JPH0867804A - 耐熱性滴下含浸樹脂 - Google Patents
耐熱性滴下含浸樹脂Info
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 各種電気機器の絶縁用材料として使用される
滴下含浸樹脂の硬化時間を短縮し、最高許容温度を高め
て汎用性に優れ、しかも硬化物の機械的強度と温度特性
を満足する耐熱性滴下含浸樹脂を提供することを目的と
する。 【構成】 アクリルゴム微粒子分散ビスフェノール型エ
ポキシ樹脂もしくはブタジェンゴム微粒子分散ビスフェ
ノール型エポキシ樹脂に耐熱性を高めるためのクレゾー
ルノボラック型エポキシ樹脂と、機械的強度及び温度特
性を高めるための環状脂肪族型エポキシ樹脂を混合し、
加熱,撹拌して得た耐熱性滴下含浸樹脂を提供する。硬
化剤としてテトラヒドロフタリックアンハイドライド、
硬化促進剤として1,8−ジアザ−ビシクロ(5、4、
0)ウンデン−7・オレイン酸塩を用いる。
滴下含浸樹脂の硬化時間を短縮し、最高許容温度を高め
て汎用性に優れ、しかも硬化物の機械的強度と温度特性
を満足する耐熱性滴下含浸樹脂を提供することを目的と
する。 【構成】 アクリルゴム微粒子分散ビスフェノール型エ
ポキシ樹脂もしくはブタジェンゴム微粒子分散ビスフェ
ノール型エポキシ樹脂に耐熱性を高めるためのクレゾー
ルノボラック型エポキシ樹脂と、機械的強度及び温度特
性を高めるための環状脂肪族型エポキシ樹脂を混合し、
加熱,撹拌して得た耐熱性滴下含浸樹脂を提供する。硬
化剤としてテトラヒドロフタリックアンハイドライド、
硬化促進剤として1,8−ジアザ−ビシクロ(5、4、
0)ウンデン−7・オレイン酸塩を用いる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種電気機器の絶縁用材
料として使用される短時間硬化性の耐熱性滴下含浸樹脂
に関するものである。
料として使用される短時間硬化性の耐熱性滴下含浸樹脂
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に滴下含浸用の樹脂としては、通常
耐熱性C種といわれる最高許容温度180℃以上のもの
が市販されているが、これらは完全に硬化するまでに約
24時間という長い時間を要するので各種電気機器の生
産効率を高める上での難点があり、特に生産性を向上さ
せるという観点から硬化時間が短縮された耐熱性滴下含
浸樹脂の開発が希求されている。
耐熱性C種といわれる最高許容温度180℃以上のもの
が市販されているが、これらは完全に硬化するまでに約
24時間という長い時間を要するので各種電気機器の生
産効率を高める上での難点があり、特に生産性を向上さ
せるという観点から硬化時間が短縮された耐熱性滴下含
浸樹脂の開発が希求されている。
【0003】他方で短時間で硬化可能な滴下含浸樹脂と
して、2〜3時間程度で硬化可能なエポキシ系の樹脂が
あるが、これらは耐熱性F種といわれる最高許容温度1
55℃のものであるために汎用性が低く、各種電気機器
のコンパクト化及び高出力化に伴って最高許容温度を高
めて汎用性に優れた樹脂が求められている。
して、2〜3時間程度で硬化可能なエポキシ系の樹脂が
あるが、これらは耐熱性F種といわれる最高許容温度1
55℃のものであるために汎用性が低く、各種電気機器
のコンパクト化及び高出力化に伴って最高許容温度を高
めて汎用性に優れた樹脂が求められている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来から硬化時間の短
い素材として知られているエポキシ系の樹脂は、電気的
特性並びに接着性に優れているだけでなく、樹脂自体及
び硬化剤の化学構造を解明し、且つ材料を選択すること
によって種々の特性を有する硬化物が得られることから
短時間硬化性の耐熱性滴下含浸樹脂として注目されてい
る。
い素材として知られているエポキシ系の樹脂は、電気的
特性並びに接着性に優れているだけでなく、樹脂自体及
び硬化剤の化学構造を解明し、且つ材料を選択すること
によって種々の特性を有する硬化物が得られることから
短時間硬化性の耐熱性滴下含浸樹脂として注目されてい
る。
【0005】しかしこのエポキシ系樹脂を素材として用
いた滴下含浸樹脂の硬化物は、機械的強度の面で脆弱で
あることが難点となっており、特に耐熱性の高いもので
は該硬化物にクラックが発生する惧れがあって電気機器
の信頼性を高度に維持する上での問題点となっている。
いた滴下含浸樹脂の硬化物は、機械的強度の面で脆弱で
あることが難点となっており、特に耐熱性の高いもので
は該硬化物にクラックが発生する惧れがあって電気機器
の信頼性を高度に維持する上での問題点となっている。
【0006】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、硬化時間の短縮がはかれるとともに最高許容温度
を高めて汎用性にも優れ、しかも硬化物にクラック等が
発生することなく、機械的強度と温度特性を満足する耐
熱性滴下含浸樹脂を提供することを目的とするものであ
る。
あり、硬化時間の短縮がはかれるとともに最高許容温度
を高めて汎用性にも優れ、しかも硬化物にクラック等が
発生することなく、機械的強度と温度特性を満足する耐
熱性滴下含浸樹脂を提供することを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、請求項1により、主剤としてアクリルゴム
微粒子分散ビスフェノール型エポキシ樹脂に耐熱性を高
めるためのクレゾールノボラック型エポキシ樹脂と、機
械的強度及び温度特性を高めるための環状脂肪族型エポ
キシ樹脂を混合して加熱,撹拌して得た耐熱性滴下含浸
樹脂を提供する。
するために、請求項1により、主剤としてアクリルゴム
微粒子分散ビスフェノール型エポキシ樹脂に耐熱性を高
めるためのクレゾールノボラック型エポキシ樹脂と、機
械的強度及び温度特性を高めるための環状脂肪族型エポ
キシ樹脂を混合して加熱,撹拌して得た耐熱性滴下含浸
樹脂を提供する。
【0008】配合割合として、上記アクリルゴム微粒子
分散ビスフェノール型エポキシ樹脂を10〜80重量
%、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂を10〜40
重量%、環状脂肪族型エポキシ樹脂を10〜40重量%
とする。
分散ビスフェノール型エポキシ樹脂を10〜80重量
%、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂を10〜40
重量%、環状脂肪族型エポキシ樹脂を10〜40重量%
とする。
【0009】更に請求項3により、主剤としてビスフェ
ノール型エポキシ樹脂に耐熱性を高めるためのクレゾー
ルノボラック型エポキシ樹脂と、機械的強度及び温度特
性を高めるための環状脂肪族型エポキシ樹脂と、可撓性
を付与するためのアクリルゴムとを混合し、加熱,撹拌
して得た耐熱性滴下含浸樹脂を提供する。このアクリル
ゴムの配合割合は5〜30重量%とする。
ノール型エポキシ樹脂に耐熱性を高めるためのクレゾー
ルノボラック型エポキシ樹脂と、機械的強度及び温度特
性を高めるための環状脂肪族型エポキシ樹脂と、可撓性
を付与するためのアクリルゴムとを混合し、加熱,撹拌
して得た耐熱性滴下含浸樹脂を提供する。このアクリル
ゴムの配合割合は5〜30重量%とする。
【0010】請求項5により、ブタジェンゴム微粒子分
散ビスフェノール型エポキシ樹脂に耐熱性を高めるため
のクレゾールノボラック型エポキシ樹脂と、機械的強度
及び温度特性を高めるための環状脂肪族型エポキシ樹脂
を混合し、加熱,撹拌して得たことを特徴とする耐熱性
滴下含浸樹脂。このブタジェンゴム微粒子分散ビスフェ
ノール型エポキシ樹脂の配合割合は20〜80重量%と
する。
散ビスフェノール型エポキシ樹脂に耐熱性を高めるため
のクレゾールノボラック型エポキシ樹脂と、機械的強度
及び温度特性を高めるための環状脂肪族型エポキシ樹脂
を混合し、加熱,撹拌して得たことを特徴とする耐熱性
滴下含浸樹脂。このブタジェンゴム微粒子分散ビスフェ
ノール型エポキシ樹脂の配合割合は20〜80重量%と
する。
【0011】更に滴下含浸樹脂に加える硬化剤としてテ
トラヒドロフタリックアンハイドライドを用いるととも
に硬化促進剤として1,8−ジアザ−ビシクロ(5、
4、0)ウンデン−7・オレイン酸塩を用いており、硬
化剤は主剤に対して0.8〜1.2モルの割合とし、硬
化促進剤は主剤に対して0.5〜5重量%の割合とす
る。又、上記滴下含浸樹脂に硬化剤・硬化促進剤を重量
比で1:1の割合になるように混合して添加する。
トラヒドロフタリックアンハイドライドを用いるととも
に硬化促進剤として1,8−ジアザ−ビシクロ(5、
4、0)ウンデン−7・オレイン酸塩を用いており、硬
化剤は主剤に対して0.8〜1.2モルの割合とし、硬
化促進剤は主剤に対して0.5〜5重量%の割合とす
る。又、上記滴下含浸樹脂に硬化剤・硬化促進剤を重量
比で1:1の割合になるように混合して添加する。
【0012】
【作用】かかる耐熱性滴下含浸樹脂によれば、可撓性付
与剤としてのアクリルゴム微粒子及びブタジェンゴム微
粒子の添加量が増すと耐熱性温度指数が低下する傾向が
見られたが、この可撓性付与剤の添加量が30%に達し
ても耐熱性温度指数は280℃以上であり、通常の耐熱
性C種と呼称される滴下含浸樹脂に対応できるものが得
られた。
与剤としてのアクリルゴム微粒子及びブタジェンゴム微
粒子の添加量が増すと耐熱性温度指数が低下する傾向が
見られたが、この可撓性付与剤の添加量が30%に達し
ても耐熱性温度指数は280℃以上であり、通常の耐熱
性C種と呼称される滴下含浸樹脂に対応できるものが得
られた。
【0013】又、得られた硬化物の耐クラック性試験に
よれば、従来のエポキシ樹脂のみを用いた硬化物試料の
指数平均は3.8であったのに対して、本実施例を適用
した硬化物の指数平均は11であり、機械的強度と温度
特性の面で大幅に改善されていることが確認された。
よれば、従来のエポキシ樹脂のみを用いた硬化物試料の
指数平均は3.8であったのに対して、本実施例を適用
した硬化物の指数平均は11であり、機械的強度と温度
特性の面で大幅に改善されていることが確認された。
【0014】更に本実施例による硬化物は、滴下含浸樹
脂が半溶融状態から完全に固化するまでの時間であるゲ
ルタイムが従来のエポキシ樹脂のみを用いた場合のゲル
タイムに比してはるかに短縮されており、その結果、硬
化時間の短縮がはかれて各種電気機器の製造工程に適用
した際の処理時間が大幅に短縮され、これら機器の生産
性が高められるという顕著な作用が得られる。
脂が半溶融状態から完全に固化するまでの時間であるゲ
ルタイムが従来のエポキシ樹脂のみを用いた場合のゲル
タイムに比してはるかに短縮されており、その結果、硬
化時間の短縮がはかれて各種電気機器の製造工程に適用
した際の処理時間が大幅に短縮され、これら機器の生産
性が高められるという顕著な作用が得られる。
【0015】
【実施例】以下本発明にかかる耐熱性滴下含浸樹脂の具
体的な各種実施例を説明する。本実施例では主剤として
硬化時間が短く、予め可撓性を付与したエポキシ系樹脂
に耐熱性を高める材料、機械的強度及び温度特性を高め
る材料を混合したものを加熱,撹拌して得た耐熱性滴下
含浸樹脂を基本構成としている。
体的な各種実施例を説明する。本実施例では主剤として
硬化時間が短く、予め可撓性を付与したエポキシ系樹脂
に耐熱性を高める材料、機械的強度及び温度特性を高め
る材料を混合したものを加熱,撹拌して得た耐熱性滴下
含浸樹脂を基本構成としている。
【0016】そして得られた滴下含浸樹脂の特性をチェ
ックするため、この滴下含浸樹脂に硬化剤及び硬化促進
剤を添加して撹拌し、適宜の温度条件と所定の時間を保
持しながら加熱して硬化を行い、得られた硬化物特性の
チェックと耐クラック性試験を実施した。
ックするため、この滴下含浸樹脂に硬化剤及び硬化促進
剤を添加して撹拌し、適宜の温度条件と所定の時間を保
持しながら加熱して硬化を行い、得られた硬化物特性の
チェックと耐クラック性試験を実施した。
【0017】先ず本発明にかかる滴下含浸樹脂の第1実
施例の製作方法を述べると、主剤としてアクリルゴム微
粒子分散ビスフェノール型エポキシ樹脂(一例として商
品名CX−MN77,エポキシ当量=230)に耐熱性
を高める材料としてクレゾールノボラック型エポキシ樹
脂(一例として商品名YDCN701,エポキシ当量=
210)と機械的強度及び温度特性を高める材料として
環状脂肪族型エポキシ樹脂(一例として商品名ELR4
221,エポキシ当量=140)の各所定量をステンレ
スビーカにとり、80℃の温度で加熱しながら撹拌して
滴下含浸樹脂を得た。
施例の製作方法を述べると、主剤としてアクリルゴム微
粒子分散ビスフェノール型エポキシ樹脂(一例として商
品名CX−MN77,エポキシ当量=230)に耐熱性
を高める材料としてクレゾールノボラック型エポキシ樹
脂(一例として商品名YDCN701,エポキシ当量=
210)と機械的強度及び温度特性を高める材料として
環状脂肪族型エポキシ樹脂(一例として商品名ELR4
221,エポキシ当量=140)の各所定量をステンレ
スビーカにとり、80℃の温度で加熱しながら撹拌して
滴下含浸樹脂を得た。
【0018】上記各成分の配合割合は、例えばアクリル
ゴム微粒子分散ビスフェノール型エポキシ樹脂を10〜
80重量%、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂を1
0〜40重量%、環状脂肪族型エポキシ樹脂を10〜4
0重量%とした。上記アクリルゴム微粒子は可撓性を付
与する材料としてビスフェノール型エポキシ樹脂中に分
散されている。
ゴム微粒子分散ビスフェノール型エポキシ樹脂を10〜
80重量%、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂を1
0〜40重量%、環状脂肪族型エポキシ樹脂を10〜4
0重量%とした。上記アクリルゴム微粒子は可撓性を付
与する材料としてビスフェノール型エポキシ樹脂中に分
散されている。
【0019】次に硬化剤として酸無水物であるテトラヒ
ドロフタリックアンハイドライド(一例として商品名H
N−2200,エポキシ当量=166)に、硬化促進剤
として1,8−ジアザ−ビシクロ(5、4、0)ウンデ
ン−7・オレイン酸塩(一例として商品名SA102)
を適量添加し、均一になるまで撹拌した。硬化剤は主剤
に対して0.8〜1.2モルの割合とし、硬化促進剤は
主剤に対して0.5〜5重量%の割合とした。
ドロフタリックアンハイドライド(一例として商品名H
N−2200,エポキシ当量=166)に、硬化促進剤
として1,8−ジアザ−ビシクロ(5、4、0)ウンデ
ン−7・オレイン酸塩(一例として商品名SA102)
を適量添加し、均一になるまで撹拌した。硬化剤は主剤
に対して0.8〜1.2モルの割合とし、硬化促進剤は
主剤に対して0.5〜5重量%の割合とした。
【0020】そして前記主剤に硬化剤・硬化促進剤を重
量比で1:1の割合になるように混合し、充分に撹拌し
てから130℃〜200℃の温度範囲で約3時間加熱す
ることによって本実施例にかかる硬化物を得た。
量比で1:1の割合になるように混合し、充分に撹拌し
てから130℃〜200℃の温度範囲で約3時間加熱す
ることによって本実施例にかかる硬化物を得た。
【0021】次に得られた硬化物の特性をチェックし
た。図1は横軸に可撓性付与剤(アクリルゴム微粒子)
の添加量(重量%)をとり、縦軸にNEMA規格による
耐熱性温度指数(TGI)をとってプロットしたグラフ
である。
た。図1は横軸に可撓性付与剤(アクリルゴム微粒子)
の添加量(重量%)をとり、縦軸にNEMA規格による
耐熱性温度指数(TGI)をとってプロットしたグラフ
である。
【0022】図1によれば、可撓性付与剤の添加量が増
すほどに耐熱性温度指数が低下する傾向が見られた。し
かし可撓性付与剤の添加量が30%に達しても耐熱性温
度指数は280℃以上であり、通常の耐熱性C種と呼称
される滴下含浸樹脂に対応できるものであることが理解
される。
すほどに耐熱性温度指数が低下する傾向が見られた。し
かし可撓性付与剤の添加量が30%に達しても耐熱性温
度指数は280℃以上であり、通常の耐熱性C種と呼称
される滴下含浸樹脂に対応できるものであることが理解
される。
【0023】更に得られた硬化物の耐クラック性試験を
実施した。表1により上記耐クラック性試験の1〜12
サイクルにおける試験状態としての温度(℃)の変化、
試験時間及び指数を一覧表として示す。
実施した。表1により上記耐クラック性試験の1〜12
サイクルにおける試験状態としての温度(℃)の変化、
試験時間及び指数を一覧表として示す。
【0024】
【表1】
【0025】表1におけるサイクル1とは無負荷の状態
を、サイクル2は前記硬化物を25(℃)から5(℃)
まで10分間かけて降下した試験条件であることを示し
ている。このサイクル2で硬化物にクラックが発生しな
かった場合は、指数「1」となる。以下サイクル3から
サイクル11まで表中に示した条件で耐クラック性試験
を実施して、夫々指数「2」〜指数「10」を求め、サ
イクル11以上の試験条件はすべてサイクル12とし
て、指数は「11」とした。
を、サイクル2は前記硬化物を25(℃)から5(℃)
まで10分間かけて降下した試験条件であることを示し
ている。このサイクル2で硬化物にクラックが発生しな
かった場合は、指数「1」となる。以下サイクル3から
サイクル11まで表中に示した条件で耐クラック性試験
を実施して、夫々指数「2」〜指数「10」を求め、サ
イクル11以上の試験条件はすべてサイクル12とし
て、指数は「11」とした。
【0026】尚、比較のために従来のエポキシ樹脂のみ
を用いた硬化物試料によって上記の耐クラック性試験を
実施したところ、複数個の試料の指数平均は3.8であ
ったのに対して、本実施例を適用した硬化物の指数平均
は11、即ちサイクル11以上の試験条件をクリヤした
ことが確認された。
を用いた硬化物試料によって上記の耐クラック性試験を
実施したところ、複数個の試料の指数平均は3.8であ
ったのに対して、本実施例を適用した硬化物の指数平均
は11、即ちサイクル11以上の試験条件をクリヤした
ことが確認された。
【0027】更に本第1実施例による硬化物は、温度1
20℃におけるゲルタイムが10.0分であり、温度1
35℃におけるゲルタイムは7.0分、温度150℃に
おけるゲルタイムは2.9分であることが確認された。
このゲルタイムとは、滴下含浸樹脂が半溶融状態から完
全に固化するまでの時間であり、従来のエポキシ樹脂の
みを用いた場合のゲルタイムに比してはるかに短縮され
ていることが確認された。
20℃におけるゲルタイムが10.0分であり、温度1
35℃におけるゲルタイムは7.0分、温度150℃に
おけるゲルタイムは2.9分であることが確認された。
このゲルタイムとは、滴下含浸樹脂が半溶融状態から完
全に固化するまでの時間であり、従来のエポキシ樹脂の
みを用いた場合のゲルタイムに比してはるかに短縮され
ていることが確認された。
【0028】次に本発明の第2実施例として、主剤とし
てビスフェノール型エポキシ樹脂に耐熱性を高める材料
としてクレゾールノボラック型エポキシ樹脂と機械的強
度及び温度特性を高める材料として環状脂肪族型エポキ
シ樹脂及び可撓性を付与する材料としてアクリルゴム
(一例として商品名EXL−2314、粒子径0.2〜
0.55μ)の各所定量を液温15℃〜50℃の範囲で
混合撹拌してからステンレスビーカにとり、80℃の温
度で加熱しながら撹拌して滴下含浸樹脂を得た。上記第
2実施例の配合割合は、ビスフェノール型エポキシ樹脂
を40〜75重量%、クレゾールノボラック型エポキシ
樹脂を10〜40重量%、環状脂肪族型エポキシ樹脂を
10〜40重量%、アクリルゴムを5〜30重量%とし
た。
てビスフェノール型エポキシ樹脂に耐熱性を高める材料
としてクレゾールノボラック型エポキシ樹脂と機械的強
度及び温度特性を高める材料として環状脂肪族型エポキ
シ樹脂及び可撓性を付与する材料としてアクリルゴム
(一例として商品名EXL−2314、粒子径0.2〜
0.55μ)の各所定量を液温15℃〜50℃の範囲で
混合撹拌してからステンレスビーカにとり、80℃の温
度で加熱しながら撹拌して滴下含浸樹脂を得た。上記第
2実施例の配合割合は、ビスフェノール型エポキシ樹脂
を40〜75重量%、クレゾールノボラック型エポキシ
樹脂を10〜40重量%、環状脂肪族型エポキシ樹脂を
10〜40重量%、アクリルゴムを5〜30重量%とし
た。
【0029】そして第1実施例と同一の硬化剤と硬化促
進剤を適量添加して均一になるまで撹拌し、130℃〜
200℃の温度範囲で約3時間加熱して第2実施例にか
かる硬化物を得た。得られた硬化物の特性をチェックし
たところ、基本的に第1実施例とほぼ同一の硬化物特性
と耐クラック性能が得られた。
進剤を適量添加して均一になるまで撹拌し、130℃〜
200℃の温度範囲で約3時間加熱して第2実施例にか
かる硬化物を得た。得られた硬化物の特性をチェックし
たところ、基本的に第1実施例とほぼ同一の硬化物特性
と耐クラック性能が得られた。
【0030】本第2実施例による硬化物は、温度120
℃におけるゲルタイムが12.9分であり、温度135
℃におけるゲルタイムは7.2分、温度150℃におけ
るゲルタイムは3.5分であることが確認された。
℃におけるゲルタイムが12.9分であり、温度135
℃におけるゲルタイムは7.2分、温度150℃におけ
るゲルタイムは3.5分であることが確認された。
【0031】次に本発明の第3実施例として、主剤とし
てブタジェンゴム微粒子分散ビスフェノール型エポキシ
樹脂(一例として商品名RB−2000T、エポキシ当
量=250)に耐熱性を高める材料としてクレゾールノ
ボラック型エポキシ樹脂と機械的強度及び温度特性を高
める材料として環状脂肪族型エポキシ樹脂の各所定量を
加えてステンレスビーカにとり、80℃の温度で加熱し
ながら撹拌して滴下含浸樹脂を得た。
てブタジェンゴム微粒子分散ビスフェノール型エポキシ
樹脂(一例として商品名RB−2000T、エポキシ当
量=250)に耐熱性を高める材料としてクレゾールノ
ボラック型エポキシ樹脂と機械的強度及び温度特性を高
める材料として環状脂肪族型エポキシ樹脂の各所定量を
加えてステンレスビーカにとり、80℃の温度で加熱し
ながら撹拌して滴下含浸樹脂を得た。
【0032】この第3実施例の配合割合は、ブタジェン
ゴム微粒子分散ビスフェノール型エポキシ樹脂を20〜
80重量%、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂を1
0〜40重量%、環状脂肪族型エポキシ樹脂を10〜4
0重量%とした。
ゴム微粒子分散ビスフェノール型エポキシ樹脂を20〜
80重量%、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂を1
0〜40重量%、環状脂肪族型エポキシ樹脂を10〜4
0重量%とした。
【0033】そして前記第1実施例と同一の硬化剤と硬
化促進剤を適量添加して均一になるまで撹拌し、130
℃〜200℃の温度範囲で約3時間加熱して第3実施例
にかかる硬化物を得た。得られた硬化物の特性をチェッ
クしたところ、基本的に第1,第2実施例とほぼ同一の
硬化物特性と耐クラック性能が得られた。
化促進剤を適量添加して均一になるまで撹拌し、130
℃〜200℃の温度範囲で約3時間加熱して第3実施例
にかかる硬化物を得た。得られた硬化物の特性をチェッ
クしたところ、基本的に第1,第2実施例とほぼ同一の
硬化物特性と耐クラック性能が得られた。
【0034】本第3実施例による硬化物は、温度120
℃におけるゲルタイムが15.0分であり、温度135
℃におけるゲルタイムは8.9分、温度150℃におけ
るゲルタイムは4.2分であることが確認された。
℃におけるゲルタイムが15.0分であり、温度135
℃におけるゲルタイムは8.9分、温度150℃におけ
るゲルタイムは4.2分であることが確認された。
【0035】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かる耐熱性滴下含浸樹脂を用いることにより、従来のエ
ポキシ系樹脂を素材として用いた滴下含浸樹脂が有して
いる脆弱性をなくして、得られた硬化物の機械的強度と
温度特性とを大幅に改善することができる。
かる耐熱性滴下含浸樹脂を用いることにより、従来のエ
ポキシ系樹脂を素材として用いた滴下含浸樹脂が有して
いる脆弱性をなくして、得られた硬化物の機械的強度と
温度特性とを大幅に改善することができる。
【0036】更に本実施例による硬化物は、滴下含浸樹
脂が半溶融状態から完全に固化するまでの時間であるゲ
ルタイムが従来のエポキシ樹脂のみを用いた場合のゲル
タイムに比してはるかに短縮されているため、硬化時間
の短縮がはかれて各種電気機器の製造工程に適用した際
の処理時間を大幅に短縮して生産性を高めることができ
る。
脂が半溶融状態から完全に固化するまでの時間であるゲ
ルタイムが従来のエポキシ樹脂のみを用いた場合のゲル
タイムに比してはるかに短縮されているため、硬化時間
の短縮がはかれて各種電気機器の製造工程に適用した際
の処理時間を大幅に短縮して生産性を高めることができ
る。
【0037】又、硬化時間の短縮とともに最高許容温度
が高められたことにより、各種電気機器のコンパクト化
及び高出力化に伴う要求を満足する汎用性が得られて、
前記機械的強度の向上とも相俟って電気機器の信頼性を
高度に維持することを可能とする耐熱性滴下含浸樹脂を
提供することができる。
が高められたことにより、各種電気機器のコンパクト化
及び高出力化に伴う要求を満足する汎用性が得られて、
前記機械的強度の向上とも相俟って電気機器の信頼性を
高度に維持することを可能とする耐熱性滴下含浸樹脂を
提供することができる。
【図1】本実施例により得られた硬化物の可撓性付与剤
の添加量と耐熱性温度指数(TGI)の関係を示すグラ
フ。
の添加量と耐熱性温度指数(TGI)の関係を示すグラ
フ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08G 59/42 NHY H02K 15/12 C (72)発明者 山本 良一 東京都品川区大崎2丁目1番17号 株式会 社明電舎内
Claims (8)
- 【請求項1】 主剤としてアクリルゴム微粒子分散ビス
フェノール型エポキシ樹脂に耐熱性を高めるためのクレ
ゾールノボラック型エポキシ樹脂と、機械的強度及び温
度特性を高めるための環状脂肪族型エポキシ樹脂を混合
し、加熱,撹拌して得たことを特徴とする耐熱性滴下含
浸樹脂。 - 【請求項2】 上記アクリルゴム微粒子分散ビスフェノ
ール型エポキシ樹脂を10〜80重量%、クレゾールノ
ボラック型エポキシ樹脂を10〜40重量%、環状脂肪
族型エポキシ樹脂を10〜40重量%の配合割合とした
請求項1記載の耐熱性滴下含浸樹脂。 - 【請求項3】 主剤としてビスフェノール型エポキシ樹
脂に耐熱性を高めるためのクレゾールノボラック型エポ
キシ樹脂と、機械的強度及び温度特性を高めるための環
状脂肪族型エポキシ樹脂と、可撓性を付与するためのア
クリルゴムとを混合し、加熱,撹拌して得たことを特徴
とする耐熱性滴下含浸樹脂。 - 【請求項4】 上記ビスフェノール型エポキシ樹脂を4
0〜75重量%、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂
を10〜40重量%、環状脂肪族型エポキシ樹脂を10
〜40重量%、アクリルゴムを5〜30重量%の配合割
合とした請求項3記載の耐熱性滴下含浸樹脂。 - 【請求項5】 ブタジェンゴム微粒子分散ビスフェノー
ル型エポキシ樹脂に耐熱性を高めるためのクレゾールノ
ボラック型エポキシ樹脂と、機械的強度及び温度特性を
高めるための環状脂肪族型エポキシ樹脂を混合し、加
熱,撹拌して得たことを特徴とする耐熱性滴下含浸樹
脂。 - 【請求項6】 上記ブタジェンゴム微粒子分散ビスフェ
ノール型エポキシ樹脂を20〜80重量%、クレゾール
ノボラック型エポキシ樹脂を10〜40重量%、環状脂
肪族型エポキシ樹脂を10〜40重量%の配合割合とし
た請求項5記載の耐熱性滴下含浸樹脂。 - 【請求項7】 上記滴下含浸樹脂に加える硬化剤として
テトラヒドロフタリックアンハイドライドを用いるとと
もに硬化促進剤として1,8−ジアザ−ビシクロ(5、
4、0)ウンデン−7・オレイン酸塩を用いて、硬化剤
は主剤に対して0.8〜1.2モルの割合とし、硬化促
進剤は主剤に対して0.5〜5重量%の割合とした請求
項1,2,3,4,5,6記載の耐熱性滴下含浸樹脂。 - 【請求項8】 上記滴下含浸樹脂に硬化剤・硬化促進剤
を重量比で1:1の割合になるように混合して添加した
請求項1,2,3,4,5,6,7記載の耐熱性滴下含
浸樹脂。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20620594A JPH0867804A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 耐熱性滴下含浸樹脂 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20620594A JPH0867804A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 耐熱性滴下含浸樹脂 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0867804A true JPH0867804A (ja) | 1996-03-12 |
Family
ID=16519526
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20620594A Pending JPH0867804A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 耐熱性滴下含浸樹脂 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0867804A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003005118A1 (en) * | 2001-07-02 | 2003-01-16 | Loctite Corporation | Epoxy-based composition |
US10363724B2 (en) * | 2014-10-16 | 2019-07-30 | Mitsubishi Chemical Corporation | Resin composition and compression-molded article of same |
-
1994
- 1994-08-31 JP JP20620594A patent/JPH0867804A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003005118A1 (en) * | 2001-07-02 | 2003-01-16 | Loctite Corporation | Epoxy-based composition |
US6787606B1 (en) * | 2001-07-02 | 2004-09-07 | Henkel Corporation | Electrochromic device with composition of epoxy resin, toughener and latent curative |
US10363724B2 (en) * | 2014-10-16 | 2019-07-30 | Mitsubishi Chemical Corporation | Resin composition and compression-molded article of same |
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