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JPH09137970A - 空気調和機の室外機 - Google Patents

空気調和機の室外機

Info

Publication number
JPH09137970A
JPH09137970A JP29673995A JP29673995A JPH09137970A JP H09137970 A JPH09137970 A JP H09137970A JP 29673995 A JP29673995 A JP 29673995A JP 29673995 A JP29673995 A JP 29673995A JP H09137970 A JPH09137970 A JP H09137970A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suction port
orifice
blower
blade
panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29673995A
Other languages
English (en)
Inventor
Takumi Kida
琢己 木田
Souzou Suzuki
創三 鈴木
Akihiro Yabushita
明弘 藪下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Refrigeration Co filed Critical Matsushita Refrigeration Co
Priority to JP29673995A priority Critical patent/JPH09137970A/ja
Publication of JPH09137970A publication Critical patent/JPH09137970A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 箱体の少なくとも一つの側面パネルに吸込口
を設け、上面パネル側に送風機を設けた空気調和機の室
外機において、送風機の羽根車の羽根外周部の後縁部で
の渦の崩壊を抑え、羽根全体の圧力脈動の増加を防止
し、送風騒音の増加を抑えることを目的とする。 【解決手段】 オリフィス13の吐出側13bオリフィ
ス13の最小内径d1より大の内径d2をもつ略円筒形
のリング14を取り付け、吸込口3を設けた側面パネル
2b側では、吸込口3を設けていない側面パネル側2
b’に比べ、オリフィス13の最小内径d1とリングの
内径d2の差sを大きくすることにより、羽根12外周
部12bの負圧側12b2の後縁12e直後で渦U1が
急激に崩壊せず、オリフィス13の吐出側13bに移行
する。従って、羽根12の外周部12bの後縁12eの
直後での圧力変動が防止され、羽根12全体の圧力脈動
の増加を抑える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属するの技術分野】本発明は、家庭用から業務
用まで幅広い分野で使用されている空気調和機の室外機
の送風機の低騒音化に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、建築事情の多様化に伴い、空気調
和機の室外機は様々な場所に設置されるようになってき
ており、より低騒音化が望まれる傾向にある。
【0003】以下、図面を参照しながら、特開平2−1
57546号公報等で提案されている従来の空気調和機
の室外機について説明する。
【0004】図7〜図9は従来の空気調和機の室外機の
構成を示すものである。図において、1は空気調和機の
室外機の本体であり、2は箱体であり、3は箱体2の一
つの側面パネル2bに設けられた吸込口であり、4は箱
体2の上面パネル2a側に設けた送風機である。箱体2
の内部には、吸込口3側に熱交換器5、圧縮機6、及び
送風機の吐出側に略円形断面形状の線材を螺旋状に配設
したファンガード7を設けている。送風機4は、モータ
8と、モータ8に取り付けられた羽根車9と、羽根車9
の吐出側の外周を囲む吸込側10aがベルマウス状のオ
リフィス10で構成されている。
【0005】また、11は、空気調和機の室外機1の設
置場所に合わせ、上面パネル2aの上部に取り付ける吹
き出しガイドである。
【0006】このように構成された空気調和機の室外機
について以下その動作を説明する。まず、吸込口3より
吸い込まれた空気は、熱交換器5を通過する際に圧縮機
6より熱交換器5に送られた冷媒と熱交換し、温度変化
する。温度変化した空気はモータ8が羽根車9を所定の
回転方向に回転し、箱体2の上面パネル2a側に設けた
軸流型の送風機4に吸い込み、送風機4より箱体2外へ
吹き出される。
【0007】ここで、空気調和機の室外機1が、ベラン
ダのような送風機4の上部に吹き出し気流の障害となる
とような構造物がある場合、図9で示すように、吹き出
し方向を斜め上方に向ける吹き出しガイド11が取り付
けられるようになっている。また、吹き出しガイド11
は、一方向に折曲し、かつ、この折曲方向に順次その高
さが低くなるように構成された複数のガイド板11aを
有しているため、吹き出しガイド11の高さが低くて
も、吹出口2aのからの吹き出し気流が、複数の各ガイ
ド板11a間で、斜めに吹き出し方向を偏向されるた
め、吹き出しガイドから、全体で斜め上方に吹き出し、
高さが低いため吹き出しガイド11の通風抵抗も増加せ
ず、送風騒音の増加も抑えられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この空気調和機の室外
機では、図8に示すように、羽根車9の羽根12におい
て、回転による遠心力により内部の気流は外周部12b
に偏り、羽根12の外周部12bの圧力面側近傍と負圧
面側近傍から、各々、羽根12のオリフィス10に囲ま
れていない外周に吹き出す。特に、羽根12の圧力分布
が圧力面側で高く負圧面側で低くなるため、羽根12の
外周部12bの圧力面側近傍から外周に吹き出し、負圧
面側に急激に回り込む気流(図示せず)と、羽根12の
外周部12bの負圧面側近傍から外周に吹き出す気流
(図示せず)が、羽根12の外周端部12dの負圧面側
である程度の距離をおいて互いに逆方向に流れるため、
外周端部12dの負圧面側に渦U1が生成する。
【0009】ここで、羽根12の外周部12bの後縁1
2eで、羽根12の圧力面側で高く負圧面側で低くなる
圧力分布が突然無くなる急激な変化を起こすため、回り
込む気流がなくなり、渦U1が崩壊する。従って、羽根
12の後縁12eで圧力変動が生じ、羽根12全体の圧
力脈動の増加を誘発する。
【0010】また、箱体2の吸込口3を設けている側面
パネル2b側では、羽根12の外周からの気流の流入が
多くなり、羽根12の外周部12bの送風作用を促進
し、羽根12の外周部12bの圧力面側近傍からの吹き
出し負圧面側に急激に回り込む気流と、負圧面側近傍か
らの吹き出すが多くなり、吸込口3を設けている側面パ
ネル2b側の壁面と羽根12の間で大きな渦U2を形成
する。
【0011】そして、吸込口3を設けている側面パネル
2b側でも、渦U2は羽根12の外周部12bの後縁1
2eで、羽根12の圧力面側で高く負圧面側で低い圧力
分布が突然無くなるような急激な変化を起こすため、回
り込む気流がなくなり、渦U2が崩壊する。従って、羽
根12の後縁12eで大きな圧力変動が生じ、吸込口3
を設けている側面パネル2b側では羽根12全体の圧力
脈動の大幅な増加を誘発される。
【0012】従って、箱体の少なくとも一つの側面パネ
ルに吸込口を設け、上面に送風機を設けた空気調和機の
室外機において、発生する送風騒音の増加を抑えること
が要求されている。
【0013】本発明は、箱体の少なくとも一つの側面パ
ネルに吸込口を設け、上面パネル側に送風機を設けた空
気調和機の室外機において、送風機の羽根車の羽根外周
部の後縁直後での渦の崩壊を抑え、羽根全体の圧力脈動
の増加を防止し、送風騒音の増加を抑えることを目的と
する。
【0014】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明は、箱体と、前記箱体の少なくとも一つの側
面パネルに設けられた吸込口と、前記箱体の上面パネル
側に設けた送風機と、前記箱体内の吸込口側に設けた熱
交換器と、圧縮機と、及び前記送風機の吐出側に設けら
れたファンガードで構成され、前記送風機は、モータ
と、前記モータに取り付けられた羽根車と、前記羽根車
の外周を囲むオリフィスと、前記オリフィスの吐出側に
設けられたオリフィスの最小内径より大の内径をもつ略
円筒形のリングから成り、前記リングは、前記吸込口を
設けた側面パネル側では、前記吸込口を設けていない側
面パネル側に比べ、前記オリフィスの最小内径とリング
の内径の差が大きくしたものである。
【0015】これにより、箱体の少なくとも一つの側面
パネルに吸込口を設け、上面パネル側に送風機を設けた
空気調和機の室外機において、送風機の羽根車の羽根外
周部の後縁直後での渦の崩壊を抑え、羽根全体の圧力脈
動の増加を防止し、送風騒音の増加を抑える空気調和機
の室外機が得られる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、箱体と、前記箱体の少なくとも一つの側面パネルに
設けられた吸込口と、前記箱体の上面パネル側に設けた
送風機と、前記箱体内の吸込口側に設けた熱交換器と、
圧縮機と、及び前記送風機の吐出側に設けられたファン
ガードで構成され、前記送風機は、モータと、前記モー
タに取り付けられた羽根車と、前記羽根車の外周を囲む
オリフィスと、前記オリフィスの吐出側に設けられたオ
リフィスの最小内径より大の内径をもつ略円筒形のリン
グから成り、前記リングは、前記吸込口を設けた側面パ
ネル側では、前記吸込口を設けていない側面パネル側に
比べ、前記オリフィスの最小内径とリングの内径の差が
大きくした空気調和機の室外機であり、まず、羽根の外
周部の後縁から吐出した気流がオリフィスの吐出側の壁
面を介して、オリフィスの吐出側に設けたオリフィス最
小内径より大の内径を持つリングの内壁近傍にさらに広
がりながら気流がリングより送風機外に吹き出してい
く。その際、リング内壁近傍のオリフィス側に羽根外周
部の吐出部に対し、相対的に負圧となる部分が発生す
る。このリング内壁近傍の負圧部に羽根外周部の吐出部
の圧力面側からの回り込む気流が誘引され、羽根外周部
の負圧側の後縁直後で渦が急激に崩壊せず、オリフィス
吐出側に移行する。従って、羽根外周部の後縁の直後で
の圧力変動が防止され、羽根全体の圧力脈動の増加を抑
える。
【0017】また、箱体の吸込口を設けている側面パネ
ル側では、オリフィスの最小内径とリングの内径の差が
大きくしているので、リング内壁近傍のオリフィス側に
羽根外周部の吐出部に対し相対的に負圧となる部分が大
きくなり、この大きなリング内壁近傍の負圧部に羽根外
周部の吐出部の圧力面側から大きく回り込む気流が誘引
され、羽根外周部の負圧面側で発生する吸込口を設けて
いない側面パネル側より大きな渦が急激に崩壊せずオリ
フィス吐出側に移行する。従って、箱体の少なくとも一
つの側面パネルに吸込口を設け、上面パネル側に送風機
を設けた空気調和機の室外機において、羽根外周部の後
縁直後での大きな圧力変動を防止し、羽根全体の圧力脈
動の大幅な増加を抑えるという作用を有する。
【0018】請求項2に記載の発明は、略円筒形のリン
グの気流吹き出し口に楕円、あるいは、長方形の断面形
状の線材を螺旋状に配設したファンガードを取り付け、
前記吸込口を設けた側面パネル側では、前記線材の楕円
形、あるいは長方形の断面形状の長辺を前記羽根車の回
転軸に向けて斜めに傾け、前記吸込口を設けていない側
面パネル側では前記線材の楕円形、あるいは長方形の断
面形状の長辺を前記羽根車の回転軸に平行に設け、前記
線材を配設するピッチを前記吸込口を設けた側面のパネ
ル側では、前記吸込口を設けていない側面パネル側に比
べ大きくした前記請求項1記載の空気調和機の室外機で
あり、吸込口を設けていない側面パネル側では、オリフ
ィス吐出側に渦が移行することで、渦の吸引効果により
ファンガード近傍の羽根外周部からの吐出気流が増速し
ファンガードの配設された線材部で流速増加によるカル
マン渦等の乱流が拡大するが、線材の断面形状にてこの
乱流拡大を抑える。
【0019】また、吸込口を設けた側面パネル側では、
羽根の外周からの気流の流入が多くなり、羽根の外周部
の送風作用が促進され、オリフィス吐出側に渦が移行す
ることで、渦の吸引効果により増速する羽根外周部から
吐出する気流は斜め方向に吹き出すが、線材の長辺を羽
根車の回転軸に向けて斜めに設けることで、流速増加に
よる乱流拡大を抑える。
【0020】従って、箱体の少なくとも一つの側面パネ
ルに吸込口を設け、上面パネル側に送風機を設けた空気
調和機の室外機において、羽根外周部の後縁直後での渦
の崩壊による圧力脈動の増加を抑えると共に、ファンガ
ードでの乱流拡大を抑える。
【0021】また、略円筒形のリングは、吸込口を設け
た側板パネル側が吸込口を設けていない側板パネル側に
比べ半径が大きくなるが、吸込口を設けた側板パネル側
で線材の断面形状を斜めにしているため、ピッチは大き
くなるが、線材相互の間隔は同寸であり、従来の螺旋状
の線材を放射状に広がる支柱に取り付ける安価な工法を
変えることなく生産が可能となるという作用を有する。
【0022】請求項3に記載の発明は、略円筒形のリン
グの気流吹き出し方向高さが、箱体の吸込口を設けた側
面パネル側では高く、前記吸込口を設けていない側面パ
ネル側では低い請求項1記載の空気調和機の室外機であ
り、吸込口を設けた側面パネル側では、羽根の外周から
の気流の流入が多くなり羽根の外周部の送風作用が促進
され羽根外周部から斜め方向に吹き出す気流を、リング
の気流吹き出し方向高さを高くすることで、羽根車の回
転軸と同方向に気流を向ける。
【0023】従って、箱体の少なくとも一つの側面パネ
ルに吸込口を設け、上面パネル側に送風機を設けた空気
調和機の室外機において、羽根外周部の後縁直後での渦
の崩壊による圧力脈動の増加を抑えると共に、吸込口を
設けた側面パネル側の送風機の吹き出し気流が斜めに吹
きだし、吸い込み口から直接吸い込まれるショートサー
キットを起こすことを防ぐという作用を有する。
【0024】以下、本発明の第1の実施の形態について
図1、図2を用いて説明する。尚、従来例と同一構成の
部分については重複を避けるため、同一符号を付けて説
明を省略する。
【0025】図において、13は、羽根車9の吐出側を
囲むオリフィスである。14は、オリフィス13の吐出
側13bに取り付けられたオリフィス13の最小内径d
1より大の内径d2をもつ略円筒形のリングであり、吸
込口3を設けた側面パネル2b側では、吸込口3を設け
ていない側面パネル側2b’に比べ、オリフィス13の
最小内径d1とリングの内径d2の差s(s1>s2)
が大きい。
【0026】この構成により、羽根12の外周部12b
の後縁12eから吐出した気流がオリフィス13の吐出
側13bの壁面を介して、オリフィス13の吐出側13
bに設けたオリフィス13の最小内径d1より大の内径
d2を持つ略円筒形のリング14の内壁近傍にさらに広
がりながら気流が送風機4外に吹き出していく。その
際、リング14の内壁近傍のオリフィス13側に羽根1
2外周部12bの吐出側12cに対し、相対的に負圧と
なる部分x1が発生する。このリング14内壁近傍の負
圧部x1に羽根12の外周部12bの吐出側12cの圧
力面側12c1からの回り込む気流(図示せず)が誘引
され、羽根12外周部12bの負圧側12b2の後縁1
2e直後で渦U1が急激に崩壊せず、オリフィス13の
吐出側13bに移行する。従って、羽根12の外周部1
2bの後縁12eの直後での圧力変動が防止され、羽根
12全体の圧力脈動の増加を抑える。
【0027】また、箱体2の吸込口3を設けている側面
パネル2b側では、オリフィス13の最小内径d1とリ
ングの内径d2の差sが大きくしているので、リング1
4内壁近傍のオリフィス13側に羽根12の外周部12
bの吐出側12cに対し相対的に負圧となる部分x2が
大きくなり、この大きなリング14内壁近傍の負圧部x
2に羽根12の外周部12bの吐出側12cの圧力面側
12c1から大きく回り込む気流が誘引され、羽根12
の外周部12bの負圧面側12b2で発生する吸込口3
を設けていない側面パネル2b’側より大きな渦U2が
急激に崩壊せずオリフィス13の吐出側13bに移行す
る。従って、羽根12の外周部12bの後縁12eでの
大きな圧力変動を防止され、羽根12全体の圧力脈動の
大幅な増加を抑える。従って、箱体2の少なくとも一つ
の側面パネル2bに吸込口3を設け、上面パネル2a側
に送風機4を設けた空気調和機の室外機1において、羽
根12の外周部12bの後縁12e直後での渦の崩壊に
よる圧力脈動の増加を抑え、羽根車9の送風騒音の増加
を抑える。
【0028】以下、本発明の第2の実施の形態について
図3〜図5を用いて説明する。尚、第1の実施の形態と
同一構成の部分については重複を避けるため、同一符号
を付けて説明を省略する。
【0029】図において、15は、略円筒形のリング1
4の気流吹き出し口14bに楕円形の断面形状の線材1
5aを螺旋状に配設したファンガードであり、吸込口3
を設けた側面パネル2b側では、線材15aの断面形状
の長辺を前羽根車9の回転軸に向けて斜めに傾け設け、
吸込口3を設けていない側面パネル2b’側では,線材
15aの断面形状の長辺を羽根車9の回転軸に平行に設
け、線材15aを配設するピッチを吸込口3を設けた側
面のパネル2b側ではT1、吸込口3を設けていない側
面パネル2b’側ではT2とすると、T1>T2として
いる。
【0030】この構成により、吸込口3を設けていない
側面パネル2b’側では、オリフィス13の吐出側13
bに渦が移行することで、渦の吸引効果によりファンガ
ード15近傍の羽根12の外周部12bからの吐出気流
が増速し、ファンガード15の配設された線材部15a
で流速増加によるカルマン渦等の乱流が拡大するが、線
材15aの楕円形の略流線型の断面形状にてこの乱流拡
大を抑える。
【0031】また、吸込口3を設けた側面パネル2b側
では、羽根12の外周からの気流の流入が多くなり、羽
根12の外周部12bの送風作用が促進され、オリフィ
ス13の吐出側13bに渦が移行することで、渦の吸引
効果により増速する羽根12の外周部12bから吐出す
る気流は斜め方向に吹き出すが、線材15aの楕円形の
長辺を羽根車9の回転軸に向けて斜めに設けることで、
吸込口3を設けた側面パネル2b側でも流速増加による
乱流拡大を抑える。
【0032】従って、箱体2の少なくとも一つの側面パ
ネル2bに吸込口3を設け、上面パネル2a側に送風機
4を設けた空気調和機の室外機1において、羽根12の
外周部12bの後縁12e直後での渦の崩壊による圧力
脈動の増加を抑え、送風騒音の増加を抑えると共に、フ
ァンガード15での乱流拡大を抑え、ファンガードによ
る乱流騒音の増加を抑える。
【0033】また、略円筒形のリング14は、吸込口3
を設けた側板パネル2b側が吸込口3を設けていない側
板パネル2b’側に比べ半径が大きくなるため、線材1
5aを配設するピッチは吸込口3を設けた側板パネル2
b側が吸込口3を設けていない側板パネル2b’側に比
べ長くなるが、吸込口3を設けた側板パネル2b側では
楕円形の断面形状の線材15aを斜めにしているため、
線材15a相互の間隔Rは広くならず、従来の螺旋状の
線材15aを放射状に広がる支柱15bに取り付ける安
価な工法を変えることなく生産が可能となる。
【0034】以下、本発明の第3の実施の形態について
図6を用いて説明する。尚、第1の実施の形態と同一構
成の部分については重複を避けるため、同一符号を付け
て説明を省略する。
【0035】図において、略円筒形のリング16の気流
吹き出し方向高さが、吸込口3を設けた側面パネル2b
側では高く、吸込口3を設けていない側面パネル2b’
側では低くしている。
【0036】この構成により、吸込口3を設けた側面パ
ネル2b側では、羽根12の外周からの気流の流入が多
くなり羽根12の外周部12bの送風作用が促進され羽
根12の外周部12bから斜め方向に吹き出す気流を、
リング16の気流吹き出し方向高さを高くすることで、
羽根車9の回転軸と同方向に気流を向ける。
【0037】従って、箱体2の少なくとも一つの側面パ
ネル2bに吸込口3を設け、上面パネル2a側に送風機
4を設けた空気調和機の室外機1において、羽根12の
外周部12bの後縁12e直後での渦の崩壊による圧力
脈動の増加を抑え、送風騒音の増加を抑えると共に、吸
込口3を設けた側面パネル2b側の送風機4の吹き出し
気流が斜めに吹きだし、吸込口3から直接吸い込まれる
ショートサーキットを起こすことを防ぐ。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、箱体の少
なくとも一つの側面パネルに吸込口を設け、上面パネル
側に送風機を設けた空気調和機の室外機において、リン
グ内壁近傍の負圧部に羽根外周部の吐出部の圧力面側か
らの回り込む気流が誘引され、羽根外周部の負圧側の後
縁直後で渦が急激に崩壊せず、オリフィス吐出側に移行
する。従って、羽根外周部の後縁の直後での圧力変動が
防止され、羽根全体の圧力脈動の増加を抑え、送風騒音
の増加を抑えるという有効な効果が得られる。
【0039】また、ファンガードの配設された線材部で
の流速増加によるカルマン渦等の乱流が拡大を、線材の
断面形状にてこの乱流拡大を抑えると共に、従来の螺旋
状の線材を放射状に広がる支柱に取り付ける安価な工法
を変えることなく生産が可能となるという有効な効果が
得られる。
【0040】また、さらに、吸込口を設けた側面パネル
側の送風機の吹き出し気流が斜めに吹きだし、吸い込み
口から直接吸い込まれるショートサーキットを起こすこ
とを防ぐという有効な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による空気調和機の
室外機の縦断面図
【図2】同実施の形態よる気流の状態を示す要部縦断面
【図3】本発明の第2の実施の形態による空気調和機の
室外機の上面パネル側の正面図
【図4】同実施の形態による気流の流れを示す要部縦断
面図
【図5】同実施の形態による気流の流れを示す要部縦断
面図
【図6】本発明の第3の実施の形態による気流の状態を
示す要部縦断面図
【図7】従来の空気調和機の室外機の横断面図
【図8】従来の空気調和機の室外機の気流の状態を示す
要部縦断面図
【図9】従来の空気調和機の室外機に吹き出しガイドを
取り付けた場合の縦断面図
【符号の説明】
1 空気調和機の室外機本体 2 箱体 2a 上面パネル 2b,2b’側面パネル 3 吸込口 4 送風機 5 熱交換器 6 圧縮機 7,15 ファンガード 8 モータ 9 羽根車 13 オリフィス 13b 吹出側 14,16 リング 14b 吹き出し口 15a 線材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱体と、前記箱体の少なくとも一つの側
    面パネルに設けられた吸込口と、前記箱体の上面パネル
    側に設けた送風機と、前記箱体内の吸込口側に設けた熱
    交換器と、圧縮機と、及び前記送風機の吐出側に設けら
    れたファンガードで構成され、前記送風機は、モータ
    と、前記モータに取り付けられた羽根車と、前記羽根車
    の外周を囲むオリフィスと、前記オリフィスの吐出側に
    設けられたオリフィスの最小内径より大の内径をもつ略
    円筒形のリングとから成り、前記リングは、前記吸込口
    を設けた側面パネル側では、前記吸込口を設けていない
    側面パネル側に比べ、前記オリフィスの最小内径とリン
    グの内径の差が大きい空気調和機の室外機。
  2. 【請求項2】 略円筒形のリングの気流吹き出し口に楕
    円、あるいは、長方形の断面形状の線材を螺旋状に配設
    したファンガードを取り付け、前記吸込口を設けた側面
    パネル側では、前記線材の楕円形、あるいは長方形の断
    面形状の長辺を前記羽根車の回転軸に向けて斜めに傾
    け、前記吸込口を設けていない側面パネル側では前記線
    材の楕円形、あるいは長方形の断面形状の長辺を前記羽
    根車の回転軸に平行に設け、前記線材を配設するピッチ
    を前記吸込口を設けた側面のパネル側では、前記吸込口
    を設けていない側面パネル側に比べ大きくした請求項1
    記載の空気調和機の室外機。
  3. 【請求項3】 略円筒形のリングの気流吹き出し方向高
    さが、箱体の吸込口を設けた側面パネル側では高く、前
    記吸込口を設けていない側面パネル側では低い請求項1
    記載の空気調和機の室外機。
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