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JPH09106500A - 車輌の運転支援装置 - Google Patents

車輌の運転支援装置

Info

Publication number
JPH09106500A
JPH09106500A JP7264303A JP26430395A JPH09106500A JP H09106500 A JPH09106500 A JP H09106500A JP 7264303 A JP7264303 A JP 7264303A JP 26430395 A JP26430395 A JP 26430395A JP H09106500 A JPH09106500 A JP H09106500A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
contact
image
distance
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7264303A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Sogawa
能之 十川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Heavy Industries Ltd filed Critical Fuji Heavy Industries Ltd
Priority to JP7264303A priority Critical patent/JPH09106500A/ja
Publication of JPH09106500A publication Critical patent/JPH09106500A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Measurement Of Optical Distance (AREA)
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  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 狭路走行に際し、障害物と自車輌との接触可
能性を迅速且つ円滑に運転者に伝達し、運転者の負担を
軽減して安全を確保する。 【解決手段】 ステレオ光学系10によって撮像したス
テレオ画像対から画像全体に渡る3次元の距離分布を距
離画像生成装置20で算出すると、画像処理装置40
で、距離分布情報に基づいて道路上の立体物の3次元位
置を検出し、さらに、検出した前方の側壁や立体物の縁
と自車輌1側部の延長線との相対位置関係に基づいて自
車輌1が現在の操舵状態のまま進行した場合の接触可能
性を判断し、その判断結果に応じた表示信号を車輌前部
の左右フェンダ上端に配設される表示装置50に出力す
る。これにより、狭路を通過する際、前方に視線を据え
た状態から最小限の視線変化で安全を確認することがで
き、運転者の負担を軽減して接触事故等を未然に回避す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、狭路通過時の運転
者の負担を軽減し、安全を確保する車輌の運転支援装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等の車輌においては、塀、
ガードレール、電柱、駐車車輌等が多数存在する狭路を
通過する際の運転者の感覚を補うものとして、例えば、
コーナーポールや、棒状の部材が障害物に触れるとスイ
ッチがオンする接触式スイッチからなる触覚センサ等を
車体に取り付ける場合があり、これにより、車幅や左右
障害物との間の隙間を確認することができる。
【0003】また、最近では、車輌の側面や四隅に超音
波センサを取り付け、超音波を発射して障害物からの反
射波を受信することにより距離を計測し、計測した距離
を運転者に知らせて狭路を通過する際の負担を軽減しよ
うとする技術や、先に本出願人によって提出された特開
平7−192199号公報に開示されているように、車
輌に搭載したCCDカメラ等からなるステレオ撮像系に
よって得られるステレオ画像対を処理して周囲の障害物
を認識し、狭路走行における自車輌と障害物との隙間距
離に係わる情報を運転者に知らせることにより、運転者
の負担を軽減して安全を確保する技術が開発されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
周囲の障害物と自車輌側部との間隔や障害物に接触しそ
うか否かの情報を運転者に知らせる場合には、この情報
の表示装置をインストルメントパネル内に設けるのが一
般的であり、運転者は進行方向とインストルメントパネ
ル内とに交互に視線を移さなければならず、情報の伝達
という点で円滑さに欠ける傾向があった。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、狭路走行に際し、障害物と自車輌との接触可能性を
迅速且つ円滑に運転者に伝達することができ、運転者の
負担を軽減して安全を確保することのできる車輌の運転
支援装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
図1の基本構成図に示すように、自車輌の走行方向に存
在する物体を検出し、検出した物体の位置情報を算出す
る物体検出手段と、上記物体検出手段で検出した物体の
位置情報に基づいて自車輌と検出した物体との接触可能
性を判断し、判断結果に応じた表示信号を出力する接触
表示制御手段と、上記接触表示制御手段からの表示信号
によって接触可能性の判断結果を表示し、車輌のインス
トルメントパネル外の位置で運転時における運転者の視
線変化を最小限に抑えて視認可能な位置に配設される表
示手段とを備えることを特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、上記表示手段は、車輌前部フェンダ上ある
いはボンネット上に配設されることを特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、上記表示手段は、サイドミラー近傍に配設
されることを特徴とする。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明において、上記表示手段は、車室内インストルメント
パネルの上側に配設されることを特徴とする。
【0010】請求項5記載の発明は、請求項1〜4のい
ずれか一に記載の発明において、上記表示手段は、発光
物の色によって接触可能性の判断結果を表示することを
特徴とする。
【0011】請求項6記載の発明は、請求項1〜4のい
ずれか一に記載の発明において、上記表示手段は、発光
物の明るさによって接触可能性の判断結果を表示するこ
とを特徴とする。
【0012】請求項7記載の発明は、請求項1記載の発
明において、上記接触表示制御手段は、自車輌側部の走
行軌跡を直進状態での自車輌側部の延長線によって近似
し、この自車輌側部の延長線と検出した物体の自車輌側
の縁との相対位置関係に基づいて接触可能性を判断する
ことを特徴とする。
【0013】請求項8記載の発明は、請求項1記載の発
明において、上記物体検出手段は、車外の対象を異なる
視点から撮像したステレオ画像対を処理して画像全体に
渡る三次元の距離分布を算出し、この三次元の距離分布
に基づいて、自車輌周辺に存在する物体を検出するとと
もに、検出した物体の位置情報を算出することを特徴と
する。
【0014】すなわち、請求項1記載の発明では、自車
輌の走行方向に存在する物体を検出した後、検出した物
体の位置情報に基づいて自車輌と検出した物体との接触
可能性を判断し、その接触可能性の判断結果を、車輌の
インストルメントパネル外に配設された表示手段に運転
時における運転者の視線変化を最小限に抑えて視認可能
に表示する。
【0015】この場合、請求項2の発明では、車輌前部
フェンダ上あるいはボンネット上に表示手段を配設して
自車輌の走行方向に存在する物体と自車輌との接触可能
性の判断結果を表示し、請求項3記載の発明では、サイ
ドミラー近傍に表示手段を配設して自車輌の走行方向に
存在する物体と自車輌との接触可能性の判断結果を表示
し、請求項4記載の発明では、車室内インストルメント
パネルの上側に表示手段を配設して自車輌の走行方向に
存在する物体と自車輌との接触可能性の判断結果を表示
する。そして、請求項5記載の発明では発光物の色によ
って接触可能性の判断結果を表示し、請求項6記載の発
明では発光物の明るさによって接触可能性の判断結果を
表示する。
【0016】また、請求項7の発明では、自車輌側部の
走行軌跡を直進状態での自車輌側部の延長線によって近
似し、この自車輌側部の延長線と、走行方向に存在する
物体の自車輌側の縁との相対位置関係に基づいて、物体
と自車輌との接触可能性を判断する。さらに、請求項8
記載の発明では、自車輌の走行方向に存在する物体の検
出及び位置情報の算出を、車外の対象を異なる視点から
撮像したステレオ画像対を処理して算出した画像全体に
渡る三次元の距離分布に基づいて行う。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図2〜図30は本発明の実施の第
1の形態に係り、図2は運転支援装置の全体構成図、図
3は表示装置の配置を示す車輌の上面図、図4は表示装
置の構成を示す説明図、図5は運転支援装置の回路ブロ
ック図、図6は車載のCCDカメラで撮像した画像の例
を示す説明図、図7は距離画像の例を示す説明図、図8
は距離画像処理用コンピュータの機能ブロック図、図9
は画像の区分方法を示す説明図、図10は検出物体とヒ
ストグラムの関係を示す説明図、図11は物体の存在領
域の検出結果と検出距離の例を示す説明図、図12は物
体検出用の3次元ウインドウの形状を示す説明図、図1
3は物体検出用の2次元ウインドウの形状を示す説明
図、図14は物体の輪郭を構成するデータの例を示す説
明図、図15は物体の輪郭像と検出された外形寸法の例
を示す説明図、図16は側壁検出における探索領域の形
状を示す説明図、図17は画像上の側壁探索領域を示す
説明図、図18は立体物データの分布状況を示す説明
図、図19はハフ変換での直線の想定を示す説明図、図
20はパラメータ空間の投票領域を示す説明図、図21
は側壁候補領域を示す説明図、図22はヒストグラムと
側壁の存在範囲の関係を示す説明図、図23は側壁の検
出結果を示す説明図、図24は接触危険度判定線を示す
説明図、図25はイメージプロセッサの動作を示すフロ
ーチャート、図26及び図27は距離画像処理用コンピ
ュータにおける物体検出処理のフローチャート、図28
及び図29は距離画像処理用コンピュータにおける側壁
検出処理のフローチャート、図30は距離画像処理用コ
ンピュータにおける接触判断処理のフローチャートであ
る。
【0018】図2において、符号1は自動車等の車輌で
あり、この車輌1に、塀、ガードレール、電柱、駐車車
輌等の障害物が存在する狭路を通過する際の障害物との
接触可能性を判断し、その判断結果を表示することによ
り、運転者の負担を軽減して安全を確保する運転支援装
置2が搭載されている。
【0019】上記運転支援装置2には、自車輌1の走行
方向に存在する物体を検出し、検出した物体の位置情報
を算出する物体検出手段の機能を実現する構成要件とし
て、ステレオ光学系10、距離画像生成装置20、画像
処理装置40が備えられるとともに、検出した物体の位
置情報に基づいて自車輌1と検出した物体との接触可能
性を判断し、判断結果に応じた表示信号を出力する接触
表示制御手段の機能を実現する構成要件として上記画像
処理装置40が備えられており、さらに、表示手段とし
て車輌前部の左右フェンダ上端に配設される表示装置5
0が備えられている。
【0020】上記ステレオ光学系10は、例えば電荷結
合素子(CCD)等の固体撮像素子を用いた1組のCC
Dカメラからなり、図3に示すように、左右のCCDカ
メラ11a,11bが、それぞれ車室内の天井前方に一
定の間隔をもって取り付けられ、車外の対象を異なる視
点からステレオ撮像するようになっている。
【0021】上記距離画像生成装置20では、上記ステ
レオ光学系10によって撮像した1組のステレオ画像対
を処理し、画像全体に渡る三次元の距離分布を表す距離
画像を生成する。この距離画像は、上記画像処理装置4
0で処理され、塀、ガードレール等の道路の境界となる
連続した立体物としての側壁や、他の車輌、歩行者、建
築物等の道路上の立体物の三次元位置が高速で算出され
る。
【0022】また、上記画像処理装置40では、検出し
た側壁や立体物の縁と自車輌1側部の走行方向への延長
線との相対位置関係に基づいて、自車輌1が現在の操舵
状態のまま進行した場合の接触可能性を判断し、その判
断結果に応じた表示信号を上記表示装置50に出力す
る。
【0023】上記表示装置50は、図3に示すように、
車体の左右フェンダ上端に配設される各表示部50a,
50bからなり、各表示部50a,50bは、ランプや
発光ダイオード等からなる複数の発光物が配設された構
成となっている。各表示部50a,50bは、例えば、
図4(a)に示すように、車室側の表示面に向かって横
一列に内側から順に、緑色ランプLG、黄色ランプL
Y、赤色ランプLRが配列されている。そして、各ラン
プLG,LY,LRは、図4(b)に示すように、透明
のカバー50cによって覆われている。
【0024】尚、図3に破線で示すように、上記表示装
置50は、左右フェンダ上端の各表示部50a,50b
のみならず、運転席側に比較して車体位置を把握し難い
助手席側のサイドミラー近傍に表示部50dを設けても
良い。
【0025】すなわち、多数の立体物が存在する狭路を
通過しなければならないような状況になったとき、例え
ば運転者が図示しないスイッチ等を操作して上記運転支
援装置2を作動させると、上記運転支援装置2では、上
記ステレオ光学系10で撮像したステレオ画像対から得
られる距離画像に基づいて、側壁、電柱、駐車車輌等の
道路周辺の立体物の位置を求め、自車輌1を現在の操舵
状態で進行させる場合の接触可能性を判断する。
【0026】そして、接触すると判断した場合には、車
体の左右フェンダ上端に配設される各表示部50a,5
0bのうち、該当する側の赤色ランプLRを点灯させ、
また、運転者のハンドル操作によっては接触の虞がある
と判断した場合には、車体の左右フェンダ上端に配設さ
れる各表示部50a,50bのうち、該当する側の黄色
ランプLYを点灯する。さらに、立体物と自車輌1との
間隔が十分にあり、そのまま進行しても接触のおそれが
ないと判断したときには、車体の左右フェンダ上端に配
設される各表示部50a,50bのうち、該当する側の
緑色ランプLGを点灯する。
【0027】従って、側壁、電柱、駐車車輌等が存在す
る狭路を通過する際、インストルメントパネル内に情報
を表示する場合のように運転者は前方とインストルメン
トパネル内とに交互に視線を移す必要がなく、左右フェ
ンダ上端の各表示部50a,50bのいずれのランプが
点灯するかを見て、安全に狭路を通過できるか、あるい
は、接触回避のための操舵が必要か否かを、前方に視線
を据えた状態から最小限の視線変化で確認することがで
きる。
【0028】これにより、狭路走行に際し、自車輌1と
障害物との接触可能性に係わる情報を、視認性良く且つ
安価な構成で表示することができ、運転者の負担を軽減
して接触事故等を未然に回避することができるばかりで
なく、車輌位置感覚の学習を補助して安全運転の促進を
図ることができる。
【0029】図5は上記運転支援装置2の具体的回路例
であり、この回路例では、距離画像生成装置20を構成
するステレオイメージプロセッサ30に、画像処理装置
40を構成する距離画像処理用コンピュータ100が接
続されている。この距離画像処理用コンピュータ100
は、主として個々の物体を検出する処理を行うためのマ
イクロプロセッサ110、主として側壁を検出する処理
を行うためのマイクロプロセッサ120、主として接触
判断処理を行うためのマイクロプロセッサ130がシス
テムバス101を介して並列に接続されたマルチマイク
ロプロセッサのシステム構成となっている。
【0030】そして、上記システムバス101には、上
記距離画像メモリ90に接続されるインターフェース回
路102、制御プログラムを格納するROM103、計
算処理途中の各種パラメータを記憶するRAM104、
処理結果のパラメータを記憶する出力用メモリ105、
及び、車速センサ3、ステアリングの操舵角を検出する
舵角センサ4等の車輌1に備えられたセンサ・スイッチ
類からの信号を入力し、また、駆動回路107を介して
表示部50a,50bの各ランプLG,LY,LRを点
灯させるためのインターフェース回路106が接続され
ている。
【0031】以上の回路例におけるイメージプロセッサ
30は、ステレオ光学系10で撮像したステレオ画像対
に対し、対応する位置のずれ量から三角測量の原理によ
って画像全体に渡る距離情報を求める処理を行って三次
元の距離画像を生成する専用のプロセッサであり、画像
を小領域に分割し、それぞれの小領域内の輝度あるいは
色のパターンを左右画像で比較して一致する領域を見つ
け出すことにより、小領域毎の距離分布を全画面に渡っ
て求める。
【0032】また、上記距離画像処理用コンピュータ1
00においては、各マイクロプロセッサ110,12
0,130が使用するメモリの領域が分けられており、
上記イメージプロセッサ30からの距離情報に基づいて
物体検出処理と側壁検出処理とを並列に実行し、検出し
た立体物のデータから運転者の狭路走行の安全を確保す
るための接触判断処理を行い、自車輌1と障害物との接
触可能性の判断結果に応じて表示部50a,50bの該
当するランプを点灯させる。
【0033】上記イメージプロセッサ30における左右
画像の一致度評価すなわちステレオマッチングは、右画
像、左画像のi番目画素の輝度(色を用いても良い)
を、それぞれ、Ai、Biとすると、例えば、以下の
(1)式に示すシティブロック距離Hに基づいて行われ、
左右画像の各小領域間のシティブロック距離Hの最小値
が所定の条件を満たすとき、互いの小領域が対応すると
判断することができる。 H=Σ|Ai−Bi| … (1)
【0034】このため、上記イメージプロセッサ30に
は、ステレオ光学系10で撮像したアナログ画像を所定
のデジタル画像に変換する画像変換部60、この画像変
換部60からの画像データに対し、左右画像の対応する
小領域のずれ量を決定するためのシティブロック距離H
を画素を一つずつずらしながら次々と計算するシティブ
ロック距離計算部70、このシティブロック距離Hの最
小値を検出し、得られた最小値が左右小領域の一致を示
すものであるか否かをチェックしてずれ量を決定する最
小値検出・チェック回路80、この最小値検出・チェッ
ク回路80で決定したずれ量に基づく距離分布情報(距
離画像)を記憶する距離画像メモリ90が備えられてい
る。
【0035】上記画像変換部60には、左右画像用のC
CDカメラ11a,11bに対応して、A/Dコンバー
タ61a,61bが備えられ、各A/Dコンバータ61
a,61bに、それぞれ、ROMからなるルックアップ
テーブル(LUT)62a,62bが接続され、低輝度
部分に対するコントラスト補正、CCDアンプの固有ゲ
インの補正等が行われる。さらに、各LUT62a,6
2bには、左画像メモリ63a、右画像メモリ63bが
それぞれ接続されている。
【0036】上記左右画像メモリ63a,63bに記録
された画像データは、シティブロック距離計算部70で
画像の一部が繰り返し取り出されて処理される。このシ
ティブロック距離計算部70は、上記左画像メモリ63
aからの画像データが入力される2組の左画像用入力バ
ッファメモリ71a,71bに、左画像用シフトレジス
タ73が接続されるとともに、上記右画像メモリ63b
からの画像データが入力される2組の右画像用入力バッ
ファメモリ72a,72bに、右画像用シフトレジスタ
74が接続され、各シフトレジスタ73,74がシティ
ブロック距離計算回路75に接続されて構成されてい
る。
【0037】上記シティブロック距離計算回路75は、
例えば、加減算器に入出力ラッチをつなげた高速演算器
を組み合わせ、ピラミッド状に接続したパイプライン構
造となっており、数画素分を同時に入力して計算するよ
うになっている。このピラミッド型構造の初段は絶対値
演算器であり、中間段はそれぞれが加算器を構成し、最
終段は総和加算器となっている。
【0038】また、最小値検出・チェック回路80は、
上記シティブロック距離計算回路75の出力と同期して
シティブロック距離Hの最小値HMIN及び最大値HMAXを
検出し、得られたシティブロック距離Hの最小値HMIN
が本当に左右小領域の一致を示しているものかどうかチ
ェックを行い、条件を満たしたもののみ、上記距離画像
処理用コンピュータ100とのインターフェースとなる
デュアルポートメモリ等からなる距離画像メモリ90の
対応する画素の位置にずれ量を出力する。
【0039】以上のイメージプロセッサ30から出力さ
れる距離分布情報は、画像のような形態をしており(距
離画像)、CCDカメラ11a,11bで撮影した画
像、例えば図6に示すように、駐車車輌200,300
やガードレール400等の立体物を撮像した画像(図6
は片方のカメラで撮像した画像を示す)を上記イメージ
プロセッサ30で処理すると、図7のような画像とな
る。
【0040】図7に示す距離画像の例では、画像サイズ
は横400画素×縦200画素であり、距離データを持
っているのは黒点の部分で、これは図6の画像の各画素
のうち、左右方向に隣合う画素間で明暗変化が大きい部
分である。画像上の座標系は、図7に示すように、左上
隅を原点として横方向をi座標軸,縦方向をj座標軸と
し、単位は画素である。
【0041】この距離画像は、距離画像処理用コンピュ
ータ100に読み込まれ、前方に存在する他の車輌や障
害物等の複数の物体が検出され、その位置と大きさが算
出され、検出した物体の輪郭像が抽出される。さらに
は、位置の時間変化による自車との相対速度等も算出す
ることができる。
【0042】この場合、上記距離画像処理用コンピュー
タ100では、物体の3次元的な位置情報を利用し、道
路と物体の区別は道路表面からの高さによって行い、物
体と背景の区別は距離の値によって行う。そのため、上
記距離画像処理用コンピュータ100では、まず、上記
イメージプロセッサ30からの距離画像の座標系を、自
車(車輌1)を取り巻く実空間の座標系に変換し、検出
した立体物に対し、位置や大きさを計算する。
【0043】すなわち、実空間の座標系を車輌1固定の
座標系とし、X軸を車輌1の右側側方、Y軸を車輌1の
上方、Z軸を車輌1の前方、原点を車輌中央の真下の道
路面とすると、XZ平面(Y=0)は、道路が平坦な場
合、道路面と一致することになり、画像中の距離情報
(i,j,Z)から被写体の3次元位置(X,Y,Z)
を算出するには、以下の(2),(3)式により一種の座標変
換を行う。 Y=CH−Z×PW×(j−JV) … (2) X=r/2−ρ+Z×PW×(i−IV) … (3) ここで、CH :CCDカメラの取付け高さ PW :1画素当たりの視野角 JV,IV:車輌1の真正面の無限遠点の画像上の座標 r:2台のCCDカメラの取付間隔 ρ:2台のCCDカメラの取付間隔の中心と車輌中心と
のずれ
【0044】また、実空間の3次元座標(X,Y,Z)
から画像上の位置(i,j)を算出する式も、上記(2),
(3)式を変形し、次のようになる。 j=(CH−Y)/(Z×PW)+JV … (4) i=(X−r/2+ρ)/(Z×PW)+IV … (5)
【0045】図8は、上記距離画像処理用コンピュータ
100の機能構成を示すものであり、主として、マイク
ロプロセッサ110による物体認識部140、マイクロ
プロセッサ120による側壁検出部150、マイクロプ
ロセッサ130による接触判断処理部160に大別さ
れ、物体認識部140及び側壁検出部150の処理結果
が、出力用メモリ105からなる立体物パラメータ記憶
部155に記憶され、マイクロプロセッサ130(接触
判断処理部160)に読み込まれる。
【0046】さらに、上記物体認識部140の機能は、
物体検出部141、3次元ウインドウ発生部142、及
び、物体輪郭像抽出部143に細分され、物体検出部1
41では、イメージプロセッサ30からの距離画像を格
子状に所定の間隔(例えば、8〜20画素間隔)で区分
し、各領域毎に、走行の障害となる可能性のある立体物
のデータのみを選別し、その検出距離を算出する。
【0047】図9は、車輌1から前方風景を撮像した明
暗画像の上に、格子状の領域を設定した説明図であり、
実際には、図7の距離画像を、このように区分する。本
形態では、12画素間隔で33個の小領域AR1〜AR3
3に区分する。すなわち、画像を多数の領域に分割して
物体を探すことにより、複数の物体を同時に検出するこ
とができるようになっている。
【0048】各領域における被写体は、画像上の座標
(i,j)と距離データZから、前述の(2),(3)式を使
って実空間の3次元位置(X,Y,Z)が算出され、さ
らに、距離Zに於ける被写体の道路表面からの高さH
は、道路表面の高さをYrとすると、次の(6)式で計算
することができるが、前述したように実空間の座標系が
設定されているため、車輌1に特別な傾きや上下移動が
無い限り、Yr=0.0mと設定することができる。 H=Y−Yr … (6)
【0049】高さHが0.1m程度以下の被写体は、道
路上の白線や汚れ、影などであり、走行の障害になる物
体ではないと考えられるため、この被写体のデータは棄
却する。また、車輌の高さより上にある被写体も、歩道
橋や標識などと考えられるので棄却し、道路上の障害と
なる立体物のデータのみを選別する。これにより、2次
元の画像上で物体が道路などと重なり合っていても、道
路表面からの高さによってデータを区別し、物体のみを
検出できる。
【0050】次に、このようにして抽出された立体物の
データに対して、予め設定された距離Zの区間に含まれ
るデータの個数を数え、距離Zを横軸とするヒストグラ
ムを作成する。図10は、例えば図6の画像例における
前方右側の駐車車輌300を検出物体とするヒストグラ
ムであり、設定する距離Zの区間の長さや区間の個数
は、距離Zの検出限界や精度および検出対象の物体の形
状などを考慮して決定する。
【0051】上記ヒストグラムにおいては、入力される
距離画像中の距離データには、誤って検出された値も存
在するので、実際には物体の存在しない位置にも多少の
データが現れる。しかし、ある程度の大きさの物体があ
ると、その位置の度数は大きな値を示し、一方、物体が
何も存在しない場合には、誤った距離データのみによっ
て発生する度数は小さな値となる。
【0052】従って、作成されたヒストグラムの度数
が、予め設定した判定値以上かつ最大値をとる区間があ
れば、その区間に物体が存在すると判断し、度数の最大
値が判定値以下の場合は、物体が存在しないと判断する
ことにより、画像のデータに多少のノイズが含まれてい
る場合においても、ノイズの影響を最小限にして物体を
検出できる。
【0053】物体が存在すると判断されると、検出され
た区間と、その前後に隣接する区間に含まれている立体
物のデータの距離Zの平均値を計算し、この値を物体ま
での距離と見なす。このような物体までの距離検出の処
理を全領域について行った後、各領域の物体の検出距離
を調べ、隣接する領域において物体までの検出距離の差
異が設定値以下の場合は同一の物体と見なし、一方、設
定値以上の場合は別々の物体と見なす。
【0054】具体的には、まず、左端の領域AR1を調
べ、物体が検出されている場合には、それを物体S1、
距離をZ1とする。次に右隣の領域AR2を調べ、物体が
検出されていない場合には、物体S1は領域AR1の内部
とその近辺に存在し、その距離はZ1と判定し、物体が
検出され、その検出距離がZ2である場合には、距離Z1
とZ2の差を調べる。
【0055】そして、距離Z1とZ2の差が設定値以上の
場合、領域AR2で検出された物体は、先に検出された
物体S1とは異なると判定し、新たに物体S2、距離Z2
とし、さらに右隣の領域を調べて行く。
【0056】一方、距離Z1とZ2の差が設定値以下の場
合には、領域AR2で検出された物体は、先に検出され
た物体S1であると判定し、その距離はZ1とZ2の平均
値とし、さらに右隣の領域を順次調べて行き、連続して
物体S1があると判定されれば、距離と存在領域を更新
してゆく。
【0057】従来、2次元の画像上で物体の周囲に遠方
の背景が写っている場合には物体のデータだけを抽出す
ることは困難であったが、以上のような処理を左端の領
域AR1から右端の領域AR33まで行って距離の値によ
ってデータを区別することにより、複数の物体とその距
離、存在領域を背景と区別して検出することができ、さ
らに、2次元の画像上で複数の物体が重なり合って写っ
ている場合においても、各々の物体の距離の違いによっ
て、それらを区別して検出できる。
【0058】尚、上記設定値は、自動車を検出する場合
には4m〜6m程度、歩行者を検出する場合には1m〜
2m程度にすると良いことが実験的に得られている。
【0059】図11は、以上の処理で検出した物体の存
在領域を枠線で示したものであり、この例では左側の車
輌200及び右側の車輌300の2個の物体が検出され
ている。図の下側に示される数値は各物体の検出距離で
ある。
【0060】3次元ウインドウ発生部142では、上記
物体検出部141で検出された各々の物体について、図
12に示すような3次元空間で、検出物体(駐車車輌3
00)を包含する直方体状の3次元空間領域すなわち3
次元ウインドウWD3を設定し、この設定した3次元ウ
インドウWD3が2次元の画像上でどのように見えるか
を計算し、ウインドウ輪郭線の内側を2次元ウインドウ
WD2として、この中のデータのみを検出対象とする。
【0061】上記3次元ウインドウWD3の横幅は、物
体の存在領域より左右に1領域分だけ拡張した範囲とす
る。これは、ある領域に物体の左右端の一部分のみが掛
かっている場合には、その物体はヒストグラム上で大き
な値とならず、別の物体が検出される可能性があるた
め、このような場合を考慮してウインドウの範囲を拡大
しておくものである。
【0062】また、3次元ウインドウWD3の距離Z方
向の長さは、その物体の検出距離におけるヒストグラム
の区間長さを、その検出距離の前後に加えた範囲とす
る。3次元ウインドウWD3の下端は、道路表面の高さ
に約0.1mを加えた位置とし、上端は物体検出のため
に区分した各領域の上端とする。
【0063】上記3次元ウインドウWD3から上記2次
元ウインドウWD2を求めるには、3次元ウィンドウW
D3の8個の頂点の各座標(Xn,Yn,Zn)から、
前述の(4),(5)式を用いて画像上の座標(in,jn)
を計算し、これらの点を包絡する多角形を計算する。図
13は、先に図11で示した検出物体の内の1個(駐車
車輌300)について、2次元ウインドウWD2を設定
した例を示したものである。
【0064】物体輪郭像抽出部143では、上記2次元
ウインドウWD2内の各データを順次サーベイし、3次
元ウインドウWD3に含まれるデータのみを選別し、検
出した物体の輪郭像を抽出する処理を行い、検出物体の
自車輌1との位置関係を検出する。
【0065】すなわち、まず、物体毎に2次元ウインド
ウWD2内の各データを順次サーベイし、距離データを
持っている画素について、前述の(2),(3)式を用いて3
次元位置(X,Y,Z)を計算した後、距離や高さの値
が3次元ウインドウWD3の範囲内にあるデータのみを
抽出し、他は棄却する。
【0066】このようにして抽出したデータを、2次元
の画像上に投影して表示すると図14のようになる。さ
らに、これらのデータの外形を線分で連結すると、図1
5に示すような物体の輪郭像が得られる。この輪郭像の
左右端および上端の画像上での座標(i,j)を検出
し、続いて、その物体の検出距離Zと(2),(3)式を用い
て、3次元空間での物体の左右端と上端の位置を算出す
ると、左右端の位置から物体の横幅が求まり、上端の位
置から物体の高さが求まる。図15においては、幅1.
7m、高さ1.3mの物体と判別できる。
【0067】一方、マイクロプロセッサ120による側
壁検出部150の機能は、立体物データ抽出部151、
側壁直線検出部152、及び、側壁範囲検出部153に
細分され、側壁と道路との区別を道路表面からの高さに
よって行い、側壁と遠方の背景との区別を、前後方向と
横方向の距離によって行うことにより、側壁が存在する
と推定される周辺のデータのみを抽出し、続いて側壁の
データは水平方向に直線的に並んでいる特徴に注目して
これをハフ変換によって検出し、位置を求める。
【0068】すなわち、上記立体物データ抽出部151
は、上記距離分布の情報の中から予め設定された道路表
面より上にあるデータのみを抽出し、上記側壁直線検出
部152は、抽出した立体物データの中から、予め設定
された側壁の探索領域内のデータのみを抽出し、これを
ハフ変換で処理して側壁の有無と側壁の位置を示す直線
式とを検出する。また、上記側壁範囲検出部153は、
側壁の位置を示す直線式に基づいて、側壁が存在すると
推定される側壁候補領域を設定し、この側壁候補領域内
の立体物データの分布状態から側壁の前後端の位置を検
出する。
【0069】詳細には、側壁は立体物の一種であるか
ら、まず、立体物データ抽出部151で、道路表面より
上にある立体物のデータを距離画像の中から抽出する。
この際、高さHが0.1m程度以下の立体物は、前述し
たように、道路上の白線や汚れ、影等と考えられるた
め、この立体物のデータは棄却する。また、車輌の高さ
より上にある立体物も、歩道橋や標識等と考えられるの
で棄却し、道路上の立体物のデータのみを選別する。
【0070】また、上記立体物データ抽出部151では
画面に写っている広範囲の立体物のデータが抽出される
が、これら全てを処理することは合理的でないため、側
壁直線検出部152では側壁を探索する領域に制限を設
ける。
【0071】この場合、距離画像が計測される範囲を上
から見ると、CCDカメラ11a,11bの視野に制限
されて図16のようになっており、道路を通常走行して
いる場合には、側壁は車輌1の左側と右側に、車輌1と
概ね平行に存在する。一方、遠くの側壁は、距離データ
の精度の面から検出が困難になり、且つ、検出の必要性
も小さい。そこで、これらを考慮し、図示したような左
側と右側の2つの探索領域SL,SRを設定し、左側と
右側の側壁を別々に検出して行く。
【0072】すなわち、左右両側の側壁を検出するに
は、まず、側壁直線検出部152で左側の探索領域SL
を設定して側壁直線検出処理及び側壁範囲検出処理を行
って左側の側壁を検出した後、再び側壁直線検出部15
2で右側の探索領域SRを設定し、同様の処理を繰り返
して右側の側壁を検出するのである。
【0073】各探索領域SL,SRに含まれる立体物デ
ータを抽出するには、上記立体物データ抽出部151で
抽出された各データの被写体の3次元位置(X,Z座
標)を計算し、この3次元位置(X,Z)と各探索領域
SL,SRとを、それぞれ比較して判定する。
【0074】例えば図17に示すような状況では、画像
上に上記各探索領域SL,SRを図示すると破線のよう
になり、これらの探索領域内にも、目的とする側壁の他
に様々な立体物が存在する。さらに、距離画像にはノイ
ズ状の偽データも含まれており、実際には物体が存在し
ない空間にデータのみが分散して存在する。これらのデ
ータを模式的に示すと図18のようになり、この中で側
壁は、そのデータが直線状に並んでいる特徴がある。そ
こで、ハフ変換を使用してデータの列の直線式を検出す
ることによって側壁の検出を行う。
【0075】このハフ変換による直線式の検出について
説明すると、まず、図19の立体物データPi(座標X
i,Zi)に対し、このデータPiの点を通る直線Fiを想
定する。この直線の式は、以下の(7)式で示される。 X=afi×Z+bfi … (7)
【0076】次に図20に示すように、縦軸が(7)式の
傾きaf、横軸が切片bfのパラメータ空間を設定し、
(7)式のパラメータafi,bfiに相当する位置に投票
を行う。
【0077】ここで、傾きafiの値は、前述したよう
に側壁は車輌1と概ね平行と考えられるため、一般道路
では、例えば±20゜(afi:±0.36)程度の範囲
で変化させれば実用上十分である。また、切片bfi の
値は、左側の側壁を検出する場合、車輌1の左脇である
例えばX=−1mから−10m程度の範囲、右側の側壁
を検出する場合には、例えばX=+1mから+10m程
度の範囲に制限する。このように、制限範囲を例えば±
10m程度にするのは、あまり遠く離れた側壁の検出は
実用面の必要性が小さいためである。
【0078】このような制限により、パラメータ空間上
で投票が行われる範囲は、図20に示すような矩形領域
となり、この矩形領域はさらに格子状に分割されて各格
子毎に投票される。(7)式の傾きafiは、所定の変化範
囲内(例えば±10゜〜±20゜)であり、格子間隔Δ
af毎に順次変化させて設定する。切片bfiは、設定
された傾きafiと立体物データPiの座標(Xi,Zi)
を(7)式に代入して算出され、これが上記制限範囲内で
あればパラメータ空間の該当する格子に投票される。
【0079】検出される側壁の位置、すなわち直線式の
傾きと切片の検出精度は、格子間隔Δaf,Δbfによ
って決定され、格子間隔Δaf,Δbfの設定は、側壁
の情報を利用する外部装置側の要求に基づいて行われ
る。例えば、道路を通常走行する場合の衝突等の危険の
検知として利用する場合には、格子間隔Δafは1〜2
゜程度、格子間隔Δbfは0.3〜0.6m程度が良
い。
【0080】以上のようにして探索領域内の全立体物デ
ータに対してパラメータ空間への投票を行う際、図19
に示すように、直線的に並んだデータが存在すると、こ
のデータの列と一致するように設定した直線のパラメー
タafi,bfiに相当するパラメータ空間の格子は多く
の得票を得て、左右の投票領域SL,SR毎に局所極大
値が現れる。
【0081】側壁が存在し、明確な立体物データの列が
あるとパラメータ空間の局所極大値は大きな値を示し、
一方、側壁が無く、複数の物体が分散して存在する状態
では局所極大値は小さい値を示す。従って、パラメータ
空間の左右の投票領域SL,SR毎に局所極大値を検出
し、検出した局所極大値が判定値以上であれば側壁が存
在すると判定することができる。判定値は設定する探索
領域の大きさや格子の間隔等を考慮して設定する。
【0082】次に、上記側壁直線検出部152で側壁有
りと判定された場合には、側壁範囲検出部153で側壁
の前後端の位置を検出する。局所極大値の格子に相当す
るパラメータaf,bfを読み出すと、側壁は、次の直
線式(8)に沿って存在すると推定され、図19の例で検
出された直線式を図示すると図21に示す直線Ffとな
る。 X=af×Z+bf … (8)
【0083】まず、直線Ffを中心として幅0.3m〜
1.0m程度の領域を側壁候補領域Tfとすると、この
領域は、さらに図21のようにZ方向に区分される。側
壁候補領域Tfの幅は、上記パラメータ空間の格子の間
隔Δbfにデータの誤差等を考慮して設定する。
【0084】次に、上記探索領域内の立体物データを順
次サーベイし、側壁候補領域Tf内にあるデータのみを
抽出した後、区分毎に立体物データの個数をカウント
し、ヒストグラムを作成する。これを模式的に示すと図
22のようになり、側壁が存在する部分では大きな度数
を示す。従って、度数が判定値以上の区分を検出するこ
とによって、この範囲に側壁が存在すると判断すること
ができ、その両端の3次元位置を計算して側壁の前後端
位置とする。図19の例では、探索領域SRの上端が側
壁(ガードレール400)の後端位置とみなされる。ま
た、図23は以上の処理で検出した側壁を枠線で示した
ものであり、この例では、右側のガードレール400が
検出される。
【0085】以上のようにして、距離画像から道路上の
各物体の位置、形状等のパラメータが求められ、立体物
パラメータ記憶部155に書き込まれると、マイクロプ
ロセッサ130からなる接触判断処理部160にそのパ
ラメータが読み込まれる。
【0086】上記接触判断処理部160は、障害物抽出
部161、接触判定線設定部162、及び、接触判断部
163からなり、障害物抽出部161で左右の検出限界
内で設定距離内にある物体(障害物)を抽出すると、接
触判定線設定部162で車速センサ3からの車速及び舵
角センサ4からの舵角に基づいて、自車輌1の走行軌跡
を推測し、車体左右側部の軌跡に対して設定距離だけ離
れた接触危険度判定線を設定する。
【0087】この場合、狭路走行においては、低速であ
ること、比較的短距離の範囲内に存在する障害物に対す
る接触危険度を判断すれば良いこと等から、図24に示
すように、自車輌1側部の走行軌跡を直進状態での自車
輌側部の延長線によって近似し、左右の延長線から設定
距離A1以内の範囲を自車輌1が障害物に接触あるいは
衝突する範囲として、左側接触危険度判定線LA及び右
側危険度判定線RAを設定する。
【0088】また、上記各判定線LA,RAから設定距
離A2以内の範囲(すなわち、自車輌1側部の左右の延
長線から距離(A1+A2)の範囲)を、運転者のハン
ドル操作によっては接触の可能性がある範囲として、左
側接触危険度判定線LB及び右側接触危険度判定線RB
を設定する。
【0089】接触判断部163では、各接触危険度判定
線LA,RA,LB,RBに対する障害物の位置から自
車輌1と障害物との接触可能性を判断し、表示装置50
に表示信号を出力する。すなわち、障害物の縁が車輌中
心線より左側で左側接触危険度判定線LAより内側にあ
るとき、あるいは、車輌中心線より右側で右側接触危険
度判定線RAより内側にあるときには、接触の危険性が
あると判断して左側表示部50aあるいは右側表示部5
0bの赤色ランプLRを点灯させて運転者に警告を発
し、障害物の縁が車輌中心線より左側で左側接触危険度
判定線LAと左側接触危険度判定線LBとの間にあると
き、あるいは、車輌中心線より右側で右側接触危険度判
定線RAと右側接触危険度判定線RBとの間にあるとき
には、運転状況によっては接触の可能性があると判断し
て左側表示部50aあるいは右側表示部50bの黄色ラ
ンプLYを点灯させて運転者の注意を喚起する。
【0090】さらに、障害物の縁が車輌中心線より左側
で左側接触危険度判定線LBより外側にあるとき、ある
いは、車輌中心線より右側で右側接触危険度判定線RB
より外側にあるときには、接触の可能性はないと判断
し、左側表示部50aあるいは右側表示部50bの緑色
ランプLGを点灯させて運転者に安全であることを告知
する。
【0091】以下、上記イメージプロセッサ30及び距
離画像処理用コンピュータ100によって構成される運
転支援装置2の動作について説明する。
【0092】図25は、イメージプロセッサ30の動作
の流れを示すフローチャートであり、まず、ステップS1
01で左右のカメラ11a,11bによって撮像した画像
を入力すると、ステップS102へ進み、入力したアナログ
画像をA/Dコンバータ61a,61bで所定の輝度階
調(例えば256階調のグレースケール)を有するデジ
タル画像に変換する。
【0093】上記各A/Dコンバータ61a,61bに
よって変換されたデジタル画像は、LUT62a,62
bで、低輝度部分のコントラスト増強、左右のカメラ1
1a,11bの特性補償等が行われ、画像メモリ63
a,63bに記録される。尚、上記画像メモリ63a,
63bに記憶される画像は、カメラ11a,11bのC
CD素子の全ラインのうち、その後の処理に必要なライ
ンのみであり、所定時間毎に書換えられる。
【0094】その後、左右の画像メモリ63a,63b
に記録された画像データは、ステップS103で、各画像メ
モリ63a,63bから数ラインずつ入力バッファメモ
リ71a,71b,72a,72bへ転送され、左右画
像のマッチング、すなわち一致度の評価が行われる。
【0095】その際、左右の画像毎に、上記画像メモリ
63a,63bから上記入力バッファメモリ71a,7
1b,72a,72bへの読込み動作と、シフトレジス
タ73,74に対する書込み動作とが交互に行われる。
例えば、左画像メモリ63aから一方の入力バッファメ
モリ71aに画像データが読込まれている間に、他方の
入力バッファメモリ71bからシフトレジスタ73へ読
込んだ画像データの書出しが行われ、右画像メモリ63
bから一方の入力バッファメモリ72aに画像データが
読込まれている間に、他方の入力バッファメモリ72b
からシフトレジスタ74へ読込んだ画像データの書出し
が行われる。
【0096】そして、各シフトレジスタ73,74は、
偶数段の内容を同時にシティブロック距離計算回路75
に出力し、シティブロック距離Hの計算が始まると、右
画像のデータはシフトレジスタ74内に保持されて、ク
ロック毎に奇数ライン、偶数ラインのデータが交互に出
力される。
【0097】一方、左画像のデータはシフトレジスタ7
3に転送され続け、奇数ライン、偶数ラインのデータが
交互に出力されつつ、数クロック毎に1画素分右のほう
にずれたデータに置き換わっていく。この動作を繰り返
し、その後、一つの小領域に対する転送が終了すると、
図示しないアドレスカウンタ内の左画像用アドレスカウ
ンタに右画像用アドレスカウンタの内容(次の小領域の
先頭アドレス)がセットされ、次の小領域の処理が始ま
る。
【0098】シティブロック距離計算回路75では、ピ
ラミッド型構造初段の絶対値演算器に数画素分のデータ
を入力し、左右画像の輝度差の絶対値を計算する。すな
わち、右画素の輝度から対応する左画素の輝度を引き算
し、結果が負になった場合、演算命令を変えることによ
り、引く方と引かれる方を逆にして再び引き算を行うこ
とにより、絶対値の計算を行う。従って、初段では引き
算を2回行う場合がある。
【0099】次いで、初段を通過すると、中間段の各加
算器で二つの同時入力データを次々と加算し、最終段の
総和加算器で二つの連続するデータを加え合わせて総和
を計算する。そして、小領域を形成する画素分のシティ
ブロック距離Hを数クロック毎に最小値検出・チェック
回路80へ出力する。
【0100】次に、ステップS104へ進み、上記ステップ
S103で算出したシティブロック距離Hの最大値HMAX 、
最小値HMIN を最小値検出・チェック回路80で検出す
る。この最小値検出・チェック回路80では、最初に出
力されてきたシティブロック距離H(ずれ量d=0)
と、次のクロックで出力されてきたシティブロック距離
H(ずれ量d=1)とを比較し、比較結果が小のときに
のみ、ずれ量dを保存する。そして、この比較演算を繰
り返し、計算途中での最大値、最小値、及び、そのとき
のずれ量dを保存して、これまでの値の最大値HMAX 、
最小値HMIN を更新し、ずれ量dが所定画素数になるま
で計算を続ける。
【0101】計算が終了すると(最後のシティブロック
距離Hが出力されてから1クロック後)、ステップS105
で、得られた最小値HMINが本当に左右小領域の一致を
示すものであるか否かを、以下の3つの条件によりチェ
ックする。 (1)HMIN ≦Ha(最小値HMIN がしきい値Ha より
大きいときには距離を検出できず。) (2)HMAX −HMIN ≧Hb(得られた最小値HMIN が
ノイズによる揺らぎより明らかに低くなっていることを
チェックするための条件であり、最小値HMINの近傍の
値との差でなく、最大値HMAX と最小値HMINとの差を
しきい値Hbと比較してチェックを行うことにより、曲
面などの緩やかに輝度の変わる物体に対しても距離検出
が行える。) (3)右画像の小領域内の横方向の隣接画素間の輝度差
>Hc(しきい値Hc を大きくするとエッジ検出となる
が、輝度が緩やかに変化している場合にも対応可能なよ
うに、しきい値Hc は通常のエッジ検出レベルよりはず
っと低くしてある。この条件は、輝度変化のない部分で
は、距離検出が行えないという基本的な原理に基づいて
おり、小領域中の画素毎に行われるため、小領域の中で
も実際に距離の検出された画素のみが採用されることに
なり、自然な結果が得られる。)
【0102】すなわち、シティブロック距離Hが最小と
なるずれ量が求めるずれ量dとなる訳であるが、以上の
3つのチェック条件を満足した場合に、ステップS106
で、ずれ量dを距離画像メモリ90へ出力し、満足しな
い場合には、データを採用せずに“0”を距離画像メモ
リ90へ出力し、処理を抜ける。
【0103】上記距離画像メモリ90へ書き込まれた距
離分布情報からは、CCDカメラ11a,11bの取付
け位置と焦点距離等のレンズパラメータとから、各画素
に対応する物体のXYZ空間における3次元位置を算出
することができ、情報量の低下なく車外の対象物までの
距離を正確に検出することができる。
【0104】一方、図26及び図27のフローチャート
は、マイクロプロセッサ110で実行される物体検出処
理であり、ステップS201で道路表面の位置を設定する
と、ステップS202で、イメージプロセッサ30からの距
離画像を格子状の領域に区分し、ステップS203で、最初
の領域のデータを読み込む。
【0105】次に、ステップS204へ進んで、領域内の最
初のデータをセットすると、ステップS205で、被写体の
3次元位置(X,Y,Z)、すなわち距離と高さを算出
し、ステップS206で、距離Zに於ける道路表面の高さを
算出し、ステップS207で、道路面より上にあるデータを
選別する。
【0106】そして、ステップS208へ進んで最終データ
か否かを調べ、最終データでない場合、ステップS209で
領域内の次のデータをセットすると、前述のステップS2
05へ戻って処理を繰り返し、最終データの場合にはステ
ップS208からステップS210へ進む。
【0107】ステップS210では、ヒストグラムを作成
し、ステップS211で、このヒストグラムの度数が判定値
以上で、かつ最大値となる区間を検出する。ヒストグラ
ムの度数が判定値以上で、かつ最大値となる区間が検出
された場合、ステップS212で、その区間に物体が存在す
ると判断し、その物体までの距離を検出する。
【0108】そして、ステップS213で、最終領域か否か
を調べ、最終領域でない場合には、ステップS214で、次
の領域のデータを読み込み、前述のステップS204へ戻っ
て同様の処理を続行し、最終領域である場合には、ステ
ップS215へ進み、各物体の距離と存在領域の検出を終了
し、ステップS216以降へ進む。
【0109】ステップS216では、最初の物体のパラメー
タをセットし、次いで、ステップS217で、3次元ウイン
ドウWD3の下端の高さ及び距離範囲を設定し、ステッ
プS218で、この3次元ウインドウWD3に基づいて2次
元ウインドウWD2の形状を算出してステップS219へ進
む。
【0110】ステップS219では、2次元ウインドウWD
2内のデータを読み出し、ステップS220で被写体の3次
元位置を算出すると、ステップS221へ進んで、3次元ウ
インドウWD3内に含まれるデータを選別して抽出す
る。
【0111】その後、ステップS222へ進み、上記ステッ
プS221で抽出したデータを2次元の画像上に投影する
と、ステップS223で、各データを線分で連結して輪郭像
を作成する。続いて、ステップS224で、物体の形状、寸
法、位置等を算出し、ステップS225で、最終物体か否か
を調べる。
【0112】最終物体でない場合には、ステップS226で
次の物体のパラメータをセットして前述のステップS217
へ戻り、最終物体である場合には、ステップS227へ進ん
で、各物体の形状、寸法、位置等のパラメータを出力用
メモリ105に書き込み、処理を終了する。
【0113】また、マイクロプロセッサ120では、上
記マイクロプロセッサ110による物体検出処理と並列
して図28及び図29に示す側壁検出処理を行う。この
側壁検出処理では、最初に、ステップS301で道路表面の
位置を設定すると、ステップS302で、距離画像から最初
の距離データを読み込む。
【0114】次に、ステップS303へ進み、被写体の位置
(X,Z座標)と高さ(Y座標)とを計算し、ステップ
S304で、距離Zに於ける道路表面の高さH(Y座標)を
計算し、ステップS305で、道路面より上、且つ自車輌1
の高さ以下にあるデータを立体物データとして抽出す
る。
【0115】そして、ステップS306へ進んで最終データ
か否かを調べ、最終データでない場合、ステップS307で
次の距離データを読み込むと前述のステップS303へ戻っ
て処理を繰り返し、最終データの場合にはステップS306
からステップS308へ進む。
【0116】ステップS308では、最初の立体物データを
読み込み、ステップS309で、被写体の位置(X,Z座
標)を計算すると、続くステップS310で、計算した位置
(X,Z座標)が探索領域内か否かを調べる。
【0117】計算した位置(X,Z座標)が探索領域外
であるときには、上記ステップS310からステップS312へ
ジャンプし、探索領域内のとき、上記ステップS310から
ステップS311へ進んでパラメータ空間へ投票し、ステッ
プS312へ進む。
【0118】ステップS312では、処理した立体物データ
が最終データか否かを調べ、最終データでないときに
は、ステップS313で、次の立体物データを読み込んで、
前述のステップS309からの処理を繰り返し、最終データ
のとき、ステップS314へ進んで、パラメータ空間上の局
所極大値を検出する。
【0119】次いで、ステップS315へ進むと、検出した
局所極大値が判定値以上か否かを調べ、判定値よりも小
さいとき、ステップS316で側壁は存在しないと判定し、
判定値以上のとき、ステップS317で、側壁が存在すると
判定して、ステップS318へ進む。
【0120】ステップS318では、上記ステップS314で検
出した局所極大値の格子に相当するパラメータ、すなわ
ち局所極大点が示す直線式のパラメータ(af,bf)
を読み込み、次いで、ステップS319で側壁候補領域を設
定する。
【0121】そして、ステップS320へ進み、探索領域内
の最初の立体物データを読み込むと、ステップS321で、
被写体の位置(X,Z座標)を計算し、ステップS322
で、側壁候補領域内にあるデータを抽出した後、ステッ
プS323で、処理したデータが探索領域内の最終データか
否かを調べる。
【0122】探索領域内の最終データでないときには、
上記ステップS323からステップS324へ分岐して探索領域
内の次の立体物データを読み込んで、前述のステップS3
21へ戻り、探索領域内の最終データであるときには、上
記ステップS323からステップS325へ進んで、側壁候補領
域内のデータを使ってヒストグラムを作成する。
【0123】次に、ステップS326へ進み、作成したヒス
トグラムの度数が判定値以上の区分を検出すると、ステ
ップS327で、ヒストグラムの度数が判定値以上の区間の
両端の3次元位置、すなわち側壁の前後端位置を算出
し、ステップS328で、側壁の有無、位置、方向、前後端
の位置等のパラメータを出力用メモリ105へ書き込ん
でプログラムを終了する。尚、このプログラムは、左側
の側壁について実行した後、右側の側壁について実行す
る。
【0124】以上の処理により、前方に存在する壁、駐
車車輌等の自車輌1からの位置と大きさが求められる
と、マイクロプロセッサ130において図30に示す接
触判断処理のプログラムが実行される。
【0125】この接触判断処理では、まず、ステップS4
01で、出力用メモリ105から道路上に存在する立体物
や側壁等の物体の位置を入力すると、設定距離内にある
物体を狭路走行における障害物として抽出し、ステップ
S402で、障害物が車輌中心線より左側に存在し(X座標
が負)、且つ、その自車輌1側の縁が左側接触危険度判
定線LAより右側(内側)にあるか否かを調べる。
【0126】そして、上記ステップS402でYESのとき
には、車体の左側が障害物に接触する危険性があるた
め、ステップS403へ進んで、左側表示部50aの黄色ラ
ンプLY及び緑色ランプLGを消灯させて赤色ランプL
Rを点灯させることにより、運転者に警告を発した後、
ステップS407へ進み、NOのとき、ステップS404へ進ん
で、障害物が車輌中心線より左側に存在し、その自車輌
1側の縁が左側接触危険度判定線LBよりも右側(内
側)にあるか否かを調べる。
【0127】その結果、上記ステップS404でYESのと
き、すなわち、障害物の自車輌1側の縁が左側接触危険
度判定線LAと左側接触危険度判定線LBとの間にある
ときには、運転状況によって車体の左側が障害物に接触
する可能性があるため、ステップS405へ進んで左側表示
部50aの赤色ランプLR及び緑色ランプLGを消灯状
態として黄色ランプLYを点灯させることにより運転者
に警告を発した後、ステップS407へ進み、NOのときに
は、現在の舵角で進行する限り車体の左側と障害物との
間には余裕があるため、ステップS406で左側表示部50
aの黄色ランプLY及び赤色ランプLRを消灯させて緑
色ランプLGを点灯させた後、ステップS407へ進む。
【0128】ステップS407では、障害物が車輌中心線よ
り右側に存在し(X座標が正)、その自車輌1側の縁が
右側接触危険度判定線RAよりも左側(内側)にあるか
否かを調べ、YESのとき、車体の右側が障害物に接触
する危険性があるため、ステップS408へ進んで右側表示
部50bの赤色ランプLRを点灯させて黄色ランプLY
及び緑色ランプLGを消灯させ、運転者に警告を発して
ルーチンを抜ける。
【0129】一方、上記ステップS407での判別結果がN
Oのときには、上記ステップS407からステップS409へ進
み、障害物が車輌中心線より右側に存在し、その自車輌
1側の縁が右側接触危険度判定線RBよりも左側にある
か否かを調べる。そして、YESのとき、すなわち、障
害物の自車輌1側の縁が右側接触危険度判定線RAと右
側接触危険度判定線RBとの間にあるときには、運転状
況によって車体の右側が障害物に接触する可能性がある
ため上記ステップS409からステップS410へ進み、右側表
示部50bの緑色ランプLG及び赤色ランプLRを消灯
させて黄色ランプLYを点灯させることにより運転者に
警告を発し、ルーチンを抜ける。
【0130】また、上記ステップS409でNOのとき、す
なわち、障害物の自車輌1側の縁が右側接触危険度判定
線RBよりも右側(外側)にあるときには、現在の舵角
で進行する限り車体の右側と障害物との間には余裕があ
り、接触の虞はないため、ステップS411で右側表示部5
0bの緑色ランプLGを点灯させて黄色ランプLY及び
赤色ランプLRを消灯させた後、ルーチンを抜ける。
【0131】以上の処理により、狭路走行に際して左右
フェンダ上端の各表示部50a,50bの該当するラン
プが点灯されると、運転者は進行方向から視線を移すこ
となく左右のいずれのランプが点灯しているかを見るだ
けで、障害物に接触することなく安全に進行できるか、
あるいは障害物との接触回避のための操舵が必要か否か
を確認することができ、余裕をもって運転操作を行うこ
とができる。
【0132】図31及び図32は本発明の実施の第2の
形態に係わり、図31は表示装置の構成を示す説明図、
図32は距離画像処理用コンピュータにおける接触判断
処理のフローチャートである。
【0133】本形態は、前述の第1の形態に対し、表示
装置50の構成を変更し、図31に示すように、左右フ
ェンダ上端に配設される各表示部500a,500b
を、それぞれ、1個の赤色ランプLRで構成し、透明の
カバー500cによって覆った表示装置500とするも
のである。
【0134】すなわち、前述の第1の形態では、狭路走
行に際し、緑色ランプLG、黄色ランプLY、赤色ラン
プLRを接触可能性の判断結果に応じて点灯するといっ
たように発光物の色によって表示するようにしている
が、本形態においては、障害物と接触する虞がないとき
赤色ランプLRを消灯、運転状況によって障害物と接触
する可能性があるとき赤色ランプLRを点滅、接触の危
険性があるとき赤色ランプLRを点灯といったように発
光物を明滅させ、発光物の明るさによって障害物との接
触可能性を表示するようになっている。尚、各表示部5
00a,500bは、障害物と接触する虞がないとき発
光物を消光状態とする一方、運転状況によって障害物と
接触する可能性があるとき、発光物を低輝度で発光さ
せ、接触の危険性があるとき発光物を高輝度で発光させ
るようにしても良い。
【0135】このため、本形態では、距離画像処理用コ
ンピュータ100のマイクロプロセッサ130において
実行される接触判断処理のランプ点灯制御部分を変更
し、第1の形態における接触判断処理(図30参照)の
ステップS403,S405,S406、及び、ステップS408,S410,S4
11を、図32に示すように、ステップS4030,S4050,S406
0、及び、ステップS4080,S4100,S4110とする。
【0136】従って、本形態の接触判断処理では、ステ
ップS402における障害物の位置の判別結果、障害物が車
輌中心線より左側で、その自車輌1側の縁が左側接触危
険度判定線LAより右側(内側)にあり、車体の左側が
障害物と接触する危険性があるときには、ステップS402
からステップS4030へ進んで、左側表示部500aの赤
色ランプLRを連続点灯状態として運転者に警告を発す
る。
【0137】また、ステップS404における障害物の位置
の判別結果、障害物が車輌中心線より左側で、その自車
輌1側の縁が左側接触危険度判定線LBよりも右側(内
側)、すなわち、障害物の自車輌1側の縁が左側接触危
険度判定線LAと左側接触危険度判定線LBとの間にあ
り、運転状況によっては接触する虞があるときには、ス
テップS404からステップS4050へ進んで、左側表示部5
00aの赤色ランプLRを点滅させて運転者に警告を発
し、障害物が左側接触危険度判定線LBよりも左側(外
側)にあり、現在の舵角で進行する限り車体の左側と障
害物との間に余裕があるときには、ステップS404からス
テップS4060へ進んで左側表示部500aの赤色ランプ
LRを消灯状態とする。
【0138】一方、ステップS407における障害物の位置
の判別結果、障害物が車輌中心線より右側で、その自車
輌1側の縁が右側接触危険度判定線RAよりも左側(内
側)にあり、車体の右側が障害物に接触する危険性があ
るときには、ステップS407からステップS4080へ進んで
右側表示部500bの赤色ランプLRを連続点灯状態と
して運転者に警告を発し、ステップS409における障害物
の位置の判別結果、障害物が車輌中心線より右側で、そ
の自車輌1側の縁が右側接触危険度判定線RBよりも左
側、すなわち、障害物の自車輌1側の縁が右側接触危険
度判定線RAと右側接触危険度判定線RBとの間にあ
り、運転状況によって車体の右側が障害物に接触する可
能性があるときには、ステップS409からステップS4100
へ進み、右側表示部500bの赤色ランプLRを点滅さ
せて運転者に警告を発する。
【0139】さらに、ステップS409での障害物の位置の
判別結果、障害物の自車輌1側の縁が右側接触危険度判
定線RBよりも右側(外側)にあり、現在の舵角で進行
する限り車体の右側と障害物との間には余裕があるとき
には、ステップS409からステップS4110へ進んで右側表
示部500bの赤色ランプLRを消灯させる。
【0140】本形態では、前述の第1の形態における表
示装置50を更に簡略化して安価な構成とし、運転者は
左右フェンダ上端に設けられた表示装置500による発
光物の明るさを見て、安全に狭路を通過できるか、ある
いは、接触回避のための操舵が必要か否かを、前方に視
線を据えた状態から最小限の視線変化で確認することが
できる。
【0141】図33は、本発明の実施の第3の形態に係
わり、表示装置の配置を示す説明図である。
【0142】本形態は、表示装置50(500)の配置
位置を変更し、図33に示すように車室内のインストル
メントパネル600の上側にそれぞれ表示部50a(5
00a)、50b(500b)を配設したものである。
【0143】本形態では、表示装置50(500)を車
室内に配設したので、各表示部50a(500a)、5
0b(500b)の汚損が防止され、表示部50a(5
00a)、50b(500b)に対する経時的な視認性
が向上すると共に、インストルメントパネル600の上
側に配設したので、前述の各実施の形態と同様に、安全
に狭路を通過できるか或いは接触回避のための操舵が必
要か否かを前方に視線を控えた状態から最小限の視線変
化で確認することができる。
【0144】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、自
車輌の走行方向に存在する物体を検出した後、検出した
物体の位置情報に基づいて自車輌と検出した物体との接
触可能性を判断し、接触可能性の判断結果を車輌のイン
ストルメントパネル外に配設された表示手段に運転時に
おける運転者の視線変化を最小限に抑えて視認可能に表
示するため、インストルメントパネル内に情報を表示す
る場合のように運転者は進行方向とインストルメントパ
ネル内とに交互に視線を移す必要がなく、狭路走行の際
に障害物と自車輌との接触可能性を迅速且つ円滑に運転
者に知らせることができ、運転者の負担を軽減して安全
を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成図
【図2】本発明の実施の第1の形態に係わり、運転支援
装置の全体構成図
【図3】同上、表示装置の配置を示す車輌の上面図
【図4】同上、表示装置の構成を示す説明図
【図5】同上、運転支援装置の回路ブロック図
【図6】同上、車載のCCDカメラで撮像した画像の例
を示す説明図
【図7】同上、距離画像の例を示す説明図
【図8】同上、距離画像処理用コンピュータの機能ブロ
ック図
【図9】同上、画像の区分方法を示す説明図
【図10】同上、検出物体とヒストグラムの関係を示す
説明図
【図11】同上、物体の存在領域の検出結果と検出距離
の例を示す説明図
【図12】同上、物体検出用の3次元ウインドウの形状
を示す説明図
【図13】同上、物体検出用の2次元ウインドウの形状
を示す説明図
【図14】同上、物体の輪郭を構成するデータの例を示
す説明図
【図15】同上、物体の輪郭像と検出された外形寸法の
例を示す説明図
【図16】同上、側壁検出における探索領域の形状を示
す説明図
【図17】同上、画像上の側壁探索領域を示す説明図
【図18】同上、立体物データの分布状況を示す説明図
【図19】同上、ハフ変換での直線の想定を示す説明図
【図20】同上、パラメータ空間の投票領域を示す説明
【図21】同上、側壁候補領域を示す説明図
【図22】同上、ヒストグラムと側壁の存在範囲の関係
を示す説明図
【図23】同上、側壁の検出結果を示す説明図
【図24】同上、接触危険度判定線を示す説明図
【図25】同上、イメージプロセッサの動作を示すフロ
ーチャート
【図26】同上、距離画像処理用コンピュータにおける
物体検出処理のフローチャート(その1)
【図27】同上、距離画像処理用コンピュータにおける
物体検出処理のフローチャート(その2)
【図28】同上、距離画像処理用コンピュータにおける
側壁検出処理のフローチャート(その1)
【図29】同上、距離画像処理用コンピュータにおける
側壁検出処理のフローチャート(その2)
【図30】同上、距離画像処理用コンピュータにおける
接触判断処理のフローチャート
【図31】本発明の実施の第2の形態に係わり、表示装
置の構成を示す説明図
【図32】同上、距離画像処理用コンピュータにおける
接触判断処理のフローチャート
【図33】本発明の実施の第3の形態に係わり、表示装
置の配置を示す説明図
【符号の説明】
1 …車輌 2 …運転支援装置 10 …ステレオ光学系(物体検出手段の構成要
件) 20 …距離画像生成装置(物体検出手段の構成
要件) 40 …画像処理装置(物体検出手段、接触表示
制御手段の構成要件) 50,500…表示装置(表示手段)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自車輌の走行方向に存在する物体を検出
    し、検出した物体の位置情報を算出する物体検出手段
    と、 上記物体検出手段で検出した物体の位置情報に基づいて
    自車輌と検出した物体との接触可能性を判断し、判断結
    果に応じた表示信号を出力する接触表示制御手段と、 上記接触表示制御手段からの表示信号によって接触可能
    性の判断結果を表示し、車輌のインストルメントパネル
    外の位置で運転時における運転者の視線変化を最小限に
    抑えて視認可能な位置に配設される表示手段とを備える
    ことを特徴とする車輌の運転支援装置。
  2. 【請求項2】 上記表示手段は、車輌前部フェンダ上あ
    るいはボンネット上に配設されることを特徴とする請求
    項1記載の車輌の運転支援装置。
  3. 【請求項3】 上記表示手段は、サイドミラー近傍に配
    設されることを特徴とする請求項1記載の車輌の運転支
    援装置。
  4. 【請求項4】 上記表示手段は、車室内インストルメン
    トパネルの上側に配設されることを特徴とする請求項1
    記載の車輌の運転支援装置。
  5. 【請求項5】 上記表示手段は、発光物の色によって接
    触可能性の判断結果を表示することを特徴とする請求項
    1〜4のいずれか一に記載の車輌の運転支援装置。
  6. 【請求項6】 上記表示手段は、発光物の明るさによっ
    て接触可能性の判断結果を表示することを特徴とする請
    求項1〜4のいずれか一に記載の車輌の運転支援装置。
  7. 【請求項7】 上記接触表示制御手段は、自車輌側部の
    走行軌跡を直進状態での自車輌側部の延長線によって近
    似し、この自車輌側部の延長線と検出した物体の自車輌
    側の縁との相対位置関係に基づいて接触可能性を判断す
    ることを特徴とする請求項1記載の車輌の運転支援装
    置。
  8. 【請求項8】 上記物体検出手段は、車外の対象を異な
    る視点から撮像したステレオ画像対を処理して画像全体
    に渡る三次元の距離分布を算出し、この三次元の距離分
    布に基づいて、自車輌周辺に存在する物体を検出すると
    ともに、検出した物体の位置情報を算出することを特徴
    とする請求項1記載の車輌の運転支援装置。
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