JPH0892057A - コーヒーノキ種子抽出物配合化粧料 - Google Patents
コーヒーノキ種子抽出物配合化粧料Info
- Publication number
- JPH0892057A JPH0892057A JP6248772A JP24877294A JPH0892057A JP H0892057 A JPH0892057 A JP H0892057A JP 6248772 A JP6248772 A JP 6248772A JP 24877294 A JP24877294 A JP 24877294A JP H0892057 A JPH0892057 A JP H0892057A
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- JP
- Japan
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- extract
- chlorogenic acid
- coffee tree
- hair
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】本発明は、クロロゲン酸を必須成分として含有
するコーヒーノキ種子の水、低級アルコール、ポリオー
ル系有機溶媒から選ばれる1種又は2種以上の溶媒を用
いて得られる抽出物を配合する美白、皮膚老化防止、毛
髪保護用化粧料を提供することを目的とする。 【構成】クロロゲン酸を必須成分として含有するコーヒ
ーノキ種子抽出物が、過酸化脂質生成抑制作用、紫外線
吸収作用、メラニン生成抑制作用を有することを見い出
し、化粧料として応用するものである。その利用分野と
しては、医薬品・医薬部外品或は化粧品分野の各種化粧
料用組成物としての利用であり、具体的には、ローショ
ン、乳液、クリーム(軟膏を含む)、オイル、パック、
石鹸(薬用石鹸も含む)、ボディソープ、浴用剤、シャ
ンプー、リンス、ヘアートニック、ヘアースプレーなど
の形態で利用出来る。
するコーヒーノキ種子の水、低級アルコール、ポリオー
ル系有機溶媒から選ばれる1種又は2種以上の溶媒を用
いて得られる抽出物を配合する美白、皮膚老化防止、毛
髪保護用化粧料を提供することを目的とする。 【構成】クロロゲン酸を必須成分として含有するコーヒ
ーノキ種子抽出物が、過酸化脂質生成抑制作用、紫外線
吸収作用、メラニン生成抑制作用を有することを見い出
し、化粧料として応用するものである。その利用分野と
しては、医薬品・医薬部外品或は化粧品分野の各種化粧
料用組成物としての利用であり、具体的には、ローショ
ン、乳液、クリーム(軟膏を含む)、オイル、パック、
石鹸(薬用石鹸も含む)、ボディソープ、浴用剤、シャ
ンプー、リンス、ヘアートニック、ヘアースプレーなど
の形態で利用出来る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クロロゲン酸を必須成
分として含有するコーヒーノキ種子抽出物を配合する化
粧料に関するものである。その利用分野としては、医薬
品・医薬部外品或は化粧品分野(人及びその他の動物用
に用いる各種製剤)の各種化粧料用組成物として利用で
き、具体的には、ローション、乳液、クリーム(軟膏を
含む)、オイル、パック、石鹸(薬用石鹸も含む)、ボ
ディソープ、浴用剤、シャンプー、リンス、ヘアートニ
ック、ヘアースプレーなどへの応用が上げられる。
分として含有するコーヒーノキ種子抽出物を配合する化
粧料に関するものである。その利用分野としては、医薬
品・医薬部外品或は化粧品分野(人及びその他の動物用
に用いる各種製剤)の各種化粧料用組成物として利用で
き、具体的には、ローション、乳液、クリーム(軟膏を
含む)、オイル、パック、石鹸(薬用石鹸も含む)、ボ
ディソープ、浴用剤、シャンプー、リンス、ヘアートニ
ック、ヘアースプレーなどへの応用が上げられる。
【0002】
【従来の技術】皮膚や頭髪は生体の表面を覆い、劣悪な
環境、例えば、紫外線、細菌、埃など様々な要因から生
体を守っているものであり、言い換えれば、皮膚や頭髪
はそれらの環境因子に絶えずさらされ、傷ついている。
環境、例えば、紫外線、細菌、埃など様々な要因から生
体を守っているものであり、言い換えれば、皮膚や頭髪
はそれらの環境因子に絶えずさらされ、傷ついている。
【0003】従って、生体内外に悪影響を与える環境因
子より皮膚・頭髪を守り、又、傷ついた皮膚や頭髪の再
生を促す化粧品等の研究が古くより行われている。更
に、近年では健康面からの目的にとどまらず、常に美し
くありたいという心理を背景に、美容を目的とした研究
も盛んになされている。
子より皮膚・頭髪を守り、又、傷ついた皮膚や頭髪の再
生を促す化粧品等の研究が古くより行われている。更
に、近年では健康面からの目的にとどまらず、常に美し
くありたいという心理を背景に、美容を目的とした研究
も盛んになされている。
【0004】又、生体内外に悪影響を与える因子の除去
・消去を目的とする医薬品や医薬部外品、化粧品が現
在、多種類に渡り上市されているが、これらの効果・作
用の中に、過酸化脂質生成抑制作用、紫外線吸収作用、
メラニン生成抑制作用等が知られている。
・消去を目的とする医薬品や医薬部外品、化粧品が現
在、多種類に渡り上市されているが、これらの効果・作
用の中に、過酸化脂質生成抑制作用、紫外線吸収作用、
メラニン生成抑制作用等が知られている。
【0005】例えば、過酸化脂質生成抑制作用は、生体
に存在する脂質(油分)が酸化されるのを防ぐ作用であ
る。脂質の酸化によりできた過酸化脂質は、生体内で細
胞膜機能に障害を与えたり、各種酵素の不活性化や蛋白
の変性などをきたし、生体組織に悪影響を与える。これ
らは老化や癌性変化などの疾病へつながるものとも考え
られ、近年においては、この脂質の過酸化を抑制するこ
とが医学上、重要視されている。
に存在する脂質(油分)が酸化されるのを防ぐ作用であ
る。脂質の酸化によりできた過酸化脂質は、生体内で細
胞膜機能に障害を与えたり、各種酵素の不活性化や蛋白
の変性などをきたし、生体組織に悪影響を与える。これ
らは老化や癌性変化などの疾病へつながるものとも考え
られ、近年においては、この脂質の過酸化を抑制するこ
とが医学上、重要視されている。
【0006】又、太陽光紫外線は、人間にとって、ビタ
ミンDの合成、殺菌・消毒作用等、健康、衛生面で有用
性を持つが、反面、サンバーン、サンタン、皮膚の老
化、皮膚ガンの惹起と言った有害な作用をも持ち合わせ
ている。
ミンDの合成、殺菌・消毒作用等、健康、衛生面で有用
性を持つが、反面、サンバーン、サンタン、皮膚の老
化、皮膚ガンの惹起と言った有害な作用をも持ち合わせ
ている。
【0007】一口に、紫外線と言っても、生物学的な作
用の違いによって、290nm以下のUV−C領域、2
90〜320nmのUV−B領域、320〜400nm
のUV−A領域の3領域に分けられており、UV−C領
域は生物に対する作用が強く発ガン性の高い紫外線であ
るが、成層圏にあるオゾン層によってほとんど吸収され
るため地上には到達しないとされているが、、近年オゾ
ン層の減少が問題になり、皮膚ガンの増加が懸念されて
いる。UV−B,A領域の紫外線もサンバーン(急性炎
症)やサンタン(色素沈着)、皮膚の老化、皮膚ガンの
発生等を促すが紫外線が皮膚に照射された場合、UV−
Bは角質層と表皮を透過し、約3〜6時間後に紅斑が現
れ、24時間後にピークに達する。そして4〜15日で
紅斑が徐々に黒化へと移行するが、これはメラノサイト
がUV−Bによる炎症反応により活性化され、メラニン
生成量の増加によるために起こるものである。又、損傷
を受けた表皮組織に於いて角化が進み、角質層水分量の
減少に伴う肌荒れを起こしてしまう。
用の違いによって、290nm以下のUV−C領域、2
90〜320nmのUV−B領域、320〜400nm
のUV−A領域の3領域に分けられており、UV−C領
域は生物に対する作用が強く発ガン性の高い紫外線であ
るが、成層圏にあるオゾン層によってほとんど吸収され
るため地上には到達しないとされているが、、近年オゾ
ン層の減少が問題になり、皮膚ガンの増加が懸念されて
いる。UV−B,A領域の紫外線もサンバーン(急性炎
症)やサンタン(色素沈着)、皮膚の老化、皮膚ガンの
発生等を促すが紫外線が皮膚に照射された場合、UV−
Bは角質層と表皮を透過し、約3〜6時間後に紅斑が現
れ、24時間後にピークに達する。そして4〜15日で
紅斑が徐々に黒化へと移行するが、これはメラノサイト
がUV−Bによる炎症反応により活性化され、メラニン
生成量の増加によるために起こるものである。又、損傷
を受けた表皮組織に於いて角化が進み、角質層水分量の
減少に伴う肌荒れを起こしてしまう。
【0008】又、UV−Aは真皮層まで到達し、即時黒
化を起こし短時間で消失するとされているが、これは既
存のメラニンが酸化されて一時的に黒くなるためと考え
られている。連続的に浴びると遅延性の黒化を生じ、紅
斑の出現はないかわりに、メラノサイトの活性化は著し
く、黒化度も強くなる。更に、皮膚浸透性が高いため真
皮組織の損傷が激しく、皮膚の弾力性を失い、深いしわ
を生じ、色も茶褐色を呈してしまうという結果を引き起
こし、生体外から受けるこれらの紫外線(UV−B領
域、UV−A領域)を防御することも必要である。
化を起こし短時間で消失するとされているが、これは既
存のメラニンが酸化されて一時的に黒くなるためと考え
られている。連続的に浴びると遅延性の黒化を生じ、紅
斑の出現はないかわりに、メラノサイトの活性化は著し
く、黒化度も強くなる。更に、皮膚浸透性が高いため真
皮組織の損傷が激しく、皮膚の弾力性を失い、深いしわ
を生じ、色も茶褐色を呈してしまうという結果を引き起
こし、生体外から受けるこれらの紫外線(UV−B領
域、UV−A領域)を防御することも必要である。
【0009】更に、生体内では様々な酸化・還元に関わ
る酵素が存在しているが、その中に皮膚黒化の原因の一
つとして、例えば、チロシナーゼ酵素が上げられ、動・
植物の有する色素の変化(現象)との関係から、いくつ
かの代謝機構が考えられているが、その一つに、メラノ
サイトにおけるチロシナーゼ酵素が活性化することによ
って、チロシンが酸化され、ドーパキノンに変換し、更
に、それが酸化されてドーパクロム、5,6−ジヒドロ
キシインドールになり、これが重合し、最終的には黒色
のメラニンを生成することが知られている。よって、こ
のような生化学的な機序に基づいた皮膚の異常な黒化を
防ぐ物質が求められている。又、同様にメラニン色素の
生成に関与するチロシナーゼの活性化を阻害する物質も
求められている。
る酵素が存在しているが、その中に皮膚黒化の原因の一
つとして、例えば、チロシナーゼ酵素が上げられ、動・
植物の有する色素の変化(現象)との関係から、いくつ
かの代謝機構が考えられているが、その一つに、メラノ
サイトにおけるチロシナーゼ酵素が活性化することによ
って、チロシンが酸化され、ドーパキノンに変換し、更
に、それが酸化されてドーパクロム、5,6−ジヒドロ
キシインドールになり、これが重合し、最終的には黒色
のメラニンを生成することが知られている。よって、こ
のような生化学的な機序に基づいた皮膚の異常な黒化を
防ぐ物質が求められている。又、同様にメラニン色素の
生成に関与するチロシナーゼの活性化を阻害する物質も
求められている。
【0010】一方、クロロゲン酸については、コーヒー
生豆より初めて工業的に単離されたものと言われ、その
豆種としては、アラビカ種よりロブスタ種の方がクロロ
ゲン酸含量が多いことが知られている。又、クロロゲン
酸は、その他広く植物に存在し、多くの双子葉植物の果
実、葉に含まれ、クロロゲン酸を含む植物を例示する
と、タバコ葉、ナシ葉、リンゴ果肉、サツマイモ、桑、
茶等が知られている。
生豆より初めて工業的に単離されたものと言われ、その
豆種としては、アラビカ種よりロブスタ種の方がクロロ
ゲン酸含量が多いことが知られている。又、クロロゲン
酸は、その他広く植物に存在し、多くの双子葉植物の果
実、葉に含まれ、クロロゲン酸を含む植物を例示する
と、タバコ葉、ナシ葉、リンゴ果肉、サツマイモ、桑、
茶等が知られている。
【0011】尚、クロロゲン酸の工業分野への応用に関
する報告は最近になって行われるようになり、刊行物と
しては、1:特開昭57−83250(キャンデーの製
造法として、砂糖と水飴を主材とするキャンデー材料に
クロロゲン酸を添加し、キャンデーの褐変化を防止)、
2:特開昭57−115147(糖類を含有する食品及
び飲料にクロロゲン酸、その他、物質を添加し、糖類の
カラメル化による褐変化を防止)、3:特開昭57−1
17566(同様にパプリカ色素にクロロゲン酸、その
他、物質を添加し、パプリカ色素の経時的退色を防
止)、4:特開昭58−138347(生コーヒー豆酵
素分解抽出物の食用天然抗酸化物質)、5:特開昭60
−192555(クロロゲン酸等を必須成分としてなる
抗アレルギー食品)、6:特開昭62−111671
(生コーヒー豆熱水抽出物の食品用天然抗酸剤)、7:
特表昭63−502349(胃や十二指腸の粘膜を損傷
するか、胃酸分泌を促進する食物、飲料或は薬剤の投与
の前或は投与時に、単離されたクロロゲン酸を投与し、
潰瘍の進行に対して胃の粘膜を保護)8:特開平02−
100600(食品に桑・茶抽出液を添加し、この食品
を遠赤外線放射作用及びエチレンガス吸着作用を有する
包装紙で包装後、低温で保存することにより、長時間の
鮮度保持及び食品表面の褐変防止)、9:特開平04−
27374(クロロゲン酸等及びビタミンC等を飲食物
に含有して、飲食品の加工、保存間における香気香味の
減少、変化、異味異臭の発生を抑制)、10:特開平04
−283501(切花の鮮度保持剤)、11:特開平06
−9603(ビタミンCの安定化法)等が報告されてい
る。
する報告は最近になって行われるようになり、刊行物と
しては、1:特開昭57−83250(キャンデーの製
造法として、砂糖と水飴を主材とするキャンデー材料に
クロロゲン酸を添加し、キャンデーの褐変化を防止)、
2:特開昭57−115147(糖類を含有する食品及
び飲料にクロロゲン酸、その他、物質を添加し、糖類の
カラメル化による褐変化を防止)、3:特開昭57−1
17566(同様にパプリカ色素にクロロゲン酸、その
他、物質を添加し、パプリカ色素の経時的退色を防
止)、4:特開昭58−138347(生コーヒー豆酵
素分解抽出物の食用天然抗酸化物質)、5:特開昭60
−192555(クロロゲン酸等を必須成分としてなる
抗アレルギー食品)、6:特開昭62−111671
(生コーヒー豆熱水抽出物の食品用天然抗酸剤)、7:
特表昭63−502349(胃や十二指腸の粘膜を損傷
するか、胃酸分泌を促進する食物、飲料或は薬剤の投与
の前或は投与時に、単離されたクロロゲン酸を投与し、
潰瘍の進行に対して胃の粘膜を保護)8:特開平02−
100600(食品に桑・茶抽出液を添加し、この食品
を遠赤外線放射作用及びエチレンガス吸着作用を有する
包装紙で包装後、低温で保存することにより、長時間の
鮮度保持及び食品表面の褐変防止)、9:特開平04−
27374(クロロゲン酸等及びビタミンC等を飲食物
に含有して、飲食品の加工、保存間における香気香味の
減少、変化、異味異臭の発生を抑制)、10:特開平04
−283501(切花の鮮度保持剤)、11:特開平06
−9603(ビタミンCの安定化法)等が報告されてい
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】クロロゲン酸の利用
は、上記に示した如く、ほとんどが飲食物の退色・褐変
化の防止、異味異臭の抑制、又、胃や十二指腸の粘膜の
保護、ビタミンCの安定化を目的としたものであり、作
用・効果も経口によって得られるものである。一方、化
粧料分野では有効に利用されたものは見当たらない。そ
こで、本発明者らはクロロゲン酸を高含有するコーヒー
ノキ種子抽出物の独自の新規、有用利用とその作用に関
する検討、追求を試み鋭意研究を進めてきた。
は、上記に示した如く、ほとんどが飲食物の退色・褐変
化の防止、異味異臭の抑制、又、胃や十二指腸の粘膜の
保護、ビタミンCの安定化を目的としたものであり、作
用・効果も経口によって得られるものである。一方、化
粧料分野では有効に利用されたものは見当たらない。そ
こで、本発明者らはクロロゲン酸を高含有するコーヒー
ノキ種子抽出物の独自の新規、有用利用とその作用に関
する検討、追求を試み鋭意研究を進めてきた。
【0013】
【発明が解決するための手段】すなわち、本発明者ら
は、上記事情に鑑み、コーヒーノキの種子にクロロゲン
酸が多く含まれていることから、コーヒーノキの種子か
ら抽出して得られるクロロゲン酸含有抽出物を検討し、
前述の過酸化脂質生成抑制作用、紫外線吸収作用、メラ
ニン生成抑制作用を有することを確認し、化粧料に応用
することが非常に有効であることを発見し、本発明を完
成した。尚、以下に本発明に至る経過を説明する。
は、上記事情に鑑み、コーヒーノキの種子にクロロゲン
酸が多く含まれていることから、コーヒーノキの種子か
ら抽出して得られるクロロゲン酸含有抽出物を検討し、
前述の過酸化脂質生成抑制作用、紫外線吸収作用、メラ
ニン生成抑制作用を有することを確認し、化粧料に応用
することが非常に有効であることを発見し、本発明を完
成した。尚、以下に本発明に至る経過を説明する。
【0014】本発明のコーヒーノキは、コーヒーノキ属
アカネ科の熱帯アフリカ地方、主に、エチオピア原産の
常緑低木で、葉は長卵形でやや革質、周年開花し、花は
短い花柄をもって葉腋に群生する。花冠は基部が筒状、
先端が数片に分かれ、白い色で芳香がある。果実は小さ
な球形ないし楕円形で初め緑色、熟すにつれて紅色、紫
色になり、通常2個の種子を含む。この種子は、半球形
状で、平らな面に1本の深い溝があり、平豆と呼ばれ、
果実は開花後8〜9カ月で収穫・輸入されている。尚、
本発明においては、コーヒーノキ(Coffee arabica
L.)の種子から得られるものを用いるが、その他、同属
種のロブスタコーヒーノキ(Coffee canephora Pier
r.)やリベリアコーヒーノキ(Coffee liberica Bul
l.)の種子を用いることも可能である。
アカネ科の熱帯アフリカ地方、主に、エチオピア原産の
常緑低木で、葉は長卵形でやや革質、周年開花し、花は
短い花柄をもって葉腋に群生する。花冠は基部が筒状、
先端が数片に分かれ、白い色で芳香がある。果実は小さ
な球形ないし楕円形で初め緑色、熟すにつれて紅色、紫
色になり、通常2個の種子を含む。この種子は、半球形
状で、平らな面に1本の深い溝があり、平豆と呼ばれ、
果実は開花後8〜9カ月で収穫・輸入されている。尚、
本発明においては、コーヒーノキ(Coffee arabica
L.)の種子から得られるものを用いるが、その他、同属
種のロブスタコーヒーノキ(Coffee canephora Pier
r.)やリベリアコーヒーノキ(Coffee liberica Bul
l.)の種子を用いることも可能である。
【0015】又、コーヒーノキの種子からの抽出は、こ
れらを生のまま、或は乾燥して粉砕後、溶媒として、有
機溶媒、水又は熱水、有機溶媒又は水との混合溶媒、更
に、有機溶媒抽出と水抽出とが組み合わされたものでも
良い。又、有機溶媒としてはメタノール、エタノール、
n−ブタノール、アセトン、クロロホルム、酢酸エチ
ル、n−ヘキサン、1,3−ブチレングリコール、プロ
ピレングリコール等が用いられる。
れらを生のまま、或は乾燥して粉砕後、溶媒として、有
機溶媒、水又は熱水、有機溶媒又は水との混合溶媒、更
に、有機溶媒抽出と水抽出とが組み合わされたものでも
良い。又、有機溶媒としてはメタノール、エタノール、
n−ブタノール、アセトン、クロロホルム、酢酸エチ
ル、n−ヘキサン、1,3−ブチレングリコール、プロ
ピレングリコール等が用いられる。
【0016】又、抽出条件は特に制限されるものはない
が、通常は常温及び加熱抽出が好ましい。抽出後は濾過
及び濃縮乾燥して、溶液状、ペースト状又は粉末状とし
て用ても良い。更に多くの場合は、そのままの状態で利
用できるが、必要ならば、その効力に影響のない範囲で
脱臭、脱色等の精製処理を加えても良い。尚、脱臭、脱
色等の精製処理手段としては、活性炭カラムなどを用い
れば良く、抽出物質により一般的に適用される通常の手
段を任意に選択して行えば良い。
が、通常は常温及び加熱抽出が好ましい。抽出後は濾過
及び濃縮乾燥して、溶液状、ペースト状又は粉末状とし
て用ても良い。更に多くの場合は、そのままの状態で利
用できるが、必要ならば、その効力に影響のない範囲で
脱臭、脱色等の精製処理を加えても良い。尚、脱臭、脱
色等の精製処理手段としては、活性炭カラムなどを用い
れば良く、抽出物質により一般的に適用される通常の手
段を任意に選択して行えば良い。
【0017】尚、本発明で必須成分としたクロロゲン酸
は、モノー及びジカフェオイルキナ酸(Caffeoylquinic
acid)及びその混合物を意味するが、3−,4−及び
5−カフェオイルキナ酸或はその混合物が好ましい。更
に、クロロゲン酸は遊離酸或は生理学的に受容可能な誘
導体の形、詳細には塩或はエステルの形でも良く、特
に、カリウム塩(カリウムカフェイン等)が適してい
る。
は、モノー及びジカフェオイルキナ酸(Caffeoylquinic
acid)及びその混合物を意味するが、3−,4−及び
5−カフェオイルキナ酸或はその混合物が好ましい。更
に、クロロゲン酸は遊離酸或は生理学的に受容可能な誘
導体の形、詳細には塩或はエステルの形でも良く、特
に、カリウム塩(カリウムカフェイン等)が適してい
る。
【0018】本発明のクロロゲン酸を必須成分として含
有するコーヒーノキ種子抽出物は、そのままでも利用で
きるが、化粧料として配合される場合の処方量は、化粧
料の種類、用いる抽出物の品質、期待される作用の程度
によって若干異なる。通常、0.05〜30重量%(以
下、重量%で表わす)、好ましくは、3〜10%が良
い。尚、配合量が0.05%より少ないと効果が充分で
なく、又、30%を越えて配合しても、その量に見合う
だけの効果が期待出来ない。
有するコーヒーノキ種子抽出物は、そのままでも利用で
きるが、化粧料として配合される場合の処方量は、化粧
料の種類、用いる抽出物の品質、期待される作用の程度
によって若干異なる。通常、0.05〜30重量%(以
下、重量%で表わす)、好ましくは、3〜10%が良
い。尚、配合量が0.05%より少ないと効果が充分で
なく、又、30%を越えて配合しても、その量に見合う
だけの効果が期待出来ない。
【0019】尚、本発明のクロロゲン酸を必須成分とし
て含有するコーヒーノキ種子抽出物を配合した化粧料に
は、本発明の効果を損なわない範囲内で、化粧品、医薬
品、医薬部外品等に一般的に用いられる各種成分、例え
ば、油分(動植物油、鉱物油、エステル油、ワックス
油、シリコン油、高級アルコール、リン脂質類、脂肪酸
類等)、界面活性剤(アニオン性、カチオン性、両性又
は非イオン性界面活性剤)、ビタミン類(ビタミンA
群、ビタミンB群、葉酸類、ニコチン酸類、パントテン
酸類、ビオチン類、ビタミンC群、ビタミンD群、ビタ
ミンE群、その他フェルラ酸、γ−オリザノール等)、
紫外線吸収剤(p−アミノ安息香酸、アントラニル、サ
ルチル酸、クマリン、ベンゾトリアゾール、テトラゾー
ル、イミダゾリン、ピリミジン、ジオキサン、フラン、
ピロン、カンファー、核酸、アラントイン及びそれらの
誘導体、アミノ酸系化合物、シコニン、バイカリン、バ
イカレイン、ベルベリン等)、抗酸化剤(ステアリン酸
エステル、ノルジヒドログアセレテン酸、ジブチルヒド
ロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、パラヒ
ドロキシアニソール、没食子酸プロピル、セサモール、
セサモリン、ゴシポール等)、増粘剤(ヒドキシエチル
セルロース、エチルセルロース、カルボキシエチルセル
ロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドキシ
プロピルセルロース、ニトロセルロース、ポリビニルア
ルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロ
リドン、ポリビニルメタアクリレート、ポリアクリル酸
塩、カルボキシビニルポリマー、アラビアゴム、トラガ
ントゴム、寒天、カゼイン、デキストリン、ゼラチン、
ペクチン、デンプン、アルギン酸及びその塩等)、保湿
剤(プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、グリセリン、コンドロイ
チン硫酸及びその塩、ヒアルロン酸及びその塩、乳酸ナ
トリウム等)又、その他、低級アルコール、多価アルコ
ール、水溶性高分子、pH調整剤、防腐・防バイ剤、着
色料、香料、清涼剤、安定化剤、動・植物抽出物、動・
植物性蛋白質及びその分解物、動・植物性多糖類及びそ
の分解物、動・植物性糖蛋白質及びその分解物、微生物
培養代謝成分、血流促進剤、消炎剤、抗炎症剤、抗アレ
ルギー剤、細胞賦活剤、アミノ酸及びその塩、角質溶解
剤、収斂剤、創傷治療剤、増泡剤、口腔用剤、消臭・脱
臭剤と共に配合し、併用して用いることも出来る。
て含有するコーヒーノキ種子抽出物を配合した化粧料に
は、本発明の効果を損なわない範囲内で、化粧品、医薬
品、医薬部外品等に一般的に用いられる各種成分、例え
ば、油分(動植物油、鉱物油、エステル油、ワックス
油、シリコン油、高級アルコール、リン脂質類、脂肪酸
類等)、界面活性剤(アニオン性、カチオン性、両性又
は非イオン性界面活性剤)、ビタミン類(ビタミンA
群、ビタミンB群、葉酸類、ニコチン酸類、パントテン
酸類、ビオチン類、ビタミンC群、ビタミンD群、ビタ
ミンE群、その他フェルラ酸、γ−オリザノール等)、
紫外線吸収剤(p−アミノ安息香酸、アントラニル、サ
ルチル酸、クマリン、ベンゾトリアゾール、テトラゾー
ル、イミダゾリン、ピリミジン、ジオキサン、フラン、
ピロン、カンファー、核酸、アラントイン及びそれらの
誘導体、アミノ酸系化合物、シコニン、バイカリン、バ
イカレイン、ベルベリン等)、抗酸化剤(ステアリン酸
エステル、ノルジヒドログアセレテン酸、ジブチルヒド
ロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、パラヒ
ドロキシアニソール、没食子酸プロピル、セサモール、
セサモリン、ゴシポール等)、増粘剤(ヒドキシエチル
セルロース、エチルセルロース、カルボキシエチルセル
ロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドキシ
プロピルセルロース、ニトロセルロース、ポリビニルア
ルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロ
リドン、ポリビニルメタアクリレート、ポリアクリル酸
塩、カルボキシビニルポリマー、アラビアゴム、トラガ
ントゴム、寒天、カゼイン、デキストリン、ゼラチン、
ペクチン、デンプン、アルギン酸及びその塩等)、保湿
剤(プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、グリセリン、コンドロイ
チン硫酸及びその塩、ヒアルロン酸及びその塩、乳酸ナ
トリウム等)又、その他、低級アルコール、多価アルコ
ール、水溶性高分子、pH調整剤、防腐・防バイ剤、着
色料、香料、清涼剤、安定化剤、動・植物抽出物、動・
植物性蛋白質及びその分解物、動・植物性多糖類及びそ
の分解物、動・植物性糖蛋白質及びその分解物、微生物
培養代謝成分、血流促進剤、消炎剤、抗炎症剤、抗アレ
ルギー剤、細胞賦活剤、アミノ酸及びその塩、角質溶解
剤、収斂剤、創傷治療剤、増泡剤、口腔用剤、消臭・脱
臭剤と共に配合し、併用して用いることも出来る。
【0020】又、本発明のクロロゲン酸を必須成分とし
て含有するコーヒーノキ種子抽出物を配合した化粧料の
剤型については、任意であり、常法により配合し、例え
ば、化粧水、クリーム、軟膏、ローション、乳液、パッ
ク、オイル、石鹸(薬用石鹸も含む)、洗顔料、香料、
オーデコロン、浴用剤、シャンプー、リンス、ヘアート
ニック、ヘアースプレー等の形態とすることが出来る。
その他、各種形態の経口薬剤、更に衛生綿類、ウエット
ティシュ等の不織布に、又、口内炎等による口腔用組成
物としても利用可能である。
て含有するコーヒーノキ種子抽出物を配合した化粧料の
剤型については、任意であり、常法により配合し、例え
ば、化粧水、クリーム、軟膏、ローション、乳液、パッ
ク、オイル、石鹸(薬用石鹸も含む)、洗顔料、香料、
オーデコロン、浴用剤、シャンプー、リンス、ヘアート
ニック、ヘアースプレー等の形態とすることが出来る。
その他、各種形態の経口薬剤、更に衛生綿類、ウエット
ティシュ等の不織布に、又、口内炎等による口腔用組成
物としても利用可能である。
【0021】更に、化粧料の形態は、任意であり、溶液
状、クリーム状、ペースト状、ゲル状、ジェル状、泡
状、固形状又は粉末状として用いることが出来る。
状、クリーム状、ペースト状、ゲル状、ジェル状、泡
状、固形状又は粉末状として用いることが出来る。
【0022】以下に、製造例(抽出例)を開示し、より
詳しく述べるが、以下によって示される方法は、後述の
作用等の確認試験において用いたものであり、これに限
定されるものではない。
詳しく述べるが、以下によって示される方法は、後述の
作用等の確認試験において用いたものであり、これに限
定されるものではない。
【0023】抽出例1:(1,3−ブチレングリコール
による抽出) コーヒーノキの種子(生豆)20gを微粉砕し、60%
1,3−ブチレングリコール水溶液(1Kg)を加え、7
5℃にて3時間攪拌抽出し、冷却後、濾過して固・液分
離を行い、分離した抽出液を陽イオン交換樹脂250m
lを充填したカラムに通液し、カフェインを吸着した
後、溶出液を減圧乾固して、本発明のコーヒーノキ種子
抽出物を約2.5gを得る。次に0.5gを取り、20
%1,3−ブチレングリコール水溶液を加えて溶解さ
せ、コーヒーノキ種子抽出液を100mlとした。
による抽出) コーヒーノキの種子(生豆)20gを微粉砕し、60%
1,3−ブチレングリコール水溶液(1Kg)を加え、7
5℃にて3時間攪拌抽出し、冷却後、濾過して固・液分
離を行い、分離した抽出液を陽イオン交換樹脂250m
lを充填したカラムに通液し、カフェインを吸着した
後、溶出液を減圧乾固して、本発明のコーヒーノキ種子
抽出物を約2.5gを得る。次に0.5gを取り、20
%1,3−ブチレングリコール水溶液を加えて溶解さ
せ、コーヒーノキ種子抽出液を100mlとした。
【0024】抽出例2:(エタノールによる抽出) コーヒーノキの種子(生豆)20gを粉砕して、60%
エタノール水溶液(1Kg)を加え、75℃にて3時間攪
拌抽出し、冷却後、濾過して固・液分離を行い、分離し
た抽出液を減圧濃縮して、エタノール除去後、コーヒー
ノキ種子抽出液を約40mlを得た。
エタノール水溶液(1Kg)を加え、75℃にて3時間攪
拌抽出し、冷却後、濾過して固・液分離を行い、分離し
た抽出液を減圧濃縮して、エタノール除去後、コーヒー
ノキ種子抽出液を約40mlを得た。
【0025】抽出例3:(熱水による抽出) コーヒーノキの種子(生豆)20gを粉砕して、水(1K
g)を加え、75℃にて3時間攪拌抽出し、冷却後、濾
過して固・液分離を行い、分離した抽出液を減圧濃縮し
て、コーヒーノキ種子抽出液を約40mlを得た。
g)を加え、75℃にて3時間攪拌抽出し、冷却後、濾
過して固・液分離を行い、分離した抽出液を減圧濃縮し
て、コーヒーノキ種子抽出液を約40mlを得た。
【0026】
【実施例】以下に、実施例等を開示し、より詳しく述べ
るが、以下によって示される方法は、後述の作用等の確
認試験において用いたものであり、これに限定されるも
のではない。
るが、以下によって示される方法は、後述の作用等の確
認試験において用いたものであり、これに限定されるも
のではない。
【0027】実施例1:クロロゲン酸の定量 クロロゲン酸(ジャンセン製)粉末をエタノール溶液に
溶解した液を標品とし上記で得られた抽出例1〜3のク
ロロゲン酸含有量を高速液体クロマトグラフィー(島津
製作所製)によって測定した。試験結果は下記に示し
た。 抽出例1:(1,3−ブチレングリコールによる抽出
液) クロロゲン酸含有量:3.8% 抽出例2:(エタノールによる抽出液) クロロゲン酸含有量:2.6% 抽出例3:(熱水による抽出液) クロロゲン酸含有量:2.4%
溶解した液を標品とし上記で得られた抽出例1〜3のク
ロロゲン酸含有量を高速液体クロマトグラフィー(島津
製作所製)によって測定した。試験結果は下記に示し
た。 抽出例1:(1,3−ブチレングリコールによる抽出
液) クロロゲン酸含有量:3.8% 抽出例2:(エタノールによる抽出液) クロロゲン酸含有量:2.6% 抽出例3:(熱水による抽出液) クロロゲン酸含有量:2.4%
【0028】実施例2:過酸化脂質生成抑制作用試験 TBA法(アナリティカル、ハ゛イオケミストリーカル Vol.95、p.351〜358、1
979)をもとに、リノレン酸の過酸化物生成抑制作用を
検討し、以下の試験方法で測定した。
979)をもとに、リノレン酸の過酸化物生成抑制作用を
検討し、以下の試験方法で測定した。
【0029】「試験方法」0.8%ラウリル硫酸ナトリ
ウム水溶液にリノレン酸0.1%を加え溶解し、この溶
液3.9mlを10mlの透明なガラススクリュー瓶に
とる。これに検体溶液0.1mlを加え、紫外線(東芝
製:FL-20SEランプ及びFL-20SBLランプをそれぞれ3灯並
列して距離15cmにて照射)を1時間照射した後、こ
の液1mlを取り、0.67%チオバルビツール酸水溶
液と15%酢酸水溶液(pH3.5)の混液を1ml、
4.5%ジブチルヒドロキシトルエン20μlを加え、
95℃で1時間加熱する。冷却後、メタノール:n−ブ
タノール(15:85)4mlを加え良く振った後、遠心分
離する。次に、このn−ブタノール層の534nmにお
ける吸光度を測定し、過酸化脂質量とした。尚、検体を
加えて紫外線を照射した場合の過酸化脂質量をa、検体
を加えて紫外線を照射していない場合の過酸化脂質量を
b、検体の代わりに抽出溶媒(1,3−ブチレングリコ
ール又はエタノール、精製水)を加えて紫外線を照射し
た場合の過酸化脂質量をa’、検体の代わりに抽出溶媒
(1,3−ブチレングリコール又はエタノール、精製
水)を加えて紫外線を照射しない場合の過酸化脂質量を
b’として、過酸化脂質生成抑制率を数1により求め
た。 「検体の調整」検体としては、上記に示した抽出例1〜
3を用い、対照として、比較例1:α−トコフェロール
(キシダ化学製)1gをエタノール溶液100mlに溶
解させた液を用いた。
ウム水溶液にリノレン酸0.1%を加え溶解し、この溶
液3.9mlを10mlの透明なガラススクリュー瓶に
とる。これに検体溶液0.1mlを加え、紫外線(東芝
製:FL-20SEランプ及びFL-20SBLランプをそれぞれ3灯並
列して距離15cmにて照射)を1時間照射した後、こ
の液1mlを取り、0.67%チオバルビツール酸水溶
液と15%酢酸水溶液(pH3.5)の混液を1ml、
4.5%ジブチルヒドロキシトルエン20μlを加え、
95℃で1時間加熱する。冷却後、メタノール:n−ブ
タノール(15:85)4mlを加え良く振った後、遠心分
離する。次に、このn−ブタノール層の534nmにお
ける吸光度を測定し、過酸化脂質量とした。尚、検体を
加えて紫外線を照射した場合の過酸化脂質量をa、検体
を加えて紫外線を照射していない場合の過酸化脂質量を
b、検体の代わりに抽出溶媒(1,3−ブチレングリコ
ール又はエタノール、精製水)を加えて紫外線を照射し
た場合の過酸化脂質量をa’、検体の代わりに抽出溶媒
(1,3−ブチレングリコール又はエタノール、精製
水)を加えて紫外線を照射しない場合の過酸化脂質量を
b’として、過酸化脂質生成抑制率を数1により求め
た。 「検体の調整」検体としては、上記に示した抽出例1〜
3を用い、対照として、比較例1:α−トコフェロール
(キシダ化学製)1gをエタノール溶液100mlに溶
解させた液を用いた。
【0030】
【数1】
【0031】
【表1】
【0032】「試験結果」結果は表1の如く、本発明の
クロロゲン酸を必須成分として含有するコーヒーノキ種
子抽出物は、比較例1のトコフェロール溶液よりも若干
強いか、又は、ほぼ同等の過酸化脂質生成抑制作用を示
すことが確認出来た。
クロロゲン酸を必須成分として含有するコーヒーノキ種
子抽出物は、比較例1のトコフェロール溶液よりも若干
強いか、又は、ほぼ同等の過酸化脂質生成抑制作用を示
すことが確認出来た。
【0033】実施例3:紫外線吸収作用試験 「試験方法」分光光度計(1cm層長:石英セル)を用
いて、吸光度測定法により紫外線の吸光度を測定し、紫
外線吸収作用とした。尚、検体は実施例2の抽出例1ー
2をを用い、対照として同濃度のパラアミノ安息香酸
(PABA)を用いた。
いて、吸光度測定法により紫外線の吸光度を測定し、紫
外線吸収作用とした。尚、検体は実施例2の抽出例1ー
2をを用い、対照として同濃度のパラアミノ安息香酸
(PABA)を用いた。
【0034】
【図1】
【0035】「試験結果」結果は図1に示す如く、本発
明のクロロゲン酸を必須成分として含有するコーヒーノ
キ種子抽出物は、パラアミノ安息香酸に比べ、紫外線波
長(280〜350nm)を優位に吸収することが確認
出来た。
明のクロロゲン酸を必須成分として含有するコーヒーノ
キ種子抽出物は、パラアミノ安息香酸に比べ、紫外線波
長(280〜350nm)を優位に吸収することが確認
出来た。
【0036】実施例4:チロシナーゼ活性阻害作用試験 「試験方法」チロシン溶液(L−チロシン0.3mg/
ml)1.0ml、マックルバイン緩衝液(pH6.
5)2.0ml及び検体溶液を0.2mlを混合して、
37℃恒温槽中で、約10分間放置した後、これにチロ
シナーゼ溶液(マッシュルーム由来、2500unit
/ml)0.1mlを加えた後、475nmの吸光度を
測定(A)し、その後、この反応液を37℃恒温槽中
で、20分間放置後、同様に、475nmの吸光度を測
定する(A’)。又、同時にブランクとして、検体の代
わりに抽出溶媒(1,3−ブチレングリコール又はエタ
ノール、精製水)を加えて、同様な操作で吸光度を測定
(a)、(a’)して、チロシナーゼ活性阻害率を数2
により求めた。尚、検体は実施例1の抽出例1〜3及び
対照:比較例1を用いた。
ml)1.0ml、マックルバイン緩衝液(pH6.
5)2.0ml及び検体溶液を0.2mlを混合して、
37℃恒温槽中で、約10分間放置した後、これにチロ
シナーゼ溶液(マッシュルーム由来、2500unit
/ml)0.1mlを加えた後、475nmの吸光度を
測定(A)し、その後、この反応液を37℃恒温槽中
で、20分間放置後、同様に、475nmの吸光度を測
定する(A’)。又、同時にブランクとして、検体の代
わりに抽出溶媒(1,3−ブチレングリコール又はエタ
ノール、精製水)を加えて、同様な操作で吸光度を測定
(a)、(a’)して、チロシナーゼ活性阻害率を数2
により求めた。尚、検体は実施例1の抽出例1〜3及び
対照:比較例1を用いた。
【0037】
【数2】
【0038】
【表2】
【0039】「試験結果」結果は表2の如く、本発明の
クロロゲン酸を必須成分として含有するコーヒーノキ種
子抽出物は、比較例1のトコフェロール溶解液に比べ、
強いチロシナーゼ活性阻害作用を有することが確認出来
た。
クロロゲン酸を必須成分として含有するコーヒーノキ種
子抽出物は、比較例1のトコフェロール溶解液に比べ、
強いチロシナーゼ活性阻害作用を有することが確認出来
た。
【0040】実施例5:メラニン生成抑制作用試験 「試験方法」釈ら1)の方法(粧技誌 26(1),8,1992)を
参照し、C57BLマウス(8W♀)に紫外線(東芝製:紫
外線 FL20-SEランプ)を15.2mJ/cm2、1日1
回、3日間連続照射した。最終照射日より1週間後に耳
介を採取し、軟骨を除去後、外耳の皮膚を2N−臭化ナ
トリウム溶液に浸漬した。その後、表皮を直皮から剥離
し、この表皮を0.1%L−ドーパ溶液(0.1Mリン
酸緩衝液、pH7.2)に浸漬して、ドーパ染色を行っ
た。尚、検体(抽出例1〜3)はドーパ溶液中に、表3
に示す各濃度になるように添加し、対照としては20%
1,3−ブチレングリコール水溶液を同様に添加して行
い、判定は一定部分(5mm2)のメラノサイト数を顕微
鏡にて計測、1mm2当りの細胞数で評価し、結果は表
3に示した。
参照し、C57BLマウス(8W♀)に紫外線(東芝製:紫
外線 FL20-SEランプ)を15.2mJ/cm2、1日1
回、3日間連続照射した。最終照射日より1週間後に耳
介を採取し、軟骨を除去後、外耳の皮膚を2N−臭化ナ
トリウム溶液に浸漬した。その後、表皮を直皮から剥離
し、この表皮を0.1%L−ドーパ溶液(0.1Mリン
酸緩衝液、pH7.2)に浸漬して、ドーパ染色を行っ
た。尚、検体(抽出例1〜3)はドーパ溶液中に、表3
に示す各濃度になるように添加し、対照としては20%
1,3−ブチレングリコール水溶液を同様に添加して行
い、判定は一定部分(5mm2)のメラノサイト数を顕微
鏡にて計測、1mm2当りの細胞数で評価し、結果は表
3に示した。
【0041】
【表3】
【0042】「試験結果」結果は表3の如く、本発明の
クロロゲン酸を必須成分として含有するコーヒーノキの
種子抽出物は、紫外線により活性化された有色マウス耳
介の表皮のメラノサイトを、ドーパ液で特異的に染色し
たところ、メラノサイト(メラニン生成細胞)数の減少
が優位に認められた。よって、メラニン生成抑制作用を
有することが確認出来た。
クロロゲン酸を必須成分として含有するコーヒーノキの
種子抽出物は、紫外線により活性化された有色マウス耳
介の表皮のメラノサイトを、ドーパ液で特異的に染色し
たところ、メラノサイト(メラニン生成細胞)数の減少
が優位に認められた。よって、メラニン生成抑制作用を
有することが確認出来た。
【0043】実施例6:引張強度試験 「試験方法及び評価方法」未処理人毛50本を、温湯で
すすぎ洗い流し、検体溶液に未処理人毛50本を10分
間浸透させた後、良く風乾し、紫外線(東芝製:FL-20SE
ランプ及びFL-20SBLランプをそれぞれ3灯並列して距離
15cmにて照射)を1時間照射し、最後に温湯ですす
ぎ洗い流し、10分間乾燥して、引張強度を測定した。
測定に当っては、約10cmの長さを揃えた未処理人毛
を2cm/分の速度で1本づつ引っ張り、破断時の荷重
を求める方法により行った。尚、検体は実施例1の抽出
例1〜3及び比較例1を用い、引張強度の測定は、テン
シロンメーター(東洋ボールドウイン製)を使用し、条
件:温度20℃、湿度60%で評価した。表中の数値は
平均値を表し、結果を表4に示した。
すすぎ洗い流し、検体溶液に未処理人毛50本を10分
間浸透させた後、良く風乾し、紫外線(東芝製:FL-20SE
ランプ及びFL-20SBLランプをそれぞれ3灯並列して距離
15cmにて照射)を1時間照射し、最後に温湯ですす
ぎ洗い流し、10分間乾燥して、引張強度を測定した。
測定に当っては、約10cmの長さを揃えた未処理人毛
を2cm/分の速度で1本づつ引っ張り、破断時の荷重
を求める方法により行った。尚、検体は実施例1の抽出
例1〜3及び比較例1を用い、引張強度の測定は、テン
シロンメーター(東洋ボールドウイン製)を使用し、条
件:温度20℃、湿度60%で評価した。表中の数値は
平均値を表し、結果を表4に示した。
【0044】
【表4】
【0045】「試験結果」結果は表4の如く、本発明の
クロロゲン酸を必須成分として含有するコーヒーノキ種
子抽出物が添加処理された人毛は、比較例1(α-トコフェロー
ル溶解液)添加処理人毛に比べ、破断荷重が高い数値を示
し、紫外線による毛髪の引張強度の低下を抑制する保護
作用を有する、良好な結果が得られた。
クロロゲン酸を必須成分として含有するコーヒーノキ種
子抽出物が添加処理された人毛は、比較例1(α-トコフェロー
ル溶解液)添加処理人毛に比べ、破断荷重が高い数値を示
し、紫外線による毛髪の引張強度の低下を抑制する保護
作用を有する、良好な結果が得られた。
【0046】実施例7:水分保持効果の持続性 「試験方法及び評価方法」人毛(重さ4g、長さ10c
m)に、下記表5に示したヘアリンスを5g塗布し、温
湯ですすぎ洗い流し、10分間風乾した後、一定湿度下
に保存し、直後と3時間後の含水率を測定し、変化率を
求めて効果の持続性を評価した。尚、評価方法は次のA
−Cの3段階評価にて行い、結果を表5に示した。 評価A:変化率50%未満。 評価B:変化率50%以上、70%未満。 評価C:変化率70%以上。
m)に、下記表5に示したヘアリンスを5g塗布し、温
湯ですすぎ洗い流し、10分間風乾した後、一定湿度下
に保存し、直後と3時間後の含水率を測定し、変化率を
求めて効果の持続性を評価した。尚、評価方法は次のA
−Cの3段階評価にて行い、結果を表5に示した。 評価A:変化率50%未満。 評価B:変化率50%以上、70%未満。 評価C:変化率70%以上。
【0047】実施例8:感触官能試験(滑らかさ・しっ
とり感・くし通り性) 「試験方法及び評価方法」女性パネラー40名を各区1
0名づつ4区に分けて、下記表5に示した本発明品及び
比較品のヘアリンスを5g渡し、市販シャンプーで洗髪
し、温湯で良くすすぎ洗い流した後、実際に、頭髪に直
接各々のヘアリンスを塗布し、良く浸透させた後、温湯
ですすぎ洗い流し、風乾した後の滑らかさ、しっとり
感、くし通り性について官能評価を加えた。尚、評価方
法は次の1〜3の3段階評価にて行い、10名の平均値
を測り、結果を表5に示した。 評価3:良好。 評価2:普通。 評価1:悪い。
とり感・くし通り性) 「試験方法及び評価方法」女性パネラー40名を各区1
0名づつ4区に分けて、下記表5に示した本発明品及び
比較品のヘアリンスを5g渡し、市販シャンプーで洗髪
し、温湯で良くすすぎ洗い流した後、実際に、頭髪に直
接各々のヘアリンスを塗布し、良く浸透させた後、温湯
ですすぎ洗い流し、風乾した後の滑らかさ、しっとり
感、くし通り性について官能評価を加えた。尚、評価方
法は次の1〜3の3段階評価にて行い、10名の平均値
を測り、結果を表5に示した。 評価3:良好。 評価2:普通。 評価1:悪い。
【0048】実施例9:感触官能試験(毛髪のつや) 「試験方法及び評価方法」女性パネラー40名を各区1
0名づつ4区に分けて、下記表5に示した本発明品及び
比較品のヘアリンスを5g渡し、市販シャンプーで洗髪
し、温湯で良くすすぎ洗い流した後、実際に、頭髪に直
接各々のヘアリンスを塗布し、良く浸透させた後、温湯
ですすぎ洗い流し、風乾した後の毛髪のつやについて官
能評価を加えた。尚、評価方法は次の1〜3の3段階評
価にて行い、10名の平均値を測り、結果を表5に示し
た。 評価3:つやがある。 評価2:ややつやがある。 評価1:つやがない。
0名づつ4区に分けて、下記表5に示した本発明品及び
比較品のヘアリンスを5g渡し、市販シャンプーで洗髪
し、温湯で良くすすぎ洗い流した後、実際に、頭髪に直
接各々のヘアリンスを塗布し、良く浸透させた後、温湯
ですすぎ洗い流し、風乾した後の毛髪のつやについて官
能評価を加えた。尚、評価方法は次の1〜3の3段階評
価にて行い、10名の平均値を測り、結果を表5に示し
た。 評価3:つやがある。 評価2:ややつやがある。 評価1:つやがない。
【0049】「試験結果」表5の配合組成からなるヘア
リンスを調製し、毛髪の水分保持効果の持続性、毛髪の
滑らかさ、しっとり感、くし通り性、毛髪のつやを比較
品と共に評価した。結果は表5の如く、本発明品1〜3
は、引張強度、毛髪の水分保持の持続性、毛髪の滑らか
さ、しっとり感、くし通り、つや、共に比較品に比べ、
総合的に良好な結果が得られた。
リンスを調製し、毛髪の水分保持効果の持続性、毛髪の
滑らかさ、しっとり感、くし通り性、毛髪のつやを比較
品と共に評価した。結果は表5の如く、本発明品1〜3
は、引張強度、毛髪の水分保持の持続性、毛髪の滑らか
さ、しっとり感、くし通り、つや、共に比較品に比べ、
総合的に良好な結果が得られた。
【0050】
【表5】
【0051】実施例10:使用効果試験 「試験方法及び評価方法」成人男女パネラー40名を各
区10名づつ4区に分けて、下記表6に示した本発明品
及び比較品のサンスクリーン乳液を30g渡し、毎日、
外出する前に必ず手に適量を取り、顔に塗布してもら
い、1ケ月間に渡って連続使用効果試験を実施した。
尚、汗をかいたりして、洗顔した場合は、その都度、適
量を取り、塗布してもらった。評価方法は次の基準にて
行った。 「皮膚老化防止効果」 有 効:肌のはり、つやが改善された。 やや有効:肌のはり、つやがやや改善された。 無 効:使用前と変化なし。 「肌荒れ改善効果」 有 効:肌のかさつきや荒れが改善された。 やや有効:肌のかさつきや荒れがやや改善された。 無 効:使用前と変化なし。 「肌色改善効果」 有 効:肌の色が白く改善された。 やや有効:肌の色が若干白く改善された。 無 効:使用前と変化なし。 表7中の数値は人数を表し、結果を表7に示した。
区10名づつ4区に分けて、下記表6に示した本発明品
及び比較品のサンスクリーン乳液を30g渡し、毎日、
外出する前に必ず手に適量を取り、顔に塗布してもら
い、1ケ月間に渡って連続使用効果試験を実施した。
尚、汗をかいたりして、洗顔した場合は、その都度、適
量を取り、塗布してもらった。評価方法は次の基準にて
行った。 「皮膚老化防止効果」 有 効:肌のはり、つやが改善された。 やや有効:肌のはり、つやがやや改善された。 無 効:使用前と変化なし。 「肌荒れ改善効果」 有 効:肌のかさつきや荒れが改善された。 やや有効:肌のかさつきや荒れがやや改善された。 無 効:使用前と変化なし。 「肌色改善効果」 有 効:肌の色が白く改善された。 やや有効:肌の色が若干白く改善された。 無 効:使用前と変化なし。 表7中の数値は人数を表し、結果を表7に示した。
【0052】
【表6】
【0053】「試験結果」結果は表7の如く、本発明品
1〜3は、皮膚老化防止、肌荒れ、肌色共に改善され、
比較品に比べ、総合的に改善・良好な結果が得られ、有
効であることが確認出来た。
1〜3は、皮膚老化防止、肌荒れ、肌色共に改善され、
比較品に比べ、総合的に改善・良好な結果が得られ、有
効であることが確認出来た。
【0054】
【表7】
【0055】実施例11:安全性試験 [皮膚一次刺激性試験]クロロゲン酸を必須成分として
含有するコーヒーノキ種子抽出物(抽出例1〜3)を背
部を除毛した兎(1群3匹,体重3,800g前後)の皮膚
に貼付した。判定は貼付後24,48,72時間に一次刺激性の
評点法により紅斑及び浮腫を指標として行った。その結
果、すべての動物において、何等、紅斑及び浮腫を認め
ず陰性と判定された。 [皮膚累積刺激性試験]同様に、クロロゲン酸を必須成
分として含有するコーヒーノキ種子抽出物(抽出例1〜
3)を側腹部を除毛(2×4cm2)したハートレー系モル
モット(雌性,1群5匹,体重320g前後)の皮膚に1
日1回,週5回,0.5ml/動物当りを塗布した。塗布は
4週に渡って、又、除毛は各週の最終塗布日に行った。
判定は、各週の最終日の翌日に一次刺激性の評点法によ
り紅斑および浮腫を指標として行った。その結果、すべ
ての動物において、塗布後1〜4週目に渡って何等、紅
斑及び浮腫を認めず陰性と判定された。 [急性毒性試験]同様に、クロロゲン酸を必須成分とし
て含有するコーヒーノキ種子抽出物(抽出例1〜3)を
減圧下にて溶媒を完全に留出したものを試験前、4時間
絶食させたddy系マウス(1群5匹,体重30g)に2,000
mg/kg量経口投与し、毒性症状の発現、程度などを経時
的に観察した。その結果、すべてのマウスにおいて14日
間何等異常を認めず、解剖の結果も異常がなかった。LD
50は2,000mg/kg以上と判定された。
含有するコーヒーノキ種子抽出物(抽出例1〜3)を背
部を除毛した兎(1群3匹,体重3,800g前後)の皮膚
に貼付した。判定は貼付後24,48,72時間に一次刺激性の
評点法により紅斑及び浮腫を指標として行った。その結
果、すべての動物において、何等、紅斑及び浮腫を認め
ず陰性と判定された。 [皮膚累積刺激性試験]同様に、クロロゲン酸を必須成
分として含有するコーヒーノキ種子抽出物(抽出例1〜
3)を側腹部を除毛(2×4cm2)したハートレー系モル
モット(雌性,1群5匹,体重320g前後)の皮膚に1
日1回,週5回,0.5ml/動物当りを塗布した。塗布は
4週に渡って、又、除毛は各週の最終塗布日に行った。
判定は、各週の最終日の翌日に一次刺激性の評点法によ
り紅斑および浮腫を指標として行った。その結果、すべ
ての動物において、塗布後1〜4週目に渡って何等、紅
斑及び浮腫を認めず陰性と判定された。 [急性毒性試験]同様に、クロロゲン酸を必須成分とし
て含有するコーヒーノキ種子抽出物(抽出例1〜3)を
減圧下にて溶媒を完全に留出したものを試験前、4時間
絶食させたddy系マウス(1群5匹,体重30g)に2,000
mg/kg量経口投与し、毒性症状の発現、程度などを経時
的に観察した。その結果、すべてのマウスにおいて14日
間何等異常を認めず、解剖の結果も異常がなかった。LD
50は2,000mg/kg以上と判定された。
【0056】以下に実施例を示し、本発明の利用方法を
更に詳述するが、本発明は以下の実施例に特定されるこ
とはなく、各種の化粧品類、医薬品、医薬部外品等に含
有・配合して用いることが出来る。尚、各実施例は各製
品の製造における常法により製造したもので良く、配合
量のみを示した。
更に詳述するが、本発明は以下の実施例に特定されるこ
とはなく、各種の化粧品類、医薬品、医薬部外品等に含
有・配合して用いることが出来る。尚、各実施例は各製
品の製造における常法により製造したもので良く、配合
量のみを示した。
【0057】 実施例11:コールドクリーム 重 量% 1.サラシミツロウ 11.0 2.流動パラフィン 22.0 3.ラノリン 10.0 4.アーモンド油 15.0 5.ホウ砂 0.5 6.コーヒーノキ種子抽出液(1,3-フ゛チレンク゛リコールエキス) 3.0 7.防腐剤 適 量 8.香料 適 量 9.精製水 100とする残余
【0058】 実施例12:クリーム 重 量% 1.スクワラン 20.0 2.ミツロウ 5.0 3.精製ホホバ油 5.0 4.グリセリンモノステアレート 2.0 5.ホ゜リオキシエチレン(20)ソルヒ゛タンモノステアレート 2.0 6.グリセリン 5.0 7.コーヒーノキ種子抽出液(30%エタノールエキス) 5.0 8.防腐剤 適 量 9.香料 適 量 10.精製水 100とする残余
【0059】 実施例13:ローション 重 量% 1.ソルビット 2.0 2.1,3−ブチレングリコール 2.0 3.ポリエチレングリコール1000 1.0 4.ホ゜リオキシエチレンオレイルエーテル(25E.O.) 2.0 5.エタノール 10.0 6.コーヒーノキ種子抽出液(40%フ゜ロヒ゜レンク゛リコールエキス) 5.0 7.香料 適 量 8.精製水 100とする残余
【0060】 実施例14:クリームファンデーション 重 量% 1.ステアリン酸 4.0 2.モノステアリン酸グリセリン 3.0 3.セタノール 1,5 4.ミリスチン酸イソプロピル 7.0 5.流動パラフィン 10.0 6.サラシミツロウ 3.0 8.カオリン 3.0 9.タルク 1.0 10.コーヒーノキ種子抽出液 4.0 (エタノール:1,3-フ゛チレンク゛リコール=1:1エキス) 11.着色顔料 1.0 12.トリエタノールアミン 3.0 13.グリセリン 3.0 14.ベントナイト 1.0 15.防腐剤 適 量 16.香料 適 量 17.精製水 100とする残余
【0061】 実施例15:シャンプー 重 量% 1.ラウリル硫酸トリエタノールアミン 5.0% 2.ホ゜リオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム 12.0 3.1,3−ブチレングリコール 4.0 4.ラウリン酸ジエタノールアミド 2.0 5.エデト酸二ナトリウム 0.1 6.コーヒーノキ種子抽出液(水エキス) 4.0 7.防腐剤 適 量 8.香料 適 量 9.精製水 100とする残余
【0062】 実施例16:ヘアーリキッド 重 量% 1.エタノール 25.0% 2.ホ゜リオキシフ゜ロヒ゜レンフ゛チルエーテルリン酸 12.0 3.ホ゜リオキシフ゜ロヒ゜レンモノフ゛チルエーテル 5.0 4.トリエタノールアミンルアミド 2.0 5.エデト酸二ナトリウム 0.1 6.コーヒーノキ種子抽出液(30%アセトンエキス) 4.0 7.防腐剤 適 量 8.香料 適 量 9.精製水 100とする残余
【0063】 実施例17:ヘアートニック 重 量% 1.エタノール 35.0% 2.オレイン酸エチル 2.0 3.ポリオキシエチレン(40)硬化ヒマシ油 2.0 4.コーヒーノキ種子抽出液(エタノールエキス) 5.0 5.香料 適 量 6.精製水 100とする残余
【0064】 実施例18:浴用剤 重 量% 1.炭酸水素ナトリウム 60.0 2.無水硫酸ナトリウム 32.0 3.ホウ砂 3.0 4.コーヒーノキ種子抽出液の乾燥粉末 6.0 (エタノール:1,3-フ゛チレンク゛リコール:水=1:1:1エキス)
【0065】
【発明の効果】本発明のクロロゲン酸を必須成分として
含有するコーヒーノキ種子抽出物は、過酸化脂質生成抑
制作用、紫外線吸収作用、メラニン生成抑制作用を有す
るものであり、従って、化粧料に含有して用いれば、美
白、皮膚老化防止、毛髪保護効果が期待出来る。又、そ
の利用分野としては、医薬品・医薬部外品或は化粧品分
野(人及びその他の動物用に用いる各種製剤)の各種化
粧料用組成物が挙げられ、具体的には、ローション、乳
液、クリーム(軟膏を含む)、オイル、パック、石鹸
(薬用石鹸も含む)、ボディソープ、浴用剤、シャンプ
ー、リンス、ヘアートニック、ヘアースプレーなどへの
応用である。
含有するコーヒーノキ種子抽出物は、過酸化脂質生成抑
制作用、紫外線吸収作用、メラニン生成抑制作用を有す
るものであり、従って、化粧料に含有して用いれば、美
白、皮膚老化防止、毛髪保護効果が期待出来る。又、そ
の利用分野としては、医薬品・医薬部外品或は化粧品分
野(人及びその他の動物用に用いる各種製剤)の各種化
粧料用組成物が挙げられ、具体的には、ローション、乳
液、クリーム(軟膏を含む)、オイル、パック、石鹸
(薬用石鹸も含む)、ボディソープ、浴用剤、シャンプ
ー、リンス、ヘアートニック、ヘアースプレーなどへの
応用である。
図1は、分光光度計(1cm層長:石英セル)を用い、
吸光度測定法により紫外線の吸光度を測定したグラフで
ある。尚、検体は実施例2の抽出例1ー2を使用し、対
照としては同濃度のパラアミノ安息香酸(PABA)溶
液を用いた。
吸光度測定法により紫外線の吸光度を測定したグラフで
ある。尚、検体は実施例2の抽出例1ー2を使用し、対
照としては同濃度のパラアミノ安息香酸(PABA)溶
液を用いた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 7/42 7/50 35/78 ADA 8217−4C ADD 8217−4C ADS C 8217−4C (72)発明者 平澤 久紀 兵庫県神戸市中央区多聞通5丁目1番6号 ユーシーシーテクノデベロップメント株 式会社内 (72)発明者 岡田 忠司 愛知県一宮市北方町北方字沼田1番地 オ リザ油化株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】クロロゲン酸を必須成分として含有する、
コーヒーノキ種子の水、低級アルコール、ポリオール系
有機溶媒から選ばれる1種又は2種以上の溶媒を用いて
得られる抽出物を配合することを特徴とする美白化粧
料。 - 【請求項2】クロロゲン酸を必須成分として含有する、
コーヒーノキ種子の水、低級アルコール、ポリオール系
有機溶媒から選ばれる1種又は2種以上の溶媒を用いて
得られる抽出物を配合することを特徴とする皮膚老化防
止化粧料。 - 【請求項3】クロロゲン酸を必須成分として含有する、
コーヒーノキ種子の水、低級アルコール、ポリオール系
有機溶媒から選ばれる1種又は2種以上の溶媒を用いて
得られる抽出物を配合することを特徴とする毛髪保護用
化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6248772A JPH0892057A (ja) | 1994-09-16 | 1994-09-16 | コーヒーノキ種子抽出物配合化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6248772A JPH0892057A (ja) | 1994-09-16 | 1994-09-16 | コーヒーノキ種子抽出物配合化粧料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0892057A true JPH0892057A (ja) | 1996-04-09 |
Family
ID=17183159
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6248772A Pending JPH0892057A (ja) | 1994-09-16 | 1994-09-16 | コーヒーノキ種子抽出物配合化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0892057A (ja) |
Cited By (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002060462A2 (en) * | 2001-01-30 | 2002-08-08 | Laboratórios Biosintética Ltda. | Waay to obtain a extract with antidepressant and opioid antagonists properties and pharmaceutical products obtained from it |
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JP2005350431A (ja) * | 2004-06-14 | 2005-12-22 | Furabamin:Kk | カフェイン組成物およびその用途 |
JP2006306799A (ja) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Kao Corp | クロロゲン酸類組成物の製造方法 |
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-
1994
- 1994-09-16 JP JP6248772A patent/JPH0892057A/ja active Pending
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---|---|---|---|
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