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JPH0898510A - 昇圧回路およびその駆動方法 - Google Patents

昇圧回路およびその駆動方法

Info

Publication number
JPH0898510A
JPH0898510A JP6234654A JP23465494A JPH0898510A JP H0898510 A JPH0898510 A JP H0898510A JP 6234654 A JP6234654 A JP 6234654A JP 23465494 A JP23465494 A JP 23465494A JP H0898510 A JPH0898510 A JP H0898510A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
terminal
circuit
switch
control means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6234654A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Nakajima
章夫 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Citizen Watch Co Ltd filed Critical Citizen Watch Co Ltd
Priority to JP6234654A priority Critical patent/JPH0898510A/ja
Publication of JPH0898510A publication Critical patent/JPH0898510A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Dc-Dc Converters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 電源1と制御手段4と昇圧手段5とで構成
し、制御手段4は発振手段2と時分割の制御信号を出力
するリングカウンタ手段3とで構成し、昇圧手段5は容
量と容量の一方の端子に接続し電源1の一方の端子の電
位を供給する第1のスイッチと容量の他方の端子に接続
し電源1の他方の端子の電位を供給する第2のスイッチ
とを有する充電手段を直列にN個(N≧2)接続するこ
とを特徴とする昇圧手段およびその駆動方法。 【効果】 N個の容量を直列に接続して、時分割の制御
信号でおのおのの容量を第1のスイッチと第2のスイッ
チとで常に充電しているため、昇圧電圧のリップルが小
さくおさえることができ、昇圧出力電圧をほぼ一定に保
て、またN個の容量は充電容量と放電容量とを兼ねこと
ができ構成が簡単になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電源の電圧を昇圧し負荷
に電源より高い電圧を発生する昇圧回路の構成と駆動方
法とに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として、例えば、特開昭48
ー60227号公報に開示された昇圧回路がある。図4
は特開昭48ー60227号公報に記載の昇圧回路の構
成を示す回路図である。図5は図4に示す従来例の昇圧
回路のおのおのの容量に電荷を蓄積する様子を示す等価
回路である。図6は図4に示す従来例の昇圧回路の昇圧
出力容量に電荷を蓄積する様子を示す等価回路である。
【0003】図4に示す従来例の昇圧回路の構成を説明
する。従来例の昇圧回路は電源Eと、スイッチ操作回路
41と、複数(図では3個)の容量Cと、昇圧出力容量
C0と、容量Cと昇圧出力容量C0との接続を切り替え
るN型電界効果トランジスタ(以下NFETと記載す
る)S1〜S10と、NFETS1〜S10を制御する
インバータI1とで構成し、負荷RLをロード抵抗とし
ている。
【0004】次に図4に示す従来例の昇圧回路の構成の
回路図と、図5と図6とに示す等価回路とをもちいて従
来例の昇圧回路の動作を説明する。まず、スイッチ操作
回路41の出力信号P1を”L”にして、NFETS1
〜S6を導通にし、NFETS7〜S10を非導通に
し、図5に示すように、3個の容量Cをおのおの電源E
に並列に接続して充電する。
【0005】次に、スイッチ操作回路41の出力信号P
1を”H”にして、NFETS1〜S6を非導通にし、
NFETS7〜S10を導通にし、図6に示すように、
3個の容量Cと電源Eとを直列に接続し、NFETS1
0を介して昇圧出力容量C0を並列に接続して昇圧出力
容量C0を充電する。以後出力信号P1を切り替えるこ
とにより昇圧出力容量C0に昇圧出力を得るようにする
昇圧回路である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
の昇圧回路は、複数の容量Cに充電した電荷を再度昇圧
出力容量C0に充電する必要があり、容量Cから昇圧出
力容量C0への電荷の移動のための損失が避けられな
い。また、複数の容量Cを直列接続するNFETS7〜
S10のオン抵抗による内部損失が大きくなりあまり、
大きな電力を取り出せないという課題がある。
【0007】さらに、昇圧出力容量C0の出力電圧には
複数の容量Cによる充電と負荷RLによる放電時間の繰
り返しによる電圧変動が発生するという課題がある。
【0008】さらに、電源電圧の極性が逆になったとき
に対応できないという課題もある。
【0009】本発明の目的は、これらの課題を解決し、
無用な損失を減少させる昇圧回路を提供することであ
る。
【0010】また、本発明の目的は、電圧変動を少なく
する昇圧回路を提供することである。
【0011】さらに、本発明の目的は、電源の極性に関
わらず常に一定方向の極性の昇圧電圧は発生する昇圧回
路を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の昇圧回路の構成とその駆動方法は、下記記
載の手段を採用する。
【0013】本発明の昇圧回路の構成は、電源と、発振
手段と時分割の制御信号を出力するリングカウンタ手段
とからなる制御手段と、容量と容量の一方の端子に接続
し電源の一方の端子の電位を供給する第1のスイッチと
容量の他方の端子に接続し電源の他方の端子の電位を供
給する第2のスイッチとを有する充電手段を直列にN個
(N≧2)接続する昇圧手段とを有し、制御手段の出力
は昇圧手段を構成するN個の第1のスイッチと第2のス
イッチとに接続することを特徴とする。
【0014】本発明の昇圧回路の構成は、電源と、電源
と昇圧手段および制御手段との間に位置する整流回路
と、発振手段と時分割の制御信号を出力するリングカウ
ンタ手段とからなる制御手段と、容量と容量の一方の端
子に接続し整流回路の一方の出力端子の電位を供給する
第1のスイッチと容量の他方の端子に接続し整流回路の
他方の出力端子の電位を供給する第2のスイッチとを有
する充電手段を直列にN個(N≧2)接続する昇圧手段
とを有し、制御手段の出力は昇圧手段を構成するN個の
第1のスイッチと第2のスイッチとに接続する。
【0015】本発明の昇圧回路の構成は、電源と、電源
と昇圧手段および第1の制御手段との間に位置する整流
回路と、発振手段と時分割の第1の制御信号を出力する
第1のリングカウンタ手段と第1のリングカウンタ手段
の出力を入力する第1のトライステートバッファ手段と
第1のトライステートバッファ手段を制御する切換回路
とからなる第1の制御手段と、時分割の第2の制御信号
を出力する第2のリングカウンタ手段と第2のリングカ
ウンタ手段の出力を入力する第2のトライステートバッ
ファ手段とからなる第2の制御手段と、容量と容量の一
方の端子に接続し整流回路の一方の出力端子の電位を供
給する第1のスイッチと容量の他方の端子に接続し整流
回路の他方の出力端子の電位を供給する第2のスイッチ
とを有する充電手段を直列にN個(N≧2)接続する昇
圧手段とを有し、第1の制御手段の出力と第2の制御手
段の出力とは昇圧手段を構成するN個の第1のスイッチ
と第2のスイッチとに接続することを特徴とする。
【0016】本発明の昇圧回路の構成は、電源と、発振
手段と時分割の第1の制御信号を出力する第1のリング
カウンタ手段と第1のリングカウンタ手段の出力を入力
する第1のトライステートバッファ手段と第1のトライ
ステートバッファ手段を制御する第1の切換回路とから
なる第1の制御手段と、電源の極性を検出する検出回路
と、時分割の第2の制御信号を出力する第2のリングカ
ウンタ手段と第2のリングカウンタ手段の出力を検出回
路の出力で選択的に出力する選択回路と、選択回路の出
力を入力する第2のトライステートバッファ手段と第2
のトライステートバッファ手段を制御する第2の切換回
路とからなる第2の制御手段と、容量と容量の一方の端
子に接続し電源の一方の端子の電位を供給する第1のス
イッチと容量の他方の端子に接続し電源の他方の出力端
子の電位を供給する第2のスイッチとを有する充電手段
を直列にN個(N≧2)接続する昇圧手段とを有し、第
1の制御手段の出力と第2の制御手段の出力とは昇圧手
段を構成するN個の第1のスイッチと第2のスイッチと
に接続することを特徴とする。
【0017】本発明の昇圧回路の駆動方法は、電源と、
発振手段と時分割の制御信号を出力するリングカウンタ
手段とからなる制御手段と、容量と容量の一方の端子に
接続し電源の一方の端子の電位を供給する第1のスイッ
チと容量の他方の端子に接続し電源の他方の端子の電位
を供給する第2のスイッチとを有する充電手段を直列に
N個(N≧2)接続する昇圧手段とを有し、制御手段の
出力は昇圧手段を構成するN個の第1のスイッチと第2
のスイッチとに接続し、第1のスイッチと第2のスイッ
チとを制御して、電源をN個の容量に順次、時分割に接
続して充電し、電源電圧のほぼN倍の昇圧電圧を発生す
ることを特徴とする。
【0018】本発明の昇圧回路の駆動方法は、電源と、
電源と昇圧手段および制御手段との間に位置する整流回
路と、発振手段と時分割の制御信号を出力するリングカ
ウンタ手段とからなる制御手段と、容量と容量の一方の
端子に接続し整流回路の一方の出力端子の電位を供給す
る第1のスイッチと容量の他方の端子に接続し整流回路
の他方の出力端子の電位を供給する第2のスイッチとを
有する充電手段を直列にN個(N≧2)接続する昇圧手
段とを有し、制御手段の出力は昇圧手段を構成するN個
の第1のスイッチと第2のスイッチとに接続し、電源の
極性が変化しても整流回路の出力は常に同一方向の極性
を出力し、制御手段の出力によって第1のスイッチと第
2のスイッチとを制御して、整流回路の出力電圧をN個
の容量に順次、時分割に接続して充電し、電源電圧のほ
ぼN倍の昇圧電圧を発生することを特徴とする。
【0019】本発明の昇圧回路の駆動方法は、電源と、
電源と昇圧手段および第1の制御手段との間に位置する
整流回路と、発振手段と時分割の第1の制御信号を出力
する第1のリングカウンタ手段と第1のリングカウンタ
手段の出力を入力する第1のトライステートバッファ手
段と第1のトライステートバッファ手段を制御する切換
回路とからなる第1の制御手段と、時分割の第2の制御
信号を出力する第2のリングカウンタ手段と第2のリン
グカウンタ手段の出力を入力する第2のトライステート
バッファ手段とからなる第2の制御手段と、容量と容量
の一方の端子に接続し整流回路の一方の出力端子の電位
を供給する第1のスイッチと容量の他方の端子に接続し
整流回路の他方の出力端子の電位を供給する第2のスイ
ッチとを有する充電手段を直列にN個(N≧2)接続す
る昇圧手段とを有し、第1の制御手段の出力と第2の制
御手段の出力とは昇圧手段を構成するN個の第1のスイ
ッチと第2のスイッチとに接続し、整流回路は電源の極
性が変化しても常に同一方向の極性の電圧を昇圧手段と
第1の制御手段とに供給し、第1の制御手段の出力によ
って昇圧手段を構成する第1のスイッチと第2のスイッ
チとを制御して、整流回路の出力電圧をN個の容量に順
次、時分割に接続して充電し、電源電圧のほぼN倍の昇
圧電圧を第2の制御手段と負荷とに供給し負荷を駆動
し、負荷のクロックを第2の制御手段を構成する第2の
リングカウンタ手段に入力し、負荷が出力する信号は発
振手段を停止し、また負荷が出力する信号は第1の切換
回路を介して第1のトライステートバッファ手段の出力
をディスイネーブルにし、また負荷が出力する信号は第
2のトライステートバッファ手段の出力をイネーブルに
し、第1の制御手段から第2の制御手段に昇圧手段の制
御を切り替えることを特徴とする。
【0020】本発明の昇圧回路の駆動方法は、電源と、
発振手段と時分割の第1の制御信号を出力する第1のリ
ングカウンタ手段と第1のリングカウンタ手段の出力を
入力する第1のトライステートバッファ手段と第1のト
ライステートバッファ手段を制御する第1の切換回路と
からなる第1の制御手段と、電源の極性を検出する検出
回路と、時分割の第2の制御信号を出力する第2のリン
グカウンタ手段と第2のリングカウンタ手段の出力を検
出回路の出力で選択的に出力する選択回路と、選択回路
の出力を入力する第2のトライステートバッファ手段と
第2のトライステートバッファ手段を制御する第2の切
換回路とからなる第2の制御手段と、容量と容量の一方
の端子に接続し電源の一方の端子の電位を供給する第1
のスイッチと容量の他方の端子に接続し電源の他方の出
力端子の電位を供給する第2のスイッチとを有する充電
手段を直列にN個(N≧2)接続する昇圧手段とを有
し、第1の制御手段の出力と第2の制御手段の出力とは
昇圧手段を構成するN個の第1のスイッチと第2のスイ
ッチとに接続し、電源は昇圧手段と第1の制御手段とに
電圧を供給し、第1の制御手段の出力によって昇圧手段
を構成する第1のスイッチと第2のスイッチとを制御し
て、電源をN個の容量に順次、時分割に接続して充電
し、電源電圧のほぼN倍の昇圧電圧を第2の制御手段と
負荷とに供給し負荷を駆動し、負荷のクロックを第2の
制御手段を構成する第2のリングカウンタ手段に入力
し、負荷が出力する信号は第1の制御信号は発振手段を
停止し、また負荷が出力する信号は第1の切換回路を介
して第1のトライステートバッファ手段の出力をディス
イネーブルにし、また負荷が出力する信号は第2のトラ
イステートバッファ手段の出力をイネーブルにし、第1
の制御手段から第2の制御手段に昇圧手段の制御を切り
替えて昇圧するとともに、電源の負の極性への変化を検
出回路で検出し、検出回路出力によって第2の制御手段
を構成する選択回路による第2のリングカウンタ手段の
出力を切り替えて、容量への充電方向を常に一定方向に
することにより、電源の極性にかかわらず昇圧電圧を発
生することを特徴とする。
【0021】
【作用】本発明の昇圧回路は、容量と容量の一方の端子
に接続し電源の一方の端子の電位を供給する第1のスイ
ッチと容量の他方の端子に接続し電源の他方の端子の電
位を供給する第2のスイッチとからなる充電手段を直列
にN個接続する昇圧手段を有し、電源の電圧で発振する
発振手段の出力をリングカウンタ手段に入力し、リング
カウンタ手段は時分割の制御信号を昇圧手段に出力する
ことで、ほぼN倍の昇圧電圧を出力する。
【0022】また電源と昇圧手段および制御手段との間
に整流回路を設けることで電源の極性に関わらず常に一
定の昇圧電圧を発生する。
【0023】
【実施例】以下、本発明による実施例を図を用いて説明
する。図1は本発明の第1の実施例における昇圧回路の
回路構成を示す回路図である。図2は本発明の第1の実
施例における昇圧回路を構成する制御手段の制御信号の
波形を示す波形図である。図3は本発明の第1の実施例
における昇圧回路を構成するおのおのの容量が充電され
る様子を示すグラフである。
【0024】まず、本発明の第1の実施例における昇圧
回路の構成を図1を用いて説明する。図1に示す本発明
の第1の実施例における昇圧回路は、電源1と、発振手
段2とリングカウンタ手段3とからなる制御手段4と、
昇圧手段5とで構成し、負荷としては時計システム6を
用いている。
【0025】制御手段4を構成する発振手段2は、抵抗
と容量とを有するRC発振回路やマルチバイブレータま
たは水晶振動子やセラミック振動子を用いる発振回路等
を用いる。そして発振手段2の出力はリングカウンタ手
段3のクロック入力に接続する。
【0026】また制御手段4を構成するリングカウンタ
手段3は、N個(図では5個)のデータフリップフロッ
プ(以下DFFと記載する)7〜11と、DFF7〜1
1の最終段のDFF11の出力を除くDFF7〜10の
出力を入力とし出力を初段のDFF7のデータ入力端子
に接続するNORゲート12と、DFF7〜11の出力
を反転するインバータ13〜17とで構成する。そして
DFF7〜11のクロック入力端子は発振手段2の出力
に接続し、DFF7〜11の出力とインバータ13〜1
7との出力は制御手段4の出力となり昇圧手段5の制御
信号となる。
【0027】昇圧手段5は容量28〜32と、容量28
〜32のおのおのの一方の端子に接続し電源1の一方の
端子の電位を供給するP型電界効果トランジスタ(以下
第1のスイッチと記載する)18〜22と、容量28〜
32のおのおのの他方の端子に接続し電源1の他方の端
子の電位を供給するN型電界効果トランジスタ(以下第
2のスイッチと記載する)23〜27とからなる充電手
段を直列にN個(図では5個)接続している。
【0028】また容量28の一方の端子は時計システム
6のグランドに接続し、容量32の他方の端子は時計シ
ステム6の電源に接続する。またおのおのの第1のスイ
ッチ18〜22とおのおのの第2のスイッチ23〜27
とのゲート端子には制御手段が出力する制御信号を接続
している。
【0029】時計システム6の内部構成は図示していな
いが、一般的な水晶腕時計の水晶発振回路、分周回路、
波形生成回路、駆動回路、変換器等を含むシステムであ
る。
【0030】電源1はゼーベック効果の原理に従って人
間の体温と大気との温度差で発電する熱電式発電器であ
り、図示していないが、P型半導体材料とN型半導体材
料とを直列に接続した素子対を複数個組み合わせたモジ
ュールで構成する。そして腕時計の内部に人間の皮膚に
接する裏側が熱極、大気に接する表側が冷極となるよう
に配置して使用する。
【0031】次に本発明の第1の実施例における昇圧回
路の駆動方法を、図1と図2と図3とをもちいて説明す
る。
【0032】電源1を内臓する電子腕時計を装着するこ
とにより、人間の体温と大気との温度差によって電源1
に電圧が発生し、発振手段2は発振を開始する。発振手
段2の出力はリングカウンタ手段3のクロック入力端子
に入り、リングカウンタ手段3は、図2に示す波形Φ1
〜Φ10を制御信号を出力し、昇圧手段5の第1のスイ
ッチ18〜22と第2のスイッチ23〜27とを制御す
る。
【0033】まず、Φ1が第2のスイッチ23を、Φ2
が第1のスイッチ18を図2に示す時間t=t1〜t2
の間導通し、容量28を電源1に並列接続して充電す
る。次にΦ3が第2のスイッチ24を、Φ4が第1のス
イッチ19を時間t=t2〜t3の間導通し、容量29
を電源1に並列接続して充電する。
【0034】さらに、Φ5が第2のスイッチ25を、Φ
6が第1のスイッチ20を時間t=t3〜t4の間導通
し、容量30を電源1に並列接続して充電する。次にΦ
7が第2のスイッチ26を、Φ8が第1のスイッチ21
を時間t=t4〜t5の間導通し、容量31を電源1に
並列接続して充電する。
【0035】さらに、Φ9が第2のスイッチ27を、Φ
10が第1のスイッチ22を時間t=t5〜t6の間導
通し、容量32を電源1に並列接続して充電する。以下
このように容量28〜32を時分割に充電することを繰
り返すことにより、短時間に容量32の他方の端子に電
源1の電圧のほぼ5倍の昇圧電圧を得ることができ、こ
の昇圧電圧を時計システム6に供給することにより時計
システム6を駆動する。
【0036】ここで、おのおのの容量28〜32が充電
される様子を図3をもちいて説明する。容量1個の容量
値をすべてCとし、電源1の内部抵抗をRとし、電源1
の電圧をE1とし、簡単のため負荷は無限大とすると、
時間t=0から容量28を充電するとして、充電電圧v
は以下のようになる v=E1(1ーexp(ーt/RC)) 時分割に充電することを考慮すると図3に示すようにな
る。但し簡単のためおのおのの容量の充電時間間隔は時
定数RCに等しくし、横軸はRC(秒)を1単位として
描いてある。
【0037】例えば容量28でみると、t=0〜1の間
充電され、v=0.63E1となり、これをt=5まで
保持する。次にt=5〜6の間充電されv=0.86E
1となり、t=10まで保持する。さらに、t=10〜
11の間充電されv=0.95E1となる。15RCで
全ての容量の充電電圧はv=0.95E1となるから、
出力は全てが加算されて、電源1のほぼ5倍の出力電圧
が得られる。
【0038】次に本発明の第2の実施例について説明す
る。図7は本発明の第2の実施例における昇圧回路のブ
ロック図である。図8は本発明の第2の実施例における
昇圧回路を構成する整流回路の回路構成を示す回路図で
ある。
【0039】図7に示す本発明の第2の実施例における
昇圧回路は、電源1と、電源1と制御手段4および昇圧
手段5との間に位置する整流回路33と、発振手段2と
リングカウンタ手段3とを有する制御手段4と、昇圧手
段5とで構成し、負荷としては時計システム6を用いて
いる。
【0040】電源1と、発振手段2と、リングカウンタ
手段3と、昇圧手段5と時計システム6との構成は、本
発明の第1の実施例に記載する構成と同じであるので説
明は省略する。
【0041】整流回路33は電源1の極性が変化しても
出力は常に同一方向の極性の電源電圧を発振手段2とリ
ングカウンタ手段3と昇圧手段5とに出力するものであ
る。図8をもちいて本発明の第2の実施例における昇圧
回路を構成する整流回路の構成を説明する。
【0042】図8に示す整流回路は第1のPFET35
と第2のPFET36と第1のNFET39と第2のN
FET40と第1のダイオード37と第2のダイオード
38と第3のダイオード41と第4のダイオード42と
で構成している。
【0043】電源1の一方の端子は、第1のPFET3
5の一方の端子と、第1のNFET39の一方の端子
と、第2のPFET36のゲート端子と、第2のNFE
T40のゲート端子と、第1のダイオード37のアノー
ド端子と、第3のダイオード41のカソード端子とに接
続している。
【0044】また電源1の他方の端子は、第2のPFE
T36の一方の端子と、第2のNFET40の一方の端
子と、第1のPFET35のゲート端子と、第1のNF
ET39のゲート端子と、第2のダイオード38のアノ
ード端子と、第4のダイオード42のカソード端子とに
接続している。
【0045】また第1のPFET35の他方の端子は第
2のPFET36の他方の端子と整流回路の一方の出力
端子とに接続し、第1のNFET39の他方の端子は第
2のNFET40の他方の端子と整流回路の他方の出力
端子とに接続している。
【0046】さらに第1のダイオード37のカソード端
子は、第2のダイオード38のカソード端子と、第1の
PFET35のサブストレートと、第2のPFET36
のサブストレートとに接続する。第3のダイオード41
のアノード端子は、第4のダイオード42のアノード端
子と、第1のNFET41のサブストレートと、第2の
NFET42のサブストレートとに接続している。
【0047】次に、図8に示す整流回路の動作を説明す
る。通常は大気の温度が皮膚の温度より低いため電源1
の発生電圧の極性は矢印34のようであり、第1のPF
ET35と第1のNFET39とのゲート端子がマイナ
ス電位側に、第2のPFET36と第2のNFET40
とのゲート端子がプラス電位側に接地する。このため電
源1の発生電圧がしきい値電圧以上であれば第1のPF
ET35と第2のNFET40とは導通し、整流後の電
圧の極性は矢印44のようになる。
【0048】このとき、第1のPFET35と第2のN
FET40とは導通し、かつ第2のPFET36と第1
のNFET39とは導通しない。このために、第1のダ
イオード37によって第1のPFET35と第2のPF
ET36とのサブストレートにプラス電位を、第4のダ
イオード42によって第1のNFET39と第2のNF
ET40とのサブストレートにマイナス電位を与える。
【0049】大気の温度が皮膚の温度より高くなり、電
源1の発生電圧が図の矢印34と逆の極性になると、第
2のPFET36と第2のNFET40とのゲート端子
がマイナス電位側に、第1のPFET35と第1のNF
ET39とのゲート端子がプラス電位側に接地する。こ
のため、第2のPFET36と第1のNFET39とは
導通し、整流後の電圧の極性は通常と同じ矢印44のよ
うになる。
【0050】このとき、第2のPFET36と第1のN
FET39とは導通し、かつ第1のPFET35と第2
のNFET40とは導通しない。このために、第2のダ
イオード38によって第1のPFET35と第2のPF
ET36とのサブストレートにプラス電位を、第3のダ
イオード41によって第1のNFET39と第2のNF
ET40とのサブストレートにマイナス電位を与える。
【0051】整流回路の出力電圧は第1の実施例と同様
に、図7の制御手段4である発振手段2とリングカウン
タ手段3と、昇圧手段5とに供給され、昇圧出力を得る
ことができる。
【0052】次に本発明の第3の実施例について説明す
る。図9は本発明の第3の実施例における昇圧回路を示
すブロック図である。図10は本発明の第3の実施例に
おける昇圧回路の回路構成を示す回路図である。図11
は本発明の第3の実施例における第1の制御手段を構成
する切換回路の回路構成を示す回路図である。
【0053】図9に示す本発明の第3の実施例における
昇圧回路の構成は、電源1と、整流回路33と、昇圧手
段51と、発振手段54と第1のリングカウンタ手段5
5と第1のトライステートバッファ手段56と切換回路
57とを有する第1の制御手段52と、第2のリングカ
ウンタ手段58と第2のトライステートバッファ手段6
0とを有する第2の制御手段53とで構成し、負荷とし
ては時計システム6を用いている。
【0054】整流回路33は電源1と昇圧手段51およ
び第1の制御手段52との間に位置する。第1の制御手
段52を構成する発振手段54の出力は、第1の制御手
段52を構成する第1のリングカウンタ手段55のクロ
ック入力端子と、第1の制御手段52を構成する切換回
路57のクロック入力端子とに接続している。
【0055】また第1の制御手段52を構成する第1の
トライステートバッファ手段56の入力端子は、第1の
リングカウンタ手段55が出力する第1の制御信号を接
続する。さらに第1のトライステートバッファ手段56
の切換端子は、切換回路57が出力する切換信号を接続
し、第1のトライステートバッファ手段56の出力は昇
圧手段51の制御端子に接続している。
【0056】また第2の制御手段53を構成する第2の
リングカウンタ手段58のクロック入力端子は、時計シ
ステム6が出力する信号F2を接続する。第2の制御手
段53を構成する第2のトライステートバッファ手段6
0の入力端子は、第2のリングカウンタ手段58が出力
する第2の制御信号を入力端子に接続し、第2のトライ
ステートバッファ手段60の切換端子は切換回路57が
出力する切換信号を接続し、第2のトライステートバッ
ファ手段60の出力は昇圧手段51の制御端子に接続し
ている。
【0057】また昇圧手段51が出力する昇圧電圧は、
時計システム6と第2の制御手段53との電源端子に接
続する。時計システム6が出力する信号F1は第1の制
御手段52を構成する発振手段54の発振停止端子と第
1の制御手段52を構成する切換回路57の切換制御端
子とに接続している。
【0058】電源1と、整流回路33と、発振手段54
と、第1のリングカウンタ手段55と、第2のリングカ
ウンタ手段58と、昇圧手段51と、時計システム6と
は本発明の第1の実施例および第2の実施例に記載する
構成と同じであるので説明は省略する。
【0059】但し、図10に示す昇圧手段51を構成す
る第1のスイッチ101〜105は図1に示す昇圧手段
5を構成する第1のスイッチ18〜22に対応し、図1
0に示す昇圧手段51を構成する第2のスイッチ108
〜112は図1に示す昇圧手段5を構成する第1のスイ
ッチ23〜27に対応している。
【0060】本発明の第3の実施例の昇圧回路は、第1
の制御手段52を構成する第1のトライステートバッフ
ァ手段56と第2の制御手段53を構成する第2のトラ
イステートバッファ手段60とを、第1の制御手段52
を構成する切換回路57の切換信号によって、電源投入
時に第1のトライステートバッファ手段56をイネーブ
ルにし第2のトライステートバッファ手段60をディス
イネーブルにして、第1の制御手段52が出力する第1
の制御信号で昇圧手段51を制御する。
【0061】また電源投入から一定時間後、つまり時計
システム6が出力する信号F1切り替えることにより第
1のトライステートバッファ手段56をディスイネーブ
ルにし第2のトライステートバッファ手段60をイネー
ブルにして、第2の制御手段53が出力する第2の制御
信号で昇圧手段51を制御するものである。
【0062】図10と図11とを用いて本発明の昇圧回
路を構成する第1のトライステートバッファ手段56と
第2のトライステートバッファ手段60と切換回路57
との構成を説明する。
【0063】図10に示す第1のトライステートバッフ
ァ手段56は、切換回路57が出力する切換信号を反転
するインバータ80と、トライステートバッファ81〜
90とで構成する。トライステートバッファ81〜90
の入力端子は、第1のリングカウンタ手段55の出力で
ある第1の制御信号に接続する。インバータ80の出力
はトライステートバッファ81〜90の切換端子に接続
し、トライステートバッファ81〜90の出力は昇圧手
段51の制御端子に接続している。
【0064】また図10に示す第2のトライステートバ
ッファ手段60は、切換回路57が出力する切換信号を
反転するインバータ120と、トライステートバッファ
121〜130とで構成する。そしてトライステートバ
ッファ121〜130の入力端子は、第2のリングカウ
ンタ手段58の出力である第2の制御信号に接続する。
インバータ120の出力は、トライステートバッファ1
21〜130の切換端子に接続し、トライステートバッ
ファ121〜130の出力は昇圧手段51の制御端子に
接続している。
【0065】図11に示す切換回路は抵抗70と容量7
1とで構成し発振手段54の発振周期より大きな時定数
をもつ時定数回路と、DFF72とDFF73とインバ
ータ74と2入力アンドゲート75とで構成するワンシ
ョット回路と、RSフリップフロップ(以下RSFFと
記載する)76と、インバータ77とで構成している。
【0066】時定数回路の出力はワンショット回路を構
成する前段のDFF72のデータ入力端子に接続する。
ワンショット回路を構成する前段のDFF72の出力
は、インバータ74の入力端子と2入力アンドゲート7
5の一方の入力端子に接続し、インバータ74の出力は
後段のDFF73のデータ入力端子に接続し、後段のD
FF73の出力は2入力アンドゲート75の他方の入力
端子に接続する。ワンショット回路を構成する2入力ア
ンドゲート75の出力はRSFF76のリセット端子に
接続し、RSFF76の出力はインバータ77を介して
図9または図10に示す切換回路57の切換信号とな
る。
【0067】図11に示すワンショット回路を構成する
DFF72とDFF73とのクロック入力端子には図9
に示す発振手段54の出力に接続し、RSFFのセット
端子は図9に示す時計システム6の出力信号F1に接続
している。
【0068】次に、図9と図10と図11とを用いて本
発明の第3の実施例における昇圧回路の動作説明をす
る。熱電式発電器である電源1を内蔵する電子腕時計を
装着すると、第1の実施例と同じように、電源1に電圧
が発生し、発振手段54が発振を開始する。
【0069】また電源1に電圧が発生すると、図11に
示す切換回路を構成するワンショット回路の出力は、時
定数回路の出力電圧が上昇しワンショット回路のデータ
入力端子が”H”になると、ワンショット回路は発振手
段54の1クロック分の”H”のパルスをRSFF76
のリセット端子に出力し、RSFF76をリセットし、
RSFF76の出力を”L”にし、切換回路57を構成
するインバータ77の出力である切換信号を”H”にす
る。
【0070】切換回路57の切換信号が”H”になる
と、第1の制御手段52を構成する第1のトライステー
トバッファ56はイネーブルとなり、第2の制御手段5
3を構成する第2のトライステートバッファ60をディ
スイネーブルになる。
【0071】また発振手段54の出力は第1のリングカ
ウンタ手段55のクロック入力端子に入り、第1のリン
グカウンタ手段55は図2に示す波形Φ1〜Φ10を第
1の制御信号として出力し、第1のトライステートバッ
ファ手段56を介して昇圧手段51の第1のスイッチ1
01〜105と第2のスイッチ108〜112とを時分
割で制御する。このことにより昇圧電圧を発生し、時計
システム6と第2の制御手段とに昇圧電圧を出力する。
【0072】昇圧電圧が発生すると時計システム6が起
動し、時計システム6の出力信号F2は第2の制御手段
53を構成する第2のリングカウンタ手段58のクロッ
ク入力端子に入り、第2のリングカウンタ手段58を起
動し、第2のリングカウンタ手段58の出力は図2に示
す波形Φ1〜Φ10を第2の制御信号として出力し、第
2のトライステートバッファ手段60に入力するが、こ
の時、第2のトライステートバッファ手段60はディス
イネーブルとなっているため第2のトライステートバッ
ファ手段60の出力はハイインピーダンスのままであ
る。
【0073】次に、時計システム6は出力信号F1を第
1の制御手段52を構成する発振手段54の発振停止端
子と切換回路57のセット端子とに”H”の信号を出力
し、発振手段54を停止し、切換回路57を構成するイ
ンバータ77の出力である切換信号を”L”にする。
【0074】切換回路57の切換信号が”L”になる
と、第1の制御手段52を構成する第1のトライステー
トバッファ手段56はディスイネーブルとなり、第1の
トライステートバッファ手段56の出力はハイイピーダ
ンスとなる。
【0075】また第2の制御手段53を構成する第2の
トライステートバッファ手段60はイネーブルとなり、
第2の制御手段53を構成する第2のリングカウンタ手
段58の出力を第2のトライステートバッファ手段60
を介して出力し、昇圧手段51の第1のスイッチ101
〜105と第2のスイッチ108〜112とを時分割で
制御することにより昇圧電圧を発生し、時計システム6
と第2の制御手段とに昇圧電圧を出力し続ける。
【0076】次に本発明の第4の実施例について説明す
る。図12は本発明の第4の実施例における昇圧回路を
示すブロック図である。図13は本発明の第4の実施例
における昇圧回路の回路構成を示す回路図である。
【0077】また図14は本発明の第4の実施例におけ
る第2の制御手段を構成する第2のリングカウンタ手段
と選択回路との回路構成を示す回路図である。図15は
本発明の第4の実施例における検出回路の回路構成を示
す回路図である。
【0078】また図16は本発明の第4の実施例におけ
る電源が正の極性のときの昇圧手段の回路構成を示す回
路図である。図17は本発明の第4の実施例における電
源が負の極性のときの昇圧手段の回路構成を示す回路図
である。図18は本発明の第4の実施例における第1の
制御手段と第2の制御手段との制御信号の波形を示す波
形図である。
【0079】図12に示す本発明の第4の実施例におけ
る昇圧回路は、電源1と、昇圧手段51と、発振手段5
4と第1のリングカウンタ手段55と第1のトライステ
ートバッファ手段56と第1の切換回路57とを有する
第1の制御手段52と、第2のリングカウンタ手段58
と選択回路59と第2のトライステートバッファ手段6
0と第2の切換回路61とを有する第2の制御手段53
と、検出回路50とで構成し、負荷としては時計システ
ム6を用いている。
【0080】電源1は、昇圧手段51と、第1の制御手
段52の電源端子とに接続する。第1の制御手段52を
構成する発振手段54の出力は、第1の制御手段52を
構成する第1のリングカウンタ手段55のクロック入力
端子と、第1の制御手段52を構成する切換回路57の
クロック入力端子とに接続している。
【0081】また第1の制御手段52を構成する第1の
トライステートバッファ手段56の入力端子は、第1の
リングカウンタ手段55が出力する第1の制御信号に接
続し、また第1のトライステートバッファ手段56の切
換端子は第1の切換回路57が出力する第1の切換信号
に接続している。
【0082】また第1の切換回路57が出力する第1の
切換信号は昇圧手段51の第1のサブストレート切換端
子に接続し、第1のトライステートバッファ手段56の
出力は昇圧手段51の制御端子に接続している。
【0083】また第2の制御手段53を構成する第2の
リングカウンタ手段58のクロック入力端子は、時計シ
ステム6が出力する信号F2に接続する。また第2の制
御手段53を構成する選択回路59の入力端子は、第2
のリングカウンタ手段58が出力する第2の制御信号に
接続する。また選択回路59の検出端子は検出回路50
が出力する検出信号に接続している。
【0084】また第2の制御手段53を構成する第2の
トライステートバッファ手段60の入力端子は、選択回
路59が第2のリングカウンタ手段58の出力を選択的
の出力する第2の制御信号に接続する。また第2のトラ
イステートバッファ手段60の切換端子は、第2の切換
回路61が出力する第2の切換信号に接続する。また第
2のトライステートバッファ手段60の出力は、昇圧手
段51の制御端子に接続している。
【0085】また第2の切換回路61が出力する第2の
切換信号は、昇圧手段51の第2のサブストレート切換
端子に接続している。
【0086】また昇圧手段51が出力する昇圧電圧は、
時計システム6と検出回路50と第2の制御手段53と
の電源端子に接続する。時計システム6が出力する信号
F1は、第1の制御手段52を構成する発振手段54の
発振停止端子と、第1の制御手段52を構成する第1の
切換回路57のセット端子と、第2の切換回路61のセ
ット端子とに接続している。
【0087】電源1と、発振手段54と、第1のリング
カウンタ手段55と、時計システム6との構成は、本発
明の第1の実施例と第2の実施例および第3の実施例に
記載する構成と同じであり、また第1の切換回路57
と、第2の切換回路61とは第3の実施例に記載する切
換回路と同じ構成であるので説明は省略する。
【0088】本発明の第4の実施例の昇圧回路は、第1
の制御手段52を構成する第1のトライステートバッフ
ァ手段56と、第2の制御手段53を構成する第2のト
ライステートバッファ手段60と、昇圧手段51のサブ
ストレートの電位とを、第1の制御手段52を構成する
第1の切換回路57の第1の切換信号と第1のサブスト
レート切換信号と、第2の制御手段53を構成する第2
の切換回路61の第2の切換信号と第2のサブストレー
ト切換信号とによって、電源投入時に第1のトライステ
ートバッファ手段56をイネーブルにし第2のトライス
テートバッファ手段60をディスイネーブルにして第1
の制御手段52が出力する第1の制御信号で昇圧手段5
1を制御する。
【0089】また電源投入から一定時間後に、第1のト
ライステートバッファ手段56をディスイネーブルにし
第2のトライステートバッファ手段60をイネーブルに
して第2の制御手段53が出力する第2の制御信号で昇
圧手段51を制御するものである。
【0090】図13をもちいて本発明の昇圧回路を構成
する昇圧手段と、第1のトライステートバッファ手段5
6と、第2のトライステートバッファ手段60との構成
を説明する。図14をもちいて本発明の昇圧回路を構成
する第1の切換回路57および第2の切換回路61との
構成を説明する。
【0091】図13に示す第1のトライステートバッフ
ァ手段56は、第1の切換回路57が出力する第1の切
換信号を反転するインバータ80と、トライステートバ
ッファ81〜90とで構成する。またトライステートバ
ッファ81〜90の入力端子は、第1のリングカウンタ
手段55の出力である第1の制御信号に接続する。また
インバータ80の出力は、トライステートバッファ81
〜90の切換端子に接続する。そしてトライステートバ
ッファ81〜90の出力は昇圧手段51の制御端子に接
続している。
【0092】また図13に示す第2のトライステートバ
ッファ手段60は、第2の切換回路61が出力する第2
の切換信号を反転するインバータ120と、トライステ
ートバッファ121〜132とで構成する。またトライ
ステートバッファ121〜132の入力端子は、選択回
路59の出力に接続する。またインバータ120の出力
は、トライステートバッファ121〜132の切換端子
に接続する。そしてトライステートバッファ121〜1
32の出力は昇圧手段51の制御端子に接続している。
【0093】また図13に示す昇圧手段51は、容量1
13〜117と、容量113〜117のおのおのの一方
の端子に接続し電源1の一方の端子の電位を供給する第
1のスイッチ101〜105と、同じく容量113〜1
17のおのおのの一方の端子に接続し電源1の他方の端
子の電位を供給する第2のスイッチ107〜111とを
直列にN個(図では5個)接続している。
【0094】また図13に示す昇圧手段51は、容量1
17の他方の端子に接続し電源1の一方の端子の電位を
供給する第1のスイッチ106と、同じく容量117の
他方の端子に接続し電源1の他方の端子の電位を供給す
る第2のスイッチ112とで構成している。
【0095】また図13に示す昇圧手段51は容量11
3の一方の端子は時計システム6のグランドに接続し、
容量117の他方の端子は時計システム6の電源に接続
している。
【0096】また第1のスイッチ101〜106のおの
おののサブストレートは電源1の一方の端子と時計シス
テム6のグランドとの間に直列に配置するPFET93
とPFET94とで構成する第1のサブストレート切換
回路136の出力に接続する。また第2のスイッチ10
7〜112のおのおののサブストレートは電源1の他方
の端子と時計システム6の電源との間に直列に配置する
NFET91とNFET92とからなる第2のサブスト
レート切換回路135の出力に接続する。
【0097】また第1のスイッチ101〜106と第2
のスイッチ107〜112とのおのおののゲート端子で
ある制御端子には第1の制御手段52が出力する第1の
制御信号と第2の制御手段53が出力する第2の制御信
号とが接続している。
【0098】図14をもちいて本発明の昇圧回路を構成
する第2のリングカウンタ手段58と選択回路59との
構成を説明する。
【0099】図14に示す第2のリングカウンタ手段5
8は、本発明の第1の実施例に示すリングカウンタ手段
3の出力のインバータ13〜17を除く構成であり、D
FF140〜144とNORゲート145とで構成す
る。またDFF140〜144のクロック入力は時計シ
ステム6の信号F2を接続する。そしてDFF140〜
144の出力は選択回路59の入力端子に接続してい
る。
【0100】また図14に示す選択回路59は、第2の
リングカウンタ手段58の出力である第2の制御信号を
入力するゲート素子152〜163と、検出回路50の
出力である検出信号を接続するインバータ151とで構
成する。検出信号のレベルによって第2のリングカウン
タ手段58の出力を選択的に第2のトライステートバッ
ファ手段60に出力する一般的な選択回路である。
【0101】図15をもちいて本発明の昇圧回路を構成
する検出回路50の構成を説明する。
【0102】図15に示す検出回路50はオペアンプ1
50からなるゼロクロスディテクタであり、電源1の両
端子をオペアンプ150の両入力に接続し、オペアンプ
150の出力は選択回路59の検出端子に接続してい
る。オペアンプ150の出力は電源1の極性が正の極性
の時には”L”を出力し、電源1の極性が負の極性の時
には”H”を出力する。
【0103】次に、図12と図13と図14と図15と
図16と図17と図18とを用いて本発明の第4の実施
例における昇圧回路の動作説明をする。
【0104】熱電式発電器である電源1を内蔵する電子
腕時計を装着すると、第1の実施例と同じように、電源
1に電圧が発生し、発振手段54が発振を開始する。
【0105】また電源1を正の極性の電圧が発生するよ
うに設定し正の極性の電圧を発生すると、図11に示す
第1の切換回路57と第2の切換回路61とを構成する
ワンショット回路の出力は、時定数回路の出力電圧が上
昇しワンショット回路のデータ入力端子が”H”にな
る。
【0106】すると、ワンショット回路は発振手段54
の1クロック分の”H”のパルスをRSFF76のリセ
ット端子に出力し、RSFF76をリセットしRSFF
76の出力は”L”になると、第1の切換回路57と第
2の切換回路61とを構成するインバータ77の出力で
ある第1の切換信号と第2の切換信号とは”H”にな
る。
【0107】第1の切換回路57を構成するインバータ
77の出力である第1の切換信号が”H”になると、図
13に示す第1の制御手段52を構成する第1のトライ
ステートバッファ手段56はイネーブルとなる。また第
2のサブストレート切換回路135を構成するNFET
91は導通し、またインバータ133の出力は”L”と
なり、第1のサブストレート切換回路136を構成する
PFET93も導通する。
【0108】また第2の切換回路61を構成するインバ
ータ77の出力である第2の切換信号が”H”になる
と、図13に示す第2の制御手段53を構成する第2の
トライステートバッファ手段60をディスイネーブルに
なる。このことにより、第2のトライステートバッファ
手段60の出力はハイイピーダンスとなり、また第1の
サブストレート切換回路136を構成するPFET94
は非導通となる。またインバータ134の出力は”L”
となり、第2のサブストレート切換回路135を構成す
るNFET92も非導通となる。
【0109】したがって、第2のサブストレート切換回
路135を構成するNFET91が導通することにより
昇圧手段51を構成するNFET107〜112のサブ
ストレートは電源1の他方の端子の電位となる。また第
1のサブストレート切換回路136を構成するPFET
93が導通することにより昇圧手段51を構成するPF
ET101〜106のサブストレートは電源1の一方の
端子の電位となる。
【0110】また発振手段54の出力は第1のリングカ
ウンタ手段55のクロック入力端子に入り、第1のリン
グカウンタ手段55は図18に示す波形Φ6〜Φ15を
第1の制御信号として出力し、第1のトライステートバ
ッファ56を介して昇圧手段51に出力する。
【0111】この時の昇圧手段51は図16に示すよう
に第1のスイッチ101〜105と第2のスイッチ10
8〜112と容量113〜117とで構成し、第1のス
イッチ101〜105と第2のスイッチ108〜112
とを時分割で制御することにより昇圧電圧を発生し、時
計システム6と検出回路50と第2の制御手段53とに
昇圧電圧を出力する。
【0112】昇圧電圧が発生すると時計システム6が起
動し、時計システム6の出力信号F2は第2の制御手段
53を構成する第2のリングカウンタ手段58のクロッ
ク入力端子に入り、第2のリングカウンタ手段58を起
動し、第2のリングカウンタ手段58の出力は選択回路
59を介して図18に示す波形Φ6〜Φ15を第2の制
御信号として出力し、第2のトライステートバッファ6
0に入力する。
【0113】しかしこの時、第2のトライステートバッ
ファ60はディスイネーブルとなっているため第2のト
ライステートバッファ60の出力はハイインピーダンス
のままである。
【0114】次に、時計システム6は出力信号F1を第
1の制御手段52を構成する発振手段54の発振停止端
子と第1の切換回路57のセット端子と、第2の制御手
段53を構成する第2の切換回路60のセット端子とに
出力し、発振手段54を停止し、第1の切換回路57の
第1の切換信号と第2の切換回路60の第2の切換信号
は”L”にする。
【0115】第1の切換回路57の第1の切換信号が”
L”になると、第1の制御手段52を構成する第1のト
ライステートバッファ手段56はディスイネーブルとな
ることにより、第1のトライステートバッファ手段56
の出力はハイイピーダンスとなる。また第2のサブスト
レート切換回路135を構成するNFET91は非導通
となり、またインバータ133の出力は”H”となり、
第1のサブストレート切換回路136を構成するPFE
T93も非導通となる。
【0116】また第2の切換回路61の切換信号が”
L”になると、第2の制御手段53を構成する第2のト
ライステートバッファ60はイネーブルとなる。また第
1のサブストレート切換回路136を構成するPFET
94は導通し、またインバータ134の出力は”H”と
なり、第2のサブストレート切換回路135を構成する
NFET92も導通する。
【0117】したがって、昇圧手段51を構成するNF
ET107〜112のサブストレートは昇圧電圧である
時計システム6の電源電位となる。また昇圧手段51を
構成するPFET101〜106のサブストレートは時
計システム6のグランド電位となる。
【0118】第2の制御手段53を構成する第2のリン
グカウンタ手段58は図18に示す波形Φ6〜Φ15を
第2の制御信号として選択回路59と第2のトライステ
ートバッファ60とを介して昇圧手段51に出力する。
【0119】この時、電源1が正の極性の電圧の時には
検出回路50の検出信号が”L”となり選択回路59の
出力は図14に示すような正極性の信号を昇圧手段51
に出力する。このことにより、昇圧手段51は図16に
示すような回路構成となり、第1のスイッチ101〜1
05と第2のスイッチ108〜112とを時分割で制御
することにより昇圧電圧を発生し、時計システム6と第
2の制御手段と検出回路50とに昇圧電圧を出力し続け
る。
【0120】また電源1が負の極性の電圧の時には検出
回路50の検出信号が”H”となり選択回路59の出力
は図14に示すような負極性の信号を昇圧手段51に出
力する。このことにより、昇圧手段51は図17に示す
ような回路構成となり、第1のスイッチ102〜106
と第2のスイッチ107〜111とを時分割で制御する
ことにより昇圧電圧を発生し、時計システム6と第2の
制御手段と検出回路50とに昇圧電圧を出力し続ける。
【0121】上記記載のように本発明の第4の実施例で
は、第1の制御手段52から第2の制御手段53に制御
が移るときに昇圧手段51を構成する第1のスイッチ1
01〜106と第2のスイッチ107〜112とのサブ
ストレートの電位を切り替えているのは、第1のスイッ
チ101〜106と第2のスイッチ107〜112との
ゲート端子に印加するゲート電圧に応じて切り替えてい
る。
【0122】これはゲート端子に印加するゲート電圧の
違いによるバックゲート効果をなくすためである。
【0123】以上説明した本発明の第1の実施例と第2
の実施例と第3の実施例と第4の実施例とでの昇圧手段
を構成する充電手段は5個で構成しているが、電源1の
出力電圧または負荷の消費電力に応じて、充電手段を2
個以上いくつで構成しても良い。
【0124】また本発明の第1の実施例と第2の実施例
と第3の実施例と第4の実施例とでの昇圧手段を構成す
る第1のスイッチと第2のスイッチとはP型電界効果ト
ランジスタとN型電界効果トランジスタとをもちいてい
るが、トランスミッション型のアナログスイッチをもち
いても良い。
【0125】また本発明の第2の実施例と第3の実施例
とでもちいる整流回路は電源電圧がある程度大きければ
ダイオードリング等をもちいても良い。
【0126】さらに本発明の第3の実施例と第4の実施
例とでの第1のトライステートバッファ手段と第2のト
ライステートバッファ手段とはトライステートバッファ
をもちいているが、トランスミッション型のアナログス
イッチをもちいても良い。
【0127】
【発明の効果】本発明の昇圧回路によれば、N個の容量
をあらかじめ直列に接続する構成とすることにより、従
来例の昇圧回路でN個の容量を直列に接続するために必
要であったスイッチを不要とし、そのためにスイッチの
オン抵抗による損失がなくなり、大きな電力を取り出す
ことができる。
【0128】また、従来例の昇圧回路ではおのおのの容
量に充電された昇圧電圧を昇圧出力容量に充電し直す必
要があったが、本発明の昇圧回路では直列に接続した容
量が昇圧出力容量を兼ねており、直列に接続した容量の
他方の端子から直接昇圧電圧をとりだすことができ、容
量から容量へ電力の移動にともなう損失がないため、効
率が向上する。
【0129】またおのおのの容量は常に時分割に充電さ
れているので、昇圧電圧のリップルが小さくおさえるこ
とができ、昇圧出力電圧をほぼ一定に保つことができ
る。
【0130】また電源と昇圧手段および制御手段との間
に整流回路を設けることで、電源の極性が変化しても常
に一定の極性の昇圧電圧を負荷に出力することができ
る。
【0131】また電源の極性を検出する検出回路と、検
出回路が出力する検出信号で第2のリングカウンタ手段
が出力する第2の制御信号を選択的に出力する選択回路
とを設けることで、電源の極性が変化しても常に一定の
極性の昇圧電圧を負荷に出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における昇圧回路の回路
構成を示す回路図である。
【図2】本発明の第1の実施例における昇圧回路を構成
する制御手段の制御信号の波形を示す波形図である。
【図3】本発明の第1の実施例における昇圧回路を構成
するおのおのの容量が充電される様子を示す図である。
【図4】従来例の昇圧回路の回路構成を示す回路図であ
る。
【図5】従来例の昇圧回路を構成するおのおのの容量が
充電される様子を示す図である。
【図6】従来例の昇圧回路を構成する昇圧出力容量が充
電される様子を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施例における昇圧回路のブロ
ック図を示す図である。
【図8】本発明の第2の実施例における昇圧回路を構成
する整流回路の回路構成を示す回路図である。
【図9】本発明の第3の実施例における昇圧回路のブロ
ック図を示す図である。
【図10】本発明の第3の実施例における昇圧回路の回
路構成を示す回路図である。
【図11】本発明の第3の実施例における第1の制御手
段を構成する切換回路の回路構成を示す回路図である。
【図12】本発明の第4の実施例における昇圧回路のブ
ロック図を示す図である。
【図13】本発明の第4の実施例における昇圧回路の回
路構成を示す回路図である。
【図14】本発明の第4の実施例における第2の制御手
段を構成する第2のリングカウンタ手段と選択回路との
回路構成を示す回路図である。
【図15】本発明の第4の実施例における検出回路の回
路構成を示す回路図である。
【図16】本発明の第4の実施例における電源が正の極
性の時の昇圧手段の回路構成を示す回路図である。
【図17】本発明の第4の実施例における電源が負の極
性の時の昇圧手段の回路構成を示す回路図である。
【図18】本発明の第4の実施例における第1の制御手
段と第2の制御手段との制御信号の波形を示す波形図で
ある。
【符号の説明】
1 電源 2 発振手段 3 リングカウンタ手段 4 制御手段 5 昇圧手段 6 時計システム

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源と、発振手段と時分割の制御信号を
    出力するリングカウンタ手段とからなる制御手段と、容
    量と容量の一方の端子に接続し電源の一方の端子の電位
    を供給する第1のスイッチと容量の他方の端子に接続し
    電源の他方の端子の電位を供給する第2のスイッチとを
    有する充電手段を直列にN個(N≧2)接続する昇圧手
    段とを有し、制御手段の出力は昇圧手段を構成するN個
    の第1のスイッチと第2のスイッチとに接続することを
    特徴とする昇圧回路。
  2. 【請求項2】 電源と、電源と昇圧手段および制御手段
    との間に位置する整流回路と、発振手段と時分割の制御
    信号を出力するリングカウンタ手段とからなる制御手段
    と、容量と容量の一方の端子に接続し整流回路の一方の
    出力端子の電位を供給する第1のスイッチと容量の他方
    の端子に接続し整流回路の他方の出力端子の電位を供給
    する第2のスイッチとを有する充電手段を直列にN個
    (N≧2)接続する昇圧手段とを有し、制御手段の出力
    は昇圧手段を構成するN個の第1のスイッチと第2のス
    イッチとに接続することを特徴とする昇圧回路。
  3. 【請求項3】 電源と、電源と昇圧手段および第1の制
    御手段との間に位置する整流回路と、発振手段と時分割
    の第1の制御信号を出力する第1のリングカウンタ手段
    と第1のリングカウンタ手段の出力を入力する第1のト
    ライステートバッファ手段と第1のトライステートバッ
    ファ手段を制御する切換回路とからなる第1の制御手段
    と、時分割の第2の制御信号を出力する第2のリングカ
    ウンタ手段と第2のリングカウンタ手段の出力を入力す
    る第2のトライステートバッファ手段とからなる第2の
    制御手段と、容量と容量の一方の端子に接続し整流回路
    の一方の出力端子の電位を供給する第1のスイッチと容
    量の他方の端子に接続し整流回路の他方の出力端子の電
    位を供給する第2のスイッチとを有する充電手段を直列
    にN個(N≧2)接続する昇圧手段とを有し、第1の制
    御手段の出力と第2の制御手段の出力とは昇圧手段を構
    成するN個の第1のスイッチと第2のスイッチとに接続
    することを特徴とする昇圧回路。
  4. 【請求項4】 電源と、発振手段と時分割の第1の制御
    信号を出力する第1のリングカウンタ手段と第1のリン
    グカウンタ手段の出力を入力する第1のトライステート
    バッファ手段と第1のトライステートバッファ手段を制
    御する第1の切換回路とからなる第1の制御手段と、電
    源の極性を検出する検出回路と、時分割の第2の制御信
    号を出力する第2のリングカウンタ手段と第2のリング
    カウンタ手段の出力を検出回路の出力で選択的に出力す
    る選択回路と、選択回路の出力を入力する第2のトライ
    ステートバッファ手段と第2のトライステートバッファ
    手段を制御する第2の切換回路とからなる第2の制御手
    段と、容量と容量の一方の端子に接続し電源の一方の端
    子の電位を供給する第1のスイッチと容量の他方の端子
    に接続し電源の他方の出力端子の電位を供給する第2の
    スイッチとを有する充電手段を直列にN個(N≧2)接
    続する昇圧手段とを有し、第1の制御手段の出力と第2
    の制御手段の出力とは昇圧手段を構成するN個の第1の
    スイッチと第2のスイッチとに接続することを特徴とす
    る昇圧回路。
  5. 【請求項5】 整流回路は電源の両方の端子の間に第1
    のP型電界効果トランジスタと第2のP型電界効果トラ
    ンジスタと、第2のN型電界効果トランジスタと第2の
    N型電界効果トランジスタとを直列に接続し、第2のP
    型電界効果トランジスタと第2のN型電界効果トランジ
    スタとのゲート端子を電源の一方の端子に接続し、第1
    のP型電界効果トランジスタと第1のN型電界効果トラ
    ンジスタとのゲート端子を電源の他方の端子に接続し、
    第1のP型電界効果トランジスタと第2のP型電界効果
    トランジスタとの接続点と第1のN型電界効果トランジ
    スタと第2のN型電界効果トランジスタとの接続点とを
    整流回路の出力端子とすること特徴とする請求項2ある
    いは請求項3に記載の昇圧回路。
  6. 【請求項6】 電源と、発振手段と時分割の制御信号を
    出力するリングカウンタ手段とからなる制御手段と、容
    量と容量の一方の端子に接続し電源の一方の端子の電位
    を供給する第1のスイッチと容量の他方の端子に接続し
    電源の他方の端子の電位を供給する第2のスイッチとを
    有する充電手段を直列にN個(N≧2)接続する昇圧手
    段とを有し、制御手段の出力は昇圧手段を構成するN個
    の第1のスイッチと第2のスイッチとに接続し、第1の
    スイッチと第2のスイッチとを制御して、電源をN個の
    容量に順次、時分割に接続して充電し、電源電圧のほぼ
    N倍の昇圧電圧を発生することを特徴とする昇圧回路の
    駆動方法。
  7. 【請求項7】 電源と、電源と昇圧手段および制御手段
    との間に位置する整流回路と、発振手段と時分割の制御
    信号を出力するリングカウンタ手段とからなる制御手段
    と、容量と容量の一方の端子に接続し整流回路の一方の
    出力端子の電位を供給する第1のスイッチと容量の他方
    の端子に接続し整流回路の他方の出力端子の電位を供給
    する第2のスイッチとを有する充電手段を直列にN個
    (N≧2)接続する昇圧手段とを有し、制御手段の出力
    は昇圧手段を構成するN個の第1のスイッチと第2のス
    イッチとに接続し、電源の極性が変化しても整流回路の
    出力は常に同一方向の極性を出力し、制御手段の出力に
    よって第1のスイッチと第2のスイッチとを制御して、
    整流回路の出力電圧をN個の容量に順次、時分割に接続
    して充電し、電源電圧のほぼN倍の昇圧電圧を発生する
    ことを特徴とする昇圧回路の駆動方法。
  8. 【請求項8】 電源と、電源と昇圧手段および第1の制
    御手段との間に位置する整流回路と、発振手段と時分割
    の第1の制御信号を出力する第1のリングカウンタ手段
    と第1のリングカウンタ手段の出力を入力する第1のト
    ライステートバッファ手段と第1のトライステートバッ
    ファ手段を制御する切換回路とからなる第1の制御手段
    と、時分割の第2の制御信号を出力する第2のリングカ
    ウンタ手段と第2のリングカウンタ手段の出力を入力す
    る第2のトライステートバッファ手段とからなる第2の
    制御手段と、容量と容量の一方の端子に接続し整流回路
    の一方の出力端子の電位を供給する第1のスイッチと容
    量の他方の端子に接続し整流回路の他方の出力端子の電
    位を供給する第2のスイッチとを有する充電手段を直列
    にN個(N≧2)接続する昇圧手段とを有し、第1の制
    御手段の出力と第2の制御手段の出力とは昇圧手段を構
    成するN個の第1のスイッチと第2のスイッチとに接続
    し、整流回路は電源の極性が変化しても常に同一方向の
    極性の電圧を昇圧手段と第1の制御手段とに供給し、第
    1の制御手段の出力によって昇圧手段を構成する第1の
    スイッチと第2のスイッチとを制御して、整流回路の出
    力電圧をN個の容量に順次、時分割に接続して充電し、
    電源電圧のほぼN倍の昇圧電圧を第2の制御手段と負荷
    とに供給し負荷を駆動し、負荷のクロックを第2の制御
    手段を構成する第2のリングカウンタ手段に入力し、負
    荷が出力する信号は発振手段を停止し、また負荷が出力
    する信号は第1の切換回路を介して第1のトライステー
    トバッファ手段の出力をディスイネーブルにし、また負
    荷が出力する信号は第2のトライステートバッファ手段
    の出力をイネーブルにし、第1の制御手段から第2の制
    御手段に昇圧手段の制御を切り替えることを特徴とする
    昇圧回路の駆動方法。
  9. 【請求項9】 電源と、発振手段と時分割の第1の制御
    信号を出力する第1のリングカウンタ手段と第1のリン
    グカウンタ手段の出力を入力する第1のトライステート
    バッファ手段と第1のトライステートバッファ手段を制
    御する第1の切換回路とからなる第1の制御手段と、電
    源の極性を検出する検出回路と、時分割の第2の制御信
    号を出力する第2のリングカウンタ手段と第2のリング
    カウンタ手段の出力を検出回路の出力で選択的に出力す
    る選択回路と、選択回路の出力を入力する第2のトライ
    ステートバッファ手段と第2のトライステートバッファ
    手段を制御する第2の切換回路とからなる第2の制御手
    段と、容量と容量の一方の端子に接続し電源の一方の端
    子の電位を供給する第1のスイッチと容量の他方の端子
    に接続し電源の他方の出力端子の電位を供給する第2の
    スイッチとを有する充電手段を直列にN個(N≧2)接
    続する昇圧手段とを有し、第1の制御手段の出力と第2
    の制御手段の出力とは昇圧手段を構成するN個の第1の
    スイッチと第2のスイッチとに接続し、電源は昇圧手段
    と第1の制御手段とに電圧を供給し、第1の制御手段の
    出力によって昇圧手段を構成する第1のスイッチと第2
    のスイッチとを制御して、電源をN個の容量に順次、時
    分割に接続して充電し、電源電圧のほぼN倍の昇圧電圧
    を第2の制御手段と負荷とに供給し負荷を駆動し、負荷
    のクロックを第2の制御手段を構成する第2のリングカ
    ウンタ手段に入力し、負荷が出力する信号は第1の制御
    信号は発振手段を停止し、また負荷が出力する信号は第
    1の切換回路を介して第1のトライステートバッファ手
    段の出力をディスイネーブルにし、また負荷が出力する
    信号は第2のトライステートバッファ手段の出力をイネ
    ーブルにし、第1の制御手段から第2の制御手段に昇圧
    手段の制御を切り替えて昇圧するとともに、電源の負の
    極性への変化を検出回路で検出し、検出回路出力によっ
    て第2の制御手段を構成する選択回路による第2のリン
    グカウンタ手段の出力を切り替えて、容量への充電方向
    を常に一定方向にすることにより、電源の極性にかかわ
    らず昇圧電圧を発生することを特徴とする昇圧回路の駆
    動方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002262546A (ja) * 2001-03-01 2002-09-13 Citizen Watch Co Ltd 昇圧システム
JP2014209725A (ja) * 2013-03-22 2014-11-06 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置
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