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JPH09106265A - 電圧出力回路および画像表示装置 - Google Patents

電圧出力回路および画像表示装置

Info

Publication number
JPH09106265A
JPH09106265A JP7261898A JP26189895A JPH09106265A JP H09106265 A JPH09106265 A JP H09106265A JP 7261898 A JP7261898 A JP 7261898A JP 26189895 A JP26189895 A JP 26189895A JP H09106265 A JPH09106265 A JP H09106265A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
period
power supply
voltage
signal
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7261898A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Kubota
靖 久保田
Osamu Sasaki
修 佐々木
Yutaka Yoneda
裕 米田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP7261898A priority Critical patent/JPH09106265A/ja
Priority to US08/712,644 priority patent/US6067066A/en
Priority to KR1019960040502A priority patent/KR100228248B1/ko
Publication of JPH09106265A publication Critical patent/JPH09106265A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Liquid Crystal (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力映像信号としてデジタル信号を用いる画
像表示装置において、表示品位を損なうことなく、階調
電源線の数を減らすとともに駆動回路の構成を簡素化し
て低コスト化を図る。 【解決手段】 サンプリング回路12により、nビット
のデジタル信号をサンプリングする。サンプリングされ
た信号のkビットを一方のデコーダ14で2k 個のデコ
ード信号に変換し、残りのmビットを他方のデコーダ1
4で2m 個のデコード信号に変換する。選択回路16で
k 個のデコード信号を用いてk個のタイミング信号に
基づいて1水平走査期間が2k 等分された期間を1つ選
択するための信号を出力する。論理回路17では、この
信号と2m 個のデコード信号との組み合わせで2m 個の
信号を発生する。出力スイッチ18により、この信号を
用いて2m 本の階調電源線PLから1本を選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルの入力信
号に基づいて電源線の電圧を選択して取り込みかつ出力
する電圧出力回路に係り、詳しくは、電源線の数を削減
することが可能な電圧出力回路およびそれをデータ信号
線駆動回路として用いた画像表示装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶表示装置等の画像表示装置に
は、種々の駆動方式が提案または実用化されている。そ
の中でも、アクティブマトリクス駆動方式は、グラフィ
ックス表示に適しており、研究開発が盛んに行われてい
る。
【0003】アクティブマトリクス駆動方式の液晶表示
装置は、図32に示すように、画素アレイ101と、デ
ータ信号線駆動回路102と、走査信号線駆動回路10
3とを備えている。画素アレイ101は、互いに交差す
る多数のデータ信号線SL…と多数の走査信号線GL…
とを備えている。隣り合う2本のデータ信号線SL・S
Lと隣接する2本の走査信号線GL・GLとで包囲され
た部分には、画素104が1個ずつ設けられており、画
素104…は、画素アレイ101の全体にわたってマト
リクス状に配されている。
【0004】データ信号線駆動回路102は、クロック
信号CKS等のタイミング信号に同期して、入力された
映像信号DATをサンプリングし、必要に応じて増幅し
て、各データ信号線SLに書き込むようになっている。
走査信号線駆動回路103は、クロック信号CKG等の
タイミング信号に同期して、走査信号線GLを順次選択
し、画素104内にある図示しないスイッチング素子
(例えば、薄膜トランジスタ)の開閉を制御するように
なっている。これにより、各データ信号線SLに書き込
まれた映像信号(データ)が各画素104…に書き込ま
れるとともに、書き込まれたデータが保持される。
【0005】ところで、従来のアクティブマトリクス型
液晶表示装置において、一般に、上記のスイッチング素
子すなわち画素トランジスタは、透明基板上に形成され
た非晶質シリコン薄膜により形成される。また、データ
信号線駆動回路102、走査信号線駆動回路103等の
回路は、それぞれ外付けのICで構成されてきた。
【0006】これに対して、近年、大画面化に伴う画素
トランジスタの駆動力向上、駆動ICの実装コストの低
減、実装における信頼性等の要求から、多結晶シリコン
薄膜を用いて、モノリシックに画素アレイ101と駆動
回路102・103とを形成する技術が報告されてい
る。また、より大画面化および低コスト化を目指して、
ガラスの歪み点(約600℃)以下のプロセス温度で、
素子をガラス基板上の多結晶シリコン薄膜で形成するこ
とも試みられている。
【0007】上記のような液晶表示装置において映像デ
ータをデータ信号線SLに書き込む方式について以下に
述べる。データ信号線SLの駆動方式としては、アナロ
グ方式とデジタル方式とがあるが、ここではデジタル方
式についてのみ説明する。
【0008】従来のデジタル方式のデータ信号線駆動回
路では、図33に示すように、まず、走査信号SCAN
が入力されることにより、走査回路105からは時系列
にサンプリングパルスが出力される。サンプリング回路
106により、そのサンプリングパルスに同期して映像
データDATがサンプリングされる。
【0009】サンプリングされたnビットのデジタル信
号は、ラッチ107で保持された後、次の水平走査期間
において転送信号TFに同期して転送され、デコーダ1
08でデコードされて、出力スイッチ109の開閉を制
御する。出力スイッチ109がONすることにより、2
n 本の階調電源線のうちの1本が選択され、その階調電
源線がデータ信号線SLに接続される。
【0010】上記のデータ信号線駆動回路は、2n 階調
の画像を表示することができるものの、階調数と同数の
階調電源線が必要となるので、実用上、多階調表示には
限界があり、通常、8階調または16階調以下で用いら
れることが多い。
【0011】図34に示すデータ信号線駆動回路では、
サンプリング回路106によりサンプリングされたデジ
タル信号がmビットとhビットとに分けられる。それぞ
れの信号は、ラッチ110・110とデコーダ111・
111を経て2m 個のデコード信号と2h 個のデコード
信号とに変換される。2m 個のデコード信号は、2m
1本の階調電源線から2本を選択するために出力スイッ
チ109に与えられる。2h 個のデコード信号は、出力
スイッチ109から出力された2つの電圧の中間値を発
生する中間値発生器112に与えられる。
【0012】中間値発生器112は、隣り合う階調電源
線間に多数の抵抗素子を直列接続し、抵抗分割により中
間電位を生成する回路であり、例えば、SID 94 DIGEST
p.351〜354 に提案されている。また、上記のデータ信
号線駆動回路では、中間値発生器112に対し、出力ス
イッチ109が2つの階調電源線を選択することによ
り、階調電源線数は階調数の約1/8(64階調表示に
対し9本)に低減されている。
【0013】また、階調電源線数を削減する他の構成と
しては、図35に示すように、振動電圧を用いるデジタ
ルドライバがある。これは、SID 93 DIGEST p.11〜14に
提案されているように、2つの電圧VCC・VSSの間を振
動する信号を用い、そのデューティ比により中間調を表
示するようになっている。図35の例では、2つの電圧
CC・VSSにより8階調用の電圧V1 〜V8 を出力して
いるが、この方法を拡張すれば、図34に示すデータ信
号線駆動回路と同様に、9電源で64階調表示を行うこ
とも可能になる。
【0014】さらに、他の方法としては、図36に示す
ように、1本の電源線に低レベルから高レベルまで変化
する階段状のランプ波形Vを入力することにより、表示
データに対応するタイミング(階調用基本信号F1 〜F
n )で電源線の電圧を取り込む駆動方法がある(特公平
7−50389号公報参照)。この方法によれば、理論
的には、1本の電源線のみで、如何なる階調数の映像を
も表示することが可能である。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述の多結
晶シリコン薄膜により形成される素子(トランジスタ、
抵抗等)を形成する場合、シリコン結晶の粒径が大型化
するため、その粒径と素子の大きさとが同程度になる。
したがって、多結晶シリコン薄膜により形成される素子
は、単結晶シリコン基板上に形成された素子に比べて特
性のバラツキが避けられないという問題点を有してい
る。
【0016】このような素子を用いて、中間値発生器1
12の分割抵抗を構成しようとすると、各抵抗の抵抗値
のバラツキが生じる。このため、中間値発生器112を
備えたデータ信号線駆動回路では、高精度の中間値を得
ることが困難になり、階調数の増加には限界がある。例
えば、図34のデータ信号線駆動回路において、分割抵
抗による階調数の増加が実用的に4倍までである場合、
階調電圧が9つとすれば、これらを組み合わせて表示で
きる階調数は32階調が最高であり、高階調の表示には
不向きである。
【0017】また、多結晶シリコン薄膜トランジスタを
画素トランジスタとして用いる場合、多結晶シリコン薄
膜トランジスタは非晶質シリコン薄膜トランジスタと比
べて、駆動力(キャリア移動度)が数十〜数百倍ある。
このため、バスライン(データ信号線)および画素トラ
ンジスタをローパスフィルタとみなすとき、そのローパ
スフィルタのカットオフ周波数が高くなる。したがっ
て、このような素子を用いて、前述の振動信号による中
間調表示を行おうとすると、振動信号の積分が不十分に
なり、良好な階調表示ができなくなるおそれがある。
【0018】また、ランプ波形が印加される1本の電源
線のみを用いる駆動方法では、電源線の数は1本のみと
なるが、階調信号の取り込みに与えられる時間は、水平
走査期間の階調数分の1となる。このため、現実的に
は、データ信号線の時定数(特に負荷容量)からの制約
から、表示階調数が制限される。
【0019】本発明は、このような従来技術の課題を解
決すべくなされたものであり、デジタル方式のデータ信
号線駆動回路において、中間調の表示性能を劣化を抑え
つつ階調電源線の数を削減すること、およびこのデータ
信号線駆動回路を用いた画像表示装置を提供することを
目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の電圧出力
回路は、上記の課題を解決するために、複数の期間に分
割された走査期間においてその分割期間毎に異なる電圧
が印加される複数の電源線と、複数ビットのデジタル信
号に基づいて上記電源線のいずれか1本を上記分割期間
のうち少なくともいずれか1つの期間で選択することに
より、その期間で選択された電源線に印加された電圧を
出力する選択出力手段とを備えていることを特徴として
いる。
【0021】上記の構成では、複数ビットのデジタル信
号が入力されると、選択出力手段により、そのデジタル
信号に基づいて1本の電源線が1つまたはそれ以上の分
割期間で選択される。これにより、その期間に選択され
た電源線に出力されている電圧が出力される。
【0022】したがって、本電圧出力回路を画像表示装
置のデータ信号線駆動回路に適用した場合、表示する画
像の階調に比べて電源線の数を少なくすることができ
る。これにより、外部の電源回路の構成を簡素化するこ
とができるとともに、電源線接続用の外部端子の数も大
幅に削減することができる。また、分割期間が走査時間
の分割数分の1と充分な長さになるため、走査期間を水
平走査期間とする場合、精密な階調電圧を出力すること
ができる。
【0023】上記第1の電圧出力回路は、具体的には、
上記電源線が、nビットの上記デジタル信号に対して2
m (1<m<n)本設けられ、上記選択出力手段が、2
k に分割された上記分割期間の少なくとも1つの期間を
上記デジタル信号のkビット(k=n−m)により作成
した2k 個の信号に基づいて選択する期間選択手段と、
この期間選択手段の出力信号と上記デジタル信号のmビ
ットにより作成した2m 個の信号とに基づいて上記電源
線のうちの1本の上記期間選択手段により選択された期
間だけ有効となる信号を出力する出力制御手段と、この
出力制御手段からの信号により導通し、選択された電源
線に印加される電圧を出力する出力手段とを有してい
る。
【0024】上記の構成では、nビットのデジタル信号
が入力されると、そのkビットとmビットとによりそれ
ぞれ2k 個の信号と2m 個の信号とが作成される。する
と、期間選択手段により、2k 個の信号を用いて分割期
間の少なくとも1つの期間が選択される。一方、出力制
御手段により、例えば、期間選択手段の出力信号と2m
個の信号との論理積がとられて、上記電源線のうち1本
において上記期間選択手段により選択された期間だけ有
効となる信号が出力される。そして、出力手段からは、
この信号に基づいて出力手段が導通することにより、選
択された1本の電源線から、選択された期間の電圧が出
力される。
【0025】これにより、2n 階調の画像を表示するた
めに必要な電源線が2m 本となり大幅に削減される。例
えば、64階調の画像を表示する場合、m=3とすれ
ば、電源線の数は8本となる。
【0026】また、上記出力手段が、上記電源線にそれ
ぞれ接続される2m 個の転送ゲートを有していることに
より、電源線から電圧を取り込む際に1個の転送ゲート
を介するだけとなる。それゆえ、電源線から出力までの
間の導通特性が低抵抗になり、電圧の低下を抑えること
ができる。
【0027】さらに、周期の異なるk個のパルス信号を
発生するカウンタを備え、上記期間選択手段が上記カウ
ンタからのパルス信号に基づいて上記各分割期間に有効
となる2k 個の信号を出力することにより、カウンタが
クロックに基づいてk個のパルス信号を出力することか
ら、外部よりk個のパルス信号を入力する必要がなくな
り、入力信号線の数を少なくすることができる。
【0028】上記第1の電圧出力回路においては、走査
期間内に上記各電源線に印加される電圧の範囲が上記電
源線間で互いに重ならないことにより、各電源線の電圧
のレベル変化量が小さくなる。それゆえ、電圧レベルが
安定するのに要する時間が短くなるとともに、電源線に
電圧を印加する外部電源回路の規模を小さくすることが
できる。また、近接する電圧を供給する外部電源回路を
同一にすることができ、外部電源回路の出力バラツキに
起因する階調の逆転が生じにくくなる。
【0029】本発明の第2の電圧出力回路は、上記の課
題を解決するために、複数の期間に分割された走査期間
においてその分割期間毎に異なる電圧が印加される複数
の電源線と、複数ビットのデジタル信号に基づいて上記
電源線のいずれか2本を上記分割期間のうち少なくとも
いずれか1つの期間で選択することにより、その期間で
選択された電源線に印加された電圧を出力する選択出力
手段と、上記選択出力手段により選択された2つの電圧
の間の電圧を発生する中間値発生手段とを備えているこ
とを特徴としている。
【0030】上記の構成では、複数ビットのデジタル信
号が入力されると、選択出力手段により、そのデジタル
信号に基づいて2本の電源線が1つまたはそれ以上の分
割期間で選択される。これにより、その期間に選択され
た電源線に出力されている2つの電圧が出力される。そ
して、中間値発生手段により、抵抗分割等を用いてその
2つの電圧の間の電圧が発生する。
【0031】したがって、本電圧出力回路を画像表示装
置のデータ信号線駆動回路に適用した場合、表示する画
像の階調に比べて電源線の数を少なくすることができ
る。これにより、外部の電源回路の構成を簡素化するこ
とができるとともに、電源線接続用の外部端子の数も大
幅に削減することができる。また、分割期間が走査時間
の分割数分の1と充分な長さになるため、走査期間を水
平走査期間とする場合、精密な階調電圧を出力すること
ができる。さらに、中間値発生手段による2つの電圧の
間の電圧が出力されることで、より多くの異なるレベル
の電圧を出力することができ、階調数の増加を図ること
ができる。
【0032】上記第2の電圧出力回路は、具体的には、
上記電源線が、nビットの上記デジタル信号に対して2
m +1(1<m<n)本設けられ、上記選択出力手段
が、2k に分割された上記分割期間の少なくとも1つの
期間を上記デジタル信号のkビット(1<k<n−m)
により作成した2k 個の信号に基づいて選択する期間選
択手段と、この期間選択手段の出力信号と上記デジタル
信号のmビットにより作成した2m 個の信号とに基づい
て上記電源線のうちの2本において上記期間選択手段に
より選択された期間だけ有効となる信号を出力する出力
制御手段と、この出力制御手段からの信号により導通
し、選択された電源線に印加される電圧を出力する出力
手段とを有し、上記中間値発生手段が、上記デジタル信
号のh(h=n−m−k)ビットにより作成した2h
の信号に基づいて2つの電圧間で複数に分割された電圧
のうちの1つを選択する。
【0033】上記の構成では、nビットのデジタル信号
が入力されると、そのkビットとmビットとによりそれ
ぞれ2k 個の信号と2m 個の信号とが作成される。する
と、期間選択手段により、2k 個の信号を用いて分割期
間の少なくとも1つの期間が選択される。一方、出力制
御手段により、例えば、期間選択手段の出力信号と2m
個の信号との論理積がとられて、電源線のうち2本にお
いて期間選択手段により選択された期間だけ有効となる
信号が出力される。そして、出力手段からは、この信号
に基づいて出力手段が導通することにより、選択された
2本の電源線から、選択された期間の2つの電圧が出力
される。そして、中間値発生手段では、2h 個の信号に
基づいてその2つの電圧の間の2h 個の電圧のうち1つ
が発生する。
【0034】これにより、2n 階調の画像を表示するた
めに必要な電源線が2m +1本となり大幅に削減され
る。例えば、m=k=h=2とすれば、電源線が5本で
64階調の画像を表示することができる。また、m=
3、k=3、h=2とすれば、電源線が9本で256階
調の画像を表示することができる。
【0035】また、上記出力手段が、上記電源線にそれ
ぞれ接続される2m+1 個の転送ゲートを有していること
により、2本の電源線から中間値発生手段に電圧を取り
込む際にそれぞれ1個の転送ゲートを介するだけとな
る。それゆえ、電源線から出力までの間の導通特性が低
抵抗になり、電圧の低下を抑えることができる。
【0036】さらに、周期の異なるk個のパルス信号を
発生するカウンタを備え、上記期間選択手段が上記カウ
ンタからのパルス信号に基づいて上記各分割期間に有効
となる2k 個の信号を出力することにより、カウンタが
クロックに基づいてk個のパルス信号を出力することか
ら、外部よりk個のパルス信号を入力する必要がなくな
り、入力信号線の数を少なくすることができる。
【0037】上記第2の電圧出力回路においては、複数
本の上記電源線に印加される電圧の範囲が上記各分割期
間で連続していることにより、中間値発生手段に与える
隣り合うレベルの2つの電圧を容易に得ることができ
る。
【0038】上記第1および第2の電圧出力回路におい
ては、上記期間選択手段が、上記分割期間のうち1つを
選択することにより、回路構成を簡単にすることができ
る。
【0039】上記第1および第2の電圧出力回路におい
ては、上記期間選択手段が、上記分割期間のうち最初の
期間から所望のデジタル信号が入力される期間までの連
続する期間を選択することにより、出力線の容量に対し
書き込み不足が懸念されるレベルの電圧の取り込み時間
を長くとることができ、精密に電圧を出力することがで
きる。
【0040】本発明の画像表示装置は、マトリクス状に
配された表示を行う複数の画素と、これらの画素に接続
されたデータ信号線と、デジタル信号からなる映像信号
を所定のタイミングでデータ信号線に書き込むデータ信
号線駆動回路とを備えた画像表示装置において、上記デ
ータ信号線駆動回路が上記の各電圧出力回路のいずれか
を備え、この電圧出力回路により映像信号に基づいて上
記電源線に印加された電圧を上記データ信号線に出力す
ることを特徴としている。
【0041】この構成では、データ信号線駆動回路に上
記の各電圧出力回路のいずれかを備えることにより、表
示する画像の階調に比べて電源線の数を少なくすること
ができ、電源回路の構成の簡素化および電源線用の外部
端子の削減を図ることができる。また、映像信号のデー
タ信号線への書き込みに要する時間を十分確保すること
ができ、精密な階調電圧を出力することができる。
【0042】上記画像表示装置においては、上記電源線
に印加される電圧の極性が水平走査期間毎に交互に変化
することにより、フリッカの目立たない良好な画像を表
示することが可能となる。
【0043】上記画像表示装置においては、上記電源線
に印加される電圧レベルの極性が垂直走査期間毎に交互
に変化することにより、電源回路の出力極性の切り替え
回数が減少し、低消費電力化が図られる。
【0044】上記画像表示装置においては、人間の目の
特性を利用した疑似階調表示法を用いて生成されるデジ
タル信号が入力されることにより、電圧出力回路による
階調表示に加えてさらに多階調の表示が可能となる。
【0045】上記画像表示装置においては、上記画素を
構成するスイッチング素子が多結晶シリコン薄膜トラン
ジスタであることにより、映像信号を画素に書き込むた
めに必要とされる時間が短くなり、1水平走査期間の1
/2k の期間においても良好に書き込みを行うことがで
きる。
【0046】上記画像表示装置においては、上記データ
信号線駆動回路が、多結晶シリコン薄膜トランジスタに
より構成されていることにより、データ信号線駆動回路
を画素と同一基板上に同一プロセスで形成することが可
能となり、画像表示装置の製造工程が簡素化される。
【0047】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
1ないし図31に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。
【0048】〔液晶表示装置の構成〕本実施例に係る画
像表示装置は、アクティブマトリクス駆動方式の液晶表
示装置であり、図2に示すように、画素アレイ1と、ソ
ースドライバ2と、ゲートドライバ3と、制御回路4
と、電源回路5と、階調電源6とを備えている。
【0049】画素アレイ1、ソースドライバ2およびゲ
ートドライバ3は、基板7上に形成されている。基板7
は、ガラスのような絶縁性かつ透光性を有する材料によ
り形成されている。また、基板7と同様な材料から成る
基板8とが対向して貼り合わされて、それらの間に液晶
が封入されることにより、液晶パネル9が構成される。
【0050】画素アレイ1には、多数のソースラインS
L…と、多数のゲートラインGL…とが直交するように
配されている。また、隣接するゲートラインGL・GL
と隣接するソースラインSL・SLとで囲まれた領域に
は、画素10が1つずつ設けられており、全体で画素1
0…はマトリクス状に配列されている。
【0051】画素10は、図3に示すように、電界効果
トランジスタからなるスイッチング素子SWと、画素容
量CP とにより構成される。画素容量CP は、液晶容量
Lを有しており、必要に応じて補助容量CS が付加さ
れる。
【0052】スイッチング素子SWのソースおよびドレ
インを介してソースラインSLと画素容量CP の一方の
電極とが接続されている。トランジスタSWのゲートは
ゲートラインGLに接続され、画素容量CP の他方の電
極は全画素に共通の共通電極線に接続されている。そし
て、各液晶容量CL に印加される電圧により、液晶の透
過率または反射率が変調されて表示が行われる。
【0053】ソースドライバ2は、入力されたデジタル
映像信号に基づいて、階調電源6からの複数の階調電圧
のうち1つを特定の期間だけ選択して1本のソースライ
ンSLに出力するようになっている。このソースドライ
バ2については、後に例を挙げて詳細に説明する。
【0054】ゲートドライバ3は、制御回路4からの制
御信号CKG・SPG・GPSに基づいてゲートライン
GL…を順次選択して、画素10…内のスイッチング素
子SWの開閉を制御するようになっている。これによ
り、各ソースラインSL…に与えられたデータ(階調信
号)が各画素10…に書き込れる。書き込まれたデータ
は、画素10…に保持される。
【0055】制御回路4は、デジタルの映像信号DAT
と制御信号CKS・SPSとをソースドライバ2に供給
するために出力するとともに、制御信号CKG・SPG
・GPSをゲートドライバ3に供給するために出力する
ようになっている。また、制御回路4は、階調電圧選択
のために必要な各種の制御信号を出力するようになって
いる。
【0056】電源回路5は、電源電圧VSH・VSL・VGH
・VGL、接地電位COMおよび基準電圧VREF を発生す
る回路である。電源電圧VSH・VSLは、それぞれレベル
の異なる電圧であり、ソースドライバ2に与えられる。
電源電圧VGH・VGLは、それぞれレベルの異なる電圧で
あり、ゲートドライバ3に与えられる。接地電位COM
は、基板8に設けられる図示しない共通電極線に与えら
れる。基準電圧VREFは、階調電源6に与えられる。
【0057】階調電源6は、図示しない複数の電圧発生
回路を備えており、これらの電圧発生回路により基準電
圧VREF に基づいてそれぞれ複数の異なる範囲のレベル
の階調電圧Vを発生し、階調電源線PLを介してソース
ドライバ2に印加するようになっている。階調電源6に
は、上記の基準電圧VREF の他に、制御回路4からクロ
ックCKが与えられ、このクロックCKに基づいて後述
する階段状の階調電圧Vを発生するようになっている。
【0058】〔第1のソースドライバ〕第1のソースド
ライバは、図1に示すように、走査回路11と、サンプ
リング回路12と、ラッチ13・13と、デコーダ14
・14と、選択出力回路15とを備えている。
【0059】走査回路11は、図4に示すように、クロ
ックドインバータ11a・11bとインバータ11cと
からなるラッチを含んでおり、スタートパルスSPSに
基づいて1個のデジタル信号をサンプリングするための
サンプリング信号smpi ・/smpi を発生するよう
になっている。この走査回路11が多段に接続されて形
成されるシフトレジスタは、スタートパルスSPSをク
ロックCKS(CLK・/CLK)に同期して順次シフ
トさせる。
【0060】サンプリング回路12は、図5に示すよう
に、クロックドインバータ12a・12bとインバータ
12cとからなる回路をデジタル信号のビット数と同数
備えている。図5に示すサンプリング回路12は、デジ
タル信号が4ビットの場合の構成である。サンプリング
回路12は、走査回路11を構成するラッチとほぼ同様
な回路であるが、クロックドインバータ12a・12b
には上記のサンプリング信号smpi ・/smpi が与
えられる。
【0061】ラッチ13・13は、それぞれサンプリン
グ回路12から出力されるnビットのデジタル信号DA
Tの上位kビットと下位mビットとを保持するようにな
っている。なお、ラッチ13・13で保持するビット
は、必ずしも上位と下位とに分ける必要はない。ラッチ
13は、図6に示すように、クロックドインバータ13
a・13bとインバータ13cとからなる回路を、保持
するデータのビット数備えた回路である。この回路は、
保持したビットデータDj を転送信号TFに同期してデ
コーダ14・14に転送するようになっている。
【0062】デコーダ14・14は、ラッチ13・13
から転送されたビットデータDj に基づいてそれぞれ2
k 個および2m 個のデコード信号Aを出力するようにな
っている。デコーダ14は、例えば、図7に示すよう
に、jビットのビットデータD1 〜Dj を反転するイン
バータID1 〜IDj と、AND回路AD1 〜AD
f (f=2j )とを有している。
【0063】j=4の場合、AND回路AD1 〜AD16
は、ビットデータD1 〜D4 およびインバータID1
ID4 により反転されたビットデータD1 〜D4 の中か
ら、それぞれ異なる組み合わせで4個の信号の論理積を
とるようになっている。
【0064】選択出力回路15は、デコーダ14・14
からのデコード信号に基づいて、複数の階調電圧のうち
の1つの階調電圧における1つの特定の期間のレベルを
選択するようになっている。
【0065】階調電圧は、図8に示すように、2m 本の
階調電源線PL間でレベルが重複しないように前述の階
調電源6で発生する電圧である。また、階調電圧は、水
平走査期間(H)の先頭から2k に分割された期間T1
〜T2 k (それぞれ水平走査期間の約1/2k の長さ)
で順次レベルが階段状に上昇するランプ波形をなす電圧
である。各階調電源線PLには、V1 〜V2 k ,V2 k
+1〜V2*2 k ,…,V(2 m -1)2 k +1〜V2 m 2 k の階調
電圧が印加される。
【0066】階調電圧としては、上記のような電圧以外
に、例えば、図9ないし図11に示すような電圧であっ
てもよい。
【0067】図9に示す階調電圧は、階段状ではなく直
線状に上昇するランプ波形の電圧である。
【0068】図10に示す電圧は、2m 本の階調電源線
PLに同じ期間で同時に発生し、かつそれぞれがレベル
間隔を均等に保った状態で期間T1 〜T2 k で順次レベ
ルが階段状に上昇する波形をなす電圧である。この場
合、2m 本の各階調電源線PLには、それぞれ、第1の
階調電源線PLにV1 ,V2 m +1,V2*2 m +1,…,V
(2 k -1)2 m +1、第2の階調電源線PLにV2
2 m +2,V2*2 m +2,…,V(2 k -1)2 m +2、第mの階
調電源線PLにV2 m ,V2*2 m ,V3*2 m ,…,V2
k 2 m というように階調電圧が印加される。
【0069】図11に示す電圧は、図10に示す電圧と
同様に、2m 本の階調電源線PLに同じ期間で同時に発
生するが、階段状ではなく直線状に上昇する波形をなす
電圧である。
【0070】なお、階調電圧は、上記の各階調電圧のよ
うに上昇するランプ波形だけでなく下降するランプ波形
であってもよい。それ以外にも、期間T1 ・T2 ・T3
・…・T2 k のいずれかで上記の各レベルの階調電圧が
階調電源線PLに与えられればよく、電圧レベルが不規
則に変化してもよい。また、上記の例では、各期間の長
さが水平走査期間の1/2k となっているが、これに限
らず異なる長さであってもよい。さらに、書き込みを行
っている画素以外の画素への書き込み信号の混入を避け
るために、水平走査期間のうちのある一定の期間は、リ
セット期間として用いないようにしてもよい。
【0071】上記の選択出力回路15は、選択回路1
6、論理回路17および出力スイッチ18により構成さ
れている。
【0072】選択回路16は、図12に示すタイミング
信号TIM1 〜TIMk に基づいて上記の階調電圧の2
k 個の期間のうち1つを選択する回路である。この選択
回路16は、例えば、図13に示すように、k個のタイ
ミング信号TIM1 〜TIMk を反転するインバータI
1 〜ISk 、AND回路AS1 〜AND回路AS
g(g=2k )と、トランジスタTS1 〜TSg とを有
している。
【0073】k=3の場合、AND回路AS1 〜AS8
は、タイミング信号TIM1 〜TIM3 およびインバー
タIS1 〜IS3 により反転されたタイミング信号TI
1〜TIM3 の中から、それぞれ異なる組み合わせで
3個の信号の論理積をとるようになっている。トランジ
スタTS1 〜TS8 は、一方のデコーダ14からの8個
のデコード信号AT1 〜AT8 によりONして期間T1
〜T8 に対応する期間選択信号PRD1 〜PRD8 のう
ち1つを出力するようになっている。
【0074】選択回路16は、上記の構成以外に図14
に示すように、選択回路16の前段にカウンタ19を備
える構成であってもよい。この構成では、カウンタ19
が、前記の階調電源6に与えられるクロックCKとリセ
ット信号RESとに基づいてタイミング信号TIM1
TIMk を発生し、選択回路16に供給するようになっ
ている。したがって、本ソースドライバに配線されるタ
イミング信号TIM1〜TIMk 用の信号線が不要にな
る。
【0075】論理回路17は、上記の期間選択信号PR
Dに基づいて2m 本の階調電源線PLから1本を選択す
る回路である。この論理回路17は、例えば、図15に
示すように、期間選択信号PRDと他方のデコーダ14
からの2m (m=3)個のデコード信号AV1 〜AV8
との論理積をそれぞれとるAND回路AL1 〜AL8
らなる回路である。
【0076】出力スイッチ18は、複数のアナログスイ
ッチにより構成されている。図16に示すように、出力
スイッチ18は、論理回路17のAND回路AL1 〜A
8からの書込パルスS1 〜S8 (m=3)によりON
するトランジスタTO1 〜TO8 を備えている。8個の
階調電圧V1 〜V8 は、トランジスタTO1 〜TO8
1つだけONすることにより、1つが選択されてソース
ラインSLに出力される。
【0077】出力スイッチ18は、上記の構成以外に、
トランジスタTO1 〜TO8 の個々を、図17に示す転
送ゲート21に置き換える構成であってもよい。
【0078】この転送ゲート21は、nチャネル型のト
ランジスタ21aとpチャネル型のトランジスタ21b
と並列が接続されたCMOS構成になっている。トラン
ジスタ21bをトランジスタ21aと同時に動作させる
ためには、上記の書込パルスSを反転させるためのイン
バータ22が必要になる。このようなアナログスイッチ
では、転送ゲート21を用いることにより、nチャネル
型またはpチャネル型のトランジスタを単独で用いる場
合に比べて、導通抵抗を低くすることができる。
【0079】続いて、上記のように構成されるソースド
ライバの動作について説明する。
【0080】まず、nビットのデジタル信号DATが、
走査回路11により生成されたサンプリング信号に同期
して、サンプリング回路12によりサンプリングかつ保
持される。保持されたnビットのデジタル信号DAT
は、mビットとkビットとに分けられ、ラッチ13・1
3で保持される。
【0081】mビットのデータとkビットのデータと
は、サンプリング回路12でサンプリングされた水平走
査期間の次の水平走査期間に転送信号TFに同期してデ
コーダ14・14に転送され、デコーダ14・14でそ
れぞれデコードされる。デコーダ14・14からは、2
k 個のデコード信号と2m 個のデコード信号とがそれぞ
れ出力され、選択出力回路15に与えられる。
【0082】選択回路16では、k個のタイミング信号
TIMから2k 個の期間選択信号PRDが生成される。
また、一方のラッチ13からの2k 個のデコード信号に
より、2k 個の期間選択信号PRDのうちの1つが選択
される。
【0083】一方、論理回路17では、その期間選択信
号PRDと他方のラッチ13から出力された2m 個のデ
コード信号とから、これらの積信号である書込パルスS
が生成される。
【0084】この2m 個の書込パルスSを用いて期間選
択信号PRDのON期間だけ出力スイッチ18のうちの
1個のトランジスタが導通することにより、2m 本の階
調電源線PLのうち1本が選択される。これにより、所
望の階調電圧Vが、2k 個の期間のうちの1つの期間に
ソースラインSLに出力される。
【0085】このとき、2m 本の階調電源線PLのそれ
ぞれには、図8に示すように、1水平走査期間が2k
期間T1 〜T2 k に分割され、各期間T1 〜T2 k に階
段状に変化する階調電圧が与えられている。それゆえ、
nビットのデジタル信号を与えることにより、2
m+k (=2n )のレベルのいずれか1つの階調電圧が出
力される。
【0086】以上のように、本ソースドライバによれ
ば、2n 階調の電圧を出力するために、2m 本の階調電
源線PLとk本のタイミング信号線とを要するだけであ
るので、外部端子の数が大幅に低減される。また、階調
電圧を書き込む期間が、水平走査期間の約1/2k の長
さであるので、映像データの十分な書き込みが可能とな
り、精度の高い階調表示が得られる。
【0087】例えば、6ビットのデジタル信号をm=3
ビットとk=3ビットとに分ける場合、8(=23 )本
の階調電源線PLで64(=26 )階調の表示を行うこ
とができる。しかも、階調電圧の書き込み期間も水平走
査期間の約1/8(=23 )を確保することができる。
【0088】また、出力スイッチ18に転送ゲート21
を用いることにより、階調電源線PLからの階調電圧
は、1個の転送ゲート(アナログスイッチ)21を介し
て取り込まれる。これにより、階調電源線PLから出力
までの間の導通抵抗が低抵抗になり、十分な書き込み特
性が得られる。この結果、書き込み不足が解消されると
ともに、アナログスイッチのサイズ(チャネル長)を小
さくすることができる。特に、アナログスイッチのサイ
ズが小さくなることには、回路のサイズが小さくなるだ
けでなく、アナログスイッチの遮断時に生ずる雑音(チ
ャネル容量に依存)が低減するため、書き込み精度が向
上するという利点がある。
【0089】ところで、上記のソースドライバでは、図
8に示すように、各階調電源線PLにはそれぞれ、互い
に重複しない範囲の階調電圧が印加される。このような
波形の電圧を印加することにより、近接する電圧に対し
ては同一の電圧発生回路を用いることになる。
【0090】したがって、電圧発生回路のバラツキ(オ
フセット電圧等)の影響により、電圧発生回路間で階調
の近接する電圧の逆転が生ずるのを防ぐことができる。
また、水平走査期間内で各階調電源線PLに印加される
電圧が近接し、かつ、連続しているので、階調電源線P
Lへの充放電電流を抑制することができ、消費電力の削
減が可能となる。
【0091】また、本ソースドライバでは、図12に示
すように、階調電圧を書き込む期間を制御する期間選択
信号PRDは1期間分の長さのパルスであるが、これに
限らず、例えば、図18に示すように、水平走査期間の
最初から所望の映像データに対応する階調電圧が印加さ
れる期間までの長さの制御信号PRDを用いてもよい。
このとき、出力スイッチ18での書き込みに時間がかか
るレベルの大きい階調電圧を時間的に後で印加すること
により、実質的に書き込み時間を長くとることになる。
それゆえ、映像データの書き込み不足が発生する恐れが
なくなり、信号出力の精密な制御が可能となる。
【0092】上記のような期間選択信号PRDを生成す
るには、例えば、図19および図21に示すような選択
回路16が採用される。なお、以下の選択回路16は、
k=3の場合の構成である。
【0093】図19に示す選択回路16では、インバー
タIS1 〜IS3 と、AND回路AS1 〜AS8 と、ト
ランジスタTS1 〜TS8 とが設けられているのは、図
13の選択回路16と同様であるが、AND回路AS1
〜AS8 とトランジスタTS1 〜TS8 との間にOR回
路OS1 〜OS7 が設けられている。OR回路OS1
OS7 は、対応するAND回路とその隣のAND回路と
の論理和をとるようになっている。
【0094】このような構成では、図20に示すよう
に、AND回路A11〜A18から信号P1 〜P8 が出力さ
れる。OR回路OS1 〜OS7 により、信号P1 〜P7
と信号P2 〜P8 との論理和がそれぞれとられる結果、
期間が順次長くなっていく期間選択信号PRDが得られ
る。
【0095】図21に示す選択回路16では、図19に
示す選択回路におけるOR回路OS1 〜OS7 に代えて
AND回路AS1 〜AS8 のそれぞれに接続されるフリ
ップフロップFS1 〜FS8 を備えている。フリップフ
ロップFSは、図22に示すように、SR型のフリップ
フロップであり、NOR回路23・24がたすき掛けで
接続される構成である。また、フリップフロップFS1
〜FS8 は、セット入力Sに共通のリセット信号RES
が与えられている。
【0096】このような構成では、図23に示すよう
に、図20に示すタイミング信号TIM1 〜TIM3
異なるタイミング信号TIM1 〜TIM3 を用いて、A
ND回路AS1 〜AS8 から信号P1 〜P8 が出力され
る。フリップフロップFS1 〜FS8 は、これらの信号
1 〜P8 がリセット入力Rに与えられることにより、
期間が順次長くなっていく期間選択信号PRDを出力す
る。
【0097】ところで、図1に示す構成では、k個のタ
イミング信号TIMから論理演算によって2k 個の期間
選択信号PRDを生成していたが、これに限らず、外部
から直接2k 個の期間選択信号PRDを入力するように
してもよい。この構成は、外部入力信号線の数は増加す
るが、ソースドライバ内の回路構成が簡単になるという
利点がある。
【0098】また、逆に、ソースドライバが図14に示
すようにカウンタ19を内蔵することにより、階調電源
6に入力されるクロックCKに基づいてk個のタイミン
グ信号TIMを生成することも可能である。この場合に
は、外部入力信号線の数はより少なくなる。
【0099】さらに、本ソースドライバにおいては、映
像信号であるデジタル信号は、n本の映像信号線から、
1個の走査回路11から出力されるサンプリング信号に
同期して取り込んでいたが、デジタル信号そのものを走
査させて、1水平走査期間分ずつ取り込んでもよい。
【0100】これを実現するには、図24に示す構成が
採用される。この構成では、nビットのデジタル信号に
対しn個の走査回路11…が設けられ、それぞれの走査
回路11…が、映像信号の各ビットデータD1 〜Dn
直接サンプリングするようになっている。したがって、
このソースドライバでは、図1に示すソースドライバに
おけるサンプリング回路12が不要になる。
【0101】なお、上記のソースドライバでは、階調信
号線や期間選択信号PRDの数が、2の累乗である場合
について述べてきた。これは、デジタル信号が2進数表
現であるために、その方が効率的であるからである。し
かし、映像信号の分割や伸張を行う外部の制御回路4の
性能や個数との関係から、例えば、階調信号線の数が3
または5などの場合の方が都合がよい場合もある。した
がって、必ずしも、基準信号線や期間選択信号PRDの
数を、2の累乗にする必要はなく、いかなる数であって
も構わない。
【0102】例えば、図25に示すソースドライバで
は、nビットのデジタル信号に対して、m本の階調電源
線PLとk個のタイミング信号TIM(=期間選択信号
PRD)とが与えられる構成をとっており、2n ≦m*
kである。また、各階調電源線PLには、図26に示す
波形の階調電圧が入力されている。この階調電圧は、水
平走査期間が均等に分割されたk個の期間T1 〜Tk
1 からVk まで(第1の階調電源線PL)のように順
次レベルが階段状に上昇する波形をなしている。
【0103】このソースドライバにおいて、サンプリン
グ回路12によりサンプリングされたnビットのデジタ
ル信号が、そのままラッチ13が保持され、さらにデコ
ーダ14がデコードされる。そして、選択出力回路15
では、デコーダ14からの2n 個のデコード信号と上記
のタイミング信号TIMとに基づいて1本の階調電源線
PLと1つの期間とが選択される。この結果、選択され
た電圧がソースラインに出力される。
【0104】例えば、n=5、m=5、k=7の場合、
選択出力回路15においては、選択回路16で25 =3
2個のデコード信号のうち7個を用いて期間T1 〜T7
に対応する期間選択信号PRD1 〜PRD7 から1つが
選択される。すると、7個のデコード信号に基づいて論
理回路17から出力された32個の書込パルスSを用い
て、出力スイッチ18により5本の階調電源線PLのう
ちの1本から1つの期間だけ電圧が出力される。この結
果、35レベルの電圧を得ることができる。ただし、3
2階調の表示を行う場合、3階調分の電圧は用いない。
【0105】以上に述べた本ソースドライバにおける各
種の変更は、本ソースドライバに限らず、以下の各ソー
スドライバについても当てはまるものである。
【0106】〔第2のソースドライバ〕第2のソースド
ライバは、図27に示すように、走査回路11と、サン
プリング回路12と、ラッチ13・13・13と、デコ
ーダ14・14・14と、選択出力回路31と、中間値
発生器32とを備えている。
【0107】なお、前記の第1のソースドライバにおけ
る構成要素と同等の機能を有する本ソースドライバの構
成要素については、同様の符号を付記してその説明を省
略する。
【0108】本ソースドライバでは、サンプリング回路
12でサンプリングされたnビットのデジタル信号DA
Tをkビット、mビットおよびhビットに分けて処理す
るようになっている。このため、3個のラッチ13・1
3・13と、3個のデコーダ14・14・14が設けら
れている。
【0109】選択出力回路31は、第1および第2のデ
コーダ14・14からのデコード信号に基づいて、複数
の階調電圧のうちの2つの階調電圧における1つの特定
の期間のレベルを選択するようになっている。
【0110】階調電圧は、図28に示すように、図10
に示す階調電圧と類似する波形をなしているが、2m
1本の階調電源線PLに対し与えられている。また、各
期間の最高電圧とその次の期間の最低電圧とが同じレベ
ルに設定されている点が図10に示す階調電圧と異なっ
ている。
【0111】上記の選択出力回路31は、選択回路1
6、論理回路17および出力スイッチ33により構成さ
れている。
【0112】出力スイッチ33は、図29に示すよう
に、トランジスタTOA1 〜TOA8およびトランジス
タTOB1 〜TOB8 を備えており、論理回路17から
の2m個の書込パルスSに基づいて2つの電圧VA・V
Bを出力するようになっている。
【0113】トランジスタTOA1 〜TOA8 は共通す
る出力線に接続され、トランジスタTOB1 〜TOB8
はトランジスタTOA1 〜TOA8 とは別の共通する出
力線に接続されている。また、トランジスタTOA1
TOB1 ないしトランジスタTOA8 ・TOB8 は、そ
れぞれ対をなしており、ゲートに同じ書込パルスS(S
1 〜S8 )が入力される。さらに、トランジスタTOA
1 ・TOB1 ないしトランジスタTOA8 ・TOB8
は、それぞれ順次隣接する階調電源線PLが接続されて
いる。
【0114】中間値発生器32は、上記の電圧VA・V
Bから、第3のデコーダ14からの2h 個のデコード信
号を用いて電圧VA・VBの間の複数の中間値を出力す
る回路である。図30に示す中間値発生器32は、h=
3の場合の構成であり、直列に接続された抵抗R1 〜R
8 と、転送ゲートG1 〜G8 とからなっている。
【0115】転送ゲートG1 〜G8 は、nチャネル型の
トランジスタに論理回路17からの書込パルスS1 〜S
8 が与えられ、pチャネル型のトランジスタに書込パル
スS1 〜S8 の反転パルスが与えられる。また、転送ゲ
ートG1 は、抵抗R1 の一端に接続されており、転送ゲ
ートG2 〜G8 は、それぞれ抵抗R1 〜R8 の各接続点
に接続されている。
【0116】なお、中間値発生器32は、電圧VA・V
Bから複数の中間値の電圧を出力することができれば、
他の回路で構成されていてもよい。
【0117】続いて、上記のように構成されるソースド
ライバの動作について説明する。
【0118】まず、走査回路11により生成されたサン
プリング信号に同期して、サンプリング回路12におい
て、映像情報であるnビットのデジタル信号DATがサ
ンプリングかつ保持される。保持されたnビットのデジ
タル信号DATは、mビットとkビットとhビットとに
分けられ、3個のラッチ13・13・13で保持され
る。
【0119】mビットのデータとkビットのデータと
は、サンプリング回路12でサンプリングされた水平走
査期間の次の水平走査期間に転送信号TFに同期して2
個のデコーダ14・14に転送され、デコーダ14・1
4でそれぞれデコードされる。デコーダ14・14から
は、2k 個のデコード信号と2m 個のデコード信号とが
それぞれ出力され、選択出力回路31に与えられる。
【0120】選択出力回路31における選択回路16お
よび論理回路17の動作は前記の第1のソースドライバ
と同様である。つまり、選択回路16により、2k 個の
期間選択信号PRDのうちの1つが選択される一方、論
理回路17では、その期間選択信号PRDと2m 個のデ
コード信号とから書込パルスSが生成される。
【0121】この2m 個の書込パルスSを用いて期間選
択信号PRDのON期間だけ出力スイッチ33のうちの
2個のトランジスタが導通することにより、2m +1本
の階調電源線PLのうち2本が選択される。
【0122】このとき、2m +1本の階調電源線PLの
それぞれには、図28に示すように、1水平走査期間が
k の期間T1 〜T2 k に分割され、同じ期間で同時に
発生しかつ各期間T1 〜T2 k に階段状に変化する階調
電圧が与えられている。それゆえ、nビットのデジタル
信号を与えることにより、2m+k のレベルのいずれか隣
接する2つの電圧VA・VBが出力される。
【0123】また、hビットのデジタル信号からさらに
他のデコーダ14でデコードされた2h 個のデコード信
号は、中間値発生器32に与えられる。中間値発生器3
2では、デコード信号により転送ゲートG1 〜G8 のう
ちいずれか1個がONすることにより、その転送ゲート
Gを介して上記の2つの電圧VA・VBの任意の中間値
が選択されて所望の階調信号としてソースラインSLに
出力される。
【0124】以上のように、本ソースドライバによれ
ば、2n 階調の電圧を出力するために、2m +1本の階
調電源線PLとk本のタイミング信号線とを要するだけ
であるので、外部端子の数が大幅に低減される。また、
階調電圧を書き込む期間が、水平走査期間の約1/2k
の長さであるので、映像データの十分な書き込みが可能
となり、精度の高い階調表示が得られる。
【0125】しかも、階調電圧の各期間における最高電
圧とその次の期間の最低電圧が同じレベルに設定されて
いるので、電圧VA・VB間の電位差を等間隔で分割さ
れた中間値を得ることができる。それゆえ、前記の第1
のソースドライバと比べて、ほぼ同数の外部入力信号に
よっても、さらに多階調(2h 倍)の信号電圧を出力す
ることができる。例えば、デジタル信号が6ビットであ
り、m=k=h=2とする場合、5本の階調電源線PL
により26 =64階調の表示が可能となる。また、m=
3、k=3、h=2とすれば、9本の階調電源線PLで
256階調の表示が可能となる。
【0126】ところで、本ソースドライバにおいて、中
間値発生器32は、ソースラインSLの各段に1個ずつ
設けられているが、これとは異なる構成であってもよ
い。例えば、図31に示す構成では、階調電源線PLに
おいて全段共通の中間値発生器34が設けられている。
この中間値発生器34は、図30に示すような抵抗分割
回路を介して接続する隣り合う2本の階調電源線PLを
接続する回路である。
【0127】したがって、中間値発生器34以降は階調
電源線PLが2m+h に増加する。このため、選択出力回
路31では、1個ずつのラッチ13およびデコーダ14
により得られた2m+h 個のデコード信号に基づいて、論
理回路17から1つの電圧が出力される。
【0128】上記の中間値発生器34によれば、図27
に示すソースドライバと同様に、2n 階調の表示を行う
ことができる。また、中間値発生器34がソースライン
SLの各段で共通であるので、中間値発生器32のよう
に各段に1個ずつ必要なく、ソースドライバの構成を簡
素化することができる。
【0129】また、本ソースドライバでは、2m +1本
の階調電源線PLとk本のタイミング信号線とにより階
調数を確保することができるので、中間値発生器32・
34の抵抗数を少なくして、抵抗値のバラツキの影響を
抑えることができる。それゆえ、階調数を増加させると
ともに、良好な階調表示を維持することができる。例え
ば、実用的な抵抗分割数の上限を4(h=2)とする
と、本ソースドライバでは、前記のように64階調や2
56階調といった高階調を得ることができ、分割抵抗を
用いた従来のドライバに比べて大幅に階調数を向上させ
ることができる。
【0130】〔液晶表示装置におけるソースドライバの
役割〕前記の第1および第2のソースドライバを液晶表
示装置に設けることにより、液晶パネル9に供給される
信号数が少なくなっても、多階調の画像信号を出力する
ことができる。それゆえ、液晶パネル9に設けられる外
部端子が少ない液晶表示装置でも多階調表示が可能とな
る。
【0131】特に、画素10を構成するスイッチング素
子SWが駆動力の小さい多結晶シリコン薄膜トランジス
タである場合には、画素容量CP への画像データの書き
込みが高速化される。したがって、大型の液晶表示装置
の場合すなわちソースドライバの負荷が大きい場合にお
いても、画素データの書き込みを所定時間(1水平走査
期間の1/2k )内で十分に行うことができ、高品位の
画像表示が可能になる。これは、高精細の液晶表示装置
の場合(水平走査期間が短い場合)においても同様であ
る。また、同一の負荷に対しては、書き込み期間の分割
数をより多くできるため、より多階調の画像を表示する
ことができる。
【0132】また、ソースドライバを構成する能動素子
が多結晶シリコン薄膜トランジスタである場合には、そ
の能動素子をスイッチング素子SWと同一工程で製造す
ることができる。それゆえ、液晶表示装置の製品コスト
を低減することができる。
【0133】また、階調電源線PLに印加される電圧の
極性を、水平走査期間毎または垂直走査期間毎に切り替
えることにより、表示画像のフリッカーが抑えられるの
で、液晶表示装置の表示品位が向上する。前者の場合に
はゲートライン反転駆動方式となる。後者の場合にはフ
レーム反転駆動方式となるが、ソースドライバの電源系
を2系統にすることにより、より表示品位に優れたソー
スライン反転駆動方式とすることもできる(SID 93 DI
GEST p.15 〜18参照)。このときには、外部電源回路の
出力極性の切り替え回数が減少するので、低消費電力化
も図ることができる。
【0134】さらに、液晶表示装置に入力される画像信
号が疑似階調表示法を用いて生成されている場合には、
実効的に、より多階調の画像を表示することができる。
特に、本発明は、デジタル信号を入力信号とする構成で
あるので、疑似階調表示のための演算処理の結果をその
まま用いることができる。したがって、これに伴う回路
規模の増大が少ない。
【0135】ここでの疑似階調表示法とは、人間の目の
特性を利用した階調表示法であり、ディザ法、誤差拡散
法等が挙げられるが、他にどのような方法を用いても構
わない。また、面積階調法も、広い意味で疑似階調表示
法の範疇に含まれる。
【0136】なお、本実施の形態においては、本発明を
液晶表示装置に適用した例について説明したが、本発明
は他の画像表示装置にも適用される。また、これに限ら
ず、同様な目的に対しては画像表示装置以外の装置にお
いても本発明を適用することができる。
【0137】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1に記載
の電圧出力回路は、複数の期間に分割された走査期間に
おいてその分割期間毎に異なる電圧が印加される複数の
電源線と、複数ビットのデジタル信号に基づいて上記電
源線のいずれか1本を上記分割期間のうち少なくともい
ずれか1つの期間で選択することにより、その期間で選
択された電源線に印加された電圧を出力する選択出力手
段とを備えている構成である。
【0138】これにより、例えば、本電圧出力回路を画
像表示装置のデータ信号線駆動回路に適用した場合、表
示する画像の階調に比べて電源線の数を少なくすること
ができる。それゆえ、外部の電源回路の構成の簡素化お
よび電源線用の外部端子の削減を図ることができる。ま
た、分割期間を十分な長さに確保でき、精密な階調電圧
を出力することができる。したがって、外部電源回路の
コストや電圧出力回路の実装コストを低減することがで
きるという効果を奏する。
【0139】本発明の請求項2に記載の電圧出力回路
は、請求項1に記載の電圧出力回路において、上記電源
線が、nビットの上記デジタル信号に対して2m (1<
m<n)本設けられ、上記選択出力手段が、2k に分割
された上記分割期間の少なくとも1つの期間を上記デジ
タル信号のkビット(k=n−m)により作成した2k
個の信号に基づいて選択する期間選択手段と、この期間
選択手段の出力信号と上記デジタル信号のmビットによ
り作成した2m 個の信号とに基づいて上記電源線のうち
の1本の上記期間選択手段により選択された期間だけ有
効となる信号を出力する出力制御手段と、この出力制御
手段からの信号により導通し、選択された電源線に印加
される電圧を出力する出力手段とを有している構成であ
る。
【0140】これにより、2n 階調の画像を表示するた
めに必要な電源線が2m 本となり大幅に削減することが
でき、請求項1に記載の電圧出力回路において、よりコ
スト低減を図ることができるという効果を奏する。
【0141】請求項3に記載の電圧出力回路は、請求項
2に記載の電圧出力回路において、上記出力手段が、上
記電源線にそれぞれ接続される2m 個の転送ゲートを有
しているので、電源線から電圧を取り込む際に1個の転
送ゲートを介するだけとなる。それゆえ、電源線から出
力までの間の導通特性が低抵抗になり、電圧の低下を抑
えることができる。したがって、映像信号のデータ信号
線への書き込みを良好に行うことができるという効果を
奏する。
【0142】本発明の請求項4に記載の電圧出力回路
は、請求項1に記載の電圧出力回路において、走査期間
内に上記各電源線に印加される電圧の範囲が上記電源線
間で互いに重ならないので、各電源線の電圧のレベル変
化量が小さくなる。それゆえ、電圧レベルが安定するの
に要する時間が短くなるとともに、電源線に電圧を印加
する外部電源回路の規模を小さくすることができる。ま
た、近接する電圧を供給する外部電源回路を同一にする
ことができ、外部電源回路の出力バラツキに起因する階
調の逆転が生じにくくなる。したがって、映像信号のデ
ータ信号線への書き込みを良好に行うことができるとい
う効果を奏する。
【0143】本発明の請求項5に記載の電圧出力回路
は、複数の期間に分割された走査期間においてその分割
期間毎に異なる電圧が印加される複数の電源線と、複数
ビットのデジタル信号に基づいて上記電源線のいずれか
2本を上記分割期間のうち少なくともいずれか1つの期
間で選択することにより、その期間で選択された電源線
に印加された電圧を出力する選択出力手段と、上記選択
出力手段により選択された2つの電圧の間の電圧を発生
する中間値発生手段とを備えている構成である。
【0144】これにより、例えば、本電圧出力回路を画
像表示装置のデータ信号線駆動回路に適用した場合、表
示する画像の階調に比べて電源線の数を少なくすること
ができる。これにより、外部の電源回路の構成の簡素化
および電源線用の外部端子のの削減を図ることができ
る。また、分割期間を十分な長さに確保できるため、精
密な階調電圧を出力することができる。さらに、中間値
発生手段による2つの電圧の間の電圧が出力されること
で、より多くの異なるレベルの電圧を出力することがで
き、階調数の増加または電源線の削減を図ることができ
る。したがって、外部電源回路のコストや電圧出力回路
の実装コストを低減することができるという効果を奏す
る。
【0145】本発明の請求項6に記載の電圧出力回路
は、請求項5に記載の電圧出力回路において、上記電源
線が、nビットの上記デジタル信号に対して2m +1
(1<m<n)本設けられ、上記選択出力手段が、2k
に分割された上記分割期間の少なくとも1つの期間を上
記デジタル信号のkビット(1<k<n−m)により作
成した2k 個の信号に基づいて選択する期間選択手段
と、この期間選択手段の出力信号と上記デジタル信号の
mビットにより作成した2m 個の信号とに基づいて上記
電源線のうちの2本において上記期間選択手段により選
択された期間だけ有効となる信号を出力する出力制御手
段と、この出力制御手段からの信号により導通し、選択
された電源線に印加される電圧を出力する出力手段とを
有し、上記中間値発生手段が、上記デジタル信号のh
(h=n−m−k)ビットにより作成した2h 個の信号
に基づいて2つの電圧間で複数に分割された電圧のうち
の1つを選択する構成である。
【0146】これにより、2n 階調の画像を表示するた
めに必要な電源線が2m +1本となり大幅に削減するこ
とができ、請求項5に記載の電圧出力回路において、よ
りコスト低減を図ることができるという効果を奏する。
【0147】本発明の請求項7に記載の電圧出力回路
は、請求項6に記載の電圧出力回路において、上記出力
手段が、上記電源線にそれぞれ接続される2m+1 個の転
送ゲートを有しているので、2本の電源線から電圧を取
り込む際にそれぞれ1個の転送ゲートを介するだけとな
る。それゆえ、電源線から出力までの間の導通特性が低
抵抗になり、電圧の低下を抑えることができる。したが
って、映像信号のデータ信号線への書き込みを良好に行
うことができるという効果を奏する。
【0148】本発明の請求項8に記載の電圧出力回路
は、請求項1または6に記載の電圧出力回路において、
複数本の上記電源線に印加される電圧の範囲が上記各分
割期間で連続しているので、中間値発生手段に与える隣
り合うレベルの2つの電圧を容易に得ることができ、回
路の構成を簡素化することができるという効果を奏す
る。
【0149】本発明の請求項9に記載の電圧出力回路
は、請求項1または6に記載の電圧出力回路において、
上記期間選択手段が、上記分割期間のうち1つを選択す
るので、回路構成を簡単にすることができるという効果
を奏する。
【0150】本発明の請求項10に記載の電圧出力回路
は、請求項1または6に記載の電圧出力回路において、
上記期間選択手段が、上記分割期間のうち最初の期間か
ら所望のデジタル信号が入力される期間までの連続する
期間を選択するので、出力線の容量に対し書き込み不足
が懸念されるレベルの電圧の取り込み時間を長くとるこ
とができる。したがって、精密に電圧を出力することが
でき、映像信号のデータ信号線への書き込みを良好に行
うことができるという効果を奏する。
【0151】本発明の請求項11に記載の電圧出力回路
は、請求項2または7に記載の電圧出力回路において、
周期の異なるk個のパルス信号を発生するカウンタを備
え、上記期間選択手段が上記カウンタからのパルス信号
に基づいて上記各分割期間に有効となる2k 個の信号を
出力するので、カウンタがクロックに基づいてk個のパ
ルスを出力することから、入力信号線の数を少なくする
ことができる。したがって、回路の構成を簡素化するこ
とができるという効果を奏する。
【0152】本発明の請求項12に記載の画像表示装置
は、マトリクス状に配された表示を行う複数の画素と、
これらの画素に接続されたデータ信号線と、デジタル信
号からなる映像信号を所定のタイミングでデータ信号線
に書き込むデータ信号線駆動回路とを備えた画像表示装
置において、上記データ信号線駆動回路が上記の各電圧
出力回路のいずれかを備え、この電圧出力回路により映
像信号に基づいて上記電源線に印加された電圧を上記デ
ータ信号線に出力する構成である。
【0153】これにより、表示する画像の階調に比べて
電源線の数を少なくすることができ、電源回路の構成の
簡素化および電源線用の外部端子の削減を図ることがで
きる。また、映像信号のデータ信号線への書き込みに要
する時間を十分確保することができ、精密な階調電圧を
出力することができる。したがって、画像表示装置のコ
ストを低減し、かつ表示品位を向上させることができる
という効果を奏する。
【0154】本発明の請求項13に記載の画像表示装置
は、請求項12に記載の画像表示装置において、上記電
源線に印加される電圧の極性が水平走査期間毎に交互に
変化するので、フリッカの目立たない良好な画像を表示
することができるという効果を奏する。
【0155】本発明の請求項14に記載の画像表示装置
は、請求項12に記載の画像表示装置において、上記電
源線に印加される電圧レベルの極性が垂直走査期間毎に
交互に変化するので、電源回路の出力極性の切り替え回
数が減少し、低消費電力化を図ることができるという効
果を奏する。
【0156】本発明の請求項15に記載の画像表示装置
は、請求項12に記載の画像表示装置において、人間の
目の特性を利用した疑似階調表示法を用いて生成される
デジタル信号が入力されることにより、電圧出力回路に
よる階調表示に加えてさらに多階調の表示が可能とな
る。したがって、表示品位の極めて高い画像表示装置を
提供することができるという効果を奏する。
【0157】本発明の請求項16に記載の画像表示装置
は、請求項12に記載の画像表示装置において、上記画
素を構成するスイッチング素子が多結晶シリコン薄膜ト
ランジスタであるので、映像信号を画素に書き込むため
に必要とされる時間が短くなり、1水平走査期間の1/
k の期間においても良好に書き込みを行うことができ
るという効果を奏する。
【0158】本発明の請求項17に記載の画像表示装置
は、請求項12に記載の画像表示装置において、上記デ
ータ信号線駆動回路が、多結晶シリコン薄膜トランジス
タにより構成されているので、データ信号線駆動回路を
画素と同一基板上に同一プロセスで形成することが可能
となり、画像表示装置の製造工程が簡素化される。した
がって、画像表示装置の低コスト化を図ることができる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る液晶表示装置にお
ける第1のソースドライバの構成を示すブロック図であ
る。
【図2】上記の液晶表示装置の概略構成を示すブロック
図である。
【図3】図2の液晶表示装置における画素の構成を示す
回路図である。
【図4】図1のソースドライバにおける走査回路の構成
を示す回路図である。
【図5】図1のソースドライバにおけるサンプリング回
路の構成を示す回路図である。
【図6】図1のソースドライバにおけるラッチの構成を
示す回路図である。
【図7】図1のソースドライバにおけるデコーダの構成
を示す回路図である。
【図8】図1のソースドライバに与えられる階段状の階
調電圧の波形を示す波形図である。
【図9】図1のソースドライバに与えられる直線状の階
調電圧の波形を示す図である。
【図10】図1のソースドライバに与えられる他の階段
状の階調電圧の波形を示す波形図である。
【図11】図1のソースドライバに与えられる他の直線
状の階調電圧の波形を示す図である。
【図12】図1のソースドライバにおける選択回路に関
する入出力信号の波形を示す波形図である。
【図13】上記の選択回路の構成を示す回路図である。
【図14】図1のソースドライバにカウンタが付加され
た構成を示すブロック図である。
【図15】図1のソースドライバにおける論理回路の構
成を示す回路図である。
【図16】図1のソースドライバにおける出力スイッチ
の構成を示す回路図である。
【図17】上記の出力スイッチを構成するアナログスイ
ッチの他の構成を示す回路図である。
【図18】図1のソースドライバにおける選択回路に関
する他の入出力信号の波形を示す波形図である。
【図19】図18の波形の出力信号を発生するための選
択回路の構成を示す回路図である。
【図20】図19の選択回路の動作を示す波形図であ
る。
【図21】図18の波形の出力信号を発生するための他
の選択回路の構成を示す回路図である。
【図22】図21の選択回路におけるフリップフロップ
の構成を示す回路図である。
【図23】図21の選択回路の動作を示す波形図であ
る。
【図24】第1のソースドライバの他の構成を示すブロ
ック図である。
【図25】第1のソースドライバのさらに他の構成を示
すブロック図である。
【図26】図25のソースドライバに与えられる階段状
の階調電圧の波形を示す波形図である。
【図27】本発明の実施の一形態に係る液晶表示装置に
おける第2のソースドライバの構成を示すブロック図で
ある。
【図28】図27のソースドライバに与えられる階段状
の階調電圧の波形を示す波形図である。
【図29】図27のソースドライバにおける出力スイッ
チの構成を示す回路図である。
【図30】図27のソースドライバにおける中間値発生
器の構成を示す回路図である。
【図31】第2のソースドライバの他の構成を示すブロ
ック構成を示すブロック図である。
【図32】従来の液晶表示装置の要部の構成を示すブロ
ック図である。
【図33】従来のソースドライバの構成を示すブロック
図である。
【図34】従来のソースドライバの他の構成を示すブロ
ック図である。
【図35】中間調を表示する従来のソースドライバにお
いて用いられる振動電圧の波形を示す波形図である。
【図36】1本の階調電源線を有する従来のソースドラ
イバに与えられる階調電圧および階調電圧を選択するた
めの信号の波形を示す波形図である。
【符号の説明】
2 ソースドライバ(データ信号線駆動回路) 6 階調電源 10 画素 15・31 選択出力回路(選択出力手段) 16 選択回路(期間選択手段) 17 論理回路(出力制御手段) 18・33 出力スイッチ(出力手段) 21 転送ゲート 32 中間値発生器(中間電圧発生手段) PL 階調電源線(電源線) PRD 期間選択信号

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の期間に分割された走査期間において
    その分割期間毎に異なる電圧が印加される複数の電源線
    と、 複数ビットのデジタル信号に基づいて上記電源線のいず
    れか1本を上記分割期間のうち少なくともいずれか1つ
    の期間で選択することにより、その期間で選択された電
    源線に印加された電圧を出力する選択出力手段とを備え
    ていることを特徴とする電圧出力回路。
  2. 【請求項2】上記電源線が、nビットの上記デジタル信
    号に対して2m (1<m<n)本設けられ、 上記選択出力手段が、2k に分割された上記分割期間の
    少なくとも1つの期間を上記デジタル信号のkビット
    (k=n−m)により作成した2k 個の信号に基づいて
    選択する期間選択手段と、この期間選択手段の出力信号
    と上記デジタル信号のmビットにより作成した2m 個の
    信号とに基づいて上記電源線のうちの1本において上記
    期間選択手段により選択された期間だけ有効となる信号
    を出力する出力制御手段と、この出力制御手段からの信
    号により導通し、選択された電源線に印加される電圧を
    出力する出力手段とを有していることを特徴とする請求
    項1に記載の電圧出力回路。
  3. 【請求項3】上記出力手段が、上記電源線にそれぞれ接
    続される2m 個の転送ゲートを有していることを特徴と
    する請求項2に記載の電圧出力回路。
  4. 【請求項4】走査期間内に上記各電源線に印加される電
    圧の範囲が上記電源線間で互いに重ならないことを特徴
    とする請求項1に記載の電圧出力回路。
  5. 【請求項5】複数の期間に分割された走査期間において
    その分割期間毎に異なる電圧が印加される複数の電源線
    と、 複数ビットのデジタル信号に基づいて上記電源線のいず
    れか2本を上記分割期間のうち少なくともいずれか1つ
    の期間で選択することにより、その期間で選択された電
    源線に印加された電圧を出力する選択出力手段と、 上記選択出力手段により選択された2つの電圧の間の電
    圧を発生する中間値発生手段とを備えていることを特徴
    とする電圧出力回路。
  6. 【請求項6】上記電源線が、nビットの上記デジタル信
    号に対して2m +1(1<m<n)本設けられ、 上記選択出力手段が、2k に分割された上記分割期間の
    少なくとも1つの期間を上記デジタル信号のkビット
    (1<k<n−m)により作成した2k 個の信号に基づ
    いて選択する期間選択手段と、この期間選択手段の出力
    信号と上記デジタル信号のmビットにより作成した2m
    個の信号とに基づいて上記電源線のうち2本において上
    記期間選択手段により選択された期間だけ有効となる信
    号を出力する出力制御手段と、この出力制御手段からの
    信号により導通し、選択された電源線に印加される電圧
    を出力する出力手段とを有し、 上記中間値発生手段が、上記デジタル信号のh(h=n
    −m−k)ビットにより作成した2h 個の信号に基づい
    て2つの電圧間で複数に分割された電圧のうちの1つを
    選択することを特徴とする請求項5に記載の電圧出力回
    路。
  7. 【請求項7】上記出力手段が、上記電源線にそれぞれ接
    続される2m+1 個の転送ゲートを有していることを特徴
    とする請求項6に記載の電圧出力回路。
  8. 【請求項8】複数本の上記電源線に印加される電圧の範
    囲が上記各分割期間で連続していることを特徴とする請
    求項6に記載の電圧出力回路。
  9. 【請求項9】上記期間選択手段が、上記分割期間のうち
    1つを選択することを特徴とする請求項2または6に記
    載の電圧出力回路。
  10. 【請求項10】上記期間選択手段が、上記分割期間のう
    ち最初の期間から所望のデジタル信号が入力される期間
    までの連続する期間を選択することを特徴とする請求項
    2または6に記載の電圧出力回路。
  11. 【請求項11】周期の異なるk個のパルス信号を発生す
    るカウンタを備え、 上記期間選択手段が上記カウンタからのパルス信号に基
    づいて上記各分割期間に有効となる2k 個の信号を出力
    することを特徴とする請求項2または6に記載の電圧出
    力回路。
  12. 【請求項12】マトリクス状に配された表示を行う複数
    の画素と、これらの画素に接続されたデータ信号線と、
    デジタル信号からなる映像信号を所定のタイミングでデ
    ータ信号線に書き込むデータ信号線駆動回路とを備えた
    画像表示装置において、 上記データ信号線駆動回路が上記請求項1ないし11の
    いずれかに記載の電圧出力回路を備え、この電圧出力回
    路により映像信号に基づいて上記電源線に印加された電
    圧を上記データ信号線に出力することを特徴とする画像
    表示装置。
  13. 【請求項13】上記電源線に印加される電圧の極性が水
    平走査期間毎に交互に変化することを特徴とする請求項
    12に記載の画像表示装置。
  14. 【請求項14】上記電源線に印加される電圧レベルの極
    性が垂直走査期間毎に交互に変化することを特徴とする
    請求項12に記載の画像表示装置。
  15. 【請求項15】上記デジタル信号が人間の目の特性を利
    用した疑似階調表示法を用いて生成されることを特徴と
    する請求項12に記載の画像表示装置。
  16. 【請求項16】上記画素を構成するスイッチング素子が
    多結晶シリコン薄膜トランジスタであることを特徴とす
    る請求項12に記載の画像表示装置。
  17. 【請求項17】上記データ信号線駆動回路が、多結晶シ
    リコン薄膜トランジスタにより構成されていることを特
    徴とする請求項12に記載の画像表示装置。
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