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JPH09126089A - 燃料噴射弁の構造 - Google Patents

燃料噴射弁の構造

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Publication number
JPH09126089A
JPH09126089A JP28601695A JP28601695A JPH09126089A JP H09126089 A JPH09126089 A JP H09126089A JP 28601695 A JP28601695 A JP 28601695A JP 28601695 A JP28601695 A JP 28601695A JP H09126089 A JPH09126089 A JP H09126089A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel injection
injection valve
main body
ring member
annular groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28601695A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukimasa Kai
志誠 甲斐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP28601695A priority Critical patent/JPH09126089A/ja
Publication of JPH09126089A publication Critical patent/JPH09126089A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M53/00Fuel-injection apparatus characterised by having heating, cooling or thermally-insulating means
    • F02M53/04Injectors with heating, cooling, or thermally-insulating means

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料噴射弁本体の先端部の積極的な冷却を図
って、燃料噴射弁への燃焼室の熱による影響を効果的に
防止し、しかも、レイアウト性の向上、コスト低減を図
ることを課題とする。 【解決手段】 燃料噴射弁本体12の先端部、即ち、外
ハウジング12Aの先端部外周面に、周方向に沿う環状
溝16を形成し、この環状溝16に、放熱用の金属製リ
ング部材17を嵌入取付し、金属製リング部材17の外
周面を、取付穴2Aの内周面に接触して、外ハウジング
12A外周面と取付穴2A内周面との間のクリアランス
CLを塞ぐようにし、特に、外ハウジング12Aの先端
部外周面の環状溝16の軸方向位置を、燃料噴射弁6の
針弁15の着座位置近傍に設定するようにし、燃料噴射
弁本体12の先端部における放熱効果を向上し、燃料噴
射弁本体12の先端部のヒートスポット化を防止して、
燃料噴射弁本体12が加熱されることによる種々の問題
点を解決するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、筒内燃料噴射式ガ
ソリンエンジン等における燃料噴射弁の構造に関し、特
に、燃料噴射弁の放熱構造に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンの吸気管に燃料を噴射する吸気
管内燃料噴射装置に対して、筒内燃料噴射装置は、エン
ジンのシリンダ内に直接燃料を噴射するものであり、例
えば、2サイクルエンジン等に使用される。ところで、
上記の吸気管内燃料噴射装置における燃料噴射弁は、一
般に内開式のバルブ部材を備え、このバルブ部材をバネ
によってハウジング内の弁座に押しつけて閉状態に維持
する一方、ソレノイド等によってバルブを引き込むこと
により開状態とする構成であるのに対して、上記の筒内
燃料噴射装置における燃料噴射弁は、一般にハウジング
の燃料噴射口を外側から開閉する外開式のバルブ部材を
備え、このバルブ部材をバネによってハウジング内に引
き込んで閉位置に保持すると共に、ソレノイド等によっ
てバルブ部材をバネの付勢力に抗して押し出すことによ
り、噴射口を開状態にして燃料噴射を行う構成が採られ
ている。
【0003】このように、筒内燃料噴射装置における燃
料噴射弁では、吸気管内燃料噴射装置における燃料噴射
弁と動きが逆となる外開弁方式を採用しており、これ
は、シリンダ内に端面が露出するバルブ部材が爆発圧力
で開弁してしまわないようにするためである。かかる筒
内燃料噴射装置における燃料噴射弁は、その燃料噴射口
がシリンダ燃焼室に臨んでおり、燃料噴射弁本体とシリ
ンダヘッドの取付穴とのクリアランスに火炎が侵入する
と、燃料噴射弁本体の先端部がヒートスポットとなり、
メカニカルオクタン価が低下する。更に、燃料噴射弁本
体は、燃焼室の熱を直接受け、特に、燃料噴射弁本体の
先端部は非常に高温となり、その先端部内の燃料も高温
になり易い。このように燃料が高温となるとベーパが発
生し、これは噴射燃料の流量を不安定にするという問題
を生起させる。又、熱疲労等の問題もある。
【0004】そこで、従来、特開平3−43659号公
報に開示された技術では、筒内燃料噴射装置における燃
料噴射弁本体を形成するハウジング内の噴射燃料通路の
燃料噴射口寄りに存在する燃料を燃料供給源側に戻すた
めのリターン用通路をハウジングに形成し、エンジン熱
で高温になる燃料噴射弁本体の先端部内の燃料を燃料供
給源に戻すことによって、エンジンの高温による燃料噴
射弁本体の先端部内燃料のベーパ化を防止し、噴射燃料
の流量を安定化するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の筒内燃料噴射装置における燃料噴射弁にあっ
ては、燃料供給通路とは別に、ハウジング側面に燃料の
リターン用通路を設ける構成であるため、次のような問
題点があった。即ち、筒内燃料噴射装置においては、筒
内に直接燃料噴射するべく、燃料噴射弁本体をシリンダ
ヘッドに取り付ける構成であるから、リターン用通路の
付加によって、燃料配管のスペースを更に多くとる必要
があり、レイアウト上不利となる。
【0006】又、燃料をリターンさせることによる冷却
効果を得る構成であるから、燃料噴射弁の先端部のコー
ナ部分の積極的な冷却にはあまり効果ない。更に、リタ
ーン用通路の付加によって構造の複雑化を来し、コスト
増化の問題も生じる。そこで、本発明は以上のような従
来の問題点に鑑み、燃料噴射弁本体の先端部の積極的な
冷却を図って、燃料噴射弁への燃焼室の熱による影響を
効果的に防止し、しかも、レイアウト性の向上、コスト
低減を図ることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1に係
る発明は、燃料噴射弁本体の先端部外周面に周方向に沿
う環状溝を形成し、前記環状溝に、放熱用の金属製リン
グ部材を嵌め込んで装着し、前記金属製リング部材の外
周面を、燃料噴射弁本体の取付部における取付穴の該燃
料噴射弁本体先端部側が挿入される部分の内周面に接触
させるようにした。
【0008】かかる請求項1に係る発明において、金属
製リング部材の外周面が取付穴の内周面に接触されるた
め、燃料噴射弁本体と取付部との間のクリアランスが塞
がれ、火炎が金属製リング部材よりも後端側の燃料噴射
弁と取付部との間のクリアランスに侵入しないため、燃
料噴射弁本体の受熱量が大幅に減少する。又、金属製リ
ング部材を通じて、燃料噴射弁本体の熱が取付部側に放
熱される。
【0009】更に、燃料噴射弁本体の環状溝に金属製リ
ング部材を装着してあるため、燃料噴射弁本体の環状溝
における断面積は実質的に大きくなり、燃料噴射弁本体
への放熱量が増す。請求項2に係る発明は、前記燃料噴
射弁本体の先端部外周面の環状溝の軸方向位置を、燃料
噴射弁の弁体の着座位置近傍に設定した。
【0010】かかる請求項2に係る発明においては、燃
料噴射弁の閉弁時において、弁体への放熱が効果的に行
われると共に、燃料噴射弁の開弁時において、燃料への
放熱が効果的に行われる。請求項3に係る発明は、前記
金属製リング部材の燃料噴射弁本体先端側に対応する先
端面の外周角部にテーパ面を設けると共に、前記燃料噴
射弁本体の取付部における取付穴の該燃料噴射弁本体先
端部側が挿入される部分の挿入入口部の内周角部にテー
パ面を設けるようにした。
【0011】かかる請求項3に係る発明においては、金
属製リング部材を装着した状態の燃料噴射弁の取付穴へ
の挿入が容易になされる。請求項4に係る発明は、前記
金属製リング部材を、少なくとも2つのリング部材によ
り構成し、該2つのリング部材を、各リング部材に形成
された合い口同士をずらして重ねて一体化して、環状溝
に嵌め込んで装着するようにした。
【0012】かかる請求項4に係る発明においては、燃
料噴射弁本体と取付部との間のクリアランス間のガスシ
ールを保たれる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付された図面を参照して
本発明を詳述する。先ず、図4に基づいて、筒内燃料噴
射装置の燃料噴射弁を備えた筒内燃料噴射式ガソリンエ
ンジンの構成について説明する。この図において、エン
ジン1のシリンダヘッド2(燃料噴射弁の取付部)に
は、吸気バルブ3と排気バルブ4とが2つずつ設けら
れ、点火装置の点火プラグ5が設けられている。
【0014】更に、シリンダヘッド2には、シリンダ内
に燃料を直接吹き込む筒内燃料噴射装置の燃料噴射弁6
が設けられている。そして、図示しないピストンの上死
点で点火装置により爆発が生じ、膨張によるピストンの
下降の鋼板でブローダウンに移り、排気バルブ4が開
く。更に、吸気バルブ3も開き、吸気ポート7に吸入さ
れる吸気がシリンダ内に送り込まれて、この空気によ
り、シリンダ内の燃焼ガスが排気ポート8を通じて強制
的に排気される。
【0015】又、燃料噴射弁6により、シリンダ内に燃
料が噴射され、その混合気が圧縮されて上述の爆発とな
る。尚、未説明符号9はロッカカバー、10はカム軸
受、11は燃料パイプである。次に、エンジン1のシリ
ンダヘッド2の燃料噴射弁6本体の取付部近傍の断面を
示す図1に基づいて、燃料噴射弁本体の先端部の構成を
説明する。
【0016】この図において、燃料噴射弁6の本体12
は、外ハウジング12Aと内ハウジング12Bとを含ん
で構成されている。燃料噴射弁本体12の先端部におい
て、外ハウジング12Aと内ハウジング12Bとは夫々
略筒状に形成されており、外ハウジング12A内周面に
内ハウジング12B外周面が嵌合される。
【0017】外ハウジング12Aの先端壁と内ハウジン
グ12Bの先端壁には夫々開口部12a,12bが設け
られ、これら開口部により燃料噴射口が形成される。
又、内ハウジング12Bの先端部内周面は円錐状のテー
パ面に形成されて弁座13を構成している。内ハウジン
グ12B内側は燃料通路14となり、この燃料通路14
には、内ハウジング12Bの中心軸に沿って延びる弁体
としての針弁15が配設されている。この針弁15の先
端面は球面状に形成され、該針弁15の開閉弁動作時に
は、この球面状の先端面が前記弁座13に圧接して燃料
噴射口を閉じ、弁座13から離れて燃料噴射口を開いて
該燃料噴射口の開口面積を制御する。
【0018】尚、上記針弁15に代えてボール弁を設け
ても良い。かかる燃料噴射弁本体12の先端部はシリン
ダヘッド2の取付孔2Aに挿入取付される。ここで、燃
料噴射弁本体12の先端部、即ち、外ハウジング12A
の先端部外周面には、周方向に沿う環状溝16が形成さ
れており、この環状溝16には、図2に示すような放熱
用の金属製リング部材17が嵌入取付されている。金属
製リング部材17は、方形断面の線材をリング状に成形
することにより形成され、該線材の両端面相互は合い口
17aを介して対面している。
【0019】この場合、金属製リング部材17の外周面
は、取付穴2Aの内周面に接触され、外ハウジング12
A外周面と取付穴2A内周面との間のクリアランスCL
を塞ぐようにしている。ここで、前記外ハウジング12
Aの先端部外周面の環状溝16の軸方向位置を、燃料噴
射弁6の針弁15の着座位置近傍に設定するようにして
いる(請求項2に係る発明の実施形態)。
【0020】尚、図3に示すように、金属製リング部材
17の燃料噴射弁本体12先端側に対応する先端面の外
周角部にテーパ面17bを設けると共に、図5に示すよ
うに、燃料噴射弁本体12の取付部であるシリンダヘッ
ド2における取付穴2Aの該燃料噴射弁本体12先端部
側が挿入される部分の入口部の内周角部に前記金属製リ
ング部材17のテーパ面17bと略合致するテーパ面2
aを設けるのが好ましい(請求項3に係る発明の実施形
態)。
【0021】次に、かかる構成の作用について説明す
る。図6は、金属製リング部材17を設けていない従来
の燃料噴射弁本体12の先端部とシリンダヘッド2とを
示しており、火炎が燃料噴射弁本体12とシリンダヘッ
ド2との間のクリアランスCLに到達し、又、何ら放熱
作用が奏されないため、燃料噴射弁本体12の先端部が
加熱される。
【0022】尚、この図6と後述する図7は、各部の温
度分布状態を示す図で、ハッチング幅の狭い部位ほど温
度が高いことを示しており、例えば図示したA部分,B
部分,C部分の順に温度が高い。一方、図7は、金属製
リング部材17を設けた本発明の実施形態の燃料噴射弁
本体12の先端部とシリンダヘッド2とを示しており、
金属製リング部材17を設けたことによって、請求項1
〜3に係る発明の実施形態に応じて、次の(1)〜
(5)の作用・効果を奏する。
【0023】請求項1に係る発明の実施形態 (1)金属製リング部材17の外周面が取付穴2Aの内
周面に接触されるため、燃料噴射弁本体12とシリンダ
ヘッド2との間のクリアランスCLが塞がれ、火炎が金
属製リング部材17よりも後端側の燃料噴射弁本体12
とシリンダヘッド2との間のクリアランスCLに侵入し
ない。
【0024】このため、燃料噴射弁本体12の受熱量を
大幅に減少させることができる。 (2)金属製リング部材17を通じて、燃料噴射弁本体
12の熱をシリンダヘッド2側に放熱できる〔図7の
(2)参照〕。 (3)外ハウジング12Aの環状溝16に金属製リング
部材17を装着してあるため、外ハウジング12Aの環
状溝16形成部分における断面積は実質的に大きくな
り、外ハウジング12Aへの放熱量が増す。
【0025】請求項2に係る発明の実施形態 (4)燃料噴射弁本体12の先端部外周面の環状溝16
の軸方向位置を、燃料噴射弁本体12の針弁15の着座
位置近傍に設定し、この位置に金属製リング部材17を
装着したから、燃料噴射弁6の閉弁時において、針弁1
5への放熱を効果的に行える。 (5)燃料噴射弁本体12の針弁15の着座位置近傍
は、燃料噴射弁6の開時において燃料が流れてくるのが
最も早い位置であり、この位置に燃料噴射弁本体12の
先端部外周面の環状溝16の軸方向位置を設定して、こ
の位置に金属製リング部材17を装着したから、燃料噴
射弁6の開弁時において、燃料への放熱を効果的に行え
る。
【0026】以上の(1)〜(3)の作用、特に、
(4)及び(5)の作用が加わることにより、燃料噴射
弁本体12の先端部における放熱効果が大幅に向上し、
燃料噴射弁本体12の先端部のヒートスポット化を防止
でき、メカニカルオクタン価の低下を防止できると共
に、燃料の高温化によるベーパ発生を抑制でき、噴射燃
料の流量を安定化でき、エンジンの耐ノック性を向上で
き、又、熱疲労等の問題も解決できる。
【0027】又、従来技術のように燃料供給通路とは別
に、ハウジング側面に燃料のリターン用通路を設ける構
成を採らずにすみ、レイアウト的な問題並びに構造の複
雑化やコスト増化の問題も生じることがない。更に、上
記の構成によると、金属製リング部材17の燃料噴射弁
本体12先端側に対応する先端面の外周角部にテーパ面
17bを設けると共に、シリンダヘッド2における取付
穴2Aの該燃料噴射弁本体12先端部側が挿入される部
分の入口部の内周角部に前記テーパ面17bと略合致す
るテーパ面2aを設けるようにしたから、金属製リング
部材17を装着した状態の燃料噴射弁本体12の取付穴
2Aへの挿入が容易となる(請求項3に係る発明の実施
形態)。
【0028】尚、金属製リング部材17を、図8に示す
ように、偏平な板状のリング部材17A,17Bにより
構成し、該2つのリング部材17A,17Bを、各リン
グ部材17A,17Bに形成された合い口17c同士を
ずらして重ねて一体化して、環状溝16に嵌め込んで装
着しても良い(請求項4に係る発明の実施形態)。かか
る構成により、燃料噴射弁本体12とシリンダヘッド2
との間のクリアランスCL間のガスシール性が向上する
という効果が得られる。
【0029】尚、2つのリング部材17A,17Bに限
らず、3つ,4つ・・・と複数のリング部材を、夫々の
合い口同士をずらして重ねて一体化するようにしても良
い。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、燃料噴射弁本体の先端部における放熱効果
が大幅に向上し、燃料噴射弁本体の先端部のヒートスポ
ット化を防止でき、メカニカルオクタン価の低下を防止
できると共に、燃料の高温化によるベーパ発生を抑制で
き、噴射燃料の流量を安定化でき、エンジンの耐ノック
性を向上でき、又、熱疲労等の問題も解決でき、しか
も、レイアウト的な問題並びに構造の複雑化やコスト増
化の問題も生じることがない。
【0031】特に、請求項2に係る発明によれば、燃料
噴射弁の閉弁時において、弁体への放熱が効果的に行わ
れると共に、燃料噴射弁の開弁時において、燃料への放
熱が効果的に行われ、上記請求項1に係る発明の効果を
より発揮できる。請求項3に係る発明によれば、金属製
リング部材を装着した状態の燃料噴射弁の取付穴への挿
入を容易に行うことができる。
【0032】請求項4に係る発明によれば、燃料噴射弁
本体と取付部との間のクリアランス間のガスシール性を
向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を示すシリンダヘッドの
燃料噴射弁本体の取付部近傍の断面図
【図2】 金属製リング部材の平面図
【図3】 金属製リング部材の他の実施形態を示す断面
【図4】 本発明の一実施形態を適用した筒内燃料噴射
式ガソリンエンジンの構成を示す断面図
【図5】 図4中A矢視拡大断面図
【図6】 金属製リング部材を設けていない従来の燃料
噴射弁本体の先端部とシリンダヘッドとを示す断面図
【図7】 金属製リング部材を設けた本発明の燃料噴射
弁本体の先端部とシリンダヘッドとを示す断面図
【図8】 金属製リング部材の更に他の実施形態を示す
斜視図
【符号の説明】
1 エンジン 2 シリンダヘッド 2A 取付孔 2a テーパ面 6 燃料噴射弁 12 燃料噴射弁本体 12A 外ハウジング 12B 内ハウジング 15 針弁 16 環状溝 17 金属製リング部材 17b テーパ面 17A,17B リング部材 17c 合い口 CL クリアランス

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料噴射弁本体の先端部外周面に周方向に
    沿う環状溝を形成し、 前記環状溝に、放熱用の金属製リング部材を嵌め込んで
    装着し、 前記金属製リング部材の外周面を、燃料噴射弁本体の取
    付部における取付穴の該燃料噴射弁本体先端部側が挿入
    される部分の内周面に接触させたことを特徴とする燃料
    噴射弁の構造。
  2. 【請求項2】前記燃料噴射弁本体の先端部外周面の環状
    溝の軸方向位置を、燃料噴射弁の弁体の着座位置近傍に
    設定したことを特徴とする請求項1記載の燃料噴射弁の
    構造。
  3. 【請求項3】前記金属製リング部材の燃料噴射弁本体先
    端側に対応する先端面の外周角部にテーパ面を設けると
    共に、前記燃料噴射弁本体の取付部における取付穴の該
    燃料噴射弁本体先端部側が挿入される部分の挿入入口部
    の内周角部にテーパ面を設けるようにしたことを特徴と
    する請求項1又は2記載の燃料噴射弁の構造。
  4. 【請求項4】前記金属製リング部材は、少なくとも2つ
    のリング部材により構成され、該2つのリング部材を、
    各リング部材に形成された合い口同士をずらして重ねて
    一体化して、環状溝に嵌め込んで装着したことを特徴と
    する請求項1〜3のうちいずれか1つに記載の燃料噴射
    弁の構造。
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