JPH086839Y2 - 自動給水用タンクのエアー補充装置 - Google Patents
自動給水用タンクのエアー補充装置Info
- Publication number
- JPH086839Y2 JPH086839Y2 JP1585491U JP1585491U JPH086839Y2 JP H086839 Y2 JPH086839 Y2 JP H086839Y2 JP 1585491 U JP1585491 U JP 1585491U JP 1585491 U JP1585491 U JP 1585491U JP H086839 Y2 JPH086839 Y2 JP H086839Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- chamber
- diaphragm
- water supply
- automatic water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Jet Pumps And Other Pumps (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、低層の建築物の給水設
備に使用される自動給水用タンクのエアー室が、エアー
不足になったときに自動的に補充できるようにしたエア
ー補充装置に関する。
備に使用される自動給水用タンクのエアー室が、エアー
不足になったときに自動的に補充できるようにしたエア
ー補充装置に関する。
【0002】
【従来の技術】給水設備に使用される従来の自動給水用
タンクは、図3に示すように、タンク21内にダイヤフ
ラム22が設けられて、ダイヤフラム22の下部が浸水
室23に形成され、ダイヤフラム22の上部がエアー室
24に形成される。エアー室24にはあらかじめ予圧さ
れた空気が封じ込められ、エアー室24の上端に安全弁
として空気弁25が設けられている。そしてポンプ作動
により送水管26を介して浸水室23内に圧力水を流入
し、徐々にダイヤフラム22を押上げてエアー室24内
のエアーを圧縮する。このポンプの停止時は送水管26
内の圧力が下がり、エアー室24内の空気が膨張してダ
イヤフラム22を押下げるため浸水室23内の水は送水
管26側に流出する。このようにダイヤフラム22の上
昇と、押下げの作動を繰り返して、圧力変動をスムーズ
にして自動給水できるようになっている。
タンクは、図3に示すように、タンク21内にダイヤフ
ラム22が設けられて、ダイヤフラム22の下部が浸水
室23に形成され、ダイヤフラム22の上部がエアー室
24に形成される。エアー室24にはあらかじめ予圧さ
れた空気が封じ込められ、エアー室24の上端に安全弁
として空気弁25が設けられている。そしてポンプ作動
により送水管26を介して浸水室23内に圧力水を流入
し、徐々にダイヤフラム22を押上げてエアー室24内
のエアーを圧縮する。このポンプの停止時は送水管26
内の圧力が下がり、エアー室24内の空気が膨張してダ
イヤフラム22を押下げるため浸水室23内の水は送水
管26側に流出する。このようにダイヤフラム22の上
昇と、押下げの作動を繰り返して、圧力変動をスムーズ
にして自動給水できるようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の自動給水タンク
は、エアー室に一定量のエアーが封入されている時はよ
いが、天端に取り付けてある空気弁よりエアーが少しづ
つ抜ける。このため時期を見計らってエアー室にエアー
を補充する必要はあるが、このエアー量は外観からは分
からず、時にはエアーが限界を越えてしまうことがあ
る。このような場合、浸水室内の水圧によりダイヤフラ
ムが伸び切って破れ、断水事故や様々なトラブルを発生
させるという問題があった。また給水用のポンプモータ
のマグネットスイッチがチャタリングを起こして焼損す
ることもあった。そこで本考案は、給水タンクのエアー
室がエアー不足になったときに自動的にエアーを補充で
きるようにし、ダイヤフラム破損などに基ずく断水事故
等を防止することを目的とする。
は、エアー室に一定量のエアーが封入されている時はよ
いが、天端に取り付けてある空気弁よりエアーが少しづ
つ抜ける。このため時期を見計らってエアー室にエアー
を補充する必要はあるが、このエアー量は外観からは分
からず、時にはエアーが限界を越えてしまうことがあ
る。このような場合、浸水室内の水圧によりダイヤフラ
ムが伸び切って破れ、断水事故や様々なトラブルを発生
させるという問題があった。また給水用のポンプモータ
のマグネットスイッチがチャタリングを起こして焼損す
ることもあった。そこで本考案は、給水タンクのエアー
室がエアー不足になったときに自動的にエアーを補充で
きるようにし、ダイヤフラム破損などに基ずく断水事故
等を防止することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案のエアー補充装置
は、上記目的を達成するため、給水タンク内をダイヤフ
ラムで上部のエアー室と下部の浸水室とに区分し、エア
ー室の上端を、途中に電磁開閉弁を有する管路を介して
エアー補給源に連通し、さらにエアー室の上端に前記ダ
イヤフラムより切換え作動されるセンサーを設け、セン
サー信号により電磁開閉弁を開閉制御できるようにし
た。またセンサー信号により警報を発する警報装置を設
ければ、エアー補給源の取換えを忘れることがない。
は、上記目的を達成するため、給水タンク内をダイヤフ
ラムで上部のエアー室と下部の浸水室とに区分し、エア
ー室の上端を、途中に電磁開閉弁を有する管路を介して
エアー補給源に連通し、さらにエアー室の上端に前記ダ
イヤフラムより切換え作動されるセンサーを設け、セン
サー信号により電磁開閉弁を開閉制御できるようにし
た。またセンサー信号により警報を発する警報装置を設
ければ、エアー補給源の取換えを忘れることがない。
【0005】
【作用】上記の自動給水用タンクのエアー補充装置で
は、タンク内のエアー室内のエアーが減少すると浸水室
内の水圧の上昇時にダイヤフラムを押上げて、センサー
を押上げ作動する。このため電気回路により電磁開閉弁
が開作動され、エアー補給源からエアー室内にエアーが
補充される。一定量のエアーが補充されるとダイヤフラ
ムの押上げ量は制限されて、センサーを押上げないよう
になるので電磁開閉弁は閉作動され、エアーの補充は停
止される。このようにエアー室内は、エアーが自動的に
補充され、エアー室内がエアー不足になることはない。
は、タンク内のエアー室内のエアーが減少すると浸水室
内の水圧の上昇時にダイヤフラムを押上げて、センサー
を押上げ作動する。このため電気回路により電磁開閉弁
が開作動され、エアー補給源からエアー室内にエアーが
補充される。一定量のエアーが補充されるとダイヤフラ
ムの押上げ量は制限されて、センサーを押上げないよう
になるので電磁開閉弁は閉作動され、エアーの補充は停
止される。このようにエアー室内は、エアーが自動的に
補充され、エアー室内がエアー不足になることはない。
【0006】
【実施例】本考案の実施例を図1、2により説明する。
建物での給水設備に使用される自動給水用のタンク1
は、内部の中央部にダイヤフラム2が設けられてダイヤ
フラム2より下部の浸水室3と、上部のエアー室4とに
区分される。浸水室3の下端に水の出入口5が設けら
れ、ポンプにより送水管6に送水された水が出入口5を
介して浸水室3内に流入されるようになっている。
建物での給水設備に使用される自動給水用のタンク1
は、内部の中央部にダイヤフラム2が設けられてダイヤ
フラム2より下部の浸水室3と、上部のエアー室4とに
区分される。浸水室3の下端に水の出入口5が設けら
れ、ポンプにより送水管6に送水された水が出入口5を
介して浸水室3内に流入されるようになっている。
【0007】浸水室3内への給水にともないダイヤフラ
ム2は押上げられ、エアー室4内のエアーを圧縮する。
ポンプの停止時には送水管6内及び浸水室3内の圧力が
下がるので、エアー室4内の圧力によりダイヤフラム2
は押下がり、浸水室3内の水を出入口5から流出させ
る。このように、ダイヤフラムが押上げ、押下げ作動を
繰り返すことにより、圧力変動をスムーズにして自動給
水できるようになっている。
ム2は押上げられ、エアー室4内のエアーを圧縮する。
ポンプの停止時には送水管6内及び浸水室3内の圧力が
下がるので、エアー室4内の圧力によりダイヤフラム2
は押下がり、浸水室3内の水を出入口5から流出させ
る。このように、ダイヤフラムが押上げ、押下げ作動を
繰り返すことにより、圧力変動をスムーズにして自動給
水できるようになっている。
【0008】エアー室4の上端は、管路7を介してエア
ーボンベ8に連通され、管路7の途中に電磁開閉弁9が
設けられている。また電磁開閉弁9の上流側の管路7に
安全弁としての空気弁10が設けられる。またエアー室
4の上端にエアー室内の空気不足を検出するためのセン
サー11が設けられ、その構造は例えば図2に示すよう
に、ガイド12に案内されて検出棒13が昇降可能に設
けられ、検出棒13の上方位置にスイッチ端子14が設
けられる。そしてエアー室内のエアー不足によりダイヤ
フラム2が所定位置より上昇すると、検出棒13を押上
げてスイッチ端子14をON状態にするようになってい
る。スイッチ端子14はリレーボックス15を介して電
磁開閉弁9に接続され、スイッチ端子14がON状態の
ときに電磁開閉弁9を開作動して、エアーボンベ8から
エアー室4内にエアーが補充されるようになっている。
なお、エアー室4内にエアーが補充されてダイヤフラム
が検出棒を押上げないようになると、スイッチ端子はO
FF状態となり電磁開閉弁9は閉じられ、エアーの補給
は停止される。
ーボンベ8に連通され、管路7の途中に電磁開閉弁9が
設けられている。また電磁開閉弁9の上流側の管路7に
安全弁としての空気弁10が設けられる。またエアー室
4の上端にエアー室内の空気不足を検出するためのセン
サー11が設けられ、その構造は例えば図2に示すよう
に、ガイド12に案内されて検出棒13が昇降可能に設
けられ、検出棒13の上方位置にスイッチ端子14が設
けられる。そしてエアー室内のエアー不足によりダイヤ
フラム2が所定位置より上昇すると、検出棒13を押上
げてスイッチ端子14をON状態にするようになってい
る。スイッチ端子14はリレーボックス15を介して電
磁開閉弁9に接続され、スイッチ端子14がON状態の
ときに電磁開閉弁9を開作動して、エアーボンベ8から
エアー室4内にエアーが補充されるようになっている。
なお、エアー室4内にエアーが補充されてダイヤフラム
が検出棒を押上げないようになると、スイッチ端子はO
FF状態となり電磁開閉弁9は閉じられ、エアーの補給
は停止される。
【0009】また本実施例では、リレーボックス15が
警報装置16に接続され、センサー11がON作動のと
きに警報装置16が作動するようになっていて、警報が
止まらないときはエアーボンベ8の交換時期を知らせる
ことになる。なおセンサー11の構成と、センサーが電
磁開閉弁9を開閉作動する電気回路構成は、前記の構成
に限るものではない。
警報装置16に接続され、センサー11がON作動のと
きに警報装置16が作動するようになっていて、警報が
止まらないときはエアーボンベ8の交換時期を知らせる
ことになる。なおセンサー11の構成と、センサーが電
磁開閉弁9を開閉作動する電気回路構成は、前記の構成
に限るものではない。
【0010】
【考案の効果】本考案の自動給水用タンクのエアー補充
装置によれば、タンク内のエアー室内のエアー不足を自
動的に検出し、エアー補給源から自動的に補給できる。
よってタンク内のダイヤフラムが破損して断水事故を生
じさせたり、ポンプ駆動のモータを焼損するようなこと
はない。またエアー補給源としてのエアーボンベが空に
なっているような場合は警報装置が止まらないので、エ
アーボンベの交換を忘れるようなことがない。
装置によれば、タンク内のエアー室内のエアー不足を自
動的に検出し、エアー補給源から自動的に補給できる。
よってタンク内のダイヤフラムが破損して断水事故を生
じさせたり、ポンプ駆動のモータを焼損するようなこと
はない。またエアー補給源としてのエアーボンベが空に
なっているような場合は警報装置が止まらないので、エ
アーボンベの交換を忘れるようなことがない。
【図1】本考案の自動給水用タンクのエアー補充装置の
構成図である。
構成図である。
【図2】エアー不足を検出するセンサーの拡大断面図で
ある。
ある。
【図3】従来の自動給水タンクの断面図である。
1 タンク 2 ダイヤフラム 3 浸水室 4 エアー室 9 電磁開閉弁 11 センサー 16 警報装置
Claims (2)
- 【請求項1】 給水タンク内にダイヤフラムを設けてタ
ンク内のダイヤフラムより下部を浸水室に形成するとと
もに、上部をエアー室に形成した自動給水用圧力タンク
において、エアー室の上端を、途中に電磁開閉弁を有す
る管路を介してエアー補給源に連通し、さらにエアー室
の上端に前記ダイヤフラムにより切換作動されるセンサ
ーを設け、このセンサー信号により電磁開閉弁を開閉作
動させるように電気回路を構成したことを特徴とする自
動給水用タンクのエアー補充装置。 - 【請求項2】センサー信号により警報を発する警報装置
を設けた請求項1に記載の自動給水用タンクのエアー補
充装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1585491U JPH086839Y2 (ja) | 1991-02-25 | 1991-02-25 | 自動給水用タンクのエアー補充装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1585491U JPH086839Y2 (ja) | 1991-02-25 | 1991-02-25 | 自動給水用タンクのエアー補充装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04105152U JPH04105152U (ja) | 1992-09-10 |
JPH086839Y2 true JPH086839Y2 (ja) | 1996-02-28 |
Family
ID=31750666
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1585491U Expired - Lifetime JPH086839Y2 (ja) | 1991-02-25 | 1991-02-25 | 自動給水用タンクのエアー補充装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH086839Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-02-25 JP JP1585491U patent/JPH086839Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04105152U (ja) | 1992-09-10 |
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