JPH087812A - X線蛍光増倍管 - Google Patents
X線蛍光増倍管Info
- Publication number
- JPH087812A JPH087812A JP13234594A JP13234594A JPH087812A JP H087812 A JPH087812 A JP H087812A JP 13234594 A JP13234594 A JP 13234594A JP 13234594 A JP13234594 A JP 13234594A JP H087812 A JPH087812 A JP H087812A
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- metal ring
- thin film
- fluorescent layer
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- Pending
Links
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Landscapes
- Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
- Image-Pickup Tubes, Image-Amplification Tubes, And Storage Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 この発明は、出力蛍光層を覆うアルミニウム
蒸着薄膜の剥がれや電圧供給不安定を未然に防止し、安
定な動作を保証し得る構造のX線蛍光増倍管を提供する
ことを目的とする。 【構成】 この発明は、真空外囲器11の一部を構成す
る透光性基板16が気密接合される出力部封止用金属リ
ング17と導電体蒸着薄膜18との間の電気的導通を、
出力蛍光層15を覆う部分から封止用金属リング17ま
で延長して蒸着された導電体蒸着膜18aにより達成し
ているX線蛍光増倍管である。
蒸着薄膜の剥がれや電圧供給不安定を未然に防止し、安
定な動作を保証し得る構造のX線蛍光増倍管を提供する
ことを目的とする。 【構成】 この発明は、真空外囲器11の一部を構成す
る透光性基板16が気密接合される出力部封止用金属リ
ング17と導電体蒸着薄膜18との間の電気的導通を、
出力蛍光層15を覆う部分から封止用金属リング17ま
で延長して蒸着された導電体蒸着膜18aにより達成し
ているX線蛍光増倍管である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、X線蛍光増倍管に関
し、特に出力蛍光層上に形成された導電体蒸着薄膜への
電圧供給構造の改良に関する。
し、特に出力蛍光層上に形成された導電体蒸着薄膜への
電圧供給構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のようにX線蛍光増倍管は、図4の
(a)に示すように、真空外囲器11の一端側のX線入
力窓12の内側にX線像を光電子像に変換する光電陰極
13が配置され、さらに1個又は複数個の円筒状加速集
束電極14、内面に出力蛍光層15を有するガラスの透
光性基板16が出力封止用金属リング17に気密接合さ
れた構造を有している。
(a)に示すように、真空外囲器11の一端側のX線入
力窓12の内側にX線像を光電子像に変換する光電陰極
13が配置され、さらに1個又は複数個の円筒状加速集
束電極14、内面に出力蛍光層15を有するガラスの透
光性基板16が出力封止用金属リング17に気密接合さ
れた構造を有している。
【0003】出力蛍光層15の付近の構造は、同図の
(b)に示すように、透光性基板16の真空側の面に出
力蛍光層15が付着され、その面上にアルミニウムの蒸
着薄膜18が形成されている。真空外囲器の一部を構成
する透光性基板16は、その外周付近が金属リング17
に気密接合されている。金属リング17の真空側には、
加速集束電極14が溶接により固定されている。そし
て、この加速集束電極14の一部に導電体のスプリング
19が固定されていて、スプリング19の先端が透光性
基板16上に延長して付着されているアルミニウム蒸着
薄膜18の一部に電気的に接触させられている。こうし
て、金属リング17から加速集束電極14及びスプリン
グ19を介して出力蛍光層を覆うアルミニウム蒸着薄膜
18に陽極高電圧を供給するようになっている。
(b)に示すように、透光性基板16の真空側の面に出
力蛍光層15が付着され、その面上にアルミニウムの蒸
着薄膜18が形成されている。真空外囲器の一部を構成
する透光性基板16は、その外周付近が金属リング17
に気密接合されている。金属リング17の真空側には、
加速集束電極14が溶接により固定されている。そし
て、この加速集束電極14の一部に導電体のスプリング
19が固定されていて、スプリング19の先端が透光性
基板16上に延長して付着されているアルミニウム蒸着
薄膜18の一部に電気的に接触させられている。こうし
て、金属リング17から加速集束電極14及びスプリン
グ19を介して出力蛍光層を覆うアルミニウム蒸着薄膜
18に陽極高電圧を供給するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来技術
によると、次のような不具合がある。すなわち、このX
線蛍光増倍管の組立て製造過程、或いは実際の使用時の
振動等により、スプリング19でアルミニウム蒸着薄膜
18が擦られ、剥がれが生じたりして安定な電圧供給が
できなくなったり、或いはアルミニウムの異物が発生し
て管内に散乱して異常放電や画像の部分的劣化を生じる
等の不都合が起こりやすい。
によると、次のような不具合がある。すなわち、このX
線蛍光増倍管の組立て製造過程、或いは実際の使用時の
振動等により、スプリング19でアルミニウム蒸着薄膜
18が擦られ、剥がれが生じたりして安定な電圧供給が
できなくなったり、或いはアルミニウムの異物が発生し
て管内に散乱して異常放電や画像の部分的劣化を生じる
等の不都合が起こりやすい。
【0005】この発明は、以上のような不都合を解決
し、出力蛍光層を覆うアルミニウム蒸着薄膜の剥がれや
電圧供給不安定を未然に防止し、安定な動作を保証し得
る構造のX線蛍光増倍管を提供することを目的とする。
し、出力蛍光層を覆うアルミニウム蒸着薄膜の剥がれや
電圧供給不安定を未然に防止し、安定な動作を保証し得
る構造のX線蛍光増倍管を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、真空外囲器
の一部を構成する透光性基板が気密接合される出力部封
止用金属リングと導電体蒸着薄膜との間の電気的導通
を、出力蛍光層から出力部封止用金属リングまで延長し
て蒸着された導電体蒸着膜により達成しているX線蛍光
増倍管である。
の一部を構成する透光性基板が気密接合される出力部封
止用金属リングと導電体蒸着薄膜との間の電気的導通
を、出力蛍光層から出力部封止用金属リングまで延長し
て蒸着された導電体蒸着膜により達成しているX線蛍光
増倍管である。
【0007】
【作用】この発明によれば、従来のようなスプリングに
よるアルミニウム蒸着薄膜への電気的接触構造でないた
め、アルミニウム蒸着薄膜の剥がれや電圧供給の不安定
性が皆無であり、X線蛍光増倍管の安定な動作を保証す
ることができる。
よるアルミニウム蒸着薄膜への電気的接触構造でないた
め、アルミニウム蒸着薄膜の剥がれや電圧供給の不安定
性が皆無であり、X線蛍光増倍管の安定な動作を保証す
ることができる。
【0008】
【実施例】この発明の一実施例は、図1及び図2に示す
ように、相互に気密接合する透光性基板16と出力部封
止用金属リング17との接続部の真空側の境界付近をテ
ーパ状になだらかな段差のほとんどない連続面としてあ
る。そして、出力蛍光層15を覆う例えばアルミニウム
からなる導電体蒸着薄膜18を、金属リング17の内面
まで延長して蒸着してある。この導電体蒸着薄膜の延長
部18aは、円板状の透光性基板16の全周にわたって
形成してもよいし、或いは1箇所又は複数箇所に延長形
成してもよい。この構造によって、出力部封止用金属リ
ング17から出力蛍光層を覆う導電体蒸着薄膜18に直
接的に電圧を供給することができる。また、出力蛍光層
上の導電体蒸着薄膜からその延長部18aまで段差がな
いため、相当薄い蒸着膜であっても電気的に分離してし
まうことがなく、安定な導電経路を確保できる。
ように、相互に気密接合する透光性基板16と出力部封
止用金属リング17との接続部の真空側の境界付近をテ
ーパ状になだらかな段差のほとんどない連続面としてあ
る。そして、出力蛍光層15を覆う例えばアルミニウム
からなる導電体蒸着薄膜18を、金属リング17の内面
まで延長して蒸着してある。この導電体蒸着薄膜の延長
部18aは、円板状の透光性基板16の全周にわたって
形成してもよいし、或いは1箇所又は複数箇所に延長形
成してもよい。この構造によって、出力部封止用金属リ
ング17から出力蛍光層を覆う導電体蒸着薄膜18に直
接的に電圧を供給することができる。また、出力蛍光層
上の導電体蒸着薄膜からその延長部18aまで段差がな
いため、相当薄い蒸着膜であっても電気的に分離してし
まうことがなく、安定な導電経路を確保できる。
【0009】図3に示す実施例は、段部16aのある透
光性基板16と、折曲げ部17aのある出力部封止用金
属リング17とを気密接合する場合である。この実施例
においては、両者の接続部の凹みにガラスのような充填
剤19を充填して透光性基板16の蛍光層付着面から金
属リングの折曲げ部17aの頂上面まで段差のない連続
面となるように肉盛りしてある。そして、アルミニウム
蒸着薄膜18を、充填剤19の面を経て少なくとも金属
リング折曲げ部17aの面まで延長して蒸着してある。
この導電体蒸着薄膜の延長部18aによる導電接続部
は、やはり透光性基板16の全周にわたって形成しても
よいし、或いは1箇所又は複数箇所に形成してもよい。
光性基板16と、折曲げ部17aのある出力部封止用金
属リング17とを気密接合する場合である。この実施例
においては、両者の接続部の凹みにガラスのような充填
剤19を充填して透光性基板16の蛍光層付着面から金
属リングの折曲げ部17aの頂上面まで段差のない連続
面となるように肉盛りしてある。そして、アルミニウム
蒸着薄膜18を、充填剤19の面を経て少なくとも金属
リング折曲げ部17aの面まで延長して蒸着してある。
この導電体蒸着薄膜の延長部18aによる導電接続部
は、やはり透光性基板16の全周にわたって形成しても
よいし、或いは1箇所又は複数箇所に形成してもよい。
【0010】なお、蒸着薄膜の延長部18aと金属リン
グ17との電気的接続を一層確実にするため、これら両
者の境界部に導電剤20を塗布してもよい。これは、図
1の実施例に、同様に適用することもできる。
グ17との電気的接続を一層確実にするため、これら両
者の境界部に導電剤20を塗布してもよい。これは、図
1の実施例に、同様に適用することもできる。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
出力蛍光層を覆う導電体蒸着薄膜の剥がれや電圧供給の
不安定要因がなく、X線蛍光増倍管の安定な動作を得る
ことができる。
出力蛍光層を覆う導電体蒸着薄膜の剥がれや電圧供給の
不安定要因がなく、X線蛍光増倍管の安定な動作を得る
ことができる。
【図1】この発明の一実施例の要部を示す縦断面図。
【図2】図1の要部拡大図。
【図3】この発明の他の実施例を示す要部拡大縦断面
図。
図。
【図4】従来構造の概略を示す縦断面図。
11…真空外囲器 13…光電陰極 14…加速集束電極 15…出力蛍光層 16…透光性基板 17…出力部封止用金属リング 18…導電体蒸着薄膜 18a…蒸着薄膜の延長部
Claims (1)
- 【請求項1】 真空外囲器と、この真空外囲器の内部の
一端側に設けられたX線を電子に変換する光電陰極と、
この電子を加速集束する少なくとも1個の加速集束電極
と、上記真空外囲器の他端側の一部を構成する出力部封
止用金属リングに気密接合された透光性基板と、この硝
子基板の真空側の面に形成された出力蛍光層と、この出
力蛍光層を覆って形成された導電体蒸着薄膜とを具備す
るX線蛍光増倍管において、 上記出力封止用金属リングと出力蛍光層を覆う導電体蒸
着薄膜との間の電気的導通を、上記出力蛍光層から上記
金属リングまで延長して蒸着された上記導電体蒸着膜に
より達成していることを特徴とするX線蛍光増倍管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13234594A JPH087812A (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | X線蛍光増倍管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13234594A JPH087812A (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | X線蛍光増倍管 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH087812A true JPH087812A (ja) | 1996-01-12 |
Family
ID=15079178
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13234594A Pending JPH087812A (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | X線蛍光増倍管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH087812A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008171777A (ja) * | 2007-01-15 | 2008-07-24 | Toshiba Corp | X線イメージ管 |
JP2015011794A (ja) * | 2013-06-27 | 2015-01-19 | 株式会社東芝 | イメージ管 |
JP2015170459A (ja) * | 2014-03-06 | 2015-09-28 | 株式会社東芝 | イメージ管 |
-
1994
- 1994-06-15 JP JP13234594A patent/JPH087812A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008171777A (ja) * | 2007-01-15 | 2008-07-24 | Toshiba Corp | X線イメージ管 |
JP2015011794A (ja) * | 2013-06-27 | 2015-01-19 | 株式会社東芝 | イメージ管 |
JP2015170459A (ja) * | 2014-03-06 | 2015-09-28 | 株式会社東芝 | イメージ管 |
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