JPH09105424A - 連結摩擦板付きクラッチディスク - Google Patents
連結摩擦板付きクラッチディスクInfo
- Publication number
- JPH09105424A JPH09105424A JP8202455A JP20245596A JPH09105424A JP H09105424 A JPH09105424 A JP H09105424A JP 8202455 A JP8202455 A JP 8202455A JP 20245596 A JP20245596 A JP 20245596A JP H09105424 A JPH09105424 A JP H09105424A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- friction
- clutch disc
- plate
- area
- hub
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 14
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 6
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 6
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims 1
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 claims 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 abstract 1
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 210000002105 tongue Anatomy 0.000 description 2
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 230000001419 dependent effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 1
- 239000002783 friction material Substances 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F15/00—Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
- F16F15/10—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
- F16F15/12—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon
- F16F15/129—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon characterised by friction-damping means
- F16F15/1292—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon characterised by friction-damping means characterised by arrangements for axially clamping or positioning or otherwise influencing the frictional plates
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F2230/00—Purpose; Design features
- F16F2230/0052—Physically guiding or influencing
- F16F2230/0064—Physically guiding or influencing using a cam
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】高い不変性をもつ摩擦力が可能な限り簡単な構
造で備えられる、回転角度を介した可変摩擦力を発生さ
せる。 【解決手段】本発明は、相対的に互いにねじり可能の付
勢ばね係合装置の部材に、一方で円周上に異なる摩擦係
数をもつさまざまな摩擦領域を有する摩擦板が回転確実
に配設され、他方で有効回転角領域において本質的に一
つの摩擦領域から少なくとも部分的にもう一つ別の摩擦
領域へと移動する接触領域を有する少なくとも1つの付
勢ばね係合装置を備えたクラッチディスクに関する。
造で備えられる、回転角度を介した可変摩擦力を発生さ
せる。 【解決手段】本発明は、相対的に互いにねじり可能の付
勢ばね係合装置の部材に、一方で円周上に異なる摩擦係
数をもつさまざまな摩擦領域を有する摩擦板が回転確実
に配設され、他方で有効回転角領域において本質的に一
つの摩擦領域から少なくとも部分的にもう一つ別の摩擦
領域へと移動する接触領域を有する少なくとも1つの付
勢ばね係合装置を備えたクラッチディスクに関する。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、主請求の範囲の序
文に対応する摩擦クラッチのための摩擦板に関する。
文に対応する摩擦クラッチのための摩擦板に関する。
【0002】
【従来の技術】上記構造方式のクラッチディスクは、た
とえば米国特許第4655336号公報から知られてい
る。この公知のクラッチディスクにおいては、円周に配
分された異なる摩擦係数をもつ複数の摩擦領域を有する
摩擦板が使用されている。この摩擦板はセグメント板と
共同で作用し、クラッチディスクを組み立てた後、セグ
メント板が摩擦板のこれに対応する領域において該セグ
メント板のセグメントで調整することにより、後から摩
擦力に影響を及ぼすことができる。これにより、たとえ
ば押圧力を発生するばねの変動を相殺するために、より
高い摩擦またはより低い摩擦に調整することができる。
高低の摩擦いずれの場合においても、クラッチフェーシ
ングセグメントの角度範囲は、クラッチディスク内で可
能なねじれ角度よりも大きく形成することができる。こ
れにより、一旦設定された摩擦は、ねじれ角度に無関係
に維持することができる。
とえば米国特許第4655336号公報から知られてい
る。この公知のクラッチディスクにおいては、円周に配
分された異なる摩擦係数をもつ複数の摩擦領域を有する
摩擦板が使用されている。この摩擦板はセグメント板と
共同で作用し、クラッチディスクを組み立てた後、セグ
メント板が摩擦板のこれに対応する領域において該セグ
メント板のセグメントで調整することにより、後から摩
擦力に影響を及ぼすことができる。これにより、たとえ
ば押圧力を発生するばねの変動を相殺するために、より
高い摩擦またはより低い摩擦に調整することができる。
高低の摩擦いずれの場合においても、クラッチフェーシ
ングセグメントの角度範囲は、クラッチディスク内で可
能なねじれ角度よりも大きく形成することができる。こ
れにより、一旦設定された摩擦は、ねじれ角度に無関係
に維持することができる。
【0003】さらに、米国特許第4274525号公報
から、クラッチディスク内のねじれ角度に依存する摩擦
力は、摩擦セグメントが軸方向にばね付勢した傾斜に達
し、このように傾斜のねじれ角と勾配に依存して摩擦力
を変化させることができるように変化させることができ
ることが知られている。
から、クラッチディスク内のねじれ角度に依存する摩擦
力は、摩擦セグメントが軸方向にばね付勢した傾斜に達
し、このように傾斜のねじれ角と勾配に依存して摩擦力
を変化させることができるように変化させることができ
ることが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、高い
不変性をもつ摩擦力が可能な限り簡単な構造で備えられ
る、回転角度を介した可変摩擦力を発生させることであ
る。
不変性をもつ摩擦力が可能な限り簡単な構造で備えられ
る、回転角度を介した可変摩擦力を発生させることであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題は本発明に基づ
き主請求の範囲により解決することができる。本発明に
より、円周に配分された異なる摩擦係数をもつ複数の摩
擦領域を有する同心の摩擦板を含むことが提案されてお
り、前記摩擦板は入力側または出力側の部材の1つに回
転確実に配設され、かつ他の部材は、前設定された接触
領域を有する摩擦板上に、各接触領域が、可能な相対的
ねじりの枠内で、本質的に1つの摩擦領域から少なくと
も部分的にもう1つ別の摩擦領域へと移動するように載
置される。
き主請求の範囲により解決することができる。本発明に
より、円周に配分された異なる摩擦係数をもつ複数の摩
擦領域を有する同心の摩擦板を含むことが提案されてお
り、前記摩擦板は入力側または出力側の部材の1つに回
転確実に配設され、かつ他の部材は、前設定された接触
領域を有する摩擦板上に、各接触領域が、可能な相対的
ねじりの枠内で、本質的に1つの摩擦領域から少なくと
も部分的にもう1つ別の摩擦領域へと移動するように載
置される。
【0006】上述のような摩擦係合装置を形成すること
により、一方で使用されるばね装置を簡単に保持するこ
とが可能であり、すなわち、前設定された軸方向の空間
に緊定された簡単なばねを使用することができ、他方で
は円周上に配設された異なる摩擦領域をもつ摩擦板によ
り、ねじれ角度に依存する摩擦力を変化させることが可
能であり、その際、接触領域により、1つの摩擦領域か
らもう1つ別の摩擦領域の中に移動して変えることも可
能であり、その際、最大摩擦力の飛躍を実現することが
でき、さらにまた、たとえば1つの摩擦領域から極く部
分的に他の摩擦領域に伸長させ、この結果、より少ない
摩擦力の飛躍を実現することもできる。たとえば電磁装
置等のような摩擦力を発生させるための別の方法も考慮
することができる。
により、一方で使用されるばね装置を簡単に保持するこ
とが可能であり、すなわち、前設定された軸方向の空間
に緊定された簡単なばねを使用することができ、他方で
は円周上に配設された異なる摩擦領域をもつ摩擦板によ
り、ねじれ角度に依存する摩擦力を変化させることが可
能であり、その際、接触領域により、1つの摩擦領域か
らもう1つ別の摩擦領域の中に移動して変えることも可
能であり、その際、最大摩擦力の飛躍を実現することが
でき、さらにまた、たとえば1つの摩擦領域から極く部
分的に他の摩擦領域に伸長させ、この結果、より少ない
摩擦力の飛躍を実現することもできる。たとえば電磁装
置等のような摩擦力を発生させるための別の方法も考慮
することができる。
【0007】さらに、摩擦板が接触領域に面した側で異
なる摩擦係数をもつ摩擦領域を有することも提案するこ
とができる。このような構成は、摩擦板を一貫して異種
材料から構成する必要がなく、これは単に接触領域に面
する側で異なる摩擦係数をもつ摩擦領域を考慮する場合
に好ましい。
なる摩擦係数をもつ摩擦領域を有することも提案するこ
とができる。このような構成は、摩擦板を一貫して異種
材料から構成する必要がなく、これは単に接触領域に面
する側で異なる摩擦係数をもつ摩擦領域を考慮する場合
に好ましい。
【0008】さらに本発明の意味において、摩擦板が異
なる摩擦係数の材料でライニングされることも好まし
い。これにより、異種材料を用いることにより、多大な
コストをかけずにいつでも必要な摩擦係数を使用するこ
とができる。
なる摩擦係数の材料でライニングされることも好まし
い。これにより、異種材料を用いることにより、多大な
コストをかけずにいつでも必要な摩擦係数を使用するこ
とができる。
【0009】またさらに、摩擦板を異なる摩擦係数をも
つ複数の、好ましくは2つの部材から簡単に組み立てる
こともできる。これにより、たとえばモジュール構造方
式で、摩擦板の形態が常に均一で、その摩擦係数を広範
囲に変化させることができる量産の摩擦板を製造するこ
とができる。
つ複数の、好ましくは2つの部材から簡単に組み立てる
こともできる。これにより、たとえばモジュール構造方
式で、摩擦板の形態が常に均一で、その摩擦係数を広範
囲に変化させることができる量産の摩擦板を製造するこ
とができる。
【0010】摩擦板が、好ましくはプラスチック製の支
持部から成り、第1のより低い摩擦係数と平坦な摩擦領
域を回転軸に対して同心的かつ垂直に形成され、摩擦領
域において少なくとも1箇所で、好ましくは円周の複数
の箇所に配分された、本質的に半径方向に伸長するリセ
スを備え、このリセスの中に第2のより高い摩擦係数を
もつ材料から成る挿入部が挿入され、この挿入部が支持
部の摩擦領域の同じ面で1つの摩擦領域を形成すること
を提案することができる。支持部の中で本質的に半径方
向に伸長するリセスを形成することにより、かつ別の摩
擦係数をもつ材料から成るこれに対応する挿入部を挿入
することにより、一方で摩擦が作られる面が円周に一定
に配分され、かつ他方では両方の部材の形状嵌合による
回転確実の連動が互いに行われることが保証される。こ
のとき、リセスを半径方向に伸長させず、斜めに又は曲
線形にすることも可能であり、この結果、運転時にはた
とえば1つの摩擦領域から他の摩擦領域への移行は多か
れ少なかれ唐突に行われる。
持部から成り、第1のより低い摩擦係数と平坦な摩擦領
域を回転軸に対して同心的かつ垂直に形成され、摩擦領
域において少なくとも1箇所で、好ましくは円周の複数
の箇所に配分された、本質的に半径方向に伸長するリセ
スを備え、このリセスの中に第2のより高い摩擦係数を
もつ材料から成る挿入部が挿入され、この挿入部が支持
部の摩擦領域の同じ面で1つの摩擦領域を形成すること
を提案することができる。支持部の中で本質的に半径方
向に伸長するリセスを形成することにより、かつ別の摩
擦係数をもつ材料から成るこれに対応する挿入部を挿入
することにより、一方で摩擦が作られる面が円周に一定
に配分され、かつ他方では両方の部材の形状嵌合による
回転確実の連動が互いに行われることが保証される。こ
のとき、リセスを半径方向に伸長させず、斜めに又は曲
線形にすることも可能であり、この結果、運転時にはた
とえば1つの摩擦領域から他の摩擦領域への移行は多か
れ少なかれ唐突に行われる。
【0011】支持部が中心開口部を有し、挿入部が複数
の半径方向に離間するタブを備えたリングを有し、この
リングが中心開口部の中に挿入され、前記タブがこれに
対応する支持部のリセスの中にかみ合うことが提案され
ている。これにより、挿入部が、同様に該挿入部のタブ
と一体型に形成され、このように摩擦板が単に2つの部
材から構成するだけで済むことが保証される。これは、
倉庫保管と組立の負担を軽減する。
の半径方向に離間するタブを備えたリングを有し、この
リングが中心開口部の中に挿入され、前記タブがこれに
対応する支持部のリセスの中にかみ合うことが提案され
ている。これにより、挿入部が、同様に該挿入部のタブ
と一体型に形成され、このように摩擦板が単に2つの部
材から構成するだけで済むことが保証される。これは、
倉庫保管と組立の負担を軽減する。
【0012】クラッチディスクの支持部と、入力側また
は出力側との間の回転確実な連結は、支持部に一体型に
配設された軸方向に離間するジャーナルを介して行われ
る。これは本質的に円周方向にあそび無しにこれに対応
する反対部分の中にかみ合う。このジャーナルは、好ま
しくは支持部に一体型に取り付けられ、この支持部を極
く簡単な方法でプラスチック射出成形部品から構成する
ことができる。
は出力側との間の回転確実な連結は、支持部に一体型に
配設された軸方向に離間するジャーナルを介して行われ
る。これは本質的に円周方向にあそび無しにこれに対応
する反対部分の中にかみ合う。このジャーナルは、好ま
しくは支持部に一体型に取り付けられ、この支持部を極
く簡単な方法でプラスチック射出成形部品から構成する
ことができる。
【0013】組立後に支持部と挿入部を相互に保護する
ために、挿入部のリングがタブに対し軸方向に摩擦領域
の面から離れて支持部の方向に移され、この支持部の開
口部の中に、リングを前組立位置に保持する半径方向の
ばね付勢トングが配設されることを提案することができ
る。
ために、挿入部のリングがタブに対し軸方向に摩擦領域
の面から離れて支持部の方向に移され、この支持部の開
口部の中に、リングを前組立位置に保持する半径方向の
ばね付勢トングが配設されることを提案することができ
る。
【0014】さらに、摩擦力を作る際、より多くの段階
を配設する可能性を実現するために、摩擦板が該摩擦板
の円周の少なくとも1箇所で回転軸に対して垂直の面に
平坦な摩擦領域を有し、それに次いで各回転方向に、平
面に対してある角度を取り囲む少なくとももう1つ別の
摩擦領域を有し、かつ別の部材が前記と同様の方法で平
坦な接触領域で仕上げられ、それに次いで各回転方向に
等しい傾斜角度をもつ少なくとももう1つ別の接触領域
を含み、この平坦な接触領域が円周上では平坦な摩擦領
域よりも大きく仕上げられることを提案することができ
る。
を配設する可能性を実現するために、摩擦板が該摩擦板
の円周の少なくとも1箇所で回転軸に対して垂直の面に
平坦な摩擦領域を有し、それに次いで各回転方向に、平
面に対してある角度を取り囲む少なくとももう1つ別の
摩擦領域を有し、かつ別の部材が前記と同様の方法で平
坦な接触領域で仕上げられ、それに次いで各回転方向に
等しい傾斜角度をもつ少なくとももう1つ別の接触領域
を含み、この平坦な接触領域が円周上では平坦な摩擦領
域よりも大きく仕上げられることを提案することができ
る。
【0015】上述の構造により、静止状態から出発し
て、第1のねじれ角範囲において第1の摩擦力が作ら
れ、それに次いでより大きい相対ねじれの場合にその都
度正接方向に曲げた領域を使用することが可能であり、
その際、正接方向に曲げられていない領域は完全にかみ
合いから外される。上述の構造により、1つの摩擦力か
ら別の摩擦力への移動を相対的に移行段階なしに迅速に
行うことが可能であり、これは多くの使用目的にとって
まったく望ましいものである。
て、第1のねじれ角範囲において第1の摩擦力が作ら
れ、それに次いでより大きい相対ねじれの場合にその都
度正接方向に曲げた領域を使用することが可能であり、
その際、正接方向に曲げられていない領域は完全にかみ
合いから外される。上述の構造により、1つの摩擦力か
ら別の摩擦力への移動を相対的に移行段階なしに迅速に
行うことが可能であり、これは多くの使用目的にとって
まったく望ましいものである。
【0016】このとき、他の部材は、それぞれ正接方向
に曲げた接触領域に続いて、第1摩擦領域に対して平行
に伸長するもう1つ別の接触領域を有することができ
る。上述の構成は、さらにねじれ角度が増大するとき第
3の摩擦力を作ることができ、その際、摩擦力全体は互
いに独立して調整することができる。
に曲げた接触領域に続いて、第1摩擦領域に対して平行
に伸長するもう1つ別の接触領域を有することができ
る。上述の構成は、さらにねじれ角度が増大するとき第
3の摩擦力を作ることができ、その際、摩擦力全体は互
いに独立して調整することができる。
【0017】異なる摩擦力を一定かつ鋭敏に発生させる
ためには、さらに摩擦板もその他の部材も、少なくとも
部分的に一定の摩擦力を発生させるために層もしくはク
ラッチフェーシングを配設できることを提案することが
できる。
ためには、さらに摩擦板もその他の部材も、少なくとも
部分的に一定の摩擦力を発生させるために層もしくはク
ラッチフェーシングを配設できることを提案することが
できる。
【0018】摩擦板は、好ましくはハブ板を備えたハブ
を含むクラッチディスクに使用され、この両者は、はめ
歯で回転確実に、かつ無負荷ダンパの作用領域に応じて
円周方向にあそびが設けられ、その際、両方のカバープ
レート間に入力側として、ハブ板の一方側に無負荷ダン
パと、他方側に摩擦板とが配設される。ただし、回転確
実に配設されたハブ板とともにクラッチディスクを円周
方向にあそびなしに使用し、次いで、最小のばね定数を
もつばね段階には、付勢ばね段階のばねの1つを簡単に
使用することができる。
を含むクラッチディスクに使用され、この両者は、はめ
歯で回転確実に、かつ無負荷ダンパの作用領域に応じて
円周方向にあそびが設けられ、その際、両方のカバープ
レート間に入力側として、ハブ板の一方側に無負荷ダン
パと、他方側に摩擦板とが配設される。ただし、回転確
実に配設されたハブ板とともにクラッチディスクを円周
方向にあそびなしに使用し、次いで、最小のばね定数を
もつばね段階には、付勢ばね段階のばねの1つを簡単に
使用することができる。
【0019】摩擦板によって作られた異なる摩擦力の調
整は、完全にばね装置のばね段階を考慮しないでクラッ
チディスクの内部で行うことができる。このように例え
ば、ある段階の使用前または使用後に、より高い摩擦の
使用をばねに考慮することを有意義とすることができ
る。
整は、完全にばね装置のばね段階を考慮しないでクラッ
チディスクの内部で行うことができる。このように例え
ば、ある段階の使用前または使用後に、より高い摩擦の
使用をばねに考慮することを有意義とすることができ
る。
【0020】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき詳しく説明す
る。図1は、その原理構造から、たとえば英国特許第2
181817号公報から知られているようなクラッチデ
ィスク1を示す。ハブ2は、回転軸3に対して同心的に
配設され、このハブはハブ板4とともに作用係合され、
この両部分間には、円周方向にあそびを入れて両部分間
を回転確実に連結することができる、はめ歯16が配設
される。ハブ2とハブ板4は、クラッチディスク1の出
力側である。ハブ板4の横に配設され、リベット10を
介して互いに回転確実に連結され、かつ離間して保持さ
れる両カバープレート5と6が、入力側として働き、カ
バープレートの1つは、該カバープレートの半径方向外
側の領域においてリベット11を介して固定される、1
つまたはそれ以上のライニング支持部7を支持する。1
つまたはそれ以上のライニング支持部7は、クラッチフ
ェーシング8を備えている。ハブ板の窓13とカバープ
レート5および6の窓14には、付勢ばねを表すネジ付
ばね12が配設される。ハブ板4とカバープレート6と
の間の軸方向に無負荷ダンパ15が配設され、この無負
荷ダンパの原理的構成と機能は、上述の英国特許公報か
ら明らかである。ハブ板4と別のカバープレート5との
間には、ねじれ角を介した可変摩擦力を発生する摩擦板
17が配設される。摩擦板17は、本発明のこの場合に
おいては、図3と図4との関連でさらに詳しく説明する
2つの部材から構成される。たとえば、無負荷ダンパ1
5によって負荷がかけられている半径方向の空間には、
ハブ板4の反対側に摩擦板17がある。この摩擦板は、
軸方向に伸長するジャーナル27とともに回転確実に連
動させるためにハブ板4のこれに対応する開口部28に
達する。同じ開口部28には、同様に、回転確実にハブ
板4と連結される無負荷ダンパ15の部分もかみ合わせ
ることができる。摩擦板17の回転確実の連動は、たと
えば、ばね30が軸方向力を発生させるために引き寄せ
るばかりではなく、それ自体も回転確実に連動させるた
めに引き寄せながら間接的に行うこともできる。この目
的のために、ばね30は、一方で軸方向に向いた摩擦板
17の突起にかみ合い、他方ではハブにより開口部28
の中に回転確実にかみ合うことができる。摩擦板17
は、ばね30により軸方向で付勢され、その際、ばね3
0は一方でハブ4に、他方では摩擦板17に支持され
る。したがって、このばねは摩擦板17をカバープレー
ト5のこれに対応する接触領域20に押圧する。さらに
図1からベアリング9が識別される。このベアリング
は、本質的に円筒のハブ2の端部とカバープレート5の
内径との間で相互に案内するために配設される。
る。図1は、その原理構造から、たとえば英国特許第2
181817号公報から知られているようなクラッチデ
ィスク1を示す。ハブ2は、回転軸3に対して同心的に
配設され、このハブはハブ板4とともに作用係合され、
この両部分間には、円周方向にあそびを入れて両部分間
を回転確実に連結することができる、はめ歯16が配設
される。ハブ2とハブ板4は、クラッチディスク1の出
力側である。ハブ板4の横に配設され、リベット10を
介して互いに回転確実に連結され、かつ離間して保持さ
れる両カバープレート5と6が、入力側として働き、カ
バープレートの1つは、該カバープレートの半径方向外
側の領域においてリベット11を介して固定される、1
つまたはそれ以上のライニング支持部7を支持する。1
つまたはそれ以上のライニング支持部7は、クラッチフ
ェーシング8を備えている。ハブ板の窓13とカバープ
レート5および6の窓14には、付勢ばねを表すネジ付
ばね12が配設される。ハブ板4とカバープレート6と
の間の軸方向に無負荷ダンパ15が配設され、この無負
荷ダンパの原理的構成と機能は、上述の英国特許公報か
ら明らかである。ハブ板4と別のカバープレート5との
間には、ねじれ角を介した可変摩擦力を発生する摩擦板
17が配設される。摩擦板17は、本発明のこの場合に
おいては、図3と図4との関連でさらに詳しく説明する
2つの部材から構成される。たとえば、無負荷ダンパ1
5によって負荷がかけられている半径方向の空間には、
ハブ板4の反対側に摩擦板17がある。この摩擦板は、
軸方向に伸長するジャーナル27とともに回転確実に連
動させるためにハブ板4のこれに対応する開口部28に
達する。同じ開口部28には、同様に、回転確実にハブ
板4と連結される無負荷ダンパ15の部分もかみ合わせ
ることができる。摩擦板17の回転確実の連動は、たと
えば、ばね30が軸方向力を発生させるために引き寄せ
るばかりではなく、それ自体も回転確実に連動させるた
めに引き寄せながら間接的に行うこともできる。この目
的のために、ばね30は、一方で軸方向に向いた摩擦板
17の突起にかみ合い、他方ではハブにより開口部28
の中に回転確実にかみ合うことができる。摩擦板17
は、ばね30により軸方向で付勢され、その際、ばね3
0は一方でハブ4に、他方では摩擦板17に支持され
る。したがって、このばねは摩擦板17をカバープレー
ト5のこれに対応する接触領域20に押圧する。さらに
図1からベアリング9が識別される。このベアリング
は、本質的に円筒のハブ2の端部とカバープレート5の
内径との間で相互に案内するために配設される。
【0021】図2の部分断面図に示した断面I−Iは、
図3と図4との関連で見ることができる。これは、摩擦
板17の正面図と断面図を示す。本発明のこの場合にお
いて、これはプラスチック射出成形部品として製造され
る支持部22から構成される。この支持部は軸方向に向
かうジャーナル27を有し、このジャーナルと前記支持
部は、これに対応する開口部28を介してハブ板4と回
転確実に連結される。当然ながら軸方向の運動は確保さ
れている。支持部22はリング状に形成され、本発明の
この場合においては、円周に沿って均等に配分された4
つの箇所にリセス21を有する。このリセスは本質的に
半径方向に伸長し、支持部がジャーナル27の反対側に
有する摩擦面に係合する。このリセス21には、たとえ
ば半径方向に伸長する挿入部23のタブ26が達してお
り、リセス21の軸方向の深さはタブ26の材料強度と
一致する。これにより円周上に設けられた摩擦面が形成
される。この摩擦面は、支持部22と挿入部23の異種
材料を使用することにより、異なる摩擦係数を有する摩
擦領域18もしくは19から構成される。本発明のこの
場合においては、プラスチック製の支持部22の摩擦係
数は、たとえば0.15にすることができるのに対し、
挿入部23の摩擦係数は、これが金属製である限りでは
約0.7とすることができる。挿入部23は円周に沿っ
て閉じられたリング25を有し、個々のタブ26は半径
方向外側に向かって離間している。当然、原理的にはリ
ング25を完全に省くことも可能であり、タブ26を独
立部として使用することもできる。
図3と図4との関連で見ることができる。これは、摩擦
板17の正面図と断面図を示す。本発明のこの場合にお
いて、これはプラスチック射出成形部品として製造され
る支持部22から構成される。この支持部は軸方向に向
かうジャーナル27を有し、このジャーナルと前記支持
部は、これに対応する開口部28を介してハブ板4と回
転確実に連結される。当然ながら軸方向の運動は確保さ
れている。支持部22はリング状に形成され、本発明の
この場合においては、円周に沿って均等に配分された4
つの箇所にリセス21を有する。このリセスは本質的に
半径方向に伸長し、支持部がジャーナル27の反対側に
有する摩擦面に係合する。このリセス21には、たとえ
ば半径方向に伸長する挿入部23のタブ26が達してお
り、リセス21の軸方向の深さはタブ26の材料強度と
一致する。これにより円周上に設けられた摩擦面が形成
される。この摩擦面は、支持部22と挿入部23の異種
材料を使用することにより、異なる摩擦係数を有する摩
擦領域18もしくは19から構成される。本発明のこの
場合においては、プラスチック製の支持部22の摩擦係
数は、たとえば0.15にすることができるのに対し、
挿入部23の摩擦係数は、これが金属製である限りでは
約0.7とすることができる。挿入部23は円周に沿っ
て閉じられたリング25を有し、個々のタブ26は半径
方向外側に向かって離間している。当然、原理的にはリ
ング25を完全に省くことも可能であり、タブ26を独
立部として使用することもできる。
【0022】さらに、図4にしたがって、リング25は
タブ26に対して軸方向にずらして配設され、しかもこ
のリングが支持部22のこれに対応する開口部24に達
するように配設される。このとき、支持部22は該支持
部の開口部24の内部に円周に配分された複数のトング
29を備え、このトングが半径方向のばね付勢力を果た
し、挿入されたリング25をタブ26とともに保持す
る。この保持は支持部22と挿入部23の前組立に利用
される。
タブ26に対して軸方向にずらして配設され、しかもこ
のリングが支持部22のこれに対応する開口部24に達
するように配設される。このとき、支持部22は該支持
部の開口部24の内部に円周に配分された複数のトング
29を備え、このトングが半径方向のばね付勢力を果た
し、挿入されたリング25をタブ26とともに保持す
る。この保持は支持部22と挿入部23の前組立に利用
される。
【0023】摩擦領域18もしくは19の円周上の配分
は、特に図3から明らかである。輪形板17は、支持部
22と挿入部23とから成り、この輪形板は、一方でジ
ャーナル27がハブ板4の開口部28の中に達し、他方
で摩擦板17とハブ板4との間にばね30が配設される
ようにハブ板4とカバープレート5との間に挿入され
る。ばねは、カバープレート5の方向に向かって摩擦板
17を付勢し、このカバープレートは摩擦領域18およ
び19の領域で、ハブ板4の方向にカバープレート5の
仕上げ材料から加工された接触領域20を有する。この
接触領域20の1つの配列は、図1と図3から明らかで
ある。通常、タブ26が挿入部23に配設される数の接
触領域20が円周に配分されて配設される。
は、特に図3から明らかである。輪形板17は、支持部
22と挿入部23とから成り、この輪形板は、一方でジ
ャーナル27がハブ板4の開口部28の中に達し、他方
で摩擦板17とハブ板4との間にばね30が配設される
ようにハブ板4とカバープレート5との間に挿入され
る。ばねは、カバープレート5の方向に向かって摩擦板
17を付勢し、このカバープレートは摩擦領域18およ
び19の領域で、ハブ板4の方向にカバープレート5の
仕上げ材料から加工された接触領域20を有する。この
接触領域20の1つの配列は、図1と図3から明らかで
ある。通常、タブ26が挿入部23に配設される数の接
触領域20が円周に配分されて配設される。
【0024】図5に、図1の断面I−Iを示した図2の
部分断面と同様の断面形状の摩擦係合装置を示した。一
方側に、ハブ板4と回転確実に連結するための軸方向に
離間する少なくとも1つのジャーナル27を有する摩擦
板32を示す。摩擦板32に対置して、カバープレート
5の領域が配設される。この2つは互いに相対的にねじ
れた場合、ねじれ角を介して見て、異なる摩擦力を発生
する。
部分断面と同様の断面形状の摩擦係合装置を示した。一
方側に、ハブ板4と回転確実に連結するための軸方向に
離間する少なくとも1つのジャーナル27を有する摩擦
板32を示す。摩擦板32に対置して、カバープレート
5の領域が配設される。この2つは互いに相対的にねじ
れた場合、ねじれ角を介して見て、異なる摩擦力を発生
する。
【0025】図5の左図による静止状態では2つの平坦
な領域が互いに接する。これは一つはカバープレート5
の接触領域38であり、もう一つは摩擦板32の摩擦領
域34である(完全な符号は図5の右図に記載する)。
この場合、円周上で見たとき、カバープレート5の接触
領域38は摩擦板32の摩擦領域34よりも大きく仕上
げられ、これにより摩擦力は、この第1段階において、
接触領域38が摩擦領域34を離れるまで長く保持する
ことができる。カバープレート5も摩擦板32も接触領
域38もしくは摩擦領域34と接しながら円周上でさら
に案内し、この両者が等しい方向に曲がる別の領域が設
けられる。これにより、たとえば中央の図が示している
ように、相対的なねじれにおいて1つの回転方向に極く
短時間、接触領域39と摩擦領域35との間の摩擦力発
生の中に移行部を実現することが可能である。このと
き、本発明のこの場合において、摩擦領域35は表面に
挿入されたクラッチフェーシング40によって実現され
る。同じ方向にさらに相対的にねじれるとき、右側に図
示したような状態が生ずる。このとき、接触領域39は
再び2つの平坦領域が互いに重なり合い、しかもカバー
プレート5の接触領域36と摩擦板32の摩擦領域34
とが重なるまで摩擦領域35に沿って移動する。相対運
動が反対方向に実施される場合、接触領域38と摩擦領
域34に接しながら傾斜領域33と37が接触する。
な領域が互いに接する。これは一つはカバープレート5
の接触領域38であり、もう一つは摩擦板32の摩擦領
域34である(完全な符号は図5の右図に記載する)。
この場合、円周上で見たとき、カバープレート5の接触
領域38は摩擦板32の摩擦領域34よりも大きく仕上
げられ、これにより摩擦力は、この第1段階において、
接触領域38が摩擦領域34を離れるまで長く保持する
ことができる。カバープレート5も摩擦板32も接触領
域38もしくは摩擦領域34と接しながら円周上でさら
に案内し、この両者が等しい方向に曲がる別の領域が設
けられる。これにより、たとえば中央の図が示している
ように、相対的なねじれにおいて1つの回転方向に極く
短時間、接触領域39と摩擦領域35との間の摩擦力発
生の中に移行部を実現することが可能である。このと
き、本発明のこの場合において、摩擦領域35は表面に
挿入されたクラッチフェーシング40によって実現され
る。同じ方向にさらに相対的にねじれるとき、右側に図
示したような状態が生ずる。このとき、接触領域39は
再び2つの平坦領域が互いに重なり合い、しかもカバー
プレート5の接触領域36と摩擦板32の摩擦領域34
とが重なるまで摩擦領域35に沿って移動する。相対運
動が反対方向に実施される場合、接触領域38と摩擦領
域34に接しながら傾斜領域33と37が接触する。
【0026】図5の3つの図解表示で識別できるよう
に、ここで一定の摩擦を使用するために特定の異種材料
を考慮することができる。本発明のこの場合において
は、平坦な接触領域38が、未処理の摩擦板32の摩擦
領域34に対して一定の、好ましくは低い摩擦係数を実
現する層41を備えている。中央の図解表示に相当する
1つのねじれ方向には、摩擦板32の中に非ライニング
接触領域39に対して一定の、好ましくはより高い摩擦
を可能にするクラッチフェーシング40が挿入される。
次いで右側の図解表示に対応するこれに続く領域では、
カバープレート5が摩擦板32と直接接触し、ここから
もう1つ別の摩擦力が生ずる。このとき、図5に暗示し
たように、たとえば図示した摩擦板32に配設された層
またはカバープレートに配設することができる層41に
より反対方向に相対的にねじれる場合、この負荷方向に
別の摩擦力を使用することができる。
に、ここで一定の摩擦を使用するために特定の異種材料
を考慮することができる。本発明のこの場合において
は、平坦な接触領域38が、未処理の摩擦板32の摩擦
領域34に対して一定の、好ましくは低い摩擦係数を実
現する層41を備えている。中央の図解表示に相当する
1つのねじれ方向には、摩擦板32の中に非ライニング
接触領域39に対して一定の、好ましくはより高い摩擦
を可能にするクラッチフェーシング40が挿入される。
次いで右側の図解表示に対応するこれに続く領域では、
カバープレート5が摩擦板32と直接接触し、ここから
もう1つ別の摩擦力が生ずる。このとき、図5に暗示し
たように、たとえば図示した摩擦板32に配設された層
またはカバープレートに配設することができる層41に
より反対方向に相対的にねじれる場合、この負荷方向に
別の摩擦力を使用することができる。
【0027】ここでクラッチディスク1の機能は以下の
とおりである。無負荷ダンパ15と、ハブ板4とハブ2
との間の円周方向にあそびを持つはめ歯16とを有する
クラッチディスク1を実装するとき、無負荷ダンパ15
の作用領域もしくは円周方向のはめ歯16のあそびを越
えない限り、部材4、5、6はばね12と一体と見なす
ことができる。この作用領域では摩擦板17によって摩
擦力は作られない。無負荷ダンパの作用領域を越えると
き、カバープレート5および6とハブ板4との間で相対
的ねじれが行われ、これによりカバープレート5と摩擦
板17との間の相対運動も行われる。増大するねじれ角
度をもつ振動を減衰させるためには、可能な限り摩擦力
も増大させなければならないので、接触領域20は負荷
ダンパの静止位置において、プラスチック製の支持部2
2によって形成される、主として摩擦領域18上に配設
される。この結果、ハブ板4とカバープレート5との間
の相対運動の第1領域において摩擦領域18上での接触
領域20の運動が低い摩擦力を発生する。ねじれ角度が
増大するにつれて、各接触領域20が挿入部23のこれ
に対応するタブ26の方向に向かって移動し、材料限界
を超えるとき摩擦はより高い摩擦係数にしたがって大幅
に増大する。クラッチディスクの負荷を外すとき、この
相対運動は逆の方向に行われ、摩擦は高いレベルからよ
り低いレベルに移行する。
とおりである。無負荷ダンパ15と、ハブ板4とハブ2
との間の円周方向にあそびを持つはめ歯16とを有する
クラッチディスク1を実装するとき、無負荷ダンパ15
の作用領域もしくは円周方向のはめ歯16のあそびを越
えない限り、部材4、5、6はばね12と一体と見なす
ことができる。この作用領域では摩擦板17によって摩
擦力は作られない。無負荷ダンパの作用領域を越えると
き、カバープレート5および6とハブ板4との間で相対
的ねじれが行われ、これによりカバープレート5と摩擦
板17との間の相対運動も行われる。増大するねじれ角
度をもつ振動を減衰させるためには、可能な限り摩擦力
も増大させなければならないので、接触領域20は負荷
ダンパの静止位置において、プラスチック製の支持部2
2によって形成される、主として摩擦領域18上に配設
される。この結果、ハブ板4とカバープレート5との間
の相対運動の第1領域において摩擦領域18上での接触
領域20の運動が低い摩擦力を発生する。ねじれ角度が
増大するにつれて、各接触領域20が挿入部23のこれ
に対応するタブ26の方向に向かって移動し、材料限界
を超えるとき摩擦はより高い摩擦係数にしたがって大幅
に増大する。クラッチディスクの負荷を外すとき、この
相対運動は逆の方向に行われ、摩擦は高いレベルからよ
り低いレベルに移行する。
【0028】摩擦板17を使用した上述の摩擦係合装置
は、当然ながら無負荷ダンパをつけずにクラッチディス
クに使用することもできる。このようなクラッチディス
クは、たとえば米国特許第4014423号公報から知
られている。この場合では、ハブ板は直接ハブ2と連結
され、各相対運動において摩擦板17が摩擦力を発生す
る。この摩擦力の発生は、同様に、摩擦領域18に対し
てより低い摩擦係数を有する低い駆動トルクの負荷領域
において行われ、ねじれ角度が増大したとき初めて摩擦
力はより高い摩擦係数をもつ摩擦領域19との関連でこ
れに応じて増大する。このとき、摩擦力の増大は、個々
の摩擦領域18および19間の分割線が必ずしも半径方
向に伸長する必要がなく、斜めに伸長することもできる
範囲で影響を及ぼすことができる。これにより移行領域
は低い摩擦力からより高い摩擦力へ又はその逆へと、よ
り大きい角度範囲で拡張することができる。
は、当然ながら無負荷ダンパをつけずにクラッチディス
クに使用することもできる。このようなクラッチディス
クは、たとえば米国特許第4014423号公報から知
られている。この場合では、ハブ板は直接ハブ2と連結
され、各相対運動において摩擦板17が摩擦力を発生す
る。この摩擦力の発生は、同様に、摩擦領域18に対し
てより低い摩擦係数を有する低い駆動トルクの負荷領域
において行われ、ねじれ角度が増大したとき初めて摩擦
力はより高い摩擦係数をもつ摩擦領域19との関連でこ
れに応じて増大する。このとき、摩擦力の増大は、個々
の摩擦領域18および19間の分割線が必ずしも半径方
向に伸長する必要がなく、斜めに伸長することもできる
範囲で影響を及ぼすことができる。これにより移行領域
は低い摩擦力からより高い摩擦力へ又はその逆へと、よ
り大きい角度範囲で拡張することができる。
【0029】図2による断面I−Iには、カバープレー
ト5と支持部22との間の相対運動において接触領域2
0が摩擦領域18と摩擦領域19との間の分割線を介し
てどのように離間摺動されるかを示した。
ト5と支持部22との間の相対運動において接触領域2
0が摩擦領域18と摩擦領域19との間の分割線を介し
てどのように離間摺動されるかを示した。
【0030】さらに、支持部22の各リセス21が挿入
部23のタブ26を収容することを識別することができ
る。
部23のタブ26を収容することを識別することができ
る。
【0031】
【発明の効果】リセス21の深さをタブ26の材料強度
と適合することにより、摩擦領域18と19の間で無段
階の平滑な移行を達成することができる。
と適合することにより、摩擦領域18と19の間で無段
階の平滑な移行を達成することができる。
【図1】摩擦係合装置を通るクラッチディスクを通る縦
断面図である。
断面図である。
【図2】図1の摩擦係合装置のI−Iを通る部分断面図
である。
である。
【図3】摩擦板を通る正面図である。
【図4】摩擦板を通る縦断面図である。
【図5】部分傾斜した摩擦領域もしくは接触領域を含む
摩擦方向の合計3種類の位相である。
摩擦方向の合計3種類の位相である。
1 クラッチディスク、 2 ハブ、 3 回転軸、 4 出力側(ハブ板)、 5 入力側(カバープレート)、 6 入力側(カバープレート)、 7 垂直の面、 8 クラッチフェーシング、 12 ネジ付ばね、 13 窓、 14 窓、 15 無負荷ダンパ、 16 はめ歯、 17 摩擦板、 18 摩擦領域、 19 摩擦領域、 20 接触領域、 21 リセス、 22 部材(支持部)、 23 部材(挿入部)、 24 中心開口部、 25 リング、 26 タブ、 27 ジャーナル、 28 開口部(共通開口部)、 29 ばね付勢トング、 30 ばね、 32 摩擦板、 33 摩擦領域、 34 摩擦領域、 35 摩擦領域、 36 接触領域、 37 接触領域、 38 接触領域、 39 接触領域、 40 クラッチフェーシング、 41 層、
フロントページの続き (72)発明者 ノルベルト・ローアオス ドイツ連邦共和国 シュヴァインフルト、 ヒイルテンガッセ 12
Claims (13)
- 【請求項1】 クラッチフェーシングを備えた入力側
と、変速機入力軸に回転確実に載置するための内はめ歯
を備えた出力側と、少なくとも一つのばね装置の付勢力
に対して互いに境を成してねじるための2つのグループ
の同心配列と、特に入力側と出力側の窓に挿入される複
数の同心配置されたネジ付ばねの形態で、入力側と出力
側の互いに逆向側の間に配設された少なくとも1つの相
対的ねじりで作用する摩擦係合装置とを有し、軸方向に
作用する装置の付勢力下にある、車両の摩擦クラッチの
ためのクラッチディスクにおいて、前記摩擦係合装置
が、異なる摩擦係数をもつ円周上に配分された複数の摩
擦領域(18、19;33、34、35)を有する同心
円の摩擦板(17;32)を含み、摩擦板(17)が入
力側(5)または出力側(4)の部材の一つに回転確実
に配設され、別の部材が前設定された接触領域(20;
36−39)を有する摩擦板(17;32)上で、各接
触領域(20;36−39)が、可能な相対的ねじりの
枠内で、本質的に1つの摩擦領域(18;34)から少
なくとも部分的にもう1つ別の摩擦領域(19;33、
35)へと移動するように載置されることを特徴とする
クラッチディスク。 - 【請求項2】 請求項1に記載のクラッチディスクにお
いて、摩擦板(17;32)が接触領域(20;36−
39)に面する側で異なる摩擦係数を有する摩擦領域
(18、19;33−35)を有することを特徴とする
クラッチディスク。 - 【請求項3】 請求項2に記載のクラッチディスクにお
いて、摩擦板(17、32)が異なる摩擦係数の材料で
ライニングされることを特徴とするクラッチディスク。 - 【請求項4】 請求項2に記載のクラッチディスクにお
いて、摩擦板(17)が異なる摩擦係数をもつ複数の、
好ましくは2つの部材(22、23)から構成されるこ
とを特徴とするクラッチディスク。 - 【請求項5】 請求項4に記載のクラッチディスクにお
いて、摩擦板(17)が、好ましくはプラスチック製の
支持部(22)から成り、第1の低い摩擦係数と平坦な
摩擦領域(18)と共に回転軸(3)に対して同心的か
つ垂直に形成され、摩擦領域(18)において少なくと
も1箇所で、好ましくは円周の複数の箇所に配分して、
本質的に半径方向に伸長するリセス(21)を有し、前
記リセスの中に第2のより高い摩擦係数を有する材料製
の挿入部(23)が挿入され、前記挿入部が支持部(2
2)の摩擦領域(18)の均等面に摩擦領域(19)を
形成することを特徴とするクラッチディスク。 - 【請求項6】 請求項5に記載のクラッチディスクにお
いて、リセス(21)を介して支持部(22)と挿入部
(23)との間の回転確実の連結と、リセス(21)の
中にかみ合う挿入部(23)の領域(タブ26)とが作
られることを特徴とするクラッチディスク。 - 【請求項7】 請求項6に記載のクラッチディスクにお
いて、支持部(22)が中心開口部(24)を有し、挿
入部(23)が複数の半径方向に離間するタブ(26)
を備えたリング(25)を有し、リング(25)が中心
開口部(24)の中に挿入され、タブ(26)が支持部
(22)の対応するリセス(21)の中にかみ合うこと
を特徴とするクラッチディスク。 - 【請求項8】 請求項6に記載のクラッチディスクにお
いて、支持部(22)が摩擦領域(18)に背向する側
に少なくとも1つの軸方向に離間するジャーナル(2
7)を有し、前記ジャーナルがこれに対応する開口部
(28)の中に本質的に円周方向にあそびなしに入力側
(5、6)または出力側(4)の中にかみ合い、他の部
分の接触領域(20)が配設されることを特徴とするク
ラッチディスク。 - 【請求項9】 請求項7に記載のクラッチディスクにお
いて、挿入部(23)のリング(25)がタブ(26)
に対して軸方向に摩擦領域(18、19)の面から離れ
て支持部(22)の方向に移され、支持部(22)の開
口部(24)で、前組立位置にリング(25)を保持す
る半径方向にばね付勢トング(29)が配設されること
を特徴とするクラッチディスク。 - 【請求項10】 請求項1ないし3に記載のクラッチデ
ィスクにおいて、摩擦板(32)が該摩擦板の円周の少
なくとも1つの箇所で回転軸(3)に対する垂直の面
(7)に平坦な摩擦領域(34)を有し、これに次いで
各回転方向に少なくとももう1つ別の摩擦領域(33、
35)を有し、前記摩擦領域が面に対してある角度で取
り囲まれ、かつ別の部材(5)が前述と同様の方法で平
坦な接触領域(38)を有し、これに次いで各回転方向
に少なくとももう1つ別の、等しい傾斜角度を有する接
触領域(37、39)を有し、平坦な接触領域(38)
が平坦な摩擦領域(34)よりも円周で大きく仕上げら
れることを特徴とするクラッチディスク。 - 【請求項11】 請求項10に記載のクラッチディスク
において、別の部材(5)が、それぞれ正接方向に曲げ
た接触領域(37、39)に次いで、摩擦領域(34)
と平行に伸長するもう1つ別の接触領域(36)を有す
ることを特徴とするクラッチディスク。 - 【請求項12】 請求項11に記載のクラッチディスク
において、摩擦板(32)も、別の部材(5)も、少な
くとも所々に一定の摩擦力を作るために層(41)もし
くはクラッチフェーシング(40)を配設できることを
特徴とするクラッチディスク。 - 【請求項13】 請求項1ないし12のいずれか1項ま
たはそれ以上に記載のクラッチディスクにおいて、クラ
ッチディスク(1)が外はめ歯を備えたハブ(2)を有
し、このハブの中に内はめ歯を備えたハブ板(4)がか
み合い、このはめ歯(16)は円周方向に一定のあそび
を有し、ハブ板(4)の両側に回転確実に係合され、か
つ離間して保持されるカバープレート(5、6)が配設
され、カバープレート(5)の1つが半径方向外側にク
ラッチフェーシング(8)を備え、ハブ板(4)とカバ
ープレート(5、6)の窓(13、14)のネジ付ばね
(12)が付勢ばねになり、ハブ板(4)とカバープレ
ート(6)との間の軸方向に無負荷ダンパ(15)が配
設され、ハブ板(4)の他方側でハブ板と別のカバープ
レート(5)との間に摩擦板(17;32)およびばね
(30)が配設され、摩擦板(17;32)の領域のカ
バープレート(5)に接触領域(20;36−39)が
形成され、かつハブ板(4)の共通開口部(28)で無
負荷ダンパの回転確実な連動も、摩擦板(17)もしく
は摩擦板(32)の支持部(22)の連動も行われるこ
とを特徴とするクラッチディスク。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19528143 | 1995-08-01 | ||
DE196-14-002-1 | 1996-04-09 | ||
DE19614002A DE19614002C2 (de) | 1995-08-01 | 1996-04-09 | Kupplungsscheibe mit einer Verbundreibscheibe |
DE195-28-143-8 | 1996-04-09 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09105424A true JPH09105424A (ja) | 1997-04-22 |
JP3010428B2 JP3010428B2 (ja) | 2000-02-21 |
Family
ID=26017326
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8202455A Expired - Fee Related JP3010428B2 (ja) | 1995-08-01 | 1996-07-31 | 車両用クラッチディスク |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5771999A (ja) |
JP (1) | JP3010428B2 (ja) |
ES (1) | ES2142200B1 (ja) |
FR (1) | FR2737545B1 (ja) |
GB (1) | GB2303900B (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006144861A (ja) * | 2004-11-17 | 2006-06-08 | Aisin Seiki Co Ltd | クラッチディスク |
Families Citing this family (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6135890A (en) * | 1996-12-11 | 2000-10-24 | Luk Lamellen Und Kupplungsbau Gmbh | Torsional vibration damper |
DE19709343B4 (de) * | 1997-03-07 | 2010-04-08 | Zf Sachs Ag | Torsionsschwingungsdämpfer mit einer Reibvorrichtung |
GB2358233B (en) * | 1997-03-27 | 2001-09-12 | Mannesmann Sachs Ag | Torsional vibration damper |
JPH11303892A (ja) * | 1998-04-17 | 1999-11-02 | Exedy Corp | ダンパーディスク組立体 |
BR9906427A (pt) * | 1998-05-07 | 2000-09-19 | Luk Lamellen & Kupplungsbau | Amortecedor de vibrações torsionais |
US6293383B1 (en) * | 1999-05-04 | 2001-09-25 | Luk Lamellen Und Kupplungsbau Gmbh | Torsion vibration damper |
JP2000002263A (ja) * | 1998-06-16 | 2000-01-07 | Exedy Corp | ブッシュ |
US6270417B1 (en) * | 1998-07-17 | 2001-08-07 | Exedy Corporation | Damper mechanism |
US6637957B2 (en) * | 2000-09-29 | 2003-10-28 | Zih Corp. | Printer with ribbon fold out mechanism and plastic ribbon clutch |
PL211753B1 (pl) * | 2001-01-30 | 2012-06-29 | Lauridsen Group | Zastosowanie koncentratu antygenowo nie-specyficznych immunoglobulin pochodzących z krwi zwierząt i kompozycja farmaceutyczna zawierająca immunoglobuliny |
PL214224B1 (pl) * | 2001-01-30 | 2013-07-31 | Lauridsen Group | Doustna forma koncentratu nie - hiperimmunizowanych nie-specyficznych immunoglobulin oraz suplement diety |
US20030190314A1 (en) * | 2001-01-30 | 2003-10-09 | The Lauridsen Group | Methods and compositions of treatment for modulating the immune system of animals |
US20030103962A1 (en) * | 2001-10-09 | 2003-06-05 | Campbell Joy M. | Methods and compositions for modulating the immune system of animals |
JP4581576B2 (ja) * | 2003-09-29 | 2010-11-17 | アイシン精機株式会社 | トルク変動吸収装置 |
DE102005012861A1 (de) * | 2005-01-26 | 2006-08-03 | Rohs, Ulrich, Dr.-Ing. | Dämpfungseinrichtung, insbesondere für ein Zweimassenschwungrad |
JP4882642B2 (ja) * | 2006-09-29 | 2012-02-22 | アイシン精機株式会社 | トルク変動吸収装置 |
US8414404B2 (en) * | 2009-11-06 | 2013-04-09 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Damper mechanism |
JP7267046B2 (ja) * | 2019-03-15 | 2023-05-01 | 株式会社エクセディ | ダンパ装置 |
WO2021052631A1 (en) * | 2019-09-17 | 2021-03-25 | Eaton Intelligent Power Limited | Variable main damper hysteresis pack |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60211129A (ja) * | 1984-03-17 | 1985-10-23 | フイヒテル・ウント・ザツクス・アクチエンゲゼルシヤフト | クラツチ板 |
Family Cites Families (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2238947A1 (de) * | 1972-08-04 | 1974-02-14 | Fichtel & Sachs Ag | Kupplungsscheibe fuer reibungskupplungen mit drehschwingungsdaempfer fuer grossen winkelausschlag |
DE2610081A1 (de) * | 1976-03-11 | 1977-09-22 | Daimler Benz Ag | Kupplungsscheibe fuer kraftfahrzeug- hauptkupplungen |
US4101015A (en) * | 1976-12-29 | 1978-07-18 | Borg-Warner Corporation | Vibration damper with variable spring rate and damping friction |
FR2386729A1 (fr) * | 1977-04-04 | 1978-11-03 | Ferodo Sa | Dispositif amortisseur de torsion, en particulier friction d'embrayage, notamment pour vehicule automobile |
DE2906675A1 (de) * | 1979-02-21 | 1980-09-04 | Fichtel & Sachs Ag | Kupplungsscheibe |
FR2487032A1 (fr) * | 1980-07-15 | 1982-01-22 | Valeo | Dispositif amortisseur de torsion a deux etages d'amortissement distincts, en particulier pour friction d'embrayage de vehicule automobile |
JPS58180841A (ja) * | 1982-04-16 | 1983-10-22 | Atsugi Motor Parts Co Ltd | クラツチデイスク |
JPS5943721U (ja) * | 1982-09-16 | 1984-03-22 | 株式会社大金製作所 | ダンパ−デイスク |
DE3306281A1 (de) * | 1983-02-23 | 1984-08-23 | Fichtel & Sachs Ag, 8720 Schweinfurt | Torsionsschwingungsdaempfer mit geknickter federkennlinie fuer die reibkrafterzeugung |
DE3345409A1 (de) * | 1983-12-15 | 1985-06-27 | Fichtel & Sachs Ag, 8720 Schweinfurt | Torsions-schwingungsdaempfer mit integriertem vordaempfer |
DE3409829A1 (de) * | 1984-03-17 | 1985-09-26 | Fichtel & Sachs Ag, 8720 Schweinfurt | Kupplungsscheibe fuer eine kraftfahrzeug-reibungskupplung |
FR2574014B1 (fr) * | 1984-12-05 | 1987-02-20 | Valeo | Dispositif amortisseur de torsion, notamment pour disque de friction d'embrayage de vehicule automobile |
DE3537324C2 (de) * | 1985-10-19 | 1995-09-14 | Fichtel & Sachs Ag | Torsionsschwingungsdämpfer |
EP0361458B1 (en) * | 1988-09-29 | 1993-11-18 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Clutch disk assembly |
DE4031762B4 (de) * | 1990-10-06 | 2004-09-30 | Zf Sachs Ag | Kupplungsscheibe mit platzsparendem Leerlaufdämpfer |
DE9017106U1 (de) * | 1990-12-19 | 1991-04-11 | Fichtel & Sachs Ag, 8720 Schweinfurt | Kupplungsscheibe mit zweistufiger Reibeinrichtung |
US5308282A (en) * | 1992-07-15 | 1994-05-03 | Ford Motor Company | Pressure plate for a vibration damper assembly having built in lash |
-
1996
- 1996-07-03 ES ES009601483A patent/ES2142200B1/es not_active Expired - Fee Related
- 1996-07-30 US US08/688,396 patent/US5771999A/en not_active Expired - Fee Related
- 1996-07-30 GB GB9615945A patent/GB2303900B/en not_active Expired - Fee Related
- 1996-07-31 JP JP8202455A patent/JP3010428B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1996-08-01 FR FR9609745A patent/FR2737545B1/fr not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60211129A (ja) * | 1984-03-17 | 1985-10-23 | フイヒテル・ウント・ザツクス・アクチエンゲゼルシヤフト | クラツチ板 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006144861A (ja) * | 2004-11-17 | 2006-06-08 | Aisin Seiki Co Ltd | クラッチディスク |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3010428B2 (ja) | 2000-02-21 |
GB2303900B (en) | 1998-12-16 |
ES2142200A1 (es) | 2000-04-01 |
FR2737545B1 (fr) | 2000-10-06 |
ES2142200B1 (es) | 2000-11-01 |
US5771999A (en) | 1998-06-30 |
GB2303900A (en) | 1997-03-05 |
GB9615945D0 (en) | 1996-09-11 |
FR2737545A1 (fr) | 1997-02-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH09105424A (ja) | 連結摩擦板付きクラッチディスク | |
KR100622785B1 (ko) | 나선형압축스프링 및 비틀림진동댐퍼 | |
US20150316123A1 (en) | Torsional Vibration Damper Assembly | |
US20010032767A1 (en) | Torsional vibration damper | |
GB2329230A (en) | Torsional vibration damper having couplings rolling in sprung recesses. | |
EP0751314B1 (en) | Clutch disc | |
GB2299147A (en) | Clutch disc assembly | |
US5884743A (en) | Clutch plate with centering feature | |
KR20200138230A (ko) | 비틀림 진동 댐퍼, 클러치 디스크, 및 클러치 | |
US5626518A (en) | Torque absorbing device | |
KR100545416B1 (ko) | 토션댐퍼 | |
JPH0874881A (ja) | 摩擦クラッチ用クラッチディスク | |
JP7213887B2 (ja) | メインダンパー及び補足ダンパーを有するねじり減衰装置 | |
KR20010007325A (ko) | 자동차용 이중 질량 댐핑 플라이휠 | |
USRE38655E1 (en) | Torsion vibration damper | |
CN108286586A (zh) | 减震装置 | |
US5816925A (en) | Damper disk assembly, frictional coupling portion and clutch disk assembly | |
US5857914A (en) | Configuration for connecting outer radial portions of disk portions of a damper disk assembly | |
JP7267045B2 (ja) | ダンパ装置 | |
GB2311833A (en) | Torsional vibration damper | |
KR19990071624A (ko) | 회전마찰제동기 | |
US4911278A (en) | Damper disk having axially opposed diaphram sprines | |
US20050026704A1 (en) | Torsional-vibration damper | |
WO2023188786A1 (ja) | ダンパ装置 | |
US11454296B2 (en) | Damper device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |