JPH0872228A - インクジェットプリンタ - Google Patents
インクジェットプリンタInfo
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- JPH0872228A JPH0872228A JP20855594A JP20855594A JPH0872228A JP H0872228 A JPH0872228 A JP H0872228A JP 20855594 A JP20855594 A JP 20855594A JP 20855594 A JP20855594 A JP 20855594A JP H0872228 A JPH0872228 A JP H0872228A
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- roller
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- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 専用のプリンタ装置,ファクシミリ装置等の
インクジェット記録装置において、インクジェットカー
トリッジのインク残量が減少した場合、できるだけ長く
印字可能状態を持続させて、早期に印字不能状態に陥る
ことを防止するための手段を提供する。 【構成】 このため、前記インク残量に応じて印字密度
(例えば1ドットのインク重量など)を密から疎に変化
させるよう構成し、インクの消費量を抑制するようにし
た。
インクジェット記録装置において、インクジェットカー
トリッジのインク残量が減少した場合、できるだけ長く
印字可能状態を持続させて、早期に印字不能状態に陥る
ことを防止するための手段を提供する。 【構成】 このため、前記インク残量に応じて印字密度
(例えば1ドットのインク重量など)を密から疎に変化
させるよう構成し、インクの消費量を抑制するようにし
た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェットプリン
タ、例えば専用のプリンタ装置をはじめ、ファクシミリ
装置等、インクジェット技術を用いた記録装置に関する
ものである。
タ、例えば専用のプリンタ装置をはじめ、ファクシミリ
装置等、インクジェット技術を用いた記録装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】今日、情報処理システムの発達に伴い、
種々の情報処理機器が開発されている。これら機器のう
ち、この種のインクジェット技術を用いたファクシミリ
装置やプリンタ等の記録装置は、事務用のみならず一般
家庭においても広く使用されるようになっている。
種々の情報処理機器が開発されている。これら機器のう
ち、この種のインクジェット技術を用いたファクシミリ
装置やプリンタ等の記録装置は、事務用のみならず一般
家庭においても広く使用されるようになっている。
【0003】図12に従来のこの種のファクシミリ装置
の一例の外観斜視図を、また図13に、このファクシミ
リ装置の中央断面図を示す。
の一例の外観斜視図を、また図13に、このファクシミ
リ装置の中央断面図を示す。
【0004】図13において、原稿読取部には、原稿5
1のサイド部分を案内する原稿ガイド部52と、ADF
ローラ53aとこのADFローラ53aに押圧される押
圧片53bとを有して原稿ガイド部52上にセットされ
た原稿51を一枚ずつに分離するADF部53と、この
ADF部53により分離された原稿51を完全密着型イ
メージセンサ54に給送する一対の給送ローラ55a,
55bから成る給送ローラ対55と、この給送ローラ対
55により給送された原稿51を完全密着型イメージセ
ンサ54の読取位置54aから浮き上がらないように密
着させるCSローラ56とが装備されている。
1のサイド部分を案内する原稿ガイド部52と、ADF
ローラ53aとこのADFローラ53aに押圧される押
圧片53bとを有して原稿ガイド部52上にセットされ
た原稿51を一枚ずつに分離するADF部53と、この
ADF部53により分離された原稿51を完全密着型イ
メージセンサ54に給送する一対の給送ローラ55a,
55bから成る給送ローラ対55と、この給送ローラ対
55により給送された原稿51を完全密着型イメージセ
ンサ54の読取位置54aから浮き上がらないように密
着させるCSローラ56とが装備されている。
【0005】前記原稿読取部では、原稿ガイド部52上
に原稿51をセットして読取動作を開始すると、不図示
の駆動モータによりADFローラ53a,給送ローラ対
55,CSローラ56が回転し始める。先ずADF部5
3により原稿51を一枚ずつに分離し、分離された原稿
51を給送ローラ対55により完全密着型イメージセン
サ54に給送し、CSローラ56により読取位置54a
に押し付けて密着させつつ搬送する一方、密着型イメー
ジセンサ54により原稿51の画像情報を読み取り、読
み取りの終了した原稿51を排出ローラ対57によって
排出口58から装置外部に排出するように動作する。
に原稿51をセットして読取動作を開始すると、不図示
の駆動モータによりADFローラ53a,給送ローラ対
55,CSローラ56が回転し始める。先ずADF部5
3により原稿51を一枚ずつに分離し、分離された原稿
51を給送ローラ対55により完全密着型イメージセン
サ54に給送し、CSローラ56により読取位置54a
に押し付けて密着させつつ搬送する一方、密着型イメー
ジセンサ54により原稿51の画像情報を読み取り、読
み取りの終了した原稿51を排出ローラ対57によって
排出口58から装置外部に排出するように動作する。
【0006】一方、記録部は、記録紙41を装填させる
ためのカセット桶42が装置本体の所定位置に装着され
ており、記録紙41を一枚ずつ分離搬送するためのピッ
クアップローラ43a,分離片43bから構成される記
録分離部43、分離された記録紙41aを記録部44に
搬送する一対の給送ローラ45a,45bから成る給送
ローラ対45,送紙ローラ46、印字を行うためのイン
クジェットヘッド,インクタンクを含むインクジェット
カートリッジ47、印字された記録紙を排出するための
一対の排紙ローラ48a,48bから成る排紙ローラ対
48等により構成されている。
ためのカセット桶42が装置本体の所定位置に装着され
ており、記録紙41を一枚ずつ分離搬送するためのピッ
クアップローラ43a,分離片43bから構成される記
録分離部43、分離された記録紙41aを記録部44に
搬送する一対の給送ローラ45a,45bから成る給送
ローラ対45,送紙ローラ46、印字を行うためのイン
クジェットヘッド,インクタンクを含むインクジェット
カートリッジ47、印字された記録紙を排出するための
一対の排紙ローラ48a,48bから成る排紙ローラ対
48等により構成されている。
【0007】コピー時においては、前記原稿読取部で読
み取られた画像情報を、そしてファクシミリ受信時にお
いては、受信画像を前記記録部で印字するよう構成され
ている。
み取られた画像情報を、そしてファクシミリ受信時にお
いては、受信画像を前記記録部で印字するよう構成され
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような従来例にあっては、インクジェットカートリッジ
のインク残量が減少した場合でも印字(記録)密度を一
定の高密度で印字(記録)していたため、画像情報が密
な場合など、インクがなくなり印字しきれない場合があ
った。
ような従来例にあっては、インクジェットカートリッジ
のインク残量が減少した場合でも印字(記録)密度を一
定の高密度で印字(記録)していたため、画像情報が密
な場合など、インクがなくなり印字しきれない場合があ
った。
【0009】本発明は、以上のような従来例の問題点に
かんがみてなされたもので、インクカートリッジのイン
ク残量が減少した場合でも、印字可能状態をできるだけ
長く保ち、早期に印字不能状態に陥ることを防止するた
めの手段の提供を目的としている。
かんがみてなされたもので、インクカートリッジのイン
ク残量が減少した場合でも、印字可能状態をできるだけ
長く保ち、早期に印字不能状態に陥ることを防止するた
めの手段の提供を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため本発明において
は、複数個のノズルを有する印字ヘッドを用いて印字を
行うインクジェットプリンタであって、このプリンタに
搭載されているインクの残量の減少に応じて印字密度を
低下、もしくは印字の各ドット径を減少させるよう構成
することにより、前記目的を達成しようとするものであ
る。
は、複数個のノズルを有する印字ヘッドを用いて印字を
行うインクジェットプリンタであって、このプリンタに
搭載されているインクの残量の減少に応じて印字密度を
低下、もしくは印字の各ドット径を減少させるよう構成
することにより、前記目的を達成しようとするものであ
る。
【0011】
【作用】以上のような本発明構成によれば、インクジェ
ットカートリッジのインク残量をチェックし、そのイン
ク残量により印字密度を低下、もしくは印字の各ドット
径を減少させることにより、インクが減少してきた場合
でも印字可能な状態を長く持続させることができる。
ットカートリッジのインク残量をチェックし、そのイン
ク残量により印字密度を低下、もしくは印字の各ドット
径を減少させることにより、インクが減少してきた場合
でも印字可能な状態を長く持続させることができる。
【0012】
【実施例】以下に本発明を複数の実施例に基づいて説明
する; (第1実施例)図1,図2は本発明の第1の実施例の説
明図で、図1は、本発明を実施したシリアルタイプのイ
ンクジェットプリンタを備えたファクシミリ装置の一例
の外観図、図2は、その中央断面図を示す。
する; (第1実施例)図1,図2は本発明の第1の実施例の説
明図で、図1は、本発明を実施したシリアルタイプのイ
ンクジェットプリンタを備えたファクシミリ装置の一例
の外観図、図2は、その中央断面図を示す。
【0013】先ず、図2を参照して装置の全体構成を説
明する。1は装置本体であり、その上面カバー1aが一
端(図2左側)で低くなるように傾斜していて、全体と
してコンパクトに形成されている。そして装置本体1の
前記一端側に原稿読取部2が装備されており、この原稿
読取部2に原稿挿入口3と、この原稿挿入口3内におい
て原稿4の幅方向に摺道可能な原稿ガイド5が設けられ
ている。
明する。1は装置本体であり、その上面カバー1aが一
端(図2左側)で低くなるように傾斜していて、全体と
してコンパクトに形成されている。そして装置本体1の
前記一端側に原稿読取部2が装備されており、この原稿
読取部2に原稿挿入口3と、この原稿挿入口3内におい
て原稿4の幅方向に摺道可能な原稿ガイド5が設けられ
ている。
【0014】また、前記原稿読取部2の原稿搬送経路、
即ち前記原稿挿入口3から装置本体1の上面カバー1a
左端に設けた原稿排出口6との間には、ADFローラ7
aとこのADFローラ7aに押圧される押圧片7bとを
有して前記原稿ガイド5から送られた原稿4を一枚ずつ
分離するADF部7と、このADF部7で分離された原
稿4を給送する一対の給送ローラ8a,8bから成る給
送部8と、この給送部8から搬送された原稿4の画像情
報を読み取る読取手段としての密着型イメージセンサ9
と、この密着型イメージセンサ9と対向してこの密着型
イメージセンサ9の読取位置9aに原稿4を所定の押圧
力で密着させつつ搬送する密着手段としてのCSローラ
10と、読み取り後の原稿4を、前記原稿排出口6から
排出する一対の排出ローラ11a,11bから成る排出
部11等が装備されている。
即ち前記原稿挿入口3から装置本体1の上面カバー1a
左端に設けた原稿排出口6との間には、ADFローラ7
aとこのADFローラ7aに押圧される押圧片7bとを
有して前記原稿ガイド5から送られた原稿4を一枚ずつ
分離するADF部7と、このADF部7で分離された原
稿4を給送する一対の給送ローラ8a,8bから成る給
送部8と、この給送部8から搬送された原稿4の画像情
報を読み取る読取手段としての密着型イメージセンサ9
と、この密着型イメージセンサ9と対向してこの密着型
イメージセンサ9の読取位置9aに原稿4を所定の押圧
力で密着させつつ搬送する密着手段としてのCSローラ
10と、読み取り後の原稿4を、前記原稿排出口6から
排出する一対の排出ローラ11a,11bから成る排出
部11等が装備されている。
【0015】次に前記装置の読取動作について説明す
る;原稿4を原稿ガイド5にセットして不図示の操作ス
イッチにより読取開始信号を入力すると、不図示の駆動
モータが駆動して、ADFローラ7a,給送ローラ8
a,排出ローラ11a,CSローラ10がそれぞれ回転
し、ADF部7により原稿4が一枚ずつに分離され給送
部8に搬送される。
る;原稿4を原稿ガイド5にセットして不図示の操作ス
イッチにより読取開始信号を入力すると、不図示の駆動
モータが駆動して、ADFローラ7a,給送ローラ8
a,排出ローラ11a,CSローラ10がそれぞれ回転
し、ADF部7により原稿4が一枚ずつに分離され給送
部8に搬送される。
【0016】次いで、不図示のDESセンサ(原稿先端
検知センサ)により原稿4の先端部が検知されると、前
記駆動モータが停止し、ADFローラ7a,給送ローラ
8a,排出ローラ11a,CSローラ10の回転が一旦
停止する。
検知センサ)により原稿4の先端部が検知されると、前
記駆動モータが停止し、ADFローラ7a,給送ローラ
8a,排出ローラ11a,CSローラ10の回転が一旦
停止する。
【0017】次いで所定時間経過すると、前記駆動モー
タが再び駆動して、ADFローラ7a,給送ローラ8
a,排出ローラ11a,CSローラ10がそれぞれ回転
する。これらの各ローラ7a,8a,11a,10等の
回転開始後、原稿4の先端が密着型イメージセンサ9の
読取位置9aに搬送されるまでの間、この密着型イメー
ジセンサ9によりCSローラ10の周面(基準色である
白色)が読み取られる。
タが再び駆動して、ADFローラ7a,給送ローラ8
a,排出ローラ11a,CSローラ10がそれぞれ回転
する。これらの各ローラ7a,8a,11a,10等の
回転開始後、原稿4の先端が密着型イメージセンサ9の
読取位置9aに搬送されるまでの間、この密着型イメー
ジセンサ9によりCSローラ10の周面(基準色である
白色)が読み取られる。
【0018】次いで原稿4の先端が、密着型イメージセ
ンサ9の読取位置9aに搬送されると、この原稿4の画
像情報が読み取られる。このとき原稿4は、CSローラ
10により密着型イメージセンサ9の読取位置9aの真
上より押し付けられ、即ち密着型イメージセンサ9の読
取ラインとCSローラ10の母線とが一致しているた
め、原稿4が読取位置9aより浮き上がることがなく、
精度良く画像情報を読み取ることができる。
ンサ9の読取位置9aに搬送されると、この原稿4の画
像情報が読み取られる。このとき原稿4は、CSローラ
10により密着型イメージセンサ9の読取位置9aの真
上より押し付けられ、即ち密着型イメージセンサ9の読
取ラインとCSローラ10の母線とが一致しているた
め、原稿4が読取位置9aより浮き上がることがなく、
精度良く画像情報を読み取ることができる。
【0019】以上のようにして原稿4の読み取りが終了
すると、原稿搬送の役目も兼ねたCSローラ10によ
り、原稿4が排出部11に送り込まれ、排出ローラ11
a,11bにより原稿排出口6から装置外部に排出され
る。これにより原稿4の一枚分の画像情報の読取作業が
完了する。
すると、原稿搬送の役目も兼ねたCSローラ10によ
り、原稿4が排出部11に送り込まれ、排出ローラ11
a,11bにより原稿排出口6から装置外部に排出され
る。これにより原稿4の一枚分の画像情報の読取作業が
完了する。
【0020】読取原稿が読取動作中にジャム(紙詰ま
り)を生ずると、図2の二点鎖点で示すように、原稿排
出部付近を回転中心として上面カバー1aが開く。する
と、上面カバー1aに取り付けられている部材(図示せ
ず)により保持されている押圧片7b、給送ローラバッ
クアップコロ8b,CSローラ10,排出ローラバック
アップコロ11bは、図2に二点鎖点で示すように動
き、紙通過面が解放されて容易に原稿を取り除くことが
できる。
り)を生ずると、図2の二点鎖点で示すように、原稿排
出部付近を回転中心として上面カバー1aが開く。する
と、上面カバー1aに取り付けられている部材(図示せ
ず)により保持されている押圧片7b、給送ローラバッ
クアップコロ8b,CSローラ10,排出ローラバック
アップコロ11bは、図2に二点鎖点で示すように動
き、紙通過面が解放されて容易に原稿を取り除くことが
できる。
【0021】次に記録部21の構成を説明する;記録部
21は、装置本体1の原稿読取部2の他端側(図2右
側)に装備されている。装置本体1の中央より下側に記
録紙22を装填するためのカセット桶23が装置本体1
により保持されている。また、カセット蓋24は透明部
材により構成されているため、記録紙22の残量をカセ
ット桶23を装置本体1から引き抜かなくても目視にて
確認することができる。
21は、装置本体1の原稿読取部2の他端側(図2右
側)に装備されている。装置本体1の中央より下側に記
録紙22を装填するためのカセット桶23が装置本体1
により保持されている。また、カセット蓋24は透明部
材により構成されているため、記録紙22の残量をカセ
ット桶23を装置本体1から引き抜かなくても目視にて
確認することができる。
【0022】記録紙22の前記他端側には、ピックアッ
プローラ25aと同ローラにばね(図示せず)により圧
接された分離片25bにより構成される記録分離部2
5、この記録分離部25で分離された記録紙22を給送
するための一対の給送ローラ26a,26bから成る給
送部26とこの給送部26から搬送された記録紙22に
印字を行う記録手段としてのインクジェットカートリッ
ジ27と、このインクジェットカートリッジ27とほぼ
対向した位置に記録紙22を搬送するための送紙ローラ
28と、印字後の記録紙を記録排紙口29から排出する
一対の排紙ローラ30a,30bから成る排紙部30等
が装備されている。
プローラ25aと同ローラにばね(図示せず)により圧
接された分離片25bにより構成される記録分離部2
5、この記録分離部25で分離された記録紙22を給送
するための一対の給送ローラ26a,26bから成る給
送部26とこの給送部26から搬送された記録紙22に
印字を行う記録手段としてのインクジェットカートリッ
ジ27と、このインクジェットカートリッジ27とほぼ
対向した位置に記録紙22を搬送するための送紙ローラ
28と、印字後の記録紙を記録排紙口29から排出する
一対の排紙ローラ30a,30bから成る排紙部30等
が装備されている。
【0023】次に記録部の印字動作について説明する;
原稿4を原稿ガイド5にセットして不図示の操作スイッ
チによりコピー開始信号、あるいは電話回線等により画
像受信信号が入力されると、不図示の駆動モータが起動
してピックアップローラ25aが回転し、カセット桶2
3内の記録紙22を、分離片25bにまで搬送すると共
に、ピックアップローラ25aと分離片25bとにより
構成される記録分離部25により記録紙22を一枚ずつ
に分離し給送部26に搬送する。
原稿4を原稿ガイド5にセットして不図示の操作スイッ
チによりコピー開始信号、あるいは電話回線等により画
像受信信号が入力されると、不図示の駆動モータが起動
してピックアップローラ25aが回転し、カセット桶2
3内の記録紙22を、分離片25bにまで搬送すると共
に、ピックアップローラ25aと分離片25bとにより
構成される記録分離部25により記録紙22を一枚ずつ
に分離し給送部26に搬送する。
【0024】また、記録紙22が給送部26に達する前
に、不図示の別の駆動モータが駆動して、給送ローラ2
6a,送紙ローラ28,排紙ローラ30aがそれぞれ回
転し、記録紙22を搬送する。次いで、給送ローラ26
aと送紙ローラ28の間には不図示のPEセンサ(記録
紙先端検知センサ)により記録紙22の先端部を検知す
ると共に、このPEセンサが先端検知した後、記録紙2
2を所定の長さ搬送した後、インクジェットカートリッ
ジ27により印字を開始する。
に、不図示の別の駆動モータが駆動して、給送ローラ2
6a,送紙ローラ28,排紙ローラ30aがそれぞれ回
転し、記録紙22を搬送する。次いで、給送ローラ26
aと送紙ローラ28の間には不図示のPEセンサ(記録
紙先端検知センサ)により記録紙22の先端部を検知す
ると共に、このPEセンサが先端検知した後、記録紙2
2を所定の長さ搬送した後、インクジェットカートリッ
ジ27により印字を開始する。
【0025】記録紙22への印字が終了すると、排紙ロ
ーラ30a,30bにより記録排出口29から装置外部
に排出される。これにより記録紙22の一枚分の画像情
報の印字作業が終了する。また、記録カバー31は、図
2に二点鎖点で示されるように、装置本体1の他端部
(図2右上部)を回転中心として開閉自在な構造となっ
ている。そのためインクジェットカートリッジ27を容
易に交換することができる。
ーラ30a,30bにより記録排出口29から装置外部
に排出される。これにより記録紙22の一枚分の画像情
報の印字作業が終了する。また、記録カバー31は、図
2に二点鎖点で示されるように、装置本体1の他端部
(図2右上部)を回転中心として開閉自在な構造となっ
ている。そのためインクジェットカートリッジ27を容
易に交換することができる。
【0026】本装置には、インクカートリッジ27の重
量を測定するための不図示のセンサがインクシートカー
トリッジの待機位置に取付けられており、印字開始前及
び一頁印字終了後にインクシートカートリッジ27の重
量を測定し、一定の重量以下になると、図3にインク残
量対印字密度特性図を示すように、印字密度を密
(“高”)から疎(“低”)に変更し、例えばベタ黒の
印字パターンでは、図4に示すように、ドットパターン
を(A)から(B)に変更し、インクの使用量を1/2
に抑えることで印字可能量を2倍に延ばしている。ま
た、例えば“a”という文字の例では、同様に図5に示
すようにドットパターンを(A)から(B)に変更し
て、インクの使用量を削減させることにより、その分印
字可能量を増大させている。
量を測定するための不図示のセンサがインクシートカー
トリッジの待機位置に取付けられており、印字開始前及
び一頁印字終了後にインクシートカートリッジ27の重
量を測定し、一定の重量以下になると、図3にインク残
量対印字密度特性図を示すように、印字密度を密
(“高”)から疎(“低”)に変更し、例えばベタ黒の
印字パターンでは、図4に示すように、ドットパターン
を(A)から(B)に変更し、インクの使用量を1/2
に抑えることで印字可能量を2倍に延ばしている。ま
た、例えば“a”という文字の例では、同様に図5に示
すようにドットパターンを(A)から(B)に変更し
て、インクの使用量を削減させることにより、その分印
字可能量を増大させている。
【0027】図6に、以上の制御動作シーケンスフロー
チャートを示す。すなわち、ステップS1において、印
字密度を例えば図3における“高”(密)レベルの設定
状態にする。ステップS2で1頁の画像を印字したの
ち、ステップS3において、前記センサによりインクの
重量を検知し、その検知されたインクジェットカートリ
ッジ27のインク残量重量が所定の切換基準値Ws以下
であるときには、ステップS4において、印字密度を図
3における“低”(疎)レベルの状態に自動的に切換え
るよう動作する。
チャートを示す。すなわち、ステップS1において、印
字密度を例えば図3における“高”(密)レベルの設定
状態にする。ステップS2で1頁の画像を印字したの
ち、ステップS3において、前記センサによりインクの
重量を検知し、その検知されたインクジェットカートリ
ッジ27のインク残量重量が所定の切換基準値Ws以下
であるときには、ステップS4において、印字密度を図
3における“低”(疎)レベルの状態に自動的に切換え
るよう動作する。
【0028】(第2実施例)前記第1実施例において
は、インク残量を測定するのにインクジェットカートリ
ッジの重量を測定することにより行っていたが、インク
ジェットプリンタの場合、インクに対する熱のかけ方や
ノズルの形状などの条件が一定であれば、インク1ドッ
トの重量は概ね一定になる。そこで、第2の実施例とし
て、印字したドットの数を加算することにより、使用し
たインクの重量が分かり、それによりインクの残量を次
式によりおおよそ把握することが可能になる。
は、インク残量を測定するのにインクジェットカートリ
ッジの重量を測定することにより行っていたが、インク
ジェットプリンタの場合、インクに対する熱のかけ方や
ノズルの形状などの条件が一定であれば、インク1ドッ
トの重量は概ね一定になる。そこで、第2の実施例とし
て、印字したドットの数を加算することにより、使用し
たインクの重量が分かり、それによりインクの残量を次
式によりおおよそ把握することが可能になる。
【0029】W=W0 −w×Σn ここに、 W :インクの残量(重さ) W0 :初期状態でのインクの残量 w :1ドットのインク重量 Σn:印字したドット数 ファクシミリ装置における読取装置や記録装置は、この
第2実施例と同様である。前述と同様、インクの残量に
応じて、前記図3に示したようにインク密度を高(密)
から低(疎)に変化させることにより、インク使用量を
低減させ、その分印字可能量を増大させることが可能と
なる。図7に、この場合の制御動作シーケンスのフロー
チャートを示す。
第2実施例と同様である。前述と同様、インクの残量に
応じて、前記図3に示したようにインク密度を高(密)
から低(疎)に変化させることにより、インク使用量を
低減させ、その分印字可能量を増大させることが可能と
なる。図7に、この場合の制御動作シーケンスのフロー
チャートを示す。
【0030】すなわち、ステップS11において、印字
密度を例えば図3における“高”(密)レベルに設定
し、ステップS12で印字ドット総数をN=0にセット
する。ステップS13において1頁の画像を印字したの
ち、ステップS14において、NにステップS13で記
録された(1頁の印字の総ドット数)を加算した値を新
たなNとする。そして、ステップS15において、この
N値が所定の切換基準値Nsを越えているか否かを判断
し、このNがNsを越えている場合には、ステップS1
6で印字密度を“低”(疎)レベルに自動的に切換える
よう動作する。
密度を例えば図3における“高”(密)レベルに設定
し、ステップS12で印字ドット総数をN=0にセット
する。ステップS13において1頁の画像を印字したの
ち、ステップS14において、NにステップS13で記
録された(1頁の印字の総ドット数)を加算した値を新
たなNとする。そして、ステップS15において、この
N値が所定の切換基準値Nsを越えているか否かを判断
し、このNがNsを越えている場合には、ステップS1
6で印字密度を“低”(疎)レベルに自動的に切換える
よう動作する。
【0031】(第3実施例)前記第1及び第2の実施例
においては、印字密度を密から疎の2段階に変化させた
事例を示したが、もちろんこれのみに限定されるもので
なく、それ以上細かく変化させても差支えない。図8
に、3段階に印字密度を変化させた事例の前記図3相当
図を示す。
においては、印字密度を密から疎の2段階に変化させた
事例を示したが、もちろんこれのみに限定されるもので
なく、それ以上細かく変化させても差支えない。図8
に、3段階に印字密度を変化させた事例の前記図3相当
図を示す。
【0032】(第4実施例)また、インクの熱のかけ方
を制御して1ドットの粒径を変化させ、記録紙に付着し
たインク径を変化させても同等の効果を得ることができ
る。図9に、この実施例の制御動作シーケンスフローチ
ャートを示す。図10には、インクドット径をインク残
量が多い場合のγa に対して、インク残量が少ない場合
のドット径γb をγb =0.63γa となるよう制御し
た場合のベタ黒印字をパターンを例示している。また、
図11には、例えば文字“a”を印字した場合のインク
ドット径によるドットパターンの相違(前記図5相当
図)を示している。
を制御して1ドットの粒径を変化させ、記録紙に付着し
たインク径を変化させても同等の効果を得ることができ
る。図9に、この実施例の制御動作シーケンスフローチ
ャートを示す。図10には、インクドット径をインク残
量が多い場合のγa に対して、インク残量が少ない場合
のドット径γb をγb =0.63γa となるよう制御し
た場合のベタ黒印字をパターンを例示している。また、
図11には、例えば文字“a”を印字した場合のインク
ドット径によるドットパターンの相違(前記図5相当
図)を示している。
【0033】図9に、この実施例の制御動作シーケンス
フローチャートを示す。すなわち、ステップS21にお
いて、インク粒径(インクドット径)を“大”の設定状
態にする。ステップS22で1頁の画像を印字したの
ち、ステップS23において、前記センサによりインク
の残量を検知し、その検知されたインクジェットカート
リッジ27のインク残留重量が所定の切換基準値Ws以
下であるときは、ステップS24において、インク粒径
(ドット径)を“小”のレベルに自動的に切換えるよう
動作する。
フローチャートを示す。すなわち、ステップS21にお
いて、インク粒径(インクドット径)を“大”の設定状
態にする。ステップS22で1頁の画像を印字したの
ち、ステップS23において、前記センサによりインク
の残量を検知し、その検知されたインクジェットカート
リッジ27のインク残留重量が所定の切換基準値Ws以
下であるときは、ステップS24において、インク粒径
(ドット径)を“小”のレベルに自動的に切換えるよう
動作する。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
インクジェットプリンタのインクの残量に応じて印字密
度を低下、もしくは印字の各ドット径を減少させること
により、インク残量が減少してきた場合でも早期に印字
不能な状態に陥らず印字可能な状態をより長く持続させ
ることができるようになった。
インクジェットプリンタのインクの残量に応じて印字密
度を低下、もしくは印字の各ドット径を減少させること
により、インク残量が減少してきた場合でも早期に印字
不能な状態に陥らず印字可能な状態をより長く持続させ
ることができるようになった。
【0035】また、この印字密度またはドット径の変更
を画像の頁と頁との間で行うことにより、1頁の途中で
印字密度またはドット径が変化することにより生ずる濃
度むらを防ぐことができる。
を画像の頁と頁との間で行うことにより、1頁の途中で
印字密度またはドット径が変化することにより生ずる濃
度むらを防ぐことができる。
【0036】さらにまた、本発明によれば、メモリに蓄
えられた情報量に応じて印字制御をすることも可能にな
るため、情報印字途中で印字不能になることを防止する
効果もある。
えられた情報量に応じて印字制御をすることも可能にな
るため、情報印字途中で印字不能になることを防止する
効果もある。
【図1】 ファクシミリ装置の一実施例の外観斜視図
【図2】 図1装置の中央断面図
【図3】 第1,第2実施例のインク残量−印字密度特
性図
性図
【図4】 ベタ黒ドットパターンの一例
【図5】 文字ドットパターンの一例
【図6】 第1実施例の制御動作シーケンスフローチャ
ート
ート
【図7】 第2実施例の制御動作シーケンスフローチャ
ート
ート
【図8】 第3実施例のインク残量−印字密度特性図
【図9】 第4実施例の制御動作シーケンスフローチャ
ート
ート
【図10】 第4実施例のベタ黒パターンの一例
【図11】 第4実施例の文字ドットパターンの一例
【図12】 従来のファクシミリ装置の一実施例の外観
斜視図
斜視図
【図13】 図12装置の中央断面図
1 装置本体 1a 上面カバー 2 原稿読取部 3 原稿挿入口 4 原稿 6 原稿排出口 7 ADF部 8 給送ローラ対 9 密着型イメージセンサ 10 CSローラ 11 排出ローラ対 21 記録部 22 記録紙 23 カセット桶 25 記録分離部 26 給送ローラ対 27 インクジェットカートリッジ 28 送紙ローラ 29 記録排紙口 30 排紙部 31 記録カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 2/12 B41J 3/04 103 B 104 F
Claims (7)
- 【請求項1】 複数個のノズルを有する印字ヘッドを用
いて印字を行うインクジェットプリンタであって、 このプリンタに搭載されているインクの残量の減少に応
じて印字密度を低下させるよう構成したことを特徴とす
るインクジェットプリンタ。 - 【請求項2】 前記インクの残量を1頁の印字終了後に
検知し、この検知されたインク残量に応じて印字密度を
低下させることを特徴とする請求項1記載のインクジェ
ットプリンタ。 - 【請求項3】 前記印字密度の低下は、印字の単位長さ
当りのドット数の減少によるものであることを特徴とす
る請求項1記載のインクジェットプリンタ。 - 【請求項4】 前記インクジェットプリンタは、キャリ
ッジの走査方向に対して直角あるいは斜めに並設された
複数のノズルを有する印字ヘッドを前記キャリッジに搭
載し、このキャリッジを記録媒体に対して移動させつつ
印字を行うことを特徴とする請求項1ないし3のいずれ
かに記載のインクジェットプリンタ。 - 【請求項5】 複数個のノズルを有する印字ヘッドを用
いて印字を行うインクジェットプリンタであって、 このプリンタに搭載されているインクの残量の減少に応
じて、印字の各ドット径を減少させるよう構成したこと
を特徴とするインクジェットプリンタ。 - 【請求項6】 前記インクの残量を1頁の印字終了後に
検知し、この検知されたインク残量に応じて印字の各ド
ット径を減少させることを特徴とする請求項5記載のイ
ンクジェットプリンタ。 - 【請求項7】 前記インクジェットプリンタは、キャリ
ッジの走査方向に対して直角あるいは斜めに並設された
複数のノズルを有する印字ヘッドを前記キャリッジに搭
載し、このキャリッジを記録媒体に対して移動させつつ
印字を行うことを特徴とする請求項5または6記載のイ
ンクジェットプリンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20855594A JPH0872228A (ja) | 1994-09-01 | 1994-09-01 | インクジェットプリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20855594A JPH0872228A (ja) | 1994-09-01 | 1994-09-01 | インクジェットプリンタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0872228A true JPH0872228A (ja) | 1996-03-19 |
Family
ID=16558126
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20855594A Withdrawn JPH0872228A (ja) | 1994-09-01 | 1994-09-01 | インクジェットプリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0872228A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008100526A (ja) * | 2007-12-04 | 2008-05-01 | Fujifilm Corp | 画像形成方法及び装置 |
US7484822B2 (en) | 2004-05-14 | 2009-02-03 | Fujifilm Corporation | Image forming method and apparatus |
JP2009154337A (ja) * | 2007-12-25 | 2009-07-16 | Canon Inc | 画像形成方法及び画像形成装置 |
-
1994
- 1994-09-01 JP JP20855594A patent/JPH0872228A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7484822B2 (en) | 2004-05-14 | 2009-02-03 | Fujifilm Corporation | Image forming method and apparatus |
US7854487B2 (en) | 2004-05-14 | 2010-12-21 | Fujifilm Corporation | Image forming method and apparatus |
JP2008100526A (ja) * | 2007-12-04 | 2008-05-01 | Fujifilm Corp | 画像形成方法及び装置 |
JP2009154337A (ja) * | 2007-12-25 | 2009-07-16 | Canon Inc | 画像形成方法及び画像形成装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20011106 |