JPH0896495A - 光ディスク装置 - Google Patents
光ディスク装置Info
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- JPH0896495A JPH0896495A JP6226541A JP22654194A JPH0896495A JP H0896495 A JPH0896495 A JP H0896495A JP 6226541 A JP6226541 A JP 6226541A JP 22654194 A JP22654194 A JP 22654194A JP H0896495 A JPH0896495 A JP H0896495A
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Landscapes
- Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】この発明の目的は、簡単な構成により、片面ア
クセス対応の光ディスクおよび両面アクセス対応の光デ
ィスクを選択的に使用できる光ディスク装置を提供する
ことにある。 【構成】一対の光学ヘッドを有し光ディスクの両面に対
して同時にアクセス可能な光ディスク装置と、両面アク
セス対応の光ディスクを収納した第1のディスクカート
リッジ14と、片面アクセス対応の光ディスクを収納し
た第2のディスクカートリッジと、を備えている。光デ
ィスク装置の筐体10に設けられた挿入口12は、1つ
の角部に面取り部12aを有する偏平な矩形状に形成さ
れている。第2のディスクカートリッジは、1つの角が
面取りされた矩形の断面形状を有し、面取り部53が挿
入口の面取り部と一致する所定の面方向に合わせて挿入
された場合のみ挿入口への挿入が可能に形成されてい
る。
クセス対応の光ディスクおよび両面アクセス対応の光デ
ィスクを選択的に使用できる光ディスク装置を提供する
ことにある。 【構成】一対の光学ヘッドを有し光ディスクの両面に対
して同時にアクセス可能な光ディスク装置と、両面アク
セス対応の光ディスクを収納した第1のディスクカート
リッジ14と、片面アクセス対応の光ディスクを収納し
た第2のディスクカートリッジと、を備えている。光デ
ィスク装置の筐体10に設けられた挿入口12は、1つ
の角部に面取り部12aを有する偏平な矩形状に形成さ
れている。第2のディスクカートリッジは、1つの角が
面取りされた矩形の断面形状を有し、面取り部53が挿
入口の面取り部と一致する所定の面方向に合わせて挿入
された場合のみ挿入口への挿入が可能に形成されてい
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、記録媒体としての光
ディスクに情報の記録、再生等を行なう光ディスク装
置、特に、光ディスクの両面に対して同時にアクセス可
能な両面同時アクセス型の光ディスク装置に関する。
ディスクに情報の記録、再生等を行なう光ディスク装
置、特に、光ディスクの両面に対して同時にアクセス可
能な両面同時アクセス型の光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスク装置は、記録媒体として光デ
ィスクを用い、その光ディスクに対する情報の記録、再
生、または消去は、光学ヘッドから放出されたレーザビ
ームによって行なわれる。一般に、光学ヘッドは、半導
体レーザのようなレーザ光源と、レーザ光源から放出さ
れるレーザビームを光ディスクの記録面に集束および照
射するための対物レンズと、この対物レンズを所望の位
置へ移動するアクセス機構と、を備えている。
ィスクを用い、その光ディスクに対する情報の記録、再
生、または消去は、光学ヘッドから放出されたレーザビ
ームによって行なわれる。一般に、光学ヘッドは、半導
体レーザのようなレーザ光源と、レーザ光源から放出さ
れるレーザビームを光ディスクの記録面に集束および照
射するための対物レンズと、この対物レンズを所望の位
置へ移動するアクセス機構と、を備えている。
【0003】従来、光ディスク装置として、片面アクセ
ス型の光ディスク装置と、両面同時アクセス型の光ディ
スク装置とが知られている。片面アクセス型の光ディス
ク装置は、単一の光学ヘッドおよびこれを駆動するアク
セス機構を備え、所定の位置に装着された光ディスクの
一方の記録面に対して、光学ヘッドにより情報の記録、
再生等を行なう。光ディスクの反対側の記録面に対する
記録、再生等は、一旦、光ディスクを装置から取り出し
て裏返した後、再度装置に装填することにより行なわれ
る。
ス型の光ディスク装置と、両面同時アクセス型の光ディ
スク装置とが知られている。片面アクセス型の光ディス
ク装置は、単一の光学ヘッドおよびこれを駆動するアク
セス機構を備え、所定の位置に装着された光ディスクの
一方の記録面に対して、光学ヘッドにより情報の記録、
再生等を行なう。光ディスクの反対側の記録面に対する
記録、再生等は、一旦、光ディスクを装置から取り出し
て裏返した後、再度装置に装填することにより行なわれ
る。
【0004】一方、両面同時アクセス型の光ディスク装
置は、互いに対設して設けられた一対の光学ヘッドと、
これらの光学ヘッドを駆動する一対のアクセス機構と、
を備え、所定の位置に装填された光ディスクの両記録面
に対して、一対の光学ヘッドにより同時に記録、再生等
を行なうことができる。
置は、互いに対設して設けられた一対の光学ヘッドと、
これらの光学ヘッドを駆動する一対のアクセス機構と、
を備え、所定の位置に装填された光ディスクの両記録面
に対して、一対の光学ヘッドにより同時に記録、再生等
を行なうことができる。
【0005】一般に、光ディスク装置に使用される光デ
ィスクは、中間に位置した補強用ディスクと、補強用デ
ィスクの両面に貼り付けられた2枚の記録、再生用のデ
ィスク基板と、を備え、各ディスク基板の内面に記録層
が形成されている。
ィスクは、中間に位置した補強用ディスクと、補強用デ
ィスクの両面に貼り付けられた2枚の記録、再生用のデ
ィスク基板と、を備え、各ディスク基板の内面に記録層
が形成されている。
【0006】上述したように、片面アクセス型の光ディ
スク装置において、情報の記録、再生は、単一の光学ヘ
ッドを用いて光ディスクの片面つづ行なわれる。そのた
め、片面アクセス型の光ディスク装置に使用される光デ
ィスクは、各ディスク基板が独立して所定の機械特性、
例えば、平面度、厚さ等を満たすように構成されていれ
ばよく、2枚のディスク基板の相互間の機械特性、例え
ば、ディスク基板同志の平行度、間隔等、を考慮する必
要がない。そして、このような光ディスクの製造時に
は、光ディスクの両面側からそれぞれ1回ずつ、計2回
機械特性の検査を行なえば足りる。
スク装置において、情報の記録、再生は、単一の光学ヘ
ッドを用いて光ディスクの片面つづ行なわれる。そのた
め、片面アクセス型の光ディスク装置に使用される光デ
ィスクは、各ディスク基板が独立して所定の機械特性、
例えば、平面度、厚さ等を満たすように構成されていれ
ばよく、2枚のディスク基板の相互間の機械特性、例え
ば、ディスク基板同志の平行度、間隔等、を考慮する必
要がない。そして、このような光ディスクの製造時に
は、光ディスクの両面側からそれぞれ1回ずつ、計2回
機械特性の検査を行なえば足りる。
【0007】また、上記のような片面アクセス対応の光
ディスクを両面アクセス型の光ディスク装置において使
用する場合、光ディスク装置の一方の光学ヘッド、例え
ば、スピンドルモータ側に位置した光学ヘッドのみを用
いて記録、再生が行なわれる。そのため、片面アクセス
対応の光ディスクは、両面アクセス型の光ディスク装置
に対して、挿入する向きが限定されることなく、いずれ
の向き、つまり、一方のディスク基板が上記光学ヘッド
と対向する向き、および、他方のディスク基板が上記光
学ヘッドと対向する向き、のいずれの向きにも装填する
ことができる。
ディスクを両面アクセス型の光ディスク装置において使
用する場合、光ディスク装置の一方の光学ヘッド、例え
ば、スピンドルモータ側に位置した光学ヘッドのみを用
いて記録、再生が行なわれる。そのため、片面アクセス
対応の光ディスクは、両面アクセス型の光ディスク装置
に対して、挿入する向きが限定されることなく、いずれ
の向き、つまり、一方のディスク基板が上記光学ヘッド
と対向する向き、および、他方のディスク基板が上記光
学ヘッドと対向する向き、のいずれの向きにも装填する
ことができる。
【0008】これに対して、両面同時アクセス型の光デ
ィスク装置においては、装填された光ディスクの両面に
対して同時に記録、再生等が行なわれるため、光ディス
クは、光ディスク装置に装填された際、2枚のディスク
基板がそれぞれ対応する光学ヘッドに対して同時に所定
の位置に配設される必要がある。従って、両面アクセス
型の光ディスク装置に使用される光ディスクは、各ディ
スク基板がそれぞれ所定の機械特性を備え、かつ、2枚
のディスク基板相互間の機械特性をも所定の特性を満た
すように形成されていなければならない。従って、この
ような光ディスクを製造する場合、1枚のディスク基板
について、そのディスク基板自身の機械特性の検査と、
他方のディスク基板に対する機械特性の検査と、の2回
の検査を行なう必要があり、光ディスク全体では合計4
回の検査を行なう必要がある。
ィスク装置においては、装填された光ディスクの両面に
対して同時に記録、再生等が行なわれるため、光ディス
クは、光ディスク装置に装填された際、2枚のディスク
基板がそれぞれ対応する光学ヘッドに対して同時に所定
の位置に配設される必要がある。従って、両面アクセス
型の光ディスク装置に使用される光ディスクは、各ディ
スク基板がそれぞれ所定の機械特性を備え、かつ、2枚
のディスク基板相互間の機械特性をも所定の特性を満た
すように形成されていなければならない。従って、この
ような光ディスクを製造する場合、1枚のディスク基板
について、そのディスク基板自身の機械特性の検査と、
他方のディスク基板に対する機械特性の検査と、の2回
の検査を行なう必要があり、光ディスク全体では合計4
回の検査を行なう必要がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように4回の検査工程を実施する場合、検査に時間が掛
かるとともに、製品の歩留りが低下し、製造コスト上昇
の原因となる。そこで、このような製造コストの上昇を
防止するため、光ディスクを以下の方法で検査および使
用することが望ましい。つまり、光ディスクの製造時、
光ディスクの一方のディスク基板を基準として、この基
準ディスク基板の機械特性および基準ディスク基板に対
する他方のディスク基板の機械特性のみを検査し、使用
時には、この基準ディスク基板が光ディスク装置に対し
て予め決められた向きに装填されるように装填方向を指
定することが望ましい。
ように4回の検査工程を実施する場合、検査に時間が掛
かるとともに、製品の歩留りが低下し、製造コスト上昇
の原因となる。そこで、このような製造コストの上昇を
防止するため、光ディスクを以下の方法で検査および使
用することが望ましい。つまり、光ディスクの製造時、
光ディスクの一方のディスク基板を基準として、この基
準ディスク基板の機械特性および基準ディスク基板に対
する他方のディスク基板の機械特性のみを検査し、使用
時には、この基準ディスク基板が光ディスク装置に対し
て予め決められた向きに装填されるように装填方向を指
定することが望ましい。
【0010】従って、挿入向きの規制されない前述の片
面アクセス対応の光ディスクと、上記のような挿入向き
の指定された両面アクセス対応の光ディスクと、を両面
同時アクセス型の光ディスク装置において選択的に使用
する場合には、両方の光ディスクを容易に区別でき、各
光ディスクを正しい向きで挿入できるように構成されて
いる必要がある。
面アクセス対応の光ディスクと、上記のような挿入向き
の指定された両面アクセス対応の光ディスクと、を両面
同時アクセス型の光ディスク装置において選択的に使用
する場合には、両方の光ディスクを容易に区別でき、各
光ディスクを正しい向きで挿入できるように構成されて
いる必要がある。
【0011】この発明は以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、簡単な構成により、片面アクセス対応
の光ディスクおよび両面アクセス対応の光ディスクを選
択的に使用できる光ディスク装置を提供することにあ
る。
で、その目的は、簡単な構成により、片面アクセス対応
の光ディスクおよび両面アクセス対応の光ディスクを選
択的に使用できる光ディスク装置を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の請求項1に係る光ディスクシステムは、
互いに対向した2つの記録面を有し両記録面に対して同
時にアクセス可能な両面アクセス対応の光ディスクを収
納した第1のディスクカートリッジ、および互いに対向
した2つの記録面を有し片方の記録面づつアクセス可能
な片面アクセス対応の光ディスクを収納した第2のディ
スクカートリッジを選択的に装填可能に形成されている
とともに、上記第1のカートリッジについては所定の面
方向に合わせて挿入された場合にのみ挿通可能とし、上
記第2のカートリッジについてはいずれの面方向に合わ
せて挿入された場合でも挿通可能とする形状に形成され
た挿入口を有する筐体と、上記筐体内の所定の位置に装
填された第1あるいは第2のディスクカートリッジ内の
光ディスクを回転駆動する駆動手段と、上記筐体内に配
設された一対の光学ヘッドと、上記第1のディスクカー
トリッジが上記挿入口を通して所定の位置に装填された
際、上記一対の光学ヘッドにより両面アクセス対応の光
ディスクの両記録面に対して情報処理を行なうととも
に、上記第2のディスクカートリッジが上記挿入口を通
して所定の位置に装填された際、一方の光学ヘッドによ
り片面アクセス対応の光ディスクの一方の記録面に対し
て情報処理を行なう制御手段と、を備えている。
め、この発明の請求項1に係る光ディスクシステムは、
互いに対向した2つの記録面を有し両記録面に対して同
時にアクセス可能な両面アクセス対応の光ディスクを収
納した第1のディスクカートリッジ、および互いに対向
した2つの記録面を有し片方の記録面づつアクセス可能
な片面アクセス対応の光ディスクを収納した第2のディ
スクカートリッジを選択的に装填可能に形成されている
とともに、上記第1のカートリッジについては所定の面
方向に合わせて挿入された場合にのみ挿通可能とし、上
記第2のカートリッジについてはいずれの面方向に合わ
せて挿入された場合でも挿通可能とする形状に形成され
た挿入口を有する筐体と、上記筐体内の所定の位置に装
填された第1あるいは第2のディスクカートリッジ内の
光ディスクを回転駆動する駆動手段と、上記筐体内に配
設された一対の光学ヘッドと、上記第1のディスクカー
トリッジが上記挿入口を通して所定の位置に装填された
際、上記一対の光学ヘッドにより両面アクセス対応の光
ディスクの両記録面に対して情報処理を行なうととも
に、上記第2のディスクカートリッジが上記挿入口を通
して所定の位置に装填された際、一方の光学ヘッドによ
り片面アクセス対応の光ディスクの一方の記録面に対し
て情報処理を行なう制御手段と、を備えている。
【0013】また、この発明の請求項4に係る光ディス
ク装置によれば、筐体の挿入口は周縁から挿入口内に突
出した規制部を有し、上記第1のカートリッジは、所定
の面方向に合わせて第1のディスクカートリッジを上記
挿入口に挿入された場合にのみ上記規制部に合致する単
一の挿入許容凹所を有し、上記第2のカートリッジは、
互いに対称位置に形成され第2のディスクカートリッジ
がいずかの面方向に合わせて上記挿入口に挿入された場
合に上記規制部にそれぞれ合致する一対の挿入許容凹所
を有している。
ク装置によれば、筐体の挿入口は周縁から挿入口内に突
出した規制部を有し、上記第1のカートリッジは、所定
の面方向に合わせて第1のディスクカートリッジを上記
挿入口に挿入された場合にのみ上記規制部に合致する単
一の挿入許容凹所を有し、上記第2のカートリッジは、
互いに対称位置に形成され第2のディスクカートリッジ
がいずかの面方向に合わせて上記挿入口に挿入された場
合に上記規制部にそれぞれ合致する一対の挿入許容凹所
を有している。
【0014】
【作用】上記のように構成された光ディスク装置によれ
ば、両面アクセス対応の光ディスクを用いて情報処理を
行なう場合、光ディスク装置の挿入口を通して第1のデ
ィスクカートリッジが光ディスク装置内に挿入される。
この際、第1のディスクカートリッジは、所定の面方向
に合わせて挿入された場合のみ、例えば、2つの記録面
の所定の一方の記録面が駆動手段側に位置する向きで挿
入された場合のみ、第1のディスクカートリッジの断面
形状と挿入口の輪郭とが一致し、挿入口を通して光ディ
スク装置内への挿入が可能となる。また、逆の面方向に
挿入された場合には、第1のディスクカートリッジの断
面形状と挿入口の輪郭と一致せず、挿入が妨げされる。
従って、両面アクセス対応の光ディスクは、光ディスク
装置に対して常に所定の向きに装填される。
ば、両面アクセス対応の光ディスクを用いて情報処理を
行なう場合、光ディスク装置の挿入口を通して第1のデ
ィスクカートリッジが光ディスク装置内に挿入される。
この際、第1のディスクカートリッジは、所定の面方向
に合わせて挿入された場合のみ、例えば、2つの記録面
の所定の一方の記録面が駆動手段側に位置する向きで挿
入された場合のみ、第1のディスクカートリッジの断面
形状と挿入口の輪郭とが一致し、挿入口を通して光ディ
スク装置内への挿入が可能となる。また、逆の面方向に
挿入された場合には、第1のディスクカートリッジの断
面形状と挿入口の輪郭と一致せず、挿入が妨げされる。
従って、両面アクセス対応の光ディスクは、光ディスク
装置に対して常に所定の向きに装填される。
【0015】一方、片面アクセス対応の光ディスクを用
いて情報処理を行なう場合、光ディスク装置の挿入口を
通して第2のディスクカートリッジが光ディスク装置内
に挿入される。この際、第2のディスクカートリッジ
は、いずれの面方向を向いている場合でも挿入口を通過
することができ、任意の向きで光ディスク装置内に挿入
することができる。
いて情報処理を行なう場合、光ディスク装置の挿入口を
通して第2のディスクカートリッジが光ディスク装置内
に挿入される。この際、第2のディスクカートリッジ
は、いずれの面方向を向いている場合でも挿入口を通過
することができ、任意の向きで光ディスク装置内に挿入
することができる。
【0016】
【実施例】以下図面を参照しながら、この発明の実施例
に係る光ディスク装置について詳細に説明する。図1に
示すように、光ディスク装置は矩形状の筐体10を備
え、筐体の前面には、後述するディスクカートリッジ1
4、15を挿入するための挿入口12が形成されてい
る。また、筐体10内には、挿入口12を通して挿入さ
れたディスクカートリッジを受け取り所定の位置に保持
するカートリッジホルダ26が配設されている。
に係る光ディスク装置について詳細に説明する。図1に
示すように、光ディスク装置は矩形状の筐体10を備
え、筐体の前面には、後述するディスクカートリッジ1
4、15を挿入するための挿入口12が形成されてい
る。また、筐体10内には、挿入口12を通して挿入さ
れたディスクカートリッジを受け取り所定の位置に保持
するカートリッジホルダ26が配設されている。
【0017】筐体10内のほぼ中央には、駆動手段とし
て機能するスピンドルモータ20が配設されている。こ
のスピンドルモータ20は、その回転軸に固定されたタ
ーンテーブル24を備えている。スピンドルモータ20
は、昇降機構38を介して筐体10の底壁上に支持され
ている。そして、昇降機構28のモータ30を駆動する
ことにより、スピンドルモータ20は、装填されたディ
スクカートリッジに対して昇降される。
て機能するスピンドルモータ20が配設されている。こ
のスピンドルモータ20は、その回転軸に固定されたタ
ーンテーブル24を備えている。スピンドルモータ20
は、昇降機構38を介して筐体10の底壁上に支持され
ている。そして、昇降機構28のモータ30を駆動する
ことにより、スピンドルモータ20は、装填されたディ
スクカートリッジに対して昇降される。
【0018】また、筐体10内には、所定の位置に装填
されたディスクカートリッジ内の光ディスクの一方の表
面、つまり、上面に対して情報処理を行なう第1の光学
ヘッド36と、第1の光学ヘッドを光ディスクの径方向
に往復駆動する第1のアクセス機構34と、光ディスク
の下面に対して情報処理を行なう第2の光学ヘッド38
と、第2の光学ヘッドを光ディスクの径方向に往復駆動
する第2のアクセス機構40と、が設けられている。
されたディスクカートリッジ内の光ディスクの一方の表
面、つまり、上面に対して情報処理を行なう第1の光学
ヘッド36と、第1の光学ヘッドを光ディスクの径方向
に往復駆動する第1のアクセス機構34と、光ディスク
の下面に対して情報処理を行なう第2の光学ヘッド38
と、第2の光学ヘッドを光ディスクの径方向に往復駆動
する第2のアクセス機構40と、が設けられている。
【0019】筐体10の底壁16上には基台18が設け
られている。そして、第1のアクセス機構34は、基台
18上に立設された一対の支持部材108、110と、
これら支持部材間に支持されたガイドロッド100と、
を備えている。ガイドロッド100は、装填された光デ
ィスクの上面と平行に光ディスクの径方向に沿って延び
ている。特に、ガイドロッド100は、光ディスクの中
心部近傍からディスクカートリッジの挿入側端部を越え
て外方まで延びている。
られている。そして、第1のアクセス機構34は、基台
18上に立設された一対の支持部材108、110と、
これら支持部材間に支持されたガイドロッド100と、
を備えている。ガイドロッド100は、装填された光デ
ィスクの上面と平行に光ディスクの径方向に沿って延び
ている。特に、ガイドロッド100は、光ディスクの中
心部近傍からディスクカートリッジの挿入側端部を越え
て外方まで延びている。
【0020】第1の光学ヘッド36は、ガイドロッド1
00により摺動自在に支持されている。また、第1の光
学ヘッド36は、図示しないレーザ光源と、レーザ光源
から出射されたレーザビームを光ディスクの上面側記録
面に照射する対物レンズ37と、を備えている。
00により摺動自在に支持されている。また、第1の光
学ヘッド36は、図示しないレーザ光源と、レーザ光源
から出射されたレーザビームを光ディスクの上面側記録
面に照射する対物レンズ37と、を備えている。
【0021】また、第1のアクセス機構34は、ガイド
ロッド100に沿って配設された磁気回路102を有
し、この磁気回路102は、第1の光学ヘッド36に取
り付けられた図示しない磁気回路とともにリニアモータ
を構成している。そして、リニアモータを駆動すること
により、第1の光学ヘッド36はガイドロッド100に
沿って移動され、装填された光ディスクの内周部に対向
する位置と、ディスクカートリッジから外れて位置する
図示の退避位置との間を往復駆動される。
ロッド100に沿って配設された磁気回路102を有
し、この磁気回路102は、第1の光学ヘッド36に取
り付けられた図示しない磁気回路とともにリニアモータ
を構成している。そして、リニアモータを駆動すること
により、第1の光学ヘッド36はガイドロッド100に
沿って移動され、装填された光ディスクの内周部に対向
する位置と、ディスクカートリッジから外れて位置する
図示の退避位置との間を往復駆動される。
【0022】第2の光学ヘッド38および第2の光学ヘ
ッドを駆動する第2のアクセス機構40は、装填された
光ディスクの下面側、つまり、スピンドルモータ20と
同一側に配設されている。これら第2の光学ヘッド39
およびアクセス機構40は、第1の光学ヘッド36およ
びアクセス機構34と対向して配設されているととも
に、同様の構成を有している。つまり、第2のアクセス
機構40は、支持部材108、110間に支持されたガ
イドロッド104を備え、このガイドロッド104は、
光ディスクの下面と平行に、光ディスクの中心部近傍か
らディスクカートリッジの挿入側端部を越えて外方まで
光ディスクの径方向に沿って延びている。
ッドを駆動する第2のアクセス機構40は、装填された
光ディスクの下面側、つまり、スピンドルモータ20と
同一側に配設されている。これら第2の光学ヘッド39
およびアクセス機構40は、第1の光学ヘッド36およ
びアクセス機構34と対向して配設されているととも
に、同様の構成を有している。つまり、第2のアクセス
機構40は、支持部材108、110間に支持されたガ
イドロッド104を備え、このガイドロッド104は、
光ディスクの下面と平行に、光ディスクの中心部近傍か
らディスクカートリッジの挿入側端部を越えて外方まで
光ディスクの径方向に沿って延びている。
【0023】また、第2の光学ヘッド38は、ガイドロ
ッド104により摺動自在に支持され、図示しないレー
ザ光源と、対物レンズ39と、を備えている。更に、第
2のアクセス機構40は、ガイドロッド104に沿って
配設された磁気回路106を有し、この磁気回路106
は、第2の光学ヘッド38に取り付けられた図示しない
磁気回路とともにリニアモータを構成している。そし
て、リニアモータを駆動することにより、第2の光学ヘ
ッド38はガイドロッド104に沿って移動され、図1
に示す光ディスク60の内周部に対向する位置と、ディ
スクカートリッジ14から外れて位置する退避位置との
間を往復駆動される。
ッド104により摺動自在に支持され、図示しないレー
ザ光源と、対物レンズ39と、を備えている。更に、第
2のアクセス機構40は、ガイドロッド104に沿って
配設された磁気回路106を有し、この磁気回路106
は、第2の光学ヘッド38に取り付けられた図示しない
磁気回路とともにリニアモータを構成している。そし
て、リニアモータを駆動することにより、第2の光学ヘ
ッド38はガイドロッド104に沿って移動され、図1
に示す光ディスク60の内周部に対向する位置と、ディ
スクカートリッジ14から外れて位置する退避位置との
間を往復駆動される。
【0024】第1および第2の光学ヘッド36、38、
第1および第2のアクセス機構102、104、スピン
ドルモータ20、および昇降機構28のモータ30は、
制御手段として機能する制御部80に接続され、この制
御部によって動作が制御される。
第1および第2のアクセス機構102、104、スピン
ドルモータ20、および昇降機構28のモータ30は、
制御手段として機能する制御部80に接続され、この制
御部によって動作が制御される。
【0025】図2に示すように、光ディスク装置と共に
用いられる第1のディスクカートリッジ14は、上ケー
ス50aと下ケース50bとを接合して形成された偏平
な矩形状のケース本体50と、ケース本体の両側面に取
り付けられた側面部材51a、51bと、を備えてい
る。ケース本体50内には、情報記録媒体としての両面
アクセス対応の光ディスク60が収納されている。
用いられる第1のディスクカートリッジ14は、上ケー
ス50aと下ケース50bとを接合して形成された偏平
な矩形状のケース本体50と、ケース本体の両側面に取
り付けられた側面部材51a、51bと、を備えてい
る。ケース本体50内には、情報記録媒体としての両面
アクセス対応の光ディスク60が収納されている。
【0026】ケース本体50の上面および下面には、光
ディスク60へのアクセス用の開口部61a、61bが
互いに対向してそれぞれ形成されている。開口部52
a、52bは、それぞれケース本体50の上面あるいは
下面のほぼ中央から、第1のディスクカートリッジ14
の挿入方向Aに向かって、ケースの前端近傍まで延びて
いる。
ディスク60へのアクセス用の開口部61a、61bが
互いに対向してそれぞれ形成されている。開口部52
a、52bは、それぞれケース本体50の上面あるいは
下面のほぼ中央から、第1のディスクカートリッジ14
の挿入方向Aに向かって、ケースの前端近傍まで延びて
いる。
【0027】また、ケース本体50は開口部52a、5
2bに隣接して位置した前端枠64を有し、先端枠の上
面および下面には、それぞれ開口部52a、5bに連通
した切欠部66a、66bが形成されている。これらの
切欠部66a、66bは、開口部52a、52bの幅と
ほぼ等しい幅に形成されているとともに、第1のディス
クカートリッジ14を光ディスク装置内に装填する際、
光学ヘッドと先端枠64との干渉が生じないように充分
な深さに形成されている。
2bに隣接して位置した前端枠64を有し、先端枠の上
面および下面には、それぞれ開口部52a、5bに連通
した切欠部66a、66bが形成されている。これらの
切欠部66a、66bは、開口部52a、52bの幅と
ほぼ等しい幅に形成されているとともに、第1のディス
クカートリッジ14を光ディスク装置内に装填する際、
光学ヘッドと先端枠64との干渉が生じないように充分
な深さに形成されている。
【0028】第1のディスクカートリッジ14は開口部
52a、52bを開閉するシャッタ54を備え、このシ
ャッタは、挿入方向Aと直交する方向に沿って摺動自在
にケース本体50に取り付けられている。シャッタ54
は板材をほぼU字形に折曲げて形成され、両開口部52
a、52bを閉塞するとともに前端枠64を覆う閉塞位
置と、両開口部および前端枠を開放する図示の開放位置
との間を移動される。開口部52a、52bが開放され
ると、光ディスク60の中心部およびディスク表面の一
部が露出され、これらの開口部を通して光ディスクへの
アクセスが可能となる。
52a、52bを開閉するシャッタ54を備え、このシ
ャッタは、挿入方向Aと直交する方向に沿って摺動自在
にケース本体50に取り付けられている。シャッタ54
は板材をほぼU字形に折曲げて形成され、両開口部52
a、52bを閉塞するとともに前端枠64を覆う閉塞位
置と、両開口部および前端枠を開放する図示の開放位置
との間を移動される。開口部52a、52bが開放され
ると、光ディスク60の中心部およびディスク表面の一
部が露出され、これらの開口部を通して光ディスクへの
アクセスが可能となる。
【0029】なお、シャッタ54は、ケース本体50内
に配設された図示しないばねにより、閉塞位置に向かっ
て常時付勢されている。そして、シャッタ54は、ケー
ス本体50の前端部に設けられたロック爪58と、シャ
ッタ54の前端部に形成された係止突起56とにより、
通常、閉塞位置にロックされている。
に配設された図示しないばねにより、閉塞位置に向かっ
て常時付勢されている。そして、シャッタ54は、ケー
ス本体50の前端部に設けられたロック爪58と、シャ
ッタ54の前端部に形成された係止突起56とにより、
通常、閉塞位置にロックされている。
【0030】図2および図3に示すように、光ディスク
60は、補強用ディスク70と、補強用ディスクの両面
にそれぞれ貼り付けられた2枚のディスク基板61a、
61bとを備えている。そして、各ディスク基板61
a、61bの内面には記録層が形成され記録面72a、
72bを構成している。ディスク基板61a、61bの
内孔にはそれぞれハブ62が嵌合され、各ハブには、中
心孔62aを有する吸着板62が固定されている。
60は、補強用ディスク70と、補強用ディスクの両面
にそれぞれ貼り付けられた2枚のディスク基板61a、
61bとを備えている。そして、各ディスク基板61
a、61bの内面には記録層が形成され記録面72a、
72bを構成している。ディスク基板61a、61bの
内孔にはそれぞれハブ62が嵌合され、各ハブには、中
心孔62aを有する吸着板62が固定されている。
【0031】両面アクセス対応の光ディスク60の場
合、一方のディスク基板61aを基準として所定の機械
特性を満たすように製造されている。つまり、光ディス
ク60の製造時における検査工程において、矢印aで示
すように、ディスク基板61b側からディスク基板61
bの機械特性、例えば、平滑度、厚さ等が検査され、ま
た、ディスク基板61b側からこのディスク基板61b
を基準として、他方のディスク基板61aの機械特性お
よび2枚のディスク基板相互の機械特性、例えば、2枚
のディスク基板間の平行度、間隔等が検査される。そし
て、これらの機械特性を満たすように光ディスク60を
製造することにより、両方の記録面72a、72bに対
して同時にアクセス可能な光ディスクが得られる。
合、一方のディスク基板61aを基準として所定の機械
特性を満たすように製造されている。つまり、光ディス
ク60の製造時における検査工程において、矢印aで示
すように、ディスク基板61b側からディスク基板61
bの機械特性、例えば、平滑度、厚さ等が検査され、ま
た、ディスク基板61b側からこのディスク基板61b
を基準として、他方のディスク基板61aの機械特性お
よび2枚のディスク基板相互の機械特性、例えば、2枚
のディスク基板間の平行度、間隔等が検査される。そし
て、これらの機械特性を満たすように光ディスク60を
製造することにより、両方の記録面72a、72bに対
して同時にアクセス可能な光ディスクが得られる。
【0032】また、図2に示すように、側面部材51
a、51bは、それぞれ細長い棒状に形成されている。
そして、側面部材51aは、1つの角部が面取りされた
矩形状の断面形状を有し、その結果、ディスクカートリ
ッジ14の挿入方向Aに沿って延びる面取り部53が形
成されている。面取り部53は、この発明における挿入
許容凹所を構成している。
a、51bは、それぞれ細長い棒状に形成されている。
そして、側面部材51aは、1つの角部が面取りされた
矩形状の断面形状を有し、その結果、ディスクカートリ
ッジ14の挿入方向Aに沿って延びる面取り部53が形
成されている。面取り部53は、この発明における挿入
許容凹所を構成している。
【0033】他方の側面部材51bは、面取りされるこ
となく矩形の断面形状に形成されている。これらの側面
部材51a、51bは、ねじ止めあるいははめ込み式等
の方法により、それぞれケース本体50に対して、取り
外し可能に取り付けられている。そして、側面部材51
a、51bをケース本体50の両側面に取り付けた状態
において、第1のディスクカートリッジ14全体の断面
形状、特に、挿入方向Aと直交する方向の断面形状は、
挿入方向Aに向かって左上の角部が面取りされたほぼ偏
平な矩形状をなしている。
となく矩形の断面形状に形成されている。これらの側面
部材51a、51bは、ねじ止めあるいははめ込み式等
の方法により、それぞれケース本体50に対して、取り
外し可能に取り付けられている。そして、側面部材51
a、51bをケース本体50の両側面に取り付けた状態
において、第1のディスクカートリッジ14全体の断面
形状、特に、挿入方向Aと直交する方向の断面形状は、
挿入方向Aに向かって左上の角部が面取りされたほぼ偏
平な矩形状をなしている。
【0034】一方、光ディスク装置と共に用いられる第
2のディスクカートリッジ15は、第1のディスクカー
トリッジ14とほぼ同様に構成されている。つまり、第
2のディスクカートリッジ15は、光ディスク59を収
納したケース本体50と、ケース本体の両側面に取り付
けられた一対の側面部材51a、51bと、を備えてい
る。そして、ケース本体50および側面部材51aは、
第1のディスクカートリッジ14と共通の構成、つま
り、同一の構成を有し、光ディスク59と側面部材51
bの構成のみが第1のディスクカートリッジと相違して
いる。
2のディスクカートリッジ15は、第1のディスクカー
トリッジ14とほぼ同様に構成されている。つまり、第
2のディスクカートリッジ15は、光ディスク59を収
納したケース本体50と、ケース本体の両側面に取り付
けられた一対の側面部材51a、51bと、を備えてい
る。そして、ケース本体50および側面部材51aは、
第1のディスクカートリッジ14と共通の構成、つま
り、同一の構成を有し、光ディスク59と側面部材51
bの構成のみが第1のディスクカートリッジと相違して
いる。
【0035】つまり、第2のディスクカートリッジ15
において、光ディスク59は、片面アクセス対応の光デ
ィスクとして構成されている。片面アクセス対応の光デ
ィスク59は、構成自身は上述した両面アクセス対応の
光ディスク60と共通であるが、製造時の機械特性が装
置している。すなわち、図3に示すように、光ディスク
59は、補強用ディスク70、補強用ディスクの両面に
それぞれ貼り付けられた2枚のディスク基板61a、6
1b、各ディスク基板61a、61bの内面に形成され
た記録面72a、72b、ハブ62、中心孔62aを有
する吸着板62を備えて構成されている。
において、光ディスク59は、片面アクセス対応の光デ
ィスクとして構成されている。片面アクセス対応の光デ
ィスク59は、構成自身は上述した両面アクセス対応の
光ディスク60と共通であるが、製造時の機械特性が装
置している。すなわち、図3に示すように、光ディスク
59は、補強用ディスク70、補強用ディスクの両面に
それぞれ貼り付けられた2枚のディスク基板61a、6
1b、各ディスク基板61a、61bの内面に形成され
た記録面72a、72b、ハブ62、中心孔62aを有
する吸着板62を備えて構成されている。
【0036】但し、片面アクセス対応の光ディスク59
の場合、ディスク基板61a、61bはそれぞれ独立し
て機械特性を満たすように製造され、2枚のディスク基
板相互間の機械特性は考慮されていない。つまり、光デ
ィスク59の製造時における検査工程において、矢印c
で示すように、ディスク基板61a側からディスク基板
61aのみの機械特性、例えば、平滑度、厚さ等が検査
され、また、矢印dで示すように、ディスク基板61b
側からディスク基板61bのみの機械特性がそれぞれ検
査される。そして、これらの機械特性を満たすように光
ディスク59を製造することにより、記録面72a、7
2bに対して片面づつアクセス可能な光ディスクが得ら
れる。
の場合、ディスク基板61a、61bはそれぞれ独立し
て機械特性を満たすように製造され、2枚のディスク基
板相互間の機械特性は考慮されていない。つまり、光デ
ィスク59の製造時における検査工程において、矢印c
で示すように、ディスク基板61a側からディスク基板
61aのみの機械特性、例えば、平滑度、厚さ等が検査
され、また、矢印dで示すように、ディスク基板61b
側からディスク基板61bのみの機械特性がそれぞれ検
査される。そして、これらの機械特性を満たすように光
ディスク59を製造することにより、記録面72a、7
2bに対して片面づつアクセス可能な光ディスクが得ら
れる。
【0037】また、第2のディスクカートリッジ15に
おいて、側面部材51bは、側面部材51aと同様に、
1つの角部が面取りされた矩形の断面形状を有し、その
結果、挿入方向Aに沿って延びる面取り部55が形成さ
れている。面取り部55は、この発明における挿入許容
凹所を構成している。従って、側面部材51a、51b
をケース本体50の両側面に取り付けた状態において、
第2のディスクカートリッジ15全体の断面形状、特
に、挿入方向Aと直交する方向の断面形状は、対角方向
の2つの角部、つまり、挿入方向Aに向かって左上の角
部および右下の角部がが面取りされたほぼ偏平な矩形状
をなしている。なお、第2のディスクカートリッジ15
においても、側面部材51a、51bは、ケース本体5
0に対して脱着自在に取り付けられている。そして、側
面部材51a、51bとして共通の部材が使用され、組
立時に向きを変えてケース本体50のそれぞれの側面に
取り付けられている。
おいて、側面部材51bは、側面部材51aと同様に、
1つの角部が面取りされた矩形の断面形状を有し、その
結果、挿入方向Aに沿って延びる面取り部55が形成さ
れている。面取り部55は、この発明における挿入許容
凹所を構成している。従って、側面部材51a、51b
をケース本体50の両側面に取り付けた状態において、
第2のディスクカートリッジ15全体の断面形状、特
に、挿入方向Aと直交する方向の断面形状は、対角方向
の2つの角部、つまり、挿入方向Aに向かって左上の角
部および右下の角部がが面取りされたほぼ偏平な矩形状
をなしている。なお、第2のディスクカートリッジ15
においても、側面部材51a、51bは、ケース本体5
0に対して脱着自在に取り付けられている。そして、側
面部材51a、51bとして共通の部材が使用され、組
立時に向きを変えてケース本体50のそれぞれの側面に
取り付けられている。
【0038】従って、単一のケース本体50と2種類の
側面部材51a、51bとを組み合わせて用いることに
より、上記構成の第1および第2のディスクカートリッ
ジ14、15を得ることができる。
側面部材51a、51bとを組み合わせて用いることに
より、上記構成の第1および第2のディスクカートリッ
ジ14、15を得ることができる。
【0039】上述した2種類のディスクカートリッジ1
4、15を選択的に用いて情報処理を行なう場合、第2
のディスクカートリッジ15内に収納された片面アクセ
ス対応の光ディスク59は片面づつアクセスされること
から、光ディスク装置に対する挿入の面方向は、いずれ
の方向でも問題とならない。つまり、第2のディスクカ
ートリッジ15の場合、光ディスクのディスク基板61
a、61bのいずれが上を向いた状態で光ディスク装置
に挿入されても問題とならない。
4、15を選択的に用いて情報処理を行なう場合、第2
のディスクカートリッジ15内に収納された片面アクセ
ス対応の光ディスク59は片面づつアクセスされること
から、光ディスク装置に対する挿入の面方向は、いずれ
の方向でも問題とならない。つまり、第2のディスクカ
ートリッジ15の場合、光ディスクのディスク基板61
a、61bのいずれが上を向いた状態で光ディスク装置
に挿入されても問題とならない。
【0040】これに対して、第1のディスクカートリッ
ジ14に収納された光ディスク60は、一方のディスク
基板61bを基準にして両ディスク基板61a、61b
の機械特性を満たすように製造されているため、2つの
記録面72a、72bに対して同時にアクセス可能とす
るために、所定の面方向に合わせてディスクカートリッ
ジを光ディスク装置に挿入および装填する必要がある。
つまり、第1のディスクカートリッジ14は、光ディス
ク60のディスク基板61bが、光ディスク装置内のス
ピンドルモータ20のターンテーブル22上に載置され
る向きで、光ディスク装置に挿入する必要がある。
ジ14に収納された光ディスク60は、一方のディスク
基板61bを基準にして両ディスク基板61a、61b
の機械特性を満たすように製造されているため、2つの
記録面72a、72bに対して同時にアクセス可能とす
るために、所定の面方向に合わせてディスクカートリッ
ジを光ディスク装置に挿入および装填する必要がある。
つまり、第1のディスクカートリッジ14は、光ディス
ク60のディスク基板61bが、光ディスク装置内のス
ピンドルモータ20のターンテーブル22上に載置され
る向きで、光ディスク装置に挿入する必要がある。
【0041】そこで、本実施例に係る光ディスク装置に
よれば、筐体10の挿入口12は、第1および第2のデ
ィスクカートリッジ14、15の断面形状と共同して、
第1のディスクカートリッジについては、その挿入を所
定の面方向に規制し、第2のディスクカートリッジにつ
いていずれの面方向でも挿入を可能とするような形状に
形成されている。
よれば、筐体10の挿入口12は、第1および第2のデ
ィスクカートリッジ14、15の断面形状と共同して、
第1のディスクカートリッジについては、その挿入を所
定の面方向に規制し、第2のディスクカートリッジにつ
いていずれの面方向でも挿入を可能とするような形状に
形成されている。
【0042】詳細には、図5に示すように、挿入口12
は、偏平な矩形状に形成され、その1つの角部、例え
ば、左上の角部は面取りされ、規制部として機能する面
取り部12aを形成している。また、挿入口12の幅お
よび高さ寸法は、面取り部12aを含めて、第1および
第2のディスクカートリッジ14、15を挿通可能な最
小限の寸法に形成されている。なお、ディスクカートリ
ッジ挿入時の操作性を向上するため、挿入口12の高さ
寸法は、ディスクカートリッジの厚さ寸法よりも僅かに
大きく形成されている。但し、このれらの寸法差は、面
取り部12aの高さ方向寸法よりも小さく設定されてい
る。
は、偏平な矩形状に形成され、その1つの角部、例え
ば、左上の角部は面取りされ、規制部として機能する面
取り部12aを形成している。また、挿入口12の幅お
よび高さ寸法は、面取り部12aを含めて、第1および
第2のディスクカートリッジ14、15を挿通可能な最
小限の寸法に形成されている。なお、ディスクカートリ
ッジ挿入時の操作性を向上するため、挿入口12の高さ
寸法は、ディスクカートリッジの厚さ寸法よりも僅かに
大きく形成されている。但し、このれらの寸法差は、面
取り部12aの高さ方向寸法よりも小さく設定されてい
る。
【0043】従って、第1のディスクカートリッジ14
は、その面取り部53を挿入口12の面取り部12aに
合わせて挿入した場合のみ、断面形状が挿入口の形状と
一致し、挿入口12を通して筐体10内に挿入すること
ができる。すなわち、第1のディスクカートリッジ14
は、所定の面方向に合わせた状態、特に、検査工程にお
いて基準として使用された光ディスク60のディスク基
板61bがスピンドルモータ20側に位置する面方向を
向いた状態でのみ、挿入口12に挿通することができ
る。
は、その面取り部53を挿入口12の面取り部12aに
合わせて挿入した場合のみ、断面形状が挿入口の形状と
一致し、挿入口12を通して筐体10内に挿入すること
ができる。すなわち、第1のディスクカートリッジ14
は、所定の面方向に合わせた状態、特に、検査工程にお
いて基準として使用された光ディスク60のディスク基
板61bがスピンドルモータ20側に位置する面方向を
向いた状態でのみ、挿入口12に挿通することができ
る。
【0044】一方、図6に示すように、第2のディスク
カートリッジ15は、対角方向に位置した2つの面取り
部53、55を有しているため、いずれの面方向に合わ
せた状態でも挿入口12に挿入することができる。つま
り、ディスク基板61aが下方を向く面方向およびディ
スク基板61aが上方を向く面方向のいずれの場合で
も、面取り部53、55のいずれか一方が挿入口12の
面取り部12aに一致し、第2のディスクカートリッジ
15の挿入が可能となる。
カートリッジ15は、対角方向に位置した2つの面取り
部53、55を有しているため、いずれの面方向に合わ
せた状態でも挿入口12に挿入することができる。つま
り、ディスク基板61aが下方を向く面方向およびディ
スク基板61aが上方を向く面方向のいずれの場合で
も、面取り部53、55のいずれか一方が挿入口12の
面取り部12aに一致し、第2のディスクカートリッジ
15の挿入が可能となる。
【0045】なお、ディスクカートリッジ挿入時の面方
向を容易に判断できるように、ディスクカートリッジお
よび挿入口を色分けするようにしてもよい。つまり、面
取り部の形成されていない側面部材、実施例において
は、第1のディスクカートリッジ14の面取り部材51
bとケース本体50とを同一の色とし、面取り部を有す
る側面部材、実施例におていは、第1のディスクカート
リッジ14の側面部材51aおよび第2のディスクカー
トリッジ15の側面部材51a、51bをケース本体5
0と異なる目立つ色とする。同時に、挿入口12の面取
り部12a近傍部分を面取り部を有する側面部材と同じ
目立つ色に着色する。
向を容易に判断できるように、ディスクカートリッジお
よび挿入口を色分けするようにしてもよい。つまり、面
取り部の形成されていない側面部材、実施例において
は、第1のディスクカートリッジ14の面取り部材51
bとケース本体50とを同一の色とし、面取り部を有す
る側面部材、実施例におていは、第1のディスクカート
リッジ14の側面部材51aおよび第2のディスクカー
トリッジ15の側面部材51a、51bをケース本体5
0と異なる目立つ色とする。同時に、挿入口12の面取
り部12a近傍部分を面取り部を有する側面部材と同じ
目立つ色に着色する。
【0046】それにより、ディスクカートリッジの組立
性が向上するとともに、使用者が2種類のディスクカー
トリッジを光ディスク装置に選択的に挿入する際、側面
部材と挿入口12の面取り部12aとの色を合わせるこ
とにより挿入面方向を容易に判断することが可能とな
る。
性が向上するとともに、使用者が2種類のディスクカー
トリッジを光ディスク装置に選択的に挿入する際、側面
部材と挿入口12の面取り部12aとの色を合わせるこ
とにより挿入面方向を容易に判断することが可能とな
る。
【0047】次に以上のように構成された光ディスク装
置全体の動作について説明する。図1に示すように、デ
ィスクカートリッジが挿入される前の状態において、光
ディスク装置のカートリッジホルダ26は挿入口12と
対向して保持され、また、スピンドルモータ20は、昇
降機構28により下降位置、つまり、挿入されるディス
クカートリッジの移動路から離間した退避位置に保持さ
れている。更に、第1および第2の光学ヘッド36、3
8は共に退避位置に待機されている。
置全体の動作について説明する。図1に示すように、デ
ィスクカートリッジが挿入される前の状態において、光
ディスク装置のカートリッジホルダ26は挿入口12と
対向して保持され、また、スピンドルモータ20は、昇
降機構28により下降位置、つまり、挿入されるディス
クカートリッジの移動路から離間した退避位置に保持さ
れている。更に、第1および第2の光学ヘッド36、3
8は共に退避位置に待機されている。
【0048】この状態で、例えば第1のディスクカート
リッジ14がシャッタ54が設けられている側を前に向
け、挿入方向Aに沿って挿入口12から筐体10内に挿
入される。この場合、図5に示すように、第1のディス
クカートリッジ14は、その面取り部53が挿入口12
の面取り部12aと一致する面方向に合わせて挿入され
た場合のみ、挿入口12を通して筐体10内に挿入する
ことができる。
リッジ14がシャッタ54が設けられている側を前に向
け、挿入方向Aに沿って挿入口12から筐体10内に挿
入される。この場合、図5に示すように、第1のディス
クカートリッジ14は、その面取り部53が挿入口12
の面取り部12aと一致する面方向に合わせて挿入され
た場合のみ、挿入口12を通して筐体10内に挿入する
ことができる。
【0049】挿入された第1のディスクカートリッジ1
4は、図示しないローディング機構によりカートリッジ
ホルダ26に取り込まれ、更に、スピンドルモータ20
上、および第1および第2のアクセス機構34、40間
を水平方向に沿って移動され図1に示す所定の装填位置
に保持される。この間、図しないシャッタ開閉機構によ
り、第1のディスクカートリッジ14のシャッタ54が
開放される。
4は、図示しないローディング機構によりカートリッジ
ホルダ26に取り込まれ、更に、スピンドルモータ20
上、および第1および第2のアクセス機構34、40間
を水平方向に沿って移動され図1に示す所定の装填位置
に保持される。この間、図しないシャッタ開閉機構によ
り、第1のディスクカートリッジ14のシャッタ54が
開放される。
【0050】また、第1および第2のの光学ヘッド3
6、38は退避位置に待機されているため、第1のディ
スクカートリッジ14は、これらの光学ヘッドと干渉す
ることなく挿入口12から所定の装填位置まで挿入され
る。
6、38は退避位置に待機されているため、第1のディ
スクカートリッジ14は、これらの光学ヘッドと干渉す
ることなく挿入口12から所定の装填位置まで挿入され
る。
【0051】続いて、昇降機構28によりスピンドルモ
ータ20が所定の駆動位置へ上昇される。それにより、
光ディスク60のハブ62がスピンドルモータのターン
テーブル22上に磁気吸着され、その結果、光ディスク
がターンテーブル上に保持される。この場合、上述した
ように、第1のディスクカートリッジ14は所定の面方
向に合わせて挿入されていることから、光ディスク60
はそのディスク基板62bがターンテーブル22上に支
持された状態で装填される。
ータ20が所定の駆動位置へ上昇される。それにより、
光ディスク60のハブ62がスピンドルモータのターン
テーブル22上に磁気吸着され、その結果、光ディスク
がターンテーブル上に保持される。この場合、上述した
ように、第1のディスクカートリッジ14は所定の面方
向に合わせて挿入されていることから、光ディスク60
はそのディスク基板62bがターンテーブル22上に支
持された状態で装填される。
【0052】光ディスク60がターンテーブル20上に
装着されると、図示しない面方向検出器により第1のデ
ィスクカートリッジ14の面方向が検出される。この面
方向検出は、例えば、第1のディスクカートリッジ14
のケース本体50の上面および下面に形成された面方向
情報を示す孔部を、光学センサによって検知することに
よって行なわれる。そして、検出結果に応じて、光ディ
スク60の回転方向が決定され、同時に、第1および第
2の光学ヘッド36、38が退避位置から光ディスク6
0の上面側記録面72a、下面側記録面72bに対して
記録再生可能な位置まで移動される。
装着されると、図示しない面方向検出器により第1のデ
ィスクカートリッジ14の面方向が検出される。この面
方向検出は、例えば、第1のディスクカートリッジ14
のケース本体50の上面および下面に形成された面方向
情報を示す孔部を、光学センサによって検知することに
よって行なわれる。そして、検出結果に応じて、光ディ
スク60の回転方向が決定され、同時に、第1および第
2の光学ヘッド36、38が退避位置から光ディスク6
0の上面側記録面72a、下面側記録面72bに対して
記録再生可能な位置まで移動される。
【0053】この際、第1のディスクカートリッジ14
の先端枠64には切欠部66a、66bが形成されてい
ることから、第1および第2の光学ヘッド36、38は
前端枠と干渉することなく開口部52a、52b内に移
動し、所定の距離をおいて光ディスク60の上面および
下面と対向する。
の先端枠64には切欠部66a、66bが形成されてい
ることから、第1および第2の光学ヘッド36、38は
前端枠と干渉することなく開口部52a、52b内に移
動し、所定の距離をおいて光ディスク60の上面および
下面と対向する。
【0054】この状態で、スピンドルモータ20により
光ディスク60が回転駆動されるとともに、第1および
第2のアクセス機構34、40によって第1および第2
の光学ヘッド36、38が光ディスク60に対して所望
の位置へ移動される。そして、第1および第2の光学ヘ
ッド34、36から光ディスク60の記録領域にレーザ
ビームを照射することより、光ディスクの上面側および
下面側の記録面72a、72bに対して所望の情報を記
録、再生することができる。
光ディスク60が回転駆動されるとともに、第1および
第2のアクセス機構34、40によって第1および第2
の光学ヘッド36、38が光ディスク60に対して所望
の位置へ移動される。そして、第1および第2の光学ヘ
ッド34、36から光ディスク60の記録領域にレーザ
ビームを照射することより、光ディスクの上面側および
下面側の記録面72a、72bに対して所望の情報を記
録、再生することができる。
【0055】所望の情報処理後、第1のディスクカート
リッジ14を光ディスク装置からイジェクトする場合、
まず、第1および第2のアクセス機構34、40により
第1および第2の光学ヘッド36、38が退避位置に移
動される。同時に、昇降機構28によりスピンドルモー
タ20が下降位置に移動され、光ディスク60から離間
する。続いて、ローディング機構により第1のディスク
カートリッジ14が水平に移動され、挿入口12から排
出される。
リッジ14を光ディスク装置からイジェクトする場合、
まず、第1および第2のアクセス機構34、40により
第1および第2の光学ヘッド36、38が退避位置に移
動される。同時に、昇降機構28によりスピンドルモー
タ20が下降位置に移動され、光ディスク60から離間
する。続いて、ローディング機構により第1のディスク
カートリッジ14が水平に移動され、挿入口12から排
出される。
【0056】なお、片面アクセス対応の光ディスク59
を収納した第2のディスクカートリッジ15も、上記と
同様の動作によって光ディスク装置に対して装填および
イジェクトされる。但し、第2のディスクカートリッジ
15が装填された場合、第2の光学ヘッド38を用い
て、スピンドルモータ20側に位置した記録面にのみ、
情報の記録、再生が行なわれる。
を収納した第2のディスクカートリッジ15も、上記と
同様の動作によって光ディスク装置に対して装填および
イジェクトされる。但し、第2のディスクカートリッジ
15が装填された場合、第2の光学ヘッド38を用い
て、スピンドルモータ20側に位置した記録面にのみ、
情報の記録、再生が行なわれる。
【0057】上記のように構成された光ディスク装置に
よれば、両面アクセス対応の光ディスクと片面アクセス
対応の光ディスクとを選択的に用いて情報の記録、再生
を行なうことができる。そして、両面アクセス対応の光
ディスク60を光ディスク装置に装填する場合には、こ
のディスクを収納した第1のディスクカートリッジ14
の断面形状と挿入口12の形状との組合せにより、第1
のディスクカートリッジ挿入時の面方向を所定の方向に
規制することができる。従って、光ディスク60のディ
スク基板の内、製造時に検査工程において基準として用
いられたディスク基板61bが、常にスピンドルモータ
20側に位置する面方向にて、第1のディスクカートリ
ッジ14を光ディスク装置に装填することができる。そ
れにより、光ディスク60の両面の記録面に対して安定
した記録、再生を行なうことができる。
よれば、両面アクセス対応の光ディスクと片面アクセス
対応の光ディスクとを選択的に用いて情報の記録、再生
を行なうことができる。そして、両面アクセス対応の光
ディスク60を光ディスク装置に装填する場合には、こ
のディスクを収納した第1のディスクカートリッジ14
の断面形状と挿入口12の形状との組合せにより、第1
のディスクカートリッジ挿入時の面方向を所定の方向に
規制することができる。従って、光ディスク60のディ
スク基板の内、製造時に検査工程において基準として用
いられたディスク基板61bが、常にスピンドルモータ
20側に位置する面方向にて、第1のディスクカートリ
ッジ14を光ディスク装置に装填することができる。そ
れにより、光ディスク60の両面の記録面に対して安定
した記録、再生を行なうことができる。
【0058】また、片面アクセス対応の光ディスク59
を収納した第2のディスクカートリッジ15は、いずれ
の面方向においても、挿入口12を通して光ディスク装
置内に装填することができる。
を収納した第2のディスクカートリッジ15は、いずれ
の面方向においても、挿入口12を通して光ディスク装
置内に装填することができる。
【0059】更に、第1および第2のディスクカートリ
ッジ14、15は、共通構成のケース本体50と、この
ケース本体に対して脱着自在に取付けられた側面部材5
1a、51bとにより構成されている。従って、これら
ケース本体50および2種類の側面部材51a、51b
を組換えることにより、片面アクセス対応用のディスク
カートリッジと、両面アクセス対応のディスクカートリ
ッジとを容易に製造することができる。従って、ディス
クカートリッジの製造コストの低減を図ることが可能と
なる。
ッジ14、15は、共通構成のケース本体50と、この
ケース本体に対して脱着自在に取付けられた側面部材5
1a、51bとにより構成されている。従って、これら
ケース本体50および2種類の側面部材51a、51b
を組換えることにより、片面アクセス対応用のディスク
カートリッジと、両面アクセス対応のディスクカートリ
ッジとを容易に製造することができる。従って、ディス
クカートリッジの製造コストの低減を図ることが可能と
なる。
【0060】また、ディスクカートリッジのケース本
体、側面部材、および挿入口12の面取り部12a近傍
部位を色分けすることにより、使用者は2種類のディス
クカートリッジを容易に判別することができるととも
に、挿入時、ディスクカートリッジの面方向を容易に判
断することが可能となる。
体、側面部材、および挿入口12の面取り部12a近傍
部位を色分けすることにより、使用者は2種類のディス
クカートリッジを容易に判別することができるととも
に、挿入時、ディスクカートリッジの面方向を容易に判
断することが可能となる。
【0061】なお、この発明は上述した実施例に限定さ
れることなく、この発明の範囲内で種々変更可能であ
る。例えば、上記実施例において、挿入口の規制部とし
て面取り部を用いたが、規制部は、これに限らず、挿入
口の端縁から挿入口内突出した所望形状の突起で構成さ
れていてもよく、その位置は、角部に限らず、挿入口の
上縁、下縁、側縁のいずれに設けられていてもよい。こ
の場合、第1のディスクカートリッジの挿入許容凹所
は、上記突起と対応する位置に突起と対応する形状に形
成された1つの凹所によって構成され、第2のディスク
カートリッジの許容部は、互いに対称位置に形成された
一対の凹所によって構成される。
れることなく、この発明の範囲内で種々変更可能であ
る。例えば、上記実施例において、挿入口の規制部とし
て面取り部を用いたが、規制部は、これに限らず、挿入
口の端縁から挿入口内突出した所望形状の突起で構成さ
れていてもよく、その位置は、角部に限らず、挿入口の
上縁、下縁、側縁のいずれに設けられていてもよい。こ
の場合、第1のディスクカートリッジの挿入許容凹所
は、上記突起と対応する位置に突起と対応する形状に形
成された1つの凹所によって構成され、第2のディスク
カートリッジの許容部は、互いに対称位置に形成された
一対の凹所によって構成される。
【0062】また、上記実施例においては、光ディスク
を磁気吸着によりターンテーブル上に保持する構成とし
たが、これに限らず、クランプ機構を用いて光ディスク
を保持する構成としてもよい。
を磁気吸着によりターンテーブル上に保持する構成とし
たが、これに限らず、クランプ機構を用いて光ディスク
を保持する構成としてもよい。
【0063】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明に構成さ
れた光ディスク装置によれば、光ディスク装置の挿入口
の形状と第1および第2のディスクカートリッジの断面
形状との組合せにより、両面アクセス対応の光ディスク
を収納した第1のディスクカートリッジについては挿入
特に面方向を規制し、片面アクセス対応の光ディスクを
収納した第2のディスクカートリッジについては挿入時
の面方向を自由に選択することができる。
れた光ディスク装置によれば、光ディスク装置の挿入口
の形状と第1および第2のディスクカートリッジの断面
形状との組合せにより、両面アクセス対応の光ディスク
を収納した第1のディスクカートリッジについては挿入
特に面方向を規制し、片面アクセス対応の光ディスクを
収納した第2のディスクカートリッジについては挿入時
の面方向を自由に選択することができる。
【0064】従って、簡単な構成により、片面アクセス
対応の光ディスクおよび両面アクセス対応の光ディスク
を選択的に使用できる光ディスク装置を提供することが
できる。
対応の光ディスクおよび両面アクセス対応の光ディスク
を選択的に使用できる光ディスク装置を提供することが
できる。
【図1】この発明の一実施例に係る光ディスク装置の光
ディスク装置を示す断面図。
ディスク装置を示す断面図。
【図2】シャッタが開放した状態の第1のディスクカー
トリッジを示す斜視図。
トリッジを示す斜視図。
【図3】光ディスクの断面図。
【図4】シャッタが閉じた状態の第2のディスクカート
リッジを示す斜視図。
リッジを示す斜視図。
【図5】上記光ディスク装置の挿入口に対する第1のデ
ィスクカートリッジの挿入工程を示す斜視図。
ィスクカートリッジの挿入工程を示す斜視図。
【図6】上記光ディスク装置の挿入口に対する第2のデ
ィスクカートリッジの挿入工程を示す斜視図。
ィスクカートリッジの挿入工程を示す斜視図。
10…筐体、12…挿入口、12a…面取り部、14…
第1のディスクカートリッジ、15…第2のディスクカ
ートリッジ、20…スピンドルモータ、22…ターンテ
ーブル、36…第1の光学ヘッド、38…第2の光学ヘ
ッド、34…第1のアクセス機構、40…第2のアクセ
ス機構、59、60…光ディスク、51a、51b…側
面部材、53、55…面取り部、72a、72b…記録
面、80…制御部。
第1のディスクカートリッジ、15…第2のディスクカ
ートリッジ、20…スピンドルモータ、22…ターンテ
ーブル、36…第1の光学ヘッド、38…第2の光学ヘ
ッド、34…第1のアクセス機構、40…第2のアクセ
ス機構、59、60…光ディスク、51a、51b…側
面部材、53、55…面取り部、72a、72b…記録
面、80…制御部。
Claims (4)
- 【請求項1】 互いに対向した2つの記録面を有し両記
録面に対して同時にアクセス可能な両面アクセス対応の
光ディスクを収納した第1のディスクカートリッジと、
互いに対向した2つの記録面を有し片方の記録面づつア
クセス可能な片面アクセス対応の光ディスクを収納した
第2のディスクカートリッジと、を装填可能に形成され
ているとともに、上記第1のカートリッジについては所
定の面方向に合わせて挿入された場合にのみ挿通可能と
し、上記第2のカートリッジについてはいずれの面方向
に合わせて挿入された場合でも挿通可能とする形状に形
成された挿入口を有する筐体と、 上記筐体内の所定の位置に装填された第1あるいは第2
のディスクカートリッジ内の光ディスクを回転駆動する
駆動手段と、 上記筐体内に配設された一対の光学ヘッドと、 上記第1のディスクカートリッジが上記挿入口を通して
所定の位置に装填された際、上記一対の光学ヘッドによ
り両面アクセス対応の光ディスクの両記録面に対して情
報処理を行なうとともに、上記第2のディスクカートリ
ッジが上記挿入口を通して所定の位置に装填された際、
一方の光学ヘッドにより片面アクセス対応の光ディスク
の一方の記録面に対して情報処理を行なう制御手段と、 を備えたことを特徴とする光ディスク装置。 - 【請求項2】 上記挿入口は、1つの角部が面取りされ
た偏平な矩形状に形成され、 上記第1のカートリッジは、上記挿入口に対応した偏平
な矩形に形成されているとともに上記挿入口の面取り部
に対応する1つの角部が面取りされた断面形状を有して
いることを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装
置。 - 【請求項3】 上記第2のカートリッジは、上記挿入口
に対応した偏平な矩形に形成されているとともに上記挿
入口の面取り部に対応する1つの角部と上記角部に対し
て対角方向に位置した他の角部とが面取りされた断面形
状を有していることを特徴とする請求項2に記載の光デ
ィスク装置。 - 【請求項4】 互いに対向した2つの記録面を有し両記
録面に対して同時にアクセス可能な両面アクセス対応の
光ディスクを収納した第1のディスクカートリッジと、
互いに対向した2つの記録面を有し片方の記録面づつア
クセス可能な片面アクセス対応の光ディスクを収納した
第2のディスクカートリッジと、を挿通可能に形成され
た挿入口を有する筐体を備えた光ディスク装置におい
て、 上記筐体内の所定の位置に装填された第1あるいは第2
のディスクカートリッジ内の光ディスクを回転駆動する
駆動手段と、 上記筐体内に配設された一対の光学ヘッドと、 上記第1のディスクカートリッジが上記挿入口を通して
所定の位置に装填された際、上記一対の光学ヘッドによ
り両面アクセス対応の光ディスクの両記録面に対して情
報処理を行なうとともに、上記第2のディスクカートリ
ッジが上記挿入口を通して所定の位置に装填された際、
一方の光学ヘッドにより片面アクセス対応の光ディスク
の一方の記録面に対して情報処理を行なう制御手段と、
を備え、 上記挿入口は周縁から挿入口内に突出した規制部を有
し、 上記第1のカートリッジは、所定の面方向に合わせて第
1のディスクカートリッジを上記挿入口に挿入された場
合にのみ上記規制部に合致する単一の挿入許容凹所を有
し、 上記第2のカートリッジは、互いに対称位置に形成され
第2のディスクカートリッジがいずかの面方向に合わせ
て上記挿入口に挿入された場合に上記規制部にそれぞれ
合致する一対の挿入許容凹所を有していることを特徴と
する光ディスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6226541A JPH0896495A (ja) | 1994-09-21 | 1994-09-21 | 光ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6226541A JPH0896495A (ja) | 1994-09-21 | 1994-09-21 | 光ディスク装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0896495A true JPH0896495A (ja) | 1996-04-12 |
Family
ID=16846770
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6226541A Pending JPH0896495A (ja) | 1994-09-21 | 1994-09-21 | 光ディスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0896495A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007050199A2 (en) | 2005-10-25 | 2007-05-03 | Prostor Systems, Inc. | Removable data cartridge |
CN101297369A (zh) * | 2005-10-25 | 2008-10-29 | 普罗斯特系统公司 | 可换数据卡匣 |
-
1994
- 1994-09-21 JP JP6226541A patent/JPH0896495A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007050199A2 (en) | 2005-10-25 | 2007-05-03 | Prostor Systems, Inc. | Removable data cartridge |
EP1941510A2 (en) * | 2005-10-25 | 2008-07-09 | Prostor Systems, Inc. | Removable data cartridge |
CN101297369A (zh) * | 2005-10-25 | 2008-10-29 | 普罗斯特系统公司 | 可换数据卡匣 |
JP2009514135A (ja) * | 2005-10-25 | 2009-04-02 | プロスター システムズ, インコーポレイテッド | リムーバブルデータカートリッジ |
EP1941510A4 (en) * | 2005-10-25 | 2009-11-11 | Prostor Systems Inc | REMOVABLE DATA CHARGER |
US7907366B2 (en) | 2005-10-25 | 2011-03-15 | Prostor Systems, Inc. | Removable data cartridge |
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