JPH09149612A - 電動機の回転子 - Google Patents
電動機の回転子Info
- Publication number
- JPH09149612A JPH09149612A JP30111195A JP30111195A JPH09149612A JP H09149612 A JPH09149612 A JP H09149612A JP 30111195 A JP30111195 A JP 30111195A JP 30111195 A JP30111195 A JP 30111195A JP H09149612 A JPH09149612 A JP H09149612A
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- JP
- Japan
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- rotor
- electric motor
- groove
- secondary winding
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims abstract description 27
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 7
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 claims abstract description 7
- 238000004512 die casting Methods 0.000 claims abstract description 5
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 8
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 claims description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 abstract description 6
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Induction Machinery (AREA)
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、電動機の回転子に係り、詳しくは
回転子の二次巻線の構造に関し、金型費用の削減及び生
産効率の向上を図った二次巻線の抵抗が異なる電動機の
回転子を提供することを目的としている。 【解決手段】 回転子鉄心2の外周部に軸方向に沿って
複数の溝2aを等間隔に形成し、同溝にアルミダイカス
トにより二次巻線4を形成するとともに、前記回転子鉄
心の両側面に前記二次巻線を接続したエンドリング部6
を形成し、回転軸7を嵌合して回転子1を構成し、前記
二次巻線の外周部に前記回転軸と直交する平面に沿っ
て、同二次巻線の抵抗値を可変するための略コ字状の溝
部5を形成してなることを特徴とする。
回転子の二次巻線の構造に関し、金型費用の削減及び生
産効率の向上を図った二次巻線の抵抗が異なる電動機の
回転子を提供することを目的としている。 【解決手段】 回転子鉄心2の外周部に軸方向に沿って
複数の溝2aを等間隔に形成し、同溝にアルミダイカス
トにより二次巻線4を形成するとともに、前記回転子鉄
心の両側面に前記二次巻線を接続したエンドリング部6
を形成し、回転軸7を嵌合して回転子1を構成し、前記
二次巻線の外周部に前記回転軸と直交する平面に沿っ
て、同二次巻線の抵抗値を可変するための略コ字状の溝
部5を形成してなることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電動機の回転子に係り、
詳しくは回転子の二次巻線の構造に関する。
詳しくは回転子の二次巻線の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電動機の回転子1は、図4に示す
ように、回転子鉄心2の外周部に軸方向に沿って複数の
溝2aを等間隔に形成し、前記回転子鉄心2に直接アル
ミニウム材をダイカストして、二次巻線4とエンドリン
グ部6と接続し、回転軸3を中心に挿入して形成してい
る。
ように、回転子鉄心2の外周部に軸方向に沿って複数の
溝2aを等間隔に形成し、前記回転子鉄心2に直接アル
ミニウム材をダイカストして、二次巻線4とエンドリン
グ部6と接続し、回転軸3を中心に挿入して形成してい
る。
【0003】この場合、二次巻線の抵抗の異なる回転子
を製造するには、エンドリング部の軸方向の断面積が異
なる金型を複数用いるか、比抵抗の異なるアルミ材を用
いるか、回転子鉄心の溝面積の異なる金型を用いるなど
の方法を採用していた。
を製造するには、エンドリング部の軸方向の断面積が異
なる金型を複数用いるか、比抵抗の異なるアルミ材を用
いるか、回転子鉄心の溝面積の異なる金型を用いるなど
の方法を採用していた。
【0004】しかしながら、金型が複数必要となり、且
つその交換の工数が必要となるか、アルミ材を入れ換え
る工数が必要となり、金型費用の増大及び生産効率の低
下につながる問題となっていた。
つその交換の工数が必要となるか、アルミ材を入れ換え
る工数が必要となり、金型費用の増大及び生産効率の低
下につながる問題となっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題点に鑑みなされたもので、電動機の回転子の二次巻
線の抵抗が異なる場合に、金型費用の削減及び生産効率
の向上を図った電動機の回転子を提供することを目的と
している。
問題点に鑑みなされたもので、電動機の回転子の二次巻
線の抵抗が異なる場合に、金型費用の削減及び生産効率
の向上を図った電動機の回転子を提供することを目的と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、回転子鉄心の外周部に軸方向に沿って複数の溝を等
間隔に形成し、同溝にアルミダイカストによる二次巻線
を形成するとともに、前記回転子鉄心の両側面に前記二
次巻線を接続したエンドリング部を形成し、その中心に
回転軸を挿入してなる電動機の回転子において、前記二
次巻線の外周部に前記回転軸と直交する平面に沿って、
同二次巻線の抵抗値を可変するための略コ字状の溝部を
形成してなることを特徴とする。
に、回転子鉄心の外周部に軸方向に沿って複数の溝を等
間隔に形成し、同溝にアルミダイカストによる二次巻線
を形成するとともに、前記回転子鉄心の両側面に前記二
次巻線を接続したエンドリング部を形成し、その中心に
回転軸を挿入してなる電動機の回転子において、前記二
次巻線の外周部に前記回転軸と直交する平面に沿って、
同二次巻線の抵抗値を可変するための略コ字状の溝部を
形成してなることを特徴とする。
【0007】そして、前記溝部を、外周のほぼ中央に形
成してなることを特徴とする。
成してなることを特徴とする。
【0008】また、前記溝部の深さにより、前記抵抗値
を調整してなることを特徴とする。
を調整してなることを特徴とする。
【0009】あるいは、前記溝部の幅により、前記抵抗
値を調整してなることを特徴とする。さらに、前記幅
を、前記深さよりも小さく形成してなることを特徴とす
る。一方、前記溝部を、切削加工により形成してなるこ
とを特徴とする。
値を調整してなることを特徴とする。さらに、前記幅
を、前記深さよりも小さく形成してなることを特徴とす
る。一方、前記溝部を、切削加工により形成してなるこ
とを特徴とする。
【0010】
【作用】上記の構成によれば、前記二次巻線の外周部に
前記回転軸と直交する平面に沿って、同二次巻線の抵抗
値を可変するための略コ字状の溝部を形成することによ
り、前記二次巻線の抵抗値を調整することができる。
前記回転軸と直交する平面に沿って、同二次巻線の抵抗
値を可変するための略コ字状の溝部を形成することによ
り、前記二次巻線の抵抗値を調整することができる。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を添付図面を参照して詳細に
説明する。ここで、従来例と同じ部分の符号は同一とす
る。
説明する。ここで、従来例と同じ部分の符号は同一とす
る。
【0012】図1は、本発明による電動機の回転子の一
実施例の平面図であり、また、図2は、図1のAA’断
面に対応する拡大断面図である。図3は、図2のBB’
断面に対応する要部拡大断面図である。
実施例の平面図であり、また、図2は、図1のAA’断
面に対応する拡大断面図である。図3は、図2のBB’
断面に対応する要部拡大断面図である。
【0013】回転子鉄心2の外周部に軸方向に沿って複
数の溝2aを等間隔に形成し、同溝にアルミダイカスト
により二次巻線4を形成するとともに、前記回転子鉄心
の両側面に前記二次巻線を接続したエンドリング部6を
形成し、回転軸7を挿入して回転子1を構成する。
数の溝2aを等間隔に形成し、同溝にアルミダイカスト
により二次巻線4を形成するとともに、前記回転子鉄心
の両側面に前記二次巻線を接続したエンドリング部6を
形成し、回転軸7を挿入して回転子1を構成する。
【0014】ここで、前記二次巻線の外周部に前記回転
軸と直交する平面に沿って、同二次巻線の抵抗値を可変
するための略コ字状の溝部5を形成する。
軸と直交する平面に沿って、同二次巻線の抵抗値を可変
するための略コ字状の溝部5を形成する。
【0015】そして、前記溝部を、外周のほぼ中央に形
成する。これは、渦電流による損失のバランスを保つた
めである。
成する。これは、渦電流による損失のバランスを保つた
めである。
【0016】また、前記溝部の深さdにより、前記抵抗
値を調整する。
値を調整する。
【0017】あるいは、前記溝部の幅wにより、前記抵
抗値を調整する。さらに、前記幅を、前記深さよりも小
さく形成する。これは、この幅を狭くすることにより、
エアギャップによる磁気回路の損失を少なくするためで
ある。一方、前記溝部を、切削加工により形成するよう
にする。
抗値を調整する。さらに、前記幅を、前記深さよりも小
さく形成する。これは、この幅を狭くすることにより、
エアギャップによる磁気回路の損失を少なくするためで
ある。一方、前記溝部を、切削加工により形成するよう
にする。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明においては、前記二
次巻線の外周部に前記回転軸と直交する平面に沿って、
同二次巻線の抵抗値を可変するための略コ字状の溝部を
形成したので、電動機の回転子の二次巻線の抵抗が異な
る場合に、前記溝部を調整するだけで製造することがで
きるため、金型費用の削減及び生産効率の向上を図った
安価な特性の異なる電動機の回転子を提供することがで
きる。
次巻線の外周部に前記回転軸と直交する平面に沿って、
同二次巻線の抵抗値を可変するための略コ字状の溝部を
形成したので、電動機の回転子の二次巻線の抵抗が異な
る場合に、前記溝部を調整するだけで製造することがで
きるため、金型費用の削減及び生産効率の向上を図った
安価な特性の異なる電動機の回転子を提供することがで
きる。
【図1】本発明による電動機の回転子の一実施例の平面
図である。
図である。
【図2】図1におけるAA’に対応する拡大断面図であ
る。
る。
【図3】本発明による電動機の回転子の図2におけるB
B’に対応する要部拡大断面図である。
B’に対応する要部拡大断面図である。
【図4】従来の電動機の回転子の一例を示す平面図であ
る。
る。
1 回転子 2 回転子鉄心 2a 溝 3 回転軸 4 二次巻線 5 溝部 6 エンドリング部 d 溝部の深さ w 溝部の幅
Claims (6)
- 【請求項1】 回転子鉄心の外周部に軸方向に沿って複
数の溝を等間隔に形成し、同溝にアルミダイカストによ
る二次巻線を形成するとともに、前記回転子鉄心の両側
面に前記二次巻線を接続したエンドリング部を形成し、
その中心に回転軸を挿入してなる電動機の回転子におい
て、 前記二次巻線の外周部に前記回転軸と直交する平面に沿
って、同二次巻線の抵抗値を可変するための略コ字状の
溝部を形成してなることを特徴とする電動機の回転子。 - 【請求項2】 前記溝部を、外周のほぼ中央に形成して
なることを特徴とする電動機の回転子。 - 【請求項3】 前記溝部の深さにより、前記抵抗値を調
整してなることを特徴とする請求項1記載の電動機の回
転子。 - 【請求項4】 前記溝部の幅により、前記抵抗値を調整
してなることを特徴とする請求項1記載の電動機の回転
子。 - 【請求項5】 前記幅を、前記深さよりも小さく形成し
てなることを特徴とする請求項3、または請求項4記載
の電動機の回転子。 - 【請求項6】 前記溝部を、切削加工により形成してな
ることを特徴とする請求項1記載の電動機の回転子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30111195A JPH09149612A (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | 電動機の回転子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30111195A JPH09149612A (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | 電動機の回転子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09149612A true JPH09149612A (ja) | 1997-06-06 |
Family
ID=17892979
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30111195A Pending JPH09149612A (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | 電動機の回転子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09149612A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107834797A (zh) * | 2017-12-11 | 2018-03-23 | 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 | 一种电机转子导条结构、电机转子及电机 |
JPWO2021245881A1 (ja) * | 2020-06-04 | 2021-12-09 | ||
CN114374283A (zh) * | 2021-12-18 | 2022-04-19 | 浙江创兴智能电机有限公司 | 一种具有排气结构的离心浇铸电机转子及其制备方法 |
-
1995
- 1995-11-20 JP JP30111195A patent/JPH09149612A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107834797A (zh) * | 2017-12-11 | 2018-03-23 | 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 | 一种电机转子导条结构、电机转子及电机 |
JPWO2021245881A1 (ja) * | 2020-06-04 | 2021-12-09 | ||
WO2021245881A1 (ja) * | 2020-06-04 | 2021-12-09 | 三菱電機株式会社 | ダイカストロータの二次抵抗調整装置およびダイカストロータの二次抵抗調整方法 |
CN114374283A (zh) * | 2021-12-18 | 2022-04-19 | 浙江创兴智能电机有限公司 | 一种具有排气结构的离心浇铸电机转子及其制备方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040609 |