JPH09148047A - 凍結防止ヒータ及び凍結防止ヒータ用伝熱板 - Google Patents
凍結防止ヒータ及び凍結防止ヒータ用伝熱板Info
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- JPH09148047A JPH09148047A JP7323901A JP32390195A JPH09148047A JP H09148047 A JPH09148047 A JP H09148047A JP 7323901 A JP7323901 A JP 7323901A JP 32390195 A JP32390195 A JP 32390195A JP H09148047 A JPH09148047 A JP H09148047A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ポンプなどの被加熱部材の表面を満遍なく効
果的に加熱でき、且つ被加熱部材への取り付けが容易な
凍結防止ヒータを提供すること。 【解決手段】 抵抗線21の両端にリード線23,23
を接続してなる線状ヒータ20と、アルミ板中に蛇行す
る収納溝41を設けてなる第1の伝熱板40と、金属箔
からなる第2の伝熱板60とを具備する。第1の伝熱板
40の収納溝41内に線状ヒータ20の抵抗線21の部
分を収納する。その上に第2の伝熱板60を取り付け
る。第2の伝熱板60の表面をポンプ(被加熱部材)9
1の外装ケース93の表面に取り付けて該ポンプ91を
加熱する。
果的に加熱でき、且つ被加熱部材への取り付けが容易な
凍結防止ヒータを提供すること。 【解決手段】 抵抗線21の両端にリード線23,23
を接続してなる線状ヒータ20と、アルミ板中に蛇行す
る収納溝41を設けてなる第1の伝熱板40と、金属箔
からなる第2の伝熱板60とを具備する。第1の伝熱板
40の収納溝41内に線状ヒータ20の抵抗線21の部
分を収納する。その上に第2の伝熱板60を取り付け
る。第2の伝熱板60の表面をポンプ(被加熱部材)9
1の外装ケース93の表面に取り付けて該ポンプ91を
加熱する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポンプなどの凍結を
防止するために用いられる凍結防止ヒータ及び該凍結防
止ヒータに用いる伝熱板に関するものである。
防止するために用いられる凍結防止ヒータ及び該凍結防
止ヒータに用いる伝熱板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、給湯器等の中には水圧送用のポン
プを取り付けたものがある。このポンプは通常給湯器等
とともに屋外に設置されるため、内部の水が凍結する恐
れがある。
プを取り付けたものがある。このポンプは通常給湯器等
とともに屋外に設置されるため、内部の水が凍結する恐
れがある。
【0003】このため該ポンプの外装ケースに凍結防止
ヒータを取り付けて寒冷時に作動させ、ポンプ内の水を
凍結させないようにしている。
ヒータを取り付けて寒冷時に作動させ、ポンプ内の水を
凍結させないようにしている。
【0004】図5はこの種の従来の凍結防止ヒータを示
す分解斜視図である。同図に示すように従来の凍結防止
ヒータ80は、所定の長さを有する抵抗線81の両端に
リード線83,83を接続してなる線状ヒータ85と、
アルミ箔からなる伝熱板87とを具備し、線状ヒータ8
5の抵抗線81の部分を蛇行するように折り曲げた上で
その上に前記伝熱板87を接着して構成されている。
す分解斜視図である。同図に示すように従来の凍結防止
ヒータ80は、所定の長さを有する抵抗線81の両端に
リード線83,83を接続してなる線状ヒータ85と、
アルミ箔からなる伝熱板87とを具備し、線状ヒータ8
5の抵抗線81の部分を蛇行するように折り曲げた上で
その上に前記伝熱板87を接着して構成されている。
【0005】そして該凍結防止ヒータ80の線状ヒータ
85を貼り付けた側の面に接着層を設けてポンプ91の
樹脂製外装ケース93の表面にこれを貼り付ける。
85を貼り付けた側の面に接着層を設けてポンプ91の
樹脂製外装ケース93の表面にこれを貼り付ける。
【0006】そして前記線状ヒータ85の両リード線8
3,83に電圧を印加すれば、抵抗線81が加熱し、そ
の熱の一部が伝熱板87によって面状に広がり、外装ケ
ース93の面全体を加熱し、その凍結を防止する。
3,83に電圧を印加すれば、抵抗線81が加熱し、そ
の熱の一部が伝熱板87によって面状に広がり、外装ケ
ース93の面全体を加熱し、その凍結を防止する。
【0007】なお外装ケース93は樹脂製なので、その
耐熱温度は低く、例えば抵抗線81の表面温度が150
℃以上になると、変形などを起こす恐れがある。
耐熱温度は低く、例えば抵抗線81の表面温度が150
℃以上になると、変形などを起こす恐れがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の凍結防止ヒータ80においては以下のような問題点が
あった。 図6は外装ケース93に取り付けた凍結防止ヒータ8
0の抵抗線81の部分の拡大断面図である。同図におい
て、抵抗線81から発生する熱を、伝熱板87を介して
外装ケース93の表面全体にできるだけ満遍なく伝達す
るためには、伝熱板87が抵抗線81の外周面のなるべ
く広い面積に触れている必要がある。しかしながら実際
には同図に示すように、該伝熱板87と抵抗線81の間
には広い空隙95,95が生じているので、抵抗線81
から伝熱板87へ熱が伝わりにくかった。
の凍結防止ヒータ80においては以下のような問題点が
あった。 図6は外装ケース93に取り付けた凍結防止ヒータ8
0の抵抗線81の部分の拡大断面図である。同図におい
て、抵抗線81から発生する熱を、伝熱板87を介して
外装ケース93の表面全体にできるだけ満遍なく伝達す
るためには、伝熱板87が抵抗線81の外周面のなるべ
く広い面積に触れている必要がある。しかしながら実際
には同図に示すように、該伝熱板87と抵抗線81の間
には広い空隙95,95が生じているので、抵抗線81
から伝熱板87へ熱が伝わりにくかった。
【0009】さらに伝熱板87はアルミ箔製であり薄い
ので、伝熱板87に伝わった熱がその周囲の部分に伝わ
りにくかった。
ので、伝熱板87に伝わった熱がその周囲の部分に伝わ
りにくかった。
【0010】以上のことから抵抗線81の部分に熱が集
中し易く、また抵抗線81の表面は直接外装ケース93
に触れているので、抵抗線81が触れる外装ケース93
の部分が他の部分に比べて高温に加熱されてしまうこと
となる。
中し易く、また抵抗線81の表面は直接外装ケース93
に触れているので、抵抗線81が触れる外装ケース93
の部分が他の部分に比べて高温に加熱されてしまうこと
となる。
【0011】そしてこの場合、外装ケース93の抵抗線
81が直接触れる部分の温度を該外装ケース93の耐熱
温度以下にする必要があるが、そうすると外装ケース9
3の抵抗線81が直接触れない部分の温度をあまり高く
上げることができず、外装ケース93の表面全体を効果
的に加熱できない。
81が直接触れる部分の温度を該外装ケース93の耐熱
温度以下にする必要があるが、そうすると外装ケース9
3の抵抗線81が直接触れない部分の温度をあまり高く
上げることができず、外装ケース93の表面全体を効果
的に加熱できない。
【0012】また逆に抵抗線81の発熱温度をあまり高
くできないので、その分抵抗線81の長さを長くして外
装ケース93の表面を加熱することとなるが、そうする
とこの凍結防止ヒータ80全体の大きさを大きくしなけ
ればならず、小型化が図れない。
くできないので、その分抵抗線81の長さを長くして外
装ケース93の表面を加熱することとなるが、そうする
とこの凍結防止ヒータ80全体の大きさを大きくしなけ
ればならず、小型化が図れない。
【0013】伝熱板87と抵抗線81はいずれも可撓
性のある部材なので、この凍結防止ヒータ80を外装ケ
ース93の表面に貼り付ける際、この凍結防止ヒータ8
0と外装ケース93の間に空気が入り込む恐れがあるの
で、これに注意しながら貼り付けていく必要があり、作
業性が悪く、しかも取り付け不良の生じる恐れがあっ
た。
性のある部材なので、この凍結防止ヒータ80を外装ケ
ース93の表面に貼り付ける際、この凍結防止ヒータ8
0と外装ケース93の間に空気が入り込む恐れがあるの
で、これに注意しながら貼り付けていく必要があり、作
業性が悪く、しかも取り付け不良の生じる恐れがあっ
た。
【0014】線状ヒータ85のリード線83,83を
接続した接続部88,88には、これを保護するため
に、図5に示すように、その周囲に保護チューブ89,
89を取り付けている。しかしながらこの保護チューブ
89,89は伝熱板87の外部に突出している。
接続した接続部88,88には、これを保護するため
に、図5に示すように、その周囲に保護チューブ89,
89を取り付けている。しかしながらこの保護チューブ
89,89は伝熱板87の外部に突出している。
【0015】このため凍結防止ヒータ80を外装ケース
93に貼り付けた後に、前記リード線83,83を図示
しない制御基板等に接続するために引き回した際、該接
続部88,88もたわんでしまい、これによって該接続
部88,88に接続不良が生じてしまう恐れがあった。
特にこの種の凍結防止ヒータ80に用いる抵抗線81内
のニクロム線からなる抵抗線本体は、その直径がかなり
細く切断し易いので、前記接続不良が生じ易い。
93に貼り付けた後に、前記リード線83,83を図示
しない制御基板等に接続するために引き回した際、該接
続部88,88もたわんでしまい、これによって該接続
部88,88に接続不良が生じてしまう恐れがあった。
特にこの種の凍結防止ヒータ80に用いる抵抗線81内
のニクロム線からなる抵抗線本体は、その直径がかなり
細く切断し易いので、前記接続不良が生じ易い。
【0016】本発明は上述の点に鑑みてなされたもので
ありその目的は、ポンプなどの被加熱部材の表面を満遍
なく効果的に加熱でき、且つ被加熱部材への取り付けが
容易で小型化が図れる凍結防止ヒータ及び該凍結防止ヒ
ータ用伝熱板を提供することにある。
ありその目的は、ポンプなどの被加熱部材の表面を満遍
なく効果的に加熱でき、且つ被加熱部材への取り付けが
容易で小型化が図れる凍結防止ヒータ及び該凍結防止ヒ
ータ用伝熱板を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明は、被加熱部材の表面に取り付けて該被加熱部
材を加熱する凍結防止ヒータにおいて、前記凍結防止ヒ
ータを、所定の長さを有する抵抗線の両端にリード線を
接続してなる線状ヒータと、金属板中に蛇行する収納溝
を設けてなる第1の伝熱板と、金属箔又は金属板からな
る第2の伝熱板とを具備し、前記第1の伝熱板に設けた
収納溝内に前記線状ヒータの抵抗線の部分を収納し、そ
の上に前記第2の伝熱板を取り付け、該第2の伝熱板の
表面を前記被加熱部材の表面への取付面として構成し
た。
め本発明は、被加熱部材の表面に取り付けて該被加熱部
材を加熱する凍結防止ヒータにおいて、前記凍結防止ヒ
ータを、所定の長さを有する抵抗線の両端にリード線を
接続してなる線状ヒータと、金属板中に蛇行する収納溝
を設けてなる第1の伝熱板と、金属箔又は金属板からな
る第2の伝熱板とを具備し、前記第1の伝熱板に設けた
収納溝内に前記線状ヒータの抵抗線の部分を収納し、そ
の上に前記第2の伝熱板を取り付け、該第2の伝熱板の
表面を前記被加熱部材の表面への取付面として構成し
た。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態に
かかる凍結防止ヒータ10の分解斜視図である。同図に
示すようにこの凍結防止ヒータ10は、線状ヒータ20
と、第1の伝熱板40と、第2の伝熱板60とを具備し
て構成されている。以下各構成部品について説明する。
基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態に
かかる凍結防止ヒータ10の分解斜視図である。同図に
示すようにこの凍結防止ヒータ10は、線状ヒータ20
と、第1の伝熱板40と、第2の伝熱板60とを具備し
て構成されている。以下各構成部品について説明する。
【0019】ここで図2は第1の伝熱板40を示す図で
あり、同図(a)は平面図、同図(b)は同図(a)の
A−A断面図、同図(c)は同図(a)のB−B断面
図、同図(d)は裏面図である。
あり、同図(a)は平面図、同図(b)は同図(a)の
A−A断面図、同図(c)は同図(a)のB−B断面
図、同図(d)は裏面図である。
【0020】図1及び図2に示すように第1の伝熱板4
0は、厚さ0.3mmのアルミ板の内部に、該アルミ板自
体をプレス加工で変形することによって、蛇行する収納
溝41を設けて構成されている。
0は、厚さ0.3mmのアルミ板の内部に、該アルミ板自
体をプレス加工で変形することによって、蛇行する収納
溝41を設けて構成されている。
【0021】この収納溝41の横断面は略半円弧状であ
り、その両端部分は下記する線状ヒータ20の接続部3
7,37を収納する接続部収納部43,43を形成して
いる。
り、その両端部分は下記する線状ヒータ20の接続部3
7,37を収納する接続部収納部43,43を形成して
いる。
【0022】接続部収納部43,43の径は収納溝41
の他の部分の径よりも大きく形成されている。
の他の部分の径よりも大きく形成されている。
【0023】また収納溝41中には、その複数箇所に、
該収納溝41の幅を狭くする挟持突起47,47が設け
られている。
該収納溝41の幅を狭くする挟持突起47,47が設け
られている。
【0024】次に線状ヒータ20は、図1に示すよう
に、抵抗線21の両端にそれぞれリード線23,23を
接続して構成されている。
に、抵抗線21の両端にそれぞれリード線23,23を
接続して構成されている。
【0025】図3は抵抗線21とリード線23,23の
接続方法を示す図である。同図に示すように抵抗線21
は、芯線25の周囲に細いニクロム線を螺旋状に巻き回
したものの外周に絶縁被覆27を被覆して構成されてい
る。
接続方法を示す図である。同図に示すように抵抗線21
は、芯線25の周囲に細いニクロム線を螺旋状に巻き回
したものの外周に絶縁被覆27を被覆して構成されてい
る。
【0026】またリード線23,23は導線29,29
の周囲を絶縁被覆31,31で被覆して構成されてい
る。
の周囲を絶縁被覆31,31で被覆して構成されてい
る。
【0027】そして抵抗線21の両端のニクロム線を露
出した部分にリード線23,23の導線29,29を接
続してその周囲を金具33,33で強固に固定し、さら
にその周囲を図1に示す絶縁保護チューブ35,35で
覆って接続部37,37を構成している。
出した部分にリード線23,23の導線29,29を接
続してその周囲を金具33,33で強固に固定し、さら
にその周囲を図1に示す絶縁保護チューブ35,35で
覆って接続部37,37を構成している。
【0028】第2の伝熱板60は、図1に示すように、
アルミ箔を前記第1の伝熱板40と同一の外形形状にカ
ットし、その両面に接着層を設けて構成されている。
アルミ箔を前記第1の伝熱板40と同一の外形形状にカ
ットし、その両面に接着層を設けて構成されている。
【0029】そしてこの凍結防止ヒータ10を組み立て
るには、まず第1の伝熱板40に設けた収納溝41内に
線状ヒータ20の抵抗線21の部分を収納し、同時に収
納溝41両端の接続部収納部43,43内に線状ヒータ
20の接続部37,37の部分を収納する。
るには、まず第1の伝熱板40に設けた収納溝41内に
線状ヒータ20の抵抗線21の部分を収納し、同時に収
納溝41両端の接続部収納部43,43内に線状ヒータ
20の接続部37,37の部分を収納する。
【0030】このとき収納溝41内には図2に示す挟持
突起47,47が突出しているので、抵抗線21はこの
挟持突起47,47に挟み込まれることによって、容易
には該収納溝41内から離脱しない。従ってその装着が
容易となる。
突起47,47が突出しているので、抵抗線21はこの
挟持突起47,47に挟み込まれることによって、容易
には該収納溝41内から離脱しない。従ってその装着が
容易となる。
【0031】次に第1の伝熱板40の抵抗線21を収納
した側の面に、第2の伝熱板60を貼り付ける。
した側の面に、第2の伝熱板60を貼り付ける。
【0032】このようにして製造された凍結防止ヒータ
10をポンプ91の樹脂製外装ケース93に取り付ける
には、第2の伝熱板60の外側の接着剤層を設けた面
を、外装ケース93に貼り付けるだけでよい。
10をポンプ91の樹脂製外装ケース93に取り付ける
には、第2の伝熱板60の外側の接着剤層を設けた面
を、外装ケース93に貼り付けるだけでよい。
【0033】この凍結防止ヒータ10は、硬質板からな
る第1の伝熱板40を具備しているので、前記図5に示
す従来例に比べて可撓性がなく、従って外装ケース93
への取り付けが容易に行なえ、しかも取り付け不良が生
じにくい。
る第1の伝熱板40を具備しているので、前記図5に示
す従来例に比べて可撓性がなく、従って外装ケース93
への取り付けが容易に行なえ、しかも取り付け不良が生
じにくい。
【0034】ここで図4は外装ケース93に取り付けた
凍結防止ヒータ10の抵抗線21の部分の拡大断面図で
ある。同図に示すように、抵抗線21は第1の伝熱板4
0の収納溝41内に収納された状態で外装ケース93に
密着する第2の伝熱板60に圧接されている。
凍結防止ヒータ10の抵抗線21の部分の拡大断面図で
ある。同図に示すように、抵抗線21は第1の伝熱板4
0の収納溝41内に収納された状態で外装ケース93に
密着する第2の伝熱板60に圧接されている。
【0035】ここで収納溝41の形状は抵抗線21の形
状に合わせて、予め最も両者の接触面積が大きくなるよ
うに形成しておくことができるので、両者の接触面積を
広くすることができる。
状に合わせて、予め最も両者の接触面積が大きくなるよ
うに形成しておくことができるので、両者の接触面積を
広くすることができる。
【0036】また第1の伝熱板40はアルミ板製であ
り、アルミ箔に比べてその厚みがかなり厚いので、熱が
伝わり易い。
り、アルミ箔に比べてその厚みがかなり厚いので、熱が
伝わり易い。
【0037】つまりリード線23,23に電圧を印加し
て抵抗線21を加熱した際、抵抗線21で発生した熱は
第1の伝熱板40に伝わり易く、第1の伝熱板40に伝
わった熱の拡散も速い。従って第1の伝熱板40全体を
満遍なく加熱でき、同時に抵抗線21自体の温度上昇を
低く抑えることができる。
て抵抗線21を加熱した際、抵抗線21で発生した熱は
第1の伝熱板40に伝わり易く、第1の伝熱板40に伝
わった熱の拡散も速い。従って第1の伝熱板40全体を
満遍なく加熱でき、同時に抵抗線21自体の温度上昇を
低く抑えることができる。
【0038】一方抵抗線21と外装ケース93の間には
第2の伝熱板60が介在している。従って抵抗線21で
発生した熱は、直接外装ケース93に伝熱されず、一旦
第2の伝熱板60で周囲に拡散された後に外装ケース9
3に伝熱される。
第2の伝熱板60が介在している。従って抵抗線21で
発生した熱は、直接外装ケース93に伝熱されず、一旦
第2の伝熱板60で周囲に拡散された後に外装ケース9
3に伝熱される。
【0039】以上のことから、抵抗線21が触れる外装
ケース93表面の部分のみが他の外装ケース93表面の
部分に比べて高温に加熱されることはなく、外装ケース
93の表面全体を満遍なく加熱できる。
ケース93表面の部分のみが他の外装ケース93表面の
部分に比べて高温に加熱されることはなく、外装ケース
93の表面全体を満遍なく加熱できる。
【0040】また前述のように抵抗線21の温度を低く
できるので、抵抗線21の単位長当りの消費ワット数を
大きく出来、その分抵抗線21の長さを短くできる。具
体的に言えば、図5に示す従来例の抵抗線81に比べて
本実施形態の抵抗線21の長さは約1/3にできる。従
って凍結防止ヒータ10全体の小型化が図れる。従って
特に近年小型化される傾向にあるポンプなどの被加熱部
材への取り付けが容易に行なえる。
できるので、抵抗線21の単位長当りの消費ワット数を
大きく出来、その分抵抗線21の長さを短くできる。具
体的に言えば、図5に示す従来例の抵抗線81に比べて
本実施形態の抵抗線21の長さは約1/3にできる。従
って凍結防止ヒータ10全体の小型化が図れる。従って
特に近年小型化される傾向にあるポンプなどの被加熱部
材への取り付けが容易に行なえる。
【0041】ところで本実施形態においては、第1の伝
熱板40の収納溝41の両端に接続部収納部43,43
を設け、この中に線状ヒータ20の接続部37,37を
収納して固定するように構成しているので、たとえリー
ド線23,23を図示しない制御基板等に取り付けるた
めに引き回しても、該接続部37,37は固定されたま
まであり、従って該接続部37,37に接続不良が生じ
る恐れはない。
熱板40の収納溝41の両端に接続部収納部43,43
を設け、この中に線状ヒータ20の接続部37,37を
収納して固定するように構成しているので、たとえリー
ド線23,23を図示しない制御基板等に取り付けるた
めに引き回しても、該接続部37,37は固定されたま
まであり、従って該接続部37,37に接続不良が生じ
る恐れはない。
【0042】以上、本発明の一実施形態を説明したが、
本発明はこれに限定されるものではなく、例えば以下の
ような種々の変形が可能である。 上記実施形態では被加熱部材としてポンプの例を示し
たが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の種
々の装置の凍結防止に利用できることは言うまでもな
い。
本発明はこれに限定されるものではなく、例えば以下の
ような種々の変形が可能である。 上記実施形態では被加熱部材としてポンプの例を示し
たが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の種
々の装置の凍結防止に利用できることは言うまでもな
い。
【0043】上記実施形態では第1の伝熱部材として
アルミ板を用い、第2の伝熱部材としてアルミ箔を用い
たが、他の金属板又は他の金属箔を用いても良い。また
第2の伝熱部材としてはアルミ板等の硬質板を用いても
良い。
アルミ板を用い、第2の伝熱部材としてアルミ箔を用い
たが、他の金属板又は他の金属箔を用いても良い。また
第2の伝熱部材としてはアルミ板等の硬質板を用いても
良い。
【0044】なお被加熱部材の凍結防止ヒータを取り
付ける面が湾曲していたり、折れ曲がっていたりする場
合は、その形状に合わせて第1の伝熱部材と第2の伝熱
部材を湾曲又は折り曲げることによって、その面に密着
するようにすれば良い。
付ける面が湾曲していたり、折れ曲がっていたりする場
合は、その形状に合わせて第1の伝熱部材と第2の伝熱
部材を湾曲又は折り曲げることによって、その面に密着
するようにすれば良い。
【0045】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば以下のような優れた効果を有する。 ポンプなどの被加熱部材の面全体を満遍なく加熱でき
る。
ば以下のような優れた効果を有する。 ポンプなどの被加熱部材の面全体を満遍なく加熱でき
る。
【0046】凍結防止ヒータの小型化が図れる。
【0047】ポンプなどの被加熱部材への取り付けが
容易である。
容易である。
【図1】本発明の一実施形態にかかる凍結防止ヒータの
分解斜視図である。
分解斜視図である。
【図2】第1の伝熱板40を示す図であり、同図(a)
は平面図、同図(b)は同図(a)のA−A断面図、同
図(c)は同図(a)のB−B断面図、同図(d)は裏
面図である。
は平面図、同図(b)は同図(a)のA−A断面図、同
図(c)は同図(a)のB−B断面図、同図(d)は裏
面図である。
【図3】抵抗線21とリード線23,23の接続方法を
示す図である。
示す図である。
【図4】外装ケース93に取り付けた凍結防止ヒータ1
0の抵抗線21の部分の拡大断面図である。
0の抵抗線21の部分の拡大断面図である。
【図5】従来の凍結防止ヒータを示す分解斜視図であ
る。
る。
【図6】外装ケース93に取り付けた凍結防止ヒータ8
0の抵抗線81の部分の拡大断面図である。
0の抵抗線81の部分の拡大断面図である。
10 凍結防止ヒータ 20 線状ヒータ 21 抵抗線 23,23 リード線 40 第1の伝熱板 41 収納溝 60 第2の伝熱板 91 ポンプ(被加熱部材)
Claims (2)
- 【請求項1】 被加熱部材の表面に取り付けて該被加熱
部材を加熱する凍結防止ヒータにおいて、 前記凍結防止ヒータは、所定の長さを有する抵抗線の両
端にリード線を接続してなる線状ヒータと、 金属板中に蛇行する収納溝を設けてなる第1の伝熱板
と、 金属箔又は金属板からなる第2の伝熱板とを具備し、 前記第1の伝熱板に設けた収納溝内に前記線状ヒータの
抵抗線の部分を収納し、その上に前記第2の伝熱板を取
り付け、該第2の伝熱板の表面を前記被加熱部材の表面
への取付面としたことを特徴とする凍結防止ヒータ。 - 【請求項2】 薄板状の金属板からなり、該金属板中に
ヒータ用の抵抗線を収納する寸法形状の収納溝を蛇行す
るように形成したことを特徴とする凍結防止ヒータ用伝
熱板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7323901A JPH09148047A (ja) | 1995-11-16 | 1995-11-16 | 凍結防止ヒータ及び凍結防止ヒータ用伝熱板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7323901A JPH09148047A (ja) | 1995-11-16 | 1995-11-16 | 凍結防止ヒータ及び凍結防止ヒータ用伝熱板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09148047A true JPH09148047A (ja) | 1997-06-06 |
Family
ID=18159883
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7323901A Pending JPH09148047A (ja) | 1995-11-16 | 1995-11-16 | 凍結防止ヒータ及び凍結防止ヒータ用伝熱板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09148047A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1995
- 1995-11-16 JP JP7323901A patent/JPH09148047A/ja active Pending
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