JPH0914767A - 冷凍機 - Google Patents
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- JPH0914767A JPH0914767A JP16183195A JP16183195A JPH0914767A JP H0914767 A JPH0914767 A JP H0914767A JP 16183195 A JP16183195 A JP 16183195A JP 16183195 A JP16183195 A JP 16183195A JP H0914767 A JPH0914767 A JP H0914767A
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Abstract
る冷凍機を提供する。 【構成】 比較部12は、吐出管温度センサ31が検出
した油温と、飽和温度計算部34が計算した飽和温度と
を比較する。そして、判定部37は、油温と飽和温度と
の差α=(油温−飽和温度)が零以下(α≦0)になったと
きに、冷媒と潤滑油とが圧縮機内で二層に分離している
と判断する。
Description
さく、かつ、冷媒との相溶性が無い油を圧縮機の潤滑油
として用いている冷凍機に関し、詳しくは、圧縮機内で
冷媒と潤滑油とが二層に分離したことを検出することが
できる冷凍機に関する。
凍機に使用する場合、図7(A)に黒い点で示したよう
に、油中に所定の冷媒分率以上の冷媒が溶解すると、油
と冷媒とが二層に別れる二層分離が発生する。そして、
このとき、(冷媒の比重)>(油の比重)であるなら
ば、下層は油濃度がきわめて低い冷媒リッチ層になる。
起動(寝込み起動)や発停やデフロスなどと言った過渡的
に液バックが生じるモードがある。そして、冷凍機の圧
縮機の油溜まり部で二層分離が生じると、条件によって
は図7(B)に示すように、二層分離面Dが給油口Sを越
える。すると、給油口Sからは油が吸い込まれずに、下
層の液冷媒リッチ層Rの冷媒が給油口Sから吸い込まれ
て圧縮機Cの摺動部に供給される。すると、圧縮機Cの
潤滑不良が発生して、摺動部摩擦や焼付が生じる問題が
ある。
的は、冷媒と潤滑油とが圧縮機内で二層分離したことを
検出できる冷凍機を提供することにある。
め、請求項1の発明は、冷媒よりも比重が小さく、か
つ、上記冷媒との相溶性が実質的に無い油を圧縮機5,
25の潤滑油として用いている冷凍機において、上記圧
縮機5,25内の油の温度を検出する油温検出手段15,
16,31,33と、上記圧縮機5,25内の圧力によっ
て定まる上記冷媒の飽和温度を検出する冷媒飽和温度検
出手段7,8,10,11,27,30,32,34と、上記
油温検出手段15,16,31,33が検出した油温と、
上記冷媒飽和温度検出手段7,8,10,11,27,30,
32,34が検出した上記冷媒の飽和温度とを比較し
て、上記油温と上記飽和温度との差α=(上記油温−上
記飽和温度)が零以下(α≦0)になったときに、上記冷
媒と上記潤滑油とが上記圧縮機5,25内で二層に分離
していると判断する二層分離判定手段12,18,35,
37とを備えていることを特徴としている。
の冷凍機において、上記二層分離判定手段12,18,3
5,37は、上記圧縮機5,25の運転周波数が所定値で
あるときに、上記差αが零以下(α≦0)になったとき
に、上記冷媒と上記潤滑油とが上記圧縮機5,25内で
二層に分離していると判断し、上記圧縮機5,25の運
転周波数が上記所定値よりも大きくなったときに、この
大きくなった分だけ上記差αを増大させた値αaが、零
以下(α≦0)になったときに、上記冷媒と上記潤滑油と
が上記圧縮機5,25内で二層に分離していると判断
し、上記圧縮機5,25の運転周波数が上記所定値より
も小さくなったときに、この小さくなった分だけ上記差
αを減少させた値αaが、零以下(α≦0)になったとき
に、上記冷媒と上記潤滑油とが上記圧縮機5,25内で
二層に分離していると判断することを特徴としている。
が小さく、かつ、上記冷媒との相溶性が実質的に無い非
相溶油を圧縮機の潤滑油として用いている冷凍機におい
て、外気温度を検出する外気温度センサ57と、圧縮機
55がオン状態からオフ状態になる発停回数をカウント
する発停回路58と、上記外気温度センサ57からの外
気温度を表す信号Soutと、上記発停回路58からの発
停回数を表す信号Snとが入力され、圧縮機55の発停
の回数が、外気温度によって決まっている所定の判定回
数に達したときに、上記圧縮機内の冷媒と潤滑油とが二
層に分離していて、この分離面が圧縮機内の給油口を越
える直前であると判断する二層分離判定手段60を備え
ていることを特徴としている。
おいて、冷媒と油との溶解域では油温(より正確には油
と冷媒との混合液の温度)は、冷媒の飽和温度よりも高
い。一方、冷媒と油との二層分離域では油温は、冷媒の
飽和温度にほぼ等しくなる。請求項1の発明は、この図
8に示した性質を応用したものである。
層分離判定手段12,18,35,37が、油温検出手段
15,16,31,33が検出した油温と、上記冷媒飽和
温度検出手段7,8,10,11,27,30,32,34が
検出した冷媒の飽和温度とを比較する。そして、上記判
定手段12,18,35,37は、上記油温と上記飽和温
度との差α=(上記油温−上記飽和温度)が零以下(α≦
0)になったときに、上記冷媒と上記潤滑油とが上記圧
縮機5,25内で二層に分離していると判断する。
5,37が上記二層分離していると判断したときに圧縮
機5,25の潤滑不足を警報して、二層分離回避運転を
行うようにすれば、摺動部の摩耗や焼き付きを未然に防
止することができる。
二層分離判定手段12,18,35,37は、上記圧縮機
5,25の運転周波数が所定値であるときに、上記差α
が零以下(α≦0)になったときに、上記冷媒と上記潤滑
油とが上記圧縮機5,25内で二層に分離していると判
断する。また、上記判定手段12,18,35,37は、
上記圧縮機5,25の運転周波数が上記所定値よりも大
きくなったときに、この大きくなった分だけ上記差αを
増大させた値αaが、零以下(α≦0)になったときに、
上記冷媒と上記潤滑油とが上記圧縮機5,25内で二層
に分離していると判断する。また、上記判定手段12,
18,35,37は、上記圧縮機5,25の運転周波数が
上記所定値よりも小さくなったときに、この小さくなっ
た分だけ上記差αを減少させた値αaが、零以下(α≦
0)になったときに、上記冷媒と上記潤滑油とが上記圧
縮機5,25内で二層に分離していると判断する。
きには、差αが同じ値であっても二層分離し難くなる一
方、圧縮機5,25の運転周波数が減少したときには、
差αが同じ値であっても二層分離し易くなる。したがっ
て、請求項2の発明のように、圧縮機5,25の運転周
波数が所定の値に対して増減したときに、判定手段1
2,18,35,37が判定基準値である値αを増減させ
ることによって、圧縮機5,25内の二層分離判断をよ
り正確に行うことができる。
を繰り返して発停を行っているときに、オンのたびに冷
媒液が圧縮機に戻ってきて、圧縮機に冷媒が溜まって行
く。そして、圧縮機に溜まった冷媒が所定量に達すると
冷媒と油とが二層に分離する二層分離が発生する。請求
項3の発明は、この発停回数と二層分離発生との相関関
係を利用して二層分離を検出するものである。
段60は、圧縮機55がオン状態からオフ状態になる発
停の回数が、外気温度によって決まっている所定の判定
回数に達したときに、上記圧縮機55内の冷媒と潤滑油
とが二層に分離していて、この分離面が圧縮機55内の
給油口を越える直前であると判断する。
分離面が給油口を越える直前であると判断したときに、
潤滑不足の警報を発し、二層分離回避運転を行うように
すれば、摺動部の摩耗や焼き付きを未然に防止すること
ができる。
説明する。
施例としての空気調和機の構成を示す。この空気調和機
は、それぞれ冷媒管路で接続されている室内熱交換器1
と室外熱交換器2と絞り膨張部3と四路切替弁4と圧縮
機5とアキュムレータ6とを備えている。この空気調和
機は、この空気調和機で使用している冷媒よりも比重が
小さくて、かつ、上記冷媒との相溶性が無い油を潤滑油
として使用している。
7が取り付けられている。また、上記室外熱交換器2に
は第2の温度センサ8が取り付けられている。この第
1,第2の温度センサ7,8が入力値選択部10に接続さ
れている。そして、この入力値選択部10は配管圧損補
正計算部11に接続されている。また、この計算部11
は、比較部12に接続されている。
は第3の温度センサ15が接続されており、この第3の
温度センサ15は油温補正計算部16に接続されてい
る。そして、この計算部16は上記比較部12に接続さ
れている。
れており、周波数補正部17は二層分離判定部18に接
続されている。
第3の温度センサ7,8,15が検出した温度に基づい
て、圧縮機5内での冷媒と潤滑油との二層分離を判定す
る動作を説明する。
ンサ7から室内熱交換器1の温度T1を表す信号S1を
受け、第2の温度センサ8から室外熱交換器2の温度T
2を表す信号S2を受ける。そして、この入力値選択部
10は、図1下に示すように、圧縮機5が高圧ドーム型
である場合には、冷房時に室外熱交換器2の温度T2を
表す信号S2を選択して出力する一方暖房時に室内熱交
換器1の温度T1を表す信号S1を選択して出力する。
また、選択部10は、圧縮機5が低圧ドーム型である場
合には、冷房時に室内熱交換器1の温度T1を表す信号
S1を選択して出力する一方暖房時には室外熱交換器2
の温度T2を表す信号S2を選択して出力する。
る場合であって、かつ、冷房時には、配管圧損補正計算
部11は、室外熱交換器2の温度(凝縮温度)T2に、吐
出配管13から室外熱交換器2(凝縮器)までの圧損を温
度に換算した圧損換算温度ΔTpcを加算して、加算値
(T2+ΔTpc)を計算する。そして、この加算値(T2
+ΔTpc)を圧縮機5のドーム内圧力Pcに換算し、この
換算したドーム内圧力Pcから上記ドーム内の冷媒の飽
和温度Tsを算出する。
て、かつ、暖房時には、配管圧損補正計算部11は、室
内熱交換器1の温度(凝縮温度)T1に、吐出配管13か
ら室内熱交換器1(凝縮器)までの圧損を温度に換算した
圧損換算温度ΔTphを加算して、加算値(T1+ΔTph)
を計算する。そして、この加算値(T2+ΔTph)を圧縮
機5のドーム内圧力Phに換算し、この換算したドーム
内圧力Phから上記ドーム内の冷媒の飽和温度Tsを算
出する。
場合であって、かつ、冷房時には、配管圧損補正計算部
11は、室内熱交換器1から吸入配管までの圧損を温度
に換算した圧損換算温度ΔTpcを、室内熱交換器1の温
度(蒸発温度)T1から減算して、減算値(T1−ΔTpc)
を計算する。そして、この減算値(T1−ΔTpc)を圧縮機
5のドーム内圧力Pcに換算し、この換算したドーム内
圧力Pcから上記ドーム内の冷媒の飽和温度Tsを算出
する。
場合であって、かつ、暖房時には、配管圧損補正計算部
11は、室外熱交換器1から吸入配管までの圧損を温度
に換算した圧損換算温度ΔTphを、室外熱交換器2の温
度(蒸発温度)T2から減算して、減算値(T2−ΔTph)
を計算する。そして、この減算値(T2−ΔTph)を圧縮
機5のドーム内圧力Phに換算し、この換算したドーム
内圧力Phから上記ドーム内の冷媒の飽和温度Tsを算
出する。
温度センサ15が出力した信号S3を受けて、この信号
S3が表す吐出管の温度T3を補正して、圧縮機5内の
油の温度Toを計算する。
算部11から飽和温度Tsを表す信号を受け、かつ、上
記油温補正計算部16から上記油の温度Toを表す信号
を受ける。すると、比較部12は、上記飽和温度Tsと
上記油の温度Toとを比較して、油の温度Toから飽和
温度Tsを差し引いて、差α=(油温To)−(飽和温
度Ts)を算出する。
の駆動周波数を表す信号を受けて、この駆動周波数に応
じて、上記差αに補正値Δを加算して、補正した差αa
=(α+Δ)を算出する。この補正値Δと上記駆動周波
数との関係は正比例であり、図4(B)に示すように、上
記駆動周波数が60Hzであるときに0℃である。この
ような、周波数補正を行う理由は、駆動周波数が所定周
波数(60Hz)よりも低いと圧縮機5のボトムまで撹拌
効果が得られず発熱量も小さいので、(油温To)−(飽
和温度Ts)=αが0以上であってもボトムでは二層分
離していることがあり、逆に周波数が所定周波数よりも
高いと撹拌効果が大きいから、α≦0であっても溶解域
となる可能性があるからである。この周波数補正によっ
て、二層分離の有無をより正確に把握することができ
る。ここまでの信号処理過程を図4(A)に簡略化して
示す。
部17から上記補正差αaを表す信号を受けて、この補
正差αaが零以下(αa≦0)になったときに、上記冷媒と
上記潤滑油とが上記圧縮機5内で二層に分離していると
判断して、二層分離していることを表す信号を出力す
る。一方、上記二層分離判定部18は、上記補正値αa
が零を越えている(αa>0)ときには、上記冷媒と潤滑
油とが圧縮機5内で二層分離していないと判断して、二
層分離していないことを表す信号を出力する。
いることを表す信号を出力したときに、圧縮機5の潤滑
不足警報を発して二層分離回避運転を行うようにすれ
ば、二層分離に起因する圧縮機の摺動部の摩擦や焼付を
未然に防止することができる。
としての空気調和機の構成を示す。この第2実施例は、
それぞれ冷媒管路で接続されている室内熱交換器21と
室外熱交換器22と絞り膨張部23と四路切替弁24と
圧縮機25とアキュムレータ26とを備えている。この
空気調和機は、この空気調和機で使用している冷媒より
も比重が小さくて、しかも上記冷媒との相溶性が無い油
を潤滑油として使用している。
力センサ27が取り付けられている。また、吐出管28
には吐出圧力センサ30と吐出管温度センサ31が取り
付けられている。また、この第2実施例は、上記吸入圧
力センサ27と吐出圧力センサ30とに接続されている
入力値選択部32と、吐出管温度センサ31に接続され
ている油温補正計算部33を備えている。
4に接続されており、この飽和温度計算部34は比較部
35に接続されている。一方、上記油温補正計算部33
は比較部35に接続されている。上記比較部35は周波
数補正部36に接続されており、周波数補正部36は二
層分離判定部37に接続されている。
ンサ27と吐出圧力センサ30と吐出管温度センサ31
からの信号に基づいて、圧縮機25内での二層分離を判
定する動作を説明する。
センサ27から吸入管での吸入圧力Psを表す信号Ss
を受け、吐出圧力センサ30から吐出管での吐出圧力P
dを表す信号Sdを受ける。そして、図2下に示すよう
に、圧縮機25が高圧ドーム型である場合には、この入
力値選択部32は、冷房時,暖房時共に吐出圧力Pdを
表す信号Sdを選択して、この信号Sdを飽和温度計算
部34に出力する。一方、圧縮機25が低圧ドーム型で
ある場合には、入力値選択部32は、冷房時,暖房時共
に吸入圧力Psを表す信号Ssを選択して、この信号S
sを飽和温度計算部34に出力する。
dを表す信号Sdを受けたときには、吐出圧力用の飽和
温度換算式を使用して上記吐出圧力Pdから圧縮機25
での冷媒の飽和温度Tsを算出する。また、飽和温度計
算部34は、吸入圧力Psを表す信号Ssを受けたとき
には、吸入圧力用の飽和温度換算式を使用して上記吸入
圧力Psから圧縮機25での冷媒の飽和温度Tsを算出
する。
温度センサ31が出力した信号Stを受けて、この信号
Stが表す吐出管の温度Tdを補正して、圧縮機25内
の油の温度Toを計算する。
34からの飽和温度Tsを表す信号と、油温補正計算部
33からの油温Toを表す信号とを受けて、飽和温度T
sと油温Toとを比較して、油の温度Toから飽和温度
Tsを差し引いて、差α=(油温To)−(飽和温度Ts)
を算出する。
駆動周波数を表す信号を受けて、この駆動周波数に応じ
て、上記差αに補正値Δを加算して、補正した差αa=
(α+Δ)を算出する。この補正値Δと上記駆動周波数と
の関係は正比例であり、図4(B)に示すように、上記駆
動周波数が60Hzであるときに0℃である。ここまで
の信号処理過程を図4(A)に簡略化して示す。
6から上記補正差αaを表す信号を受けて、この補正差
αaが零以下(αa≦0)になったときに、上記冷媒と潤
滑油とが圧縮機25内で二層に分離していると判断し
て、二層分離していることを表す信号を出力する。一
方、上記二層分離判定部37は、上記補正値αaが零を
越えている(αa>0)ときには、上記冷媒と潤滑油とが
圧縮機25内で二層分離していないことを表す信号を出
力する。
いることを表す信号を出力したときに、潤滑不足警報を
発して、二層分離回避運転を行うようにすれば、液冷媒
潤滑による摺動部摩擦や焼付を未然に防止することがで
きる。
としての空気調和機の構成を示す。この空気調和機は、
それぞれ冷媒管路で接続されている室内熱交換器51と
室外熱交換器52と絞り膨張部53と四路切替弁54と
圧縮機55とアキュムレータ56とを備えている。この
空気調和機は、この空気調和機で使用している冷媒より
も比重が小さく、かつ、上記冷媒との相溶性が無い油を
潤滑油として用いている。
する外気温センサ57を備えている。また、この空気調
和機は、発停回路58と二層分離検出回路60を備えて
いる。この二層分離検出回路60には、外気温センサ5
7からの外気温度Toutを表す信号Soutと、上記発停回
路58からの発停時間tssを表す信号Sssと発停回数n
を表す信号Snが入力されるようになっている。
以上連続運転してから停止した場合には、このオンオフ
動作は発停としてカウントしない。また、発停回路58
は、圧縮機55が10分以上連続運転した場合には、発
停回数のカウント数を零に戻して、新たなカウントを開
始する。その理由は、10分以上連続運転した状態で
は、冷媒が圧縮機55から吐出されてしまっているから
である。
ように、圧縮機55の発停回数nが外気温度toutによ
って決まっている判定回数Njを越えたときに、圧縮機
55内の冷媒と潤滑油とが二層に分離していて、この分
離面が圧縮機55内の給油口を越えていると判断する。
60は、外気温センサ57からの信号Soutを受けて外
気温度Toutを検出する。そして、この二層分離検出回
路60は、発停回路58からの信号SssとSnとを受け
て、圧縮機55がオン状態からオフ状態になる発停の回
数nが外気温度toutによって決まっている所定の判定
回数Njに達したときに、圧縮機55内の冷媒と潤滑油
とが二層に分離していて、この分離面が圧縮機55内の
給油口を越える直前であると判断する。
発停回路58は、図6に示すように、圧縮機55がオン
オフする発停パターンに応じて発停回数nをカウントす
る。そして、この発停回数nが1,2…と増加して行く
にしたがって、給油口での油の濃度(wt%)が低下する。
そして、発停回数nが3回になると、上記二層分離検出
回路60は、発停回路58から発停回数n=3であるこ
とを表す信号Snを受けて、圧縮機55内の冷媒と潤滑
油とが二層に分離していて、この分離面が圧縮機55内
の給油口を越える直前であると判断する。この判断をし
たときに、二層分離検出回路60が潤滑不足警報信号を
出力して、二層分離回避運転を行うようにすれば、潤滑
不良による圧縮機の摺動部摩擦や焼付を未然に防止する
ことができる。
明の冷凍機は、二層分離判定手段が、油温検出手段が検
出した油温と、冷媒飽和温度検出手段が検出した冷媒の
飽和温度とを比較する。そして、上記判別手段は、上記
油温と上記飽和温度との差α=(上記油温−上記飽和温
度)が零以下(α≦0)になったときに、上記冷媒と上記
潤滑油とが上記圧縮機内で二層に分離していると判断す
る。
での二層分離の有無を判定することができる。また、上
記判別手段が上記二層分離していると判断したときに圧
縮機の潤滑不足を警報して、二層分離回避運転を行うよ
うにすれば、摺動部の摩耗や焼き付きを未然に防止する
ことができる。
二層分離判定手段は、上記圧縮機の運転周波数が所定値
であるときに、上記差αが零以下(α≦0)になったとき
に、上記冷媒と上記潤滑油とが上記圧縮機内で二層に分
離していると判断する。また、上記判定手段は、上記圧
縮機の運転周波数が上記所定値よりも大きくなったとき
に、この大きくなった分だけ上記差αを増大させた値
が、零以下(α≦0)になったときに、上記冷媒と上記潤
滑油とが上記圧縮機内で二層に分離していると判断す
る。また、上記判定手段は、上記圧縮機の運転周波数が
上記所定値よりも小さくなったときに、この小さくなっ
た分だけ上記差αを減少させた値が、零以下(α≦0)に
なったときに、上記冷媒と上記潤滑油とが上記圧縮機内
で二層に分離していると判断する。
差αが同じ値であっても二層分離し難くなる一方、圧縮
機の運転周波数が減少したときには、差αが同じ値であ
っても二層分離し易くなる。従って、請求項2の発明の
ように、圧縮機の運転周波数が所定の値に対して増減し
たときに、判定手段が判定基準値である値αを増減させ
ることによって、圧縮機内の二層分離判断をより正確に
行うことができる。
段は、圧縮機がオン状態からオフ状態になる発停の回数
が、外気温度によって決まっている所定の判定回数に達
したときに、上記圧縮機内の冷媒と潤滑油とが二層に分
離していて、この分離面が圧縮機内の給油口を越える直
前であると判断する。
二層分離の有無を判別することができる。また、上記判
定手段が上記二層分離面が給油口を越える直前であると
判断したときに、潤滑不足の警報を発し、二層分離回避
運転を行うようにすれば、摺動部の摩耗や焼き付きを未
然に防止することができる。
調和機の構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
図であり、図4(B)は周波数補正特性図である。
くなるほど二層分離面が給油口を越えるまでの発停回数
が多くなることを示す図である。
たがって給油口の油濃度が徐々に低下して二層分離が発
生する様子を示すタイムチャートである。
域を示す二層分離線図であり、図7(B)は圧縮機内での
二層分離状態を示す模式図である。
油の温度を実線で示した溶解度線図である。
換器、3,23,53…絞り膨張部、4,24,54…四路
切替弁、5,25,55…圧縮機、6,26,56…アキュ
ムレータ、7…第1の温度センサ、8…第2の温度セン
サ、10,32…入力値選択部、11…配管圧損補正計
算部、12,35…比較部、13…吐出配管、15…第
3の温度センサ、16,33…油温補正計算部、17,3
6…周波数補正部、18,37…二層分離判定部、27
…吸入圧力センサ、30…吐出圧力センサ、31…吐出
管温度センサ、34…飽和温度計算部、57…外気温セ
ンサ、58…発停回路、60…二層分離検出回路。
Claims (3)
- 【請求項1】 冷媒よりも比重が小さく、かつ、上記冷
媒との相溶性が実質的に無い油を圧縮機(5,25)の潤
滑油として用いている冷凍機において、 上記圧縮機(5,25)内の油の温度を検出する油温検出
手段(15,16,31,33)と、 上記圧縮機(5,25)内の圧力によって定まる上記冷媒
の飽和温度を検出する冷媒飽和温度検出手段(7,8,1
0,11,27,30,32,34)と、 上記油温検出手段(15,16,31,33)が検出した油
温と、上記冷媒飽和温度検出手段(7,8,10,11,2
7,30,32,34)が検出した上記冷媒の飽和温度とを
比較して、上記油温と上記飽和温度との差α=(上記油
温−上記飽和温度)が零以下(α≦0)になったときに、
上記冷媒と上記潤滑油とが上記圧縮機(5,25)内で二
層に分離していると判断する二層分離判定手段(12,1
8,35,37)とを備えていることを特徴とする冷凍
機。 - 【請求項2】 請求項1に記載の冷凍機において、 上記二層分離判定手段(12,18,35,37)は、 上記圧縮機(5,25)の運転周波数が所定値であるとき
に、上記差αが零以下(α≦0)になったときに、上記冷
媒と上記潤滑油とが上記圧縮機(5,25)内で二層に分
離していると判断し、 上記圧縮機(5,25)の運転周波数が上記所定値よりも
大きくなったときに、この大きくなった分だけ上記差α
を増大させた値(αa)が、零以下(α≦0)になったとき
に、上記冷媒と上記潤滑油とが上記圧縮機(5,25)内
で二層に分離していると判断し、 上記圧縮機(5,25)の運転周波数が上記所定値よりも
小さくなったときに、この小さくなった分だけ上記差α
を減少させた値(αa)が、零以下(α≦0)になったと
きに、上記冷媒と上記潤滑油とが上記圧縮機(5,25)
内で二層に分離していると判断することを特徴とする冷
凍機。 - 【請求項3】 冷媒よりも比重が小さく、かつ、上記冷
媒との相溶性が実質的に無い非相溶油を圧縮機の潤滑油
として用いている冷凍機において、 外気温度を検出する外気温度センサ(57)と、 圧縮機(55)がオン状態からオフ状態になる発停回数を
カウントする発停回路(58)と、 上記外気温度センサ(57)からの外気温度を表す信号
(Sout)と、上記発停回路(58)からの発停回数を表す
信号(Sn)とが入力され、圧縮機(55)の発停の回数
が、外気温度によって決まっている所定の判定回数に達
したときに、上記圧縮機内の冷媒と潤滑油とが二層に分
離していて、この分離面が圧縮機内の給油口を越える直
前であると判断する二層分離判定手段(60)を備えてい
ることを特徴とする冷凍機。
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JP16183195A JP3635720B2 (ja) | 1995-06-28 | 1995-06-28 | 冷凍機 |
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JP16183195A JP3635720B2 (ja) | 1995-06-28 | 1995-06-28 | 冷凍機 |
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JP (1) | JP3635720B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001029489A1 (fr) * | 1999-10-18 | 2001-04-26 | Daikin Industries, Ltd. | Dispositif de refrigeration |
JP2016211774A (ja) * | 2015-05-07 | 2016-12-15 | ダイキン工業株式会社 | 冷凍装置 |
-
1995
- 1995-06-28 JP JP16183195A patent/JP3635720B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN100449224C (zh) * | 1999-10-18 | 2009-01-07 | 大金工业株式会社 | 冷冻设备 |
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