JPH09119289A - カッタヘッド及びトンネル掘削機 - Google Patents
カッタヘッド及びトンネル掘削機Info
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- JPH09119289A JPH09119289A JP27858695A JP27858695A JPH09119289A JP H09119289 A JPH09119289 A JP H09119289A JP 27858695 A JP27858695 A JP 27858695A JP 27858695 A JP27858695 A JP 27858695A JP H09119289 A JPH09119289 A JP H09119289A
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- Japan
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- cutter head
- cutter
- chamber
- excavator
- excavated
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- 238000003466 welding Methods 0.000 claims abstract description 10
- 238000005552 hardfacing Methods 0.000 claims abstract description 9
- 238000007599 discharging Methods 0.000 claims abstract description 8
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 13
- 239000011435 rock Substances 0.000 abstract description 16
- 238000005299 abrasion Methods 0.000 abstract 1
- 230000002401 inhibitory effect Effects 0.000 abstract 1
- 238000009412 basement excavation Methods 0.000 description 5
- 239000012634 fragment Substances 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 カッタヘッドにおいて、カッタの摩耗を減少
させると共に軸受部の損傷を抑制してカッタの寿命の延
長を図る。 【解決手段】 筒状の掘削機本体11の前部に駆動回転
自在なカッタヘッド31を装着してこのカッタヘッド3
1の前面部に多数のディスクカッタ14を装着し、且
つ、ディスクカッタ14によって掘削形成された岩片を
取り込んで集積するチャンバ室19とこのチャンバ室1
9に集積された岩片を外部に排出するスクリューコンベ
ヤ20を設けたシールド掘削機において、ディスクカッ
タ14によって掘削形成された岩片をチャンバ室19に
取り込むスクレーパ33を硬化肉盛り溶接によってカッ
タヘッド31の前面部に形成する。
させると共に軸受部の損傷を抑制してカッタの寿命の延
長を図る。 【解決手段】 筒状の掘削機本体11の前部に駆動回転
自在なカッタヘッド31を装着してこのカッタヘッド3
1の前面部に多数のディスクカッタ14を装着し、且
つ、ディスクカッタ14によって掘削形成された岩片を
取り込んで集積するチャンバ室19とこのチャンバ室1
9に集積された岩片を外部に排出するスクリューコンベ
ヤ20を設けたシールド掘削機において、ディスクカッ
タ14によって掘削形成された岩片をチャンバ室19に
取り込むスクレーパ33を硬化肉盛り溶接によってカッ
タヘッド31の前面部に形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トンネル掘削機本
体の前部に駆動回転自在に装着され、前方の地盤を破砕
してトンネルを掘削形成するカッタヘッド及びこのカッ
タヘッドが装着されたトンネル掘削機に関する。
体の前部に駆動回転自在に装着され、前方の地盤を破砕
してトンネルを掘削形成するカッタヘッド及びこのカッ
タヘッドが装着されたトンネル掘削機に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に従来のカッタヘッドが装着された
シールド掘削機の概略断面、図5に従来のカッタヘッド
の正面視、図6にディスクカッタの詳細、図7に従来の
カッタヘッドによる岩盤の掘削状態を表す概略を示す。
シールド掘削機の概略断面、図5に従来のカッタヘッド
の正面視、図6にディスクカッタの詳細、図7に従来の
カッタヘッドによる岩盤の掘削状態を表す概略を示す。
【0003】図4及び図5に示すように、従来のシール
ド掘削機において、掘削機本体11は円筒形状をなし、
前部に円板状のカッタヘッド12が回転自在に装着され
ている。そして、このカッタヘッド12は前面に放射状
のスポーク13が固定され、このスポーク13に多数の
ディスクカッタ14が取付けられている。このディスク
カッタ14は、図6に詳細に示すように、カッタ軸14
aがスポーク13に固定されたサドル14bと回り止め
板14cを介して押えボルト14dによって支持されて
いる。一方、カッタヘッド12の後部にはリングギヤ1
5が固結されており、このリングギヤ15には掘削機本
体11に装着されたカッタ駆動モータ16の駆動ギヤ1
7が噛み合っている。従って、カッタ駆動モータ16を
駆動すると、駆動ギヤ17及びリングギヤ15を介して
カッタヘッド12を回転駆動することができる。
ド掘削機において、掘削機本体11は円筒形状をなし、
前部に円板状のカッタヘッド12が回転自在に装着され
ている。そして、このカッタヘッド12は前面に放射状
のスポーク13が固定され、このスポーク13に多数の
ディスクカッタ14が取付けられている。このディスク
カッタ14は、図6に詳細に示すように、カッタ軸14
aがスポーク13に固定されたサドル14bと回り止め
板14cを介して押えボルト14dによって支持されて
いる。一方、カッタヘッド12の後部にはリングギヤ1
5が固結されており、このリングギヤ15には掘削機本
体11に装着されたカッタ駆動モータ16の駆動ギヤ1
7が噛み合っている。従って、カッタ駆動モータ16を
駆動すると、駆動ギヤ17及びリングギヤ15を介して
カッタヘッド12を回転駆動することができる。
【0004】また、掘削機本体11の前部にはカッタヘ
ッド12と掘削機本体11に固定されたバルクヘッド1
8との間にチャンバ室19が形成され、一方、掘削機本
体11内には掘削物を外部に排出するスクリューコンベ
ヤ20が配設されており、このスクリューコンベヤ20
は前部が下方に傾斜してその前端部がチャンバ室19の
下部に位置している。更に、掘削機本体11の後部には
円周方向に複数のシールドジャッキ21が並設されると
共に、セグメントエレクタ装置22が装備されており、
シールドジャッキ21が伸長して掘削したトンネル内周
面に組付けられた既設のセグメントSに押し付けること
で、その反力により掘削機本体11を前進することがで
き、セグメントエレクタ装置22により掘削機本体11
と既設のセグメントSとの間の空所に新しいセグメント
Sを装着することでトンネルを構築することができる。
ッド12と掘削機本体11に固定されたバルクヘッド1
8との間にチャンバ室19が形成され、一方、掘削機本
体11内には掘削物を外部に排出するスクリューコンベ
ヤ20が配設されており、このスクリューコンベヤ20
は前部が下方に傾斜してその前端部がチャンバ室19の
下部に位置している。更に、掘削機本体11の後部には
円周方向に複数のシールドジャッキ21が並設されると
共に、セグメントエレクタ装置22が装備されており、
シールドジャッキ21が伸長して掘削したトンネル内周
面に組付けられた既設のセグメントSに押し付けること
で、その反力により掘削機本体11を前進することがで
き、セグメントエレクタ装置22により掘削機本体11
と既設のセグメントSとの間の空所に新しいセグメント
Sを装着することでトンネルを構築することができる。
【0005】従って、トンネルを掘削形成するには、ま
ず、カッタ駆動モータ16によりカッタヘッド12を回
転させながら、複数のシールドジャッキ21を伸長して
既設のセグメントSへの押し付け反力によって掘削機本
体11を前進させることで、ディスクカッタ14によっ
て前方の岩盤を掘削する。そして、ディスクカッタ14
によって破砕された岩片などはチャンバ室19に取り込
まれ、スクリューコンベヤ20により外部に排出され
る。次に、シールドジャッキ21の何れか一つを縮み方
向に作動して既設のセグメントSとの間に空所を形成
し、セグメントエレクタ装置22によってこの空所に新
しいセグメントSを装着する。この作業の繰り返しによ
って所定長さのトンネルを掘削形成していく。
ず、カッタ駆動モータ16によりカッタヘッド12を回
転させながら、複数のシールドジャッキ21を伸長して
既設のセグメントSへの押し付け反力によって掘削機本
体11を前進させることで、ディスクカッタ14によっ
て前方の岩盤を掘削する。そして、ディスクカッタ14
によって破砕された岩片などはチャンバ室19に取り込
まれ、スクリューコンベヤ20により外部に排出され
る。次に、シールドジャッキ21の何れか一つを縮み方
向に作動して既設のセグメントSとの間に空所を形成
し、セグメントエレクタ装置22によってこの空所に新
しいセグメントSを装着する。この作業の繰り返しによ
って所定長さのトンネルを掘削形成していく。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来のシールド掘削機にあっては、カッタヘッド12が回
転することで複数のディスクカッタ14が前方の岩盤を
破砕してトンネルを掘削していく。このとき、図7に示
すように、カッタヘッド12が矢印A方向に移動するの
に伴ってディスクカッタ14は前方の岩盤に押し付けら
れながら矢印B方向に回転し、この岩盤を破砕して岩片
とする。そして、この岩片はカッタヘッド12の開口部
12aから内部に入り込み、チャンバ室19に取り込ま
れる。
来のシールド掘削機にあっては、カッタヘッド12が回
転することで複数のディスクカッタ14が前方の岩盤を
破砕してトンネルを掘削していく。このとき、図7に示
すように、カッタヘッド12が矢印A方向に移動するの
に伴ってディスクカッタ14は前方の岩盤に押し付けら
れながら矢印B方向に回転し、この岩盤を破砕して岩片
とする。そして、この岩片はカッタヘッド12の開口部
12aから内部に入り込み、チャンバ室19に取り込ま
れる。
【0007】ところが、このとき、カッタヘッド12の
前面と前方の岩盤の掘削面との間には所定の隙間があ
り、ディスクカッタ14が破砕した岩片はカッタヘッド
12の開口部12aから内部に入り込みにくく、下方に
落下してしまい、この岩片をディスクカッタ14が再び
破砕してしまうこととなる。そのため、ディスクカッタ
14の刃先が摩耗して掘削能力が低下したり、あるいは
ディスクカッタ14の軸受部が損傷するなどしてディス
クカッタ14の寿命が短くなって交換頻度が高くなって
しまうという問題がある。
前面と前方の岩盤の掘削面との間には所定の隙間があ
り、ディスクカッタ14が破砕した岩片はカッタヘッド
12の開口部12aから内部に入り込みにくく、下方に
落下してしまい、この岩片をディスクカッタ14が再び
破砕してしまうこととなる。そのため、ディスクカッタ
14の刃先が摩耗して掘削能力が低下したり、あるいは
ディスクカッタ14の軸受部が損傷するなどしてディス
クカッタ14の寿命が短くなって交換頻度が高くなって
しまうという問題がある。
【0008】本発明はこのような問題を解決するもので
あって、カッタの摩耗を減少させると共に軸受部の損傷
を抑制してカッタの寿命の延長を図ったカッタヘッド及
びトンネル掘削機を提供することを目的とする。
あって、カッタの摩耗を減少させると共に軸受部の損傷
を抑制してカッタの寿命の延長を図ったカッタヘッド及
びトンネル掘削機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明のカッタヘッドは、掘削機本体に装着され、
前面部に多数のカッタを有して駆動回転することで前方
の地盤を掘削形成するカッタヘッドにおいて、前記カッ
タによって掘削形成された掘削物を内部に取り込むスク
レーパを硬化肉盛り溶接によって該カッタに隣接して設
けたことを特徴とするものである。
めの本発明のカッタヘッドは、掘削機本体に装着され、
前面部に多数のカッタを有して駆動回転することで前方
の地盤を掘削形成するカッタヘッドにおいて、前記カッ
タによって掘削形成された掘削物を内部に取り込むスク
レーパを硬化肉盛り溶接によって該カッタに隣接して設
けたことを特徴とするものである。
【0010】従って、カッタヘッドが回転することで多
数のカッタが前方の岩盤に押し付けられながらこの地盤
を破砕し、破砕された破砕片は硬化肉盛り溶接によって
設けられたスクレーパによって確実にカッタヘッドの開
口部から内部に入り込まれることとなり、カッタが破砕
片を再び破砕することはなく、カッタの摩耗が減少する
と共に軸受部の損傷が抑制される。
数のカッタが前方の岩盤に押し付けられながらこの地盤
を破砕し、破砕された破砕片は硬化肉盛り溶接によって
設けられたスクレーパによって確実にカッタヘッドの開
口部から内部に入り込まれることとなり、カッタが破砕
片を再び破砕することはなく、カッタの摩耗が減少する
と共に軸受部の損傷が抑制される。
【0011】また、本発明のトンネル掘削機は、筒状の
掘削機本体と、該掘削機本体を前進させる推進手段と、
前記掘削機本体の前部に駆動回転自在に装着されたカッ
タヘッドと、該カッタヘッドの前面部に装着された多数
のカッタと、前記カッタヘッドを駆動回転するカッタヘ
ッド駆動手段と、前記カッタによって掘削形成された掘
削物を取り込んで集積するチャンバ室と、該チャンバ室
に集積された掘削物を外部に排出する排出手段とを具え
たトンネル掘削機において、前記カッタによって掘削形
成された掘削物を前記チャンバ室に取り込むスクレーパ
を硬化肉盛り溶接によって前記カッタヘッドの前面部に
形成したことを特徴とするものである。
掘削機本体と、該掘削機本体を前進させる推進手段と、
前記掘削機本体の前部に駆動回転自在に装着されたカッ
タヘッドと、該カッタヘッドの前面部に装着された多数
のカッタと、前記カッタヘッドを駆動回転するカッタヘ
ッド駆動手段と、前記カッタによって掘削形成された掘
削物を取り込んで集積するチャンバ室と、該チャンバ室
に集積された掘削物を外部に排出する排出手段とを具え
たトンネル掘削機において、前記カッタによって掘削形
成された掘削物を前記チャンバ室に取り込むスクレーパ
を硬化肉盛り溶接によって前記カッタヘッドの前面部に
形成したことを特徴とするものである。
【0012】従って、掘削機本体の前部に装着されたカ
ッタヘッドをカッタヘッド駆動手段によって駆動回転し
ながら、推進手段によって掘削機本体を前進させると、
カッタヘッドの多数のカッタが前方の地盤を破砕してト
ンネルを掘削し、地盤破砕によって形成された掘削物は
硬化肉盛り溶接によって設けられたスクレーパによって
確実にカッタヘッドの開口部からチャンバ室に取り込ま
れ、排出手段によって外部に排出されることとなり、カ
ッタが破砕片を再び破砕することはなく、カッタの摩耗
が減少すると共に軸受部の損傷が抑制される。
ッタヘッドをカッタヘッド駆動手段によって駆動回転し
ながら、推進手段によって掘削機本体を前進させると、
カッタヘッドの多数のカッタが前方の地盤を破砕してト
ンネルを掘削し、地盤破砕によって形成された掘削物は
硬化肉盛り溶接によって設けられたスクレーパによって
確実にカッタヘッドの開口部からチャンバ室に取り込ま
れ、排出手段によって外部に排出されることとなり、カ
ッタが破砕片を再び破砕することはなく、カッタの摩耗
が減少すると共に軸受部の損傷が抑制される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面に基づき、実施例を挙げて詳細に説明する。
て、図面に基づき、実施例を挙げて詳細に説明する。
【0014】図1に本発明の一実施例に係るシールド掘
削機に装着されたカッタヘッドの正面視、図2に図1の
II−II断面、図3に本実施例のカッタヘッドによる岩盤
の掘削状態を表す概略を示す。なお、従来の技術で説明
したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付
して重複する説明は省略する。
削機に装着されたカッタヘッドの正面視、図2に図1の
II−II断面、図3に本実施例のカッタヘッドによる岩盤
の掘削状態を表す概略を示す。なお、従来の技術で説明
したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付
して重複する説明は省略する。
【0015】図1に示すように、本実施例の円板状のカ
ッタヘッド31は、図示しないシールド掘削機本体の前
部に回転自在に装着されている。このカッタヘッド31
は前面に放射状のスポーク13が固定され、このスポー
ク13に多数のディスクカッタ14が回転自在に取付け
られている。また、カッタヘッド31の前面には各スポ
ーク13の間に位置してカッタヘッド面板32が固着さ
れ、このカッタヘッド面板32にはスクレーパ33が取
付けられている。このスクレーパ33はディスクカッタ
14によって破砕された掘削物を掘削機本体内に取り込
むものであって、図2に示すように、カッタヘッド面板
32の側部に沿って硬化肉盛り溶接によって形成されて
いる。
ッタヘッド31は、図示しないシールド掘削機本体の前
部に回転自在に装着されている。このカッタヘッド31
は前面に放射状のスポーク13が固定され、このスポー
ク13に多数のディスクカッタ14が回転自在に取付け
られている。また、カッタヘッド31の前面には各スポ
ーク13の間に位置してカッタヘッド面板32が固着さ
れ、このカッタヘッド面板32にはスクレーパ33が取
付けられている。このスクレーパ33はディスクカッタ
14によって破砕された掘削物を掘削機本体内に取り込
むものであって、図2に示すように、カッタヘッド面板
32の側部に沿って硬化肉盛り溶接によって形成されて
いる。
【0016】そして、このカッタヘッド31は図示しな
いカッタ駆動モータ16によって回転駆動することがで
きる。また、カッタヘッド31後方の掘削機本体内には
図示しないチャンバ室が形成され、ディスクカッタ14
によって破砕された掘削物はスクレーパ33によってカ
ッタヘッド開口部12aからこのチャンバ室に取り込ま
れ、掘削機本体内に設けられたスクリューコンベヤによ
って外部に排出されるようになっている。
いカッタ駆動モータ16によって回転駆動することがで
きる。また、カッタヘッド31後方の掘削機本体内には
図示しないチャンバ室が形成され、ディスクカッタ14
によって破砕された掘削物はスクレーパ33によってカ
ッタヘッド開口部12aからこのチャンバ室に取り込ま
れ、掘削機本体内に設けられたスクリューコンベヤによ
って外部に排出されるようになっている。
【0017】従って、トンネルを掘削形成するには、図
3に示すように、カッタヘッド12を矢印B方向に回転
させながら掘削機本体を前進させ、ディスクカッタ14
を前方の岩盤に押し付けられながら矢印B方向に回転さ
せる。すると、このディスクカッタ14がこの地盤を破
砕し、破砕された破砕片は隣接するスクレーパ33によ
ってカッタヘッド開口部31aから内部に入り込み、チ
ャンバ室に取り込まれることとなる。そのため、ディス
クカッタ14が破砕された破砕片はスクレーパ33によ
って確実にチャンバ室に集積されることとなり、このデ
ィスクカッタ14が破砕片を再び破砕することはなく、
ディスクカッタ14の摩耗が減少すると共に軸受部の損
傷が抑制される。
3に示すように、カッタヘッド12を矢印B方向に回転
させながら掘削機本体を前進させ、ディスクカッタ14
を前方の岩盤に押し付けられながら矢印B方向に回転さ
せる。すると、このディスクカッタ14がこの地盤を破
砕し、破砕された破砕片は隣接するスクレーパ33によ
ってカッタヘッド開口部31aから内部に入り込み、チ
ャンバ室に取り込まれることとなる。そのため、ディス
クカッタ14が破砕された破砕片はスクレーパ33によ
って確実にチャンバ室に集積されることとなり、このデ
ィスクカッタ14が破砕片を再び破砕することはなく、
ディスクカッタ14の摩耗が減少すると共に軸受部の損
傷が抑制される。
【0018】その後、チャンバ室19に取り込まれた掘
削物はスクリューコンベヤにより外部に排出される。そ
して、伸長しているシールドジャッキの何れか一つを縮
み方向に作動して既設のセグメントとの間の空所にセグ
メントエレクタ装置によって新しいセグメントを装着す
る。この作業の繰り返しによって所定長さのトンネルを
掘削形成していく。
削物はスクリューコンベヤにより外部に排出される。そ
して、伸長しているシールドジャッキの何れか一つを縮
み方向に作動して既設のセグメントとの間の空所にセグ
メントエレクタ装置によって新しいセグメントを装着す
る。この作業の繰り返しによって所定長さのトンネルを
掘削形成していく。
【0019】
【発明の効果】以上、実施例を挙げて詳細に説明したよ
うに本発明のカッタヘッドによれば、カッタによって掘
削形成された掘削物を内部に取り込むスクレーパを硬化
肉盛り溶接によってこのカッタに隣接して設けたので、
カッタヘッドの多数のカッタが前方の地盤を破砕する
と、この地盤破砕によって形成された掘削物はスクレー
パによって確実に掘削機本体の内部に取り込まれること
となり、カッタが破砕片を再び破砕することはなく、カ
ッタの摩耗を減少すると共に軸受部の損傷を抑制し、カ
ッタの寿命を延長することができ、その結果、コストの
低減を図ることができる。
うに本発明のカッタヘッドによれば、カッタによって掘
削形成された掘削物を内部に取り込むスクレーパを硬化
肉盛り溶接によってこのカッタに隣接して設けたので、
カッタヘッドの多数のカッタが前方の地盤を破砕する
と、この地盤破砕によって形成された掘削物はスクレー
パによって確実に掘削機本体の内部に取り込まれること
となり、カッタが破砕片を再び破砕することはなく、カ
ッタの摩耗を減少すると共に軸受部の損傷を抑制し、カ
ッタの寿命を延長することができ、その結果、コストの
低減を図ることができる。
【0020】また、本発明のトンネル掘削機によれば、
筒状の掘削機本体前部に駆動回転自在なカッタヘッドを
装着してこのカッタヘッドの前面部に多数のカッタを装
着し、一方、カッタによって掘削形成された掘削物を取
り込んで集積するチャンバ室及びこのチャンバ室に集積
された掘削物を外部に排出する排出手段とを設け、且
つ、このカッタによって掘削形成された掘削物をチャン
バ室に取り込むスクレーパを硬化肉盛り溶接によってカ
ッタヘッドの前面部に形成したので、カッタヘッドの多
数のカッタが前方の地盤を破砕すると、この地盤破砕に
よって形成された掘削物はスクレーパによって確実にカ
ッタヘッドの開口部からチャンバ室に取り込まれ、排出
手段によって外部に排出されることとなり、カッタが破
砕片を再び破砕することはなく、カッタの摩耗を減少す
ると共に軸受部の損傷を抑制し、カッタの寿命を延長す
ることができ、その結果、掘削作業効率の向上を図るこ
とができる。
筒状の掘削機本体前部に駆動回転自在なカッタヘッドを
装着してこのカッタヘッドの前面部に多数のカッタを装
着し、一方、カッタによって掘削形成された掘削物を取
り込んで集積するチャンバ室及びこのチャンバ室に集積
された掘削物を外部に排出する排出手段とを設け、且
つ、このカッタによって掘削形成された掘削物をチャン
バ室に取り込むスクレーパを硬化肉盛り溶接によってカ
ッタヘッドの前面部に形成したので、カッタヘッドの多
数のカッタが前方の地盤を破砕すると、この地盤破砕に
よって形成された掘削物はスクレーパによって確実にカ
ッタヘッドの開口部からチャンバ室に取り込まれ、排出
手段によって外部に排出されることとなり、カッタが破
砕片を再び破砕することはなく、カッタの摩耗を減少す
ると共に軸受部の損傷を抑制し、カッタの寿命を延長す
ることができ、その結果、掘削作業効率の向上を図るこ
とができる。
【図1】本発明の一実施例に係るシールド掘削機に装着
されたカッタヘッドの正面図である。
されたカッタヘッドの正面図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】本実施例のカッタヘッドによる岩盤の掘削状態
を表す概略図である。
を表す概略図である。
【図4】従来のカッタヘッドが装着されたシールド掘削
機の概略断面図である。
機の概略断面図である。
【図5】従来のカッタヘッドの正面図である。
【図6】ディスクカッタの詳細図である。
【図7】従来のカッタヘッドによる岩盤の掘削状態を表
す概略図である。
す概略図である。
11 掘削機本体 31 カッタヘッド 31 カッタヘッド開口部 32 カッタヘッド面板 33 スクレーパ
Claims (2)
- 【請求項1】 掘削機本体に装着され、前面部に多数の
カッタを有して駆動回転することで前方の地盤を掘削形
成するカッタヘッドにおいて、前記カッタによって掘削
形成された掘削物を内部に取り込むスクレーパを硬化肉
盛り溶接によって該カッタに隣接して設けたことを特徴
とするカッタヘッド。 - 【請求項2】 筒状の掘削機本体と、該掘削機本体を前
進させる推進手段と、前記掘削機本体の前部に駆動回転
自在に装着されたカッタヘッドと、該カッタヘッドの前
面部に装着された多数のカッタと、前記カッタヘッドを
駆動回転するカッタヘッド駆動手段と、前記カッタによ
って掘削形成された掘削物を取り込んで集積するチャン
バ室と、該チャンバ室に集積された掘削物を外部に排出
する排出手段とを具えたトンネル掘削機において、前記
カッタによって掘削形成された掘削物を前記チャンバ室
に取り込むスクレーパを硬化肉盛り溶接によって前記カ
ッタヘッドの前面部に形成したことを特徴とするトンネ
ル掘削機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27858695A JPH09119289A (ja) | 1995-10-26 | 1995-10-26 | カッタヘッド及びトンネル掘削機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27858695A JPH09119289A (ja) | 1995-10-26 | 1995-10-26 | カッタヘッド及びトンネル掘削機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09119289A true JPH09119289A (ja) | 1997-05-06 |
Family
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-
1995
- 1995-10-26 JP JP27858695A patent/JPH09119289A/ja active Pending
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