JPH09101520A - 液晶バックライト装置 - Google Patents
液晶バックライト装置Info
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- JPH09101520A JPH09101520A JP7258753A JP25875395A JPH09101520A JP H09101520 A JPH09101520 A JP H09101520A JP 7258753 A JP7258753 A JP 7258753A JP 25875395 A JP25875395 A JP 25875395A JP H09101520 A JPH09101520 A JP H09101520A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 バックライト装置の正面の光量を確保しなが
ら、見る方向によらずある程度広い視野角で液晶表示面
を見やすくするバックライト装置を得る。 【解決手段】 液晶の背面に配置され液晶を照光する液
晶バックライト装置において、透明な導光板1と、この
導光板の側面の近傍に配置された光源2と、上記導光板
の下面に沿って設けられた平面状の光反射板3と、上記
導光板の上面に沿って設けられ少なくともその上面が梨
地面である透明な拡散板4と、上記拡散板の上面に沿い
且つ上記液晶の背面に位置するように配置される透明な
プラスチックシート10と、を有する。該プラスチック
シートが、光の出射する構造面12と構造面の反対側の
裏面14とを有し、この構造面がピラミッド型の4角錐
を縦横方向(X方向及びY方向)に並べた形状で、裏面
が平滑な面であるように形成されている。
ら、見る方向によらずある程度広い視野角で液晶表示面
を見やすくするバックライト装置を得る。 【解決手段】 液晶の背面に配置され液晶を照光する液
晶バックライト装置において、透明な導光板1と、この
導光板の側面の近傍に配置された光源2と、上記導光板
の下面に沿って設けられた平面状の光反射板3と、上記
導光板の上面に沿って設けられ少なくともその上面が梨
地面である透明な拡散板4と、上記拡散板の上面に沿い
且つ上記液晶の背面に位置するように配置される透明な
プラスチックシート10と、を有する。該プラスチック
シートが、光の出射する構造面12と構造面の反対側の
裏面14とを有し、この構造面がピラミッド型の4角錐
を縦横方向(X方向及びY方向)に並べた形状で、裏面
が平滑な面であるように形成されている。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶バックライト
装置及びそれに用いられるプラスチックシートに関す
る。
装置及びそれに用いられるプラスチックシートに関す
る。
【0002】
【従来の技術】液晶バックライト装置は、液晶表示面に
対する光源の配置によって、エッジ式と直下式に大別さ
れる。エッジ式は表示面の側辺部に線光源で近似される
ランプを配置し、透明性のよい導光体を通して光を導
き、反射板と拡散板を組み合わせて、表示面の輝度の均
一化を図る方式である。エッジ式液晶バックライト装置
は、一般に薄型化が可能であり、ランプ発熱の影響を小
さくできるメリットがあり、液晶用バックライトとして
広く使われているが、光の利用効率が低いという問題が
ある。このような問題点を解消するため、導光体の反射
面をヘアライン処理により乱反射させたもの、導光体の
形状を部分的に変化させたもの、反射面をマット化した
もの、反射面にアルミ蒸着したもの等が提案されてい
る。また、導光体と特殊な光学素子を組み合わせた複合
方式、指向性を絞ることにより高輝度化を達成したタイ
プ等も提案されている。従来の液晶バックライト装置の
一例を図13により説明する。このバックライト装置
は、平板状の透明な導光板1と、この導光板1の一つの
側面の近傍に配置された光源2と、導光板1の下面に沿
って設けられた平板状の光反射板3と、導光板1の上面
に沿って設けられた透明な拡散板4と、この拡散板4の
上面に沿って設けられた透明なプリズムシート5とを有
し、液晶6の背面にこのバックライト装置が配置されて
いる。ここで、拡散板4は、少なくとも光が出射する面
を光を散乱するように梨地仕上げとしてある。ここに、
梨地仕上げとは、表面に機械的又は化学的処理により微
細な凹凸を均一に形成させたつや消し仕上げをいう。ま
た、図14に示すように、プリズムシート5は、構造面
12とその裏面14を有し、構造面12側に断面が3角
形のプリズムを光源2(ランプ)に平行な方向(X方
向)に一定間隔で多数並べた形状に形成されている。
対する光源の配置によって、エッジ式と直下式に大別さ
れる。エッジ式は表示面の側辺部に線光源で近似される
ランプを配置し、透明性のよい導光体を通して光を導
き、反射板と拡散板を組み合わせて、表示面の輝度の均
一化を図る方式である。エッジ式液晶バックライト装置
は、一般に薄型化が可能であり、ランプ発熱の影響を小
さくできるメリットがあり、液晶用バックライトとして
広く使われているが、光の利用効率が低いという問題が
ある。このような問題点を解消するため、導光体の反射
面をヘアライン処理により乱反射させたもの、導光体の
形状を部分的に変化させたもの、反射面をマット化した
もの、反射面にアルミ蒸着したもの等が提案されてい
る。また、導光体と特殊な光学素子を組み合わせた複合
方式、指向性を絞ることにより高輝度化を達成したタイ
プ等も提案されている。従来の液晶バックライト装置の
一例を図13により説明する。このバックライト装置
は、平板状の透明な導光板1と、この導光板1の一つの
側面の近傍に配置された光源2と、導光板1の下面に沿
って設けられた平板状の光反射板3と、導光板1の上面
に沿って設けられた透明な拡散板4と、この拡散板4の
上面に沿って設けられた透明なプリズムシート5とを有
し、液晶6の背面にこのバックライト装置が配置されて
いる。ここで、拡散板4は、少なくとも光が出射する面
を光を散乱するように梨地仕上げとしてある。ここに、
梨地仕上げとは、表面に機械的又は化学的処理により微
細な凹凸を均一に形成させたつや消し仕上げをいう。ま
た、図14に示すように、プリズムシート5は、構造面
12とその裏面14を有し、構造面12側に断面が3角
形のプリズムを光源2(ランプ)に平行な方向(X方
向)に一定間隔で多数並べた形状に形成されている。
【0003】この従来の液晶バックライト装置によれ
ば、光源2から導光板1にその側面から入射した光は、
導光板1の上面から出て、拡散板4で拡散され、さらに
プリズムシート5で方向を変えられ、正面に出る光量が
増加して放射される。拡散板4は指向性のある光を拡散
してその上面から出射させる機能を有し、プリズムシー
ト5は光を法線方向に集束させて正面の輝度を上げる機
能を有する。そのため、拡散板4及びプリズムシート5
の双方が必要である。図15は、プリズムシート5にそ
の裏面14から入射角φ1で入射した光L1及び入射ψ
1で入射した光L2が屈折を受けて、入射するときの角
度より法線に近い角度でプリズムシートの構造面12か
ら放射され、法線方向に集束させられる原理を示すもの
である。
ば、光源2から導光板1にその側面から入射した光は、
導光板1の上面から出て、拡散板4で拡散され、さらに
プリズムシート5で方向を変えられ、正面に出る光量が
増加して放射される。拡散板4は指向性のある光を拡散
してその上面から出射させる機能を有し、プリズムシー
ト5は光を法線方向に集束させて正面の輝度を上げる機
能を有する。そのため、拡散板4及びプリズムシート5
の双方が必要である。図15は、プリズムシート5にそ
の裏面14から入射角φ1で入射した光L1及び入射ψ
1で入射した光L2が屈折を受けて、入射するときの角
度より法線に近い角度でプリズムシートの構造面12か
ら放射され、法線方向に集束させられる原理を示すもの
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来の液晶バック
ライト装置によれば、拡散板4とプリズムシート5とを
使用することにより、YZ平面内においては正面(Z方
向)から出る光が多く、またZ方向から光源2に直角な
方向であって導光板1の中を光が進行する方向(Y方
向)についてはある角度範囲で比較的高い輝度が得られ
る。従ってYZ平面内でその視野角は比較的広い。しか
し、導光板1の中を光が進行する方向と直角な方向(Y
方向と直角)をX方向とすると、XZ平面内における光
の発散方向について見るとその視野角はYZ平面内にお
ける視野角より狭く、そのためZ軸からX軸方向に傾い
た位置からは液晶が見えにくいという問題があった。そ
のため、カーナビゲーション装置等では液晶表示面をそ
の正面からだけでなく傾いた位置から見ることが多いの
で、正面の光量を確保しながら、YZ平面内におけるZ
軸からY方向に傾いた方向の視野角(以下、「Y方向の
視野角」という)だけでなくXZ平面内におけるZ軸か
らX方向に傾いた方向の視野角(以下、「X方向の視野
角」という)をも拡げ、見る方向によらずある程度広い
視野角で液晶表示面を見やすくする液晶バックライト装
置が求められていた。
ライト装置によれば、拡散板4とプリズムシート5とを
使用することにより、YZ平面内においては正面(Z方
向)から出る光が多く、またZ方向から光源2に直角な
方向であって導光板1の中を光が進行する方向(Y方
向)についてはある角度範囲で比較的高い輝度が得られ
る。従ってYZ平面内でその視野角は比較的広い。しか
し、導光板1の中を光が進行する方向と直角な方向(Y
方向と直角)をX方向とすると、XZ平面内における光
の発散方向について見るとその視野角はYZ平面内にお
ける視野角より狭く、そのためZ軸からX軸方向に傾い
た位置からは液晶が見えにくいという問題があった。そ
のため、カーナビゲーション装置等では液晶表示面をそ
の正面からだけでなく傾いた位置から見ることが多いの
で、正面の光量を確保しながら、YZ平面内におけるZ
軸からY方向に傾いた方向の視野角(以下、「Y方向の
視野角」という)だけでなくXZ平面内におけるZ軸か
らX方向に傾いた方向の視野角(以下、「X方向の視野
角」という)をも拡げ、見る方向によらずある程度広い
視野角で液晶表示面を見やすくする液晶バックライト装
置が求められていた。
【0005】この課題を解決するため、プリズムシート
をプリズムの方向を変えて2枚重ね合わせる構成が提案
されている(特公平1-37801 号公報、特開昭63-318003
号公報)。この公報に示されたものにおいては、光の指
向性は改善されるが、プリズムシートを2枚用いるので
光の損失が多く、装置が厚くなり、また価格も高価にな
るという問題があった。そこで、本発明は、簡単な構成
により、YZ平面内におけるY方向の視野角だけでなく
XZ平面内におけるZ軸方向の視野角も拡げ、見る方向
によらずある程度広い視野角で液晶表示面を見ることが
できる液晶バックライト装置を提供することを目的とし
ている。また、本発明は、このような液晶バックライト
装置に用いられるプラスチックシートを提供することを
目的としている。
をプリズムの方向を変えて2枚重ね合わせる構成が提案
されている(特公平1-37801 号公報、特開昭63-318003
号公報)。この公報に示されたものにおいては、光の指
向性は改善されるが、プリズムシートを2枚用いるので
光の損失が多く、装置が厚くなり、また価格も高価にな
るという問題があった。そこで、本発明は、簡単な構成
により、YZ平面内におけるY方向の視野角だけでなく
XZ平面内におけるZ軸方向の視野角も拡げ、見る方向
によらずある程度広い視野角で液晶表示面を見ることが
できる液晶バックライト装置を提供することを目的とし
ている。また、本発明は、このような液晶バックライト
装置に用いられるプラスチックシートを提供することを
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明は、液晶の背面に配置され液晶を照光する液晶バ
ックライト装置において、透明な導光板と、この導光板
の側面の近傍に配置された光源と、上記導光板の下面に
沿って設けられた平面状の光反射板と、上記導光板の上
面に沿って設けられ少なくともその上面が梨地面である
透明な拡散板と、上記拡散板の上面に沿い且つ上記液晶
の背面に位置するように配置される透明なプラスチック
シートと、を有し、上記プラスチックシートが、光の出
射する構造面とこの構造面の反対側の裏面とを有し、こ
の構造面がピラミッド型の4角錐を縦横方向(X方向及
びY方向)に並べた形状で且つ上記裏面が平滑な面であ
るように形成されていることを特徴としている。また、
本発明は、液晶の背面に配置され液晶を照光する液晶バ
ックライト装置において、上面が梨地面である透明な導
光板と、この導光板の側面の近傍に配置された光源と、
上記導光板の下面に沿って設けられた平面状の光反射板
と、上記導光板の上面に沿い且つ上記液晶の背面に位置
するように配置される透明なプラスチックシートと、を
有し、上記プラスチックシートが、光の出射する構造面
とこの構造面の反対側の裏面とを有し、この構造面がピ
ラミッド型の4角錐を縦横方向(X方向及びY方向)に
並べた形状で且つ上記裏面が平滑な面であるように形成
されていることを特徴としている。
本発明は、液晶の背面に配置され液晶を照光する液晶バ
ックライト装置において、透明な導光板と、この導光板
の側面の近傍に配置された光源と、上記導光板の下面に
沿って設けられた平面状の光反射板と、上記導光板の上
面に沿って設けられ少なくともその上面が梨地面である
透明な拡散板と、上記拡散板の上面に沿い且つ上記液晶
の背面に位置するように配置される透明なプラスチック
シートと、を有し、上記プラスチックシートが、光の出
射する構造面とこの構造面の反対側の裏面とを有し、こ
の構造面がピラミッド型の4角錐を縦横方向(X方向及
びY方向)に並べた形状で且つ上記裏面が平滑な面であ
るように形成されていることを特徴としている。また、
本発明は、液晶の背面に配置され液晶を照光する液晶バ
ックライト装置において、上面が梨地面である透明な導
光板と、この導光板の側面の近傍に配置された光源と、
上記導光板の下面に沿って設けられた平面状の光反射板
と、上記導光板の上面に沿い且つ上記液晶の背面に位置
するように配置される透明なプラスチックシートと、を
有し、上記プラスチックシートが、光の出射する構造面
とこの構造面の反対側の裏面とを有し、この構造面がピ
ラミッド型の4角錐を縦横方向(X方向及びY方向)に
並べた形状で且つ上記裏面が平滑な面であるように形成
されていることを特徴としている。
【0007】また、本発明は、液晶の背面に配置され液
晶を照光する液晶バックライト装置に使用されるプラス
チックシートにおいて、光の出射する構造面とこの構造
面の反対側の裏面とを有し、この構造面がピラミッド型
の4角錐を縦横方向(X方向及びY方向)に並べた形状
で且つ上記裏面が平滑な面であるように形成されている
ことを特徴としている。また本発明のおいて、上記プラ
スチックシートの厚さは、0.1mm から0.5mm の範囲であ
ることが好ましい。また本発明において、上記プラスチ
ックシートの構造面に形成されたピラミッド型の4角錐
の間隔は、肉眼で見えない程度に小さくする、即ち縦横
方向(X方向及びY方向)とも0.01mmから0.2mm の範囲
であることが好ましい。また本発明において、上記プラ
スチックシートの4角錐の頂点を通り底面に直角な断面
において、断面の2辺のなす角度は、80度から100
度の範囲であることが好ましい。また、本発明におい
て、上記プラスチックシートの材質は、アクリル樹脂で
あることが好ましい。
晶を照光する液晶バックライト装置に使用されるプラス
チックシートにおいて、光の出射する構造面とこの構造
面の反対側の裏面とを有し、この構造面がピラミッド型
の4角錐を縦横方向(X方向及びY方向)に並べた形状
で且つ上記裏面が平滑な面であるように形成されている
ことを特徴としている。また本発明のおいて、上記プラ
スチックシートの厚さは、0.1mm から0.5mm の範囲であ
ることが好ましい。また本発明において、上記プラスチ
ックシートの構造面に形成されたピラミッド型の4角錐
の間隔は、肉眼で見えない程度に小さくする、即ち縦横
方向(X方向及びY方向)とも0.01mmから0.2mm の範囲
であることが好ましい。また本発明において、上記プラ
スチックシートの4角錐の頂点を通り底面に直角な断面
において、断面の2辺のなす角度は、80度から100
度の範囲であることが好ましい。また、本発明におい
て、上記プラスチックシートの材質は、アクリル樹脂で
あることが好ましい。
【0008】また、本発明において、上記4角錐の頂点
部に半径が前記4角錐の高さの4分の1以下の丸みをつ
けることが好ましい。
部に半径が前記4角錐の高さの4分の1以下の丸みをつ
けることが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態及び実施例】以下、図面を参照しな
がら本発明の実施の形態及び実施例を説明する。図1は
本発明の一実施例を示す全体斜視図、図2は図1のII−
II線に沿う端側面図、図3は図1のIII −III 線に沿う
端側面図である。これらの図1乃至図3に示すように、
液晶バックライト装置は、透明な平板状の導光板1と、
この導光板1の一側面の近傍に配置された光源2と、導
光板1の下面に沿って設けられた平板状の光反射板3
と、導光板1の上面に沿って設けられた透明な拡散板4
と、この拡散板4の上面に沿って設けられた透明なプラ
スチックシートであるプリズムシート10を備えてい
る。また、6は液晶であり、この液晶6の背面にこのプ
リズムシート10が配置される。また、光源の側方で
は、光反射板3の一部が曲げられて光源2を囲むように
屈曲部3aが設けられ、光源2から放射する光を反射し
出来るだけ多く導光板1に入射するようになっている。
また、導光板1の下面には、サンドブラスト(ホーニン
グ)により形成された光散乱部1aが設けられている。
この光散乱部1aは、光源から遠ざかるほど光散乱が大
きくなるように形成されている。拡散板4は、その上面
表面が光を拡散するように梨地面となっている。
がら本発明の実施の形態及び実施例を説明する。図1は
本発明の一実施例を示す全体斜視図、図2は図1のII−
II線に沿う端側面図、図3は図1のIII −III 線に沿う
端側面図である。これらの図1乃至図3に示すように、
液晶バックライト装置は、透明な平板状の導光板1と、
この導光板1の一側面の近傍に配置された光源2と、導
光板1の下面に沿って設けられた平板状の光反射板3
と、導光板1の上面に沿って設けられた透明な拡散板4
と、この拡散板4の上面に沿って設けられた透明なプラ
スチックシートであるプリズムシート10を備えてい
る。また、6は液晶であり、この液晶6の背面にこのプ
リズムシート10が配置される。また、光源の側方で
は、光反射板3の一部が曲げられて光源2を囲むように
屈曲部3aが設けられ、光源2から放射する光を反射し
出来るだけ多く導光板1に入射するようになっている。
また、導光板1の下面には、サンドブラスト(ホーニン
グ)により形成された光散乱部1aが設けられている。
この光散乱部1aは、光源から遠ざかるほど光散乱が大
きくなるように形成されている。拡散板4は、その上面
表面が光を拡散するように梨地面となっている。
【0010】なお、本発明においては、上述した拡散板
4を省略するようにしてもよい。ただし、この場合に
は、導光板1の上面が光を拡散するように梨地面とな
る。次に、図4乃至図6により、上記プリズムシート1
0を詳細に説明する。ここで、図4はプリズムシートを
構造面の方向から見た斜視図、図5はプリズムシートを
構造面の方向から見た平面図、図6は図4のVI−VI線に
沿う断面図である。これらの図4乃至図6に示すよう
に、本実施例ではプリズムシート10は透明なプラスチ
ックシートでできていて、構造面12と裏面14を有
し、構造面12は微小なピラミッド型の4角錐プリズム
16をX方向及びY方向の両方向に並べて配置した形状
である。それぞれの4角錐プリズム16は、4本の稜線
17と4つの3角形の面18からなる。4角錐プリズム
16の頂点を通るVI−VI線に沿った断面(図6)を見る
と、4角錐プリズム16の断面の2辺20のなす角度α
はほぼ90°である。断面の2辺20が、それぞれ裏面
14に対してなす角度βは約45°である。構造面12
に形成された4角錐プリズム16の間隔(ピッチp)は
X方向及びY方向とも約50μである。プリズムシート
10の裏面14は、ほぼ平滑である。プリズムシート1
0の厚さtは、約200μである。
4を省略するようにしてもよい。ただし、この場合に
は、導光板1の上面が光を拡散するように梨地面とな
る。次に、図4乃至図6により、上記プリズムシート1
0を詳細に説明する。ここで、図4はプリズムシートを
構造面の方向から見た斜視図、図5はプリズムシートを
構造面の方向から見た平面図、図6は図4のVI−VI線に
沿う断面図である。これらの図4乃至図6に示すよう
に、本実施例ではプリズムシート10は透明なプラスチ
ックシートでできていて、構造面12と裏面14を有
し、構造面12は微小なピラミッド型の4角錐プリズム
16をX方向及びY方向の両方向に並べて配置した形状
である。それぞれの4角錐プリズム16は、4本の稜線
17と4つの3角形の面18からなる。4角錐プリズム
16の頂点を通るVI−VI線に沿った断面(図6)を見る
と、4角錐プリズム16の断面の2辺20のなす角度α
はほぼ90°である。断面の2辺20が、それぞれ裏面
14に対してなす角度βは約45°である。構造面12
に形成された4角錐プリズム16の間隔(ピッチp)は
X方向及びY方向とも約50μである。プリズムシート
10の裏面14は、ほぼ平滑である。プリズムシート1
0の厚さtは、約200μである。
【0011】次に、図7乃至図11により、本発明の実
施例による液晶バックライト装置と従来の装置との輝度
特性の相違点について説明する。先ず、従来のプリズム
シート5を使用した液晶バックライト装置における輝度
特性を説明する。ここで、輝度は、輝度計30(図2参
照)により液晶バックライト装置の法線方向及び傾いた
位置から測定される。図7は、従来のプリズムシート5
を使用した液晶バックライト装置(図13参照)の輝度
特性即ち方向と輝度の関係を示した線図である。ここ
で、図7の横軸はZY平面内における方向を示し、Z方
向を0°として、Z方向(照光装置の正面)に対してな
す角度θ(図5中時計方向を+、反時計方向を−とす
る。以下、同じ)で示す。また、図8は、図13に示す
従来の液晶バックライト装置においてプリズムシート1
0を取り除き、拡散板4を使用する場合の輝度特性を示
した線図である。さらに、図9に、図13に示す従来の
液晶バックライト装置においてプリズムシート5及び拡
散板4を取り除いた場合の輝度特性を示す線図である。
これらの図7乃至図9から明らかなように、従来のプリ
ズムシート5を使用した液晶バックライト装置では、図
9に示すように、導光板のみの場合では角度θの+側で
輝度が高く、正面の輝度は高くない。図8に示すよう
に、拡散板4を使用する場合は、図7の場合より正面の
輝度が上がるがまだ十分ではない。図7に示すように、
拡散板4及びプリズムシート5を使用することによって
はじめて放射光を液晶の法線方向に集束し、正面の輝度
を高くすることができる。そして、図13に示す従来の
プリズムシート5を使用した液晶バックライト装置では
YZ平面内では光は主としてZ方向に放射され、正面輝
度の値も高く、角度θが40°程度でも約1000(cd/m2)
の輝度が得られる。従って、このようにYZ平面内では
光の放射方向は比較的よく、視野角はある程度の広さが
得られる。ここで仮に、約1000(cd/m2) の輝度が得られ
る角度範囲を視野角とすると、視野角は片側について約
40°である。
施例による液晶バックライト装置と従来の装置との輝度
特性の相違点について説明する。先ず、従来のプリズム
シート5を使用した液晶バックライト装置における輝度
特性を説明する。ここで、輝度は、輝度計30(図2参
照)により液晶バックライト装置の法線方向及び傾いた
位置から測定される。図7は、従来のプリズムシート5
を使用した液晶バックライト装置(図13参照)の輝度
特性即ち方向と輝度の関係を示した線図である。ここ
で、図7の横軸はZY平面内における方向を示し、Z方
向を0°として、Z方向(照光装置の正面)に対してな
す角度θ(図5中時計方向を+、反時計方向を−とす
る。以下、同じ)で示す。また、図8は、図13に示す
従来の液晶バックライト装置においてプリズムシート1
0を取り除き、拡散板4を使用する場合の輝度特性を示
した線図である。さらに、図9に、図13に示す従来の
液晶バックライト装置においてプリズムシート5及び拡
散板4を取り除いた場合の輝度特性を示す線図である。
これらの図7乃至図9から明らかなように、従来のプリ
ズムシート5を使用した液晶バックライト装置では、図
9に示すように、導光板のみの場合では角度θの+側で
輝度が高く、正面の輝度は高くない。図8に示すよう
に、拡散板4を使用する場合は、図7の場合より正面の
輝度が上がるがまだ十分ではない。図7に示すように、
拡散板4及びプリズムシート5を使用することによって
はじめて放射光を液晶の法線方向に集束し、正面の輝度
を高くすることができる。そして、図13に示す従来の
プリズムシート5を使用した液晶バックライト装置では
YZ平面内では光は主としてZ方向に放射され、正面輝
度の値も高く、角度θが40°程度でも約1000(cd/m2)
の輝度が得られる。従って、このようにYZ平面内では
光の放射方向は比較的よく、視野角はある程度の広さが
得られる。ここで仮に、約1000(cd/m2) の輝度が得られ
る角度範囲を視野角とすると、視野角は片側について約
40°である。
【0012】次に、従来のプリズムシート5と本発明の
プリズムシート10を使用した液晶バックライトのYZ
平面及びこれと直交するXZ平面内で光の放射方向につ
いて比較する。先ず、YZ平面内の光の放射方向を比較
する。図10は、YZ平面内での輝度特性即ち方向と輝
度の関係を示す線図である。この図10において、曲線
Bは従来のプリズムシート5を使用した場合の照光装置
の輝度特性を示し、曲線Aは、本発明のプリズムシート
10を使用した場合の輝度特性を示している。この図1
0から明らかなように、従来のプリズムシート5を使用
したもの(曲線B)においては、前述したように法線方
向で十分な光量が得られ、ある程度の角度まで比較的高
い輝度が得られる。本発明のプリズムシート10を使用
したもの(曲線A)においては、全体的に従来のものよ
り輝度は少し落ちるが、実用上は問題ないレベルであ
る。次に、YZ平面と直交するXZ平面内で光の放射方
向を比較する。図3に示すように、輝度計30により液
晶バックライト装置の法線方向及びX方向に傾いた位置
から輝度を測定する。図11は、XZ平面内での輝度特
性即ち方向と輝度の関係を示す線図である。この図11
の横軸はXZ平面内における方向を示し、Z方向を0°
として、Z方向に対してなす角度をδ(図6中時計方向
を+、反時計方向を−とする。以下、同じ)で示す。図
11において、曲線Bは従来のプリズムシート5を使用
した場合の液晶バックライト装置の輝度特性を示し、曲
線Bは本発明のプリズムシート10を使用した液晶バッ
クライト装置における輝度特性を示す。この図11から
明らかなように、従来のプリズムシート5を使用した場
合はXZ平面内でZ方向に対してなす角度δが30°以
下では比較的輝度が高いが、角度がそれ以上では急激に
輝度が落ち、δが40°で輝度は0に近くなる。即ちX
方向の視野角は片側について約30°である。これに対
して、本発明のプリズムシート10を使用した場合XZ
平面内でZ方向に対してなす角度δが30°以下では従
来のプリズムシート5を使用した場合と同様比較的輝度
が高く、角度が30°以上でも輝度は急激には落ちずδ
が大きくなるにつれて緩やかに低下する。角度δが45
°でも約1000(cd/m2) の輝度が得られる。即ちX方向の
視野角は約45°である。従って、本発明のプリズムシ
ート10を使用すると、従来のプリズムシート5を使用
した場合と比較してX方向に広い視野角が得られた。
プリズムシート10を使用した液晶バックライトのYZ
平面及びこれと直交するXZ平面内で光の放射方向につ
いて比較する。先ず、YZ平面内の光の放射方向を比較
する。図10は、YZ平面内での輝度特性即ち方向と輝
度の関係を示す線図である。この図10において、曲線
Bは従来のプリズムシート5を使用した場合の照光装置
の輝度特性を示し、曲線Aは、本発明のプリズムシート
10を使用した場合の輝度特性を示している。この図1
0から明らかなように、従来のプリズムシート5を使用
したもの(曲線B)においては、前述したように法線方
向で十分な光量が得られ、ある程度の角度まで比較的高
い輝度が得られる。本発明のプリズムシート10を使用
したもの(曲線A)においては、全体的に従来のものよ
り輝度は少し落ちるが、実用上は問題ないレベルであ
る。次に、YZ平面と直交するXZ平面内で光の放射方
向を比較する。図3に示すように、輝度計30により液
晶バックライト装置の法線方向及びX方向に傾いた位置
から輝度を測定する。図11は、XZ平面内での輝度特
性即ち方向と輝度の関係を示す線図である。この図11
の横軸はXZ平面内における方向を示し、Z方向を0°
として、Z方向に対してなす角度をδ(図6中時計方向
を+、反時計方向を−とする。以下、同じ)で示す。図
11において、曲線Bは従来のプリズムシート5を使用
した場合の液晶バックライト装置の輝度特性を示し、曲
線Bは本発明のプリズムシート10を使用した液晶バッ
クライト装置における輝度特性を示す。この図11から
明らかなように、従来のプリズムシート5を使用した場
合はXZ平面内でZ方向に対してなす角度δが30°以
下では比較的輝度が高いが、角度がそれ以上では急激に
輝度が落ち、δが40°で輝度は0に近くなる。即ちX
方向の視野角は片側について約30°である。これに対
して、本発明のプリズムシート10を使用した場合XZ
平面内でZ方向に対してなす角度δが30°以下では従
来のプリズムシート5を使用した場合と同様比較的輝度
が高く、角度が30°以上でも輝度は急激には落ちずδ
が大きくなるにつれて緩やかに低下する。角度δが45
°でも約1000(cd/m2) の輝度が得られる。即ちX方向の
視野角は約45°である。従って、本発明のプリズムシ
ート10を使用すると、従来のプリズムシート5を使用
した場合と比較してX方向に広い視野角が得られた。
【0013】以上述べたように、本実施例ではYZ平面
とXZ平面内で光を正面方向に集束するとともに、ある
程度の角度範囲で高い輝度を得ることができ、従来の見
る方向により視野角が異なると言う欠点を解消し、見る
方向によらず広い視野角を得ることができる。本実施例
に述べたプリズムシートは、多数の4角錐の逆パターン
を形成した金型を用い、アクリル樹脂に熱プレスにより
パターンを転写して4角錐の形状を作成した。本実施例
では、4角錐の頂点を通るVI−VI線に沿った断面でプリ
ズム16の断面の2辺がプリズムシートの裏面となす角
度βを約45度としたが、断面の2辺のうち1辺が裏面
となす角度を45度から他の角度に変え、又は断面の2
辺の両方が裏面となす角度βを45度から他の角度に変
えることができ、従って2辺のなす角度αを90度から
他の角度に変えることができる。本発明の効果を得るた
めには、断面の2辺のなす角度αは80度から100度
の範囲であることが好ましい。本実施例では、プリズム
シート10の4角錐を4本の稜線と4つの3角形の面か
ら構成したが、図12に断面を示すように、4角錐の頂
点部に半径rの丸みをつけることもできる。この場合、
プリズムシートの正面方向に光を集束させるという機能
を損なわないようにするため、半径rは4角錐の高さの
4分の1以下とするのが好ましい。
とXZ平面内で光を正面方向に集束するとともに、ある
程度の角度範囲で高い輝度を得ることができ、従来の見
る方向により視野角が異なると言う欠点を解消し、見る
方向によらず広い視野角を得ることができる。本実施例
に述べたプリズムシートは、多数の4角錐の逆パターン
を形成した金型を用い、アクリル樹脂に熱プレスにより
パターンを転写して4角錐の形状を作成した。本実施例
では、4角錐の頂点を通るVI−VI線に沿った断面でプリ
ズム16の断面の2辺がプリズムシートの裏面となす角
度βを約45度としたが、断面の2辺のうち1辺が裏面
となす角度を45度から他の角度に変え、又は断面の2
辺の両方が裏面となす角度βを45度から他の角度に変
えることができ、従って2辺のなす角度αを90度から
他の角度に変えることができる。本発明の効果を得るた
めには、断面の2辺のなす角度αは80度から100度
の範囲であることが好ましい。本実施例では、プリズム
シート10の4角錐を4本の稜線と4つの3角形の面か
ら構成したが、図12に断面を示すように、4角錐の頂
点部に半径rの丸みをつけることもできる。この場合、
プリズムシートの正面方向に光を集束させるという機能
を損なわないようにするため、半径rは4角錐の高さの
4分の1以下とするのが好ましい。
【0014】本実施例では、PETフィルム上に可視光
線の透過率が最大のアクリル系樹脂でプリズムシートを
形成した(屈折率は1.49、臨界角は42°)が、プリ
ズムシート10の素材はこれに限定されるものではな
く、透明なプラスチック材料であれば使用することがで
きる。本発明のプリズムシートに適した材料は、PE
T、アクリルの他にポリカーボネート、スチレン、ポリ
プロピレン、ポリウレタン、ポリスチレン等である。本
発明に使用する導光板、拡散板もまた透明なプラスチッ
ク材料で形成する必要がある。本実施例では、プリズム
シート10を成形するのに熱プレスによりパターンを転
写したが、プリズムシート10の成形方法はこれに限ら
ず、コンプレッション成形又は射出成形等の公知のプラ
スチック成形技術により成形することができる。
線の透過率が最大のアクリル系樹脂でプリズムシートを
形成した(屈折率は1.49、臨界角は42°)が、プリ
ズムシート10の素材はこれに限定されるものではな
く、透明なプラスチック材料であれば使用することがで
きる。本発明のプリズムシートに適した材料は、PE
T、アクリルの他にポリカーボネート、スチレン、ポリ
プロピレン、ポリウレタン、ポリスチレン等である。本
発明に使用する導光板、拡散板もまた透明なプラスチッ
ク材料で形成する必要がある。本実施例では、プリズム
シート10を成形するのに熱プレスによりパターンを転
写したが、プリズムシート10の成形方法はこれに限ら
ず、コンプレッション成形又は射出成形等の公知のプラ
スチック成形技術により成形することができる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の液晶バッ
クライト装置によれば、液晶を見る方向によらず液晶の
視野角が広がり、液晶が見やすくなるという効果が得ら
れる。
クライト装置によれば、液晶を見る方向によらず液晶の
視野角が広がり、液晶が見やすくなるという効果が得ら
れる。
【図1】本発明の実施例のプリズムシート5を使用した
バックライト装置の斜視図
バックライト装置の斜視図
【図2】図1のII−II線に沿った端側面図
【図3】図1のIII −III 線に沿った端側面図
【図4】本発明の実施例1のプリズムシートを構造面の
方向から見た斜視図
方向から見た斜視図
【図5】図1のプリズムシートの上面図
【図6】図1のプリズムシートのVI−VI線に沿った断面
図
図
【図7】従来のプリズムシート5を使用したバックライ
ト装置のYZ平面内での輝度特性
ト装置のYZ平面内での輝度特性
【図8】バックライト装置の従来のプリズムシート5を
取り除いた場合の輝度特性
取り除いた場合の輝度特性
【図9】バックライト装置の従来のプリズムシート5及
び拡散板4を取り除いた場合の輝度特性
び拡散板4を取り除いた場合の輝度特性
【図10】本発明の実施例のプリズムシート10と従来
のプリズムシート5を使用したバックライト装置のYZ
平面内での輝度特性
のプリズムシート5を使用したバックライト装置のYZ
平面内での輝度特性
【図11】本発明の実施例のプリズムシート10と従来
のプリズムシート5を使用したバックライト装置のXZ
平面内での輝度特性
のプリズムシート5を使用したバックライト装置のXZ
平面内での輝度特性
【図12】本発明のプリズムシートの他の実施例
【図13】従来のプリズムシート5を使用したバックラ
イト装置の斜視図
イト装置の斜視図
【図14】従来のプリズムシート5の拡大斜視図
【図15】従来のプリズムシート5の断面図
1・・導光板 2・・光源 3・・反射板 4・・拡散板 5・・プリズムシート 6・・液晶 10・・プラスチックシート(プリズムシート) 12・・構造面 14・・裏面 16・・4角錐プリズム 20・・断面の2辺
Claims (7)
- 【請求項1】 液晶の背面に配置され液晶を照光する液
晶バックライト装置において、 透明な導光板と、この導光板の側面の近傍に配置された
光源と、上記導光板の下面に沿って設けられた平面状の
光反射板と、上記導光板の上面に沿って設けられ少なく
ともその上面が梨地面である透明な拡散板と、上記拡散
板の上面に沿い且つ上記液晶の背面に位置するように配
置される透明なプラスチックシートと、を有し、 上記プラスチックシートが、光の出射する構造面とこの
構造面の反対側の裏面とを有し、この構造面がピラミッ
ド型の4角錐を縦横方向(X方向及びY方向)に並べた
形状で且つ上記裏面が平滑な面であるように形成されて
いることを特徴とする液晶バックライト装置。 - 【請求項2】 液晶の背面に配置され液晶を照光する液
晶バックライト装置において、 上面が梨地面である透明な導光板と、この導光板の側面
の近傍に配置された光源と、上記導光板の下面に沿って
設けられた平面状の光反射板と、上記導光板の上面に沿
い且つ上記液晶の背面に位置するように配置される透明
なプラスチックシートと、を有し、 上記プラスチックシートが、光の出射する構造面とこの
構造面の反対側の裏面とを有し、この構造面がピラミッ
ド型の4角錐を縦横方向(X方向及びY方向)に並べた
形状で且つ上記裏面が平滑な面であるように形成されて
いることを特徴とする液晶バックライト装置。 - 【請求項3】 液晶の背面に配置され液晶を照光する液
晶バックライト装置に使用されるプラスチックシートに
おいて、 光の出射する構造面とこの構造面の反対側の裏面とを有
し、この構造面がピラミッド型の4角錐を縦横方向(X
方向及びY方向)に並べた形状で且つ上記裏面が平滑な
面であるように形成されていることを特徴とするプラス
チックシート。 - 【請求項4】 上記プラスチックシートの厚さは、0.1m
m から0.5mm の範囲であることを特徴とする請求項3記
載のプラスチックシート。 - 【請求項5】 上記プラスチックシートの構造面に形成
された上記4角錐の間隔は、縦横方向(X方向及びY方
向)とも0.01mmから0.2mm の範囲であることを特徴とす
る請求項3記載のプラスチックシート。 - 【請求項6】 上記プラスチックシートの上記4角錐の
頂点を通り上記底面に直角な断面において、上記4角錐
の断面の2辺のなす角度は、80度から100度の範囲
であることを特徴とする請求項3記載のプラスチックシ
ート。 - 【請求項7】 上記4角錐の頂点部に半径が上記4角錐
の高さの4分の1以下の丸みをつけたことを特徴とする
請求項3記載のプラスチックシート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7258753A JPH09101520A (ja) | 1995-10-05 | 1995-10-05 | 液晶バックライト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7258753A JPH09101520A (ja) | 1995-10-05 | 1995-10-05 | 液晶バックライト装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09101520A true JPH09101520A (ja) | 1997-04-15 |
Family
ID=17324619
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7258753A Pending JPH09101520A (ja) | 1995-10-05 | 1995-10-05 | 液晶バックライト装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09101520A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20000024139A (ko) * | 2000-01-25 | 2000-05-06 | 윤효철 | 백라이트 장치 |
WO2004053538A3 (en) * | 2002-12-06 | 2004-09-30 | Gen Electric | Brightness enhancement film with improved view angle |
JP2005043681A (ja) * | 2003-07-22 | 2005-02-17 | Canon Inc | 投射型表示装置 |
WO2009104793A1 (ja) * | 2008-02-21 | 2009-08-27 | シャープ株式会社 | 導光体、バックライトシステムおよび携帯端末 |
JP2010153203A (ja) * | 2008-12-25 | 2010-07-08 | Toppan Printing Co Ltd | 面光源装置、バックライトユニット、およびディスプレイ装置 |
JP5758881B2 (ja) * | 2010-03-29 | 2015-08-05 | 株式会社きもと | ニュートンリング防止シート、その製造方法及びタッチパネル |
-
1995
- 1995-10-05 JP JP7258753A patent/JPH09101520A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20000024139A (ko) * | 2000-01-25 | 2000-05-06 | 윤효철 | 백라이트 장치 |
WO2004053538A3 (en) * | 2002-12-06 | 2004-09-30 | Gen Electric | Brightness enhancement film with improved view angle |
US7125131B2 (en) | 2002-12-06 | 2006-10-24 | General Electric Company | Brightness enhancement film with improved view angle |
CN100397113C (zh) * | 2002-12-06 | 2008-06-25 | 通用电气公司 | 具有改善的视角的增亮膜 |
JP2005043681A (ja) * | 2003-07-22 | 2005-02-17 | Canon Inc | 投射型表示装置 |
WO2009104793A1 (ja) * | 2008-02-21 | 2009-08-27 | シャープ株式会社 | 導光体、バックライトシステムおよび携帯端末 |
JPWO2009104793A1 (ja) * | 2008-02-21 | 2011-06-23 | シャープ株式会社 | 導光体、バックライトシステムおよび携帯端末 |
JP2010153203A (ja) * | 2008-12-25 | 2010-07-08 | Toppan Printing Co Ltd | 面光源装置、バックライトユニット、およびディスプレイ装置 |
JP5758881B2 (ja) * | 2010-03-29 | 2015-08-05 | 株式会社きもと | ニュートンリング防止シート、その製造方法及びタッチパネル |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040816 |