JPH0888959A - かご形回転子の検査装置 - Google Patents
かご形回転子の検査装置Info
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- JPH0888959A JPH0888959A JP22128994A JP22128994A JPH0888959A JP H0888959 A JPH0888959 A JP H0888959A JP 22128994 A JP22128994 A JP 22128994A JP 22128994 A JP22128994 A JP 22128994A JP H0888959 A JPH0888959 A JP H0888959A
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- Induction Machinery (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 かご形回転子の良否判定に熟練を要すること
無く、個人差も廃した検査装置を提供する。 【構成】 かご形回転子(4) の両側に有る短絡環(2) の
うち片側を加熱または冷却によって周方向に均一な温度
変化を与える温度変化装置(7) と、反対側の短絡環(2)
に前記温度変化がバー(1) を伝わって変化する温度分布
を測定する測温装置(9) とを備え、温度分布の変化の遅
い位置を検出することによって、その部分に接続された
バー(1) に欠陥があることを検知可能にする。
無く、個人差も廃した検査装置を提供する。 【構成】 かご形回転子(4) の両側に有る短絡環(2) の
うち片側を加熱または冷却によって周方向に均一な温度
変化を与える温度変化装置(7) と、反対側の短絡環(2)
に前記温度変化がバー(1) を伝わって変化する温度分布
を測定する測温装置(9) とを備え、温度分布の変化の遅
い位置を検出することによって、その部分に接続された
バー(1) に欠陥があることを検知可能にする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は誘導機のかご形回転子の
健全性を検査する装置に関する。
健全性を検査する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、かご形回転子の両端にある短絡
環からバーに電気を流し、各バーの部分での電圧を測定
して、この電圧のバランス状態を見ることで、バーの電
気的接続の良否を判定していた。これを電圧降下法と称
している。
環からバーに電気を流し、各バーの部分での電圧を測定
して、この電圧のバランス状態を見ることで、バーの電
気的接続の良否を判定していた。これを電圧降下法と称
している。
【0003】この電圧降下法では、隣接するバーから鉄
心を介して流れる電流も同時に測定されるため、欠陥の
あるバーの判定は、降下する電圧が非常に小さくて、欠
陥があっても検出されない場合もあり、又、回転子に通
風ダクトがない場合には、個別のバーについての電圧の
測定ができないから、バーの検査は不可能であった。
心を介して流れる電流も同時に測定されるため、欠陥の
あるバーの判定は、降下する電圧が非常に小さくて、欠
陥があっても検出されない場合もあり、又、回転子に通
風ダクトがない場合には、個別のバーについての電圧の
測定ができないから、バーの検査は不可能であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】又、通風ダクトがある
場合でも、微小な電圧差を検出するため、プローブの当
て方による測定誤差が大きく、測定に熟練を要し、又、
測定作業の時間の経過と共にバーが、通電により発熱、
昇温し、その抵抗が変化するため、異常のあるバーか、
昇温によるものかを見極めるのは困難であった。
場合でも、微小な電圧差を検出するため、プローブの当
て方による測定誤差が大きく、測定に熟練を要し、又、
測定作業の時間の経過と共にバーが、通電により発熱、
昇温し、その抵抗が変化するため、異常のあるバーか、
昇温によるものかを見極めるのは困難であった。
【0005】本発明の目的は、かご形回転子の良否判定
に熟練を要すること無く、個人差も廃した検査装置を提
供することにある。
に熟練を要すること無く、個人差も廃した検査装置を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、かご形回転子の両側に有る短絡環のうち片
側を加熱または冷却によって周方向に均一な温度変化を
与える温度変化装置と、反対側の短絡環に前記温度変化
がバーを伝わって変化する温度分布を測定する測温装置
とを備え、温度分布の変化の遅い位置を検出することに
よって、その部分に接続されたバーに欠陥があることを
検知可能にする。
するために、かご形回転子の両側に有る短絡環のうち片
側を加熱または冷却によって周方向に均一な温度変化を
与える温度変化装置と、反対側の短絡環に前記温度変化
がバーを伝わって変化する温度分布を測定する測温装置
とを備え、温度分布の変化の遅い位置を検出することに
よって、その部分に接続されたバーに欠陥があることを
検知可能にする。
【0007】
【作用】本発明は上記のように構成されるので、片側の
短絡環に周方向に均一な温度変化を与え、反対側の短絡
環に伝わる温度の分布を測定するとバーに切れ目や巣穴
がある場合には、その部分の温度の伝達が悪くなるの
で、健全なバーに接続された部分に比べて温度分布に変
化を生じ、かご形回転子の不良であることと欠陥バーの
位置を検知することができる。そして温度分布の変化が
一様であればそのかご形回転子は健全であることが分か
る。
短絡環に周方向に均一な温度変化を与え、反対側の短絡
環に伝わる温度の分布を測定するとバーに切れ目や巣穴
がある場合には、その部分の温度の伝達が悪くなるの
で、健全なバーに接続された部分に比べて温度分布に変
化を生じ、かご形回転子の不良であることと欠陥バーの
位置を検知することができる。そして温度分布の変化が
一様であればそのかご形回転子は健全であることが分か
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1を参照
して説明する。
して説明する。
【0009】複数のバー(1) の両端に短絡環(2) を有
し、鉄心(3) に組立てられたかご形回転子(4) を、皿状
の容器(5) に熱湯から成る熱媒(6) を入れた温度変化装
置(7)の中に立て、片側の短絡環(2) を均一に昇温す
る。上方に位置する反対側の短絡環(2) の各バー(1) 端
に対応する位置には、測温装置(9) の複数のセンサ(8)
を短絡端に沿って取り付けておく。
し、鉄心(3) に組立てられたかご形回転子(4) を、皿状
の容器(5) に熱湯から成る熱媒(6) を入れた温度変化装
置(7)の中に立て、片側の短絡環(2) を均一に昇温す
る。上方に位置する反対側の短絡環(2) の各バー(1) 端
に対応する位置には、測温装置(9) の複数のセンサ(8)
を短絡端に沿って取り付けておく。
【0010】この様に構成すると、片側の短絡環(2) か
らバー(1) を介して反対側の短絡環(2) が昇温して行く
が、その各センサ(8) 部の温度分布はセンサに接続され
た測温装置(9) で検出される。この場合、全部のバー
(1) に欠陥がなければ温度分布は均一であり、欠陥があ
れば、そのバーの温度上昇が他のバーの温度上昇よりも
遅れて温度分布が不均一になる。この場合、かご型回転
子の規格に応じて予め適性温度分布変化レベルを測温装
置に設定しておくことによって、良否の検査が自動的に
行える。従って測定に個人誤差がなく、かご形回転子の
健全性を検査することができる。
らバー(1) を介して反対側の短絡環(2) が昇温して行く
が、その各センサ(8) 部の温度分布はセンサに接続され
た測温装置(9) で検出される。この場合、全部のバー
(1) に欠陥がなければ温度分布は均一であり、欠陥があ
れば、そのバーの温度上昇が他のバーの温度上昇よりも
遅れて温度分布が不均一になる。この場合、かご型回転
子の規格に応じて予め適性温度分布変化レベルを測温装
置に設定しておくことによって、良否の検査が自動的に
行える。従って測定に個人誤差がなく、かご形回転子の
健全性を検査することができる。
【0011】上記実施例は下側の短絡環を加熱したが、
冷媒で冷却しても同様な作用効果が得られる。又、温度
測定と記録は、多点式温度記録計や熱画像としてとらえ
る手段もある。そして熱画像装置を用いた場合、鉄心表
面と上部短絡環の温度変化を見ることにより、熱の伝わ
りの悪い所(欠陥部)を特定することが可能となる。
冷媒で冷却しても同様な作用効果が得られる。又、温度
測定と記録は、多点式温度記録計や熱画像としてとらえ
る手段もある。そして熱画像装置を用いた場合、鉄心表
面と上部短絡環の温度変化を見ることにより、熱の伝わ
りの悪い所(欠陥部)を特定することが可能となる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
かご形回転子の良否判定に熟練を要すること無く、温度
測定、温度記録または熱画像として見ることで判定で
き、又、ダクトのないかご形回転子においても、判定が
できるかご形回転子の検査装置を提供することができ
る。
かご形回転子の良否判定に熟練を要すること無く、温度
測定、温度記録または熱画像として見ることで判定で
き、又、ダクトのないかご形回転子においても、判定が
できるかご形回転子の検査装置を提供することができ
る。
【図1】本発明のかご形回転子の検査装置を示す一部切
欠斜視図。
欠斜視図。
1…バー 2…短絡環 3…鉄心 4…かご形回転子 5…容器 6…熱媒 7…温度変化装置 8…測温装置のセンサ 9…測温装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年10月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【発明が解決しようとする課題】又、通風ダクトがある
場合でも、微小な電圧差を検出するため、プローブの当
て方による測定誤差が大きく、測定に熟練を要し、又、
測定作業の時間の経過と共にバーが、通電により発熱、
昇温し、その抵抗が増加するため、異常のあるバーか、
昇温による抵抗の増加分かを見極めるのは困難であっ
た。
場合でも、微小な電圧差を検出するため、プローブの当
て方による測定誤差が大きく、測定に熟練を要し、又、
測定作業の時間の経過と共にバーが、通電により発熱、
昇温し、その抵抗が増加するため、異常のあるバーか、
昇温による抵抗の増加分かを見極めるのは困難であっ
た。
Claims (1)
- 【請求項1】 かご形回転子の両側に有る短絡環のうち
片側を加熱または冷却によって周方向に均一な温度変化
を与える温度変化装置と、反対側の短絡環に前記温度変
化がバーを伝わって変化する温度分布を測定する測温装
置とを備え、温度分布の変化の遅い位置を検出すること
によって、その部分に接続されたバーに欠陥があること
を検知可能にしたことを特徴とするかご形回転子の検査
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22128994A JPH0888959A (ja) | 1994-09-16 | 1994-09-16 | かご形回転子の検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22128994A JPH0888959A (ja) | 1994-09-16 | 1994-09-16 | かご形回転子の検査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0888959A true JPH0888959A (ja) | 1996-04-02 |
Family
ID=16764457
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22128994A Pending JPH0888959A (ja) | 1994-09-16 | 1994-09-16 | かご形回転子の検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0888959A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190109571A (ko) * | 2017-03-30 | 2019-09-25 | 에이비비 슈바이쯔 아게 | 로터 바 결함을 검출하기 위한 방법 |
-
1994
- 1994-09-16 JP JP22128994A patent/JPH0888959A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190109571A (ko) * | 2017-03-30 | 2019-09-25 | 에이비비 슈바이쯔 아게 | 로터 바 결함을 검출하기 위한 방법 |
CN110462994A (zh) * | 2017-03-30 | 2019-11-15 | Abb瑞士股份有限公司 | 用于检测转子条故障的方法 |
US10768236B2 (en) | 2017-03-30 | 2020-09-08 | Abb Schweiz Ag | Method for detecting a rotor bar fault |
CN110462994B (zh) * | 2017-03-30 | 2021-12-21 | Abb瑞士股份有限公司 | 用于检测转子条故障的方法 |
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