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JPH0877944A - 偏向ヨーク及びこの偏向ヨークを装着したカラー陰極線管 - Google Patents

偏向ヨーク及びこの偏向ヨークを装着したカラー陰極線管

Info

Publication number
JPH0877944A
JPH0877944A JP21155194A JP21155194A JPH0877944A JP H0877944 A JPH0877944 A JP H0877944A JP 21155194 A JP21155194 A JP 21155194A JP 21155194 A JP21155194 A JP 21155194A JP H0877944 A JPH0877944 A JP H0877944A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
deflection coil
side end
deflection yoke
saddle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21155194A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Shimada
耕治 島田
Shoji Ishii
昭次 石井
Toshio Ose
敏夫 大瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electronics Corp filed Critical Matsushita Electronics Corp
Priority to JP21155194A priority Critical patent/JPH0877944A/ja
Priority to US08/520,484 priority patent/US5783901A/en
Priority to CA002157443A priority patent/CA2157443C/en
Priority to KR1019950028552A priority patent/KR100196200B1/ko
Priority to CN95115899A priority patent/CN1118850C/zh
Priority to DE69535536T priority patent/DE69535536T2/de
Priority to EP99108518A priority patent/EP0936656A3/en
Priority to EP95113915A priority patent/EP0701267B1/en
Priority to DE69517377T priority patent/DE69517377T2/de
Priority to EP99108519A priority patent/EP0936657B1/en
Publication of JPH0877944A publication Critical patent/JPH0877944A/ja
Priority to US08/958,905 priority patent/US5932959A/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 補正磁石を設けることなく、偏向ヨーク単体
でスクリーン面上下端の糸巻歪とスクリーン面上のミス
コンバーゼンスの両者を同時に補正することのできる偏
向ヨークを提供する。 【構成】 偏向ヨークを、サドル型に巻回された水平偏
向コイル1と、水平偏向コイル1の外側に設けられたサ
ドル型垂直偏向コイル2と、垂直偏向コイル2の外側に
設けられた高透磁率コア3とにより構成する。コア3
に、スクリーン側端の上下中央部に位置して切り欠き部
7を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、偏向ヨーク及びこの偏
向ヨークを装着したカラー陰極線管に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のディスプレイモニターに使用され
るカラー陰極線管においては、ウインドゥズに代表され
るように、情報がスクリーン面の周辺部に表示される頻
度が非常に高い。このため、この部分における精細な画
像表示を可能にすることが要求されている。ラスター歪
はスクリーン面の周辺部における画像品質を決定する重
要な要素であり、偏向ヨーク自体の磁界分布がその良否
を左右するスクリーン面上下端の糸巻状偏向歪(以下、
単に「糸巻歪」という)に対する要求内容は非常に厳し
いものとなっている。また、同時に、スクリーン面の周
辺部におけるコンバーゼンスの要求内容も非常に厳しい
ものとなっている。
【0003】ところで、インライン配列の電子銃を備え
たカラー陰極線管に取り付けて使用するセルフコンバー
ゼンス方式の偏向ヨークは、図12に示すように、サド
ル型に巻回された水平偏向コイル1と、水平偏向コイル
1の外側に設けられたサドル型垂直偏向コイル2と、垂
直偏向コイル2の外側に設けられた高透磁率コア3とに
より構成されている。そして、このセルフコンバーゼン
ス方式の偏向ヨークにおいては、スクリーン面上下端の
糸巻歪とスクリーン面上のミスコンバーゼンスの両者を
同時に補正し得るように、水平偏向コイル1の作る磁界
をピンクッション形の磁界に形成し、垂直偏向コイル2
の作る磁界をバレル形の磁界に形成している。
【0004】近年、陰極線管の曲率半径の増大に伴っ
て、図13に示すような「正の異方性非点収差」がスク
リーン面上に生じ、同時に、スクリーン面上下端の糸巻
歪も増大する傾向にある。
【0005】ここで、正の異方性非点収差について説明
する。図13において、B、G、Rはスクリーン面側か
らみた3つの電子ビーム放射源を示し、破線4は電子ビ
ーム放射源Bから放射される電子ビームによる青色パタ
ーン、一点鎖線5は電子ビーム放射源Rから放射される
電子ビームによる赤色パターン、実線6は電子ビーム放
射源Gから放射される電子ビームによる緑色パターンを
それぞれ示している。スクリーン面の右上の第1象限に
おいては、緑色パターン(実線)6に対して赤色パター
ン(一点鎖線)5が下方に、青色パターン(破線)4が
上方に現れ、赤色パターン(一点鎖線)5と青色パター
ン(破線)4とが垂直軸上で交わりX字状になってい
る。また、スクリーン面の左上の第2象限においては、
赤色パターン(一点鎖線)5と青色パターン(破線)4
との関係が第1象限と逆になっている。また、スクリー
ン面の下方においては、水平軸を基準にして線対称の関
係にある。これを「正の異方性非点収差」と呼ぶ。
【0006】従来のセルフコンバーゼンス方式の偏向ヨ
ークにおいては、スクリーン面上の正の異方性非点収差
を補正するために垂直偏向コイル2の作る磁界をさらに
強いバレル形の磁界にすると、スクリーン面上下端の糸
巻歪がさらに増大する。また、スクリーン面上下端の糸
巻歪を補正するために水平偏向コイル1の作る磁界をさ
らに強いピンクッション形の磁界にすると、正の異方性
非点収差がさらに増大する傾向にある。従って、スクリ
ーン面上下端の糸巻歪とスクリーン面上のミスコンバー
ゼンスの両者を同時に補正することはできない。
【0007】偏向ヨークを構成する偏向コイルについて
は、そのスクリーン側から電子銃側にかけての磁界分布
が全般的にスクリーン面上のミスコンバーゼンス補正に
関係するが、スクリーン面上下端の糸巻歪については、
偏向コイルのスクリーン側における磁界分布がこれに関
係する。これは、電子ビームを偏向する際に、偏向コイ
ルのスクリーン側における電子ビームと偏向コイルとの
距離が電子銃側におけるそれよりも小さくなり、かつ、
偏向コイルのスクリーン側においては、電子ビームが磁
力線の曲がりの端部を走行するために、スクリーン面上
下端の糸巻歪に与えるスクリーン側の磁界分布の効果が
大きくなるからである。
【0008】以上のことから、偏向ヨークによってスク
リーン面上下端の糸巻歪を補正するためには、偏向コイ
ルのスクリーン側のピンクッション磁界を強くする必要
がある。また、この状態で生じているスクリーン面上の
ミスコンバーゼンスを補正するためには、偏向コイルの
スクリーン側を除く中間部付近及び電子銃側のバレル磁
界を強くする必要がある。
【0009】これらの要求に答えるため、偏向ヨークの
スクリーン側の上下部に補正磁石を設けることにより、
前記のスクリーン面上下端の糸巻歪の補正とコンバーゼ
ンスの両立を図る方法が提案されている(特開平2−2
04947号公報)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の特開平
2−204947号公報に開示されている方法において
は、補正磁石を設けることによってスクリーン面上下端
の糸巻歪の補正とコンバーゼンスの両立を図るものであ
るため、部品点数が増加し、また、製造工程における補
正磁石の着磁のばらつきも大きいといった問題点があ
る。
【0011】本発明は、従来技術における前記課題を解
決するため、補正磁石を設けることなく、偏向ヨーク単
体でスクリーン面上下端の糸巻歪とスクリーン面上のミ
スコンバーゼンスの両者を同時に補正することのできる
偏向ヨークを提供することを目的とする。また、糸巻歪
とミスコンバーゼンスの両者を同時に補正し、画像品質
を向上させることのできるカラー陰極線管を提供するこ
とをも目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る偏向ヨークの第1の構成は、サドル型
水平偏向コイルと、前記サドル型水平偏向コイルの外側
に設けられたサドル型垂直偏向コイルと、前記サドル型
垂直偏向コイルの外側に設けられたコアとを少なくとも
備えたセルフコンバーゼンス方式の偏向ヨークであっ
て、前記コアのスクリーン側端の上下中央部の磁気抵抗
を左右に比べて大きくしたことを特徴とする。
【0013】また、本発明に係る偏向ヨークの第2の構
成は、サドル型水平偏向コイルと、前記サドル型水平偏
向コイルの外側に設けられたサドル型垂直偏向コイル
と、前記サドル型垂直偏向コイルの外側に設けられたコ
アとを少なくとも備えたセルフコンバーゼンス方式の偏
向ヨークであって、前記コアのスクリーン側端及び電子
銃側端の上下中央部の磁気抵抗を左右に比べて大きくし
たことを特徴とする。
【0014】また、本発明に係るカラー陰極線管の第1
の構成は、ガラスパネルと、前記ガラスパネルの後部に
接続されたガラスファンネルとを有するバルブと、前記
バルブの後部に設けられた電子銃と、前記バルブの後部
外周に配置され、サドル型水平偏向コイルと、前記サド
ル型水平偏向コイルの外側に設けられたサドル型垂直偏
向コイルと、前記サドル型垂直偏向コイルの外側に設け
られたコアとを少なくとも有するセルフコンバーゼンス
方式の偏向ヨークとを備えたカラー陰極線管であって、
前記コアのスクリーン側端の上下中央部の磁気抵抗を左
右に比べて大きくしたことを特徴とする。
【0015】また、本発明に係るカラー陰極線管の第2
の構成は、ガラスパネルと、前記ガラスパネルの後部に
接続されたガラスファンネルとを有するバルブと、前記
バルブの後部に設けられた電子銃と、前記バルブの後部
外周に配置され、サドル型水平偏向コイルと、前記サド
ル型水平偏向コイルの外側に設けられたサドル型垂直偏
向コイルと、前記サドル型垂直偏向コイルの外側に設け
られたコアとを少なくとも有するセルフコンバーゼンス
方式の偏向ヨークとを備えたカラー陰極線管であって、
前記コアのスクリーン側端及び電子銃側端の上下中央部
の磁気抵抗を左右に比べて大きくしたことを特徴とす
る。
【0016】また、前記本発明の偏向ヨークの第1の構
成又は前記本発明のカラー陰極線管の第1の構成におい
ては、コアのスクリーン側端の上下中央部に切り欠き部
を設けるのが好ましい。
【0017】また、前記本発明の偏向ヨークの第2の構
成又は前記本発明のカラー陰極線管の第2の構成におい
ては、コアのスクリーン側端及び電子銃側端の上下中央
部に切り欠き部を設けるのが好ましい。
【0018】また、前記本発明の偏向ヨークの第1の構
成又は前記本発明のカラー陰極線管の第1の構成におい
ては、コアのスクリーン側端の上下中央部の肉厚を左右
に比べて薄くするのが好ましい。
【0019】また、前記本発明の偏向ヨークの第2の構
成又は前記本発明のカラー陰極線管の第2の構成におい
ては、コアのスクリーン側端及び電子銃側端の上下中央
部の肉厚を左右に比べて薄くするのが好ましい。
【0020】また、前記本発明の偏向ヨークの第1の構
成又は前記本発明のカラー陰極線管の第1の構成におい
ては、コアのスクリーン側端の上下中央部を材質の透磁
率が左右に比べて小さい材料で構成するのが好ましい。
【0021】また、前記本発明の偏向ヨークの第2の構
成又は前記本発明のカラー陰極線管の第2の構成におい
ては、コアのスクリーン側端及び電子銃側端の上下中央
部を材質の透磁率が左右に比べて小さい材料で構成する
のが好ましい。
【0022】
【作用】前記本発明の偏向ヨークの第1の構成によれ
ば、コアのスクリーン側端の上下中央部の磁気抵抗を左
右に比べて大きくしたことにより、この箇所において水
平偏向コイルが作る磁界の磁力線が通りにくくなる。こ
のため、コア及び水平偏向コイルによるスクリーン側の
ピンクッション磁界は、コアのスクリーン側端の上下中
央部を避けた形で湾曲し、通常のコア及び水平偏向コイ
ルを用いた場合に比べて強くなる。すなわち、水平偏向
コイルのスクリーン側のみでピンクッション形の磁界を
強くすることができる。その結果、補正磁石を設けるこ
となく、スクリーン面上下端における糸巻歪を補正する
ことができるので、部品点数を減らして製造コストを低
減することができると共に、製造工程において補正磁石
の着磁のばらつきを考慮する必要もない。また、垂直偏
向コイルの作るバレル磁界を強く調整することにより、
スクリーン面上のミスコンバーゼンスを補正することが
できる。従って、偏向ヨーク単体でスクリーン面上下端
の糸巻歪とスクリーン面上のミスコンバーゼンスの両者
を同時に補正することができる。
【0023】また、前記本発明の偏向ヨークの第2の構
成によれば、コアのスクリーン側端及び電子銃側端の上
下中央部の磁気抵抗を左右に比べて大きくしたことによ
り、水平偏向コイルが作る磁界の偏向ヨークからの吹き
出しを減少させるとができる。その結果、上記第1の構
成の場合と同様に偏向ヨーク単体でスクリーン面上下端
の糸巻歪とスクリーン面上のミスコンバーゼンスの両者
を同時に補正することができると共に、キャンセルコイ
ルや磁性体を付加することなく、スクリーン側及び電子
銃側における漏洩磁界の低減をも図ることができる。
【0024】また、前記本発明のカラー陰極線管の第1
の構成によれば、前記本発明の第1の構成に係る偏向ヨ
ークを使用しているために、上記のようにスクリーン面
上下端の糸巻歪とスクリーン面上のミスコンバーゼンス
の両者を同時に補正することができるので、画像品質を
向上させることができる。
【0025】また、前記本発明のカラー陰極線管の第2
の構成によれば、前記本発明の第2の構成に係る偏向ヨ
ークを使用しているために、上記のように偏向ヨーク単
体でスクリーン面上下端の糸巻歪とスクリーン面上のミ
スコンバーゼンスの両者を同時に補正することができる
と共に、スクリーン側及び電子銃側における漏洩磁界の
低減をも図ることができるので、人体に悪影響を与える
可能性の高い不要な輻射を低減し、人にやさしい環境を
作ることができる。
【0026】また、前記本発明の偏向ヨークの第1の構
成又は前記本発明のカラー陰極線管の第1の構成におい
て、コアのスクリーン側端の上下中央部に切り欠き部を
設けるという好ましい構成によれば、この切り欠き部に
おいて磁気抵抗を大きくすることができるので、この箇
所において水平偏向コイルが作る磁界の磁力線が通りに
くくなる。このため、コア及び水平偏向コイルによるス
クリーン側のピンクッション磁界は、コアのスクリーン
側端の上下中央部を避けた形で湾曲し、通常のコア及び
水平偏向コイルを用いた場合に比べて強くなる。すなわ
ち、水平偏向コイルのスクリーン側のみでピンクッショ
ン形の磁界を強くすることができる。
【0027】また、前記本発明の偏向ヨークの第2の構
成又は前記本発明のカラー陰極線管の第2の構成におい
て、コアのスクリーン側端及び電子銃側端の上下中央部
に切り欠き部を設けるという好ましい構成によれば、こ
の切り欠き部において磁気抵抗を大きくすることができ
るので、水平偏向コイルが作る磁界の磁力線が通りにく
くなり、偏向ヨークから吹き出す磁界を減少させるとが
できる。その結果、偏向ヨークからの漏洩磁界を減少さ
せることができる。
【0028】また、前記本発明の偏向ヨークの第1の構
成又は前記本発明のカラー陰極線管の第1の構成におい
て、コアのスクリーン側端の上下中央部の肉厚を左右に
比べて薄くするという好ましい構成によれば、この肉厚
を薄くした箇所において磁気抵抗を大きくすることがで
きるので、この箇所において水平偏向コイルが作る磁界
の磁力線が通りにくくなる。このため、コア及び水平偏
向コイルによるスクリーン側のピンクッション磁界は、
コアのスクリーン側端の上下中央部を避けた形で湾曲
し、通常のコア及び水平偏向コイルを用いた場合に比べ
て強くなる。すなわち、水平偏向コイルのスクリーン側
のみでピンクッション形の磁界を強くすることができ
る。
【0029】また、前記本発明の偏向ヨークの第2の構
成又は前記本発明のカラー陰極線管の第2の構成におい
て、コアのスクリーン側端及び電子銃側端の上下中央部
の肉厚を左右に比べて薄くするという好ましい構成によ
れば、この切り欠き部において磁気抵抗を大きくするこ
とができるので、水平偏向コイルが作る磁界の磁力線が
通りにくくなり、偏向ヨークから吹き出す磁界を減少さ
せるとができる。その結果、偏向ヨークからの漏洩磁界
を減少させることができる。
【0030】また、前記本発明の偏向ヨークの第1の構
成又は前記本発明のカラー陰極線管の第1の構成におい
て、コアのスクリーン側端の上下中央部を材質の透磁率
が左右に比べて小さい材料で構成するという好ましい構
成によれば、この透磁率の小さい箇所において磁気抵抗
を大きくすることができるので、この箇所において水平
偏向コイルが作る磁界の磁力線が通りにくくなる。この
ため、コア及び水平偏向コイルによるスクリーン側のピ
ンクッション磁界は、コアのスクリーン側端の上下中央
部を避けた形で湾曲し、通常のコア及び水平偏向コイル
を用いた場合に比べて強くなる。すなわち、水平偏向コ
イルのスクリーン側のみでピンクッション形の磁界を強
くすることができる。
【0031】また、前記本発明の偏向ヨークの第2の構
成又は前記本発明のカラー陰極線管の第2の構成におい
て、コアのスクリーン側端及び電子銃側端の上下中央部
を材質の透磁率が左右に比べて小さい材料で構成すると
いう好ましい構成によれば、この透磁率の小さい箇所に
おいて磁気抵抗を大きくすることができるので、水平偏
向コイルが作る磁界の磁力線が通りにくくなり、偏向ヨ
ークから吹き出す磁界を減少させるとができる。その結
果、偏向ヨークからの漏洩磁界を減少させることができ
る。
【0032】
【実施例】以下、実施例を用いて本発明をさらに具体的
に説明する。 <第1の実施例>図1は本発明に係る偏向ヨークの第1
の実施例(サドル−サドル型偏向ヨーク)を示す側断面
図、図2は本発明の第1の実施例におけるコアの平面図
である。図1に示すように、偏向ヨークは、サドル型に
巻回された水平偏向コイル1と、水平偏向コイル1の外
側に設けられたサドル型垂直偏向コイル2と、垂直偏向
コイル2の外側に設けられた高透磁率コア3とにより構
成されている。
【0033】図1、図2に示すように、コア3には、ス
クリーン側端の上下中央部に切り欠き部7が設けられて
いる。この切り欠き部7は半径28mmの半円形状をし
ている。
【0034】ここで、通常のコア3及び水平偏向コイル
1によるピンクッション磁界の形を図3に示し、スクリ
ーン側端の上下中央部に切り欠き部7を設けたコア3及
び水平偏向コイル1によるピンクッション磁界の形を図
4に示す。図3、図4ともにスクリーン側から見たもの
である。スクリーン側端の上下中央部に切り欠き部7を
設ければ、この切り欠き部7において磁気抵抗が大きく
なるので、水平偏向磁界8の磁力線が通りにくくなる。
このため、コア3及び水平偏向コイル1によるスクリー
ン側のピンクッション磁界(水平偏向磁界8)は、図4
に示すように、切り欠き部7を避けた形で湾曲し、通常
のコア3及び水平偏向コイル1を用いた場合(図3)に
比べて強くなる。すなわち、水平偏向コイル1のスクリ
ーン側のみでピンクッション磁界を強くすることができ
る。これにより、補正磁石を設けることなくスクリーン
面上下端の糸巻歪を補正することができる。その結果、
部品点数を減らして製造コストを低減することができる
と共に、製造工程において補正磁石の着磁のばらつきを
考慮する必要もない。特に、上記のように切り欠き部7
を半径28mmの半円形状にした場合には、カラーテレ
ビジョン受像機画面上下端の糸巻歪を4%からほぼ0%
に軽減することができる。また、垂直偏向コイル2の作
るバレル磁界を強くすることにより、スクリーン面上の
ミスコンバーゼンスを補正することができるので、偏向
ヨーク単体でスクリーン面上下端の糸巻歪とスクリーン
面上のミスコンバーゼンスの両者を同時に補正すること
ができる。
【0035】尚、本実施例においては、切り欠き部7を
半径28mmの半円形状に形成しているが、必ずしもこ
の数値に限定されるものではなく、半径の数値は任意で
あってよい。また、切り欠き部の形状も半円形状に限定
されるものではなく、任意形状で同様の効果を得ること
ができる。特に、図5に示すように、切り欠き部の形状
が長方形状の場合には、コアの全長をL1 、コアのスク
リーン側開口部の水平最大寸法をL2 、長方形の2辺の
長さをa、bとしたときに、0<a/L1 ≦0.5、0
<b/L2 ≦0.7であるのが好ましい。
【0036】また、本実施例においては、磁気抵抗を大
きくする手段として切り欠き部7を設けているが、必ず
しも切り欠き部7を設ける必要はなく、スクリーン側の
コア内の磁力線を考えた場合に、垂直偏向磁界の分布に
ほとんど影響を与えずに水平偏向磁界のみが強くなるよ
うにコアのスクリーン側端の上下中央部の磁気抵抗を左
右に比べて大きくすればよい。他の例を下記第2及び第
3の実施例に示す。
【0037】<第2の実施例>図6は本発明に係る偏向
ヨークの第2の実施例におけるコアのスクリーン側端近
傍の断面図である。図6に示すように、コア3は、スク
リーン側端の上下中央部9の肉厚が左右に比べて薄く形
成されている。他の構成は上記第1の実施例と同様であ
るため、説明は省略する(図1参照)。このようにスク
リーン側端の上下中央部9の肉厚のみを左右に比べて薄
く形成すれば、この肉厚を薄くした箇所において磁気抵
抗が大きくなるので、水平偏向磁界の磁力線が通りにく
くなる。その結果、上記第1の実施例において切り欠き
部7を設けた場合と同様の効果を得ることができる。
【0038】<第3の実施例>図7は本発明に係る偏向
ヨークの第3の実施例におけるコアのスクリーン側端近
傍の断面図である。図7に示すように、コア3は、スク
リーン側端の上下中央部10が左右に比べて透磁率の小
さい材料で構成されている。他の構成は上記第1の実施
例と同様であるため、説明は省略する(図1参照)。例
えば、コア3としてフェライトコア(Mg−Zn)を用
い、スクリーン端側の上下中央部10のみをその混合比
を変えて透磁率の小さいものとすることにより、本実施
例の構成を実現することができる。すなわち、コア3の
全体としてはH4L(TDK製;透磁率μ1=500)
を用い、スクリーン端側の上下中央部10のみをH4M
(TDK製;透磁率μ2=320)又はH4H(TDK
製;透磁率μ3=400)で構成すればよい。このよう
にスクリーン側端の上下中央部10のみを左右に比べて
透磁率の小さい材料で構成すれば、この透磁率の小さい
箇所において磁気抵抗が大きくなるため、水平偏向磁界
の磁力線が通りにくくなる。その結果、上記第1の実施
例において切り欠き部7を設けた場合と同様の効果を得
ることができる。
【0039】<第4の実施例>図8は本発明に係る偏向
ヨークの第4の実施例におけるコアの平面図である。図
8に示すように、コア3には、スクリーン側端及び電子
銃側端の上下中央部に切り欠き部7及び15が設けられ
ている。他の構成は上記第1の実施例と同様であるた
め、説明は省略する(図1参照)。
【0040】図9に、従来の偏向ヨークと本実施例のコ
ア3を用いた偏向ヨークの中心軸上の磁界の強度の比較
例を示す。図9中、曲線16が本実施例のコア3を用い
た偏向ヨークの場合であり、曲線17が従来の偏向ヨー
クの場合である。両者を比較すると、曲線のピーク付近
ではほぼ同一の曲線となっているが、スクリーン側及び
電子銃側では、本実施例のコア3を用いた偏向ヨークは
従来の偏向ヨークに比べて値が低くなっており、スクリ
ーン側及び電子銃側の漏洩電界が低減していることが分
かる。これは、コア3のスクリーン側端及び電子銃側端
の上下中央部に切り欠き部7及び15を設けたことによ
り、この切り欠き部7、15において磁気抵抗が大きく
なり、水平偏向コイル1が作る磁界の偏向ヨークからの
吹き出しを減少させることができるからである。ちなみ
に、スクリーン側端と電子銃側端の上下中央部にそれぞ
れ半径28mm、10mmの半円形状の切り欠き部7、
15を設けた場合、漏洩磁界を従来の35%に低減する
ことができた。
【0041】偏向ヨークを本実施例のように構成すれ
ば、上記第1の実施例で述べたように偏向ヨーク単体で
スクリーン面上下端の糸巻歪とスクリーン面上のミスコ
ンバーゼンスの両者を同時に補正することができると共
に、スクリーン側及び電子銃側における漏洩磁界の低減
をも図ることができる。
【0042】尚、本実施例においては、切り欠き部7を
半径28mmの半円形状、切り欠き部15を半径10m
mの半円形状に形成しているが、必ずしもこの数値に限
定されるものではなく、半径の数値は任意であってよ
い。また、切り欠き部の形状も半円形状に限定されるも
のではなく、任意形状で同様の効果を得ることができ
る。特に、図10に示すように、切り欠き部15の形状
が長方形状の場合には、コアの全長をL1 、コアの電子
銃側開口部の水平最大寸法をL2 、長方形の2辺の長さ
をa、bとしたときに、0<a/L1 ≦0.2、0<b
/L2 ≦0.35であるのが好ましい。また、切り欠き
部7の形状が長方形状の場合については、上記第1の実
施例において説明したので、説明は省略する。
【0043】また、本実施例においては、スクリーン側
及び電子銃側における漏洩磁界の低減を図る手段として
切り欠き部7、15を設けているが、必ずしも切り欠き
部7、15を設ける必要はなく、コア3のスクリーン側
端及び電子銃側端の上下中央部の磁気抵抗を左右に比べ
て大きくすればよい。従って、例えば、上記第2の実施
例のように、コア3のスクリーン側端及び電子銃側端の
上下中央部の肉厚を左右に比べて薄く形成してもよい
し、上記第3の実施例のように、コア3のスクリーン側
端及び電子銃側端の上下中央部のみを左右に比べて透磁
率の小さい材料で構成してもよい。
【0044】<第5の実施例>図11は本発明に係るカ
ラー陰極線管の平面図である。図11に示すように、バ
ルブ11は、ガラスパネル12と、ガラスパネル12の
後部に接続されたガラスファンネル13とにより構成さ
れており、ガラスファンネル13の後部には電子銃14
が設けられている。また、ガラスファンネル13の後部
外周には、サドル型に巻回された水平偏向コイル1と、
水平偏向コイル1の外側に設けられたサドル型垂直偏向
コイル2と、サドル型垂直偏向コイル2の外側に設けら
れた高透磁率コア3とからなるセルフコンバーゼンス方
式の偏向ヨークが装着されている。そして、コア3に
は、スクリーン側端の上下中央部に切り欠き部7が設け
られている(図1、図2参照)。この切り欠き部7は半
径28mmの半円形状をしている。すなわち、本実施例
のカラー陰極線管においては、偏向ヨークとして上記第
1の実施例で示した構造の偏向ヨークを使用している。
このように上記第1の実施例で示した構造の偏向ヨーク
を使用しているために、上記のようにスクリーン面上下
端の糸巻歪とスクリーン面上のミスコンバーゼンスを同
時に補正することができるので、画像品質を向上させる
ことができる。
【0045】尚、本実施例においては、上記第1の実施
例で示した構造の偏向ヨークを使用した場合を例に挙げ
て説明しているが、必ずしもこの構成に限定されるもの
ではない。スクリーン側のコア内の磁力線を考えた場合
に、垂直偏向磁界の分布にほとんど影響を与えずに水平
偏向磁界のみが強くなるようにコアのスクリーン側端の
上下中央部の磁気抵抗を左右に比べて大きくした偏向ヨ
ークを使用することができる。すなわち、偏向ヨークと
しては、例えば、上記第2、第3の実施例で示した構造
の偏向ヨークを使用することもできる。また、上記第4
の実施例で示した構造の偏向ヨークを使用すれば、スク
リーン側及び電子銃側における漏洩磁界の低減を図るこ
とができるので、人体に悪影響を与える可能性の高い不
要な輻射を低減し、人にやさしい環境を作ることもでき
る。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る偏向
ヨークの第1の構成によれば、コアのスクリーン側端の
上下中央部の磁気抵抗を左右に比べて大きくしたことに
より、この箇所において水平偏向コイルが作る磁界の磁
力線が通りにくくなる。このため、コア及び水平偏向コ
イルによるスクリーン側のピンクッション磁界は、コア
のスクリーン側端の上下中央部を避けた形で湾曲し、通
常のコア及び水平偏向コイルを用いた場合に比べて強く
なる。すなわち、水平偏向コイルのスクリーン側のみで
ピンクッション形の磁界を強くすることができる。その
結果、補正磁石を設けることなく、スクリーン面上下端
における糸巻歪を補正することができるので、部品点数
を減らして製造コストを低減することができると共に、
製造工程において補正磁石の着磁のばらつきを考慮する
必要もない。また、垂直偏向コイルの作るバレル磁界を
強く調整することにより、スクリーン面上のミスコンバ
ーゼンスを補正することができる。従って、偏向ヨーク
単体でスクリーン面上下端の糸巻歪とスクリーン面上の
ミスコンバーゼンスの両者を同時に補正することができ
る。
【0047】また、本発明に係る偏向ヨークの第2の構
成によれば、コアのスクリーン側端及び電子銃側端の上
下中央部の磁気抵抗を左右に比べて大きくしたことによ
り、水平偏向コイルが作る磁界の偏向ヨークからの吹き
出しを減少させるとができる。その結果、上記第1の構
成の場合と同様に偏向ヨーク単体でスクリーン面上下端
の糸巻歪とスクリーン面上のミスコンバーゼンスの両者
を同時に補正することができると共に、キャンセルコイ
ルや磁性体を付加することなく、スクリーン側及び電子
銃側における漏洩磁界の低減をも図ることができる。
【0048】また、本発明に係るカラー陰極線管の第1
の構成によれば、前記本発明の第1の構成に係る偏向ヨ
ークを使用しているために、上記のようにスクリーン面
上下端の糸巻歪とスクリーン面上のミスコンバーゼンス
の両者を同時に補正することができるので、画像品質を
向上させることができる。
【0049】また、本発明に係るカラー陰極線管の第2
の構成によれば、前記本発明の第2の構成に係る偏向ヨ
ークを使用しているために、上記のように偏向ヨーク単
体でスクリーン面上下端の糸巻歪とスクリーン面上のミ
スコンバーゼンスの両者を同時に補正することができる
と共に、スクリーン側及び電子銃側における漏洩磁界の
低減を図ることもできるので、人体に悪影響を与える可
能性の高い不要な輻射を低減し、人にやさしい環境を作
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る偏向ヨークの第1の実施例(サド
ル−サドル型偏向ヨーク)を示す側断面図である。
【図2】本発明に係る偏向ヨークの第1の実施例におけ
るコアの平面図である。
【図3】通常のコア及び水平偏向コイルによるピンクッ
ション磁界の形を示すスクリーン側端近傍の断面図であ
る。
【図4】本発明に係る偏向ヨークの第1の実施例におけ
るコア及び水平偏向コイルによるピンクッション磁界の
形を示すスクリーン側端近傍の断面図である。
【図5】本発明に係る偏向ヨークの他の実施例における
コアの平面図である。
【図6】本発明に係る偏向ヨークの第2の実施例におけ
るコアのスクリーン側端近傍の断面図である。
【図7】本発明に係る偏向ヨークの第3の実施例におけ
るコアのスクリーン側端近傍の断面図である。
【図8】本発明に係る偏向ヨークの第4の実施例におけ
るコアの平面図である。
【図9】従来の偏向ヨークと第4の実施例のコアを用い
た偏向ヨークの漏洩磁界を説明するための図である。
【図10】本発明に係る偏向ヨークのさらに他の実施例
におけるコアの平面図である。
【図11】本発明に係るカラー陰極線管の一実施例を示
す平面図である。
【図12】従来のサドル−サドル型偏向ヨークの側断面
図である。
【図13】正の異方性非点収差を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
1 サドル型水平偏向コイル 2 サドル型垂直偏向コイル 3 コア 7、15 切り欠き部 8 水平偏向磁界 9 肉厚が薄く形成された箇所 10 透磁率の小さい材料で構成された箇所 11 バルブ 12 ガラスパネル 13 ガラスファンネル 14 電子銃 16 第4の実施例のコアを用いた偏向ヨークの中心軸
上の磁界の強度 17 従来の偏向ヨークの中心軸上の磁界の強度

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サドル型水平偏向コイルと、前記サドル
    型水平偏向コイルの外側に設けられたサドル型垂直偏向
    コイルと、前記サドル型垂直偏向コイルの外側に設けら
    れたコアとを少なくとも備えたセルフコンバーゼンス方
    式の偏向ヨークであって、前記コアのスクリーン側端の
    上下中央部の磁気抵抗を左右に比べて大きくしたことを
    特徴とする偏向ヨーク。
  2. 【請求項2】 サドル型水平偏向コイルと、前記サドル
    型水平偏向コイルの外側に設けられたサドル型垂直偏向
    コイルと、前記サドル型垂直偏向コイルの外側に設けら
    れたコアとを少なくとも備えたセルフコンバーゼンス方
    式の偏向ヨークであって、前記コアのスクリーン側端及
    び電子銃側端の上下中央部の磁気抵抗を左右に比べて大
    きくしたことを特徴とする偏向ヨーク。
  3. 【請求項3】 ガラスパネルと、前記ガラスパネルの後
    部に接続されたガラスファンネルとを有するバルブと、
    前記バルブの後部に設けられた電子銃と、前記バルブの
    後部外周に配置され、サドル型水平偏向コイルと、前記
    サドル型水平偏向コイルの外側に設けられたサドル型垂
    直偏向コイルと、前記サドル型垂直偏向コイルの外側に
    設けられたコアとを少なくとも有するセルフコンバーゼ
    ンス方式の偏向ヨークとを備えたカラー陰極線管であっ
    て、前記コアのスクリーン側端の上下中央部の磁気抵抗
    を左右に比べて大きくしたことを特徴とするカラー陰極
    線管。
  4. 【請求項4】 ガラスパネルと、前記ガラスパネルの後
    部に接続されたガラスファンネルとを有するバルブと、
    前記バルブの後部に設けられた電子銃と、前記バルブの
    後部外周に配置され、サドル型水平偏向コイルと、前記
    サドル型水平偏向コイルの外側に設けられたサドル型垂
    直偏向コイルと、前記サドル型垂直偏向コイルの外側に
    設けられたコアとを少なくとも有するセルフコンバーゼ
    ンス方式の偏向ヨークとを備えたカラー陰極線管であっ
    て、前記コアのスクリーン側端及び電子銃側端の上下中
    央部の磁気抵抗を左右に比べて大きくしたことを特徴と
    するカラー陰極線管。
  5. 【請求項5】 コアのスクリーン側端の上下中央部に切
    り欠き部を設けた請求項1に記載の偏向ヨーク又は請求
    項3に記載のカラー陰極線管。
  6. 【請求項6】 コアのスクリーン側端及び電子銃側端の
    上下中央部に切り欠き部を設けた請求項2に記載の偏向
    ヨーク又は請求項4に記載のカラー陰極線管。
  7. 【請求項7】 コアのスクリーン側端の上下中央部の肉
    厚を左右に比べて薄くした請求項1に記載の偏向ヨーク
    又は請求項3に記載のカラー陰極線管。
  8. 【請求項8】 コアのスクリーン側端及び電子銃側端の
    上下中央部の肉厚を左右に比べて薄くした請求項2に記
    載の偏向ヨーク又は請求項4に記載のカラー陰極線管。
  9. 【請求項9】 コアのスクリーン側端の上下中央部を材
    質の透磁率が左右に比べて小さい材料で構成した請求項
    1に記載の偏向ヨーク又は請求項3に記載のカラー陰極
    線管。
  10. 【請求項10】 コアのスクリーン側端及び電子銃側端
    の上下中央部を材質の透磁率が左右に比べて小さい材料
    で構成した請求項2に記載の偏向ヨーク又は請求項4に
    記載のカラー陰極線管。
JP21155194A 1994-09-05 1994-09-05 偏向ヨーク及びこの偏向ヨークを装着したカラー陰極線管 Pending JPH0877944A (ja)

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