JPH088993Y2 - 液態食品用ビン - Google Patents
液態食品用ビンInfo
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- JPH088993Y2 JPH088993Y2 JP1993035168U JP3516893U JPH088993Y2 JP H088993 Y2 JPH088993 Y2 JP H088993Y2 JP 1993035168 U JP1993035168 U JP 1993035168U JP 3516893 U JP3516893 U JP 3516893U JP H088993 Y2 JPH088993 Y2 JP H088993Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は飲料とか液態調味料を入
れておく小売用或いは家庭保存用のビン類に関する。こ
れらのビン類としてはガラス製,プラスチック製のビン
とか金属製の缶が使われているが、本考案はこれらのう
ち、特にプラスチック製のビン類に関する。
れておく小売用或いは家庭保存用のビン類に関する。こ
れらのビン類としてはガラス製,プラスチック製のビン
とか金属製の缶が使われているが、本考案はこれらのう
ち、特にプラスチック製のビン類に関する。
【0002】
【従来の技術】上記したビンには一人一回分の液量用の
ものが多いが、比較的多量の液を収容して数人分に分
け、或いは何回かに分けて消費する大型のものもある。
所でこのような大型ビン入りの炭酸飲料を飲用する場
合、一度に大勢の人に分けてしまう場合もあるが、一部
を遅く来る人の為に置いておくとか、一部消費して残り
を他日消費するような場合もある。このようにビンの内
容の一部を消費して残りをしばらく保持しておく場合、
飲料中の炭酸が抜けて味が低下すると云う問題がある。
またショウユのような調味料の場合は、大ビンから小分
けして使うのが普通であるが大ビン内に保存されている
ショウユの表面にカビが生じると云う問題がある。更に
中味が少なくなったビンをそのまま収納しておくこと
は、収納スペースの無駄であり、かつ空ビンを運搬する
場合とか捨てるときもかさばると云う問題もある。
ものが多いが、比較的多量の液を収容して数人分に分
け、或いは何回かに分けて消費する大型のものもある。
所でこのような大型ビン入りの炭酸飲料を飲用する場
合、一度に大勢の人に分けてしまう場合もあるが、一部
を遅く来る人の為に置いておくとか、一部消費して残り
を他日消費するような場合もある。このようにビンの内
容の一部を消費して残りをしばらく保持しておく場合、
飲料中の炭酸が抜けて味が低下すると云う問題がある。
またショウユのような調味料の場合は、大ビンから小分
けして使うのが普通であるが大ビン内に保存されている
ショウユの表面にカビが生じると云う問題がある。更に
中味が少なくなったビンをそのまま収納しておくこと
は、収納スペースの無駄であり、かつ空ビンを運搬する
場合とか捨てるときもかさばると云う問題もある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は大型のビンに
収容されている液態食品のビンの口をあけた後の保存性
の低下を物理的な方向から抑制しようとするものであ
る。また、収納スペースの効率化、廃棄ビン類のかさば
りを少なくしようとするものである。
収容されている液態食品のビンの口をあけた後の保存性
の低下を物理的な方向から抑制しようとするものであ
る。また、収納スペースの効率化、廃棄ビン類のかさば
りを少なくしようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】ビンの容積を可変とし、
内容の消費に伴ってビン容積を圧縮できるようにした。
その具体的構造としてビンを蛇腹状にして蛇腹を圧縮し
た状態に保持する嵌着体を設けた。ビンの底をビンの頭
部が入込む形に凹まして、ビンの積重ねを可能にした。
内容の消費に伴ってビン容積を圧縮できるようにした。
その具体的構造としてビンを蛇腹状にして蛇腹を圧縮し
た状態に保持する嵌着体を設けた。ビンの底をビンの頭
部が入込む形に凹まして、ビンの積重ねを可能にした。
【0005】
【作用】炭酸飲料で炭酸が抜けるのは、圧力が低下する
ことが主原因であるが、液中の炭酸濃度が過飽和状態
(外圧が下がった状態)でも、液中炭酸濃度が外圧に対
し平衡状態に達する迄には時間がかゝり、この時間の長
短は液面上の炭酸ガスの分圧により、分圧が高い程平衡
状態に達する迄の時間が長くなる。即ち保存性が良くな
る。今間1リットル入りのビンで500cc消費して空
部容積が500cc、液部容積が500ccとなった炭
酸飲料を考えると、空部容積全体が炭酸ガスになるとし
て、1気圧の場合を考えると、500ccの液部から気
体で500ccの炭酸ガスが抜けて来る。炭酸ガスの水
への溶解性は、大略炭酸ガスの或る圧力の下で水と同容
積の気体の炭酸ガスが溶解するものと見てよい。炭酸飲
料の炭酸ガスの平衡圧力が2気圧であったとすると、5
00ccの飲料中には当初1気圧で気体状1リットルの
炭酸ガスが溶けていたのが、気体で500ccの炭酸が
抜けると、飲料中の炭酸濃度は当初の半分になる。
ことが主原因であるが、液中の炭酸濃度が過飽和状態
(外圧が下がった状態)でも、液中炭酸濃度が外圧に対
し平衡状態に達する迄には時間がかゝり、この時間の長
短は液面上の炭酸ガスの分圧により、分圧が高い程平衡
状態に達する迄の時間が長くなる。即ち保存性が良くな
る。今間1リットル入りのビンで500cc消費して空
部容積が500cc、液部容積が500ccとなった炭
酸飲料を考えると、空部容積全体が炭酸ガスになるとし
て、1気圧の場合を考えると、500ccの液部から気
体で500ccの炭酸ガスが抜けて来る。炭酸ガスの水
への溶解性は、大略炭酸ガスの或る圧力の下で水と同容
積の気体の炭酸ガスが溶解するものと見てよい。炭酸飲
料の炭酸ガスの平衡圧力が2気圧であったとすると、5
00ccの飲料中には当初1気圧で気体状1リットルの
炭酸ガスが溶けていたのが、気体で500ccの炭酸が
抜けると、飲料中の炭酸濃度は当初の半分になる。
【0006】所で、今1リットルのビンを圧縮して60
0ccにしたとすると、空部容積は100ccであり、
当初飲料から抜けてくるのは1気圧の気体状態で100
ccの炭酸ガスで、ビン容積が変わらない場合の1/5
に減少する。仮にビン内圧力を2気圧としても1気圧に
換算して400ccの炭酸が抜けるのであり、元々飽和
圧力が2気圧で1気圧1000ccの炭酸ガスを含んで
いたので、400cc抜けたときの平衡圧力は2気圧以
下である。つまり、200cc程度の炭酸ガスが抜けた
所で釣合うことになり、ビン容積1リットルのまゝの場
合より、炭酸ガスの抜け量は半分以下になる。しかも平
衡状態に達する迄の時間は、液体側の炭酸飽和圧力と液
面の炭酸ガス分圧との差が小さい程長くなり、液面上の
空部容積が小さい程少量の炭酸ガスの蒸発で比較的高い
炭酸ガス分圧が得られるので、平衡に達するまでの時間
が長くなり、保存性が向上するのである。
0ccにしたとすると、空部容積は100ccであり、
当初飲料から抜けてくるのは1気圧の気体状態で100
ccの炭酸ガスで、ビン容積が変わらない場合の1/5
に減少する。仮にビン内圧力を2気圧としても1気圧に
換算して400ccの炭酸が抜けるのであり、元々飽和
圧力が2気圧で1気圧1000ccの炭酸ガスを含んで
いたので、400cc抜けたときの平衡圧力は2気圧以
下である。つまり、200cc程度の炭酸ガスが抜けた
所で釣合うことになり、ビン容積1リットルのまゝの場
合より、炭酸ガスの抜け量は半分以下になる。しかも平
衡状態に達する迄の時間は、液体側の炭酸飽和圧力と液
面の炭酸ガス分圧との差が小さい程長くなり、液面上の
空部容積が小さい程少量の炭酸ガスの蒸発で比較的高い
炭酸ガス分圧が得られるので、平衡に達するまでの時間
が長くなり、保存性が向上するのである。
【0007】またカビの問題を考えると、カビの生育に
は酸素が必要であり、ビン内の空部分の容積を小さくし
ておけば酸素量がその分少なくなり、カビの生育を抑制
する。カビに限らず、果汁のようなものでも味の低下に
は酸素が関係しているので、ビン内の空部容積を小さく
保つことは一般的に液状食品の保存性を高めることにな
る。
は酸素が必要であり、ビン内の空部分の容積を小さくし
ておけば酸素量がその分少なくなり、カビの生育を抑制
する。カビに限らず、果汁のようなものでも味の低下に
は酸素が関係しているので、ビン内の空部容積を小さく
保つことは一般的に液状食品の保存性を高めることにな
る。
【0008】
【実施例】図1,図2に本考案の一実施例を示す。図1
はビンの元の状態を示し、図2は圧縮された状態を示
す。ビン体1はポリプロピレンのような可撓性を有する
熱可塑性プラスチックで成型されたもので、胴部が蛇腹
状に形成されている。胴部の中間の円筒状部には商品ラ
ベルを貼る。ビン口は王冠2で封口される。ビン体1は
透明の熱収縮性フィルムの筒3で包まれ、この筒の上下
は加熱収縮させてある。4は内容物の液面である。図2
は内容液を或る程度消費した後の状態を示す。ビン口に
は市販の止め金付き口栓5を嵌着しておく。ビン体1は
内容物の液面4がビンの肩の辺に来るように蛇腹を圧縮
し、フィルムの筒3の上から、蛇腹の一番上の溝にゴム
バンド6を嵌めてフィルム筒3をこの蛇腹の一番上の溝
に絞り込む。このようにすることで、ビン体1の蛇腹が
伸びようとするのをフィルム筒3の引張応力で阻止し、
ビン体の圧縮された体積を保持する。
はビンの元の状態を示し、図2は圧縮された状態を示
す。ビン体1はポリプロピレンのような可撓性を有する
熱可塑性プラスチックで成型されたもので、胴部が蛇腹
状に形成されている。胴部の中間の円筒状部には商品ラ
ベルを貼る。ビン口は王冠2で封口される。ビン体1は
透明の熱収縮性フィルムの筒3で包まれ、この筒の上下
は加熱収縮させてある。4は内容物の液面である。図2
は内容液を或る程度消費した後の状態を示す。ビン口に
は市販の止め金付き口栓5を嵌着しておく。ビン体1は
内容物の液面4がビンの肩の辺に来るように蛇腹を圧縮
し、フィルムの筒3の上から、蛇腹の一番上の溝にゴム
バンド6を嵌めてフィルム筒3をこの蛇腹の一番上の溝
に絞り込む。このようにすることで、ビン体1の蛇腹が
伸びようとするのをフィルム筒3の引張応力で阻止し、
ビン体の圧縮された体積を保持する。
【0009】図3に本考案の他の一実施例を示す。上述
実施例において、ビン体を圧縮した状態に保持する手段
はビン体1を包む透明フィルムの筒であったが、この実
施例では弾性材料で成型された袴7である。この袴は図
4のような形で、プラスチックで成型され、上部の輪7
1は数箇所に外方に突曲した突曲部71aが設けてあ
る。この突曲部71aがあるため、輪部71は弾性的に
円周を伸張できる。従って成型に際し、金型を割型にし
なくても型抜きが可能である。この袴を図3に示すよう
にビン体1の下部に嵌着しておく。輪71の内径はビン
体1の蛇腹の溝の谷径が緩く嵌り、山の外径が抜けない
ように設定してある。この輪より上方にある蛇腹の凸部
を輪の下へ押し込むように押すと、輪71は突曲部71
aによって直径が拡がり、蛇腹の凸部が輪の下に押込ま
れこのようにして袴の中に蛇腹を次第に圧縮して押し込
んで行くことができる。袴7の形は上例に限られず、例
えば図5のような形でもよい。
実施例において、ビン体を圧縮した状態に保持する手段
はビン体1を包む透明フィルムの筒であったが、この実
施例では弾性材料で成型された袴7である。この袴は図
4のような形で、プラスチックで成型され、上部の輪7
1は数箇所に外方に突曲した突曲部71aが設けてあ
る。この突曲部71aがあるため、輪部71は弾性的に
円周を伸張できる。従って成型に際し、金型を割型にし
なくても型抜きが可能である。この袴を図3に示すよう
にビン体1の下部に嵌着しておく。輪71の内径はビン
体1の蛇腹の溝の谷径が緩く嵌り、山の外径が抜けない
ように設定してある。この輪より上方にある蛇腹の凸部
を輪の下へ押し込むように押すと、輪71は突曲部71
aによって直径が拡がり、蛇腹の凸部が輪の下に押込ま
れこのようにして袴の中に蛇腹を次第に圧縮して押し込
んで行くことができる。袴7の形は上例に限られず、例
えば図5のような形でもよい。
【0010】図6はビン体1を圧縮状態に保持する手段
の更に他の実施例であって、割の入った弾性環8であ
る。環8の内径は上例と同様に設定してあり、環は割り
81が設けてあるので弾性的に拡げて、ビン体1の側方
からビン体1に嵌着することができる。この環8の上下
の輪82がビン体の蛇腹の溝に嵌合し、上下の輪の間に
圧縮された蛇腹を抱え込ませるのである。
の更に他の実施例であって、割の入った弾性環8であ
る。環8の内径は上例と同様に設定してあり、環は割り
81が設けてあるので弾性的に拡げて、ビン体1の側方
からビン体1に嵌着することができる。この環8の上下
の輪82がビン体の蛇腹の溝に嵌合し、上下の輪の間に
圧縮された蛇腹を抱え込ませるのである。
【0011】図7は本考案の更に他の実施例で、ビン体
1の蛇腹を螺旋状に形成し、ビン体を圧縮した状態に保
持する手段である袴9の口縁に内向きの鍔91を形成
し、この鍔91を螺旋状にしたものである。この袴を回
すと、ビン体の蛇腹はねじの作用で袴の中に取込まれ、
袴の中に圧縮されて行く。
1の蛇腹を螺旋状に形成し、ビン体を圧縮した状態に保
持する手段である袴9の口縁に内向きの鍔91を形成
し、この鍔91を螺旋状にしたものである。この袴を回
すと、ビン体の蛇腹はねじの作用で袴の中に取込まれ、
袴の中に圧縮されて行く。
【0012】上述した各実施例はビンの内容液が炭酸飲
料のような内圧を有するものであっても、果汁のように
内圧のないものでも適用できる。特に内圧のない液の場
合、蛇腹を圧縮した状態に保つには、蛇腹を縮めてビン
に密栓をしておくだけで、内部が真空になるため、ビン
体を圧縮状態に保てる。図8は特にこのような場合に適
した実施例である。ビン体1を熱収縮性透明フィルムの
筒3で包んである。この筒にはビン内容液の一定量例え
ば100cc毎に円周状にミシン目31が入れてあり、
縦方向に互いに近接して二本のミシン目32が入れてあ
る。内容液を使う度に筒3の残液の液面の上にある横の
ミシン目31の所まで縦のミシン目32にはさまれた筒
3の一部を離し、横のミシン目に沿って筒3の上部を切
り離す。この筒3から上のビン体部分を圧縮して密栓を
すれば、その圧縮状態が保持される。この実施例では筒
3の横のミシン目31はビン内の液量を示す目盛にもな
る。
料のような内圧を有するものであっても、果汁のように
内圧のないものでも適用できる。特に内圧のない液の場
合、蛇腹を圧縮した状態に保つには、蛇腹を縮めてビン
に密栓をしておくだけで、内部が真空になるため、ビン
体を圧縮状態に保てる。図8は特にこのような場合に適
した実施例である。ビン体1を熱収縮性透明フィルムの
筒3で包んである。この筒にはビン内容液の一定量例え
ば100cc毎に円周状にミシン目31が入れてあり、
縦方向に互いに近接して二本のミシン目32が入れてあ
る。内容液を使う度に筒3の残液の液面の上にある横の
ミシン目31の所まで縦のミシン目32にはさまれた筒
3の一部を離し、横のミシン目に沿って筒3の上部を切
り離す。この筒3から上のビン体部分を圧縮して密栓を
すれば、その圧縮状態が保持される。この実施例では筒
3の横のミシン目31はビン内の液量を示す目盛にもな
る。
【0013】以上の実施例は、主に液態食品の最終消費
段階での効能を考えたものである。以下の実施例は流通
段階の利便性も考えたものである即ち内容を充填する前
の空ビンを圧縮して積重ねることで運搬時のかさ張りを
無くし、また保管のスペースを節約しようとするもので
ある。図9の実施例は、ビンの底を球面状に凹まし、ビ
ンを積重ねたとき図9のように底の凹み11にビン頭の
口の部分12が納まるようにした。図10は別の例でビ
ン底に一つの直径に沿い凹み11を形成し、下のビンの
口12を入れるようにしたものである。図11の例は、
ビンの肩部を一部傾斜面にして、そこに口を突設し、ビ
ンの上面よりのビン口の突出量を少なくし、上に重ねる
ビンの底を外周から内に向けて一部だけ凹ましたもので
ある。
段階での効能を考えたものである。以下の実施例は流通
段階の利便性も考えたものである即ち内容を充填する前
の空ビンを圧縮して積重ねることで運搬時のかさ張りを
無くし、また保管のスペースを節約しようとするもので
ある。図9の実施例は、ビンの底を球面状に凹まし、ビ
ンを積重ねたとき図9のように底の凹み11にビン頭の
口の部分12が納まるようにした。図10は別の例でビ
ン底に一つの直径に沿い凹み11を形成し、下のビンの
口12を入れるようにしたものである。図11の例は、
ビンの肩部を一部傾斜面にして、そこに口を突設し、ビ
ンの上面よりのビン口の突出量を少なくし、上に重ねる
ビンの底を外周から内に向けて一部だけ凹ましたもので
ある。
【0014】図12Aは、ビンの積重ねの更に他の実施
例で、積重ねた上下のビンを結合部品13で結合したも
ので、図12Bはその結合部品を示す。これは一部を縦
に切開いた円筒状で、上下に内向きの縁が形成してあ
り、この縁を上下のビンの蛇腹に嵌入させて上下のビン
を結合する。ビン底の形状は前段落で述べた各実施例が
適用できる。この結合部品は一部が縦に切ってあるか
ら、嵌めるときは切ってある所を無理に広げて、ビンの
横から、上下の蛇腹のヒダに内向き縁を挿入できる。こ
の結合部品は図13のように四角に作ってもよい。この
ようにするとビンを多数軸方向に圧縮して結合したもの
を図14のように横積みしたとき荷崩れしない。図15
は結合部品13の中に一つの棚14を設け、この棚に切
込み15を入れて、そこにビンの口12が入るようにし
たもので、結合された上下のビンの横ずれが防がれる。
例で、積重ねた上下のビンを結合部品13で結合したも
ので、図12Bはその結合部品を示す。これは一部を縦
に切開いた円筒状で、上下に内向きの縁が形成してあ
り、この縁を上下のビンの蛇腹に嵌入させて上下のビン
を結合する。ビン底の形状は前段落で述べた各実施例が
適用できる。この結合部品は一部が縦に切ってあるか
ら、嵌めるときは切ってある所を無理に広げて、ビンの
横から、上下の蛇腹のヒダに内向き縁を挿入できる。こ
の結合部品は図13のように四角に作ってもよい。この
ようにするとビンを多数軸方向に圧縮して結合したもの
を図14のように横積みしたとき荷崩れしない。図15
は結合部品13の中に一つの棚14を設け、この棚に切
込み15を入れて、そこにビンの口12が入るようにし
たもので、結合された上下のビンの横ずれが防がれる。
【0015】
【考案の効果】本考案によればビン体が蛇腹状で圧縮可
能であるため、始めに述べたように液状食品の保存性が
良くなる上、液状食品の消費に伴い、ビンを圧縮して行
けるので、ビンその他の物の収納スペースの効率化も計
れ、流通段階での空ビンの扱いも圧縮した状態で行える
ので、場所を取らず便利であり、また、空になったビン
を捨てる際も圧縮して捨てることができるので、ゴミ回
収作業上も有利である。
能であるため、始めに述べたように液状食品の保存性が
良くなる上、液状食品の消費に伴い、ビンを圧縮して行
けるので、ビンその他の物の収納スペースの効率化も計
れ、流通段階での空ビンの扱いも圧縮した状態で行える
ので、場所を取らず便利であり、また、空になったビン
を捨てる際も圧縮して捨てることができるので、ゴミ回
収作業上も有利である。
【図1】本考案の一実施例の元の形状の側面図
【図2】上記実施例の圧縮された状態の側面図
【図3】本考案の他の実施例の側面図
【図4】上記実施例で用いられる袴の斜視図
【図5】袴の形の他の実施例の斜視図
【図6】ビン体を圧縮状態に保つ手段の他の実施例の斜
視図
視図
【図7】ビン体の蛇腹を螺旋状にした実施例の側面図
【図8】本考案の更に他の実施例の側面図
【図9】本考案の他の実施例の側面図
【図10】本考案の他の実施例の側面図
【図11】本考案の他の実施例の側面図
【図12】本考案の他の実施例の側面図
【図13】本考案の他の実施例の斜視図
【図14】ビンを積上げた状態の斜視図
【図15】結合部品の他の実施例の斜視図
1 ビン体 2 王冠 3 フィルム筒 4 液面 5 止め金付き口栓 6 ゴムバンド 7 ビンの袴 8 割を入れた輪
Claims (2)
- 【請求項1】 可撓性材料で作られたビン体の一部或は
全体を蛇腹状に形成して圧縮可能としてなるビンと、こ
のビン体の下部が納まる袴部分の上端口縁に上記ビン体
の蛇腹の谷部と係合する内向突部を形成してなり、袴部
の底とこの内向突部との間に圧縮された蛇腹の複数の山
を収容して上記ビンを圧縮した状態に保持する袴とより
なる液態食品用ビン。 - 【請求項2】 一個所に縦割りを入れた筒形で上下にビ
ン体の前記蛇腹の谷と係合する内向きの縁を形成し、こ
の上下の内向きに縁の間に上のビンの下部の蛇腹の山と
下のビンの上部の蛇腹の山を係合保持する結合部品を有
する請求項1記載の液態食品用ビン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993035168U JPH088993Y2 (ja) | 1992-06-04 | 1993-06-03 | 液態食品用ビン |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4481292 | 1992-06-04 | ||
JP4-44812 | 1992-06-04 | ||
JP1993035168U JPH088993Y2 (ja) | 1992-06-04 | 1993-06-03 | 液態食品用ビン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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1993
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