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JPH0867666A - カロチノイド含有粉末製剤及びその製造方法 - Google Patents

カロチノイド含有粉末製剤及びその製造方法

Info

Publication number
JPH0867666A
JPH0867666A JP6227321A JP22732194A JPH0867666A JP H0867666 A JPH0867666 A JP H0867666A JP 6227321 A JP6227321 A JP 6227321A JP 22732194 A JP22732194 A JP 22732194A JP H0867666 A JPH0867666 A JP H0867666A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carotenoid
oil
soluble antioxidant
water
parts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6227321A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Furue
雅彦 古江
Hiroshige Hamakawa
弘茂 浜川
Tomoko Sato
智子 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lion Corp filed Critical Lion Corp
Priority to JP6227321A priority Critical patent/JPH0867666A/ja
Publication of JPH0867666A publication Critical patent/JPH0867666A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カロチノイドの分解のおそれのない保存安定
性に優れたパーム油抽出カロチノイド含有粉末製剤を提
供する。本製剤は飲食品、香粧品、飼料等の着色剤、強
化剤及びプロビタミンA等の医薬品として有用である。 【構成】 パーム油抽出カロチノイドに油溶性抗酸化剤
を加え、可食性油脂と共に40〜170℃(好ましくは
100〜150℃)で約5〜30分加熱溶解し、水相と
乳化するに当たり、水溶性抗酸化剤が0.5〜8重量%
であり、かつ水溶性抗酸化剤/油溶性抗酸化剤が1/1
〜1/10となるように配合し、常法により平均乳化粒
子径が100〜500nmになるように乳化処理した乳
化物を噴霧乾燥等により粉末平均粒子径が10〜200
μmの粉末にすることによりカロチノイドの保存安定性
に優れたパーム油抽出カロチノイド含有粉末製剤を得
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、飲食品、医薬品、医薬
部外品、香粧品及び飼料等の着色剤や栄養強化剤として
有用なカロチノイド含有粉末製剤及びその製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】カロチ
ノイドは、一重項酸素の消去作用、フリーラジカル捕捉
作用、紫外線の有害作用に対する予防、プロビタミンA
作用、免疫増強作用等の生理活性物質として、また、飲
食品、医薬品、香粧品、飼料等の着色剤として、最近で
はカロチノイドの抗酸化効果を期待した健康食品原料と
して繁用されている。しかし、カロチノイドは、水やア
ルコール等にほとんど溶解せず、かつ比較的高融点の物
質であり、また油脂類等の溶剤に対する溶解度が低く、
その上に酸化されやすい物質であるために、従来よりカ
ロチノイドを高濃度に溶解することができる溶剤や安定
なカロチノイドの乳化液及び乾燥粉末を得ることができ
る製造方法に関して多くの提案がなされている。
【0003】例えば、カロチノイドを食用油に過飽和に
溶解し、水性膠状物質中で乳化し、乳濁液を得る水易分
散性カロチノイド製剤の製法(特公昭35−8095号
公報)がある。また、この提案と基本的には類似する
が、上記の食用油に代わる溶剤として、例えば、オレン
ジ油、レモン油、ローズ油等の香料油、リモネン、ヨノ
ン、メントン等のテルペン類、クルクマ油等のテルペン
含有油(同36−21476号公報)、精油及び/又は
植物油(同37−8532号公報)、クロロホルム、メ
チレンクロライド、四塩化炭素等の揮発性水不溶溶剤
(同37−12428号公報)、アセトグリセライド
(同39−21760号公報)、芳香族アルデヒド、芳
香族アルコール又はその誘導体(同40−18018号
公報)、ヒマシ油又は脱水ラノリン(同40−2450
8号公報)、炭素数10以上の高級脂肪酸とプロピレン
グリコールとのモノエステル及びジエステル(同43−
6980号公報)、水素添加ヒマシ油ポリオキシエチレ
ンエーテル(オキシエチレンの重合度60〜100)
(同44−6986号公報)、水素化リモネン2量体
(同45−9220号公報)、オレンジ油もしくはレモ
ン油(同45−24379号公報)、植物油、鉱物油、
精油等の少なくとも1種と天然ゴム質(同48−136
87号公報)、炭素数8〜10の飽和脂肪酸のトリグリ
セライド(同52−12207号公報)、天然精油1部
量と植物性油0.01〜500部量とからなる均質物7
〜12部(同54−28858号公報)、スクワレン、
スクワラン又はスクワレンを含む油脂類(同56−12
431号公報)、ビタミンE(特開昭60−10216
9号公報)等を用いたものが提案されており、さらに担
体油に水性保護コロイドを添加したり(同62−240
364号公報)、カロチノイドとして海藻由来のものを
用いたり(同64−43167号公報)、油性組成物に
ロジンを添加する(特開平5−38273号公報)、パ
ーム油カロチンに可食性油脂、乳化剤、分散剤を添加す
る(特開平6−172170号公報)等の技術も提案さ
れている。
【0004】しかし、上記の従来の技術による水溶性カ
ロチノイド粉末製剤は、いずれも光や熱等によって変
色、変質しやすいものであった。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、非常に安定で、長期保存した後でもカロチノイドの
残存率が高く、かつ飲食した場合にも味、臭い等に全く
問題のないカロチノイド含有粉末製剤及びその製造方法
を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者は上記
目的を達成するため鋭意検討を行った結果、特にカロチ
ノイドを油脂に混合すると共に、油溶性抗酸化剤を添加
した油相を水溶性抗酸化剤を含む水相に乳化すること、
この場合、水溶性抗酸化剤が0.5〜8重量%であっ
て、水溶性抗酸化剤/油溶性抗酸化剤を重量比で1/1
〜1/10の割合において使用すること、また上記油相
の乳化物中における平均粒子径を100〜500nmと
し、この乳化物を乾燥粉末化して平均粒子径が10〜2
00μmの粉末とすることにより、長期間保存したり食
品等に添加してもカロチノイドの分解が抑制されて、非
常に安定なカロチノイド含有製剤が得られることを知見
した。
【0007】即ち、本発明者は、カロチノイド粉末製剤
において、各粉末中にカロチノイドと油脂に加え、水溶
性抗酸化剤を上記特定最適範囲に調整し、水溶性及び油
溶性抗酸化剤を上記特定比率で含有させること、また、
粉末製剤を製造する際の乳化物の平均粒子径を上記特定
最適範囲に調製し、これを乾燥粉末化して得られる粉末
製剤の平均粒子径を上記特定最適範囲とすることによ
り、カロチノイドが顕著に安定化されること、これに対
し、水溶性抗酸化剤と油溶性抗酸化剤とを併用しない場
合、併用しても上記比率範囲からはずれる場合、更に粉
末製剤の平均粒子径が上記範囲からはずれる場合には、
カロチノイドの安定化が達成されないことを知見したも
のである。
【0008】従って、本発明は、(1)カロチノイド
と、油脂と、水溶性抗酸化剤と油溶性抗酸化剤とを含有
し、水溶性抗酸化剤が0.5〜8重量%であって、水溶
性抗酸化剤と油溶性抗酸化剤との割合が重量比で1:1
〜1:10であり、かつ平均粒子径が10〜200μm
の粉末からなることを特徴とするカロチノイド含有粉末
製剤、及び(2)飲食品用である上記の製剤を提供す
る。
【0009】以下、本発明につき更に詳しく説明する
と、本発明のカロチノイド含有粉末製剤は、上述したよ
うに、カロチノイドと、油脂と、水溶性抗酸化剤と、油
溶性抗酸化剤とを含有する粉末からなるものである。ま
た、この製剤は、通常カロチノイドと油脂と油溶性抗酸
化剤とを含む油相を水溶性抗酸化剤を含む水相に乳化し
た乳化物を乾燥粉末化することによって得られ、上記油
相を水相に乳化する際に一般に乳化剤又は分散剤を使用
するので、粉末製剤の各粉末中には通常乳化剤又は分散
剤を含有する。
【0010】ここで、カロチノイドとしては、特に制限
されるものではないが、パーム油を抽出して得られるカ
ロチノイドが好適に用いられる。このパーム油抽出カロ
チノイドは、一般に下記の組成を有する。 β−カロチン:55〜70%(重量%、以下同様) α−カロチン:20〜40% α−カロチンとβ−カロチンの合計量:85〜97% その他のカロチノイド及びリコペン等の天然色素:3〜
15% (典型的にはγ−カロチン:3〜5%、リコペン:3〜
5%)
【0011】このパーム油抽出カロチノイドを用いるこ
とにより、食品等へ添加した際、異臭がなく香味に優れ
るという利点が得られる。
【0012】上記パーム油抽出カロチノイドを製造する
方法としては、特に制限はされないが、例えば特開昭6
1−12657号公報、同63−5073号公報及び同
63−5074号公報等に記載されている方法によりパ
ーム油より採取、濃縮したカロチノイドを、さらに例え
ば同63−132871号公報、同63−295551
号公報、特開平1−160953号公報、同1−160
954号公報等に記載された方法により精製する方法が
挙げられ、このように精製したパーム油抽出カロチノイ
ドが好適である。
【0013】油脂としては、粉末製剤の用途等に応じて
選定され、飲食品、医薬、飼料等に用いる場合は可食性
の油脂が用いられる。具体的には、大豆油、ナタネ油、
コーン油、オリーブ油、ヤシ油、ピーナッツ油、サフラ
ワー油、ヒマワリ油、米油、牛脂、豚脂、魚油などの動
植物油脂類やC6〜C12の中鎖飽和脂肪酸トリグリセラ
イドなどの加工食用油脂及びこれら可食性油性材料の任
意の混合物等が挙げられる。
【0014】上記カロチノイドと油脂との使用割合は、
重量基準で5:95〜95:5の範囲で任意に選択でき
るが、より好ましくは10:90〜60:40とするこ
とがカロチノイド/油脂混合物の取り扱いの点で好適で
ある。
【0015】また、水溶性抗酸化剤としては、アスコル
ビン酸及びその水溶性塩、エリソルビン酸及びその水溶
性塩、カテキン、酵素処理ルチン等の1種又は2種以上
のものを用いることができる。
【0016】油溶性抗酸化剤としては、トコフェロール
類、アスコルビン酸脂肪酸エステル、スパイス抽出物、
ブチルヒドロキシアニソール、ブチルヒドロキシトルエ
ン等の1種又は2種以上のものを用いることができる
が、これらのものに制限されず、公知の抗酸化剤を用い
ることができる。
【0017】ここで、水溶性抗酸化剤の配合量を粉末製
剤全体量に対して0.5〜8%、好ましくは0.5〜5
%、より好ましくは0.8〜3%とすると共に、水溶性
抗酸化剤と油溶性抗酸化剤との配合比率(水溶性抗酸化
剤/油溶性抗酸化剤)を1/1〜1/10、好ましくは
1/2〜1/8とすることが効果的である。水溶性抗酸
化剤の配合量が0.5%に満たないと十分な酸化防止効
果が得られない場合があり、8%を超えると乳化物及び
粉末製剤の安定性が悪くなる場合がある。また、水溶性
抗酸化剤と油溶性抗酸化剤との配合比率が1/1〜1/
10の範囲外であると二種の抗酸化剤の酸化防止機構が
うまくからみ合わず、本発明の目的を達成し得ない。
【0018】また、本発明において乳化物を得るために
使用される乳化剤、分散剤としては、特に制限されず、
一般に乳化剤、分散剤として用いられているものを使用
することができるが、例えばゼラチン、ペクチン、アラ
ビアガム、ポリビニルピロリドン、トラガントガム、寒
天、カルボキシメチルセルロース(CMC)、デキスト
リン、ポリビニルアルコール、澱粉、コハク酸澱粉等の
化工澱粉、メチルセルロース、アルギン酸塩、砂糖、乳
糖、グルコース、果糖等の糖類などが好適である。
【0019】これら乳化剤、分散剤の使用量は、油相を
水相に乳化させる量であり、通常油相重量に対し2〜1
0倍量である。
【0020】本発明のカロチノイド含有粉末製剤を得る
方法としては、まず、上記カロチノイド、油脂、油溶性
抗酸化剤を含む油相を水溶性抗酸化剤を含む水相に乳化
し、O/W型乳化物を調製する。
【0021】この場合、油相の調製は、カロチノイドを
油脂に混合し、溶解又は懸濁すると共に、油溶性抗酸化
剤を添加することにより行うことができる。特に、カロ
チノイドを上記の油脂に懸濁させた懸濁液とし、これを
撹拌条件下で約40〜160℃、好ましくは100〜1
40℃で5〜30分加熱することにより、カロチノイド
を完全に溶解することができる。この際、例えばヘリウ
ム、アルゴン、窒素、二酸化炭素等の任意の不活性ガス
雰囲気下で行うことが好ましい。また、懸濁液を加熱す
る際に、上述した油溶性抗酸化剤を添加することもでき
る。
【0022】また、水相は、水に水溶性抗酸化剤及び乳
化剤、分散剤を溶解することによって調製することがで
きる。
【0023】上記油相を水相に乳化してO/W型乳化物
(エマルジョン)を得る場合、油相と水相とは適宜な割
合で用いることができ、重量比として95:5〜5:9
5、特に20:80〜5:95の割合で使用することが
できる。この混合比率は目的とするカロチノイド含有量
を得るために適宜選択することができる。
【0024】本発明の製造方法において、油相を水相に
乳化する際には、通常の撹拌乳化機、高圧ホモジナイザ
ー、超音波乳化機、ウルトラミキサー、コロイドミル等
を利用する公知の手段で乳化処理することができる。
【0025】この場合、本発明の製造方法においては、
油相(油粒子)の平均粒子径が100〜500nm、特
に150〜300nmであることが必要であり、平均粒
子径が100nmより小さいと、透明がかった色調とな
り目的とする色調が得られない。500nmより大きい
と、カロチノイドの十分な安定性が得られない。
【0026】このようにカロチノイド含有乳化物の平均
粒子径を100〜500nmに調整する方法としては、
撹拌速度、撹拌時間等の乳化条件を調整したり、乳化
剤、分散剤の添加量を調整するなど、公知の乳化物の粒
径調整法を採用し得る。
【0027】次に、本発明においては、上記乳化物を乾
燥粉末化する。この方法としては、例えば減圧乾燥法、
噴霧乾燥法、流動層乾燥法等の任意の方法で粉末化する
ことができるが、特に噴霧乾燥法が好適である。
【0028】このようにして得られる本発明のカロチノ
イド含有粉末製剤の平均粒子径は10〜200μmであ
る必要があるが、好ましくは20〜150μm、より好
ましくは40〜100μmである。10μmに満たなく
ても200μmを超えても粉末製剤の十分な安定性を得
ることができない。
【0029】本発明のカロチノイド含有粉末製剤は、医
薬品、医薬部外品、香粧品、飼料等の他に、冷菓、麺
類、菓子類、蛋白質性食品、油脂加工食品、健康食品、
調味料等の飲食品の着色剤及び栄養強化剤として添加す
ることができる。上記の飲食品をより具体的に示すと、
冷菓としては、アイスクリーム、シャーベット、かき氷
等を例示することができる。麺類としては、そば、うど
ん、はるさめ、餃子の皮、しゅうまいの皮及びその他の
小麦粉、そば粉、澱粉類に水を加えて作られる生麺、干
麺、ゆで麺、中華麺、蒸し麺、あげ麺、即席麺等を例示
することができる。菓子類としては、ハードキャンディ
ー、サンドクリーム、ジャム、ゼリー、クリーム、焼き
菓子等を例示することができ、蛋白質性食品としては、
かまぼこ、ハム、ソーセージ、その他の水畜産加工品、
牛乳、発酵乳、その他の乳製品等、油脂加工食品として
は、マーガリン、マヨネーズ、ショートニング、ホイッ
プクリーム、ドレッシング、パン等、健康食品として
は、ソフトカプセル、タブレット、その他の種々の剤形
にしたもの等、調味料としては、ソース、たれ、スープ
等を例示することができる。
【0030】
【発明の効果】本発明のカロチノイド含有粉末製剤は、
光や熱等によっても変色、変質しにくい、非常に安定な
製剤であり、かつ飲食した場合にも味、臭い等に全く問
題がないので、一重項酸素の消去作用、フリーラジカル
捕捉作用、紫外線の有害作用に対する予防、プロビタミ
ンA作用、免疫増強作用等の生理活性物質を含む製剤と
して、また飲食品、香粧品、飼料等の着色剤及び栄養強
化剤として使用する製剤として、極めて有効である。
【0031】また、本発明の製造方法によれば、かかる
カロチノイド含有粉末製剤を容易にかつ確実に製造する
ことができる。
【0032】
【実施例】以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限される
ものではない。なお、以下の例において%は重量%を示
す。
【0033】[実施例1]パーム油抽出カロチノイドを
植物油により30%懸濁液に調製し、この懸濁液30g
と天然トコフェロール12gとを窒素気流下で140
℃、5分間加熱して、カロチノイドが均一に溶解した油
性溶液を得た。この油性溶液を約80℃まで冷却した。
アスコルビン酸3gとサッカロース30gと50%加工
澱粉(商品名:カプシュール;ナショナルスターチ製)
水溶液420gと水20gとを混合した水性溶液を80
℃に加温し、この水性溶液を撹拌しながら上記の油性溶
液を水性溶液中に注加し、TKホモジナイザーを用いて
10000rpmで10分間乳化処理を行い、乳化液を
得た(アスコルビン酸/トコフェロール=1/4)。
【0034】次いで、上記の乳化液を回転ディスク式ス
プレードライヤー(大川原化工機製)を用いてディスク
回転数20000rpm、熱風入口温度150℃、排風
温度80℃で噴霧乾燥し、パーム油抽出カロチノイド含
有粉末製剤280gを得た。この製剤中のカロチノイド
含有量を「β−カロチンの純度試験(食品添加物公定書
第5版、p.187、1986)」に準じて以下の方法
により定量した。
【0035】カロチノイド量の定量法 試料約100mgを精密に量り、蒸留水を加えて希釈
し、正確に100mlとする。この希釈液5mlを正確
に量り、アセトンを加えて正確に100mlとする。こ
の溶液を非水系ミリポア(0.5μm)にて濾過し、濾
液を分光光度計を用いて波長450nm付近の最大吸収
波長における吸光度を測定し、下記式によりカロチノイ
ド含有量を求めた。
【0036】
【数1】
【0037】上記の方法により定量を行った結果、本実
施例により得られた製剤中のカロチノイド含有量は3.
27%であった。
【0038】また、本実施例における乳化物の平均粒子
径は、大塚電子株式会社製スーパーダイナミック光散乱
光度計DLS−700により測定した結果、250nm
であった。そして、本実施例における粉末製剤の平均粒
子径は、顕微鏡にて測定した結果、50μmであった。
【0039】[比較例1]実施例1において、乳化する
際のTKホモジナイザーの回転数を5000rpmと
し、乾燥粉末化する際のスプレードライヤーのディスク
回転数を5000rpmとした以外は、実施例1と同様
にして、実施例1と同量のカロチノイド含有粉末製剤を
得た。実施例1と同様にしてカロチノイド含有量を定量
したところ、得られた製剤中のカロチノイド含有量は
3.25%であった。また、平均粒子径を実施例1と同
様にして測定した結果、乳化物の平均粒子径は600n
m、粉末製剤の平均粒子径は300μmであった。
【0040】[比較例2]実施例1において、天然トコ
フェロールの添加量を0.3g及びアスコルビン酸の添
加量を1g(アスコルビン酸/トコフェロール=3/
1)とした以外は、実施例1と同様にしてカロチノイド
含有粉末製剤272gを得た。この粉末製剤について、
実施例1と同様にしてカロチノイド含有量を定量したと
ころ、得られた製剤中のカロチノイド含有量は3.18
%であった。また、平均粒子径を実施例1と同様にして
測定した結果、乳化物の平均粒子径は250nm、粉末
製剤の平均粒子径は50μmであった。
【0041】上記実施例及び比較例で得られた粉末製剤
について以下の各実験を行った。実験1 各粉末製剤をそれぞれレトルトパウチに充填後、40℃
の恒温器内に保存し、1カ月、6カ月後に、各製剤にお
けるカロチノイドの残存率を測定した。結果を表1に示
す。
【0042】
【表1】
【0043】表1の結果より、本発明に係る粉末製剤
は、40℃、6カ月保存後においてもカロチノイドの分
解はほとんど起こらず極めて安定であり、カロチノイド
の保存安定性が改良されたことが認められる。それに対
して、乳化物及び粉末の平均粒子径が本発明の範囲外で
ある場合(比較例1)、又は水溶性抗酸化剤と油溶性抗
酸化剤との比率及び水溶性抗酸化剤の重量%が本発明の
範囲外である場合(比較例2)は、いずれも保存安定性
に劣ることが認められる。
【0044】実験2 次に、クエン酸0.2%、クエン酸ナトリウム0.02
%の水溶液において、L−アスコルビン酸を0.2%と
なるように添加した酸液又は無添加の酸液を調製し、こ
れに実施例又は比較例の製剤を濃度0.1%となるよう
に添加し、これらを透明のガラス瓶に充填後、殺菌し、
試料溶液とした。それぞれを日光暴露して1週間後に各
試料溶液のカロチノイド残存率を測定した。結果を表2
に示す。
【0045】
【表2】
【0046】表2の結果より、本発明の粉末製剤に含有
されたカロチノイドは、酸性溶液として日光暴露下に保
存しても極めて安定であり、本発明による粉末製剤にお
けるカロチノイドの保存安定性が非常に優れているのに
対して、比較例1,2の粉末製剤に含有されたカロチノ
イドは非常に不安定であり、特にアスコルビン酸添加溶
液とすると2週間後にはほとんど残存しないことが認め
られる。
【0047】実験3 上記実験2において、各試料溶液を35℃の恒温槽に保
存し、2週間後に各試料溶液におけるカロチノイド残存
率を測定した以外は実験2と同様に実験を行った。結果
を表3に示す。
【0048】
【表3】
【0049】表3の結果より、本発明による粉末製剤に
含有されたカロチノイドは、アスコルビン酸添加溶液と
して保存した場合、特に安定であることが認められる。
【0050】実験4 L−アスコルビン酸を最終濃度0.2%になるように添
加した又は無添加のpH3、5、7のMcIlvain
e緩衝溶液中に、実施例又は比較例の各カロチノイド含
有粉末製剤を濃度0.1%となるように溶解した各溶液
をガラス瓶に充填した後、密閉し、殺菌して試料溶液と
した。各試料溶液を35℃の恒温槽に保存し、2週間後
に各試料溶液におけるカロチノイド残存率を測定した。
結果を表4に示す。
【0051】
【表4】
【0052】表4の結果より、本発明による粉末製剤
は、アスコルビン酸を添加した場合、無添加の場合、p
H3、5、7の溶液とした場合のすべてにおいて、比較
例に比べてカロチノイドの保存安定性が改善されている
ことが認められる。
【0053】実験5 実験3において、各試料溶液をすべてL−アスコルビン
酸添加の酸液とし、さらに食塩を0%、2.5%、10
%、15%溶液となるように添加したものとした以外
は、実験3と同様にして実験を行った。結果を表5に示
す。
【0054】
【表5】
【0055】表5の結果より、本発明による粉末製剤
は、食塩を添加した条件下でもカロチノイドの保存安定
性が優れていることが認められる。
【0056】実験6 L−アスコルビン酸を0.2%となるように添加した又
は無添加のイオン交換水に、実施例又は比較例の各製剤
を濃度0.1%溶液となるように添加して溶解し、各溶
液を耐圧耐熱瓶に充填した後、121℃で1時間加熱を
行い、各溶液中のカロチノイド残存率を測定した。結果
を表6に示す。
【0057】
【表6】
【0058】表6の結果より、本発明の粉末製剤に含有
されたカロチノイドは、上記の条件下における安定性も
改善されていることが認められる。
【0059】実験7 砂糖15部、全脂粉乳13部、無塩バター7部、粉末水
飴5部、安定剤0.3部、食品香料0.1部、実施例又
は比較例のカロチノイド含有粉末製剤(3%カロチノイ
ド含有)0.01部及び水59.5部を混合してアイス
クリームミックスを調製した。各アイスクリームミック
スを殺菌、冷却後、ソフトクリーム製造機にかけ、オー
バーラン80%で取り出し、カップに充填後凍結させて
アイスクリームを得た。それぞれを−20℃で6カ月間
放置し、カロチノイドの残存率を測定した。結果を表7
に示す。
【0060】
【表7】
【0061】実験8 セモリナ100部と実施例又は比較例のカロチノイド含
有粉末製剤(3%カロチノイド含有)0.02部とを良
く混合し、それぞれ水分が31%になるように加水し、
40℃で10〜20分間混合して生地をつくる。各生地
を高圧混捏に通し、気泡を除去した後押し出し、切断、
乾燥を行いスパゲッティを得た。それぞれを25℃で1
年間保存し、カロチノイドの残存率を測定した。結果を
表8に示す。
【0062】
【表8】
【0063】実験9 グラニュー糖235部、水飴(75%)290部、水1
80部、ペクチン9.7部、安定剤1.8部、クエン酸
2部、クエン酸ナトリウム0.75部を加熱溶解し、実
施例又は比較例のカロチノイド含有粉末製剤(3%カロ
チノイド含有)0.07部を添加した後(pH3.
8)、それぞれ型に流し込み、一夜静置してペクチンゼ
リーを調製した。それぞれを5℃で6カ月間保存し、カ
ロチノイドの残存率を測定した。結果を表9に示す。
【0064】
【表9】
【0065】実験10 無塩マーガリン60部に上白糖30部、全卵50部を加
えてクリーミングし、次いで水22.5部を少量ずつ加
え、さらに十分クリーミングを行ってクリーム部を調製
した。薄力粉100部、ベーキングパウダー0.8部及
び実施例又は比較例のカロチノイド含有粉末製剤(3%
カロチノイド含有)0.5部を予め混合しておいたもの
をそれぞれ上記のクリーム部に加えて十分混合し、それ
ぞれ成型後、160℃で25分間焼成してクッキーを得
た。各クッキーを25℃で1年間保存し、カロチノイド
の残存率を測定した。結果を表10に示す。
【0066】
【表10】
【0067】実験11 食塩1.5部、MSG0.3部、ホワイトペッパー0.
2部、液糖10部、食酢25部、醤油30部、水7.8
部、実施例又は比較例のカロチノイド含有粉末製剤(3
%カロチノイド含有)0.2部とからなる水系配合物と
コーンサラダ油25部とを混合し、それぞれ醤油ドレッ
シングを得た。それぞれを25℃の恒温器内で12カ月
間保存し、カロチノイドの残存率を測定した。結果を表
11に示す。
【0068】
【表11】
【0069】実験12 牛乳90部に砂糖10部、香料0.1部、実施例又は比
較例のカロチノイド含有粉末製剤(3%カロチノイド含
有)0.02部を加え、それぞれ90℃で20分間殺菌
を行い、冷却後に乳酸菌を添加し、35℃で2日間発酵
させてヨーグルトを得た。それぞれを5℃で6カ月間保
存し、カロチノイドの残存率を測定した。結果を表12
に示す。
【0070】
【表12】
【0071】実験13 還元乳糖57.8部、蜂蜜粉末10部、実施例又は比較
例のカロチノイド含有粉末製剤(3%カロチノイド含
有)5部、トコフェロール粉末15部、アスコルビン酸
10部、粉末香料1.5部、乳化剤0.7部をそれぞれ
混合し、φ18mmの逆アーム型にてタブレットを得
た。それぞれを25℃で1年間保存し、カロチノイドの
残存率を測定した。結果を表13に示す。
【0072】
【表13】
【0073】実験14 グラニュー糖44部、食塩17部、トマトパウダー14
部、小麦粉8部、粉末醤油4部、MSG4部、HAPパ
ウダー3部、リンゴ酸1部、ブラックペッパー1部、ガ
ーリック粉末1部、実施例又は比較例のカロチノイド含
有粉末製剤(3%カロチノイド含有)3部をそれぞれ混
合し、スパゲッティ用粉末調味料を得た。それぞれを2
5℃で1年間保存し、カロチノイドの残存率を測定し
た。結果を表14に示す。
【0074】
【表14】
【0075】表7〜14の結果より、本発明のカロチノ
イド含有粉末製剤は、冷菓、麺類、菓子類、油脂加工食
品、蛋白質性食品、健康食品及び調味料類に添加して使
用された場合においても、食品組成物中でのカロチノイ
ドの保存安定性が非常に優れていることが認められる。
【0076】実験15 ミツロウ3部、セタノール3部、パラフィンワックス5
部、牛脂硬化油10部、イソステアリルパルミテート1
0部、スクワレン10部、グリセリン5部、デカグリセ
リンモノラウレート3部、グリセリンモノステアレート
1部を80℃で加熱、溶解後、実施例又は比較例のカロ
チノイド含有粉末製剤(3%カロチノイド含有)1部と
水49部を加えて乳化し、化粧用クリームを得た。それ
ぞれ25℃で1年間保存し、カロチノイドの残存率を測
定した。結果を表15に示す。
【0077】
【表15】
【0078】実験16 フェノバルビタール10部を乳鉢に秤取し、よく研和す
る。次いで実施例又は比較例のカロチノイド含有粉末製
剤(3%カロチノイド含有)1部を加え、よく混合研和
する。次いで乳糖89部を少量ずつ加え、淡紅色の均一
なフェノバルビタール散剤を得た。それぞれ25℃で1
年間保存し、カロチノイドの残存率を測定した。結果を
表16に示す。
【0079】
【表16】
【0080】実験17 脱脂粉乳74.8部、動物性油脂19部、フィッシュソ
リュブル4部、ビタミン混合物0.5部、ミネラル混合
物0.7部、実施例又は比較例のカロチノイド含有粉末
製剤(3%カロチノイド含有)を1部混合して、牛育成
用飼料を得た。それぞれ25℃で1年間保存し、カロチ
ノイドの残存率を測定した。結果を表17に示す。
【0081】
【表17】
【0082】表15〜17の結果より、本発明のカロチ
ノイド含有粉末製剤は、香粧品、医薬品、飼料等に添加
された場合においても、組成物中でのカロチノイドの保
存安定性が非常に優れていることが認められる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A23L 1/303 A61K 7/00 C 9/14 31/01 ADF 9455−4C 31/015 9455−4C // A61K 35/78 B 8217−4C

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カロチノイドと、油脂と、水溶性抗酸化
    剤及び油溶性抗酸化剤とを含有し、水溶性抗酸化剤が
    0.5〜8重量%であって、水溶性抗酸化剤と油溶性抗
    酸化剤との割合が重量比で1:1〜1:10であり、か
    つ平均粒子径が10〜200μmの粉末からなることを
    特徴とするカロチノイド含有粉末製剤。
  2. 【請求項2】 カロチノイドが、パーム油を抽出して得
    られ、β−カロチンを55〜70重量%、α−カロチン
    を20〜40重量%、β−カロチンとα−カロチンの合
    計量として85〜97重量%を含有するカロチノイドで
    ある請求項1記載の製剤。
  3. 【請求項3】 飲食品用である請求項1又は2記載の製
    剤。
  4. 【請求項4】 カロチノイドを油脂に混合すると共に、
    油溶性抗酸化剤を添加した油相を、水溶性抗酸化剤をこ
    の水溶性抗酸化剤と上記油溶性抗酸化剤との重量比が
    1:1〜1:10となるように含む水相に乳化して平均
    粒子径が100〜500nmのO/W型乳化物を調製
    し、これを乾燥粉末化して平均粒子径が10〜200μ
    mの粉末を得ることを特徴とするカロチノイド含有粉末
    製剤の製造方法。
  5. 【請求項5】 カロチノイドがパーム油を抽出して得ら
    れ、β−カロチンを55〜70重量%、α−カロチンを
    20〜40重量%、β−カロチンとα−カロチンの合計
    量として85〜97重量%を含有するカロチノイドであ
    る請求項4記載の製造方法。
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