ制御が移り、終了し
ていなければ、ステップS3のクラス決定へ制御が移
る。
【0025】ステップS3のクラス決定は、上述のよう
に、フィールド内またはフレーム内の所定の画素の値お
よびエッジデータに基づいたクラス決定がなされる。ス
テップS4の正規方程式生成では、後述する式(9)の
正規方程式が作成される。全データの処理が終了後、ス
テップS2のデータ終了から制御がステップS5に移
る。このステップS5の予測係数決定では、この正規方
程式を行列解法を用いて解いて、予測係数を決める。ス
テップS6の予測係数ストアで、予測係数をメモリにス
トアし、この学習のフローチャートが終了する。
【0026】図6中のステップS4(正規方程式生成)
およびステップS5(予測係数決定)の処理をより詳細
に説明する。注目画素の真値をyとし、その推定値をy
´とし、その周囲の画素の値をx1 〜xn としたとき、
クラス毎に係数w1 〜wn によるnタップの線形1次結
合 y´=w1 1 +w2 2 +・・・+wn n (2) を設定する。学習前は、wi が未定係数である。
【0027】上述のように、学習はクラス毎になされ、
データ数がmの場合、式(2)は、式(3)で表され
る。 yj ´=w1 j1+w2 j2+・・・+wn jn (3) (但し、j=1,2,・・・,m)
【0028】m>nの場合、w1 〜wn は、一意には決
まらないので、誤差ベクトルEの要素をそれぞれの学習
データxj1,xj2,・・・,xjn,yj における予測誤
差をej として、次の式(4)のごとく定義する。 ej =yj −(w1 j1+w2 j2+・・・+wn jn) (4) (但し、j=1,2,・・・,m) 次に、式(5)を最小にする係数を求め、最小自乗法に
おける最適な予測係数w1 ,w2 ,・・・,wn を決定
する。
【0029】
【数1】
【0030】すなわち、式(5)のwi による偏微分係
数を求めると、式(6)に示すようになる。式(6)で
(i=1,2,・・・,n)である。
【0031】
【数2】
【0032】式(6)を0にするように各wi を決めれ
ばよいから、
【0033】
【数3】
【0034】として、行列を用いると、
【0035】
【数4】
【0036】となる。この方程式は、一般に正規方程式
と呼ばれている。正規方程式は、丁度未知数がn個だけ
ある連立方程式である。これにより最確値たる各未定係
数w1 ,w2 ,・・・wn を求めることができる。具体
的には、一般的に式(9)の左辺の行列は、正定値対称
なので、コレスキー法という手法により式(9)の連立
方程式を解くことができ、未定係数wi が求まり、クラ
スコードをアドレスとして、この係数wi をメモリに格
納しておく。
【0037】図7は、この発明によるエッジ抽出の他の
実施例を示すものである。他の実施例では、垂直方向お
よび斜め方向のエッジだけを求めるものである。すなわ
ち、斜め方向のエッジ1および3、垂直方向のエッジ2
を求める。まず、図7Aに示すように、水平方向に関す
る2つの差分絶対値の内で大きい方の差分絶対値をしき
い値T1で比較し、そして図7Bに示すように、この2
つの水平方向を除いた6方向の差分絶対値の中で最小と
なるものを求め、その差分絶対値をしきい値T2と比較
することにより、垂直方向および斜め方向に限ったエッ
ジを検出することができる。
【0038】具体的には、|Δc|および|Δg|から
大きい方がしきい値T1と比較される。その他の差分Δ
a、Δb、Δd、Δe、Δf、Δhが絶対値に変換さ
れ、絶対値に変換されたこれらの差分絶対値の中から最
小となるものが求められ、その差分絶対値は、しきい値
T2と比較される。そして、それぞれの比較結果を用い
て垂直方向および斜め方向に限ったエッジが求められ
る。
【0039】また、上述した一実施例は、入力された画
像データに対して、各画素毎に(3×3)ブロックの8
方向の差分絶対値を用いてエッジ抽出を行う方式であ
る。しかしながら、図8に示すように(5×5)ブロッ
クの画素を用いて、注目画素と画素a〜画素hとから最
大となる差分絶対値の反対方向の差分絶対値に代えて、
例えば注目画素と画素A〜画素Hとから最大となる差分
絶対値の反対方向の差分絶対値を求め、その差分絶対値
をしきい値T2と比較することでエッジ抽出を行う方式
も可能である。また、注目画素と画素a〜画素hとから
最大となる差分絶対値の反対方向の差分絶対値と、注目
画素と画素A〜画素Hとから最大となる差分絶対値の反
対方向の差分絶対値との和をしきい値T2と比較するこ
とでエッジ抽出を行う方式などを用いることも可能であ
る。
【0040】さらに、上述した他の実施例は、しきい値
T1と比較される水平方向(画素c、g)に関する2つ
の差分絶対値を除いた6方向(画素a、b、d、e、
f、h)の差分絶対値の中から最小となる差分絶対値が
求められ、その差分絶対値がしきい値T2と比較される
ことでエッジ抽出を行う方式である。しかしながら、注
目画素から同じ方向となる注目画素と画素aの差分絶対
値と、注目画素と画素Aの差分絶対値との和、同様に注
目画素と画素b、d、e、f、hのそれぞれの差分絶対
値と、注目画素と画素B、D、E、F、Hのそれぞれの
差分絶対値との和が求められ、求められた同じ方向の6
つの差分絶対値の和の中から最小となる差分絶対値の和
がしきい値T2と比較されることでエッジ抽出を行う方
式などを用いることも可能である。
【0041】そして、この実施例において、注目画素と
周辺画素の差分絶対値の中から最大となる差分絶対値
と、その反対方向の差分絶対値とを用いてエッジ抽出を
行っているが、これはほんの一例であり、画素の方向と
は無関係に最大となる差分絶対値と、最小となる差分絶
対値とを求め上述のようにしきい値判定を行うことによ
り、エッジ抽出を行うことで、さらに精度を良くするこ
とができる。
【0042】また、この実施例では、エッジの有無、エ
ッジの方向およびレベル分布のパターンからそのブロッ
クのクラスが作成されるが、エッジの有無とレベル分布
のパターンを用いてクラスを作成することも可能であ
り、またエッジの有無、エッジの方向、レベル分布のパ
ターンおよび差分量を用いてクラスを作成することも可
能である。
【0043】
【発明の効果】この発明に依れば、クラス分類などの処
理を行うときに求める差分値でエッジ検出が行えるた
め、ハードウェアを軽減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用できるディジタル画像信号処理
装置の一例を示すブロック図である。
【図2】この発明が適用できるクラス分類適応補間回路
の一例を示すブロック図である。
【図3】この発明のディジタル画像信号処理装置のエッ
ジ検出の一実施例を示すブロック図である。
【図4】この発明のエッジ検出回路の説明に用いる略線
図である。
【図5】この発明のエッジ検出回路の説明に用いる略線
図である。
【図6】この発明が適用できるクラス分類適応補間回路
の係数ROMの学習の一例の説明に用いるフローチャー
トである。
【図7】この発明のエッジ検出回路の他の例の説明に用
いる略線図である。
【図8】この発明のエッジ検出回路の他の例の説明に用
いる略線図である。
【符号の説明】 42 画素抽出回路 43 差分検出回路 44 最大差分検出回路 45 選択回路 46、47 しきい値処理回路 48 エッジ検出回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル化された画像データから画素
    が抽出される画素抽出手段と、 抽出された注目画素と周辺画素との差分が算出され、算
    出された差分を絶対値に変換し、最大となる第1の差分
    絶対値を検出する第1の最大差分検出手段と、 上記第1の差分絶対値の反対方向の第2の差分絶対値を
    検出する第2の最大差分検出手段と、 上記第1および第2の差分絶対値にに対してそれぞれし
    きい値判定を行うことによって、エッジの有無とエッジ
    の方向を検出するための比較手段とからなることを特徴
    とするディジタル画像信号処理装置。
  2. 【請求項2】 ディジタル画像信号をサンプリングし、
    上記サンプリングによって画素数が減少された信号を受
    け取り、上記間引かれた画素を補間するようにしたディ
    ジタル画像信号処理装置において、 受け取ったディジタル画像信号中に存在する注目画素の
    周辺画素に関して、エッジの有無を検出し、上記エッジ
    の有無と上記周辺画素のレベル分布とによって、上記注
    目画素のクラスを決定するためのクラス分類手段と、 上記入力ディジタル画像信号中に含まれ、上記注目画素
    の近傍に複数の画素の値と係数の線形一次結合によっ
    て、上記注目画素の値を作成した時に、作成された値と
    上記注目画素の真値との誤差を最小とするような係数を
    上記クラス毎に発生するための係数発生手段と、 上記係数と上記注目画素の近傍の複数の画素の値との線
    形一次結合によって、注目画素の値を生成するための演
    算手段とからなることを特徴とするディジタル画像信号
    処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のディジ
    タル画像信号処理装置において、 上記第2の最大差分検出手段において、抽出された上記
    注目画素と、上記周辺画素および/または上記周辺画素
    と異なる周辺画素との差分とその方向が求められ、求め
    られた上記差分を絶対値に変換し、最大となる第1の差
    分絶対値の反対方向の第2の差分絶対値を検出すること
    を特徴とするディジタル画像信号処理装置。
  4. 【請求項4】 ディジタル化された画像データから画素
    が抽出されるステップと、 抽出された注目画素と周辺画素との差分が算出され、算
    出された差分を絶対値に変換し、最大となる第1の差分
    絶対値を検出するステップと、 上記第1の差分絶対値の反対方向の第2の差分絶対値を
    検出するステップと、 上記第1および第2の差分絶対値にに対してそれぞれし
    きい値判定を行うことによって、エッジの有無とエッジ
    の方向を検出するためのステップとからなることを特徴
    とするディジタル画像信号処理方法。
  5. 【請求項5】 ディジタル画像信号をサンプリングし、
    上記サンプリングによって画素数が減少された信号を受
    け取り、上記間引かれた画素を補間するようにしたディ
    ジタル画像信号処理方法において、 受け取ったディジタル画像信号中に存在する注目画素の
    周辺画素に関して、エッジの有無を検出し、上記エッジ
    の有無と上記周辺画素のレベル分布とによって、上記注
    目画素のクラスを決定するためのステップと、 上記入力ディジタル画像信号中に含まれ、上記注目画素
    の近傍に複数の画素の値と係数の線形一次結合によっ
    て、上記注目画素の値を作成した時に、作成された値と
    上記注目画素の真値との誤差を最小とするような係数を
    上記クラス毎に発生するためのステップと、 上記係数と上記注目画素の近傍の複数の画素の値との線
    形一次結合によって、注目画素の値を生成するためのス
    テップとからなることを特徴とするディジタル画像信号
    処理方法。
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