JPH0869326A - 位置決め制御器 - Google Patents
位置決め制御器Info
- Publication number
- JPH0869326A JPH0869326A JP20475594A JP20475594A JPH0869326A JP H0869326 A JPH0869326 A JP H0869326A JP 20475594 A JP20475594 A JP 20475594A JP 20475594 A JP20475594 A JP 20475594A JP H0869326 A JPH0869326 A JP H0869326A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- moving body
- origin
- moving object
- return
- speed
- Prior art date
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- Pending
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- Control Of Position Or Direction (AREA)
- Control Of Stepping Motors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 移動体を短時間で正確に原点位置に復帰させ
るように位置決め装置を制御することができる位置決め
制御器を提供することである。 【構成】 位置決め制御器は、原点復帰指令信号が与え
られると、移動体を原点位置X0への復帰方向に加速し
た後等速で移動させ、原点センサがオンすると、移動体
を減速させて停止させる。そして、上記の復帰方向とは
逆の方向に移動体を加速移動させた後、減速移動させて
原点センサがオフした時点で移動体を停止させる。さら
に、移動体を再び上記の復帰方向へ低速で等速移動さ
せ、原点センサがオンした時点で停止させる。
るように位置決め装置を制御することができる位置決め
制御器を提供することである。 【構成】 位置決め制御器は、原点復帰指令信号が与え
られると、移動体を原点位置X0への復帰方向に加速し
た後等速で移動させ、原点センサがオンすると、移動体
を減速させて停止させる。そして、上記の復帰方向とは
逆の方向に移動体を加速移動させた後、減速移動させて
原点センサがオフした時点で移動体を停止させる。さら
に、移動体を再び上記の復帰方向へ低速で等速移動さ
せ、原点センサがオンした時点で停止させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は移動体の位置決めを行う
位置決め装置を制御する位置決め制御器に関し、特に移
動体の原点復帰動作の制御に関する。
位置決め装置を制御する位置決め制御器に関し、特に移
動体の原点復帰動作の制御に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクトリオートメーション(FA)に
おいては、移動体の位置決めを高い精度で行う必要があ
る。移動体の位置決めを行うためには、ステッピングモ
ータ、サーボモータ等のモータにより移動体を移動させ
る位置決め装置が用いられ、位置決め装置を制御するた
めに位置決め制御器が用いられる。
おいては、移動体の位置決めを高い精度で行う必要があ
る。移動体の位置決めを行うためには、ステッピングモ
ータ、サーボモータ等のモータにより移動体を移動させ
る位置決め装置が用いられ、位置決め装置を制御するた
めに位置決め制御器が用いられる。
【0003】位置決め制御器は、移動体の移動速度およ
び移動距離に対応するパルス信号を発生し、そのパルス
信号を位置決め装置に与える。それにより、モータが移
動体をパルス信号の周波数に対応する移動速度でパルス
信号のパルス数に対応する移動距離だけ移動させる。
び移動距離に対応するパルス信号を発生し、そのパルス
信号を位置決め装置に与える。それにより、モータが移
動体をパルス信号の周波数に対応する移動速度でパルス
信号のパルス数に対応する移動距離だけ移動させる。
【0004】このような位置決め装置の動作開始時に
は、移動体を予め定められた原点位置に復帰させる原点
復帰動作を行う必要がある。原点復帰動作を行うため
に、従来より主として2つの方法が提案されている。
は、移動体を予め定められた原点位置に復帰させる原点
復帰動作を行う必要がある。原点復帰動作を行うため
に、従来より主として2つの方法が提案されている。
【0005】第1の方法は、原点位置の近傍に配置され
た原点前センサおよび原点位置に配置された原点センサ
を用いて原点復帰動作を制御するものである。このよう
な2つのセンサを用いた原点復帰方法は、例えば特開昭
59−144397号公報に開示されている。
た原点前センサおよび原点位置に配置された原点センサ
を用いて原点復帰動作を制御するものである。このよう
な2つのセンサを用いた原点復帰方法は、例えば特開昭
59−144397号公報に開示されている。
【0006】図4は原点前センサおよび原点センサを用
いた原点復帰方法における移動体の位置と速度の関係を
示す図である。図4において、原点前センサが位置XD
に配置され、原点センサが位置X0に配置されているも
のとする。また、原点復帰指令が与えられたときに移動
体が位置X1にあるものとする。
いた原点復帰方法における移動体の位置と速度の関係を
示す図である。図4において、原点前センサが位置XD
に配置され、原点センサが位置X0に配置されているも
のとする。また、原点復帰指令が与えられたときに移動
体が位置X1にあるものとする。
【0007】原点復帰指令が与えられると、移動体を原
点復帰方向(原点位置X0に近づく方向)に加速しつつ
移動させ、移動体の速度が所定の速度に達すると、移動
体を等速で同方向に移動させる。そして、移動体が位置
XDに達した時点で原点前センサがオンすると、移動体
を所定の低速まで減速させた後、等速で同方向に移動さ
せ、原点センサがオンすると、移動体を停止させる。こ
のようにして、移動体が原点位置X0で停止する。
点復帰方向(原点位置X0に近づく方向)に加速しつつ
移動させ、移動体の速度が所定の速度に達すると、移動
体を等速で同方向に移動させる。そして、移動体が位置
XDに達した時点で原点前センサがオンすると、移動体
を所定の低速まで減速させた後、等速で同方向に移動さ
せ、原点センサがオンすると、移動体を停止させる。こ
のようにして、移動体が原点位置X0で停止する。
【0008】第2の方法は、原点位置に配置された原点
センサのみを用いて原点復帰動作を制御するものであ
る。このように1つのセンサのみを用いた原点復帰方法
は、例えば特開平2−71313号公報および特開平2
−246796号公報に開示されている。
センサのみを用いて原点復帰動作を制御するものであ
る。このように1つのセンサのみを用いた原点復帰方法
は、例えば特開平2−71313号公報および特開平2
−246796号公報に開示されている。
【0009】図5は原点センサのみを用いた原点復帰方
法における移動体の位置と速度との関係を示す図であ
る。図5において、原点センサは原点位置X0に配置さ
れているものとする。また、原点復帰指令が与えられた
ときに移動体が位置X1にあるものとする。
法における移動体の位置と速度との関係を示す図であ
る。図5において、原点センサは原点位置X0に配置さ
れているものとする。また、原点復帰指令が与えられた
ときに移動体が位置X1にあるものとする。
【0010】原点復帰指令が与えられると、移動体を原
点復帰方向に加速しつつ移動させ、移動体の速度が所定
の速度に達すると、移動体を等速で同方向に移動させ
る。そして、原点センサがオンすると、移動体を減速し
て停止させる。この間、原点センサは一定時間オンした
後オフする。この場合、移動体は原点位置を行き過ぎた
位置で停止する。そこで、移動体を上記の原点復帰方向
とは逆方向に低速で等速移動させ、原点センサがオンし
た後オフした時点で停止させる。
点復帰方向に加速しつつ移動させ、移動体の速度が所定
の速度に達すると、移動体を等速で同方向に移動させ
る。そして、原点センサがオンすると、移動体を減速し
て停止させる。この間、原点センサは一定時間オンした
後オフする。この場合、移動体は原点位置を行き過ぎた
位置で停止する。そこで、移動体を上記の原点復帰方向
とは逆方向に低速で等速移動させ、原点センサがオンし
た後オフした時点で停止させる。
【0011】通常、原点センサはヒステリシス特性を有
しており、あるいは移動体を移動させる機械的部分がバ
ックラッシュを有することがあるので、移動体が原点復
帰方向に移動中に原点センサがオン状態からオフ状態に
変化するときの移動体の位置と移動体が原点復帰方向と
逆方向に移動中に原点センサがオフ状態からオン状態に
変化するときの移動体の位置とは、ずれている。そのた
め、移動体の停止位置は原点位置X0を少し通過した位
置となる。したがって、移動体を所定の低速で上記の原
点復帰方向に再び移動させ、原点センサがオンした時点
で停止させる。このようにして、移動体が原点位置X0
で停止する。
しており、あるいは移動体を移動させる機械的部分がバ
ックラッシュを有することがあるので、移動体が原点復
帰方向に移動中に原点センサがオン状態からオフ状態に
変化するときの移動体の位置と移動体が原点復帰方向と
逆方向に移動中に原点センサがオフ状態からオン状態に
変化するときの移動体の位置とは、ずれている。そのた
め、移動体の停止位置は原点位置X0を少し通過した位
置となる。したがって、移動体を所定の低速で上記の原
点復帰方向に再び移動させ、原点センサがオンした時点
で停止させる。このようにして、移動体が原点位置X0
で停止する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】原点前センサおよび原
点センサを用いた原点復帰方法においては、移動体の復
帰速度を高くすると、原点前センサがオンしてから移動
体の速度が十分に低くなる前に原点センサがオンするこ
とになる。その場合、移動体が原点位置で停止すること
ができずに原点位置を通過して停止することになる。そ
の結果、移動体の停止位置が原点位置からずれることに
なる。
点センサを用いた原点復帰方法においては、移動体の復
帰速度を高くすると、原点前センサがオンしてから移動
体の速度が十分に低くなる前に原点センサがオンするこ
とになる。その場合、移動体が原点位置で停止すること
ができずに原点位置を通過して停止することになる。そ
の結果、移動体の停止位置が原点位置からずれることに
なる。
【0013】そこで、原点前センサを原点センサから十
分に離れた位置に配置すると、移動体の復帰速度を高く
しても、原点センサがオンする時点で移動体の速度は十
分に低くなる。しかしながら、原点前センサがオンして
から原点センサがオンするまで移動体が低速で移動する
時間が長くなるため、移動体が原点位置に復帰するまで
に時間がかかるという問題が生じる。また、移動体の速
度のパターンを変更するたびに、原点センサがオンした
時点で移動体の速度が十分に低くなるように、原点前セ
ンサの位置を変更する必要がある。
分に離れた位置に配置すると、移動体の復帰速度を高く
しても、原点センサがオンする時点で移動体の速度は十
分に低くなる。しかしながら、原点前センサがオンして
から原点センサがオンするまで移動体が低速で移動する
時間が長くなるため、移動体が原点位置に復帰するまで
に時間がかかるという問題が生じる。また、移動体の速
度のパターンを変更するたびに、原点センサがオンした
時点で移動体の速度が十分に低くなるように、原点前セ
ンサの位置を変更する必要がある。
【0014】一方、原点センサのみを用いた原点復帰方
法においては、移動体の原点復帰方向への減速時間が長
い場合、移動体の等速での復帰速度が高い場合等に移動
体が原点位置を行き過ぎる距離が長くなる。その場合
に、行き過ぎた距離だけ低速で移動体を戻さなければな
らないので、移動体が原点位置に復帰するまでに時間が
かかるという問題がある。また、行き過ぎた距離が短く
ても、より低速で移動体を戻さなければならない場合に
は、移動体が原点位置に復帰するまでに時間がかかる。
法においては、移動体の原点復帰方向への減速時間が長
い場合、移動体の等速での復帰速度が高い場合等に移動
体が原点位置を行き過ぎる距離が長くなる。その場合
に、行き過ぎた距離だけ低速で移動体を戻さなければな
らないので、移動体が原点位置に復帰するまでに時間が
かかるという問題がある。また、行き過ぎた距離が短く
ても、より低速で移動体を戻さなければならない場合に
は、移動体が原点位置に復帰するまでに時間がかかる。
【0015】本発明の目的は、移動体を短時間で正確に
原点位置に復帰させるように位置決め装置を制御するこ
とができる位置決め制御器を提供することである。
原点位置に復帰させるように位置決め装置を制御するこ
とができる位置決め制御器を提供することである。
【0016】
(1)第1の発明 第1の発明に係る位置決め制御器は、移動体が予め定め
られた原点位置にあることを検知する原点検知手段を備
えかつ移動体の位置決めを行う位置決め装置を制御する
位置決め制御器であって、移動体の移動方向および移動
速度を指令する指令手段と、指令手段からの指令に応答
して位置決め装置へ移動体を駆動するためのパルス信号
を与えるパルス発生手段とを備える。指令手段は、原点
復帰指令が与えられると移動体を原点位置への復帰方向
に移動させるようにパルス発生手段に指令し、原点検知
手段による移動体の検知に応答して移動体を減速して停
止させるようにパルス発生手段に指令し、移動体の停止
後、移動体を原点位置に戻すために移動体を復帰方向と
は逆方向に加速移動させた後減速移動させて停止させる
ようにパルス発生手段に指令する。
られた原点位置にあることを検知する原点検知手段を備
えかつ移動体の位置決めを行う位置決め装置を制御する
位置決め制御器であって、移動体の移動方向および移動
速度を指令する指令手段と、指令手段からの指令に応答
して位置決め装置へ移動体を駆動するためのパルス信号
を与えるパルス発生手段とを備える。指令手段は、原点
復帰指令が与えられると移動体を原点位置への復帰方向
に移動させるようにパルス発生手段に指令し、原点検知
手段による移動体の検知に応答して移動体を減速して停
止させるようにパルス発生手段に指令し、移動体の停止
後、移動体を原点位置に戻すために移動体を復帰方向と
は逆方向に加速移動させた後減速移動させて停止させる
ようにパルス発生手段に指令する。
【0017】(2)第2の発明 第2の発明に係る位置決め制御器は、第1の発明に係る
位置決め制御器の構成において、指令手段が、原点検知
手段による移動体の検知時から移動体の停止時までにパ
ルス発生手段により発生されたパルス信号のパルス数に
基づいて、復帰方向とは逆方向への加速移動と減速移動
との切換えタイミングを算出するものである。
位置決め制御器の構成において、指令手段が、原点検知
手段による移動体の検知時から移動体の停止時までにパ
ルス発生手段により発生されたパルス信号のパルス数に
基づいて、復帰方向とは逆方向への加速移動と減速移動
との切換えタイミングを算出するものである。
【0018】(3)第3の発明 第3の発明に係る位置決め制御器は、第1または第2の
発明に係る位置決め制御器の構成において、移動体が復
帰方向とは逆方向への減速移動により原点位置を通過し
て停止した後、移動体を原点位置への復帰方向に所定の
低速で移動させ、原点検知手段による移動体の検知時に
移動体を停止させるように、指令手段がパルス発生手段
に指令するものである。
発明に係る位置決め制御器の構成において、移動体が復
帰方向とは逆方向への減速移動により原点位置を通過し
て停止した後、移動体を原点位置への復帰方向に所定の
低速で移動させ、原点検知手段による移動体の検知時に
移動体を停止させるように、指令手段がパルス発生手段
に指令するものである。
【0019】
【作用】第1〜第3の発明に係る位置決め制御器におい
ては、原点復帰指令が与えられると、移動体が原点位置
への復帰方向に移動され、原点検知手段による移動体の
検知に応答して移動体が減速され、停止される。この場
合、移動体の停止位置は原点位置を行き過ぎた位置とな
るので、移動体は上記の復帰方向とは逆の方向に戻され
る。逆方向への移動の際には、移動体が加速された後、
減速されて停止される。したがって、移動体を原点位置
から行き過ぎた距離だけ短時間でかつ正確に戻すことが
できる。
ては、原点復帰指令が与えられると、移動体が原点位置
への復帰方向に移動され、原点検知手段による移動体の
検知に応答して移動体が減速され、停止される。この場
合、移動体の停止位置は原点位置を行き過ぎた位置とな
るので、移動体は上記の復帰方向とは逆の方向に戻され
る。逆方向への移動の際には、移動体が加速された後、
減速されて停止される。したがって、移動体を原点位置
から行き過ぎた距離だけ短時間でかつ正確に戻すことが
できる。
【0020】特に、第2の発明に係る位置決め制御器に
おいては、指令手段が原点検知手段による移動体の検知
時から移動体の停止時までに発生されたパルス数に基づ
いて逆方向への加速移動と減速移動との切換えタイミン
グを算出することにより、行き過ぎた距離に応じて加速
移動と減速移動との切換えを適切なタイミングで行うこ
とが可能となる。
おいては、指令手段が原点検知手段による移動体の検知
時から移動体の停止時までに発生されたパルス数に基づ
いて逆方向への加速移動と減速移動との切換えタイミン
グを算出することにより、行き過ぎた距離に応じて加速
移動と減速移動との切換えを適切なタイミングで行うこ
とが可能となる。
【0021】また、第3の発明に係る位置決め制御器に
おいては、復帰方向とは逆方向への減速移動により移動
体が原点位置を通過して停止した後に移動体を原点位置
への復帰方向に所定の低速で移動させ、原点検知手段に
よる移動体の検知時に移動体を停止させることにより、
原点検知手段がヒステリシス特性を有する場合でも、あ
るいは移動体を移動させる機械的部分がバックラッシュ
を有する場合でも、移動体を正確に原点位置で停止させ
ることができる。
おいては、復帰方向とは逆方向への減速移動により移動
体が原点位置を通過して停止した後に移動体を原点位置
への復帰方向に所定の低速で移動させ、原点検知手段に
よる移動体の検知時に移動体を停止させることにより、
原点検知手段がヒステリシス特性を有する場合でも、あ
るいは移動体を移動させる機械的部分がバックラッシュ
を有する場合でも、移動体を正確に原点位置で停止させ
ることができる。
【0022】
【実施例】図1は本発明の一実施例による位置決め制御
器を用いた位置決めシステムの構成を示す図である。図
1の位置決めシステムは、位置決め装置10、位置決め
制御器20、モータドライバ30およびプログラマブル
コントローラ(以下、PCと呼ぶ)40を含む。
器を用いた位置決めシステムの構成を示す図である。図
1の位置決めシステムは、位置決め装置10、位置決め
制御器20、モータドライバ30およびプログラマブル
コントローラ(以下、PCと呼ぶ)40を含む。
【0023】位置決め装置10において、ステッピング
モータ11の回転によりボールねじ12が回転する。そ
れにより、ボールねじ12に嵌め込まれた移動体13が
ガイド14に沿って矢印Xで示す方向に移動する。ここ
では、ステッピングモータ11が時計回り(CW方向)
に回転したときに移動体13が紙面の右方向に移動し、
ステッピングモータ11が反時計回り(CCW方向)に
回転したときに移動体13が紙面の左方向に移動するも
のとする。
モータ11の回転によりボールねじ12が回転する。そ
れにより、ボールねじ12に嵌め込まれた移動体13が
ガイド14に沿って矢印Xで示す方向に移動する。ここ
では、ステッピングモータ11が時計回り(CW方向)
に回転したときに移動体13が紙面の右方向に移動し、
ステッピングモータ11が反時計回り(CCW方向)に
回転したときに移動体13が紙面の左方向に移動するも
のとする。
【0024】移動体13の移動範囲内の予め定められた
原点位置には原点センサ15が配置されている。また、
ステッピングモータ11が時計回りに回転して移動体1
3が紙面の右方向に移動した場合の限界位置にリミット
センサ16が配置され、ステッピングモータ11が反時
計回りに回転して移動体13が紙面の左方向に移動した
場合の限界位置にリミットセンサ17が配置されてい
る。原点センサ15は移動体13を検知するとオンし、
検知信号OLSを発生する。また、リミットセンサ1
6,17は、移動体13を検知するとオンし、それぞれ
リミット信号CWL,CCWLを発生する。
原点位置には原点センサ15が配置されている。また、
ステッピングモータ11が時計回りに回転して移動体1
3が紙面の右方向に移動した場合の限界位置にリミット
センサ16が配置され、ステッピングモータ11が反時
計回りに回転して移動体13が紙面の左方向に移動した
場合の限界位置にリミットセンサ17が配置されてい
る。原点センサ15は移動体13を検知するとオンし、
検知信号OLSを発生する。また、リミットセンサ1
6,17は、移動体13を検知するとオンし、それぞれ
リミット信号CWL,CCWLを発生する。
【0025】ステッピングモータ11には、基準位置か
らの一回転ごとにZ相パルス(零相パルス)ZERを発
生するロータリエンコーダ18が設けられている。位置
決め制御器20は、CPU(中央演算処理装置)21お
よびパルス発生回路22を含む。CPU21は、原点セ
ンサ15からの検知信号OLS、リミットセンサ16,
17からのリミット信号CWL,CCWL、ロータリエ
ンコーダ18からのZ相パルスZER、PC40からの
原点復帰指令信号RETおよび動作指令信号OPに応答
して、パルス発生回路22に指令を与える。パルス発生
回路22は、CPU21からの指令に応答して、ステッ
ピングモータ11を時計回りに回転させるためのパルス
信号CWまたはステッピングモータ11を反時計回りに
回転させるためのパルス信号CCWを発生し、それらを
モータドライバ30に与える。モータドライバ30は、
パルス発生回路22からのパルス信号CW,CCWに応
答して、ステッピングモータ11を駆動する。
らの一回転ごとにZ相パルス(零相パルス)ZERを発
生するロータリエンコーダ18が設けられている。位置
決め制御器20は、CPU(中央演算処理装置)21お
よびパルス発生回路22を含む。CPU21は、原点セ
ンサ15からの検知信号OLS、リミットセンサ16,
17からのリミット信号CWL,CCWL、ロータリエ
ンコーダ18からのZ相パルスZER、PC40からの
原点復帰指令信号RETおよび動作指令信号OPに応答
して、パルス発生回路22に指令を与える。パルス発生
回路22は、CPU21からの指令に応答して、ステッ
ピングモータ11を時計回りに回転させるためのパルス
信号CWまたはステッピングモータ11を反時計回りに
回転させるためのパルス信号CCWを発生し、それらを
モータドライバ30に与える。モータドライバ30は、
パルス発生回路22からのパルス信号CW,CCWに応
答して、ステッピングモータ11を駆動する。
【0026】次に、図1の位置決め制御器20における
原点復帰動作を説明する。図2は原点復帰動作における
移動体13の位置と速度の関係および原点センサ15か
らの検知信号OLSの状態を示す図である。また、図3
は位置決め制御器20の原点復帰動作を示すフローチャ
ートである。
原点復帰動作を説明する。図2は原点復帰動作における
移動体13の位置と速度の関係および原点センサ15か
らの検知信号OLSの状態を示す図である。また、図3
は位置決め制御器20の原点復帰動作を示すフローチャ
ートである。
【0027】図2において、原点センサ15は原点位置
X0に配置されているものとする。また、原点復帰指令
が与えられたときに移動体13が位置X1にあるものと
する。
X0に配置されているものとする。また、原点復帰指令
が与えられたときに移動体13が位置X1にあるものと
する。
【0028】PC40から原点復帰指令信号RETが与
えられると(ステップS1)、CPU21は、移動体1
3を原点復帰方向に加速するようにパルス発生回路22
に指令する。ここで、原点復帰方向を、図2においてス
テッピングモータ11を時計回りに回転させて移動体1
3を紙面の右に移動させる方向とする。
えられると(ステップS1)、CPU21は、移動体1
3を原点復帰方向に加速するようにパルス発生回路22
に指令する。ここで、原点復帰方向を、図2においてス
テッピングモータ11を時計回りに回転させて移動体1
3を紙面の右に移動させる方向とする。
【0029】パルス発生回路22は、パルス信号CWを
発生するとともにその周波数を徐々に増加させて移動体
13を低速P1の起動速度から高速P2まで加速させる
(ステップS2)。その後、パルス発生回路22は、パ
ルス信号CWの周波数を一定にし、原点センサ15がオ
ンするまで移動体13を同方向に等速移動させる(ステ
ップS3)。
発生するとともにその周波数を徐々に増加させて移動体
13を低速P1の起動速度から高速P2まで加速させる
(ステップS2)。その後、パルス発生回路22は、パ
ルス信号CWの周波数を一定にし、原点センサ15がオ
ンするまで移動体13を同方向に等速移動させる(ステ
ップS3)。
【0030】原点センサ15がオンして検知信号OLS
がハイレベルに立ち上がると(ステップS4)、CPU
21は、移動体13を減速させるようにパルス発生回路
22に指令する。それにより、パルス発生回路22は、
パルス信号CWの周波数を徐々に低下させて移動体13
を高速P2から減速させる(ステップS5)。この間、
原点センサ15は一定時間オンした後オフする。移動体
の速度が低速P1に達した時点で(ステップS6)、パ
ルス信号CWの発生を停止して移動体13を停止させる
(ステップS7)。この時点での移動体13の停止位置
をX2とする。この場合、移動体13は原点位置X0か
ら停止位置X2までの距離だけ行き過ぎたことになる。
この間、CPU21は、原点センサ15がオンした時点
から移動体13が停止した時点までパルス発生回路22
により発生されたパルス信号CWのパルス数をカウント
する。
がハイレベルに立ち上がると(ステップS4)、CPU
21は、移動体13を減速させるようにパルス発生回路
22に指令する。それにより、パルス発生回路22は、
パルス信号CWの周波数を徐々に低下させて移動体13
を高速P2から減速させる(ステップS5)。この間、
原点センサ15は一定時間オンした後オフする。移動体
の速度が低速P1に達した時点で(ステップS6)、パ
ルス信号CWの発生を停止して移動体13を停止させる
(ステップS7)。この時点での移動体13の停止位置
をX2とする。この場合、移動体13は原点位置X0か
ら停止位置X2までの距離だけ行き過ぎたことになる。
この間、CPU21は、原点センサ15がオンした時点
から移動体13が停止した時点までパルス発生回路22
により発生されたパルス信号CWのパルス数をカウント
する。
【0031】次に、CPU21は、上記の復帰方向とは
逆方向に移動体13を移動させるようにパルス発生回路
22に指令する(ステップS8)。それにより、パルス
発生回路22は、パルス信号CCWを発生するとともに
その周波数を徐々に増加させて移動体13を上記の原点
復帰方向とは逆方向に低速−P3から高速−P4まで加
速移動させる(ステップS9)。
逆方向に移動体13を移動させるようにパルス発生回路
22に指令する(ステップS8)。それにより、パルス
発生回路22は、パルス信号CCWを発生するとともに
その周波数を徐々に増加させて移動体13を上記の原点
復帰方向とは逆方向に低速−P3から高速−P4まで加
速移動させる(ステップS9)。
【0032】CPU21は、ステップS5の減速移動で
原点センサ15がオンした時点から移動体13が停止し
た時点までのパルス数に基づいて、移動体13が停止位
置X2と原点位置X0との間の中間位置X3に戻るまで
に必要なパルス信号CCWのパルス数を算出する。そし
て、CPU21は、原点復帰方向とは逆方向への移動体
13の移動開始後にパルス発生回路22により発生され
たパルス信号CCWのパルス数が上記の必要なパルス数
に達した時点で、移動体13を減速させるようにパルス
発生回路22に指令する(ステップS10)。それによ
り、パルス発生回路22は、パルス信号CCWの周波数
を徐々に減少させ、原点センサ15がオンした後オフす
るまで移動体13を減速移動させる(ステップS1
1)。
原点センサ15がオンした時点から移動体13が停止し
た時点までのパルス数に基づいて、移動体13が停止位
置X2と原点位置X0との間の中間位置X3に戻るまで
に必要なパルス信号CCWのパルス数を算出する。そし
て、CPU21は、原点復帰方向とは逆方向への移動体
13の移動開始後にパルス発生回路22により発生され
たパルス信号CCWのパルス数が上記の必要なパルス数
に達した時点で、移動体13を減速させるようにパルス
発生回路22に指令する(ステップS10)。それによ
り、パルス発生回路22は、パルス信号CCWの周波数
を徐々に減少させ、原点センサ15がオンした後オフす
るまで移動体13を減速移動させる(ステップS1
1)。
【0033】原点センサ15がオフすると(ステップS
12)、CPU21は、移動体13を停止させるように
パルス発生回路22に指令する。それにより、CPU2
1は、パルス信号CCWの発生を停止して移動体13を
停止させる(ステップS13)。この場合、原点スイッ
チ15がヒステリシス特性を有していると、あるいはボ
ールねじ12と移動体13との嵌合部分がバックラッシ
ュを有していると、移動体13が原点復帰方向に移動中
に原点スイッチ15がオフ状態からオン状態に変化する
ときの移動体13の位置と移動体13が原点復帰方向と
逆方向に移動中に原点スイッチ15がオン状態からオフ
状態に変化するときの移動体13の位置とがずれてい
る。そのため、移動体13は原点位置X0を少し通過し
た位置X4で停止する。
12)、CPU21は、移動体13を停止させるように
パルス発生回路22に指令する。それにより、CPU2
1は、パルス信号CCWの発生を停止して移動体13を
停止させる(ステップS13)。この場合、原点スイッ
チ15がヒステリシス特性を有していると、あるいはボ
ールねじ12と移動体13との嵌合部分がバックラッシ
ュを有していると、移動体13が原点復帰方向に移動中
に原点スイッチ15がオフ状態からオン状態に変化する
ときの移動体13の位置と移動体13が原点復帰方向と
逆方向に移動中に原点スイッチ15がオン状態からオフ
状態に変化するときの移動体13の位置とがずれてい
る。そのため、移動体13は原点位置X0を少し通過し
た位置X4で停止する。
【0034】次に、CPU21は、移動体13を再び上
記の原点復帰方向に移動させるようにパルス発生回路2
2に指令する(ステップS14)。それにより、パルス
発生回路22は、パルス信号CWを発生するとともにそ
の周波数を一定に保ち、原点センサ15がオンするまで
移動体13を上記の原点復帰方向に低速P1で等速移動
させる(ステップS15)。
記の原点復帰方向に移動させるようにパルス発生回路2
2に指令する(ステップS14)。それにより、パルス
発生回路22は、パルス信号CWを発生するとともにそ
の周波数を一定に保ち、原点センサ15がオンするまで
移動体13を上記の原点復帰方向に低速P1で等速移動
させる(ステップS15)。
【0035】原点センサ15がオンして検知信号OLS
がハイレベルに立ち上がると(ステップS16)、CP
U21は、移動体13を停止させるようにパルス発生回
路22に指令する。それにより、パルス発生回路22
は、パルス信号CWの発生を停止して移動体13を停止
させる(ステップS17)。このようにして、移動体1
3が原点位置X0に復帰する。
がハイレベルに立ち上がると(ステップS16)、CP
U21は、移動体13を停止させるようにパルス発生回
路22に指令する。それにより、パルス発生回路22
は、パルス信号CWの発生を停止して移動体13を停止
させる(ステップS17)。このようにして、移動体1
3が原点位置X0に復帰する。
【0036】上記実施例の位置決め制御器20において
は、移動体13を停止位置X2から原点位置X0に戻す
際に、移動体13を一旦加速移動させた後減速移動させ
ているので、移動体13を停止位置X0から行き過ぎた
距離だけ戻すための時間が短くなる。
は、移動体13を停止位置X2から原点位置X0に戻す
際に、移動体13を一旦加速移動させた後減速移動させ
ているので、移動体13を停止位置X0から行き過ぎた
距離だけ戻すための時間が短くなる。
【0037】また、移動体13が原点位置X0を通過し
て停止するまでに発生されたパルス数に基づいて停止位
置X2から原点位置X0に戻す際の加速移動と減速移動
との切換えタイミングを算出しているので、原点位置X
0から停止位置X2までの距離が一定でない場合でも、
加速移動と減速移動とを適切なタイミングで切換えて原
点位置X0に戻った時点での移動体13の速度を正確に
所定の低速−P3に制御することが可能となる。したが
って、移動体13を正確にかつ短時間で原点位置X0に
戻すことができる。
て停止するまでに発生されたパルス数に基づいて停止位
置X2から原点位置X0に戻す際の加速移動と減速移動
との切換えタイミングを算出しているので、原点位置X
0から停止位置X2までの距離が一定でない場合でも、
加速移動と減速移動とを適切なタイミングで切換えて原
点位置X0に戻った時点での移動体13の速度を正確に
所定の低速−P3に制御することが可能となる。したが
って、移動体13を正確にかつ短時間で原点位置X0に
戻すことができる。
【0038】なお、上記実施例では、ステップS9にお
ける速度の傾きをステップS2における速度の傾きと同
じにし、ステップS11における速度の傾きをステップ
S5における速度の傾きと同じにしているが、ステップ
S9における速度の傾きおよびステップS11における
速度の傾きをそれぞれステップS2における速度の傾き
およびステップS5における速度の傾きと別に設定して
もよい。
ける速度の傾きをステップS2における速度の傾きと同
じにし、ステップS11における速度の傾きをステップ
S5における速度の傾きと同じにしているが、ステップ
S9における速度の傾きおよびステップS11における
速度の傾きをそれぞれステップS2における速度の傾き
およびステップS5における速度の傾きと別に設定して
もよい。
【0039】また、上記実施例では、ステップS9にお
ける速度の傾きとステップS11における速度の傾きと
を中間位置X0に関して対称にしているが、ステップS
9における速度の傾きとステップS11における速度の
傾きとが対称でなくてもよく、それらの切換え位置も原
点位置X0と停止位置X2との中間位置X3でなくても
よい。
ける速度の傾きとステップS11における速度の傾きと
を中間位置X0に関して対称にしているが、ステップS
9における速度の傾きとステップS11における速度の
傾きとが対称でなくてもよく、それらの切換え位置も原
点位置X0と停止位置X2との中間位置X3でなくても
よい。
【0040】これらの場合、ステップS9およびステッ
プS11における速度の傾きは、位置決め装置のモータ
が速度の変化に追従できる範囲でそれぞれ任意に設定す
ることができ、ステップS9の加速移動とステップS1
1の減速移動との切換えタイミングはステップS5にお
いて発生されたパルス数に基づいて算出される。
プS11における速度の傾きは、位置決め装置のモータ
が速度の変化に追従できる範囲でそれぞれ任意に設定す
ることができ、ステップS9の加速移動とステップS1
1の減速移動との切換えタイミングはステップS5にお
いて発生されたパルス数に基づいて算出される。
【0041】また、速度P1,P2およびステップS5
における速度の傾きから、速度−P4を算出してもよ
く、ステップS9における速度の傾きを算出してもよ
い。
における速度の傾きから、速度−P4を算出してもよ
く、ステップS9における速度の傾きを算出してもよ
い。
【0042】
【発明の効果】以上のように第1〜第3の発明によれ
ば、移動体を原点位置への復帰方向に移動させ、原点位
置から行き過ぎた距離だけ移動体を戻す際に移動体を加
速移動させた後減速移動させているので、移動体を短時
間で正確に原点位置に復帰させることができる。
ば、移動体を原点位置への復帰方向に移動させ、原点位
置から行き過ぎた距離だけ移動体を戻す際に移動体を加
速移動させた後減速移動させているので、移動体を短時
間で正確に原点位置に復帰させることができる。
【0043】特に、第2の発明によれば、原点位置から
行き過ぎた距離が異なる場合でも、加速移動と減速移動
との切換えを適切なタイミングで行うことができる。ま
た、第3の発明によれば、原点検知手段がヒステリシス
特性を有する場合または移動体を移動させる機械的部分
がバックラッシュを有する場合でも、移動体を正確に原
点位置で停止させることができる。
行き過ぎた距離が異なる場合でも、加速移動と減速移動
との切換えを適切なタイミングで行うことができる。ま
た、第3の発明によれば、原点検知手段がヒステリシス
特性を有する場合または移動体を移動させる機械的部分
がバックラッシュを有する場合でも、移動体を正確に原
点位置で停止させることができる。
【図1】本発明の一実施例による位置決め制御器を用い
た位置決めシステムの構成を示す図である。
た位置決めシステムの構成を示す図である。
【図2】図1の位置決め制御器による原点復帰動作にお
ける移動体の位置と速度の関係および原点センサによる
検知信号の状態を示す図である。
ける移動体の位置と速度の関係および原点センサによる
検知信号の状態を示す図である。
【図3】図1の位置決め制御器における原点復帰動作を
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図4】原点前センサおよび原点センサを用いた従来の
原点復帰方法における移動体の位置と速度の関係を示す
図である。
原点復帰方法における移動体の位置と速度の関係を示す
図である。
【図5】原点センサのみを用いた従来の原点復帰方法に
おける移動体の位置と速度の関係を示す図である。
おける移動体の位置と速度の関係を示す図である。
10 位置決め装置 11 ステッピングモータ 13 移動体 15 原点センサ 20 位置決め制御器 21 CPU 22 パルス発生回路 30 モータドライバ 40 PC なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。
Claims (3)
- 【請求項1】 移動体が予め定められた原点位置にある
ことを検知する原点検知手段を備えかつ前記移動体の位
置決めを行う位置決め装置を制御する位置決め制御器で
あって、 前記移動体の移動方向および移動速度を指令する指令手
段と、 前記指令手段からの指令が与えられると前記位置決め装
置へ前記移動体を駆動するためのパルス信号を与えるパ
ルス発生手段とを備え、 前記指令手段は、原点復帰指令が与えられると前記移動
体を前記原点位置への復帰方向に移動させるように前記
パルス発生手段に指令し、前記原点検知手段による前記
移動体の検知に応答して前記移動体を減速して停止させ
るように前記パルス発生手段に指令し、前記移動体の停
止後、前記移動体を前記原点位置に戻すために前記移動
体を前記復帰方向とは逆方向に加速移動させた後減速移
動させて停止させるように前記パルス発生手段に指令す
ることを特徴とする位置決め制御器。 - 【請求項2】 前記指令手段は、前記原点検知手段によ
る前記移動体の検知時から前記移動体の停止時までに前
記パルス発生手段により発生されたパルス信号のパルス
数に基づいて、前記復帰方向とは逆方向への加速移動と
減速移動との切換えタイミングを算出することを特徴と
する請求項1記載の位置決め制御器。 - 【請求項3】 前記指令手段は、前記移動体が前記復帰
方向とは逆方向への減速移動により前記原点位置を通過
して停止した後、前記移動体を前記原点位置への復帰方
向に所定の低速で移動させ、前記原点検知手段による前
記移動体の検知時に前記移動体を停止させるように前記
パルス発生手段に指令することを特徴とする請求項1ま
たは2記載の位置決め制御器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20475594A JPH0869326A (ja) | 1994-08-30 | 1994-08-30 | 位置決め制御器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20475594A JPH0869326A (ja) | 1994-08-30 | 1994-08-30 | 位置決め制御器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0869326A true JPH0869326A (ja) | 1996-03-12 |
Family
ID=16495814
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20475594A Pending JPH0869326A (ja) | 1994-08-30 | 1994-08-30 | 位置決め制御器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0869326A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002218795A (ja) * | 2001-01-19 | 2002-08-02 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ステッピングモータ原点設定装置及びステッピングモータ原点設定方法並びにステッピングモータ原点設定装置を有する光学装置 |
JP2003099130A (ja) * | 2001-09-21 | 2003-04-04 | Ricoh Co Ltd | 移動物体位置決め装置 |
JP2016212202A (ja) * | 2015-05-01 | 2016-12-15 | キヤノン株式会社 | ステージ装置およびその制御方法 |
JP2020034241A (ja) * | 2018-08-31 | 2020-03-05 | ダイニチ工業株式会社 | 温風暖房装置 |
US10948706B2 (en) | 2015-05-01 | 2021-03-16 | Canon Kabushiki Kaisha | Stage apparatus, method of controlling stage apparatus, and microscope system |
-
1994
- 1994-08-30 JP JP20475594A patent/JPH0869326A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002218795A (ja) * | 2001-01-19 | 2002-08-02 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ステッピングモータ原点設定装置及びステッピングモータ原点設定方法並びにステッピングモータ原点設定装置を有する光学装置 |
JP4681130B2 (ja) * | 2001-01-19 | 2011-05-11 | パナソニック株式会社 | ステッピングモータ原点設定方法 |
JP2003099130A (ja) * | 2001-09-21 | 2003-04-04 | Ricoh Co Ltd | 移動物体位置決め装置 |
JP2016212202A (ja) * | 2015-05-01 | 2016-12-15 | キヤノン株式会社 | ステージ装置およびその制御方法 |
US10948706B2 (en) | 2015-05-01 | 2021-03-16 | Canon Kabushiki Kaisha | Stage apparatus, method of controlling stage apparatus, and microscope system |
JP2020034241A (ja) * | 2018-08-31 | 2020-03-05 | ダイニチ工業株式会社 | 温風暖房装置 |
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