JPH0879639A - テレビジョン放送信号受信装置 - Google Patents
テレビジョン放送信号受信装置Info
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- JPH0879639A JPH0879639A JP20621094A JP20621094A JPH0879639A JP H0879639 A JPH0879639 A JP H0879639A JP 20621094 A JP20621094 A JP 20621094A JP 20621094 A JP20621094 A JP 20621094A JP H0879639 A JPH0879639 A JP H0879639A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】標準音声テレビジョン放送信号及び音声多重テ
レビジョン放送信号が各々の映像信号成分についての変
調度を異にするもとにあっても、両者のいずれを受信す
るときにおいても適正な再生映像信号が得られるように
なす。 【構成】映像検波出力信号のレベル調整を行うレベル調
整部15と、レベル調整部15を経た映像検波出力信号
に基づいて再生映像信号を得る映像信号処理部16と、
音声検波出力信号に復調処理を施して再生音声信号を得
るための音声信号復調部20及びQPSK復調部22を
含む音声信号復調処理部と、QPSK復調部22から音
声データが得られる状態か否かを検出するデータ検出部
24と、データ検出部24からの検出出力信号に応じて
レベル調整部15における映像検波出力信号に対するレ
ベル調整状態を制御する制御信号形成部25とを備え
る。
レビジョン放送信号が各々の映像信号成分についての変
調度を異にするもとにあっても、両者のいずれを受信す
るときにおいても適正な再生映像信号が得られるように
なす。 【構成】映像検波出力信号のレベル調整を行うレベル調
整部15と、レベル調整部15を経た映像検波出力信号
に基づいて再生映像信号を得る映像信号処理部16と、
音声検波出力信号に復調処理を施して再生音声信号を得
るための音声信号復調部20及びQPSK復調部22を
含む音声信号復調処理部と、QPSK復調部22から音
声データが得られる状態か否かを検出するデータ検出部
24と、データ検出部24からの検出出力信号に応じて
レベル調整部15における映像検波出力信号に対するレ
ベル調整状態を制御する制御信号形成部25とを備え
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像信号と搬送音声信
号とを含む信号によって映像搬送波信号が多重変調され
て形成されたテレビジョン放送信号の受信に用いられる
テレビジョン放送信号受信装置に関する。
号とを含む信号によって映像搬送波信号が多重変調され
て形成されたテレビジョン放送信号の受信に用いられる
テレビジョン放送信号受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン放送信号は、基本的に、映
像信号と音声信号用搬送波信号が音声信号により変調さ
れて得られる搬送音声信号とを含む信号によって、所定
の周波数を有する映像搬送波信号が変調されて形成され
たものとされる。そして、映像信号が、輝度信号成分及
び同期信号成分を含んで成る白黒映像信号とされる場合
と輝度信号成分,色信号成分及び同期信号成分を含んで
成るカラー映像信号とされる場合があり、また、搬送音
声信号が、一個だけとされる場合と複数個、例えば、2
個とされる場合とがある。
像信号と音声信号用搬送波信号が音声信号により変調さ
れて得られる搬送音声信号とを含む信号によって、所定
の周波数を有する映像搬送波信号が変調されて形成され
たものとされる。そして、映像信号が、輝度信号成分及
び同期信号成分を含んで成る白黒映像信号とされる場合
と輝度信号成分,色信号成分及び同期信号成分を含んで
成るカラー映像信号とされる場合があり、また、搬送音
声信号が、一個だけとされる場合と複数個、例えば、2
個とされる場合とがある。
【0003】搬送音声信号が一個だけとされる標準的な
テレビジョン放送信号(以下、標準音声テレビジョン放
送信号という)に対して、搬送音声信号が複数個、例え
ば、2個とされるテレビジョン放送信号は、音声多重テ
レビジョン放送信号と称される。このような音声多重テ
レビジョン放送信号として既に実用に供されているもの
の一つとしては、例えば、 NICAM(Near Instantaneous
Compound Audio Multiplex )方式の音声多重テレビジ
ョン放送信号として知られる、映像信号,第1の音声信
号用搬送波信号がアナログ音声信号により周波数変調さ
れて得られる周波数変調搬送音声信号(FM音声信
号)、及び、第2の音声信号用搬送波信号がディジタル
音声データにより4相位相変調されて得られるディジタ
ル位相変調搬送音声信号(QPSK音声信号)を含む信
号によって、映像搬送波信号が多重変調されて形成され
るものがある。
テレビジョン放送信号(以下、標準音声テレビジョン放
送信号という)に対して、搬送音声信号が複数個、例え
ば、2個とされるテレビジョン放送信号は、音声多重テ
レビジョン放送信号と称される。このような音声多重テ
レビジョン放送信号として既に実用に供されているもの
の一つとしては、例えば、 NICAM(Near Instantaneous
Compound Audio Multiplex )方式の音声多重テレビジ
ョン放送信号として知られる、映像信号,第1の音声信
号用搬送波信号がアナログ音声信号により周波数変調さ
れて得られる周波数変調搬送音声信号(FM音声信
号)、及び、第2の音声信号用搬送波信号がディジタル
音声データにより4相位相変調されて得られるディジタ
ル位相変調搬送音声信号(QPSK音声信号)を含む信
号によって、映像搬送波信号が多重変調されて形成され
るものがある。
【0004】斯かる状況にあって、種々の形態のテレビ
ジョン放送システムがとられたもとで、例えば、複数の
テレビジョン放送局の各々からのものとされる複数のテ
レビジョン放送信号が送出され、各テレビジョン放送信
号受信装置によってそれらのテレビジョン放送信号が選
択受信される。そして、テレビジョン放送システムによ
っては、各テレビジョン放送信号受信装置によって選択
受信され得る複数のテレビジョン放送信号が、標準音声
テレビジョン放送信号と音声多重テレビジョン放送信号
とが混在するものとされる状況が生じることになる。
ジョン放送システムがとられたもとで、例えば、複数の
テレビジョン放送局の各々からのものとされる複数のテ
レビジョン放送信号が送出され、各テレビジョン放送信
号受信装置によってそれらのテレビジョン放送信号が選
択受信される。そして、テレビジョン放送システムによ
っては、各テレビジョン放送信号受信装置によって選択
受信され得る複数のテレビジョン放送信号が、標準音声
テレビジョン放送信号と音声多重テレビジョン放送信号
とが混在するものとされる状況が生じることになる。
【0005】例えば、フランス国にあっては、現行のテ
レビジョン放送システムのもとでは、複数のテレビジョ
ン放送局の夫々から、SECAM / L 方式に準拠するものと
された、搬送音声信号が振幅変調搬送音声信号(AM音
声信号)とされた標準音声テレビジョン放送信号が送出
されているが、近い将来において、SECAM / L 方式に準
拠する標準音声テレビジョン放送信号にNICAM 方式の音
声多重テレビジョン放送信号におけるQPSK音声信号
が付加されたものに相当する、新たな音声多重テレビジ
ョン放送信号の導入が計画されている。従って、フラン
ス国においては、この新たな音声多重テレビジョン放送
信号が導入されてテレビジョン放送局から送出されるこ
とになると、各テレビジョン放送信号受信装置によって
選択受信され得る複数のテレビジョン放送信号が、標準
音声テレビジョン放送信号と音声多重テレビジョン放送
信号とが混在するものとされることになる。
レビジョン放送システムのもとでは、複数のテレビジョ
ン放送局の夫々から、SECAM / L 方式に準拠するものと
された、搬送音声信号が振幅変調搬送音声信号(AM音
声信号)とされた標準音声テレビジョン放送信号が送出
されているが、近い将来において、SECAM / L 方式に準
拠する標準音声テレビジョン放送信号にNICAM 方式の音
声多重テレビジョン放送信号におけるQPSK音声信号
が付加されたものに相当する、新たな音声多重テレビジ
ョン放送信号の導入が計画されている。従って、フラン
ス国においては、この新たな音声多重テレビジョン放送
信号が導入されてテレビジョン放送局から送出されるこ
とになると、各テレビジョン放送信号受信装置によって
選択受信され得る複数のテレビジョン放送信号が、標準
音声テレビジョン放送信号と音声多重テレビジョン放送
信号とが混在するものとされることになる。
【0006】このようなフランス国において導入が計画
されている新たな音声多重テレビジョン放送信号は、映
像信号,第1の音声信号用搬送波信号がアナログ音声信
号により振幅変調されて得られるAM音声信号、及び、
第2の音声信号用搬送波信号がディジタル音声データに
より4相位相変調されて得られるQPSK音声信号を含
む信号によって、映像搬送波信号が多重変調されて形成
されるものとされ、それに含まれる映像信号成分が、Q
PSK音声信号成分の挿入に伴って、従前のSECAM / L
方式に準拠する標準音声テレビジョン放送信号における
映像信号成分に比して、周波数帯域が狭められるととも
に、振幅変調にあたっての変調度が変化せしめられるも
のとされることになっている。なお、従前のSECAM / L
方式に準拠する標準音声テレビジョン放送信号及び新た
な音声多重テレビジョン放送信号のいずれにおいても、
映像信号成分は、振幅変調極性が正極性のものとされ
る。
されている新たな音声多重テレビジョン放送信号は、映
像信号,第1の音声信号用搬送波信号がアナログ音声信
号により振幅変調されて得られるAM音声信号、及び、
第2の音声信号用搬送波信号がディジタル音声データに
より4相位相変調されて得られるQPSK音声信号を含
む信号によって、映像搬送波信号が多重変調されて形成
されるものとされ、それに含まれる映像信号成分が、Q
PSK音声信号成分の挿入に伴って、従前のSECAM / L
方式に準拠する標準音声テレビジョン放送信号における
映像信号成分に比して、周波数帯域が狭められるととも
に、振幅変調にあたっての変調度が変化せしめられるも
のとされることになっている。なお、従前のSECAM / L
方式に準拠する標準音声テレビジョン放送信号及び新た
な音声多重テレビジョン放送信号のいずれにおいても、
映像信号成分は、振幅変調極性が正極性のものとされ
る。
【0007】斯かる映像信号成分の変調度についての変
化は、具体的には、従前のSECAM /L 方式に準拠する標
準音声テレビジョン放送信号における映像信号成分が、
水平同期信号の先端部における残留搬送波信号が0パー
セント(規格上は6パーセント以下)となるように変調
されているのに対して、新たな音声多重テレビジョン放
送信号における映像信号成分が、水平同期信号の先端部
における残留搬送波信号が10パーセントとなるように
変調されることになるものとされる予定である。即ち、
新たな音声多重テレビジョン放送信号は、従前のSECAM
/ L 方式に準拠する標準音声テレビジョン放送信号と
は、映像信号成分についての変調度を異にすることにな
る。
化は、具体的には、従前のSECAM /L 方式に準拠する標
準音声テレビジョン放送信号における映像信号成分が、
水平同期信号の先端部における残留搬送波信号が0パー
セント(規格上は6パーセント以下)となるように変調
されているのに対して、新たな音声多重テレビジョン放
送信号における映像信号成分が、水平同期信号の先端部
における残留搬送波信号が10パーセントとなるように
変調されることになるものとされる予定である。即ち、
新たな音声多重テレビジョン放送信号は、従前のSECAM
/ L 方式に準拠する標準音声テレビジョン放送信号と
は、映像信号成分についての変調度を異にすることにな
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述の如くにして、各
テレビジョン放送信号受信装置によって選択受信され得
る複数のテレビジョン放送信号が、夫々の映像信号成分
についての変調度を異にする標準音声テレビジョン放送
信号と音声多重テレビジョン放送信号とが混在するもの
とされるもとにあっては、多重された音声信号を復調す
ることができる多重音声信号復調部を備えたテレビジョ
ン放送信号受信装置を用いることにより、標準音声テレ
ビジョン放送信号と音声多重テレビジョン放送信号との
いずれをも選択受信することができることになる。しか
しながら、多重音声信号復調部を備えたテレビジョン放
送信号受信装置によって、標準音声テレビジョン放送信
号及び音声多重テレビジョン放送信号が選択受信される
にあたっては、標準音声テレビジョン放送信号と音声多
重テレビジョン放送信号とが夫々の映像信号成分につい
ての変調度を異にしていることに起因する問題がある。
テレビジョン放送信号受信装置によって選択受信され得
る複数のテレビジョン放送信号が、夫々の映像信号成分
についての変調度を異にする標準音声テレビジョン放送
信号と音声多重テレビジョン放送信号とが混在するもの
とされるもとにあっては、多重された音声信号を復調す
ることができる多重音声信号復調部を備えたテレビジョ
ン放送信号受信装置を用いることにより、標準音声テレ
ビジョン放送信号と音声多重テレビジョン放送信号との
いずれをも選択受信することができることになる。しか
しながら、多重音声信号復調部を備えたテレビジョン放
送信号受信装置によって、標準音声テレビジョン放送信
号及び音声多重テレビジョン放送信号が選択受信される
にあたっては、標準音声テレビジョン放送信号と音声多
重テレビジョン放送信号とが夫々の映像信号成分につい
ての変調度を異にしていることに起因する問題がある。
【0009】即ち、多重音声信号復調部を備えたテレビ
ジョン放送信号受信装置によって標準音声テレビジョン
放送信号が受信される場合と音声多重テレビジョン放送
信号が受信される場合とでは、標準音声テレビジョン放
送信号における映像信号成分の変調度と音声多重テレビ
ジョン放送信号における映像信号成分の変調度とが相互
に異なっているため、テレビジョン放送信号受信装置に
おける映像信号再生系において映像信号成分が検波され
て得られる映像検波出力信号のレベルが相違することに
なってしまう。そして、斯かる映像検波出力信号のレベ
ルの相違は、標準音声テレビジョン放送信号の受信時及
び音声多重テレビジョン放送信号の受信時の一方におけ
る、映像検波出力信号に基づいて得られる再生映像信号
の信号対雑音比(S/N比)の劣化をまねき、さらに
は、標準音声テレビジョン放送信号の受信時と音声多重
テレビジョン放送信号の受信時とで、再生映像信号に基
づいて再生される画像における明るさ,コントラスト等
が変動する事態をもたらすことになって、少なくとも、
標準音声テレビジョン放送信号の受信時と音声多重テレ
ビジョン放送信号の受信時とのいずれかにおいて、適正
な再生映像信号が得られないことになる不都合が生じ
る。
ジョン放送信号受信装置によって標準音声テレビジョン
放送信号が受信される場合と音声多重テレビジョン放送
信号が受信される場合とでは、標準音声テレビジョン放
送信号における映像信号成分の変調度と音声多重テレビ
ジョン放送信号における映像信号成分の変調度とが相互
に異なっているため、テレビジョン放送信号受信装置に
おける映像信号再生系において映像信号成分が検波され
て得られる映像検波出力信号のレベルが相違することに
なってしまう。そして、斯かる映像検波出力信号のレベ
ルの相違は、標準音声テレビジョン放送信号の受信時及
び音声多重テレビジョン放送信号の受信時の一方におけ
る、映像検波出力信号に基づいて得られる再生映像信号
の信号対雑音比(S/N比)の劣化をまねき、さらに
は、標準音声テレビジョン放送信号の受信時と音声多重
テレビジョン放送信号の受信時とで、再生映像信号に基
づいて再生される画像における明るさ,コントラスト等
が変動する事態をもたらすことになって、少なくとも、
標準音声テレビジョン放送信号の受信時と音声多重テレ
ビジョン放送信号の受信時とのいずれかにおいて、適正
な再生映像信号が得られないことになる不都合が生じ
る。
【0010】斯かる点に鑑み、本発明は、多重された音
声信号を復調することができる機能を備えたもとで、標
準音声テレビジョン放送信号及び音声多重テレビジョン
放送信号を選択受信するにあたり、標準音声テレビジョ
ン放送信号及び音声多重テレビジョン放送信号が各々の
映像信号成分についての変調度を異にするもとにあって
も、その映像信号成分についての変調度の相違に起因す
る問題を解消して、標準音声テレビジョン放送信号の受
信時及び音声多重テレビジョン放送信号の受信時のいず
れにおいても、適正な再生映像信号を得ることができる
テレビジョン放送信号受信装置を提供することを目的と
する。
声信号を復調することができる機能を備えたもとで、標
準音声テレビジョン放送信号及び音声多重テレビジョン
放送信号を選択受信するにあたり、標準音声テレビジョ
ン放送信号及び音声多重テレビジョン放送信号が各々の
映像信号成分についての変調度を異にするもとにあって
も、その映像信号成分についての変調度の相違に起因す
る問題を解消して、標準音声テレビジョン放送信号の受
信時及び音声多重テレビジョン放送信号の受信時のいず
れにおいても、適正な再生映像信号を得ることができる
テレビジョン放送信号受信装置を提供することを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべ
く、本発明に係るテレビジョン放送信号受信装置は、映
像信号と搬送音声信号とを含む信号により搬送波信号が
変調されて形成されたテレビジョン放送信号を選択受信
するチューナ部と、テレビジョン放送信号がチューナ部
により受信されるとともに周波数変換が施されるものと
されて得られる受信テレビジョン放送信号中の映像信号
成分に対する検波処理を行って映像検波出力信号を得る
第1の検波部と、第1の検波部からの映像検波出力信号
についてのレベル調整が行われるレベル調整部と、レベ
ル調整部を経た映像検波出力信号に基づいて再生映像信
号を得る映像信号処理部と、受信テレビジョン放送信号
中の搬送音声信号成分に対する検波処理を行って音声検
波出力信号を得る第2の検波部と、第2の検波部からの
音声検波出力信号に復調処理を施して再生音声信号を得
る音声信号復調処理部とを備え、さらに、それに加え
て、音声信号復調処理部において再生音声信号として多
重音声信号が得られる状態か否かを検出する音声多重検
出部と、音声多重検出部による検出結果に応じて、レベ
ル調整部における映像検波出力信号についてのレベル調
整状態を制御するレベル調整制御部とを備えて構成され
る。
く、本発明に係るテレビジョン放送信号受信装置は、映
像信号と搬送音声信号とを含む信号により搬送波信号が
変調されて形成されたテレビジョン放送信号を選択受信
するチューナ部と、テレビジョン放送信号がチューナ部
により受信されるとともに周波数変換が施されるものと
されて得られる受信テレビジョン放送信号中の映像信号
成分に対する検波処理を行って映像検波出力信号を得る
第1の検波部と、第1の検波部からの映像検波出力信号
についてのレベル調整が行われるレベル調整部と、レベ
ル調整部を経た映像検波出力信号に基づいて再生映像信
号を得る映像信号処理部と、受信テレビジョン放送信号
中の搬送音声信号成分に対する検波処理を行って音声検
波出力信号を得る第2の検波部と、第2の検波部からの
音声検波出力信号に復調処理を施して再生音声信号を得
る音声信号復調処理部とを備え、さらに、それに加え
て、音声信号復調処理部において再生音声信号として多
重音声信号が得られる状態か否かを検出する音声多重検
出部と、音声多重検出部による検出結果に応じて、レベ
ル調整部における映像検波出力信号についてのレベル調
整状態を制御するレベル調整制御部とを備えて構成され
る。
【0012】
【作用】このように構成される本発明に係るテレビジョ
ン放送信号受信装置にあっては、チューナ部により選択
受信されたテレビジョン放送信号が標準音声テレビジョ
ン放送信号であるときには、音声信号復調処理部におい
て得られる再生音声信号は多重音声信号とはされず、チ
ューナ部により選択受信されたテレビジョン放送信号が
音声多重テレビジョン放送信号であるとき、音声信号復
調処理部において得られる再生音声信号が多重音声信号
とされる。従って、チューナ部により標準音声テレビジ
ョン放送信号が受信されたとき、音声多重検出部によ
り、音声信号復調処理部において再生音声信号として多
重音声信号が得られない状態が検出されるとともに、チ
ューナ部により音声多重テレビジョン放送信号が受信さ
れたとき、音声多重検出部により、音声信号復調処理部
において再生音声信号として多重音声信号が得られる状
態が検出される。
ン放送信号受信装置にあっては、チューナ部により選択
受信されたテレビジョン放送信号が標準音声テレビジョ
ン放送信号であるときには、音声信号復調処理部におい
て得られる再生音声信号は多重音声信号とはされず、チ
ューナ部により選択受信されたテレビジョン放送信号が
音声多重テレビジョン放送信号であるとき、音声信号復
調処理部において得られる再生音声信号が多重音声信号
とされる。従って、チューナ部により標準音声テレビジ
ョン放送信号が受信されたとき、音声多重検出部によ
り、音声信号復調処理部において再生音声信号として多
重音声信号が得られない状態が検出されるとともに、チ
ューナ部により音声多重テレビジョン放送信号が受信さ
れたとき、音声多重検出部により、音声信号復調処理部
において再生音声信号として多重音声信号が得られる状
態が検出される。
【0013】そして、斯かる音声多重検出部による検出
結果に応じて作動するレベル調整制御部による制御を受
けるレベル調整部が、それにおける映像検波出力信号に
ついてのレベル調整状態を、チューナ部により標準音声
テレビジョン放送信号が受信されたときとチューナ部に
より音声多重テレビジョン放送信号が受信されたときと
で異ならせ、例えば、チューナ部により音声多重テレビ
ジョン放送信号が受信されたときにおける映像検波出力
信号のレベルをチューナ部により標準音声テレビジョン
放送信号が受信されたときにおける映像検波出力信号の
レベルに比して大となるようにする。
結果に応じて作動するレベル調整制御部による制御を受
けるレベル調整部が、それにおける映像検波出力信号に
ついてのレベル調整状態を、チューナ部により標準音声
テレビジョン放送信号が受信されたときとチューナ部に
より音声多重テレビジョン放送信号が受信されたときと
で異ならせ、例えば、チューナ部により音声多重テレビ
ジョン放送信号が受信されたときにおける映像検波出力
信号のレベルをチューナ部により標準音声テレビジョン
放送信号が受信されたときにおける映像検波出力信号の
レベルに比して大となるようにする。
【0014】それにより、標準音声テレビジョン放送信
号及び音声多重テレビジョン放送信号が各々の映像信号
成分についての変調度を異にし、それゆえ、チューナ部
により選択受信されたテレビジョン放送信号の映像信号
成分に対する検波処理を行う第1の検波部から得られる
映像検波出力信号のレベルが、チューナ部により標準音
声テレビジョン放送信号が受信されたときとチューナ部
により音声多重テレビジョン放送信号が受信されたとき
とで相違することになり、例えば、チューナ部により音
声多重テレビジョン放送信号が受信されたときにおいて
は、チューナ部により標準音声テレビジョン放送信号が
受信されたときに比して小とされることになっても、レ
ベル調整部を経た映像検波出力信号のレベルは、チュー
ナ部により標準音声テレビジョン放送信号が受信された
ときとチューナ部により音声多重テレビジョン放送信号
が受信されたときとで実質的に同一とされる。
号及び音声多重テレビジョン放送信号が各々の映像信号
成分についての変調度を異にし、それゆえ、チューナ部
により選択受信されたテレビジョン放送信号の映像信号
成分に対する検波処理を行う第1の検波部から得られる
映像検波出力信号のレベルが、チューナ部により標準音
声テレビジョン放送信号が受信されたときとチューナ部
により音声多重テレビジョン放送信号が受信されたとき
とで相違することになり、例えば、チューナ部により音
声多重テレビジョン放送信号が受信されたときにおいて
は、チューナ部により標準音声テレビジョン放送信号が
受信されたときに比して小とされることになっても、レ
ベル調整部を経た映像検波出力信号のレベルは、チュー
ナ部により標準音声テレビジョン放送信号が受信された
ときとチューナ部により音声多重テレビジョン放送信号
が受信されたときとで実質的に同一とされる。
【0015】従って、標準音声テレビジョン放送信号及
び音声多重テレビジョン放送信号が各々の映像信号成分
についての変調度を異にするもとにあっても、その映像
信号成分についての変調度の相違に起因する問題が解消
されて、チューナ部により標準音声テレビジョン放送信
号が受信されるとき及びチューナ部により音声多重テレ
ビジョン放送信号が受信されるときのいずれにおいて
も、映像信号処理部から、レベル調整部を経た映像検波
出力信号に基づいて適正な再生映像信号が得られること
になる。
び音声多重テレビジョン放送信号が各々の映像信号成分
についての変調度を異にするもとにあっても、その映像
信号成分についての変調度の相違に起因する問題が解消
されて、チューナ部により標準音声テレビジョン放送信
号が受信されるとき及びチューナ部により音声多重テレ
ビジョン放送信号が受信されるときのいずれにおいて
も、映像信号処理部から、レベル調整部を経た映像検波
出力信号に基づいて適正な再生映像信号が得られること
になる。
【0016】
【実施例】図1は、本発明に係るテレビジョン放送信号
受信装置の一例の要部を示す。図1に示される例におい
ては、テレビジョン信号受信アンテナ11を通じた複数
のテレビジョン放送信号SVが、チューナ部12に供給
される。複数のテレビジョン放送信号SVの夫々は、例
えば、図2(横軸:周波数f)に示される如くの周波数
スペクトラムを有するものとされたカラー映像信号Y
C、及び、周波数f1の搬送波信号が音声信号により振
幅変調されて得られたAM音声信号S1を含む信号によ
って、周波数fcの映像搬送波信号が振幅変調されて形
成された標準音声テレビジョン放送信号、あるいは、例
えば、図3(横軸:周波数f)に示される如くの周波数
スペクトラムを有するものとされたカラー映像信号Y
C,周波数f1の搬送波信号が音声信号により振幅変調
されて得られたAM音声信号S1、及び、周波数f2
(f2<f1)の搬送波信号がディジタル音声データに
より4相位相変調されて形成されたQPSK音声信号S
2を含む信号により、周波数fcの映像搬送波信号が多
重振幅変調されて形成された音声多重テレビジョン放送
信号とされる。
受信装置の一例の要部を示す。図1に示される例におい
ては、テレビジョン信号受信アンテナ11を通じた複数
のテレビジョン放送信号SVが、チューナ部12に供給
される。複数のテレビジョン放送信号SVの夫々は、例
えば、図2(横軸:周波数f)に示される如くの周波数
スペクトラムを有するものとされたカラー映像信号Y
C、及び、周波数f1の搬送波信号が音声信号により振
幅変調されて得られたAM音声信号S1を含む信号によ
って、周波数fcの映像搬送波信号が振幅変調されて形
成された標準音声テレビジョン放送信号、あるいは、例
えば、図3(横軸:周波数f)に示される如くの周波数
スペクトラムを有するものとされたカラー映像信号Y
C,周波数f1の搬送波信号が音声信号により振幅変調
されて得られたAM音声信号S1、及び、周波数f2
(f2<f1)の搬送波信号がディジタル音声データに
より4相位相変調されて形成されたQPSK音声信号S
2を含む信号により、周波数fcの映像搬送波信号が多
重振幅変調されて形成された音声多重テレビジョン放送
信号とされる。
【0017】音声多重テレビジョン放送信号における、
図3に示されるカラー映像信号YCにより周波数fcの
映像搬送波信号が振幅変調されて得られることになる映
像信号成分は、AM音声信号S1に基づく音声信号成分
側の周波数帯域が、標準音声テレビジョン放送信号にお
ける、図2に示されるカラー映像信号YCにより周波数
fcの映像搬送波信号が振幅変調されて得られることに
なる映像信号成分の、AM音声信号S1及びQPSK音
声信号S2に基づく音声信号成分側の周波数帯域に比し
て狭められている。また、標準音声テレビジョン放送信
号及び音声多重テレビジョン放送信号のいずれにおいて
も、その映像信号成分は、振幅変調極性が正極性のもの
とされている。
図3に示されるカラー映像信号YCにより周波数fcの
映像搬送波信号が振幅変調されて得られることになる映
像信号成分は、AM音声信号S1に基づく音声信号成分
側の周波数帯域が、標準音声テレビジョン放送信号にお
ける、図2に示されるカラー映像信号YCにより周波数
fcの映像搬送波信号が振幅変調されて得られることに
なる映像信号成分の、AM音声信号S1及びQPSK音
声信号S2に基づく音声信号成分側の周波数帯域に比し
て狭められている。また、標準音声テレビジョン放送信
号及び音声多重テレビジョン放送信号のいずれにおいて
も、その映像信号成分は、振幅変調極性が正極性のもの
とされている。
【0018】そして、図4に示される如く、標準音声テ
レビジョン放送信号の映像信号成分(VVS)は、水平
同期信号の先端部における残留搬送波信号が0パーセン
トとなるように変調されたものとなされており、一方、
図5に示される如く、音声多重テレビジョン放送信号の
映像信号成分(VVM)は、水平同期信号の先端部にお
ける残留搬送波信号が10パーセントとなるように変調
されたものとなされている。即ち、標準音声テレビジョ
ン放送信号と音声多重テレビジョン放送信号とは、映像
信号成分についての変調度を異にしているのである。
レビジョン放送信号の映像信号成分(VVS)は、水平
同期信号の先端部における残留搬送波信号が0パーセン
トとなるように変調されたものとなされており、一方、
図5に示される如く、音声多重テレビジョン放送信号の
映像信号成分(VVM)は、水平同期信号の先端部にお
ける残留搬送波信号が10パーセントとなるように変調
されたものとなされている。即ち、標準音声テレビジョ
ン放送信号と音声多重テレビジョン放送信号とは、映像
信号成分についての変調度を異にしているのである。
【0019】チューナ部12は、テレビジョン信号受信
アンテナ11を通じて供給される、上述の如くの標準音
声テレビジョン放送信号あるいは音声多重テレビジョン
放送信号とされたテレビジョン放送信号SVを選択受信
するとともに、受信されたテレビジョン放送信号SVを
周波数変換し、受信テレビジョン放送信号として、周波
数fcの映像搬送波信号が周波数変換されて得られる映
像搬送波周波数fpを有する中間周波信号VIを形成す
る。そして、チューナ部12から得られる中間周波信号
VIは、例えば、表面波フィルタ素子で構成される分離
フィルタ部13に供給される。
アンテナ11を通じて供給される、上述の如くの標準音
声テレビジョン放送信号あるいは音声多重テレビジョン
放送信号とされたテレビジョン放送信号SVを選択受信
するとともに、受信されたテレビジョン放送信号SVを
周波数変換し、受信テレビジョン放送信号として、周波
数fcの映像搬送波信号が周波数変換されて得られる映
像搬送波周波数fpを有する中間周波信号VIを形成す
る。そして、チューナ部12から得られる中間周波信号
VIは、例えば、表面波フィルタ素子で構成される分離
フィルタ部13に供給される。
【0020】分離フィルタ部13は、映像信号用フィル
タ部と音声信号用フィルタ部とが設けられたものとされ
ており、映像信号用フィルタ部は、中間周波信号VI中
の映像搬送波周波数fpを有する映像信号成分VIVを
通過させ、また、音声信号用フィルタ部は、中間周波信
号VIから、周波数f1が周波数変換されて得られる搬
送波周波数f1’を有する副搬送波信号成分VS1、も
しくは、周波数f1が周波数変換されて得られる搬送波
周波数f1’を有する副搬送波信号成分VS1と周波数
f2が周波数変換されて得られる搬送波周波数f2’を
有する副搬送波信号成分VS2とを取り出す。即ち、分
離フィルタ部13における映像信号用フィルタ部は、チ
ューナ部12により選択受信されたテレビジョン放送信
号SVが標準音声テレビジョン放送信号であるとき及び
音声多重テレビジョン放送信号であるときのいずれにあ
っても、映像信号成分VIVを通過させ、一方、分離フ
ィルタ部13における音声信号用フィルタ部は、チュー
ナ部12により選択受信されたテレビジョン放送信号S
Vが標準音声テレビジョン放送信号であるとき、副搬送
波信号成分VS1を取り出し、チューナ部12により選
択受信されたテレビジョン放送信号SVが音声多重テレ
ビジョン放送信号であるとき、副搬送波信号成分VS1
と副搬送波信号成分VS2とを取り出すのである。
タ部と音声信号用フィルタ部とが設けられたものとされ
ており、映像信号用フィルタ部は、中間周波信号VI中
の映像搬送波周波数fpを有する映像信号成分VIVを
通過させ、また、音声信号用フィルタ部は、中間周波信
号VIから、周波数f1が周波数変換されて得られる搬
送波周波数f1’を有する副搬送波信号成分VS1、も
しくは、周波数f1が周波数変換されて得られる搬送波
周波数f1’を有する副搬送波信号成分VS1と周波数
f2が周波数変換されて得られる搬送波周波数f2’を
有する副搬送波信号成分VS2とを取り出す。即ち、分
離フィルタ部13における映像信号用フィルタ部は、チ
ューナ部12により選択受信されたテレビジョン放送信
号SVが標準音声テレビジョン放送信号であるとき及び
音声多重テレビジョン放送信号であるときのいずれにあ
っても、映像信号成分VIVを通過させ、一方、分離フ
ィルタ部13における音声信号用フィルタ部は、チュー
ナ部12により選択受信されたテレビジョン放送信号S
Vが標準音声テレビジョン放送信号であるとき、副搬送
波信号成分VS1を取り出し、チューナ部12により選
択受信されたテレビジョン放送信号SVが音声多重テレ
ビジョン放送信号であるとき、副搬送波信号成分VS1
と副搬送波信号成分VS2とを取り出すのである。
【0021】分離フィルタ部13における映像信号用フ
ィルタ部を通過した映像信号成分VIVは検波部14に
供給され、検波部14においては映像信号成分VIVに
対して検波処理が施され、それにより検波部14から映
像検波出力信号としてのカラー映像信号YCが導出され
る。この検波部14から導出される映像検波出力信号と
してのカラー映像信号YCは、チューナ部12により選
択受信されたテレビジョン放送信号SVが標準音声テレ
ビジョン放送信号であるときと音声多重テレビジョン放
送信号であるときとでは、前述の如くに、標準音声テレ
ビジョン放送信号と音声多重テレビジョン放送信号とが
映像信号成分についての変調度を異にしていることに起
因して、そのレベルを変化させ、チューナ部12により
選択受信されたテレビジョン放送信号SVが音声多重テ
レビジョン放送信号であるときには、チューナ部12に
より選択受信されたテレビジョン放送信号SVが標準音
声テレビジョン放送信号であるときに比して小なるもの
とされる。
ィルタ部を通過した映像信号成分VIVは検波部14に
供給され、検波部14においては映像信号成分VIVに
対して検波処理が施され、それにより検波部14から映
像検波出力信号としてのカラー映像信号YCが導出され
る。この検波部14から導出される映像検波出力信号と
してのカラー映像信号YCは、チューナ部12により選
択受信されたテレビジョン放送信号SVが標準音声テレ
ビジョン放送信号であるときと音声多重テレビジョン放
送信号であるときとでは、前述の如くに、標準音声テレ
ビジョン放送信号と音声多重テレビジョン放送信号とが
映像信号成分についての変調度を異にしていることに起
因して、そのレベルを変化させ、チューナ部12により
選択受信されたテレビジョン放送信号SVが音声多重テ
レビジョン放送信号であるときには、チューナ部12に
より選択受信されたテレビジョン放送信号SVが標準音
声テレビジョン放送信号であるときに比して小なるもの
とされる。
【0022】そして、検波部14からの映像検波出力信
号としてのカラー映像信号YCは、レベル調整部15に
供給される。レベル調整部15は、後述される制御信号
形成部25から供給される制御信号CCに応じて、検波
部14からのカラー映像信号YCのレベル調整を行い、
制御信号CCに応じたレベル調整状態のもとでのレベル
調整がなされたカラー映像信号YC’を送出する。
号としてのカラー映像信号YCは、レベル調整部15に
供給される。レベル調整部15は、後述される制御信号
形成部25から供給される制御信号CCに応じて、検波
部14からのカラー映像信号YCのレベル調整を行い、
制御信号CCに応じたレベル調整状態のもとでのレベル
調整がなされたカラー映像信号YC’を送出する。
【0023】レベル調整部15から送出されたカラー映
像信号YC’は、映像信号処理部16に供給される。映
像信号処理部16は、レベル調整部15を通じたカラー
映像信号YC’に対して各種の信号処理を施して、赤色
原色信号R,緑色原色信号G及び青色原色信号Bを形成
する。そして、映像信号処理部16から、赤色原色信号
R,緑色原色信号G及び青色原色信号Bが再生カラー映
像信号として得られる。
像信号YC’は、映像信号処理部16に供給される。映
像信号処理部16は、レベル調整部15を通じたカラー
映像信号YC’に対して各種の信号処理を施して、赤色
原色信号R,緑色原色信号G及び青色原色信号Bを形成
する。そして、映像信号処理部16から、赤色原色信号
R,緑色原色信号G及び青色原色信号Bが再生カラー映
像信号として得られる。
【0024】一方、分離フィルタ部13における音声信
号用フィルタ部により取り出された副搬送波信号成分V
S1、もしくは、副搬送波信号成分VS1と副搬送波信
号成分VS2とは、検波部17に供給され、検波部17
から、副搬送波信号成分VS1に対する検波処理が施さ
れて得られる音声検波出力信号としてのAM音声信号S
1、及び、副搬送波信号成分VS2に対する検波処理が
施されて得られる音声検波出力信号としてのQPSK音
声信号S2が導出される。
号用フィルタ部により取り出された副搬送波信号成分V
S1、もしくは、副搬送波信号成分VS1と副搬送波信
号成分VS2とは、検波部17に供給され、検波部17
から、副搬送波信号成分VS1に対する検波処理が施さ
れて得られる音声検波出力信号としてのAM音声信号S
1、及び、副搬送波信号成分VS2に対する検波処理が
施されて得られる音声検波出力信号としてのQPSK音
声信号S2が導出される。
【0025】斯かる際、チューナ部12により選択受信
されたテレビジョン放送信号SVが標準音声テレビジョ
ン放送信号であるもとにあっては、検波部17から音声
検波出力信号としてのAM音声信号S1のみが得られ、
それが帯域通過フィルタ(BPF)18及び19に供給
される。BPF18はAM音声信号S1を通過させて音
声信号復調部20に供給するが、BPF19はAM音声
信号S1を通過させない。
されたテレビジョン放送信号SVが標準音声テレビジョ
ン放送信号であるもとにあっては、検波部17から音声
検波出力信号としてのAM音声信号S1のみが得られ、
それが帯域通過フィルタ(BPF)18及び19に供給
される。BPF18はAM音声信号S1を通過させて音
声信号復調部20に供給するが、BPF19はAM音声
信号S1を通過させない。
【0026】音声信号復調部20においては、AM音声
信号S1についての復調処理が施されて、アナログ音声
信号SAが得られる。そして、音声信号復調部20から
のアナログ音声信号SAが、音声信号処理部21に供給
されて各種の信号処理が施され、音声信号処理部21か
ら音声出力信号SAOが再生音声信号として得られる。
信号S1についての復調処理が施されて、アナログ音声
信号SAが得られる。そして、音声信号復調部20から
のアナログ音声信号SAが、音声信号処理部21に供給
されて各種の信号処理が施され、音声信号処理部21か
ら音声出力信号SAOが再生音声信号として得られる。
【0027】また、チューナ部12により選択受信され
たテレビジョン放送信号SVが音声多重テレビジョン放
送信号であるもとにあっては、検波部17から音声検波
出力信号としてのAM音声信号S1とQPSK音声信号
S2とが得られ、それがBPF18及び19に供給され
る。BPF18はAM音声信号S1を通過させて音声信
号復調部20に供給し、また、BPF19はQPSK音
声信号S2を通過させてQPSK復調部22に供給す
る。
たテレビジョン放送信号SVが音声多重テレビジョン放
送信号であるもとにあっては、検波部17から音声検波
出力信号としてのAM音声信号S1とQPSK音声信号
S2とが得られ、それがBPF18及び19に供給され
る。BPF18はAM音声信号S1を通過させて音声信
号復調部20に供給し、また、BPF19はQPSK音
声信号S2を通過させてQPSK復調部22に供給す
る。
【0028】それにより、音声信号復調部20からアナ
ログ音声信号SAが得られて、それが音声信号処理部2
1に供給され、音声信号処理部21から音声出力信号S
AOが再生音声信号として得られる。それとともに、Q
PSK復調部22において、QPSK音声信号S2に対
する復調処理が施されてディジタル音声データDAが得
られる。そして、QPSK復調部22からのディジタル
音声データDAがディジタル音声データ処理部23に供
給され、ディジタル音声データ処理部23において、デ
ィジタル音声データDAに対する各種のデータ処理,デ
ィジタル−アナログ変換処理等が施される。それによ
り、ディジタル音声データ処理部23から2チャンネル
の音声出力信号SD1及びSD2が再生音声信号として
得られる。その結果、斯かる場合には、音声信号処理部
21及びディジタル音声データ処理部23から、再生音
声信号として多重音声信号が得られることになる。
ログ音声信号SAが得られて、それが音声信号処理部2
1に供給され、音声信号処理部21から音声出力信号S
AOが再生音声信号として得られる。それとともに、Q
PSK復調部22において、QPSK音声信号S2に対
する復調処理が施されてディジタル音声データDAが得
られる。そして、QPSK復調部22からのディジタル
音声データDAがディジタル音声データ処理部23に供
給され、ディジタル音声データ処理部23において、デ
ィジタル音声データDAに対する各種のデータ処理,デ
ィジタル−アナログ変換処理等が施される。それによ
り、ディジタル音声データ処理部23から2チャンネル
の音声出力信号SD1及びSD2が再生音声信号として
得られる。その結果、斯かる場合には、音声信号処理部
21及びディジタル音声データ処理部23から、再生音
声信号として多重音声信号が得られることになる。
【0029】このように動作するBPF18及び19,
音声信号復調部20,音声信号処理部21,QPSK復
調部22及びディジタル音声データ処理部23は、検波
部17から得られる音声検波出力信号としてのアナログ
音声信号SA、もしくは、アナログ音声信号SAとQP
SK音声信号S2に復調処理を施して再生音声信号を得
る音声信号復調処理部を形成している。
音声信号復調部20,音声信号処理部21,QPSK復
調部22及びディジタル音声データ処理部23は、検波
部17から得られる音声検波出力信号としてのアナログ
音声信号SA、もしくは、アナログ音声信号SAとQP
SK音声信号S2に復調処理を施して再生音声信号を得
る音声信号復調処理部を形成している。
【0030】そして、チューナ部12により選択受信さ
れたテレビジョン放送信号SVが音声多重テレビジョン
放送信号であるもとにおいてQPSK復調部22から得
られるディジタル音声データDAは、データ検出部24
にも供給される。データ検出部24は、QPSK復調部
22からのディジタル音声データDAを検出し、QPS
K復調部22からディジタル音声データDAが得られる
状態か否かの検出を行う。即ち、データ検出部24は、
BPF18及び19,音声信号復調部20,音声信号処
理部21,QPSK復調部22及びディジタル音声デー
タ処理部23により形成される音声信号復調処理部にお
いて、再生音声信号として多重音声信号が得られる状態
か否かを検出する音声多重検出部を形成しているのであ
る。
れたテレビジョン放送信号SVが音声多重テレビジョン
放送信号であるもとにおいてQPSK復調部22から得
られるディジタル音声データDAは、データ検出部24
にも供給される。データ検出部24は、QPSK復調部
22からのディジタル音声データDAを検出し、QPS
K復調部22からディジタル音声データDAが得られる
状態か否かの検出を行う。即ち、データ検出部24は、
BPF18及び19,音声信号復調部20,音声信号処
理部21,QPSK復調部22及びディジタル音声デー
タ処理部23により形成される音声信号復調処理部にお
いて、再生音声信号として多重音声信号が得られる状態
か否かを検出する音声多重検出部を形成しているのであ
る。
【0031】データ検出部24は、チューナ部12によ
り選択受信されたテレビジョン放送信号SVが音声多重
テレビジョン放送信号であって、QPSK復調部22か
らのディジタル音声データDAが検出される場合と、チ
ューナ部12により選択受信されたテレビジョン放送信
号SVが標準音声テレビジョン放送信号であって、QP
SK復調部22からのディジタル音声データDAが検出
されない場合とで異なる状態をとり、音声信号復調処理
部において再生音声信号として多重音声信号が得られる
状態か否かをあらわす検出出力信号CAを発生して、そ
れを制御信号形成部25に供給する。この検出出力信号
CAは、例えば、QPSK復調部22からのディジタル
音声データDAが検出されるとき、換言すれば、チュー
ナ部12により選択受信されたテレビジョン放送信号S
Vが音声多重テレビジョン放送信号であるとき、高レベ
ルをとり、一方、QPSK復調部22からのディジタル
音声データDAが検出されないとき、換言すれば、チュ
ーナ部12により選択受信されたテレビジョン放送信号
SVが標準音声テレビジョン放送信号であるとき、低レ
ベルをとるものとされる。
り選択受信されたテレビジョン放送信号SVが音声多重
テレビジョン放送信号であって、QPSK復調部22か
らのディジタル音声データDAが検出される場合と、チ
ューナ部12により選択受信されたテレビジョン放送信
号SVが標準音声テレビジョン放送信号であって、QP
SK復調部22からのディジタル音声データDAが検出
されない場合とで異なる状態をとり、音声信号復調処理
部において再生音声信号として多重音声信号が得られる
状態か否かをあらわす検出出力信号CAを発生して、そ
れを制御信号形成部25に供給する。この検出出力信号
CAは、例えば、QPSK復調部22からのディジタル
音声データDAが検出されるとき、換言すれば、チュー
ナ部12により選択受信されたテレビジョン放送信号S
Vが音声多重テレビジョン放送信号であるとき、高レベ
ルをとり、一方、QPSK復調部22からのディジタル
音声データDAが検出されないとき、換言すれば、チュ
ーナ部12により選択受信されたテレビジョン放送信号
SVが標準音声テレビジョン放送信号であるとき、低レ
ベルをとるものとされる。
【0032】制御信号形成部25は、データ検出部24
からの検出出力信号CAに応じたもの、例えば、検出出
力信号CAが高レベルをとるとき低レベルをとり、検出
出力信号CAが低レベルをとるとき高レベルをとるもの
とされる制御信号CCを形成する。そして、制御信号形
成部25は、制御信号CCをレベル調整部15に供給
し、レベル調整部15における検波部14からのカラー
映像信号YCについてのレベル調整状態を制御信号CC
によって制御するレベル調整制御部を形成している。
からの検出出力信号CAに応じたもの、例えば、検出出
力信号CAが高レベルをとるとき低レベルをとり、検出
出力信号CAが低レベルをとるとき高レベルをとるもの
とされる制御信号CCを形成する。そして、制御信号形
成部25は、制御信号CCをレベル調整部15に供給
し、レベル調整部15における検波部14からのカラー
映像信号YCについてのレベル調整状態を制御信号CC
によって制御するレベル調整制御部を形成している。
【0033】斯かるレベル調整制御部を形成する制御信
号形成部25からの制御信号CCによる、レベル調整部
15におけるカラー映像信号YCについてのレベル調整
状態の制御は、チューナ部12により選択受信されたテ
レビジョン放送信号SVが音声多重テレビジョン放送信
号であって、制御信号CCが、例えば、低レベルをとる
ものとされるときにおいては、チューナ部12により選
択受信されたテレビジョン放送信号SVが標準音声テレ
ビジョン放送信号であって、制御信号CCが、例えば、
高レベルをとるものとされるときに比して、カラー映像
信号YCのレベルを大となし、その結果、レベル調整部
15を経て得られるカラー映像信号YC’を、チューナ
部12により選択受信されたテレビジョン放送信号SV
が音声多重テレビジョン放送信号であるときと、チュー
ナ部12により選択受信されたテレビジョン放送信号S
Vが標準音声テレビジョン放送信号であるときとで、実
質的に同一のレベルを有するものとすべく行われる。
号形成部25からの制御信号CCによる、レベル調整部
15におけるカラー映像信号YCについてのレベル調整
状態の制御は、チューナ部12により選択受信されたテ
レビジョン放送信号SVが音声多重テレビジョン放送信
号であって、制御信号CCが、例えば、低レベルをとる
ものとされるときにおいては、チューナ部12により選
択受信されたテレビジョン放送信号SVが標準音声テレ
ビジョン放送信号であって、制御信号CCが、例えば、
高レベルをとるものとされるときに比して、カラー映像
信号YCのレベルを大となし、その結果、レベル調整部
15を経て得られるカラー映像信号YC’を、チューナ
部12により選択受信されたテレビジョン放送信号SV
が音声多重テレビジョン放送信号であるときと、チュー
ナ部12により選択受信されたテレビジョン放送信号S
Vが標準音声テレビジョン放送信号であるときとで、実
質的に同一のレベルを有するものとすべく行われる。
【0034】即ち、前述の如く、検波部14から導出さ
れる映像検波出力信号としてのカラー映像信号YCは、
チューナ部12により選択受信されたテレビジョン放送
信号SVが音声多重テレビジョン放送信号であるときに
は、チューナ部12により選択受信されたテレビジョン
放送信号SVが標準音声テレビジョン放送信号であると
きに比して小なるものとされるのであるが、斯かるカラ
ー映像信号YCに対してのレベル調整部15におけるレ
ベル調整状態が、制御信号形成部25からレベル調整部
15に供給される制御信号CCによって、チューナ部1
2により選択受信されたテレビジョン放送信号SVが音
声多重テレビジョン放送信号であるときには、チューナ
部12により選択受信されたテレビジョン放送信号SV
が標準音声テレビジョン放送信号であるときに比して、
カラー映像信号YCのレベルを大となすように制御され
ることにより、レベル調整部15を経て得られるカラー
映像信号YC’が、チューナ部12により選択受信され
たテレビジョン放送信号SVが音声多重テレビジョン放
送信号であるときと、チューナ部12により選択受信さ
れたテレビジョン放送信号SVが標準音声テレビジョン
放送信号であるときとで、実質的に同一のレベルを有す
るものとされるのである。
れる映像検波出力信号としてのカラー映像信号YCは、
チューナ部12により選択受信されたテレビジョン放送
信号SVが音声多重テレビジョン放送信号であるときに
は、チューナ部12により選択受信されたテレビジョン
放送信号SVが標準音声テレビジョン放送信号であると
きに比して小なるものとされるのであるが、斯かるカラ
ー映像信号YCに対してのレベル調整部15におけるレ
ベル調整状態が、制御信号形成部25からレベル調整部
15に供給される制御信号CCによって、チューナ部1
2により選択受信されたテレビジョン放送信号SVが音
声多重テレビジョン放送信号であるときには、チューナ
部12により選択受信されたテレビジョン放送信号SV
が標準音声テレビジョン放送信号であるときに比して、
カラー映像信号YCのレベルを大となすように制御され
ることにより、レベル調整部15を経て得られるカラー
映像信号YC’が、チューナ部12により選択受信され
たテレビジョン放送信号SVが音声多重テレビジョン放
送信号であるときと、チューナ部12により選択受信さ
れたテレビジョン放送信号SVが標準音声テレビジョン
放送信号であるときとで、実質的に同一のレベルを有す
るものとされるのである。
【0035】このようにして、レベル調整部15を経て
得られるカラー映像信号YC’が、チューナ部12によ
り選択受信されたテレビジョン放送信号SVが音声多重
テレビジョン放送信号であるときと、チューナ部12に
より選択受信されたテレビジョン放送信号SVが標準音
声テレビジョン放送信号であるときとで、実質的に同一
のレベルを有するものとされることにより、標準音声テ
レビジョン放送信号及び音声多重テレビジョン放送信号
が各々の映像信号成分についての変調度を異にするもと
にあっても、その映像信号成分についての変調度の相違
に起因する問題が解消されて、チューナ部12により選
択受信されたテレビジョン放送信号SVが標準音声テレ
ビジョン放送信号であるとき、及び、チューナ部12に
より選択受信されたテレビジョン放送信号SVが音声多
重テレビジョン放送信号であるときのいずれにおいて
も、映像信号処理部16から得られる赤色原色信号R,
緑色原色信号G及び青色原色信号Bは、適正な再生カラ
ー映像信号とされることになる。
得られるカラー映像信号YC’が、チューナ部12によ
り選択受信されたテレビジョン放送信号SVが音声多重
テレビジョン放送信号であるときと、チューナ部12に
より選択受信されたテレビジョン放送信号SVが標準音
声テレビジョン放送信号であるときとで、実質的に同一
のレベルを有するものとされることにより、標準音声テ
レビジョン放送信号及び音声多重テレビジョン放送信号
が各々の映像信号成分についての変調度を異にするもと
にあっても、その映像信号成分についての変調度の相違
に起因する問題が解消されて、チューナ部12により選
択受信されたテレビジョン放送信号SVが標準音声テレ
ビジョン放送信号であるとき、及び、チューナ部12に
より選択受信されたテレビジョン放送信号SVが音声多
重テレビジョン放送信号であるときのいずれにおいて
も、映像信号処理部16から得られる赤色原色信号R,
緑色原色信号G及び青色原色信号Bは、適正な再生カラ
ー映像信号とされることになる。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明に
係るテレビジョン放送信号受信装置にあっては、音声多
重検出部による検出結果に応じて作動するレベル調整制
御部による制御を受けるレベル調整部が、それにおける
映像検波出力信号についてのレベル調整状態を、チュー
ナ部により標準音声テレビジョン放送信号が受信された
ときとチューナ部により音声多重テレビジョン放送信号
が受信されたときとで異ならせ、それにより、標準音声
テレビジョン放送信号及び音声多重テレビジョン放送信
号が各々の映像信号成分についての変調度を異にし、そ
れゆえ、チューナ部により選択受信されたテレビジョン
放送信号の映像信号成分に対する検波処理を行う検波部
から得られる映像検波出力信号のレベルが、チューナ部
により標準音声テレビジョン放送信号が受信されたとき
とチューナ部により音声多重テレビジョン放送信号が受
信されたときとで相違することになっても、レベル調整
部を経た映像検波出力信号のレベルが、チューナ部によ
り標準音声テレビジョン放送信号が受信されたときとチ
ューナ部により音声多重テレビジョン放送信号が受信さ
れたときとで実質的に同一とされることになる。
係るテレビジョン放送信号受信装置にあっては、音声多
重検出部による検出結果に応じて作動するレベル調整制
御部による制御を受けるレベル調整部が、それにおける
映像検波出力信号についてのレベル調整状態を、チュー
ナ部により標準音声テレビジョン放送信号が受信された
ときとチューナ部により音声多重テレビジョン放送信号
が受信されたときとで異ならせ、それにより、標準音声
テレビジョン放送信号及び音声多重テレビジョン放送信
号が各々の映像信号成分についての変調度を異にし、そ
れゆえ、チューナ部により選択受信されたテレビジョン
放送信号の映像信号成分に対する検波処理を行う検波部
から得られる映像検波出力信号のレベルが、チューナ部
により標準音声テレビジョン放送信号が受信されたとき
とチューナ部により音声多重テレビジョン放送信号が受
信されたときとで相違することになっても、レベル調整
部を経た映像検波出力信号のレベルが、チューナ部によ
り標準音声テレビジョン放送信号が受信されたときとチ
ューナ部により音声多重テレビジョン放送信号が受信さ
れたときとで実質的に同一とされることになる。
【0037】従って、標準音声テレビジョン放送信号及
び音声多重テレビジョン放送信号が各々の映像信号成分
についての変調度を異にするもとにあっても、その映像
信号成分についての変調度の相違に起因する問題が解消
されて、チューナ部により標準音声テレビジョン放送信
号が受信されるとき及びチューナ部により音声多重テレ
ビジョン放送信号が受信されるときのいずれにおいて
も、映像信号処理部から、レベル調整部を経た映像検波
出力信号に基づいて適正な再生映像信号が得られること
になる。
び音声多重テレビジョン放送信号が各々の映像信号成分
についての変調度を異にするもとにあっても、その映像
信号成分についての変調度の相違に起因する問題が解消
されて、チューナ部により標準音声テレビジョン放送信
号が受信されるとき及びチューナ部により音声多重テレ
ビジョン放送信号が受信されるときのいずれにおいて
も、映像信号処理部から、レベル調整部を経た映像検波
出力信号に基づいて適正な再生映像信号が得られること
になる。
【図1】本発明に係るテレビジョン放送信号受信装置の
一例の要部を示すブロック接続図である。
一例の要部を示すブロック接続図である。
【図2】標準音声テレビション放送信号の一例のスペク
トラムを示す特性図である。
トラムを示す特性図である。
【図3】音声多重テレビション放送信号の一例のスペク
トラムを示す特性図である。
トラムを示す特性図である。
【図4】標準音声テレビション放送信号の一例における
映像信号成分の変調状態についての説明に供される波形
図である。
映像信号成分の変調状態についての説明に供される波形
図である。
【図5】音声多重テレビション放送信号の一例における
映像信号成分の変調状態についての説明に供される波形
図である。
映像信号成分の変調状態についての説明に供される波形
図である。
11 テレビジョン信号受信アンテナ 12 チューナ部 13 分離フィルタ部 14,17 検波部 15 レベル調整部 16 映像信号処理部 18,19 BPF 20 音声信号復調部 21 音声信号処理部 22 QPSK復調部 23 ディジタル音声データ処理部 24 データ検出部 25 制御信号形成部
Claims (4)
- 【請求項1】映像信号と搬送音声信号とを含む信号によ
り搬送波信号が変調されて形成されたテレビジョン放送
信号を選択受信するチューナ部と、 上記テレビジョン放送信号が上記チューナ部により受信
されるとともに周波数変換が施されるものとされて得ら
れる受信テレビジョン放送信号中の映像信号成分に対す
る検波処理を行って映像検波出力信号を得る第1の検波
部と、 該第1の検波部からの映像検波出力信号についてのレベ
ル調整が行われるレベル調整部と、 該レベル調整部を経た映像検波出力信号に基づいて再生
映像信号を得る映像信号処理部と、 上記受信テレビジョン放送信号中の搬送音声信号成分に
対する検波処理を行って音声検波出力信号を得る第2の
検波部と、 該第2の検波部からの音声検波出力信号に復調処理を施
して再生音声信号を得る音声信号復調処理部と、 該音声信号復調処理部において再生音声信号として多重
音声信号が得られる状態か否かを検出する音声多重検出
部と、 該音声多重検出部による検出結果に応じて、上記レベル
調整部における上記映像検波出力信号についてのレベル
調整状態を制御するレベル調整制御部と、を備えて構成
されるテレビジョン放送信号受信装置。 - 【請求項2】音声多重検出部が、音声信号復調処理部に
おいて再生音声信号として多重音声信号が得られる状態
か否かをあらわす検出出力信号を発生し、レベル調整制
御部が、上記音声多重検出部から得られる検出出力信号
に応じた制御信号を形成して該制御信号をレベル調整部
に供給する制御信号形成部によって構成されることを特
徴とする請求項1記載のテレビジョン放送信号受信装
置。 - 【請求項3】レベル調整部が、レベル調整制御部からの
制御信号に従い、映像検波出力信号のレベルを、音声信
号復調処理部において再生音声信号として多重音声信号
が得られるときには、上記音声信号復調処理部において
再生音声信号として多重音声信号が得られないときより
大とすべく調整するものとされることを特徴とする請求
項2記載のテレビジョン放送信号受信装置。 - 【請求項4】音声信号復調処理部が、第2の検波部から
の音声検波出力信号が供給されるディジタル音声データ
復調部を含んで成り、音声多重検出部が、上記ディジタ
ル音声データ復調部から得られる音声データを検出する
データ検出部によって構成されることを特徴とする請求
項2記載のテレビジョン放送信号受信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20621094A JPH0879639A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | テレビジョン放送信号受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20621094A JPH0879639A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | テレビジョン放送信号受信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0879639A true JPH0879639A (ja) | 1996-03-22 |
Family
ID=16519598
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20621094A Pending JPH0879639A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | テレビジョン放送信号受信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0879639A (ja) |
-
1994
- 1994-08-31 JP JP20621094A patent/JPH0879639A/ja active Pending
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