JPH09106063A - 露光用マスク - Google Patents
露光用マスクInfo
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- JPH09106063A JPH09106063A JP26586395A JP26586395A JPH09106063A JP H09106063 A JPH09106063 A JP H09106063A JP 26586395 A JP26586395 A JP 26586395A JP 26586395 A JP26586395 A JP 26586395A JP H09106063 A JPH09106063 A JP H09106063A
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Landscapes
- Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 最適な位相シフタ配置によって、島状パター
ンに対してもより精密なデバイスパターンの形成を可能
にする。 【解決手段】 1/4ピッチアレイ方式で配置された島
状の光透過部とそれを取り巻く遮光部を有するDRAM
セル形成用の露光用マスクにおいて、光透過部のパター
ンが隣接するパターン群のうち、パターンの延在方向端
部が最小間隔で対向する一対の光透過部のいずれか一方
に透過光の位相を180度ずらすための位相シフタ層が
形成されている。
ンに対してもより精密なデバイスパターンの形成を可能
にする。 【解決手段】 1/4ピッチアレイ方式で配置された島
状の光透過部とそれを取り巻く遮光部を有するDRAM
セル形成用の露光用マスクにおいて、光透過部のパター
ンが隣接するパターン群のうち、パターンの延在方向端
部が最小間隔で対向する一対の光透過部のいずれか一方
に透過光の位相を180度ずらすための位相シフタ層が
形成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、位相シフト効果を
利用した露光用マスクに係わり、特に位相シフタの配置
法を改良した露光用マスクに関する。
利用した露光用マスクに係わり、特に位相シフタの配置
法を改良した露光用マスクに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体回路素子の微細化が急速に
進んでおり、素子の最小寸法はついに光の波長以下の領
域に達しようとしている。例えば、Gビット級のDRA
Mデバイスを実現するには、0.15μm以下の解像度
を有するリソグラフィ技術が必要と考えられているが、
このような解像度を十分な焦点深度を持って実現する方
法として、フォトマスクを透過する光に位相差を与え、
光強度プロファイルを改善するいわゆる位相シフト技術
が注目されている。
進んでおり、素子の最小寸法はついに光の波長以下の領
域に達しようとしている。例えば、Gビット級のDRA
Mデバイスを実現するには、0.15μm以下の解像度
を有するリソグラフィ技術が必要と考えられているが、
このような解像度を十分な焦点深度を持って実現する方
法として、フォトマスクを透過する光に位相差を与え、
光強度プロファイルを改善するいわゆる位相シフト技術
が注目されている。
【0003】位相シフト法には種々の方式が提案されて
いるが、最も効果的な方法として、レベンソンらによっ
て提案された空間周波数変調方式がある(M.C.Levenson
他,“Improving Resolution Photolithography with a
Phase-shifting Mask”.IEEE Transactions on Elect
ron Devices.,Vol.ED-29,No.12,Dec.,1982,P1828-1836
など)。
いるが、最も効果的な方法として、レベンソンらによっ
て提案された空間周波数変調方式がある(M.C.Levenson
他,“Improving Resolution Photolithography with a
Phase-shifting Mask”.IEEE Transactions on Elect
ron Devices.,Vol.ED-29,No.12,Dec.,1982,P1828-1836
など)。
【0004】このレベンソン方式の原理を、図9に従来
法と比較して示す。(a)が従来方式、(b)がレベン
ソン方式である。レベンソン方式では、フォトマスク上
の隣り合う開口部の一方に位相シフタを配置することに
より、隣り合う開口部を通過する光の位相を180度ず
らし、光の干渉を利用することで透過光の光強度プロフ
ァイルをシャープにする。このように隣の開口部を通過
する光を利用するために、単純なラインアンドスペース
パターンや市松模様のパターンに対しては絶大なる効果
を発揮する。しかしながら、現実のデバイスの各層を形
成するためのパターン形状はより複雑であるため、位相
シフタの配置法に工夫が必要になる。
法と比較して示す。(a)が従来方式、(b)がレベン
ソン方式である。レベンソン方式では、フォトマスク上
の隣り合う開口部の一方に位相シフタを配置することに
より、隣り合う開口部を通過する光の位相を180度ず
らし、光の干渉を利用することで透過光の光強度プロフ
ァイルをシャープにする。このように隣の開口部を通過
する光を利用するために、単純なラインアンドスペース
パターンや市松模様のパターンに対しては絶大なる効果
を発揮する。しかしながら、現実のデバイスの各層を形
成するためのパターン形状はより複雑であるため、位相
シフタの配置法に工夫が必要になる。
【0005】図8(a)にDRAMの素子領域パターン
に位相シフタを用いた例を示す(T.Kaga他,“A 0.29μ
m2 MTM-CROWN Cell and Process Tecnologies for 1-Gi
gabit DRAMs ”,Technical Digest of InternationalEl
ectron Devices Meeting, 1994,P.927-929)。
に位相シフタを用いた例を示す(T.Kaga他,“A 0.29μ
m2 MTM-CROWN Cell and Process Tecnologies for 1-Gi
gabit DRAMs ”,Technical Digest of InternationalEl
ectron Devices Meeting, 1994,P.927-929)。
【0006】この例では、1/4ピッチアレイ方式の素
子パターンに位相シフタを配置している。このようなシ
フタ配置では、島状パターンA,Bの端部が同位相で対
向するため、図8(b)に示すように対向部の光強度プ
ロファイルが鈍り、AB間のパターン分離が難しくな
る。AB間の分離を確実に行うために露光量を下げる
と、結果として、図8(c)に示すようにパターン端部
でショートニングを起こしてしまうことになる。
子パターンに位相シフタを配置している。このようなシ
フタ配置では、島状パターンA,Bの端部が同位相で対
向するため、図8(b)に示すように対向部の光強度プ
ロファイルが鈍り、AB間のパターン分離が難しくな
る。AB間の分離を確実に行うために露光量を下げる
と、結果として、図8(c)に示すようにパターン端部
でショートニングを起こしてしまうことになる。
【0007】ここで、パターン端部には後の工程で蓄積
電極を接続するコンタクト穴を形成するため、ショート
ニングの発生は接続のためのマージンが減少させること
になり、メモリセルの歩留まりに重大な影響を与えてし
まうという問題があった。
電極を接続するコンタクト穴を形成するため、ショート
ニングの発生は接続のためのマージンが減少させること
になり、メモリセルの歩留まりに重大な影響を与えてし
まうという問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように従来、島状
パターンに対して位相シフト法を効果的に適用すること
は難しく、特にコンタクト穴のように厳密な大きさが要
求されるパターンにおいて、パターン分離が難しくなっ
たりショートニングが発生する恐れがあるという問題が
あった。
パターンに対して位相シフト法を効果的に適用すること
は難しく、特にコンタクト穴のように厳密な大きさが要
求されるパターンにおいて、パターン分離が難しくなっ
たりショートニングが発生する恐れがあるという問題が
あった。
【0009】本発明は上記の問題を解決すべく成された
もので、その目的とするところは、最適な位相シフタ配
置によって、島状パターンに対してもより精密なデバイ
スパターンの形成を可能にする露光用マスクを提供する
ことにある。
もので、その目的とするところは、最適な位相シフタ配
置によって、島状パターンに対してもより精密なデバイ
スパターンの形成を可能にする露光用マスクを提供する
ことにある。
【0010】
(構成)上記課題を解決するために本発明は、次のよう
な構成を採用している。即ち、本発明(請求項1)は、
周期的に配置された島状の光透過部とそれを取り巻く遮
光部を有する露光用マスクにおいて、前記光透過部のパ
ターンが隣接するパターン群のうち、パターンの延在方
向端部が最小間隔で対向する一対の光透過部のいずれか
一方に位相シフタ層が形成されていることを特徴とす
る。
な構成を採用している。即ち、本発明(請求項1)は、
周期的に配置された島状の光透過部とそれを取り巻く遮
光部を有する露光用マスクにおいて、前記光透過部のパ
ターンが隣接するパターン群のうち、パターンの延在方
向端部が最小間隔で対向する一対の光透過部のいずれか
一方に位相シフタ層が形成されていることを特徴とす
る。
【0011】ここで、本発明の望ましい実施態様として
は次のものがあげられる。 (1) 位相シフタ層は、透過光の位相を180度ずらし、
隣接するパターンとの位相を逆にするものであること。 (2) 光透過部のパターンは1/4ピッチアレイ方式で配
置され、かつ各々のパターンの両端部が相互に逆方向に
折曲していること。 (3) 光透過部のパターンは1/4ピッチアレイ方式で配
置され、かつ各々のパターンが一方向に傾斜しているこ
と。また、パターンの延在方向と直交する方向に隣接す
るパターン同士との間隔は、パターンの延在方向端部が
対向する最小間隔よりも長いこと。 (4) 光透過部のパターンはDRAMのセルアレイである
こと。 (5) 光透過部のパターンにおいて、中央部にビット線コ
ンタクトホールが形成され、両端部に蓄積電極コンタク
トホールが形成されること。
は次のものがあげられる。 (1) 位相シフタ層は、透過光の位相を180度ずらし、
隣接するパターンとの位相を逆にするものであること。 (2) 光透過部のパターンは1/4ピッチアレイ方式で配
置され、かつ各々のパターンの両端部が相互に逆方向に
折曲していること。 (3) 光透過部のパターンは1/4ピッチアレイ方式で配
置され、かつ各々のパターンが一方向に傾斜しているこ
と。また、パターンの延在方向と直交する方向に隣接す
るパターン同士との間隔は、パターンの延在方向端部が
対向する最小間隔よりも長いこと。 (4) 光透過部のパターンはDRAMのセルアレイである
こと。 (5) 光透過部のパターンにおいて、中央部にビット線コ
ンタクトホールが形成され、両端部に蓄積電極コンタク
トホールが形成されること。
【0012】また、本発明(請求項4)は、1/3ピッ
チアレイ方式で配置された島状の光透過部とそれを取り
巻く遮光部を有する露光用マスクにおいて、前記光透過
部のパターンが隣接するパターン群のうち、パターンの
延在方向端部が最小間隔で対向する一対の光透過部のい
ずれか一方に位相シフタ層が形成され、かつパターンの
延在方向における対向する長さが最大となる一対の光透
過部のいずれか一方に位相シフタ層が形成されているこ
とを特徴とする。
チアレイ方式で配置された島状の光透過部とそれを取り
巻く遮光部を有する露光用マスクにおいて、前記光透過
部のパターンが隣接するパターン群のうち、パターンの
延在方向端部が最小間隔で対向する一対の光透過部のい
ずれか一方に位相シフタ層が形成され、かつパターンの
延在方向における対向する長さが最大となる一対の光透
過部のいずれか一方に位相シフタ層が形成されているこ
とを特徴とする。
【0013】ここで、本発明の望ましい実施態様として
は次のものがあげられる。 (1) 位相シフタ層は、透過光の位相を180度ずらし、
隣接するパターンとの位相を逆にするものあること。 (2) 光透過部のパターンはDRAMのセルアレイである
こと。 (3) 光透過部のパターンはX方向に長い矩形状のパター
ンであり、任意の光透過部のパターンに対し、X方向に
隣接するパターンは透過光が逆位相であり、X方向と直
交するY方向に隣接するパターンのうち、X方向の対向
長が長い方のパターンは透過光が逆位相であること。 (作用)本発明(請求項1〜3)によれば、光透過部の
パターンが隣接するパターン群のうち、パターンの延在
方向端部が最小間隔で対向する一対の光透過部のいずれ
か一方に位相シフタ層を形成することにより、パターン
端部での光強度プロファイルをシャープにすることがで
きる。例えば、この配置法をDRAMの素子領域パター
ンに適用すれば、パターン端部の寸法を精密に制御する
ことができる。DRAMの素子領域パターンにおいて、
パターン端部にはコンタクト穴を形成するために厳密な
大きさが要求されることが多く、従って本発明のように
パターン端部の寸法を精密に制御することは、パターン
分離を確実に行うと共にショートニング発生を防止でき
るという効果につながる。
は次のものがあげられる。 (1) 位相シフタ層は、透過光の位相を180度ずらし、
隣接するパターンとの位相を逆にするものあること。 (2) 光透過部のパターンはDRAMのセルアレイである
こと。 (3) 光透過部のパターンはX方向に長い矩形状のパター
ンであり、任意の光透過部のパターンに対し、X方向に
隣接するパターンは透過光が逆位相であり、X方向と直
交するY方向に隣接するパターンのうち、X方向の対向
長が長い方のパターンは透過光が逆位相であること。 (作用)本発明(請求項1〜3)によれば、光透過部の
パターンが隣接するパターン群のうち、パターンの延在
方向端部が最小間隔で対向する一対の光透過部のいずれ
か一方に位相シフタ層を形成することにより、パターン
端部での光強度プロファイルをシャープにすることがで
きる。例えば、この配置法をDRAMの素子領域パター
ンに適用すれば、パターン端部の寸法を精密に制御する
ことができる。DRAMの素子領域パターンにおいて、
パターン端部にはコンタクト穴を形成するために厳密な
大きさが要求されることが多く、従って本発明のように
パターン端部の寸法を精密に制御することは、パターン
分離を確実に行うと共にショートニング発生を防止でき
るという効果につながる。
【0014】また、本発明(請求項4)によれば、(請
求項1〜3)と同様の作用効果が得られるのは勿論のこ
と、パターンの延在方向に対向する長さが最大となる一
対の光透過部のいずれか一方に位相シフタ層が形成する
ことにより、パターンの延在方向と直交する方向に隣接
するパターン同士の分離を確実に行うことが可能とな
る。
求項1〜3)と同様の作用効果が得られるのは勿論のこ
と、パターンの延在方向に対向する長さが最大となる一
対の光透過部のいずれか一方に位相シフタ層が形成する
ことにより、パターンの延在方向と直交する方向に隣接
するパターン同士の分離を確実に行うことが可能とな
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図示の実施
形態によって説明する。 (第1の実施形態)図1(a)に、1/4ピッチアレイ
方式のDRAMセルの素子領域パターンに位相シフタを
配置した様子を示す。図中の10は光透過部のパターン
であり、ハッチングした部分11はシフタ配置部であ
る。全体的なパターン配置は前記図8に示した従来例と
同じであるが、位相シフタの配置の仕方が異なってい
る。
形態によって説明する。 (第1の実施形態)図1(a)に、1/4ピッチアレイ
方式のDRAMセルの素子領域パターンに位相シフタを
配置した様子を示す。図中の10は光透過部のパターン
であり、ハッチングした部分11はシフタ配置部であ
る。全体的なパターン配置は前記図8に示した従来例と
同じであるが、位相シフタの配置の仕方が異なってい
る。
【0016】即ち、光透過部のパターンが隣接するパタ
ーン群のうち、任意のパターンに対し、パターンの延在
方向端部が最小間隔で対向するパターンが逆位相で、そ
れ以外は同位相となっている。
ーン群のうち、任意のパターンに対し、パターンの延在
方向端部が最小間隔で対向するパターンが逆位相で、そ
れ以外は同位相となっている。
【0017】具体的には、例えばパターンDの端部は、
パターンE,F,Cの端部と最短距離xで対向してお
り、パターンE,F,Cを通過する光に対して、パター
ンDを通過する光が逆位相となるように、パターンDに
位相シフタを配置している。
パターンE,F,Cの端部と最短距離xで対向してお
り、パターンE,F,Cを通過する光に対して、パター
ンDを通過する光が逆位相となるように、パターンDに
位相シフタを配置している。
【0018】なお、光透過部のパターンは、紙面左右方
向に長い矩形状のパターンの両端部を紙面上下方向に折
曲して、カギ型のパターンとなっている。そして、この
パターンの中央部にはビット線コンタクトホールが形成
され、両端部には蓄積電極コンタクトホールが形成され
るものとなっている。但し、図ではこれらのコンタクト
パターンは省略している。また、位相シフタ層は、透過
光の位相を180度ずらし、隣接するパターンとの位相
を逆にするものである。
向に長い矩形状のパターンの両端部を紙面上下方向に折
曲して、カギ型のパターンとなっている。そして、この
パターンの中央部にはビット線コンタクトホールが形成
され、両端部には蓄積電極コンタクトホールが形成され
るものとなっている。但し、図ではこれらのコンタクト
パターンは省略している。また、位相シフタ層は、透過
光の位相を180度ずらし、隣接するパターンとの位相
を逆にするものである。
【0019】図1のシフタ配置では、隣接するパターン
との端部同士が常に逆相の配置となるため、図1(b)
(c)に示すように、パターン端部での光強度プロファ
イルをシャープに立てることができ、端部同士をぎりぎ
りまで近付けることが可能となる。この結果、後の工程
で蓄積電極コンタクトを接続する余裕を十分に見込める
ようになる。
との端部同士が常に逆相の配置となるため、図1(b)
(c)に示すように、パターン端部での光強度プロファ
イルをシャープに立てることができ、端部同士をぎりぎ
りまで近付けることが可能となる。この結果、後の工程
で蓄積電極コンタクトを接続する余裕を十分に見込める
ようになる。
【0020】このように本実施形態によれば、従来は位
相シフトマスクの適用が困難であった島状のデバイスパ
ターンに対しても、十分な解像度と焦点深度を実現でき
る。従って、より高密度かつ高性能な半導体デバイスを
実現することが可能になる。また、位相シフトマスクに
適用することで、露光装置の性能を極限まで引き出すこ
とが可能になるため、より安価な装置を用いた製造が可
能になり、高密度かつ高性能な半導体デバイスを安価に
実現することが可能になる。 (第2の実施形態)図2は、第1の実施形態の変形例で
あり、カギ型の素子領域パターンを直線状にしたもので
ある。即ち、光透過部のパターンは1/4ピッチアレイ
方式で配置され、かつ各々のパターンが一方向に傾斜し
ている。
相シフトマスクの適用が困難であった島状のデバイスパ
ターンに対しても、十分な解像度と焦点深度を実現でき
る。従って、より高密度かつ高性能な半導体デバイスを
実現することが可能になる。また、位相シフトマスクに
適用することで、露光装置の性能を極限まで引き出すこ
とが可能になるため、より安価な装置を用いた製造が可
能になり、高密度かつ高性能な半導体デバイスを安価に
実現することが可能になる。 (第2の実施形態)図2は、第1の実施形態の変形例で
あり、カギ型の素子領域パターンを直線状にしたもので
ある。即ち、光透過部のパターンは1/4ピッチアレイ
方式で配置され、かつ各々のパターンが一方向に傾斜し
ている。
【0021】このようなレイアウトでは、パターンI‐
H間の距離yをパターンG‐I,G‐H間の距離xより
も広げることができる。従って、先の第1の実施形態と
同様の効果が得られるのは勿論のこと、同位相となるパ
ターンI,Hの分離をより確実に行うことができる。 (第3の実施形態)図3は、紙面上下方向に隣接するパ
ターン間の分離を優先したものである。この場合、任意
のパターンJに対し、パターン端部が上下方向に隣接す
るパターンLは逆位相、パターン端部が左右方向に隣接
するパターンKは同位相となるように、パターンJ,K
に位相シフタを配置している。
H間の距離yをパターンG‐I,G‐H間の距離xより
も広げることができる。従って、先の第1の実施形態と
同様の効果が得られるのは勿論のこと、同位相となるパ
ターンI,Hの分離をより確実に行うことができる。 (第3の実施形態)図3は、紙面上下方向に隣接するパ
ターン間の分離を優先したものである。この場合、任意
のパターンJに対し、パターン端部が上下方向に隣接す
るパターンLは逆位相、パターン端部が左右方向に隣接
するパターンKは同位相となるように、パターンJ,K
に位相シフタを配置している。
【0022】このように、パターンJ‐L間の分離を優
先した場合、パターンJ‐K間は同位相になるため、 p<q になるように設計する方が望ましい。 (第4の実施形態)図4は、第3の実施形態の変形例で
あり、カギ型の素子領域パターンを直線状にしたもので
ある。即ち、光透過部のパターンは1/4ピッチアレイ
方式で配置され、かつ各々のパターンが一方向に傾斜し
ている。
先した場合、パターンJ‐K間は同位相になるため、 p<q になるように設計する方が望ましい。 (第4の実施形態)図4は、第3の実施形態の変形例で
あり、カギ型の素子領域パターンを直線状にしたもので
ある。即ち、光透過部のパターンは1/4ピッチアレイ
方式で配置され、かつ各々のパターンが一方向に傾斜し
ている。
【0023】このようなレイアウトでは、上下方向に隣
接するパターン間の距離を広げることができると共に、
上下方向に隣接するパターンの位相を逆にするために、
上下方向に隣接するパターンの分離をより確実に行うこ
とができる。 (第5の実施形態)第1〜第4の実施形態では、位相シ
フタを個々の島状パターンにそれぞれ形成したが、図5
に示すように、同相となる領域全体に連続して位相シフ
タを配置してもよい。なお、図中の12は素子領域、1
3はビット線コンタクトパターンを示している。
接するパターン間の距離を広げることができると共に、
上下方向に隣接するパターンの位相を逆にするために、
上下方向に隣接するパターンの分離をより確実に行うこ
とができる。 (第5の実施形態)第1〜第4の実施形態では、位相シ
フタを個々の島状パターンにそれぞれ形成したが、図5
に示すように、同相となる領域全体に連続して位相シフ
タを配置してもよい。なお、図中の12は素子領域、1
3はビット線コンタクトパターンを示している。
【0024】この場合、1つのシフタのパターンが大き
くなり、かつその数が少なくなるため、シフタ配置のた
めのリソグラフィが容易となる。 (第6の実施形態)図6に、1/3ピッチアレイ方式の
DRAMセルの素子領域パターンに位相シフタを配置し
た様子を示す。光透過部のパターンは紙面左右方向に長
い矩形状のパターンであり、任意の光透過部のパターン
に対し、長手方向に隣接するパターンは透過光が逆位相
となり、長手方向と直交する方向に隣接するパターンの
うち、長手方向の対向長が長い方のパターンは透過光が
逆位相となるように位相シフタを配置している。
くなり、かつその数が少なくなるため、シフタ配置のた
めのリソグラフィが容易となる。 (第6の実施形態)図6に、1/3ピッチアレイ方式の
DRAMセルの素子領域パターンに位相シフタを配置し
た様子を示す。光透過部のパターンは紙面左右方向に長
い矩形状のパターンであり、任意の光透過部のパターン
に対し、長手方向に隣接するパターンは透過光が逆位相
となり、長手方向と直交する方向に隣接するパターンの
うち、長手方向の対向長が長い方のパターンは透過光が
逆位相となるように位相シフタを配置している。
【0025】具体的には、例えばパターンMに対して、
左右に隣接するパターンが逆位相になるようにシフタを
配置している。さらに、パターンMに対して、パターン
N,Oは長い辺方向に平行に位置しているが、パターン
M‐N,M‐Oの対向する辺の長さz,wは z>w の関係にある。従って、対向する辺の長さが長いパター
ンM‐N間が逆位相になるようにシフタを配置してい
る。
左右に隣接するパターンが逆位相になるようにシフタを
配置している。さらに、パターンMに対して、パターン
N,Oは長い辺方向に平行に位置しているが、パターン
M‐N,M‐Oの対向する辺の長さz,wは z>w の関係にある。従って、対向する辺の長さが長いパター
ンM‐N間が逆位相になるようにシフタを配置してい
る。
【0026】このようなシフタ配置によれば、第1の実
施形態と同様の効果が得られるのは勿論のこと、島状パ
ターン間の分離を容易に行うことができる。なお、パタ
ーンM‐O間は同位相となるが、対向する辺の長さが短
いためにパターンM‐Oがショートする危険は小さい。 (第7の実施形態)図7は、1/3ピッチアレイ方式の
DRAMセルの蓄積電極パターンに位相シフタを配置し
た例である。シフタ配置の考え方は第6の実施形態と全
く同様であり、従って第6の実施形態と同様の効果が得
られる。
施形態と同様の効果が得られるのは勿論のこと、島状パ
ターン間の分離を容易に行うことができる。なお、パタ
ーンM‐O間は同位相となるが、対向する辺の長さが短
いためにパターンM‐Oがショートする危険は小さい。 (第7の実施形態)図7は、1/3ピッチアレイ方式の
DRAMセルの蓄積電極パターンに位相シフタを配置し
た例である。シフタ配置の考え方は第6の実施形態と全
く同様であり、従って第6の実施形態と同様の効果が得
られる。
【0027】なお、本発明は上述した各実施形態に限定
されるものではない。実施形態に示した位相シフタの配
置法は、デバイスパターンとの相対的な位置関係に意味
があり、実施形態に示したレイヤーに限定されるもので
はない。また、島状のパターンを有したマスクとネガ型
レジストを組み合わせることで残しパターンを形成で
き、ポジ型レジストを組み合わせることでホールパター
ンを形成することができ、レジストとの組み合わせは問
わない。また、位相シフタとしては、スタックタイプ,
トレンチタイプのいずれも使用することができる。その
他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実
施することができる。
されるものではない。実施形態に示した位相シフタの配
置法は、デバイスパターンとの相対的な位置関係に意味
があり、実施形態に示したレイヤーに限定されるもので
はない。また、島状のパターンを有したマスクとネガ型
レジストを組み合わせることで残しパターンを形成で
き、ポジ型レジストを組み合わせることでホールパター
ンを形成することができ、レジストとの組み合わせは問
わない。また、位相シフタとしては、スタックタイプ,
トレンチタイプのいずれも使用することができる。その
他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実
施することができる。
【0028】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、光
透過部のパターンが隣接するパターン群のうち、パター
ンの延在方向端部が最小間隔で対向する一対の光透過部
のいずれか一方に位相シフタ層を形成することにより、
最適な位相シフタ配置を実現することができ、島状パタ
ーンに対してもより精密なデバイスパターンの形成が可
能となる。
透過部のパターンが隣接するパターン群のうち、パター
ンの延在方向端部が最小間隔で対向する一対の光透過部
のいずれか一方に位相シフタ層を形成することにより、
最適な位相シフタ配置を実現することができ、島状パタ
ーンに対してもより精密なデバイスパターンの形成が可
能となる。
【図1】第1の実施形態を説明するためのもので、1/
4ピッチアレイ方式のDRAMセルの素子領域パターン
に位相シフタを配置した様子を示す図。
4ピッチアレイ方式のDRAMセルの素子領域パターン
に位相シフタを配置した様子を示す図。
【図2】第2の実施形態における位相シフタ配置の様子
を示す図。
を示す図。
【図3】第3の実施形態における位相シフタ配置の様子
を示す図。
を示す図。
【図4】第4の実施形態における位相シフタ配置の様子
を示す図。
を示す図。
【図5】第5の実施形態における位相シフタ配置の様子
を示す図。
を示す図。
【図6】第6の実施形態を説明するためのもので、1/
3ピッチアレイ方式のDRAMセルの素子領域パターン
に位相シフタを配置した様子を示す図。
3ピッチアレイ方式のDRAMセルの素子領域パターン
に位相シフタを配置した様子を示す図。
【図7】第7の実施形態を説明するためのもので、1/
3ピッチアレイ方式のDRAMセルの蓄積電極パターン
に位相シフタを配置した様子を示す図。
3ピッチアレイ方式のDRAMセルの蓄積電極パターン
に位相シフタを配置した様子を示す図。
【図8】DRAMの素子領域パターンに位相シフタを用
いた従来例を示す図。
いた従来例を示す図。
【図9】位相シフトマスクの原理説明図。
10…パターン 11…シフタ配置部 12…素子領域 13…ビット線コンタクトパターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新木 晶子 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内
Claims (4)
- 【請求項1】周期的に配置された島状の光透過部とそれ
を取り巻く遮光部を有する露光用マスクにおいて、 前記光透過部のパターンが隣接するパターン群のうち、
パターンの延在方向端部が最小間隔で対向する一対の光
透過部のいずれか一方に位相シフタ層が形成されている
ことを特徴とする露光用マスク。 - 【請求項2】前記光透過部のパターンは1/4ピッチア
レイ方式で配置され、かつ各々のパターンの両端部が相
互に逆方向に折曲していることを特徴とする請求項1記
載の露光用マスク。 - 【請求項3】前記光透過部のパターンは1/4ピッチア
レイ方式で配置され、かつ各々のパターンが一方向に傾
斜していることを特徴とする請求項1記載の露光用マス
ク。 - 【請求項4】1/3ピッチアレイ方式で配置された島状
の光透過部とそれを取り巻く遮光部を有する露光用マス
クにおいて、 前記光透過部のパターンが隣接するパターン群のうち、
パターンの延在方向端部が最小間隔で対向する一対の光
透過部のいずれか一方に位相シフタ層が形成され、かつ
パターンの延在方向における対向する長さが最大となる
一対の光透過部のいずれか一方に位相シフタ層が形成さ
れていることを特徴とする露光用マスク。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26586395A JPH09106063A (ja) | 1995-10-13 | 1995-10-13 | 露光用マスク |
US08/729,281 US5783336A (en) | 1995-10-13 | 1996-10-10 | Mask for exposure |
DE19642050A DE19642050A1 (de) | 1995-10-13 | 1996-10-11 | Belichtungsmaske |
KR1019960045500A KR100226595B1 (ko) | 1995-10-13 | 1996-10-12 | 노광용 마스크 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26586395A JPH09106063A (ja) | 1995-10-13 | 1995-10-13 | 露光用マスク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09106063A true JPH09106063A (ja) | 1997-04-22 |
Family
ID=17423141
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26586395A Pending JPH09106063A (ja) | 1995-10-13 | 1995-10-13 | 露光用マスク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09106063A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6114095A (en) * | 1997-07-01 | 2000-09-05 | Matsushita Electronics Corporation | Method of manufacturing electronic device using phase-shifting mask with multiple phase-shift regions |
-
1995
- 1995-10-13 JP JP26586395A patent/JPH09106063A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6114095A (en) * | 1997-07-01 | 2000-09-05 | Matsushita Electronics Corporation | Method of manufacturing electronic device using phase-shifting mask with multiple phase-shift regions |
US6280888B1 (en) | 1997-07-01 | 2001-08-28 | Matsushita Electronics Corporation | Phase-shifting mask with multiple phase-shift regions |
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