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JPH0873784A - 調色最終工程の微量添加原色判定用シート及びそれを用いる塗料調色方法 - Google Patents

調色最終工程の微量添加原色判定用シート及びそれを用いる塗料調色方法

Info

Publication number
JPH0873784A
JPH0873784A JP6241924A JP24192494A JPH0873784A JP H0873784 A JPH0873784 A JP H0873784A JP 6241924 A JP6241924 A JP 6241924A JP 24192494 A JP24192494 A JP 24192494A JP H0873784 A JPH0873784 A JP H0873784A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
sheet
toning
coating
coating material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6241924A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Kobayashi
利幸 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kansai Paint Co Ltd filed Critical Kansai Paint Co Ltd
Priority to JP6241924A priority Critical patent/JPH0873784A/ja
Publication of JPH0873784A publication Critical patent/JPH0873784A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 透明シート上にクリヤーコート層を形成し、
該面上に調色用原色塗料を希釈してカラークリヤーコー
ト層を形成してなる調色最終工程の微量添加原色判定用
シート、及び調色最終工程において、調色塗液による塗
板の塗色と所望塗色とを比較し、 微小な塗色の違いに対してさらに添加が必要と予想さ
れる各種原色の請求項1記載の判定用シートを該塗り板
の塗面上に順次重ね、 重ねた部分の色と所望塗色とを比較する作業を繰り返
し、色味の一致する判定用シートを選択し、 その判定用シートの原色塗料を調色塗液に微量添加
し、再度該調色塗液による塗板の塗色と所望塗色とを比
較し一致を確認する、 一致してなければ、上記〜を繰り返し行う工程か
らなる簡便に調色微調整が行える塗料調色方法。 【効果】 本発明によれば、調色最終工程において、熟
練者でなくても迅速、簡便に調色微調整が行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塗料の調色最終工程の
微量添加原色判定用シート及びそれを用いる塗料調色方
法に関し、特に自動車補修用塗料の塗装現場での調色に
おいて、最終工程での微調整を迅速・簡便に行ない得る
微量添加原色判定用シート及びそれを用いる塗料調色方
法に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】自動車の塗装色は、同じ色
の名称であっても、自動車の車種、製造型式等によって
異なる。また、同一車種であっても新車時と補修時とで
は変退色により色味が異なったり、新車といえでも塗装
ライン、塗装ロットにより一定色に仕上がっていないこ
とも多い。このような自動車の塗装に対し補修をする際
には、近年、コンピュータ調色や計量調色システムなど
により、上記のような標準色からの変化に対応して補修
用塗料の調色作業が進められ(例えば、特開平2−29
2699号など)、迅速にベースとなる淡彩色塗料(ク
リヤーを含む)への原色塗料の計量調合などが行われる
ようになった。
【0003】しかしながら、実際に補修される自動車の
塗色は、車1台ごとに微妙に異なるので、調色の最終工
程でさらなる微調整が行われる。かかる最終工程では、
色の近くなってきた調色塗液による塗り板と実車の塗色
とを目視で比較して、さらに必要な原色を微量添加し、
また塗り板を作成し実車の塗色と比較するという操作を
繰り返す。従来、この最終工程でさらに必要な原色は、
熟練者のカンに頼って選び出し微量添加していたが、こ
のやり方では、熟練者がいなければ試行錯誤を繰り返す
ことになり多大な工数が必要となる。また新車のカラー
デザイン競争により、メタリック系などでの新色材の使
用による塗色が増えており、それに伴って補修用塗料の
原色の種類も増えた上、これらは調色が難しく、従来の
熟練者のカンでは対応しきれなくなっている。さらに近
年、車体の塗色は鮮やかな塗色が多くなってきており、
調色時の使用原色の数が増えすぎると鮮やかさが失われ
ることになり、その調色塗液は使用できず無駄になって
しまう。このように最終工程での微調整を迅速・簡便に
無駄なく行ない得る方策が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記不具合
を解消すべく鋭意検討した結果、調色最終工程で原色を
透明シートに塗布した判定用シートが有用であることを
見出し本発明に到達した。
【0005】すなわち本発明は、透明シート上にクリヤ
ーコート層を形成し、該面上に調色用原色塗料を希釈し
てカラークリヤーコート層を形成してなる調色最終工程
の微量添加原色判定用シート、各種原色の該判定用シー
トを一組として組合せてなる調色最終工程の微量添加原
色判定用シートセット及び調色最終工程において、調色
塗液による塗板の塗色と所望塗色とを比較し、 微小な塗色の違いに対してさらに添加が必要と予想さ
れる各種原色の上記記載の判定用シートを該塗り板の塗
面上に順次重ね、 重ねた部分の色と所望塗色とを比較する作業を繰り返
し、色味の一致する判定用シートを選択し、 その判定用シートの原色塗料を調色塗液に微量添加
し、再度該調色塗液による塗板の塗色と所望塗色とを比
較し一致を確認する、 一致してなければ、上記〜を繰り返し行う 工程からなる簡便に調色微調整が行える塗料調色方法に
関するものである。
【0006】以下図面に示す実施例によって説明する。
【0007】図1は、本発明の判定用シート(1)の概
略図を示す。該判定用シート(1)は、透明シート
(a)上にクリヤーコート層(b)を形成し、該面上に
調色用原色塗料を希釈してカラークリヤーコート層
(c)を形成してなるものである。
【0008】該透明シート(a)としては、透明で強
度、物性等の面で差支えないものであれば特に制限なく
各種合成樹脂フィルム、再生繊維素フィルムなどを使用
でき、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリエステ
ル、ポリアミド、ポリ塩化ビニルなどが挙げられ、特に
ポリエチレンテレフタレートの5〜50μm 厚のフィル
ムが好適である。該透明シート(a)の塗膜形成側は通
常の脱脂剤で脱脂しておくことが望ましい。
【0009】該透明シート(a)上に形成されるクリヤ
ーコート層(b)は、クリヤー塗料を透明シート(a)
上に塗布してなる。これによって原色塗料を塗布した後
のザラザラ感が吸収される。該クリヤーとしては、調色
時のベースとなるクリヤー塗料や希釈用塗料、その他透
明シート(a)と密着性の良いものであれば特に制限は
なく、具体的にはアクリルラッカーや、好適には2液硬
化型のアクリルウレタン塗料などが使用できる。2液型
の場合には硬化剤として軟質のポリイソシアネートを用
いるのが透明シート(a)への追随性等の点から望まし
い。
【0010】該クリヤーコート(b)面上に形成される
カラークリヤーコート層(c)は、調色用原色塗料を希
釈して塗布してなる。各原色はそれぞれ着色力が異なる
ので、それによって塗布後のシート(1)が透視できる
ように原色塗料を上記クリヤー塗料などで適宜希釈す
る。具体的には1/5〜1/30程度に希釈し、この希
釈の程度によって該原色塗料の調色塗液への添加量を加
減することが望ましい。かかるカラークリヤーコート層
(c)の膜厚は5〜30μm(乾燥膜厚)程度が適当であ
る。
【0011】かくして得られる判定用シート(1)を各
種原色ごとに作成し、これら複数枚の判定用シート
(1)を一組として組合せて、例えば図2に示すように
積層して適宜の連綴具(d)によってその一隅縁で連綴
するなどして調色最終工程の微量添加原色判定用シート
セット(2)を得ることができる。該判定用シートセッ
ト(2)は、手捲りで、調色塗液による塗り板上に重ね
て塗色を判定するのに使用することができる。
【0012】次に調色最終工程における本発明の塗料調
色方法について説明する。
【0013】調色最終工程に至るまでの調色は、従来公
知の方法、例えば色見本帳とその塗料配合表による計量
・調色や、コンピュータ調色、計量調色システムなどに
より行われる。
【0014】上記により所望の色に近くなってきた調色
塗液が得られる。調色最終工程では、まず該調色塗液に
よる塗り板(3)を作成し、この塗色と所望塗色(補修
される自動車のドアパーツ(4)の塗色)とを目視で比
較して、微小な塗色の違いに対してさらに添加が必要
と予想される原色の判定用シート(1)を前記判定用シ
ートセット(2)から選び出し、図3に示すように該塗
り板(3)の塗面上に重ねる。
【0015】次に重ねた部分の色と所望塗色とを比較
観察する作業を各原色ごとに繰り返し、色味の一致する
判定用シート(1)を選択する。ついでその判定用シ
ート(1)の原色塗料を調色塗液に微量添加し、再度該
調色塗液による塗り板(3′)を作成しその塗色と所望
塗色とを比較し一致しているかどうかを確認する。
【0016】一致していなければ、上記〜を繰り
返し行い、塗液を修正することができる。かくして所望
塗色の調色が完了する。
【0017】本発明は自動車補修に限らず種々の用途に
利用できることは明らかである。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、特に自動車補修用塗料
の塗装現場での調色において、最終工程での微調整を、
メタリック系で調色の難しい塗色であったりキラキラ感
が異なる場合でも迅速・簡便に行ない得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の判定用シート(1)の断面図である。
【図2】本発明の判定用シートセット(2)の概略図で
ある。
【図3】判定用シート(1)を塗り板(3)上に重ねて
なる本発明方法の概略図である。
【符号の説明】
a 透明シート b クリヤーコート層 c カラークリヤーコート層 d 連綴具 1 判定用シート 2 判定用シートセット 3 塗り板 4 補修される自動車(ドアパーツ)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明シート上にクリヤーコート層を形成
    し、該面上に調色用原色塗料を希釈してカラークリヤー
    コート層を形成してなる調色最終工程の微量添加原色判
    定用シート。
  2. 【請求項2】 各種原色の請求項1記載の判定用シート
    を一組として組合せてなる調色最終工程の微量添加原色
    判定用シートセット。
  3. 【請求項3】 調色最終工程において、調色塗液による
    塗板の塗色と所望塗色とを比較し、 微小な塗色の違いに対してさらに添加が必要と予想さ
    れる各種原色の請求項1記載の判定用シートを該塗り板
    の塗面上に順次重ね、 重ねた部分の色と所望塗色とを比較する作業を繰り返
    し、色味の一致する判定用シートを選択し、 その判定用シートの原色塗料を調色塗液に微量添加
    し、再度該調色塗液による塗板の塗色と所望塗色とを比
    較し一致を確認する、 一致してなければ、上記〜を繰り返し行う 工程からなる簡便に調色微調整が行える塗料調色方法。
JP6241924A 1994-09-09 1994-09-09 調色最終工程の微量添加原色判定用シート及びそれを用いる塗料調色方法 Pending JPH0873784A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6241924A JPH0873784A (ja) 1994-09-09 1994-09-09 調色最終工程の微量添加原色判定用シート及びそれを用いる塗料調色方法

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Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0873784A true JPH0873784A (ja) 1996-03-19

Family

ID=17081593

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JP6241924A Pending JPH0873784A (ja) 1994-09-09 1994-09-09 調色最終工程の微量添加原色判定用シート及びそれを用いる塗料調色方法

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JP (1) JPH0873784A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002371206A (ja) * 2001-06-14 2002-12-26 Kansai Paint Co Ltd 調色補助カード
US9650539B2 (en) 2014-10-27 2017-05-16 Eastman Chemical Company Thermosetting compositions based on unsaturated polyesters and phenolic resins
CN110041550A (zh) * 2019-04-19 2019-07-23 刘自强 一种新型全自动木器漆调色方法及定色方法

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