JPH09159905A - 自動焦点調節装置 - Google Patents
自動焦点調節装置Info
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- JPH09159905A JPH09159905A JP7318819A JP31881995A JPH09159905A JP H09159905 A JPH09159905 A JP H09159905A JP 7318819 A JP7318819 A JP 7318819A JP 31881995 A JP31881995 A JP 31881995A JP H09159905 A JPH09159905 A JP H09159905A
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- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B7/00—Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
- G02B7/28—Systems for automatic generation of focusing signals
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- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
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- Studio Devices (AREA)
- Focusing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、デフォーカス量その他の焦点状態
に関する情報(以下「焦点情報」という)に基づいて焦
点調節を自動的に行う自動焦点調節装置に関し、有意な
焦点情報を選定して使用する自動焦点調節装置を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 撮影レンズの焦点情報を検出する焦点検
出手段1と、焦点情報が記憶される格納手段2と、格納
手段2に記憶された焦点情報に基づいて、撮影レンズの
焦点調節を行う焦点調節手段3とを備えた自動焦点調節
装置において、焦点検出手段1における「焦点情報の検
出間隔」の長短に応じ、焦点情報を格納手段2に記憶さ
せるか否かを選択する第1選択手段4aを備えて構成す
る。
に関する情報(以下「焦点情報」という)に基づいて焦
点調節を自動的に行う自動焦点調節装置に関し、有意な
焦点情報を選定して使用する自動焦点調節装置を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 撮影レンズの焦点情報を検出する焦点検
出手段1と、焦点情報が記憶される格納手段2と、格納
手段2に記憶された焦点情報に基づいて、撮影レンズの
焦点調節を行う焦点調節手段3とを備えた自動焦点調節
装置において、焦点検出手段1における「焦点情報の検
出間隔」の長短に応じ、焦点情報を格納手段2に記憶さ
せるか否かを選択する第1選択手段4aを備えて構成す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デフォーカス量そ
の他の焦点状態に関する情報(以下「焦点情報」とい
う)に基づいて焦点調節を行う自動焦点調節装置に関
し、特に、有意な焦点情報を選定して使用する自動焦点
調節装置に関する。
の他の焦点状態に関する情報(以下「焦点情報」とい
う)に基づいて焦点調節を行う自動焦点調節装置に関
し、特に、有意な焦点情報を選定して使用する自動焦点
調節装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラなどの光学機器には、光学
系の焦点調整を自動的に行うため、自動焦点調節装置が
搭載される。
系の焦点調整を自動的に行うため、自動焦点調節装置が
搭載される。
【0003】これらの自動焦点調節装置では、公知の焦
点検出方式(位相差検出方式や外光パッシブ方式など)
を使用することにより、焦点情報の検出が行われる。こ
れらの焦点情報は、メモリ回路などの格納手段に順次記
録され、所定の標本数からなる焦点情報として、まとめ
て蓄積される。このように過去の複数時点にわたって蓄
積された焦点情報は、焦点調節において種々使用されて
いる。
点検出方式(位相差検出方式や外光パッシブ方式など)
を使用することにより、焦点情報の検出が行われる。こ
れらの焦点情報は、メモリ回路などの格納手段に順次記
録され、所定の標本数からなる焦点情報として、まとめ
て蓄積される。このように過去の複数時点にわたって蓄
積された焦点情報は、焦点調節において種々使用されて
いる。
【0004】例えば、これらの焦点情報の変動に基づい
て、自動焦点調節装置は、被写体が移動体か否かの判別
を行う。この判別結果に基づいて、焦点調節モードの切
り替えなどが行われる。また、特に位相差検出方式で
は、ミラーボックスを介して、焦点検出用の光束を受光
するので、ミラーアップ期間中に焦点情報の検出を行う
ことができない。そこで、格納手段に蓄積された焦点情
報の動向を求め、その動向を外延することにより、ミラ
ーアップ後における焦点情報の値を予測する。この予測
値に合わせて撮影レンズの焦点調節を継続することによ
り、露光時における被写体の変位に大きく外れることな
く、良好な合焦状態を得ることができる。
て、自動焦点調節装置は、被写体が移動体か否かの判別
を行う。この判別結果に基づいて、焦点調節モードの切
り替えなどが行われる。また、特に位相差検出方式で
は、ミラーボックスを介して、焦点検出用の光束を受光
するので、ミラーアップ期間中に焦点情報の検出を行う
ことができない。そこで、格納手段に蓄積された焦点情
報の動向を求め、その動向を外延することにより、ミラ
ーアップ後における焦点情報の値を予測する。この予測
値に合わせて撮影レンズの焦点調節を継続することによ
り、露光時における被写体の変位に大きく外れることな
く、良好な合焦状態を得ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年の自動
焦点調節装置では、マイクロプロセッサなどの処理速度
の向上に伴って、焦点情報の演算時間が短縮され、焦点
情報の検出間隔が大幅に短縮される傾向にある。さら
に、焦点検出用の光束が明るい場合には、焦点検出用C
CDなどの蓄積時間が短縮されるので、焦点情報の検出
間隔がより一層短縮される。
焦点調節装置では、マイクロプロセッサなどの処理速度
の向上に伴って、焦点情報の演算時間が短縮され、焦点
情報の検出間隔が大幅に短縮される傾向にある。さら
に、焦点検出用の光束が明るい場合には、焦点検出用C
CDなどの蓄積時間が短縮されるので、焦点情報の検出
間隔がより一層短縮される。
【0006】これらの事情により、焦点情報の検出間隔
が短縮されると、単位時間当たりに検出される焦点情報
の標本数は一段と増加する。このように焦点情報の標本
数が増加することにより、焦点情報の動向がより精細に
捉えられるので、被写体の移動予測などを行う上で好ま
しい状況になる。
が短縮されると、単位時間当たりに検出される焦点情報
の標本数は一段と増加する。このように焦点情報の標本
数が増加することにより、焦点情報の動向がより精細に
捉えられるので、被写体の移動予測などを行う上で好ま
しい状況になる。
【0007】しかしながら、焦点情報の標本数を増やす
ためには、より大きな記憶容量をもつ格納手段を備えな
ければならないという問題点があった。また、焦点情報
の標本数が増すため、焦点情報の動向を求めるための演
算処理量が増加し、処理が徒らに煩雑になるという問題
点があった。一方、格納手段の記憶容量を増やさない場
合、焦点情報の検出間隔が短縮されることにより、焦点
情報の標本区間が却って短くなる。そのため、焦点情報
の緩やかな時間変動を捉えられず、被写体が移動体か否
かを明確に判定できなくなるという問題点があった。
ためには、より大きな記憶容量をもつ格納手段を備えな
ければならないという問題点があった。また、焦点情報
の標本数が増すため、焦点情報の動向を求めるための演
算処理量が増加し、処理が徒らに煩雑になるという問題
点があった。一方、格納手段の記憶容量を増やさない場
合、焦点情報の検出間隔が短縮されることにより、焦点
情報の標本区間が却って短くなる。そのため、焦点情報
の緩やかな時間変動を捉えられず、被写体が移動体か否
かを明確に判定できなくなるという問題点があった。
【0008】また、焦点情報の検出時には、量子化誤差
などの検出誤差が生じるため、焦点情報の検出値は多様
にばらつく。このようにバラツキを含む焦点情報につい
て時間微分を算出すると、焦点情報の検出間隔が短くな
るに従って、時間微分に含まれる誤差が大きくなる。そ
のため、2〜3時点前の焦点情報の動向を外延して、焦
点情報の予測値を求めた場合、焦点情報の検出間隔が短
くなるに従って、予測値が大きく外れるという問題点が
あった。
などの検出誤差が生じるため、焦点情報の検出値は多様
にばらつく。このようにバラツキを含む焦点情報につい
て時間微分を算出すると、焦点情報の検出間隔が短くな
るに従って、時間微分に含まれる誤差が大きくなる。そ
のため、2〜3時点前の焦点情報の動向を外延して、焦
点情報の予測値を求めた場合、焦点情報の検出間隔が短
くなるに従って、予測値が大きく外れるという問題点が
あった。
【0009】すなわち、図10(a)に示されるよう
に、焦点情報の検出間隔が長い場合は、像面速度一定と
して外延した予測直線(図中の実線)や、像面加速度一
定として外延した予測曲線(図中の破線)は、バラツキ
の中心軸(図中の点線)の近傍に位置する。しかし、図
10(b)に示されるように、焦点情報の検出間隔が短
い場合は、上述の予測直線や予測曲線ともに,バラツキ
の中心軸から大きく外れる。
に、焦点情報の検出間隔が長い場合は、像面速度一定と
して外延した予測直線(図中の実線)や、像面加速度一
定として外延した予測曲線(図中の破線)は、バラツキ
の中心軸(図中の点線)の近傍に位置する。しかし、図
10(b)に示されるように、焦点情報の検出間隔が短
い場合は、上述の予測直線や予測曲線ともに,バラツキ
の中心軸から大きく外れる。
【0010】本発明は、上述のような問題点を解決する
ために、格納手段に記憶する焦点情報の標本数を徒らに
増やすことなく、焦点調節のために有意な焦点情報を選
定して使用する自動焦点調節装置を提供することを目的
とする。
ために、格納手段に記憶する焦点情報の標本数を徒らに
増やすことなく、焦点調節のために有意な焦点情報を選
定して使用する自動焦点調節装置を提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1は、請求項1,2に
記載の発明を説明する原理ブロック図である。
記載の発明を説明する原理ブロック図である。
【0012】請求項1に記載の発明は、撮影レンズの焦
点情報を検出する焦点検出手段1と、焦点情報が記憶さ
れる格納手段2と、格納手段2に記憶された焦点情報に
基づいて、撮影レンズの焦点調節を行う焦点調節手段3
とを備えた自動焦点調節装置において、焦点検出手段1
における「焦点情報の検出間隔」の長短に応じ、焦点情
報を格納手段2に記憶させるか否かを選択する第1選択
手段4aを備えて構成する。
点情報を検出する焦点検出手段1と、焦点情報が記憶さ
れる格納手段2と、格納手段2に記憶された焦点情報に
基づいて、撮影レンズの焦点調節を行う焦点調節手段3
とを備えた自動焦点調節装置において、焦点検出手段1
における「焦点情報の検出間隔」の長短に応じ、焦点情
報を格納手段2に記憶させるか否かを選択する第1選択
手段4aを備えて構成する。
【0013】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の自動焦点調節装置において、第1選択手段4aは、格
納手段2に前回記憶された焦点情報の検出時刻から所定
時間経過した後に、最新の焦点情報を格納手段2に記憶
させることを特徴とする。図2は、請求項3,4に記載
の発明を説明する原理ブロック図である。請求項3に記
載の発明は、撮影レンズの焦点情報を検出する焦点検出
手段1と、焦点情報が記憶される格納手段2と、格納手
段2に記憶された焦点情報に基づいて、撮影レンズの焦
点調節を行う焦点調節手段3とを備えた自動焦点調節装
置において、焦点検出手段1における「焦点情報の変
化」の大小に応じ、焦点情報を格納手段2に記憶させる
か否かを選択する第2選択手段4bを備えて構成する。
の自動焦点調節装置において、第1選択手段4aは、格
納手段2に前回記憶された焦点情報の検出時刻から所定
時間経過した後に、最新の焦点情報を格納手段2に記憶
させることを特徴とする。図2は、請求項3,4に記載
の発明を説明する原理ブロック図である。請求項3に記
載の発明は、撮影レンズの焦点情報を検出する焦点検出
手段1と、焦点情報が記憶される格納手段2と、格納手
段2に記憶された焦点情報に基づいて、撮影レンズの焦
点調節を行う焦点調節手段3とを備えた自動焦点調節装
置において、焦点検出手段1における「焦点情報の変
化」の大小に応じ、焦点情報を格納手段2に記憶させる
か否かを選択する第2選択手段4bを備えて構成する。
【0014】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の自動焦点調節装置において、第2選択手段4bは、格
納手段2に前回記憶された焦点情報と比較して、最新の
焦点情報が所定値以上変化すると、その最新の焦点情報
を格納手段2に記憶させることを特徴とする。図3は、
請求項5,6,7に記載の発明を説明する原理ブロック
図である。
の自動焦点調節装置において、第2選択手段4bは、格
納手段2に前回記憶された焦点情報と比較して、最新の
焦点情報が所定値以上変化すると、その最新の焦点情報
を格納手段2に記憶させることを特徴とする。図3は、
請求項5,6,7に記載の発明を説明する原理ブロック
図である。
【0015】請求項5に記載の発明は、撮影レンズの焦
点情報を検出する焦点検出手段1と、焦点情報が記憶さ
れる格納手段2と、格納手段2に記憶された焦点情報に
基づいて、撮影レンズの焦点調節を行う焦点調節手段3
とを備えた自動焦点調節装置において、焦点検出の信頼
性を示す信頼性情報を検出する識別手段5と、識別手段
5により検出された信頼性情報に応じ、焦点情報を格納
手段2に記憶させるか否かを選択する第3選択手段4c
とを備えて構成する。
点情報を検出する焦点検出手段1と、焦点情報が記憶さ
れる格納手段2と、格納手段2に記憶された焦点情報に
基づいて、撮影レンズの焦点調節を行う焦点調節手段3
とを備えた自動焦点調節装置において、焦点検出の信頼
性を示す信頼性情報を検出する識別手段5と、識別手段
5により検出された信頼性情報に応じ、焦点情報を格納
手段2に記憶させるか否かを選択する第3選択手段4c
とを備えて構成する。
【0016】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の自動焦点調節装置において、第3選択手段4cは、格
納手段2に焦点情報を前回記憶した際の信頼性情報と比
較して、最新の信頼性情報が許容値以上変化すると、最
新の焦点情報を格納手段2に記憶させることを特徴とす
る。請求項7に記載の発明は、請求項5または請求項6
に記載の自動焦点調節装置において、識別手段5は、撮
影レンズにより結像される被写体像について、輝度また
はコントラストまたは空間周波数の少なくとも1つを検
出し、その検出値を信頼性情報とすることを特徴とす
る。
の自動焦点調節装置において、第3選択手段4cは、格
納手段2に焦点情報を前回記憶した際の信頼性情報と比
較して、最新の信頼性情報が許容値以上変化すると、最
新の焦点情報を格納手段2に記憶させることを特徴とす
る。請求項7に記載の発明は、請求項5または請求項6
に記載の自動焦点調節装置において、識別手段5は、撮
影レンズにより結像される被写体像について、輝度また
はコントラストまたは空間周波数の少なくとも1つを検
出し、その検出値を信頼性情報とすることを特徴とす
る。
【0017】(作用)請求項1にかかわる自動焦点調節
装置では、第1選択手段4aが、焦点検出手段1におけ
る「焦点情報の検出間隔」の長短に応じて、その焦点情
報を格納手段2に記憶させるか否かを選択する。一般に
「焦点情報の検出間隔」が短い場合、連続して検出され
た焦点情報の値は近接する。これらの焦点情報は、値が
どれも似通っているため、焦点情報の動向を捉える上
で、有意性が低い焦点情報となる。
装置では、第1選択手段4aが、焦点検出手段1におけ
る「焦点情報の検出間隔」の長短に応じて、その焦点情
報を格納手段2に記憶させるか否かを選択する。一般に
「焦点情報の検出間隔」が短い場合、連続して検出され
た焦点情報の値は近接する。これらの焦点情報は、値が
どれも似通っているため、焦点情報の動向を捉える上
で、有意性が低い焦点情報となる。
【0018】第1選択手段4aは、「焦点情報の検出間
隔」の長短に応じて焦点情報の選定を行うので、これら
の有意性の低い焦点情報を間引き、有意性の高い焦点情
報を格納手段2に記憶させることができる。請求項2に
かかわる自動焦点調節装置では、第1選択手段4aは、
格納手段2に前回記録された焦点情報の検出時刻から所
定時間経過した後に、最新の焦点情報を格納手段2に記
憶させる。
隔」の長短に応じて焦点情報の選定を行うので、これら
の有意性の低い焦点情報を間引き、有意性の高い焦点情
報を格納手段2に記憶させることができる。請求項2に
かかわる自動焦点調節装置では、第1選択手段4aは、
格納手段2に前回記録された焦点情報の検出時刻から所
定時間経過した後に、最新の焦点情報を格納手段2に記
憶させる。
【0019】したがって、格納手段2に記憶された焦点
情報の検出間隔は、所定時間以上に開くので、検出間隔
が短くて有意性の低い焦点情報が簡便に除かれる。請求
項3にかかわる自動焦点調節装置では、第2選択手段4
bが、焦点検出手段1における「焦点情報の変化」に応
じて、焦点情報を格納手段2に記憶させるか否かを選択
する。
情報の検出間隔は、所定時間以上に開くので、検出間隔
が短くて有意性の低い焦点情報が簡便に除かれる。請求
項3にかかわる自動焦点調節装置では、第2選択手段4
bが、焦点検出手段1における「焦点情報の変化」に応
じて、焦点情報を格納手段2に記憶させるか否かを選択
する。
【0020】一般に、被写体の移動速度が遅い場合、像
面位置などの焦点情報の値は緩やかに変化する。これら
の焦点情報は、値がどれも似通っているため、焦点情報
の動向を捉える上で、有意性が低い焦点情報となる。第
2選択手段4bは、「焦点情報の変化」の大小に応じて
焦点情報の選定を行うので、これらの有意性の低い焦点
情報を間引き、有意性の高い焦点情報を格納手段2に記
憶させることができる。
面位置などの焦点情報の値は緩やかに変化する。これら
の焦点情報は、値がどれも似通っているため、焦点情報
の動向を捉える上で、有意性が低い焦点情報となる。第
2選択手段4bは、「焦点情報の変化」の大小に応じて
焦点情報の選定を行うので、これらの有意性の低い焦点
情報を間引き、有意性の高い焦点情報を格納手段2に記
憶させることができる。
【0021】請求項4にかかわる自動焦点調節装置で
は、第2選択手段4bが、格納手段2に前回記録された
焦点情報と比較して、最新の焦点情報が所定値以上変化
すると、その最新の焦点情報を格納手段2に記憶させ
る。したがって、格納手段2に記憶された焦点情報の値
は、所定値以上に開くので、値が似通った「有意性の低
い焦点情報」を簡便に除くことができる。
は、第2選択手段4bが、格納手段2に前回記録された
焦点情報と比較して、最新の焦点情報が所定値以上変化
すると、その最新の焦点情報を格納手段2に記憶させ
る。したがって、格納手段2に記憶された焦点情報の値
は、所定値以上に開くので、値が似通った「有意性の低
い焦点情報」を簡便に除くことができる。
【0022】請求項5にかかわる自動焦点調節装置で
は、識別手段5が信頼性情報を検出する。この信頼性情
報は、焦点検出の信頼性を示す値であり、被写体ごとに
ほぼ同一の値を示す。したがって、信頼性情報の値に基
づいて、焦点検出の対象である被写体が、引き続き同一
であるか否かを識別することができる。第3選択手段4
cは、この信頼性情報に応じて、焦点情報を格納手段2
に記憶させるか否かを選択する。
は、識別手段5が信頼性情報を検出する。この信頼性情
報は、焦点検出の信頼性を示す値であり、被写体ごとに
ほぼ同一の値を示す。したがって、信頼性情報の値に基
づいて、焦点検出の対象である被写体が、引き続き同一
であるか否かを識別することができる。第3選択手段4
cは、この信頼性情報に応じて、焦点情報を格納手段2
に記憶させるか否かを選択する。
【0023】一般に、同一の被写体について焦点検出を
行っている場合、焦点情報の値が不連続に変化すること
は少なく、焦点情報は滑らかに変化する。そのため、焦
点情報の両端を補間することにより、中間時点の焦点情
報を簡便に推定することができる。
行っている場合、焦点情報の値が不連続に変化すること
は少なく、焦点情報は滑らかに変化する。そのため、焦
点情報の両端を補間することにより、中間時点の焦点情
報を簡便に推定することができる。
【0024】したがって、これらの焦点情報は、焦点情
報の動向を捉える上で、有意性が低い焦点情報となる。
第2選択手段4cは、被写体ごとに変化する上述の信頼
性情報に応じて、焦点情報の選定を行うので、同一の被
写体に関する「有意性の低い焦点情報」を効率的に間引
き、有意性の高い焦点情報を格納手段2に記憶させるこ
とができる。
報の動向を捉える上で、有意性が低い焦点情報となる。
第2選択手段4cは、被写体ごとに変化する上述の信頼
性情報に応じて、焦点情報の選定を行うので、同一の被
写体に関する「有意性の低い焦点情報」を効率的に間引
き、有意性の高い焦点情報を格納手段2に記憶させるこ
とができる。
【0025】請求項6にかかわる自動焦点調節装置で
は、第3選択手段4cが、格納手段2に焦点情報を前回
記録した際の信頼性情報と比較して、最新の信頼性情報
が許容値以上変化すると、最新の焦点情報を格納手段2
に記憶させる。したがって、信頼性情報が許容値以上変
化するごとに、焦点情報が格納手段2に記憶されるの
で、同一の被写体に関する「有意性の低い焦点情報」が
簡便に除かれる。
は、第3選択手段4cが、格納手段2に焦点情報を前回
記録した際の信頼性情報と比較して、最新の信頼性情報
が許容値以上変化すると、最新の焦点情報を格納手段2
に記憶させる。したがって、信頼性情報が許容値以上変
化するごとに、焦点情報が格納手段2に記憶されるの
で、同一の被写体に関する「有意性の低い焦点情報」が
簡便に除かれる。
【0026】請求項7にかかわる自動焦点調節装置で
は、識別手段5が、撮影レンズにより結像される被写体
像について、輝度またはコントラストまたは空間周波数
の少なくとも1つを検出する。これらの値は、焦点検出
の信頼性を左右する値であり、かつ被写体ごとに変化す
る値である。したがって、これらの値を信頼性情報とし
て採用することができる。
は、識別手段5が、撮影レンズにより結像される被写体
像について、輝度またはコントラストまたは空間周波数
の少なくとも1つを検出する。これらの値は、焦点検出
の信頼性を左右する値であり、かつ被写体ごとに変化す
る値である。したがって、これらの値を信頼性情報とし
て採用することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明にお
ける実施の形態を説明する。図4は、請求項1〜7に対
応する実施形態を示す図である。図4において、カメラ
本体11には撮影レンズ12が取り付けられ、撮影レン
ズ12の光軸上には、クイックリターンミラー13とサ
ブミラー14とからなるミラーボックスが配置される。
ける実施の形態を説明する。図4は、請求項1〜7に対
応する実施形態を示す図である。図4において、カメラ
本体11には撮影レンズ12が取り付けられ、撮影レン
ズ12の光軸上には、クイックリターンミラー13とサ
ブミラー14とからなるミラーボックスが配置される。
【0028】サブミラー14の下方には焦点検出部15
が配置され、焦点検出部15の内部には焦点検出用CC
D15aが配置される。この焦点検出用CCD15aの
出力はカメラマイコン16に接続される。
が配置され、焦点検出部15の内部には焦点検出用CC
D15aが配置される。この焦点検出用CCD15aの
出力はカメラマイコン16に接続される。
【0029】カメラマイコン16にはメモリ回路17が
接続され、カメラマイコン16の通信端子は、レンズマ
ウント部を介して、撮影レンズ12内のレンズマイコン
18に接続される。レンズマイコン18の出力は、撮影
レンズ12の繰り出しを行うレンズ繰り出し機構19に
接続される。
接続され、カメラマイコン16の通信端子は、レンズマ
ウント部を介して、撮影レンズ12内のレンズマイコン
18に接続される。レンズマイコン18の出力は、撮影
レンズ12の繰り出しを行うレンズ繰り出し機構19に
接続される。
【0030】なお、請求項1,2に記載の発明と本実施
形態との対応関係については、焦点検出手段1はサブミ
ラー14,焦点検出部15,焦点検出用CCD15aお
よびカメラマイコン16内の焦点演算機能に対応し、格
納手段2はメモリ回路17に対応し、焦点調節手段3は
レンズマイコン18およびレンズ繰り出し機構19に対
応し、第1選択手段4aはカメラマイコン16内の記憶
判断機能に対応する。
形態との対応関係については、焦点検出手段1はサブミ
ラー14,焦点検出部15,焦点検出用CCD15aお
よびカメラマイコン16内の焦点演算機能に対応し、格
納手段2はメモリ回路17に対応し、焦点調節手段3は
レンズマイコン18およびレンズ繰り出し機構19に対
応し、第1選択手段4aはカメラマイコン16内の記憶
判断機能に対応する。
【0031】また、請求項3,4に記載の発明と本実施
形態との対応関係については、焦点検出手段1はサブミ
ラー14,焦点検出部15,焦点検出用CCD15aお
よびカメラマイコン16内の焦点演算機能に対応し、格
納手段2はメモリ回路17に対応し、焦点調節手段3は
レンズマイコン18およびレンズ繰り出し機構19に対
応し、第2選択手段4bはカメラマイコン16内の記憶
判断機能に対応する。
形態との対応関係については、焦点検出手段1はサブミ
ラー14,焦点検出部15,焦点検出用CCD15aお
よびカメラマイコン16内の焦点演算機能に対応し、格
納手段2はメモリ回路17に対応し、焦点調節手段3は
レンズマイコン18およびレンズ繰り出し機構19に対
応し、第2選択手段4bはカメラマイコン16内の記憶
判断機能に対応する。
【0032】なお、請求項5〜7に記載の発明と本実施
形態との対応関係については、焦点検出手段1はサブミ
ラー14,焦点検出部15,焦点検出用CCD15aお
よびカメラマイコン16内の焦点演算機能に対応し、格
納手段2はメモリ回路17に対応し、焦点調節手段3は
レンズマイコン18およびレンズ繰り出し機構19に対
応し、第3選択手段4cはカメラマイコン16内の記憶
判断機能に対応する。
形態との対応関係については、焦点検出手段1はサブミ
ラー14,焦点検出部15,焦点検出用CCD15aお
よびカメラマイコン16内の焦点演算機能に対応し、格
納手段2はメモリ回路17に対応し、焦点調節手段3は
レンズマイコン18およびレンズ繰り出し機構19に対
応し、第3選択手段4cはカメラマイコン16内の記憶
判断機能に対応する。
【0033】図5は、自動焦点調節のメインルーチンを
示す図である。図6は、焦点情報の記憶判断ルーチンを
示す流れ図である。これらの図を用いて、本実施形態の
動作を説明する。
示す図である。図6は、焦点情報の記憶判断ルーチンを
示す流れ図である。これらの図を用いて、本実施形態の
動作を説明する。
【0034】撮影レンズ12の通過光束は、サブミラー
14に反射され、一次結像位置に結像した後、焦点検出
部15に入射する。焦点検出部15内では、この光束を
光軸を挿んで2つの光束に分割し、焦点検出用CCD1
5aの受光面にそれぞれ照射する。このような状態で、
焦点検出用CCD15aは、2つの分割光束について光
電荷の蓄積を開始し(ステップS1)、検出時刻として
現時刻の計時を行う(ステップS2)。
14に反射され、一次結像位置に結像した後、焦点検出
部15に入射する。焦点検出部15内では、この光束を
光軸を挿んで2つの光束に分割し、焦点検出用CCD1
5aの受光面にそれぞれ照射する。このような状態で、
焦点検出用CCD15aは、2つの分割光束について光
電荷の蓄積を開始し(ステップS1)、検出時刻として
現時刻の計時を行う(ステップS2)。
【0035】また、カメラマイコン16は、レンズマイ
コン18との間で通信を行い、撮影レンズ12のレンズ
位置(レンズ繰り出し量)を取り込む(ステップS
3)。次に、焦点検出用CCD15aから、2つの分割
光束ごとに光電出力が転送される(ステップS4)。カ
メラマイコン16は、これらの「1対の光電出力」につ
いて、図7に示すように公知の相関曲線を求める。この
相関曲線を用いて、空間上の位相差を相関検出し、デフ
ォーカス量を算出する(ステップS5)。
コン18との間で通信を行い、撮影レンズ12のレンズ
位置(レンズ繰り出し量)を取り込む(ステップS
3)。次に、焦点検出用CCD15aから、2つの分割
光束ごとに光電出力が転送される(ステップS4)。カ
メラマイコン16は、これらの「1対の光電出力」につ
いて、図7に示すように公知の相関曲線を求める。この
相関曲線を用いて、空間上の位相差を相関検出し、デフ
ォーカス量を算出する(ステップS5)。
【0036】ここで、カメラマイコン16は、後述の
「焦点情報の記憶判断ルーチン」を実行する(ステップ
S6)。カメラマイコン16は、メモリ回路17に蓄積
された焦点情報に基づいて、焦点情報の予測演算などを
行い、撮影レンズ12の目標駆動位置を算出する(ステ
ップS7)。
「焦点情報の記憶判断ルーチン」を実行する(ステップ
S6)。カメラマイコン16は、メモリ回路17に蓄積
された焦点情報に基づいて、焦点情報の予測演算などを
行い、撮影レンズ12の目標駆動位置を算出する(ステ
ップS7)。
【0037】レンズマイコン18は、この目標駆動位置
を取り込み、レンズ繰り出し機構19を駆動し、撮影レ
ンズ12をこの目標駆動位置まで繰り出す(ステップS
8)。以上のメインルーチンに従って、焦点の自動調節
が行われる。次に、本発明の特徴点である「焦点情報の
記憶判断ルーチン」について説明する。
を取り込み、レンズ繰り出し機構19を駆動し、撮影レ
ンズ12をこの目標駆動位置まで繰り出す(ステップS
8)。以上のメインルーチンに従って、焦点の自動調節
が行われる。次に、本発明の特徴点である「焦点情報の
記憶判断ルーチン」について説明する。
【0038】まず、カメラマイコン16は、先にデフォ
ーカス量を算出する際に求めた相関曲線(図7)につい
て、谷間の急峻さを求める。この急峻さは、被写体像の
コントラストに依存する値であると共に、デフォーカス
量の信頼性を示す信頼性情報である。この信頼性情報
が、予め定められた閾値より低い場合、被写体像のコン
トラストは極めて低い。このような場合、カメラマイコ
ン16は、「デフォーカス量の検出値は信頼性が低く、
焦点調節に使用するために不適切である」と判断する
(ステップS10)。そこで、カメラマイコン16は、
このデフォーカス量を記録せず(ステップS12)、記
憶判断ルーチンを終了する。
ーカス量を算出する際に求めた相関曲線(図7)につい
て、谷間の急峻さを求める。この急峻さは、被写体像の
コントラストに依存する値であると共に、デフォーカス
量の信頼性を示す信頼性情報である。この信頼性情報
が、予め定められた閾値より低い場合、被写体像のコン
トラストは極めて低い。このような場合、カメラマイコ
ン16は、「デフォーカス量の検出値は信頼性が低く、
焦点調節に使用するために不適切である」と判断する
(ステップS10)。そこで、カメラマイコン16は、
このデフォーカス量を記録せず(ステップS12)、記
憶判断ルーチンを終了する。
【0039】一方、信頼性情報が閾値より高い場合、メ
モリ回路17に前回記録されたデフォーカス量の検出時
刻と、最新のデフォーカス量の検出時刻とを比較する
(ステップS13)。これらの検出時刻が、所定時間以
上に離れた場合(ステップS14)、カメラマイコン1
6は、最新のデフォーカス量について「有意な値」であ
ると判断する(ステップS15)。そこで、カメラマイ
コン16は、まず、メモリ回路17内の最古のデータを
廃棄する(ステップS16)。次に、「最新のデフォー
カス量」,「検出時刻」および「信頼性情報」からなる
焦点情報をメモリ回路17に記録した後(ステップS1
7)、記憶判断ルーチンを終了する。
モリ回路17に前回記録されたデフォーカス量の検出時
刻と、最新のデフォーカス量の検出時刻とを比較する
(ステップS13)。これらの検出時刻が、所定時間以
上に離れた場合(ステップS14)、カメラマイコン1
6は、最新のデフォーカス量について「有意な値」であ
ると判断する(ステップS15)。そこで、カメラマイ
コン16は、まず、メモリ回路17内の最古のデータを
廃棄する(ステップS16)。次に、「最新のデフォー
カス量」,「検出時刻」および「信頼性情報」からなる
焦点情報をメモリ回路17に記録した後(ステップS1
7)、記憶判断ルーチンを終了する。
【0040】一方、これらの検出時刻の差が、所定時間
未満の場合、カメラマイコン16は、メモリ回路17に
前回記録されたデフォーカス量と、最新のデフォーカス
量とを比較する(ステップS18)。これらのデフォー
カス量が、所定値以上に離れた場合(ステップS1
9)、カメラマイコン16は、最新のデフォーカス量に
ついて「有意な値」であると判断する。そこで、カメラ
マイコン16は、まず、メモリ回路17内の最古のデー
タを廃棄する(ステップS16)。次に、「最新のデフ
ォーカス量」,「検出時刻」および「信頼性情報」から
なる焦点情報をメモリ回路17に記録し(ステップS1
7)、記憶判断ルーチンを終了する。
未満の場合、カメラマイコン16は、メモリ回路17に
前回記録されたデフォーカス量と、最新のデフォーカス
量とを比較する(ステップS18)。これらのデフォー
カス量が、所定値以上に離れた場合(ステップS1
9)、カメラマイコン16は、最新のデフォーカス量に
ついて「有意な値」であると判断する。そこで、カメラ
マイコン16は、まず、メモリ回路17内の最古のデー
タを廃棄する(ステップS16)。次に、「最新のデフ
ォーカス量」,「検出時刻」および「信頼性情報」から
なる焦点情報をメモリ回路17に記録し(ステップS1
7)、記憶判断ルーチンを終了する。
【0041】一方、これらのデフォーカス量の差が、所
定値未満の場合、カメラマイコン16は、メモリ回路1
7にデフォーカス量を前回記録した際の信頼性情報と、
最新の信頼性情報とを比較する(ステップS20)。こ
れらの信頼性情報が許容範囲内で一致しない場合(ステ
ップS21)、カメラマイコン16は、最新のデフォー
カス量は、新しい被写体に関する焦点情報であり、「有
意な値」であると判断する。そこで、カメラマイコン1
6は、まず、メモリ回路17内の最古のデータを廃棄す
る(ステップS16)。次に、「最新のデフォーカス
量」,「検出時刻」および「信頼性情報」からなる焦点
情報をメモリ回路17に記録し(ステップS17)、記
憶判断ルーチンを終了する。
定値未満の場合、カメラマイコン16は、メモリ回路1
7にデフォーカス量を前回記録した際の信頼性情報と、
最新の信頼性情報とを比較する(ステップS20)。こ
れらの信頼性情報が許容範囲内で一致しない場合(ステ
ップS21)、カメラマイコン16は、最新のデフォー
カス量は、新しい被写体に関する焦点情報であり、「有
意な値」であると判断する。そこで、カメラマイコン1
6は、まず、メモリ回路17内の最古のデータを廃棄す
る(ステップS16)。次に、「最新のデフォーカス
量」,「検出時刻」および「信頼性情報」からなる焦点
情報をメモリ回路17に記録し(ステップS17)、記
憶判断ルーチンを終了する。
【0042】一方、これらの信頼性情報が許容範囲内で
一致した場合、カメラマイコン16は、最新のデフォー
カス量について「有意性の低い値」であると判断する
(ステップS12)。そこで、カメラマイコン16は、
このデフォーカス量を記録せず(ステップS12)、記
憶判断ルーチンを終了する。上述した動作により、本実
施形態の自動焦点調節装置では、最新のデフォーカス量
が、次の3つの条件を全て満たした場合、最新のデフォ
ーカス量について「有意性が低い値」であると判断され
る。
一致した場合、カメラマイコン16は、最新のデフォー
カス量について「有意性の低い値」であると判断する
(ステップS12)。そこで、カメラマイコン16は、
このデフォーカス量を記録せず(ステップS12)、記
憶判断ルーチンを終了する。上述した動作により、本実
施形態の自動焦点調節装置では、最新のデフォーカス量
が、次の3つの条件を全て満たした場合、最新のデフォ
ーカス量について「有意性が低い値」であると判断され
る。
【0043】《第1の条件》前回記憶したデフォーカス
量の検出時刻から、まだ所定時間経過していない。 《第2の条件》前回記憶したデフォーカス量から、まだ
所定値以上変化していない。 《第3の条件》デフォーカス量を前回記憶した際の信頼
性情報と、最新の信頼性情報が許容範囲内で一致する。
量の検出時刻から、まだ所定時間経過していない。 《第2の条件》前回記憶したデフォーカス量から、まだ
所定値以上変化していない。 《第3の条件》デフォーカス量を前回記憶した際の信頼
性情報と、最新の信頼性情報が許容範囲内で一致する。
【0044】これらの3つの条件を全て満たした場合、
有意性の極めて低いデフォーカス量として判断され、順
当に間引かれる。一方、それ以外の有意なデフォーカス
量は、もれなく選定され、メモリ回路17に記憶され
る。
有意性の極めて低いデフォーカス量として判断され、順
当に間引かれる。一方、それ以外の有意なデフォーカス
量は、もれなく選定され、メモリ回路17に記憶され
る。
【0045】そのため、メモリ回路17に記憶される焦
点情報の標本数は徒らに増えず、メモリ回路17の記憶
容量を効率的に低減することができる。また、焦点情報
の標本数を低減できるので、焦点情報を処理する際の処
理量を格段に低減することができる。さらに、記憶され
る焦点情報の時間間隔が適度に開くので、焦点情報の標
本区間が長くなり、焦点情報の緩やかな時間変動を明確
に捉えることができる。したがって、低速で移動する被
写体に対しても、移動体か否かを明確に判定することが
できる。
点情報の標本数は徒らに増えず、メモリ回路17の記憶
容量を効率的に低減することができる。また、焦点情報
の標本数を低減できるので、焦点情報を処理する際の処
理量を格段に低減することができる。さらに、記憶され
る焦点情報の時間間隔が適度に開くので、焦点情報の標
本区間が長くなり、焦点情報の緩やかな時間変動を明確
に捉えることができる。したがって、低速で移動する被
写体に対しても、移動体か否かを明確に判定することが
できる。
【0046】また、記憶される焦点情報の時間間隔が適
度に開くので、バラツキを含む焦点情報について時間微
分を算出する場合、時間微分に生じる誤差を小さく抑え
ることができる。そのため、2〜3時点前の焦点情報の
動向を外延して、焦点情報の予測値を求めた場合、予測
値のズレを小さくすることができる。
度に開くので、バラツキを含む焦点情報について時間微
分を算出する場合、時間微分に生じる誤差を小さく抑え
ることができる。そのため、2〜3時点前の焦点情報の
動向を外延して、焦点情報の予測値を求めた場合、予測
値のズレを小さくすることができる。
【0047】なお、上述した実施形態では、図6に示し
た順番でデフォーカス量の有意性を判定しているが、そ
の順番に限定されるものではなく、例えば図8に示すよ
うに、判定の順番を入れ替えてもよい。また、これらの
判定を順次に行う必要はなく、例えば、3つの条件ごと
に、有意性の度合いを示すメンバシップ関数を予め設定
し、これらのメンバシップ関数の各出力値に基づいて、
有意性の度合いをファジー推論してもよい。このような
構成により、焦点情報の有意性を簡便かつ直感的に推論
することができるので、有意な焦点情報をより適正に選
定することができる。
た順番でデフォーカス量の有意性を判定しているが、そ
の順番に限定されるものではなく、例えば図8に示すよ
うに、判定の順番を入れ替えてもよい。また、これらの
判定を順次に行う必要はなく、例えば、3つの条件ごと
に、有意性の度合いを示すメンバシップ関数を予め設定
し、これらのメンバシップ関数の各出力値に基づいて、
有意性の度合いをファジー推論してもよい。このような
構成により、焦点情報の有意性を簡便かつ直感的に推論
することができるので、有意な焦点情報をより適正に選
定することができる。
【0048】さらに、上述した実施形態では、3つの条
件を組み合わせてデフォーカス量の有意性を判定してい
るが、それに限定されるものではなく、例えば、図9に
示すように、3つの条件の内から1〜2つを組み合わせ
て、デフォーカス量の有意性を判定してもよい。
件を組み合わせてデフォーカス量の有意性を判定してい
るが、それに限定されるものではなく、例えば、図9に
示すように、3つの条件の内から1〜2つを組み合わせ
て、デフォーカス量の有意性を判定してもよい。
【0049】また、上述した実施形態では、デフォーカ
ス量について有意性を判定しているが、焦点情報として
はデフォーカス量に限定されない。一般的には、像面位
置や像面速度その他の焦点情報について有意性を判定
し、これら焦点情報の選定を行ってもよい。さらに、上
述した実施形態では、相関曲線の急峻さ(コントラス
ト)を信頼性情報として使用しているが、それに限定さ
れるものではない。例えば、被写体輝度や被写体像の空
間周波数などを信頼性情報として使用してもよい。
ス量について有意性を判定しているが、焦点情報として
はデフォーカス量に限定されない。一般的には、像面位
置や像面速度その他の焦点情報について有意性を判定
し、これら焦点情報の選定を行ってもよい。さらに、上
述した実施形態では、相関曲線の急峻さ(コントラス
ト)を信頼性情報として使用しているが、それに限定さ
れるものではない。例えば、被写体輝度や被写体像の空
間周波数などを信頼性情報として使用してもよい。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1にかかわ
る自動焦点調節装置では、「焦点情報の検出間隔」の長
短に応じて焦点情報を選定するので、検出間隔が短くて
有意性の低い焦点情報を間引き、有意性の高い焦点情報
のみを格納手段に記憶させることができる。
る自動焦点調節装置では、「焦点情報の検出間隔」の長
短に応じて焦点情報を選定するので、検出間隔が短くて
有意性の低い焦点情報を間引き、有意性の高い焦点情報
のみを格納手段に記憶させることができる。
【0051】したがって、格納手段に記憶される焦点情
報の標本数を徒らに増やすことなく、格納手段の記憶容
量を効率的に低減することができる。また、焦点情報の
標本数を低減できるため、焦点情報を処理する際の処理
量を効率的に低減することができる。さらに、記憶され
る焦点情報の時間間隔が開くので、焦点情報の標本区間
が長くなり、焦点情報の緩やかな時間変動を明確に捉え
ることができる。したがって、低速で移動する被写体に
対しても、移動体か否かを明確に判定することができ
る。
報の標本数を徒らに増やすことなく、格納手段の記憶容
量を効率的に低減することができる。また、焦点情報の
標本数を低減できるため、焦点情報を処理する際の処理
量を効率的に低減することができる。さらに、記憶され
る焦点情報の時間間隔が開くので、焦点情報の標本区間
が長くなり、焦点情報の緩やかな時間変動を明確に捉え
ることができる。したがって、低速で移動する被写体に
対しても、移動体か否かを明確に判定することができ
る。
【0052】また、記憶される焦点情報の時間間隔が開
くので、バラツキを含む焦点情報について時間微分を算
出する際に、時間微分に含まれる誤差を小さく抑えるこ
とができる。そのため、2〜3時点前の焦点情報の動向
を外延して、焦点情報の予測値を求めた場合、予測値の
ズレを小さく抑えることができる。
くので、バラツキを含む焦点情報について時間微分を算
出する際に、時間微分に含まれる誤差を小さく抑えるこ
とができる。そのため、2〜3時点前の焦点情報の動向
を外延して、焦点情報の予測値を求めた場合、予測値の
ズレを小さく抑えることができる。
【0053】請求項2にかかわる自動焦点調節装置で
は、格納手段に前回記録された焦点情報の検出時刻から
所定時間経過した後に、最新の焦点情報を格納手段2に
記憶させる。したがって、格納手段2に記憶された焦点
情報の時間間隔は、所定時間以上に開くので、検出間隔
が短くて有意性の低い焦点情報を簡便に除くことができ
る。
は、格納手段に前回記録された焦点情報の検出時刻から
所定時間経過した後に、最新の焦点情報を格納手段2に
記憶させる。したがって、格納手段2に記憶された焦点
情報の時間間隔は、所定時間以上に開くので、検出間隔
が短くて有意性の低い焦点情報を簡便に除くことができ
る。
【0054】請求項3にかかわる自動焦点調節装置で
は、「焦点情報の変化」の大小に応じて焦点情報を選定
するので、焦点情報の値が似通った「有意性の低い焦点
情報」を間引き、有意性の高い焦点情報のみを格納手段
に記憶させることができる。したがって、格納手段に記
憶される焦点情報の標本数を徒らに増やすことなく、格
納手段の記憶容量を効率的に低減することができる。
は、「焦点情報の変化」の大小に応じて焦点情報を選定
するので、焦点情報の値が似通った「有意性の低い焦点
情報」を間引き、有意性の高い焦点情報のみを格納手段
に記憶させることができる。したがって、格納手段に記
憶される焦点情報の標本数を徒らに増やすことなく、格
納手段の記憶容量を効率的に低減することができる。
【0055】また、焦点情報の標本数を低減できるた
め、焦点情報を処理する際の処理量を効率的に低減する
ことができる。さらに、低速で移動する被写体について
は、記憶される焦点情報の時間間隔が開くので、焦点情
報の標本区間が長くなり、焦点情報の緩やかな時間変動
を明確に捉えることができる。したがって、低速で移動
する被写体に対しても、移動体か否かを明確に判定する
ことができる。
め、焦点情報を処理する際の処理量を効率的に低減する
ことができる。さらに、低速で移動する被写体について
は、記憶される焦点情報の時間間隔が開くので、焦点情
報の標本区間が長くなり、焦点情報の緩やかな時間変動
を明確に捉えることができる。したがって、低速で移動
する被写体に対しても、移動体か否かを明確に判定する
ことができる。
【0056】また、低速で移動する被写体については、
記憶される焦点情報の時間間隔が開くので、バラツキを
含む焦点情報について時間微分を算出する際に、時間微
分に含まれる誤差を小さく抑えることができる。そのた
め、2〜3時点前の焦点情報の動向を外延して、焦点情
報の予測値を求めた場合、予測値のズレを小さく抑える
ことができる。
記憶される焦点情報の時間間隔が開くので、バラツキを
含む焦点情報について時間微分を算出する際に、時間微
分に含まれる誤差を小さく抑えることができる。そのた
め、2〜3時点前の焦点情報の動向を外延して、焦点情
報の予測値を求めた場合、予測値のズレを小さく抑える
ことができる。
【0057】請求項4にかかわる自動焦点調節装置で
は、格納手段に記憶される焦点情報の値が所定値以上に
開くので、値が似通った「有意性の低い焦点情報」を簡
便に除くことができる。
は、格納手段に記憶される焦点情報の値が所定値以上に
開くので、値が似通った「有意性の低い焦点情報」を簡
便に除くことができる。
【0058】請求項5にかかわる自動焦点調節装置で
は、信頼性情報に応じて、焦点情報を格納手段に記憶さ
せるか否かを選択するので、同一の被写体に関する「有
意性の低い焦点情報」を間引くことができる。したがっ
て、格納手段に記憶される焦点情報の標本数を徒らに増
やすことなく、格納手段の記憶容量を効率的に低減する
ことができる。
は、信頼性情報に応じて、焦点情報を格納手段に記憶さ
せるか否かを選択するので、同一の被写体に関する「有
意性の低い焦点情報」を間引くことができる。したがっ
て、格納手段に記憶される焦点情報の標本数を徒らに増
やすことなく、格納手段の記憶容量を効率的に低減する
ことができる。
【0059】また、焦点情報の標本数を低減できるの
で、焦点情報を処理する際の処理量を効率的に低減する
ことができる。さらに、新しい被写体に関する焦点情報
については、間引かれることなく、確実に選定できるの
で、新しい被写体に対する焦点調節の応答性を損なうこ
とがない。
で、焦点情報を処理する際の処理量を効率的に低減する
ことができる。さらに、新しい被写体に関する焦点情報
については、間引かれることなく、確実に選定できるの
で、新しい被写体に対する焦点調節の応答性を損なうこ
とがない。
【0060】また、同一の被写体については、記憶され
る焦点情報の時間間隔が開くので、焦点情報の標本区間
が長くなり、焦点情報の緩やかな時間変動を明確に捉え
ることができる。したがって、低速で移動する被写体に
対しても、移動体か否かを明確に判定することができ
る。また、同一の被写体については、記憶される焦点情
報の時間間隔が開くので、バラツキを含む焦点情報につ
いて時間微分を算出する際に、時間微分に含まれる誤差
を小さく抑えることができる。
る焦点情報の時間間隔が開くので、焦点情報の標本区間
が長くなり、焦点情報の緩やかな時間変動を明確に捉え
ることができる。したがって、低速で移動する被写体に
対しても、移動体か否かを明確に判定することができ
る。また、同一の被写体については、記憶される焦点情
報の時間間隔が開くので、バラツキを含む焦点情報につ
いて時間微分を算出する際に、時間微分に含まれる誤差
を小さく抑えることができる。
【0061】そのため、2〜3時点前の焦点情報の動向
を外延して、焦点情報の予測値を求めた場合、予測値の
ズレを小さく抑えることができる。請求項6にかかわる
自動焦点調節装置では、信頼性情報が許容値以上離れた
場合のみ、焦点情報を格納手段に記憶させるので、同一
の被写体に関する「有意性の低い焦点情報」を簡便に除
くことができる。
を外延して、焦点情報の予測値を求めた場合、予測値の
ズレを小さく抑えることができる。請求項6にかかわる
自動焦点調節装置では、信頼性情報が許容値以上離れた
場合のみ、焦点情報を格納手段に記憶させるので、同一
の被写体に関する「有意性の低い焦点情報」を簡便に除
くことができる。
【0062】請求項7にかかわる自動焦点調節装置で
は、被写体像の輝度,コントラストまたは空間周波数の
値を信頼性情報として用いる。これらの値は、焦点検出
の信頼性を示す値であると共に、被写体を簡易に識別で
きる値である。したがって、このような信頼性情報に基
づいて、同一の被写体にかかわる焦点情報であるか否か
を明確に判別し、同一の被写体に関する「有意性の低い
焦点情報」を適確に除くことができる。
は、被写体像の輝度,コントラストまたは空間周波数の
値を信頼性情報として用いる。これらの値は、焦点検出
の信頼性を示す値であると共に、被写体を簡易に識別で
きる値である。したがって、このような信頼性情報に基
づいて、同一の被写体にかかわる焦点情報であるか否か
を明確に判別し、同一の被写体に関する「有意性の低い
焦点情報」を適確に除くことができる。
【0063】以上述べたように、本発明を採用した自動
焦点調節装置では、格納手段に記憶する焦点情報の標本
数を徒らに増やすことなく、焦点調節のために有意な焦
点情報を効率的かつ簡易に選定することができる。した
がって、有意な焦点情報のみに基づいて、適正な焦点調
節を行うことができる。
焦点調節装置では、格納手段に記憶する焦点情報の標本
数を徒らに増やすことなく、焦点調節のために有意な焦
点情報を効率的かつ簡易に選定することができる。した
がって、有意な焦点情報のみに基づいて、適正な焦点調
節を行うことができる。
【図1】請求項1,2に記載の発明を説明する原理ブロ
ック図である。
ック図である。
【図2】請求項3,4に記載の発明を説明する原理ブロ
ック図である。
ック図である。
【図3】請求項5,6,7に記載の発明を説明する原理
ブロック図である。
ブロック図である。
【図4】請求項1〜7に対応する実施形態を示す図であ
る。
る。
【図5】自動焦点調節のメインルーチンを示す図であ
る。
る。
【図6】焦点情報の記憶判断ルーチンを示す流れ図であ
る。
る。
【図7】一対の光電出力の相関検出を説明する図であ
る。
る。
【図8】別の実施形態の動作を示す流れ図である。
【図9】別の実施形態の動作を示す流れ図である。
【図10】焦点情報のバラツキによる予測誤差を示す図
である。
である。
1 焦点検出手段 2 格納手段 3 焦点調節手段 4a 第1選択手段 4b 第2選択手段 4c 第3選択手段 5 識別手段 11 カメラ本体 12 撮影レンズ 13 クイックリターンミラー 14 サブミラー 15 焦点検出部 15a 焦点検出用CCD 16 カメラマイコン 17 メモリ回路 18 レンズマイコン 19 レンズ繰り出し機構
Claims (7)
- 【請求項1】 撮影レンズの焦点情報を検出する焦点検
出手段と、 前記焦点情報が記憶される格納手段と、 前記格納手段に記憶された焦点情報に基づいて、前記撮
影レンズの焦点調節を行う焦点調節手段とを備えた自動
焦点調節装置において、 前記焦点検出手段における「焦点情報の検出間隔」の長
短に応じ、焦点情報を前記格納手段に記憶させるか否か
を選択する第1選択手段を備えたことを特徴とする自動
焦点調節装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の自動焦点調節装置にお
いて、 前記第1選択手段は、 前記格納手段に前回記憶された焦点情報の検出時刻から
所定時間経過した後に、最新の焦点情報を前記格納手段
に記憶させることを特徴とする自動焦点調節装置。 - 【請求項3】 撮影レンズの焦点情報を検出する焦点検
出手段と、 前記焦点情報が記憶される格納手段と、 前記格納手段に記憶された焦点情報に基づいて、前記撮
影レンズの焦点調節を行う焦点調節手段とを備えた自動
焦点調節装置において、 前記焦点検出手段における「焦点情報の変化」の大小に
応じ、焦点情報を前記格納手段に記憶させるか否かを選
択する第2選択手段を備えたことを特徴とする自動焦点
調節装置。 - 【請求項4】 請求項3に記載の自動焦点調節装置にお
いて、 前記第2選択手段は、 最新の焦点情報が、前記格納手段に前回記憶された焦点
情報から所定値以上変化すると、前記最新の焦点情報を
前記格納手段に記憶させることを特徴とする自動焦点調
節装置。 - 【請求項5】 撮影レンズの焦点情報を検出する焦点検
出手段と、 前記焦点情報が記憶される格納手段と、 前記格納手段に記憶された焦点情報に基づいて、前記撮
影レンズの焦点調節を行う焦点調節手段とを備えた自動
焦点調節装置において、 焦点検出の信頼性を示す信頼性情報を検出する識別手段
と、 前記識別手段により検出された信頼性情報に応じ、焦点
情報を前記格納手段に記憶させるか否かを選択する第3
選択手段とを備えたことを特徴とする自動焦点調節装
置。 - 【請求項6】 請求項5に記載の自動焦点調節装置にお
いて、 前記第3選択手段は、 最新の信頼性情報が、前記格納手段に焦点情報を前回記
憶した際の信頼性情報と比較して、予め定められた許容
値以上変化すると、前記最新の焦点情報を前記格納手段
に記憶させることを特徴とする自動焦点調節装置。 - 【請求項7】 請求項5または請求項6に記載の自動焦
点調節装置において、 前記識別手段は、 前記撮影レンズにより結像される被写体像について、輝
度またはコントラストまたは空間周波数の少なくとも1
つを検出し、その検出値を信頼性情報とすることを特徴
とする自動焦点調節装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7318819A JPH09159905A (ja) | 1995-12-07 | 1995-12-07 | 自動焦点調節装置 |
US08/754,813 US5727238A (en) | 1995-12-07 | 1996-11-21 | Automatic focus adjustment device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7318819A JPH09159905A (ja) | 1995-12-07 | 1995-12-07 | 自動焦点調節装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09159905A true JPH09159905A (ja) | 1997-06-20 |
Family
ID=18103309
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7318819A Pending JPH09159905A (ja) | 1995-12-07 | 1995-12-07 | 自動焦点調節装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5727238A (ja) |
JP (1) | JPH09159905A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1184447A (ja) * | 1997-09-09 | 1999-03-26 | Minolta Co Ltd | 振れ補正機能付きカメラ |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6747691B1 (en) * | 1997-09-09 | 2004-06-08 | Minolta Co., Ltd. | Apparatus capable of determining shake of the apparatus relative to an object |
US7844172B1 (en) * | 2007-09-21 | 2010-11-30 | Tessera MEMS Technologies, Inc. | Adaptive autofocus lens positioning |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2713978B2 (ja) * | 1988-05-13 | 1998-02-16 | キヤノン株式会社 | カメラのための自動焦点調節装置 |
JP3298171B2 (ja) * | 1992-09-04 | 2002-07-02 | 株式会社ニコン | オートフォーカスカメラ |
JP3569973B2 (ja) * | 1994-09-07 | 2004-09-29 | 株式会社ニコン | 焦点調節装置 |
-
1995
- 1995-12-07 JP JP7318819A patent/JPH09159905A/ja active Pending
-
1996
- 1996-11-21 US US08/754,813 patent/US5727238A/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1184447A (ja) * | 1997-09-09 | 1999-03-26 | Minolta Co Ltd | 振れ補正機能付きカメラ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5727238A (en) | 1998-03-10 |
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