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JPH088474Y2 - 発電機付腕時計および自動巻腕時計 - Google Patents

発電機付腕時計および自動巻腕時計

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Publication number
JPH088474Y2
JPH088474Y2 JP7990289U JP7990289U JPH088474Y2 JP H088474 Y2 JPH088474 Y2 JP H088474Y2 JP 7990289 U JP7990289 U JP 7990289U JP 7990289 U JP7990289 U JP 7990289U JP H088474 Y2 JPH088474 Y2 JP H088474Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheel
generator
rotary weight
weight
winding
Prior art date
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Application number
JP7990289U
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English (en)
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JPH0319991U (ja
Inventor
博 北村
隆史 伊東
竜紀 井上
隆 佐藤
Original Assignee
セイコー電子工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by セイコー電子工業株式会社 filed Critical セイコー電子工業株式会社
Priority to JP7990289U priority Critical patent/JPH088474Y2/ja
Publication of JPH0319991U publication Critical patent/JPH0319991U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、回転重錘の動きによりエネルギーを蓄え
る発電機付腕時計、あるいは自動巻腕時計に関する。
〔考案の概要〕
この考案は、発電機付腕時計又は自動巻腕時計におい
て、回転重錘を地板の文字側で、しかも文字板あるいは
日車、指針等とを平面的に重ならない位置に配置し、こ
の回転重錘の回転を伝達輪列を介して発電機あるいは巻
上げ輪列に伝達する構成とすることにより、回転重錘の
重量が十分大きく確保でき、回転重錘の動きも一目でわ
かり、しかも薄型でデザイン性の良い腕時計を得るよう
にしたものである。
〔従来の技術〕
従来の重錘付電子腕時計においては、第5図、第6
図、第7図に示すように、地板1の裏ぶた側に指針4を
取り付ける四番車32,二番車33等を組み輪列受31で軸支
し、その上に伝え車受18を組み、ここに内輪14を固定し
ていた。そして、ボール15を介して回転する外輪12に回
転重錘11を固定し、この回転を外輪12と一体に形成され
た重錘歯車13,第一伝え車16により発電ロータ21を回転
させ、発電ステータ22,発電コイル23により発電した電
力を電池41に蓄えていた。
又、ゼンマイ時計においても、回転重錘を裏ぶた側に
配置して、巻上げ輪列により香箱内のゼンマイを巻上げ
ていた。例えば、特開昭61−93978号公報、特開昭61−2
66989号公報、実開昭56−37081号公報に従来の発電機付
腕時計及び自動巻腕時計の構造が開示されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、従来の発電機付腕時計においては、電池、香
箱、運針コイル、発電コイル、水晶ユニット、切換装置
など多くの構成部品をさけて回転重錘を配置しなければ
ならないため、時計を大きく厚くしなければ十分な回転
重錘の大きさが確保できないという課題があった。
また、回転重錘が地板より裏ぶた側に配置されている
ため、時計を腕に付けている時には回転重錘の動きが見
えないので巻上げ状態が確認できないという課題もあっ
た。
本考案は、小型で薄型で、しかも腕時計を腕につけた
ままの状態で回転重錘の動きがわかる腕時計を得ること
を目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために、この考案は回転重錘を地
板の文字板側に配置し、しかも、回転重錘と文字板ある
いは日車、指針等とを平面的に重ならない位置に配置
し、この回転重錘の回転を地板を貫通する伝え車により
発電機構や巻上げ機構に伝達する構成とした。
〔作用〕
上記のように構成された発電機付腕時計又は自動巻腕
時計を腕につけていると、腕の動きに応じて回転重錘が
回転するが、回転重錘の一次モーメントは十分に大きく
とってあるので回転角は大きく回転の減衰も少ない動き
となる。
そして、この回転を伝え車を介して発電ロータの回転
又はゼンマイの巻上げに伝えるので効率の良いエネルギ
ーの補充が成しうる。
また、回転重錘は文字板と平面的に重ならない位置に
あるため、腕時計を腕に付けたままの状態においても回
転重錘の動きが確認できる。
〔実施例〕
以下に、この考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図、第2図および第3図は本考案の第一の実施例
で重錘の回転により発電機構により電池に充電するアナ
ログ腕時計を示す。地板1の裏ぶた側には、充放電が可
能な電池41あるいはコンデンサなどの電源と、時刻情報
を演算し運針パルスを発生する集積回路43,源振となる
水晶ユニット42,切換装置51などを組み込む。集積回路4
3のパルスを運針コイル44に送り、運針ステータ46に発
生する磁界により運針ロータ45が回転し、この回転が五
番車47に伝わり、四番車32,二番車33,日の裏車54,筒車3
4などを回転させ、指針4により時刻等を表示する。
回転重錘11と外輪12と重錘歯車13を一体に固定し、ボ
ール15を介して内輪14に回転可能に組み立て、内輪のつ
ば部14aを日車6の文字印字部6の文字印字部6aの下部
に内輪止めねじ21により地板1にねじ止めする。
地板1の文字板側に1から31までの数字を印字した日
車6を回転可能に組み込む。日車6は、筒車34によって
日回し車(図示しない)を介して1日に31分の1回ずつ
回転するように動かされる。この日車6の文字印字部6a
の外周は、回転重錘11より小さく形成し、両者は平面的
に重ならないような位置関係で組み込まれる。
次に、文字板2を地板1および内輪14を受台として日
車6の上に固定し、四番車32に秒針、二番車33に分針、
筒車34に時針を取り付ける。これらの指針4の回転半径
は回転重錘11の内径より小さくしてあるので、回転重錘
11と指針4とは平面的に重ならない位置関係にあること
となる。
回転重錘11は外輪12および重錘歯車13と一体となるよ
う固定され、重錘歯車13は地板1を貫通して軸支されて
いる第一伝え車16の文字側に形成されている第一伝えか
な16aと噛み合う。回転重錘11は地板1とほぼ同じ外径
をもつので、これと一体化されている重錘歯車13の外径
も第一伝えかなに比して十分大きいので、両者の増速比
は大きくとれ、発電ロータ21を高速に回転させられるこ
とになる。
本実施例では、重錘歯車13は外歯車としたが、内歯車
を用いても同等の増速比が得られる。
時計体を薄く形成するため、第一伝えかな16aはその
一部が回転重錘11や外輪12と断面方向の高さが重なり合
う位置に構成してある。
回転重錘11の外周には段部を設け、この段部とケース
5との隙間は、回転重錘11とガラス3の隙間より小さく
し、また、回転重錘11の地板1との隙間も第一伝えかな
16aとの隙間より小さくしてあるので、腕時計が落下、
衝撃等にあって回転重錘11が振動しても、ガラス3や第
一伝えかな16aを破損することはない。
第一伝え車16の回転は第二伝え車17を介して発電ロー
タ21を回転させ、ここに取り付けられた発電ロータ磁石
21aが発電ステータ22の発電ロータ穴22aの中で回転する
ので、発電コイル23に起電力が発生し、これを整流回路
(図示せず)を介して電池41に導通させることにより電
池を充電することができる。
電池41は充電可能なものであれば、二次電池でも大容
量コンデンサでも良い。発電コイル23や電池41は、地板
1の裏ぶた側の外周付近に配置され、中央部に運針用の
輪列が配置されている。
以上のような構成のアナログ腕時計を文字板側からみ
れば、中央部に指針と文字板の窓より日付が見え、その
外周に回転重錘が回転する状態が見える。回転重錘11は
一次モーメントを大きくするため、開角は90度以上180
度未満に構成するので、回転重錘のない部分に軽い比重
の材料で作った化粧板を張りつけて様々な表示をするこ
とや、各種の人形、模型を取り付けることにより新しい
デザインの時計とすることも可能である。
第4図は本考案に係るアナログ腕時計の第二の実施例
で、ゼンマイを用いる自動巻腕時計について示したもの
である。
第一の実施例と同様に回転重錘11を地板1の文字板側
に組み込み、これの回転を重錘歯車13により地板1に軸
支された第一伝え車16に伝達する。第一伝え車16には、
遊動座61に回転可能に組み込まれた第一遊動車62が噛み
合い、遊動座61の動きによって直接又は第二遊動車63を
介して回転方向を一方向にして丸穴車64を回転させる。
丸穴車64は角穴車65を回転させ、香箱66の中のゼンマイ
(図示せず)を巻き上げる。香箱66は三番車55,四番車3
2等を回転させ、その他の脱進機構、調速機構(いずれ
も図示しない)の働きにより指針4にて時刻等を表示す
る。
なお、本実施例では指針4と回転重錘11は平面的に重
ならないもののみを示したが、指針の一部が回転重錘11
とガラス3の間を通る構造とすることも可能である。
〔考案の効果〕
本考案は、以上説明したように構成されているので、
以下に記載されるような効果を奏する。
回転重錘を地板の文字板側外周部に配置したため、発
電性能や巻上げ性能に寄与する回転重錘の重量と一次モ
ーメントが十分大きくとれるので、小型で薄型な腕時計
が得られる。
また、回転重錘と文字板、日車、曜車、指針等とが平
面的に重なっていないため、腕に付けた状態でも回転重
錘の動きを見ることができ、運動状態と発電又は巻上げ
状態を確認することができる。さらに、回転重錘の動き
を地板を貫通する伝え車により、裏ぶた側の輪列に伝達
し発電機構、電源、巻上げ機構、香箱などは地板の外周
部に配置してあるので、運針輪列、切換機構、電子回路
等との重なりもなく時計は薄くできる。また、回転重錘
の内輪の固定は、日車の文字印字部の地板側としている
ので、この部分の厚さ増加も抑えられている。そして、
回転重錘とケースあるいは地板との隙間を回転重錘とガ
ラスの隙間や回転重錘と伝え車の隙間より小さくしてあ
るので、衝撃時におけるガラスや伝え車の破損も発生し
ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る重錘付電子腕時計の縦断面図、第
2図は文字板側から見た平面図、第3図は裏ぶた側から
見た平面図、第4図は本考案に係る重錘付ゼンマイ式腕
時計の平面図、第5図は従来の重錘付電子腕時計の縦断
面図、第6図は従来の文字板側から見た平面図、第7図
は従来の裏ぶた側から見た平面図である。 1……地板 2……文字板 4……指針 11……回転重錘 16……第一伝え車 17……第二伝え車 21……発電ロータ 22……発電ステータ 23……発電コイル 41……電池 42……水晶ユニット 43……集積回路 45……運針ロータ 61……遊動座 62……第一遊動車 63……第二遊動車 64……丸穴車 65……角穴車 66……香箱
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 佐藤 隆 東京都江東区亀戸6丁目31番1号 セイコ ー電子工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭50−17866(JP,A) 実開 昭62−83991(JP,U) 実開 昭56−110372(JP,U)

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転重錘と、 これの回転を伝達する伝達輪列と、 伝達輪列の回転により発電ロータが回転し、発電ステー
    タと発電コイルにより電力を発生する発電機と、 この電力に蓄える充放電可能な電源と、 時刻を演算しモータ駆動パルスを制御して指針により時
    刻等を表示する、集積回路、源振、運針モータ、運針輪
    列を有する発電機付腕時計において、 回転重錘は地板の文字板側外周に組み込まれ、上記回転
    重錘と文字板は平面的に重ならずに断面的高さは同等の
    位置にあり、 回転重錘に設けられた重錘歯車が伝え車を回転させ、 上記伝え車は地板の裏ぶた側にある発電機の発電ロータ
    を増速回転することを特徴とする発電機付腕時計。
  2. 【請求項2】回転重錘と、 回転重錘の回転を一方向の回転に変換してゼンマイを巻
    上げる巻上げ輪列と、 ゼンマイの力により調連機、脱進機、輪列などにより指
    針によって時刻等を表示する自動巻腕時計において、 回転重錘は地板の文字板側外周に組み込まれ、上記回転
    重錘と文字板は平面的に重ならずに断面的高さは同等の
    位置にあり、 回転重錘に設けられた重錘歯車が伝え車を回転させ、 上記伝え車は地板の裏ぶた側にある巻上げ輪列を回転さ
    せることを特徴とした自動巻時計。
  3. 【請求項3】日車、曜車等の表示車の全体、および指針
    の一部が回転重錘と平面的に重ならない位置にある請求
    項1記載の発電機付腕時計又は請求項2記載の自動巻腕
    時計。
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JPH0319991U JPH0319991U (ja) 1991-02-27
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JPH1172580A (ja) * 1997-08-29 1999-03-16 Seiko Instr Inc 腕時計

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JPH0319991U (ja) 1991-02-27

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