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JPH09141466A - レーザ加工システム - Google Patents

レーザ加工システム

Info

Publication number
JPH09141466A
JPH09141466A JP7328123A JP32812395A JPH09141466A JP H09141466 A JPH09141466 A JP H09141466A JP 7328123 A JP7328123 A JP 7328123A JP 32812395 A JP32812395 A JP 32812395A JP H09141466 A JPH09141466 A JP H09141466A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conveyor
product
products
workpiece
processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7328123A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryoji Koseki
良治 小関
Seiji Omashi
精二 御座
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibuya Corp
Original Assignee
Shibuya Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shibuya Kogyo Co Ltd filed Critical Shibuya Kogyo Co Ltd
Priority to JP7328123A priority Critical patent/JPH09141466A/ja
Publication of JPH09141466A publication Critical patent/JPH09141466A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 レーザ加工システムは、従来公知のレー
ザ加工機2と、切断後の製品1’を振り分ける振り分け
装置3とから構成している。振り分け装置3は、第1コ
ンベヤ6と、受渡手段7と、さらにその下流側に配置し
た3つの収納部材8A,8B,8Cから構成されてい
る。レーザ加工機2によって切断された製品1’が加工
ヘッド5に設けた従来公知の吸着機構によって第1コン
ベヤ6上に載置されると、第1コンベヤ6上の製品1’
は受渡手段7によって収納部材8A,8B,8Cに収納
される。その際、製品1’は、形状の違いに応じて各収
納部材8A,8B,8Cに収納されるようになってい
る。 【効果】 加工ヘッド5に取り付けた吸着機構によって
製品1’を保持して各収納部材8A,8B,8Cの位置
まで搬送していた従来のものと比較すると、装置全体を
小型化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレーザ加工システムに関
し、より詳しくは、被加工物から所要の形状の製品を切
断したら、同じ形状の各製品ごとに異なる収納部材に収
納するようにしたレーザ加工システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、被加工物を所要の形状の製品に切
断し、同一形状の製品ごとに分別して異なる収納部材に
収納するようにした切断装置は知られている(例えば、
特開昭57−137071号公報)。上記従来の装置で
は、3つの加工ヘッドをブリッジに移動可能に設けてあ
り、また、各加工ヘッドのそれぞれに、切断した製品を
吸着保持する吸着機構を備えている。そして、被加工物
から製品を切断する際には、全ての加工ヘッドを同期さ
せて同一軌跡上を移動させることにより、被加工物から
同一形状の3つの製品を切断する。また、このようにし
て切断加工が終了したら、各加工ヘッドごとの吸着機構
によって3つの製品を同期して吸着保持し、その後、各
加工ヘッドを設けたブリッジ全体を隣接する解放位置ま
で移動させた後、吸着機構による製品の保持状態を解除
する様にしている。これにより、各収納部材の内部にそ
れぞれ同一形状の製品が落下して収納されるようになっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の装置においては複数の加工ヘッドを備えており、し
かも、それら各加工ヘッドを収納部材の上方まで移動さ
せていたので、装置全体が大型化するという欠点があっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような事情に鑑み、
本発明は、レーザ光線を発振するレーザ発振器と、被加
工物を載置する加工テーブルと、被加工物にレーザ光線
を照射するノズルを有する加工ヘッドと、上記加工ヘッ
ドのノズルと選択的に交換され、または上記加工ヘッド
に一体に設けられて、被加工物から切断分離された製品
を吸着保持する吸着機構とを備えたレーザ加工システム
において、上記加工テーブルの隣接位置に、上記被加工
物から切断分離された製品を形状の違いごとに振り分け
る振り分け装置を設け、また、この振り分け装置と加工
テーブルとの間に搬送コンベヤを設けて、上記吸着機構
は被加工物から切断分離された製品を吸着保持して上記
搬送コンベヤ上に受け渡すようになっているレーザ加工
システムを提供するものである。
【0005】
【作用】このような構成によれば、従来一般のレーザ加
工機の隣接位置に上記振り分け装置を設けることによ
り、形状の違う製品ごとに分別することができる。その
ため、上記従来の装置に比較して加工ヘッドの移動範囲
を小さくすることができるので、装置全体を大型化する
ことなく形状の違う製品を分別することができる。
【0006】
【実施例】以下図示実施例について本発明を説明する
と、図1ないし図2においてレーザ加工システムは、被
加工物1を所要の形状に切断する従来公知のレーザ加工
機2と、その隣接位置に配置されて切断後の製品1’を
形状の違いに応じて振り分ける振り分け装置3と、さら
にそれらの間に設けた第1コンベヤ6とを備えている。
レーザ加工機2は、固定して設けた加工テーブル4を備
えており、この加工テーブル4上に板状の被加工物1を
載置するようにしている。加工テーブル4上には、図示
しない門型フレームを架設してあり、この門型フレーム
に加工ヘッド5を下方にむけて取り付けている。上記門
型フレームそのものはX方向に移動可能となっており、
また、加工ヘッド5は門型フレームに沿ってY方向に移
動することができる。加工ヘッド5は集光レンズを内蔵
するとともに、下端部にノズルを取り付けてあり、図示
しないレーザ発振器から発振されたレーザ光線を集光レ
ンズで集光し、下端部のノズルから被加工物1に向けて
照射するようになっている。また、加工ヘッド5は上記
ノズルを下端部から取り外した後、その代わりに切断後
の製品を吸着保持する従来公知の吸着機構を取り付ける
ことができるようになっている。なお、このようにノズ
ルと吸着機構とを交換する方式に代えて、ノズルと吸着
機構とを併設した加工ヘッド5を用いても良い。このよ
うな加工ヘッド5は、例えば特開昭57−137071
号公報等で公知であり、ここでは詳細な説明は省略す
る。上述したレーザ加工機2の構成は従来公知のものと
変わるところはなく、レーザ光線を加工ヘッド5のノズ
ルから被加工物1に照射しながら、加工ヘッド5を被加
工物1に対してXY方向に相対移動させることにより、
被加工物1から所要の形状の製品1’を切断することが
できる。また、このようにして切断加工した後の製品
1’は、上述した加工ヘッド5の吸着機構によって吸着
し、その状態の加工ヘッド5を振り分け装置3側の第1
コンベヤ6上まで移動させ、その後に吸着機構による製
品の保持状態を解放するようにしている。したがって、
切断後の製品1’は第1コンベヤ6上に載置されて、該
第1コンベヤ6によって下流側に搬送されるようになっ
ている。しかして、本実施例の振り分け装置3は、上記
第1コンベヤ6の隣接下流側の位置に設けた受渡手段7
と、さらにこの受渡手段7の隣接下流側に配置した3つ
の収納部材8A、8B、8Cとを備えている。図2にも
示すように、固定フレーム11上にはX方向と平行な一
対のガイドレール12を水平に取り付けている。ガイド
レール12上には枠状の可動フレーム13を移動可能に
載置してあり、この可動フレーム13上に第1コンベヤ
6を水平に取り付けている。また、固定フレーム11上
には、エアシリンダ14を取り付けてあり、このエアシ
リンダ14のピストンの先端部を可動フレーム13の底
部に連結している。これにより、エアシリンダ14のピ
ストンに連動して、可動フレーム13およびそれに設け
た第1コンベヤ6がX方向と平行にかつ上記加工テーブ
ル4にむけて進退動出来るようになっている。第1コン
ベヤ6の載置面の全長は、図1ないし図2において、上
記加工テーブル4の右方側の端部と、受渡手段7が備え
る第2コンベヤ15の左方側の端部とが隔てた間隔より
も少し長い寸法に設定している。そして、これら図1、
図2に示すように、エアシリンダ14のピストンが前進
端まで前進されているときには、第1コンベヤ6も前進
端に位置し、その際には、第1コンベヤ6の左方端側の
一部が加工テーブル4とオーバラップするようになって
いる。また、この時には、第1コンベヤ6の右方側の端
部は、受渡手段7側の第2コンベヤ15と最も近接する
ようになっている。本実施例では、第1コンベヤ6の左
方側の端部が加工テーブル4と干渉しない位置にある時
に被加工物1に対して切断加工を施す様にしている。そ
して、その切断加工後に第1コンベヤ6を上記前進端位
置まで間欠的に移動させるとともに、1ピッチ分づつ間
欠的に走行させるようにしてあり、その際に、上述した
吸着機構によって製品1を第1コンベヤ6上に載置する
ようにしている。また、このようにして第1コンベヤ6
が前進端位置に位置した後には、第1コンベヤ6を連続
走行させるとともに、吸着機構によって製品1を第1コ
ンベヤ6上に載置する様にしている。この様に第1コン
ベヤ6が前進端に位置した状態において、上述した加工
ヘッド5側の吸着機構によって第1コンベヤ6の左方側
の載置面に切断後の製品1’が受け渡されると、該製品
1’は第1コンベヤ6によって搬送されてから受渡手段
7の第2コンベヤ15上に受け渡される様になってい
る。他方、エアシリンダ14のピストンが後退端まで後
退されると、第1コンベヤ6も後退端まで後退され、そ
の時には、第1コンベヤ6の左方側の端部は加工テーブ
ル4とオーバラップしない位置に位置するとともに、第
1コンベヤ6の右方側の端部は、受渡機構7とオーバラ
ップする位置に位置する。なお、後述するように、この
ように第1コンベヤ6が後退端まで後退される時には、
事前に上記受渡手段7はY方向に所要量だけ移動されて
いるので、第1コンベヤ6の右方側の端部と受渡手段7
が干渉しないようになっている。次に、振り分け装置3
を構成する受渡手段7について説明する。受渡手段7
は、X方向と平行に配設した一対のガイドレール16を
備えており、これらガイドレール16上に枠状の台車1
7を転動自在に載置している。この台車17は、通常で
は上記ガイドレール16の左方端となる図示停止位置に
停止させてあり、所要の場合にはガイドレール16に沿
って右方側に移動させることができる。上記台車17上
には、Y方向と平行に一対のガイドレール18を固定し
てあり、このガイドレール18上に縦長の枠状をした可
動フレーム21を移動可能に載置している。また、図1
から図3に示すように、台車17にはガイドレール18
と平行にねじ軸22を水平に軸支してあり、このねじ軸
22は、可動フレーム21の底部に設けためねじ部21
Aに螺合貫通させている。また、ねじ軸22は台車17
上に設けたモータ23と連動しており、モータ23が正
逆に回転されるとねじ軸22も正逆に回転されるので、
その際には、可動フレーム21がガイドレール18に沿
ってY方向に進退動されるようになっている。また、図
3から図7にも示したように、可動フレーム21には、
昇降枠24を昇降自在に取り付けてあり、この昇降枠2
4に第2コンベヤ15を水平に取り付けるとともに、第
2コンベヤ15の近接上方位置に保持機構26を配設し
ている。図4に示すように、可動フレーム21の一側に
はねじ軸27を鉛直方向に軸支してあり、このねじ軸2
7は、昇降枠24の側部に取り付けたナット部材24A
に螺合させて貫通させている。また、図5に示すよう
に、可動フレーム21の他側にはモータ28を取り付け
てあり、上記ねじ軸27は動力伝達機構31を介してモ
ータ28と連動している。したがって、モータ28が正
逆に回転されるとねじ軸27も正逆に回転し、それに伴
って、昇降枠24は図4および図5に実線で示した下降
端位置と想像線で示した上昇端位置との間で昇降される
ようになっている。上記第2コンベヤ15の載置面の長
さは可動フレーム21のX方向長さよりも長く設定して
あり、また図1および図2に示すように第2コンベヤ1
5の左方端は、可動フレーム21よりも外方側に突出さ
せている。そのため、図2に示すように第2コンベヤ1
5が第1コンベヤ6と同じ高さとなる位置で昇降枠24
を停止させると、第2コンベヤ15の左方端が第1コン
ベヤ6と近接するようになっている。そして、この状態
において、第1コンベヤ6から第2コンベヤ15上に製
品1’が受け渡されるようになっている。次に第2コン
ベヤ15上に設けた保持機構26について説明する。図
6および図7に示すように、保持機構26は、水平状態
で昇降枠24に係合し、かつ昇降枠24に沿って昇降可
能な支持部材32と、支持部材32の底面にX方向と平
行に取り付けたエアシリンダ33と、また、このエアシ
リンダ33のピストンに連結されて水平に支持されたス
ライド部材34と、さらにこのスライド部材34に設け
た複数のバキュームパッド35とを備えている。バキュ
ームパッド35は、導管29を介して図示しない負圧源
に連通してあり、図示しない制御装置によって所要時に
負圧を導入されるようになっている。上記支持部材32
の上面中央は、昇降枠24に設けた一対のエアシリンダ
36のピストンに連結してあり、また、支持部材32の
上面と昇降枠24とにわたっては、複数の引張りばね3
7を取り付けている。これら引張りばね37によって、
支持部材32は常時上方にむけて付勢されており、した
がって、図6ないし図7に示すエアシリンダ36の非作
動状態では、それらのピストンが最も退没した上昇端に
位置するようになっている。そして、この時には、バキ
ュームパッド35は実線で示す位置にあり、その状態で
は、バキュームパッド35の下端部が、第2コンベヤ1
5上に載置された製品1’よりも僅かに上方位置に位置
するようになっている。他方、この状態からエアシリン
ダ36が作動されて、支持部材32が下降端まで下降さ
れると、バキュームパッド35が想像線で示す位置まで
下降される。したがって、このとき、バキュームパッド
35に負圧が導入されていると、その下端部が第2コン
ベヤ15上の製品1’に接触して、該製品1’を吸着保
持する。そして、この状態からエアシリンダ36を停止
させると、ばね37によって支持部材32が元の位置ま
で上昇するので、各バキュームパッド35によって保持
された製品1’は、第2コンベヤ15の載置面から離隔
して、その近接上方に支持されるようになっている。さ
らに、この状態からエアシリンダ33を作動させると、
スライド部材34が図6に想像線で示す位置まで移動さ
れるので、バキュームパッド35に保持された製品1’
は収納部材8Aの内部まで搬送される。そして、この状
態から各バキュームパッド35に対する負圧の導入を停
止すれば、各バキュームパッド35から製品1’が離隔
して、収納部材8Aの内部に落下するようになってい
る。なお、この後、エアシリンダ33の作動を停止させ
ると、該エアシリンダ33は実線で示した後退位置に復
帰するので、各バキュームパッド35は、図6に実線で
示した第2コンベヤ15の近接上方位置に復帰するよう
になっている。次に、図1に示したように、振り分け装
置3は、本実施例では3種の異なる形状の製品1’それ
ぞれ収納する収納部材8A,8B,8Cを備えている。
図8ないし図10に示すように、これらの収納部材8
A,8B,8Cは、底部に車輪8aを備えており、また
それらの前面に開口8bを形成するとともに、開口8b
と反対側となる背面にハンドル8cを取り付けている。
収納部材8A,8B,8Cは、それらの開口8bが受渡
手段7側に位置するように、かつ受渡手段7に近接させ
て、Y方向に一列に並べて配置されている。また、収納
部材8Aは図8に断面図で示したように、その内部に棚
や仕切りは設けておらず、前面の全域が開口8bとなっ
ている。そのため、この収納部材8A内には、上述した
受渡手段7の保持機構26によって、板状の製品1’を
積み重ねて収納するようになっている。また、収納部材
8Bは図9に断面図で示したように、深さのあるバケッ
ト状になっており、上述した受渡手段7の第2コンベヤ
15によって搬送される小さめの製品17を乱雑に堆積
させて収納できるようになっている。さらに、収納部材
8Cは図10に断面図で示したように、内部に複数段の
棚8dを備えており、損傷防止のために積み重ねできな
いような製品1’を、受渡手段7の第2コンベヤ15に
よって順次下方側の棚8dから上方側の棚8dへ収納す
るようになっている。 (作動説明)以上の構成において、レーザ加工機2によ
る切断作業の開始前の状態では、収納部材8A,8B,
8Cは図1に示した各位置に配置されているが、可動フ
レーム21は図1に示した収納部材8Bの前面の位置で
はなく、その隣接位置となる収納部材8Aの前面の位置
に停止している。また、図2に示すように、昇降枠24
は第2コンベヤ15が第1コンベヤ6と同じ高さとなる
位置に停止しており、昇降枠24に設けた各エアシリン
ダ33、36は作動されていない。そのため、バキュー
ムパッド35は、図6および図7に実線で示した位置に
ある。また、バキュームパッド35には負圧は導入され
ていない。さらに、第1コンベヤ6も図1に示した前進
端位置ではなく、その左方側の端部が加工テーブル4と
オーバラップしない後退端位置に停止している。この時
には、第1コンベヤ6の右方側の端部は、収納部材8B
の前面でガイドレールとオーバラップする位置に位置す
るが、上述したように可動フレーム21は収納部材8A
の前面の位置に退避しているので、第1コンベヤ6の右
方側の端部と可動フレーム21とが干渉することはな
い。この状態において、レーザ加工機2によって被加工
物1が所要の形状に切断加工される。ここで、例えば、
レーザ加工機2によって切断した製品1’が図9に示し
た様に、乱雑に堆積させて収納できる製品1’であると
する。このように、レーザ加工機2による被加工物1の
切断加工が終了したら、上述したようにレーザ加工機2
の加工ヘッド5からノズルを取り外し、その代わりに吸
着機構を加工ヘッド5に取り付ける。この後、第1コン
ベヤ6の下方に設けたエアシリンダ14を作動させて、
第1コンベヤ6の左方側の端部が加工テーブル4上の被
加工物1と僅かに干渉する位置まで前進させる。この状
態において、上記加工ヘッド5の吸着機構によって、第
1コンベヤ6の左方側の端部と近接してそれと最初に干
渉することになる位置の製品1’を吸着保持し、それを
第1コンベヤ6の左方側の端部の上方まで移送してから
保持状態を開放する。このように最初に吸着保持した製
品1’を第1コンベヤ6に受け渡すと、該製品1’を取
り除いた分だけ第1コンベヤ6の左方側の端部を被加工
物1上にオーバラップする位置まで第1コンベヤ6を移
動させる。またこの作動とともに第1コンベヤ6を所定
量だけ走行させて停止させ、これにより、最初の製品
1’を下流側に1ピッチだけ移送する。この後、加工ヘ
ッド5を左方に移動させてから加工ーテーブル4上の2
番目の製品1’を吸着機構で保持し、その2番目の製品
1’を第1コンベヤ6における左方側の端部に受け渡
す。この後、2番目の製品1’を取り去った位置の被加
工物1に対して第1コンベヤ6の左方側の端部がオーバ
ラップする位置までさらにエアシリンダ14によって第
1コンベヤ6を移動させるとともに、第1コンベヤ6を
所定量だけ走行させて停止させ、これにより、第2の製
品1’および最初の製品1’を下流側にさらに1ピッチ
だけ移送する。このように、第1コンベヤ6は間欠的に
移動して加工テーブル4とオーバラップしていき、また
同時に第1コンベヤ6は1ピッチづつ間欠走行されるの
で、第1コンベヤ6がオーバラップする範囲内の製品
1’を順次第1コンベヤ6に載置していき、第1コンベ
ヤ6が図1に示す前進端の位置となったら、可動フレー
ム21を図1に実線で示す位置まで移動させて停止させ
る。この状態となると、図2に示したように、受渡手段
7の第2コンベヤ15と第1コンベヤ6とが近接し、か
つそれらの載置面は同一平面となる。また、この状態と
なれば、図9に示すように収納部材8Bの開口8bの下
端部と第2コンベヤ15と近接し、かつ同一高さとなる
ので、第1コンベヤ6および第2コンベヤ15を連続的
に走行させる。なお、この場合には、保持手段26を使
用する必要はないので、保持手段26は作動させない。
これにより、第1コンベヤ6上に載置された各製品1’
は第2コンベヤ15に受け渡された後、収納部材8B内
に堆積されながら収納される。なお、この間、上述した
加工ヘッド5側の吸着ヘッドによって、加工テーブル4
上の製品1’が吸着保持されて第1コンベヤ6上に載置
されている。したがって、上述した収納作動は、図9に
示すように、乱雑に堆積させて収納できる製品1’をバ
ケット状の収納部材8B内に収納するのに適している。
次に、受渡手段7によって受け渡すべき製品1’が図8
に示した様に、重合させて積み重ね可能な板状のもので
ある場合には、図1に示す位置から受渡手段7を収納部
材8Aの前の位置に移動させる。受渡手段7が収納部材
8Bの前にある状態で第1コンベヤ6および第2コンベ
ヤ15を所要量だけ走行させて、第2コンベヤ15上に
製品1’を載置する。第2コンベヤ15上に製品1’が
載置されたら第1コンベヤ6および第2コンベヤ15の
走行を停止させる。この状態で受渡手段7を収納部材8
Aの前の位置へ移動させる。この後、保持機構26のバ
キュームパッド35に負圧を導入し、かつエアシリンダ
36を作動させるので、保持機構26が下降されるとと
もに、バキュームパッド35によって第2コンベヤ15
上の製品1’が吸着保持される。この後、エアシリンダ
36の作動が停止される一方、エアシリンダ33が作動
されるので、バキュームパッド35に保持された製品
1’は、開口8bから収納部材8A内に移送される。こ
の後、バキュームパッド35への負圧の供給を停止させ
るので、バキュームパッド35から開放された製品1’
は、落下して収納部材8Aに収納される。なお、このよ
うに収納部材8Aに製品1’を収納するが、最初の製品
1’を収納部材8Aに収納する当たっては、第1コンベ
ヤ6から第2コンベヤ15上に製品1’が載置された後
に、昇降枠24全体を所要の高さまで下降させてバキュ
ームパッド35による製品1’の保持状態を開放する。
また、積み重ねられた製品1’の高さが高くなるにつれ
て、昇降枠24全体を徐々に高さを高くしてから上述し
たようにバキュームパッドの負圧を停止するようにして
いる。さらに、受渡手段7によって受け渡すべき製品
1’が図10に示した様に、損傷を防止するために積み
重ね出来ない板状のものである場合には、第1コンベヤ
6上から第2コンベヤ15上に製品1’が載置されたら
両コンベヤ6、15の走行を停止させた後、受渡手段7
を収納部材8Cの前の位置へ移動させ、昇降枠24を所
要の高さに停止させて、第2コンベヤ15の載置面の高
さを収納部材8C側の棚8dの高さに一致させる。この
後、第2コンベヤ15を走行させることにより、収納部
材8C側の棚8d内に製品 1’を収納することができ
る。なお、この場合には、保持手段26は使用しないの
で、保持手段26は第2コンベヤ15の上方に支持され
ている。上述したように、本実施例は、被加工物1の切
断はレーザ加工機2によって行い、加工後の製品1’は
振り分け装置3によって、形状および種類の違いごとに
各収納部材8A,8B,8Cに分別して収納するように
している。つまり、切断後の製品1’を加工ヘッド5の
吸着機構で保持して移動する範囲は、加工テーブル2を
設けた範囲内でよいので、加工ヘッド5の吸着機構で保
持した製品1’を各収納部材8A,8B,8Cの位置ま
で移動させて収納するようにした従来と比較すると、装
置全体を小型化することができる。したがって、装置全
体を大型化することなく、種類、形状の違う製品1’を
分別して振り分けることができる。また、上記実施例の
振り分け装置3は、製品1’を載置搬送してから収納部
材8B,8Cに収納する両コンベヤ6,15を備えるだ
けでなく、製品1’を吸着保持して収納部材8A内に収
納する保持機構26を備えているので、それら何れかの
機能だけしか備えていなかった従来に比較して振り分け
装置3としての汎用性が向上する。なお、上述した第1
実施例の第1コンベヤ6は、ガイドレール12上の可動
フレーム13に設けられて、X方向に移動されるように
構成されていたが、図11に示すように、載置面の全長
を伸縮できるようにした従来公知の第1コンベヤ6を採
用しても良い。また、上述した実施例では、第1コンベ
ヤ6全体をX方向に移動可能に設けて、その端部を加工
テーブル4上に干渉させた状態において、加工ヘッド5
に取り付けた吸着機構によって製品1’を第1コンベヤ
6に載置するようにしている。しかしながら、第1コン
ベヤ6はX方向に移動させなくても良い。この場合に
は、第1コンベヤ6の端部を、加工テーブル4と干渉し
ない近接した位置に停止させるとともに、吸着機構の吸
着部が加工ヘッド5の軸心よりも外方にずれたものを採
用すればよい。そして、吸着機構の吸着部によって加工
テーブル4上の製品1’を保持して第1コンベヤ6の隣
接位置まで移動させた後、加工ヘッド5を所要量だけ回
転させることで、吸着機構の吸着部が保持した製品1’
を第1コンベヤ6の上方に位置させ、その状態から吸着
機構の吸着部による製品1’の保持状態を解放すればよ
い。さらに、上記加工ヘッド5の吸着機構としては磁力
を利用したものあるいはバキュームパッドを用いたもの
のいずれでもよく、また、上記保持手段26におけるバ
キュームパッド35の代わりに磁石を用いても良い。
【0007】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、装置全
体を大型化することなく、形状の違う製品を分別して振
り分けることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を平面図
【図2】図1の正面図
【図3】図2のIII−III線に沿う断面図
【図4】図1の矢印IV方向から見た要部の側面図
【図5】図1の矢印V方向から見た要部の側面図
【図6】図1の矢印IV方向から見た要部の拡大した側
面図
【図7】図6の右側面図
【図8】収納部材8Aの断面およびそれと隣接箇所との
関係を示す図
【図9】収納部材8Bの断面およびそれと隣接箇所との
関係を示す図
【図10】収納部材8Cの断面およびそれと隣接箇所と
の関係を示す図
【図11】第1コンベヤ6の他の実施例を示す簡単な正
面図
【符号の説明】
1 被加工物 1’ 製品 2 レーザ加工機 3 振り分け装
置 4 加工テーブル 5 加工ヘッド 8A 収納部材 8B 収納部材 8C 収納部材 15 第2コン
ベヤ 18 ガイドレール 24 昇降枠
(昇降枠)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光線を発振するレーザ発振器と、
    被加工物を載置する加工テーブルと、被加工物にレーザ
    光線を照射するノズルを有する加工ヘッドと、上記加工
    ヘッドのノズルと選択的に交換され、または上記加工ヘ
    ッドに一体に設けられて、被加工物から切断分離された
    製品を吸着保持する吸着機構とを備えたレーザ加工シス
    テムにおいて、 上記加工テーブルの隣接位置に、上記被加工物から切断
    分離された製品を形状の違いごとに振り分ける振り分け
    装置を設け、また、この振り分け装置と加工テーブルと
    の間に搬送コンベヤを設けて、上記吸着機構は被加工物
    から切断分離された製品を吸着保持して上記搬送コンベ
    ヤ上に受け渡すようになっていることを特徴とするレー
    ザ加工システム。
  2. 【請求項2】 上記振り分け装置を、ガイドレールに沿
    って移動可能に設けた可動フレームと、この可動フレー
    ムに昇降自在に設けた昇降枠と、上記昇降枠に設けられ
    るとともに上記製品を載置してガイドレールと直交する
    方向に搬送する搬送コンベヤと、この搬送コンベヤの搬
    送方向下流側の位置に上記ガイドレールに沿って配置さ
    れて、上記搬送コンベヤから受け渡される形状の異なる
    製品をそれぞれ収納する複数の収納部材とから構成した
    ことを特徴とする請求項1に記載のレーザ加工システ
    ム。
JP7328123A 1995-11-22 1995-11-22 レーザ加工システム Withdrawn JPH09141466A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022530174A (ja) * 2019-06-07 2022-06-28 バイストロニック レーザー アクチェンゲゼルシャフト 加工システムからの切断部品の迅速な除去のためのシステム及び方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022530174A (ja) * 2019-06-07 2022-06-28 バイストロニック レーザー アクチェンゲゼルシャフト 加工システムからの切断部品の迅速な除去のためのシステム及び方法

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