JPH09109721A - 複式手動変速装置 - Google Patents
複式手動変速装置Info
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- JPH09109721A JPH09109721A JP8284672A JP28467296A JPH09109721A JP H09109721 A JPH09109721 A JP H09109721A JP 8284672 A JP8284672 A JP 8284672A JP 28467296 A JP28467296 A JP 28467296A JP H09109721 A JPH09109721 A JP H09109721A
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- JP
- Japan
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- splitter
- clutch
- actuator
- manually operated
- manual transmission
- Prior art date
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H63/00—Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
- F16H63/40—Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism comprising signals other than signals for actuating the final output mechanisms
- F16H63/44—Signals to the control unit of auxiliary gearing
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H3/00—Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion
- F16H3/02—Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion without gears having orbital motion
- F16H3/08—Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion without gears having orbital motion exclusively or essentially with continuously meshing gears, that can be disengaged from their shafts
- F16H3/087—Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion without gears having orbital motion exclusively or essentially with continuously meshing gears, that can be disengaged from their shafts characterised by the disposition of the gears
- F16H3/093—Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion without gears having orbital motion exclusively or essentially with continuously meshing gears, that can be disengaged from their shafts characterised by the disposition of the gears with two or more countershafts
- F16H3/095—Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion without gears having orbital motion exclusively or essentially with continuously meshing gears, that can be disengaged from their shafts characterised by the disposition of the gears with two or more countershafts with means for ensuring an even distribution of torque between the countershafts
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
- Structure Of Transmissions (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 複式手動変速装置において、選択可能なギヤ
比に対して必要なギヤの数を減少させ、また、シフト操
作を容易にする。 【解決手段】 2速副スプリッタ部102 と、主変速部10
4 と、2速スプリッタ部108 と、2速レンジ部110 とを
直列に連結する。手動操作シフトレバーで主変速部クラ
ッチ140 を移動させて、主変速部104 をシフトする。手
動操作4位置スイッチよって、アクチュエータを作動さ
せ、副スプリッタおよびスプリッタクラッチ116 ,156
を移動させて、副スプリッタ部102 およびスプリッタ部
108 をシフトする。シフトレバーの移動に応答するレン
ジスイッチによって、レンジアクチュエータを作動さ
せ、レンジクラッチ158 を移動させて、レンジ部110 を
自動シフトする。少数のギヤで16速のギヤ比を得ること
ができ、第1〜16速のシフト操作を手動操作シフトレバ
ーおよび4位置スイッチによって、簡単に行うことがで
きる。
比に対して必要なギヤの数を減少させ、また、シフト操
作を容易にする。 【解決手段】 2速副スプリッタ部102 と、主変速部10
4 と、2速スプリッタ部108 と、2速レンジ部110 とを
直列に連結する。手動操作シフトレバーで主変速部クラ
ッチ140 を移動させて、主変速部104 をシフトする。手
動操作4位置スイッチよって、アクチュエータを作動さ
せ、副スプリッタおよびスプリッタクラッチ116 ,156
を移動させて、副スプリッタ部102 およびスプリッタ部
108 をシフトする。シフトレバーの移動に応答するレン
ジスイッチによって、レンジアクチュエータを作動さ
せ、レンジクラッチ158 を移動させて、レンジ部110 を
自動シフトする。少数のギヤで16速のギヤ比を得ること
ができ、第1〜16速のシフト操作を手動操作シフトレバ
ーおよび4位置スイッチによって、簡単に行うことがで
きる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通常、手動でシフ
トされる同期型の複式手動変速装置およびその制御に関
する。特に、本発明は、主変速部に直列に連結される副
スプリッタ型入力部およびスプリッタ/レンジ複合型出
力部を利用するタイプの変速装置およびその制御に関す
る。
トされる同期型の複式手動変速装置およびその制御に関
する。特に、本発明は、主変速部に直列に連結される副
スプリッタ型入力部およびスプリッタ/レンジ複合型出
力部を利用するタイプの変速装置およびその制御に関す
る。
【0002】
【従来の技術】レンジ(大減速比)型、スプリッタ(小
変速比)型およびレンジ/スプリッタ複合型の複式変速
装置は、従来技術において公知であり、その内容は、米
国特許第4,754,665 号、第5,000,060 号、第5,272,939
号および第5,390,561 号に記載されており、その開示内
容は、参考として本説明に含まれる。副スプリッタ型入
力部を利用する複式変速装置は、米国特許第4,966,048
号および第5,054,591 号に記載されており、その開示内
容は、参考として本説明に含まれる。
変速比)型およびレンジ/スプリッタ複合型の複式変速
装置は、従来技術において公知であり、その内容は、米
国特許第4,754,665 号、第5,000,060 号、第5,272,939
号および第5,390,561 号に記載されており、その開示内
容は、参考として本説明に含まれる。副スプリッタ型入
力部を利用する複式変速装置は、米国特許第4,966,048
号および第5,054,591 号に記載されており、その開示内
容は、参考として本説明に含まれる。
【0003】同期型の複式変速装置、特に大型車両にお
いて使用されるものにおいては、同期クラッチアセンブ
リの少なくとも一部は、「自己増力式(self-energizin
g )」または「ブースタ式」であり、その内容は、米国
特許第5,065,855 号、第5,078,244 号、第5,078,245
号、第5,086,897 号、第5,092,439 号および第5,111,92
2 号に記載されており、その開示内容は、参考として本
説明に含まれる。このような同期装置を利用する高容量
同期変速装置は、本出願の譲受人の関連会社が全て所有
するイートンリミテッドおよびイートンS.A.によっ
て、ヨーロッパにおいて「Sシリーズ」という商標で製
造され、販売されている。
いて使用されるものにおいては、同期クラッチアセンブ
リの少なくとも一部は、「自己増力式(self-energizin
g )」または「ブースタ式」であり、その内容は、米国
特許第5,065,855 号、第5,078,244 号、第5,078,245
号、第5,086,897 号、第5,092,439 号および第5,111,92
2 号に記載されており、その開示内容は、参考として本
説明に含まれる。このような同期装置を利用する高容量
同期変速装置は、本出願の譲受人の関連会社が全て所有
するイートンリミテッドおよびイートンS.A.によっ
て、ヨーロッパにおいて「Sシリーズ」という商標で製
造され、販売されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の多数の
変速装置は、商業的および機能的に成功しているが、一
定数の選択可能なギア比を提供するのに必要なギヤの数
を減少させ、また、所定の同期クラッチにおいて、操作
を容易化し、制御を単純化し、また、関連する減速比
(すなわち、作用するトルク)を軽減する点について
は、改善の余地がある。
変速装置は、商業的および機能的に成功しているが、一
定数の選択可能なギア比を提供するのに必要なギヤの数
を減少させ、また、所定の同期クラッチにおいて、操作
を容易化し、制御を単純化し、また、関連する減速比
(すなわち、作用するトルク)を軽減する点について
は、改善の余地がある。
【0005】そこで、本発明は、上記の課題を解決すべ
く、新規で改良された複式変速装置、望ましくは、同期
型複式変速装置およびその制御を提供することを目的と
する。
く、新規で改良された複式変速装置、望ましくは、同期
型複式変速装置およびその制御を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、最小限
の数のギヤまたはギヤ層を用いて所定数の選択可能なギ
ヤ比を提供し、制御性を改善し、また、主変速部の最も
低いギヤ比に関連するクラッチに対する減速比を最小に
するようにした改良された複式変速装置、望ましくは同
期型複式変速装置およびその制御を提供することができ
る。これは、副スプリッタ入力部および3層ギア4速ス
プリッタ/レンジ複合型出力部を有する変速装置、望ま
しくは全部又は一部同期型変速装置を提供することによ
って達成される。副スプリッタ、スプリッタおよびレン
ジクラッチは、それぞれ、2位置または3位置加圧流体
作動ピストンのような第1、第2および第3遠隔アクチ
ュエータによって制御されるのに対して、主変速部は、
その開示内容が参考として本説明に含まれる米国特許第
4,920,815 号および第5,219,391 号に記載された型式の
シフトバーまたはシフトロッドアセンブリによって制御
される。好適な実施形態においては、第1および第2ア
クチュエータは、通常、シフトレバーノブに配置される
3位置または4位置セレクタによって制御されるのに対
して、第3アクチュエータは、いわゆる「ダブル−H」
制御に関連する型式のレンジスイッチによって、自動的
に制御される(前述米国特許第5,000,060 号参照)。
の数のギヤまたはギヤ層を用いて所定数の選択可能なギ
ヤ比を提供し、制御性を改善し、また、主変速部の最も
低いギヤ比に関連するクラッチに対する減速比を最小に
するようにした改良された複式変速装置、望ましくは同
期型複式変速装置およびその制御を提供することができ
る。これは、副スプリッタ入力部および3層ギア4速ス
プリッタ/レンジ複合型出力部を有する変速装置、望ま
しくは全部又は一部同期型変速装置を提供することによ
って達成される。副スプリッタ、スプリッタおよびレン
ジクラッチは、それぞれ、2位置または3位置加圧流体
作動ピストンのような第1、第2および第3遠隔アクチ
ュエータによって制御されるのに対して、主変速部は、
その開示内容が参考として本説明に含まれる米国特許第
4,920,815 号および第5,219,391 号に記載された型式の
シフトバーまたはシフトロッドアセンブリによって制御
される。好適な実施形態においては、第1および第2ア
クチュエータは、通常、シフトレバーノブに配置される
3位置または4位置セレクタによって制御されるのに対
して、第3アクチュエータは、いわゆる「ダブル−H」
制御に関連する型式のレンジスイッチによって、自動的
に制御される(前述米国特許第5,000,060 号参照)。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の上記目的および他の目的
並びに利点は、図面に関連して記述した以下の好適な実
施形態の詳細な説明を読むことによって明白となるであ
ろう。
並びに利点は、図面に関連して記述した以下の好適な実
施形態の詳細な説明を読むことによって明白となるであ
ろう。
【0008】以下の説明においては、便宜上参照のため
に一定の用語を使用するが、それに限定されるものでは
ない。「上方」、「下方」、「右方」および「左方」と
いう用語は、参照される図面における方向を示す。「内
方」および「外方」という用語は、それぞれ装置および
装置の指示された部分の幾何学的中心へ向う方向および
中心から離れる方向を示す。前述の用語は、明確に言及
された用語、それの派生語および類義語に適用される。
に一定の用語を使用するが、それに限定されるものでは
ない。「上方」、「下方」、「右方」および「左方」と
いう用語は、参照される図面における方向を示す。「内
方」および「外方」という用語は、それぞれ装置および
装置の指示された部分の幾何学的中心へ向う方向および
中心から離れる方向を示す。前述の用語は、明確に言及
された用語、それの派生語および類義語に適用される。
【0009】「複式変速装置」という用語は、主変速部
およびこれに直列に連結された少なくとも1つの補助変
速部を有し、主変速部で選択されたギヤ減速比をさらに
補助変速部で選択されたギヤ減速比と組合せることがで
きるようにした変速装置または歯車変速装置を示すため
に用いられている。
およびこれに直列に連結された少なくとも1つの補助変
速部を有し、主変速部で選択されたギヤ減速比をさらに
補助変速部で選択されたギヤ減速比と組合せることがで
きるようにした変速装置または歯車変速装置を示すため
に用いられている。
【0010】「同期クラッチアセンブリ」およびそれと
同様の意味の用語は、噛み合いクラッチによって、選択
されたギアを軸に共転するように結合させるために用い
られ、クラッチの噛み合いが、クラッチの部材がほぼ同
期回転するまで阻止またはブロックされるようにしたク
ラッチアセンブリを示しており、これは、比較的大容量
の摩擦手段がクラッチ部材と共に用いられて、クラッチ
係合が開始されると、クラッチ部材およびそれらと共に
回転するすべての部材をほぼ同期速度で回転させること
ができるようになっている。
同様の意味の用語は、噛み合いクラッチによって、選択
されたギアを軸に共転するように結合させるために用い
られ、クラッチの噛み合いが、クラッチの部材がほぼ同
期回転するまで阻止またはブロックされるようにしたク
ラッチアセンブリを示しており、これは、比較的大容量
の摩擦手段がクラッチ部材と共に用いられて、クラッチ
係合が開始されると、クラッチ部材およびそれらと共に
回転するすべての部材をほぼ同期速度で回転させること
ができるようになっている。
【0011】図17は、従来技術の前進16速後退4速同期
型変速装置10を概略的に示す。従来技術の変速装置10
は、2速入力スプリッタ部12と、前進4速主変速部14
と、2速レンジ部とを全て直列に接続した「2×4×
2」型の16速変速装置である。前述のように、この一般
的な型式の変速装置は、本発明の譲受人がヨーロッパに
所有する関連会社において「Sシリーズ」という商標で
販売されており、その詳細は、前述の米国特許第5,390,
561 号に記載されている。
型変速装置10を概略的に示す。従来技術の変速装置10
は、2速入力スプリッタ部12と、前進4速主変速部14
と、2速レンジ部とを全て直列に接続した「2×4×
2」型の16速変速装置である。前述のように、この一般
的な型式の変速装置は、本発明の譲受人がヨーロッパに
所有する関連会社において「Sシリーズ」という商標で
販売されており、その詳細は、前述の米国特許第5,390,
561 号に記載されている。
【0012】簡単に言えば、入力軸18は、変速装置ハウ
ジング前壁(図示せず)に支持され、2つの入力ギア2
0,22 に挿通されており、選択された1つのギアを複動
同期クラッチ24によって入力軸18にクラッチ結合するよ
うにして、2速スプリッタ入力部12を形成する。前方副
軸アセンブリ26の各々は、副軸ギア30,32,34,36,38,40
を支持する副軸28を含む。ギア30,32 は、それぞれ入力
ギア20,22 と常時噛み合っている。主変速部14におい
て、副軸ギア34,36,38,40 は、主軸ギア42,44,46および
後退主軸ギヤ48に常時噛み合うアイドラ(図示せず)と
常時噛み合っている。複動同期クラッチアセンブリ50,5
2 は、主軸54上に設けられており、主軸54を入力軸18ま
たは主軸ギア42,44,46の選択された1つにクラッチ結合
する。非同期クラッチ56は、後退主軸ギア48を主軸54に
クラッチ結合せるために用いられる。
ジング前壁(図示せず)に支持され、2つの入力ギア2
0,22 に挿通されており、選択された1つのギアを複動
同期クラッチ24によって入力軸18にクラッチ結合するよ
うにして、2速スプリッタ入力部12を形成する。前方副
軸アセンブリ26の各々は、副軸ギア30,32,34,36,38,40
を支持する副軸28を含む。ギア30,32 は、それぞれ入力
ギア20,22 と常時噛み合っている。主変速部14におい
て、副軸ギア34,36,38,40 は、主軸ギア42,44,46および
後退主軸ギヤ48に常時噛み合うアイドラ(図示せず)と
常時噛み合っている。複動同期クラッチアセンブリ50,5
2 は、主軸54上に設けられており、主軸54を入力軸18ま
たは主軸ギア42,44,46の選択された1つにクラッチ結合
する。非同期クラッチ56は、後退主軸ギア48を主軸54に
クラッチ結合せるために用いられる。
【0013】主軸54の後方端は、2速レンジ部16内に延
び、これと共転するギア58を支持している。一対の補助
部副軸アセンブリ60の各々は、補助部副軸62を含み、こ
の補助部副軸62は、これと共転する2つの補助部副軸ギ
ア64,66 を支持している。ギア64は、補助部入力ギア58
と常時噛み合っているのに対して、ギア66は、出力軸70
が挿通された出力ギア68と常時噛み合っている。2位置
同期レンジクラッチ72は、出力軸70によって支持され、
出力ギア68または主軸54を出力軸70にクラッチ結合する
ために用いられる。
び、これと共転するギア58を支持している。一対の補助
部副軸アセンブリ60の各々は、補助部副軸62を含み、こ
の補助部副軸62は、これと共転する2つの補助部副軸ギ
ア64,66 を支持している。ギア64は、補助部入力ギア58
と常時噛み合っているのに対して、ギア66は、出力軸70
が挿通された出力ギア68と常時噛み合っている。2位置
同期レンジクラッチ72は、出力軸70によって支持され、
出力ギア68または主軸54を出力軸70にクラッチ結合する
ために用いられる。
【0014】2位置同期クラッチ24は、左方および右方
に移動可能であり、それぞれ選択的に係合可能なクラッ
チ位置1A,1Bを形成する。2位置同期クラッチ部材50
は、左方および右方に移動可能であり、それぞれ選択的
に係合可能なクラッチ位置1C,1Dを形成する。2位置同
期クラッチ部材52は、左方および右方に移動可能であ
り、それぞれ選択的に係合可能なクラッチ位置1E,1Fを
形成する。非同期ジョークラッチ56は、左方へ移動可能
であり、選択的に係合可能なクラッチ位置Rを形成す
る。2位置同期クラッチ部材72は、左方および右方に移
動可能であり、それぞれ選択的に係合可能なクラッチ位
置1G,1Hを形成する。
に移動可能であり、それぞれ選択的に係合可能なクラッ
チ位置1A,1Bを形成する。2位置同期クラッチ部材50
は、左方および右方に移動可能であり、それぞれ選択的
に係合可能なクラッチ位置1C,1Dを形成する。2位置同
期クラッチ部材52は、左方および右方に移動可能であ
り、それぞれ選択的に係合可能なクラッチ位置1E,1Fを
形成する。非同期ジョークラッチ56は、左方へ移動可能
であり、選択的に係合可能なクラッチ位置Rを形成す
る。2位置同期クラッチ部材72は、左方および右方に移
動可能であり、それぞれ選択的に係合可能なクラッチ位
置1G,1Hを形成する。
【0015】図18は、従来技術の変速装置10のシフト操
作を制御するための「リピート−H」型のシフトパター
ンを示す。簡単にいうと、レンジクラッチ72は、レンジ
制御ボタン74によって制御されるのに対して、スプリッ
タクラッチ24は、スプリッタスイッチ76によって制御さ
れる。主変速部クラッチ50,52,56は、公知の型式のシフ
トバーハウジングアセンブリを介して作動するシフトレ
バーによって制御され、その具体例は、前述の米国特許
第4,920,815 号および第5,219,391 号に記載されてい
る。通常、シフトバーハウジングアセンブリは、同時に
複数のクラッチ50,52,56が係合するのを防ぐためのイン
ターロック機構を有している。
作を制御するための「リピート−H」型のシフトパター
ンを示す。簡単にいうと、レンジクラッチ72は、レンジ
制御ボタン74によって制御されるのに対して、スプリッ
タクラッチ24は、スプリッタスイッチ76によって制御さ
れる。主変速部クラッチ50,52,56は、公知の型式のシフ
トバーハウジングアセンブリを介して作動するシフトレ
バーによって制御され、その具体例は、前述の米国特許
第4,920,815 号および第5,219,391 号に記載されてい
る。通常、シフトバーハウジングアセンブリは、同時に
複数のクラッチ50,52,56が係合するのを防ぐためのイン
ターロック機構を有している。
【0016】図19は、図17に示す従来技術の変速装置10
において、オーバードライブ型および直結型の選択可能
な各ギアに対応する係合クラッチ位置および総変速比を
示す図表である。オーバードライブ型変速装置は、開示
内容が本説明に含まれる米国特許第5,363,715 号に記載
された型式の「X−型」制御とすることが望ましいが、
オーバードライブ型および直結型の変速装置10は、いず
れも、標準のH−型パターンとすることもできる。もち
ろん、変速装置10は、「ダブル−H」型コントローラを
使用することができ、これにより、レンジ制御ボタン74
が不要となる。
において、オーバードライブ型および直結型の選択可能
な各ギアに対応する係合クラッチ位置および総変速比を
示す図表である。オーバードライブ型変速装置は、開示
内容が本説明に含まれる米国特許第5,363,715 号に記載
された型式の「X−型」制御とすることが望ましいが、
オーバードライブ型および直結型の変速装置10は、いず
れも、標準のH−型パターンとすることもできる。もち
ろん、変速装置10は、「ダブル−H」型コントローラを
使用することができ、これにより、レンジ制御ボタン74
が不要となる。
【0017】図1は、本発明に係る前進16速後退4速複
式手動変速装置100 を示す。複式変速装置100 は、2速
入力副スプリッタ部102 と、主変速部104 と、スプリッ
タ部108 およびレンジ部110 を含む3層ギヤ4速スプリ
ッタ/レンジ複合型補助部106 (3層4速スプリッタ/
レンジ複合型出力部)とを備え、これらが全て直列に連
結されている。スプリッタ/レンジ複合型補助部106
は、前述の米国特許第4,754,665 号に記載された型式の
ものである。一般に、変速装置100 は、単一のハウジン
グ(図示せず)に収容され、公知のディーゼルエンジン
のような原動機(図示せず)によって、マスター摩擦ク
ラッチを介して駆動される入力軸112 を含んでいる。ス
プリッタ/レンジ複合型補助部106 は、トランスファケ
ース、駆動軸アセンブリ等の車両終駆動機構と駆動連結
される出力軸114 を支持している。
式手動変速装置100 を示す。複式変速装置100 は、2速
入力副スプリッタ部102 と、主変速部104 と、スプリッ
タ部108 およびレンジ部110 を含む3層ギヤ4速スプリ
ッタ/レンジ複合型補助部106 (3層4速スプリッタ/
レンジ複合型出力部)とを備え、これらが全て直列に連
結されている。スプリッタ/レンジ複合型補助部106
は、前述の米国特許第4,754,665 号に記載された型式の
ものである。一般に、変速装置100 は、単一のハウジン
グ(図示せず)に収容され、公知のディーゼルエンジン
のような原動機(図示せず)によって、マスター摩擦ク
ラッチを介して駆動される入力軸112 を含んでいる。ス
プリッタ/レンジ複合型補助部106 は、トランスファケ
ース、駆動軸アセンブリ等の車両終駆動機構と駆動連結
される出力軸114 を支持している。
【0018】副スプリッタ入力部102 では、入力軸112
が複動同期クラッチ部材116 (副スプリッタクラッチ)
を支持しており、このクラッチ部材116 は、選択的に位
置決めされて、入力ギア118,120 の1つを入力軸112 に
係合させる。後段で詳述するように、クラッチ部材116
も、入力軸112 を入力ギア118,120 の両方に係合させな
い中立位置(第3位置)に確実に位置決めできるように
することが望ましい。複動同期クラッチ部材116 は、選
択的に左方および右方に移動することができ、それぞれ
選択的に係合可能なクラッチ位置2A,2B(第1、第2位
置)を形成する。
が複動同期クラッチ部材116 (副スプリッタクラッチ)
を支持しており、このクラッチ部材116 は、選択的に位
置決めされて、入力ギア118,120 の1つを入力軸112 に
係合させる。後段で詳述するように、クラッチ部材116
も、入力軸112 を入力ギア118,120 の両方に係合させな
い中立位置(第3位置)に確実に位置決めできるように
することが望ましい。複動同期クラッチ部材116 は、選
択的に左方および右方に移動することができ、それぞれ
選択的に係合可能なクラッチ位置2A,2B(第1、第2位
置)を形成する。
【0019】副スプリッタ/入力ギア118,120 は、一対
のほぼ同一の主変速部副軸アセンブリ122 をほぼ同一の
回転速度で同時に回転させる。図示の変速装置100 で
は、2つのほぼ同一の主変速部副軸アセンブリ122 は、
互いに主軸124 の直径方向反対側に配置されており、こ
の主軸124 は、入力軸112 および出力軸114 とほぼ同軸
上に配置されている。主変速部副軸アセンブリ122 の各
々は、軸受によって支持された主変速部副軸126 を備
え、主変速部副軸126 には、同一郡の主変速部副軸ギア
128,130,132,134 がそれと共転するように固定されてい
る。主変速部駆動ギア136,138 は、主軸124 が挿通さ
れ、複動摩擦クラッチ部材140 (主変速部クラッチ)お
よび非同期摺動クラッチ部材142 によって、一度に1つ
が主軸124 に選択的にクラッチ結合できるようになって
いる。複動同期クラッチ部材140 は、入力ギア120 を入
力軸112 に直接クラッチ結合させて、それらの間に直結
駆動関係を提供するために利用することもできる。もち
ろん、クラッチ位置2Bの係合によって、入力ギア120 は
入力軸112 と共に回転する。
のほぼ同一の主変速部副軸アセンブリ122 をほぼ同一の
回転速度で同時に回転させる。図示の変速装置100 で
は、2つのほぼ同一の主変速部副軸アセンブリ122 は、
互いに主軸124 の直径方向反対側に配置されており、こ
の主軸124 は、入力軸112 および出力軸114 とほぼ同軸
上に配置されている。主変速部副軸アセンブリ122 の各
々は、軸受によって支持された主変速部副軸126 を備
え、主変速部副軸126 には、同一郡の主変速部副軸ギア
128,130,132,134 がそれと共転するように固定されてい
る。主変速部駆動ギア136,138 は、主軸124 が挿通さ
れ、複動摩擦クラッチ部材140 (主変速部クラッチ)お
よび非同期摺動クラッチ部材142 によって、一度に1つ
が主軸124 に選択的にクラッチ結合できるようになって
いる。複動同期クラッチ部材140 は、入力ギア120 を入
力軸112 に直接クラッチ結合させて、それらの間に直結
駆動関係を提供するために利用することもできる。もち
ろん、クラッチ位置2Bの係合によって、入力ギア120 は
入力軸112 と共に回転する。
【0020】主変速部駆動ギア136 は、主変速部副軸ギ
ア132 と常時噛み合い状態にあり、主変速部副軸ギア13
2 によって浮動支持されており、主変速部主軸ギア138
は、後退ギアであり、通常のアイドラギヤ(図示せず)
を介して、副軸ギア134 と常時噛み合い状態にあり、そ
の取付手段および特別な利点は、その開示内容が本説明
に含まれる米国特許第3,105,395 号および第3,335,616
号に詳述されている。複動同期摩擦クラッチ部材140
は、選択的に左方および右方に移動可能であり、それぞ
れ選択的に係合可能なクラッチ位置2C,2Dを形成する。
摺動クラッチカラー142 は、右方へ移動することが可能
であり、選択的に係合可能な後退クラッチ位置Rを形成
する。主変速部クラッチ部材140,142 は、シフトフォー
ク(図示せず)によって、軸方向に位置決めされ、これ
らのシフトフォークは、シフトバーまたはシフト軸アセ
ンブリによって制御され、従来技術で公知のように、一
度にクラッチ部材の1つをニュートラル位置から軸方向
に位置決めすることができる。変速装置100 の手動制御
される主変速部104 には、3つのクラッチ位置2C,2D,
Rが形成され、これらのクラッチ位置2C,2D,Rは、そ
れぞれ相互に排他的に係合可能であり、入力/副スプリ
ッタギア120 、主変速部駆動ギア136 または主変速部後
退ギア138 のいずれかを主軸124 と駆動連結させる。
ア132 と常時噛み合い状態にあり、主変速部副軸ギア13
2 によって浮動支持されており、主変速部主軸ギア138
は、後退ギアであり、通常のアイドラギヤ(図示せず)
を介して、副軸ギア134 と常時噛み合い状態にあり、そ
の取付手段および特別な利点は、その開示内容が本説明
に含まれる米国特許第3,105,395 号および第3,335,616
号に詳述されている。複動同期摩擦クラッチ部材140
は、選択的に左方および右方に移動可能であり、それぞ
れ選択的に係合可能なクラッチ位置2C,2Dを形成する。
摺動クラッチカラー142 は、右方へ移動することが可能
であり、選択的に係合可能な後退クラッチ位置Rを形成
する。主変速部クラッチ部材140,142 は、シフトフォー
ク(図示せず)によって、軸方向に位置決めされ、これ
らのシフトフォークは、シフトバーまたはシフト軸アセ
ンブリによって制御され、従来技術で公知のように、一
度にクラッチ部材の1つをニュートラル位置から軸方向
に位置決めすることができる。変速装置100 の手動制御
される主変速部104 には、3つのクラッチ位置2C,2D,
Rが形成され、これらのクラッチ位置2C,2D,Rは、そ
れぞれ相互に排他的に係合可能であり、入力/副スプリ
ッタギア120 、主変速部駆動ギア136 または主変速部後
退ギア138 のいずれかを主軸124 と駆動連結させる。
【0021】スプリッタ/レンジ複合補助部106 は、前
述の米国特許第4,754,665 号に詳述されている型式のも
のである。スプリッタ/レンジ複合補助部106 は、2つ
のほぼ同一の副軸アセンブリ160 を含み、各アセンブリ
は、ハウジング内の軸受に支持された補助副軸162 を備
え、それと共に回転する3つの補助部副軸ギア144,146,
148 を支持している。補助部副軸ギア144 は、補助部ス
プリッタギア150 と常時噛み合い、これを支持してお
り、補助部スプリッタギア150 には、主軸124 が挿通さ
れている。補助部副軸ギア146 は、補助部スプリッタ/
レンジギア152 と常時噛み合い、これを支持しており、
補助部スプリッタ/レンジギア152 には、出力軸114 の
前端部に同軸上で隣接する主軸124 の後端部が挿通され
ている。補助部副軸ギア148 は、補助部レンジギア154
と常時噛み合い、これを支持しており、補助部レンジギ
ア154 には、出力軸114 が挿通されている。
述の米国特許第4,754,665 号に詳述されている型式のも
のである。スプリッタ/レンジ複合補助部106 は、2つ
のほぼ同一の副軸アセンブリ160 を含み、各アセンブリ
は、ハウジング内の軸受に支持された補助副軸162 を備
え、それと共に回転する3つの補助部副軸ギア144,146,
148 を支持している。補助部副軸ギア144 は、補助部ス
プリッタギア150 と常時噛み合い、これを支持してお
り、補助部スプリッタギア150 には、主軸124 が挿通さ
れている。補助部副軸ギア146 は、補助部スプリッタ/
レンジギア152 と常時噛み合い、これを支持しており、
補助部スプリッタ/レンジギア152 には、出力軸114 の
前端部に同軸上で隣接する主軸124 の後端部が挿通され
ている。補助部副軸ギア148 は、補助部レンジギア154
と常時噛み合い、これを支持しており、補助部レンジギ
ア154 には、出力軸114 が挿通されている。
【0022】複動同期クラッチ部材156 (スプリッタク
ラッチ)は、スプリッタギア150 またはスプリッタ/レ
ンジギア152 を主軸124 と選択的に結合するために利用
されるのに対して、2位置同期クラッチ部材158 (レン
ジクラッチ)は、スプリッタ/レンジギア152 またはレ
ンジギア154 を出力軸114 と選択的に結合するために利
用される。複動同期ジョークラッチ部材116,140,156,15
8 の構造および機能は、その開示内容が本説明に含まれ
る米国特許第4,462,489 号、第4,125,179 号および第2,
667,995 号に記載の公知の型式の同期ジョークラッチで
も良く、または、前述の米国特許第5,065,855 号、第5,
078,244 号、第5,078,245 号、第5,086,897 号もしくは
第5,111,922 号に記載のブースタ式同期装置を有する型
式のものでもよい。
ラッチ)は、スプリッタギア150 またはスプリッタ/レ
ンジギア152 を主軸124 と選択的に結合するために利用
されるのに対して、2位置同期クラッチ部材158 (レン
ジクラッチ)は、スプリッタ/レンジギア152 またはレ
ンジギア154 を出力軸114 と選択的に結合するために利
用される。複動同期ジョークラッチ部材116,140,156,15
8 の構造および機能は、その開示内容が本説明に含まれ
る米国特許第4,462,489 号、第4,125,179 号および第2,
667,995 号に記載の公知の型式の同期ジョークラッチで
も良く、または、前述の米国特許第5,065,855 号、第5,
078,244 号、第5,078,245 号、第5,086,897 号もしくは
第5,111,922 号に記載のブースタ式同期装置を有する型
式のものでもよい。
【0023】スプリッタ部108 では、複動同期ジョーク
ラッチ部材156 は、左方および右方に移動可能であり、
それぞれ選択的に係合可能なクラッチ位置2E,2Fを形成
する。複合補助部106 のレンジ部110 では、複動同期ク
ラッチ部材158 は、左方および右方に移動可能であり、
それぞれ選択的に係合可能なクラッチ位置2G,2Hを形成
する。
ラッチ部材156 は、左方および右方に移動可能であり、
それぞれ選択的に係合可能なクラッチ位置2E,2Fを形成
する。複合補助部106 のレンジ部110 では、複動同期ク
ラッチ部材158 は、左方および右方に移動可能であり、
それぞれ選択的に係合可能なクラッチ位置2G,2Hを形成
する。
【0024】確立されたギア比選択原理によると、スプ
リッタ部の段間比は、主変速部の段間比の平方根にほぼ
等しく、レンジ部の段間比は、すべてのレンジで生じる
主変速部の段数をN(すなわち、変速装置100 ではN=
2)としたとき、主変速部の段間比のN乗に等しくすべ
きである。また、副スプリッタ部の段間比は、スプリッ
タ部の段間比の平方根にほぼ等しくすべきである。所望
の理想的なギア比が与えられると、これらのギア比に近
似したギヤ比が得られるように各ギヤが選択される。図
2は、図1の複式変速装置のオーバードライブ型および
直結型の様々な選択可能な各ギヤ比に対応する係合クラ
ッチ位置および総変速比を示す図表である。
リッタ部の段間比は、主変速部の段間比の平方根にほぼ
等しく、レンジ部の段間比は、すべてのレンジで生じる
主変速部の段数をN(すなわち、変速装置100 ではN=
2)としたとき、主変速部の段間比のN乗に等しくすべ
きである。また、副スプリッタ部の段間比は、スプリッ
タ部の段間比の平方根にほぼ等しくすべきである。所望
の理想的なギア比が与えられると、これらのギア比に近
似したギヤ比が得られるように各ギヤが選択される。図
2は、図1の複式変速装置のオーバードライブ型および
直結型の様々な選択可能な各ギヤ比に対応する係合クラ
ッチ位置および総変速比を示す図表である。
【0025】図3は、本発明の変速装置100 のシフトを
制御するための「H−型」シフトパターンを示す。簡単
にいうと、望ましくはシフトレバー(手動操作シフトレ
バー)のシフトノブ172 に取り付けられる4位置セレク
タスイッチ170 (手動操作4位置スイッチ)は、副スプ
リッタクラッチ116 およびスプリッタクラッチ156 の作
動を制御するために利用されるのに対して、自動レンジ
スイッチ174 (レンジスイッチ)は、レンジクラッチ15
8 のシフトを制御するために利用される。主変速部クラ
ッチ140,142 は、シフトレバーによって、前述の米国特
許第4,920,815号および第5,219,391 号に記載の公知の
型式のシフトバーハウジングまたはシフト軸アセンブリ
を介して制御される。通常、クラッチ140,142 が同時に
係合するのを防止するためにインターロック機構が設け
られている。
制御するための「H−型」シフトパターンを示す。簡単
にいうと、望ましくはシフトレバー(手動操作シフトレ
バー)のシフトノブ172 に取り付けられる4位置セレク
タスイッチ170 (手動操作4位置スイッチ)は、副スプ
リッタクラッチ116 およびスプリッタクラッチ156 の作
動を制御するために利用されるのに対して、自動レンジ
スイッチ174 (レンジスイッチ)は、レンジクラッチ15
8 のシフトを制御するために利用される。主変速部クラ
ッチ140,142 は、シフトレバーによって、前述の米国特
許第4,920,815号および第5,219,391 号に記載の公知の
型式のシフトバーハウジングまたはシフト軸アセンブリ
を介して制御される。通常、クラッチ140,142 が同時に
係合するのを防止するためにインターロック機構が設け
られている。
【0026】図4および図5は、それぞれオーバードラ
イブ型および直結型の変速装置100のセレクタスイッチ1
70 によって作動する制御装置およびアクチュエータ機
構の概略図である。簡単にいうと、3位置加圧流体作動
ピストンアクチュエータ176(副スプリッタアクチュエ
ータ)は、副スプリッタ複動同期クラッチ部材116 を位
置決めするためにシフトフォーク部材178 を作動させる
のに対して、2位置流体作動ピストンアクチュエータ18
0 (スプリッタアクチュエータ)は、スプリッタ複動同
期クラッチ部材156 を軸方向に位置決めするためにシフ
トフォーク182を作動させる。この一般的な型式の制御
装置は、前述の米国特許第5,054,591 号に記載されてい
るように、従来技術において公知である。
イブ型および直結型の変速装置100のセレクタスイッチ1
70 によって作動する制御装置およびアクチュエータ機
構の概略図である。簡単にいうと、3位置加圧流体作動
ピストンアクチュエータ176(副スプリッタアクチュエ
ータ)は、副スプリッタ複動同期クラッチ部材116 を位
置決めするためにシフトフォーク部材178 を作動させる
のに対して、2位置流体作動ピストンアクチュエータ18
0 (スプリッタアクチュエータ)は、スプリッタ複動同
期クラッチ部材156 を軸方向に位置決めするためにシフ
トフォーク182を作動させる。この一般的な型式の制御
装置は、前述の米国特許第5,054,591 号に記載されてい
るように、従来技術において公知である。
【0027】図6は、変速装置100 の断面図である。
【0028】本発明の16速変速装置100 を従来技術の変
速装置10と比較すると、変速装置100 では、第1速から
第16速までシフトする場合、(1−2−3−4)と(5
−6−7−8)と(9−10−11−12)と(13−14−15−
16)との間で3つのシフトレバー移動だけでよいのに対
して、従来技術の変速装置10では、(1−2)と(3−
4)と(5−6)と(7−8)と(9−10)と(11−1
2)と(13−14)と(15−16)との間で7つのシフトレ
バー移動が必要とされる。
速装置10と比較すると、変速装置100 では、第1速から
第16速までシフトする場合、(1−2−3−4)と(5
−6−7−8)と(9−10−11−12)と(13−14−15−
16)との間で3つのシフトレバー移動だけでよいのに対
して、従来技術の変速装置10では、(1−2)と(3−
4)と(5−6)と(7−8)と(9−10)と(11−1
2)と(13−14)と(15−16)との間で7つのシフトレ
バー移動が必要とされる。
【0029】本発明の変速装置100 では、レンジクラッ
チ158 をシフトするために、自動シフト機構を利用す
る。それによって、8/9速間のアップシフトまたは9
/8速間のダウンシフトの際に、オペレータが従来のレ
ンジセレクタスイッチ74を手動で制御する必要がなくな
り、また、このようなレンジシフトが行われなければ、
同期装置に不測の過負荷がかかる可能性がなくなる。
チ158 をシフトするために、自動シフト機構を利用す
る。それによって、8/9速間のアップシフトまたは9
/8速間のダウンシフトの際に、オペレータが従来のレ
ンジセレクタスイッチ74を手動で制御する必要がなくな
り、また、このようなレンジシフトが行われなければ、
同期装置に不測の過負荷がかかる可能性がなくなる。
【0030】また、4つの親指操作によるスプリッタシ
フト位置および自動レンジシフトを伴う単純なシフトパ
ターンは、運転者にとってより便利であり、また、4位
置の容易なスキップシフトを提供する。図4および図5
からわかるように、変速装置100 の好適な実施形態にお
いては、アクチュエータ176 は、副スプリッタ入力部ク
ラッチ116 を少なくとも瞬間的に、確実に中立位置に配
置することができる3位置アクチュエータである。従っ
て、スプリッタクラッチ156 の移動を伴う複合スプリッ
タシフトの際には、前方の入力副スプリッタ部がニュー
トラルの間に、主軸速度を急速に同期速度とすることが
できる。
フト位置および自動レンジシフトを伴う単純なシフトパ
ターンは、運転者にとってより便利であり、また、4位
置の容易なスキップシフトを提供する。図4および図5
からわかるように、変速装置100 の好適な実施形態にお
いては、アクチュエータ176 は、副スプリッタ入力部ク
ラッチ116 を少なくとも瞬間的に、確実に中立位置に配
置することができる3位置アクチュエータである。従っ
て、スプリッタクラッチ156 の移動を伴う複合スプリッ
タシフトの際には、前方の入力副スプリッタ部がニュー
トラルの間に、主軸速度を急速に同期速度とすることが
できる。
【0031】さらに、本発明の前進16速後退4速変速装
置100 と従来技術の変速装置10とを比較すると、本発明
の変速装置100 では、23個のギア(図示しない2つの後
退アイドラギヤを含む)を利用するのに対して、従来技
術の変速装置10では、26個のギア(図示しない2つの後
退アイドラギヤを含む)を必要とする。さらに、本発明
の変速装置100 のギア配置は、従来技術の変速装置10の
ものに比して、低ギヤ比の主変速部の同期装置に関する
減速比(すなわち、この同期装置に作用するトルク)を
減少させることができる。例えば、クラッチ位置2Dに関
する減速比(すなわち、主軸124 の回転速度に対する入
力軸112 の回転速度の比)は、従来技術の変速装置10の
オーバードライブ型の3.15:1および直結型の3.83:1
と比較すると、本発明の変速装置100 のオーバードライ
ブ型では2.11:1となり、直結型では2.62:1となる。
これは、好適な実施形態である変速装置100 の場合と同
様に、低速ギヤ比の主変速部のクラッチに利用されたと
き、ブースタ式および自己増力式の同期装置のブースト
力および自己サーボ力をより効果的に発生させることに
なる。
置100 と従来技術の変速装置10とを比較すると、本発明
の変速装置100 では、23個のギア(図示しない2つの後
退アイドラギヤを含む)を利用するのに対して、従来技
術の変速装置10では、26個のギア(図示しない2つの後
退アイドラギヤを含む)を必要とする。さらに、本発明
の変速装置100 のギア配置は、従来技術の変速装置10の
ものに比して、低ギヤ比の主変速部の同期装置に関する
減速比(すなわち、この同期装置に作用するトルク)を
減少させることができる。例えば、クラッチ位置2Dに関
する減速比(すなわち、主軸124 の回転速度に対する入
力軸112 の回転速度の比)は、従来技術の変速装置10の
オーバードライブ型の3.15:1および直結型の3.83:1
と比較すると、本発明の変速装置100 のオーバードライ
ブ型では2.11:1となり、直結型では2.62:1となる。
これは、好適な実施形態である変速装置100 の場合と同
様に、低速ギヤ比の主変速部のクラッチに利用されたと
き、ブースタ式および自己増力式の同期装置のブースト
力および自己サーボ力をより効果的に発生させることに
なる。
【0032】図3および図18を参照すると、変速装置10
0 は、4つの選択可能な後退ギアを提供し、これらの全
ては、比較的高い減速比(図2参照)を有するのに対し
て、従来技術の変速装置10によって提供される4つの後
退ギアは、非実用的な低い減速比(図19参照)を有する
2つの後退ギアR3,R4を含んでいる。
0 は、4つの選択可能な後退ギアを提供し、これらの全
ては、比較的高い減速比(図2参照)を有するのに対し
て、従来技術の変速装置10によって提供される4つの後
退ギアは、非実用的な低い減速比(図19参照)を有する
2つの後退ギアR3,R4を含んでいる。
【0033】図7は、本発明の他の実施形態である前進
9速後退3速複式変速装置200 を示す。複式変速装置20
0 は、上述の入力副スプリッタ部102 と構造的および機
能的にほぼ同一の2速入力副スプリッタ部202 と、主変
速部204 と、4速スプリッタ/レンジ複合型後退付補助
部206 と含み、これらは全て直列に連結されている。補
助部206 は、スプリッタ部208 およびレンジ部210 を含
み、これらは、それぞれ変速装置100 と関連して上述の
スプリッタ部108 およびレンジ部110 と構造的および機
能的にほぼ同一である。
9速後退3速複式変速装置200 を示す。複式変速装置20
0 は、上述の入力副スプリッタ部102 と構造的および機
能的にほぼ同一の2速入力副スプリッタ部202 と、主変
速部204 と、4速スプリッタ/レンジ複合型後退付補助
部206 と含み、これらは全て直列に連結されている。補
助部206 は、スプリッタ部208 およびレンジ部210 を含
み、これらは、それぞれ変速装置100 と関連して上述の
スプリッタ部108 およびレンジ部110 と構造的および機
能的にほぼ同一である。
【0034】主変速部204 は、入力副スプリッタギア21
2 または主変速部駆動ギア214 を主軸216 と選択的にク
ラッチ結合させるための複動同期クラッチ部材210 を含
む。しかしながら、主変速部204 は、後退ギアを含まな
い。補助部206 は、直列に接続されたスプリッタ補助部
208 およびレンジ補助部210 に加え、レンジ220 (後退
ギア)を主軸216 に選択的にクラッチ結合させることが
できるレンジクラッチ218 (後退クラッチ)を含む。変
速装置200 のシフトを手動制御するためのシフトパター
ンを図8に示し、変速装置200 の選択可能な各ギアに対
する係合クラッチ位置を図9に示す。図8に示すよう
に、手動操作シフトレバーのシフトノブには、手動操作
3位置スイッチが配置されている。
2 または主変速部駆動ギア214 を主軸216 と選択的にク
ラッチ結合させるための複動同期クラッチ部材210 を含
む。しかしながら、主変速部204 は、後退ギアを含まな
い。補助部206 は、直列に接続されたスプリッタ補助部
208 およびレンジ補助部210 に加え、レンジ220 (後退
ギア)を主軸216 に選択的にクラッチ結合させることが
できるレンジクラッチ218 (後退クラッチ)を含む。変
速装置200 のシフトを手動制御するためのシフトパター
ンを図8に示し、変速装置200 の選択可能な各ギアに対
する係合クラッチ位置を図9に示す。図8に示すよう
に、手動操作シフトレバーのシフトノブには、手動操作
3位置スイッチが配置されている。
【0035】このようにして、新規で改良された複式変
速装置およびその制御が提供され、従来の変速装置に比
して、必要とされるレバーシフト量および特定の変速装
置に必要とされるギア個数を最小限にし、主変速部の最
低速ギア比で使用されるブースタ式または自己増力式同
期装置の効果を改善し、また、より使い易い後退ギヤ比
を提供することができる。
速装置およびその制御が提供され、従来の変速装置に比
して、必要とされるレバーシフト量および特定の変速装
置に必要とされるギア個数を最小限にし、主変速部の最
低速ギア比で使用されるブースタ式または自己増力式同
期装置の効果を改善し、また、より使い易い後退ギヤ比
を提供することができる。
【0036】図10に、本発明のさらに別の実施形態であ
る変速装置300 を示す。簡単にいうと、変速装置300
は、クラッチ342 および各ギアのギア比を除くと、図1
に示す変速装置100 と構造的には同一である。
る変速装置300 を示す。簡単にいうと、変速装置300
は、クラッチ342 および各ギアのギア比を除くと、図1
に示す変速装置100 と構造的には同一である。
【0037】変速装置300 は、変速装置100 と同様に、
2速入力副スプリッタ302 と、多段主変速部304 と、ス
プリッタ部308 およびレンジ部310 を有する3層スプリ
ッタ/レンジ複合型補助部306 を含む。副スプリッタ入
力部302 は、複動クラッチ316 を含み、スプリッタ部30
8 は、複動クラッチ356 を含み、また、レンジ部310
は、複動クラッチ358 を含む。クラッチ316,356,358
は、それぞれ上述のクラッチ116,156,158 と構造的およ
び機能的にほぼ同一である。
2速入力副スプリッタ302 と、多段主変速部304 と、ス
プリッタ部308 およびレンジ部310 を有する3層スプリ
ッタ/レンジ複合型補助部306 を含む。副スプリッタ入
力部302 は、複動クラッチ316 を含み、スプリッタ部30
8 は、複動クラッチ356 を含み、また、レンジ部310
は、複動クラッチ358 を含む。クラッチ316,356,358
は、それぞれ上述のクラッチ116,156,158 と構造的およ
び機能的にほぼ同一である。
【0038】主変速部304 は、複動クラッチ340 を含
み、このクラッチ340 は、上述のクラッチ140 とほぼ同
一である。クラッチ342 は、上述のクラッチ142 とは異
なるが、後退ギア338 と同様に、ギア336 を主軸324 に
クラッチ結合させるために利用することができる。従っ
て、クラッチ位置3D(クラッチ部材340 によって形成さ
れる)またはクラッチ位置3DD (クラッチ部材342 によ
って形成される)は、低速ギア336 を主軸324 にクラッ
チ結合させるために使用することができる。これによっ
て、図11および図12に示すような「H−型」シフトパタ
ーンとなる。
み、このクラッチ340 は、上述のクラッチ140 とほぼ同
一である。クラッチ342 は、上述のクラッチ142 とは異
なるが、後退ギア338 と同様に、ギア336 を主軸324 に
クラッチ結合させるために利用することができる。従っ
て、クラッチ位置3D(クラッチ部材340 によって形成さ
れる)またはクラッチ位置3DD (クラッチ部材342 によ
って形成される)は、低速ギア336 を主軸324 にクラッ
チ結合させるために使用することができる。これによっ
て、図11および図12に示すような「H−型」シフトパタ
ーンとなる。
【0039】9速型および12速型の変速装置300 シフト
パターンをそれぞれ図11および図12に示し、各ギヤ比に
対応する係合クラッチ位置をそれぞれ図13および図14に
示す。なお、図7および図10に示す複式変速装置も、図
1に示すものと同様に、16速型とすることができる。
パターンをそれぞれ図11および図12に示し、各ギヤ比に
対応する係合クラッチ位置をそれぞれ図13および図14に
示す。なお、図7および図10に示す複式変速装置も、図
1に示すものと同様に、16速型とすることができる。
【0040】図4および図5に類似する図15および図16
は、それぞれオーバードライブ型および直結型の変速装
置300 の制御装置およびアクチュエータ機構の概略図で
ある。
は、それぞれオーバードライブ型および直結型の変速装
置300 の制御装置およびアクチュエータ機構の概略図で
ある。
【0041】以上に本発明をある程度特定化して説明し
てきたが、特許請求の範囲に基づく本発明の技術的思想
の範囲内において、様々な変更が可能なことは理解され
るであろう。
てきたが、特許請求の範囲に基づく本発明の技術的思想
の範囲内において、様々な変更が可能なことは理解され
るであろう。
【図1】本発明の一実施形態の複式変速装置の概略図で
ある。
ある。
【図2】図1の複式変速装置の各種選択可能なギヤ位置
に対応する係合クラッチ位置および総変速比を示す図表
である。
に対応する係合クラッチ位置および総変速比を示す図表
である。
【図3】図1の複式変速装置を手動で制御するためのシ
フトパターンの概略図である。
フトパターンの概略図である。
【図4】図1の複式変速装置のオーバードライブ型の副
スプリッタおよびスプリッタ制御装置の概略図である。
スプリッタおよびスプリッタ制御装置の概略図である。
【図5】図1の複式変速装置の直結型の副スプリッタお
よびスプリッタ制御装置の概略図である。
よびスプリッタ制御装置の概略図である。
【図6】図1の複式変速装置の断面図である。
【図7】本発明の他の実施形態に係る9速、12速または
16速型の複式変速装置の概略図である。
16速型の複式変速装置の概略図である。
【図8】図3の複式変速装置を手動で制御するためのシ
フトパターンの概略図である。
フトパターンの概略図である。
【図9】図3の複式変速装置の各種選択可能なギヤ位置
に対応する係合クラッチ位置を示す図表である。
に対応する係合クラッチ位置を示す図表である。
【図10】本発明のさらに他の実施形態に係る9速、12
速または16速型の複式変速装置の概略図である。
速または16速型の複式変速装置の概略図である。
【図11】図10の複式変速装置の9速型のシフトパター
ンの概略図である。
ンの概略図である。
【図12】図10の複式変速装置の12速型のシフトパター
ンの概略図である。
ンの概略図である。
【図13】図10の複式変速装置の9速型の各種選択可能
なギヤ位置に対応する係合クラッチ位置を示す図表であ
る。
なギヤ位置に対応する係合クラッチ位置を示す図表であ
る。
【図14】図10の複式変速装置の12速型の各種選択可能
なギヤ位置に対応する係合クラッチ位置を示す図表であ
る。
なギヤ位置に対応する係合クラッチ位置を示す図表であ
る。
【図15】図10の複式変速装置の9速オーバードライブ
型の副スプリッタおよびスプリッタ制御装置の概略図で
ある。
型の副スプリッタおよびスプリッタ制御装置の概略図で
ある。
【図16】図10の複式変速装置の9速直結型の副スプリ
ッタおよびスプリッタ制御装置の概略図である。
ッタおよびスプリッタ制御装置の概略図である。
【図17】従来技術の複式変速装置の概略図である。
【図18】図17の複式変速装置を手動制御するためのシ
フトパターンの概略図である。
フトパターンの概略図である。
【図19】図17の複式変速装置の各種選択可能なギア比
に対応する係合クラッチ位置および総減速比を示す図表
である。
に対応する係合クラッチ位置および総減速比を示す図表
である。
100 複式変速装置 102 2速入力副スプリッタ部 104 主変速部 106 スプリッタ/レンジ複合型補助部(3層4速スプリ
ッタ/レンジ複合型出力部) 108 2速スプリッタ部 110 2速レンジ部 116 複動同期クラッチ部材(副スプリッタクラッチ) 140 複動摩擦クラッチ部材(主変速部クラッチ) 156 複動同期クラッチ部材(スプリッタクラッチ) 158 2位置同期クラッチ部材(レンジクラッチ) 170 4位置セレクタスイッチ170 (手動操作4位置スイ
ッチ) 172 シフトノブ 174 レンジスイッチ 176 3位置流体作動ピストンアクチュエータ(副スプリ
ッタアクチュエータ) 180 2位置流体作動ピストンアクチュエータ(2位置ス
プリッタアクチュエータ)
ッタ/レンジ複合型出力部) 108 2速スプリッタ部 110 2速レンジ部 116 複動同期クラッチ部材(副スプリッタクラッチ) 140 複動摩擦クラッチ部材(主変速部クラッチ) 156 複動同期クラッチ部材(スプリッタクラッチ) 158 2位置同期クラッチ部材(レンジクラッチ) 170 4位置セレクタスイッチ170 (手動操作4位置スイ
ッチ) 172 シフトノブ 174 レンジスイッチ 176 3位置流体作動ピストンアクチュエータ(副スプリ
ッタアクチュエータ) 180 2位置流体作動ピストンアクチュエータ(2位置ス
プリッタアクチュエータ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 390033020 Eaton Center,Clevel and,Ohio 44114,U.S.A.
Claims (24)
- 【請求項1】 選択された副スプリッタギヤ比の1つと
係合するための副スプリッタクラッチを含む2速入力副
スプリッタ部と、主変速部ギヤ比の1つと選択的に係合
するための主変速部クラッチを備えた多段速主変速部
と、選択されたスプリッタギヤ比の1つと係合するため
のスプリッタクラッチを備えた2速スプリッタ部と、レ
ンジギヤ比の1つと選択的に係合するためのレンジクラ
ッチを備えた2速レンジ部とを順次直列に連結した複式
手動変速装置であって、 前記副スプリッタクラッチを作動させるための2位置副
スプリッタアクチュエータと、前記スプリッタクラッチ
を作動させるための2位置スプリッタアクチュエータ
と、前記レンジクラッチを作動させるための2位置レン
ジオペレータと、前記副スプリッタアクチュエータおよ
び前記スプリッタアクチュエータを作動さるための手動
操作4位置スイッチとを備えており、 該手動操作4位置スイッチの各スイッチ位置は、前記副
スプリッタアクチュエータおよび前記スプリッタアクチ
ュエータの特定の組み合わせに対応していることを特徴
とする複式手動変速装置。 - 【請求項2】 主変速部クラッチは、手動操作シフトレ
バーによって制御されることを特徴とする請求項1に記
載の複式手動変速装置。 - 【請求項3】 手動操作シフトレバーの移動に応答し
て、レンジアクチュエータを自動制御するためのレンジ
スイッチを含むことを特徴とする請求項2に記載の複式
手動変速装置。 - 【請求項4】 手動操作シフトレバーは、シフトノブを
含み、該シフトノブには、手動操作4位置スイッチが配
置されていることを特徴とする請求項2に記載の複式手
動変速装置。 - 【請求項5】 手動操作シフトレバーは、シフトノブを
含み、該シフトノブには、手動操作4位置スイッチが配
置されていることを特徴とする請求項3に記載の複式手
動変速装置。 - 【請求項6】 主変速部クラッチは、同期クラッチであ
ることを特徴とする請求項1に記載の複式手動変速装
置。 - 【請求項7】 主変速部クラッチは、自己増力式同期ク
ラッチであることを特徴とする請求項6に記載の複式手
動変速装置。 - 【請求項8】 副スプリッタアクチュエータは、一方の
副スプリッタギア比と係合するための第1位置と、他方
の副スプリッタギア比と係合するための第2位置と、両
方の副スプリッタギア比から離脱するための第3位置と
を有する3位置アクチュエータであることを特徴とする
請求項1に記載の複式手動変速装置。 - 【請求項9】 副スプリッタアクチュエータは、一方の
副スプリッタギア比と係合するための第1位置と、他方
の副スプリッタギア比と係合するための第2位置と、両
方の副スプリッタギア比から離脱するための第3位置と
を有する3位置アクチュエータであることを特徴とする
請求項3に記載の複式手動変速装置。 - 【請求項10】 2速スプリッタ部および2速レンジ部
は、3層4速スプリッタ/レンジ複合型出力部によって
形成されていることを特徴とする請求項1に記載の複式
手動変速装置。 - 【請求項11】 手動操作4位置スイッチの手動選択位
置に応答するコントローラを含み、該コントローラは、
スプリッタアクチュエータの位置が変化するとき、副ス
プリッタアクチュエータが一定時間その第3位置をとる
ようにすることを特徴とする請求項8に記載の複式手動
変速装置。 - 【請求項12】 主変速部(304) は、独立して移動可能
な2つのクラッチ部材(340,342) によって、選択的に係
合可能な1つの変速ギヤ(336) を含むことを特徴とする
請求項2に記載の複式手動変速装置。 - 【請求項13】 独立して移動可能な2つのクラッチ部
材の1つ(342) は、後退ギヤ(338) と係合するためにも
利用されるクラッチ部材であることを特徴とする請求項
12に記載の複式手動変速装置。 - 【請求項14】 選択された副スプリッタギヤ比の1つ
と係合するための副スプリッタクラッチを含む2速入力
副スプリッタ部と、主変速部ギヤ比の1つと選択的に係
合するための主変速部クラッチを備えた多段速主変速部
と、選択されたスプリッタギヤ比の1つと係合するため
のスプリッタクラッチを備えた2速スプリッタ部と、レ
ンジギヤ比の1つと選択的に係合するためのレンジクラ
ッチを備えた2速レンジ部とを順次直列に連結した複式
手動変速装置であって、 前記副スプリッタクラッチを作動させるための2位置副
スプリッタアクチュエータと、前記スプリッタクラッチ
を作動させるための2位置スプリッタアクチュエータ
と、前記レンジクラッチを作動させるための2位置レン
ジオペレータと、前記副スプリッタアクチュエータおよ
び前記スプリッタアクチュエータを作動さるための手動
操作多位置スイッチとを備えており、 該手動操作多位置スイッチの各スイッチ位置は、前記副
スプリッタアクチュエータおよび前記スプリッタアクチ
ュエータの特定の組み合わせに対応していることを特徴
とする複式手動変速装置。 - 【請求項15】 主変速部クラッチは、手動操作シフト
レバーによって制御されることを特徴とする請求項14に
記載の複式手動変速装置。 - 【請求項16】 手動操作シフトレバーの移動に応答し
て、レンジアクチュエータを自動制御するためのレンジ
スイッチを含むことを特徴とする請求項15に記載の複式
手動変速装置。 - 【請求項17】 手動操作シフトレバーは、シフトノブ
を含み、該シフトノブには、手動操作4位置スイッチが
配置されていることを特徴とする請求項15に記載の複式
手動変速装置。 - 【請求項18】 手動操作シフトレバーは、シフトノブ
を含み、該シフトノブには、手動操作4位置スイッチが
配置されていることを特徴とする請求項16に記載の複式
手動変速装置。 - 【請求項19】 主変速部クラッチは、同期クラッチで
あることを特徴とする請求項16に記載の複式手動変速装
置。 - 【請求項20】 主変速部クラッチは、自己増力式同期
クラッチであることを特徴とする請求項14に記載の複式
手動変速装置。 - 【請求項21】 主変速部(304) は、独立して移動可能
な2つのクラッチ部材(340,342) によって、選択的に係
合可能な1つの変速ギヤ(336) を含むことを特徴とする
請求項15に記載の複式手動変速装置。 - 【請求項22】 独立して移動可能な2つのクラッチ部
材の1つ(342) は、後退ギヤ(338) と係合するためにも
利用されるクラッチ部材であることを特徴とする請求項
21に記載の複式手動変速装置。 - 【請求項23】 手動操作シフトレバーは、シフトノブ
を含み、該シフトノブには、手動操作3位置スイッチが
配置されていることを特徴とする請求項15に記載の複式
手動変速装置。 - 【請求項24】 手動操作シフトレバーは、シフトノブ
を含み、該シフトノブには、手動操作3位置スイッチが
配置されていることを特徴とする請求項16に記載の複式
手動変速装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US54028195A | 1995-10-06 | 1995-10-06 | |
US540281 | 2000-03-31 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09109721A true JPH09109721A (ja) | 1997-04-28 |
Family
ID=24154780
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8284672A Pending JPH09109721A (ja) | 1995-10-06 | 1996-10-07 | 複式手動変速装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0767328A1 (ja) |
JP (1) | JPH09109721A (ja) |
BR (1) | BR9604346A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010520431A (ja) * | 2007-03-06 | 2010-06-10 | ツェットエフ フリードリヒスハーフェン アクチエンゲゼルシャフト | 自動レンジトランスミッション |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB9521620D0 (en) * | 1995-10-21 | 1996-01-03 | Eaton Corp | Compound transmission with repeat or double-I shift pattern |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4788875A (en) * | 1987-09-03 | 1988-12-06 | Eaton Corporation | Auxiliary transmission section shift control system |
GB8904997D0 (en) * | 1989-03-04 | 1989-04-19 | Eaton Corp | Manual control for extended range splitter compound transmission |
US4966048A (en) * | 1989-08-17 | 1990-10-30 | Eaton Corporation | Manual transmission and shift control therefor |
-
1996
- 1996-09-17 EP EP96114862A patent/EP0767328A1/en not_active Withdrawn
- 1996-10-02 BR BR9604346A patent/BR9604346A/pt not_active Application Discontinuation
- 1996-10-07 JP JP8284672A patent/JPH09109721A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010520431A (ja) * | 2007-03-06 | 2010-06-10 | ツェットエフ フリードリヒスハーフェン アクチエンゲゼルシャフト | 自動レンジトランスミッション |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
BR9604346A (pt) | 1998-06-16 |
EP0767328A1 (en) | 1997-04-09 |
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