JPH09151125A - 化粧料 - Google Patents
化粧料Info
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- JPH09151125A JPH09151125A JP33404295A JP33404295A JPH09151125A JP H09151125 A JPH09151125 A JP H09151125A JP 33404295 A JP33404295 A JP 33404295A JP 33404295 A JP33404295 A JP 33404295A JP H09151125 A JPH09151125 A JP H09151125A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- parts
- film
- acrylic acid
- red
- cosmetic
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 皮膚の動きにより簡単に剥離してしまうこ
と、剥離の困難性、使用感の悪さ、乾燥するまでの時間
を向上すること。 【解決手段】 アクリル酸・アルキルメタクリレート共
重合体と微粒子シリカを添加した皮膜を形成する化粧
料。
と、剥離の困難性、使用感の悪さ、乾燥するまでの時間
を向上すること。 【解決手段】 アクリル酸・アルキルメタクリレート共
重合体と微粒子シリカを添加した皮膜を形成する化粧
料。
Description
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明は、スキンケア化粧料
やメーキャップ化粧料など化粧料であって、皮膚上に剥
離し取り除くことを前提とした皮膜を形成する化粧料に
関し、皮膚に対しての密着性に優れ、且つ一枚膜として
剥離可能な皮膜を形成する化粧料に関するものである。
やメーキャップ化粧料など化粧料であって、皮膚上に剥
離し取り除くことを前提とした皮膜を形成する化粧料に
関し、皮膚に対しての密着性に優れ、且つ一枚膜として
剥離可能な皮膜を形成する化粧料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】皮膜を形成する化粧料は、スキンケア化
粧料としてのピールオフタイプのパック剤が一般的に知
られている。ピールオフタイプのパック剤は、皮膚上に
パック剤を塗布し、乾燥後に形成された皮膜を剥離する
ものである。ピールオフタイプのパック剤の皮膜形成剤
としては、一般的にポリビニルアルコールが使用されて
おり、化粧料の粘度を上げる、強靱な皮膜を形成させる
等の目的に応じてカルボキシメチルセルロース、ヒドロ
キシエチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリ酢
酸ビニルエマルジョン、キサンタンガムなどの樹脂が併
用されている。
粧料としてのピールオフタイプのパック剤が一般的に知
られている。ピールオフタイプのパック剤は、皮膚上に
パック剤を塗布し、乾燥後に形成された皮膜を剥離する
ものである。ピールオフタイプのパック剤の皮膜形成剤
としては、一般的にポリビニルアルコールが使用されて
おり、化粧料の粘度を上げる、強靱な皮膜を形成させる
等の目的に応じてカルボキシメチルセルロース、ヒドロ
キシエチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリ酢
酸ビニルエマルジョン、キサンタンガムなどの樹脂が併
用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の樹脂を
用いた化粧料から形成される皮膜が、強度が強くて堅く
伸び性が充分でない場合は、皮膚との間の密着性に欠
け、頬や額などを動かした時の皮膚の動きにより簡単に
剥離してしまう。
用いた化粧料から形成される皮膜が、強度が強くて堅く
伸び性が充分でない場合は、皮膚との間の密着性に欠
け、頬や額などを動かした時の皮膚の動きにより簡単に
剥離してしまう。
【0004】これに対して、形成される皮膜の伸び性が
充分であっても強度が弱い場合は、皮膚との間の密着性
は良好であっても、皮膚から剥離しようとするときに一
枚の膜として綺麗に剥離することが困難になってしま
う。
充分であっても強度が弱い場合は、皮膚との間の密着性
は良好であっても、皮膚から剥離しようとするときに一
枚の膜として綺麗に剥離することが困難になってしま
う。
【0005】皮膜形成剤として強い皮膜形成機能を有す
る水溶性樹脂と、柔らかく伸び性に富むアクリル酸・ア
ルキルメタクリレート共重合体とを併用することによ
り、ある程度、皮膚の動きに対する密着性に必要な伸び
性と、一枚膜として剥離するために必要な皮膜の強度を
兼ね備えた皮膜を形成することができる。しかし、温
度、湿度などの環境条件によっては、乾燥後にいくらか
堅くなり、比較的伸び性に欠けるものとなってしまう場
合があった。
る水溶性樹脂と、柔らかく伸び性に富むアクリル酸・ア
ルキルメタクリレート共重合体とを併用することによ
り、ある程度、皮膚の動きに対する密着性に必要な伸び
性と、一枚膜として剥離するために必要な皮膜の強度を
兼ね備えた皮膜を形成することができる。しかし、温
度、湿度などの環境条件によっては、乾燥後にいくらか
堅くなり、比較的伸び性に欠けるものとなってしまう場
合があった。
【0006】即ち、アクリル酸・アルキルメタクリレー
ト共重合体は、少なからず皮膜形成機能を有しており、
温度、湿度などの環境条件によっては皮膜の強靱さに寄
与して、乾燥後には堅くなり伸び性に欠ける皮膜を形成
してしまう。
ト共重合体は、少なからず皮膜形成機能を有しており、
温度、湿度などの環境条件によっては皮膜の強靱さに寄
与して、乾燥後には堅くなり伸び性に欠ける皮膜を形成
してしまう。
【0007】皮膜柔軟剤として、ワセリン、シリコンオ
イル、スクワラン、デカオレイン酸デカグリセリル、オ
レイン酸グリセリル、イソステアリン酸グリセリル、ミ
リスチン酸ミリスチルなどの油分、界面活性剤等を添加
して、伸び性が充分な皮膜を形成させることも考えられ
るが、皮膜の強度が弱くなったり、皮膜を剥離後に油分
や界面活性剤が多く残留して使用感に悪影響を及ぼしや
すい。また、グリセリン、エチレングリコール、プロピ
レングリコールなどの皮膜の可塑剤となるものを多量に
添加することも考えられるが、乾燥するまでの時間が長
くなってしまう。
イル、スクワラン、デカオレイン酸デカグリセリル、オ
レイン酸グリセリル、イソステアリン酸グリセリル、ミ
リスチン酸ミリスチルなどの油分、界面活性剤等を添加
して、伸び性が充分な皮膜を形成させることも考えられ
るが、皮膜の強度が弱くなったり、皮膜を剥離後に油分
や界面活性剤が多く残留して使用感に悪影響を及ぼしや
すい。また、グリセリン、エチレングリコール、プロピ
レングリコールなどの皮膜の可塑剤となるものを多量に
添加することも考えられるが、乾燥するまでの時間が長
くなってしまう。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、アクリ
ル酸・アルキルメタクリレート共重合体と微粒子シリカ
と皮膜形成剤と水とから少なくともなる化粧料を要旨と
するものである。
ル酸・アルキルメタクリレート共重合体と微粒子シリカ
と皮膜形成剤と水とから少なくともなる化粧料を要旨と
するものである。
【0009】以下、本発明を詳細に説明する。アクリル
酸・アルキルメタクリレート共重合体は、アクリル酸と
アルキルメタクリレートの重合比率に制限なく使用でき
るが、アクリル酸の重合度をアルキルメタクリレートよ
りも大きくした場合は水溶性が増し、小さくした場合は
水系溶媒中で乳化すると考えられる。アクリル酸・アル
キルメタクリレート共重合体の具体例としては、カーボ
ポール1382、PEMULEN TR−1、PEMU
LEN TR−2(以上、BFGoodrich社製、
米国)、AQUPECHV−501、AQUPEC H
V−504、AQUPEC HV−505(以上、住友
精化(株)製)などが挙げられる。
酸・アルキルメタクリレート共重合体は、アクリル酸と
アルキルメタクリレートの重合比率に制限なく使用でき
るが、アクリル酸の重合度をアルキルメタクリレートよ
りも大きくした場合は水溶性が増し、小さくした場合は
水系溶媒中で乳化すると考えられる。アクリル酸・アル
キルメタクリレート共重合体の具体例としては、カーボ
ポール1382、PEMULEN TR−1、PEMU
LEN TR−2(以上、BFGoodrich社製、
米国)、AQUPECHV−501、AQUPEC H
V−504、AQUPEC HV−505(以上、住友
精化(株)製)などが挙げられる。
【0010】微粒子シリカは、粒子径などに制限なく使
用できるが、あまり粒子径の大きいものでは化粧料の皮
膚に対する塗布感を損ねかねないので、3μm程度まで
の粒子径のものを使用するのが好ましい。一例として、
AEROSIL 200、AEROSIL 300、A
EROSIL MOX170、AEROSIL COK
84(以上、日本アエロジル(株)製)、Nipsil
E220、Nipsil E220A、Nipsil
E1011(以上、日本シリカ工業(株)製)等が挙
げられる。
用できるが、あまり粒子径の大きいものでは化粧料の皮
膚に対する塗布感を損ねかねないので、3μm程度まで
の粒子径のものを使用するのが好ましい。一例として、
AEROSIL 200、AEROSIL 300、A
EROSIL MOX170、AEROSIL COK
84(以上、日本アエロジル(株)製)、Nipsil
E220、Nipsil E220A、Nipsil
E1011(以上、日本シリカ工業(株)製)等が挙
げられる。
【0011】皮膜形成剤は、一般的に使用されている、
強度の皮膜形成機能を持つ水溶性高分子であれば制限な
く使用できる。一例として、カルボキシメチルセルロー
スナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、アーネ
ストガム、ヒドロキシプロピル化グアーガム、キサンタ
ンガム、ゼラチンなどの天然または半合成高分子、アク
リル酸、ビニルピロリドン、酢酸ビニル、ビニルアルコ
ールなどの重合体または共重合体、メチルビニルエーテ
ル・無水マレイン酸共重合体などが挙げられる。
強度の皮膜形成機能を持つ水溶性高分子であれば制限な
く使用できる。一例として、カルボキシメチルセルロー
スナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、アーネ
ストガム、ヒドロキシプロピル化グアーガム、キサンタ
ンガム、ゼラチンなどの天然または半合成高分子、アク
リル酸、ビニルピロリドン、酢酸ビニル、ビニルアルコ
ールなどの重合体または共重合体、メチルビニルエーテ
ル・無水マレイン酸共重合体などが挙げられる。
【0012】水は主溶剤として用いるものである。アク
リル酸・アルキルメタクリレート共重合体と微粒子シリ
カの混合比は皮膜形成剤、着色剤、界面活性剤等の化粧
料組成物の種類により特に制限はないが、アクリル酸・
アルキルメタクリレート共重合体は若干の皮膜形成機能
を持つため、比率が極端に大きいと皮膜形成剤と共に皮
膜を増強し、皮膚の動きに対する皮膜の密着性が弱まっ
てしまう。また、微粒子シリカの比率が極端に大きい
と、皮膜の強度が弱まり、剥がす際に皮膜がちぎれて一
枚膜として剥離できなくなってしまう。よって、アクリ
ル酸・アルキルメタクリレート共重合体と微粒子シリカ
の混合比は1:1〜1:10程度が好ましい。
リル酸・アルキルメタクリレート共重合体と微粒子シリ
カの混合比は皮膜形成剤、着色剤、界面活性剤等の化粧
料組成物の種類により特に制限はないが、アクリル酸・
アルキルメタクリレート共重合体は若干の皮膜形成機能
を持つため、比率が極端に大きいと皮膜形成剤と共に皮
膜を増強し、皮膚の動きに対する皮膜の密着性が弱まっ
てしまう。また、微粒子シリカの比率が極端に大きい
と、皮膜の強度が弱まり、剥がす際に皮膜がちぎれて一
枚膜として剥離できなくなってしまう。よって、アクリ
ル酸・アルキルメタクリレート共重合体と微粒子シリカ
の混合比は1:1〜1:10程度が好ましい。
【0013】以上の必須成分の他に応じて、化粧料の成
分として一般に使用されている有機溶剤、保湿剤、分散
剤、または分散助剤としての各種高分子や界面活性剤、
浸透剤としての界面活性剤、各種防腐防黴剤、粘度調整
剤としての水溶性高分子、耐水性を付与するための樹脂
や撥水剤、紫外線吸収剤、キレート剤、pH調整剤、着
色材、香料などを適宜配合することが出来る。着色材は
化粧品に使用可能なものであれば使用できるが、その具
体例としては、赤色2号、赤色3号、赤色102号、赤
色104号の(1)、赤色105号の(1)、赤色10
6号、赤色227号、赤色230号の(1)、赤色23
0号の(2)、赤色231号、赤色232号、黄色4
号、黄色5号、黄色202号の(1)、黄色202号の
(2)、黄色203号、緑色3号、緑色201号、緑色
204号、緑色205号、青色1号、青色2号、青色2
02号、青色205号、だいだい色205号、だいだい
色207号、かっ色201号など水溶性染料及びそのバ
リウム、カルシウム、ジルコニウム、アルミニウムレー
キ顔料、赤色201号、赤色202号、赤色203号、
赤色204号、赤色205号、赤色206号、赤色20
7号、赤色208号、赤色215号、赤色218号、赤
色219号、赤色220号、赤色221号、赤色223
号、赤色225号、赤色226号、赤色228号、黄色
201号、黄色204号、黄色205号、緑色202
号、青色201号、青色204号、青色404号、だい
だい色201号、だいだい色203号、だいだい色20
4号、だいだい色206号、だいだい色401号、だい
だい色402号、だいだい色403号、紫色201号な
どの顔料、黄色酸化鉄、黒色酸化鉄、ベンガラ、二酸化
チタン、グンジョウ、コンジョウ、酸化クロム、水酸化
クロム、カルミン、シコニンなどの無機顔料、及び有
機、無機粉体を染料や顔料などで着色した複合粉体顔料
などが挙げられる。これらの着色材は単独もしくは複数
を混合して用いても差し支えない。
分として一般に使用されている有機溶剤、保湿剤、分散
剤、または分散助剤としての各種高分子や界面活性剤、
浸透剤としての界面活性剤、各種防腐防黴剤、粘度調整
剤としての水溶性高分子、耐水性を付与するための樹脂
や撥水剤、紫外線吸収剤、キレート剤、pH調整剤、着
色材、香料などを適宜配合することが出来る。着色材は
化粧品に使用可能なものであれば使用できるが、その具
体例としては、赤色2号、赤色3号、赤色102号、赤
色104号の(1)、赤色105号の(1)、赤色10
6号、赤色227号、赤色230号の(1)、赤色23
0号の(2)、赤色231号、赤色232号、黄色4
号、黄色5号、黄色202号の(1)、黄色202号の
(2)、黄色203号、緑色3号、緑色201号、緑色
204号、緑色205号、青色1号、青色2号、青色2
02号、青色205号、だいだい色205号、だいだい
色207号、かっ色201号など水溶性染料及びそのバ
リウム、カルシウム、ジルコニウム、アルミニウムレー
キ顔料、赤色201号、赤色202号、赤色203号、
赤色204号、赤色205号、赤色206号、赤色20
7号、赤色208号、赤色215号、赤色218号、赤
色219号、赤色220号、赤色221号、赤色223
号、赤色225号、赤色226号、赤色228号、黄色
201号、黄色204号、黄色205号、緑色202
号、青色201号、青色204号、青色404号、だい
だい色201号、だいだい色203号、だいだい色20
4号、だいだい色206号、だいだい色401号、だい
だい色402号、だいだい色403号、紫色201号な
どの顔料、黄色酸化鉄、黒色酸化鉄、ベンガラ、二酸化
チタン、グンジョウ、コンジョウ、酸化クロム、水酸化
クロム、カルミン、シコニンなどの無機顔料、及び有
機、無機粉体を染料や顔料などで着色した複合粉体顔料
などが挙げられる。これらの着色材は単独もしくは複数
を混合して用いても差し支えない。
【0014】
【作用】微粒子シリカは、アクリル酸・アルキルメタク
リレート共重合体の分子間に存在させることで、アクリ
ル酸・アルキルメタクリレート共重合体の皮膜形成を阻
害することができる。よって、皮膜形成剤とアクリル酸
・アルキルメタクリレート共重合体と微粒子シリカによ
る混合皮膜は伸び性を阻害しない。また、微粒子シリカ
はアクリル酸・アルキルメタクリレート共重合体分子が
形成するミクロゲル中の水と、化粧料中に溶剤として存
在する水との両方と水素結合するため、皮膜の強度を低
下させることはない。このような微粒子シリカの効果に
より、皮膜に伸び性を持たせるための多量の油分や皮膜
可塑剤を添加する必要がなくなる。
リレート共重合体の分子間に存在させることで、アクリ
ル酸・アルキルメタクリレート共重合体の皮膜形成を阻
害することができる。よって、皮膜形成剤とアクリル酸
・アルキルメタクリレート共重合体と微粒子シリカによ
る混合皮膜は伸び性を阻害しない。また、微粒子シリカ
はアクリル酸・アルキルメタクリレート共重合体分子が
形成するミクロゲル中の水と、化粧料中に溶剤として存
在する水との両方と水素結合するため、皮膜の強度を低
下させることはない。このような微粒子シリカの効果に
より、皮膜に伸び性を持たせるための多量の油分や皮膜
可塑剤を添加する必要がなくなる。
【0015】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
する。実施例、比較例中で単に「部」とあるのは「重量
部」を示す。
する。実施例、比較例中で単に「部」とあるのは「重量
部」を示す。
【0016】実施例1 精製水 47.40部 エタノール 31.60部 グリセリン 1.00部 オリーブ油 0.50部 HCO−40(ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、日光ケミカルズ(株)製) 1.50部 MB−8C−R(ポリメタクリル酸メチルと弁殻の複合顔料、積水化成品工業 (株)製) 13.00部 PVA−217(ポリビニルアルコール、(株)クラレ製) 4.00部 PEMULEN TR−1(アクリル酸・アルキルメタクリレート共重合体、 BFGoodrich社製、米国) 0.20部 AEROSIL 200(微粒子シリカ、日本アエロジル(株)製) 0.50部 上記成分中、まず精製水10.00部とPEMULEN
0.20部を常温で攪拌し10時間放置して水溶液と
し、PEMULEN水溶液、AEROSIL以外の成分
を加熱攪拌して均一に混合した後、先のPEMULEN
水溶液とAEROSILをそれに加え低速攪拌し、茶色
の化粧料を得た。
0.20部を常温で攪拌し10時間放置して水溶液と
し、PEMULEN水溶液、AEROSIL以外の成分
を加熱攪拌して均一に混合した後、先のPEMULEN
水溶液とAEROSILをそれに加え低速攪拌し、茶色
の化粧料を得た。
【0017】実施例2 精製水 48.18部 エタノール 32.12部 グリセリン 0.90部 流動パラフィン 0.50部 オレイルグリセリルエーテル 2.00部 多孔性ナイロンと青色404号の複合顔料 12.50部 カルボキシメチルセルロースナトリウム 2.00部 AQUPEC HV−505(アクリル酸・アルキルメタクリレート共重合体 、住友精化(株)製) 0.15部 AEROSIL COK84(微粒子シリカ、日本アエロジル(株)製) 1.20部 上記成分中、まず精製水7.50部とAQUPEC0.
15部を常温で攪拌し10時間放置して水溶液とし、A
QUPEC水溶液、AEROSIL以外の成分を加熱攪
拌して均一に混合した後、先のAQUPEC水溶液とA
EROSILをそれに加え低速攪拌し、青色の化粧料を
得た。
15部を常温で攪拌し10時間放置して水溶液とし、A
QUPEC水溶液、AEROSIL以外の成分を加熱攪
拌して均一に混合した後、先のAQUPEC水溶液とA
EROSILをそれに加え低速攪拌し、青色の化粧料を
得た。
【0018】実施例3 精製水 47.34部 エタノール 31.56部 グリセリン 0.50部 デカグリセリルデカオレエート 0.60部 ポリオキシエチレン(30)オクチルフェニルエーテル 1.50部 酸化チタン 15.00部 ヒドロキシプロピル化グアーガム 1.00部 PEMULEN TR−2(アクリル酸・アルキルメタクリレート共重合体、 BFGoodrich社製、米国) 0.50部 Nipsil E220A(微粒子シリカ、日本シリカ工業(株)製) 1.50部 AEROSIL 200(微粒子シリカ、日本アエロジル(株)製) 0.50部 上記成分中、まず精製水25.00部とPEMULEN
0.50部を常温で攪拌し10時間放置して水溶液と
し、PEMULEN水溶液、Nipsil、AEROS
IL、ヒドロキシプロピル化グアーガム以外の成分をボ
ールミルで攪拌して均一に混合した後取り出し、、ヒド
ロキシプロピル化グアーガムを添加して均一に混合し、
先のAQUPEC水溶液とNipsil、AEROSI
Lをそれに加え低速攪拌し、白色の化粧料を得た。
0.50部を常温で攪拌し10時間放置して水溶液と
し、PEMULEN水溶液、Nipsil、AEROS
IL、ヒドロキシプロピル化グアーガム以外の成分をボ
ールミルで攪拌して均一に混合した後取り出し、、ヒド
ロキシプロピル化グアーガムを添加して均一に混合し、
先のAQUPEC水溶液とNipsil、AEROSI
Lをそれに加え低速攪拌し、白色の化粧料を得た。
【0019】実施例4 精製水 42.00部 エタノール 28.00部 グリセリン 0.50部 スクワラン 0.60部 HCO−40(ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、日光ケミカルズ(株)製) 1.75部 NIKKOMULESE 41(液晶形成界面活性剤、日光ケミカルズ(株) 製) 2.50部 球状ポリメチルメタアクリレートと赤色404号の複合顔料 13.00部 ルビスコールVA55E(ビニルピロリドン・酢酸ビニル共重合体、BASF 社製、独国) 10.00部 ポリビニルアルコール 1.00部 カーボポール1382(アクリル酸・アルキルメタクリレート共重合体、BF Goodrich社製、米国) 0.15部 AEROSIL 300(微粒子シリカ、日本アエロジル(株)製) 0.50部 上記成分中、まず精製水7.50部とカーボポール0.
15部を常温で攪拌し10時間放置して水溶液とし、カ
ーボポール水溶液、AEROSIL以外の成分を加熱攪
拌して均一に混合した後、先のカーボポール水溶液、A
EROSILをそれに加え低速攪拌し、赤色の化粧料を
得た。
15部を常温で攪拌し10時間放置して水溶液とし、カ
ーボポール水溶液、AEROSIL以外の成分を加熱攪
拌して均一に混合した後、先のカーボポール水溶液、A
EROSILをそれに加え低速攪拌し、赤色の化粧料を
得た。
【0020】実施例5 精製水 45.54部 エタノール 30.36部 グリセリン 0.50部 流動パラフィン 0.50部 ポリオキシエチレン(20)ポリオキシプロピレン(4)セチルエーテル 2.20部 球状低密度ポリエチレン 12.00部 メチルビニルエーテル・無水マレイン酸共重合体 7.50部 PEMULEN TR−1(アクリル酸・アルキルメタクリレート共重合体、 BFGoodrich社製、米国) 0.20部 AQUPEC HV−501(アクリル酸・アルキルメタクリレート共重合体 、住友精化(株)製) 0.10部 Nipsil E1011(微粒子シリカ、日本シリカ工業(株)製) 1.70部 上記成分中、まず精製水15.00部とPEMULEN
0.20部、AQUPEC0.10部を常温で攪拌し1
0時間放置して水溶液とし、PEMULEN・AQUP
EC水溶液、Nipsil以外の成分を加熱攪拌して均
一に混合した後、先のPEMULEN・AQUPEC水
溶液、Nipsilをそれに加え低速攪拌し、やや白濁
色の化粧料を得た。
0.20部、AQUPEC0.10部を常温で攪拌し1
0時間放置して水溶液とし、PEMULEN・AQUP
EC水溶液、Nipsil以外の成分を加熱攪拌して均
一に混合した後、先のPEMULEN・AQUPEC水
溶液、Nipsilをそれに加え低速攪拌し、やや白濁
色の化粧料を得た。
【0021】実施例6 精製水 46.80部 エタノール 31.20部 グリセリン 0.20部 ポリオキシエチレン(6)ソルビタンモノステアレート 1.00部 MB−8C−BL−2(ポリメタクリル酸メチルと酸化鉄の複合顔料、積水化 成品工業(株)製) 15.00部 キサンタンガム 2.00部 カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.50部 カーボポール1382 0.30部 AEROSIL 380(微粒子シリカ、日本アエロジル(株)製) 1.00部 ミズカシル P−527(微粒子シリカ、水沢化学(株)製) 1.00部 上記成分中、まず精製水を15.00部とカーボポール
1382を0.30部とを常温で撹拌し、10時間放置
して水溶液とし、それとAEROSIL 380、ミズ
カシル P−527以外の成分で加熱撹拌して均一に混
合した後、先のカーボポール1382水溶液とAERO
SIL 380及びミズカシル P−527と加え低温
撹拌し、黒色の化粧料を得た。
1382を0.30部とを常温で撹拌し、10時間放置
して水溶液とし、それとAEROSIL 380、ミズ
カシル P−527以外の成分で加熱撹拌して均一に混
合した後、先のカーボポール1382水溶液とAERO
SIL 380及びミズカシル P−527と加え低温
撹拌し、黒色の化粧料を得た。
【0022】比較例1 実施例1のAEROSIL 200をPEMULEN
TR−1に代替する以外は実施例1と同様にして、茶色
の化粧料を得た。
TR−1に代替する以外は実施例1と同様にして、茶色
の化粧料を得た。
【0023】比較例2 実施例2のAEROSIL COK84を流動パラフィ
ンに代替する以外は実施例2と同様にして、青色の化粧
料を得た。
ンに代替する以外は実施例2と同様にして、青色の化粧
料を得た。
【0024】比較例3 実施例3のNipsil E220Aをグリセリンに、
AEROSIL 200をデカグリセリルデカオレエー
トに代替する以外は実施例3と同様にして白色の化粧料
を得た。
AEROSIL 200をデカグリセリルデカオレエー
トに代替する以外は実施例3と同様にして白色の化粧料
を得た。
【0025】比較例4 実施例4のAEROSIL 300をイソステアリン酸
イソセチルに代替する以外は実施例4と同様にして赤色
の化粧料を得た。
イソセチルに代替する以外は実施例4と同様にして赤色
の化粧料を得た。
【0026】比較例5 実施例5のPEMULEN TR−1とAQUPEC
HV−501をAEROSIL 300に代替する以外
は実施例5と同様にしてやや白濁色の化粧料を得た。
HV−501をAEROSIL 300に代替する以外
は実施例5と同様にしてやや白濁色の化粧料を得た。
【0027】
【発明の効果】実施例1から5及び比較例1から5より
得られた化粧料について以下の試験を行い、その結果を
表1に示す。
得られた化粧料について以下の試験を行い、その結果を
表1に示す。
【0028】試験1 密着性 作成した化粧料を頬に半径3cmの円形状に塗布し、乾
燥後形成された皮膜の全体が左右に往復するような頬を
動かす一定動作を50回繰り返した。その結果、皮膜の
面積の1/10以上が頬より剥離した時点での動作回数
を確認した。上記動作を30回繰り返しても皮膜全体の
1/10以上が剥離しない場合は、密着性が良好である
と考えられる。
燥後形成された皮膜の全体が左右に往復するような頬を
動かす一定動作を50回繰り返した。その結果、皮膜の
面積の1/10以上が頬より剥離した時点での動作回数
を確認した。上記動作を30回繰り返しても皮膜全体の
1/10以上が剥離しない場合は、密着性が良好である
と考えられる。
【0029】試験2 剥離性 作成した化粧料を、スパチュラを用いてモニター30人
の皮膚上に約2cm角の正方形に塗布し一定時間乾燥、
皮膜を形成させた後全て剥離し、完全に一枚膜として剥
離できた皮膜の数を確認した。
の皮膚上に約2cm角の正方形に塗布し一定時間乾燥、
皮膜を形成させた後全て剥離し、完全に一枚膜として剥
離できた皮膜の数を確認した。
【0030】試験3 残留性 試験2で皮膜を全て剥離した後の皮膚を蛍光灯下で目視
し、皮膚上に残留物(残留している油分等が光を反射す
るため目視可能)が確認できなかった皮膜剥離跡の数を
確認した。
し、皮膚上に残留物(残留している油分等が光を反射す
るため目視可能)が確認できなかった皮膜剥離跡の数を
確認した。
【0031】試験4 べたつき感 試験2で皮膜を全て剥離した後の皮膚を指で触れ、残留
物によるべたつき感がないと感じられた皮膜剥離跡の数
を確認した。
物によるべたつき感がないと感じられた皮膜剥離跡の数
を確認した。
【0032】試験5 皮膜乾燥性 作成した化粧料を、スパチュラを用いて皮膚上50ヶ所
に約1cm角の正方形に塗布し、温度26℃、湿度50
%の室内で5分間経過させた後皮膜に手で触れ、乾燥し
てその一部が手に転写されない皮膜の数を確認した。
に約1cm角の正方形に塗布し、温度26℃、湿度50
%の室内で5分間経過させた後皮膜に手で触れ、乾燥し
てその一部が手に転写されない皮膜の数を確認した。
【0033】
【表1】
【0034】以上詳細に説明したように、本発明に係る
化粧料は、皮膚が動いても皮膚より剥離しないような密
着性を持ち、剥がす際には一枚膜として綺麗に剥離可能
であり、乾燥が早くしかも剥離後の皮膚上には残留物が
殆ど存在しない皮膜を形成する優れたものである。
化粧料は、皮膚が動いても皮膚より剥離しないような密
着性を持ち、剥がす際には一枚膜として綺麗に剥離可能
であり、乾燥が早くしかも剥離後の皮膚上には残留物が
殆ど存在しない皮膜を形成する優れたものである。
Claims (1)
- 【請求項1】 アクリル酸・アルキルメタクリレート共
重合体と微粒子シリカと皮膜形成剤と水とから少なくと
もなる化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33404295A JPH09151125A (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | 化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33404295A JPH09151125A (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | 化粧料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09151125A true JPH09151125A (ja) | 1997-06-10 |
Family
ID=18272865
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33404295A Pending JPH09151125A (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | 化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09151125A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004018462A (ja) * | 2002-06-17 | 2004-01-22 | Kao Corp | メイクアップ化粧料 |
US6726916B1 (en) | 1997-08-28 | 2004-04-27 | L'oreal S.A. | Thickened film-forming composition |
JP2011126797A (ja) * | 2009-12-16 | 2011-06-30 | Kracie Home Products Ltd | 手指用外用剤 |
JP2015034145A (ja) * | 2013-08-09 | 2015-02-19 | 三菱鉛筆株式会社 | 固形棒状化粧料 |
-
1995
- 1995-11-29 JP JP33404295A patent/JPH09151125A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6726916B1 (en) | 1997-08-28 | 2004-04-27 | L'oreal S.A. | Thickened film-forming composition |
JP2004018462A (ja) * | 2002-06-17 | 2004-01-22 | Kao Corp | メイクアップ化粧料 |
JP2011126797A (ja) * | 2009-12-16 | 2011-06-30 | Kracie Home Products Ltd | 手指用外用剤 |
JP2015034145A (ja) * | 2013-08-09 | 2015-02-19 | 三菱鉛筆株式会社 | 固形棒状化粧料 |
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