JPH091468A - プライヤ - Google Patents
プライヤInfo
- Publication number
- JPH091468A JPH091468A JP17274595A JP17274595A JPH091468A JP H091468 A JPH091468 A JP H091468A JP 17274595 A JP17274595 A JP 17274595A JP 17274595 A JP17274595 A JP 17274595A JP H091468 A JPH091468 A JP H091468A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engaging groove
- shaft
- support shaft
- crank
- supporting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Gripping Jigs, Holding Jigs, And Positioning Jigs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 挟持部の開きを、任意の大きさに容易に変え
ることが出来るプライヤの構造を簡単にし、従来のプラ
イヤよりも使いやすく安価に提供すること。 【構成】 係合溝を有する挟持体を支軸にて係合し、挟
持部の開きの大きさが調整可能なプライヤにおいて、係
合溝をクランク形状にしたことによって、挟持部を任意
の大きさに容易に調整可能としたことを特徴とする。
ることが出来るプライヤの構造を簡単にし、従来のプラ
イヤよりも使いやすく安価に提供すること。 【構成】 係合溝を有する挟持体を支軸にて係合し、挟
持部の開きの大きさが調整可能なプライヤにおいて、係
合溝をクランク形状にしたことによって、挟持部を任意
の大きさに容易に調整可能としたことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プライヤの挟持部の開
きの大きさを任意に調整できるプライヤに関するもので
ある。
きの大きさを任意に調整できるプライヤに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】挟持部の開きの大きさを調整することが
出来るプライヤとしては、実公昭35ー18693号、
実公昭63ー27976のように一方の挟持体の係支部
に円弧状の係支条を設け、他方にその円弧状の係支条に
かみ合う突起部を設けたプライヤが公知である。その種
のプライヤが挟持している状態において、円弧状の係支
条と突起部の噛み合いのみで荷重を受けているため、一
定以上の負荷をかけると支軸の係支状態によっては、円
弧状の係支条にかみ合っている突起部が一時的な変形等
により係支条を超えて滑脱するため係支部が外れること
があり、作業者の損傷に連なることがあった。
出来るプライヤとしては、実公昭35ー18693号、
実公昭63ー27976のように一方の挟持体の係支部
に円弧状の係支条を設け、他方にその円弧状の係支条に
かみ合う突起部を設けたプライヤが公知である。その種
のプライヤが挟持している状態において、円弧状の係支
条と突起部の噛み合いのみで荷重を受けているため、一
定以上の負荷をかけると支軸の係支状態によっては、円
弧状の係支条にかみ合っている突起部が一時的な変形等
により係支条を超えて滑脱するため係支部が外れること
があり、作業者の損傷に連なることがあった。
【0003】また、挟持部の開きの大きさを調整するこ
とが出来るプライヤとしては、実公昭46ー2551
1、実公昭58ー48054のように支点用穿孔をいく
つか設けた係合溝を有するプライヤが公知であるが、挟
持部の開きの大きさを変えることにおいて、プライヤの
握り部を相応した角度位置に開けて新しい位置に固定し
ようとした場合、複数の支点用穿孔と該穿孔とを連続さ
せた係合溝を一直線上に配列しているために、任意の中
間位置に調整するには力加減と少々のテクニックが必要
であった。
とが出来るプライヤとしては、実公昭46ー2551
1、実公昭58ー48054のように支点用穿孔をいく
つか設けた係合溝を有するプライヤが公知であるが、挟
持部の開きの大きさを変えることにおいて、プライヤの
握り部を相応した角度位置に開けて新しい位置に固定し
ようとした場合、複数の支点用穿孔と該穿孔とを連続さ
せた係合溝を一直線上に配列しているために、任意の中
間位置に調整するには力加減と少々のテクニックが必要
であった。
【0004】また、実公昭63−9426号、実公昭3
9−1391号の図4ような、挟持体の一方に鋸歯状の
係止歯を有し、他方の挟持体にこの鋸歯状係止歯に噛み
合う係止爪を有することにより挟持部が他段階に調節可
能であるプライヤは、公知であるが、部品点数が多くな
り、また生産工程が多くなることにより高価にならざる
を得なかった。
9−1391号の図4ような、挟持体の一方に鋸歯状の
係止歯を有し、他方の挟持体にこの鋸歯状係止歯に噛み
合う係止爪を有することにより挟持部が他段階に調節可
能であるプライヤは、公知であるが、部品点数が多くな
り、また生産工程が多くなることにより高価にならざる
を得なかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、挟持部の開
きの大きさを任意の決まった位置に容易に固定できるプ
ライヤを、安価で提供することを目的とする。
きの大きさを任意の決まった位置に容易に固定できるプ
ライヤを、安価で提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の目的を達
成するため、図1に示したように周面の一部を平面とし
た断面が半円状の支軸5を一方の挟持体2に固着し、支
軸の位置を変更できるように3箇所以上の支軸用穿孔3
を有する係合溝4を設けた挟持体1と係合され、挟持部
の開きの大きさを任意に調整できるプライヤにおいて、
支軸用穿孔3をクランク形状に配列したことを特徴とす
るプライヤを要旨とする。
成するため、図1に示したように周面の一部を平面とし
た断面が半円状の支軸5を一方の挟持体2に固着し、支
軸の位置を変更できるように3箇所以上の支軸用穿孔3
を有する係合溝4を設けた挟持体1と係合され、挟持部
の開きの大きさを任意に調整できるプライヤにおいて、
支軸用穿孔3をクランク形状に配列したことを特徴とす
るプライヤを要旨とする。
【0007】
【作用】本発明に係るプライヤにおいて挟持部6、7の
開きの大きさの調整は、プライヤの握り部を相応した角
度位置に開けて、支軸5の位置を他の支軸用穿孔に移動
させて固定する。その場合、支軸5の断面が半円状とな
っているので平面部を係合溝4の長手方向に合わせた場
合、支軸5は係合溝4を移動自在となる。支軸5は自由
に移動できる状態になるが、支軸用穿孔3を連続させて
係合溝4がクランク形状を成しているため、クランク部
8において一度制止する。よって、一度に逆端の支軸用
穿孔へ支軸5が移動してしまうことなく調整可能とな
る。
開きの大きさの調整は、プライヤの握り部を相応した角
度位置に開けて、支軸5の位置を他の支軸用穿孔に移動
させて固定する。その場合、支軸5の断面が半円状とな
っているので平面部を係合溝4の長手方向に合わせた場
合、支軸5は係合溝4を移動自在となる。支軸5は自由
に移動できる状態になるが、支軸用穿孔3を連続させて
係合溝4がクランク形状を成しているため、クランク部
8において一度制止する。よって、一度に逆端の支軸用
穿孔へ支軸5が移動してしまうことなく調整可能とな
る。
【0008】係合溝4の端の支軸用穿孔からクランク部
8との中間の支軸用穿孔に支軸を移動する場合には、力
加減を必要としないで一旦係合溝4のクランク部8で制
止するため、挟持部6、7の大きさを任意の大きさに調
整するのが容易に出来る。
8との中間の支軸用穿孔に支軸を移動する場合には、力
加減を必要としないで一旦係合溝4のクランク部8で制
止するため、挟持部6、7の大きさを任意の大きさに調
整するのが容易に出来る。
【0009】
【実施例】以下、実施例を挙げ本願発明の代表的な例に
ついて具体的な実施態様につき説明するが、これらの例
示は当然説明用のものであって、これに限定するもので
はない。
ついて具体的な実施態様につき説明するが、これらの例
示は当然説明用のものであって、これに限定するもので
はない。
【0010】図面に基づいて一実施例を説明する。図
1、図2および図3において、プライヤの一方の挟持体
2に固着された支軸5を、支軸用穿孔3を有する他方の
挟持体1の係合溝4に挿通し、係止されている。ここに
おいて、支軸5を固着する方法及び挟持体1、2を係止
する方法は任意である。支軸5は円柱状である周面の一
部を平面とし、断面が半円状であるもの、または周面の
対する二面を平面とした略円柱状にしたものである。こ
の直径は挟持部6、7が挟締状態の場合、挟持体1の支
軸用穿孔3に軸支できる径である。挟持体1の係合溝4
は、支軸用穿孔3を3箇所以上有し、該穿孔間をその直
径より小さい幅の溝にてクランク状に連続させており、
その係合溝4の一辺もしくは二辺の縁部9は支軸用穿孔
3の円弧を連続させた波形状である。係合溝4の支軸用
穿孔間を連続させている溝の径10は、支軸5の平面部
を係合溝4の長手方向に合わせると挟持部6、7が開口
状態となり、支軸5が係合溝4を自在に移動できる幅で
ある。しかし、係合溝4がクランク形状を成しているた
め、図2のように支軸5はクランク部8において一度制
止する。よって、支軸5が係合溝4の端部の支軸用穿孔
3から逆端部の支軸用穿孔3まで一度に移動してしまう
ことなく挟持部6、7の開きの大きさを調整することが
出来る。
1、図2および図3において、プライヤの一方の挟持体
2に固着された支軸5を、支軸用穿孔3を有する他方の
挟持体1の係合溝4に挿通し、係止されている。ここに
おいて、支軸5を固着する方法及び挟持体1、2を係止
する方法は任意である。支軸5は円柱状である周面の一
部を平面とし、断面が半円状であるもの、または周面の
対する二面を平面とした略円柱状にしたものである。こ
の直径は挟持部6、7が挟締状態の場合、挟持体1の支
軸用穿孔3に軸支できる径である。挟持体1の係合溝4
は、支軸用穿孔3を3箇所以上有し、該穿孔間をその直
径より小さい幅の溝にてクランク状に連続させており、
その係合溝4の一辺もしくは二辺の縁部9は支軸用穿孔
3の円弧を連続させた波形状である。係合溝4の支軸用
穿孔間を連続させている溝の径10は、支軸5の平面部
を係合溝4の長手方向に合わせると挟持部6、7が開口
状態となり、支軸5が係合溝4を自在に移動できる幅で
ある。しかし、係合溝4がクランク形状を成しているた
め、図2のように支軸5はクランク部8において一度制
止する。よって、支軸5が係合溝4の端部の支軸用穿孔
3から逆端部の支軸用穿孔3まで一度に移動してしまう
ことなく挟持部6、7の開きの大きさを調整することが
出来る。
【0011】係合溝4のクランク形状は、支軸5の位置
を移動させる際、一方の係合溝端部から反対側の係合溝
端部まで一度に移動しない形状であれば同様の目的を達
成するので、Z字型、階段型、く字型等の形状の係合溝
を有するプライヤは、係合溝をクランク形状としたプラ
イヤの一実施例になるといえる。よって、係合溝が前記
形状である場合、本発明が解決しようとする課題である
挟持部の開きの大きさを任意の決まった位置で固定しや
すいプライヤの目的を有効に果たす。
を移動させる際、一方の係合溝端部から反対側の係合溝
端部まで一度に移動しない形状であれば同様の目的を達
成するので、Z字型、階段型、く字型等の形状の係合溝
を有するプライヤは、係合溝をクランク形状としたプラ
イヤの一実施例になるといえる。よって、係合溝が前記
形状である場合、本発明が解決しようとする課題である
挟持部の開きの大きさを任意の決まった位置で固定しや
すいプライヤの目的を有効に果たす。
【0012】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の効果は、挟
持部の開きを任意の大きさに容易に変えることが出来る
機能を有するプライヤの構造を簡単にしたものであるた
め、従来のプライヤより使用しやすく、安価に提供でき
るようになったことである。
持部の開きを任意の大きさに容易に変えることが出来る
機能を有するプライヤの構造を簡単にしたものであるた
め、従来のプライヤより使用しやすく、安価に提供でき
るようになったことである。
【図1】 本発明によるプライヤの一部切り欠き正面図
【図2】 本発明によるプライヤの挟持部の開きの調整
時において、支軸が係合溝のクランク部で制止している
状態を示す一部切り欠き正面図
時において、支軸が係合溝のクランク部で制止している
状態を示す一部切り欠き正面図
【図3】 係合溝の拡大図
【図4】 従来例のプライヤの正面図
1 挟持体 2 挟持体 3 支軸用穿孔 4 係合溝 5 支軸 6 挟持部 7 挟持部 8 クランク部 9 係合溝縁部 10 溝の径
Claims (1)
- 【請求項1】 握り手先部に挟持部を形成した二本の挟
持体の一方に、周面の1箇所もしくは2箇所を平面とし
た断面が半円状の支軸を固着すると共に、その支軸を他
方の挟持体に3箇所以上設けた支軸用穿孔を有する係合
溝に挿通し、この支軸の平面を係合溝の長手方向に合わ
せることにより挟持部の開口状態で係合溝に対し支軸を
移動自在とし、挟持部の挟締状態で所望の位置の支軸用
穿孔に廻動自在に軸支されるプライヤにおいて、支軸用
穿孔をクランク形状に配列したことを特徴とするプライ
ヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17274595A JPH091468A (ja) | 1995-06-14 | 1995-06-14 | プライヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17274595A JPH091468A (ja) | 1995-06-14 | 1995-06-14 | プライヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH091468A true JPH091468A (ja) | 1997-01-07 |
Family
ID=15947542
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17274595A Pending JPH091468A (ja) | 1995-06-14 | 1995-06-14 | プライヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH091468A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8434391B2 (en) | 2007-03-05 | 2013-05-07 | American Grease Stick Company | Hand operated gripping tool |
US8561506B2 (en) | 2006-03-03 | 2013-10-22 | American Grease Stick Company | Hand operated gripping tool |
US8677865B2 (en) | 2006-03-03 | 2014-03-25 | Nigel A. Buchanan | Hand operated gripping tool |
US9010222B2 (en) | 2012-02-06 | 2015-04-21 | Ags I-Prop, Llc | Adjustable gripping tool |
USD744306S1 (en) | 2011-12-16 | 2015-12-01 | Ags I-Prop, Llc | Pliers with trigger |
USD865465S1 (en) | 2018-02-21 | 2019-11-05 | Snap-On Incorporated | Pliers handles |
US10661414B2 (en) | 2018-02-21 | 2020-05-26 | Snap-On Incorporated | Tool with handle offsets |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4113676Y1 (ja) * | 1964-12-25 | 1966-06-27 |
-
1995
- 1995-06-14 JP JP17274595A patent/JPH091468A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4113676Y1 (ja) * | 1964-12-25 | 1966-06-27 |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8561506B2 (en) | 2006-03-03 | 2013-10-22 | American Grease Stick Company | Hand operated gripping tool |
US8677865B2 (en) | 2006-03-03 | 2014-03-25 | Nigel A. Buchanan | Hand operated gripping tool |
US8434391B2 (en) | 2007-03-05 | 2013-05-07 | American Grease Stick Company | Hand operated gripping tool |
USD744306S1 (en) | 2011-12-16 | 2015-12-01 | Ags I-Prop, Llc | Pliers with trigger |
US9010222B2 (en) | 2012-02-06 | 2015-04-21 | Ags I-Prop, Llc | Adjustable gripping tool |
USD865465S1 (en) | 2018-02-21 | 2019-11-05 | Snap-On Incorporated | Pliers handles |
US10661414B2 (en) | 2018-02-21 | 2020-05-26 | Snap-On Incorporated | Tool with handle offsets |
US11548120B2 (en) | 2018-02-21 | 2023-01-10 | Snap-On Incorporated | Tool with handle offsets |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100378666B1 (ko) | 축방향으로죔작용을하는잠금집게 | |
US5022291A (en) | Pliers having a pivotal jaw | |
US5176049A (en) | Compound leverage gripping tool with constantly parallel jaws | |
US5964130A (en) | Jaw members for a pair of pliers | |
JPH091468A (ja) | プライヤ | |
KR100855334B1 (ko) | 절단 및 홈가공 작업용 절삭공구 | |
US5799933A (en) | Adjustable clamping jaw for a vise | |
US4117581A (en) | Multi-purpose puller | |
US6095450A (en) | Pivot for a winding device | |
JP2002509809A5 (ja) | ||
US5353620A (en) | Portable sheet bending brake | |
US5618128A (en) | Wiper arm connector | |
US20050274235A1 (en) | Wrench with articulating head | |
US6286398B1 (en) | Combination wrench with adjustable heads | |
JPH10138156A (ja) | レンチ | |
JP3122034U (ja) | プライヤーの構造 | |
JP2000263455A (ja) | ラチェットスパナ | |
JP3011801U (ja) | 一つの工具としてまとめた、各サイズのスパナ | |
US2942508A (en) | Locking pliers | |
JP3779855B2 (ja) | ウオーターポンププライヤー | |
US6055890A (en) | Spanner or monkey spanner to which a force to only one direction | |
US20050034574A1 (en) | Hand tool having an extendable handle structure | |
KR200203404Y1 (ko) | 스패너 | |
JP3057440B2 (ja) | タイヤ滑止め装置の増締め具 | |
JP3123980U (ja) | 自在スパナの構造 |