JPH09105637A - 振動ジャイロ - Google Patents
振動ジャイロInfo
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- JPH09105637A JPH09105637A JP7291733A JP29173395A JPH09105637A JP H09105637 A JPH09105637 A JP H09105637A JP 7291733 A JP7291733 A JP 7291733A JP 29173395 A JP29173395 A JP 29173395A JP H09105637 A JPH09105637 A JP H09105637A
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Links
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- Gyroscopes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 消費電力を大きくすることなく簡単にオフセ
ット調整を行うことができ、しかも回転角速度と出力信
号との間の直線性を確保することができる振動ジャイロ
を得る。 【解決手段】 振動ジャイロ20は、振動体24と圧電
素子26a〜26cからなる振動子22を含む。圧電素
子26a,26bと圧電素子26cとの間に、発振回路
40を接続する。圧電素子26a,26bを差動回路4
2に接続し、一方の出力信号に加算信号調整器44から
加算信号を加算する。同期検波回路46において、差動
回路42の出力信号を、発振回路40の信号に同期して
検波する。同期検波回路46は、平滑回路48,DCア
ンプ50に順次接続する。加算信号調整器44からは、
同期信号と90°あるいは270°の位相差のある信号
以外の信号を出力する。
ット調整を行うことができ、しかも回転角速度と出力信
号との間の直線性を確保することができる振動ジャイロ
を得る。 【解決手段】 振動ジャイロ20は、振動体24と圧電
素子26a〜26cからなる振動子22を含む。圧電素
子26a,26bと圧電素子26cとの間に、発振回路
40を接続する。圧電素子26a,26bを差動回路4
2に接続し、一方の出力信号に加算信号調整器44から
加算信号を加算する。同期検波回路46において、差動
回路42の出力信号を、発振回路40の信号に同期して
検波する。同期検波回路46は、平滑回路48,DCア
ンプ50に順次接続する。加算信号調整器44からは、
同期信号と90°あるいは270°の位相差のある信号
以外の信号を出力する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は振動ジャイロに関
し、特にたとえば、振動体の屈曲振動の変化から回転角
速度を検出することができる振動ジャイロに関する。
し、特にたとえば、振動体の屈曲振動の変化から回転角
速度を検出することができる振動ジャイロに関する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の振動ジャイロの一例を示す
図解図である。振動ジャイロ1は、たとえば正3角柱状
の振動体2を含む。振動体2の3つの側面には、圧電素
子3a,3b,3cが形成される。圧電素子3a,3b
は、振動体2を屈曲振動させるための駆動用として用い
られ、また振動ジャイロ1に加わった回転角速度に対応
した信号を検出するための検出用としても用いられる。
また、圧電素子3cは、振動体2を自励振動させるとき
の帰還用として用いられる。
図解図である。振動ジャイロ1は、たとえば正3角柱状
の振動体2を含む。振動体2の3つの側面には、圧電素
子3a,3b,3cが形成される。圧電素子3a,3b
は、振動体2を屈曲振動させるための駆動用として用い
られ、また振動ジャイロ1に加わった回転角速度に対応
した信号を検出するための検出用としても用いられる。
また、圧電素子3cは、振動体2を自励振動させるとき
の帰還用として用いられる。
【0003】圧電素子3a,3bには抵抗4a,4bが
接続され、これらの抵抗4a,4bは可変抵抗器5に接
続される。さらに、可変抵抗器5と圧電素子3cとの間
には、発振回路6が接続される。また、圧電素子3a,
3bは、抵抗7a,7bを介して差動回路8に接続され
る。差動回路8の入力端は、抵抗9a,9bを介して可
変抵抗器10に接続される。図7において、可変抵抗器
10に接続された逆3角形は、電源電圧の中間点を示
す。さらに、差動回路8は同期検波回路11に接続さ
れ、同期検波回路11は平滑回路12に接続される。こ
の平滑回路12の出力信号が、DCアンプ13で増幅さ
れる。
接続され、これらの抵抗4a,4bは可変抵抗器5に接
続される。さらに、可変抵抗器5と圧電素子3cとの間
には、発振回路6が接続される。また、圧電素子3a,
3bは、抵抗7a,7bを介して差動回路8に接続され
る。差動回路8の入力端は、抵抗9a,9bを介して可
変抵抗器10に接続される。図7において、可変抵抗器
10に接続された逆3角形は、電源電圧の中間点を示
す。さらに、差動回路8は同期検波回路11に接続さ
れ、同期検波回路11は平滑回路12に接続される。こ
の平滑回路12の出力信号が、DCアンプ13で増幅さ
れる。
【0004】発振回路6は、たとえば増幅回路と位相補
正回路とを含み、圧電素子3cから帰還された信号が増
幅され、さらに位相補正される。そして、発振回路6の
信号が圧電素子3a,3bに与えられ、振動体2は圧電
素子3c形成面に直交する方向に屈曲振動する。このと
き、圧電素子3a,3bの屈曲状態は同じであり、図8
に示すように、圧電素子3a,3bから差動回路8に入
力される信号は、同位相で同レベルである。したがっ
て、このとき、差動回路8の出力信号は0である。差動
回路8の出力信号は、発振回路6の信号に同期して、同
期検波回路11で検波される。発振回路6から得られる
同期信号は、圧電素子3a,3bの出力信号と90°の
位相差を有しているが、差動回路8の出力信号は0であ
るため、同期検波回路11の出力信号も0である。した
がって、DCアンプ13の出力信号は0であり、振動ジ
ャイロ1に回転角速度が加わっていないことがわかる。
正回路とを含み、圧電素子3cから帰還された信号が増
幅され、さらに位相補正される。そして、発振回路6の
信号が圧電素子3a,3bに与えられ、振動体2は圧電
素子3c形成面に直交する方向に屈曲振動する。このと
き、圧電素子3a,3bの屈曲状態は同じであり、図8
に示すように、圧電素子3a,3bから差動回路8に入
力される信号は、同位相で同レベルである。したがっ
て、このとき、差動回路8の出力信号は0である。差動
回路8の出力信号は、発振回路6の信号に同期して、同
期検波回路11で検波される。発振回路6から得られる
同期信号は、圧電素子3a,3bの出力信号と90°の
位相差を有しているが、差動回路8の出力信号は0であ
るため、同期検波回路11の出力信号も0である。した
がって、DCアンプ13の出力信号は0であり、振動ジ
ャイロ1に回転角速度が加わっていないことがわかる。
【0005】振動体2の軸を中心として回転すると、コ
リオリ力によって、振動体2の屈曲振動の方向が変わ
る。そのため、圧電素子3a,3bの屈曲状態に差が生
じ、差動回路8から信号が出力される。差動回路8の出
力信号はコリオリ力に対応した信号であり、同期信号と
同じ位相を有している。同期検波回路11では、同期信
号に同期して、コリオリ力に対応した信号が検波され
る。したがって、同期検波回路11から出力される信号
は、交流信号の正部分または負部分のいずれかである。
同期検波回路11の出力信号の正負は、回転角速度の向
きによって決まり、出力信号のレベルは回転角速度の大
きさによって決まる。したがって、同期検波回路11の
出力信号を平滑回路12で平滑し、DCアンプ13で増
幅すれば、回転角速度に対応した直流信号が出力され
る。このDCアンプの13の出力信号を測定すれば、振
動ジャイロ1に加わった回転角速度を検出することがで
きる。
リオリ力によって、振動体2の屈曲振動の方向が変わ
る。そのため、圧電素子3a,3bの屈曲状態に差が生
じ、差動回路8から信号が出力される。差動回路8の出
力信号はコリオリ力に対応した信号であり、同期信号と
同じ位相を有している。同期検波回路11では、同期信
号に同期して、コリオリ力に対応した信号が検波され
る。したがって、同期検波回路11から出力される信号
は、交流信号の正部分または負部分のいずれかである。
同期検波回路11の出力信号の正負は、回転角速度の向
きによって決まり、出力信号のレベルは回転角速度の大
きさによって決まる。したがって、同期検波回路11の
出力信号を平滑回路12で平滑し、DCアンプ13で増
幅すれば、回転角速度に対応した直流信号が出力され
る。このDCアンプの13の出力信号を測定すれば、振
動ジャイロ1に加わった回転角速度を検出することがで
きる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな振動ジャイロ1では、圧電素子3a,3b,3cの
インピーダンスにばらつきがあったり、2つの圧電素子
3a,3bを含む2つの共振系の共振特性にずれがあっ
たりするため、図9に示すように、無回転時に差動回路
8に同じ信号が入力されない場合がある。このような場
合、振動ジャイロ1に回転角速度が加わっていないにも
かかわらず、差動回路8から信号が出力される。
うな振動ジャイロ1では、圧電素子3a,3b,3cの
インピーダンスにばらつきがあったり、2つの圧電素子
3a,3bを含む2つの共振系の共振特性にずれがあっ
たりするため、図9に示すように、無回転時に差動回路
8に同じ信号が入力されない場合がある。このような場
合、振動ジャイロ1に回転角速度が加わっていないにも
かかわらず、差動回路8から信号が出力される。
【0007】このとき、圧電素子3a,3bの出力信号
に位相差がなければ、差動回路8の出力信号と同期信号
の位相差は90°となるため、同期検波回路11で検波
して平滑すれば、正部分と負部分とが相殺されて平滑回
路12の出力信号は0となる。しかしながら、圧電素子
3a,3bの出力信号に位相差があると、図9に示すよ
うに、差動回路8の出力信号の位相が変わり、同期位置
がずれてしまう。そのため、平滑回路12で平滑して
も、同期検波回路11の出力信号が相殺されず、DCア
ンプ13から信号が出力される。
に位相差がなければ、差動回路8の出力信号と同期信号
の位相差は90°となるため、同期検波回路11で検波
して平滑すれば、正部分と負部分とが相殺されて平滑回
路12の出力信号は0となる。しかしながら、圧電素子
3a,3bの出力信号に位相差があると、図9に示すよ
うに、差動回路8の出力信号の位相が変わり、同期位置
がずれてしまう。そのため、平滑回路12で平滑して
も、同期検波回路11の出力信号が相殺されず、DCア
ンプ13から信号が出力される。
【0008】このような不都合を解消するために、可変
抵抗器5,10を調整し、差動回路8に入力される2つ
の信号の位相およびレベルを合わせ、平滑回路12の出
力信号が0となるようにしていた。しかしながら、この
振動ジャイロ1では、可変抵抗器が2箇所にあり、部品
点数が多くなって部品スペースが大きくなり、また部品
コストも上昇する。
抵抗器5,10を調整し、差動回路8に入力される2つ
の信号の位相およびレベルを合わせ、平滑回路12の出
力信号が0となるようにしていた。しかしながら、この
振動ジャイロ1では、可変抵抗器が2箇所にあり、部品
点数が多くなって部品スペースが大きくなり、また部品
コストも上昇する。
【0009】また、圧電素子3a,3bの出力信号に位
相差がある場合、差動回路8の出力信号を相殺すること
ができず、回転角速度に対応した信号が重畳されると、
大きい信号が出力される。そのため、回路部のダイナミ
ックレンジを大きくする必要がある。回路部のダイナミ
ックレンジが小さいと、図10に示すように、回転角速
度と平滑回路12の出力信号との間の直線性が損なわれ
たり、回転角速度の方向によって感度に差が生じたりす
る。そこで、圧電素子3a,3bの出力信号の差が大き
い場合や、大きい回転角速度が加わった場合などのこと
を考えて、大きいダイナミックレンジを確保できる回路
を設計すると、回路部の消費電力が大きくなる。
相差がある場合、差動回路8の出力信号を相殺すること
ができず、回転角速度に対応した信号が重畳されると、
大きい信号が出力される。そのため、回路部のダイナミ
ックレンジを大きくする必要がある。回路部のダイナミ
ックレンジが小さいと、図10に示すように、回転角速
度と平滑回路12の出力信号との間の直線性が損なわれ
たり、回転角速度の方向によって感度に差が生じたりす
る。そこで、圧電素子3a,3bの出力信号の差が大き
い場合や、大きい回転角速度が加わった場合などのこと
を考えて、大きいダイナミックレンジを確保できる回路
を設計すると、回路部の消費電力が大きくなる。
【0010】それゆえに、この発明の主たる目的は、消
費電力を大きくすることなく簡単にオフセット調整を行
うことができ、しかも回転角速度と出力信号との間の直
線性を確保することができる振動ジャイロを提供するこ
とである。
費電力を大きくすることなく簡単にオフセット調整を行
うことができ、しかも回転角速度と出力信号との間の直
線性を確保することができる振動ジャイロを提供するこ
とである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、柱状の振動
体と、振動体の側面に形成され駆動用および検出用に用
いられる複数の駆動手段および検出手段と、検出手段が
その入力端に接続される差動回路と、差動回路の出力端
に接続され同期信号によって回転角速度に対応した信号
が出力される同期検波回路と、検出手段の1つから出力
される信号に同期信号と90°あるいは270°の位相
差を有する信号以外の加算信号を加算するための加算信
号調整器とを含む、振動ジャイロである。この振動ジャ
イロにおいて、同期検波回路の出力信号を平滑するため
の平滑回路を含み、無回転時における平滑回路の出力信
号が0となるように、加算信号調整器によって加算信号
が調整される。さらに、振動体を振動させるための発振
回路を含み、発振回路の出力信号が同期信号として用い
られるとともに、加算信号調整器で調整されて加算信号
として用いられる。
体と、振動体の側面に形成され駆動用および検出用に用
いられる複数の駆動手段および検出手段と、検出手段が
その入力端に接続される差動回路と、差動回路の出力端
に接続され同期信号によって回転角速度に対応した信号
が出力される同期検波回路と、検出手段の1つから出力
される信号に同期信号と90°あるいは270°の位相
差を有する信号以外の加算信号を加算するための加算信
号調整器とを含む、振動ジャイロである。この振動ジャ
イロにおいて、同期検波回路の出力信号を平滑するため
の平滑回路を含み、無回転時における平滑回路の出力信
号が0となるように、加算信号調整器によって加算信号
が調整される。さらに、振動体を振動させるための発振
回路を含み、発振回路の出力信号が同期信号として用い
られるとともに、加算信号調整器で調整されて加算信号
として用いられる。
【0012】検出手段の1つから出力される信号に同期
信号と90°あるいは270°の位相差を有する信号以
外の加算信号を加算することにより、差動回路に入力さ
れる信号の位相を合わせることができる。そのため、差
動回路から同期信号と90°の位相差を有する信号を出
力させることができ、同期検波して平滑することによ
り、差動回路の出力信号を相殺することができる。
信号と90°あるいは270°の位相差を有する信号以
外の加算信号を加算することにより、差動回路に入力さ
れる信号の位相を合わせることができる。そのため、差
動回路から同期信号と90°の位相差を有する信号を出
力させることができ、同期検波して平滑することによ
り、差動回路の出力信号を相殺することができる。
【0013】振動ジャイロを調整するためには、平滑回
路の出力信号が0になるように、加算信号調整器によっ
て加算信号を調整すればよい。通常、発振回路の出力信
号が、同期検波回路で差動回路の出力信号を検波するた
めの同期信号として用いられるが、その信号を加算信号
をつくるために用いることができる。加算信号を同期信
号と同位相または逆位相にすれば、差動回路に入力され
る信号の位相を合わせることができる。また、同期信号
と加算信号の位相差を調整すれば、差動回路の出力信号
を0にすることも可能である。また、平滑回路の出力信
号を0にできない場合でも、その出力レベルを圧縮する
ことができる。
路の出力信号が0になるように、加算信号調整器によっ
て加算信号を調整すればよい。通常、発振回路の出力信
号が、同期検波回路で差動回路の出力信号を検波するた
めの同期信号として用いられるが、その信号を加算信号
をつくるために用いることができる。加算信号を同期信
号と同位相または逆位相にすれば、差動回路に入力され
る信号の位相を合わせることができる。また、同期信号
と加算信号の位相差を調整すれば、差動回路の出力信号
を0にすることも可能である。また、平滑回路の出力信
号を0にできない場合でも、その出力レベルを圧縮する
ことができる。
【0014】
【発明の効果】この発明によれば、加算信号を調整する
ことによって、無回転時における平滑回路の出力信号を
0にでき、また出力信号を0にできないまでもそのレベ
ルを圧縮することができる。つまり、従来の振動ジャイ
ロのように、複数箇所を調整する必要がなく、簡単に調
整することができる。また、平滑回路の出力信号を小さ
くすることができるため、回転角速度に対応する信号が
重畳されても、信号レベルが大きくなることを防止する
ことができる。したがって、平滑回路の出力信号の直線
性を確保するために、回路のダイナミックレンジを大き
くする必要がなく、消費電力を抑えることができる。
ことによって、無回転時における平滑回路の出力信号を
0にでき、また出力信号を0にできないまでもそのレベ
ルを圧縮することができる。つまり、従来の振動ジャイ
ロのように、複数箇所を調整する必要がなく、簡単に調
整することができる。また、平滑回路の出力信号を小さ
くすることができるため、回転角速度に対応する信号が
重畳されても、信号レベルが大きくなることを防止する
ことができる。したがって、平滑回路の出力信号の直線
性を確保するために、回路のダイナミックレンジを大き
くする必要がなく、消費電力を抑えることができる。
【0015】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施
の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施
の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0016】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の振動ジャイロの
一例を示す図解図である。振動ジャイロ20は、振動子
22を含む。振動子22は、図2および図3に示すよう
に、たとえば正3角柱状の振動体24を含む。振動体2
4は、たとえばエリンバ,鉄−ニッケル合金,石英,ガ
ラス,水晶,セラミックなど、一般的に機械的な振動を
生じる材料で形成される。
一例を示す図解図である。振動ジャイロ20は、振動子
22を含む。振動子22は、図2および図3に示すよう
に、たとえば正3角柱状の振動体24を含む。振動体2
4は、たとえばエリンバ,鉄−ニッケル合金,石英,ガ
ラス,水晶,セラミックなど、一般的に機械的な振動を
生じる材料で形成される。
【0017】振動体24の3つの側面には、それぞれ圧
電素子26a,26b,26cが形成される。圧電素子
26aは、たとえば圧電セラミックからなる圧電層28
aを含み、圧電層28aの両面には電極30a,32a
が形成される。そして、一方の電極32aが、振動体2
4の側面に接着される。同様に、圧電素子26b,26
cは圧電層28b,28cを含み、圧電層28b,28
cの両面には、電極30b,32bおよび電極30c,
32cが形成される。そして、一方の電極32b,32
cが、振動体24の側面に接着される。圧電素子26
a,26bは、振動体24を屈曲振動させるための駆動
用として用いられ、さらに回転角速度に対応した信号を
得るための検出用としても用いられる。また、圧電素子
26cは、振動体24を屈曲振動させるときの帰還用と
して用いられる。
電素子26a,26b,26cが形成される。圧電素子
26aは、たとえば圧電セラミックからなる圧電層28
aを含み、圧電層28aの両面には電極30a,32a
が形成される。そして、一方の電極32aが、振動体2
4の側面に接着される。同様に、圧電素子26b,26
cは圧電層28b,28cを含み、圧電層28b,28
cの両面には、電極30b,32bおよび電極30c,
32cが形成される。そして、一方の電極32b,32
cが、振動体24の側面に接着される。圧電素子26
a,26bは、振動体24を屈曲振動させるための駆動
用として用いられ、さらに回転角速度に対応した信号を
得るための検出用としても用いられる。また、圧電素子
26cは、振動体24を屈曲振動させるときの帰還用と
して用いられる。
【0018】圧電素子26a,26bには、それぞれ抵
抗34,36が接続される。また、圧電素子26cに
は、抵抗38が接続される。これらの抵抗34,36と
抵抗38との間に、発振回路40が接続される。発振回
路40は、たとえば増幅回路と位相補正回路とを含む。
そして、圧電素子26cの出力信号が増幅回路に帰還さ
れ、さらに位相補正されて圧電素子26a,26bに入
力される。それにより、振動体24は自励振駆動され、
圧電素子26c形成面に直交する方向に屈曲振動する。
抗34,36が接続される。また、圧電素子26cに
は、抵抗38が接続される。これらの抵抗34,36と
抵抗38との間に、発振回路40が接続される。発振回
路40は、たとえば増幅回路と位相補正回路とを含む。
そして、圧電素子26cの出力信号が増幅回路に帰還さ
れ、さらに位相補正されて圧電素子26a,26bに入
力される。それにより、振動体24は自励振駆動され、
圧電素子26c形成面に直交する方向に屈曲振動する。
【0019】さらに、圧電素子26a,26bは、差動
回路42の入力端に接続される。このとき、一方の圧電
素子26bの出力信号に、加算信号調整器44からの信
号が加算される。加算信号調整器44には、発振回路4
0の出力信号が入力され、たとえば、この信号と同相ま
たは逆相の信号が加算信号調整器44から出力される。
このとき、加算信号調整器44では、出力信号のレベル
が調整される。差動回路42の出力信号は、同期検波回
路46において、発振回路40の出力信号に同期して検
波される。同期検波回路46の出力信号は平滑回路48
で平滑され、平滑された信号はDCアンプ50で増幅さ
れる。
回路42の入力端に接続される。このとき、一方の圧電
素子26bの出力信号に、加算信号調整器44からの信
号が加算される。加算信号調整器44には、発振回路4
0の出力信号が入力され、たとえば、この信号と同相ま
たは逆相の信号が加算信号調整器44から出力される。
このとき、加算信号調整器44では、出力信号のレベル
が調整される。差動回路42の出力信号は、同期検波回
路46において、発振回路40の出力信号に同期して検
波される。同期検波回路46の出力信号は平滑回路48
で平滑され、平滑された信号はDCアンプ50で増幅さ
れる。
【0020】この振動ジャイロ20では、発振回路40
によって、振動体24が圧電素子26c形成面に直交す
る方向に屈曲振動する。このとき、圧電素子26a,2
6bのインピーダンスのばらつきや、圧電素子26a,
26bを含む振動系の特性のばらつきがなければ、図8
に示すように、圧電素子26a,26bから同位相で同
レベルの信号が出力される。また、圧電素子26cの出
力信号が発振回路40で増幅され、さらに位相補正され
て、圧電素子26a,26bの出力信号と90°の位相
差を有する信号が出力される。この信号が、同期検波回
路46で同期検波するための同期信号として用いられ
る。振動ジャイロ20に回転角速度が加わっていなけれ
ば、図8に示すように、差動回路42の出力信号は0で
あり、同期検波回路46,平滑回路48およびDCアン
プ50の出力信号も0である。
によって、振動体24が圧電素子26c形成面に直交す
る方向に屈曲振動する。このとき、圧電素子26a,2
6bのインピーダンスのばらつきや、圧電素子26a,
26bを含む振動系の特性のばらつきがなければ、図8
に示すように、圧電素子26a,26bから同位相で同
レベルの信号が出力される。また、圧電素子26cの出
力信号が発振回路40で増幅され、さらに位相補正され
て、圧電素子26a,26bの出力信号と90°の位相
差を有する信号が出力される。この信号が、同期検波回
路46で同期検波するための同期信号として用いられ
る。振動ジャイロ20に回転角速度が加わっていなけれ
ば、図8に示すように、差動回路42の出力信号は0で
あり、同期検波回路46,平滑回路48およびDCアン
プ50の出力信号も0である。
【0021】しかしながら、圧電素子26a,26bの
インピーダンスのばらつきや、圧電素子26a,26b
を含む振動系の特性のばらつきがあると、図4に示すよ
うに、圧電素子26a,26bから位相差のある信号が
差動回路42に入力される。図4に示す例では、圧電素
子26bの出力信号に、同期信号と逆相の信号が加算さ
れている。加算信号調整器44では、加算信号のレベル
が調整される。加算信号のレベルが調整されることによ
り、差動回路42に入力される2つの信号の位相を同じ
にすることができる。ただし、差動回路42に入力され
る2つの信号のレベルは異なるため、差動回路42から
は信号が出力される。しかしながら、この出力信号は、
同期信号と90°の位相差があるため、同期検波回路4
6において、図4の斜線で示される部分が検波される。
検波された信号は、正部分と負部分とが同じ割合で含ま
れているため、平滑回路48で平滑されることにより相
殺される。したがって、平滑回路48の出力信号は0と
なる。
インピーダンスのばらつきや、圧電素子26a,26b
を含む振動系の特性のばらつきがあると、図4に示すよ
うに、圧電素子26a,26bから位相差のある信号が
差動回路42に入力される。図4に示す例では、圧電素
子26bの出力信号に、同期信号と逆相の信号が加算さ
れている。加算信号調整器44では、加算信号のレベル
が調整される。加算信号のレベルが調整されることによ
り、差動回路42に入力される2つの信号の位相を同じ
にすることができる。ただし、差動回路42に入力され
る2つの信号のレベルは異なるため、差動回路42から
は信号が出力される。しかしながら、この出力信号は、
同期信号と90°の位相差があるため、同期検波回路4
6において、図4の斜線で示される部分が検波される。
検波された信号は、正部分と負部分とが同じ割合で含ま
れているため、平滑回路48で平滑されることにより相
殺される。したがって、平滑回路48の出力信号は0と
なる。
【0022】この状態で、振動体24の軸を中心として
回転すると、コリオリ力によって振動体24の屈曲振動
の方向が変わる。それにより、圧電素子26a,26b
には異なる信号が発生し、差動回路42から入力信号の
差が出力される。この信号は、振動体24の振動方向の
変化に対応した信号である。つまり、差動回路42から
は、コリオリ力に対応した信号が出力され、これは同期
信号と同相または逆相の信号である。差動回路42から
出力されるコリオリ力に対応した信号が、同期信号と同
相になるか逆相になるかについては、振動ジャイロ20
に加わる回転角速度の向きによって決まる。また、差動
回路42の出力信号のレベルは、回転角速度の大きさに
よって決まる。
回転すると、コリオリ力によって振動体24の屈曲振動
の方向が変わる。それにより、圧電素子26a,26b
には異なる信号が発生し、差動回路42から入力信号の
差が出力される。この信号は、振動体24の振動方向の
変化に対応した信号である。つまり、差動回路42から
は、コリオリ力に対応した信号が出力され、これは同期
信号と同相または逆相の信号である。差動回路42から
出力されるコリオリ力に対応した信号が、同期信号と同
相になるか逆相になるかについては、振動ジャイロ20
に加わる回転角速度の向きによって決まる。また、差動
回路42の出力信号のレベルは、回転角速度の大きさに
よって決まる。
【0023】差動回路42から出力されるコリオリ力に
対応した信号は、同期信号と同相または逆相であるた
め、同期検波回路46では、信号の正部分または負部分
のみが検波される。したがって、平滑回路48で平滑す
れば、回転角速度に対応した直流信号が得られる。この
直流信号が、DCアンプ50で増幅される。したがっ
て、DCアンプ50の出力信号を測定すれば、振動ジャ
イロ20に加わった回転角速度を検出することができ
る。
対応した信号は、同期信号と同相または逆相であるた
め、同期検波回路46では、信号の正部分または負部分
のみが検波される。したがって、平滑回路48で平滑す
れば、回転角速度に対応した直流信号が得られる。この
直流信号が、DCアンプ50で増幅される。したがっ
て、DCアンプ50の出力信号を測定すれば、振動ジャ
イロ20に加わった回転角速度を検出することができ
る。
【0024】この振動ジャイロ20では、一方の圧電素
子26bに加算信号を加算することにより、無回転時に
おける平滑回路48の出力信号を0にすることができ
る。つまり、圧電素子26a,26bのインピーダンス
のばらつきや、圧電素子26a,26bを含む振動系の
特性にばらつきがあっても、その影響を小さくすること
ができる。したがって、回転角速度に対応した信号のみ
を得ることができ、振動ジャイロに加わった回転角速度
を正確に検出することができる。
子26bに加算信号を加算することにより、無回転時に
おける平滑回路48の出力信号を0にすることができ
る。つまり、圧電素子26a,26bのインピーダンス
のばらつきや、圧電素子26a,26bを含む振動系の
特性にばらつきがあっても、その影響を小さくすること
ができる。したがって、回転角速度に対応した信号のみ
を得ることができ、振動ジャイロに加わった回転角速度
を正確に検出することができる。
【0025】また、図5に示すように、加算信号の位相
およびレベルを適当に調整すれば、差動回路42に入力
される2つの信号の位相およびレベルを同じにすること
ができる。この場合、差動回路42からは信号が出力さ
れず、無回転時の振動ジャイロ20の出力信号を0にす
ることができる。加算信号の位相やレベルを調整するた
めには、無回転時のDCアンプ50の出力信号が0とな
るように、加算信号調整器44を調整すればよい。
およびレベルを適当に調整すれば、差動回路42に入力
される2つの信号の位相およびレベルを同じにすること
ができる。この場合、差動回路42からは信号が出力さ
れず、無回転時の振動ジャイロ20の出力信号を0にす
ることができる。加算信号の位相やレベルを調整するた
めには、無回転時のDCアンプ50の出力信号が0とな
るように、加算信号調整器44を調整すればよい。
【0026】なお、加算信号としては、同期信号と90
°あるいは270°の位相差を有する信号以外であれ
ば、どのような信号であっても、差動回路42に接続さ
れた圧電素子の一つから出力される信号に加算すること
ができる。ここで、同期信号と90°あるいは270°
の位相差を有する信号を除く理由は、同期検波回路46
で検波することにより、正部分と負部分とが出力される
ため、平滑回路48で相殺されてしまい、無回転時の出
力信号の調整には寄与しないためである。これ以外の加
算信号であれば、位相やレベルを調整することにより、
無回転時の平滑回路の出力信号を0にできないまでも、
レベルを小さくすることが可能である。このような効果
は、三角波や鋸波などのような正弦波以外の加算信号を
用いても得ることができる。
°あるいは270°の位相差を有する信号以外であれ
ば、どのような信号であっても、差動回路42に接続さ
れた圧電素子の一つから出力される信号に加算すること
ができる。ここで、同期信号と90°あるいは270°
の位相差を有する信号を除く理由は、同期検波回路46
で検波することにより、正部分と負部分とが出力される
ため、平滑回路48で相殺されてしまい、無回転時の出
力信号の調整には寄与しないためである。これ以外の加
算信号であれば、位相やレベルを調整することにより、
無回転時の平滑回路の出力信号を0にできないまでも、
レベルを小さくすることが可能である。このような効果
は、三角波や鋸波などのような正弦波以外の加算信号を
用いても得ることができる。
【0027】このように、振動子22の特性のばらつき
などによる信号が圧縮されるため、回転角速度に対応し
た信号が重畳されても、信号レベルがあまり大きくなら
ない。そのため、回路部のダイナミックレンジを大きく
しなくても、出力信号の直線性を確保することができ
る。さらに、回路部のダイナミックレンジを大きくする
必要がないため、回路の消費電力が大きくならない。ま
た、調整部は加算信号調整器44のみであり、簡単に調
整を行うことができる。さらに、複数の調整用部品を用
いる場合に比べて、回路部の占有面積を小さくすること
ができ、小型化が可能である。
などによる信号が圧縮されるため、回転角速度に対応し
た信号が重畳されても、信号レベルがあまり大きくなら
ない。そのため、回路部のダイナミックレンジを大きく
しなくても、出力信号の直線性を確保することができ
る。さらに、回路部のダイナミックレンジを大きくする
必要がないため、回路の消費電力が大きくならない。ま
た、調整部は加算信号調整器44のみであり、簡単に調
整を行うことができる。さらに、複数の調整用部品を用
いる場合に比べて、回路部の占有面積を小さくすること
ができ、小型化が可能である。
【0028】なお、図1に示す例では、圧電素子26
a,26bを駆動用と検出用に兼用し、圧電素子26c
を帰還ように用いたが、図6に示すように、圧電素子2
6a,26bを検出用と帰還用に兼用し、圧電素子26
cを駆動用に用いてもよい。この振動ジャイロ20で
は、圧電素子26a,26bの出力信号が合成されて発
振回路40に帰還され、発振回路40の出力信号が圧電
素子26cに与えられる。それによって、振動体24
は、圧電素子26c形成面に直交する方向に屈曲振動す
る。このような振動ジャイロ20でも、一方の圧電素子
26bの出力信号に加算信号を加算することにより、無
回転時における平滑回路48の出力信号を0にするか、
または圧縮することができる。
a,26bを駆動用と検出用に兼用し、圧電素子26c
を帰還ように用いたが、図6に示すように、圧電素子2
6a,26bを検出用と帰還用に兼用し、圧電素子26
cを駆動用に用いてもよい。この振動ジャイロ20で
は、圧電素子26a,26bの出力信号が合成されて発
振回路40に帰還され、発振回路40の出力信号が圧電
素子26cに与えられる。それによって、振動体24
は、圧電素子26c形成面に直交する方向に屈曲振動す
る。このような振動ジャイロ20でも、一方の圧電素子
26bの出力信号に加算信号を加算することにより、無
回転時における平滑回路48の出力信号を0にするか、
または圧縮することができる。
【0029】また、上述の振動ジャイロの各例では、振
動体24に圧電素子26a,26b,26cを接着して
振動子22を形成したが、圧電体材料で振動体24を形
成し、圧電素子26a〜26cに代えて電極を形成して
もよい。また、振動体24の形状は正3角柱状に限ら
ず、他の角柱状または円柱状に形成してもよい。これら
の振動子22を用いても、複数の駆動用および検出用の
圧電素子または電極が形成されていれば、この発明を適
用することができる。
動体24に圧電素子26a,26b,26cを接着して
振動子22を形成したが、圧電体材料で振動体24を形
成し、圧電素子26a〜26cに代えて電極を形成して
もよい。また、振動体24の形状は正3角柱状に限ら
ず、他の角柱状または円柱状に形成してもよい。これら
の振動子22を用いても、複数の駆動用および検出用の
圧電素子または電極が形成されていれば、この発明を適
用することができる。
【図1】この発明の振動ジャイロの一例を示す図解図で
ある。
ある。
【図2】図1に示す振動ジャイロに用いられる振動子の
斜視図である。
斜視図である。
【図3】図2に示す振動子の断面図である。
【図4】図1に示す振動ジャイロの各回路部の信号波形
を示すグラフである。
を示すグラフである。
【図5】図4に示す例と異なる加算信号を用いたときの
各回路部の信号波形を示すグラフである。
各回路部の信号波形を示すグラフである。
【図6】この発明の振動ジャイロの他の例を示す図解図
である。
である。
【図7】従来の振動ジャイロの一例を示す図解図であ
る。
る。
【図8】図8に示す従来の振動ジャイロの各回路部の信
号波形を示すグラフである。
号波形を示すグラフである。
【図9】従来の振動ジャイロの振動子に特性ばらつきが
あるときの各回路部の信号波形を示すグラフである。
あるときの各回路部の信号波形を示すグラフである。
【図10】印加回転角速度と平滑回路の出力信号との関
係を示すグラフである。
係を示すグラフである。
20 振動ジャイロ 22 振動子 24 振動体 26a,26b,26c 圧電素子 40 発振回路 42 差動回路 44 加算信号調整器 46 同期検波回路 48 平滑回路 50 DCアンプ
Claims (3)
- 【請求項1】 柱状の振動体、 前記振動体の側面に形成され、駆動用および検出用に用
いられる複数の駆動手段および検出手段、 前記検出手段がその入力端に接続される差動回路、 前記差動回路の出力端に接続され、同期信号によって回
転角速度に対応した信号が出力される同期検波回路、お
よび前記検出手段の1つから出力される信号に前記同期
信号と90°あるいは270°の位相差を有する信号以
外の加算信号を加算するための加算信号調整器を含む、
振動ジャイロ。 - 【請求項2】 前記同期検波回路の出力信号を平滑する
ための平滑回路を含み、 無回転時における前記平滑回路の出力信号が0となるよ
うに、前記加算信号調整器によって前記加算信号が調整
される、請求項1に記載の振動ジャイロ。 - 【請求項3】 前記振動体を振動させるための発振回路
を含み、 前記発振回路の出力信号が前記同期信号として用いられ
るとともに、前記加算信号調整器で調整されて前記加算
信号として用いられる、請求項1または請求項2に記載
の振動ジャイロ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7291733A JPH09105637A (ja) | 1995-10-12 | 1995-10-12 | 振動ジャイロ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7291733A JPH09105637A (ja) | 1995-10-12 | 1995-10-12 | 振動ジャイロ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09105637A true JPH09105637A (ja) | 1997-04-22 |
Family
ID=17772703
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7291733A Pending JPH09105637A (ja) | 1995-10-12 | 1995-10-12 | 振動ジャイロ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09105637A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002267448A (ja) * | 2001-03-09 | 2002-09-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 角速度センサ |
US6705151B2 (en) | 1995-05-30 | 2004-03-16 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Angular velocity sensor |
US6732586B2 (en) | 1995-05-30 | 2004-05-11 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Angular velocity sensor |
US6912901B1 (en) | 1995-05-30 | 2005-07-05 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Angular velocity sensor |
WO2005068939A1 (ja) * | 2004-01-20 | 2005-07-28 | Ngk Insulators, Ltd. | 検波回路、検波方法および物理量測定装置 |
-
1995
- 1995-10-12 JP JP7291733A patent/JPH09105637A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6705151B2 (en) | 1995-05-30 | 2004-03-16 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Angular velocity sensor |
US6732586B2 (en) | 1995-05-30 | 2004-05-11 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Angular velocity sensor |
US6912901B1 (en) | 1995-05-30 | 2005-07-05 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Angular velocity sensor |
US6959584B2 (en) | 1995-05-30 | 2005-11-01 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Angular velocity sensor |
US7043988B2 (en) | 1995-05-30 | 2006-05-16 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Angular velocity sensor |
JP2002267448A (ja) * | 2001-03-09 | 2002-09-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 角速度センサ |
WO2002073131A1 (fr) * | 2001-03-09 | 2002-09-19 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Capteur de vitesse angulaire |
WO2005068939A1 (ja) * | 2004-01-20 | 2005-07-28 | Ngk Insulators, Ltd. | 検波回路、検波方法および物理量測定装置 |
JPWO2005068939A1 (ja) * | 2004-01-20 | 2007-09-06 | 日本碍子株式会社 | 検波回路、検波方法および物理量測定装置 |
US7370531B2 (en) | 2004-01-20 | 2008-05-13 | Ngk Insulators, Ltd. | Detection circuits, detection method and systems of measuring physical quantities |
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