JPH0872097A - Rim成形品のインモールドコート成形法 - Google Patents
Rim成形品のインモールドコート成形法Info
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- JPH0872097A JPH0872097A JP23405194A JP23405194A JPH0872097A JP H0872097 A JPH0872097 A JP H0872097A JP 23405194 A JP23405194 A JP 23405194A JP 23405194 A JP23405194 A JP 23405194A JP H0872097 A JPH0872097 A JP H0872097A
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- Japan
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- mold
- rim
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- molding
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- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C37/00—Component parts, details, accessories or auxiliary operations, not covered by group B29C33/00 or B29C35/00
- B29C37/0025—Applying surface layers, e.g. coatings, decorative layers, printed layers, to articles during shaping, e.g. in-mould printing
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-
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- B29C67/00—Shaping techniques not covered by groups B29C39/00 - B29C65/00, B29C70/00 or B29C73/00
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- B29C67/246—Moulding high reactive monomers or prepolymers, e.g. by reaction injection moulding [RIM], liquid injection moulding [LIM]
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- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 RIM成形品の表面に、ソフトかつ平滑な塗
膜を形成できるインモールドコート成形法を提供する。 【構成】 金型内のキャビティにRIM原料を充填して
RIM成形品51を成形した後、前記金型内でRIM成
形品を収縮させてRIM成形品表面と金型の下型キャビ
ティ面間に隙間Sを形成し、該隙間に前記下型に形成し
た塗料注入孔33から気泡混入塗料15を注入して、前
記RIM成形品表面にソフトな塗膜を形成する。
膜を形成できるインモールドコート成形法を提供する。 【構成】 金型内のキャビティにRIM原料を充填して
RIM成形品51を成形した後、前記金型内でRIM成
形品を収縮させてRIM成形品表面と金型の下型キャビ
ティ面間に隙間Sを形成し、該隙間に前記下型に形成し
た塗料注入孔33から気泡混入塗料15を注入して、前
記RIM成形品表面にソフトな塗膜を形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、RIM成形品のイン
モールドコート成形法に関する。
モールドコート成形法に関する。
【0002】
【従来の技術】RIM成形品は、リアクションインジェ
クションモールディング(RIM)成形機を用いて、ポ
リオール成分とイソシアネート成分の2系統に分かれた
RIM原料を高圧で衝突させ、その衝突後のRIM原料
を金型内に吐出させて成形されるもので、プラスチック
成形品の一つとして種々の分野で用いられている。
クションモールディング(RIM)成形機を用いて、ポ
リオール成分とイソシアネート成分の2系統に分かれた
RIM原料を高圧で衝突させ、その衝突後のRIM原料
を金型内に吐出させて成形されるもので、プラスチック
成形品の一つとして種々の分野で用いられている。
【0003】このRIM成形品においては、その成形時
に成形品表面にピンホール(微細な孔)を生じ易いた
め、金型から取り出した後に成形品表面を塗装して塗膜
を形成することがなされる。しかし、その塗装により形
成された塗膜にもピンホールが発生し易く平滑な表面を
得難い問題がある。
に成形品表面にピンホール(微細な孔)を生じ易いた
め、金型から取り出した後に成形品表面を塗装して塗膜
を形成することがなされる。しかし、その塗装により形
成された塗膜にもピンホールが発生し易く平滑な表面を
得難い問題がある。
【0004】近年、前記ピンホールをなくすため、RI
M成形品表面にインモールドコート成形法により塗膜を
形成することが提案されている。このRIM成形品のイ
ンモールドコート成形法は、通常上型と下型で構成され
る金型のキャビティにRIM原料を充填してRIM成形
品を成形した後、前記金型内でのRIM成形品の収縮に
より生じるRIM成形品表面と上型キャビティ面間の隙
間に、上型の塗料注入孔から塗料を注入して、前記RI
M成形品表面に塗膜を形成する方法である。
M成形品表面にインモールドコート成形法により塗膜を
形成することが提案されている。このRIM成形品のイ
ンモールドコート成形法は、通常上型と下型で構成され
る金型のキャビティにRIM原料を充填してRIM成形
品を成形した後、前記金型内でのRIM成形品の収縮に
より生じるRIM成形品表面と上型キャビティ面間の隙
間に、上型の塗料注入孔から塗料を注入して、前記RI
M成形品表面に塗膜を形成する方法である。
【0005】このRIM成形品のインモールドコート成
形法によれば、RIM成形品の成形時にその成形品表面
に発生したピンホール(微細な孔)に、前記塗料が圧入
されてピンホールが塞がれるとともに、RIM成形品表
面を覆う塗膜自体にもピンホールが発生し難いため、平
滑な塗膜で覆われた成形品が得られる。
形法によれば、RIM成形品の成形時にその成形品表面
に発生したピンホール(微細な孔)に、前記塗料が圧入
されてピンホールが塞がれるとともに、RIM成形品表
面を覆う塗膜自体にもピンホールが発生し難いため、平
滑な塗膜で覆われた成形品が得られる。
【0006】しかし、前記RIM成形品のインモールド
コート成形法によって形成される塗膜は、RIM成形品
の収縮率やRIM成形品の厚み等によって異なるもの
の、通常50〜100μm程度の厚みであり、RIM成
形品の用途によっては感触が硬く、不向きな場合があ
る。また、前記塗膜の厚みを大にしても、塗膜のソフト
感はそれ程向上せず、ソフト感の更なる向上が求められ
ている。
コート成形法によって形成される塗膜は、RIM成形品
の収縮率やRIM成形品の厚み等によって異なるもの
の、通常50〜100μm程度の厚みであり、RIM成
形品の用途によっては感触が硬く、不向きな場合があ
る。また、前記塗膜の厚みを大にしても、塗膜のソフト
感はそれ程向上せず、ソフト感の更なる向上が求められ
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、RI
M成形品の表面に、ソフトかつ平滑な塗膜を形成できる
インモールドコート成形法の提供を目的とする。
M成形品の表面に、ソフトかつ平滑な塗膜を形成できる
インモールドコート成形法の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、金型内のキ
ャビティにRIM原料を充填してRIM成形品を成形し
た後、前記金型内でRIM成形品を収縮させてRIM成
形品表面と金型の下型キャビティ面間に隙間を形成し、
該隙間に前記下型に形成した塗料注入孔から気泡混入塗
料を注入して、前記RIM成形品表面にソフトな塗膜を
形成することを特徴とするRIM成形品のインモールド
コート成形法に係る。
ャビティにRIM原料を充填してRIM成形品を成形し
た後、前記金型内でRIM成形品を収縮させてRIM成
形品表面と金型の下型キャビティ面間に隙間を形成し、
該隙間に前記下型に形成した塗料注入孔から気泡混入塗
料を注入して、前記RIM成形品表面にソフトな塗膜を
形成することを特徴とするRIM成形品のインモールド
コート成形法に係る。
【0009】
【実施例】以下添付の図面に従ってこの発明を詳細に説
明する。図1はこの発明の成形法の一例におけるRIM
原料充填時を示す金型の断面図、図2はRIM成形品の
収縮時を示す金型の断面図、図3は気泡混入塗料注入時
を示す金型の断面図、図4はそれにより得られた成形品
の部分拡大断面図、図5は他の実施例の金型の断面図で
ある。
明する。図1はこの発明の成形法の一例におけるRIM
原料充填時を示す金型の断面図、図2はRIM成形品の
収縮時を示す金型の断面図、図3は気泡混入塗料注入時
を示す金型の断面図、図4はそれにより得られた成形品
の部分拡大断面図、図5は他の実施例の金型の断面図で
ある。
【0010】図1に示す金型10は、上型21と下型3
1とからなり、成形品形状のキャビティ11を内部に有
し、またそのキャビティ11に通じる原料注入孔12を
有している。この原料注入孔12には、公知のRIM成
形機の原料注入ヘッド41が接続される。
1とからなり、成形品形状のキャビティ11を内部に有
し、またそのキャビティ11に通じる原料注入孔12を
有している。この原料注入孔12には、公知のRIM成
形機の原料注入ヘッド41が接続される。
【0011】上型21は、成形品の裏側面を成形するキ
ャビティ面22を有する。一方、下型31は、成形品の
表側面を形成するキャビティ面32を有し、そのキャビ
ティ面32の所定位置に塗料注入孔33が形成されてい
る。この塗料注入孔33には、塗料注入機のヘッド42
が接続されている。塗料注入機は、この実施例ではポリ
オール側とイソシアネート側とに分かれた2液ウレタン
系塗料用の公知の塗料注入機を用い、そのポリオール側
に気泡混入のためのエアーローディング装置50が接続
されている。
ャビティ面22を有する。一方、下型31は、成形品の
表側面を形成するキャビティ面32を有し、そのキャビ
ティ面32の所定位置に塗料注入孔33が形成されてい
る。この塗料注入孔33には、塗料注入機のヘッド42
が接続されている。塗料注入機は、この実施例ではポリ
オール側とイソシアネート側とに分かれた2液ウレタン
系塗料用の公知の塗料注入機を用い、そのポリオール側
に気泡混入のためのエアーローディング装置50が接続
されている。
【0012】前記エアーローディング装置50は、塗料
注入機のポリオール側タンクと接続されて、そのタンク
内のポリオール側塗料に空気を圧入することにより気泡
を混入する装置で、従来よりRIM原料の粘度低下用と
してRIM成形機に用いられているものが使用できる。
前記エアーローディング装置50によってポリオール側
塗料に圧入された空気は、タンク内のポリオール側塗料
の攪拌により微細な気泡としてポリオール側塗料内に分
散する。前記空気の混入量は体積%で10〜40%が好
ましい。前記ポリオール側塗料内に気泡を混入すること
によって、塗料の密度が下がり、RIM成形品表面に形
成される塗膜にソフト感を付与することができる。前記
エアーローディング装置50によって生成される気泡の
大きさは、約8〜23μmが好ましく、塗料の密度は約
0.8〜0.9g/cm3 となる。なお、気泡を混入さ
せない場合の塗料の密度は、約1.1g/cm3 であっ
た。
注入機のポリオール側タンクと接続されて、そのタンク
内のポリオール側塗料に空気を圧入することにより気泡
を混入する装置で、従来よりRIM原料の粘度低下用と
してRIM成形機に用いられているものが使用できる。
前記エアーローディング装置50によってポリオール側
塗料に圧入された空気は、タンク内のポリオール側塗料
の攪拌により微細な気泡としてポリオール側塗料内に分
散する。前記空気の混入量は体積%で10〜40%が好
ましい。前記ポリオール側塗料内に気泡を混入すること
によって、塗料の密度が下がり、RIM成形品表面に形
成される塗膜にソフト感を付与することができる。前記
エアーローディング装置50によって生成される気泡の
大きさは、約8〜23μmが好ましく、塗料の密度は約
0.8〜0.9g/cm3 となる。なお、気泡を混入さ
せない場合の塗料の密度は、約1.1g/cm3 であっ
た。
【0013】次に、前記金型10を用いて行なうRIM
成形品のインモールドコート成形法について説明する。
まず、図1に示すように、原料注入ヘッド41からRI
M原料51aをキャビティ11内に充填する。充填され
たRIM原料51aは、キャビティ11内を満たし、直
ちに硬化してRIM成形品51を形成する。
成形品のインモールドコート成形法について説明する。
まず、図1に示すように、原料注入ヘッド41からRI
M原料51aをキャビティ11内に充填する。充填され
たRIM原料51aは、キャビティ11内を満たし、直
ちに硬化してRIM成形品51を形成する。
【0014】前記金型10内で成形されたRIM成形品
51は、硬化反応の進行により図2に示すように成形品
全体が収縮し、下型キャビティ面32とRIM成形品5
1表面間に隙間Sを形成する。前記隙間Sは、用いるイ
ンモールドコート用塗料にもよるが、通常20〜60μ
m程度となるようにRIM原料の充填量等を設定するの
が好ましい。
51は、硬化反応の進行により図2に示すように成形品
全体が収縮し、下型キャビティ面32とRIM成形品5
1表面間に隙間Sを形成する。前記隙間Sは、用いるイ
ンモールドコート用塗料にもよるが、通常20〜60μ
m程度となるようにRIM原料の充填量等を設定するの
が好ましい。
【0015】ところで、前記RIM成形品51は、その
形状や上型21と下型31の温度差等によって、下型キ
ャビティ面32にRIM成形品51が密着したまま下型
31側へ収縮し、その下型キャビティ面32とRIM成
形品51間に全く隙間を生じず、塗料注入口33を塞ぐ
こともあり得る。
形状や上型21と下型31の温度差等によって、下型キ
ャビティ面32にRIM成形品51が密着したまま下型
31側へ収縮し、その下型キャビティ面32とRIM成
形品51間に全く隙間を生じず、塗料注入口33を塞ぐ
こともあり得る。
【0016】しかし、図5に示すように、上型のキャビ
ティ面22に、RIM成形品の係止部23を形成してお
けば、当該係止部23に係止したRIM成形品を成形で
き、図中の鎖線で示したように、前記RIM成形品が前
記上型キャビティ面22に係止した状態で確実に上型側
へ収縮するので、常に下型キャビティ面32との間に隙
間を形成することができる。前記係止部23は、少なく
とも塗料注入口33と対向する位置の上型キャビティ面
22に設け、前記収縮時に塗料注入口33付近のRIM
成形品が下型31側へ収縮したり、または屈曲して塗料
注入口33を塞がないようにすることが好ましい。ま
た、この実施例の係止部23は内部が拡大した凹形状よ
りなり、キャビティ内のRIM成形品を確実に係止する
ことができるようになっている。
ティ面22に、RIM成形品の係止部23を形成してお
けば、当該係止部23に係止したRIM成形品を成形で
き、図中の鎖線で示したように、前記RIM成形品が前
記上型キャビティ面22に係止した状態で確実に上型側
へ収縮するので、常に下型キャビティ面32との間に隙
間を形成することができる。前記係止部23は、少なく
とも塗料注入口33と対向する位置の上型キャビティ面
22に設け、前記収縮時に塗料注入口33付近のRIM
成形品が下型31側へ収縮したり、または屈曲して塗料
注入口33を塞がないようにすることが好ましい。ま
た、この実施例の係止部23は内部が拡大した凹形状よ
りなり、キャビティ内のRIM成形品を確実に係止する
ことができるようになっている。
【0017】次いで、図3に示すように、前記下型31
の塗料注入孔33に挿入された塗料注入ヘッド42か
ら、前記RIM成形品51表面と下型キャビティ面32
間の隙間Sに気泡混入塗料15が注入される。気泡混入
塗料15は、インモールドコート用2液ウレタン系塗料
に、前記のようにエアーローディング装置50を用いて
気泡を混入したものが好適である。また、この気泡混入
塗料15は、前記隙間S内で気泡が流動可能なように、
注入時の粘度を1000cps以下に調整するのが好ま
しい。その粘度調整は、塗料温度および金型温度等を調
節することにより行なうことができる。なお、塗料に
は、必要に応じて整泡剤等の助剤が適宜添加される。
の塗料注入孔33に挿入された塗料注入ヘッド42か
ら、前記RIM成形品51表面と下型キャビティ面32
間の隙間Sに気泡混入塗料15が注入される。気泡混入
塗料15は、インモールドコート用2液ウレタン系塗料
に、前記のようにエアーローディング装置50を用いて
気泡を混入したものが好適である。また、この気泡混入
塗料15は、前記隙間S内で気泡が流動可能なように、
注入時の粘度を1000cps以下に調整するのが好ま
しい。その粘度調整は、塗料温度および金型温度等を調
節することにより行なうことができる。なお、塗料に
は、必要に応じて整泡剤等の助剤が適宜添加される。
【0018】前記隙間Sに注入された気泡混入塗料15
は、気泡が塗料内を上昇して上型キャビティ面21側へ
移動し、下型キャビティ面31付近では気泡が少ないス
キン層を形成する。その結果、前記気泡混入塗料15が
硬化することによってRIM成形品51表面に形成され
る塗膜は、表面に気泡によるピンホールがない平滑面と
なり、しかも前記気泡が塗膜内に分散しているため、ソ
フトなものとなる。図4は、その成形品の一部を示すも
ので、51はRIM成形品、16は気泡、17は塗膜で
ある。その後、金型を開いてRIM成形品を脱型する。
得られた成形品の表面は、ソフト感に優れ、しかも表面
にピンホールがない美麗な塗膜によって覆われている。
は、気泡が塗料内を上昇して上型キャビティ面21側へ
移動し、下型キャビティ面31付近では気泡が少ないス
キン層を形成する。その結果、前記気泡混入塗料15が
硬化することによってRIM成形品51表面に形成され
る塗膜は、表面に気泡によるピンホールがない平滑面と
なり、しかも前記気泡が塗膜内に分散しているため、ソ
フトなものとなる。図4は、その成形品の一部を示すも
ので、51はRIM成形品、16は気泡、17は塗膜で
ある。その後、金型を開いてRIM成形品を脱型する。
得られた成形品の表面は、ソフト感に優れ、しかも表面
にピンホールがない美麗な塗膜によって覆われている。
【0019】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明の
成形法によれば、RIM成形後の収縮により生じるRI
M成形品表面と金型キャビティ面間の隙間に、気泡を混
入した塗料を注入してRIM成形品表面に塗膜を形成す
るため、その気泡の存在によりソフトな塗膜を容易に形
成できる。さらに、前記気泡混入塗料を下型側から注入
するため、前記混入した気泡によるピンホールが塗膜表
面に生じるのを確実に防止することができ、良好な外観
からなる成形品を得ることができる。
成形法によれば、RIM成形後の収縮により生じるRI
M成形品表面と金型キャビティ面間の隙間に、気泡を混
入した塗料を注入してRIM成形品表面に塗膜を形成す
るため、その気泡の存在によりソフトな塗膜を容易に形
成できる。さらに、前記気泡混入塗料を下型側から注入
するため、前記混入した気泡によるピンホールが塗膜表
面に生じるのを確実に防止することができ、良好な外観
からなる成形品を得ることができる。
【図1】この発明の成形法の一例におけるRIM原料充
填時を示す金型の断面図である。
填時を示す金型の断面図である。
【図2】RIM成形品の収縮時を示す金型の断面図であ
る。
る。
【図3】気泡混入塗料注入時を示す金型の断面図であ
る。
る。
【図4】それにより得られた成形品の部分拡大断面図で
ある。
ある。
【図5】他の実施例の金型の断面図である。
10 金型 11 キャビティ 12 原料吐出口 15 気泡混入塗料 16 気泡 21 上型 31 下型 33 塗料注入口 50 エアーローディング装置 51 RIM成形品
Claims (2)
- 【請求項1】 金型内のキャビティにRIM原料を充填
してRIM成形品を成形した後、前記金型内でRIM成
形品を収縮させてRIM成形品表面と金型の下型キャビ
ティ面間に隙間を形成し、該隙間に前記下型に形成した
塗料注入孔から気泡混入塗料を注入して、前記RIM成
形品表面にソフトな塗膜を形成することを特徴とするR
IM成形品のインモールドコート成形法。 - 【請求項2】 請求項1において、上型のキャビティ面
にRIM成形品の係止部を設けたことを特徴とするRI
M成形品のインモールドコート成形法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23405194A JPH0872097A (ja) | 1994-09-02 | 1994-09-02 | Rim成形品のインモールドコート成形法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23405194A JPH0872097A (ja) | 1994-09-02 | 1994-09-02 | Rim成形品のインモールドコート成形法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0872097A true JPH0872097A (ja) | 1996-03-19 |
Family
ID=16964808
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23405194A Pending JPH0872097A (ja) | 1994-09-02 | 1994-09-02 | Rim成形品のインモールドコート成形法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0872097A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2781715A1 (fr) * | 1998-07-30 | 2000-02-04 | Allibert Ind | Procede et moule pour realiser un revetement sur une piece en matiere plastique et piece obtenue |
JP2008525212A (ja) * | 2004-12-24 | 2008-07-17 | バイエル・マテリアルサイエンス・アクチェンゲゼルシャフト | 基材を成形および被覆する方法 |
US20220297345A1 (en) * | 2020-08-14 | 2022-09-22 | Raytheon Technologies Corporation | Method and system for molded coating on cmc |
-
1994
- 1994-09-02 JP JP23405194A patent/JPH0872097A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2781715A1 (fr) * | 1998-07-30 | 2000-02-04 | Allibert Ind | Procede et moule pour realiser un revetement sur une piece en matiere plastique et piece obtenue |
JP2008525212A (ja) * | 2004-12-24 | 2008-07-17 | バイエル・マテリアルサイエンス・アクチェンゲゼルシャフト | 基材を成形および被覆する方法 |
US20220297345A1 (en) * | 2020-08-14 | 2022-09-22 | Raytheon Technologies Corporation | Method and system for molded coating on cmc |
US12311574B2 (en) * | 2020-08-14 | 2025-05-27 | Rtx Corporation | Method and system for molded coating on CMC |
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