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JPH09137785A - ロータリ圧縮機 - Google Patents

ロータリ圧縮機

Info

Publication number
JPH09137785A
JPH09137785A JP29506195A JP29506195A JPH09137785A JP H09137785 A JPH09137785 A JP H09137785A JP 29506195 A JP29506195 A JP 29506195A JP 29506195 A JP29506195 A JP 29506195A JP H09137785 A JPH09137785 A JP H09137785A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vane
roller
cylinder
crankshaft
groove portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29506195A
Other languages
English (en)
Inventor
Terumaru Harada
照丸 原田
Mitsuhiro Ikoma
光博 生駒
Fumitoshi Nishiwaki
文俊 西脇
Hidenobu Shintaku
秀信 新宅
Hideki Nakada
秀樹 中田
Hiroshi Hasegawa
寛 長谷川
Etsuro Suzuki
悦郎 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Refrigeration Co, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Refrigeration Co
Priority to JP29506195A priority Critical patent/JPH09137785A/ja
Publication of JPH09137785A publication Critical patent/JPH09137785A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】圧縮機構構成部品であるローラとベーンの摺
動、ベーン外れなどの不安定挙動を解決し、信頼性が高
く長寿命化したロータリー圧縮機を提供する。 【解決手段】ローラ4の一部にR溝部13を設け、ベー
ン3先端がローラ4の一定範囲内で摺動可能とし、ベー
ン3の実質的中心軸の往復動方向が、クランク軸1中心
に対し、ずれている、あるいは、ベーン3の接触角やロ
ーラ溝深さが、所定の値以上に設定された構成としたも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍冷蔵庫や空調
機等に用いられるロータリー圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】ロータリー圧縮機はそのコンパクト性や
構造が簡単なことから、冷凍冷蔵庫や空調機などに多く
使用されている。圧縮機の主要構成部品であるベーンや
ローラなどの圧縮機構部は、例えば、川平著、密閉形冷
凍機(平成5年)第14頁、図6.1に記載されてい
る。
【0003】以下に、図11を用いて、従来のロータリ
ー圧縮機の動作について説明する。密閉容器内(図示せ
ず)に、偏心部を有するクランク軸1とクランク軸1を
支える軸受(図示せず)とシリンダ2とベーン3と前記
シリンダ2内で偏心回転するローラ4とからなる圧縮機
構部を構成し、先端が円弧状のベーン3はシリンダ2の
溝5内を往復動し、かつその先端部は、スプリング6に
よるばね力およびシリンダ2の内外の圧力差による力に
よって、ローラ4の外周面に押し付けられて、ローラ4
の外周部と接触摺動し、シリンダ2内を吸入室7と吐出
室8に分割している。
【0004】Oはシリンダ2とクランク軸1の中心で、
クランク軸1は中心Oからeだけ偏心したPを中心とす
る偏心部9を有し、偏心部9にはローラ4が嵌合されて
おり、電動機(図示せず)によりクランク軸1が回転す
ることにより、冷媒ガスを吸込口10から吸い込み、吐
出口11に圧縮しながら送る。吐出口11の冷媒ガスは
吐出弁12を通り冷凍サイクル側に送られ、凝縮器、膨
張弁、蒸発器を経て、再度圧縮機の吸込口10に戻って
くる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の構成では、ベーン3の先端部は円弧曲面であり、
ローラ4の外周面も円形状曲面(円筒面)であるので、
ベーン3とローラ4の接触状態は等価的には小円筒と大
円筒の接触となる。したがって、接触状態は線接触状態
で、接触面積が小さくなり、単位面積当たりの荷重すな
わち接触応力が大きくなり、ベーン3とローラ4の接触
摺動条件は過酷なものとなる。
【0006】また、ローラ4の自転数もローラ4とクラ
ンク軸1の偏心部9との摺動抵抗と、ローラ4とベーン
3との摺動抵抗との差などで決まるものであり、ローラ
4の自転数は非常に不安定である(一般にクランク軸1
の回転数が3500rpmで運転した時、ローラの自転
数は数十〜数百rpm程度)。このため、ベーン3の先
端とローラ4の摺動面は、すべり速度が条件により変わ
り、油膜厚さも変わる不安定なすべり摺動となる。以上
のことから、特に近年の摺動状態が非常に過酷になると
言われている代替冷媒化の流れの中で、圧縮機の使用条
件を厳しく制限する必要があるという問題点を有してい
た。
【0007】この問題点を解決する一つの従来例とし
て、例えば実開昭57−84384号等に記載されてい
る、ローラ4に凹溝を設け摺動部負荷を低減する例があ
る。
【0008】しかしながら、この方法に於いては、摺動
部負荷を低減できるが、特に高低圧差の少ない起動時な
ど、ベーン3をローラ4に押しつける力の弱い時に(一
般に圧縮機の容器内は高圧にする型が多く、運転中は圧
力差でベーン3をローラ4に押しつけている)、ベーン
3が浮き上がってローラ溝から外れ、異音(チャタリン
グ音)を発生したり溝に傷をつけるという問題点があ
る。ここに実用化への大きな障害の原因が存在すると考
えられる。
【0009】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、ベーンとローラの摺動部負荷を低減し、またローラ
とベーンの外れを防止して、信頼性が高く長寿命化した
ロータリー圧縮機を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、ベーンの実質的中心軸の往復動方向が、
クランク軸中心に対し、ずれている、あるいは、ベーン
の接触角やローラ溝深さが、所定の値以上に設定された
構成としたものである。
【0011】この構成において、ベーンがローラ溝から
外れない安定したベーン挙動をさせて、ベーンとローラ
の接触負荷を減少させることができ、信頼性の高いロー
タリ圧縮機とすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】請求項1の発明は、ローラ外周の
一部に凹溝部を設け、前記ベーン先端が前記ローラの凹
溝部に揺動可能に配置され、前記ベーンの実質的中心軸
の往復動方向が、クランク軸中心に対し、ずれているも
のである。
【0013】請求項3の発明は、ローラ外周の一部にR
溝部を設け、前記ベーン先端が前記ローラのR溝部に揺
動可能に配置され、前記ベーン先端のR部の半径を
v、ベーンの厚みをtとしたとき、α=SIN-1(t
/2Rv)で表される角度(以降、接触角と称す)α
が、少なくとも45度以上の角度で構成されている。
【0014】請求項4の発明は、ローラ外周の一部にR
溝部を設け、前記ベーン先端が前記ローラのR溝部に揺
動可能に配置され、前記ベーン先端R部とベーン側面と
の交点(前記接触角を形成する点)が、前記ローラR溝
部と接触する際、ローラからベーンに作用する力の方向
と、前記ベーンの往復動する方向とのなす(ベーン先端
部側からの)角度が、少なくとも45度以上となるよう
に構成されている。
【0015】請求項5の発明は、ローラ外周の一部にR
溝部を設け、前記ベーン先端が前記ローラのR溝部に揺
動可能に配置され、前記ベーン先端R部とベーン側面と
の交点(接触角を形成する点)が、前記クランク軸の回
転中において、常にローラR溝部の中に位置するように
前記ローラR溝深さを形成したものである。
【0016】以下本発明のいくつかの実施の形態例につ
いて説明する。
【0017】本発明の一実施の形態のロータリー圧縮機
の構成は、ローラ溝部など一部を除いて図11で説明し
た従来例と概略同様な構成であり、本発明の一実施の形
態において、前述の従来例について説明した構成部分と
同様な部分については、同一符号を付し、その説明を省
略する。
【0018】(実施の形態例1)以下本発明の第1の実
施の形態について、図1、2を参照しながら説明する。
【0019】図1に示すように、ローラ4の一部にR溝
部13を設け、概略同曲率のベーン3の先端がローラ溝
部13に摺動可能に配置され、ベーン3の往復動方向
が、クランク軸中心Oに対し、一定の角度βを以て構成
されている。つまりベーン3の実質的中心軸の往復動方
向が、クランク軸中心Oに対して、低圧側へずれてい
る。この様な構成にすることにより、クランク軸1が回
転することにより、ローラ4はクランク軸1の偏心部9
の動きにつれてシリンダ2内を偏心揺動運動することに
なるが、起動時などベーン3をローラ4に押しつける力
の弱い時でも、図から明らかなようにベーン3の先端の
側面を受ける距離を長くすることができ、ベーン3はロ
ーラ溝13から外れ難くなる。また、ベーン3に作用す
る力も角度β、場所(必ずしもベーンは図1のように真
下で斜めにある必要はなく、上方や、図2のように横に
真直に設置しても良い)を変えることによって調整可能
なので、ローラ溝13形状、ベーン3とシリンダ2との
クリアランスや潤滑油粘度、クランク軸1の偏心量など
を考慮して、ローラ4の動きに追随性の良い構成が選定
でき、ローラ溝から外れ難くできる。
【0020】(実施の形態例2)次に、第2の実施の形
態例について説明する。図3に示すように、ローラ4の
一部にR溝部を設け、概略同曲率のベーン3の先端が前
記ローラ4のR溝部に摺動可能に配置され、ベーンの往
復動方向が、クランク軸中心に対し、高圧側に一定の角
度を持つように構成されている。図4はベーン3が斜め
でなく、真直に配置された例であり、このようにベーン
3の位置は上方、横など任意の位置に設置して良い。図
5はこの第2の実施の形態例の圧縮過程の各段階での状
態を示し、(a)、(b)、(c)はそれぞれ、吸入始
め、圧縮途中、圧縮終了近くの状態を表している。Fp
はベーン3がローラ4から受ける力、μFpはローラ溝
13でのベーン3とローラ4の摺動による摩擦力を表
し、それぞれの状態での力の方向は図中に示すようにな
る。つまり、(a)の状態では、ローラ4からベーン3
への力Fpの方向は、ローラ4の中心とベーン3先端R
の中心を結ぶ線上にあり、ローラ溝13はベーン先端を
右側に摺動し、ベーン3への摩擦力μFpは右側に働
く。次に、(b)の状態では、ローラ4からベーン3へ
の力Fpの方向は、同様にローラ4の中心とベーン3先
端Rの中心を結ぶ線上にあり、一方、ローラ溝13はベ
ーン先端を左側に摺動し、ベーン3への摩擦力μFp
左側に働く。さらに、(c)の状態では、ローラ4から
ベーン3への力Fpの方向は、ローラ4の中心とベーン
3先端Rの中心を結ぶ線上にあり、ローラ溝13はベー
ン先端を右側に摺動し、ベーン3への摩擦力μFpは右
側に働く。また、ベーン3は吐出室8側から吸入室7側
に圧力差で押されており、シリンダ2の溝5の右側方向
に押しつけられる。これを、ベーン3の往復動方向がク
ランク軸1の中心に向かっている図6と比較すると、図
5および6から明らかなように、溝5の右側方向への押
しつけ力(Fp、μFpの溝5への法線方向の成分)は、
角度βを設けることにより小さくできることが分かる。
【0021】つまり、この様な構成にすれば、ベーン3
が溝5内を摺動する際の、摺動抵抗が小さくなるため、
ベーン3のローラ4への追従性を良くなり、起動時など
ベーン3をローラ4に押しつける力の弱い時でも、ベー
ン3がローラ溝13から外れるのを防止出来る。また、
摺動抵抗が小さくなることにより、定常運転時の摺動損
失も低減でき、さらにベーン3の安定した挙動により、
ベーン3先端とローラ4の間の洩れ量が少なくなるの
で、圧縮機の効率を上げることができる。なお、上述し
たように、角度βはローラ溝形状、ローラ径、ベーンの
シリンダとのクリアランスや油種、クランク軸1の偏心
量、圧力差などを考慮して、最適値を決定することにな
る。
【0022】(実施の形態例3)以下本発明の第3の実
施の形態について、図7、8を参照しながら説明する。
【0023】図7では、起動時などに、ベーン3の先端
がローラ4のR溝13から僅かに浮き上がった状態を表
し、B点でベーン3がローラ溝13に接触している(ベ
ーン3がローラ溝13から外れようとする状況を表し、
B点での摩擦力が強ければ、ベーン3はローラ溝13内
に保持できる)。
【0024】図7において、ベーン先端のR部の半径を
v、ベーンの厚みをtとした時、α=SIN-1(t/
2Rv)で表される角度αは、ベーン先端R面とベーン
側面との交点Bが、ベーン先端R面の中心を起点にし
て、ベーン3の往復動する方向となす角度を表す。
【0025】今、図7に示すように、ベーン3を上方に
押し上げる力をFs、ベーン3がシリンダ溝5と接触す
る点C、Dでベーン3がシリンダ2から受ける力をそれ
ぞれF1、F2、ローラ4との接触点Bでローラ4から受
ける力をFp、力の作用点間の距離を図示のようにl1
2、また、シリンダ2とベーン3の摺動部の摩擦係数
をμ、ベーン3とローラ4との接触点における摩擦係数
をμ1とすると、力のバランスおよびモーメントの釣り
合いからFpとFsの比Fp/Fsは、
【0026】
【数1】Fp/Fs=l2/[l2(COS α−μ1SIN α)
−(l2+2l1−μt)(μSIN α+μμ1COS α)−
μμ1t/SIN α] となる。
【0027】この式を用いて、実際の圧縮機の代表的な
数値として、t=3.2mm、l1=3mm(平均長さ)、
2=12mm、μ=0.1を代入し、ベーン3とローラ
4との接触点における摩擦係数μ1をパラメータとして
計算した結果をグラフ化したものが、図8である。横軸
は接触角αを表し、縦軸はベーン3を上方に押し上げる
力Fsに対するローラ4との接触点Bでローラ4から受
ける力Fpの比Fp/Fsを表し、この値が大きくなれ
ば、ベーン3とローラ4との摩擦力μ1pも大きくな
り、ベーン3はローラ溝13から外れ難くなる。
【0028】ここで、ベーン3とローラ4との接触点に
おいて、異常磨耗を起こさないように潤滑を考慮し、境
界潤滑程度は確保するものとすれば、摩擦係数μ1
0.5程度でも外れないのが好ましい。図8から明らか
なように、αの値が小さい場合は、ベーン3とローラ4
との接触点における摩擦係数μ1が大きくないと、ロー
ラ4からベーン3に働く力Fpは大きくならないが、α
の値を、最低でも約45度以上にしておけば、摩擦係数
μ1が0.5程度でもFpは大きくなり、摩擦力(μ
p)も大きく、ベーン3がローラ4から外れるのを防
ぐことができる。
【0029】なお、ばね6の力を強くして、ベーン3を
上方に押し上げる力Fsを大きくすれば、その割合でFp
も大きくなり、さらに外れ難くなる。
【0030】(実施の形態4)以下、本発明の第4の実
施の形態について図9を参照しながら説明する。
【0031】図9に示すように、ベーン先端R面とベー
ン側面との交点に小径のrを設けたり、または、ローラ
溝13部の少なくとも一方の端部の傾斜角度を大きく取
れば、起動時などでベーンがローラ溝から外れやすい状
況下でも、ベーン3とローラ溝13との交点Bでの力の
作用する方向α1が、あたかも実施の形態3で説明した
接触角を大きく取ったと等価な構成になり、同様の効果
が得られる。
【0032】(実施の形態5)以下、本発明の第5の実
施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0033】図10に示すように、本実施の形態は、ベ
ーン先端R面部とベーン側面との交点B(接触角を形成
する点)が、クランク軸の回転中において、常にローラ
R溝部13の中に位置するように前記ローラR溝深さh
を形成したことを特徴とする。
【0034】したがって、本実施の形態では、ベーン先
端部は常にローラ溝13内にあるため、実施の形態3、
4で説明したように、ローラ溝13との接触点Bに作用
する力Fpの角度α2を大きくでき、ベーン3はローラ溝
13から外れ難くなる。特に、実施の形態3、4のよう
なα2を大きくする構成と組み合わせることにより、そ
の効果は大である。
【0035】なお、実施の形態1あるいは2と、実施の
形態3、4、又は5との組み合せにより、より一層外れ
防止の効果を高めることが出来る。
【0036】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように本発明
は、上記構成において、ベーンがローラから外れない安
定したベーン挙動をさせて、ベーンとローラの接触負荷
を減少させることができ、信頼性の高いロータリ圧縮機
を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のロータリー圧縮機
のベーンとローラの構成を示す要部側面図。
【図2】本発明の第1の実施の形態の他のロータリー圧
縮機のベーンとローラの構成を示す要部側面図。
【図3】本発明の第2の実施の形態例のロータリー圧縮
機のベーンとローラの接触状態を示す要部断面図。
【図4】本発明の第2の実施の形態例のロータリー圧縮
機のベーンとローラの接触状態を示す要部断面図。
【図5】本発明の第2の実施の形態例における、ロータ
リー圧縮機の各圧縮過程での、ベーンとローラの接触状
態とローラ溝部での力の作用状況を示す要部断面図。
【図6】ベーン3の往復動方向がクランク軸1の中心に
向かっている構成のロータリー圧縮機の各圧縮過程で
の、ベーンとローラの接触状態とローラ溝部での力の作
用状況を示す要部断面図。
【図7】本発明の第3の実施の形態のロータリー圧縮機
のベーンとローラの挙動および力の分布を示す要部側面
図。
【図8】本発明の第3の実施の形態のロータリー圧縮機
のベーンに掛かる力の比と接触角との関係を表したグラ
フ。
【図9】本発明の第4の実施の形態のロータリー圧縮機
のローラ溝の要部拡大側面図。
【図10】本発明の第5の実施の形態のロータリー圧縮
機のローラ溝の要部拡大側面図。
【図11】従来のロータリー圧縮機の圧縮機構部の要部
側面図。
【符号の説明】
1 クランク軸 2 シリンダ 3 ベーン 4 ローラ 13 ローラ溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西脇 文俊 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 新宅 秀信 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 中田 秀樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 長谷川 寛 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 鈴木 悦郎 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉容器と、前記密閉容器内に、軸受と
    偏心部を有するクランク軸とシリンダとベーンと前記シ
    リンダ内で偏心回転するローラピストン(以降ローラと
    称す)とを有する圧縮機構部と、その圧縮機構部を駆動
    する電動機部とを具備し、前記ローラ外周の一部に凹溝
    部を設け、前記ベーン先端が前記ローラの凹溝部に揺動
    可能に配置され、前記ベーン実質的中心軸の往復動方向
    が、クランク軸中心に対し、ずれて構成されたロータリ
    圧縮機。
  2. 【請求項2】 ベーン実質的中心軸の往復動方向が、ク
    ランク軸中心に対して、高圧側に、ずれている請求項1
    記載のロータリ圧縮機。
  3. 【請求項3】 密閉容器と、前記密閉容器内に、軸受と
    偏心部を有するクランク軸とシリンダとベーンと前記シ
    リンダ内で偏心回転するローラとを有する圧縮機構部
    と、その圧縮機構部を駆動する電動機部とを具備し、前
    記ローラ外周の一部にR溝部を設け、前記ベーン先端が
    前記ローラのR溝部に揺動可能に配置され、前記ベーン
    先端のR部の半径をRv、ベーンの厚みをtとしたと
    き、α=SIN-1(t/2Rv)で表される角度(以
    降、接触角と称す)αが、少なくとも45度以上の角度
    で構成されたロータリ圧縮機。
  4. 【請求項4】 密閉容器と、前記密閉容器内に、軸受と
    偏心部を有するクランク軸とシリンダとベーンと前記シ
    リンダ内で偏心回転するローラとを有する圧縮機構部
    と、その圧縮機構部を駆動する電動機部とを具備し、前
    記ローラ外周の一部にR溝部を設け、前記ベーン先端が
    前記ローラのR溝部に揺動可能に配置され、前記ベーン
    先端R部とベーン側面との交点(前記接触角を形成する
    点)が、前記ローラR溝部と接触する際、ローラからベ
    ーンに作用する力の方向と、前記ベーンの往復動する方
    向とのなす(ベーン先端部側からの)角度が、少なくと
    も45度以上となるように構成されたロータリ圧縮機。
  5. 【請求項5】 密閉容器と、前記密閉容器内に、軸受と
    偏心部を有するクランク軸とシリンダとベーンと前記シ
    リンダ内で偏心回転するローラとを有する圧縮機構部
    と、その圧縮機構部を駆動する電動機部とを具備し、前
    記ローラ外周の一部にR溝部を設け、前記ベーン先端が
    前記ローラのR溝部に揺動可能に配置され、前記ベーン
    先端R部とベーン側面との交点(接触角を形成する点)
    が、前記クランク軸の回転中において、常にローラR溝
    部の中に位置するように前記ローラR溝深さを形成した
    ロータリ圧縮機。
JP29506195A 1995-11-14 1995-11-14 ロータリ圧縮機 Pending JPH09137785A (ja)

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ID=17815817

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JP29506195A Pending JPH09137785A (ja) 1995-11-14 1995-11-14 ロータリ圧縮機

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JP (1) JPH09137785A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102767519A (zh) * 2011-05-06 2012-11-07 广东美芝制冷设备有限公司 旋转压缩机
EP3741958A1 (en) * 2019-05-24 2020-11-25 LG Electronics Inc. Rotary compressor
KR20210009697A (ko) * 2019-07-17 2021-01-27 엘지전자 주식회사 로터리 압축기

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