JPH09112201A - ポンプ装置およびそれを利用した吸収式冷凍機 - Google Patents
ポンプ装置およびそれを利用した吸収式冷凍機Info
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- JPH09112201A JPH09112201A JP7265579A JP26557995A JPH09112201A JP H09112201 A JPH09112201 A JP H09112201A JP 7265579 A JP7265579 A JP 7265579A JP 26557995 A JP26557995 A JP 26557995A JP H09112201 A JPH09112201 A JP H09112201A
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A30/00—Adapting or protecting infrastructure or their operation
- Y02A30/27—Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B30/00—Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
- Y02B30/62—Absorption based systems
Landscapes
- Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 消費エネルギーの少ないポンプ装置と、この
ポンプ装置によって吸収器から発生器に溶液を搬送する
吸収式冷凍機を提供する。 【解決手段】 流出入口6に接続する配管7に、シリン
ダ室4Bを差圧発生流路10を介して接続し、この流路
に均圧化流路11を接続し、開閉弁V1とV2は交互に
開閉し、ポンプ9は常時動作し、シリンダ室5Aには内
圧が外圧より低いと開き、内圧が外圧より高いと閉じる
逆止弁V3を持つ流入口13と、逆止弁V3と逆に動作
する逆止弁V4を持つ流出口14を設け、開閉弁V1を
閉じて開閉弁V2を開けるとピストン1、2が図面上方
に動き、開閉弁V1を開け、開閉弁V2を閉じるとピス
トン1、2が図面下方に動くように、ピストン1、2の
頂面面積S1 、S2 、シリンダ室5Aの容積が拡大する
ときの内圧PL 、縮小するときの内圧PH 、ピストン1
・2の摺動抵抗fを選定して構成する。一例として、P
H =2MPa、PL =0.5MPa、S1 =100cm
2 、S2 =15cm2、f=30Nを選べば上記のよう
に作動する。
ポンプ装置によって吸収器から発生器に溶液を搬送する
吸収式冷凍機を提供する。 【解決手段】 流出入口6に接続する配管7に、シリン
ダ室4Bを差圧発生流路10を介して接続し、この流路
に均圧化流路11を接続し、開閉弁V1とV2は交互に
開閉し、ポンプ9は常時動作し、シリンダ室5Aには内
圧が外圧より低いと開き、内圧が外圧より高いと閉じる
逆止弁V3を持つ流入口13と、逆止弁V3と逆に動作
する逆止弁V4を持つ流出口14を設け、開閉弁V1を
閉じて開閉弁V2を開けるとピストン1、2が図面上方
に動き、開閉弁V1を開け、開閉弁V2を閉じるとピス
トン1、2が図面下方に動くように、ピストン1、2の
頂面面積S1 、S2 、シリンダ室5Aの容積が拡大する
ときの内圧PL 、縮小するときの内圧PH 、ピストン1
・2の摺動抵抗fを選定して構成する。一例として、P
H =2MPa、PL =0.5MPa、S1 =100cm
2 、S2 =15cm2、f=30Nを選べば上記のよう
に作動する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少ない消費エネル
ギーで駆動することのできるポンプ装置と、このポンプ
装置によって吸収器から発生器に溶液を搬送するように
構成した吸収式冷凍機に関する。
ギーで駆動することのできるポンプ装置と、このポンプ
装置によって吸収器から発生器に溶液を搬送するように
構成した吸収式冷凍機に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に示したように構成して冷媒にアン
モニア、吸収液に水を使用する吸収式冷凍機が、従来か
ら周知である。このアンモニア吸収式冷凍機において
は、ガスバーナなどの加熱手段91を有する発生器92
で溶液を加熱して冷媒が蒸発分離される。
モニア、吸収液に水を使用する吸収式冷凍機が、従来か
ら周知である。このアンモニア吸収式冷凍機において
は、ガスバーナなどの加熱手段91を有する発生器92
で溶液を加熱して冷媒が蒸発分離される。
【0003】発生器92で生成した冷媒蒸気は、凝縮器
熱交換器93を流れる図示しないブラインに放熱して凝
縮し、膨張弁94で減圧されたのち蒸発器熱交換器95
に至ってここで図示しないブラインから吸熱して蒸発
し、吸収器96に流入する。
熱交換器93を流れる図示しないブラインに放熱して凝
縮し、膨張弁94で減圧されたのち蒸発器熱交換器95
に至ってここで図示しないブラインから吸熱して蒸発
し、吸収器96に流入する。
【0004】一方、発生器92で冷媒を蒸発分離して冷
媒濃度が低下した稀液は、減圧弁97を経由して吸収器
96に流入し、ここで蒸発器熱交換器95から流入する
冷媒蒸気を吸収して濃液となり、溶液ポンプ98によっ
て発生器92に還流する。
媒濃度が低下した稀液は、減圧弁97を経由して吸収器
96に流入し、ここで蒸発器熱交換器95から流入する
冷媒蒸気を吸収して濃液となり、溶液ポンプ98によっ
て発生器92に還流する。
【0005】そして、凝縮器熱交換器93で冷媒の放熱
によって加熱されたブライン、蒸発器熱交換器95にお
ける冷媒の吸熱によって冷却されたブラインの何れか一
方、または両方を利用して冷/暖房などを行うようにな
っている。
によって加熱されたブライン、蒸発器熱交換器95にお
ける冷媒の吸熱によって冷却されたブラインの何れか一
方、または両方を利用して冷/暖房などを行うようにな
っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の吸
収式冷凍機においては、溶液ポンプを電動モータによっ
て駆動する構成になっているため、電動モータ、電動モ
ータと溶液ポンプとの間の動力伝達機構および溶液ポン
プを設置するスペースの確保とモータを駆動するために
数百ワット以上の電力が必要になると云った問題点があ
り、設置スペースと消費エネルギーを削減する必要があ
った。
収式冷凍機においては、溶液ポンプを電動モータによっ
て駆動する構成になっているため、電動モータ、電動モ
ータと溶液ポンプとの間の動力伝達機構および溶液ポン
プを設置するスペースの確保とモータを駆動するために
数百ワット以上の電力が必要になると云った問題点があ
り、設置スペースと消費エネルギーを削減する必要があ
った。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来技術の
課題を解決するため、駆動部と作動部とからなり、駆動
部は流体の流出入口を一端に備えてピストンを内蔵した
シリンダと、このシリンダの他端から前記一端の側、ま
たは前記流出入口に接続する配管およびこの配管に接続
されて前記シリンダの他端側から前記一端の側または前
記流出入口に流体を搬送する補助ポンプを備えた差圧発
生流路と、開閉弁を備えて前記補助ポンプに並列に設け
る均圧化流路とを備え、作動部は前記一端側のシリンダ
内容積がピストンの往復動作で拡大するとき縮小し、縮
小するとき拡大する、前記ピストンより小さい面積の頂
面を備えて前記ピストンと連動するピストンを内蔵した
シリンダと、このシリンダの端部に内部圧力が外部圧力
より低下したとき開弁し、内部圧力が外部圧力より上昇
したとき閉弁する第1の弁機構を備えた流体の流入口
と、この流体の流入口と同じ側の端部にシリンダの内部
圧力が外部圧力より低下したとき閉弁し、内部圧力が外
部圧力より上昇したとき開弁する第2の弁機構を有する
流体の流出口とを備えるようにした第1の構成のポンプ
装置と、
課題を解決するため、駆動部と作動部とからなり、駆動
部は流体の流出入口を一端に備えてピストンを内蔵した
シリンダと、このシリンダの他端から前記一端の側、ま
たは前記流出入口に接続する配管およびこの配管に接続
されて前記シリンダの他端側から前記一端の側または前
記流出入口に流体を搬送する補助ポンプを備えた差圧発
生流路と、開閉弁を備えて前記補助ポンプに並列に設け
る均圧化流路とを備え、作動部は前記一端側のシリンダ
内容積がピストンの往復動作で拡大するとき縮小し、縮
小するとき拡大する、前記ピストンより小さい面積の頂
面を備えて前記ピストンと連動するピストンを内蔵した
シリンダと、このシリンダの端部に内部圧力が外部圧力
より低下したとき開弁し、内部圧力が外部圧力より上昇
したとき閉弁する第1の弁機構を備えた流体の流入口
と、この流体の流入口と同じ側の端部にシリンダの内部
圧力が外部圧力より低下したとき閉弁し、内部圧力が外
部圧力より上昇したとき開弁する第2の弁機構を有する
流体の流出口とを備えるようにした第1の構成のポンプ
装置と、
【0008】前記第1の構成の駆動部におけるピストン
とシリンダ、作動部におけるピストンとシリンダの、一
方または両方がダイヤフラム機構によって代替するよう
にした第2の構成のポンプ装置と、
とシリンダ、作動部におけるピストンとシリンダの、一
方または両方がダイヤフラム機構によって代替するよう
にした第2の構成のポンプ装置と、
【0009】発生器・凝縮器熱交換器・蒸発器熱交換器
・吸収器を接続して冷媒サイクルと溶液サイクルとを構
成する吸収式冷凍機において、吸収器に接続した溶液吐
出配管を前記第1または第2の構成のポンプ装置の流体
の流入口に接続し、発生器に接続した溶液流入配管を前
記ポンプ装置の流体の流出口に接続し、さらに冷媒配管
または溶液配管を前記ポンプ装置の流体流出入口に接続
するようにした吸収式冷凍機と、を提供するものであ
る。
・吸収器を接続して冷媒サイクルと溶液サイクルとを構
成する吸収式冷凍機において、吸収器に接続した溶液吐
出配管を前記第1または第2の構成のポンプ装置の流体
の流入口に接続し、発生器に接続した溶液流入配管を前
記ポンプ装置の流体の流出口に接続し、さらに冷媒配管
または溶液配管を前記ポンプ装置の流体流出入口に接続
するようにした吸収式冷凍機と、を提供するものであ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図4に基づいて詳細に説明する。なお、理解を容易に
するため、これらの図においても前記図5において説明
した部分と同様の機能を有する部分には、同一の符号を
付した。
〜図4に基づいて詳細に説明する。なお、理解を容易に
するため、これらの図においても前記図5において説明
した部分と同様の機能を有する部分には、同一の符号を
付した。
【0011】100は、本発明のポンプ装置であり、こ
のポンプ装置100はピストンヘッドの頂面面積が異な
る二つのピストン1・2を連接棒3を介して連動可能に
直結して構成する。
のポンプ装置100はピストンヘッドの頂面面積が異な
る二つのピストン1・2を連接棒3を介して連動可能に
直結して構成する。
【0012】頂面の面積が相対的に大きいピストン1を
摺動可能に内蔵するシリンダ4は、ピストン1の両側に
シリンダ室4A・4Bを形成し、シリンダ室4A・4B
の一方、例えばシリンダ室4Aの端部には流体の流出入
口6を開設し、この流出入口6に接続する配管7に、他
方のシリンダ室4Bを、途中に電動の開閉弁V1とバッ
ファタンク8と補助ポンプとしての小型のポンプ9とを
備えた差圧発生流路10を介して連通可能に接続し、且
つ、この差圧発生流路10に、開閉弁V1・バッファタ
ンク8・ポンプ9に並列な電動の開閉弁V2を備えた均
圧化流路11を接続して、ポンプ駆動部を構成する。な
お、12は、例えばフッ素樹脂などから形成するシール
材である。
摺動可能に内蔵するシリンダ4は、ピストン1の両側に
シリンダ室4A・4Bを形成し、シリンダ室4A・4B
の一方、例えばシリンダ室4Aの端部には流体の流出入
口6を開設し、この流出入口6に接続する配管7に、他
方のシリンダ室4Bを、途中に電動の開閉弁V1とバッ
ファタンク8と補助ポンプとしての小型のポンプ9とを
備えた差圧発生流路10を介して連通可能に接続し、且
つ、この差圧発生流路10に、開閉弁V1・バッファタ
ンク8・ポンプ9に並列な電動の開閉弁V2を備えた均
圧化流路11を接続して、ポンプ駆動部を構成する。な
お、12は、例えばフッ素樹脂などから形成するシール
材である。
【0013】ポンプ駆動部の開閉弁V1とV2とは、一
方が開いているときに他方が閉じ、一方が閉じたときに
他方が開くように、図示しない制御器によって所定時間
(例えば、0.5〜5秒、可変)毎に逆の開閉動作を行
うように設置する。
方が開いているときに他方が閉じ、一方が閉じたときに
他方が開くように、図示しない制御器によって所定時間
(例えば、0.5〜5秒、可変)毎に逆の開閉動作を行
うように設置する。
【0014】また、ポンプ9は、ポンプ装置100の動
作中は常時動作するように構成する。なお、このポンプ
9は、例えば0.5MPaの排圧を有して、0.1MP
a程度まで吸引できるような小型のポンプを使用する。
作中は常時動作するように構成する。なお、このポンプ
9は、例えば0.5MPaの排圧を有して、0.1MP
a程度まで吸引できるような小型のポンプを使用する。
【0015】また、バッファタンク8の容量は、ポンプ
9の排出能力とも関係し、配管7を介して導入する流体
が気体の場合は排除容積より大きくすると、ポンプ9に
かかる負荷変動を緩和する効果があり好ましいが、必ず
しも設ける必要はない。
9の排出能力とも関係し、配管7を介して導入する流体
が気体の場合は排除容積より大きくすると、ポンプ9に
かかる負荷変動を緩和する効果があり好ましいが、必ず
しも設ける必要はない。
【0016】一方、頂面の面積が相対的に小さいピスト
ン2を摺動可能に内蔵するシリンダ5は、シリンダ室4
Aの内容積がピストン1の往復動作で拡大するとき縮小
し、縮小するとき拡大するシリンダ室5Aを備え、この
シリンダ室5Aの端部に、内部圧力が外部圧力より低下
したとき開弁し、内部圧力が外部圧力より上昇したとき
閉弁する逆止弁V3を備えた流体の流入口13と、シリ
ンダ室5Aの内部圧力が外部圧力より低下したとき閉弁
し、内部圧力が外部圧力より上昇したとき開弁する逆止
弁V4を備えた流体の流出口14とを開設して、ポンプ
作動部を構成する。
ン2を摺動可能に内蔵するシリンダ5は、シリンダ室4
Aの内容積がピストン1の往復動作で拡大するとき縮小
し、縮小するとき拡大するシリンダ室5Aを備え、この
シリンダ室5Aの端部に、内部圧力が外部圧力より低下
したとき開弁し、内部圧力が外部圧力より上昇したとき
閉弁する逆止弁V3を備えた流体の流入口13と、シリ
ンダ室5Aの内部圧力が外部圧力より低下したとき閉弁
し、内部圧力が外部圧力より上昇したとき開弁する逆止
弁V4を備えた流体の流出口14とを開設して、ポンプ
作動部を構成する。
【0017】そして、ポンプ駆動部の開閉弁V1を閉
じ、開閉弁V2を開けてシリンダ4のシリンダ室4A・
4Bの圧力を等しくしたとき、ピストン1・2が図1
(A)矢印方向に移動するためには、シリンダ室5A内
の流体の圧力(絶対圧力、以下同じ)をPL 、ピストン
2の頂面の面積をS2 、ピストン1・2の摺動抵抗をf
とすると、次式を満足する必要がある。
じ、開閉弁V2を開けてシリンダ4のシリンダ室4A・
4Bの圧力を等しくしたとき、ピストン1・2が図1
(A)矢印方向に移動するためには、シリンダ室5A内
の流体の圧力(絶対圧力、以下同じ)をPL 、ピストン
2の頂面の面積をS2 、ピストン1・2の摺動抵抗をf
とすると、次式を満足する必要がある。
【0018】 f<(PL −0.1)・S2 ・・・・・(1)
【0019】一方、開閉弁V1を開け、開閉弁V2を閉
じてシリンダ室4B内の流体をポンプ9によって0.1
MPaの圧力になるまで排出するとき、ピストン1・2
が図1(B)矢印方向に移動して、シリンダ室5Aの内
容積を減少させるためには、シリンダ室5A内の流体の
圧力をPH 、ピストン1の頂面の面積をS1 とすると、
次式を満足する必要がある。
じてシリンダ室4B内の流体をポンプ9によって0.1
MPaの圧力になるまで排出するとき、ピストン1・2
が図1(B)矢印方向に移動して、シリンダ室5Aの内
容積を減少させるためには、シリンダ室5A内の流体の
圧力をPH 、ピストン1の頂面の面積をS1 とすると、
次式を満足する必要がある。
【0020】 (PL −0.1)・S1 >(PH −0.1)・S2 +f ・・・・・(2)
【0021】上記二つの不等式は、例えばPH =2.1
MPa、PL =0.5MPa、S1=100cm2 、S2
=15cm2 、f=30Nを与えると同時に成立す
る。
MPa、PL =0.5MPa、S1=100cm2 、S2
=15cm2 、f=30Nを与えると同時に成立す
る。
【0022】したがって、例えば蒸発器熱交換器95で
蒸発し、0.5MPa程度の冷媒蒸気が吸収器96に向
かって流れる冷媒蒸気配管L1に、例えば容量を200
cm 3 にしたバッファタンク8を備えたポンプ装置10
0の流出入口6を配管7を介して接続すると共に、吸収
器96で冷媒を吸収して吐出し、0.5MPa程度の溶
液が流れる溶液吐出配管L2に作動部の流入口13を接
続し、発生器92に流入する2MPa程度の溶液が流れ
ている溶液流入配管L3に作動部の流出口14を接続し
て、本発明の吸収式冷凍機200を形成し、ポンプ9を
連続運転しながらポンプ駆動部側の開閉弁V1とV2と
を、例えば1秒間隔で交互に開閉すると、
蒸発し、0.5MPa程度の冷媒蒸気が吸収器96に向
かって流れる冷媒蒸気配管L1に、例えば容量を200
cm 3 にしたバッファタンク8を備えたポンプ装置10
0の流出入口6を配管7を介して接続すると共に、吸収
器96で冷媒を吸収して吐出し、0.5MPa程度の溶
液が流れる溶液吐出配管L2に作動部の流入口13を接
続し、発生器92に流入する2MPa程度の溶液が流れ
ている溶液流入配管L3に作動部の流出口14を接続し
て、本発明の吸収式冷凍機200を形成し、ポンプ9を
連続運転しながらポンプ駆動部側の開閉弁V1とV2と
を、例えば1秒間隔で交互に開閉すると、
【0023】ポンプ9が起動していても、開閉弁V1が
閉じ、開閉弁V2が開くと、シリンダ室4A・4Bの両
側が連通してピストン1の両側の圧力が等しくなるの
で、シリンダ4ではピストン1を移動させる応力が作用
せず、シリンダ室5A内の圧力は逆止弁V3の働きによ
って、少なくとも溶液吐出配管L2を流れている溶液の
圧力、すなわち0.5MPaはあるから、上記(1)の
不等式を満足し、ピストン1・2は図1(A)矢印方向
に移動してポンプ作動部であるシリンダ室5Aの内容積
が増大し、吸収器96から溶液吐出配管L2に吐出した
溶液がシリンダ室5Aに流入口13より流入する。
閉じ、開閉弁V2が開くと、シリンダ室4A・4Bの両
側が連通してピストン1の両側の圧力が等しくなるの
で、シリンダ4ではピストン1を移動させる応力が作用
せず、シリンダ室5A内の圧力は逆止弁V3の働きによ
って、少なくとも溶液吐出配管L2を流れている溶液の
圧力、すなわち0.5MPaはあるから、上記(1)の
不等式を満足し、ピストン1・2は図1(A)矢印方向
に移動してポンプ作動部であるシリンダ室5Aの内容積
が増大し、吸収器96から溶液吐出配管L2に吐出した
溶液がシリンダ室5Aに流入口13より流入する。
【0024】一方、開閉弁V1が開き、開閉弁V2が閉
じると、リンダ室4Bの冷媒蒸気はポンプ9によって速
やかに排出され、この部分の圧力が低下し、シリンダ室
4Aの圧力の方が高くなって上記(2)の不等式を満足
するので、ピストン1・2は図1(B)矢印方向に移動
してシリンダ室5A内の溶液を加圧し、溶液流入配管L
3内の溶液の圧力より高くなると、逆止弁V4が開いて
シリンダ室4Aから溶液流入配管L3に溶液が吐出す
る。
じると、リンダ室4Bの冷媒蒸気はポンプ9によって速
やかに排出され、この部分の圧力が低下し、シリンダ室
4Aの圧力の方が高くなって上記(2)の不等式を満足
するので、ピストン1・2は図1(B)矢印方向に移動
してシリンダ室5A内の溶液を加圧し、溶液流入配管L
3内の溶液の圧力より高くなると、逆止弁V4が開いて
シリンダ室4Aから溶液流入配管L3に溶液が吐出す
る。
【0025】すなわち、小型のポンプ9を連続運転しな
がらポンプ駆動部側の開閉弁V1・2を開閉することに
より、吸収器96にある低圧の溶液を、ポンプ作動部側
のシリンダ室5Aに流入・加圧して、ガスバーナなどの
加熱手段91で加熱して高圧になった再生器92に送り
込むことができるので、従来のように数百ワット以上の
電力を消費する大型の電動モータを設置する必要がな
く、ランニングコストの節約ができる。
がらポンプ駆動部側の開閉弁V1・2を開閉することに
より、吸収器96にある低圧の溶液を、ポンプ作動部側
のシリンダ室5Aに流入・加圧して、ガスバーナなどの
加熱手段91で加熱して高圧になった再生器92に送り
込むことができるので、従来のように数百ワット以上の
電力を消費する大型の電動モータを設置する必要がな
く、ランニングコストの節約ができる。
【0026】また、大型の電動モータ、この電動モータ
と溶液ポンプとの間に設けるクランクなどの動力伝達機
構、溶液ポンプなどを設置するスペースを確保する必要
がないし、ポンプ9・シリンダ4・5・開閉弁V1・V
2などを分散配置することもできるので、機器配置の自
由度が増し、スペースを有効利用して装置全体の小型化
を図ることも可能である。
と溶液ポンプとの間に設けるクランクなどの動力伝達機
構、溶液ポンプなどを設置するスペースを確保する必要
がないし、ポンプ9・シリンダ4・5・開閉弁V1・V
2などを分散配置することもできるので、機器配置の自
由度が増し、スペースを有効利用して装置全体の小型化
を図ることも可能である。
【0027】なお、搬送する流体の量がそれ程多くな
く、ポンプ9の起動と停止を繰り返して搬送しても量が
足りる場合には、開閉弁V1の設置を省略し、慣性を小
さく形成したポンプ9の起動と停止を繰り返すように構
成することも可能である。
く、ポンプ9の起動と停止を繰り返して搬送しても量が
足りる場合には、開閉弁V1の設置を省略し、慣性を小
さく形成したポンプ9の起動と停止を繰り返すように構
成することも可能である。
【0028】また、ピストン1・2は、図3に示したよ
うなダイヤフラム構造によって代替することができる。
図中15はピストン1に代わるダイヤフラム、16はピ
ストン2に代わるダイヤフラムであり、両者を連接棒3
が連結するので、シリンダ室4Aに相当する駆動室4a
と、シリンダ室4Bに相当する駆動室4bの圧力の大
小、およびシリンダ室5Aに相当する作動室5aの圧力
との関係によって、前記ピストン1・2と同様に動作
し、低圧側の流体を作動室5aに吸入し、これを加圧し
て高圧側に排出することができる。
うなダイヤフラム構造によって代替することができる。
図中15はピストン1に代わるダイヤフラム、16はピ
ストン2に代わるダイヤフラムであり、両者を連接棒3
が連結するので、シリンダ室4Aに相当する駆動室4a
と、シリンダ室4Bに相当する駆動室4bの圧力の大
小、およびシリンダ室5Aに相当する作動室5aの圧力
との関係によって、前記ピストン1・2と同様に動作
し、低圧側の流体を作動室5aに吸入し、これを加圧し
て高圧側に排出することができる。
【0029】また、開閉弁V1・V2は、図4(A)に
示したような電動式ロータリバルブV5、図4(B)に
示した電動式またはパイロット式三方弁V6によって代
替することができる。
示したような電動式ロータリバルブV5、図4(B)に
示した電動式またはパイロット式三方弁V6によって代
替することができる。
【0030】また、ポンプ9の吐出側をシリンダ4のシ
リンダ室4Aに直接接続したり、配管7を冷媒蒸気が流
れる他の配管部分や冷媒液が流れる配管部分、または溶
液が流れる配管部分に接続することなども可能である。
リンダ室4Aに直接接続したり、配管7を冷媒蒸気が流
れる他の配管部分や冷媒液が流れる配管部分、または溶
液が流れる配管部分に接続することなども可能である。
【0031】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではないので、特許請求の範囲に記載の趣旨から
逸脱しない範囲でさらに各種の変形実施が可能である。
るものではないので、特許請求の範囲に記載の趣旨から
逸脱しない範囲でさらに各種の変形実施が可能である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明のポンプ装置
によれば、低圧側の流体を少ない動力エネルギーで加圧
して高圧側に搬送することができるので、ランニングコ
ストの低減が図れる。また、補助ポンプに小型のものを
使用することができると共に、補助ポンプおよび開閉弁
などを配管接続すれば良いし、それぞれを分散配置する
こともできるので、吸収式冷凍機の機器の配置の自由度
が増し、スペースを有効利用して装置全体の小型化を図
ることができる。
によれば、低圧側の流体を少ない動力エネルギーで加圧
して高圧側に搬送することができるので、ランニングコ
ストの低減が図れる。また、補助ポンプに小型のものを
使用することができると共に、補助ポンプおよび開閉弁
などを配管接続すれば良いし、それぞれを分散配置する
こともできるので、吸収式冷凍機の機器の配置の自由度
が増し、スペースを有効利用して装置全体の小型化を図
ることができる。
【0033】したがって、このポンプ装置を低圧の吸収
器から高圧の発生器に溶液を搬送するポンプとして使用
することにより、コンパクトで省エネタイプの吸収式冷
凍機の提供が可能となった。
器から高圧の発生器に溶液を搬送するポンプとして使用
することにより、コンパクトで省エネタイプの吸収式冷
凍機の提供が可能となった。
【図1】ポンプ装置の説明図である。
【図2】吸収式冷凍機の説明図である。
【図3】変形実施の説明図である。
【図4】変形実施の説明図である。
【図5】従来技術の説明図である。
1・2 ピストン 3 連接棒 4・5 シリンダ 4A・4B・5A シリンダ室 4a・4b 駆動室 5a 作動室 6 流出入口 7 配管 8 バッファタンク 9 ポンプ 10 差圧発生流路 11 均圧化流路 12 シール材 13 流入口 14 流出口 15・16 ダイヤフラム 91 加熱手段 92 発生器 93 凝縮器熱交換器 94 膨張弁 95 蒸発器熱交換器 96 吸収器 97 減圧弁 V1・V2 開閉弁 V3・V4 逆止弁 V5 ロータリバルブ V6 三方弁 100 ポンプ装置 200 吸収式冷凍機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 具彦 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 駆動部と作動部とからなり、駆動部は流
体の流出入口を一端に備えてピストンを内蔵したシリン
ダと、このシリンダの他端から前記一端の側、または前
記流出入口に接続する配管およびこの配管に接続されて
前記シリンダの他端側から前記一端の側または前記流出
入口に流体を搬送する補助ポンプを備えた差圧発生流路
と、開閉弁を備えて前記補助ポンプに並列に設ける均圧
化流路とを備え、作動部は前記一端側のシリンダ内容積
がピストンの往復動作で拡大するとき縮小し、縮小する
とき拡大する、前記ピストンより小さい面積の頂面を備
えて前記ピストンと連動するピストンを内蔵したシリン
ダと、このシリンダの端部に内部圧力が外部圧力より低
下したとき開弁し、内部圧力が外部圧力より上昇したと
き閉弁する第1の弁機構を備えた流体の流入口と、この
流体の流入口と同じ側の端部にシリンダの内部圧力が外
部圧力より低下したとき閉弁し、内部圧力が外部圧力よ
り上昇したとき開弁する第2の弁機構を有する流体の流
出口とを備えたことを特徴とするポンプ装置。 - 【請求項2】 駆動部におけるピストンとシリンダ、作
動部におけるピストンとシリンダの、一方または両方が
ダイヤフラム機構によって代替されたことを特徴とする
請求項1記載のポンプ装置。 - 【請求項3】 発生器・凝縮器熱交換器・蒸発器熱交換
器・吸収器を接続して冷媒サイクルと溶液サイクルとを
構成する吸収式冷凍機において、吸収器に接続した溶液
吐出配管を請求項1または2記載のポンプ装置の流体の
流入口に接続し、発生器に接続した溶液流入配管を前記
ポンプ装置の流体流出口に接続し、さらに冷媒配管また
は溶液配管を前記ポンプ装置の流体の流出入口に接続し
たことを特徴とする吸収式冷凍機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7265579A JPH09112201A (ja) | 1995-10-13 | 1995-10-13 | ポンプ装置およびそれを利用した吸収式冷凍機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7265579A JPH09112201A (ja) | 1995-10-13 | 1995-10-13 | ポンプ装置およびそれを利用した吸収式冷凍機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09112201A true JPH09112201A (ja) | 1997-04-28 |
Family
ID=17419089
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7265579A Pending JPH09112201A (ja) | 1995-10-13 | 1995-10-13 | ポンプ装置およびそれを利用した吸収式冷凍機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09112201A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105952611A (zh) * | 2016-06-27 | 2016-09-21 | 安徽沃特普尔节能科技有限公司 | 一种吸收式制冷系统用活塞换向泵送装置 |
-
1995
- 1995-10-13 JP JP7265579A patent/JPH09112201A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105952611A (zh) * | 2016-06-27 | 2016-09-21 | 安徽沃特普尔节能科技有限公司 | 一种吸收式制冷系统用活塞换向泵送装置 |
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